JP6830349B2 - エアゾール容器 - Google Patents

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Description

本発明は、エアゾール容器及びそのアタッチメントに関する。
特許文献1には、マウンテンカップに装着されたカバー部(同文献のカバー体)を有するエアゾール容器が記載されている。このエアゾール容器のカバー部の側周面には左右一対のプレート状の指掛け部が設けられている。同文献には、手の親指を一方の指掛け部に掛け、他方の指掛け部に中指を掛けて、人差し指で操作ボタンを押下操作する旨が記載されている。
特開2005−126090号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、指掛け部がカバー部の左右両側部にそれぞれ局部的に配置されているだけであることから、エアゾール容器の操作性に関し、改善の余地がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、より良好な操作性を実現しうる構造のエアゾール容器に関する。
本発明は、容器本体の上端部を構成するマウンテンカップに取り付けられているカバー部と、
使用者による押圧操作を受け付ける操作部と、
ステムに取り付けられていて吐出口を有するノズル部と、
を備え、
前記カバー部の下縁は指掛け部を含み、
前記指掛け部は、前記容器本体の少なくとも半周に亘って配置されているエアゾール容器を提供する。
また、本発明は、エアゾール容器の容器本体に装着されるアタッチメントであって、
容器本体の上端部を構成するマウンテンカップに取り付けられるカバー部と、
使用者による押圧操作を受け付ける操作部と、
吐出口を有し、ステムに取り付けられるノズル部と、
を備え、
前記カバー部が前記マウンテンカップに取り付けられた状態で、前記カバー部の下縁は指掛け部を含み、前記指掛け部は、前記容器本体の少なくとも半周に亘って配置されるアタッチメントを提供する。
本発明によれば、指掛け部が容器本体の少なくとも半周に亘って配置されていることによって、より良好な操作性を実現することができる。すなわち、指掛け部に対して指を掛ける位置の選択の自由度が高まるため、手の大きさや指の長さ、握力などに応じて、適切な方法で指掛け部に対して指を掛けて、操作部を操作することが可能となる。
第1実施形態に係るエアゾール容器を斜め前方から視た全体斜視図である。 第1実施形態に係るエアゾール容器を斜め後方から視た全体斜視図である。 第1実施形態に係るエアゾール容器の上部の側面図である。 第1実施形態に係るエアゾール容器の上部の側断面図である。 第1実施形態に係るエアゾール容器の平面図である。 第1実施形態に係るエアゾール容器の底面図である。 第1実施形態に係るエアゾール容器の上部の正面断面図であり、図4のA−A線に沿った矢視断面図である。 第1実施形態に係るエアゾール容器の上部の斜視図であり、係止爪部と係止孔とが係合していない状態を示す。 第1実施形態に係るエアゾール容器の平面図である(ただし、操作部の図示を省略している)。 図10(a)及び図10(b)は第1実施形態に係るエアゾール容器のキャップを示す図であり、このうち図10(a)はキャップの装着動作を示す側面図、図10(b)はキャップを装着した状態のエアゾール容器の平面図である。 第1実施形態に係るエアゾール容器の使用方法の一例を示す側面図である。 第2実施形態に係るエアゾール容器の平面図である。 第2実施形態に係るエアゾール容器の上部の側面図である。 第2実施形態に係るエアゾール容器の上部を斜め前方から視た斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。
〔第1実施形態〕
先ず、図1から図11を用いて第1実施形態を説明する。
本実施形態において、エアゾール容器100の各構成要素の位置関係(上下関係等)の説明は、特に断りのない場合は、図11に示すように容器本体10の円筒状の胴部11の軸方向を上下方向に配置した状態での位置関係を説明したものである。すなわち、容器本体10は底部16を有しており、底部16を水平な載置面上に載置した際には、エアゾール容器100は、胴部11の軸方向が上下方向に延在する姿勢で自立する。そして、下記の説明において、上及び下とは、エアゾール容器100を水平な載置面上で自立させたときの上下方向を意味する。ただし、エアゾール容器100を手で持ったときの上下方向は、必ずしも下記の説明における上下とは一致しない。また、図11における左方を前方、右方を後方という。
本実施形態に係るエアゾール容器100は、容器本体10の上端部を構成するマウンテンカップ14に取り付けられているカバー部20と、使用者による押圧操作を受け付ける操作部30と、ステム15に取り付けられていて吐出口50aを有するノズル部50と、を備えている。カバー部20の下縁は指掛け部(例えば、切欠形状部26、中間指掛け部28a及び後方指掛け部27aを含む)を含んでいる。指掛け部は、容器本体10の少なくとも半周に亘って配置されている。
ここで、指掛け部が容器本体10の少なくとも半周に亘って配置されているとは、(1)指掛け部が容器本体10の周方向における半周以上に亘って連続的に配置されていること、又は、(2)指掛け部が容器本体10の周方向における複数箇所に分散して配置されていて且つこれら指掛け部の延べ角度範囲が容器本体10の周方向における半周以上であることを意味する。したがって、例えば、容器本体10の周方向においてそれぞれ90度以上の角度範囲に亘って延在する2つの指掛け部が配置されていてもよい。
指掛け部が配置されている範囲は、容器本体10の周方向における半周を超えていることが好ましく、容器本体10の周方向における2/3以上の範囲(つまり240度以上の範囲)に存在していてもよい。
また、指掛け部は、カバー部20の下縁において、容器本体10の外面から外方に突出している部位である。
容器本体10の外面からの、指掛け部の突出長は、カバー部20における指掛け部以外の部分の肉厚よりも大きいことが好ましい。但し、カバー部20における指掛け部以外の部分の肉厚が十分厚い場合、指掛け部が指掛けの機能を満たす限りにおいて、指掛け部は指掛け部以外の部分の肉厚と同じでも良い。また、指掛け部は、容器本体10の肩部12や胴部11との間に空間を設けて設置されていて指掛けの機能を満たすような段差を有するものでも良く、この場合でも指掛け部は指掛け部以外の部分の肉厚と同じでも良い。
より詳細には、指掛け部(切欠形状部26、中間指掛け部28a、後方指掛け部27a)は、カバー部20の下縁において、容器本体10の外面から外方に向けてフランジ状に突出している。
エアゾール容器100の使用時には使用者が指掛け部に対して指を掛けることができるようになっている。
