JP2021181652A - 顔面保護シールド - Google Patents
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Abstract
【課題】シールド部材と顔面との距離を調整できる顔面保護シールドを提供する。【解決手段】透光性及び可撓性を有し左右両端部にスリット7,7がそれぞれ形成されたシールド部材2と、長手方向の両端部が連結される帯状体3と、を備え、帯状体3は、シールド部材2のスリット7,7にそれぞれ挿通される。【選択図】図1
Description
本発明は、感染性飛沫や薬液等から顔面を保護するための顔面保護シールドに関する。
従来から、特に医療及び介護等の分野や、対人のサービスを行う現場において、血液、分泌液、唾液、おう吐物等の感染源や水、薬液等の液体から顔面の全体又は一部を保護するためのシールド部材を具備する顔面保護シールドが知られている。この種の顔面保護具としては、頭部に装着されるフレームと、フレームに支持されるシールド部材とを備えたものが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の顔面保護シールドのシールド部材は、透明で可撓性を有する薄手の合成樹脂からなるフィルム体であり、着用者の顔面を覆う大きさを備え、その上端にスリットが3つ形成されている。フレームは、着用者の前頭部から側頭部に亘って左右両耳を超えて後頭部に一部重なるように延びて形成されている。フレームの前頭部側は着用者の額に沿う湾曲形状となっており、更に前方に向けてツバ部が延設されている。フレームの左右両端は着用者の後頭部に沿う湾曲形状となっている。フレームは、可撓性を有する合成樹脂からなり、前頭部側が額に、左右両端が後頭部に、それぞれ押圧されるとともに、左右両端側が左右両耳の上に支持されることで、頭部から離脱しないように着用される構成となっている。フレームのツバ部の内側に留め具が3箇所に設けられており、撓ませたシールド部材のスリットをこれら留め具にそれぞれ係合させることで、フレームにシールド部材が取り付けられる。このように、フレームに設けられた留め具にシールド部材のスリットをそれぞれ着脱自在に取り付ける構成であることから、組み立てが容易であることに加え、シールド部材を取替えることができるため衛生的にも優れている。
特許文献1の顔面保護シールドは、シールド部材はフレームのツバ部に取り付けられることから、着用者の顔面から前方側に離してシールド部材を位置させることができ、呼吸をしやすくするとともに、呼吸による曇りを抑制することができる。しかしながら、特許文献1の顔面保護シールドにあっては、ツバ部の前後寸法によってフレームの後端とシールド部との距離が一定となっているため、着用者の頭部や顔面の骨格形状によっては、着用者の顔面とシールド部材との距離が近くなる虞があり、呼吸がしにくかったり、曇りが発生しやすくなる問題があった。また反対に着用者の顔面とシールド部材との距離が遠い場合には、感染性飛沫や薬液等から顔面を保護する効果が損なわれる問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、シールド部材と顔面との距離を調整できる顔面保護シールドを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の顔面保護シールドは、
透光性及び可撓性を有し左右両端部にスリットがそれぞれ形成されたシールド部材と、長手方向の両端部が連結される帯状体と、を備え、
前記帯状体は、前記シールド部材の前記スリットにそれぞれ挿通されることを特徴としている。
この特徴によれば、シールド部材の裏側に帯状体の前頭部側が位置するように、帯状体を着用者の頭部に巻いて装着した際には、帯状体がシールド部材の左右両端部のスリットを通りシールド部材の外面側に一部重なることになり、シールド部材のスリットより左右両端の部位が帯状体と着用者の側頭部とで挟持される。シールド部材は帯状体及び着用者の側頭部との摩擦力によって帯状体に対する相対移動が抑制されるため、シールド部材を撓ませながら帯状体との相対位置を変更することで、シールド部材と顔面との距離を調整することができる。
透光性及び可撓性を有し左右両端部にスリットがそれぞれ形成されたシールド部材と、長手方向の両端部が連結される帯状体と、を備え、
前記帯状体は、前記シールド部材の前記スリットにそれぞれ挿通されることを特徴としている。
この特徴によれば、シールド部材の裏側に帯状体の前頭部側が位置するように、帯状体を着用者の頭部に巻いて装着した際には、帯状体がシールド部材の左右両端部のスリットを通りシールド部材の外面側に一部重なることになり、シールド部材のスリットより左右両端の部位が帯状体と着用者の側頭部とで挟持される。シールド部材は帯状体及び着用者の側頭部との摩擦力によって帯状体に対する相対移動が抑制されるため、シールド部材を撓ませながら帯状体との相対位置を変更することで、シールド部材と顔面との距離を調整することができる。
