JP6830810B2 - 眼科レーザシステム - Google Patents

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本発明は網膜光凝固を行うためレーザ光を患部に照射する眼科レーザシステムに関する。
眼科レーザシステムとしてのレーザ治療装置は様々な眼疾患の治療に用いられる。例えば、ある種の緑内障の治療において、隅角(線維柱帯を含む、角膜と虹彩との間の部位)にレーザを照射して房水の流出路を形成する治療法がある。また、糖尿病網膜症などの網膜疾患においては、網膜光凝固術が用いられる。
また、レーザ治療装置において、所定パターン(複数のスポットの配列)の照準光を用いて治療部位に照準を合わせた後、その治療部位に所定スポットサイズを備える所定パターンのレーザ光を照射するよう構成されたものが知られている。
このようなレーザ治療においては、患者眼に当接されたレーザ治療用のコンタクトレンズを介して治療部位の観察やレーザの照射が行われる。このコンタクトレンズを使用すると、患者眼の眼底にレーザ光を照射できる。
図7は患者眼に装着したコンタクトレンズを透過するレーザビームを示す模式図、図8はコンタクトレンズのコンタクトレンズ使用時のスポット倍率と、眼定常のスポット径、スポット面積、エネルギー密度の関係を示す表である。
ここで、レーザ治療装置で設定するレーザスポットサイズは空気中における集光位置での大きさで指定される。図5に示すように、コンタクトレンズCLを介したレーザ光Lは、患者眼Eを通過して眼底EFにレーザスポットLSを照射する。ここでコンタクトレンズCLは、使用の目的により所定のスポット倍率(1倍、1.44倍、2倍等)を備える。
このため、レーザ治療装置でレーザスポットの大きさ(直径d)を指定しても、コンタクトレンズCLを介して患者眼の標的組織に照射されるレーザスポットの大きさ(直径D)とは異なっている。図6にコンタクトレンズのスポット倍率と、眼底上のスポット径、スポット面積、エネルギー密度の関係を示す。この表は、光源のパワーを300mWとして、スポット径の設定を200μmとして20msにわたりレーザ光を照射したときの値を示している、コンタクトレンズCLのスポット倍率を1倍から、1.44倍、2倍とすると、眼底EFでのスポット径が、1倍、1.44倍、2倍になり、同スポット面積が1倍、約2倍、4倍となり、同エネルギー密度が1、約1/2、1/4となることがわかる。
施術者は、実際に標的組織に照射されるスポット径やエネルギー密度を把握してレーザ光を照射する必要がある。このため施術者の便宜を図るため様々な技術が提案されている。
特許文献1には、患者の治療に使用するコンタクトレンズのレーザスポット倍率に関するデータ、及び治療レーザ光の空気中におけるスポットサイズを設定したデータを入力し、これらの入力されたデータに基づいて患者眼患部に照射される実スポットサイズを演算して表示するものが記載されている。
また、特許文献2には、コンタクトレンズ保持部で取得したコンタクトレンズのスポット倍率に基づいてコンタクトレンズのスポット倍率を自動取得して、レーザスポットにおけるエネルギー密度を表示するものが記載されている。
特開平11−332905号公報 特開2016−150967公報
しかし、標的組織に照射されるレーザスポットの径やエネルギー密度は、施術の内容に最適なものが変更されることがある。そこで、入力したコンタクトレンズの倍率に応じて光源の出力やレーザスポットの径を自動的に設定し、表示したいという要望がある。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、標的組織に照射される光源の出力やレーザスポットの径を簡単に設定し、表示することができる眼科レーザシステムを提供することを目的とする。
前記課題を解決する請求項1に記載の発明は、患者眼の標的組織に所定のエネルギー密度及び所定のスポット径のレーザスポットを照射する眼科レーザシステムであって、出力パワーを可変にレーザ光を射出する光源と、前記光源からの前記レーザ光を受け、所定のビーム径としたレーザビームを出力するレーザビーム径設定手段と、前記患者眼に装着するコンタクトレンズの情報を入力するコンタクトレンズ情報入力手段と、前記標的組織に照射されるべき前記レーザスポットの前記エネルギー密度、及び前記スポット径のうち少なくとも一方の値を入力する照射ビーム値入力手段と、前記コンタクトレンズ情報入力手段及び前記照射ビーム値入力手段からの情報に基づいて演算を行い、前記光源の出力パワー、及び前記レーザビーム径設定手段が出力するレーザビームのビーム径のうち少なくとも一方を出力する演算手段と、前記演算手段の出力に基づいて前記光源及び前記レーザビーム径設定手段の駆動を制御する駆動制御部と、を備えることを特徴とする。
同じく請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の眼科レーザシステムにおいて、前記演算手段は、前記コンタクトレンズ情報入力手段及び前記照射ビーム値入力手段からの情報に基づいて前記光源の出力パワーを出力し、前記駆動制御部は、前記光源を制御することを特徴とする。
