JP2020124348A - 眼科用レーザ治療装置 - Google Patents

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Naoki Matsuoka
直樹 松岡
慎一 松浦
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慎一 松浦
村上 なほ
Naho Murakami
なほ 村上
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Abstract

【課題】従来技術における問題点の少なくとも1つを解決した眼科用レーザ治療装置を提供する。【解決手段】患者眼の患部に治療レーザ光を照射する眼科用レーザ治療装置は、コア径が異なる複数の光ファイバと、光源から出射された治療レーザ光を患者眼に照射するためのレーザ照射光学系と、複数の光ファイバのいずれか1つをレーザ照射光学系の光路上に配置する光ファイバ選択手段と、レーザ照射光学系に設けられ、光路上に配置された光ファイバの出射端の、患者眼への投影倍率を調節する投影倍率調節手段と、光ファイバ選択手段と投影倍率調節手段を制御して所期のスポットサイズを生成するスポットサイズ生成手段とを備えた。【選択図】図2

Description

本開示は、患者眼の患部に治療レーザ光を照射する眼科用レーザ治療装置に関する。
特許文献1のレーザ治療装置は、光ファイバから出射されたレーザ光を、光軸方向に移動可能なズームレンズで変倍して所期のスポット径を形成する。また特許文献2の眼科レーザシステムは、複数の光学ファイバを備え、光路を切り替えることで所期のスポットサイズを形成する。
特開2004−229965号公報 特開2018−102644号公報
特許文献1が開示するスポットサイズの形成方法の場合、コア径が50μmと比較的サイズが小さい光ファイバの出射端をズームレンズで拡大して患者眼に投影する。光ファイバ出射端の光強度ムラ(ファイバースペックル)は、コア径が小さいファイバでは粗くなり易いため、大きなスポットサイズを形成するため出射端を拡大するほど、患者眼に照射される治療レーザ光のビームプロファイルが不均一になり易かった。また特許文献2が開示するスポットサイズの形成方法の場合、治療レーザ光のビームプロファイルは均一化され易いものの、形成可能なスポットサイズの種類を増やそうとすると光ファイバの本数が増え、装置の構成が複雑になり易かった。また特許文献1の装置では、治療レーザ光のビームプロファイルを意図する特性(光分布)へと変更する減光部材を挿入するため、装置から出射される治療レーザ光の光強度は減光部材により弱められてしまう欠点があった。
そこで本開示は、従来技術における問題点の少なくとも1つを解決した眼科用レーザ治療装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1)患者眼の患部に治療レーザ光を照射する眼科用レーザ治療装置は、コア径が異なる複数の光ファイバと、光源から出射された治療レーザ光を患者眼に照射するためのレーザ照射光学系と、前記複数の光ファイバのいずれか1つを前記レーザ照射光学系の光路上に配置する光ファイバ選択手段と、前記レーザ照射光学系に設けられ、前記光路上に配置された光ファイバの出射端の、前記患者眼への投影倍率を調節する投影倍率調節手段と、前記光ファイバ選択手段と前記投影倍率調節手段を制御して所期のスポットサイズを生成するスポットサイズ生成手段と、を備えたことを特徴とする。
本開示の眼科用レーザ治療装置によれば、従来技術における問題点の少なくとも1つを解決できる。
本実施形態の眼科用レーザ治療装置の外観図である。 図1の眼科用レーザ治療装置の光学系の図である。 第1光路切換部の図である。 第2光路切換部の図である。 制御部の図である。 トップハット状ビームプロファイルを示す図である。 リング状ビームプロファイルを示す図である。 モニタに表示される設定画面の図である。 スポットサイズとコア径とズーム倍率との関係を示す図である。 変容例の眼科用レーザ治療装置の光学系の図である。
以下、本開示における典型的な実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は患者眼Epに治療レーザ光を照射し、患者眼Epの治療等を行なえる。本実施形態では眼科用レーザ治療装置の一例として、患者眼Epの眼底Erに治療レーザ光を照射し、眼底Erの治療対象部位を光凝固する光凝固装置を取り上げる。
<眼科用レーザ治療装置>
図1、図2を用いて説明する。本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、デリバリー部2、レーザ光源ユニット10、光ファイバ20(光ファイバ21〜24)、細隙灯顕微鏡部3(スリットランプ)、及びテーブル部4を備える。本実施形態のデリバリー部2は本体部5に着脱可能に接続(合体)される。なお本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は一例であり、例えば、細隙灯顕微鏡部3とデリバリー部2とレーザ光源ユニット10とが一体化されていてもよい。また例えば、デリバリー部2と細隙灯顕微鏡部3とが一体化されていてもよい。
