JP6830789B2 - 電子機器 - Google Patents

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本発明は、電子機器に関する。
近年、モータ駆動回路と、そのモータ駆動回路を制御するCPU(中央演算装置)で構成するアナログ電子時計が提案されている。例えば、特許文献1には、コアCPUがモータ指針制御回路を制御する構成が開示されている。コアCPUは、モータ指針制御回路以外にも入力制御回路の制御等を行っている。
また、近年、スマートフォン等の携帯端末と通信によって情報の送受信を行ったり、GPS(Global Positioning System;グローバル・ポジショニング・システム)のように衛星と通信を行う時計がある。このように、近年、CPUが制御する対象が機能の増加と共に増えている。
特表2012−516996号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、制御する対象の増加のため、主制御回路であるCPUと制御対象とを接続する信号線の本数が多くなっていた。特許文献1に記載の技術では、このような信号線の本数の制約により、制御対象が制限されてしまう場合もあった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、主制御回路の制御対象数に制約が生じても、モータ制御を確保できる電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る電子機器は、支持体に設けられ、第1の指針を駆動する第1のモータと、前記第1のモータを制御する第1のモータ制御部と、前記支持体に設けられ、第2の指針を駆動する第2のモータと、前記第2のモータを制御する第2のモータ制御部と、前記第1のモータ制御部および前記第2のモータ制御部を制御する主制御回路と、前記支持体が取り付けられ、前記主制御回路が設けられる基部と、前記主制御回路と前記第1のモータ制御部とを接続し、前記第1のモータに対して単一に設けられ、前記第1のモータの駆動を指示する第1指示信号が通過する第1の信号線と、前記主制御回路と前記第2のモータ制御部とを接続し、前記第2のモータに対して単一に設けられ、前記第2のモータの駆動を指示する第2指示信号が通過する第2の信号線と、を備え、前記第1のモータ制御部は、タイミング画定信号で画定された期間に受信する前記第1指示信号に基づいて前記第1のモータを駆動し、前記第2のモータ制御部は、前記第1指示信号を受信する前記期間と同一の期間に受信する前記第2指示信号に基づいて前記第2のモータを駆動する
また、本発明の一態様に係る電子機器において、前記第1のモータは、前記第1の指針に2以上の種類の動作をさせ、前記第1モータ制御部は、前記2以上の種類の動作を指示する第1指示信号を受信した場合、前記第1のモータが前記2以上の種類の動作をするように前記第1のモータに対して第1駆動信号を出力するようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係る電子機器において、前記第1指示信号および前記第2指示信号それぞれ、前記2以上の種類の動作毎に異なる個数の指示パルスで構成されるようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係る電子機器は、通信回路、を備え、前記主制御回路は、前記通信回路を制御するようにしてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る電子機器は、前記第1の指針は時刻を表示するようにしてもよい。
本発明によれば、主制御回路の制御対象数に制約が生じても、モータ制御を確保できる。
第1実施形態に係る電子機器の構成例を示すブロック図である。 第1実施形態に係る基体上に充電端子、充電制御回路、二次電池、主制御部、支持体を配置した例を示す図である。 第1実施形態に係るGATE信号と指示信号(M0FR)と駆動パルスとRDYB信号のタイミングの一例を示す図である。 第1実施形態に係る主制御回路の動作期間を説明するための図である。 第1実施形態に係る主制御回路が指示信号を出力するときの処理のフローチャートである。 第1実施形態に係る指示信号が入力されたときのモータ駆動制御部の処理のフローチャートである。 比較例におけるGATE信号を用いない主制御回路の処理のフローチャートである。 第2実施形態に係る電子機器の構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、実施形態の電子機器は、指針を有するアナログ時計、スマートウォッチ、ウェアブル端末等である。以下、実施形態では、電子機器がスマートウォッチである例を説明する。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る電子機器1の構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、電子機器1は、充電端子11、充電制御回路12、二次電池13、スイッチSW、主制御部20、支持体50、第1指針60A、第2指針60B、第3指針60C、表示部70、操作部75、センサー80、およびブザー85を備えている。
主制御部20は、水晶振動子201、発振回路202、分周回路203、主制御回路204、表示駆動回路205、および通信回路206を備える。
支持体50には、水晶振動子30、モータ駆動制御部40、第1のモータ48A、第2のモータ48B、第3のモータ48C、輪列49A、輪列49B、および輪列49Cが取り付けられている。
モータ駆動制御部40は、降圧回路41、入力制御回路42、発振回路43、分周回路44、正逆判定回路45、駆動パルス生成回路46、および駆動回路47を備える。また、正逆判定回路45は、正逆判定回路45A、正逆判定回路45B、および正逆判定回路45Cを備える。駆動パルス生成回路46は、駆動パルス生成回路46A、駆動パルス生成回路46B、および駆動パルス生成回路46Cを備える。駆動回路47は、駆動回路47A、駆動回路47B、および駆動回路47Cを備える。