同じく請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の眼科レーザシステムにおいて、前記演算手段は、前記コンタクトレンズ情報入力手段及び前記照射ビーム値入力手段からの情報に基づいて演算を行い、前記レーザビーム径設定手段が出力するレーザビームのビーム径を出力し、前記駆動制御部は、前記レーザビーム径設定手段を制御することを特徴とする。
同じく請求項4に記載の発明は、前記コンタクトレンズ情報入力手段には、前記患者眼に装着する前記コンタクトレンズのレーザスポット倍率を入力することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の眼科レーザシステム。
同じく請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の眼科レーザシステムにおいて、前記患者眼に装着する前記コンタクトレンズの名称とこのコンタクトレンズのレーザスポット倍率とを関連付けて記憶するコンタクトレンズデータ格納手段を備え、前記コンタクトレンズ情報入力手段には、前記コンタクトレンズの名称を入力し、前記演算手段は、前記コンタクトレンズデータ格納手段から当該コンタクトレンズのレーザスポット倍率を取得して演算を行うことを特徴とする。
同じく請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の眼科レーザシステムにおいて、前記エネルギー密度及び前記スポット径を表示する表示手段を備えることを特徴とする。
同じく請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の眼科レーザシステムにおいて、前記コンタクトレンズ情報入力手段及び前記照射ビーム値入力手段はタッチパネルであることを特徴とする。
本発明に係る眼科レーザシステムによれば、眼科レーザシステムから標的組織に照射されるレーザスポットの径やエネルギー密度を簡単に設定することができる。
即ち、請求項1に記載の眼科レーザシステムによれば、照射ビーム値入力手段から標的組織に照射されるべきレーザスポットのエネルギー密度、及びスポット径のうち少なくとも一方の値を入力すると、演算手段がコンタクトレンズ情報入力手段及び照射ビーム値入力手段からの情報に基づいて演算を行い、光源の出力パワー、及びレーザビーム径設定手段が出力するレーザビームのビーム径のうち少なくとも一方を出力し、駆動制御部が演算手段の出力に基づいて光源及び前記レーザビーム径設定手段の駆動を制御するので、入力手段で標的組織に照射されるレーザスポットの径やエネルギー密度を入力するだけで、簡眼科レーザシステムを簡単に設定することができる。
また、請求項2に記載の眼科レーザシステムによれば、演算手段はコンタクトレンズ情報入力手段及び照射ビーム値入力手段からの情報に基づいて演算を行ってレーザビーム径設定手段が出力するレーザビームのビーム径を出力し、駆動制御部はレーザビーム径設定手段を制御するので、眼科レーザシステムから標的組織に照射されるレーザスポットの径やエネルギー密度を簡単に設定することができる。
また、請求項3に記載の眼科レーザシステムによれば、演算手段はコンタクトレンズ情報入力手段及び前記照射ビーム値入力手段からの情報に基づいて演算を行ってレーザビーム径設定手段が出力するレーザビームのビーム径を出力し、駆動制御部はレーザビーム径設定手段を制御するので、眼科レーザシステムから標的組織に照射されるレーザスポットの径やエネルギー密度を簡単に設定することができる。
また、請求項4に記載の眼科レーザシステムによれば、コンタクトレンズ情報入力手段に患者眼に装着するコンタクトレンズのレーザスポット倍率を入力すると演算手段がレーザビーム径設定手段とするだけで眼科レーザシステムを容易に設定することができる。
また、請求項5に記載の眼科レーザシステムによれば、コンタクトレンズ情報入力手段にコンタクトレンズの名称を入力すると演算手段がコンタクトレンズデータ格納手段から当該コンタクトレンズのレーザスポット倍率を取得して演算を行うので、コンタクトレンズの名称を入力するだけで眼科レーザシステムを簡単に設定することができる。
また、請求項6に記載の眼科レーザシステムによれば、エネルギー密度及び前記スポット径を表示する表示手段を備えるので、施術者は実際に標的組織に照射されるレーザスポットの径とエネルギー密度を確認することができる。
更に、請求項7に記載の眼科レーザシステムによれば、コンタクトレンズ情報入力手段及び前記照射ビーム値入力手段はタッチパネルであるので、各値の入力を容易に行うことができる。
本発明の実施形態に係る眼科レーザシステムの構成を示すものであり、(a)は全体構造を示すブロック図、(b)は制御部の機能構成を示すブロック図である。 同眼科レーザシステムのレーザビーム径設定手段の構成を示す模式図である。 同眼科レーザシステムのタッチパネルを示すものであり、(a)は操作面の模式図、(b)はレーザアウトプット指定部の遷移を示すフローチャートである。 同眼科レーザシステムの処理を示すフローチャートである。 レーザアウトプットを一定とした場合の操作面を示す模式図である。 レーザスポット径を一定とした場合の操作面を示す模式図である。 患者眼に装着したコンタクトレンズを透過するレーザビームを示す模式図である コンタクトレンズのコンタクトレンズ使用時のスポット倍率と、眼定常のスポット径、スポット面積、エネルギー密度の関係を示す表である。
