JP6830299B2 - 消火栓設備及び消火栓装置 - Google Patents

消火栓設備及び消火栓装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6830299B2
JP6830299B2 JP2016210240A JP2016210240A JP6830299B2 JP 6830299 B2 JP6830299 B2 JP 6830299B2 JP 2016210240 A JP2016210240 A JP 2016210240A JP 2016210240 A JP2016210240 A JP 2016210240A JP 6830299 B2 JP6830299 B2 JP 6830299B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
fire hydrant
door
upper door
predetermined position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016210240A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018068540A (ja
Inventor
梅原 寛
寛 梅原
拓史 安藤
拓史 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hochiki Corp filed Critical Hochiki Corp
Priority to JP2016210240A priority Critical patent/JP6830299B2/ja
Publication of JP2018068540A publication Critical patent/JP2018068540A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6830299B2 publication Critical patent/JP6830299B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Description

本発明は、ノズル付きホースを引き出して消火用水又は消火泡を放出させる消火栓収納箱を備えた消火栓設備及び消火栓装置に関する。
従来、高速道路や自動車専用道路などのトンネル内に設置するトンネル非常用設備として消火栓装置が設けられており、消火栓装置は開放自在な消火栓扉を備え、先端にノズルを装着したホースと消火栓弁を含むバルブ類を収納している。
消火栓装置は、一般的に、トンネル側壁に沿って例えば50メートル間隔でトンネル壁面に埋込み設置されている。火災を伴う車両事故が発生した場合には、監視員通路のあるトンネルでは、事故車両の運転者等の道路利用者は監視員通路の側面に設置されたステップ等により監視員通路に登り、トンネル壁面に設置された消火栓装置の消火栓扉を前方に開放してノズル付きのホースを取出して消火作業を行うようにしている。
監視員通路は路面に対し高くした側壁通路として設けられ、トンネル内の車両通行を妨げることなく且つ安全にトンネル内に設置している消火栓装置を含む各種の機器の点検を行うことを可能としている。
また、監視員通路のないトンネルにあっては、事故車両の運転者等の道路利用者は、トンネル壁面に設置された消火栓装置に近づき、同様に、消火栓扉を前方に開放してノズル付きのホースを取出して消火作業を行うようにしている。
特開2006−181057号公報 特開2008−055024号公報 特開2009−285126号公報
ところで、シールド工法等により作られた都市型トンネルにあっては、トンネル壁面に消火栓装置を埋込み設置できない構造であり、監視員通路の側壁面に消火栓装置を埋込み設置する必要がある。
しかしながら、従来の消火栓のように扉を前開きする消火栓装置を監視員通路に設置した場合には、消火栓扉が開くと建築限界を超えて道路側に飛び出す問題がある。
