JP6830316B2 - 検出装置 - Google Patents

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本発明は、被検出物に照射された光を検出する検出装置に関する。
被検出物に照射された光を検出する検出装置では、例えば、検出された光に基づいて被検出物が撮像され、撮像により形成された画像データを利用して、被検出物の検査が行われる。下記特許文献1には、2台の撮像装置により被検出物を2つの方向から撮像し、それら2つの方向からの撮像により形成された画像データに基づいて、被検出物の検査を行うための技術が記載されている。また、2台の撮像装置により被検出物を2つの方向から撮像していては、効率が悪いため、下記特許文献2には、1台の撮像装置により被検出物を2つの方向から撮像するための技術が記載されている。
特許文献1:特開2006−41158号公報
特許文献2:特開2012−4306号公報
上記特許文献2に記載されているように、1台の撮像装置により被検出物を2つの方向から撮像することで、低コスト化を図ることが可能となる。ただし、1台の撮像装置により被検出物が2つの方向から撮像される際には、被検出物が第1の方向から撮像される場合の光の経路(以下、「第1の光路」と記載する場合がある)と、被検出物が第2の方向から撮像される場合の光の経路(以下、「第2の光路」と記載する場合がある)とは、通常、異なっており、各々の経路に沿った光により、第1の方向から撮像された被検出物の画像データと、第2の方向から撮像された被検出物の画像データとが形成される。しかしながら、被検出物が第1の方向から撮像される場合に照射される光が、第1の光路だけでなく、第2光路に入り込む場合がある。このような場合には、被検出物の第1の方向からの撮像時の画像に、第2の光路に入り込んだ光により、ゴースト画像が映り込む虞があり、被検出物の検査を適切に行うことができない虞がある。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、被検出物の第1の方向からの撮像時の画像へのゴースト画像の映り込みを防止することである。
上記課題を解決するために、本願に記載の検出装置は、被検出物に照射された光を検出する検出装置であって、当該検出装置が、前記被検出物に第1の方向から光を照射する下方照明装置と、前記被検出物に第2の方向から光を照射する側方照明装置と、前記下方照明装置から照射された光と、前記側方照明装置から照射された光とを検出するための検出部と、前記下方照明装置から照射された光を、第1の光路を経由して、前記検出部まで導く第1導光部材と、前記側方照明装置から照射された光を、第2の光路を経由して、前記検出部まで導く第2導光部材と、前記下方照明装置から照射された光が前記第2の光路に沿って前記検出部に到達しないように、前記下方照明装置から照射された光を遮る遮光部材とを備えることを特徴とする検出装置であって、前記検出部により前記下方照明装置から照射された光が検出される際に、前記被検出物は第1の位置に配置されており、前記検出部により前記側方照明装置から照射された光が検出される際に、前記被検出物は前記第1の位置と異なる第2の位置に配置されていることを特徴とする検出装置において、前記検出装置は、前記第1の光路上において、前記第1の位置から、前記検出部から離れる方向にある前記第2の位置へ移動させることを特徴とする
本願に記載の検出装置では、第1の光源によって、被検出物に第1の方向から光が照射され、第2の光源によって、被検出物に第2の方向から光が照射される。そして、第1の光源から照射された光が、第1の光路を経由して、検出部に到達し、第2の光源から照射された光が、第2の光路を経由して、検出部に到達する。さらに、第1の光源から照射された光が、第2の光路に沿って検出部に到達しないように、遮光部材によって遮られる。これにより、被検出物の第1の方向からの撮像時の画像へのゴースト画像の映り込みを防止することが可能となる。

電子部品装着装置を示す斜視図である。 吸着ノズルを示す斜視図である。 ノズル管理装置を示す斜視図である。 本発明の撮像装置を示す概略図である。 本発明の撮像装置により撮像された吸着ノズルの下面の画像を示す図である。 本発明の撮像装置により撮像された吸着ノズルの側方の画像を示す図である。 比較例の撮像装置を示す概略図である。 本発明の撮像装置を示す概略図である。 比較例の撮像装置を示す概略図である。 比較例の撮像装置により撮像された吸着ノズルの下面の画像を示す図である。 本発明の撮像装置を示す概略図である。発明を実施するための最良の形態
