JP2021067637A - 電源装置、ムーブメント及び時計 - Google Patents

電源装置、ムーブメント及び時計 Download PDF

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【課題】機能部に電源を接続する際の突入電流による制御部の電圧降下を抑止することができる電源装置、ムーブメント及び時計を提供する。【解決手段】電源装置は、電源の正極に接続される正極側配線と、電源の負極に接続される負極側配線と、コンデンサと、第1入力端子と第1出力端子と第1スイッチ素子と第1抵抗成分とを有し電源からコンデンサに供給される電流の状態を切り替える第1スイッチ部と、第2入力端子と第2出力端子と第2スイッチ素子と第1抵抗成分の大きさとは異なる大きさの第2抵抗成分を有し電源からコンデンサに供給される電流の状態を切り替える第2スイッチ部と、機能部に対して第1スイッチ部から出力される第1電流と第2スイッチ部から出力される第2電流とを供給する電力供給部と、第1スイッチ部及び第2スイッチ部の状態を選択することにより、機能部の状態を制御する制御部とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、電源装置、ムーブメント及び時計に関する。
従来、制御部によって間欠駆動される機能部を備える電子機器において、機能部に電源を接続する際の突入電流により電源電圧が降下していた。このような電子機器では、電圧降下した電源電圧が機能部に印加されることにより、機能部の誤動作を引き起こすという問題があった。そこで、機能部に電源を接続する際の突入電流を抑止することにより、機能部に印加される電源電圧の降下を抑止し、機能部の誤動作を防止する技術が開示されている。(例えば、特許文献1を参照)。
特開2014−155270号公報
ここで、機能部に電源(以降、電池とも記載する。)を接続する際の突入電流による電圧降下の値は、電池の内部抵抗による。電池の内部抵抗は、電池の製造日からの経過年数や電池の寿命と共に大きくなることが知られており、電池の内部抵抗が大きくなることに伴い突入電流による電圧降下の値も大きくなる。
しかしながら、特許文献1に記載のような従来技術によると、電源の内部抵抗値が上昇した場合には、電圧降下の値が大きくなり、制御部に供給される電圧が制御部の動作電圧下限やモータの動作電圧下限を下回ることによる誤動作を引き起こす可能性がある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであって、機能部に電源を接続する際の突入電流による制御部の電圧降下を抑止することができる電源装置、ムーブメント及び時計を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る電源装置は、電源の正極に接続される正極側配線と、前記電源の負極に接続される負極側配線と、第1端子と、前記負極側配線に接続される第2端子とを備えるコンデンサと、第1入力端子と、第1出力端子と、第1スイッチ素子と、第1抵抗成分とを有し、前記正極側配線に前記第1入力端子が接続され、前記コンデンサの前記第1端子に前記第1出力端子が接続され、前記電源から前記第1抵抗成分を介して前記コンデンサに供給される電流の状態を、前記第1スイッチ素子によって供給状態と非供給状態とのいずれかの状態に切り替える第1スイッチ部と、第2入力端子と、第2出力端子と、第2スイッチ素子と、前記第1抵抗成分の大きさとは異なる大きさの第2抵抗成分を有し、前記正極側配線に前記第2入力端子が接続され、前記コンデンサの前記第1端子に前記第2出力端子が接続され、前記電源から前記第2抵抗成分を介して前記コンデンサに供給される電流の状態を、前記第2スイッチ素子によって供給状態と非供給状態とのいずれかの状態に切り替える第2スイッチ部と、電力が供給されている動作状態と、電力が供給されていない非動作状態とを有する機能部に対して、前記第1スイッチ部の前記第1出力端子から出力される第1電流と、前記第2スイッチ部の前記第2出力端子から出力される第2電流とをそれぞれ供給する電力供給部と、前記第1スイッチ部の状態及び前記第2スイッチ部の状態をそれぞれ選択することにより、前記機能部の状態を前記動作状態と前記非動作状態とのいずれかに制御する制御部とを備える。
本発明の一態様に係る電源装置において、前記第2スイッチ部が有する前記第2抵抗成分は前記第1スイッチ部が有する前記第1抵抗成分より大きく、前記制御部は、前記機能部の状態を前記動作状態に制御する場合に、前記第2スイッチ部を供給状態に切り替えた後、所定時間経過後に前記第1スイッチ部を供給状態に切り替えてもよい。
本発明の一態様に係る電源装置は、前記コンデンサの前記第1端子に一端が接続され前記電力供給部に他端が接続され、前記第1スイッチ部の前記第1出力端子から出力される前記第1電流と、前記第2スイッチ部の前記第2出力端子から出力される前記第2電流の供給状態を供給状態と非供給状態とのいずれかの状態に切り替える第3スイッチ部をさらに備え、前記制御部は、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部の少なくとも一方が供給状態である場合に、前記第3スイッチ部を供給状態に切り替えてもよい。
本発明の一態様に係る電源装置において、前記第2スイッチ部が有する前記第2抵抗成分の大きさは、前記電源の内部抵抗の大きさ以上であってもよい。
本発明の一態様に係る電源装置は、周囲温度を測定する周囲温度測定部をさらに備え、前記制御部は、前記周囲温度測定部の測定する前記周囲温度に基づき、前記第2スイッチ部を供給状態に切り替えた後、前記第1スイッチ部を供給状態に切り替えるまでの時間を決定してもよい。
本発明の一態様に係る電源装置は、積算稼働時間を測定する積算稼働時間測定部をさらに備え、前記制御部は、前記積算稼働時間測定部の測定する前記積算稼働時間に基づき、前記第2スイッチ部を供給状態に切り替えた後、前記第1スイッチ部を供給状態に切り替えるまでの時間を決定してもよい。
本発明の一態様に係る電源装置は、前記機能部の駆動回数を測定する駆動回数測定部をさらに備え、前記制御部は、前記駆動回数測定部の測定する前記駆動回数に基づき、前記第2スイッチ部を供給状態に切り替えた後、前記第1スイッチ部を供給状態に切り替えるまでの時間を決定してもよい。
本発明の一態様に係る電源装置において、前記コンデンサはタンタルコンデンサであってもよい。
本発明の一態様に係る電源装置において、前記機能部は、無線通信モジュール、加速度センサ、温度センサ、気圧センサ又は磁気センサのいずれかであってもよい。
本発明の一態様に係るムーブメントは、上述した電源装置と、前記機能部とを備えていてもよい。
本発明の一態様に係る時計は、上述したムーブメントを備えていてもよい。
本発明によれば、機能部に電源を接続する際の突入電流による制御部の電圧降下を抑止することができる。