前記スリットは、前記シールド部材の中央側に向けて湾曲する縦長円弧状を成していることを特徴としている。
この特徴によれば、シールド部材は、帯状体にスリットの円弧形状を沿わせて上下に揺動させることができ、着用者の顔面の骨格形状に合わせてシールド部材の方向を調整できる。
この特徴によれば、シールド部材は、帯状体にスリットの円弧形状を沿わせて上下に揺動させることができ、着用者の顔面の骨格形状に合わせてシールド部材の方向を調整できる。
前記シールド部材には、前記スリットが左右方向に複数並んで設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、複数のスリットに帯状体が挿通されることで、シールド部材の外面側と内面側に帯状体が位置し、シールド部材の隣接するスリット間の部位が帯状体と着用者の側頭部とで強く挟持される。
この特徴によれば、複数のスリットに帯状体が挿通されることで、シールド部材の外面側と内面側に帯状体が位置し、シールド部材の隣接するスリット間の部位が帯状体と着用者の側頭部とで強く挟持される。
前記スリットは、前記シールド部材の幅方向の外側に位置するスリットが隣接するスリットよりも縦に短く形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、縦に短いスリットがシールド部材の揺動の支点となり、帯状体に対して安定して揺動させることができる。
この特徴によれば、縦に短いスリットがシールド部材の揺動の支点となり、帯状体に対して安定して揺動させることができる。
前記シールド部材の前記左右のスリット同士の間に、該シールド部材よりも弾性率が大きい幅方向に延びる芯材が取り付けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、シールド部材よりも弾性率が大きい芯材が、シールド部材の湾曲の曲率半径を大きくし、急激な曲率での撓みを抑えることができるため、光の反射や映り込みがシールド部材の中央側に集まることが抑制され、視認性を維持することができる。
この特徴によれば、シールド部材よりも弾性率が大きい芯材が、シールド部材の湾曲の曲率半径を大きくし、急激な曲率での撓みを抑えることができるため、光の反射や映り込みがシールド部材の中央側に集まることが抑制され、視認性を維持することができる。
前記芯材は、長手方向両端部の幅が中央部の幅よりも小さく形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、芯材は長手方向の中央部側より、長手方向の両端部側のシールド部材の撓みを抑制する作用が小さく、シールド部材全体としての変形代を確保しながら、中央部において急激な曲率での撓みを確実に抑えることができる。
この特徴によれば、芯材は長手方向の中央部側より、長手方向の両端部側のシールド部材の撓みを抑制する作用が小さく、シールド部材全体としての変形代を確保しながら、中央部において急激な曲率での撓みを確実に抑えることができる。
前記芯材は前記シールド部材に接着されており、前記芯材の長手方向両端部には、該芯材の長手方向両端部の幅よりも大きな接着補強部が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、幅が小さく形成された芯材の長手方向両端部よりも大きな接着補強部により、シールド部材に対する芯材の接着面積を広く確保でき、芯材とシールド部材との接着強度を高めることができる。
この特徴によれば、幅が小さく形成された芯材の長手方向両端部よりも大きな接着補強部により、シールド部材に対する芯材の接着面積を広く確保でき、芯材とシールド部材との接着強度を高めることができる。
本発明に係る顔面保護シールドを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る顔面保護シールドにつき、図1から図7を参照して説明する。以下、図1の紙面上下を顔面保護シールドの上下方向とし、この上下方向に対して左右を左右方向として説明する。また、図1の着用者の前方を前方側として説明する。
図1に示されるように、顔面保護シールド1は、着用者の頭部に装着され、特に医療及び介護等の分野や、対人のサービスを行う現場において、血液、分泌液、唾液、おう吐物等の感染源や水、薬液等の液体から顔面の全体又は一部を保護するための顔面保護シールドである。
図1に示されるように、顔面保護シールド1は、着用者の顔面前方に配置されるシールド部材2と、シールド部材2を着用者の頭部に装着する帯状体3と、を備えている。