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<電子部品装着装置の構成>図1に、電子部品装着装置(以下、「装着装置」と略す場合がある)10を示す。装着装置10は、1つのシステムベース12と、そのシステムベース12の上に隣接された2台の電子部品装着機(以下、「装着機」と略す場合がある)14とを有している。なお、装着機14の並ぶ方向をX軸方向と称し、その方向に直角な水平の方向をY軸方向と称する。
各装着機14は、主に、装着機本体20、搬送装置22、装着ヘッド移動装置(以下、「移動装置」と略す場合がある)24、装着ヘッド26、供給装置28、ノズルステーション30を備えている。装着機本体20は、フレーム部32と、そのフレーム部32に上架されたビーム部34とによって構成されている。
搬送装置22は、2つのコンベア装置40,42を備えている。それら2つのコンベア装置40,42は、互いに平行、かつ、X軸方向に延びるようにフレーム部32に配設されている。2つのコンベア装置40,42の各々は、電磁モータ(図示省略)によって各コンベア装置40,42に支持される回路基板をX軸方向に搬送する。また、回路基板は、所定の位置において、基板保持装置(図示省略)によって固定的に保持される。
移動装置24は、XYロボット型の移動装置である。移動装置24は、スライダ50をX軸方向にスライドさせる電磁モータ(図示省略)と、Y軸方向にスライドさせる電磁モータ(図示省略)とを備えている。スライダ50には、装着ヘッド26が取り付けられており、その装着ヘッド26は、2つの電磁モータの作動によって、フレーム部32上の任意の位置に移動させられる。
装着ヘッド26は、回路基板に対して電子部品を装着するものである。装着ヘッド26の下端面には、吸着ノズル60が設けられている。吸着ノズル60は、図2に示すように、胴体筒64とフランジ部66と吸着管68と掛止ピン70とによって構成されている。胴体筒64は、円筒状をなし、フランジ部66は、胴体筒64の外周面に張り出すようにして固定されている。吸着管68は、細いパイプ状をなし、胴体筒64の下端部から下方に向かって延び出した状態で、胴体筒64に軸線方向に移動可能に保持されている。掛止ピン70は、胴体筒64の径方向に延びるように、胴体筒64の上端部に設けられている。吸着ノズル60は、掛止ピン70を利用して、装着ヘッド26にワンタッチで着脱可能に取り付けられる。また、装着ヘッド26には、バネ(図示省略)が内蔵されており、そのバネは、装着ヘッド26に取り付けられる吸着ノズル60の吸着管68に、弾性力を付与する。これにより、その吸着管68は、装着ヘッド26に内蔵されたバネの弾性力によって、胴体筒64の下端部から下方に延び出す方向に付勢されている。
また、吸着ノズル60は、負圧エア,正圧エア通路を介して、正負圧供給装置(図示省略)に通じている。各吸着ノズル60は、負圧によって電子部品を吸着保持し、保持した電子部品を正圧によって離脱する。また、装着ヘッド26は、吸着ノズル60を昇降させるノズル昇降装置(図示省略)を有している。そのノズル昇降装置によって、装着ヘッド26は、保持する電子部品の上下方向の位置を変更する。
供給装置28は、フィーダ型の供給装置であり、図1に示すように、フレーム部32の前方側の端部に配設されている。供給装置28は、テープフィーダ72を有している。テープフィーダ72は、テープ化部品を巻回させた状態で収容している。テープ化部品は、電子部品がテーピング化されたものである。そして、テープフィーダ72は、送出装置(図示省略)によって、テープ化部品を送り出す。これにより、フィーダ型の供給装置28は、テープ化部品の送り出しによって、電子部品を供給位置において供給する。
ノズルステーション30は、複数の吸着ノズル60を収容するノズルトレイ77を有している。このノズルステーション30では、装着ヘッド26に取り付けられている吸着ノズル60と、ノズルトレイ77に収容されている吸着ノズル60との交換等が、必要に応じて行われる。また、ノズルトレイ77は、ノズルステーション30に着脱可能であり、ノズルトレイ77に収容された吸着ノズル60の回収,ノズルトレイ77への吸着ノズル60の補給等を装着機14の外部において行うことが可能である。