この問題を解決するため、監視員通路内に消火栓収納箱を埋込み設置し、道路側に面してスライド開閉される前扉を設けると共に、監視員通路面に前開き及び後開きの両方ができるように上下方向に開閉される上扉を設けた消火栓収納箱が提案されている。
このように監視員通路に埋込み設置された消火栓収納箱によれば、車両事故による火災の発生時に、道路利用者は、道路に面した前扉を開くことで、ホース収納部から簡単且つ容易にノズル付きホースを引き出して消火を行うことができる。また、消火栓装置の前に車両が停止して前扉からの操作ができない場合には、監視員通路の上扉を開くことで、停止車両に妨げられることなく、ノズル付きホースを引き出して消火を行うことができる。
このような監視員通路に設置された消火栓収納箱にあっては、前扉又は上扉を開いてノズル付きのホースを引き出した場合、筐体内に設けている消火栓弁開閉レバーを開位置に操作することで、消火栓収納箱に対し分離配置されている消火栓弁を遠隔的に開放させて、引き出されたホースに消火用水を供給して放水させる。
ところで、監視員通路に埋込み設置される消火栓収納箱は、監視員通路の横幅が0.7メートル程度であり、消火栓収納箱の横幅は、監視員通路の例えば半分の0.35メートル程度と狭くなり、消火栓収納箱の中には約30メートル程度のホースを水平に内巻きして収納することから、筐体をトンネル長手方向に長く形成し、ホースはトンネル長手方向に長い長円形となるように水平回りに内巻きされている。
このため、消火栓収納箱の監視員通路面に設けられた上扉は、奥行きは狭いが横幅が長くなることで扉面積が大きくなり、また、上扉の裏面に消火栓弁開閉レバーやホース先端に連結されたノズルホルダーが着脱自在に係止される場合があることから、道路利用者が道路側又は監視員通路側から上扉を上向きに持ち上げて開くには重くなりすぎる問題がある。
また、上扉は、道路側から操作するために扉後縁を中心に上向きに開放させる前開きと、監視員通路側から操作するために扉前縁を中心に上向きに開放させる後開きができるようにしており、前開きと後開きの両方をについて、上扉を軽く開くようにする必要がある。
本発明は、道路側からの上扉の前開きと監視員通路側からの上扉の後開きの両方について軽い力で容易に開放を可能とする消火栓収納箱を備えた消火栓設備及び消火栓装置を提供することを目的とする。
(消火栓装置及び当該消火栓装置を備えた消火栓設備)
本発明は、
トンネル壁面に沿った監視員通路に埋込み設置され、内部にノズル付きのホースが収納された筐体と、
筐体が監視員通路に埋込み設置された場合に監視員通路の路面側となる筐体の上面に設けられた上面開口を前開き及び後開き自在に配置された上扉と、
が設けられた消火栓装置及び当該消火栓装置と筐体が埋込み設置された消火栓埋込部とを備えた消火栓設備に於いて、
上扉と筐体との間に、上扉を開放させる力をアシストする付勢部材を備えた扉開放付勢機構が設けられたことを特徴とする。
ここで、上扉の前開きとは、上扉の後縁部を軸として上下方向に開閉することを意味し、また、上扉の後開きとは、上扉の前縁部を軸として上下方向に開閉することを意味する。
(扉開放付勢機構1)
扉開放付勢機構は、筐体内のトンネル壁面側となる所定位置に付勢部材の一端が回動自在に連結され、上扉の筐体が監視員通路に埋込み設置された場合の道路側となる前縁側で筐体内側となる裏面の所定位置に付勢部材の他端が回動自在に連結される。
(扉開放付勢機構2)
扉開放付勢機構は、筐体内の筐体が監視員通路に埋込み設置された場合の道路側となる所定位置に付勢部材の一端が回動自在に連結され、上扉のトンネル壁面側となる後縁側で筐体内側となる裏面の所定位置に付勢部材の他端が回動自在に連結される。
(上扉両側の扉開放付勢機構)
道路側から筐体を見た場合の上扉及び筐体左右両側に扉開放付勢機構が設けられる。
(扉開放付勢機構3)
筐体が監視員通路に埋込み設置された場合の道路側から筐体を見た場合の上扉及び筐体の左右両側に扉開放付勢機構が設けられ、