複数の指掛け部が分散して配置されている場合、隣り合う指掛け部どうしの距離は2cm以内であることが好ましく、1cm以内であることが更に好ましい。このようにすることによって、より一層、指掛け部に対して指を掛けやすくなる。
容器本体10は、例えば、金属製の缶容器であり、円筒状の胴部11と、胴部11の下端を閉塞している底部16と、胴部11の上側に連接されていて上方に向けて徐々に縮径している肩部12と、を備えている。
容器本体10は、更に、容器本体10の天面を構成するマウンテンカップ14を備えている。すなわち、容器本体10の上端部は、マウンテンカップ14を含んで構成されている。
マウンテンカップ14は、その周縁部において、肩部12の上端縁に対して巻き締め固定されている。すなわち、マウンテンカップ14と肩部12とは、マウンテンカップ14の周縁に沿った巻締部13において相互に固定されている。
容器本体10は、更に、マウンテンカップ14の中央部においてマウンテンカップ14を上下に貫通して設けられているステム15を備えている。ステム15は容器本体10の胴部11と同軸に配置されている。
容器本体10の内部には、内容物が圧縮状態で充填されている。
ステム15がマウンテンカップ14に対して相対的に押し下げられることにより、容器本体10の内部に充填されている内容物がステム15を介して吐出されるようになっている。
本実施形態に係るエアゾール容器100の容器本体10(マウンテンカップ14及びステム15を含む)は一般的なエアゾール容器が備える容器本体と同様の構造であるため、容器本体10の詳細な説明は省略する。
容器本体10に充填されている内容物の種類は特に限定されない。内容物としては、染毛剤などの毛髪化粧料、ヘアスタイリング剤、ヘアケア剤、洗顔料、シェービング剤、浴室用などの洗剤、頭髪洗浄剤等が挙げられる。また、内容物は、泡状に吐出されるものとすることができるが、非泡状の液状で吐出されるものであってもよい。
ノズル部50は、例えば、ステム15の先端部(上端部)に装着されている第1筒部51と、第1筒部51の先端(上端)に連接されていて第1筒部51に対して略直交している第2筒部52と、を含んで構成されている。
第1筒部51は、その軸方向が上下に延在している。
第2筒部52は、第1筒部51の先端から、容器本体10の径方向における一方向に向けて延出している。
すなわち、ノズル部50は、容器本体10の径方向における一方向に向けてステム15から突出している。
ここで、径方向とは、円筒状の容器本体10の軸方向に対して直交する方向である。
また、ノズル部50の突出方向を前方とする。
第2筒部52の先端(前端)には吐出口50aが形成されている。
第1筒部51がステム15の先端側から外嵌されることによって、ノズル部50がステム15に取り付けられている。
このように、ノズル部50は、ステム15に装着されている装着部(第1筒部51)と、装着部から前方に延出している前方延出部(第2筒部52)と、を有する。
ステム15から吐出された内容物は、第1筒部51の内部及び第2筒部52の内部をこの順に通過して、第2筒部52の先端の吐出口50aから外部に吐出される。
なお、ノズル部50がステム15に取り付けられた状態で、第1筒部51、ひいてはノズル部50の全体は、ステム15に対して相対的に、ステム15の軸周りに回転可能となっている。
図3等に示すように、ノズル部50は、例えば、胴部11よりも前方に突出している。
図3、図5、図8及び図9に示すように、ノズル部50は、例えば、第1筒部51と第2筒部52との交差部から左右にそれぞれ突出している一対の突起部53を有している。突起部53は略円柱形で、且つ、円柱の中心線とステムの中心線とが交差するようになっている。これら突起部53は、操作部30からの押圧力を受ける受部として機能する。
ノズル部50は、操作部30からの押圧力を受けると、該押圧力をステム15に伝達し、ステム15と一体的に押し下げられる。
更に、ノズル部50は、操作部30によって押し下げられる際にカバー部20によってガイドされる一対の被ガイド部54を有している。
被ガイド部54は、例えば、板面が前後方向を向いている平板状の部分であり、第1筒部51の左右の側面にそれぞれ設けられている。一対の被ガイド部54は、互いに同一平面上に配置されている。一対の被ガイド部54が配置された平面は、例えば、ステム15の軸心を含む平面である。
なお、一対の突起部53の各々は、例えば、左右の被ガイド部54の各々の上縁に沿って配置されている。
カバー部20は、容器本体10に対して嵌合することにより装着される平面視円環状の環状装着部21を備えている。環状装着部21は、下向きに開口している平面視円環状の凹部21aを有している。巻締部13が凹部21a内に嵌入することによって、カバー部20が容器本体10に対して装着されている(図4参照)。ただし、カバー部20、ひいてはカバーユニット40の全体は、巻締部13に対して(ひいては容器本体10)に対して、容器本体10の胴部11の軸周りに回転可能となっている。
カバー部20は、更に、環状装着部21の下縁から平面視において外方且つ斜め下方に向けて張り出している張出部22と、張出部22の周縁から容器本体10の外面に沿って下方に延びている下方延出壁部23と、を備えている。
本実施形態の場合、張出部22及び下方延出壁部23は、カバー部20の周方向において、カバー部20の前部を除く領域の全域に亘って配置されている(図5参照)。
すなわち、張出部22は、平面視において前向きに開放したC環状の部分である(図9参照)。また、下方延出壁部23は、張出部22の全域から下側に連なる壁部である。
張出部22は、容器本体10の肩部12の一部分を覆っており(図4、図7参照)、下方延出壁部23は、容器本体10の肩部12から胴部11にかけての部位の一部分を覆っている(図4、図7参照)。
本実施形態の場合、張出部22の周縁(下縁)は、全域に亘って同じ高さ位置に配置されている。つまり、張出部22の周縁(下縁)は、水平に延在している。ただし、本発明は、この例に限らず、張出部22の周縁は水平でなくても良い。
一方、下方延出壁部23は、以下に説明する切欠形状部26及び後方突出壁部27を含んでおり、下方延出壁部23の下縁は、部位に応じて高さが異なっている。
図3に示すように、下方延出壁部23の下縁は、前方かつ下方に向けて開放している切欠形状部(切欠形状部26)を含んでいる。切欠形状部26は、カバー部20の左右両端部にそれぞれ配置されている。切欠形状部26は、例えば、側面視において弧状(C字形状)に形成されている。
左側の切欠形状部26(前向き壁部26a及び下向き壁部26b)は、容器本体10の左側の側面から左方に向けて突出している。
