JP6830559B1 - フェイスシールド - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で顔面とシールド部との間にスペースを形成することができ、その使用感にも優れたフェイスシールドを提供すること。【解決手段】フェイスシールド1は、一枚のフィルム片から成り、顔面U1の前方に配置されるシールド部11と、装着時に、額とシールド部11との間に位置し、顔面U1とシールド部11との間にスペースSを形成するスペーサー部12と、を有する。スペーサー部12は、シールド部11の上端部から延出する当接部121を有し、当接部121をシールド部11の裏側に弾性変形させた状態でシールド部11に係止することにより、シールド部11の裏側へ突出するアーチ状とする。そして、当接部121を使用者Uの額に当接させることによりスペースSが形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、フェイスシールドに関する。
従来から、飛沫感染を防ぐために顔面を覆うように装着されるフェイスシールドが知られている。例えば、特許文献1のフェイスシールドは、首に装着される装着部と、装着部に装着され、顔面を覆うように設けられたシールド部と、を有する。
特開2009−189543号公報
特許文献1のフェイスシールドでは、その構造上、顔面とシールド部との間にスペースを形成し難く、使用中にシールド部が顔面に接触し易い。そのため、特許文献1のフェイスシールドは、使用感が悪い。また、特許文献1には、装着部とシールド部との間に棒状のスペーサーを配置して、顔面とシールド部との間にスペースを形成する構成も記載されている。しかしながら、スペーサーを取り付ける分、構成が複雑化する。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で顔面とシールド部との間にスペースを形成することができ、その使用感にも優れたフェイスシールドを提供することを目的とする。
このような目的は、以下(1)〜(9)の本発明により達成される。
(1) 一枚のフィルム片からなり、
装着時に顔面の前方に位置するシールド部と、
装着時に額と前記シールド部との間に位置し、前記顔面と前記シールド部との間にスペースを形成するスペーサー部と、を有することを特徴とするフェイスシールド。
(2) 前記スペーサー部は、前記シールド部から延出する当接部を有し、
前記当接部を弾性変形させた状態で前記シールド部に係止し、前記シールド部の裏側へ突出するアーチ状とすることにより前記スペースを形成する上記(1)に記載のフェイスシールド。
(3) 前記当接部は、前記シールド部の幅方向に並んで複数配置されている上記(2)に記載のフェイスシールド。
(4) 前記スペーサー部は、複数の前記当接部の先端部同士を接続する接続部を有し、
前記接続部の表面を前記シールド部の裏面に重ね合わせることにより、各前記当接部が前記アーチ状となる上記(3)に記載のフェイスシールド。
(5) 前記接続部は、
前記当接部と前記シールド部の境界部に係止される第1係止部と、
前記シールド部に係止される第2係止部と、を有する上記(4)に記載のフェイスシールド。
(6) 前記シールド部の幅方向両側には、貫通孔が形成されている上記(2)から(5)のいずれかに記載のフェイスシールド。
(7) 前記スペーサー部は、当接部と、前記当接部と前記シールド部を連結する連結部と、を有し、
前記当接部の裏面を前記シールド部の裏面と間隔を空けて対向させ、
前記当接部を使用者の額に当接させることにより前記スペースが形成される上記(1)に記載のフェイスシールド。
(8) 前記連結部と前記当接部は、折罫線で仕切られ、
前記折罫線は、前記連結部側に凸のアーチ状である上記(7)に記載のフェイスシールド。
(9) 前記当接部は、その両端部において前記シールド部に接続される上記(7)または(8)に記載のフェイスシールド。
このような本発明によれば、スペーサー部を有するフェイスシールドを1枚のフィルム片から形成することができる。そのため、簡単な構成で顔面とシールド部との間にスペースを形成することができ、その使用感にも優れたフェイスシールドとなる。
第1実施形態に係るフェイスシールド片を表面から見た展開図である。 フェイスシールドを使用者に装着した状態を示す斜視図である。 フェイスシールド片の組み立て方を示す断面図である。 フェイスシールド片の組み立て方を示す断面図である。 第2実施形態に係るフェイスシールド片を表面から見た展開図である。 フェイスシールドを使用者に装着した状態を示す斜視図である。 フェイスシールド片の組み立て方を示す斜視図である。
