JP4586536B2 - 液体容器 - Google Patents

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Description

本願発明は、液体容器に関し、さらに詳しくは、液体導出通路の外部への出口である注出口と該注出口への液体の流出を停止する止水弁とからなる弁ユニットを工具を用いることなく着脱できるようにした液体容器に関するものである。
液体飲料を収容する断熱構造の容器本体と、該容器本体内に収容された液体を外部へ導出する液体導出通路とを備えた液体容器は、従来からよく知られている。
上記構成の液体容器において、前記液体導出通路には、該液体導出通路の外部への出口である注出口と該注出口への液体の流出を停止する止水弁とからなる弁ユニットが設けられることとなっており、該弁ユニットを容器本体の底部に対してビス等の止着子を用いて固定するようにしたものが既に提案されている(特許文献1参照)。
特開平9−47367号公報。
ところで、この種の液体容器の場合、飲料として用いられる液体を断熱構造の容器本体内に収容し、液体導出通路を介して注出口から注出することとされているが、容器本体内に収容される液体飲料は、種々の種類(例えば、コーヒー、紅茶等)がある。従って、容器本体内に収容される液体飲料の種類が変わると、容器本体内部は勿論のこと、液体導出通路内も洗浄する必要がある。そのためには、液体導出通路(外部への出口である注出口と該注出口への液体の流出を停止する止水弁とからなる弁ユニットを含む)が分解可能な構造となっっていることが要求される。特に、海外(例えば、米国等)においては、ユーザが容易に分解できること(例えば、NSF承認が得られること)が必要不可欠となっている。
ところが、上記特許文献1に開示されている技術の場合、弁ユニットが容器本体の底部に対してビス等の止着子を用いて固定されるようになっているため、ドライバー等の工具を用いないと弁ユニットの取り外しができず、ユーザが容易に分解できないという不具合が存する。
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、工具を用いることなく、ユーザが容易に液体導出通路を分解できるようにすることを目的としている。
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、液体飲料を収容する断熱容器を内部に保持する容器本体と、前記断熱容器内に収容された液体飲料を外部へ導出する液体導出通路とを備えた液体容器において、前記液体導出通路前記断熱容器の底部に形成された導出口に対して水密状態で接続された入口管と、該入口管に対して鉛直方向から着脱自在に接続された接続管と、該接続管に対して水平方向から着脱自在に接続される弁ユニットとによって構成し且つ該弁ユニットを、前記接続管に着脱自在に接続される接続部を有する合成樹脂の一体成形品からなる通路構成部材と、該通路構成部材内に形成される液通路を開閉する止水弁と、前記液通路の前端部から下向き垂直に一体形成された注出口とによって構成するとともに、前記通路構成部材に、工具を用いることなく合成樹脂の弾性により前記容器本体に対して係脱される係合部を一体に形成している。
上記のように構成したことにより、容器本体内に収容された液体飲料は、液体導出通路を経由して注出口から外部へ注出されるが、容器本体内に収容される液体飲料の種類が変わった時には、容器本体内部および液体導出通路の洗浄を行う必要がある。この時、断熱容器の底部に形成された導出口に対して水密状態で接続された入口管と、該入口管に対して鉛直方向から着脱自在に接続された接続管と、該接続管に対して水平方向から着脱自在に接続される弁ユニットとによって液体導出通路を構成し且つ該弁ユニットを、前記接続管に着脱自在に接続される接続部を有する合成樹脂の一体成形品からなる通路構成部材と、該通路構成部材内に形成される液通路を開閉する止水弁と、前記液通路の前端部から下向き垂直に一体形成された注出口とによって構成したことにより、弁ユニットが液体導出通路から容易に取り外されることとなる。つまり、ユーザが工具を用いることなく液体導出通路を容易に分解できることとなり、NSF対応が可能となる。