右側の切欠形状部26(前向き壁部26a及び下向き壁部26b)は、容器本体10の右側の側面から右方に向けて突出している。
左右の切欠形状部26は、左右対称に配置されている。
図1、図6及び図7に示すように、切欠形状部26の後部(下部)は、前側を向く前向き壁部26aとなっている。なお、前向き壁部26aが向く方向は、厳密にノズル部50の突出方向と一致してなくても良く、ノズル部50の突出方向の成分を含む方向であれば良い。左側の前向き壁部26aが向く方向は左方向成分を含むことが好ましく、右側の前向き壁部26aが向く方向は右方向成分を含むことが好ましく、これにより、各前向き壁部26aに対する指のフィット性が向上する。
前向き壁部26aは、例えば、下方に向かうにつれて後方に変位しており、前向き壁部26aが向く方向は下方向成分を含んでいる。
また、図1、図2、図6、図7に示すように、切欠形状部26の前部(上部)は、下側を向く下向き壁部26bとなっている。なお、下向き壁部26bが向く方向は、鉛直下方でなくても良く、下向きの方向成分を含む方向であれば良い。左側の下向き壁部26bが向く方向は左方向成分を含むことが好ましく、右側の下向き壁部26bが向く方向は右方向成分を含むことが好ましく、これにより、各下向き壁部26bに対する指のフィット性が向上する。
前向き壁部26a及び下向き壁部26bは、それぞれ指掛け部の一部分ずつを構成している。
このように、ノズル部50は、容器本体10の径方向における一方向に向けてステム15から突出しており、ノズル部50の突出方向を前方とすると、カバー部20は、前後方向に対して直交する左右方向における両端部の各々に配置されていて前側を向き指掛け部の一部分を構成する前向き壁部26aを含む。
また、カバー部20は、左右方向における両端部の各々に配置されていて前方かつ下方に向けて開放している切欠形状部26を有する。そして、前向き壁部26aは、切欠形状部の後部により構成されている。
また、指掛け部は、切欠形状部26の前部により構成されていて下側を向く下向き壁部26bを含む。
なお、本実施形態の場合、例えば、容器本体10の外面からの下向き壁部26bの突出長は、容器本体10の外面からの前向き壁部26aの突出長よりも大きい。
エアゾール容器100の良好な操作性を実現するため、切欠形状部26の前後寸法は、1cm以上であることが好ましく、1.5cm以上であることがより好ましく、5cm以下であることが好ましく、3.5cm以下であることが更に好ましい。
エアゾール容器100の良好な操作性を実現するため、切欠形状部26の上下寸法(高さ寸法)は、例えば、1cm以上であることが好ましく、1.5cm以上であることがより好ましく、5cm以下であることが好ましく、3.5cm以下であることが更に好ましい。
下方延出壁部23において切欠形状部26よりも後方の部分であって、且つ、後述する後方突出壁部27よりも前方の部分のことを、中間部28と称する。
カバー部20は、左右両側にそれぞれ中間部28を有している。
左右の中間部28の各々の下縁は、中間指掛け部28aを構成している。
下方延出壁部23の後部は、容器本体10から後方に向けて突出している後方突出壁部27となっている。すなわち、カバー部20は、容器本体10の後部の後方に配置されている後方突出部(後方突出壁部27)を有する。
より詳細には、後方突出壁部27は、それぞれ後方に向けて起立している左右一対の後方起立壁部271と、これら後方起立壁部271の後縁の間に亘って架け渡されている背面壁部272と、を有している。
左側の後方起立壁部271は、左側の中間部28の後縁から後方に向けて起立しており、右側の後方起立壁部271は、右側の中間部28の後縁から後方に向けて起立している。
後方突出壁部27は、例えば、前後方向に扁平な略直方体形状に形成されている。
図4及び図6に示すように、後方突出壁部27は、容器本体10の背面から後方に離間している。容器本体10と後方突出壁部27との間の空間の形状も、前後方向に扁平な略直方体形状となっている。
なお、図9に示すように、張出部22の後部は、後方突出壁部27の上端に沿った形状となっており、後方に向けて張り出している。
後方突出壁部27は、このように後方に向けて張り出している張出部22の後部から下方に垂下している。
後方突出壁部27は、例えば、下方延出壁部23の上端から下端まで達している。そして、後方突出壁部27の下縁は、後方指掛け部27aを構成している。すなわち、後方突出部の下縁は、指掛け部の一部分を構成している。
左側の中間指掛け部28aの前端は、左側の前向き壁部26aの下端に連なっており、左側の中間指掛け部28aの後端は、後方指掛け部27aの左端に連なっている。
同様に、右側の中間指掛け部28aの前端は、右側の前向き壁部26aの下端に連なっており、右側の中間指掛け部28aの後端は、後方指掛け部27aの右端に連なっている。
後方指掛け部27aと中間指掛け部28aは、それぞれ略水平に延在しており、互いに同等の高さ位置に配置されている。
なお、下方延出壁部23における後方突出壁部27以外の部分は、容器本体10の外面に沿った湾曲形状となっており、全体に亘って容器本体10の外面に当接ないしは近接している。
エアゾール容器100の良好な操作性を実現するため、後方突出壁部27の左右幅寸法の最大値は、例えば、容器本体10の左右幅寸法(胴部11の外径)の1/5以上であることが好ましく、1/4以上であることがより好ましく、1/3以上であることが更に好ましい。
エアゾール容器100の良好な操作性を実現するため、後方突出壁部27の左右幅寸法の最小値は、例えば、容器本体10の左右幅寸法(胴部11の外径)の1/10以上であることが好ましく、1/5以上であることがより好ましい。
なお、本実施形態の場合、後方突出壁部27は、下方に向けて左右幅寸法が大きくなっており、後方突出壁部27の左右幅寸法の最大値は、後方突出壁部27の下端における左右幅寸法であり、後方突出壁部27の左右幅寸法の最小値は、後方突出壁部27の上端における左右幅寸法である。
エアゾール容器100の良好な操作性を実現するため、後方突出壁部27の上下寸法(高さ寸法)は、例えば、胴部11の外径の1/5以上であることが好ましく、1/3以上であることがより好ましい。
エアゾール容器100の良好な操作性を実現するため、後方突出壁部27の前後寸法(容器本体10の外面から後方突出壁部27の背面までの距離)は、例えば、3mm以上であることが好ましく、20mm以下であることが好ましい。
下方延出壁部23は、更に、切欠形状部26の前方に配置されていて前方かつ下方に突出している突出部23aを有している。下方延出壁部23は、左右両側にそれぞれ突出部23aを有している。カバー部20が突出部23aを有していることによって、カバー部20による容器本体10の良好なホールド性が実現されている。
