JP6833130B1 - ワイヤ電極回収装置およびワイヤ放電加工装置 - Google Patents

ワイヤ電極回収装置およびワイヤ放電加工装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6833130B1
JP6833130B1 JP2020553684A JP2020553684A JP6833130B1 JP 6833130 B1 JP6833130 B1 JP 6833130B1 JP 2020553684 A JP2020553684 A JP 2020553684A JP 2020553684 A JP2020553684 A JP 2020553684A JP 6833130 B1 JP6833130 B1 JP 6833130B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire electrode
guide pipe
liquid
wire
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020553684A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021240816A1 (ja
Inventor
翔 八木
翔 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6833130B1 publication Critical patent/JP6833130B1/ja
Publication of JPWO2021240816A1 publication Critical patent/JPWO2021240816A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting
    • B23H7/08Wire electrodes
    • B23H7/10Supporting, winding or electrical connection of wire-electrode
    • B23H7/108Used wire disposal devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H1/00Electrical discharge machining, i.e. removing metal with a series of rapidly recurring electrical discharges between an electrode and a workpiece in the presence of a fluid dielectric
    • B23H1/10Supply or regeneration of working media

Abstract

ワイヤ電極回収装置は、ワイヤ放電加工装置での放電加工において使用されたワイヤ電極(3)を回収する。ワイヤ電極回収装置は、ワイヤ電極(3)が通される案内パイプ(11)と、案内パイプ(11)のうちワイヤ電極(3)を搬送させる向きにおける端部に設けられ、二重構造を構成するインナーノズル(41)とアウターノズル(40)とを有する案内パイプ終端部(12)と、ワイヤ電極(3)の自動結線が行われる際に液体の流れを発生させることによって、案内パイプ(11)と案内パイプ終端部(12)とにおいてワイヤ電極(3)を搬送させる液流発生装置と、自動結線が行われる際に案内パイプ終端部(12)の内部から空気と液体とを吸引する吸引装置である吸引器(22)とを備える。インナーノズル(41)とアウターノズル(40)との間には空隙(48)が設けられている。吸引装置は、空隙(48)から空気と液体とを吸引する。

Description

本開示は、ワイヤ放電加工装置での放電加工において使用されたワイヤ電極を回収するワイヤ電極回収装置およびワイヤ放電加工装置に関する。
一般に、ワイヤ放電加工装置は、ワイヤ電極の自動結線を行うための機構を有する。自動結線の際に、ワイヤ電極は、ワイヤ送給ローラによってワイヤボビンから送り出される。ワイヤボビンから送り出されたワイヤ電極の先端は、被加工物の上部にある上部ガイド部と、被加工物の加工開始孔と、被加工物の下部にある下部ガイド部と、下部ワイヤ送り部とを通されて、ワイヤ電極を回収するワイヤ電極回収部まで送られる。このようにして、放電加工に使用されるワイヤ電極がワイヤ放電加工装置に装填される。ワイヤ電極を搬送するさまざまな形態のうちの1つとして、放電加工に使用される加工液である水または絶縁油といった液体を下部ワイヤ送り部からワイヤ電極回収部へ向けて噴射させ、液体からワイヤ電極に加えられる抗力によってワイヤ電極を搬送する方法がよく用いられる。