しかも、弁ユニットにおける通路構成部材に一体形成された係合部が、合成樹脂の弾性を利用して容器本体に対して係脱されることとなり、弁ユニットの液体導出通路からの取り外しがユーザによって容易に行い得ることとなる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第の手段として、上記第の手段を備えた液体容器において、前記弁ユニットを、前記注出口が臨む開口を有する合成樹脂製のカバー部材で鉛直方向から着脱自在に覆うとともに、該カバー部材には、工具を用いることなく合成樹脂の弾性により前記容器本体に対して係脱される係合部を一体に形成することもでき、そのように構成した場合、弁ユニットへの鉛直方向からの外力の作用がカバー部材により保護できるとともに、カバー部材に一体形成された係合部が、合成樹脂の弾性を利用して容器本体に対して係脱されることとなり、カバー部材の取り外しもユーザによって容易に行い得ることとなる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第の手段として、上記第の手段を備えた液体容器において、前記カバー部材を、前記容器本体の底部に形成された支持脚の一つとして作用し得るように構成することもでき、そのように構成した場合、弁ユニットを鉛直方向からの外力から保護するためのカバー部材が、容器本体の底部に形成された支持脚の一つとして作用することとなり、最小限の支持脚の形成で、容器本体を支持台等に載置したときの安定性を確保することができる。
本願発明の第1の手段によれば、液体飲料を収容する断熱容器を内部に保持する容器本体と、前記断熱容器内に収容された液体飲料を外部へ導出する液体導出通路とを備えた液体容器において、前記液体導出通路前記断熱容器の底部に形成された導出口に対して水密状態で接続された入口管と、該入口管に対して鉛直方向から着脱自在に接続された接続管と、該接続管に対して水平方向から着脱自在に接続される弁ユニットとによって構成し且つ該弁ユニットを、前記接続管に着脱自在に接続される接続部を有する合成樹脂の一体成形品からなる通路構成部材と、該通路構成部材内に形成される液通路を開閉する止水弁と、前記液通路の前端部から下向き垂直に一体形成された注出口とによって構成して、容器本体内に収容される液体飲料の種類が変わった時に、液体導出通路が入口管に対して鉛直方向から容易に取り外されるとともに、液体導出通路の外部への出口である注出口と該注出口への液体飲料の流出を停止する止水弁とからなる弁ユニットが液体導出通路から容易に取り外されるようにしたので、ユーザが工具を用いることなく液体導出通路を容易に分解できることとなり、容器本体内部および液体導出通路の洗浄を容易に行うことができるという効果がある。しかも、通路構成部材に、工具を用いることなく合成樹脂の弾性により前記容器本体に対して係脱される係合部を一体に形成して、弁ユニットにおける通路構成部材に一体形成された係合部が、合成樹脂の弾性を利用して容器本体に対して係脱されるようにしたので、弁ユニットの液体導出通路からの取り外しがユーザによって容易に行い得ることとなるという効果もある。
本願発明の第の手段におけるように、上記第の手段を備えた液体容器において、前記弁ユニットを、前記注出口が臨む開口を有する合成樹脂製のカバー部材で鉛直方向から着脱自在に覆うとともに、該カバー部材には、工具を用いることなく合成樹脂の弾性により前記容器本体に対して係脱される係合部を一体に形成することもでき、そのように構成した場合、弁ユニットへの鉛直方向からの外力の作用がカバー部材により保護できるとともに、カバー部材に一体形成された係合部が、合成樹脂の弾性を利用して容器本体に対して係脱されることとなり、カバー部材の取り外しもユーザによって容易に行い得ることとなる。
本願発明の第の手段におけるように、上記第の手段を備えた液体容器において、前記カバー部材を、前記容器本体の底部に形成された支持脚の一つとして作用し得るように構成することもでき、そのように構成した場合、弁ユニットを鉛直方向からの外力から保護するためのカバー部材が、容器本体の底部に形成された支持脚の一つとして作用することとなり、最小限の支持脚の形成で、容器本体を支持台等に載置したときの安定性を確保することができる。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の好適な実施の形態について説明する。