ここで、図5に示すように、本実施形態の場合、指掛け部(左右の切欠形状部26、左右の中間指掛け部28a及び後方指掛け部27aの集合体)は、容器本体10の周方向において約240度の範囲(図5に示す角度αの範囲)に亘って連続的に配置されている。
したがって、指掛け部は、容器本体10の半周を超える範囲に亘って連続的に配置されている。
ただし、図5に示すように、指掛け部は、カバー部20の前部には配置されていない。すなわち、指掛け部はカバー部20の前部を除く部位に配置されている。
図8等に示すように、カバー部20は、更に、環状装着部21よりも上方に突出している左右一対の係止突出部71を有している。係止突出部71は、柱状のものであり、係止突出部71の先端部(上端部)には、係止爪部71aが形成されている。
係止突出部71は、例えば、環状装着部21の内周縁から上方に起立している。各係止爪部71aは、例えば、互いの方向に向けて突出している(図7参照)。
カバー部20は、更に、ノズル部50の被ガイド部54を上下に直線的にガイドするガイド部72をノズル部50の第1筒部51の左右両側にそれぞれ備えている。
ガイド部72は、例えば、被ガイド部54の前面及び背面をそれぞれガイドする前後一対の挟持用リブ72aと、被ガイド部54の先端縁をガイドすることによってノズル部50の左右移動を規制する左右移動規制リブ72bと、を備えて構成されている。
挟持用リブ72a及び左右移動規制リブ72bは、環状装着部21の内周から内方に向けて起立している。
前側の挟持用リブ72aは、被ガイド部54よりも前方から斜め後方に向けて起立しており、後側の挟持用リブ72aは、被ガイド部54よりも後方から斜め前方に向けて起立しており、これら前後の挟持用リブ72aの起立方向における先端部によって被ガイド部54が前後から挟持されている。
左右移動規制リブ72bは、被ガイド部54と同一平面上に配置されている。
左側のガイド部72の左右移動規制リブ72bは、左側の被ガイド部54の左方から右方に向けて起立しており、当該左右移動規制リブ72bの起立方向における先端部によって、左側の被ガイド部54の左端部をガイドしている。
同様に、右側のガイド部72の左右移動規制リブ72bは、右側の被ガイド部54の右方から左方に向けて起立しており、当該左右移動規制リブ72bの起立方向における先端部によって、右側の被ガイド部54の右端部をガイドしている。
カバー部20の前端部には、例えば、平板状の前面起立壁部24が形成されている。なお、前面起立壁部24は、前方に向けて凸または凹(後方に向けて凸)に僅かに湾曲していてもよい。前面起立壁部24は、板面が略鉛直に起立しており、前面起立壁部24の前面は前方を向いている。前面起立壁部24の前面は、カバー部20の前端面である。なお、ヒンジ部41の一部分が前面起立壁部24よりも前方に突出していても良い。
図3に示すように、前面起立壁部24の前面は、容器本体10の前端よりも後方に配置されている。
このように、カバー部20の前端面(前面起立壁部24の前面)は、容器本体10の前端よりも後方に位置していて前方を向いている。
そして、カバー部20の全体が容器本体10の前端よりも後方に配置されている。
前後方向における前面起立壁部24の位置は、例えば、環状装着部21の前端位置と同等の位置に設定されている。
前面起立壁部24は、環状装着部21よりも上方に起立しており、且つ、環状装着部21よりも下方に垂下している。
また、前面起立壁部24の左右幅は、例えば、環状装着部21の左右幅よりも若干小さい程度の幅に設定されている。ただし、前面起立壁部24の左右幅は、環状装着部21の左右幅と同等であってもよいし、環状装着部21の左右幅以上であってもよい。
操作部30は、カバー部20の前面起立壁部24の上端部に対して、ヒンジ部41(軸支部)において軸支されている。例えば、前面起立壁部24の左右両端部にそれぞれヒンジ部41が配置されており、これら左右一対のヒンジ部41により操作部30がカバー部20に対して軸支されている。
なお、各ヒンジ部41の軸方向は、左右方向に延在しており、且つ、互いに同軸に配置されている。
本実施形態の場合、カバー部20と操作部30とは一体成形されている。すなわち、エアゾール容器100は、カバー部20と操作部30とを含む1個の合成樹脂成形部材であるカバーユニット40を備えている。
そして、ヒンジ部41は、カバーユニット40が部分的に薄肉に成形されることにより構成された薄肉ヒンジである。
ただし、本発明は、この例に限らず、カバー部20と操作部30とは互いに別体に成形されていて、蝶番により構成されたヒンジ部41を介して操作部30がカバー部20に対して軸支されていてもよい。
なお、図8等に示すように、カバーユニット40において、カバー部20と操作部30との境界部位には、開口42が形成されており、この開口42によって左右一対のヒンジ部41が相互に分断されている。
開口42は、前面起立壁部24をヒンジ部41よりも下方まで切り欠いた形状に形成されており、ノズル部50が押し下げられた際に第2筒部52と前面起立壁部24とが干渉しないようになっている。
また、開口42は、操作部30の前部に形成された切欠形状部37(後述)を含んでいる。操作部30に切欠形状部37が形成されていることによって、ノズル部50の第2筒部52と操作部30とが干渉しないようになっている。
操作部30は、下向きに開口している椀型、皿形ないしはドーム形状の操作部本体31を有している。
操作部本体31の上面には、図3に示すように側面視において下方に窪んだ形状の凹部33が形成されている。
凹部33は、使用者に押圧される押圧部である。凹部33は、操作部本体31の後端部に配置されている。
また、凹部33の後端33aは、環状装着部21よりも後方に配置されている。
操作部30は、当該操作部30の前縁の中央部から後方に向けて切り欠かれた形状の切欠形状部37を有している。
操作部30は、操作部本体31の左右両側縁部からそれぞれ斜め下方に延びているスカート部32を有している。スカート部32の下端部は、図3に示すように環状装着部21の上端よりも下方に位置しており、且つ、図5に示すように平面視において環状装着部21よりも側方に張り出している。
このように、操作部30は、ノズル部50の上方を覆っており、且つ、操作部30において前後方向に対して直交する左右方向における両端部の各々(各スカート部32)は、カバー部20において容器本体10に装着される部位である環状装着部21の上端よりも下方に延びていて、且つ平面視において環状装着部21よりも外方に張り出している。
図7及び図8等に示すように、操作部30は、操作部本体31の内面(下面)から下方に垂下している左右一対の板状のリブ34を有している。各リブ34の板面は左右を向いている。
リブ34の後部には、カバー部20の係止突出部71の係止爪部71aが係止される係止孔35が形成されている。