特許文献1には、案内パイプを有するワイヤ電極回収部において、下部ワイヤ送り部から案内パイプ内へ加工液を噴射させることによってワイヤ電極を搬送することが開示されている。特許文献1の構成において、案内パイプは、下部ワイヤ送り部から送り出されたワイヤ電極を案内する。特許文献1の構成によると、下部ワイヤ送り部には、液体ポンプによって、ワイヤ電極の搬送に十分な回収流量の加工液が供給される。また、ワイヤ電極回収部のうちワイヤ電極と加工液とを分離するパイプエンドからは、吸引器によって、回収流量に見合う吸引流量の加工液が吸引される。
特許第5622981号公報
特許文献1にかかる従来技術によると、ワイヤ電極の先端がパイプエンドの前に到達したときに、パイプエンドから吸引器のほうへワイヤ電極が吸い込まれないように、回収流量と吸引流量とを低下させる。この場合、ワイヤ電極の直径が小さくなるほど、ワイヤ電極の剛性が弱くなるため、回収流量と吸引流量とを小さくする必要がある。回収流量と吸引流量とが小さくなると、ワイヤ電極の搬送力が不足することによって、パイプエンドの前からワイヤ回収ローラのほうへワイヤを搬送することができなくなる場合がある。このため、従来技術によると、ワイヤ電極の自動結線を行う際に、ワイヤ電極の搬送力の低下によってワイヤ電極を搬送させることが困難となる場合があるという課題があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、ワイヤ電極の自動結線を行う際に、ワイヤ電極の搬送力を低下させることなくワイヤ電極を搬送可能とするワイヤ電極回収装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかるワイヤ電極回収装置は、ワイヤ放電加工装置での放電加工において使用されたワイヤ電極を回収する。本開示にかかるワイヤ電極回収装置は、ワイヤ電極が通される案内パイプと、案内パイプのうちワイヤ電極を搬送させる第1の向きにおける端部に設けられ、二重構造を構成するインナーノズルとアウターノズルとを有する案内パイプ終端部と、ワイヤ電極の自動結線が行われる際に液体の流れを発生させることによって、案内パイプと案内パイプ終端部とにおいてワイヤ電極を搬送させる液流発生装置と、自動結線が行われる際に案内パイプ終端部の内部から空気と液体とを吸引する吸引装置とを備える。インナーノズルとアウターノズルとの間には空隙が設けられている。吸引装置は、空隙から空気と液体とを吸引する。本開示にかかるワイヤ電極回収装置は、アウターノズルの内部において、インナーノズルから第1の向きへ液体を噴射させ、吸引装置が空気を吸引することによって、アウターノズルの内部において第1の向きとは逆の第2の向きの空気流を発生させる。
本開示にかかるワイヤ電極回収装置は、ワイヤ電極の自動結線を行う際に、ワイヤ電極の搬送力を低下させることなくワイヤ電極を搬送することができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかるワイヤ放電加工装置の概略構成を示す図 実施の形態1にかかるワイヤ放電加工装置のうち、ワイヤ電極回収装置の要部を模式的に示した縦断面図 図2に示すワイヤ電極回収装置のうち案内パイプ終端部における加工液の流れと空気の流れとについて説明するための図 実施の形態2にかかるワイヤ放電加工装置のうち、ワイヤ電極回収装置の要部を模式的に示した縦断面図
以下に、実施の形態にかかるワイヤ電極回収装置およびワイヤ放電加工装置を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかるワイヤ放電加工装置の概略構成を示す図である。図1には、実施の形態1にかかるワイヤ放電加工装置100のうち、ワイヤ電極3を走行させる構成を示している。ワイヤ放電加工装置100は、被加工物の放電加工を行う。被加工物の図示は省略する。ワイヤ放電加工装置100は、ワイヤ電極3を回収するワイヤ電極回収装置1を有する。
ワイヤ放電加工装置100には、ワイヤ電極3が巻き付けられたワイヤボビン2が装着される。ワイヤ放電加工装置100は、ワイヤボビン2から引き出されたワイヤ電極3の送り方向を転換するためのプーリ4a,4bと、プーリ4a,4bを経たワイヤ電極3を送り出すワイヤ送給ローラ5と、ワイヤ送給ローラ5を回転させる駆動源である送給モータ6と、ワイヤ送給ローラ5へワイヤ電極3を押し付けるピンチローラ7a,7bとを有する。