図2に示されるように、シールド部材2は、透明で可撓性を有する薄手の合成樹脂からなる切断加工により形成された1枚のフィルム体である。図2は装着前のシールド部材2を展開した状態の平面図であり、着用者の顔面を覆う大きさを備える基部4と、基部4の上方に位置する庇構成部5と、を有して形成されている。
基部4は、下端部の左右隅部は緩やかな湾曲形状となっており、着用者の頭部や首に角部分が刺さらないようになっている。基部4の上端縁は下方に凹む円弧状に形成されており、基部4の上部は左右に膨出して突出部6,6が形成され、下端部よりも左右方向の幅寸法が大きく形成されている。基部4の上部には、後に詳述する芯材9が接着固定されている。
基部4の上部には、スリット(内スリット7,外スリット8)がそれぞれ形成されている。次いでスリットについて詳しく説明するが、ここでは図2の紙面右側の内スリット7,外スリット8について説明し、線対称で同様の構成の紙面左側の内スリット7,外スリット8についての説明を省略する。
基部4の上部には、シールド部材2の中央側から内スリット7,外スリット8が左右に並んで形成されている。内スリット7は、シールド部材2の中央側に向けて湾曲する縦長円弧状を成している。外スリット8は、シールド部材2の外側に向けて湾曲する縦長円弧状を成しており、外スリット8は、内スリット7よりも縦に短く形成されている。また、外スリット8は、基部4における突出部6,6に形成されている。
庇構成部5は、基部4の上端から上方に向けてそれぞれ延設される3つの片5A〜5Cからなり、それぞれの片5A〜5Cは、左右に独立して形成されている。庇構成部5は、全体の形状として、基部4方向に左右幅が漸次小さくなる形状であり、左右に位置する片5B,5Cの外側の縁部が後述する基部4が湾曲した際における基部4の上端縁の円弧形状に沿うような円弧形状を成している。言い換えると、基部4が湾曲されていない状態においては、左右に位置する片5B,5Cの外側の縁部が、基部4の上端縁の円弧形状の曲率半径よりも小さく形成されている。
これら片5A〜5Cは、基部4との境界部分に山折りの折加工が施されており、それぞれ上端部の左右隅部はR形状を成している。また、左右に位置する片5B,5Cは線対称形状である。
芯材9は、シールド部材2において左右の内スリット7の近傍に渡って延び、その全体が基部4にそれぞれ固定されている。芯材9は、シールド部材2よりも弾性率が大きい合成樹脂にて形成されており、左右に延びる長手方向において、中央部から両端部に向けて上下幅が漸次小さくなる略レンズ型に形成されている。また、芯材9の長手方向両端には、芯材9の長手方向両端部の上下幅よりも大きな上下幅を有する接着補強部10,10がそれぞれ設けられている。このように、上下幅の小さい芯材9の長手方向両端部よりも上下幅が大きい接着補強部10,10を設けたことにより、シールド部材2に対する芯材9の接着面積を広く確保でき、芯材9とシールド部材2との接着強度を高めることができる。
図3に示されるように、帯状体3は、合成樹脂から成り、同じ上下幅で長尺に形成された帯状の部材であり、長手方向の両端部に輪ゴム11を係止させる被係止部12が切り込まれて形成されている。帯状体3の長手方向の寸法としては、平均的な大人の頭部の額、こめかみを含む周囲より若干短く、輪ゴム11にて環状に連結することで、平均的な大人の頭部を基準として、輪ゴム11の伸縮許容分において周長を調整可能となっている。
次いで、顔面保護シールド1の組み立てについて説明する。シールド部材2に帯状体3を取り付ける場合、図4(a)に示されるように、帯状体3をシールド部材2の裏側に配置する。ここでいうシールド部材2の裏側は、芯材9が固定されていない面を指す。
その状態で、図4(a)に示されるように、帯状体3の長手方向の一方端部をシールド部材2の内スリット7から表側に挿通させる。その後、図4(b)に示されるように、当該帯状体3の長手方向の一方端部をシールド部材2の外スリット8から裏側に戻すように挿通させる。ここでは図示しないが、帯状体3の長手方向の他方端部も同様に反対側の内スリット7と外スリット8を挿通させ、これら帯状体3の長手方向の両端部を輪ゴム11にて連結して組み立てが完了する。
顔面保護シールド1は、環状に両端が連結された帯状体3を着用者の頭部に装着する(図1参照)。装着時において帯状体3は、着用者の前頭部から側頭部に亘って左右両耳を超えて後頭部に一部重なるように延び、輪ゴム11の収縮力によって着用者の頭部の周囲に巻きつけられて保持される。詳しくは、帯状体3が頭部の周囲に渡って均一に押圧されるとともに、左右両耳の上にて下方への移動が規制されることで、顔面保護シールド1が頭部から離脱しないように装着される。