<装着機による装着作業>装着機14では、上述した構成によって、搬送装置22に保持された回路基板に対して、装着ヘッド26によって装着作業を行うことが可能である。具体的には、装着機14の制御装置(図示省略)の指令により、回路基板が作業位置まで搬送され、その位置において、基板保持装置によって固定的に保持される。また、テープフィーダ72は、制御装置の指令により、テープ化部品を送り出し、電子部品を供給位置において供給する。そして、装着ヘッド26が、電子部品の供給位置の上方に移動し、吸着ノズル60によって電子部品を吸着保持する。続いて、装着ヘッド26は、回路基板の上方に移動し、保持している電子部品を回路基板上に装着する。
<吸着ノズルの検査>装着機14では、上述したように、テープフィーダ72によって供給された電子部品が、吸着ノズル60によって吸着保持され、その電子部品が回路基板上に装着される。このため、吸着ノズル60に不具合が生じていると、適切な装着作業を実行することができない。このようなことを考慮して、装着機14のノズルステーション30からノズルトレイ77が取り外され、ノズル管理装置において、ノズルトレイ77に収容されている吸着ノズル60の検査が行われる。
詳しくは、ノズル管理装置78は、図3に示すように、概して直方体形状をなしており、正面に、ノズルトレイ77をノズル管理装置78内に収納、若しくは、ノズル管理装置78からノズルトレイ77を取り出すための引出79が設けられている。そして、ノズル管理装置78内に収納された吸着ノズル60は、ノズル管理装置78内において、管理及び検査が行われる。この吸着ノズル60の検査の際に、吸着ノズル60の撮像が行われ、撮像データに基づいて、吸着ノズル60の吸着管68の状態および、吸着管68の胴体筒64からの突出量の検査が行われる。吸着ノズル60の撮像を行う撮像装置80は、図4に示すように、3枚の反射鏡82,84,86と、下方照明装置88と、側方照明装置90と、2個の遮光ブロック92,94と、カメラ96とを備えている。
ノズル管理装置78では、検査対象の吸着ノズル60が、ノズル把持具100により把持される。そして、ノズル把持具100により把持された吸着ノズル60が撮像装置80によって撮像される。3枚の反射鏡82,84,86のうちの第1の反射鏡82は、ノズル把持具100に把持された吸着ノズル60の下方に、約45度に傾斜した状態で配設されている。なお、第1の反射鏡82の反射率は50%であり、透過率は50%である。
3枚の反射鏡82,84,86のうちの第2の反射鏡84は、第1の反射鏡82の側方に、その第1の反射鏡82と同じ方向に約45度に傾斜した状態で配設されている。なお、第2の反射鏡84の反射率は30%であり、透過率は70%である。また、3枚の反射鏡82,84,86のうちの第3の反射鏡86は、第2の反射鏡84の上方に、その第2の反射鏡84と同じ方向に約45度に傾斜した状態で配設されている。なお、第3の反射鏡86の反射率は100%であり、透過率は0%である。
また、下方照明装置88は、側射照明102と落射照明104とを備えている。側射照明102は、概して円環状をなし、上方を向いた状態で、第1の反射鏡82とノズル把持具100に把持された吸着ノズル60との間に配設されている。なお、ノズル把持具100に把持された吸着ノズル60の軸線と、円環状の側射照明102の中心とは、上下方向において概ね一致している。また、落射照明104は、上を向いた状態で、第1の反射鏡82の下方に配設されている。これにより、側射照明102は、ノズル把持具100に把持された吸着ノズル60に向かって下方から光を照射し、落射照明104は、第1の反射鏡82及び、側射照明102の内径部を介して、ノズル把持具100に把持された吸着ノズル60に向かって下方から光を照射する。
