JP6832153B2 - 遮熱コーティングの試験方法及び試験片 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮応力が作用する湾曲部に形成された遮熱コーティングの損傷の有無を評価する遮熱コーティングの試験方法及び試験片に関する。
例えば、ガスタービンの翼および燃焼器の部材などのに表面には、遮熱性および耐久性を向上させるために、遮熱コーティング(TBC:Thermal Barrier Coating)層が形成されている。遮熱コーティング層は高温環境下に長期間さらされるので、遮熱コーティング層が損傷するおそれがある。遮熱コーティング層が損傷すると、遮熱コーティング層の下の基材の損傷につながるおそれがある。そこで、遮熱コーティング層を有する部材を評価する方法や装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−330542号公報
特許文献1に記載された技術では、実機である動翼において最も疲労損傷が進行してき裂が伸びている部位から試験片を採取する。試験片は、動翼の前縁に沿い、径方向に沿って延びる棒状の形状である。そして、試験片に、試験片の軸線方向に対して垂直な方向に沿って繰り返し曲げ荷重を負荷する。このように、特許文献1に記載された技術は、湾曲部を有していない試験片に応力を負荷する。
ガスタービンの翼および燃焼器の部材の湾曲部は、他部より高い圧縮応力が作用しているので、遮熱コーティング層の品質を適切に評価することが求められている。しかも、湾曲部は、遮熱コーティングの施工が他の部分に比べて難しく、遮熱コーティングの品質を均一に保つことが難しい。このため、ガスタービンの翼および燃焼器の部材の湾曲部は、遮熱コーティング層の品質を適切に評価することが求められている。このように、圧縮応力が作用する湾曲部に形成された遮熱コーティングについて、損傷の有無を正確に評価することが求められている。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、圧縮応力が作用する湾曲部に形成された遮熱コーティングの損傷の有無を正確に評価することができる遮熱コーティングの試験方法及び試験片を提供することを目的とする。
本発明の遮熱コーティングの試験方法は、圧縮応力が作用する湾曲部に形成された遮熱コーティングの損傷の有無を評価する遮熱コーティングの試験方法であって、一対のアーム部と、前記一対のアーム部の間に配置された湾曲部と、前記湾曲部の湾曲面上の遮熱コーティング層とを有する試験片を準備する試験片準備工程と、前記試験片準備工程の実施後に、前記試験片を圧縮試験装置に装着する装着工程と、前記装着工程の実施後に、前記圧縮試験装置で、前記試験片に対して前記一対のアーム部を近づける方向に圧縮応力を負荷する応力負荷工程と、を含むことを特徴とする。
この方法によれば、圧縮応力が作用する湾曲部に形成された遮熱コーティングの損傷の有無を正確に評価することができる。
本発明の遮熱コーティングの試験方法における、前記試験片準備工程は、前記一対のアーム部に、板厚方向に貫通する一対の丸孔を形成し、前記装着工程は、前記一対の丸孔に挿通したピンを介して、前記試験片を前記圧縮試験装置に装着し、前記応力負荷工程は、前記ピンを介して、前記試験片に対して前記一対のアーム部を近づける方向に圧縮応力を負荷することを特徴とする。この方法によれば、曲げモーメントの影響を軽減し、圧縮応力が作用する湾曲部に形成された遮熱コーティングの損傷の有無を正確に評価することができる。