なお、実施形態では、正逆判定回路45Aと駆動パルス生成回路46Aと駆動回路47Aの組み合わせ、正逆判定回路45Bと駆動パルス生成回路46Bと駆動回路47Bの組み合わせ、正逆判定回路45Cと駆動パルス生成回路46Cと駆動回路47Cの組み合わせそれぞれを、モータ制御部という。第1モータ制御部とは、正逆判定回路45Aと駆動パルス生成回路46Aと駆動回路47Aの組み合わせ、正逆判定回路45Bと駆動パルス生成回路46Bと駆動回路47Bの組み合わせ、正逆判定回路45Cと駆動パルス生成回路46Cと駆動回路47Cの組み合わせのうちの1つである。また、第2モータ制御部とは、第1モータ制御部以外の正逆判定回路45n(nはA,B,Cのうちの1つ)と駆動パルス生成回路46nと駆動回路47nの組み合わせである。また、第3モータ制御部は、第1モータ制御部および第2モータ制御部以外の正逆判定回路45n(nはA,B,Cのうちの1つ)と駆動パルス生成回路46nと駆動回路47nの組み合わせである。
電子機器1は、時刻計時を行う動作時、第1指針60A〜第3指針60Cを用いて、時刻を提示する。電子機器1は、有線または無線のネットワークを介して端末90と通信を行い、情報の送受信を行う。電子機器1は、例えば、センサー80が検出した検出値、二次電池の残量を示す残量情報等を、ネットワークを介して端末90へ送信する。電子機器1は、端末90から、例えば、時刻情報を受信し、受信した時刻情報に応じて、計時を補正する。また電子機器1は、端末90から動作指示を受信し、受信した動作指示に応じて第1指針60A〜第3指針60Cの駆動を制御する。
端末90は、通信機能を有する機器、例えばスマートフォン、タブレット端末、携帯ゲーム機器、コンピュータ等である。端末90は、例えば操作部、表示部、制御部、GPS(Global Positioning System;グローバル・ポジショニング・システム)、通信部、電池等を含んで構成されている。端末90は、GPSを用いて取得した時刻情報、動作指示、自端末の電池の残量情報等を、ネットワークを介して電子機器1へ送信する。また、端末90は、電子機器1が送信した検出値、残量情報等を、ネットワークを介して受信し、受信した情報を表示部に表示する。
基板10(substrate)(基部)は、主制御部20、支持体50等が取り付けられるベースである。基板10には、充電端子11、充電制御回路12、二次電池13、主制御部20、および支持体50が取り付けられている。
充電端子11は、外部からの電力の供給を受ける端子であり、例えばUSB(Universal Serial Bus;ユニバーサル・シリアル・バス)端子である。充電端子11は、供給された電力を充電制御回路12へ供給する。
充電制御回路12は、充電端子11から供給された電力を二次電池13へ充電する。充電制御回路12は、二次電池13に蓄電されている電力を、主制御部20と、支持体50に取り付けられているモータ駆動制御部40に供給する。
二次電池13は、例えばリチウムイオンポリマー電池である。
主制御部20は、電子機器1が備える各構成要素の制御を行う。主制御部20は、表示部70に情報を表示させる。表示させる情報は、例えば二次電池13の残量等である。また、主制御部20は、利用者が操作部75を操作した操作結果を取得し、取得した操作結果に応じて電子機器1が備える各構成要素の制御を行う。また、主制御部20は、センサー80が出力する検出値を取得する。
水晶振動子201は、水晶の圧電現象を利用し、その機械的共振から第1の周波数を発振するために用いられる受動素子である。ここで、第1の周波数は、例えば100[MHz]である。
発振回路202は、水晶振動子201と組み合わせることで発振器を実現する回路であり、生成した第1の周波数の信号を分周回路203に出力する。
分周回路203は、発振回路202が出力した第1の周波数の信号を所望の周波数に分周し、分周した信号を主制御回路204に出力する。
主制御回路204は、第1の周波数に基づく信号のタイミングで動作する。主制御回路204は、例えば携帯端末やウェアブル端末向けのCPU(中央演算装置)であり、例えばARMアーキテクチャも用いたCPUである。また、主制御回路204は、自部内に記憶部を備え、後述する指示信号とモータとの対応関係や指示信号の定義(パルス数1つで正転指示、パルス数2つで逆転指示)等を記憶している、なお、主制御部20は、記憶部を別に備えていてもよい。
主制御回路204は、分周回路203が出力した信号のタイミングで、モータを駆動するための指示信号をモータ駆動制御部40へ出力する。なお、主制御回路204とモータ駆動制御部40は、2本の制御線(control line)(GATE、RDYB)と3本の信号線(signal line)(M0FR、M1FR、M2FR)で接続されている。
主制御回路204は、操作部75が出力した操作結果に基づいて、電子機器1の各構成要素を制御する。操作結果は、例えば時刻合わせ動作、アラーム動作等である。時刻合わせ動作の場合、主制御回路204は、例えば第3指針60Cを12時の位置に移動させて停止させ、さらに第1指針60Aと第2指針60Bを早送りや早戻しするように制御する。アラーム動作の際、主制御回路204は、分周回路203が出力する信号をカウントして、接待された時刻になったとき、または設定された時間が経過したとき、ブザー85から発報する。
主制御回路204は、スイッチSWのオン状態とオフ状態を切り替えることで、モータ駆動制御部40への電力の供給状態を制御する。主制御回路204は、例えば二次電池13の残量が所定の容量より少ない場合、モータ駆動制御部40への電力の供給する間隔を減らしたり、止めるように制御するようにしてもよい。また、主制御回路204は、通信回路206が受信した動作指示に基づいて、モータ駆動制御部40への電力の供給する間隔を減らしたり、止めるように制御するようにしてもよい。スイッチSWはMOSトランジスタ等で構成してもよい。