一側に設けられた扉開放付勢機構は、筐体内の道路側となる所定位置に付勢部材の一端が回動自在に連結され、上扉のトンネル壁面側となる後縁側で筐体内側となる裏面の所定位置に付勢部材の他端が回動自在に連結され、
他側に設けられた扉開放付勢機構は、筐体内のトンネル壁面側となる所定位置に付勢部材の一端が回動自在に連結され、上扉の道路側となる前縁側で筐体内側となる裏面の所定位置に付勢部材の他端が回動自在に連結される。
(ガススプリング)
付勢部材をガススプリングとする。
(ガススプリングの連結構造)
ガススプリングが備えるシリンダの一端側が筐体内の所定位置に回動自在に連結され、シリンダの他端側から伸縮自在に取り出されたロッドのシリンダの他端側ではない一端側が上扉の裏面の所定位置に回動自在に連結される。
(ガススプリングのロッドにホースガイドを装着した構造)
シリンダから伸縮自在に取り出されたロッドの外側を覆い、シリンダ外側に摺動自在に嵌め込まれホースガイドが設けられる。
(基本的な効果)
本発明は、トンネル壁面に沿った監視員通路に埋込み設置され、内部にノズル付きのホースが収納された筐体と、筐体が監視員通路に埋込み設置された場合の監視員通路の路面側となる筐体の上面に設けられた上面開口を前開き及び後開き自在に配置された上扉と、が設けられた消火栓装置及び当該消火栓装置と筐体が埋込み設置された消火栓埋込部とを備えた消火栓設備に於いて、上扉と筐体との間に、上扉を開放させる力をアシストする付勢部材を備えた扉開放付勢機構が設けられたため、道路利用者が道路側から上扉を前開きする場合も、また、監視員通路側から上扉を後開きする場合のいずれについても、扉開放付勢機構に設けられた付勢部材により扉開放方向に押上げられ、上扉が重くとも道路利用者は軽い力で容易に開いてノズル付きホースを取り出すことが可能となる。
(扉開放付勢機構1の効果)
また、扉開放付勢機構は、筐体内のトンネル壁面側となる所定位置に付勢部材の一端が回動自在に連結され、上扉の筐体が監視員通路に埋込み設置された場合の道路側となる前縁側で筐体内側となる裏面の所定位置に付勢部材の他端が回動自在に連結されたため、上扉の前開き及び後開きが軽い力で容易にできると共に、上扉を前開きした場合に、付勢部材は前開きした上扉裏面に沿った起立位置に回動することで、上面開口から監視員通路側に対するホースの引き出しが付勢部材により妨げられることがない。
(扉開放付勢機構2の効果)
また、扉開放付勢機構は、筐体内の筐体が監視員通路に埋込み設置された場合の道路側となる所定位置に付勢部材の一端が回動自在に連結され、上扉のトンネル壁面側となる後縁側で筐体内側となる裏面の所定位置に付勢部材の他端が回動自在に連結されたため、上扉の前開き及び後開きが軽い力で容易にできると共に、上扉を後開きした場合に、付勢部材は後開きした上扉裏面に沿った起立位置に回動することで、上扉開口から道路側に対するホースの引き出しが付勢部材により妨げられることがない。
(上扉両側の扉開放付勢機構による効果)
また、道路側から筐体を見た場合の上扉及び筐体左右両側に扉開放付勢機構が設けられたため、横長サイズの上扉であっても、両側を扉開放付勢機構で押し上げることで、バランス良く上扉を開放でき、また、上扉の重量が増加しても、十分な開放力を確保できる。
(扉開放付勢機構3の効果)
また、筐体が監視員通路に埋込み設置された場合の道路側から筐体を見た場合の上扉及び筐体の左右両側に扉開放付勢機構が設けられ、一側に設けられた扉開放付勢機構は、筐体内の道路側となる所定位置に付勢部材の一端が回動自在に連結され、上扉のトンネル壁面側となる後縁側で筐体内側となる裏面の所定位置に付勢部材の他端が回動自在に連結され、他側に設けられた扉開放付勢機構は、筐体内のトンネル壁面側となる所定位置に付勢部材の一端が回動自在に連結され、上扉の道路側となる前縁側で筐体内側となる裏面の所定位置に付勢部材の他端が回動自在に連結されたため、この扉開放付勢機構3は、一側を前述した扉開放付勢機構2とし、反対側となる他側を前述した扉開放付勢機構1としたものであり、扉開放付勢機構1,2は上扉の前開きと後開きでストロークが異なるために押上力が相違するが、扉開放付勢機構1を一側に設け、扉開放付勢機構2を反対となる他側に設けたことで、前開きと後開きの開放力を同じにすることができる。
