JP4670346B2 - 液体容器 - Google Patents

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Description

本願発明は、断熱機能を備えた液体容器の構造に関し、特に、その把手部の構造に関するものである。
真空断熱構造その他の各種断熱構造の内容器を外装体である本体ケースの内部に収納した液体容器は、一般に持ち運び又は移動が可能で、そのために本体ケースには下げ持ち用の把手部材が設けられている(特許文献1参照)。
特開2001−48181号公報(明細書1頁−3頁、図1)
しかし、これまでの把手部材は、上記特許文献1の図1に示されるように、当該液体容器の本体ケースの肩部外周または側壁部の両側に軸部材を介して回動可能に軸着されており、それ自体を着脱することは不可能である。
しかし、該把手部材は、いったん設置した後、しばらくの間は不要な時もあり、また液体容器のタイプによっては、液体容器全体を個々の部品ユニットに分解して洗浄できるようにしたものもあり、そのような場合には、把手部材自体も分解洗浄できるものであることが要請される。
しかし、そのようにした場合、把手着脱時の着脱操作の容易性と同時に把手使用時に確実な係止状態が維持されることが必要である。
本願発明は、このような事情に鑑み、把手部材が本体ケースに対して着脱可能となった信頼性および利便性の高い液体容器を提供することを目的とするものである。
本願発明は、上記の目的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1) 第1の課題解決手段
この発明の第1の課題解決手段は、液体が収容される断熱構造の容器本体と、該容器本体上部の開口部に着脱可能に設けられた蓋部材と、上記容器本体の上部に対して回動可能に係合された着脱可能な把手部材とを備えてなる液体容器であって、上記把手部材は上記容器本体上部の天板上面部内に設けられた把手取付部に対して回動可能に係合され、同天板上面部上に傾倒支持されるようになっているとともに、上記容器本体の前面側には、液量管および該液量管の上端部分をカバーする上面壁が上記天板上面部よりも高い通路カバーが着脱可能な状態で組み付けられるようになっており、上記把手部材は、それら液量管および液量管の上端部分をカバーする通路カバーが上記容器本体に対して組み付けられている時には、同通路カバーの上面壁により傾倒位置が上記天板上面部よりも高く規制されることにより、上記容器本体に係合されたままで着脱することができないが、それらの内の上記通路カバーが取り外され、上記天板上面部上の通路カバー側の略水平な傾倒位置まで回動されたときには、上記通路カバー上面壁による規制が解除され、上記容器本体との係合が解除されて着脱できるように構成されていることを特徴としている。
このように、この発明では、上記把手部材は上記容器本体上部の天板上面部内に設けられた把手取付部に対して回動可能に係合され、同天板上面部上に傾倒支持されるようになっているとともに、容器本体には液量管および該液量管の上端部分をカバーする上面壁が上記天板上面部よりも高い通路カバーが着脱可能な状態で組み付けられるようになっており、容器本体上部の天板上面部内の把手取付部に対して回動可能に係合されている把手部材は、それらが容器本体に対して組み付けられている時には、同通路カバーの上面壁により傾倒位置が所定寸法高く規制されることにより着脱することができないが、それらの内の通路カバーが取り外されると、同天板上面部上の通路カバー側略水平な傾倒位置まで回動され上記上面壁による高さ方向の規制が解除され、上記容器本体との係合が解除されて着脱できるように構成されている。
したがって、液量管および該液量管の上端部分をカバーする通路カバーが容器本体に対して組み付けられている液体容器持ち運びの可能性がある把手使用時において、把手が外れるようなことがなく安全である一方、それらの内の上記通路カバーが取り外されて、把手および液量管を着脱する時などの液体容器持ち運びの可能性がない把手非使用時においては、所望に把手や液量管を取り外すことができるようになる。
(2) 第2の課題解決手段