本発明の遮熱コーティングの試験方法における、前記試験片準備工程は、前記湾曲部の曲率半径Rを評価対象である実機の湾曲部の曲率半径の値の範囲内とし、前記遮熱コーティング層の厚さhcを前記実機の遮熱コーティング層の厚さの値の範囲内とし、前記湾曲部の厚さhsを前記実機の湾曲部の厚さの値の範囲内とし、前記一対の丸孔の中心と前記曲率半径Rの中心との距離Hを、前記曲率半径Rと、前記厚さhcと、前記厚さhsとに基づいて算出される値とすることを特徴とする。この方法によれば、圧縮応力が作用する湾曲部に形成された遮熱コーティングの損傷の有無を正確に評価することができる。
本発明の遮熱コーティングの試験方法における、前記試験片準備工程は、前記曲率半径Rを3mm以上、7mm以下の範囲内とし、前記厚さhcを0.3mm以上、1.5mm以下の範囲内とし、前記厚さhsを3mm以上、7mm以下の範囲内とすることを特徴とする。この方法によれば、圧縮応力が作用する湾曲部に形成された遮熱コーティングの損傷の有無を正確に評価することができる。
本発明の試験片は、圧縮応力が作用する湾曲部に形成された遮熱コーティングの損傷の有無を評価する遮熱コーティングの試験方法で使用される試験片であって、一対のアーム部と、前記一対のアーム部の間に配置された湾曲部と、前記湾曲部の湾曲面上の遮熱コーティング層と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、圧縮応力が作用する湾曲部に形成された遮熱コーティングの損傷の有無を正確に評価することができる。
本発明の試験片は、前記一対のアーム部に、前記一対のアーム部を板厚方向に貫通する一対の丸孔を備え、前記一対の丸孔に挿通したピンを介して、圧縮試験装置に装着されることを特徴とする。この構成によれば、曲げモーメントの影響を軽減し、圧縮応力が作用する湾曲部に形成された遮熱コーティングの損傷の有無を正確に評価することができる。
本発明の試験片は、前記湾曲部の曲率半径Rは、評価対象である実機の湾曲部の曲率半径の値の範囲内であり、前記遮熱コーティング層の厚さhcは、前記実機の遮熱コーティング層の厚さの値の範囲内であり、前記湾曲部の厚さhsは、前記実機の湾曲部の厚さの値の範囲内であり、前記一対の丸孔の中心と前記曲率半径Rの中心との距離Hは、前記曲率半径Rと、前記厚さhcと、前記厚さhsとに基づいて算出される値であることを特徴とする。この構成によれば、圧縮応力が作用する湾曲部に形成された遮熱コーティングの損傷の有無を正確に評価することができる。
本発明の試験片は、前記曲率半径Rは、3mm以上、7mm以下の範囲内であり、前記厚さhcは、0.3mm以上、1.5mm以下の範囲内であり、前記厚さhsは、3mm以上、7mm以下の範囲内であることを特徴とする。この構成によれば、圧縮応力が作用する湾曲部に形成された遮熱コーティングの損傷の有無を正確に評価することができる。
本発明によれば、圧縮応力が作用する湾曲部に形成された遮熱コーティングの損傷の有無を正確に評価することができる。
図1は、第一実施形態に係る遮熱コーティングの試験方法で使用される試験片の一例を示す正面図である。 図2は、第一実施形態に係る試験片の寸法の要求範囲を示すグラフである。 図3は、第一実施形態に係る遮熱コーティングの試験方法で使用される試験装置の構造の一例を示す概略図である。 図4は、遮熱コーティングの試験方法の概略を示すフロー図である。 図5は、ひずみゲージ計測結果の一例を示すグラフである。 図6は、第二実施形態に係る試験片の評価結果を示すグラフである。 図7は、遮熱コーティングが施された、圧縮応力が作用する湾曲部を有する動翼の一例を示す斜視図である。 図8は、図7に示す動翼に遮熱コーティングを実施する状態を示す概略図である。 図9は、従来の試験片を示す概略図である。 図10は、従来の試験片を示す概略図である。 図11は、従来の試験方法を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせることも可能である。
(第一実施形態)