本発明を実施するための形態に係る眼科レーザシステムについて説明する。以下、眼科レーザシステムとして走査型のレーザ治療装置について説明する。図1は本発明の実施形態に係る眼科レーザシステムの構成を示すものであり、(a)は全体構造を示すブロック図、(b)は制御部の機能構成を示すブロック図、図2は同眼科レーザシステムのレーザビーム径設定手段の構成を示す模式図である。眼科レーザシステム1は、患者の眼底EFの上にレーザスポットのパターンを生成し照射する。眼科レーザシステム1は光源アセンブリ2、及びスリット・ランプ・アセンブリ3を含んで構成される。
光源アセンブリ2は、治療を行うためのレーザ光である治療ビーム14を生成する出力パワーが可変な光源である治療光源12、及び照準を行うための照準ビーム18を生成する照準光源16を含む。治療光源12からの治療ビーム14は、最初にレンズ20により調整される。このレンズ20は、射出光が曲面鏡22と組み合わせて用いられて光学ファイバ束24に入射するように治療ビーム14を調整する。レンズ20に入射した後、治療ビーム14は部分的反射鏡26によりサンプリングされる。
部分的反射鏡26により反射された光は、治療ビーム14の出力パワーをモニタして治療光源12が所望の出力で動作していることを保証するフォトダイオード28の入力として用いられる。鏡30は治療ビーム14を曲面鏡22に向けるのに用いられ、曲面鏡22は治療ビーム14を可動鏡32に向ける。照準光源16からの照準ビーム18は鏡34及び36を介して可動鏡32に向けられる。
可動鏡32はガルバノスキャナ上に取り付けることが好ましく、治療ビーム14、照準ビーム18を、任意の所与の時間に、光学ファイバ束24の光学ファイバ24a、24b、24c、24dのファイバポート25a、25b、25c、25dのうちの1つに選択的に向けるように駆動される。なお、ガルバノスキャナに代えてピエゾ・アクチュエータ又は他の周知の光学移動デバイスにより駆動することができる。可動鏡32及び各光学ファイバ24a、24b、24c、24dは、それぞれ異なる大きさ(レーザスポット径)のレーザビームを出力するレーザビーム径設定手段280として機能する。
図2は同眼科レーザシステムにおけるレーザビーム径設定手段の構成を示す模式図である。可動鏡32からの光は、光学ファイバ24a〜24dの各ファイバポート25a、25b、25c、25dのいずれかに入射される。この例では、ファイバポート25aが400μm、ファイバポート25bが100μm、ファイバポート25cが50μm、25dが200μmのスポットサイズを備えるレーザビームを出力するために用いられる。
そしてその際、レンズ42、44は治療ビーム14、照準ビーム18を選択された光学ファイバ内に集光する。可動鏡32は、レンズ20から1焦点距離分だけ離して、テレセントリック走査条件をもたらすことが好ましい。なお、治療ビーム14を全ての光学ファイバ24a〜24dに平行経路で注入することを可能にし、これが光学ファイバ束にわたる発射開口数を維持する。光学ファイバ24a〜24dに隣接してビーム・ダンプ38、40が配置され、このビーム・ダンプ38、40が治療ビーム14を待機位置に保持することに寄与する。
光学ファイバ24a〜24dは、光源アセンブリ2からの治療及び治療ビーム14、照準ビーム18をスリット・ランプ・アセンブリ3に伝える。付加的な光学ファイバ46は、治療及び/又は治療ビーム14、照準ビーム18を、エンドプローブ又はレーザ間接検眼鏡(図示せず)などの他の手段を介して患者に向けるのに用いることができる。
スリット・ランプ・アセンブリ3は、光学ファイバ24a〜24dを受け入れる光学ファイバ入力部50、スキャナ部であるスキャナ・アセンブリ52、送出アセンブリ54、及び双眼鏡アセンブリ56を備えている。光学ファイバ入力部50は光学ファイバ24a〜24dの各々に特有の光学調整システムを備え、その結果各々の光学ファイバが、スリット・ランプ・アセンブリ3の画像平面IPに上述したスポットサイズを作る。
例えば、光学ファイバ24aからの光は、初めに、光をコリメートするレンズ58a、次いで、光ビームの中央部分以外を全て覆うことにより有効開口数を減らすアパーチャ60に出会う。光学ファイバ24b〜24dからの光は初めに、それぞれレンズ58b〜58dに出会う。レンズ58b〜58dは画像平面IPにおいて、続いてコンタクトレンズCLを経て標的組織(眼底EF)において、所定の径のレーザスポットLSを照射する。
図示された眼科レーザシステム1においては、光学ファイバ24a及び24bは同じコア直径を有するが、異なるレンズ58a及び58bを用いて異なるスポットサイズを形成するようにさせられる。光学ファイバ24c及び24dは異なるコア直径を有する。全ての光学ファイバが同じ開口数で光を伝えることが好ましい。なお、この構成は必須ではない。従って、動作開口数をこれらの異なるチャネルに対して等しく保つために、レンズ58b、58c、58dに対するレンズ58aの光出力の変化を打ち消すようにアパーチャ60を用いることができる。