この発明の第2の課題解決手段は、液体が収容される断熱構造の容器本体と、該容器本体上部の開口部に着脱可能に設けられた蓋部材と、上記容器本体の上部に対して回動可能に係合された着脱可能な把手部材とを備えてなる液体容器であって、上記把手部材は上記容器本体上部の天板上面部内に設けられた把手取付部に対して回動可能に係合され、同天板上面部上に傾倒支持されるようになっているとともに、上記容器本体の前面側には、液量管および該液量管の上端部分をカバーする上面壁が上記天板上面部よりも高い通路カバーが着脱可能な状態で組み付けられるようになっており、上記把手部材は、それら液量管および液量管の上端部分をカバーする通路カバーが上記容器本体に対して組み付けられている時には、同通路カバーの上面壁により傾倒位置が上記天板上面部よりも高く規制されることにより、上記容器本体に係合されたままで着脱することができないが、それらの内の上記通路カバーが所定寸法以上外方に変位され、上記天板上面部上の通路カバー側の略水平な傾倒位置まで回動されたときには、上記通路カバー上面壁による規制が解除され、上記容器本体との係合が解除されて着脱できるように構成されていることを特徴としている。
このように、この発明では、上記把手部材は上記容器本体上部の天板上面部内に設けられた把手取付部に対して回動可能に係合され、同天板上面部上に傾倒支持されるようになっているとともに、容器本体には液量管および該液量管の上端部分をカバーする上面壁が上記天板上面部よりも高い通路カバーが着脱可能な状態で組み付けられるようになっており、容器本体上部の天板上面部内の把手取付部に対して回動可能に係合されている把手部材は、それらが容器本体に対して組み付けられている時には、同通路カバーの上面壁により傾倒位置が所定寸法高く規制されることにより上記容器本体に係合されたままで着脱することができないが、それらの内の通路カバーの組付位置を所定寸法以上外方に変位させると、上記通路カバー上面壁による高さ方向の規制が解除されて、天板上面部上の通路カバー側略水平な傾倒位置まで回動されて容器本体との係合が解除され、着脱できるように構成されている。
したがって、液量管および該液量管の上端部分をカバーする通路カバーが容器本体に対して組み付けられている液体容器持ち運びの可能性がある把手使用時においては、把手が外れるようなことがなく安全である一方、それらの内の上記通路カバーの組み付け位置を所定寸法以上外方に変位させて、把手を取り外そうとしている時などの液体容器持ち運びの可能性がない把手非使用時においては、当該把手を自由に取り外すことができるようになる。
以上の結果、本願発明によると、使用時には安全に使用可能で、かつ非使用時には容器本体に対して任意に着脱可能な把手部材を備えた、信頼性および利便性の高い、液体容器を低コストに提供することができるようになる。
図1〜図18は、例えば落下注出式液体容器として構成した本願発明の最良の実施の形態に係る液体容器の構造を示している。
該液体容器1は、例えば図1〜図3に示すように、大きく分けて、先ず断熱保温機能を有するステンレス製又はガラス製の内容器2と、該内容器2の上端側開口部2aから肩部2bの外周、胴体部2cの外周を覆う合成樹脂製の本体ケース3と、該本体ケース3の天板3a部分中央に形成された開口部4に着脱可能に螺合固定される注ぎ口形成用の漏斗部材5と、該漏斗部材5の上端側筒状の広口部5aの外周に着脱可能に螺合され、同広口部5aおよび下端側狭口部5bを内部の液体が漏出しないようにシール用パッキン6および下端側凸部7aを介して閉じる断面漏斗形状の栓部材7とから構成されている。
内容器2は、例えばステンレス製の真空2重壁構造のものよりなり、図示のような上下方向に少し長いボトル構造の液体貯留容器を形成している。そして、その上端側開口部2aは、上記本体ケース3の上端側開口部4下部の筒状部4aにパッキン4bを介して嵌合されている。この内容器2は、大径筒状の胴体部2cと、該胴体部2cの上部に緩やかな肩部2bを介して所定寸法小径化して設けられた筒状の開口部2aと、円弧状の底部2dとからなり、その底部2d部分は、上記本体ケース3の胴体部3cの底部に下方側から嵌合固定され、ビスネジ26bを介して係止された合成樹脂製の底部材8上に容器支持部材2eを介して支持されている。