また、主制御回路204は、操作部75が出力する操作結果、または通信回路206が受信した動作指示に基づいて、電子機器1の動作モードを制御する。ここで、動作モードとは、時刻計時モード(通常動作モード)、クロノグラフモード、時刻合わせモード、アラーム設定モード、アラーム動作モード、外部制御モード等である。なお、外部制御モードとは、端末90からの動作指示に応じて、第1のモータ48A〜第3のモータ48Cのうち少なくとも1つを駆動して、対応する指針を運針させるモードである。一例として、端末90が、動作指示として端末90の電池残量を送信した場合、主制御回路204は、例えば12時の位置を0%、1時の位置を10%、・・・、10時の位置を100%として、端末90の電池残量を第3指針で提示させるように制御するようにしてもよい。
さらに、主制御回路204は、二次電池13の残量を検出するようにしてもよい。主制御回路204は、検出した二次電池13の残量情報を、表示駆動回路205によって表示部70に表示させるようにしてもよい。主制御回路204は、検出した二次電池13の残量情報を、通信回路206とネットワークを介して端末90へ送信するようにしてもよい。
表示駆動回路205は、主制御回路204が出力した表示情報を表示部70に表示させる。なお、表示駆動回路205は、表示部70が備えていてもよい。
通信回路206は、主制御回路204の制御に応じて、ネットワークを介して端末90と情報の送受信を行う。通信回路206は、例えばWi−Fi(Wireless Fidelity)規格や、Bluetooth(登録商標) LE(Low Energy)(以下、BLEという)規格の通信方式を用いて、端末90との間で指示や情報の送受信を行う。また、通信回路206は、GPSから情報を取得するようにしてもよい。
水晶振動子30は、第2の周波数を発振するために用いられる受動素子である。ここで、第2の周波数は、第1の周波数より低く、例えば32[kHz]である。
モータ駆動制御部40は、第2の周波数に基づく信号のタイミングで動作する。モータ駆動制御部40は、例えばモータドライバIC(集積回路)である。モータ駆動制御部40は、主制御回路204が出力した制御信号が、モータを正転させる制御信号であるか、モータを逆転させる制御信号であるかを判定する。モータ駆動制御部40は、判定した結果に基づいて、駆動パルスを生成して、生成した駆動パルスを出力することによりモータを駆動する。
降圧回路41は、充電制御回路12から供給された電圧を例えば1.57Vに降圧し、降圧した電圧をモータ駆動制御部40の各構成要素へ供給する。
入力制御回路42には、GATE信号が入力される。入力制御回路42は、GATE信号がH(ハイ)レベルの期間を示す信号を、正逆判定回路45に出力する。
発振回路43は、水晶振動子30と組み合わせることで発振器を実現する回路であり、生成した第2の周波数の信号を分周回路44に出力する。
分周回路44は、発振回路43が出力した第2の周波数の信号を所望の周波数に分周し、分周した信号を駆動パルス生成回路46に出力する。
正逆判定回路45Aには、第1指示信号であるM0FR信号が入力される。正逆判定回路45Aは、入力制御回路42がHレベルを示す信号を出力している期間、M0FRがHレベルの期間の個数をカウントすることで、M0FR信号が正転指示信号であるか逆転指示信号であるのかを判別する。なお、正逆判定回路45Aは、閾値以上の信号をHレベルであると判定する。正逆判定回路45Aは、GATE信号がHレベルからL(ロー)レベルに変化したとき、判定した判定結果を駆動パルス生成回路46Aに出力する。なお、判定結果は、正転であるか逆転であるかを示す情報または、正転であるか逆転であるかを示す信号である。なお、本実施形態では、Hレベルを第1レベルとし、Lレベルを第2レベルとする。
正逆判定回路45Bには、第2指示信号であるM1FR信号が入力される。正逆判定回路45Bは、入力制御回路42がHレベルを示す信号を出力している期間、M1FRがHレベルの期間の個数をカウントすることで、M1FR信号が正転指示信号であるか逆転指示信号であるのかを判別する。正逆判定回路45Bは、GATE信号がHレベルからL(ロー)レベルに変化したとき、判定した判定結果を駆動パルス生成回路46Bに出力する。
正逆判定回路45Cには、第3指示信号であるM2FR信号が入力される。正逆判定回路45Cは、入力制御回路42がHレベルを示す信号を出力している期間、M2FRがHレベルの期間の個数をカウントすることで、M2FR信号が正転指示信号であるか逆転指示信号であるのかを判別する。正逆判定回路45Cは、正逆判定回路45Bは、GATE信号がHレベルからL(ロー)レベルに変化したとき、判定した判定結果を駆動パルス生成回路46Cに出力する。
駆動パルス生成回路46Aは、正逆判定回路45Aが出力した判定結果に基づいて、第1のモータ48Aを1ステップ正転または1ステップ逆転させるためのパルス信号を生成し、生成したパルス信号を駆動回路47Aに出力する。
駆動パルス生成回路46Bは、正逆判定回路45Bが出力した判定結果に基づいて、第2のモータ48Bを1ステップ正転または1ステップ逆転させるためのパルス信号を生成し、生成したパルス信号を駆動回路47Bに出力する。
駆動パルス生成回路46Cは、正逆判定回路45Cが出力した判定結果に基づいて、第3のモータ48Cを1ステップ正転または1ステップ逆転させるためのパルス信号を生成し、生成したパルス信号を駆動回路47Cに出力する。
駆動回路47Aは、駆動パルス生成回路46Aが出力したパルス信号に基づいて、第1のモータ48Aを駆動する駆動信号M00、M01を生成し、生成した駆動信号M00、M01によって第1のモータ48Aを駆動する。
駆動回路47Bは、駆動パルス生成回路46Bが出力したパルス信号に基づいて、第2のモータ48Bを駆動する駆動信号M10、M11を生成し、生成した駆動信号M10、M11によって第2のモータ48Bを駆動する。
駆動回路47Cは、駆動パルス生成回路46Cが出力したパルス信号に基づいて、第3のモータ48Cを駆動する駆動信号M20、M21を生成し、生成した駆動信号M20、M21によって第3のモータ48Cを駆動する。
第1のモータ48A、第2のモータ48B、および第3のモータ48Cそれぞれは、ステッピングモータである。