本実施形態に係る時計制御部及び機能部を備える時計の機能構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る電源制御部の機能構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る第1の実施形態を示す図である。 本実施形態に係るスイッチ部の状態を変化させた場合における電池及びコンデンサの電圧波形を示す図である。 本実施形態に係るスイッチ部の接続状態毎の電流経路を示す図である。 本実施形態に係る第2の実施形態を示す図である。 従来技術による機能部に電力を供給する場合の電源電圧波形を示す図である。 本実施形態に係る機能部に電力を供給する場合の電源電圧波形を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る時計制御部及び機能部を備える時計の機能構成の一例を示す図である。本実施形態では、時計の一例としてアナログ電子時計を例示し説明することとする。
図1に示すように、時計1は、電池2、発振回路3、分周回路4、時計制御部5、機能部6、ステッピングモータ511、輪列11、時針12、分針13、秒針14、カレンダ表示部15、時計ケース17、および時計用ムーブメント18(以下、ムーブメント18という)を備える。なお、本実施形態では、時針12、分針13、秒針14、カレンダ表示部15のうち1つを特定しない場合、指針16という。
なお、発振回路3、分周回路4、時計制御部5、機能部6、ステッピングモータ511および輪列11は、ムーブメント18の構成要素である。
一般に、時計1の時間基準などの装置からなる時計の機械体をムーブメントと称する。電子式のものをモジュールと呼ぶことがある。時計としての完成状態では、ムーブメントに、例えば、文字板、指針が取り付けられ、時計ケースの中に収容される。
電池2は、例えばリチウム電池、いわゆるボタン電池である。なお、電池2は、太陽電池と、太陽電池によって発電された電力を蓄電する蓄電池であってもよい。電池2は、電力を時計制御部5及び機能部6に供給する。以降、電池2を電源とも記載する。
発振回路3は、例えば水晶の圧電現象を利用し、その機械的共振から所定の周波数を発振するために用いられる受動素子である。ここで、所定の周波数は、例えば32[kHz]である。
分周回路4は、発振回路3が出力した所定の周波数の信号を所望の周波数に分周し、分周した信号を時計制御部5に出力する。
なお、発振回路3及び分周回路4は、いずれも時計制御部5に含まれる構成としてもよい。
時計制御部5は、分周回路4が出力する分周された信号を用いて計時を行い、計時した結果に基づいて、駆動パルスを生成する。なお、時計制御部5は、指針16を正転方向に運針させる場合、正転用の駆動パルスを生成する。時計制御部5は、指針16を逆転方向に運針させる場合、逆転用の駆動パルスを生成する。時計制御部5は、生成した駆動パルスをステッピングモータ511に出力する。
ステッピングモータ511は、時計制御部5が出力する駆動パルスに応じて指針16(時針12、分針13、秒針14、カレンダ表示部15)を運針させる。図1に示す例では、例えば、時針12、分針13、秒針14、およびカレンダ表示部15それぞれに1つステッピングモータ511を備えている。
時針12は、時計制御部5がステッピングモータ511を駆動することによって12時間で1回転する。分針13は、時計制御部5がステッピングモータ511を駆動することによって60分間で1回転する。秒針14は、時計制御部5がステッピングモータ511を駆動することによって60秒間で1回転する。カレンダ表示部15は、例えば日付を表示する指針であり、時計制御部5がステッピングモータ511を駆動することによって24時間で1日分の日送りをする。
機能部6は、電力が供給されている動作状態と、電力が供給されていない非動作状態とを有する。つまり、機能部6は間欠的に駆動される。
例えば、機能部6は、外部機器と無線通信を行う通信部(無線通信モジュール)や、環境センサ等であってもよい。
この一例において、機能部6が無線通信モジュールである場合について説明する。無線通信モジュールが実行する通信は、例えば、ブルートゥース(登録商標)等の無線通信である。
なお、無線通信モジュールが行う通信は、ブルートゥース(登録商標)に限定されず、種々の通信方式を採用可能であり、また、省電力に対応する通信方式であれば、なお好ましい。無線通信モジュールは、時刻情報や位置情報等を、通信アンテナを介して外部機器と無線通信する機能を有している。外部機器としては、例えば情報端末或いはサーバ等が挙げられるが、特定の機器に限定されるものではない。通信アンテナは必須なものではなく、具備しなくても構わない。
機能部6が環境センサである場合、環境センサは、時計1の外部の環境を示す物理量を検出し、物理量を示す環境データを生成する。環境センサは、例えば、加速度センサ、温度センサ、気圧センサ、磁気センサである。また、ここで言う外部の環境を示す物理量は、例えば、時計1の加速度、時計1の周辺の温度、気圧、磁場の大きさである。
時計制御部5は、電源制御部51と、機能制御部52と、モータ制御部53とを備える。
電源制御部51は、電池2から機能部6に供給される電力を制御する。具体的には、電源制御部51は、機能部6を動作状態に制御する場合には機能部6に対して電力を供給する。また、電源制御部51は、機能部6を非動作状態に制御する場合には機能部6に対して電力を供給しない。以降、電源制御部51を電源装置とも記載する。
機能制御部52は、機能部6と信号線により接続され、機能部6の制御を行う。例えば、機能部6が無線通信モジュールである場合、機能制御部52は機能部6と、シリアルインタフェース、IC(Inter−Integrated Circuit、アイ・スクエア・シー)、SPI(シリアル・ペリフェラル・インタフェース)等の通信規格で通信を行う。
なお、この一例において、機能制御部52と機能部6との間で行われる通信方式は上記した通信規格に限定されない。
モータ制御部53は、ステッピングモータ511の制御を行う。
なお、時計制御部5は、周囲温度測定部54と、積算稼働時間測定部55と、駆動回数測定部56とを備えていてもよい。
周囲温度測定部54は、時計1の周囲温度を測定する。例えば、周囲温度測定部54は、サーミスタ等により時計1の周囲温度を測定する。周囲温度測定部54は、測定した時計1の周囲温度の情報を、電源制御部51に提供する。
積算稼働時間測定部55は、機能部6の稼働時間を測定し、記憶する。積算稼働時間測定部55は、記憶された機能部6の積算稼働時間を示す情報を、電源制御部51に提供する。
駆動回数測定部56は、機能部6が駆動された回数を測定し、記憶する。駆動回数測定部56は、記憶された機能部6の駆動回数を示す情報を、電源制御部51に提供する。
次に、本実施形態に係る電源制御部51の機能構成の一例について説明する。
[電源制御部51の機能構成]
図2は、本実施形態に係る電源制御部51の機能構成の一例を示す図である。同図に示すように、電源制御部51は電池2と機能部6との間に接続され、電池2から機能部6に提供される電力を制御する。