各々の光学ファイバ24a〜24dの光出力は、付随の光学システム(例えば、レンズ58a〜58d、アパーチャ60等)による調整の後、2つのガルバノスキャナ66、68(ピエゾ・アクチュエータなど任意の周知の光学移動デバイスを使用することができるが)に取り付けられた2つの可動鏡62、64を備えたスキャナ・アセンブリ52に向けられる。可動鏡62、64は、2つの直交軸内で回転して入射光を走査(即ち、移動)して、レーザスポットLSを任意の所望の光パターンPで形成する。
可動鏡62は回転して、光学ファイバ24a〜24dのうち任意の所与の1つからの光をスリット・ランプ・アセンブリ3の残りの部分に向け直すことができ、従って、光学ファイバからの出力を選択すると同時に、他の光学ファイバからのあらゆる光がスリット・ランプ・アセンブリ3全体にわたって存続することを妨げるように動作する。光学ファイバ24a〜24dの出力端は一致しないので、可動鏡62は所望の光学ファイバからの光を遮断してその光を可動鏡64に送るために回転する必要があり、可動鏡64は直交軸内で光を更に移動させることができる。
この構成は、選択されない光学ファイバにより送出され得る何らかの迷光がシステムから出ることを防止するという付加的な利点を有する。図1において、光学ファイバ24bが選択されたファイバとして描かれ、そこでこのファイバの出力は可動鏡62、64により走査されて、システムの残り部分にわたって進む光の走査パターンを形成する。
スキャナ・アセンブリ52を出た、治療光源12及び照準光源16が走査されて形成された光パターンPは、送出アセンブリ54を通過するが、このアセンブリは、集光手段であるレンズ70(画像平面IPに中間走査パターンを生成する)、レンズCL(眼球に集光するように光パターンを調整する)、鏡74(光パターンを標的眼球組織の方向に向ける)、レンズ76(無限遠補正顕微鏡対物レンズであることが好ましい)及びレンズCL(光パターンPを眼底EFなどの標的眼球組織上に最終的に集光させるコンタクトレンズであることが好ましい)を備える。照明光源80(例えばハロゲン電球)は、標的眼球組織である眼底EFを照明するために用いて、施術者である医師が標的眼球組織を見ることができる。
医師は、双眼鏡アセンブリ56により眼底EFを直接見ることができる。この双眼鏡アセンブリ56は、拡大光学素子(例えば、標的眼球組織の画像を、好ましくは調節可能な仕方で拡大するために用いられる1つ又はそれ以上のレンズ)、眼球安全フィルタ84(潜在的に有害なレベルの光がユーザの眼に達することを防止し、そして明所視的に中立の透過率をもたらす色バランス型とすることができる)、光学素子86、及び接眼レンズ88を備える。
光パターンPは、制御部91の制御により、治療光源12及び照準光源16からの治療ビーム14、照準ビーム18を用いて、最終的に患者の眼底EFの上に生成される。光パターンPは、眼底EFにスポット・パターンを描く。制御部91は、入出力インターフェース90によりシステムの各部に接続され、これらの各部を駆動制御する。
例えば、制御部91は、フォトダイオード28を治療ビーム14が所望の出力レベルで生成されることを確実にするために監視する。また制御部91は、治療光源12、照準光源16のスイッチをオン/オフする、出力レベルを設定するなどの操作、可動鏡32を治療及び/又は治療ビーム14、照準ビーム18に対してどの光学ファイバを用いるかを選択するために操作する。そしてガルバノスキャナ66、68の方向を制御して、標的眼球組織の上に所望の光パターンPを生成する。
制御部91には、表示手段である液晶表示装置(LCD)92とタッチパネル95が接続されている。液晶表示装置92及びタッチパネル95は、コンタクトレンズ情報入力手段及び照射ビーム値入力手段として機能する。タッチパネル95は液晶表示装置92の表面にタッチパネルを配置している。また、制御部91には、指示入力部として、キーボード93、マウスやジョイスティック等のポインティングデバイス94が接続されている。
制御部91は、CPU(Central Processing Unit)、主記憶装置としてROM(ReadOnly Memory)、(Random Access Memory)、補助記憶装置としてHDD(Hard Disc Drive)を備え、CPUによりプログラムを実行して各種の機能を実現する。即ち、図2(b)に示すように、制御部91は、コンタクトレンズ情報入力手段及び前記照射ビーム値入力手段である表示入力画面100の各項目からの情報に基づいて演算を行い、治療光源12の出力パワー、及びレーザビーム径設定手段280が出力するレーザビームのビーム径を出力する演算手段である演算部96と、演算部96の出力に基づいて治療光源12の出力や、レーザビーム径設定手段280の駆動を制御する駆動制御部97の機能を備える。また、制御部91は、後述するコンタクトレンズデータ格納部98を備える。