底部材8には、上記本体ケース3の前面寄り部分に位置して、上方から下方に向けて開口した筒状の液体注出口9が設けられている。そして、該底部材8と上記内容器2の底部2dとの間には、内容器2の底部2dに設けられている液体排出口10から排出される液体を、上記液体注出口9まで導く液体注出路11が設けられ、さらに該液体注出路11の途中には、当該液体注出路11を開閉する開閉弁12が介装されている。
液体注出路11は、上記内容器2の液体排出口10部分から下方にストレートに延びる第1の通路11a部分と、該第1の通路11aの下部側にあって、水平方向前方に延びる後端側が半球面構造で前端側が筒状体となった貯液空間を形成している大径の第2の通路11b部分と、該第2の通路11b部分から、さらに水平方向前方に延び、上記液体注出口9の上部に連通した細径の第3の通路11c部分との3つの通路部分から構成されている。
そして、上記液体注出路開閉弁12の弁体12a部分は、上記第2の通路11bの前端側部分に前後方向にスライド可能に嵌装されており、弁軸12bを介して、上記本体ケース3前面側下部の注出操作レバー13により前後方向にスライド操作されるようになっている。第2の通路11bの前端側内周面部分には、周方向に所定の間隔で、半径方向に所定の深さ、軸方向に所定の長さの凹条溝14,14・・・が形成されている一方、第3の通路11cとの連通部分は、第3の通路11cの方の通路径が小さいことにより、弁座部15を形成している。したがって、上記液体注出路開閉弁12の弁体12aの背面が、図1のように上記弁座部15に当接していない状態では、第2の通路11bと第3の通路11cとは、上記凹条溝14,14・・・を介して相互に連通されて、内容器2内の液体が第1,第2,第3の通路11a〜11cを介して液体注出口9に導かれるが、弁体12aが弁座部15に当接すると、第2の通路11bと第3の通路11cの間の連通状態が遮断されて、同液体の注出が停止される。
液体注出路開閉弁12の弁体12aは、弁軸12bの後端部12c側で、付勢バネ16により常時上記弁座部15に当接する方向に弾圧付勢されており、同状態では、上記弁軸12bの後端12cを所定の長さだけ上述の注出操作レバー13の方向に突出させている。そして、同注出操作レバー13の押圧レバー部13bの先端13cで押圧された時に、上記弁体12aを所定ストローク量軸方向前方にスライドさせて、上記第2の通路11bと第3の通路11cとを連通させ、上記内容器2内の液体を上記第1,第2,第3の通路11a〜11cを介して液体注出口9に導く。
注出操作レバー13は、手前側に傾倒操作する手動操作部13aと、該手動操作部13aから鉤状に曲げられ、その先端側押圧部13cを上記弁軸12bの後端12cに臨ませた押圧レバー部13bとからなり、押圧レバー部13bの先端側押圧部13c寄り上端部分を、上記底部材8に対し、支軸18を介して回動自在に軸支している。そして、同操作レバー13は、上記支軸18部分に設けた付勢バネ19により、常時非操作方向(弁軸12bを押圧しない方向)に弾圧付勢されている。
一方、符号20は上記本体ケース3の前面側に設けられた液量表示部材である。該液量表示部材20は、上記本体ケース3の下端部側から上端部側に延びる透明な液量管21と、該液量管21を収納した少なくとも前面側が透明な外装ケース22(円形筒状の透明な保護ケース22a、同保護ケース22aを嵌合固定する断面が半円弧状の背面板22b)とからなり、上記本体ケース3の前面側に着脱可能に組み付けられている。
液量管21は、その上端21a側を鉤状の第1の連結パイプ(ラバーパイプ)23を介して本体ケース3上端部の開口部4内に連通せしめられている一方、他方下端21b側を同じく鉤状の第2の連結パイプ(ラバーパイプ)24を介して上記液体注出路11の第2の通路11b内に連通せしめられている。符号25,26は、それぞれ開口部4側、第2の通路11b側への連通口部である。
そして、これにより上記内容器2内に貯留保温されている液体Wの残量(液位)は、下端21b側が上記内容器2内底部に連通し、また上端21a側が上記内容器2上部の開口部4に連通開放された液量管21部分に、サイフォンの原理で適正に表示されることになる。