また、装着時には、帯状体3が着用者の頭部の周囲形状に沿う環状となることで、シールド部材2が前方側に中央側が突出するように撓み、着用者の顔面に沿った湾曲形状となる。このとき、シールド部材2の基部4には、シールド部材2よりも弾性率が大きい芯材9が固定されているため、基部4の湾曲が制限され、基部4の急激な曲率での撓みを抑えることができる。言い換えると芯材9によって基部4の曲率半径を大きくすることができる。これによれば、光の反射や映り込みが基部4の中央側に集まることが抑制され、良好な視認性を確保することができる。
尚、芯材9は、長手方向両端部の幅が中央部の幅よりも小さく形成されているため、基部4における長手方向の中央部側より、長手方向の両端部側にて撓みを抑制する作用が小さくなり、基部4の長手方向の両端部側では着用者の側頭部に沿うように変形を許容しながら、視認性に関わる中央部において急激な曲率での撓みを確実に抑えることができる。
また、芯材9の接着補強部10,10は、基部4の左右の内スリット7,7同士の間に、それぞれ接着固定されており、帯状体3が着用者の頭部の周囲形状に沿う環状に変形した際に、基部4の上下方向の中で最もその影響を受けて湾曲変形する部位に対し、効果的に撓みを抑制する効果を作用させることができる。また、芯材9は基部4の表側に接着されているので、基部4が湾曲変形したときに、中央部の幅よりも小さい芯材9の長手方向両端部には、該芯材9の弾性復帰力が基部4から剥がれる方向に作用するが、接着補強部10,10により芯材9と基部4との接着強度が高められているので芯材9が基部4から剥がれることが防止される。
また、基部4が前方側に中央側が突出するように撓み、着用者の顔面に沿った湾曲形状となることで、基部4と一体である庇構成部5を構成する片5A〜5Cも同様に撓む。ここで、庇構成部5を構成する片5A〜5Cを着用者の前頭部方向に境界部分で折り曲げると、片5Aに片5B及び片5Cが一部重なるようにして実質的にドーム状の庇を形成することができる。これによれば、庇構成部5により、基部4と顔面との間の空間の上方を塞ぐことができ、感染性飛沫や薬液等から顔面を効果的に保護することができる。
上述したように、シールド部材2は、内スリット7及び外スリット8に帯状体3が挿通される構成で帯状体3に支持される構成であるため、図5(a),(b)に示されるように、帯状体3に対して前後方向に相対的に移動させることができる。尚、図5では、説明の便宜上、シールド部材2のみを断面で図示している。
また、図5(a)と図6に示されるように、帯状体3を着用者の頭部に巻いて装着した際には、帯状体3が基部4の内スリット7と外スリット8との間において、基部4の外面側に一部が重なることになる。これにより、当該帯状体3の一部と重なる基部4の部位が、帯状体3と着用者の側頭部とで挟持される。
また、帯状体3は左右に並ぶ基部4の内スリット7と外スリット8に縫うように挿通されるため、帯状体3と基部4の内スリット7の縁部及び外スリット8と、帯状体3と基部4の一部と重なる部位で、それぞれ摩擦力を確保できる。
帯状体3と着用者の側頭部とで挟持されることで、シールド部材2は帯状体3及び着用者の側頭部との摩擦力によって帯状体3との相対移動が抑制され、シールド部材2と帯状体3の相対位置が保持される。そのため、シールド部材2を撓ませながら帯状体3との相対位置を変更することで、シールド部材2と顔面との距離を自在に調整することができる。尚、シールド部材2と顔面との距離調整に応じて、庇構成部5を構成する片5A〜5Cの着用者の前頭部方向への折り曲げ量を調整することで、基部4と顔面との間の空間の上方を塞ぐ効果を維持することができる。
また、内スリット7は基部4における突出部6,6より中央側に形成され、外スリット8は突出部6,6に形成されている。そのため、シールド部材2と顔面との距離を離すように調整された際にも、外スリット8が着用者の側頭部と重なりやすく、基部4を帯状体3と側頭部とで確実に挟持できる。加えて、突出部6,6以外の基部4にあっては、突出部6,6よりも左右幅が小さいため、着用者の顔面に当接しにくい。
また、上述したように、内スリット7は、シールド部材2の中央側に向けて湾曲する縦長円弧状を成しているため、図7(a),(b)に示されるように、帯状体3に内スリット7の円弧形状を沿わせてシールド部材2を上下に揺動させることができ、着用者の顔面の骨格形状に合わせてシールド部材2の方向を調整できる。
また、外スリット8は、内スリット7よりも縦に短く形成されているため、縦に短い外スリット8がシールド部材2の揺動の支点となり、帯状体3に対して安定して揺動させることができる。加えて、外スリット8は、シールド部材2の外側に向けて湾曲している、言い換えると内スリット7とは反対方向に向けて湾曲しているため、シールド部材2を上下に揺動させる際には、帯状体3が外スリット8の円弧形状に沿って移動するため、抵抗が少なく、操作性に優れる。更に、外スリット8の上下端により、揺動可能範囲を限定することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例において芯材9は、基部4の左右の内スリット7,7同士の間に、配置固定されているが、これに限らず、例えば芯材9は左右の内スリット7,7より下方に固定されていてもよい。