側射照明102および落射照明104から照射された光、つまり、下方照明装置88から照射された光は、ノズル把持具100に把持された吸着ノズル60若しくは、側射照明102の裏面により反射し、光路(2本の点線106の間の経路)に沿って、第1の反射鏡82に入射する。そして、第1の反射鏡82に入射した光のうちの50%の光量の光が、第1の反射鏡82により反射し、光路(2本の点線108の間の経路)に沿って、第2の反射鏡84に入射する。これは、第1の反射鏡82の反射率が50%であるためである。また、第2の反射鏡84に入射する光の延長線上に、カメラ96が配設されている。このため、第2の反射鏡84に入射する光のうちの70%の光量の光が、第2の反射鏡84を透過し、光路(2本の点線110の間の経路)に沿って、カメラ96に入射する。なお、カメラ96は、レンズ112と撮像素子114とを有しており、カメラ96に入射した光が、レンズ112を介して、撮像素子114により検出される。これにより、図5に示すように、吸着ノズル60の下面側の撮像データが得られる。なお、撮像素子114によって検出される光は、ノズル把持具100に把持された吸着ノズル60若しくは、側射照明102の裏面により反射した光の光量の35%(0.5×0.7=0.35)に相当する光である。
また、撮像装置80の側方照明装置90は、バックライト方式の照明装置であり、図4に示すように、ノズル把持具100に把持された吸着ノズル60に光を照射するとともに、その照射した光が第3の反射鏡86に入射するように配設されている。また、側方照明装置90と、ノズル把持具100に把持された吸着ノズル60との間に、2個の遮光ブロック92,94のうちの第1の遮光ブロック92が配設され、第3の反射鏡86と、ノズル把持具100に把持された吸着ノズル60との間に、2個の遮光ブロック92,94のうちの第2の遮光ブロック94が配設されている。そして、第1の遮光ブロック92と第2の遮光ブロック94との各々には、スリット120,122が形成されており、それら2つのスリット120,122は、側方照明装置90からの光の照射方向において一致している。このため、側方照明装置90は、第1の遮光ブロック92のスリット120の間から、ノズル把持具100に把持された吸着ノズル60に光を照射し、その照射された光は、第2の遮光ブロック94のスリット122の間から、第3の反射鏡86に入射する。この際、側方照明装置90から照射された光は、光路(2本の点線124の間の経路)に沿って、第3の反射鏡86に入射する。
そして、第3の反射鏡86に入射した光のうちの100%の光量の光が、第3の反射鏡86により反射し、光路(2本の点線126の間の経路)に沿って、第2の反射鏡84に入射する。これは、第3の反射鏡86の反射率が100%であるためである。次に、第2の反射鏡84に入射した光のうちの30%の光量の光が、第2の反射鏡84により反射し、光路(2本の点線128の間の経路)に沿って、カメラ96に入射する。これにより、図6に示すように、吸着ノズル60の側方からの撮像データが得られる。なお、カメラ96に入射する光は、スリット122の間を通過した光であることから、図中の1点鎖線130により区画される形状は、スリット122に応じた形状となっている。また、撮像素子114によって検出される光は、側方照明装置90から照射された光の光量の30%(1.0×0.3=0.3)に相当する光である。
上述したように、撮像装置80では、第1の光路、具体的には、2本の点線106の間の経路と、2本の点線108の間の経路と、2本の点線110の間の経路を経由して、カメラ96に入射した光により、吸着ノズル60の下面側が撮像され、第2の光路、具体的には、2本の点線124の間の経路と、2本の点線126の間の経路と、2本の点線128の間の経路を経由して、カメラ96に入射した光により、吸着ノズル60の側方が撮像される。これにより、吸着ノズル60の下面の撮像用のカメラと、側面の撮像用のカメラとの2台のカメラを用いる必要がなくなり、撮像装置の低コスト化を図ることが可能となる。ただし、第1の光路と第2の光路とを利用して、1台のカメラ96で吸着ノズル60を2方向から撮像することが可能であるのは、2個の遮光ブロック92,94の存在である。この遮光ブロック92,94が存在しなければ、吸着ノズル60の下面側の画像に、吸着ノズル60の側方の画像が、ゴースト像として映り込む虞がある。
具体的に、図7を用いて、遮光ブロック92,94の配設されていない撮像装置140を例にして説明する。なお、撮像装置140は、遮光ブロック92,94が配設されていないことを除いて、撮像装置80と同じであるため、撮像装置140の説明において、撮像装置80の構成要素と同じ符号を用いる。