(ガススプリングによる効果)
また、付勢部材をガススプリングとすることで、汎用品が使用可能となり、開放力や設置スペースに対応した最適品が選べ、コストも低減可能とする。
(ガススプリングの連結構造による効果)
また、ガススプリングが備えるシリンダの一端側が筐体内の所定位に回動自在に連結され、シリンダの他端側から伸縮自在に取り出されたロッドのシリンダの他端側ではない一端側が上扉の裏面の所定位に回動自在に連結されたため、消火栓収納箱に対するガススプリングの組付けを簡単且つ容易にできる。
(ガススプリングのロッドにホースガイドを装着した構造の効果)
また、シリンダから伸縮自在に取り出されたロッドの外側を覆い、シリンダ外側に摺動自在に嵌め込まれホースガイドが設けられたため、上扉を前開き又は後開きした状態でシリンダからロッドが伸びた状態となり、上面開口から引き出されたホースが径の小さいロッドに摺接すると、ホースが損耗する可能性が高くなるが、伸縮するロッドの外側に設けられたホースガイドが伸縮するロッドの外側を常に覆っており、ホースは径の大きなホースガイドに摺接して引き出されることから、ホースの損耗を抑制防止可能とする。
シールドトンネル内に設置した消火栓設備を含むトンネル非常用設備を示した説明図 消火栓収納箱の外観を正面、平面及び側面から示した説明図 消火栓収納箱の内部構造を正面、平面及び側面から示した説明図 上扉に設けられた扉開放付勢機構の第1実施形態を、消火栓収納箱の上扉を前開きして前扉をスライド落下して開放させた状態で示した説明図 図4の扉開放付勢機構による上扉の開放を消火栓収納箱の横から見た断面で示した説明図 ホースガイドを備えた第1実施形態の扉開放付勢機構を示した説明図 上扉に設けられた扉開放付勢機構の第2実施形態を、消火栓収納箱の上扉を前開きして前扉をスライド落下して開放させた状態で示した説明図 図7の扉開放付勢機構による扉開放を消火栓収納箱の横から見た断面で示した説明図 上扉に設けられた扉開放付勢機構の第3実施形態を、消火栓収納箱の上扉を前開きして前扉をスライド落下して開放させた状態で示した説明図
[トンネル非常用設備の概要]
図1は自動車専用道路のトンネル内に設置された消火栓設備を含むトンネル非常用設備を示した説明図である。図1に示すように、シールド工法により構築されたトンネル10内は円筒形のトンネル壁面12により覆われ、床版18により仕切られることで道路15が設けられており、この例にあっては、道路15は1方向2車線としている。
床版18で仕切られた道路15の左側のトンネル壁面12に沿って監視員通路14が設けられ、監視員通路14の下側の内部空間はダクト22として利用され、電線管等が敷設される。監視員通路14は例えば高さが90センチメートル、横幅が70センチメートルといった大きさをもつ。
道路15が形成された床版18の下側はトンネル横方向に複数の区画に仕切られており、例えば、監視員通路14の下に位置する区画は、管理用通路20として使用され、また、管理用通路20はトンネル内での火災発生時には、緊急避難通路として使用される。管理用通路20には給水本管24が敷設されている。
トンネル10の長手方向の50メートルおきには、消火栓設備16が設置され、消火栓設備16の消火栓装置はホースが収納された消火栓収納箱30と放水制御機構収納部90に分離して設置されている。
消火栓収納箱30は、監視員通路14の路面及び道路15側の壁面にかけて箱形に刳り貫かれた消火栓埋込部に配置されている。放水制御機構収納部90は、消火栓収納箱30の下側となる管理用通路20に配置され、給水本管24から分岐した分岐管24aが引き込まれ、また、消火栓収納箱30に消火用水を供給する給水配管25が立ち上げられている。
[消火栓設備]
図2は消火栓収納箱の外観を正面、平面及び側面から示した説明図、図3は消火栓収納箱の内部構造を正面、平面及び側面から示した説明図である。
(消火栓収納箱の外観構造)