この液体容器は、図1ないし図3に示すように、液体飲料を収容する断熱容器2と、該断熱容器2を内部に保持する容器本体1と、前記断熱容器2内に収容された液体飲料を外部へ導出する液体導出通路3とを備えて構成されている。
前記容器本体1は、該容器本体1の肩部を構成する肩部材4と前記容器本体1の胴部を構成する外ケース5と、前記容器本体1の底部を構成する底部材6とからなっており、前記肩部材4と前記外ケース5とは、合成樹脂の一体成形品により構成される一方、前記外ケース5の下端開口には、前記底部材6の外周部が螺着されている。符号7は外ケース5と底部材6との螺着部の回り止めを行うビスである。
前記断熱容器2は、例えば真空二重瓶からなっており、該真空二重瓶2の上部開口2aは、前記肩部材4の略中央部に形成された開口8と連通されている。また、前記真空二重瓶2の底部中央には、前記液体導出通路3への導出口2bが形成されており、該導出口2bには、液体導出通路3の入口となる合成樹脂製の入口管9がシールパッキン10を介して水密状態で接続されている。符号11は前記真空二重瓶2の底部外周を保護するための保護カバー、12は前記底部材6の中央部に形成されたネジ穴13に螺着されて前記真空二重瓶2を押し上げるネジ部材である。なお、断熱容器としては、真空二重瓶の他、ステンレス製の真空二重容器あるいは断熱材を外周に巻き付けた金属製容器等を用いることもできる。
前記真空二重瓶2は、その上部開口2aを前記肩部材4の略中央部に形成された開口8の口縁下面に対してシールパッキン14を介して圧接した状態で外ケース5内に収納し、この状態のもとに底部材6のネジ穴13にネジ部材12を螺合することにより容器本体1内に確実に保持されることとなっている。
また、前記肩部材4における開口8の外周側には、ネジ筒15が一体に立設されており、該ネジ筒15には、ロート形状の給液部16aを有する蓋16が螺着脱自在に取り付けられている。該蓋16の下部には、前記開口8内に臨む筒部16bが一体に形成されており、該筒部16bの内方には、真空二重瓶2への実質的な給液口となる給液筒16cが一体に形成されている。前記蓋16には、前記給液部16aを閉塞するためのキャップ17が螺着脱自在に設けられている。符号18は前記キャップ17の脱落を防止するための係止部材、19は前記筒部16bの外周に形成された空気抜き用の切欠、20は前記給液部16aに形成された空気抜き用の穴、21は液体容器持ち運び用の把手である。
前記液体導出通路3は、前記入口管9と、該入口管9に対して鉛直方向から着脱自在に接続されるシリコンゴム等の耐熱ゴム製の接続管22と、該接続管22に対して水平方向から着脱自在に接続される弁ユニット23とからなっている。
前記接続管22は、該接続管22の上部に一体に立設されて前記入口管9に対して着脱自在に接続される接続部22aを備えており、入口管9への接続状態において前向きで略水平姿勢を保持されることとなっている。また、この接続管22の後端部付近には、後述する液量管41への連通管の一部を構成する可撓管44が着脱自在に接続される接続口22bが接続管22と略直交し且つ略水平姿勢で一体に形成されている(図5参照)。
前記弁ユニット23は、図4、図5および図7に示すように、前記接続管22に着脱自在に接続される接続部24aを後端に有する合成樹脂製(例えば、ポリプロピレン製)の通路構成部材24と、該通路構成部材24内に形成される液通路25の後端開口を開閉する止水弁26と、前記液通路25の前端部から下向き垂直に一体形成された注出口27とからなっている。また、前記止水弁26の弁棒26aは、前記液通路25を前向きに貫通し、前記通路構成部材24の前端部に形成された弁操作部24b内を経て前方に突出されており、該弁操作部24b内には、前記止水弁26を常閉方向に付勢するスプリング28が前記弁棒26aの前端部付近に取り付けられたスプリング受け29と前記弁操作部24bの後端部との間に介設された状態で配設されている。また、弁操作部24bの前端開口は、ゴムキャップ30により閉塞されており、前記弁棒26aの先端は、ゴムキャップ30の中心部を貫通している。符号31は、通路構成部材24内の液通路25と弁操作部24bとの間の水密性を保持するためのOリング、32は止水弁26のシール面側に設けられたシールパッキンである。
そして、前記通路構成部材24の外周には、長手方向に延びる4本の補強リブ33,33・・が周方向等間隔に一体形成されており、これらの補強リブ33,33・・のうちの水平位置にある一対には、この弁ユニット23を容器本体1の底部材6に固定するための係合部34,35がそれぞれ一体に形成されている。
