JP2020124348A - 眼科用レーザ治療装置 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)患者眼の患部に治療レーザ光を照射する眼科用レーザ治療装置は、コア径が異なる複数の光ファイバと、光源から出射された治療レーザ光を患者眼に照射するためのレーザ照射光学系と、前記複数の光ファイバのいずれか1つを前記レーザ照射光学系の光路上に配置する光ファイバ選択手段と、前記レーザ照射光学系に設けられ、前記光路上に配置された光ファイバの出射端の、前記患者眼への投影倍率を調節する投影倍率調節手段と、前記光ファイバ選択手段と前記投影倍率調節手段を制御して所期のスポットサイズを生成するスポットサイズ生成手段と、を備えたことを特徴とする。
図1、図2を用いて説明する。本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、デリバリー部2、レーザ光源ユニット10、光ファイバ20(光ファイバ21〜24)、細隙灯顕微鏡部3(スリットランプ)、及びテーブル部4を備える。本実施形態のデリバリー部2は本体部5に着脱可能に接続(合体)される。なお本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は一例であり、例えば、細隙灯顕微鏡部3とデリバリー部2とレーザ光源ユニット10とが一体化されていてもよい。また例えば、デリバリー部2と細隙灯顕微鏡部3とが一体化されていてもよい。
本実施形態の観察光学系30(図2)を説明する。本実施形態の観察光学系30は光軸L4を備える。本実施形態の観察光学系30は、術者の右眼に観察像を提示するための右眼用光軸と、術者の左眼に観察像を提示するための左眼用光軸とを備える。本実施形態の観察光学系30は、対物レンズ31、変倍光学系32、保護フィルタ、双眼対物レンズ33、視野絞り35、接眼レンズ36等を備える。本実施形態の視野絞り35は、対物レンズ31を介して観察位置(物体位置:例えば眼底)と光学的に共役な位置関係に配置されている。
本実施形態のレーザ光源ユニット10は、治療レーザ光を出射する治療レーザ光源11(図2参照)、可視の照準レーザ光(以降では照準光と呼ぶ)を出射する照準光源12、治療レーザ光と照準光を合波するビームスプリッタ13(コンバイナ)、及び治療レーザ光(又は照準光)が通過する光路を切り換える第1光路切換部51を備える。
図3を併用し、本実施形態の第1光路切換部51を説明する。なおビームスプリッタ13以降の光路は治療レーザ光と照準光とで共用するため、以降の説明では患者眼Epに治療レーザ光を照射する場合として説明するが患者眼Epに照準光を照射する場合も同様である。本実施形態の第1光路切換部51は、ビームスプリッタ13を通過した治療レーザ光を、複数の光ファイバ(21〜24)のいずれか1つへと選択的に入射させるために用いられる。本実施形態の第1光路切換部51は、偏向部材52、ミラー(53a,53d)、およびレンズ(54a〜54d)を備える。
本実施形態の光ファイバ20は、レーザ光源ユニット10から出射される治療レーザ光をレーザ照射光学系40に導光するために用いられる。本実施形態の光ファイバ20は複数の光ファイバ21〜24を含む。詳細には本実施形態の光ファイバ20は4本の光ファイバ21〜24を含む。本実施形態では光ファイバ21〜24はいずれもマルチモードファイバであり、また、光ファイバ21〜24のNAは同一(一例として0.2)である。なお各光ファイバ21〜24のコアの断面形状は円形である。
本実施形態のレーザ照射光学系40(照射手段)は光軸L1を備え、光ファイバ20の出射端(21b〜24b)から出射された治療レーザ光を患者眼Epに照射するために用いられる。本実施形態のレーザ照射光学系40は、第2光路切換部56、ズームレンズ43、走査部44、レンズ45、リレーレンズ46、ミラー47、及びミラー48を備える(図2参照)。なお光ファイバ20とレーザ光源ユニット10を含めてレーザ照射光学系40と呼んでもよい。この場合、レーザ照射光学系40は光源から出射された治療レーザ光を患者眼Epに照射するために用いられ、レーザ照射光学系40の光路上に複数の光ファイバのいずれか1つが選択的に配置されると言える。