撮像装置140において、吸着ノズル60の下面の撮像を行うべく、下方照明装置88により光が照射されると、その光が、撮像装置80と同様に、第1の光路、つまり、2本の点線106の間の経路と、2本の点線108の間の経路と、2本の点線110の間の経路を経由して、カメラ96に入射する。また、下方照明装置88から照射された光、特に、側射照明102から照射された光が、直接、若しくは、側方照明装置90の拡散板(図示省略)に反射して、第3の反射鏡86に入射する場合がある。このような場合に、下方照明装置88から照射された光が、光路(2本の点線146の間の経路)に沿って、第3の反射鏡86に入射すると、第3の反射鏡86により反射する。そして、第3の反射鏡86により反射した光が、光路(2本の点線148の間の経路)に沿って、第2の反射鏡84に入射する。この第2の反射鏡84に入射した光が、第2の反射鏡84により反射すると、その反射した光は、光路(2本の点線110の間の経路)に沿って、カメラ96に入射する。この光路(2本の点線110の間の経路)は、第1の光路、つまり、吸着ノズル60の下面側の画像を形成するための光の経路と同じとなっている。このため、撮像素子114では、吸着ノズル60の下面側の画像を形成するための光と、吸着ノズル60の側面の画像を形成するための光とが、重なった状態で検出される。これにより、吸着ノズル60の下面側の画像に、吸着ノズル60の側方の画像が、ゴースト像として映り込む。
一方、撮像装置80では、遮光ブロック92,94が、下方照明装置88により照射された光を遮ることで、ゴースト像の映り込みが防止されている。具体的には、図8に示すように、側射照明102が、点線150に沿った光路の光を照射した場合でも、その光は、第2の遮光ブロック94のスリット122の内部に到達するが、第2の遮光ブロック94の厚さにより、第3の反射鏡86への光の入射が防止される。また、側射照明102が、点線152に沿った光路の光を照射した場合でも、その光は、第1の遮光ブロック92のスリット120の内部に到達するが、第1の遮光ブロック92の厚さにより、側方照明装置90の拡散板への入射が防止される。つまり、側方照明装置90の拡散板の反射による第3の反射鏡86への光の入射が防止される。このように、撮像装置80では、遮光ブロック92,94により、下方照明装置88から照射された光が遮られることで、吸着ノズル60の下面側の画像へのゴースト像の映り込みが防止される。
ただし、下方照明装置88から照射された光が、吸着ノズル60により反射し、その反射した光が、点線156に沿った光路を経由して、第3の反射鏡86に入射する場合がある。このようなことを考慮して、撮像装置80では、側方照明装置90が、吸着ノズル60の下面側を撮像する際の吸着ノズル60の下端部、つまり、吸着管68の先端部ではなく、吸着管68の中央部周辺に、光を照射するように、遮光ブロック92,94にスリット120,122が形成されている。
具体的には、例えば、図9に示す撮像装置170では、側方照明装置90が、吸着ノズル60の吸着管68の下端部に、光を照射するように、遮光ブロック172,174にスリット176,178が形成されている。なお、撮像装置170は、遮光ブロック172,174を除いて、撮像装置80と同じであるため、撮像装置170の説明において、撮像装置80の構成要素と同じ符号を用いる。
この撮像装置170では、下方照明装置88から照射された光が、吸着ノズル60により反射し、その反射した光が、遮光ブロック174のスリット178の間から第3の反射鏡86に入射する場合がある。このような場合に、吸着ノズル60により反射した光は、光路(2本の点線180の間の経路)に沿って、第3の反射鏡86に入射する。そして、第3の反射鏡86に入射した光が、第3の反射鏡86により反射し、その反射した光が、光路(2本の点線182の間の経路)に沿って、第2の反射鏡84に入射する。この第2の反射鏡84に入射した光が、第2の反射鏡84により反射すると、その反射した光は、光路(2本の点線184の間の経路)に沿って、カメラ96に入射する。このカメラ96に入射する光の経路は、2本の点線184の間の経路であり、吸着ノズル60の下面側の画像を形成するための光の経路(2本の点線110の間の経路)の中央部に位置する。このため、図10に示すように、吸着ノズル60の下面側の画像の中央部に、2本の点線184の間の経路を経由してカメラ96に入射した光によって、実線160で区画されるゴースト像が映り込む虞がある。このように、吸着ノズル60の下面側の画像の中央部に、ゴースト像が映り込むと、ゴースト像が吸着ノズル60の下面側の検査の妨げとなり、吸着ノズル60の下面側、つまり、吸着ノズル60の吸着管68の状態を適切に検査することができない。