また、同液量管21は、高温時における当該液量管21中の発生蒸気等を内容器2の上端側開口部2aに戻す役割も果たすようになっている。
ところで、上記液量表示部材20の上記液量表示管21、該液量管21を収納している保護ケース22a、該保護ケース22aを嵌装固定している背面板22bよりなる外装ケース22は、その背面板22bの下端側を上記本体ケース3の下端部の前端側係合部に係止するとともに、他方その上端側をビスネジ26aにより上記本体ケース3の前面壁に対して着脱可能に固定するようになっており、当該外装ケース22を必要に応じて取り外すことができるようになっている。
また、液量管21も、それに応じて任意に取り外すことができるようになっており、そのために、上記第1,第2の連結パイプ23,24は、それぞれ上述のようにラバー部材で形成されていて、シール性の良い状態で、相互に着脱容易に嵌合されることによって連結されている。さらに、また、それら各連結パイプ23,24自体も本体ケース3に対して着脱自在となっており、それら各々の他端側も本体ケース3側各連結部(筒状の組み付け部)側と着脱自在に嵌合して連結されるようになっている。
符号30は、以上のように構成された液量管21の上端21aと上記本体ケース3の上端側開口部4とを連結する第1の連結パイプ23の外周部分をカバーし、保護する通路カバーであり、該通路カバー30は、本体ケース3の肩部3bに形成された通路カバー嵌合用凹部40に対して、上記本体ケース3の前方側から後方側に向けてスライドさせることにより嵌合して着脱可能に固定されるようになっている。
すなわち、上記通路カバー30は、例えば図4に示すように構成され、上記本体ケース3の前面部上端側中央に形成された例えば図5に示すような本体ケース3側の通路カバー嵌合用の凹部40に対してスライド可能な状態で着脱可能に嵌合して固定されるようになっている。
該通路カバー30は、上記本体ケース3側の通路カバー嵌合用の凹部40の左右一対の両側壁面41,41に形成された前後方向に延びるガイドリブ42,42の下部側に沿ってスライドされるガイドリブ32,32を備えた左右一対の両側壁31,31と、該両側壁31,31の後面側に設けられた水平断面が円弧形状の後面壁33と、上記両側壁31,31の上面側にあって中央部の垂直断面が所定の高さの円弧形状で、その周囲がフラットな形状の上面壁34とから構成されている。
そして、上記本体ケース3側の通路カバー嵌合用の凹部40内に嵌合された時には、上記背面壁33および上面壁34の断面円弧形状部分が、上記液量表示部材20の上部および第1の連結パイプ23部分を適切にカバー固定するとともに、上面壁34の外周囲のフラットな部分が、本体ケース3の肩部3bから天板部3aに同一平面状態に連続する状態となって一体状態を呈するようになっている。
一方、この通路カバー30の上記上面壁34および両側壁31,31の内側には、例えば図6および図7に示すような合成樹脂製の係合用バネ部材50が、前後方向に所定の間隔を置いて設けられた縦長の挟着リブ31b,31b間に位置して内接状態で係合固定されている。
該係合用バネ部材50は、上記上面壁34および左右両側壁31,31の内側に拡がり方向の弾圧力をもって内接する前後方向に板幅の大きい逆U字状の本体部分51と、該本体部分51の左右両下端部から通路カバー係合操作方向前方に延び、その途中に逆U字状の折り曲げ部52aを有するとともに、先端側に下端側がアール面形状の乗り上げ係合片52bを有するバネ部52,52と、上記本体部分51の上下方向途中にあって、上記左右両側壁31,31の方形の係合孔31a,31a内に上方から下方に向けて嵌合係止される断面三角形状の係合リブ51a,51aと、U状部上端に設けられ、上面壁34裏面側の係合溝内に係合される係合片51bとから構成されている。
そして、上記バネ部52は、その本体部側基端から先端側係合片52b方向にかけて、図6に示すように全体が少しづつ上方に変位するような傾斜角θ1を持たせて成形されている。また、上記左右両側壁31,31の係合孔31a,31aに対する上記係合リブ51a,51aの係合は、係合孔31a,31aの上部側に所定幅の余裕スペースを残した状態で係合されており、係合用バネ部材50自体の着脱が可能なように構成されている。