以下、本発明のフェイスシールドの好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下では、説明の便宜上、図1中の上側を「上」、下側を「下」とする。また、フェイスシールド片10の表面が凸になる折り方を「正折り」とも言い、反対に、裏面が凸になる折り方を「逆折り」とも言う。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るフェイスシールド片10を表面から見た展開図である。図2は、フェイスシールド1を使用者Uに装着した状態を示す斜視図である。また、図3および図4は、フェイスシールド片10の組み立て方を示す断面図である。
本実施形態のフェイスシールド1は、プラスチックフィルム等のコシのある1枚の透明フィルムを打ち抜いて形成されたフェイスシールド片10(フィルム片)を組み立てて形成される。透明フィルムとしては、無色透明フィルムが好ましく用いられるが、有色透明フィルムを用いることもできる。また、着色により一部が不透明となっているフィルムを用いることもできる。また、透明フィルムは、単層構造であってもよいし、複数の層が積層された積層構造であってもよい。
図1に示すように、このようなフェイスシールド片10は、シールド部11と、スペーサー部12と、を有する。
図2に示すように、シールド部11は、フェイスシールド1を使用者Uに装着した状態(以下、「装着状態」ともいう。)で使用者Uの顔面U1の正面(前方)に位置し、顔面U1を覆う。一方、スペーサー部12は、装着状態で、顔面U1とシールド部11との間に、これらの接触を抑制するためのスペースSを形成する。スペースSを形成することにより、シールド部11が顔面U1に接触する不快感、違和感を抑制することができる。また、スペーサー部12を設けることにより、スペースSを形成するためにシールド部11が顔面U1に対して不自然に傾く等の不自然な姿勢となり難くなる。また、顔面U1とシールド部11との間の通気性が向上し、シールド部11の曇り等を抑制することもできる。そのため、優れた使用感を有するフェイスシールド1となる。
図2に示すように、シールド部11は、顔面の必要部分、特に眼、鼻、口を覆うのに十分な大きさを有する。そのため、シールド部11によって唾、血液等の飛沫を効果的にガードすることができる。また、図1に示すように、シールド部11は、一対のスリット151(挿入部)を有する。スリット151は、スペーサー部12をシールド部11に係止するのに用いられる。また、スリット151は、シールド部11の中央部を避けて、その両側に分かれて配置されている。そのため、使用者Uの視界にスリット151が入り難くなり、高い視認性が確保される。スリット151は、上側に凸のアーチ状をなす。ただし、スリット151の形状は、特に限定されない。また、スリット151の位置や数についても特に限定されず、例えば、シールド部11の中央部にスリット151を増設してもよい。
また、図1に示すように、シールド部11は、幅方向の両側に突出した一対の突出部113を有する。そして、各突出部113には貫通孔114が形成されている。図2に示すように、貫通孔114に紐8を挿通し、紐8を頭部に巻き付けることにより、フェイスシールド1を使用者Uに装着することができる。このような方法によれば、フェイスシールド1の装着が容易となる。ただし、フェイスシールド1の装着方法は、特に限定されない。例えば、使用者Uの頭部にヘッドバンドを装着し、このヘッドバンドに設けられた突起を貫通孔114に挿入することによりフェイスシールド1を装着してもよい。また、貫通孔114を省略し、貫通孔114以外の方法によって装着してもよい。
図1に示すように、スペーサー部12は、組立前の状態においてシールド部11の上端部から上方に延出した帯状をなす3本の当接部121と、各当接部121を接続する接続部122と、を有する。当接部121は、装着状態において使用者Uの額に当接する部分であり、接続部122は、3本の当接部121をまとめてシールド部11に係止するための部分である。
3本の当接部121は、互いに間隔を隔ててフェイスシールド片10の幅方向に均等に並んで配置され、このうち中央の当接部121は、シールド部11の中心線Q上に位置する。また、各当接部121とシールド部11は、折罫線131で仕切られ、これらを折り曲げ易くなっている。
また、中央の当接部121を除き、その両側に位置する2本の当接部121とシールド部11の境界部にはスリット152(挿入部)が形成されている。スリット152は、スペーサー部12をシールド部11に係止するのに用いられる。スリット152は、折罫線131から当接部121側に突出した凸状をなす。ただし、スリット152の形状は、特に限定されない。また、スリット152の位置や数についても、特に限定されず、例えば、中央の当接部121とシールド部11の境界部にスリット151を増設してもよい。なお、以下では、説明の便宜上、中央の当接部121と区別するために、その両側に位置する2本の当接部121を「当接部121A」とも言う。