本実施形態のデリバリー部2は、患者眼Epに治療レーザ光を照射するためのレーザ照射光学系40(図2参照)を備える。本実施形態のレーザ光源ユニット10は、治療レーザ光を生成するために用いられる。本実施形態の光ファイバ20は、レーザ光源ユニット10が生成した治療レーザ光又は照準光をデリバリー部2に導光するために用いられる。本実施形態の細隙灯顕微鏡部3は、患者眼Epを観察するために用いられる。本実施形態のテーブル部4は、細隙灯顕微鏡部3を支持するために用いられる。
本実施形態の細隙灯顕微鏡部3は、本体部5とヘッドレスト部29を備える。本実施形態の本体部5は、顕微鏡部7、照明部6、ジョイスティック部9、及び変位機構8を備える。本実施形態の変位機構8(変位手段)は、本体部5とデリバリー部2を患者眼Epに対して変位するために用いられる。本実施形態のヘッドレスト部29は、患者の顔を固定するために用いられる。ヘッドレスト部29は、患者眼Epに固視させるための外部固視灯を備える。
本実施形態の顕微鏡部7は、患者眼Epを観察するための観察光学系30(観察手段)を備える。術者は顕微鏡部7に設けられている接眼レンズ36を覗くことで、患者眼Epの観察像(光学観察像)を観察できる。本実施形態の照明部6は患者眼Epを照明するための照明手段である。本実施形態の照明部6は照明光学系を備え、照明光学系には照明用光源、スリット板、投影レンズ等が含まれる。本実施形態の照明部6は、患者眼Epをスリット光で照明できる。
<観察光学系>
本実施形態の観察光学系30(図2)を説明する。本実施形態の観察光学系30は光軸L4を備える。本実施形態の観察光学系30は、術者の右眼に観察像を提示するための右眼用光軸と、術者の左眼に観察像を提示するための左眼用光軸とを備える。本実施形態の観察光学系30は、対物レンズ31、変倍光学系32、保護フィルタ、双眼対物レンズ33、視野絞り35、接眼レンズ36等を備える。本実施形態の視野絞り35は、対物レンズ31を介して観察位置(物体位置:例えば眼底)と光学的に共役な位置関係に配置されている。
<レーザ光源ユニット>
本実施形態のレーザ光源ユニット10は、治療レーザ光を出射する治療レーザ光源11(図2参照)、可視の照準レーザ光(以降では照準光と呼ぶ)を出射する照準光源12、治療レーザ光と照準光を合波するビームスプリッタ13(コンバイナ)、及び治療レーザ光(又は照準光)が通過する光路を切り換える第1光路切換部51を備える。
本実施形態の治療レーザ光源11は、治療目的に応じた、波長が異なるレーザ光を出射できる。より詳しくは、本実施形態の治療レーザ光源11は、レーザ光のエネルギーを眼底Erが吸収するように、可視域の波長(例えば、532nm(緑色)、577nm(黄色)、647nm(赤色)等)のレーザ光を出射できる。本実施形態では制御部70が治療レーザ光源11を制御し、3種類(緑色/黄色/赤色)の治療レーザ光のいずれかを、治療レーザ光源11から選択的に出射できる。本実施形態は一例であり、例えば、治療レーザ光源11が1種類の治療レーザ光のみを出射できてもよいし、赤外域の波長の治療レーザ光を出射できてもよい。
本実施形態の照準光源12は、治療レーザ光の照射予定位置を術者に認識させるための照準光(エイミング光)を出射する。本実施形態では、患者眼Epで反射した照準光(戻り光)を術者が肉眼で視認できるように、照準光の波長は可視域とされている。照準光源12として例えば、赤色のレーザ光を出射するレーザダイオード(LD)を用いてもよい。また、治療レーザ光とは異なる波長の照準光を用いてもよい。本実施形態では照準光の波長の一例として、波長670nm(赤色)を用いている。なお、治療レーザ光源11が出射する治療レーザ光を減衰し、照準光として用いてもよい。
<第1光路切換部>
図3を併用し、本実施形態の第1光路切換部51を説明する。なおビームスプリッタ13以降の光路は治療レーザ光と照準光とで共用するため、以降の説明では患者眼Epに治療レーザ光を照射する場合として説明するが患者眼Epに照準光を照射する場合も同様である。本実施形態の第1光路切換部51は、ビームスプリッタ13を通過した治療レーザ光を、複数の光ファイバ(21〜24)のいずれか1つへと選択的に入射させるために用いられる。本実施形態の第1光路切換部51は、偏向部材52、ミラー(53a,53d)、およびレンズ(54a〜54d)を備える。