図7に示すように、各リブ34の各係止孔35に対して、各係止突出部71の係止爪部71aが係止されている。これにより、操作部30が図8のように開いてしまうことが規制されている。
ここで、一対のリブ34どうしの対向間隔は、例えば、左右方向における第2筒部52の寸法(幅寸法)よりも若干広い程度に設定されている(図5参照)。このため、ノズル部50の第2筒部52が一対のリブ34によって位置決めされ、ステム15の軸周りにおいて、カバー部20ひいてはカバーユニット40の全体に対するノズル部50の回転角度が一定に維持されるようになっている。
なお、上記のように、ノズル部50は、ステム15に対して相対的にステム15の軸周りに回転可能となっているとともに、カバーユニット40は容器本体10に対して容器本体10の胴部11の軸周りに回転可能となっている。また、ステム15と容器本体10の胴部11とは互いに同軸に配置されている。このため、カバーユニット40を容器本体10に対して回転させることにより、カバーユニット40に伴わせてノズル部50を回転させることができ、これにより、容器本体10に対するノズル部50の向きを自由に変更できるようになっている。
また、リブ34の前部には、ノズル部50の突起部53に対して係合する切欠形状部36が形成されている。
上記のように各リブ34の各係止孔35に対して各係止突出部71の係止爪部71aが係止された状態で、図3に示すように、各リブ34の切欠形状部36がノズル部50の各突起部53に対して係合している。
これら切欠形状部36は、操作部30が使用者により押圧(押下)された際に、操作部30からノズル部50の突起部53に押圧力(押下力)を伝達する伝達部である。この伝達部は、操作部30から、ノズル部50を介して、ステム15に押圧力(押下力)を伝達する。
使用者が操作部30を押下することにより、ノズル部50を介してステム15が押下されるため、ステム15から内容物が吐出され、この内容物はノズル部50の吐出口50aから吐出される。
なお、操作部30が押下される際、各係止突出部71の係止爪部71aは、各リブ34の係止孔35内でリブ34に対して相対的に上方に移動する。
上記のように、操作部30はカバー部20に対して軸支されている。ノズル部50は、容器本体10の径方向における一方向に向けてステム15から突出している。ノズル部50の突出方向を前方とすると、図3等に示すように、カバー部20に対する操作部30の軸支部(ヒンジ部41)は、操作部30の前端部に配置されている。
また、操作部30において使用者に押圧される押圧部(凹部33)は、操作部30において押圧力をステム15に伝達する伝達部(切欠形状部36)よりも後方に配置されている。
これにより、使用者が操作部30の凹部33を押下することによって、テコの原理によりステム15を軽い力で押し下げることができる。本実施形態の場合、前後方向において、切欠形状部36及び突起部53が、凹部33とヒンジ部41とのほぼ中間位置に配置されており、直にステム15を押下する場合と比べて、およそ半分程度の力で凹部33を押下することによって、ステム15を押し下げることができるようになっている。
また、上記のように、カバー部20は、容器本体10の後部に配置されていて後方に向けて突出している後方突出部(後方突出壁部27)を有する。
また、カバー部20は、マウンテンカップ14に装着される環状装着部21を有する。
そして、図3に示すように、操作部30の押圧部(凹部33)の後端33aが環状装着部21よりも後方に配置されており、後方突出部(後方突出壁部27)が押圧部(凹部33)の後端33aよりも後方に配置されている。
ここで、後方突出壁部27の少なくとも一部分が凹部33の後端33aよりも後方に配置されていればよいが、後方突出壁部27の全体が凹部33の後端33aよりも後方に配置されていることが好ましい。
また、ノズル部50は、伝達部(操作部30の切欠形状部36)から押圧力を受ける受部(突起部53)と、被ガイド部54と、を有している。
上述のように、カバー部20は、被ガイド部54を上下に直線的にガイドするガイド部72を備えている。そして、操作部30の伝達部からノズル部50の受部に押圧力が加わることにより、ガイド部72によって被ガイド部54がガイドされつつ、ノズル部50を介してステム15が押圧される。
なお、後方突出壁部27は、操作部本体31の後端よりも後方に突出している。したがって、後方突出壁部27は、押圧部である凹部33よりも後方に突出している。
操作部30の良好な操作性を実現するため、操作部30の左右幅寸法の最大値は、例えば、巻締部13の外径の1/2以上であることが好ましく、3/4以上であることがより好ましく、巻締部13の外径以上であることが更に好ましい。
操作部30の良好な操作性を実現するため、操作部30の前後寸法の最大値は、例えば、巻締部13の外径の1/2以上であることが好ましく、3/4以上であることがより好ましく、巻締部13の外径以上であることが更に好ましい。
本実施形態の場合、操作部30の左右幅寸法の最大値、及び、操作部30の前後寸法の最大値は、それぞれ巻締部13の外径よりも大きい。
エアゾール容器100は、例えば、図10(a)及び図10(b)に示すキャップ80を更に備えている。
キャップ80は、下方に向けて開放している凹部80aを有している。図10(a)及び図10(b)に示すように、キャップ80は、カバー部20の上部、操作部30及びノズル部50を覆うようにして、カバー部20に対して着脱可能に装着される。
キャップ80は、例えば、操作部30とカバー部20の上部とを覆うキャップ本体81と、ノズル部50において操作部30及びカバー部20から前方に突出している部分を覆うノズル収容部82と、を備えている。
エアゾール容器100は、以上のように構成されている。
ここで、エアゾール容器100の各構成から容器本体10(及びその内容物)を除いたものが、本実施形態に係るアタッチメント200である。
すなわち、本実施形態に係るアタッチメント200は、エアゾール容器の容器本体10に装着されるアタッチメントである。アタッチメント200は、容器本体10の上端部を構成するマウンテンカップ14に取り付けられるカバー部20と、使用者による押圧操作を受け付ける操作部30と、吐出口50aを有しステム15に取り付けられるノズル部50と、を備えている。
カバー部20がマウンテンカップ14に取り付けられた状態で、カバー部20の下縁は指掛け部を含み、指掛け部は、容器本体10の少なくとも半周に亘って配置される。
アタッチメント200は、例えば、上述のカバーユニット40とノズル部50とにより構成されており、更に、上述のキャップ80を含んでいてもよい。
次に、動作を説明する。
