JP6830841B2 - エアシール装置 - Google Patents
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図1及び図2に、本発明の一実施形態に係るエアシール装置1を備えるドワイトロイド式焼結機の構成を示す。このドワイトロイド式焼結機は、粉鉱を連続的に焼結して焼結鉱を製造する設備である。
本発明の一実施形態であるエアシール装置1は、図3に示すように、パレット台車2の底面の両縁部に走行方向と平行に付設され、下方が開口する樋状のシールケース5と、このシールケース5の開口を塞ぐよう上下方向にスライド可能に配設されるシールバー6と、シールケース5及びシールバー6間にシールバー6を下方に付勢するよう配設されるスプリング機構7と、シールバー6の上面の側縁部に配設される薄板帯状の金属弾性体8とを備える。
シールケース5は、パレット台車2の底面に気密に固定され、パレット台車2の走行方向に延びる帯板状の天壁10と、天壁10の両側縁から下方に垂下される鉛直な帯板状の一対の側壁11とを有する。なお、一対の側壁11が「鉛直」とは、対向面が鉛直な平面状であることを意味し、外面側の形状は問わない。
シールバー6は、一対の側壁11の間にシールケース5の開口を塞ぐよう上下方向にスライド可能に配設される。ただし、シールバー6は、シールケース5と接触することがないよう、シールケース5の側壁11との間にクリアランスを有する。
スプリング機構7は、シールケース5の天壁10と、シールバー6との間に圧縮状体で配設されるコイルばね12と、シールバー6から延出してシールケース5の天壁10を貫通し、天壁10の上面に当接してシールバー6の下側の移動端を定める保持軸13とを有する構成とすることができる。また、本実施形態のスプリング機構7は、シールバー6の上面に突設され、コイルばね12を平面方向に位置決めする筒状のスプリングガイド14と、天壁10の下面に突設され、保持軸13を鉛直に案内する筒状の保持軸ガイド15とをさらに有する。
金属弾性体8は、シールバー6の一対の側縁部のうち、少なくともウインドボックス3の内部空間側の側縁部に配設される。つまり、金属弾性体8は、シールケース5の内部空間の圧力が外側の空間の圧力よりも高くなる側に配設される。
当該エアシール装置1は、シールバー6の上面の側縁部に配設される薄板帯状の金属弾性体8が、シールケース5の内外に差圧がない場合はシールケース5の側壁11から離間し、シールケース5の内外に差圧がある場合は差圧で弾性変形してシールケース5の側壁11と当接することにより気密性を向上する。このような金属弾性体8は、ゴム等の樹脂と比べて耐熱性が高いのでメンテナンス頻度が小さくて済む。
図7に、本発明の図3とは異なる実施形態のエアシール装置1aを示す。図7のエアシール装置1aは、図3のエアシール装置1に替えて図1のドワイトロイド式焼結機に用いることができる。
本実施形態の金属弾性体8aは、断面視において少なくとも部分的にシールバー6の上面に固定される固定部16と、この固定部16からシールケース5の側壁11に向かって延びる延在部17と、この延在部17から上側に屈曲し、パレット台車2が無限軌道の復路を走行している間はシールケース5の側壁11との間に小さい隙間を形成するよう配置されるフラップ部18と、フラップ部18の上端からシールケース5の壁部11と反対側に屈曲される先端部19とを有する。
図8に、本発明の図3及び図7とは異なる実施形態のエアシール装置1bを示す。図8のエアシール装置1bは、図3のエアシール装置1に替えて図1のドワイトロイド式焼結機に用いることができる。
本実施形態の金属弾性体8bは、断面視において少なくとも部分的にシールバー6の上面に固定される固定部16と、この固定部16からシールケース5の側壁11に向かって、シールバー6の上面に対して傾斜して延びる延在部17bと、この延在部17bから上側に屈曲し、パレット台車2が無限軌道の復路を走行している間はシールケース5の側壁11との間に小さい隙間を形成するよう配置されるフラップ部18とを有する。換言すると、本実施形態の金属弾性体8bは、シールバー6の側縁から離間した位置において固定される固定部16と、この固定部16から延びる延在部17bの下面とシールバー6の上面との間に空間を形成する。
図9に、本発明の図3、図7及び図8とは異なる実施形態のエアシール装置1cを示す。図9のエアシール装置1cは、図3のエアシール装置1に替えて図1のドワイトロイド式焼結機に用いることができる。
シールバー6cの金属弾性体8が配設される角部がテーパー状とされることにより金属弾性体8との間に楔型の隙間を形成することを除いて、図3のエアシール装置1の金属弾性体8と同様の構成とすることができる。
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
2 パレット台車
3 ウインドボックス
4 排風ファン
5 シールケース
6,6c シールバー
7 スプリング機構
8,8a,8b 金属弾性体
9 スライドベッド
10 天壁
11 側壁
12 コイルばね
13 保持軸
14 スプリングガイド
15 保持軸ガイド
16 固定部
17,17b 延在部
18 フラップ部
19 先端部
Claims (2)
- ドワイトロイド式焼結機のパレット台車底面とウインドボックスとの間をシールするエアシール装置であって、
上記パレット台車底面の両縁部に走行方向と平行に付設され、下方が開口し、かつ鉛直な一対の側壁を有する樋状のシールケースと、
上記シールケースの一対の側壁間に上記開口を塞ぐよう上下方向にスライド可能に配設されるシールバーと、
上記シールケース及びシールバー間にシールバーを付勢するよう配設されるスプリング機構と、
上記シールバーの上面の側縁部に配設される薄板帯状の金属弾性体と
を備え、
上記金属弾性体が、シールケースの内外に差圧がない場合はシールケースの側壁との間にクリアランスを有し、シールケースの内外に差圧がある場合は弾性変形によりシールケースの側壁と当接するよう構成され、
上記金属弾性体が、上端部近傍でシールケースの側壁と反対側に長手方向に沿って屈曲又は湾曲されていることを特徴とするエアシール装置。 - 上記金属弾性体が上記シールバーの側縁から離間した位置において固定され、この固定位置から延びる上記金属弾性体の下面と上記シールバーの上面との間に空間を有する請求項1に記載のエアシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017059068A JP6830841B2 (ja) | 2017-03-24 | 2017-03-24 | エアシール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017059068A JP6830841B2 (ja) | 2017-03-24 | 2017-03-24 | エアシール装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018162899A JP2018162899A (ja) | 2018-10-18 |
JP6830841B2 true JP6830841B2 (ja) | 2021-02-17 |
Family
ID=63859886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017059068A Active JP6830841B2 (ja) | 2017-03-24 | 2017-03-24 | エアシール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6830841B2 (ja) |
-
2017
- 2017-03-24 JP JP2017059068A patent/JP6830841B2/ja active Active
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Publication number | Publication date |
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JP2018162899A (ja) | 2018-10-18 |
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