ワイヤ放電加工装置100は、ワイヤ電極3に加工電力を供給する給電子8a,8bと、給電子8aと給電子8bとの間においてワイヤ電極3を保持する上部ガイド部9aおよび下部ガイド部9bと、後述する回収ローラ13へ向けてワイヤ電極3を送り出す下部ワイヤ送り部16とを有する。被加工物は、上部ガイド部9aと下部ガイド部9bとの間に配置される。下部ワイヤ送り部16は、ワイヤ電極3の送り方向を転換するための下部ローラ10を有する。
ワイヤ電極回収装置1は、下部ワイヤ送り部16から送り出されたワイヤ電極3が通されて、ワイヤ電極3を後述する回収ローラ13のほうへ案内する案内パイプ11を有する。ワイヤ電極回収装置1は、案内パイプ終端部12と、液体ポンプ21と、吸引器22とを有する。案内パイプ11と、案内パイプ終端部12と、液体ポンプ21と、吸引器22とは、ワイヤ電極3の自動結線が行われる際におけるワイヤ電極3の搬送に使用される構成要素である。自動結線が行われる際に、ワイヤ電極回収装置1は、放電加工に使用される加工液30である水または絶縁油といった液体を噴射させ、液体からワイヤ電極3に加えられる抗力によってワイヤ電極3を搬送する。
液流発生装置である液体ポンプ21は、タンク20と下部ワイヤ送り部16とをつなぐ配管23に設けられている。加工液30は、タンク20に貯留される。液体ポンプ21は、タンク20から加工液30を汲み上げて、配管23を通じて下部ワイヤ送り部16へ加工液30を送り込むことによって、ワイヤ電極3の搬送経路に加工液30を送り込む。液体ポンプ21は、液体の流れを発生させることによって、案内パイプ11と案内パイプ終端部12とにおいてワイヤ電極3を搬送させる。
案内パイプ終端部12は、案内パイプ11のうちワイヤ電極3を搬送させる向きにおける端部に設けられている。案内パイプ終端部12は、回収ローラ13が加工液30で濡れることを防ぐために、ワイヤ電極3と加工液30とを分離させる。
吸引装置である吸引器22は、案内パイプ終端部12とタンク20とをつなぐ配管24に設けられている。吸引器22は、案内パイプ終端部12の内部から、配管24を通じて、空気と加工液30とを吸引する。吸引器22は、吸引された加工液30をタンク20へ送り出す。
ワイヤ電極回収装置1は、ワイヤ放電加工装置100での放電加工において使用されたワイヤ電極3を回収するための回収ローラ13および回収ピンチローラ14と、回収ローラ13を回転させる駆動源である回収モータ15とを有する。
次に、ワイヤ放電加工装置100による自動結線のための動作について説明する。ワイヤボビン2から引き出されたワイヤ電極3の先端は、プーリ4a,4bを経て、ワイヤ送給ローラ5から送り出される。ワイヤ送給ローラ5は、制御部によって制御された送給モータ6によって回転し、ワイヤ電極3の送り出しとワイヤ電極3の巻き戻しとを行う。制御部の図示は省略する。
ワイヤ送給ローラ5から送り出されたワイヤ電極3は、給電子8a、上部ガイド部9a、下部ガイド部9b、および給電子8bを経て、下部ローラ10に到達する。ワイヤ電極3の搬送方向は、鉛直方向から水平方向へ転換される。ワイヤ電極3は、液体ポンプ21により発生させた加工液30の流れによって案内パイプ11内にて搬送されて、案内パイプ終端部12に到達する。ワイヤ電極3は、案内パイプ終端部12において加工液30から分離される。ワイヤ電極3から分離された加工液30は、空気とともに吸引器22へ吸引される。吸引された加工液30は、タンク20へ戻される。
案内パイプ終端部12の外へ搬送されたワイヤ電極3は、回収ローラ13と回収ピンチローラ14との間に挟み込まれる。これにより、ワイヤ放電加工装置100は、自動結線を終了する。回収ローラ13は、上記制御部によって制御された回収モータ15によって回転して、案内パイプ終端部12からワイヤ電極3を排出させる。回収ローラ13は、排出されたワイヤ電極3を回収場所へ送り出す。回収場所の図示は省略する。
図2は、実施の形態1にかかるワイヤ放電加工装置のうち、ワイヤ電極回収装置の要部を模式的に示した縦断面図である。案内パイプ終端部12は、二重構造を構成するアウターノズル40とインナーノズル41とを有する。インナーノズル41の一部は、アウターノズル40の内部に入り込んでいる。インナーノズル41の外形は、円錐形状である。以下の説明において、中心軸とは、当該円錐形状の中心軸のことを指すものとする。図2に示す断面は、中心軸を含む断面である。
アウターノズル40は、案内パイプ終端部12のうちワイヤ電極3の出口47を含む。アウターノズル40の外面には、回収ローラ13の外縁に沿った湾曲形状と、回収ピンチローラ14の外縁に沿った湾曲形状とが形成されている。