図1を用いて、試験片1について説明する。図1は、第一実施形態に係る遮熱コーティングの試験方法で使用される試験片の一例を示す正面図である。試験片1は、評価対象の実機であるガスタービンの動翼100(図7参照)の高い圧縮応力が作用している範囲を含む湾曲部104(図7参照)を模している。試験片1は、本体部2と、本体部2の表面に形成された遮熱コーティング層3とを備える。
本体部2は、試験片1の基材である。本体部2は、動翼100の翼部102(図7参照)の基材と同じ耐熱合金で構成されている。本体部2は、材料のインゴットから切り出して板状に形成される。本体部2は、所定の圧縮応力を負荷した際に、不用意に変形しない程度の板厚を有する。本体部2は、例えば、板厚5mm以上、15mm以下程度とすることが好ましい。本体部2は、一対のアーム部21と、湾曲部22と、一対の丸孔23とを有する。
一対のアーム部21は、向かい合って配置されている。より詳しくは、一対のアーム部21は、基端部211から先端部212に向かうにつれて、互いに離れるように配置されている。一対のアーム部21は、圧縮試験装置310(図3参照)に装着しやすい形状に形成されている。一対のアーム部21の基端部211の間に、湾曲部22が配置されている。一対のアーム部21と湾曲部22とは、一体に形成されている。
湾曲部22は、曲率半径Rで湾曲した湾曲面22aを有する。湾曲部22の曲率半径Rは、ガスタービンの動翼100の湾曲部104の曲率半径と合わせて、3mm以上、7mm以下の範囲内とすることが好ましい。湾曲部22の厚さhsは、ガスタービンの動翼100の湾曲部104の厚さと合わせて、3mm以上、7mm以下の範囲内とすることが好ましい。
一対の丸孔23は、一対のアーム部21の先端部212を板厚方向に貫通して形成されている。一対の丸孔23は、向かい合って配置されている。丸孔23は、圧縮試験装置310のピン315が摺動自在に挿通される径を有する。本実施形態では、丸孔23の直径は、5.5mmである。
遮熱コーティング層3は、本体部2を高温から保護する。遮熱コーティング層3は、本体部2の内周面2a上に成膜されている。遮熱コーティング層3は、ガスタービンの動翼100と同じ方法で形成されている。遮熱コーティング層3の、試験片1の湾曲部22の湾曲面22aに対応する位置を、湾曲部31という。
遮熱コーティング層3の厚さhcは、ガスタービンの動翼100の遮熱コーティング層の厚さと合わせて、0.3mm以上、1.5mm以下の範囲内とすることが好ましい。
遮熱コーティング層3は、本体部2の内周面2aに、金属結合層であるボンドコート層を形成し、ボンドコート層上に溶射等の成膜方法によって酸化物セラミックスからなるセラミックス層を積層して形成されている。ボンドコート層は、例えば、MCrAlY合金(Mは、Co、Ni、または、これらの組み合わせ)である。セラミックス層としては、ZrO2系の材料、例えば、Y23で部分安定化または完全安定化したZrO2であるYSZ(イットリア安定化ジルコニア)である。
このように構成された試験片1において、一対の丸孔23の中心O1と曲率半径Rの中心O2との距離Hは、湾曲部22の曲率半径Rと、遮熱コーティング層3の厚さhcと、湾曲部22の厚さhsとに基づいて算出される値とする。距離Hは、遮熱コーティング層3の湾曲部31に、試験で遮熱コーティング層3に損傷を生じた圧縮応力と、ガスタービンの動翼100の例えば湾曲部104についてFEM(Finite Element Method)計算で算出した圧縮応力とを網羅して負荷するような寸法とする。
