JP6834388B2 - ロータリ圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、ロータリ圧縮機に関する。
空気調和機や冷凍機などに用いられるロータリ圧縮機が知られている。ロータリ圧縮機は、圧縮機筐体と回転軸とモータと圧縮部とを備えている。圧縮機筐体は、回転軸とモータと圧縮部とを格納する密閉空間を形成している。モータは、回転軸を回転させる。圧縮部は、ピストンとシリンダと端板とベーンとを備えている。ピストンは、回転軸に支持され、外周面が形成されている。シリンダは、ピストンを収納し、ピストンの外周面に対向する内周面が形成されている。ベーンは、シリンダの内周面に形成された溝内に収納され、先端部がピストンの外周部に当接することにより、ピストンとシリンダと端板とに囲まれたシリンダ室を吸入室と圧縮室とに区画する。圧縮部は、回転軸が回転することにより冷媒を圧縮する。ロータリ圧縮機は、冷媒を圧縮するときに、ピストンがシリンダと端板とベーンとに摺動し、これらの摺動部に焼付きや摩耗が発生する可能性がある。ロータリ圧縮機は、特にR32やCO等の冷媒が使用されたときに、これらの摺動部に焼付きや摩耗が発生しやすくなる。耐摩耗性および耐焼付き性に優れた材料から摺動部を作製することにより、摺動部の耐摩耗性および耐焼付き性を向上させる技術が知られている(特許文献1〜特許文献3参照)。
特許第5543973号公報 特開平07−173570号公報 特開2015−68324号公報
ピストンの材料として利用されるモニクロ鋳鉄は、Ni−Cr−Mo系片状黒鉛鋳鉄であり、炭燐化物が分散した組織を形成することで耐摩耗性を向上させている。しかしながら、モニクロ鋳鉄は、耐摩耗性に優れているが、全く焼付きや摩耗が発生しないことはなく、所定の厳しい環境下では、焼付きや摩耗が発生することがある。また、ピストンと端板とは、ピストンと端板との間の隙間を大きくすることにより、摺動部の焼付きや摩耗を防止することができるが、冷媒を圧縮する効率が低減してしまうという問題がある。
本発明は、耐摩耗性および耐焼付き性に優れたロータリ圧縮機を提供することを目的とする。
本発明のロータリ圧縮機は、上部に吐出管が設けられ側面下部に吸入管が設けられ密閉された縦置き円筒状の圧縮機筐体と、前記圧縮機筐体の内部に配置されるモータと、前記圧縮機筐体の内部の前記モータの下方に配置され前記モータに駆動され前記吸入管を介して吸入された冷媒を圧縮して前記吐出管から吐出する圧縮部とを有している。前記圧縮部は、環状の第1シリンダと、前記第1シリンダ内に形成される第1シリンダ室の一方側の端部を閉塞する第1端板と、前記モータにより回転される回転軸に設けられた第1偏心部と、前記第1偏心部に嵌合され前記第1シリンダの内周面に沿って公転する第1ピストンと、前記第1シリンダに設けられた第1ベーン溝から前記第1シリンダ室内に突出し前記第1ピストンに当接して前記第1シリンダ室を第1吸入室と第1圧縮室とに区画する第1ベーンと、環状の第2シリンダと、前記第1シリンダと前記第2シリンダとの間に配置され、前記第1シリンダ室の他方側の端部を閉塞し前記第2シリンダ内に形成される第2シリンダ室の一方側の端部を閉塞する中間仕切り板と、前記第2シリンダ室の他方側の端部を閉塞する第2端板と、前記回転軸に前記第1偏心部と180°の位相差をつけて設けられた第2偏心部と、前記第2偏心部に嵌合され前記第2シリンダの内周面に沿って公転する第2ピストンと、前記第2シリンダに設けられた第2ベーン溝から前記第2シリンダ室内に突出し前記第2ピストンに当接して前記第2シリンダ室を第2吸入室と第2圧縮室に区画する第2ベーンとを備えている。前記第2ピストンは、ダイヤモンド状炭素から形成されるダイヤモンド状炭素皮膜に被覆されず、前記第1ピストンのうちの前記第1端板に対向する第1端面は、前記ダイヤモンド状炭素皮膜に被覆されることを特徴とする。
本発明のロータリ圧縮機は、耐摩耗性および耐焼付き性を向上させることができる。