タッチパネル95は、コンタクトレンズ情報入力手段及び照射ビーム値入力手段としての機能を備える。タッチパネル95から、例えばスポットサイズ及びパターン、パルス時間幅、及び治療光源12及び照準光源16からの光出力など、に関する命令を出すと、粗調整のためのユーザによるスリット・ランプ・アセンブリ3の物理的な移動に加えて、標的組織上の光パターンPの最終的な微調整は、可動鏡62、64が光ビームを走査するときに回転角を変えてパターン全体を標的組織上に移動させるようにするポインティングデバイス94やタッチパネル95を用いて更に制御することができる。この方法は、走査ビームの配置の非常に微細な制御を実現する。
ポインティングデバイス94として付加的な入力デバイスを追加できる。この追加の入力デバイスとして、治療光源12、照準光源16の出力を調節するノブ、照準パターン及び/又は治療パターンの照射を起動するためのフットスイッチ又は他の起動デバイスなどを含めることができる。治療光源12、照準光源16の光出力の最終的な配置は、患者の眼底EFに発生した網膜列孔の周囲をかも形状に光パターンPを生成することである。
次にタッチパネル95について説明する。図3は同眼科レーザシステムのタッチパネルを示すものであり、(a)は操作面の模式図、(b)はレーザアウトプット指定部の遷移を示すフローチャートである。タッチパネル95は、液晶表示装置92の画像を透過する。タッチパネル95には、図3(a)に示す表示入力画面100が表示され、表示入力画面100には、以下の表示及び入力項目が含まれる。
表示入力画面100には、動作スタンバイ表示部110、眼底EFに照射されるレーザスポットのエネルギー密度表示部120、照射回数表示部130、時刻表示部140、治療光源12の出力パワー設定表示部150、照射時間設定表示部160、パターン選択部170、レーザスポット径設定表示部210、スペーシング設定表示部220、レーザアウトプット状態表示部230、コンタクトレンズ名選択部240、施術者名指定部250、既定値設定部260、エンドトリートメント設定部270が表示される。
動作スタンバイ表示部110には、眼科レーザシステム1の動作状態、即ち眼科レーザシステム1が動作中であるかスタンバイ中であるかが表示される。エネルギー密度表示部120には、眼底EFに照射されるレーザスポットのエネルギー密度が表示される。照射回数表示部130には、レーザスポットの照射回数を表示される。時刻表示部140は、現在時刻が表示される。出力パワー設定表示部150には、治療光源12の出力パワーが表示される。また、出力パワー設定表示部150から治療光源12の出力パワーの設定を行う。この設定は、出力パワー設定表示部150右端の上下三角矢印をタッチすることによる。
照射時間設定表示部160には、レーザスポットの照射時間が表示される。また、照射時間設定表示部160からレーザスポットの照射時間を設定することができる。この設定は、照射時間設定表示部160右端の上下三角矢印をタッチすることによる。
パターン選択部170には、予め設定された3種類の選択部が表示されており、それぞれの選択部においてパターンの選択が可能である。この例では、予め照射時間20msでの照射パターンを6つ選択可能に表示した第1表示選択部180と、10msでの照射パターンを2つ選択可能に表示した第2表示選択部190と一つのスポットを選択可能な第3表示選択部200とが表示される。レーザスポット径設定表示部210には、眼科レーザシステム1から照射されるレーザスポットのスポット径が表示される。また、レーザスポット径設定表示部210からレーザスポットのスポット径を設定できる。この設定は、レーザスポット径設定表示部210右端の上下三角矢印をタッチすることによる。このレーザスポット径設定表示部210の設定により、可動鏡32が駆動して治療光源12からの光が光学ファイバ24a〜24dのファイバポート25a〜25dのいずれかに入射され、眼科レーザシステム1から射出されるレーザビームの径が設定される。
スペーシング設定表示部220には、パターンを照射したとき、レーザスポットとレーザスポットの隙間寸法が表示される。例えば、0.50φはスポット径200μmに対して、50%(=100μm)の隙間があいていることを意味する。また、スペーシング設定表示部220からレーザスポット間の隙間間隔を設定することができる。この設定は、スペーシング設定表示部220右端の上下三角矢印をタッチすることによる。
レーザアウトプット状態表示部230には、現在のレーザアウトプット(患者眼Eの眼底EFに照射されるレーザスポットのエネルー密度)の制御モードが表示される。本実施形態では、レーザアウトプット状態表示部230をタッチすることで、レーザアウトプットの制御モードを変更できる。設定できる制御モードは、「同一アウトプットオフモード」表示は「Same Laser Output OFF」)、「同一アウトプットスポット径同一モード」(同「Same Laser Output Same Spot Diameter」)、「同一アウトプット同一パワーモード」(同「Same Laser Output Same power」)、「同一アウトプットオンモード」(同「Same Laser Output」)である。
図3(b)に示すように、レーザアウトプット状態表示部230をタッチすることにより、「同一アプトプットオフモード」(ステップSA1)、「同一アウトプットスポット径同一モード」(ステップSA2)、「同一アウトプット同一パワーモード」(ステップSA3)、「同一アウトプットオンモード」(ステップSA4)を循環するように設定できる。