ビームスプリッタ13を通過した治療レーザ光は、偏向部材52で反射され、ミラー53a、ミラー53d、レンズ54b、レンズ54cのいずれか1つに向かう。本実施形態の偏向部52には偏向方向が異なる複数のミラーが組み付けられており、また、偏向部材52にはアクチュエータが接続されている。本実施形態の制御部70は偏向部52を駆動し、偏向部52が備える複数のミラーを選択的に動かすことで、偏向部材52に入射した治療レーザ光を、ミラー53a、ミラー53d、レンズ54b、レンズ54cのいずれか1つへと選択的に偏向できる。
偏向部材52で偏向された治療レーザ光は、そのまま又は偏向方向によってはミラー(53a,53d)で反射された後、レンズ(54a〜54d)を介して光ファイバの入射端(21a〜24a)に入射する。一例として偏向部材52に入射した治療レーザ光は、ミラー53a、レンズ54aの順で介して入射端21aに入射する。
なお本実施形態のミラー53a及び偏向部52に組み付けられているミラーは、各々対応する光ファイバ21〜23の出射端からトップハット状ビームプロファイルのレーザ光が出射されるように組み付け角度が調整されている。またミラー53dは、光ファイバ24の出射端からリング状ビームプロファイルのレーザ光が出射されるように組み付け角度が調整されている。本実施形態のミラー53a、ミラー53d、及び偏向部52に組み付けられているミラーは組み付け時に角度調整された後固定される。詳細は後述するが、本実施形態の眼科用レーザ治療装置1を使用する術者は、患者眼Epに照射する治療レーザ光のビームプロファイルの種類を、トップハット状とリング状とで選択できる。例えば直径200μm又は直径300μmのスポットサイズでは、同一のスポットサイズながら、治療レーザ光のビームプロファイルの種類を、トップハット状とリング状とで選択できる。
図6と図7は本実施形態の眼科用レーザ治療装置1から出射された治療レーザ光の、ピント位置(患者眼Ep位置)でのビームプロファイルを示す図である。図6はトップハット状ビームプロファイルを示し、図7はリング状ビームプロファイルを示している。なお図6では一例として、トップハット状ビームプロファイルが乱れた場合のプロファイル(不均一なトップハット状ビームプロファイルと称する)を破線で示している。本実施形態ではトップハット状ビームプロファイルの理想として、スポットの中心からスポットの周辺まで照射強度が一定であるほど好ましいとしている。本実施形態では図7のように、スポット周辺部の照射強度に対してスポット中央部の照射強度が低いビームプロファイルのことをリング状ビームプロファイルと呼ぶ。
例えば、トップハット状ビームプロファイルのスポットを形成するよりもリング状ビームプロファイルのスポットを形成する方が、スポット内の眼底組織の温度上昇が均一化され易いと考えられる。本実施形態の眼科用レーザ治療装置1はレーザ光が通過する光路を切り換えて、患者眼Epに照射するビームプロファイルの種類を変更できる。しかし本実施形態は一例であり、他の方法でビームプロファイルの種類を選択できてもよい。なお本実施形態の眼科用レーザ治療装置1はビームプロファイルの種類を切り換えるための切換手段(第1光路切換部51等)を備えるが、眼科用レーザ治療装置1が照射可能なビームプロファイルが1種類(例えばトップハット状のみ)であってもよい。
<光ファイバ>
本実施形態の光ファイバ20は、レーザ光源ユニット10から出射される治療レーザ光をレーザ照射光学系40に導光するために用いられる。本実施形態の光ファイバ20は複数の光ファイバ21〜24を含む。詳細には本実施形態の光ファイバ20は4本の光ファイバ21〜24を含む。本実施形態では光ファイバ21〜24はいずれもマルチモードファイバであり、また、光ファイバ21〜24のNAは同一(一例として0.2)である。なお各光ファイバ21〜24のコアの断面形状は円形である。
本実施形態では治療レーザ光のスポットサイズを変化させるため、光ファイバ21〜23のコア径が各々異なる。本実施形態では光ファイバ21(第1光ファイバ)のコア径は直径50μmであり、光ファイバ22(第2光ファイバ)のコア径は直径100μmであり、光ファイバ23(第3光ファイバ)のコア径は直径200μmである。
また本実施形態ではビームプロファイルの種類を変更するための光ファイバ24を更に備える。光ファイバ21〜23は患者眼Epにトップハット状ビームプロファイルの治療レーザ光を照射するために用いられ、光ファイバ24は患者眼Epにリング状ビームプロファイルの治療レーザ光を照射するために用いられる。本実施形態では光ファイバ24(第4光ファイバ)のコア径は直径100μmである。リング状ビームプロファイルは、光ファイバ入射端24aのコア中心軸に対して、治療レーザ光を偏心、或いは傾斜させて入射させることにより、光ファイバ出射端24bから放射される。本実施形態ではリング状ビームプロファイルを形成し易くするため、トップハット状ビームプロファイル用として用いる光ファイバ21(直径50μmのコア)よりもコア径が大きい光ファイバ24(直径100μmのコア)を、リング状ビームプロファイル用として用いる。