図4を併用し、本実施形態の第2光路切換部56を説明する。本実施形態の第2光路切換部56は、レンズ(57a〜57d)、ミラー(58a,58d)、及び偏向部59を備える。出射端21b〜24bから出射された治療レーザ光は、レンズ(57a,57d)とミラー(58a,58d)又はレンズ(57b,57c)を介して偏向部59に入射する。偏向部59は入射した治療レーザ光をズームレンズ43に向けて偏向する。偏向部59は第1光路切換部51の偏向部材52と同じ部材であり、偏向部59にはアクチュエータが接続されている。本実施形態の制御部70は偏向部52と偏向部59とを同時に駆動し、治療レーザ光が通過する光路を切り換える。つまり本実施形態の制御部70は、第1光路切換部51と第2光路切換部56を制御して、治療レーザ光の光路上に配置する光ファイバを切り換えることができる。
本実施形態の制御部70(図5参照)はレーザ光源ユニット10の筐体内に収容されている。本実施形態の制御部70は眼科用レーザ治療装置1を制御する制御手段であり、CPU71(プロセッサ)、ROM72、RAM73、及び不揮発性メモリ74等を備える。CPU71は、眼科用レーザ治療装置1における各部の制御を司る。ROM72には、各種プログラム、各種パラメータ、初期値等が記憶されている。RAM73は、各種情報を一時的に記憶できる。不揮発性メモリ74は、電源の供給が遮断されても記憶内容を保持できる非一過性の記憶媒体である。例えば、制御部70に着脱可能に装着されるUSBメモリ、フラッシュROM等を、不揮発性メモリ74として使用してもよい。
次いで図8,9を用いて、本実施形態における治療レーザ光の照射条件の設定方法を説明する。本実施形態ではモニタ76を操作することで、患者眼Epに照射する治療レーザ光のビームプロファイルの種類、治療レーザ光のスポットサイズ、および治療レーザ光のパターン照射を行うか否かを設定できる。図8はモニタ76に表示される設定画面(治療レーザ光の照射条件)の一例である。この設定画面には、ビームプロファイルを選択するための設定箇所61、パターン照射するか否かを選択するための設定箇所62、及びスポットサイズを選択するための設定箇所63が表示されている。術者は各設定箇所を操作して、治療レーザ光の照射条件を設定又は変更できる。制御部70は設定画面で設定された照射条件に基づき、眼科用レーザ治療装置1を制御する。
引続き図9を用いて、本実施形態の眼科用レーザ治療装置1による、所期のスポットサイズの形成方法を説明する。なお本実施形態における所期のスポットサイズとは、術者が設定画面(図8参照)で選択したスポットサイズを指す。つまり眼科用レーザ治療装置1が受け付けた、形成目標とするスポットサイズと言える。本実施形態の制御部70は、術者が選択したスポットサイズ(つまり所期のスポットサイズであり換言するならスポットサイズの目標値)が形成されるように眼科用レーザ治療装置1の制御を行なう。
先ず、術者がトップハット状ビームプロファイルを選択した場合を説明する。術者が直径50μmのスポットサイズを選択した場合、制御部70は光ファイバ21(コア径50μm)を用いるように第1光路切換部51と第2光路切換部56を制御し、且つ、ズーム倍率100%(つまり変倍しない)となるようにズームレンズ43を駆動する。つまりコア径が最も小さい光ファイバ21を使用するときは出射端21bを拡大せず患者眼Epに投影する。直径50μmのスポットサイズを形成するために直径50μmよりも小さいコア径と100%を超えるズーム倍率との組合せも考えられるが、本実施形態では光ファイバ21への治療レーザ光の入射し易さを考慮し、上述のコア径とズーム倍率の組合せとしている。なお本実施形態の制御部70は、直径50μmのスポットサイズが選択されたときは治療レーザ光のパターン照射(走査部44の走査)を禁止する。本実施形態ではズーム倍率100%とパターン照射の禁止とを組み合わせることで、治療レーザ光の光束がミラー48の反射領域から溢れることによるビームプロファイルの不均一化を抑制する。
次いで術者がリング状ビームプロファイルを選択した場合を説明する。術者が直径200μmのスポットサイズを選択した場合、制御部70は光ファイバ24(コア径100μm)を用いるように光路切換部(51,56)を制御し、且つ、ズーム倍率が200%となるようにズームレンズ43を駆動する。なお術者が直径300μmのスポットサイズを選択した場合、制御部70はズーム倍率が300%となるようにズームレンズ43を駆動する。前述したトップハット状と同様に、光ファイバ24は直径200μmのスポットサイズと直径300μmのスポットサイズとで共用される。
次いで図10を用いて、変容例の眼科用レーザ治療装置100を説明する。図10において図2と同じ符号箇所の説明は省略する。変容例の眼科用レーザ治療装置100は、ミラー53dの箇所にアクチュエータ89が接続されている。制御部70はアクチュエータ89を駆動し、入射端24a(図3参照)への治療レーザ光の入射角度を調節できる。また眼科用レーザ治療装置100の第2光路切換部56とズームレンズ43との間には、ビームスプリッタ81が挿入されている。ビームスプリッタ81で反射した治療レーザ光は、レンズを介して受光素子83(イメージセンサー)に集光されてゆく。