各モードでは、コンタクトレンズ変更に伴うスポット倍率の変更に対応して以下の制御を行う。
「同一アウトプットオフモード」では、レーザアウトプット制御を停止する。
「同一アウトプットスポット径同一モード」では、眼科レーザシステム1から照射されるレーザスポットのスポット径を変更することなく治療光源12のパワーを制御して眼底EFに照射されるレーザスポットのエネルギー密度を保つ。
「同一アウトプット同一パワーモード」では、治療光源12のパワーを変更することなく出力されるレーザスポット径を変更して眼底EFに照射されるレーザスポットのエネルギー密度を保つ。言い換えると、コンタクトレンズを介した眼底EFでのスポット径は、保たれる。
「同一アウトプットオンモード」では、眼科レーザシステム1から出力されるレーザスポット径を任意に変更し、治療光源12のパワーを制御して眼底EFに照射されるエネルギー密度を保つ。
なお、実際の眼科レーザシステム1では、上述した「同一アプトプットオフモード」と、「同一アウトプットオンモード」だけの設定ができるだけでも充分に実用的である。
コンタクトレンズ名選択部240から、予め登録しておいたコンタクトレンズの名称を選択することができる。この選択は、予め登録しておいたコンタクトレンズの名称からプルダウンすることによる。制御部91には、患者眼に装着するコンタクトレンズの名称とこのコンタクトレンズのレーザスポット倍率とを関連付けて記憶するコンタクトレンズデータ格納手段を備えている。制御部91は、入力されたコンタクトレンズの名称から、レーザスポット倍率を取得して演算を行う。
施術者名指定部250では、施術を行う医師等の名称を設定する。予め登録しておいた施術者名からプルダウンして選択することができる。既定値設定部260からは、光源の出力パワー値、照射時間、レーザスポット径、スペーシング等を予め既定値として設定する。即ち、これらに名前を付して既定値を複数記憶させることができる。
エンドトリートメント設定部270は、治療が終わった後、眼科レーザシステム1を初期画面に戻すときに操作する。
次に本実施形態に係る眼科レーザシステム1の動作について説明する。眼科レーザシステム1は、以下の態様で用いられる。
例えば、眼底EFの後極部の治療においては、予め設定したレーザスポット径、エネルギー密度でレーザレーザスポットを照射して治療を行う。これらの値は、治療の内容や患者眼Eの個体により異なっている。
この場合、レーザスポットを、以下の設定として照射したとする。
・光源出力:第1設定値(A1)
・スポット径:第1設定値(B1)
・照射時間:第1設定値(C1)
・コンタクトレンズ:第1倍率(N1)
この結果、エネルギー密度は、第1設定(D1)となる。
続いて、眼底周辺を治療するために、コンタクトレンズを交換して第2コンタクトレンズに変更する。このとき、コンタクトレンズの倍率が変更される。本実施形態に係る眼科レーザシステム1は、眼底EFに照射するレーザスポットのレーザスポット径と、エネルギー密度が変更されないように光源の出力を調整する。
・光源出力:第2設定値(A2)
・レーザスポット径:第1設定値(B1)
・照射時間:第1設定値(C1)
・第2コンタクトレンズ:第2倍率(N2)
・エネルギー密度:第1設定値(D1)
また、第2コンタクトレンズを使用してスポット径を変更(B2)とすることがあり、この場合もエネルギー密度が変更されないように光源の出力を調整する。
・光源出力:第1設定値(A1)
・レーザスポット径:第2設定値(B2)
・照射時間:第1設定値(C1)
・第2コンタクトレンズ:第2倍率(N2)
・エネルギー密度:第1設定値(D1)
更に、光源の出力とスポット径の両方を調整することがあり、この場合も実施形態に係る眼科レーザシステム1は、レーザスポットのエネルギー密度が変更されないようにする。
・光源出力:第3設定値(A3)
・レーザスポット径:第3設定値(B3)
・照射時間:第1設定値(C1)
・第2コンタクトレンズ:第2倍率(N2)
・エネルギー密度:第1設定値(D1)
以上のように、第1コンタクトレンズから第2コンタクトレンズに変更してレーザスポットを照射するに際して、眼底EFに照射されるレーザスポットのエネルギー密度が同じになるように、眼科レーザシステム1は、光源出力、及びスポット径の一方又は両方を切り換える。
ここで、エネルギー密度は以下の式で表される。
エネルギー密度=
光源出力×照射時間/{1/4×π×(スポット径×コンタクトレンズ倍率)}
これは、レーザスポットにおける単位面積当たりのエネルギーを表す。エネルギー密度が同じということは、標的組織に加えられる単位面積あたりのエネルギーが同じとなり、標的組織における瘢痕の付き具合が同じとなる。
本実施形態に係る眼科レーザシステム1では、表示入力画面100から使用するコンタクトレンズ名を入力して倍率を取得し、上述した光源出力及びレーザスポット径の値を自動的に変更して、常に同じエネルギー密度のレーザスポットを眼底EFに照射するものである。
以下、具体例について説明する。図4は同眼科レーザシステムの処理を示すフローチャート、図5はレーザアウトプットを一定とした場合の操作面を示す模式図、図6はレーザスポット径を一定とした場合の操作面を示す模式図である。ここでは、最初に倍率が2倍のコンタクトレンズを選択して使用している状態から、倍率が1倍のコンタクトレンズに変更し、レーザスポット径を保つ場合と、変更する場合について説明する。