アウターノズル40の内部には、空洞が形成されている。アウターノズル40の内面は、第1の向きへ向かうに従って狭くなる内部空間を構成する部分であるテーパ部42と、テーパ部42と出口47との間におけるワイヤ電極3の経路を構成するストレート部43とを有する。第1の向きは、案内パイプ終端部12においてワイヤ電極3を搬送させる向きとする。また、後述する第2の向きは、第1の向きとは逆の向きとする。ストレート部43は、中心軸と平行な部分である。アウターノズル40の中心軸は、インナーノズル41の中心軸と一致する。アウターノズル40の中心軸とは、ストレート部43により構成される経路の中心を通る軸とする。
インナーノズル41は、出口47よりも第2の向きの側に位置している。インナーノズル41は、アウターノズル40のうち、テーパ部42が形成されている部分に入り込んでいる。インナーノズル41と、アウターノズル40のテーパ部42との間には、空隙48が設けられている。すなわち、インナーノズル41のうちアウターノズル40の内部に入り込んでいる部分は、空隙48を挟んで、テーパ部42と向かい合う。
インナーノズル41のうち第2の向きにおける端は、案内パイプ11につなげられている。インナーノズル41の内部には、空洞が形成されている。インナーノズル41の内面は、第1の向きへ向かうに従って狭くなる内部空間を構成する部分であるテーパ部44と、第1の向きにおけるインナーノズル41の先端とテーパ部44との間におけるワイヤ電極3の経路を構成するストレート部45とを有する。ストレート部45は、中心軸と平行な部分である。ワイヤ電極3は、インナーノズル41のストレート部45により構成される経路を通ってから、アウターノズル40のストレート部43により構成される経路を通って、出口47に到達する。
配管24のうちタンク20とは逆側の端は、空隙48のうち第2の向きにおける端部につながれている。吸引器22は、空気を吸引することによって、出口47から空隙48を通って配管24へ向かう空気の流れを発生させる。すなわち、吸引器22は、出口47から空隙48を通って案内パイプ終端部12の外部へ向かう空気の流れを発生させる。
なお、図2に示すアウターノズル40の形状とインナーノズル41の形状とは一例であって、適宜変更しても良い。インナーノズル41の外形は、第1の向きへ向かうにしたがって細くなっている形状であれば良い。インナーノズル41の外形は、円錐形状を変形させたような形状であっても良い。
図3は、図2に示すワイヤ電極回収装置のうち案内パイプ終端部における加工液の流れと空気の流れとについて説明するための図である。吸引器22が空気を吸引することによって、アウターノズル40の外部の空気が、出口47から、アウターノズル40の内部に取り込まれる。吸引器22が空気を吸引することによって、案内パイプ終端部12には、出口47から空隙48を通って配管24へ向かう空気流31が発生する。
アウターノズル40の内部において、加工液30は、インナーノズル41のうちストレート部45により構成される経路から第1の向きへ噴射する。インナーノズル41から噴射した加工液30は、出口47から第2の向きへ向かう空気流31と衝突する。加工液30が空気流31と衝突することによって、第1の向きへの加工液30の運動エネルギーが減衰する。第1の向きへの運動エネルギーが空気流31によって奪われた加工液30は、空気流31によって空隙48へ流される。空隙48へ流れた加工液30は、配管24を通ってタンク20へ戻る。これにより、加工液30は、出口47から回収ローラ13のほうへ排出されずに、タンク20へ戻される。
液体ポンプ21の流量と吸引器22の流量とは、アウターノズル40の内部において出口47から空隙48へ向かう空気流31の運動エネルギーとインナーノズル41の内部を通る加工液30の運動エネルギーとを相殺可能に設定される。アウターノズル40の内部における空気流31の運動エネルギーは、空気の流速と、アウターノズル40のうちストレート部43によって構成される経路の断面積とによって決まる。インナーノズル41の内部を通る加工液30の運動エネルギーは、加工液30の流速と、インナーノズル41のうちストレート部45によって構成される経路の断面積とによって決まる。断面積は、中心軸に垂直な断面の面積とする。
ワイヤ電極回収装置1は、空気流31の運動エネルギーと加工液30の運動エネルギーとを相殺させることによって、第1の方向への加工液30の運動エネルギーを失わせる。これにより、ワイヤ電極回収装置1は、回収ローラ13への加工液30の漏れ出しを防止することができる。なお、実施の形態1では、加工液30の運動エネルギーが空気流31の運動エネルギーと相殺されることによって、第1の方向への加工液30の運動エネルギーが失われて、第1の方向への加工液30の流れが阻止される。一方、出口47から空隙48へ向かう空気流31の運動エネルギーの一部は、失われずに残される。これにより、出口47から空隙48へ向かう空気流31は残される。運動エネルギーを失った加工液30は、空気流31とともに空隙48へ流される。