光ファイバ21〜24の各々は、治療レーザ光が入射する入射端(21a〜24a)と治療レーザ光を出射する出射端(21b〜24b)とを備える。本実施形態では入射端(21a〜24a)はレーザ光源ユニット10に接続され、出社端(21b〜24b)はデリバリー部2に接続される。なお本実施形態では治療レーザ光のピント位置(例えば患者眼Epの眼底)と光学的に共役な位置関係に光ファイバ20の出射端(21b〜24b)が配置されている。
<レーザ照射光学系>
本実施形態のレーザ照射光学系40(照射手段)は光軸L1を備え、光ファイバ20の出射端(21b〜24b)から出射された治療レーザ光を患者眼Epに照射するために用いられる。本実施形態のレーザ照射光学系40は、第2光路切換部56、ズームレンズ43、走査部44、レンズ45、リレーレンズ46、ミラー47、及びミラー48を備える(図2参照)。なお光ファイバ20とレーザ光源ユニット10を含めてレーザ照射光学系40と呼んでもよい。この場合、レーザ照射光学系40は光源から出射された治療レーザ光を患者眼Epに照射するために用いられ、レーザ照射光学系40の光路上に複数の光ファイバのいずれか1つが選択的に配置されると言える。
本実施形態の第2光路切換部56は、光ファイバ20の出射端(21b〜24b)から出射された治療レーザ光を、ズームレンズ43に入射させるために用いられる。なお第2光路切換部56については後ほど詳細に説明する。
本実施形態のズームレンズ43は、治療レーザ光のスポットサイズを調節(変更)するためのスポットサイズ調節手段である。本実施形態のズームレンズ43は不図示のレンズカムで保持され、光軸L1の軸方向に移動できる。レンズカムが回転されると、ズームレンズ43は光軸方向に移動する。本実施形態ではズームレンズ43にアクチュエータが接続され、制御部70はアクチュエータを制御することでズームレンズ43を任意の位置に移動できる。本実施形態の制御部70はズームレンズ43を移動させることで、出射端(21a〜24a)を任意の投影倍率で患者眼Epに投影できる。なお本実施形態のズームレンズ43は投影倍率調節手段の一例に過ぎない。例えば、屈折力が異なる複数のレンズを光軸L1上に選択的に配置する方法で投影倍率を調節できてもよい。
本実施形態の走査部44は走査手段であり、治療レーザ光のスポット(照射位置)を患者眼Epの組織上で2次元的に走査するために用いられる。本実施形態の走査部44はスキャナミラー(ガルバノスキャナ)を備える。本実施形態の制御部70は、走査部44の駆動開始、走査部44の駆動停止、治療レーザ光源11からのレーザ光の照射開始、レーザ光源からのレーザ光の照射停止、の順を繰り返し、患者眼Epの組織上に所定パターンのスポットを形成できる。
つまり本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、レーザ照射光学系40と走査部44とを用いて、所定パターンのスポットを形成するパターン照射手段を有する。なお走査部44等については、例えば特開2011−156290号公報を参照されたし。本実施形態では治療レーザ光が照射された患者眼Epの部位(つまり治療レーザ光のスポットが形成される位置)に、光凝固の跡である凝固斑が形成される。なお照準光の場合は照準光のスポットが患者眼Ep上に形成される。
出射端(21b〜24b)のいずれか1つから出射された治療レーザ光は、第2光路切換部56、ズームレンズ43を介して走査部44に入射する。走査部44で偏向された治療レーザ光は、レンズ45、リレーレンズ46の順で介した後、ミラー47に入射する。ミラー47で反射した治療レーザ光はミラー48で反射され、コンタクトレンズCLを介して治療レーザ光のピント位置に集光されてゆく。本実施形態のピント位置とは、出射端(21b〜24b)と光学的に共役な位置である。治療レーザ光が照射された患者眼Epの部位には治療レーザ光のスポットが形成される。なお本実施形態では、コンタクトレンズCLは術者が把持する。
<第2光路切換部>
図4を併用し、本実施形態の第2光路切換部56を説明する。本実施形態の第2光路切換部56は、レンズ(57a〜57d)、ミラー(58a,58d)、及び偏向部59を備える。出射端21b〜24bから出射された治療レーザ光は、レンズ(57a,57d)とミラー(58a,58d)又はレンズ(57b,57c)を介して偏向部59に入射する。偏向部59は入射した治療レーザ光をズームレンズ43に向けて偏向する。偏向部59は第1光路切換部51の偏向部材52と同じ部材であり、偏向部59にはアクチュエータが接続されている。本実施形態の制御部70は偏向部52と偏向部59とを同時に駆動し、治療レーザ光が通過する光路を切り換える。つまり本実施形態の制御部70は、第1光路切換部51と第2光路切換部56を制御して、治療レーザ光の光路上に配置する光ファイバを切り換えることができる。
<制御部>