まず、レーザスポット倍率が2倍のコンタクトレンズを選択し(ステップS1)、患者眼Eに装着する。この状態で、図3(a)に示すように、表示入力画面100のコンタクトレンズ名選択部240で使用するコンタクトレンズの名称(この例では「AAA」)、を選択して指定する。制御部91は、コンタクトレンズデータ格納部98から、このコンタクトレンズのスポット倍率が2倍であることを取得する。
次にスポット径を選択する(ステップS2)。例えば、レーザスポット径200μmを選択する。この設定は表示入力画面100のレーザスポット径設定表示部210から行う。このレーザスポット径は必要に応じて選択できる。
更に、治療光源12の出力パワーと、照射時間を選択する(ステップS3)。この選択は、表示入力画面100の出力パワー設定表示部150と照射時間設定表示部160から行う。ここでは、出力パワー300mWで20msの照射時間とする。この出力パワー、照射時間は、必要に応じて選択できる。
これにより、制御部91の演算部は、レーザスポットのエネルギー密度を演算して、エネルギー密度表示部120に表示し、施術者はこの値を確認する(ステップS4)。そして、眼科レーザシステム1の治療光源12を発振させて患者眼Eにレーザスポットを照射する(ステップS5)。
この状態から、レーザアウトプット状態表示部230をタッチして、眼科レーザシステム1を「同一アウトプットオンモード」にする。そして、コンタクトレンズを変更してレーザスポット倍率1倍のものを使用する。更に、表示入力画面100のコンタクトレンズ名選択部240を操作して新たなコンタクトレンズ(この例では「BBB」)を指定する。制御部91は、コンタクトレンズデータ格納部98から、このコンタクトレンズのスポット倍率が1倍であることを取得する(図5、図6参照)。なお、図5、図6において図4の表示と異なっている部分を色付けしているが、各部は必ずしも色付けが必要ではない。
以下、レーザスポット径を保つ場合(ステップS7のNo)と、変更して新たなレーザスポット径を選択する場合(ステップS7のYes)に分けて説明する。いずれの場合にも、眼科レーザシステム1から眼底EFに照射されるレーザスポットのエネルギー密度は、前回の照射と同程度となる。
レーザスポット径を変更しない場合(ステップS7のNo)には、制御部91の演算部96は、照準光源16が出力するパワー(新出力)を以下の演算で求める。
新出力=前出力×(新レーザスポット倍率/前レーザスポット倍率)
ここでは前出力が300mW、新レーザスポット倍率が1、前レーザスポット倍率が2であるので、新出力=300mW×(1/2)=300×(1/4)≒80m、となる。これにより、制御部91は、駆動制御部97により、治療光源12の出力を80mWに設定する。
次いで、制御部91は演算部96により、眼底EFでのレーザスポットLSのエネルギー密度を演算する。これらの値は、図6に示すように、表示入力画面100のエネルギー密度表示部120、出力パワー設定表示部150、レーザスポット径設定表示部210に表示される。ここで、表示入力画面100には、図5に示すように、エネルギー密度として、前回のエネルギー密度4.8J/cmと同程度である5.1J/cmを取得して、表示入力画面100のエネルギー密度表示部120に表示する、施術者はこの値を確認する(ステップS10)。
施術者は、このエネルギー密度が前回と同じか同等であることを確認した後(ステップS11のYes)、治療光源12を発振させて、眼科レーザシステム1からコンタクトレンズCLを経て眼底EFにレーザスポットを照射する。もし、エネルギー密度が前回と同じか同等でない場合には、(ステップS11のNo)、治療光源12の出力と、照射時間を再度選択し(ステップS13)、同じ判断を行う。
一方、レーザスポット径を選択する場合(ステップS7のYes)には、制御部91の演算部96は、新たなレーザスポット径を以下の演算で求める(ステップS14)。
新スポット径=前スポット径×前レーザスポット倍率/新レーザスポット倍率
ここでは、前スポット径が200μm、新レーザスポット倍率が1、前レーザスポット倍率が2であるので、新スポット径=200μm×(1/2)=400μm、となる。これらの値は、図6に示すように、表示入力画面100のエネルギー密度表示部120、出力パワー設定表示部150、レーザスポット径設定表示部210に表示される。
これにより、制御部91は、駆動制御部97により、レーザビーム径設定手段280を制御して可動鏡32からの反射光をファイバポート25a(400μm)に照射させる(ステップS15)。
次いで、制御部91は演算部96により、眼底EFでのレーザスポットのエネルギー密度を演算し、4.8J/cmを取得して、表示入力画面100のエネルギー密度表示部120に表示し、施術者はこの値を確認する(ステップS16)。