一方、撮像装置80では、図8に示すように、側方照明装置90が、吸着ノズル60の下面側を撮像する際の吸着ノズル60の吸着管68の中央部周辺に、光を照射するように、遮光ブロック92,94にスリット120,122が形成されている。このため、吸着ノズル60により反射した光が、第3の反射鏡86に入射する場合には、その光は、上述したように、第2の光路、つまり、2本の点線124の間の経路と、2本の点線126の間の経路と、2本の点線128の間の経路を経由して、カメラ96に入射する。このカメラ96に入射する光の経路は、2本の点線128の間の経路であり、吸着ノズル60の下面側の画像を形成するための光の経路(2本の点線110の間の経路)の端に位置する。このため、吸着ノズル60の下面側の画像には、図5に示すように、2本の点線128の間の経路を経由してカメラ96に入射した光によって、実線160で区画されるゴースト像が映り込むが、このゴースト像は、吸着ノズル60の下面側の画像と異なる箇所に映り込んでおり、吸着ノズル60の下面側の検査の妨げにはならない。これにより、吸着ノズル60の吸着管68の状態を適切に検査することが可能となる。
このように、撮像装置80では、反射鏡84,86、遮光ブロック92,94を配設するとともに、その反射鏡84,86の配設位置の適切化、及び、その遮光ブロック92,94へのスリット120,122の形成位置を適切化することで、吸着ノズル60の下面側を適切に撮像し、吸着ノズル60の吸着管68の状態を適切に検査することが可能となる。
また、吸着ノズル60の側方の撮像の目的は、吸着管68の胴体筒64からの突出量の検査であり、吸着管68の先端部を撮像する必要がある。つまり、吸着管68の先端部の位置を、撮像データに基づいて検出し、その吸着管68の先端部の位置に基づいて、吸着管68の胴体筒64からの突出量が演算される。しかしながら、撮像装置80では、上述したように、側方照明装置90が、吸着ノズル60の下面側を撮像する際の吸着ノズル60の吸着管68の中央部周辺に、光を照射するように、遮光ブロック92,94にスリット120,122が形成されている。つまり、吸着ノズル60の下面側を撮像する際の吸着ノズル60の位置において、吸着ノズル60の側方の撮像を行った場合には、吸着ノズル60の吸着管68の中央部周辺が撮像されるため、吸着管68の胴体筒64からの突出量を演算することができない。このため、吸着ノズル60の側方が撮像される際には、吸着ノズル60の吸着管68の先端部に、側方照明装置90により光が照射されるように、吸着ノズル60を移動させる。
具体的には、吸着ノズル60の側方の撮像時には、図11に示すように、側方照明装置90から照射された光の経路(2本の点線124の間の経路)に、吸着ノズル60の吸着管68の先端部が位置するように、ノズル把持具100を上方に移動させる。これにより、側方照明装置90から照射された光が、第2の光路、つまり、2本の点線124の間の経路と、2本の点線126の間の経路と、2本の点線128の間の経路を経由して、カメラ96に入射され、図6に示すように、吸着ノズル60の吸着管68の先端部が撮像される。
このように、撮像装置80では、遮光ブロック92,94の配設,スリット120,122の形成位置の適切化,吸着ノズル60の撮像箇所に応じた撮像位置の変更等により、1台のカメラ96によって、吸着ノズル60の下面の撮像と側方の撮像を適切に行うことが可能となっている。
また、撮像装置80では、吸着ノズル60の下面の撮像が行われる際の吸着ノズル60とカメラ96との間の第1の光路を経由した距離と、吸着ノズル60の側方の撮像が行われる際の吸着ノズル60とカメラ96との間の第2の光路を経由した距離とが同じである。つまり、図4での2本の点線106の間の経路と、2本の点線108の間の経路と、2本の点線110の間の経路とを経由した吸着ノズル60とカメラ96との間の距離と、図11での2本の点線124の間の経路と、2本の点線126の間の経路と、2本の点線128の間の経路とを経由した吸着ノズル60とカメラ96との間の距離とが同じである。これにより、吸着ノズル60の下面の撮像時と側方の撮像時において、ピント調整を行う必要が無く、作業性に優れた撮像装置が実現する。