図1は、本発明に係るロータリ圧縮機の実施例を示す縦断面図である。 図2は、実施例のロータリ圧縮機の圧縮部を示す上方分解斜視図である。 図3は、実施例のロータリ圧縮機の回転軸と給油羽根を示す上方分解斜視図である。 図4は、上ピストンを示す斜視図である。 図5は、上ピストンの上端面を示す部分断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態(実施例)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明に係るロータリ圧縮機の実施例を示す縦断面図であり、図2は、実施例のロータリ圧縮機の圧縮部を示す上方分解斜視図であり、図3は、実施例のロータリ圧縮機の回転軸と給油羽根を示す上方分解斜視図である。
図1に示すように、ロータリ圧縮機1は、密閉された縦置き円筒状の圧縮機筐体10内の下部に配置された圧縮部12と、圧縮部12の上方に配置され、回転軸15を介して圧縮部12を駆動するモータ11と、圧縮機筐体10の側部に固定された縦置き円筒状のアキュムレータ25と、を備えている。
アキュムレータ25は、上吸入管105及びアキュムレータ上湾曲管31Tを介して上シリンダ121Tの上吸入室131T(図2参照)と接続し、下吸入管104及びアキュムレータ下湾曲管31Sを介して下シリンダ121Sの下吸入室131S(図2参照)と接続している。
モータ11は、外側にステータ111を、内側にロータ112を備え、ステータ111は、圧縮機筐体10の内周面に焼嵌め固定され、ロータ112は、回転軸15に焼嵌めにより固定されている。
回転軸15は、下偏心部152Sの下方の副軸部151が下端板160Sに設けられた副軸受部161Sに回転自在に嵌合して支持され、上偏心部152Tの上方の主軸部153が上端板160Tに設けられた主軸受部161Tに回転自在に嵌合して支持され、互いに180度の位相差をつけて設けられた上偏心部152T及び下偏心部152Sがそれぞれ上ピストン125T及び下ピストン125Sに回転自在に嵌合することによって、圧縮部12全体に対して回転自在に支持されるとともに、回転によって上ピストン125T及び下ピストン125Sをそれぞれ上シリンダ121T、下シリンダ121Sの内周面129Sに沿って公転運動させる。
圧縮機筐体10内部には、圧縮部12を構成する部品の潤滑と上圧縮室133T(図2参照)及び下圧縮室133S(図2参照)のシールのために、潤滑油18が圧縮部12をほぼ浸漬する量だけ封入されている。潤滑油18により潤滑される部品としては、上ピストン125T、下ピストン125S、上シリンダ121T、下シリンダ121S、上端板160T、下端板160S、中間仕切板140が例示される。圧縮機筐体10の下側には、ロータリ圧縮機1全体を支持する複数の弾性支持部材(図示せず)を係止する取付脚310が固定されている。
図2に示すように、圧縮部12は、上からドーム状の膨出部を有する上端板カバー170T、上端板160T、上シリンダ121T、中間仕切板140、下シリンダ121S、下端板160S及び平板状の下端板カバー170Sを積層して構成されている。圧縮部12全体は、上下から略同心円上に配置された複数の通しボルト174,175及び補助ボルト176によって固定されている。
環状の上シリンダ121Tには、上吸入管105と嵌合する上吸入孔135Tが設けられている。環状の下シリンダ121Sには、下吸入管104と嵌合する下吸入孔135Sが設けられている。また、上シリンダ121Tの上シリンダ室130Tには、上ピストン125Tが配置されている。下シリンダ121Sの下シリンダ室130Sには、下ピストン125Sが配置されている。
上シリンダ121Tには、上シリンダ室130Tの中心から径方向に外方へ延びる上ベーン溝128Tが設けられ、上ベーン溝128Tには上ベーン127Tが配置されている。上ベーン127Tは、SUS440C、SHK51に例示される鉄系材料から母材が形成されている。下シリンダ121Sには、下シリンダ室130Sの中心から径方向に外方へ延びる下ベーン溝128Sが設けられ、下ベーン溝128Sには下ベーン127Sが配置されている。下ベーン127Sは、SUS440C、SHK51に例示される鉄系材料から母材が形成されている。