例えば、直径0.02mmのワイヤ電極3の場合、ワイヤ電極3の断面積は3.14×10−4mmである。ワイヤ電極3の先端の断面積は小さいため、加工液30の場合と比べて空気流31の影響を受けにくい。ワイヤ電極3は、アウターノズル40の内部において空気流31に逆らって搬送されて、出口47から回収ローラ13のほうへ排出される。
インナーノズル41から第1の方向へ噴射された加工液30の運動エネルギーは、出口47から空隙48へ向かう空気流31によって失われる。加工液30は、第1の方向への運動エネルギーが失われることによって、第1の方向へ搬送されるワイヤ電極3から分離される。加工液30の運動エネルギーが失われることで、加工液30がワイヤ電極3を引き込む力が弱められることによって、ワイヤ電極3は加工液30から容易に分離される。ワイヤ電極3から分離された加工液30は、空気流31によって空隙48のほうへ流される。このように、実施の形態1では、運動エネルギーを失ってワイヤ電極3から分離された加工液30が空隙48のほうへ流される。
仮に、加工液30の運動エネルギーを相殺させずに、運動エネルギーが失われていない状態の加工液30を空隙48へ強力に吸引させたとする。この場合、吸引器22が加工液30を吸引することによって、加工液30が流れる方向は、第1の方向から、空隙48のほうへと変化する。これにより、ワイヤ電極3の経路から空隙48のほうへ向かうように、加工液30の流れが曲げられる。すなわち、ワイヤ電極3の経路から空隙48のほうへ向かう加工液30の流れが形成される。ワイヤ電極3から加工液30が分離されず、かつ、空隙48のほうへ向かう加工液30の流れが形成されることによって、ワイヤ電極3は、加工液30の流れに乗って容易に空隙48へ引き込まれる。
実施の形態1では、加工液30の運動エネルギーを失わせることによってワイヤ電極3から分離された加工液30が、空気流31によって空隙48のほうへ流される。ワイヤ電極回収装置1は、ワイヤ電極3から加工液30を分離させることによって、空隙48へのワイヤ電極3の引き込みを抑制することができる。さらに、上述するようにワイヤ電極3が空気流31の影響を受けにくいことによって、ワイヤ電極回収装置1は、空気流31によってワイヤ電極3が空隙48へ引き込まれることを抑制できる。
このように、ワイヤ電極回収装置1は、出口47から空隙48へ向かう空気流31を生じさせることによって、空隙48へのワイヤ電極3の引き込みを抑制しながら、回収ローラ13への加工液30の漏れ出しを抑制することができる。ワイヤ電極回収装置1は、ワイヤ電極3の先端が案内パイプ終端部12に到達したときに吸引器22の流量を低下させなくても、吸引器22のほうへのワイヤ電極3の吸い込みを抑制することができる。ワイヤ電極回収装置1は、ワイヤ電極3の先端が案内パイプ終端部12に到達したときに液体ポンプ21の流量も低下させなくても良いため、ワイヤ電極3の搬送力を維持することができる。
吸引器22の流量は、第1の方向への加工液30の流れを阻止可能な空気流31を生じさせ得る流量であり、かつ、運動エネルギーを失った加工液30を空気流31とともに配管24のほうへ引き込み得る流量でもある。空気と、運動エネルギーを失った加工液30とは、吸引器22によって同時に空隙48へ引き込まれる。これにより、ワイヤ電極回収装置1は、空隙48へのワイヤ電極3の引き込みを空気流31によって抑制しながら、空隙48を経て配管24へ加工液30を流すことができる。
ワイヤ電極回収装置1は、吸引器22によって、アウターノズル40とインナーノズル41との間の空隙48から空気を吸引する。アウターノズル40に出口47が設けられているため、案内パイプ終端部12の外部の空気は、出口47からアウターノズル40の内部へ容易に取り込まれて、空隙48へ流れる。これにより、ワイヤ電極回収装置1は、案内パイプ終端部12の外部の空気をアウターノズル40の内部へ積極的に取り込んで、出口47から空隙48へ向かう空気流31を発生させることができる。
実施の形態1によると、ワイヤ電極回収装置1は、アウターノズル40とインナーノズル41とが設けられて、アウターノズル40とインナーノズル41との間の空隙48から空気と加工液30とを吸引する。ワイヤ電極回収装置1は、ワイヤ電極3の直径が小さい場合であっても、空気流31に逆らってワイヤ電極3を搬送させることができるため、吸引器22のほうへのワイヤ電極3の吸い込みを抑制することができる。また、ワイヤ電極回収装置1は、ワイヤ電極3の搬送力を低下させることなく、ワイヤ電極3を搬送することができる。以上により、ワイヤ電極回収装置1は、ワイヤ電極3の自動結線を行う際に、ワイヤ電極3の搬送力を低下させることなくワイヤ電極3を搬送することができるという効果を奏する。
実施の形態2.