図2を用いて、距離Hの算出方法を説明する。図2は、第一実施形態に係る試験片の寸法の要求範囲を示すグラフである。グラフは、横軸を遮熱コーティング層3の湾曲部31の曲率半径R0、縦軸を湾曲部22の曲率半径R/距離Hとし、湾曲部22の厚さhsごとに、遮熱コーティング層3の厚さhcを変えた場合の、距離Hの寸法の要求範囲を示す。グラフは、例として、湾曲部22の厚さhsを3mm、5mm、7mmとし、それぞれの厚さhsごとに、遮熱コーティング層3の厚さhcを0.3mm、1.0mm、1.5mmと変えた場合の、距離Hの寸法の要求範囲を示す。距離Hは、グラフで示される値以上であればよい。
本実施形態において、距離Hを、85mmとしたときの、試験片1の他の寸法は次のとおりである。本体部2の縦方向の長さL1は、700mmである。本体部2の横方向の長さL2は、240mmである。アーム部21の先端部212の縦方向の長さL3は、115mmである。アーム部21の先端部212の横方向の長さL4は、110mmである。丸孔23の先端部212の端面212aからの長さL5は、70mmである。丸孔23の先端部212の端面212bからの長さL6は、65mmである。
図3を用いて、試験片1の圧縮試験を行う圧縮試験装置310について説明する。図3は、第一実施形態に係る遮熱コーティングの試験方法で使用される試験装置の構造の一例を示す概略図である。圧縮試験装置310は、下側基台311と、下側基台311に固定された下側保持部312と、上側基台313と、上側基台313に固定された上側保持部314と、一対のピン315とを有する。一対のピン315は、下側保持部312に形成された挿通孔312aと、上側保持部314に形成された挿通孔314aとに挿入されている。一対のピン315は、下側保持部312の挿通孔312aと、上側保持部314の挿通孔314aとで回転自在に支持されている。ピン315は、試験片1に所定の圧縮応力を負荷した際に変形しない程度の強度を有する。本実施形態では、ピン315の直径は、5mm程度とする。ピン315は、試験片1の板厚より長い軸方向の長さを有する。圧縮試験装置310には、一対のピン315を介して試験片1が装着される。圧縮試験装置310は、装着された試験片1に、一対のアーム部21を近づける方向の圧縮応力を負荷する。
次に、図4を用いて、試験片1を使用した遮熱コーティングの試験方法について説明する。図4は、遮熱コーティングの試験方法の概略を示すフロー図である。本実施形態に係る遮熱コーティングの試験方法は、圧縮応力が作用する湾曲部に形成された遮熱コーティングの損傷の有無を評価する。遮熱コーティングの試験方法は、試験片準備工程P1と、装着工程P2と、応力負荷工程P3とを含む。以下各工程P1〜P3について詳細に説明する。
試験片準備工程P1は、一対のアーム部21と、一対のアーム部21の間に配置された湾曲部22と、本体部2の内周面2a上に成膜された遮熱コーティング層3とを有する試験片1を準備する。より詳しくは、まず、一対の丸孔23の中心O1と曲率半径Rの中心O2との距離Hを、湾曲部22の曲率半径Rと、遮熱コーティング層3の厚さhcと、湾曲部22の厚さhsとに基づいて算出する。そして、算出した距離Hに基づいて、本体部2の他の寸法を算出する。そして、算出した寸法に基づいて、本体部2を材料のインゴットから切り出す。そして、算出した寸法に基づいて、一対のアーム部21の先端部212に、一対の丸孔23を板厚方向に貫通して形成する。そして、切出した本体部2の内周面2aに、実機と同様の手順で、遮熱コーティング層3を形成する。このようにして、試験片準備工程P1で、試験片1が作成される。
試験片準備工程P1は、湾曲部22の曲率半径Rを、ガスタービンの動翼100の湾曲部104の曲率半径と合わせて、3mm以上、7mm以下の範囲内とすることが好ましい。本実施形態では、湾曲部22の曲率半径Rを、6mmとする。湾曲部22の厚さhsを、ガスタービンの動翼100の湾曲部104の厚さと合わせて、3mm以上、7mm以下の範囲内とすることが好ましい。本実施形態では、湾曲部22の厚さhsを、3mmとする。遮熱コーティング層3の厚さhcを、ガスタービンの動翼100の遮熱コーティング層の厚さと合わせて、0.3mm以上、1.5mm以下の範囲内とすることが好ましい。本実施形態では、遮熱コーティング層3の厚さhcは、1.5mmとする。