一方の係合部34は、前記補強リブ33から水平に延設された連結部34aと、該連結部34aの外端から上方に延設された逆U字形状の係合部本体34bと、該係合部本体34bを構成する外側係合片34b2の下端から延設された逆L字状の操作部34cとからなっており、前記外側係合片34b2には、外向き且つ斜め下向きの抜け止め用の係合爪36が一体に形成されている。
他方の係合部35は、前記一方の係合部34の反対側に位置する補強リブ33水平に延設された連結部35aと、該連結部35aの外端から水平に延設され幅狭の係合部本体35bとからなっている。
一方、前記底部材6には、前記弁ユニット23を収納するための後方側が円弧部となる馬蹄形状の収納凹部37が形成されている。該収納凹部37の上面37aには、前記係合部34,35における係合部本体34b,35bがそれぞれ係合される係止部38,39が一体に形成されている。
一方の係止部38は、収納凹部上面37aから一体に垂設された四角筒とされており、他方の係止部39は、収納凹部上面37aから一体に垂設され、前記係合部本体35bが係止される係止穴39aを有するリブとされている。
上記構成において、弁ユニット23における係合部35の係合部本体35bを係止部39の係止穴39aに係止し、その後弁ユニット23における係合部34の操作部34cを前記係合部本体34bの内側係合片34b1側に押圧して係合部34を弾性変形させ、その状態で係合部本体34bを係止部38に挿入し、その後操作部34cへの押圧力を解除すると、係合部本体34bが係止部38にしっかりと係止されることとなる。この時、係合爪36により係合部本体34bの抜け止めが行われる。なお、弁ユニット23を取り外すときには、弁ユニット23における係合部34の操作部34cを前記係合部本体34bの内側係合片34b1側に押圧して係合部34を弾性変形させ、その状態で係合部本体34bを係止部38から離脱させ、その後係合部本体35bを係止部39の係止穴39aから離脱させればよい。このようにすると、ユーザが工具を用いることなく弁ユニット23を液体導出通路3から容易に取り外すことができることとなり、真空二重瓶2および液体導出通路3の洗浄を容易に行うことができるし、弁ユニット23における止水弁26および該止水弁26より下流側の液通路25が略水平姿勢となるとともに、注出口27が、前記液通路25の途中において該液通路25に対して略垂直姿勢となる。従って、弁ユニット23の占有スペースを可及的に小さくすることができる。
前記接続管22における接続部22aには、合成樹脂製(例えば、ポリプロピレン製)の接続エルボ40が着脱自在に接続され、該接続エルボ40には、前記容器本体1の前面側において垂直に配設された液量管41の下端がシールパッキン42を介して着脱自在に接続される合成樹脂製(例えば、ポリプロピレン製)の接続管43に対して着脱自在に接続されるシリコンゴム等からなる耐熱ゴム製の可撓管44が着脱自在に接続されることとなっている。この可撓管44は、弁ユニット23の着脱時には弁ユニット23とともに着脱されるが、可撓管44も接続管22から離脱できることとなっている。
前記弁ユニット23は、前記注出口27が臨む開口45cを有し且つ前記収納凹部37の開口部形状と略同一な平面形状を有する合成樹脂製のカバー部材45で着脱自在に覆われている。該カバー部材45の前部側における方形部45aの両側には、工具を用いることなく合成樹脂の弾性により前記収納凹部37の前部側における方形部37bの両側に形成された係合凹部46,46に対して係脱される係合部47,47が一体に形成される一方、カバー部材45の円弧部45cの中央部には、前記収納凹部37における円弧部37cの中央部に形成された係合凹部48に対して係脱される係合突部49が一体に突設されている。前記各係合部47は、指力により変形可能な断面L字状の操作部47aと、該操作部47aの先端に延設され、前記係合凹部46に係脱される係止爪部47bとからなっている。