一方、上記本体ケース3の前面側に固定される液量表示部材20の背面板22bの上端には、上記第1の連結パイプ23の下部を嵌合して支持するU状のパイプ受け部26が設けられているとともに、さらにその基部両側には、上記係合バネ50の係合片52bが乗り越えた後に内側に位置して係止される係止リブ27,27が設けられている。
したがって、上記通路カバー30は、上述のようにして本体ケース3側の凹部40に嵌合される時に、例えば図6に示されるように、上記係合バネ50の若干斜めに傾斜したバネ部52,52の左右両係合片52b,52bが逆U字状の折り曲げ部52a,52aの弾性変形による滑らかな屈曲弾性を伴いながら、液量表示部材20の背面板22b上端の係止リブ27,27上をスムーズに乗り越えて、その内側に係止され、安定かつ確実に係止固定された状態に保持されるようになっている。そして、同状態において、さらに上記上壁面34内側の円弧面部で上記第1の連結パイプ23の上部側を確実に保護固定する。
他方、符号60は、例えば図11に示すように、上記本体ケース3の天板3aの左右両側の肩部3b寄り部分に各々設けた凸状の把手取付部61,61に対して、例えば図10に示すような、所定の長さ外方に突出し、その基端側が円形で、先端部が断面ダルマ形となった軸部材(鍵軸)63,63を介して、上記本体ケース3の前後方向に回動可能、かつ着脱可能に取り付けられた把手部材である。この把手部材60は、例えば図1および図8、図9に示すように、合成樹脂製の半円弧状の吊持ち用の把手部材本体60aの中央部に若干太めの握り部60bを、さらに両端部に上記本体ケース3側の把手取付部61,61の外側に凸軸状態で一体に設けられている上記先端側が断面ダルマ形となった軸部材63,63の基部側断面円形の軸部63a,63aに遊合状態で嵌合する断面ダルマ形の凹孔部(鍵穴部)64,64を有する若干太めの係合基部62a,62aを、それぞれ設けて構成されている。
これら軸部材63,63および凹孔部64,64の各ダルマ形の形状は、それぞれ主となる円形部63a,63aの外周側に扇形部63b,64bが連接一体化された形状となっており、その扇形部63b,64bが、例えば図13のように所定角θ2ずれた回動角位置にある時は、相互に係止されて外れないが、他方、同扇形部63b,64bが、例えば図14のように同軸方向に一致した時には相互の係合状態が外れ、また逆に新たに嵌合することができるようになっている。
すなわち、これら各軸部材63,63と把手部材60側の係合基部62a,62aの凹孔部64,64とは、例えば図11のように、先ず取付時において、軸方向基部の円形の軸部63a位置まで円形孔64aを嵌挿して相互に嵌合させることにより把手部材60が前後方向に略180°自由に回動できるようになっている。
ところで、上記軸部材63,63側のダルマ形状は、図10のように上下方向(A−A′軸方向)に連接して長く形成されている一方、把手部材60側の凹孔部64,64のダルマ形状は、図8、図9、図12のように把手部材60の軸部(O−O′)方向と直交する方向に長く連接して形成されており、上記把手部材60が、例えば図15のように、前側に回動傾倒された状態にあっても、当該液体容器1を構成する分解可能な各種の構成部品の内、上述した通路カバー30が嵌合固定されている場合には、同通路カバー30の上方に膨らんだ円弧面形状の上面壁34の高さにより、把手部材60の握り部60bが所定寸法高く支持されて、例えば図13のように軸部材63の扇形部63bと把手部材60側凹孔部64の扇形部64bとは軸方向に所定角形状がズレるので(ズレ角θ2参照)、両者は確実に係合状態にあり、相互に分離することはできない。
この扇形部63b,64bの係合量は、例えば上記把手部材60が吊り持ち状態で使用される図16のような垂直位置状態(A−A′)から後方への水平傾倒状態の範囲で最大となるように構成されている(θ2=最大)。従って、使用時には安全に使用することができる。