装着工程P2は、試験片準備工程P1の実施後に、試験片1を圧縮試験装置310に装着する。より詳しくは、試験片1の一対の丸孔23に一対のピン315を挿入して、試験片1を圧縮試験装置310に装着する。一対のピン315は、下側保持部312と上側保持部314とに対して回転自在、かつ、試験片1の一対の丸孔23に対して回転自在である。このように試験片1を圧縮試験装置310に装着することで、応力負荷工程P3において、試験片1における曲げモーメントの影響を無視することができる程度に軽減することができる。
応力負荷工程P3は、装着工程P2の実施後に、圧縮試験装置310で、試験片1に対して、一対のピン315を介して、一対のアーム部21を近づける方向の圧縮応力を負荷する。応力負荷工程P3は、実機の応力場と同様に、遮熱コーティング層3に圧縮応力が作用する方向に負荷をかける。より詳しくは、まず、試験片1の遮熱コーティング層3の湾曲部31に、ひずみゲージ320を貼着する。ひずみゲージ320は、例えば、差動トランス式伸び計である。そして、圧縮試験装置310で試験片1に圧縮応力を負荷する。ひずみゲージ320は、試験片1の遮熱コーティング層3の湾曲部31のひずみを測定する。ひずみゲージ320は、計測結果を図示しない制御装置に出力し、記憶装置に記憶させる。制御装置は、ひずみゲージ320の計測結果を表示装置で表示する。表示装置には、例えば、計測結果が図5に示すようなグラフで表示される。
図5を用いて、ひずみゲージ320の計測結果について説明する。図5は、ひずみゲージ計測結果の一例を示すグラフである。グラフは、横軸を変位δ、縦軸を遮熱コーティング層表面ひずみεとしている。遮熱コーティング層表面ひずみεは、損傷発生時に不連続点を生じる。このグラフでは、圧縮応力を負荷すると、変位δの増加にともなって、遮熱コーティング層表面ひずみεが増加する。そして、遮熱コーティング層表面ひずみεがεcのとき、遮熱コーティング層表面ひずみεが不連続である。これにより、遮熱コーティング層表面ひずみεがεcで遮熱コーティング層3が損傷したと推測される。このように、図5に示す例では、損傷が発生した遮熱コーティング層表面ひずみεを、損傷限界ひずみεcとする。
以上説明したように、本実施形態によれば、ガスタービンの動翼100の高い圧縮応力が作用している範囲を含む湾曲部104を模した試験片1の本体部2の内周面2a上に、実機と同様の手順で、遮熱コーティング層3を形成する。そして、実機の応力場と同様に、遮熱コーティング層3に圧縮応力が作用する方向に負荷をかけて、遮熱コーティング層3の湾曲部31のひずみを測定する。これにより、本実施形態は、遮熱コーティング層3の湾曲部31における損傷の有無を正確に評価することができる。試験片1はガスタービンの動翼100の高い圧縮応力が作用している範囲を含む湾曲部104を模しているので、本実施形態は、ガスタービンの動翼100の湾曲部104に形成された遮熱コーティングの損傷の有無を正確に評価することができる。
本実施形態によれば、試験片1において遮熱コーティング層3の湾曲部31における損傷の有無を正確に評価することで、実機の遮熱コーティングの損傷の有無を正確に評価することができる。