本実施形態の制御部70(図5参照)はレーザ光源ユニット10の筐体内に収容されている。本実施形態の制御部70は眼科用レーザ治療装置1を制御する制御手段であり、CPU71(プロセッサ)、ROM72、RAM73、及び不揮発性メモリ74等を備える。CPU71は、眼科用レーザ治療装置1における各部の制御を司る。ROM72には、各種プログラム、各種パラメータ、初期値等が記憶されている。RAM73は、各種情報を一時的に記憶できる。不揮発性メモリ74は、電源の供給が遮断されても記憶内容を保持できる非一過性の記憶媒体である。例えば、制御部70に着脱可能に装着されるUSBメモリ、フラッシュROM等を、不揮発性メモリ74として使用してもよい。
本実施形態の制御部70には、治療レーザ光源11、照準光源12、偏向部材52、偏向部材59、ズームレンズ43、走査部44、フットスイッチ75、モニタ76等が接続される。本実施形態のフットスイッチ75は、治療レーザ光の照射を開始するためのトリガ入力手段である。本実施形態のモニタ76は、治療レーザ光の照射条件に係わる各種パラメータ、患者眼Epの観察像等を表示するための表示手段である。なお本実施形態の制御部70は、モニタ76の表示内容を制御する表示制御手段でもある。本実施形態のモニタ76はタッチパネルを備え、治療レーザ光の照射条件に係わる各種パラメータ等を設定するための設定手段でもある。術者はタッチパネルを操作(タッチ)して、治療レーザ光の照射条件に係わる各種パラメータを設定できる。
本実施形態では術者がフットスイッチ75を踏むと、制御部70は各種パラメータの設定に基づき、治療レーザ光のパターン(1又は複数のスポット)をターゲット面に形成するように治療レーザ光を照射する。つまり制御部70は、患者眼Epに治療レーザ光の照射を制御する照射制御手段である。なおフットスイッチ75が踏まれる前は、治療レーザ光と同じパターンを用いて、照準光のパターンが形成される。
<照射条件の設定方法>
次いで図8,9を用いて、本実施形態における治療レーザ光の照射条件の設定方法を説明する。本実施形態ではモニタ76を操作することで、患者眼Epに照射する治療レーザ光のビームプロファイルの種類、治療レーザ光のスポットサイズ、および治療レーザ光のパターン照射を行うか否かを設定できる。図8はモニタ76に表示される設定画面(治療レーザ光の照射条件)の一例である。この設定画面には、ビームプロファイルを選択するための設定箇所61、パターン照射するか否かを選択するための設定箇所62、及びスポットサイズを選択するための設定箇所63が表示されている。術者は各設定箇所を操作して、治療レーザ光の照射条件を設定又は変更できる。制御部70は設定画面で設定された照射条件に基づき、眼科用レーザ治療装置1を制御する。
本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は治療レーザ光のビームプロファイルの種類を、トップハット状(図6参照)とリング状(図7参照)の2種類から選択できる。また本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は治療レーザ光のスポットサイズを、トップハット状のビームプロファイルが選択されている場合は7段階(直径50μm、直径100μm、直径150μm、直径200μm、直径300μm、直径400μm、直径600μm)から選択でき、リング状のビームプロファイルが選択されている場合は2段階(直径200μm、直径300μm)から選択できる。
<スポットサイズの形成方法>
引続き図9を用いて、本実施形態の眼科用レーザ治療装置1による、所期のスポットサイズの形成方法を説明する。なお本実施形態における所期のスポットサイズとは、術者が設定画面(図8参照)で選択したスポットサイズを指す。つまり眼科用レーザ治療装置1が受け付けた、形成目標とするスポットサイズと言える。本実施形態の制御部70は、術者が選択したスポットサイズ(つまり所期のスポットサイズであり換言するならスポットサイズの目標値)が形成されるように眼科用レーザ治療装置1の制御を行なう。
<トップハット状ビームプロファイルが選択されている場合>
先ず、術者がトップハット状ビームプロファイルを選択した場合を説明する。術者が直径50μmのスポットサイズを選択した場合、制御部70は光ファイバ21(コア径50μm)を用いるように第1光路切換部51と第2光路切換部56を制御し、且つ、ズーム倍率100%(つまり変倍しない)となるようにズームレンズ43を駆動する。つまりコア径が最も小さい光ファイバ21を使用するときは出射端21bを拡大せず患者眼Epに投影する。直径50μmのスポットサイズを形成するために直径50μmよりも小さいコア径と100%を超えるズーム倍率との組合せも考えられるが、本実施形態では光ファイバ21への治療レーザ光の入射し易さを考慮し、上述のコア径とズーム倍率の組合せとしている。なお本実施形態の制御部70は、直径50μmのスポットサイズが選択されたときは治療レーザ光のパターン照射(走査部44の走査)を禁止する。本実施形態ではズーム倍率100%とパターン照射の禁止とを組み合わせることで、治療レーザ光の光束がミラー48の反射領域から溢れることによるビームプロファイルの不均一化を抑制する。