このエネルギー密度が前回と同じか同等であることを確認して(ステップS17のYes)、施術者は、治療光源12を発振させて、眼科レーザシステム1からコンタクトレンズCLを経て眼底EFにレーザスポットを照射する。もし、エネルギー密度が前回と同じか同等でない場合には、(ステップS17のNo)、治療光源12の出力と、照射時間を再度選択し(ステップS18)、同じ判断を行う。
以上のように本実施形態に係る眼科レーザシステム1によれば、スポット・パターンの大きさや角度の設定を確実かつ簡単に行うことができる。なお、上述した治療光源12のパワーの設定値は、図示しない他の表示部に表示するだけとし、治療光源12のパワー設定は出力パワー設定表示部150の三角矢印で設定するようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、使用するコンタクトレンズのレーザスポット倍率をコンタクトレンズ名からコンタクトレンズデータ格納部98を参照して取得したが、レーザスポット倍率を演算部96に入力できるように液晶表示装置92、タッチパネル95を設定することができる。これにより、予め登録していないコンタクトレンズを使用することができる。
1:眼科レーザシステム
2:光源アセンブリ
3:スリット・ランプ・アセンブリ
12:治療光源(光源)
14:治療ビーム
16:照準光源
18:照準ビーム
20:レンズ
22:曲面鏡
24:光学ファイバ束
24a、24b、24c、24d:光学ファイバ
25a、25b、25c、25d:ファイバポート
90:入出力インターフェース
91:制御部
92:液晶表示装置
93:キーボード
94:ポインティングデバイス
95:タッチパネル
96:演算部
97:駆動制御部
98:コンタクトレンズデータ格納部
100:表示入力画面
110:動作スタンバイ表示部
120:エネルギー密度表示部
130:照射回数表示部
140:時刻表示部
150:出力パワー設定表示部
160:照射時間設定表示部
170:パターン選択部
210:レーザスポット径設定表示部
230:レーザアウトプット状態表示部
240:コンタクトレンズ名選択部
280:レーザビーム径設定手段
CL:コンタクトレンズ
E:患者眼
EF:眼底
LS:レーザスポット

Claims (7)

  1. 患者眼の標的組織に所定のエネルギー密度及び所定のスポット径のレーザスポットを照射する眼科レーザシステムであって、
    出力パワーを可変にレーザ光を射出する光源と、
    前記光源からの前記レーザ光を受け、所定のビーム径としたレーザビームを出力するレーザビーム径設定手段と、
    前記患者眼に装着するコンタクトレンズの情報を入力するコンタクトレンズ情報入力手段と、
    前記標的組織に照射されるべき前記レーザスポットの前記エネルギー密度、及び前記スポット径のうち少なくとも一方の値を入力する照射ビーム値入力手段と、
    前記コンタクトレンズ情報入力手段及び前記照射ビーム値入力手段からの情報に基づいて演算を行い、前記光源の出力パワー、及び前記レーザビーム径設定手段が出力するレーザビームのビーム径を出力する演算手段と、
    前記演算手段の出力に基づいて前記光源及び前記レーザビーム径設定手段の駆動を制御する駆動制御部と、を備えることを特徴とする眼科レーザシステム。
  2. 前記演算手段は、前記コンタクトレンズ情報入力手段及び前記照射ビーム値入力手段からの情報に基づいて前記光源の出力パワーを出力し、
    前記駆動制御部は、前記光源を制御することを特徴とする請求項1に記載の眼科レーザシステム。
  3. 前記演算手段は、前記コンタクトレンズ情報入力手段及び前記照射ビーム値入力手段からの情報に基づいて演算を行い、前記レーザビーム径設定手段が出力するレーザビームのビーム径を出力し、
    前記駆動制御部は、前記レーザビーム径設定手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の眼科レーザシステム。
  4. 前記コンタクトレンズ情報入力手段には、前記患者眼に装着する前記コンタクトレンズのレーザスポット倍率を入力することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の眼科レーザシステム。
  5. 前記患者眼に装着する前記コンタクトレンズの名称とこのコンタクトレンズのレーザスポット倍率とを関連付けて記憶するコンタクトレンズデータ格納手段を備え、
    前記コンタクトレンズ情報入力手段には、前記コンタクトレンズの名称を入力し、前記演算手段は、前記コンタクトレンズデータ格納手段から当該コンタクトレンズのレーザスポット倍率を取得して演算を行うことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の眼科レーザシステム。
  6. 前記エネルギー密度及び前記スポット径を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の眼科レーザシステム。
  7. 前記コンタクトレンズ情報入力手段及び前記照射ビーム値入力手段はタッチパネルであることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の眼科レーザシステム。
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