さらに、湾曲部104は、遮熱コーティングの施工が他の部分に比べて難しく、遮熱コーティングの品質を均一に保つことが難しい。図8を用いて、湾曲部104における遮熱コーティングの施工について説明する。図7は、遮熱コーティングが施された、圧縮応力が作用する湾曲部を有する動翼の一例を示す斜視図である。図8は、図7に示す動翼に遮熱コーティングを実施する状態を示す概略図である。図8に示すように、動翼100は、プラットフォーム103とマスキング治具110との間に配置されている。湾曲部104の周辺を溶射装置300で溶射する際に、本体部301および供給管302がマスキング治具110に干渉しないように、溶射装置300をプラットフォーム103に対して斜めに傾斜させた状態で施工する。溶射装置300を施工部に対して直立させた状態で施工した場合に比べて、溶射装置300によるビーム径Xが拡大する。これにより、遮熱コーティング剤が、湾曲部104に付着しにくいおそれがある。遮熱コーティング層が所定の厚みとなるように、溶射のパス数を増加させると、湾曲部104の周辺の厚さが他の部分よりも厚くなるおそれがある。このように、ガスタービンの翼および燃焼器の部材の湾曲部は、施工が難しいため、遮熱コーティング層の品質を適切に評価することが求められている。
本実施形態によれば、試験片1において遮熱コーティング層3の湾曲部31における損傷の有無を正確に評価することで、ガスタービンの動翼100の湾曲部104に形成された遮熱コーティングの損傷の有無を正確に評価することができる。
これに対して、従来の方法について説明する。図9ないし図11に示すように、従来の方法は、ガスタービンの動翼100の翼部102から採取した、軸線方向に延びた試験片120に、軸線方向と垂直な方向、または、軸線方向に沿った方向に荷重を負荷する。図9は、従来の試験片を示す概略図である。図10は、従来の試験片を示す概略図である。図11は、従来の試験方法を示す概略図である。このように、従来は、ガスタービンの動翼100の高い圧縮応力が作用する湾曲部104(図7参照)ではなく、軸線方向に延びた試験片120でひずみを測定する。このため、従来の方法では、遮熱コーティング層3に高い圧縮応力が作用する湾曲部104の形状で損傷の有無を評価することができない。
本実施形態によれば、試験片1の遮熱コーティング層3の湾曲部31に圧縮応力を負荷するので、遮熱コーティング層3の湾曲部31における損傷の有無をより正確に評価することができる。
このように、本実施形態は、試験片1の遮熱コーティング層3の湾曲部31における損傷の有無を評価することで、ガスタービンの動翼100の高い圧縮応力が作用する湾曲部104に形成された遮熱コーティングの損傷の有無を正確に評価することができる。
(第二実施形態)
次に、図6を参照して、本実施形態に係る遮熱コーティングの試験方法について説明する。図6は、第二実施形態に係る試験片の評価結果を示すグラフである。なお、本実施形態では、重複した記載を避けるべく、第一実施形態と異なる部分について説明し、第一実施形態と同様の構成である部分については、同じ符号又は対応する符号を付して説明する。
試験片準備工程P1で、試験片1を、実機であるガスタービンの動翼100から切出して作成する。より詳しくは、試験片準備工程P1で、動翼100の湾曲部104を含み、一対の丸孔23の中心O1と曲率半径Rの中心O2との距離Hが、湾曲部22の曲率半径Rと、遮熱コーティング層3の厚さhcと、湾曲部22の厚さhsとに基づいて算出される値となるように切出す。そして、算出した寸法に基づいて、切出した試験片1の一対のアーム部21の先端部212に、一対の丸孔23を形成する。
試験片準備工程P1では、運転前または運転後のガスタービンの動翼100から試験片1の切出しを行えばよい。より詳しくは、運転前のガスタービンの動翼100の遮熱コーティングの損傷の有無を評価したい場合、運転前のガスタービンの動翼100から試験片1を切出せばよい。運転後のガスタービンの動翼100の遮熱コーティングの損傷の有無を評価したい場合、運転後のガスタービンの動翼100から試験片1を切出せばよい。
装着工程P2と応力負荷工程P3とは、第一実施形態と同様に実施する。