電源制御部51は、正極側配線L1を介して電池2の正極201に接続され、負極側配線L2を介して電池2の負極202に接続される。
正極側配線L1は、電池2の正極201に接続される接続線である。
負極側配線L2は、電池2の負極202に接続される接続線である。
電源制御部51は、コンデンサ81と、第1スイッチ部71と、第2スイッチ部72と、制御部510と、電力供給部83とを備える。
コンデンサ81は、第1端子811と、第2端子812とを備える。コンデンサ81が備える第1端子811は、第1スイッチ部71及び第2スイッチ部72に接続される。コンデンサ81が備える第2端子812は、負極側配線L2に接続される。
コンデンサ81は、電池2から供給される電力を蓄える。コンデンサ81は、蓄えた電力を機能部6に供給する。この一例においてコンデンサ81は、タンタルコンデンサである。
第1スイッチ部71は、第1入力端子718と、第1出力端子719と、第1スイッチ素子710と、第1抵抗成分711とを有する。第1スイッチ部71が備える第1入力端子718は、正極側配線L1に接続される。第1スイッチ部71が備える第1出力端子719は、コンデンサ81が備える第1端子811に接続される。
第1スイッチ部71は、電池2から第1抵抗成分711を介してコンデンサ81に供給される電流i1の状態を、第1スイッチ素子710によって供給状態と非供給状態とのいずれかの状態に切り替える。
第2スイッチ部72は、第2入力端子728と、第2出力端子729と、第2スイッチ素子720と、第2抵抗成分721とを有する。第2抵抗成分721の大きさは、第1抵抗成分711の大きさとは異なる。この一例において、第2スイッチ部72が有する第2抵抗成分721は第1スイッチ部71が有する第1抵抗成分711より大きい。
第2スイッチ部72が備える第2入力端子728は、正極側配線L1に接続される。第2スイッチ部72が備える第2出力端子729は、コンデンサ81の第1端子811に接続される。
第2スイッチ部72は、電池2から第2抵抗成分721を介してコンデンサ81に供給される電流i2の状態を、第2スイッチ素子720によって供給状態と非供給状態とのいずれかの状態に切り替える。
制御部510は、第1スイッチ部71及び第2スイッチ部72の状態を制御する。
具体的に、制御部510は、機能部6の状態を動作状態に制御する場合、第1スイッチ部71又は第2スイッチ部72の状態を供給状態に制御する。また、電源制御部51は、機能部6の状態を非動作状態に制御する場合、第1スイッチ部71又は第2スイッチ部72の状態を非供給状態に制御する。
つまり、制御部510は、第1スイッチ部71の状態及び第2スイッチ部72の状態をそれぞれ選択することにより、機能部6の状態を動作状態と非動作状態とのいずれかに制御する。
電力供給部83は、第1スイッチ部71の第1出力端子719から出力される第1電流i1を機能部6に供給する。また、電力供給部83は、第2スイッチ部72の第2出力端子729から出力される第2電流i2を機能部6に供給する。また、電力供給部83は、コンデンサ81に蓄えられた電力を機能部6に供給する。
つまり、電力供給部83は、第1スイッチ部71の第1出力端子719から出力される第1電流i1と、第2スイッチ部72の第2出力端子729から出力される第2電流i2と、コンデンサ81に蓄えられた電力とを、機能部6に対してそれぞれ供給する。
この一例において、電力供給部83は、機能部6に電力を供給するための端子であるとして説明するが、この一例に限定されない。電力供給部83は、第1電流i1及び第2電流i2の少なくともいずれか一方を機能部6に供給することができればよい。電源制御部51は、端子を備えていなくともよい。
次に、本実施形態に係る第1の実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
図3は、本実施形態に係る第1の実施形態を示す図である。
電池2は、等価回路として理想の電圧源22(以降、電圧源22とも記載する。)と直列に接続された内部抵抗21とで表現される。
内部抵抗21は、電池2が有する抵抗成分である。電池2から電力が供給される場合の時計制御部5の電圧降下を抑止するためには、内部抵抗21は小さい方が好ましい。一方、内部抵抗21は電池2の使用期間及び使用状況に応じて上昇する。例えば4年から7年後の−5℃から−10℃の電池の内部抵抗は1kΩ程度に及ぶことがある。この一例において、電池2の内部抵抗21は、第2スイッチ部72が有する第2抵抗成分721より小さい。つまり、第2スイッチ部72が有する第2抵抗成分721の大きさは、電池2の内部抵抗21の大きさ以上(例えば2.2kΩ)である。
電圧源22の電圧は、電池の材料の組み合わせによって決まる。本実施の形態で使用する電池2は二酸化マンガンリチウム電池(CR電池)で、電圧源22の電圧は3Vである。電圧源22の電圧は、電池2の使用期間及び使用状況に応じて減少する。
なお、電池2の電圧変動を抑止するため、電池2にはコンデンサ23が接続される構成としてもよい。
時計制御部5は、発振回路3と、分周回路4と、モータ制御部53と、電源制御部51と、機能制御部52とを備える。
発振回路3には、水晶振動子31が接続される。発振回路3は、水晶振動子31と組み合わせることで第1の周波数で発振する発振器を実現する回路である。発振回路3は、生成した第1の周波数の信号を分周回路4に出力する。
分周回路4は、発振回路3で生成した信号を分周して第2の周波数の信号を生成する。分周回路4は、第2の周波数の信号をモータ制御部53に出力する。
なお、この一例において水晶振動子31は時計制御部5に含まれないとして説明しているが、水晶振動子31が時計制御部5に含まれる構成としてもよい。
モータ制御部53には、ステッピングモータ511a及びステッピングモータ511bが接続される。モータ制御部53は、分周回路4が生成した第2の周波数に基づき、ステッピングモータ511a及びステッピングモータ511bを制御する。
電源制御部51は、制御部510と、第1スイッチ部71と、第2スイッチ部72と、コンデンサ81と、第3スイッチ部82と、コンデンサ62と、電力供給部83とを備える。
制御部510は、第1スイッチ部71及び第2スイッチ部72の状態を制御する。
第1スイッチ部71は、第1スイッチ素子710aを備える。第1スイッチ素子710aは、第1スイッチ素子710の一例である。この一例において、第1スイッチ素子710aは、MOS(metal oxide semiconductor)トランジスタである。具体的には、PチャネルMOSトランジスタである。この場合、第1スイッチ部71の第1抵抗成分711は、MOSトランジスタのドレイン―ソース間のON抵抗が含まれる。第1抵抗成分711の抵抗値は例えば100Ωである。
なお、第1スイッチ部71は、第1スイッチ部71の第1出力端子719を接地するスイッチ素子710bを備えていてもよい。この場合、スイッチ素子710bは、NチャネルMOSトランジスタである。