エアゾール容器100の操作は、例えば、指掛け部のいずれかの部位に対して指を引っ掛けて、この指から反力を得つつ、他の指で操作部30の凹部33を押し下げることによって行うことができる。
エアゾール容器100においては、カバー部20の下縁に形成された指掛け部(左右の切欠形状部26、左右の中間指掛け部28a及び後方指掛け部27aの集合体)は、容器本体10の少なくとも半周に亘って配置されているため、指掛け部に対して指を掛ける位置の選択の自由度が高い。よって、手の大きさや指の長さ、握力などに応じて、適切な方法で指掛け部に対して指を掛けて、操作部30を操作することができるので、エアゾール容器100の落下を抑制できる。
このようなエアゾール容器100は、例えば、浴室の中で洗髪した後で用いることが想定される。この場合、滑りやすい濡れた手でエアゾール容器100を操作することになるが、エアゾール容器100は上述した構成であるため、濡れた手でも安定的にエアゾール容器100を把持し、操作することが容易となる。
特に、内容物が染毛剤の場合、手袋をはめた手でエアゾール容器100を操作することも想定され、より一層手が滑りやすくなるが、そのような場合でも、エアゾール容器100の良好な操作性が得られる。
エアゾール容器100の操作は、例えば、図11に示すように、片方の手60でエアゾール容器100を把持して凹部33を押し下げることにより行うことができる。より詳細には、例えば、手60の親指61を一方の切欠形状部26に対して下側からあてがうとともに、図示はしないが手60の中指を他方の切欠形状部26に対して下側からあてがい、手60の人差し指62によって凹部33を押し下げることによって、エアゾール容器100から内容物を吐出させることができる。吐出された内容物は、他方の手で受け取ることができる。
このとき、操作部30の凹部33がステム15よりも後方に位置するため、エアゾール容器100には、親指61の腹と中指の腹を支点として後傾する(後方に回転する)方向のモーメントが作用する。ただし、親指61及び中指がそれぞれ左右の切欠形状部26にあてがわれているため、切欠形状部26の前向き壁部26aが親指61及び中指に当接することによって、エアゾール容器100の後傾(回転)が規制される。よって、エアゾール容器100の姿勢を安定させて、操作部30の凹部33を押し下げることができる。
また、カバー部20は、側面視において前方かつ下方に向けて開放している切欠形状部26を有するので、指(例えば親指61と中指)の滑り止め効果を向上することできる。
切欠形状部26の触感をソフトにすることができるので、手が水を吸収して傷つきやすくなっていても、手を安心して切欠形状部26にあてがうことができる。
また、切欠形状部26は下向き壁部26bを有するため、親指61及び中指が下向き壁部26bに当接することによって、凹部33を押し下げる力に対する反力を効率的に得ることができる。
また、カバー部20は、容器本体10の後部に配置されていて後方に向けて突出している後方突出部(後方突出壁部27)を有し、後方突出壁部27は凹部33の後端33aよりも後方に配置されている。よって、エアゾール容器100を手60で把持したときに、手の平から凹部33を押し下げる指(人差し指62)にかけての部位が自然に後方にオフセットされた状態となる。よって、操作部30の凹部33の後端33aが環状装着部21よりも後方に配置されていても、凹部33がステム15の直上に配置されている場合と同じ感覚でエアゾール容器100を把持して凹部33を押し下げることができる。
また、カバー部20の全体が容器本体10の前端よりも後方に配置されているので、ノズル部50から吐出された内容物を受け取る手をよりノズル部50の直下に近づけることができる。よって、内容物を手からこぼしにくくなる。また、内容物が手からこぼれた場合でも、こぼれた内容物はカバー部20ではなく缶の容器本体10に付着するため、内容物を簡単に洗い流すことができる。
なお、エアゾール容器100の操作方法は、図11に示す例に限らず、例えば、一方の手の親指以外の指(人差し指や中指)を下方から後方指掛け部27aに引っ掛け、一方の手の親指で凹部33を押し下げる方法であってもよい。または、一方の手の親指を下方から後方指掛け部27aに引っ掛け、一方の手の親指以外の指(人差し指や中指)で凹部33を押し下げる方法であってもよい。
後方指掛け部27aは容器本体10の後面よりも後方に離間して配置されているため、これらの操作方法を行う際に、後方指掛け部27aに対して安定的に指を引っ掛けることができる。
特に、後方突出壁部27の内部空間が下方に向けて開放している、すなわち後方指掛け部27aと容器本体10との間に開口が形成されているため、より一層、後方指掛け部27aに対して安定的に指を引っ掛けることができる。
また、カバー部20は、ノズル部50の被ガイド部54を上下に直線的にガイドするガイド部72を備え、操作部30の伝達部(切欠形状部36)からノズル部50の受部(突起部53)に押圧力が加わることにより、ガイド部72によって被ガイド部54がガイドされつつ、ノズル部50を介してステム15が押圧され、操作部30を押し下げる際にステム15は傾かずに鉛直下方へ移動するので、ステム15やそれに繋がるバルブ機構等(図示なし)に対してモーメント力などの無理な荷重を掛けることなく、ステム15を押し下げることができる。このことにより、使用時にステム15を含むバルブ機構への負荷を低減できると共に、操作部30からノズル部50を介してステム15に伝達される力のロスを低減できる。
なお、操作部30は、ノズル部50の上方を覆っており、且つ、カバー部20において前後方向に対して直交する左右方向における両端部の各々(各スカート部32)は、カバー部20において容器本体10に装着される部位である環状装着部21の上端よりも下方に延びていて、且つ平面視において環状装着部21よりも外方に張り出している。これにより、マウンテンカップ14の上面に水などが浸入することをスカート部32によってガードすることができる。
以上のような実施形態によれば、カバー部20の下縁は指掛け部(左右の切欠形状部26、左右の中間指掛け部28a及び後方指掛け部27aの集合体)を含み、指掛け部は、容器本体10の少なくとも半周に亘って配置されているため、良好な操作性を実現することができる。すなわち、指掛け部に対して指を掛ける位置の選択の自由度が高まるため、手の大きさや指の長さ、握力などに応じて、適切な方法で指掛け部に対して指を掛けて、操作部30を操作することが可能となる。
〔第2実施形態〕
次に、図12から図14を用いて第2実施形態を説明する。
本実施形態に係るエアゾール容器100及びアタッチメント200は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係るエアゾール容器100及びアタッチメント200と相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係るエアゾール容器100及びアタッチメント200と同様に構成されている。