図6を用いて、本実施形態の評価方法について説明する。本実施形態では、運転前のガスタービンの動翼100の遮熱コーティングの損傷の有無を評価する。グラフは、運転前のガスタービンの動翼100から切出した試験片1ごとの損傷限界ひずみεcを示す。実線は、ガスタービンの動翼100の湾曲部104についてFEM計算で算出した当該部発生ひずみを示す。破線は、ひずみの許容範囲、言い換えると、ばらつき範囲を示す。グラフから、評価対象翼は、損傷限界ひずみεcがばらつき範囲内に収まり、実線の当該部発生ひずみより高い限界値である。このため、評価対象翼は品質に問題がないと判断することができる。このように判断された評価対象翼は、補修が不要である。
以上説明したように、本実施形態によれば、運転前または運転後のガスタービンの動翼100から試験片1を切出して、ガスタービンの動翼100に形成された遮熱コーティングの強度を測定する。本実施形態は、ガスタービンの動翼100に形成された遮熱コーティングの損傷の有無を正確に評価することができる。これにより、本実施形態は、ガスタービンの動翼100の品質管理の精度を向上することができる。または、本実施形態は、ガスタービンの動翼100の劣化診断の精度をより向上することができる。
試験片1は、ガスタービンの動翼100を模したものとして説明したが、これに限定されるものではない。試験片1は、遮熱コーティングが施された、圧縮応力が作用する湾曲部を有する他の部材、例えば、燃焼器の湾曲部についても適用することができる。
1 試験片
2 本体部
2a 内周面
21 アーム部
22 湾曲部
22a 湾曲面
23 丸孔
3 遮熱コーティング層
31 湾曲部
100 動翼
102 翼部
104 湾曲部
H 距離(丸孔と曲率半径の中心との距離)
hc 厚さ(遮熱コーティング層の厚さ)
hs 厚さ(湾曲部の厚さ)
R 曲率半径

Claims (14)

  1. 圧縮応力が作用する湾曲部に形成された遮熱コーティングの損傷の有無を評価する遮熱コーティングの試験方法であって、
    一対のアーム部と、前記一対のアーム部の間に配置された湾曲部と、前記湾曲部の湾曲面上の遮熱コーティング層とを有する試験片を準備する試験片準備工程と、
    前記試験片準備工程の実施後に、前記試験片を圧縮試験装置に装着する装着工程と、
    前記装着工程の実施後に、前記圧縮試験装置で、前記試験片に対して前記一対のアーム部を近づける方向に圧縮応力を付与する応力付与工程と、
    を含み、
    前記一対のアーム部は、基端部から先端部に向かうにつれて、互いに離れるように配置され、
    前記湾曲部は、前記一対のアーム部の基端部の間に配置されている
    ことを特徴とする遮熱コーティングの試験方法。
  2. 前記湾曲部の曲率半径の中心を通り板厚方向に延びる中心軸は、前記圧縮応力を付与する方向に対して直交する方向に延びている、請求項1に記載の遮熱コーティングの試験方法。
  3. 前記試験片準備工程は、前記一対のアーム部に、板厚方向に貫通する一対の丸孔を形成し、
    前記装着工程は、前記一対の丸孔に挿通したピンを介して、前記試験片を前記圧縮試験装置に装着し、
    前記応力付与工程は、前記ピンを介して、前記試験片に対して前記一対のアーム部を近づける方向に圧縮応力を付与することを特徴とする請求項1または2に記載の遮熱コーティングの試験方法。
  4. 前記試験片準備工程は、
    前記湾曲部の曲率半径Rを評価対象である実機の湾曲部の曲率半径の値の範囲内とし、前記遮熱コーティング層の厚さhcを前記実機の遮熱コーティング層の厚さの値の範囲内とし、前記湾曲部の厚さhsを前記実機の湾曲部の厚さの値の範囲内とし、前記一対の丸孔の中心と前記曲率半径Rの中心との横方向の距離Hを、前記曲率半径Rと、前記厚さhcと、前記厚さhsとに基づいて算出される値とすることを特徴とする請求項3に記載の遮熱コーティングの試験方法。