第2スイッチ部72は、第2スイッチ素子720aと、第2抵抗成分721とを備える。第2スイッチ素子720aは、第2スイッチ素子720の一例である。この一例において、第2スイッチ素子720aは、PチャネルMOSトランジスタである。この場合、第2スイッチ部72の第2抵抗成分721は、MOSトランジスタのドレイン―ソース間のON抵抗が含まれる。
この一例において、第2抵抗成分721は、チップ抵抗器を含む。つまり、第2抵抗成分721は、第2スイッチ素子720aのON抵抗と、チップ抵抗器の抵抗値との合計値である。
なお、第2スイッチ部72は、第2スイッチ部72の第2出力端子729を接地するスイッチ素子720bを備えていてもよい。この場合、スイッチ素子720bは、NチャネルMOSトランジスタである。
コンデンサ81は、電池2から供給される電力を蓄える。電源制御部51は、第2スイッチ素子720aを供給状態(ON状態)に切り替えることにより、コンデンサ81に電力を供給する。また、電源制御部51は、第2スイッチ素子720aを非供給状態(OFF状態)に切り替えることにより、コンデンサ81に電力が供給されない非供給状態に切り替える。コンデンサ81の容量は例えば150uFである。
コンデンサ81は、機能部6に電力を供給する。コンデンサ81は、機能部6に電力を供給したことにより、コンデンサ81に蓄えられていた電荷を放電した場合、電池2の内部抵抗21より低い第1抵抗成分711を有する第1スイッチ部71を介して、電池2から供給される電力を蓄える。
第3スイッチ部82は、コンデンサ81の第1端子811に一端が接続され、電力供給部83に他端が接続され、電池2から機能部6に対する電力の供給状態を切り替える。
具体的には、第3スイッチ部82は、PチャネルMOSトランジスタである。この場合、PチャネルMOSトランジスタである第3スイッチ部82のソースがコンデンサ81の第1端子811に接続され、ドレインが電力供給部83に接続され、ゲートが制御部510に接続される。第3スイッチ部82のON抵抗値は第1抵抗成分711より低い値(例えば10Ω程度)である。
制御部510は、PチャネルMOSトランジスタである第3スイッチ部82のゲート電位を制御することにより、ドレイン―ソース間の電流を制御する。ドレイン―ソース間には、第1スイッチ部71の第1出力端子719から出力される第1電流i1と、第2スイッチ部72の第2出力端子729から出力される第2電流i2と、コンデンサ81から出力される第3電流i3−3が、流れる。
ゲート電位が接地電位に制御され、ゲート−ソース間に電位差が生じると、第3スイッチ部82は供給状態に制御される。ゲート電位が電源電位に制御され、ゲート−ソース間の電位差がなくなると、第3スイッチ部82は非供給状態に制御される。
つまり、第3スイッチ部82は、第1スイッチ部71の第1出力端子719から出力される第1電流i1と、第2スイッチ部72の第2出力端子729から出力される第2電流i2と、コンデンサ81から出力される第3電流i3−3の供給状態を供給状態と非供給状態とのいずれかの状態に切り替える。
第3スイッチ部82は、コンデンサ81に蓄えられた電力を機能部6に供給するとともに、電池2の電力を、第1スイッチ部71を介して機能部6に供給する。また、第3スイッチ部82は、電池2の電力を、第2スイッチ部72を介して機能部6に供給する。制御部510は、第1スイッチ部71及び第2スイッチ部72の少なくとも一方が供給状態である場合に、第3スイッチ部82を供給状態に切り替える。
なお、電源制御部51は、コンデンサ62を備えていてもよい。コンデンサ62は、機能部6に供給される電圧変動を抑止するため備えられる。コンデンサ62は、機能部6のノイズを除去するためのバイパスコンデンサである。コンデンサ81の容量は例えば0.1uFから1uF程度である。電源制御部51は、複数のコンデンサ62を備えていてもよい。
電力供給部83は、この一例において、機能部6に電力を供給するための端子である。電力供給部83は、第1電流i1、第2電流i2、第3電流i3−3の少なくともいずれかを機能部6に供給する。
機能制御部52は、機能部6の制御を行う。この一例において、機能部6は双方向同期通信により制御される無線通信モジュールである。具体的には、機能制御部52は、クロック同期入力信号MISOと、クロック同期出力信号MOSIと、クロック出力信号SCKと、シリアル通信準備完了信号SRDYと、チップセレクト信号CSNとを備え、機能部6と双方向同期通信を行う。
機能部6には、水晶振動子61が接続される。機能部6は、水晶振動子61の周波数から生成される周波数に基づき、処理を行う。
なお、この一例において水晶振動子61は機能部6に含まれないとして説明しているが、水晶振動子61が機能部6に含まれる構成としてもよい。
この一例において、機能部6は無線通信モジュールであるため、アンテナ部63を備える。
アンテナ部63は、アンテナ631と、インダクタ632と、インダクタ633と、コンデンサ634とを備える。アンテナ部63の構成は、機能部6の通信方式や、製品形状により異なるため、この一例に限定されない。
図4は、本実施形態に係る第1スイッチ部71、第2スイッチ部72及び第3スイッチ部82の状態を変化させた場合における電池2及びコンデンサ81の電圧波形を示す図である。
図4(A)には第1スイッチ部71の状態、図4(B)には第2スイッチ部72の状態、図4(C)には第3スイッチ部82の状態、図4(D)には電池2の電圧及びコンデンサ81の電圧の時間変化を、横軸を時間として示す。以降、図4(A)と、図4(B)と、図4(C)と、図4(D)とを区別しない場合には、図4と記載する。
図4において、「SW1」は第1スイッチ部71の接続状態を、「SW2」は第2スイッチ部72の接続状態を、「SW3」は第3スイッチ部82の接続状態を示す。以降、それぞれのスイッチ部の接続状態が供給状態である場合をONとして、非供給状態である場合をOFFとして記載する。
「電池電圧」は電池2の電圧を、「タンタル電圧」はコンデンサ81の電圧を、縦軸を電圧として示す。
同図の一例では、時刻t以前において、第1スイッチ部71、第2スイッチ部72及び第3スイッチ部82の接続状態はOFFである。この一例における時刻t以前の各スイッチの切り替えからは、所定の時間が経過しており、電池電圧及びタンタル電圧が安定するのに十分な時間が経過しているものとして説明する。
この状態において、電池2の電力はコンデンサ81に供給されない。この場合における電池電圧は、機能部6による電力の消費がされていない場合の電圧となる。また、タンタル電圧はゼロである。
制御部510は、時刻tにおいて、第2スイッチ部72をONに制御する。第2スイッチ部72がONに制御されることにより、電池2から、第2抵抗成分721を介してコンデンサ81に電力が供給される。
時刻tにおける電池電圧は、電池2の電圧源22とタンタル電圧の電位差を、電池2の内部抵抗21と第2抵抗成分721により分圧された電圧まで降下する。時刻tから時刻tまでの遷移において、コンデンサ81に電荷が蓄えられ、タンタル電圧が上昇すると、タンタル電圧の上昇とともに、電池電圧が上昇する。