上記構成において、カバー部材45は、係止突部49を係合凹部48に係合させた状態で係合部47,47を指力で弾性変形させて係合凹部46,46に係合させることにより取り付けられることとなっている。なお、カバー部材45を取り外す際には、前記と逆の操作によればよい。このようにすると、弁ユニット23への外力の作用がカバー部材45により保護できるとともに、カバー部材45に一体形成された係合部47,47が、合成樹脂の弾性を利用して係合凹部46,46に対して係脱されることとなり、カバー部材45の取り外しもユーザによって容易に行い得ることとなる。
ところで、前記底部材6には、真空二重瓶2内への給液時に容器本体1を支持するための3本の支持脚50,50,50が一体に形成されているが、これらの支持脚50,50,50の下端と前記カバー部材45の下面とは略同一面上に位置することとなっている。このようにすると、真空二重瓶2内への給液時等において、容器本体1を支持台等に載置する時に、カバー部材45が支持脚50,50,50と共同して容器本体1を支持することとなる。従って、最小限の支持脚の形成で、容器本体を支持台等に載置したときの安定性を確保することができる。
また、前記液量管41は、前記容器本体1の前面に設けられた縦長の液量管配設部51内に配設されており、その下端は、前記接続管43に対してシールパッキン42を介して着脱自在に接続され、その上端は、シリコンゴム等の耐熱ゴム製の接続パイプ52を介して前記肩部材4に形成されたネジ筒15の下端部に形成された通孔53に対して接続されている。このようにすると、液量管41の内部と真空二重瓶2の内部とが連通状態となるところから、真空二重瓶2内の液位と液量管41の液位とが常に同一となる。なお、前記接続パイプ52の両端は、前記液量管41および通孔53に対して着脱自在とされている。符号54は液量管41と通孔53との接続部位を覆う合成樹脂製のカバー、55は液量管41を透視する透明板、56は液量管41の背後に配設された液量表示板である。
また、前記液量管配設部51の下端には、前記弁ユニット23における止水弁26の弁棒26aの先端に押圧力を作用させることにより止水弁26をスプリング28の付勢力に抗して開作動させる操作レバー57が前記底部材6に設けられた支軸58を中心に揺動可能に設けられている。
前記操作レバー57は、略L字形状の操作部57aと、該操作部57aの内端から一体に垂設された作用部57bとからなっており、前記操作部57aを下方に揺動させることにより作用部57bが弁ユニット23における止水弁26の弁棒26aの先端を押圧することにより、止水弁26がスプリング28の付勢力に抗して開作動されるようになっている。符号59は操作レバー57をその作用部57bが弁棒26aの先端に対して押圧力を作用させ得ない位置に保持するためのスプリングである。この場合、操作レバー57における操作部57aの先端(即ち、指力を作用させる部位)から支軸58までの距離より支軸58から作用部57bまでの距離が大幅に小さくされている。このことにより、二つのスプリング28,59の付勢力に抗して操作レバー57を揺動操作し易くなっているのである。
上記構成の液体容器は、図1および図2に示すように、受け台60上に載置した状態で使用される。該受け台60は、前記容器本体1の底部を受ける半環状の支持壁60aと、該支持壁60aの下端を閉塞するとともにコップ等の受液器61を載置する受液台60bとからなっている。前記支持壁60aの前面側には、受液器61を出し入れするための開口62が形成されている。
上記のように構成された液体容器においては、次のような作用が得られる。
この液体容器においては、真空二重瓶2内に適当な液体飲料(例えば、コーヒー、紅茶等)を保温状態で収容しておくものであるが、液体飲料を注出する時には、受け台60の受液台60b上にコップ等の受液器61を弁ユニット23の注出口27に対応させて載置し、操作レバー57の操作部57aを下方に押し下げると、該操作レバー57の作用部57bが弁ユニット23における止水弁26の弁棒26aに対して押圧力を作用させることとなり、止水弁26が開作動される。すると、弁ユニット23を構成する通路構成部材24内の液通路25が開通され、真空二重瓶2内に収容されている液体飲料が注出口27から受液器61に注出されることとなる。
この液体容器は、上記のような使用形態をとるが、真空二重瓶2内に収容される液体飲料の種類が変わると、真空二重瓶2内は勿論、液体導出通路3および液量管41を洗浄する必要がある。
このようなときには、本実施の形態においては、前述したように、工具を用いることなく、液体導出通路3から弁ユニット23を容易に取り外すことができるとともに、液量管41の取外しも容易に行える。従って、真空二重瓶2、液体導出通路3および液量管41を容易に洗浄することができる。