図12から図14に示すように、本実施形態の場合、カバー部20は、第1実施形態における張出部22及び下方延出壁部23(切欠形状部26、下方延出壁部23、後方突出壁部27及び突出部23a)を備えていない代わりに、傘部29及び指掛け部25を有している。
傘部29は、環状装着部21の下縁から平面視において外方且つ斜め下方に向けて張り出している円錐台状の部分である。
ただし、傘部29は、容器本体10の前端部には配置されておらず、平面視において前向きに開放したC環状に形成されている(図12)。
図12に示すように、指掛け部25は、傘部29の下縁から平面視において外方に向けて張り出している(突出している)。なお、容器本体10の外面からの指掛け部25の突出量は、カバー部20における指掛け部25以外の部分の肉厚よりも大きい。本実施形態の場合、傘部29の外面からの指掛け部25の突出量も、カバー部20における指掛け部25以外の部分の肉厚よりも大きい。
指掛け部25は、傘部29の前端部を除く部位の下縁に設けられていて水平に配置されている水平部25aと、傘部29の前端部に設けられている起立部25bと、を含んで構成されている。
図12に示すように、水平部25aは、平面視において前向きに開放したC環状に形成されている。水平部25aの周方向における両端部は、左右に並んで配置されている。
図12に示すように、水平部25aの両端部にそれぞれ起立部25bが連接されている。
図13に示すように、一方の起立部25bは、水平部25aの一方の端部から上方に向けて起立している。また、他方の起立部25bは、水平部25aの他方の端部から上方に向けて起立している。
なお、前後方向において、前面起立壁部24と起立部25bとは同等の位置に配置されている。
図14に示すように、本実施形態の場合、カバー部20の前端面の下縁(前面下縁201)は、上に凸の弧状に形成されており、前面下縁201の左右方向における両端部の高さ位置は、当該前面下縁201の左右方向における中央部よりも低くなっている。
本実施形態の場合も、指掛け部25は、容器本体10の少なくとも半周に亘って配置されている
より詳細には、図12に示すように、本実施形態の場合、指掛け部25は、容器本体10の周方向において約260度の範囲(図12に示す角度αの範囲)に亘って連続的に配置されている。
したがって、指掛け部25は、容器本体10の半周以上に亘って連続的に配置されている。
ただし、指掛け部25は、カバー部20の前部には配置されていない。すなわち、指掛け部はカバー部20の前部を除く部位に配置されている。
なお、本実施形態においても、前面起立壁部24の前面は前方を向いており、前面起立壁部24の前面はカバー部20の前端面である。図13に示すように、前面起立壁部24の前面は、容器本体10の前端よりも後方に配置されている。
そして、カバー部20は容器本体10の前端よりも後方に配置されている。
また、本実施形態の場合、カバー部20は、ガイド部72を備えていない。また、ノズル部50は被ガイド部54を備えていない。
また、操作部30は、スカート部32を備えていない。本実施形態の場合、操作部30の左右幅寸法の最大値は、巻締部13の外径の3/4以上であるが、巻締部13の外径未満となっている。
次に、動作を説明する。
本実施形態の場合も、エアゾール容器100の操作は、例えば、指掛け部25のいずれかの部位に対して指を引っ掛けて、この指から反力を得つつ、他の指で操作部30の凹部33を押し下げることによって行うことができる。
よって、指掛け部25は容器本体10の少なくとも半周に亘って配置されているため、指掛け部25に対して指を掛ける位置の選択の自由度が高く、エアゾール容器100の良好な操作性を実現することができる。
また、カバー部20は容器本体10の前端よりも後方に配置されているので、ノズル部50から吐出された内容物を受け取る手をよりノズル部50の直下に近づけることができる。よって、内容物を手からこぼしにくくなる。また、内容物が手からこぼれた場合でも、こぼれた内容物はカバー部20ではなく缶の容器本体10に付着するため、内容物を簡単に洗い流すことができる。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
例えば、上記においては、吐出口50aがノズル部50の先端において前方に向けて開口している例を説明したが、吐出口50aはノズル部50の先端において下方に向けて開口していても良い。
また、上記においては、カバーユニット40が容器本体10に対して回転可能である例を説明したが、カバーユニット40は容器本体10に対して回転不能に固定されていても良い。
また、エアゾール容器100は、キャップ80を有していなくても良い。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含する。
<1>容器本体の上端部を構成するマウンテンカップに取り付けられているカバー部と、
使用者による押圧操作を受け付ける操作部と、
ステムに取り付けられていて吐出口を有するノズル部と、
を備え、
前記カバー部の下縁は指掛け部を含み、
前記指掛け部は、前記容器本体の少なくとも半周に亘って配置されているエアゾール容器。
<2>前記ノズル部は、前記容器本体の径方向における一方向に向けて前記ステムから突出しており、
前記ノズル部の突出方向を前方とすると、前記カバー部は、前後方向に対して直交する左右方向における両端部の各々に配置されていて前側を向き前記指掛け部の一部分を構成する前向き壁部を含む<1>に記載のエアゾール容器。
<3>前記カバー部は、左右方向における両端部の各々に配置されていて前方かつ下方に向けて開放している弧状の切欠形状部を有し、
前記前向き壁部は、前記切欠形状部の後部により構成されている<2>に記載のエアゾール容器。
<4>前記指掛け部は、前記切欠形状部の前部により構成されていて下側を向く下向き壁部を含む<3>に記載のエアゾール容器。
<5>前記操作部は前記カバー部に軸支されており、
前記ノズル部は、前記容器本体の径方向における一方向に向けて前記ステムから突出しており、
前記ノズル部の突出方向を前方とすると、前記カバー部に対する前記操作部の軸支部は、前記カバー部の前端部に配置されており、
前記操作部において使用者に押圧される押圧部は、前記操作部において押圧力を前記ステムに伝達する伝達部よりも後方に配置されている<1>から<4>のいずれか一項に記載のエアゾール容器
<6>前記カバー部は、前記容器本体の後部に配置されていて後方に向けて突出している後方突出部を有し、
前記カバー部は、前記マウンテンカップに装着される環状装着部を有し、