制御部510は、時刻tにおいて、第1スイッチ部71をONに制御する。第1スイッチ部71がONに制御されることにより、電池2から、第1抵抗成分711を介してコンデンサ81に電力が供給される。つまり、制御部510は、機能部6の状態を動作状態に制御する場合に、第2スイッチ部72を供給状態に切り替えた後、所定時間経過後に第1スイッチ部71を供給状態に切り替える。
この一例においては、時刻tにおいて、制御部510は、第1スイッチ部71をONに制御すると同時に、第3スイッチ部82をONに制御している。第3スイッチ部82がONに制御されることにより、機能部6に電力が供給される。機能部6により電力が消費されることにより、機能部6に電力が消費されている期間(つまり、時刻tから時刻tの間)電池電圧及びタンタル電圧は降下する。
制御部510は、機能部6との通信を終えると、第1スイッチ部71、第2スイッチ部72及び第3スイッチ部82をOFFに制御する。
第1スイッチ部71、第2スイッチ部72及び第3スイッチ部82がOFFに制御されることにより、電池2の電力は機能部6に供給されなくなる。したがって電池電圧は時刻t以前の電位に戻る。また、この状態において、電池2の電力はコンデンサ81に供給されない。つまりコンデンサ81に充電されていた電荷は放電され、タンタル電圧は徐々に降下する。
なお、制御部510は、コンデンサ81に蓄えられた電荷を放電するため、スイッチ素子710b又はスイッチ素子720bの少なくとも一方をONに制御してもよい。制御部510は、コンデンサ81に蓄えられた電荷を積極的に放電することにより、コンデンサ81の電位を、より早くゼロに近づけることができる。この処理により、コンデンサ81に電荷が蓄えられるまでの時間を一定に保つことができる。
図5は、本実施形態に係るスイッチ部の接続状態毎の電流経路を示す図である。
電流経路I1は、図4で示した、時刻tから時刻tにおける場合(つまり、第2スイッチ部72がON、第1スイッチ部71及び第3スイッチ部82がOFFである場合)の電流経路である。電池2の電力は、第2スイッチ部72を介してコンデンサ81に充電される。
電流経路I2は、時刻tにおける場合の電流経路である。図4の一例では、制御部510は、第1スイッチ部71及び第3スイッチ部82を同時にONに制御するとして説明した。本実施形態ではこの一例に限定されず、制御部510は、まず第1スイッチ部71をONに制御した後、第3スイッチ部82をONに制御してもよい。電流経路I2は、時刻tにおいて、まず第1スイッチ部71をONに制御した場合(つまり、第2スイッチ部72及び第1スイッチ部71がON、第3スイッチ部82がOFFである場合)の電流経路である。電池2の電力は、第1スイッチ部71を介してコンデンサ81に充電される。
電流経路I3は、図4で示した、時刻tから時刻tにおける場合(つまり、第1スイッチ部71、第2スイッチ部72及び第3スイッチ部82のいずれもONである場合)の電流経路である。電池2の電力は、第1スイッチ部71を介してコンデンサ81に充電される。また、電池2の電力は、第1スイッチ部71を介して機能部6に提供される(電流経路I3−1)。また、電池2の電力は、第2スイッチ部72を介して機能部6に提供される(電流経路I3−2)。また、コンデンサ81に蓄えられた電力は、第3スイッチ部82を介して機能部6に提供される(電流経路I3−3)。つまり電流経路I3に流れる電流の大きさは、電流経路I3−1に流れる電流の大きさと、電流経路I3−2に流れる電流の大きさと、電流経路I3−3に流れる電流の大きさとの和である。
次に、本実施形態に係る第2の実施形態について説明する。
[第2の実施形態]
図6は、本実施形態に係る第2の実施形態を示す図である。同図は、図3で説明した第1の実施形態の変形例である。上述した第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態において、第2スイッチ部72が複数のスイッチ素子を含んでいる点において、上述した第1の実施形態と異なる。
同図において、第2スイッチ部72は、第2スイッチ素子720と、第2抵抗成分721と、スイッチ素子730と、抵抗成分731と、スイッチ素子740と、抵抗成分741と、スイッチ素子750と、抵抗成分751とを備える。
制御部510は、第2スイッチ素子720、スイッチ素子730、スイッチ素子740、スイッチ素子750(以降、第2スイッチ部72が備える各スイッチ素子を区別しない場合、スイッチ素子7200とする)のそれぞれの接続状態を制御する。
なお、この一例において、第2スイッチ部72は4つのスイッチ素子を備えることとして説明するが、この一例に限定されない。第2スイッチ部72は、複数のスイッチ素子を備えていればよい。
図4で説明した時刻tから時刻tの間、制御部510はスイッチ素子7200の接続状態を制御する。例えば、第2抵抗成分721と、抵抗成分731と、抵抗成分741と、抵抗成分751(以降、第2スイッチ部72が備える各抵抗素子を区別しない場合、抵抗成分7201とする)とが、それぞれ異なる値である場合、制御部510は、いずれかのスイッチ素子7200をONに制御する。
なお、抵抗成分7201は、それぞれ同じ値であってもよいし、制御部510は、複数のスイッチ素子7200を同時にONに制御してもよい。
ここで、電池2の内部抵抗21は、電池2の使用状況や使用期間及び周囲環境により大きくなる。第2スイッチ部72をONに制御した場合に流れる突入電流i2により、電池電圧は降下する。この場合の電池電圧は、電池2の電圧源22とコンデンサ81の電圧の電位差を、電池2の内部抵抗21と第2スイッチ部72の抵抗成分7201により分圧された電圧まで降下する。つまり、電圧降下する電池2の電圧は、電池2の使用状況や使用期間及び周囲環境により大きくなる。そこで、スイッチ素子7200の抵抗成分7201を大きくすれば、電池2の電圧降下を抑止することができる。
一方、スイッチ素子7200の抵抗成分7201を大きくすれば、コンデンサ81が充電されるまでの期間(つまり、図4で説明した時刻tから時刻tの間)が長くなる。コンデンサ81が充電されるまでの期間が長くなると、制御部510が機能部6に対する電源の制御を開始(つまり、図4で説明した時刻t)から機能制御部52が機能部6の制御をすることができるようになるまでの期間が長くなる。
そこで、この一例において制御部510は、ONに制御する第2スイッチ部72のスイッチ素子7200を選択することにより、第2スイッチ部72の抵抗成分7201を選択する。
[周囲温度測定部54に基づく制御方法]
一例として、制御部510は、時計1の周囲温度に基づいて、ONに制御する第2スイッチ部72のスイッチ素子7200を選択することにより、第2スイッチ部72の抵抗成分7201を選択する。