接続部122は、組立前の状態において、3本の当接部121の上側に位置する。接続部122は、フェイスシールド片10の幅方向に延在する長尺状をなし、当接部121の先端部同士を接続している。また、接続部122の幅Wは、当接部121の長さLよりも短い。つまり、W<Lである。接続部122と当接部121は、折罫線132で仕切られており、これらを折り曲げ易くなっている。
また、接続部122は、スリット152に挿入され、当接部121Aとシールド部11の境界部に係止される一対の第1係止部141と、スリット151に挿入され、シールド部11に係止される一対の第2係止部142と、を有する。
第1係止部141は、スリット152に挿入可能な凸形状をなし、接続部122の上端部から上側に向けて突出している。同様に、第2係止部142は、スリット151に挿入可能な凸形状をなし、接続部122の下端部から下側に向けて突出している。なお、接続部122と当接部121Aとの境界部には第2係止部142を形成するためのスリット153が形成され、接続部122と当接部121Aを折り曲げることにより、第2係止部142が出現する。
以上、フェイスシールド片10について説明した。次に、フェイスシールド片10を組み立ててフェイスシールド1を形成する手順について説明する。
まず、図3に示すように、折罫線131に沿ってシールド部11と当接部121を正折りし、折罫線132に沿って接続部122と当接部121を正折りし、当接部121を裏面側に弾性変形つまり湾曲させて、接続部122の表面をシールド部11の裏面に対向させる。次に、図4に示すように、第1係止部141をスリット152に挿入し、第2係止部142をスリット151に挿入する。その結果、当接部121が接続部122を介してシールド部11に係止される。前述したように、接続部122の幅W<当接部121の長さLであるため、当接部121がシールド部11に係止された状態では、当接部121がシールド部11の裏面側にアーチ状に突出した状態となる。以上により、フェイスシールド片10からフェイスシールド1が組み立てられる。
このように、当接部121をアーチ状に突出した状態とすることにより、スペースSを容易に形成することができる。また、接続部122によって3本の当接部121をまとめてシールド部11に係止することができるため、フェイスシールド1の組み立てが容易となる。また、第1係止部141および第2係止部142を用いて、接続部122をその幅方向の両側においてシールド部11に係止することができるため、係止状態がより強固なものとなる。
特に、本実施形態では、スリット151がアーチ状に湾曲しており、これにより、スリット151で囲まれた舌片16が形成される。そのため、第2係止部142をスリット151に挿入すると、それと同時に舌片16がスリット153に挿入され、これらがより強固に係合する。
以上のような手順でフェイスシールド1を組み立てた後、一方の貫通孔114に紐8の一端部を挿通し、引き抜けないように結び目を形成する。同様に、他方の貫通孔114に紐8の他端部を挿通し、引き抜けないように結び目を形成する。そして、長さを調節した上で紐8を使用者Uの頭部に巻き付けることにより、図2に示すように、使用者Uにフェイスシールド1が装着される。装着状態では、アーチ状に湾曲した当接部121の頂部が使用者Uの額と接触する。これにより、スペーサー部22によって顔面U1とシールド部11との間にスペースSが形成される。特に、当接部121がアーチ状に弾性変形しているため、額との接触により額の形状に倣って変形し、フィット感が増す。また、3本の当接部121を互いに離間して配置したため、装着時に、シールド部11が額の形状に倣って容易に湾曲変形する。また、風通しがよくなり、シールド部11の曇り等を抑制することができる。そのため、高い使用感を得ることができる。
以上、フェイスシールド1について詳細に説明した。このような構成によれば、スペーサー部12を有するフェイスシールド1を1枚のフェイスシールド片10から形成することができる。そのため、簡単な構成で顔面U1とシールド部11との間にスペースSを形成することができ、その使用感にも優れたフェイスシールド1が得られる。
なお、フェイスシールド1の構成としては、特に限定されない。例えば、折罫線131、132の少なくとも1つを省略してもよい。また、当接部121の数は、3本に限定されず、1本または2本であってもよいし、4本以上であってもよい。また、第1係止部141を省略し、第2係止部142だけで接続部122をシールド部11に係止してもよいし、第2係止部142を省略し、第1係止部141だけで接続部122をシールド部11に係止してもよい。また、第1係止部141および第2係止部142を省略し、別の方法を用いて接続部122をシールド部11に係止してもよい。また、接続部122を省略し、当接部121を直接シールド部11に係止してもよい。
<第2実施形態>
図5は、第2実施形態に係るフェイスシールド片を表面から見た展開図である。図6は、フェイスシールドを使用者に装着した状態を示す斜視図である。図7は、フェイスシールド片の組み立て方を示す斜視図である。