一方、これに対して、把手部材60が、例えば図17に示すように、前側に回動傾倒されて、かつ上記通路カバー30が完全に取り外され、同把手部材60が本体ケース3の天板部3a上に水平な状態に置かれると、例えば上述の図14に示すように、軸部材63側の扇形部63bと凹孔部64の扇形部64b同士が軸方向に同一面形状に重なるダルマ形状となるので、任意に取り外すことができる。なお、この軸部材63の先端側ダルマ形部に嵌合固定される固定キャップは、単なる嵌合構造でも、螺合構造でもかまわない。
したがって、それ以外の状態では、上記把手部材60は、例えば図13の状態から容易に理解されるように、軸部材63の扇形部63bに把手部材60の扇形部64b以外の壁面部分が係合して、上記本体ケース3側の取付部61,61から取り外すことができず、確実な係合状態を維持し得るようになっている。
もちろん、把手部材60を取り付ける時にも、これと同様に通路カバー30を取り外した水平状態で嵌合し、その後、固定キャップ62b,62bを図11のように嵌合固定する。
なお、このような把手部材60の着脱は、上記図17のような通路カバー30を完全に取り外した状態で行う場合に限らず、例えば図18に示すように、通路カバー30を、少なくとも把手部材60を水平状態に傾倒できる位置まで外方に変位させることによっても行うことができる。
なお、上記本体ケース3の左右両側の取手取付部61,61は、例えば図11のように、把手部材60および固定キャップ62b,62bが取付けられた状態において、固定キャップ62b,62b部分が、本体ケース3の胴体部3c側壁の上方側への延長線よりも寸法aだけ内側にくる天板3a上の位置に設けられている。
これにより本体ケース3の胴体部3cがスリムで、スッキリしたものとなる。また、狭い場所への収納も容易になる。
ところで、以上のように構成された液体容器1は、例えば図1に示す底部材8下面側の複数本の脚部81,81・・・により、そのままでもテーブルの上(端)など所定の場所に任意に載置されるが、例えば所定の高さを有し、前端側が円弧部が所定面積部分カットされた専用の設置台を使用し、同設置台上に設置された時に、上記底部材8の前端側液体注出口9の下方にコーヒーカップ等のカップを置いて、操作レバー13の手動操作部13aを手前に傾倒操作し、内容器2内の液体を注出できるような使用形態も採用される。
(その他の実施の形態)
(1) 上述の通路カバー30は、上述のように本体ケース3の前端側肩部3bに嵌合されるようになっている場合に限らず、例えば後端側肩部に設けられている場合にも、同様の構成を採用することができる。
(2) 上述の構成では、着脱可能な構成部品として、通路カバー30を選択し、他の全ての構成部品とともに、該通路カバー30が所定の位置に取り付けられている時には、把手部材60を着脱することができないようにしたが、これは例えばタイプの異なる液体容器の場合には、例えば内容器2の開口部2aを覆う蓋ユニットやヒンジカバーなどが着脱可能に取り付けられている場合には、それらが取り付けられていると着脱できないように構成するなど、各種の変形が可能である。
(3) 上述の説明では、液体容器の一例として、落下注出式のものを対象としたが、これはエアーポットその他の各種液体容器の場合にも、全く同様に適用することができることは言うまでもない。
(4) さらに、上述の説明では、内容器2と本体ケース3とが別々に組合わされるものを対象としたが、本願発明は、真空2重壁構造の容器本体が内容器と本体ケースとを兼ねたものにも全く同様に適用することができる。
本願発明の最良の実施の形態1に係る液体容器の正面図である。 同容器を前後方向に切断し、その側方から見た中央断面図である。 同容器の上端部の構造を示す拡大断面図である。 同容器の上端側肩部において、液量管上端部および内容器開口部への連結パイプ部分をカバーする通路カバーの構造を示す下方側から見た斜視図である。 同容器の上端側肩部の液量管および連結パイプ設置凹部の構造を示す斜視図である。 同容器の上記通路カバー部分に設けられた係合用バネ部材の側面図である。 同係合用バネ部材の背面図である。 上記容器の把手部材の中央縦断面図(図9のB−B断面図)である。 同把手部材の側面図である。 上記容器の本体ケース天板部に設けられている把手取付部の構造を示す斜視図である。 