第1のモータ48Aは、駆動回路47Aが出力した駆動信号M00、M01によって、輪列49Aを介して第1指針60Aを駆動する。第2のモータ48Bは、駆動回路47Bが出力した駆動信号M10、M11によって、輪列49Bを介して第2指針60Bを駆動する。第3のモータ48Cは、駆動回路47Cが出力した駆動信号M20、M21に応じて、輪列49Cを介して第3指針60Cを駆動する。
輪列49A、49B、および40Cそれぞれは、少なくとも1つの歯車を含んで構成される。
第1指針60Aは、例えば時針であり、支持体50に回転可能に支持されている。第2指針60Bは、例えば分針であり、支持体50に回転可能に支持されている。第3指針60Cは、例えば秒針であり、支持体50に回転可能に支持されている。
表示部70は、一例として液晶表示装置(LCD)であり、主制御回路204の制御によって、例えば二次電池13の残量情報を表示する。表示部70は、主制御回路204の制御によって、例えば電子機器1の動作モードを表示するようにしてもよい。
操作部75は、少なくとも1つのボタンまたは竜頭を含んで構成される。操作部75は、利用者が操作した操作結果を検出し、検出した操作結果を主制御回路204へ出力する。なお、操作部75は、表示部70や文字板上の風防に設けられているタッチパネルセンサーであってもよい。また、操作部75は、ブザー85タップされたことを検出して操作結果としてもよい。なお、圧電素子であるブザー85加えられた信号の検出は、例えば特開2014−139542号公報に記載の発明の手法を用いて行う。
センサー80は、加速度センサー、地磁気センサー、気圧センサー、温度センサーおよび角速度センサーのうちの少なくとも1つである。センサー80は、検出した検出値を主制御回路204へ出力する。主制御回路204は、加速度センサーの検出値を、電子機器1の傾き検出に用いる。加速度センサーは、例えば3軸センサーであり、重力加速度を検出する。主制御回路204は、地磁気センサーの検出値を、電子機器1の方角検出に用いる。主制御回路204は、気圧センサーの検出値を気圧計あるいは高度計に用いる。主制御回路204は、角速度センサー(ジャイロセンサー)の検出値を、電子機器1の回転検出に用いる。
ブザー85、圧電素子であり、主制御回路204の制御に応じて、発報する。
<制御線と信号線の説明>
ここで、制御線と信号線について説明する。
2本の制御線は、GATEおよびRDYBであり、3本の信号線は、M0FR、M1FR、およびM2FRである。制御線GATEは、主制御回路204がGATE信号を出力する制御線であり、GATE信号は、各モータへの指示信号(M0FR、M1FR、M2FR)を出力するタイミングの境界を示す信号である。換言すると、GATE信号は、各モータの駆動タイミングを他のタイミングから区別し、各モータの駆動タイミングを画定する(demarcate)タイミング画定信号である。信号線M0FRは、主制御回路204が第1指示信号であるM0FR信号を出力する信号線であり、第1のモータ48Aを正転または逆転される指示信号である。信号線M1FRは、主制御回路204が第2指示信号であるM1FR信号を出力する信号線であり、第2のモータ48Bを正転または逆転される指示信号である。信号線M2FRは、主制御回路204が第3指示信号であるM2FR信号を出力する信号線であり、第3のモータ48Cを正転または逆転される指示信号である。制御線RDYBは、モータ駆動制御部40がRDYB信号を出力する制御線であり、モータ駆動制御部40が指示を実行している期間を示す信号である。
なお、図1に示した例は、指針が3つ、モータが3つの例を説明したが、電子機器1の構成は、これに限られない。例えば、指針が2つ、モータが2つの場合、モータ駆動制御部40は、正逆判定回路45A,45B、駆動パルス生成回路46A,46B、駆動回路47A,47Bを備えるようにしてもよい。この場合、主制御回路204とモータ駆動制御部40とは、2本の制御線(GATE、RDYB)と2本の信号線(M0FR、M1FR、)で接続されるようにしてもよい。また、指針が1つ、モータが1つの場合、モータ駆動制御部40は、正逆判定回路45A、駆動パルス生成回路46A、駆動回路47Aを備えるようにしてもよい。この場合、主制御回路204とモータ駆動制御部40とは、2本の制御線(GATE、RDYB)と、1本の信号線(M0FR)で接続されるようにしてもよい。
<基板10上の配例の説明>
次に、基板10上に充電端子11、充電制御回路12、二次電池13、主制御部20、支持体50を配置した例を説明する。なお、図2に示す配置例は一例であり、電子機器1における基板10上の配置は、これに限られない、
図2は、本実施形態に係る基板10上に充電端子11、充電制御回路12、二次電池13、主制御部20、支持体50を配置した例を示す図である。なお、図2において、線ABを中心に時計回りの位置A〜位置Dそれぞれを、12時の位置、3時の位置、6時の位置、9時の位置という。図2に示すように、基板10上には、略中心に支持体50が配置され、略9時の位置に主制御部20が配置され、略11時の位置に表示部70が配置されている。主制御回路204とモータ駆動制御部40は、符号501に示すように2本の制御線(GATE、RDYB)と3本の信号線(M0FR、M1FR、M2FR)で接続されている。なお、図2に示す例では、支持体50が接続部511を備え、主制御回路204との5本の信号線は、接続部511に接続されている例である。この場合、接続部511とモータ駆動制御部40とは、支持体50上に設けられている配線材で接続されている。
また、基板10の右側、略2時〜4時の位置に、操作部75A〜75Cが配置されている。基板10の左下側、略7時の位置に二次電池13が配置され、略8時の位置に充電制御回路12と充電端子11が配置されている。
また、支持体50上には、モータ駆動制御部40、第1のモータ48A、第2のモータ48B、第3のモータ48C、輪列49A、輪列49B、および輪列49Cが取り付けられている。さらに、支持体50には、第1指針60A、第2指針60B、及び第3指針60Cが取り付けられている。