上シリンダ121Tには、外側面から上ベーン溝128Tと重なる位置に上シリンダ室130Tに貫通しない深さで上スプリング穴124Tが設けられ、上スプリング穴124Tには上スプリング126Tが配置されている。下シリンダ121Sには、外側面から下ベーン溝128Sと重なる位置に下シリンダ室130Sに貫通しない深さで下スプリング穴124Sが設けられ、下スプリング穴124Sには下スプリング126Sが配置されている。
上シリンダ室130Tは、上シリンダ121Tの一方側の端部である上端部に上端板160Tが密着し、上シリンダ121Tの他方側の端部である下端部に中間仕切板140が密着することにより、上シリンダ121Tの内部に形成されている。すなわち、上シリンダ室130Tは、上端部が上端板160Tで閉塞され、下端部が中間仕切板140で閉塞されている。下シリンダ室130Sは、下シリンダ121Sの一方側の端部である上端部に中間仕切板140が密着し、下シリンダ121Sの他方側の端部である下端部に下端板160Sが密着することにより、下シリンダ121Sの内部に形成されている。すなわち、下シリンダ室130Sは、上端部が中間仕切板140で閉塞され、下端部が下端板160Sで閉塞されている。
上シリンダ室130Tは、上ベーン127Tが上スプリング126Tに押圧されて上ピストン125Tの外周面41(図4参照)に当接することによって、上吸入孔135Tに連通する上吸入室131Tと、上端板160Tに設けられた上吐出孔190Tに連通する上圧縮室133Tと、に区画される。下シリンダ室130Sは、下ベーン127Sが下スプリング126Sに押圧されて下ピストン125Sの外周面41(図4参照)に当接することによって、下吸入孔135Sに連通する下吸入室131Sと、下端板160Sに設けられた下吐出孔190Sに連通する下圧縮室133Sと、に区画される。
上端板160Tには、上端板160Tを貫通して上シリンダ121Tの上圧縮室133Tと連通する上吐出孔190Tが設けられ、上吐出孔190Tの出口側には、上吐出孔190Tを囲む環状の上弁座(図示せず)が形成されている。上端板160Tには、上吐出孔190Tの位置から上端板160Tの外周に向かって溝状に延びる上吐出弁収容凹部164Tが形成されている。
上吐出弁収容凹部164Tには、後端部が上吐出弁収容凹部164T内に上リベット202Tにより固定され前部が上吐出孔190Tを開閉するリード弁型の上吐出弁200T及び後端部が上吐出弁200Tに重ねられて上吐出弁収容凹部164T内に上リベット202Tにより固定され前部が上吐出弁200Tが開く上側に湾曲して(反って)いて上吐出弁200Tの開度を規制する上吐出弁押さえ201T全体が収容されている。
下端板160Sには、下端板160Sを貫通して下シリンダ121Sの下圧縮室133Sと連通する下吐出孔190Sが設けられ、下吐出孔190Sの出口側には、下吐出孔190Sを囲む環状の下弁座が形成されている。下端板160Sには、下吐出孔190Sの位置から下端板160Sの外周に向かって溝状に延びる下吐出弁収容凹部が形成されている。
下吐出弁収容凹部には、後端部が下吐出弁収容凹部内に下リベット202Sにより固定され前部が下吐出孔190Sを開閉するリード弁型の下吐出弁200S及び後端部が下吐出弁200Sに重ねられて下吐出弁収容凹部内に下リベット202Sにより固定され前部が下吐出弁200Sが開く下側に湾曲して(反って)いて下吐出弁200Sの開度を規制する下吐出弁押さえ201Sの全部が収容されている。
互いに密着固定された上端板160Tとドーム状の膨出部を有する上端板カバー170Tとの間には、上端板カバー室180Tが形成される。互いに密着固定された下端板160Sと平板状の下端板カバー170Sとの間には、下端板カバー室180Sが形成される。下端板160S、下シリンダ121S、中間仕切板140、上端板160T及び上シリンダ121Tを貫通し下端板カバー室180Sと上端板カバー室180Tとを連通する冷媒通路孔136が設けられている。