次いで術者が直径100μmのスポットサイズを選択した場合、制御部70は光ファイバ21(コア径50μm)を用いるように第1光路切換部51と第2光路切換部56を制御し、且つ、ズーム倍率が200%となるようにズームレンズ43を駆動する。なお術者が直径150μmのスポットサイズを選択した場合、制御部70はズーム倍率が300%となるようにズームレンズ43を駆動する。つまり、本実施気体では光ファイバ21を共用し、1つの光ファイバを用いて、サイズが異なるスポットサイズを形成する。
次いで術者が直径200μmのスポットサイズを選択した場合、制御部70は光ファイバ22(コア径100μm)を用いるように第1光路切換部51と第2光路切換部56を制御し、且つ、ズーム倍率が200%となるようにズームレンズ43を駆動する。なお術者が直径300μmのスポットサイズを選択した場合、制御部70はズーム倍率が300%となるようにズームレンズ43を駆動する。つまり光ファイバ22は直径200μmのスポットサイズと直径300μmのスポットサイズとで共用される。
次いで術者が直径400μmのスポットサイズを選択した場合、制御部70は光ファイバ23(コア径200μm)を用いるように第1光路切換部51と第2光路切換部56を制御し、且つ、ズーム倍率が200%となるようにズームレンズ43を駆動する。なお術者が直径600μmのスポットサイズを選択した場合、制御部70はズーム倍率が300%となるようにズームレンズ43を駆動する。つまり光ファイバ23は直径400μmのスポットサイズと直径600μmのスポットサイズとで共用される。
このように、本実施形態の制御部70は形成しようとするスポットサイズに応じて治療レーザ光の照射光路上に配置する光ファイバのコア径を切り換える。これにより例えば、スポットサイズによらず治療レーザ光のトップハット状ビームプロファイルが均一化され易く、治療レーザ光の焦点深度の変化が生じ難い。また本実施形態の制御部70は、術者が選択したスポットサイズと選択可能な光ファイバのコア径とを考慮して、ズーム倍率が所定範囲内(本実施形態では200%以上300%以下)となるように光路切換部(51,56)とズームレンズ43を制御する場合がある。ズーム倍率が200%以上となるように制御されることで、例えば、走査部44を用いた治療レーザ光の走査を行っても、治療レーザ光の光束がレンズ48部の有効反射領域内に収まり易い。またズーム倍率が300%以下となるように制御されることで、例えば、治療レーザ光のビームプロファイルが均一化され易い。なお本実施形態におけるズーム倍率の値(上限値/下限値)は一例に過ぎない。
なお本実施形態では、選択可能な各スポットサイズに対応する光ファイバ(コア径)とズーム倍率との組合せが、テーブルデータとして予めROM72(記憶手段)に記憶されている。制御部70は術者が選択したスポットサイズに対応する光ファイバ(コア径)とズーム倍率との組合せをROM72から読み出し、光路切換部(51,56)とズームレンズ43の各々を制御する。これにより、術者はスポットサイズを選択するだけで、ビームプロファイルの均一化が考慮された治療レーザ光を患者眼Epに照射できる。本実施形態は一例であり、光路切換部(51,56)とズームレンズ43の少なくともいずれかを術者の手で直接駆動できてもよい。つまり光路の切り替えとズーム倍率の少なくとも何れかを術者の手で直接駆動(変更)できてもよい。この場合例えば、術者の操作を誘導するためのガイドがモニタ76に表示されてもよい。光路切換部とズーム倍率変更部の少なくともいずれかに検出器が設けられ制御部70が現在の状態を検出でき、モニタ76に表示できてもよい。つまり制御部70が決定した光ファイバ(コア径)とズーム倍率の組合せで患者眼Epに所期のスポットサイズを形成できればよい。これにより例えば、術者はビームプロファイルの意図せぬ乱れを意識することなく所期するスポットサイズで患者眼Epを治療できる。
<リング状ビームプロファイルが選択されている場合>
次いで術者がリング状ビームプロファイルを選択した場合を説明する。術者が直径200μmのスポットサイズを選択した場合、制御部70は光ファイバ24(コア径100μm)を用いるように光路切換部(51,56)を制御し、且つ、ズーム倍率が200%となるようにズームレンズ43を駆動する。なお術者が直径300μmのスポットサイズを選択した場合、制御部70はズーム倍率が300%となるようにズームレンズ43を駆動する。前述したトップハット状と同様に、光ファイバ24は直径200μmのスポットサイズと直径300μmのスポットサイズとで共用される。