なお、図1、図2に示した例では、支持体50に、三組のモータ制御部(正逆判定回路、駆動パルス生成回路、駆動回路)と、三つのモータが配置されている例を説明したが、これに限られない。
例えば、第1の支持体50が、水晶振動子30、降圧回路41、入力制御回路42、発振回路43、分周回路44、二組のモータ制御部(正逆判定回路45A,45B、駆動パルス生成回路46A,46B、駆動回路47A,47B)を備え、第2の支持体50が、水晶振動子30、降圧回路41、入力制御回路42、発振回路43、分周回路44、一組のモータ制御部(正逆判定回路45C、駆動パルス生成回路46C、駆動回路47C)を備えるようにしてもよい。この場合、主制御回路204と第1の支持体とは、2本の制御線(GATE、RDYB)と2本の信号線(M0FR、M1FR)で接続され、主制御回路204と第2の支持体とは、2本の制御線(GATE、RDYB)と1本の信号線(M2FR)で接続されるようにしてもよい。この場合であっても、主制御回路204と支持体50との制御線と信号線の総数は5本である。このように構成することで、指針を文字板(不図示)に配置する自由度が増える。
<各信号のタイミングの一例の説明>
次に、GATE信号と指示信号(M0FR,M1FR.M2FR)と駆動パルスとRDYB信号のタイミングの一例を説明する。
図3は、本実施形態に係るGATE信号と指示信号(M0FR)と駆動パルスとRDYB信号のタイミングの一例を示す図である。図3において、横軸は時刻、縦軸は各信号の信号がHレベルであるかLレベルであるかを示している。また、波形g1は、GATE信号の信号波形、波形g2は、M0FR信号の信号波形、g3は、駆動信号M00の信号波形、g4は、駆動信号M01の信号波形、g5は、RDYB信号の信号波形である。また、時刻t1〜t10の期間がモータを正転させる例であり、時刻t11〜t28の期間がモータを逆転させる例である。
主制御回路204は、時刻t1のときGATE信号をLレベルからHレベルに変化させる。続けて、主制御回路204は、時刻t2のときM0FR信号をLレベルからHレベルに変化させ、時刻t3のときM0FR信号をHレベルからLレベルに変化させる。M0FR信号がHレベルの期間(時刻t2〜t3)は、例えば10[ns]である。続けて、主制御回路204は、時刻t4のときGATE信号をHレベルからLレベルに変化させる。GATE信号がHレベルの期間(時刻t1〜t4)は、例えば30[ns]である。
正逆判定回路45Aは、GATE信号がHレベルの期間に、M0FR信号のHレベルの期間が1つであったため、モータを正転させる指示であると判定する。続けて、駆動回路47Aは、時刻t4のとき駆動信号M00をHレベルからLレベルに変化させ、時刻t5のとき駆動信号M00をLレベルからHレベルに変化させる。モータ駆動制御部40は、正逆判定回路45Aと駆動回路47Aの出力に基づいて、時刻t4〜t5の期間、RDYB信号をHレベルにする。なお、駆動信号M00がLレベルの時刻t4〜t5の期間は、例えば5〜6[ms]である。
主制御回路204は、時刻t6〜t9の期間、時刻t1〜t4の期間と同様に、GTATE信号とM0FR信号を制御する。
正逆判定回路45Aは、GATE信号がHレベルの期間に、M0FR信号のHレベルの期間が1つであったため、モータを正転させる指示であると判定する。続けて、駆動回路47Aは、時刻t9のとき駆動信号M01をHレベルからLレベルに変化させ、時刻t10のとき駆動信号M01をLレベルからHレベルに変化させる。モータ駆動制御部40は、正逆判定回路45Aと駆動回路47Aの出力に基づいて、時刻t9〜t10の期間、RDYB信号をHレベルにする。なお、駆動信号M01がLレベルの時刻t9〜t10の期間は、例えば5〜6[ms]である。
主制御回路204は、時刻t11のときGATE信号をLレベルからHレベルに変化させる。続けて、主制御回路204は、時刻t12のときM0FR信号をLレベルからHレベルに変化させ、時刻t13のときM0FR信号をHレベルからLレベルに変化させ、時刻t14のときM0FR信号をLレベルからHレベルに変化させ、時刻t15のときM0FR信号をHレベルからLレベルに変化させる。続けて、主制御回路204は、時刻t16のときGATE信号をHレベルからLレベルに変化させる。GATE信号がHレベルの期間(時刻t11〜t16)は、例えば50[ns]である。
正逆判定回路45Aは、GATE信号がHレベルの期間に、M0FR信号のHレベルの期間が2つであったため、モータを逆転させる指示であると判定する。続けて、駆動回路47Aは、時刻t16のとき駆動信号M00をHレベルからLレベルに変化させる。続けて、駆動回路47Aは、時刻t17のとき、駆動信号M00をLレベルからHレベルに変化させ、駆動信号M01をHレベルからLレベルに変化させる。続けて、駆動回路47Aは、時刻t18のとき、駆動信号M00をHレベルからLレベルに変化させ、駆動信号M01をLレベルからHレベルに変化させる。続けて、駆動回路47Aは、時刻t19のとき駆動信号M00をLレベルからHレベルに変化させる。モータ駆動制御部40は、正逆判定回路45Aと駆動回路47Aの出力に基づいて、時刻t16〜t19の期間、RDYB信号をHレベルにする。
主制御回路204は、時刻t20〜t25の期間、時刻t11〜t16の期間と同様に、GTATE信号とM0FR信号を制御する。
正逆判定回路45Aは、GATE信号がHレベルの期間に、M0FR信号のHレベルの期間が2つであったため、モータを逆転させる指示であると判定する。続けて、駆動回路47Aは、時刻t25のとき駆動信号M01をHレベルからLレベルに変化させる。続けて、駆動回路47Aは、時刻t26のとき、駆動信号M00をHレベルからLレベルに変化させ、駆動信号M01をLレベルからHレベルに変化させる。続けて、駆動回路47Aは、時刻t27のとき、駆動信号M00をLレベルからHレベルに変化させ、駆動信号M01をHレベルからLレベルに変化させる。続けて、駆動回路47Aは、時刻t28のとき駆動信号M01をHレベルからLレベルに変化させる。モータ駆動制御部40は、正逆判定回路45Aと駆動回路47Aの出力に基づいて、時刻t25〜t28の期間、RDYB信号をHレベルにする。