図3に示すように、回転軸15には、下端から上端まで貫通する給油縦孔155が設けられ、給油縦孔155には給油羽根158が圧入されている。また、回転軸15の側面には、給油縦孔155に連通する複数の給油横孔156が設けられている。
図4は、上ピストンを示す斜視図である。上ピストン125Tは、図4に示されているように、概ね円柱状に形成され、その円柱の軸に沿って貫通孔40が形成されている。上ピストン125Tは、外周面41と上端面42と下端面43とが形成されている。外周面41は、上ピストン125Tの外周に形成され、円柱の側面に形成されている。上端面42は、上ピストン125Tの上端に形成され、平坦に形成されている。下端面43は、上ピストン125Tのうちの上端面42が形成される上端の反対側の下端に形成され、平坦に形成されている。
上ピストン125Tは、上シリンダ室130Tに配置され、貫通孔40に上偏心部152Tが嵌合されることにより回転軸15に回転自在に支持されている。上ピストン125Tは、上シリンダ室130Tに配置されることにより、外周面41が上シリンダ121Tの内周面129Tに対向し、上端面42が上端板160Tに対向し、下端面43が中間仕切板140に対向している。
上ピストン125Tは、回転軸15が回転することにより、上シリンダ121Tの内周面129Tに沿って公転運動する。上ピストン125Tは、公転運動することにより、外周面41の一部と上シリンダ121Tの内周面129Tが摺動し、上端面42と上端板160Tが摺動し、下端面43と中間仕切板140が摺動することがある。上ピストン125Tは、公転運動することにより、さらに、外周面41の一部と上ベーン127Tが摺動する。
上ピストン125Tは、さらに、上端面42と上端板160Tとの間の隙間の幅が上シリンダ室130Tの高さの1/1000より小さくなるように、形成されている。
図5は、上ピストンの上端面を示す部分断面図である。上ピストン125Tは、図5に示されているように、母材50と被覆膜51とを備えている。母材50は、高炭素クロム軸受鋼SUJ2から形成され、上ピストン125Tの形状を形成している。母材50は、高炭素クロム軸受鋼SUJ2から形成されていることにより、表面硬度がHRC(ロックウェル硬さ)55以上である。高炭素クロム軸受鋼SUJ2は、一般材であり、入手しやすく、調達コストを抑えることができる。被覆膜51は、膜状に形成され、上ピストン125Tのうちの上端面42を被覆している。被覆膜51は、ダイヤモンド状炭素皮膜52と中間皮膜53と金属皮膜54とが積層されることにより形成され、母材50の側から金属皮膜54、中間皮膜53、ダイヤモンド状炭素皮膜52の順で積層されている。
すなわち、ダイヤモンド状炭素皮膜52は、被覆膜51のうちの母材50の側の反対側の端に配置され、外側に露出している。ダイヤモンド状炭素皮膜52は、ダイヤモンド状炭素から形成されている。ダイヤモンド状炭素は、ダイヤモンドライクカーボン(DLC:Diamond−Like Carbon)とも呼ばれ、非晶質の炭素から形成されている。ダイヤモンド状炭素は、金属材料に比較して、硬く、耐摩耗性および耐焼付き性に優れている。金属皮膜54は、被覆膜51のうちの母材50の側に配置され、母材50に直接に密着されている。金属皮膜54は、クロムCrから形成されている。中間皮膜53は、ダイヤモンド状炭素皮膜52と金属皮膜54との間に配置されている。中間皮膜53は、クロムCrと炭素Cとの濃度傾斜を有している。すなわち、中間皮膜53のうちの金属皮膜54に近い部分は、クロムCrの濃度が炭素Cの濃度より高い。中間皮膜53のうちのダイヤモンド状炭素皮膜52に近い部分は、炭素Cの濃度がクロムCrの濃度より高い。
上ピストン125Tは、さらに、上端面42と同様にして、下端面43が被覆膜51により被覆されている。