  5. 前記試験片準備工程は、
    前記曲率半径Rを3mm以上、7mm以下の範囲内とし、前記厚さhcを0.3mm以上、1.5mm以下の範囲内とし、前記厚さhsを3mm以上、7mm以下の範囲内とすることを特徴とする請求項4に記載の遮熱コーティングの試験方法。
  6. 前記試験片準備工程は、算出した前記距離Hに基づいて前記試験片の他の寸法として、前記試験片の本体部の縦方向の長さ、前記試験片の本体部の横方向の長さ、前記試験片のアーム部の先端部の縦方向の長さ、前記試験片のアーム部の先端部の横方向の長さ、及び、前記丸孔の先端部の端面からの長さの少なくともいずれかを算出し、算出した寸法を有する部分を前記試験片の本体部として、インゴットから切り出すことにより、前記一対の丸孔を形成する前の試験片を準備する、請求項4または5に記載の遮熱コーティングの試験方法。
  7. 前記試験片準備工程は、算出した前記距離Hに基づいて前記試験片の他の寸法として、前記試験片の本体部の縦方向の長さ、前記試験片の本体部の横方向の長さ、前記試験片のアーム部の先端部の縦方向の長さ、前記試験片のアーム部の先端部の横方向の長さ、及び、前記丸孔の先端部の端面からの長さの少なくともいずれかを算出し、算出した寸法を有する部分を前記試験片の本体部として、ガスタービンの動翼から切り出すことにより、前記一対の丸孔を形成する前の試験片を準備する、請求項4または5に記載の遮熱コーティングの試験方法。
  8. 前記試験片準備工程において切り出し対象となるガスタービンの動翼は、運転前または運転後のガスタービンの動翼である、請求項7に記載の遮熱コーティングの試験方法。
  9. 前記ガスタービンの動翼から切り出された試験片の損傷限界ひずみを算出し、算出した損傷限界ひずみが許容範囲に収まっているか否かに基づいて、前記動翼の品質を判断する評価工程をさらに含む、請求項7または8に記載の遮熱コーティングの試験方法。
  10. 圧縮応力が作用する湾曲部に形成された遮熱コーティングの損傷の有無を評価する遮熱コーティングの試験方法で使用される試験片であって、
    一対のアーム部と、
    前記一対のアーム部の間に配置された湾曲部と、
    前記湾曲部の湾曲面上の遮熱コーティング層と、
    を備え、
    前記一対のアーム部は、基端部から先端部に向かうにつれて、互いに離れるように配置され、
    前記湾曲部は、前記一対のアーム部の基端部の間に配置されている
    ことを特徴とする試験片。
  11. 前記湾曲部の曲率半径の中心を通り板厚方向に延びる中心軸は、前記圧縮応力を付与する方向に対して直交する方向に延びている、請求項10に記載の試験片。
  12. 前記一対のアーム部に、前記一対のアーム部を板厚方向に貫通する一対の丸孔を備え、
    前記一対の丸孔に挿通したピンを介して、圧縮試験装置に装着されることを特徴とする請求項10または11に記載の試験片。
  13. 前記湾曲部の曲率半径Rは、評価対象である実機の湾曲部の曲率半径の値の範囲内であり、
    前記遮熱コーティング層の厚さhcは、前記実機の遮熱コーティング層の厚さの値の範囲内であり、
    前記湾曲部の厚さhsは、前記実機の湾曲部の厚さの値の範囲内であり、
    前記一対の丸孔の中心と前記曲率半径Rの中心との横方向の距離Hは、前記曲率半径Rと、前記厚さhcと、前記厚さhsとに基づいて算出される値であることを特徴とする請求項12に記載の試験片。
  14. 前記曲率半径Rは、3〜7mmの範囲内であり、
    前記厚さhcは、0.3〜1.5mmの範囲内であり、
    前記厚さhsは、3〜7mmの範囲内であることを特徴とする請求項13に記載の試験片。
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