図3は、M0FR信号の例を示したが、GATE信号とM1FR信号と駆動信号M10,M11の関係も同様であり、GATE信号とM2FR信号と駆動信号M20,M21の関係も同様である。
また、図3に示した例では、指示信号のパルスが1つのとき正転、2つのとき逆転の例を示したが、これに限られない。パルス数と対応する動作については、主制御回路204とモータ駆動制御部40とで予め定めたものであればよい。また、パルス数は3つ以上であってもよく、パルス数毎に対応する動作を、主制御回路204とモータ駆動制御部40とで予め定めて記憶しておくようにしてもよい。
なお、図3に示した例では、第1のモータを制御する例を示したが、主制御回路204は、複数のモータを同時に制御するようにしてもよい。この場合、主制御回路204は、GATE信号がHレベルの間に、例えばM0FR信号とM1FR信号をM2FR信号それぞれのHレベルとLレベルを変化させる。この指示信号を入力されたモータ駆動制御部40は、例えば、第1のモータ48Aを正転させ、第2のモータ48Bを逆転させ、第3のモータ48Cを正転させるように制御するようにしてもよい。
<主制御回路204の動作期間の説明>
次に、主制御回路204の動作期間について説明する。
図4は、本実施形態に係る主制御回路204の動作期間を説明するための図である。図4において、横軸は時刻、縦軸は各信号の信号がHレベルであるかLレベルであるかを示している。また、波形g11は、駆動信号M00、波形g12は、駆動信号M01、波形g13は、GATE信号を用いない比較例における主制御回路の動作期間を示し、波形g14は、GATE信号を用いる本実施形態の主制御回路の動作期間を示している。なお、図4に示す例は、モータを正転させる場合の例である。
g10で囲んだ領域は、波形g14の時刻t101〜t102の期間におけるGATE信号とM0FR信号の波形の例である。図3を用いて説明したように、モータを正転させる場合のM0FR信号の期間は10[ns]であり、GATE信号の期間は30[ns]である。なお、この時間は、水晶振動子201の発振周波数が100[MHz]の場合である。
本実施形態では、主制御回路204は、GATE信号をHレベルにしている期間、すなわち30[ns]動作している。
仮に、GATE信号を用いずにモータを駆動する場合、主制御回路は、駆動パルスをモータに供給する時刻t102〜t103の期間動作し続ける必要がある。モータを正転させる時刻t102〜t103の期間は、例えば6[ms]である。
このように、本実施形態によれば、GATE信号を用いない比較例と比較して、正転のモータ駆動時の主制御回路204の動作期間を約200分の1(=6[ms]/30[ns])に低減することができる。これにより、本実施形態によれば、GATE信号を用いない比較例と比較して、正転のモータ駆動時の主制御回路204の消費電力を200分の1に低減することができる。
次に、主制御回路204が指示信号を出力するときの処理手順を説明する。
図5は、本実施形態に係る主制御回路204が指示信号を出力するときの処理のフローチャートである。なお、主制御回路204は、以下の処理を、例えば100[MHz]による1クロック、10[ns]ごとに行う。
(ステップS1)主制御回路204は、GATE制御線に出力するGATE信号をHレベルにする。
(ステップS2)主制御回路204は、MmFR信号線(mは0,1,2のうちの1つの整数)に出力するMmFR信号をHレベルにする。
(ステップS3)主制御回路204は、MmFR信号線(mは0,1,2のうちの1つの整数)に出力するMmFR信号をLレベルにする。
(ステップS4)主制御回路204は、GATE制御線に出力するGATE信号をLレベルにする。
以上で、主制御回路204の指示信号を出力するときの処理を終了する。
次に、指示信号が入力されたときのモータ駆動制御部40の処理手順を説明する。
図6は、本実施形態に係る指示信号が入力されたときのモータ駆動制御部40の処理のフローチャートである。なお、モータ駆動制御部40は、以下の処理を例えば32[kHz]のクロックに基づいて行う。
(ステップS11)入力制御回路42は、GATE制御線に入力されるGATE信号がHレベルの期間を検出する。続けて、入力制御回路42は、GATE信号がHレベルからLレベルに変化したことを検出する。
(ステップS12)正逆判定回路45は、GATE信号がHレベルの期間のMmFR信号のHレベルのパルス数をカウントして、カウントしたパルス数に基づいて、正転指示であるか逆転指示であるかを判定する。
(ステップS13)駆動パルス生成部46は、正逆判定回路45が出力した判定結果に基づいて、モータを1ステップ正転または1ステップ逆転させるためのパルス信号を生成する。
(ステップS14)駆動回路47は、駆動パルス生成回路46が出力したパルス信号に基づいて、モータ48を駆動する駆動信号を生成し、生成した駆動信号によってモータを駆動する。
以上で、指示信号が入力されたときのモータ駆動制御部40の処理を終了する。
ここで、比較例におけるGATE信号を用いない主制御回路の処理手順の例を説明する。
図7は、比較例におけるGATE信号を用いない主制御回路の処理のフローチャートである。なお、主制御回路は、以下の処理を、図5と同様に例えば100[MHz]による1クロック、10[ns]ごとに行う。
(ステップS901)主制御回路は、MmFR信号線に出力するMmFR信号をHレベルにする。続けて、主制御回路は、カウンターをスタートする。
(ステップS902)主制御回路は、カウンターの計測値によって、6[ms]経過したか否かを判定する。主制御回路は、6[ms]経過したしてないと判定した場合(ステップS902;NO)、ステップS902の処理を繰り返す。主制御回路は、6[ms]経過したしたと判定した場合(ステップS902;YES)、ステップS903の処理に進める。
(ステップS903)主制御回路は、MmFR信号線に出力するMmFR信号をLレベルにする。
以上で、主制御回路の指示信号を出力するときの処理を終了する。
図7を用いて説明したように、比較例では、モータを駆動している6[ms]の間、主制御回路の動作が継続し、電力が消費される。