下ピストン125Sは、上ピストン125Tと同様にして、形成されている。すなわち、下ピストン125Sは、概ね円柱状に形成され、貫通孔40が形成され、外周面41と上端面42と下端面43とが形成されている(図4参照)。下ピストン125Sは、回転軸15が回転することにより、下シリンダ121Sの内周面129Sに沿って公転運動する。下ピストン125Sは、公転運動することにより、外周面41の一部が下シリンダ121Sの内周面129Sと摺動し、上端面42が中間仕切板140と摺動し、下端面43が下端板160Sと摺動する。下ピストン125Sは、公転運動することにより、さらに、外周面41の一部が下ベーン127Sと摺動する。下ピストン125Sは、さらに、上端面42と下端面43とが被覆膜51により被覆されている(図5参照)。
以下に、回転軸15の回転による冷媒の流れを説明する。上シリンダ室130T内において、回転軸15の回転によって、回転軸15の上偏心部152Tに嵌合された上ピストン125Tが、上シリンダ121Tの内周面129Tに沿って公転することにより、上吸入室131Tが容積を拡大しながら上吸入管105から冷媒を吸入し、上圧縮室133Tが容積を縮小しながら冷媒を圧縮し、圧縮した冷媒の圧力が上吐出弁200Tの外側の上端板カバー室180Tの圧力より高くなると、上吐出弁200Tが開いて上圧縮室133Tから上端板カバー室180Tへ冷媒が吐出される。上端板カバー室180Tに吐出された冷媒は、上端板カバー170Tに設けられた上端板カバー吐出孔172T(図1参照)から圧縮機筐体10内に吐出される。
また、下シリンダ室130S内において、回転軸15の回転によって、回転軸15の下偏心部152Sに嵌合された下ピストン125Sが、下シリンダ121Sの内周面129Sに沿って公転することにより、下吸入室131Sが容積を拡大しながら下吸入管104から冷媒を吸入し、下圧縮室133Sが容積を縮小しながら冷媒を圧縮し、圧縮した冷媒の圧力が下吐出弁200Sの外側の下端板カバー室180Sの圧力より高くなると、下吐出弁200Sが開いて下圧縮室133Sから下端板カバー室180Sへ冷媒が吐出される。下端板カバー室180Sに吐出された冷媒は、冷媒通路孔136及び上端板カバー室180Tを通って上端板カバー170Tに設けられた上端板カバー吐出孔172T(図1参照)から圧縮機筐体10内部に吐出される。
圧縮機筐体10内に吐出された冷媒は、ステータ111外周に設けられた上下を連通する切欠き(図示せず)、又はステータ111の巻線部の隙間(図示せず)、又はステータ111とロータ112との隙間115(図1参照)を通ってモータ11の上方に導かれ、圧縮機筐体10上部の吐出管107から吐出される。
以下に、潤滑油18の流れを説明する。潤滑油18は、回転軸15の下端から給油縦孔155及び複数の給油横孔156を通って、副軸受部161Sと回転軸15の副軸部151との摺動面、主軸受部161Tと回転軸15の主軸部153との摺動面、回転軸15の下偏心部152Sと下ピストン125Sとの摺動面、上偏心部152Tと上ピストン125Tとの摺動面、に供給され、それぞれの摺動面を潤滑する。
給油羽根158は、給油縦孔155内で潤滑油18に遠心力を与えることにより潤滑油18を吸い上げ、潤滑油18が圧縮機筐体10内から冷媒とともに排出されて油面が低くなった場合にも、確実に上記の摺動面に潤滑油18を供給する役目を担っている。
[ロータリ圧縮機の効果]
実施例のロータリ圧縮機1は、縦置き円筒状の圧縮機筐体10とモータ11と圧縮部12とを有している。圧縮機筐体10は、上部に吐出管107が設けられ、側面下部に下吸入管104と上吸入管105とが設けられ、密閉されている。モータ11は、圧縮機筐体10の内部に配置されている。圧縮部12は、圧縮機筐体10の内部のモータ11の下方に配置され、モータ11に駆動され、下吸入管104と上吸入管105とを介して吸入された冷媒を圧縮して吐出管107から吐出する。圧縮部12は、環状の上シリンダ121Tと上端板160Tと上偏心部152Tと上ピストン125Tと上ベーン127Tとを備えている。上端板160Tは、上シリンダ121T内に形成されている上シリンダ室130Tの上端部を閉塞している。上偏心部152Tは、モータ11により回転される回転軸15に設けられている。上ピストン125Tは、上偏心部152Tに嵌合され、上シリンダ121Tの内周面129Tに沿って公転する。上ベーン127Tは、上シリンダ121Tに設けられた上ベーン溝128Tから上シリンダ室130T内に突出し、上ピストン125Tに当接して上シリンダ室130Tを上吸入室131Tと上圧縮室133Tとに区画している。上ピストン125Tは、上端板160Tに対向する上端面42が、ダイヤモンド状炭素から形成されるダイヤモンド状炭素皮膜52に被覆されている。