図4は、実施の形態2にかかるワイヤ放電加工装置のうち、ワイヤ電極回収装置の要部を模式的に示した縦断面図である。実施の形態2において、案内パイプ終端部12は、案内パイプ11からインナーノズル41へ流れる加工液30の一部を除去する液体除去ノズル46を有する。実施の形態2では、上記実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付し、実施の形態1とは異なる構成について主に説明する。
液体除去ノズル46のうち第2の向きにおける端は、案内パイプ11につなげられている。液体除去ノズル46の一部は、インナーノズル41の内部に入り込んでいる。液体除去ノズル46の内部には、空洞が形成されている。液体除去ノズル46は、第1の向きへ向かうに従って狭くなる内部空間を構成する部分であるテーパ部52と、第1の向きにおける液体除去ノズル46の先端とテーパ部52との間におけるワイヤ電極3の経路を構成するストレート部53とを有する。ストレート部53は、中心軸と平行な部分である。ワイヤ電極3は、液体除去ノズル46の内部を通されてから、インナーノズル41の内部へ搬送される。
液体除去ノズル46は、インナーノズル41のうち、テーパ部44が形成されている部分に入り込んでいる。液体除去ノズル46と、インナーノズル41のテーパ部44との間には、空隙54が設けられている。すなわち、液体除去ノズル46のうちインナーノズル41の内部に入り込んでいる部分は、空隙54を挟んで、テーパ部44と向かい合う。
ワイヤ電極回収装置1は、液体除去ノズル46において除去された加工液30を落下させる配管51と、配管51を通って落下した加工液30を受ける樋50とを有する。配管51の上端は、空隙54のうち第2の向きにおける端部につながれている。配管51の下端は、下方へ向けて開放されている。樋50へ落下した加工液30は、タンク20へ戻る。
液体除去ノズル46のうちストレート部53により構成される経路の断面積は、インナーノズル41のうちストレート部45により構成される経路の断面積よりも広い。液体除去ノズル46のうちストレート部53により構成される経路の断面積は、案内パイプ11の断面積よりも狭い。断面積は、中心軸に垂直な断面の面積とする。
案内パイプ11からインナーノズル41へ向かう加工液30の流れは、液体除去ノズル46によって妨げられる。液体除去ノズル46へ入った加工液30の一部は、インナーノズル41のほうへ流れる。液体除去ノズル46へ入った加工液30の他の一部は、空隙54と配管51とを通って樋50へ落下する。
案内パイプ終端部12は、液体除去ノズル46が設けられることによって、インナーノズル41からアウターノズル40の内部へ噴出する加工液30の運動エネルギーを低下させる。また、案内パイプ終端部12は、液体除去ノズル46が設けられることによって、インナーノズル41からアウターノズル40の内部へ噴出する加工液30の流量を低下させる。これにより、案内パイプ終端部12は、空気流31の流量が少ない場合であっても、空隙48のほうへ加工液30を流し易くすることができる。
ワイヤ電極回収装置1は、設計上の都合により吸引器22の性能が制限される場合、または、配管24が狭いことによって吸引力が低下してしまう場合であっても、回収ローラ13への加工液30の漏れ出しを防止することができる。
液体ポンプ21の流量と吸引器22の流量とは、アウターノズル40の内部において出口47から空隙48へ向かう空気流31の運動エネルギーとインナーノズル41の内部を通る加工液30の運動エネルギーとを相殺可能に設定される。また、液体ポンプ21の流量と吸引器22の流量とは、液体除去ノズル46によって除去される加工液30の量を考慮して設定される。これにより、ワイヤ電極回収装置1は、回収ローラ13への加工液30の漏れ出しを防止することができる。
なお、図4に示す液体除去ノズル46の形状は一例であって、適宜変更しても良い。ワイヤ電極回収装置1は、ワイヤ電極3を搬送可能な加工液30の流量を確保できれば良く、液体除去ノズル46の形状または液体除去ノズル46の数は任意とする。液体除去ノズル46によって案内パイプ終端部12から除去された加工液30をタンク20へ戻すための構成は、樋50および配管51以外であっても良い。液体除去ノズル46によって除去された加工液30は、吸引器22の吸引によって、タンク20へ戻されても良い。
実施の形態2によると、ワイヤ電極回収装置1は、液体除去ノズル46において加工液30の一部を除去することによって、回収ローラ13への加工液30の漏れ出しを容易に防止することが可能となる。
以上の各実施の形態に示した構成は、本開示の内容の一例を示すものである。各実施の形態の構成は、別の公知の技術と組み合わせることが可能である。各実施の形態の構成同士が適宜組み合わせられても良い。本開示の要旨を逸脱しない範囲で、各実施の形態の構成の一部を省略または変更することが可能である。