このように、本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、患者眼Epに照射する治療レーザ光のビームプロファイルを複数種類から選択できる。これにより術者は、簡単な操作を行うだけで、意図するビームプロファイルの種類の治療レーザ光を患者眼Epに照射できる。また本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は光ファイバを切り換えるだけでビームプロファイルの種類を変更できる。これにより、例えば、ビームプロファイルの種類を変更するための精密且つ複雑な駆動機構が不要になる。
本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、トップハット状ビームプロファイルの選択時に使用可能な最小コア径(直径50μm)よりも大きいコア径(直径100μm)を、リング状ビームプロファイルの生成時に使用する。これにより例えば、レーザ光源ユニット10の製造時のミラー53dの調整を行い易い。また本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、光ファイバの切り換えと投影倍率の変更とを組み合わせて治療レーザ光を照射する。これにより、例えば、ビームプロファイルの不均一を抑制しつつ、スポットサイズの選択肢を増やすことができる。
以上説明したように、本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、コア径が異なる複数の光ファイバ(21〜24)と、光源から出射された治療レーザ光を患者眼Epに照射するためのレーザ照射光学系と、複数の光ファイバのいずれか1つをレーザ照射光学系の光路上に配置する光ファイバ選択手段と、レーザ照射光学系に設けられ、光路上に配置された光ファイバの出射端(21b〜24b)の、患者眼Epへの投影倍率を調節する投影倍率調節手段とを備えている。そして眼科用レーザ治療装置1は更に、光ファイバ選択手段と投影倍率調節手段を制御して所期のスポットサイズを生成するスポットサイズ生成手段を備えている。これにより、従来とは異なる方法でスポットサイズを生成でき、例えば、光ファイバの本数を維持したままスポットサイズを多段階で調節できる。
また本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、コア径と投影倍率の組み合わせがスポットサイズ毎に予め決められており、スポットサイズ生成手段は所期のスポットサイズに対応するコア径と投影倍率の組み合わせとなるように光ファイバ選択手段と前記投影倍率調節手段を制御する。これにより例えば、ビームプロファイルが均一化され易いコア径と投影倍率の組合せで患者眼Epを治療できる。
また本実施形態の眼科用レーザ治療装置1のスポットサイズ生成手段は、投影倍率が所定倍率以下となるように光ファイバ選択手段を用いた光ファイバの選択を行う。これにより例えば、ビームプロファイルを均一化し易い。また本実施形態の眼科用レーザ治療装置1の投影倍率調節手段は、レーザ照射光学系の光軸L1上に配置されるレンズを光軸方向に移動させて投影倍率を調節する。これにより例えば、装置を複雑化又は大型化することなくスポットサイズを多段階で調節できる。
<変容例>
次いで図10を用いて、変容例の眼科用レーザ治療装置100を説明する。図10において図2と同じ符号箇所の説明は省略する。変容例の眼科用レーザ治療装置100は、ミラー53dの箇所にアクチュエータ89が接続されている。制御部70はアクチュエータ89を駆動し、入射端24a(図3参照)への治療レーザ光の入射角度を調節できる。また眼科用レーザ治療装置100の第2光路切換部56とズームレンズ43との間には、ビームスプリッタ81が挿入されている。ビームスプリッタ81で反射した治療レーザ光は、レンズを介して受光素子83(イメージセンサー)に集光されてゆく。
本実施形態の制御部70は受光素子83の出力信号を用いて治療レーザ光のビームプロファイルの画像を生成し、且つ、生成した画像をモニタ76に表示する。術者はモニタ76に表示されたビームプロファイルの画像を確認しつつ、アクチュエータ89を駆動するための操作手段(不図示)を操作して所期のビームプロファイルを生成又は微調節できる。これにより例えば、患者眼Epの治療中に凝固ムラが発生しても、ビームプロファイルを調節し、より好適な凝固斑を形成し易い。
なお図2で示した眼科用レーザ治療装置1は光路の切り換えでビームプロファイルの種類を切り換えるが、図10で示す眼科用レーザ治療装置100ではトップハット状ビームプロファイルを生成するためのアクチュエータ89の制御値とリング状ビームプロファイルを生成するためのアクチュエータ89の制御値とを記憶手段に予め記憶し、同一光路のまま制御値を変更することでビームプロファイルの種類を切り換えてもよい。