また、帯状体3の長手方向の両端は輪ゴム11で連結されて着用者の頭部の周囲に圧接される構成に限らず、例えば長手方向の両端を重ねて粘着テープで連結する構成であってもよい。
また、前記実施例においてシールド部材2の基部4は、上部が左右に膨出して突出部6,6が形成され、下端部よりも左右方向の幅寸法が大きく形成されているが、これに限らず、例えば突出部6,6を省略し、基部4の左右幅が上下方向に均一でもよい。
また、芯材9は、左右に延びる長手方向において、中央部から両端部に向けて上下幅が漸次小さくなる略レンズ型に限らず、長手方向に均一の上下幅で形成されていてもよく、左右両端部に例えば切り欠きや切り抜き加工を施すことで、中央部より両端部に脆弱部を構成してもよい。また、芯材9は衝突などによる外力に対して形状を安定させるためには前記実施例のように基部4の表側に固定される構成がよいが、基部4の裏側に固定してもよい。これによれば、基部4の湾曲時には芯材9の弾性復帰力により接着補強部10が基部4に押し付けられることで固定強度を高くすることができる。
また、基部4に設けられるスリットは左右に1つずつでもよいし、3つ以上の複数であってもよい。
また、帯状体3の材質は合成樹脂に限らず、例えば紙などであってもよい。
また、芯材9の長手方向の全面に亘って基部4に接着固定されることに限られず、芯材9の両端部のみが基部4に接着固定されていてもよい。
1 顔面保護シールド
2 シールド部材
3 帯状体
4 基部
5 庇構成部
5A〜5C 片
6,6 突出部
7 内スリット
8 外スリット
9 芯材
10,10 接着補強部
11 輪ゴム
12 被係止部
2 シールド部材
3 帯状体
4 基部
5 庇構成部
5A〜5C 片
6,6 突出部
7 内スリット
8 外スリット
9 芯材
10,10 接着補強部
11 輪ゴム
12 被係止部
Claims (7)
- 透光性及び可撓性を有し左右両端部にスリットがそれぞれ形成されたシールド部材と、長手方向の両端部が連結される帯状体と、を備え、
前記帯状体は、前記シールド部材の前記スリットにそれぞれ挿通されることを特徴とする顔面保護シールド。 - 前記スリットは、前記シールド部材の中央側に向けて湾曲する縦長円弧状を成していることを特徴とする請求項1に記載の顔面保護シールド。
- 前記シールド部材には、前記スリットが左右方向に複数並んで設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の顔面保護シールド。
- 前記スリットは、前記シールド部材の幅方向の外側に位置するスリットが隣接するスリットよりも縦に短く形成されていることを特徴とする請求項3に記載の顔面保護シールド。
- 前記シールド部材の前記左右のスリット同士の間に、該シールド部材よりも弾性率が大きい幅方向に延びる芯材が取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の顔面保護シールド。
- 前記芯材は、長手方向両端部の幅が中央部の幅よりも小さく形成されていることを特徴とする請求項5に記載の顔面保護シールド。
- 前記芯材は前記シールド部材に接着されており、前記芯材の長手方向両端部には、該芯材の長手方向両端部の幅よりも大きな接着補強部が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の顔面保護シールド。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2022101481A (ja) * | 2021-11-24 | 2022-07-06 | 大日本印刷株式会社 | フェイスガード |
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2020
- 2020-05-19 JP JP2020087716A patent/JP2021181652A/ja active Pending
Cited By (1)
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JP2022101481A (ja) * | 2021-11-24 | 2022-07-06 | 大日本印刷株式会社 | フェイスガード |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
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