ところで、上記実施の形態において説明した弁ユニットは、分解ができない構造となっているところから、内部の洗浄が面倒である。
そこで、弁ユニットの変形例として、分解可能な弁ユニットについて説明する。
この場合、図8および図9に示すように、弁棒26aの先端部に設けられるスプリング受け29が弁棒26aに対して着脱できる構造としている。即ち、スプリング受け29には、小判形状の穴29aを形成する一方、弁棒26aの先端部にも、小判形状の突起63を形成しておき、スプリング受け29の穴29aと弁棒26aの突起63とを一致させた状態でスプリング受け29を弁棒26aに押し込み、穴29aが突起63を通過したところでスプリング受け29を90°回転させると、突起63に穴29aが係合することとなり、スプリング受け29の弁棒26aへの装着が完了する。
一方、スプリング受け29を弁棒26aから外す場合、スプリング受け29を前記と逆に90°回転させて、穴29aと突起63とを一致させると、スプリング受け29を弁棒26aから容易に離脱させることができる。この状態においては、止水弁26を通路構成部材24から容易に抜き取ることができることとなる。つまり、弁ユニット23の分解が可能となるのである。
容器本体の内部に断熱容器(例えば、真空二重瓶)を保持するタイプの液体容器について説明したが、断熱容器として、ステンレス製の真空二重容器を採用し、該真空二重容器を容器本体として共用するようにした液体容器にも本願発明は適用可能である。
また、上記実施の形態においては、自然落下注出方式の液体容器について説明したが、本願発明は、電動ポンプあるいはエアーポンプを用いたポンプ注出方式の液体容器にも適用可能である。
本願発明の実施の形態にかかる液体容器の正面図である。 本願発明の実施の形態にかかる液体容器の縦断面図である。 本願発明の実施の形態にかかる液体容器の一部を切除した底面図である。 本願発明の実施の形態にかかる液体容器の要部を示す拡大断面図である。 本願発明の実施の形態にかかる液体容器の底面の要部を示す下面図である。 本願発明の実施の形態にかかる液体容器におけるカバー部材の下面図である。 本願発明の実施の形態にかかる液体容器における弁ユニットの拡大斜視図である。 本願発明の実施の形態にかかる液体容器における弁ユニットの変形例を示す縦断面図である。 本願発明の実施の形態にかかる液体容器における弁ユニットの変形例の分解状態を示す縦断面図である。
1は容器本体
2は断熱容器(真空二重瓶)
3は液体導出通路
4は肩部材
5は外ケース
6は底部材
9は入口管
23は弁ユニット
24は通路構成部材
25は液通路
26は止水弁
26aは弁棒
27は注出口
34は係合部
45はカバー部材
46は開口
47は係合部
50は支持脚

Claims (3)

  1. 液体飲料を収容する断熱容器を内部に保持する容器本体と、前記断熱容器内に収容された液体飲料を外部へ導出する液体導出通路とを備えた液体容器であって、前記液体導出通路前記断熱容器の底部に形成された導出口に対して水密状態で接続された入口管と、該入口管に対して鉛直方向から着脱自在に接続された接続管と、該接続管に対して水平方向から着脱自在に接続される弁ユニットとによって構成し且つ該弁ユニットを、前記接続管に着脱自在に接続される接続部を有する合成樹脂の一体成形品からなる通路構成部材と、該通路構成部材内に形成される液通路を開閉する止水弁と、前記液通路の前端部から下向き垂直に一体形成された注出口とによって構成するとともに、前記通路構成部材には、工具を用いることなく合成樹脂の弾性により前記容器本体に対して係脱される係合部を一体に形成したことを特徴とする液体容器。
  2. 前記弁ユニットを、前記注出口が臨む開口を有する合成樹脂製のカバー部材で鉛直方向から着脱自在に覆うとともに、該カバー部材には、工具を用いることなく合成樹脂の弾性により前記容器本体に対して係脱される係合部を一体に形成したことを特徴とする請求項1記載の液体容器。
  3. 前記カバー部材を、前記容器本体の底部に形成された支持脚の一つとして作用し得るように構成したことを特徴とする請求項記載の液体容器。
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