前記押圧部の後端が前記環状装着部よりも後方に配置されており、前記後方突出部が前記押圧部の後端よりも後方に配置されている<5>に記載のエアゾール容器。
<7>前記後方突出部の下縁は、前記指掛け部の一部分を構成している<6>に記載のエアゾール容器。
<8>前記ノズル部は、
前記伝達部から押圧力を受ける受部と、
被ガイド部と、
を有し、
前記カバー部は、前記被ガイド部を直線的に上下にガイドするガイド部を備え、
前記操作部の前記伝達部から前記ノズル部の前記受部に押圧力が加わることにより、前記ガイド部によって前記被ガイド部がガイドされつつ、前記ノズル部を介して前記ステムが押圧される<5>から<7>のいずれか一項に記載のエアゾール容器。
<9>前記ノズル部は、前記容器本体の径方向における一方向に向けて前記ステムから突出しており、
前記ノズル部の突出方向を前方とすると、前記カバー部の全体が前記容器本体の前部を除く部位に配置されている<1>から<8>のいずれか一項に記載のエアゾール容器。
<10>エアゾール容器の容器本体に装着されるアタッチメントであって、
容器本体の上端部を構成するマウンテンカップに取り付けられるカバー部と、
使用者による押圧操作を受け付ける操作部と、
吐出口を有し、ステムに取り付けられるノズル部と、
を備え、
前記カバー部が前記マウンテンカップに取り付けられた状態で、前記カバー部の下縁は指掛け部を含み、前記指掛け部は、前記容器本体の少なくとも半周に亘って配置されるアタッチメント。
10 容器本体
11 胴部
12 肩部
13 巻締部
14 マウンテンカップ
15 ステム
16 底部
20 カバー部
201 前面下縁
21 環状装着部
21a 凹部
22 張出部
23 下方延出壁部
23a 突出部
24 前面起立壁部
25 指掛け部
25a 水平部
25b 起立部
26 切欠形状部
26a 前向き壁部
26b 下向き壁部
27 後方突出壁部
27a 後方指掛け部
271 後方起立壁部
272 背面壁部
28 中間部
28a 中間指掛け部
29 傘部
30 操作部
31 操作部本体
32 スカート部
33 凹部(押圧部)
33a 後端
34 リブ
35 係止孔
36 切欠形状部(伝達部)
37 切欠形状部
40 カバーユニット
41 ヒンジ部(軸支部)
42 開口
50 ノズル部
50a 吐出口
51 第1筒部
52 第2筒部
53 突起部
54 被ガイド部
60 手
61 親指
62 人差し指
71 係止突出部
71a 係止爪部
72 ガイド部
72a 挟持用リブ
72b 左右移動規制リブ
80 キャップ
80a 凹部
81 キャップ本体
82 ノズル収容部
100 エアゾール容器
200 アタッチメント

Claims (8)

  1. 容器本体の上端部を構成するマウンテンカップに取り付けられているカバー部と、
    使用者による押圧操作を受け付ける操作部と、
    ステムに取り付けられていて吐出口を有するノズル部と、
    を備え、
    前記カバー部の下縁は指掛け部を含み、
    前記指掛け部は、前記容器本体の少なくとも半周に亘って配置されており、
    前記操作部は前記カバー部に軸支されており、
    前記ノズル部は、前記容器本体の径方向における一方向に向けて前記ステムから突出しており、
    前記ノズル部の突出方向を前方とすると、前記カバー部に対する前記操作部の軸支部は、前記カバー部の前端部に配置されており、
    前記操作部において使用者に押圧される押圧部は、前記操作部において押圧力を前記ステムに伝達する伝達部よりも後方に配置されており、
    前記カバー部は、前記容器本体の後部に配置されていて後方に向けて突出している後方突出部を有し、
    前記カバー部は、前記マウンテンカップに装着される環状装着部を有し、
    前記押圧部の後端が前記環状装着部よりも後方に配置されており、前記後方突出部が前記押圧部の後端よりも後方に配置されているエアゾール容器。
  2. 前記後方突出部の下縁は、前記指掛け部の一部分を構成している請求項に記載のエアゾール容器。
  3. 容器本体の上端部を構成するマウンテンカップに取り付けられているカバー部と、
    使用者による押圧操作を受け付ける操作部と、
    ステムに取り付けられていて吐出口を有するノズル部と、
    を備え、
    前記カバー部の下縁は指掛け部を含み、
    前記指掛け部は、前記容器本体の少なくとも半周に亘って配置されており、
    前記操作部は前記カバー部に軸支されており、
    前記ノズル部は、前記容器本体の径方向における一方向に向けて前記ステムから突出しており、
    前記ノズル部の突出方向を前方とすると、前記カバー部に対する前記操作部の軸支部は、前記カバー部の前端部に配置されており、
    前記操作部において使用者に押圧される押圧部は、前記操作部において押圧力を前記ステムに伝達する伝達部よりも後方に配置されており、
    前記ノズル部は、
    前記伝達部から押圧力を受ける受部と、
    被ガイド部と、
    を有し、
    前記カバー部は、前記被ガイド部を上下に直線的にガイドするガイド部を備え、
    前記操作部の前記伝達部から前記ノズル部の前記受部に押圧力が加わることにより、前記ガイド部によって前記被ガイド部がガイドされつつ、前記ノズル部を介して前記ステムが押圧されるエアゾール容器。
  4. 記カバー部は、前後方向に対して直交する左右方向における両端部の各々に配置されていて前側を向き前記指掛け部の一部分を構成する前向き壁部を含む請求項1から3のいずれか一項に記載のエアゾール容器。
  5. 前記カバー部は、左右方向における両端部の各々に配置されていて前方かつ下方に向けて開放している切欠形状部を有し、
    前記前向き壁部は、前記切欠形状部の後部により構成されている請求項に記載のエアゾール容器。
  6. 前記指掛け部は、前記切欠形状部の前部により構成されていて下側を向く下向き壁部を含む請求項に記載のエアゾール容器。
  7. 記カバー部の全体が前記容器本体の前端よりも後方に配置されている請求項1からのいずれか一項に記載のエアゾール容器。
  8. エアゾール容器の容器本体に装着されるアタッチメントであって、
    容器本体の上端部を構成するマウンテンカップに取り付けられるカバー部と、
    使用者による押圧操作を受け付ける操作部と、
    吐出口を有し、ステムに取り付けられるノズル部と、
    を備え、
    前記カバー部が前記マウンテンカップに取り付けられた状態で、前記カバー部の下縁は指掛け部を含み、前記指掛け部は、前記容器本体の少なくとも半周に亘って配置されるアタッチメント。
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