ちなみに、上記実施例において、吸着ノズル60は、吸着ノズルの一例である。撮像装置80は、検出装置の一例である。下方照明装置88は、第1の光源の一例である。側方照明装置90は、第2の光源の一例である。第1の反射鏡82と第2の反射鏡84とは、第1導光部材の一例である。第2の反射鏡84と第3の反射鏡86とは、第2導光部材の一例である。遮光ブロック92,94は、遮光部材の一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例では、光を遮るための部材として、遮光ブロック92,94が採用されているが、光を遮ることが可能な形状であれば、種々の形状の遮光部材を採用することが可能である。また、遮光ブロック92,94には、スリット120,122が形成され、そのスリット120,122の間を光が通過するが、光が通過するように遮光部材を貫通していればよく、種々の形状の貫通部を採用することが可能である。具体的には、例えば、端面がU字型に凹んだ箇所を光が通過し、その凹んだ箇所以外の箇所において、光を遮る構造の遮光部材を採用することが可能である。
また、上記実施例では、本発明の検出装置が、吸着ノズル60の撮像を行うための装置として採用されているが、吸着ノズル60以外の種々の部材の撮像を行う装置として、本発明の検出装置を採用することが可能である。
また、上記実施例では、吸着ノズル60の側方の撮像位置が、吸着ノズル60の下面の撮像位置の上方に位置するように、スリット120,122が形成されているが、吸着ノズル60の側方の撮像位置と、吸着ノズル60の下面の撮像位置とが異なるように、スリット120,122の形成位置を設定することが可能である。つまり、吸着ノズル60の側方の撮像位置が、吸着ノズル60の下面の撮像位置の下方に位置するように、スリット120,122が形成されてもよい。
そして、吸着ノズル60の側方の撮像の目的は、吸着ノズルの先端の汚れや、電子部品が付着しているか否かの検査とすることもできる。
60:吸着ノズル 80:撮像装置(検出装置) 88:下方照明装置(第1の光源) 90:側方照明装置(第2の光源) 82:反射鏡 (第1導光部材) 84:反射鏡(第1導光部材)(第2導光部材) 86:反射鏡(第2導光部材) 92:遮光ブロック(遮光部材) 94:遮光ブロック(遮光部材)

Claims (2)

  1. 被検出物に照射された光を検出する検出装置であって、
    当該検出装置が、
    前記被検出物に第1の方向から光を照射する下方照明装置と、
    前記被検出物に第2の方向から光を照射する側方照明装置と、
    前記下方照明装置から照射された光と、前記側方照明装置から照射された光とを検出するための検出部と、
    前記下方照明装置から照射された光を、第1の光路を経由して、前記検出部まで導く第1導光部材と、
    前記側方照明装置から照射された光を、第2の光路を経由して、前記検出部まで導く第2導光部材と、
    前記下方照明装置から照射された光が前記第2の光路に沿って前記検出部に到達しないように、前記下方照明装置から照射された光を遮る遮光部材と
    を備えることを特徴とする検出装置であって、
    前記検出部により前記下方照明装置から照射された光が検出される際に、前記被検出物は第1の位置に配置されており、
    前記検出部により前記側方照明装置から照射された光が検出される際に、前記被検出物は前記第1の位置と異なる第2の位置に配置されていることを特徴とする検出装置において、
    前記検出装置は、
    前記第1の光路上において、前記第1の位置から、前記検出部から離れる方向にある前記第2の位置へ移動させることを特徴とする検出装置。
  2. 前記検出装置は、
    さらに前記被検出物を把持する被検出物把持具を備え、前記被検出物把持具を前記第1の光路上で動かすことで、前記被検出物を前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させることを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
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