一方、本実施形態では、GATE信号をHレベルにしている期間の40[ns]のみ主制御回路204が動作しているので、比較例に比べて消費電力を低減することができる。
以上のように、本実施形態では、GATE信号がHレベルの期間のMmFR(mは0,1,2のいずれかの整数)のHレベルの数をカウントして、正転の指示か逆転の指示かを判定して駆動パルスを生成するようにした。この結果、本実施形態によれば、駆動するモータが3つの場合に2本の制御線とモータの個数と同じ本数である3本の信号線で主制御回路204とモータ駆動制御部40とを接続することができる。なお、RDYB信号は、モータ駆動制御部40がモータを駆動していて、指示を受け付けられない期間を示している。このため、主制御回路204側で、GATE信号とMmFR信号を出力した後、モータを駆動するのに要する所定の時間、指示を送らないようにしてもよい。この場合、モータが3つの場合、RDYB制御線を除く1本の制御線と3本の信号線で主制御回路204とモータ駆動制御部40とを接続するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態では、各モータを制御する信号線(M0FR、M1FR、M2FR)が1つのモータにつき1本であり、さらにGATE信号の制御線を備えている。このため、本実施形態の電子機器1が備えるモータ駆動制御部40への入力数は、モータ数に1加算した数である。
また、本実施形態のモータ(第1のモータ48A〜第3のモータ48Cのうちのいずれか)を駆動するタイミングを指示する指示信号(M0FR信号、M1FR信号、M2FR信号のうちのいずれか)は、GATE信号が連続するHレベルの期間に、正転時が1つのパルス信号であり、逆転時が2つのパルス信号である。
さらに、本実施形態によれば、GATE信号を用いない場合と比較して、正転のモータ駆動時の主制御回路204の動作期間を約200分の1(=6[ms]/30[ns])に低減することができる。この結果、本実施形態によれば、GATE信号を用いない場合と比較して、正転のモータ駆動時の主制御回路204の消費電力を200分の1に低減することができる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、電子機器1が充電端子11、充電制御回路12および二次電池13を備える例を説明したが、本実施形態では、電子機器1Aが太陽電池と二次電池を備える例を説明する。なお、本実施形態でも、Hレベルを第1レベルとし、Lレベルを第2レベルとする。
図8は、本実施形態に係る電子機器1Aの構成例を示すブロック図である。なお、第1実施形態で説明した電子機器1(図1)と同じ機能を有する構成要素については同じ符号を用いる。
図8に示すように、電子機器1Aは、太陽電池G、ダイオードD、二次電池E、スイッチSW、主制御部20A、支持体50、第1指針60A、第2指針60B、第3指針60C、表示部70、操作部75、センサー80、およびブザー85を備えている。基板10Aには、太陽電池G、ダイオードD、二次電池E、主制御部20A、および支持体50が取り付けられている。
主制御部20Aは、水晶振動子201、発振回路202、分周回路203、主制御回路204、表示駆動回路205、通信回路206、充電制御回路207、および電源回路208を備える。
太陽電池Gは、例えばソーラーパネルである。太陽電池Gは、光エネルギーを電力に変換して、変換した電力を二次電池Eおよび主制御部20Aに供給する。
ダイオードDは、二次電池Eから太陽電池Gへの逆流防止のために太陽電池Gと二次電池Eとの間に挿入されている。
二次電池Eは、太陽電池Gから供給された電気エネルギーを蓄える蓄電池である。二次電池Eは、蓄えた電力を主制御部20Aに供給する。
充電制御回路207は、太陽電池Gによって発電された電力の二次電池Eへの充電を制御する。なお、充電制御回路207は、二次電池Eの充電電圧を検出し、検出した充電電圧が予め定められている閾値以上の電圧である場合、太陽電池Gからの電流が二次電池Eに流れないように過充電を防止するように制御する。
電源回路208は、例えば降圧回路、発振定電圧回路、ロジック定電圧回路、および昇圧電源回路を含んで構成される。降圧回路は、太陽電池Gが発電した電力および二次電池Eが蓄える電力を、所望の電圧値に降圧して、降圧した電圧値の電力を発振定電圧回路、ロジック定電圧回路、および昇圧電源回路に供給する。発振定電圧回路は、降圧回路から供給された電力を用いて、発振回路202に供給する定電圧を生成し、生成した定電圧を発振回路202に供給する。ロジック定電圧回路は、降圧回路から供給された電力を用いて、ロジック部に供給する定電圧を生成し、生成した定電圧をロジック部に供給する。なお、ロジック部は、少なくとも主制御回路204を含む。昇圧電源回路は、降圧回路から供給された電力を、所望の電圧値に昇圧して、昇圧した電圧値の電力を表示駆動回路205に供給する。
なお、主制御部20Aは、太陽電池Gの発電量を検出する発電量検出回路、電子機器1が使用されている環境の照度を検出する照度検出回路、二次電池Eの電池残量を検出する電池残量検出回路等を備えていてもよい。各検出回路は、検出した検出値を主制御回路204へ出力するようにしてもよい。
図8に示すように、電子機器1Aにおいても、主制御回路204とモータ駆動制御部40とは、2本の制御線と3本の信号線によって接続されている。このため、本実施形態の電子機器1Aにおいても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
このように、従来技術では、主制御部にモータドライバを含んでいたが、上述した実施形態の構成では、モータ駆動制御部40を主制御回路204から分離した。これにより、上述した実施形態によれば、主制御回路204における処理負荷等が低減され、モータ駆動制御部40側単独での制御性が向上する。
また、上述した実施形態によれば、主制御回路204からモータ駆動制御部40への制御信号を送る信号線を単一線(single)とすることにより、主制御回路204におけるモータ制御に割り付ける信号線の数を抑制することができる。