このようなロータリ圧縮機1は、上ピストン125Tの上端面42がダイヤモンド状炭素皮膜52に被覆されていることにより、上端面42の耐摩耗性および耐焼付き性が優れている。ロータリ圧縮機1は、上端面42の耐摩耗性および耐焼付き性が優れていることにより、上ピストン125Tの耐久性が向上し、信頼性が向上する。ロータリ圧縮機1は、ダイヤモンド状炭素皮膜52を用いて上ピストン125Tの上端面42との耐摩耗性および耐焼付き性を向上させていることにより、耐摩耗性および耐焼付き性が優れているが入手しにくいモニクロ鋳鉄のような材料から上ピストン125Tの母材50を作製する必要がない。ロータリ圧縮機1は、入手し易い材料から上ピストン125Tの母材50を作製することにより、調達コストを低減することができ、低コストで作製される。従来のロータリ圧縮機は、ピストンと端板との間の隙間を大きくすることにより、ピストンの上端面が上端板と摺動することを防止し、ピストンの上端面の焼付きや摩耗を防止している。実施例のロータリ圧縮機1は、上ピストン125Tの上端面42の耐摩耗性および耐焼付き性が向上していることにより、必要以上にピストンと端板との間の隙間を大きくする必要がなく、上端面42と上端板160Tとの間の隙間の幅を小さくすることができる。
また、実施例のロータリ圧縮機1の上ピストン125Tの母材50は、クロムを含有する高炭素クロム軸受鋼SUJ2から形成されている。高炭素クロム軸受鋼SUJ2は、モニクロ鋳鉄に例示される耐摩耗性および耐焼付性が優れた材料に比較して、入手し易い。このため、このようなロータリ圧縮機1は、上ピストン125Tがモニクロ鋳鉄から形成されるロータリ圧縮機に比較して、調達コストを低減することができ、低コストで作製される。
ところで、既述の上ピストン125Tは、母材50が高炭素クロム軸受鋼SUJ2から形成されているが、高炭素クロム軸受鋼SUJ2と異なる他の材料から形成されてもよい。その材料としては、たとえば、高速度工具鋼SKH51が例示される。上ピストン125Tは、このような材料から形成された場合でも、上端面42と下端面43とがダイヤモンド状炭素皮膜52により被覆されることにより、耐摩耗性および耐焼付き性を向上させることができる。
また、実施例のロータリ圧縮機1の上ピストン125Tは、上ピストン125Tの母材50の表面に直接密着する金属皮膜54と、金属皮膜54とダイヤモンド状炭素皮膜52との間に配置される中間皮膜53とをさらに備えている。金属皮膜54は、クロムから形成されている。中間皮膜53は、クロムと炭素との濃度傾斜を有し、金属皮膜54の側で炭素の濃度よりクロムの濃度が高く、ダイヤモンド状炭素皮膜52の側でクロムの濃度より炭素の濃度が高い。
このようなロータリ圧縮機1は、上ピストン125Tの母材50とダイヤモンド状炭素皮膜52との間に中間皮膜53と金属皮膜54とが積層されることにより、上ピストン125Tの母材50とダイヤモンド状炭素皮膜52との密着性が向上する。ロータリ圧縮機1は、上ピストン125Tの母材50とダイヤモンド状炭素皮膜52との密着性が向上することにより、上ピストン125Tの耐久性がより向上し、信頼性がより向上する。
また、実施例のロータリ圧縮機1の上ピストン125Tは、設計上、上端面42と上端板160Tとの間の隙間の幅が上シリンダ121Tの高さの1/1000より小さくなるように、形成されている。ロータリ圧縮機1は、上ピストン125Tの上端面42と上端板160Tとの間の隙間の幅が小さいことにより、その隙間を介して冷媒が漏れる漏れ量を低減し、その隙間のシール性を向上させることができる。ロータリ圧縮機1は、上端面42と上端板160Tとの間のシール性を向上させることにより、冷媒を圧縮する効率を向上させることができる。