図1で説明したように、時計制御部5は周囲温度を測定する周囲温度測定部54を備える。周囲温度測定部54は、時計1の周囲温度を測定し、制御部510に提供する。制御部510は、提供される周囲温度に基づき、ONに制御する第2スイッチ部72のスイッチ素子7200を選択する。
時計1の周囲温度が低いことを周囲温度測定部54が測定した場合、制御部510は、第2スイッチ部72の抵抗成分7201が大きくなるよう第2スイッチ部72のスイッチ素子7200を選択する。このように構成することにより、低温状態でのみ第2スイッチ部72の抵抗成分7201を大きくすることができ、第2スイッチ部72をONに制御した場合の時計制御部5の電圧降下を抑止することができる。
実施形態2では、制御部510は、時計1の周囲温度に基づいて第2スイッチ部72の抵抗成分7201を選択する。実施形態1において、制御部510は、第2スイッチ部72をONに制御してから第1スイッチ部71をONに制御するまでの時間を制御してもよい。一例として、時計1の周囲温度が低いことを周囲温度測定部54が測定した場合、第2スイッチ部72をONに制御してから第1スイッチ部71をONに制御するまでの時間を長くしてもよい。つまり、この場合、制御部510は、周囲温度測定部54の測定する周囲温度に基づき、第2スイッチ部72を供給状態に切り替えた後、第1スイッチ部71を供給状態に切り替えるまでの時間を決定する。
[積算稼働時間測定部55に基づく制御方法]
また別の一例として、制御部510は、機能部6の積算稼働時間に基づいて、ONに制御する第2スイッチ部72のスイッチ素子7200を選択することにより、第2スイッチ部72の抵抗成分7201を選択する。
図1で説明したように、時計制御部5は機能部6の積算稼働時間を測定する積算稼働時間測定部55を備える。積算稼働時間測定部55は、機能部6が稼働した時間の合計時間を測定し、制御部510に提供する。制御部510は、提供される積算稼働時間に基づき、ONに制御する第2スイッチ部72のスイッチ素子7200を選択する。
機能部6の積算稼働時間が所定時間を超えた場合、制御部510は、第2スイッチ部72の抵抗成分7201が大きくなるよう第2スイッチ部72のスイッチ素子7200を選択する。電池2の内部抵抗21は、機能部6が稼働した時間の合計に応じ、大きくなることが考えられる。したがって、このように構成することにより、電池2を所定時間使用した場合にのみ第2スイッチ部72の抵抗成分7201を大きくすることができ、第2スイッチ部72をONに制御した場合の時計制御部5の電圧降下を抑止することができる。
なお、この場合における所定時間は複数設定されていてもよく、制御部510は、その段階に応じた抵抗成分となるよう、第2スイッチ部72のスイッチ素子7200を制御してもよい。
実施形態2では、制御部510は、機能部6の積算稼働時間に基づいて第2スイッチ部72の抵抗成分7201を選択する。実施形態1において、制御部510は、第2スイッチ部72をONに制御してから第1スイッチ部71をONに制御するまでの時間を制御してもよい。一例として、機能部6の積算稼働時間が所定時間を超えた場合、第2スイッチ部72をONに制御してから第1スイッチ部71をONに制御するまでの時間を長くしてもよい。つまり、この場合、制御部510は、積算稼働時間測定部55の測定する積算稼働時間に基づき、第2スイッチ部72を供給状態に切り替えた後、第1スイッチ部71を供給状態に切り替えるまでの時間を決定する。
[駆動回数測定部56に基づく制御方法]
また別の一例として、制御部510は、機能部6の駆動された回数に基づいて、ONに制御する第2スイッチ部72のスイッチ素子7200を選択することにより、第2スイッチ部72の抵抗成分7201を選択する。
図1で説明したように、時計制御部5は機能部6の駆動された回数を測定する駆動回数測定部56を備える。駆動回数測定部56は、機能部6が駆動された回数を測定し、制御部510に提供する。制御部510は、提供される駆動回数に基づき、ONに制御する第2スイッチ部72のスイッチ素子7200を選択する。
機能部6の駆動回数が所定回数を超えた場合、制御部510は、第2スイッチ部72の抵抗成分7201が大きくなるよう第2スイッチ部72のスイッチ素子7200を選択する。電池2の内部抵抗21は、機能部6が駆動された回数に応じ大きくなることが考えられる。したがって、このように構成することにより、電池2に所定の負荷がかかった場合にのみ第2スイッチ部72の抵抗成分7201を大きくすることができ、第2スイッチ部72をONに制御した場合の時計制御部5の電圧降下を抑止することができる。
なお、この場合における所定回数は複数設定されていてもよく、制御部510は、その段階に応じた抵抗成分となるよう、第2スイッチ部72のスイッチ素子7200を制御してもよい。
実施形態2では、制御部510は、機能部6の駆動回数に基づいて第2スイッチ部72の抵抗成分7201を選択する。実施形態1において、制御部510は、第2スイッチ部72をONに制御してから第1スイッチ部71をONに制御するまでの時間を制御してもよい。一例として、機能部6の駆動回数が所定の回数を超えた場合、第2スイッチ部72をONに制御してから第1スイッチ部71をONに制御するまでの時間を長くしてもよい。つまり、この場合、制御部510は、駆動回数測定部56の測定する駆動回数に基づき、第2スイッチ部72を供給状態に切り替えた後、第1スイッチ部71を供給状態に切り替えるまでの時間を決定する。
[実施形態のまとめ]
以上説明した実施形態によれば、電源制御部51は、コンデンサ81と、第1抵抗成分711を有する第1スイッチ部71と、第1抵抗成分711とは異なる大きさの第2抵抗成分721を備える。電源制御部51は、第1スイッチ部71と、第2スイッチ部72とを備えることにより、まず抵抗成分の大きいスイッチ部からコンデンサ81に充電し、コンデンサ81が充電されたのち、抵抗成分の小さいスイッチ部を供給状態に制御することで、機能部6に電力を供給する。本実施形態によれば、コンデンサ81に流れ込む突入電流を抑止することができるので、コンデンサ81を充電する場合に発生する時計制御部5の電圧降下を抑止することができる。これにより時計制御部5に供給される電圧が、時計制御部5の動作電圧下限を下回ることを回避できる。また、第1抵抗成分により、機能部6を駆動する場合に発生する時計制御部5の電圧降下を抑止することができる。
図7は、従来技術による機能部に電力を供給する場合の電源電圧波形を示す図である。
図7には、電池2の出力電圧の変化を、横軸を時間として示している。電池2の出力電圧を波形W1として示す。この一例において、時刻t11から時刻t12までの周期Tで、無線通信モジュールが送受信動作を行う。従来技術の構成では電池と機能部との間に電流制限手段が無いため、送受信動作による電池電圧降下が発生する。電池の内部抵抗が大きい(電池寿命末期の低温動作等の)場合、送受信動作を行わない待機状態の場合の電源電圧が電圧vであるのに対し、送受信動作する場合には、電源電圧が電圧vにまで降下する。