上記容器の本体ケース天板部における把手部材取付構造(右側部分)を示す要部の一部切欠正面図である。 同容器の把手部材基部の構造を示す内側から見た側面図である。 同容器の把手部材基部の嵌合孔と本体ケース側把手取付部の軸部材との着脱不可能な係合状態(使用状態)を示す内側から見た側面図である。 同容器の把手部材基部の嵌合孔と本体ケース側把手取付部の軸部材との着脱可能な係合状態(非使用状態)を示す内側から見た側面図である。 同容器の本体ケース上端部の把手部材と通路カバーとの関係を示す使用状態の第1の位置関係を示す図である。 同容器の本体ケース上端部の把手部材と通路カバーとの関係を示す使用状態の第2の位置関係を示す図である。 同容器の本体ケース上端部の把手部材と通路カバーとの関係を示す着脱可能な非使用状態における位置関係を示す図である。 同容器の本体ケース上端部の把手部材と通路カバーとの関係を示す着脱可能な非使用状態における通路カバー変位時の図である。
1は液体容器、2は内容器、2aは上端側開口部、2bは肩部、2cは胴体部、2dは底部、3は本体ケース、3aは天板部、3bは肩部、3cは胴体部、4は開口部、4aは筒状部、4bはパッキン、5は漏斗部材、8は底部材、9は液体注出口、10は液体排出口、13は液体注出操作レバー、20は液量表示部、21は液量表示管、23は第1の連結パイプ、27は係止リブ、30は通路カバー、31は側壁、32はガイドリブ、33は後面壁、34は上面壁、40は通路カバー嵌合用凹部、41は側壁、42はガイドリブ、50は係合用バネ部材、51は本体部、52はバネ部、60は把手部材、61は把手取付部、62aは係合基部、63は軸部材、81は脚部である。

Claims (2)

  1. 液体が収容される断熱構造の容器本体と、該容器本体上部の開口部に着脱可能に設けられた蓋部材と、上記容器本体の上部に対して回動可能に係合された着脱可能な把手部材とを備えてなる液体容器であって、上記把手部材は上記容器本体上部の天板上面部内に設けられた把手取付部に対して回動可能に係合され、同天板上面部上に傾倒支持されるようになっているとともに、上記容器本体の前面側には、液量管および該液量管の上端部分をカバーする上面壁が上記天板上面部よりも高い通路カバーが着脱可能な状態で組み付けられるようになっており、上記把手部材は、それら液量管および液量管の上端部分をカバーする通路カバーが上記容器本体に対して組み付けられている時には、同通路カバーの上面壁により傾倒位置が上記天板上面部よりも高く規制されることにより、上記容器本体に係合されたままで着脱することができないが、それらの内の上記通路カバーが取り外され、上記天板上面部上の通路カバー側の略水平な傾倒位置まで回動されたときには、上記通路カバー上面壁による規制が解除され、上記容器本体との係合が解除されて着脱できるように構成されていることを特徴とする液体容器。
  2. 液体が収容される断熱構造の容器本体と、該容器本体上部の開口部に着脱可能に設けられた蓋部材と、上記容器本体の上部に対して回動可能に係合された着脱可能な把手部材とを備えてなる液体容器であって、上記把手部材は上記容器本体上部の天板上面部内に設けられた把手取付部に対して回動可能に係合され、同天板上面部上に傾倒支持されるようになっているとともに、上記容器本体の前面側には、液量管および該液量管の上端部分をカバーする上面壁が上記天板上面部よりも高い通路カバーが着脱可能な状態で組み付けられるようになっており、上記把手部材は、それら液量管および液量管の上端部分をカバーする通路カバーが上記容器本体に対して組み付けられている時には、同通路カバーの上面壁により傾倒位置が上記天板上面部よりも高く規制されることにより、上記容器本体に係合されたままで着脱することができないが、それらの内の上記通路カバーが所定寸法以上外方に変位され、上記天板上面部上の通路カバー側の略水平な傾倒位置まで回動されたときには、上記通路カバー上面壁による規制が解除され、上記容器本体との係合が解除されて着脱できるように構成されていることを特徴とする液体容器。
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