1 ワイヤ電極回収装置、2 ワイヤボビン、3 ワイヤ電極、4a,4b プーリ、5 ワイヤ送給ローラ、6 送給モータ、7a,7b ピンチローラ、8a,8b 給電子、9a 上部ガイド部、9b 下部ガイド部、10 下部ローラ、11 案内パイプ、12 案内パイプ終端部、13 回収ローラ、14 回収ピンチローラ、15 回収モータ、16 下部ワイヤ送り部、20 タンク、21 液体ポンプ、22 吸引器、23,24,51 配管、30 加工液、31 空気流、40 アウターノズル、41 インナーノズル、42,44,52 テーパ部、43,45,53 ストレート部、46 液体除去ノズル、47 出口、48,54 空隙、50 樋、100 ワイヤ放電加工装置。

Claims (6)

  1. ワイヤ放電加工装置での放電加工において使用されたワイヤ電極を回収するワイヤ電極回収装置であって、
    前記ワイヤ電極が通される案内パイプと、
    前記案内パイプのうち前記ワイヤ電極を搬送させる第1の向きにおける端部に設けられ、二重構造を構成するインナーノズルとアウターノズルとを有する案内パイプ終端部と、
    前記ワイヤ電極の自動結線が行われる際に液体の流れを発生させることによって、前記案内パイプと前記案内パイプ終端部とにおいて前記ワイヤ電極を搬送させる液流発生装置と、
    前記自動結線が行われる際に前記案内パイプ終端部の内部から空気と前記液体とを吸引する吸引装置とを備え、
    前記インナーノズルと前記アウターノズルとの間には空隙が設けられており、
    前記吸引装置は、前記空隙から前記空気と前記液体とを吸引し、
    前記アウターノズルの内部において、前記インナーノズルから前記第1の向きへ前記液体を噴射させ、
    前記吸引装置が前記空気を吸引することによって、前記アウターノズルの内部において前記第1の向きとは逆の第2の向きの空気流を発生させることを特徴とするワイヤ電極回収装置。
  2. 前記アウターノズルは、前記案内パイプ終端部のうち前記ワイヤ電極の出口を含み、
    前記インナーノズルは、前記出口よりも前記第2の向きの側に位置しており、
    前記吸引装置は、前記出口から前記空隙を通って前記案内パイプ終端部の外部へ向かう前記空気を発生させることを特徴とする請求項1に記載のワイヤ電極回収装置。
  3. 前記アウターノズルの内面は、前記第1の向きへ向かうに従って狭くなる内部空間を構成する部分であるテーパ部と、前記テーパ部と前記出口との間における前記ワイヤ電極の経路を構成するストレート部とを有し、
    前記空隙は、前記インナーノズルと前記テーパ部との間に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のワイヤ電極回収装置。
  4. 前記液流発生装置の流量と前記吸引装置の流量とは、前記アウターノズルの内部における前記空気流の運動エネルギーと前記インナーノズルの内部を通る前記液体の運動エネルギーとを相殺可能に設定されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のワイヤ電極回収装置。
  5. 前記案内パイプ終端部は、前記案内パイプから前記インナーノズルへ流れる前記液体の一部を除去する液体除去ノズルを備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のワイヤ電極回収装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載のワイヤ電極回収装置を備えることを特徴とするワイヤ放電加工装置。
JP2020553684A 2020-05-29 2020-05-29 ワイヤ電極回収装置およびワイヤ放電加工装置 Active JP6833130B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/021459 WO2021240816A1 (ja) 2020-05-29 2020-05-29 ワイヤ電極回収装置およびワイヤ放電加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6833130B1 true JP6833130B1 (ja) 2021-02-24
JPWO2021240816A1 JPWO2021240816A1 (ja) 2021-12-02

Family

ID=74661677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020553684A Active JP6833130B1 (ja) 2020-05-29 2020-05-29 ワイヤ電極回収装置およびワイヤ放電加工装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6833130B1 (ja)
CN (1) CN115666837B (ja)
DE (1) DE112020006979T5 (ja)