このように、従来技術による機能部6の電源制御では、時計制御部5の動作電圧下限を下回りかねない電圧降下が発生していた。
図8は、本実施形態に係る機能部に電力を供給する場合の電源電圧波形を示す図である。
図8には、電池2の出力電圧の変化を、横軸を時間として示している。電池2の出力電圧を波形W2として示す。この一例において、時刻t21から時刻t22までの周期Tで、無線通信モジュールが送受信動作を行う。本実施形態においては、電池と機能部との間に第1抵抗成分711を有する第1スイッチ部71を備えるため、送受信動作による時計制御部5の電圧降下を抑止することができる。電池の内部抵抗が大きい(電池寿命末期の低温動作等の)場合、送受信動作を行わない待機状態の場合の電源電圧が電圧vであるのに対し、送受信動作する場合には、電源電圧が電圧vにまで降下する。
ここで、機能部6に電力を供給する場合の電源電圧波形W21では、電圧vまで下降する。電圧vは、図7に示した従来技術による機能部6に電力を供給する場合の電源電圧である電圧vと比べ、高い。
つまり、本実施形態では、電池2の電圧降下を抑止することができる。電池2の電圧降下を抑止することにより、時計制御部5の誤動作を防止することができる。
なお、送受信動作時に第1スイッチ部71の第1抵抗成分711によって、機能部6の電圧は降下するが、機能部6の消費電流と動作時間及び動作電圧下限値から、コンデンサ81の容量を適切に設定し、機能部6に印加される電圧降下を抑止することで機能部6の誤作動を防止することができる。
また、本実施形態によれば、第2スイッチ部72が有する第2抵抗成分721は、第1スイッチ部71が有する第1抵抗成分711より大きい。制御部510は、機能部6の状態を動作状態に制御する場合に、第2スイッチ部72を供給状態に切り替えた後、所定時間経過後に第1スイッチ部71を供給状態に切り替える。
制御部510は、第2スイッチ部72を供給状態に切り替えた後、所定期間経過後に第1スイッチ部71を供給状態に切り替えることにより、コンデンサ81に電力が供給される時間を確保することができる。
第2スイッチ部72の第2抵抗成分721より小さい抵抗成分を有する第1スイッチ部71の第1抵抗成分711を通る電流経路には、コンデンサ81に電力が供給された後に電流が流れるから、突入電流を抑止することにより、電池2の電圧降下を抑止することができる。つまり、時計制御部5の誤動作を防止することができる。
また、本実施形態によれば、電源制御部51は、第3スイッチ部82をさらに備える。電源制御部51は、第3スイッチ部82が非供給状態である場合において、第1スイッチ部71又は第2スイッチ部72を制御することによりコンデンサ81を充電する。電源制御部51は、コンデンサ81が充電された状態である場合において、第3スイッチ部82を供給状態に制御する。
ここで、機能部6の電源立ち上がり時間には制限がある場合がある。電池2から機能部6に電力を供給する場合に、大きな抵抗成分を介して電力を供給すると、立ち上がり時間が長くなり、機能部6の電源立ち上がり時間を満足できない場合がある。
本実施形態における電源制御部51は、コンデンサ81が充電された後に第3スイッチ部82を供給状態に制御するため、機能部6の電源立ち上がり時間を短くすることができる。
また、本実施形態によれば、第2スイッチ部72が有する第2抵抗成分721の大きさは、電池2の内部抵抗21の大きさ以上である。コンデンサ81が充電されていない状態における電池2の電圧降下は、第2スイッチ部72が有する第2抵抗成分721の大きさと、電池2の内部抵抗21の大きさの比率に依存する。
本実施形態によれば、第2スイッチ部72が有する第2抵抗成分721の大きさは、電池2の内部抵抗21の大きさ以上であるため、電池2の電圧降下を抑えることができる。つまり、時計制御部5の誤動作を防止することができる。
また、本実施形態によれば、時計制御部5は周囲温度を測定する周囲温度測定部54をさらに備える。電源制御部51は、周囲温度測定部54の測定する周囲温度に基づき、第2スイッチ部72を供給状態に切り替えた後、第1スイッチ部71を供給状態に切り替えるまでの時間を決定する。
電源制御部51は、電池2の劣化状態に応じて、コンデンサ81が充電されるまでの時間を予測し、第2スイッチ部72を供給状態に切り替えた後、第1スイッチ部71を供給状態に切り替えるまでの時間を制御することができる。
したがって、本実施形態によれば、電池2が新しい場合には、機能部6に電力を供給するまでの時間を短くすることができる。また、電池2が劣化した場合においても、機能部6に電力を供給するまでの時間を長くすることにより、コンデンサ81に流れ込む突入電流による電池2の電圧降下を抑止することができる。つまり、時計制御部5の誤動作を防止することができる。
また、本実施形態によれば、時計制御部5は機能部6の積算稼働時間を測定する積算稼働時間測定部55をさらに備える。電源制御部51は、積算稼働時間測定部55の測定する機能部6の積算稼働時間に基づき、第2スイッチ部72を供給状態に切り替えた後、第1スイッチ部71を供給状態に切り替えるまでの時間を決定する。
電源制御部51は、電池2の劣化状態に応じて、コンデンサ81が充電されるまでの時間を予測し、第2スイッチ部72を供給状態に切り替えた後、第1スイッチ部71を供給状態に切り替えるまでの時間を制御することができる。
したがって、本実施形態によれば、電池2が新しい場合には、機能部6に電力を供給するまでの時間を短くすることができる。また、電池2が劣化した場合においても、機能部6に電力を供給するまでの時間を長くすることにより、コンデンサ81に流れ込む突入電流による電池2の電圧降下を抑止することができる。つまり、時計制御部5の誤動作を防止することができる。
また、本実施形態によれば、時計制御部5は機能部6の駆動回数を測定する駆動回数測定部56をさらに備える。電源制御部51は、駆動回数測定部56の測定する機能部6の駆動回数に基づき、第2スイッチ部72を供給状態に切り替えた後、第1スイッチ部71を供給状態に切り替えるまでの時間を決定する。
電源制御部51は、電池2の劣化状態に応じて、コンデンサ81が充電されるまでの時間を予測し、第2スイッチ部72を供給状態に切り替えた後、第1スイッチ部71を供給状態に切り替えるまでの時間を制御することができる。
したがって、本実施形態によれば、電池2が新しい場合には、機能部6に電力を供給するまでの時間を短くすることができる。また、電池2が劣化した場合においても、機能部6に電力を供給するまでの時間を長くすることにより、コンデンサ81に流れ込む突入電流による電池2の電圧降下を抑止することができる。つまり、時計制御部5の誤動作を防止することができる。
また、本実施形態によれば、コンデンサ81はタンタルコンデンサである。コンデンサ81にタンタルコンデンサを使用することで、コンデンサ81を小型大容量化することができる。さらにコンデンサ81をタンタルコンデンサとすることで、コンデンサ81を備える電源制御部51を小型化することができる。