本実施形態のフェイスシールド2は、前述した第1実施形態のフェイスシールド1と同様、プラスチックフィルム等のコシのある1枚の透明フィルムを打ち抜いて形成されたフェイスシールド片20(フィルム片)を組み立てて形成される。透明フィルムとしては、無色透明フィルムが好ましく用いられるが、有色透明フィルムを用いることもできる。また、着色により一部が不透明となっているフィルムを用いることもできる。また、透明フィルムは、単層構造であってもよいし、複数の層が積層された積層構造であってもよい。
図5に示すように、フェイスシールド片20は、シールド部21と、スペーサー部22と、を有する。
図6に示すように、シールド部21は、装着状態で、顔面U1の正面(前方)に位置し、顔面U1を覆う。一方、スペーサー部22は、装着状態で顔面U1とシールド部21との間に、これらの接触を抑制するスペースSを形成する。スペースSを形成することにより、シールド部21が顔面U1に接触する不快感、違和感を抑制することができる。また、スペースSを形成するために、シールド部21が顔面U1に対して不自然に傾く等の不自然な姿勢となることを抑制することができる。そのため、優れた使用感を有するフェイスシールド2となる。
シールド部21は、顔面U1の必要部分、特に眼、鼻、口を覆うのに十分な大きさを有する。そのため、シールド部21によって唾、血液等の飛沫を効果的にガードすることができる。また、シールド部21は、縦方向に延びる一対の折罫線231を有する。一対の折罫線231は、シールド部21の中央部を避け、幅方向両側に分かれて配置されている。各折罫線231に沿ってシールド部21を正折りしてシールド部21を立体形状とすることによりシールド部21の剛性を高めることができる。そのため、装着時におけるシールド部21の変形が抑制され、高い使用感を有するフェイスシールド2となる。
特に、折罫線231をシールド部21の中央部を避けて配置しているため、折罫線231が使用者Uの視界に入り難く、高い視認性を確保することができる。ただし、シールド部21の構成は、特に限定されず、例えば、折罫線231を省略してもよいし、折罫線231の配置を変更してもよいし、別の折罫線を追加してもよい。
スペーサー部22は、組立前の状態においてシールド部21の上方に位置する当接部221と、当接部221とシールド部21を連結する連結部222と、シールド部21から突出し、組立時に当接部221の両端部と接続される一対の突出部223と、を有する。
当接部221は、フェイスシールド片20の幅方向に延在する長尺状をなす。また、当接部221は、その両端部において斜め上方(シールド部21と反対側)に屈曲している。また、当接部221の両端部には、それぞれ、一対の貫通孔251、254が形成されている。これら貫通孔251、254は、突出部223との接続に用いられる。
連結部222は、当接部221に対して十分に細く、中心線Qに沿って延在する帯状をなす。連結部222とシールド部21は、折罫線232で仕切られ、これらを折り曲げ易くなっている。また、当接部221と連結部222は、折罫線233で仕切られ、これらを折り曲げ易くなっている。特に、折罫線233は、連結部222側に凸となるように湾曲したアーチ状となっている。そのため、連結部222に対して当接部221を折り曲げると、当接部221は、折罫線233の形状に倣って、その厚さ方向にアーチ状に湾曲する。そのため、当接部221が使用者Uの額にフィットし易くなる。
突出部223には、一対の貫通孔252、253が形成されている。これら貫通孔252、253は、当接部221との接続に用いられる。また、突出部223とシールド部21は、折罫線234で仕切られ、これらを折り曲げ易くなっている。ここで、一方の突出部223に形成された貫通孔252、253と他方の突出部223に形成された貫通孔252、253の離間距離D1は、当接部221の一端部に形成された貫通孔251、254と他端部に形成された貫通孔251、254の離間距離D2よりも長い。つまり、D1>D2である。
以上、フェイスシールド片20について説明した。次に、フェイスシールド片20を組み立ててフェイスシールド2を形成する手順について説明する。
まず、折罫線232に沿ってシールド部21と連結部222を略直角に正折りすると共に、折罫線233に沿って当接部221と連結部222を略直角に正折りし、当接部221の裏面をシールド部21の裏面と間隔Gを空けて対向させる。次に、折罫線234に沿って突出部223とシールド部21を正折りする。また、折罫線231に沿ってシールド部21を正折りし、シールド部21を立体形状とする。