WO (1) WO2021240816A1 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5914428A (ja) * 1982-07-08 1984-01-25 Makino Milling Mach Co Ltd ワイヤカツト放電加工機のワイヤ電極巻上げ誘導装置
JP3243570B2 (ja) * 1991-09-30 2002-01-07 株式会社 アマダマシニックス ワイヤ放電加工機のワイヤ電極搬送装置
JP3541807B2 (ja) * 1997-12-22 2004-07-14 三菱電機株式会社 ワイヤ放電加工機
JP2000296416A (ja) * 1999-04-13 2000-10-24 Seibu Electric & Mach Co Ltd ワイヤ放電加工機におけるワイヤ送り装置
JP4941504B2 (ja) * 2009-05-07 2012-05-30 三菱電機株式会社 ワイヤ放電加工装置のワイヤ自動供給装置
JP5674848B2 (ja) * 2013-03-29 2015-02-25 ファナック株式会社 自動結線機能を有するワイヤ放電加工機
DE112013000109B4 (de) * 2013-04-12 2022-12-01 Mitsubishi Electric Corp. Drahtansaugvorrichtung und Drahteinziehvorrichtung
WO2015125259A1 (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 三菱電機株式会社 ワイヤ放電加工装置
JP6310039B1 (ja) * 2016-11-08 2018-04-11 ファナック株式会社 ワイヤ放電加工機および自動結線方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2021240816A1 (ja) 2021-12-02
DE112020006979T5 (de) 2023-01-05
CN115666837A (zh) 2023-01-31
JPWO2021240816A1 (ja) 2021-12-02
CN115666837B (zh) 2023-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5436728B1 (ja) ワイヤ吸引装置およびワイヤ回収装置
JP5622981B1 (ja) ワイヤ放電加工装置
JP5225516B1 (ja) ワイヤ電極送り装置およびワイヤ放電加工機
JP2006224215A (ja) ワイヤ放電加工機
JP6205190B2 (ja) 電子部品実装装置及び電子部品実装方法
JP4117135B2 (ja) プリント回路板のスプレー処理装置
JP6833130B1 (ja) ワイヤ電極回収装置およびワイヤ放電加工装置
JP3243570B2 (ja) ワイヤ放電加工機のワイヤ電極搬送装置
JP4550615B2 (ja) ワイヤ電極の自動結線方法
KR20140080835A (ko) 와이어 방전 가공기
JPH0994720A (ja) ワイヤカット放電加工装置
JP6605564B2 (ja) ワイヤ放電加工装置
JP5784243B1 (ja) ワイヤ放電加工装置
JPS62188627A (ja) ワイヤ放電加工装置
CN210756694U (zh) 铜包铝切削环节的气体清洗系统
US20240123529A1 (en) Draining mechanism
JP7445727B1 (ja) ワイヤ放電加工装置
JP6667702B1 (ja) ワイヤ電極送出装置及びワイヤ電極送出方法
WO2020203132A1 (ja) ワイヤ電極送出装置及びワイヤ電極送出方法
JP7254736B2 (ja) ワイヤ電極送出装置及びワイヤ電極送出方法
KR20230145350A (ko) 드레인 기구
JPH059830U (ja) ワイヤ放電加工機
JP2004034170A (ja) シート材加工機
JP2004106142A (ja) ワイヤ放電加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201001

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201001

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20201001

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20201228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6833130

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250