また、本実施形態によれば、機能部6は、無線通信モジュール、加速度センサ、温度センサ、気圧センサ又は磁気センサのいずれかである。つまり機能部6は、間欠駆動されるデバイスである。したがって、電源制御部51は、機能部6が駆動される毎に突入電流が発生するのを抑止することができる。電源制御部51は、電池2の電圧降下を抑止することにより、時計制御部5の誤動作を防止することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明したが、具体的な構成が上述した実施形態に限られるわけではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での設計変更等も含まれる。
1…時計、2…電池、3…発振回路、4…分周回路、5…時計制御部、6…機能部、51…電源制御部、52…機能制御部、53…モータ制御部、54…周囲温度測定部、55…積算稼働時間測定部、56…駆動回数測定部、511…ステッピングモータ、8…アナログ時計部、11…輪列、12…時針、13…分針、14…秒針、15…カレンダ表示部、17…時計ケース、18…時計用ムーブメント、510…制御部、201…正極、202…負極、L1…正極側配線、L2…負極側配線、71…第1スイッチ部、710…第1スイッチ素子、711…第1抵抗成分、718…第1入力端子、719…第1出力端子、i1…第1電流、72…第2スイッチ部、720…第2スイッチ素子、721…第2抵抗成分、728…第2入力端子、729…第2出力端子、i2…第2電流、81…コンデンサ、811…第1端子、812…第2端子、83…電力供給部、21…内部抵抗、22…電圧源、23…コンデンサ、511a…ステッピングモータ、512b…ステッピングモータ、31…水晶振動子、82…第3スイッチ部、62…コンデンサ、83a…端子、83b…端子、61…水晶振動子、63…アンテナ部、631…アンテナ、632…インダクタ、633…インダクタ、634…コンデンサ

Claims (11)

  1. 電源の正極に接続される正極側配線と、
    前記電源の負極に接続される負極側配線と、
    第1端子と、前記負極側配線に接続される第2端子とを備えるコンデンサと、
    第1入力端子と、第1出力端子と、第1スイッチ素子と、第1抵抗成分とを有し、前記正極側配線に前記第1入力端子が接続され、前記コンデンサの前記第1端子に前記第1出力端子が接続され、前記電源から前記第1抵抗成分を介して前記コンデンサに供給される電流の状態を、前記第1スイッチ素子によって供給状態と非供給状態とのいずれかの状態に切り替える第1スイッチ部と、
    第2入力端子と、第2出力端子と、第2スイッチ素子と、前記第1抵抗成分の大きさとは異なる大きさの第2抵抗成分を有し、前記正極側配線に前記第2入力端子が接続され、前記コンデンサの前記第1端子に前記第2出力端子が接続され、前記電源から前記第2抵抗成分を介して前記コンデンサに供給される電流の状態を、前記第2スイッチ素子によって供給状態と非供給状態とのいずれかの状態に切り替える第2スイッチ部と、
    電力が供給されている動作状態と、電力が供給されていない非動作状態とを有する機能部に対して、前記第1スイッチ部の前記第1出力端子から出力される第1電流と、前記第2スイッチ部の前記第2出力端子から出力される第2電流とをそれぞれ供給する電力供給部と、
    前記第1スイッチ部の状態及び前記第2スイッチ部の状態をそれぞれ選択することにより、前記機能部の状態を前記動作状態と前記非動作状態とのいずれかに制御する制御部と
    を備える電源装置。
  2. 前記第2スイッチ部が有する前記第2抵抗成分は前記第1スイッチ部が有する前記第1抵抗成分より大きく、
    前記制御部は、前記機能部の状態を前記動作状態に制御する場合に、前記第2スイッチ部を供給状態に切り替えた後、所定時間経過後に前記第1スイッチ部を供給状態に切り替える
    請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記コンデンサの前記第1端子に一端が接続され前記電力供給部に他端が接続され、前記第1スイッチ部の前記第1出力端子から出力される前記第1電流と、前記第2スイッチ部の前記第2出力端子から出力される前記第2電流の供給状態を供給状態と非供給状態とのいずれかの状態に切り替える第3スイッチ部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部の少なくとも一方が供給状態である場合に、前記第3スイッチ部を供給状態に切り替える
    請求項1または請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記第2スイッチ部が有する前記第2抵抗成分の大きさは、前記電源の内部抵抗の大きさ以上である
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電源装置。
  5. 周囲温度を測定する周囲温度測定部をさらに備え、
    前記制御部は、前記周囲温度測定部の測定する前記周囲温度に基づき、前記第2スイッチ部を供給状態に切り替えた後、前記第1スイッチ部を供給状態に切り替えるまでの時間を決定する
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電源装置。
  6. 積算稼働時間を測定する積算稼働時間測定部をさらに備え、
    前記制御部は、前記積算稼働時間測定部の測定する前記積算稼働時間に基づき、前記第2スイッチ部を供給状態に切り替えた後、前記第1スイッチ部を供給状態に切り替えるまでの時間を決定する
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電源装置。
  7. 前記機能部の駆動回数を測定する駆動回数測定部をさらに備え、
    前記制御部は、前記駆動回数測定部の測定する前記駆動回数に基づき、前記第2スイッチ部を供給状態に切り替えた後、前記第1スイッチ部を供給状態に切り替えるまでの時間を決定する
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電源装置。
  8. 前記コンデンサはタンタルコンデンサである
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電源装置。
  9. 前記機能部は、無線通信モジュール、加速度センサ、温度センサ、気圧センサ又は磁気センサのいずれかである
    請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の電源装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の電源装置と、
    前記機能部と
    を備えるムーブメント。
  11. 請求項10に記載のムーブメントを備える時計。
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