ところで、実施例の上ピストン125Tと上端板160Tおよび中間仕切板140との間の隙間の幅は、上シリンダ121Tの高さの1/1000より小さいが、冷媒の圧縮効率が十分であるときに、上シリンダ121Tの高さの1/1000より大きく形成されてもよい。この場合も、このようなロータリ圧縮機1は、ダイヤモンド状炭素皮膜52を用いて上ピストン125Tの上端面42と下端面43との耐摩耗性および耐焼付き性を向上させていることにより、低コストで作製され、耐摩耗性および耐焼付き性を向上させることができる。
また、実施例のロータリ圧縮機1の上ベーン127Tは、鉄系材料から形成されている。鉄系材料としては、SUS440C、SHK51が例示される。このような鉄系材料は、表面硬度がHRC900以上である。このようなロータリ圧縮機1は、表面硬度がHRC900以上である鉄系材料から上ベーン127Tが形成されていることにより、上ベーン127Tの耐摩耗性および耐焼付き性を向上させることができる。
また、実施例のロータリ圧縮機1の圧縮部12は、さらに、環状の下シリンダ121Sと中間仕切板140と下端板160Sと下偏心部152Sと下ピストン125Sと下ベーン127Sとをさらに備えている。中間仕切板140は、上シリンダ121T内に形成されている上シリンダ室130Tの下端部を閉塞し、下シリンダ121S内に形成されている下シリンダ室130Sの上端部を閉塞している。下端板160Sは、下シリンダ121Sの下端部を閉塞している。下偏心部152Sは、モータ11により回転される回転軸15に設けられている。下ピストン125Sは、下偏心部152Sに嵌合され、下シリンダ121Sの内周面129Sに沿って公転する。下ベーン127Sは、下シリンダ121Sに設けられた下ベーン溝128Sから下シリンダ室130S内に突出し、下ピストン125Sに当接して下シリンダ室130Sを下吸入室131Sと下圧縮室133Sとに区画している。このとき、上ピストン125Tは、中間仕切板140に対向する下端面43が、ダイヤモンド状炭素から形成されるダイヤモンド状炭素皮膜52に被覆されている。下ピストン125Sは、中間仕切板140に対向する上端面42と、下端板160Sに対向する下端面43とが、ダイヤモンド状炭素から形成されるダイヤモンド状炭素皮膜52に被覆されている。このようなロータリ圧縮機1も、下ピストン125Sの上端面42と下端面43とがダイヤモンド状炭素皮膜52に被覆されていることにより、上端面42と下端面43との耐摩耗性および耐焼付き性が優れている。
ところで、既述の実施例のロータリ圧縮機1は、上ピストン125Tと下ピストン125Sとの両方にダイヤモンド状炭素皮膜52が被覆されているが、上ピストン125Tと下ピストン125Sとのうちの一方にダイヤモンド状炭素皮膜52が被覆されてもよい。ロータリ圧縮機1は、上ピストン125Tと下ピストン125Sとのうちの一方にダイヤモンド状炭素皮膜52が被覆された場合でも、低コストで作製され、耐摩耗性および耐焼付き性を向上させることができる。
ところで、既述のロータリ圧縮機1は、上ピストン125Tと下ピストン125Sとを備える所謂ツインロータリ圧縮機であるが、本発明は、1つのピストンを備える所謂シングルロータリ圧縮機に利用されてもよい。このとき、そのシングルロータリ圧縮機に利用されるピストンは、上ピストン125Tまたは下ピストン125Sと同様にして、上端面と下端面とがダイヤモンド状炭素皮膜52により被覆されている。シングルロータリ圧縮機は、ピストンの端面がダイヤモンド状炭素皮膜52により被覆されていることにより、既述のロータリ圧縮機1と同様にして、低コストで作製され、耐摩耗性および耐焼付き性を向上させることができる。
以上、実施例を説明したが、前述した内容により実施例が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、実施例の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換及び変更のうち少なくとも1つを行うことができる。