眼科用レーザ治療装置100の観察光学系30における変倍光学系32と双眼対物レンズ33との間にはビームスプリッタ85が挿入されており、表示器87に表示した画像を術者眼Eoに提示できる。つまり制御部70は受光素子83の出力信号を用いて生成したビームプロファイルの画像を、表示器87に表示できる。術者は接眼レンズ36を覗いて表示器87に表示されたビームプロファイルの画像を確認できる。これにより例えば、接眼レンズ36から眼を離すことなく前述した操作手段を操作し、より好適な凝固斑が形成されるようにビームプロファイルを調節できる。
変容例の眼科用レーザ治療装置100をまとめると、眼科用レーザ治療装置100のデリバリー部2は、マルチモードファイバからの出射光を分岐するスプリッタと、このスプリッタの下流側に、マルチモードファイバ出射端と共役位置に配置されてビームプロファイル及び光量をモニタする受光素子83を備えている。更に、この受光素子83でモニタされたビームプロファイル及び光量を表示する表示手段を備えている。
また眼科用レーザ治療装置100は、光源から出射されたレーザ光をマルチモードファイバに導光するためのファイバ導光光学系を備えており、ファイバ導光光学系は偏向光学部材を含む。この偏向光学部材には、偏向光学部材の傾き及び位置を微調整するアクチュエータが取付けられており、このアクチュエータとデリバリー部2の受光素子83とは制御装置を介して電気的に接続されている。手術者が制御装置に、受光素子83が受光するプロファイルの所望形状を入力することで、アクチュエータが偏向光学部材の傾き及び位置を自動的に制御できる。なお変容例は一例に過ぎず、例えばビームスプリッタ85と表示器87を備えなくてもよい。また受光素子83の出力信号をモニタ76に表示せず、ビームプロファイルが所定の特性となるようにアクチュエータ89を駆動するフィードバック制御のみが行われる態様であってもよい。
<その他>
本実施形態では所定のスポットサイズの形成(スポットサイズの変更)とビームプロファイルの種類の切り換え(ビームプロファイルの変更)との両方に光ファイバの切り換えを使用する。しかし所定のスポットサイズの形成はズームレンズ43のみとし、ビームプロファイルの種類の切り換えのみ光ファイバの切り換えが使用されてもよい。またスポットサイズを多段階に変更するために用いる光ファイバの本数は3本(光ファイバ21〜23)に限るものでは無く、例えば2本でもよい。この場合、例えば、ズーム倍率の上限値を拡大すればよい。コア径が異なる複数の光ファイバの選択的使用と変更可能なズーム倍率との組み合わせで意図しないビームプロファイル(例えばトップハット状のはずが不均一)が抑制されればよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲及びこれと均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11 光源
21〜24 光ファイバ
40 レーザ照射光学系
51 第1光路切換部
56 第2光路切換部
21b〜24b 出射端
70 制御部
Ep 患者眼

Claims (4)

  1. コア径が異なる複数の光ファイバと、
    光源から出射された治療レーザ光を患者眼に照射するためのレーザ照射光学系と、
    前記複数の光ファイバのいずれか1つを前記レーザ照射光学系の光路上に配置する光ファイバ選択手段と、
    前記レーザ照射光学系に設けられ、前記光路上に配置された光ファイバの出射端の、前記患者眼への投影倍率を調節する投影倍率調節手段と、
    前記光ファイバ選択手段と前記投影倍率調節手段を制御して所期のスポットサイズを生成するスポットサイズ生成手段と、
    を備えたことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  2. 請求項1に記載の眼科用レーザ治療装置であって、
    前記コア径と前記投影倍率の組み合わせがスポットサイズ毎に予め決められており、
    前記スポットサイズ生成手段は前記所期のスポットサイズに対応する前記コア径と前記投影倍率の組み合わせとなるように前記光ファイバ選択手段と前記投影倍率調節手段を制御する、
    ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  3. 請求項1または2に記載の眼科用レーザ治療装置であって、
    前記スポットサイズ生成手段は前記投影倍率が所定倍率以下となるように前記光ファイバ選択手段を用いた光ファイバの選択を行う、
    ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の眼科用レーザ治療装置であって、
    前記投影倍率調節手段は前記レーザ照射光学系の光軸上に配置されるレンズを光軸方向に移動させて前記投影倍率を調節する、
    ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
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