例えば、通信回路206の制御のために仮に5端子割り当てられ、加えて、操作ボタン数も増加し、その制御用の端子の割り当て等も増加した場合であっても、上述した実施形態によれば、モータ駆動制御部40への制御ラインは確保できるので、確実にモータは駆動制御できる。
さらに、上述した実施形態によれば、一つのモータと一つのモータ駆動制御部40とを含む支持体50を電子機器1に複数搭載したときでも、一つのモータに割り当てられる主制御回路204の端子は最小なので、複数のモータの制御を確保できる。
上述した実施形態によれば、指針駆動時の主制御回路204の動作時間が最短となるため、主制御回路204の省電力化ができる。
また、上述した実施形態によれば、運針中の状態を示すRDYB信号を出力する構成のため、主制御回路204が次の指示信号(運針制御信号)を出力するまでの間、エッジ割り込み待ちとなるため、高速運針時も主制御回路204の省電力化ができる。
また、上述した実施形態によれば、モータ駆動制御部40は、運針時以外の間、例えば0.1uA台の消費電流で動作するため、システム全体の消費電力に対する寄与率を最小限に抑えられる。
また、上述した実施形態によれば、GATE信号により指示信号の入力期間が画定され、当該入力期間を最小限にするため、外部ノイズに対する誤作動を防止することができる。
また、上述した実施形態によれば、モータ駆動制御部40の電源電圧を、従来の指針電子時計と同じ電圧(例えば1.57V)に降圧して動作させるため、システム全体の電源電圧がリチウムイオン電池のように3V〜4.2Vであっても、モータの仕様が省電力あるいは高トルク化の最適化を行うことができる。
また、上述した実施形態によれば、針位置管理を主制御回路204で行うため、モータ駆動制御部40内の針位置カウンターが不要となり回路規模が最小化できる。
なお、上述した実施形態では、主制御回路204がHレベルを出力しているときに電力を消費する例を説明したが、これに限られない。用いる主制御回路204の論理回路に応じたものであればよい。Lレベルを出力しているときに消費電力が多い場合、主制御回路204は、例えば図3の時刻t3のときGATE信号をHレベルからLレベルに切り替え、時刻t2のときM0FR信号をHレベルからLレベルに切り替え、時刻t3のときM0FR信号をLレベルからHレベルに切り替え、時刻t4のときGATE信号をLレベルからHレベルに切り替えるようにしてもよい。この場合、第1レベルがLレベルであり、第2レベルがHレベルである。
なお、本発明における主制御部20(20A)またはモータ駆動制御部40の機能の全てまたは一部を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより主制御部20(20A)またはモータ駆動制御部40の機能の全てまたは一部を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…電子機器、10,10A…基板、11…充電端子、12…充電制御回路、13…二次電池、20…主制御部、201…水晶振動子、202…発振回路、203…分周回路、204…主制御回路、205…表示駆動回路、206…通信回路、207…充電制御回路、208…電源回路、30…水晶振動子、40…モータ駆動制御部、41…降圧回路、42…入力制御回路、43…発振回路、44…分周回路、45,45A,45B,45C…正逆判定回路、46,46A,46B,46C…駆動パルス生成回路、47,47A,47B,47C…駆動回路、48A…第1のモータ、48B…第2のモータ、48C…第3のモータ、49A,49B,49C…輪列、50…支持体、60…指針、60A…第1指針、60B…第2指針、60C…第3指針、70…表示部、75…操作部、80…センサー、85…ブザー、SW…スイッチ、GATE…タイミング画定信号、M0FR,M1FR,M2FR…指示信号

Claims (5)

  1. 支持体に設けられ、第1の指針を駆動する第1のモータと、
    前記第1のモータを制御する第1のモータ制御部と、
    前記支持体に設けられ、第2の指針を駆動する第2のモータと、
    前記第2のモータを制御する第2のモータ制御部と、
    前記第1のモータ制御部および前記第2のモータ制御部を制御する主制御回路と、
    前記支持体が取り付けられ、前記主制御回路が設けられる基部と、
    前記主制御回路と前記第1のモータ制御部とを接続し、前記第1のモータに対して単一に設けられ、前記第1のモータの駆動を指示する第1指示信号が通過する第1の信号線と、
    前記主制御回路と前記第2のモータ制御部とを接続し、前記第2のモータに対して単一に設けられ、前記第2のモータの駆動を指示する第2指示信号が通過する第2の信号線と、
    を備え、
    前記第1のモータ制御部は、タイミング画定信号で画定された期間に受信する前記第1指示信号に基づいて前記第1のモータを駆動し、
    前記第2のモータ制御部は、前記第1指示信号を受信する前記期間と同一の期間に受信する前記第2指示信号に基づいて前記第2のモータを駆動する、
    電子機器。
  2. 前記第1のモータは、前記第1の指針に2以上の種類の動作をさせ、
    前記第1モータ制御部は、前記2以上の種類の動作を指示する第1指示信号を受信した場合、前記第1のモータが前記2以上の種類の動作をするように前記第1のモータに対して第1駆動信号を出力する、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1指示信号および前記第2指示信号はそれぞれ、前記2以上の種類の動作毎に異なる個数の指示パルスで構成される、請求項2に記載の電子機器。
  4. 通信回路、を備え、
    前記主制御回路は、前記通信回路を制御する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記第1の指針は時刻を表示する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電子機器。
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