1 ロータリ圧縮機
10 圧縮機筐体
11 モータ
12 圧縮部
15 回転軸
105 上吸入管
104 下吸入管
107 吐出管
121T 上シリンダ
121S 下シリンダ
125T 上ピストン
125S 下ピストン
127T 上ベーン
127S 下ベーン
128T 上ベーン溝
128S 下ベーン溝
130T 上シリンダ室
130S 下シリンダ室
131T 上吸入室
131S 下吸入室
133T 上圧縮室
133S 下圧縮室
140 中間仕切板
152T 上偏心部
152S 下偏心部
160T 上端板
160S 下端板
41 外周面
42 上端面
43 下端面
50 母材
51 被覆膜
52 ダイヤモンド状炭素皮膜
53 中間皮膜
54 金属皮膜

Claims (5)

  1. 上部に吐出管が設けられ側面下部に吸入管が設けられ密閉された縦置き円筒状の圧縮機筐体と、
    前記圧縮機筐体の内部に配置されるモータと、
    前記圧縮機筐体の内部の前記モータの下方に配置され前記モータに駆動され前記吸入管を介して吸入された冷媒を圧縮して前記吐出管から吐出する圧縮部とを有し、
    前記圧縮部は、
    環状の第1シリンダと、
    前記第1シリンダ内に形成される第1シリンダ室の一方側の端部を閉塞する第1端板と、
    前記モータにより回転される回転軸に設けられた第1偏心部と、
    前記第1偏心部に嵌合され前記第1シリンダの内周面に沿って公転する第1ピストンと、
    前記第1シリンダに設けられた第1ベーン溝から前記第1シリンダ室内に突出し前記第1ピストンに当接して前記第1シリンダ室を第1吸入室と第1圧縮室とに区画するベーンと、
    環状の第2シリンダと、
    前記第1シリンダと前記第2シリンダとの間に配置され、前記第1シリンダ室の他方側の端部を閉塞し前記第2シリンダ内に形成される第2シリンダ室の一方側の端部を閉塞する中間仕切り板と、
    前記第2シリンダ室の他方側の端部を閉塞する第2端板と、
    前記回転軸に前記第1偏心部と180°の位相差をつけて設けられた第2偏心部と、
    前記第2偏心部に嵌合され前記第2シリンダの内周面に沿って公転する第2ピストンと、
    前記第2シリンダに設けられた第2ベーン溝から前記第2シリンダ室内に突出し前記第2ピストンに当接して前記第2シリンダ室を第2吸入室と第2圧縮室に区画する第2ベーンと
    を備えるロータリ圧縮機において、
    前記第2ピストンは、ダイヤモンド状炭素から形成されるダイヤモンド状炭素皮膜に被覆されず、
    前記第1ピストンのうちの前記第1端板に対向する第1端面は、前記ダイヤモンド状炭素皮膜に被覆されることを特徴とするロータリ圧縮機。
  2. 前記第1ピストンのうちの前記中間仕切り板に対向する第2端面は、前記ダイヤモンド状炭素皮膜に被覆される
    請求項1に記載のロータリ圧縮機。
  3. 前記第1ピストンの母材は、クロムを含有する高炭素クロム軸受鋼から形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のロータリ圧縮機。
  4. 前記第1ピストンは、
    前記第1ピストンの母材の表面に密着する金属皮膜と、
    前記金属皮膜と前記ダイヤモンド状炭素皮膜との間に積層される中間皮膜とをさらに備え、
    前記金属皮膜は、クロムから形成され、
    前記中間皮膜は、クロムと炭素との濃度傾斜を有し、前記金属皮膜の側で炭素の濃度よりクロムの濃度が高く、前記ダイヤモンド状炭素皮膜の側でクロムの濃度より炭素の濃度が高いことを特徴とする請求項3に記載のロータリ圧縮機。
  5. 前記第1ピストンは、前記第1端面と前記第1端板との間の隙間の幅が、前記第1シリンダ室の高さの1/1000より小さくなるように、形成されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のロータリ圧縮機。
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