この状態では、当接部221と突出部223は、接続されていない。当接部221と突出部223は、フェイスシールド2を頭部に装着する際に用いる紐8を用いて接続される。例えば、当接部221の端部と突出部223とを重ね合わせた状態で、図7中の矢印で示すように、紐8を裏面側から貫通孔251、252に順に挿通して表面側に引き出した後、Uターンさせて貫通孔253、254に順に挿通して裏面側に引き出す。そして、紐8が引き抜けないように、その端部に結び目を形成することにより、当接部221と突出部223が接続される。ただし、当接部221と突出部223の接続方法は、これに限定されず、紐8以外の方法によって接続してもよい。
なお、前述したように、フェイスシールド片20ではD1>D2となっているため、当接部221と突出部223を接続することにより、当接部221の両端部においても十分な大きさの間隔Gを確保することができる。すなわち、当接部221の中央部においては連結部222によって間隔Gが確保され、当接部221の両端部においては突出部223によって間隔Gが確保される。
上述の手順でフェイスシールド2を組み立てた後、紐8の長さを調節した上で、紐8を頭部に巻き付けることにより、使用者Uにフェイスシールド2が装着される。装着状態では、当接部221が使用者Uの額と接触し、顔面U1とシールド部21との間に、間隔GによるスペースSが形成される。
以上、フェイスシールド2について詳細に説明した。このような構成によれば、スペーサー部22を有するフェイスシールド2を1枚のフェイスシールド片20から形成することができる。そのため、簡単な構成で顔面U1とシールド部21との間にスペースSを形成することができ、その使用感にも優れたフェイスシールド2が得られる。
なお、フェイスシールド2の構成としては、特に限定されない。例えば、折罫線231〜234の少なくとも1つを省略してもよい。また、連結部222の数は、1本に限定されず、2本以上であってもよい。
以上、本発明のフェイスシールドを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明のフェイスシールドは、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成を組み合わせたものであってもよい。
1 フェイスシールド
10 フェイスシールド片
11 シールド部
113 突出部
114 貫通孔
12 スペーサー部
121 当接部
121A 当接部
122 接続部
131 折罫線
132 折罫線
141 第1係止部
142 第2係止部
151 スリット
152 スリット
153 スリット
16 舌片
2 フェイスシールド
20 フェイスシールド片
21 シールド部
22 スペーサー部
221 当接部
222 連結部
223 突出部
231 折罫線
232 折罫線
233 折罫線
234 折罫線
251 貫通孔
252 貫通孔
253 貫通孔
254 貫通孔
8 紐
D1 離間距離
D2 離間距離
Q 中心線
S スペース
U 使用者
U1 顔面

Claims (5)

  1. 一枚のフィルム片からなり、
    装着時に顔面の前方に位置するシールド部と、
    装着時に額と前記シールド部との間に位置し、前記顔面と前記シールド部との間にスペースを形成するスペーサー部と、を有し、
    前記スペーサー部は、
    前記シールド部から延出し前記シールド部の幅方向に並んで配置されている複数の当接部と、
    複数の前記当接部の先端部同士を接続する接続部と、を有し、
    前記接続部の表面を前記シールド部の裏面に重ね合わせ、
    前記当接部を弾性変形させた状態で前記シールド部に係止し、前記シールド部の裏側へ突出するアーチ状とすることにより前記スペースを形成することを特徴とするフェイスシールド。
  2. 前記接続部は、
    前記当接部と前記シールド部の境界部に係止される第1係止部と、
    前記シールド部に係止される第2係止部と、を有する請求項に記載のフェイスシールド。
  3. 前記シールド部の幅方向両側には、貫通孔が形成されている請求項1または2に記載のフェイスシールド。
  4. 一枚のフィルム片からなり、
    装着時に顔面の前方に位置するシールド部と、
    装着時に額と前記シールド部との間に位置し、前記顔面と前記シールド部との間にスペースを形成するスペーサー部と、を有し、
    前記スペーサー部は、
    当接部と、
    前記当接部と前記シールド部を連結する連結部と、を有し、
    前記連結部と前記当接部は、折罫線で仕切られ、
    前記折罫線は、前記連結部側に凸のアーチ状であり、
    前記当接部の裏面を前記シールド部の裏面と間隔を空けて対向させ、
    前記当接部を使用者の額に当接させることにより前記スペースが形成されることを特徴とするフェイスシールド。
  5. 前記当接部は、その両端部において前記シールド部に接続される請求項に記載のフェイスシールド。
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