本実施形態では所定のスポットサイズの形成(スポットサイズの変更)とビームプロファイルの種類の切り換え(ビームプロファイルの変更)との両方に光ファイバの切り換えを使用する。しかし所定のスポットサイズの形成はズームレンズ43のみとし、ビームプロファイルの種類の切り換えのみ光ファイバの切り換えが使用されてもよい。またスポットサイズを多段階に変更するために用いる光ファイバの本数は3本(光ファイバ21〜23)に限るものでは無く、例えば2本でもよい。この場合、例えば、ズーム倍率の上限値を拡大すればよい。コア径が異なる複数の光ファイバの選択的使用と変更可能なズーム倍率との組み合わせで意図しないビームプロファイル(例えばトップハット状のはずが不均一)が抑制されればよい。
21〜24 光ファイバ
40 レーザ照射光学系
51 第1光路切換部
56 第2光路切換部
21b〜24b 出射端
70 制御部
Ep 患者眼
Claims (4)
- コア径が異なる複数の光ファイバと、
光源から出射された治療レーザ光を患者眼に照射するためのレーザ照射光学系と、
前記複数の光ファイバのいずれか1つを前記レーザ照射光学系の光路上に配置する光ファイバ選択手段と、
前記レーザ照射光学系に設けられ、前記光路上に配置された光ファイバの出射端の、前記患者眼への投影倍率を調節する投影倍率調節手段と、
前記光ファイバ選択手段と前記投影倍率調節手段を制御して所期のスポットサイズを生成するスポットサイズ生成手段と、
を備えたことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。 - 請求項1に記載の眼科用レーザ治療装置であって、
前記コア径と前記投影倍率の組み合わせがスポットサイズ毎に予め決められており、
前記スポットサイズ生成手段は前記所期のスポットサイズに対応する前記コア径と前記投影倍率の組み合わせとなるように前記光ファイバ選択手段と前記投影倍率調節手段を制御する、
ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。 - 請求項1または2に記載の眼科用レーザ治療装置であって、
前記スポットサイズ生成手段は前記投影倍率が所定倍率以下となるように前記光ファイバ選択手段を用いた光ファイバの選択を行う、
ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の眼科用レーザ治療装置であって、
前記投影倍率調節手段は前記レーザ照射光学系の光軸上に配置されるレンズを光軸方向に移動させて前記投影倍率を調節する、
ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
Priority Applications (1)
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JP2019018305A JP2020124348A (ja) | 2019-02-04 | 2019-02-04 | 眼科用レーザ治療装置 |
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JP2019018305A Pending JP2020124348A (ja) | 2019-02-04 | 2019-02-04 | 眼科用レーザ治療装置 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5914848A (ja) * | 1982-07-15 | 1984-01-25 | 株式会社トプコン | 光治療装置 |
JP2002325789A (ja) * | 2001-05-01 | 2002-11-12 | Nidek Co Ltd | 眼科用レーザ治療装置 |
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JP2018102644A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | 株式会社トプコン | 眼科レーザシステム |
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2019
- 2019-02-04 JP JP2019018305A patent/JP2020124348A/ja active Pending
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