図2に示すように、消火栓設備16の消火栓装置の消火栓収納箱30は、監視員通路14の路面下の内部空間に埋込み設置されている。消火栓収納箱30は、図2(A)に示すように、筐体31の前面中央の下側に固定扉33が配置されると共に、固定扉33の上側に前扉32が上下方向にスライド自在に配置されている。
また、図2(B)に示すように、消火栓収納箱30の監視員通路14の路面側となる上面中央には、前扉32と同じ横幅の上扉36が配置されている。上扉36は、図2(C)に示すように、上扉36aで示す前開きと、上扉36bで示す後開きができる。
ここで、上扉36aで示す前開きとは、上扉36の奥行側の後縁部を軸として上下方向に開閉されることを意味し、また、上扉36bで示す後開きとは、上扉36の手前の前縁部を軸として上下方向に開閉されることを意味する。
前扉32と上扉36は閉鎖状態で係止されており、利用者が道路15側から操作する場合には、前開きハンドル34を開操作すると、上扉36に対する前扉32の係止が解除され、前扉32は自重により固定扉33の裏側に落下して消火栓収納箱30の前面上部を開口させ、また、上扉36を前開きすることで、消火栓収納箱30の上面を開口させる。
また、利用者が監視員通路14側から操作する場合には、後開きハンドル38を開操作すると、筐体31に対する上扉36の係止が解除され、上扉36を後開きすることで、消火栓収納箱30の上面を開口させる。
消火栓収納箱30の前面左上部には通報装置パネル42が設けられる。通報装置パネル42には、赤色表示灯44、発信機45、電話ジャック46及び応答ランプ48が設けられている。赤色表示灯44は常時点灯し、消火栓設備の設置場所が遠方から分かるようにしている。火災時には、発信機45を押して押し釦スイッチをオンすると、発信信号が監視室の防災受信盤に送信されて火災警報が出され、これに伴い応答信号が火災受信機から送られて、応答ランプ48が点灯され、更に、赤色表示灯44が点滅される。
(消火栓収納箱の内部構造)
図3に示すように、消火栓収納箱30の内部下側はホース収納部50となっており、保形構造のホース60を水平回りに内巻きしている。ここで、消火栓収納箱30の横幅は約1.4メートル程度、奥行きは約0.35メートル程度であることから、ホース収納部50に内巻きされたホース60の1ターンの長さは概ね3.5メートル程度となり、ホース長さは30メートル以上必要とすることから、ホース60は9ターン以上内巻きすればよい。
消火栓収納箱30の中央にはガイドパイプ54,56で構成されたホースガイド52が配置されている。ホースガイド52は金属パイプを使用しており、上面から前面にL型の屈曲した2本のガイドパイプ56を、図2に示した前扉32と上扉36の開口の内側に配置し、前面の略中央で横向きにガイドパイプ54を配置して両端をガイドパイプ56に固定しており、前扉32及び上扉36の開放状態で、上部前面及びこれに続く上部開口をガイドパイプ54,56で仕切ることで、ホース60の取出し空間が形成されている。
また、ガイドパイプ56は、その上部を閉鎖している上扉36の下面に位置させ、上扉36を閉鎖状態でガイドパイプ56の上に載置して支える上扉支持構造としている。ここで、扉開口の2か所にガイドパイプ56が前後方向に位置して上扉36を支えており、閉鎖している上扉36に人が乗ったとしても、ガイドパイプ56により支えていることで、十分な支持強度が得られている。
右側に配置されたガイドパイプ56には消火栓弁開閉レバー68を備えた操作箱66が配置されている。操作箱66の内部には手動パイロット弁が設けられており、消火栓弁開閉レバー68の操作により手動パイロット弁が操作され、図1に示したように、管理用通路20に配置された放水制御機構収納部90に設けられた消火栓弁を遠隔制御させる。
上扉36の裏面にはノズルホルダー64が配置され、ノズルホルダー64にホース60の先端に設けられた泡ノズル62が着脱自在に係止されている。このため上扉36を前開き又は後開きすると、扉裏面に保持されている泡ノズル62が消火栓収納箱30の上部に現れることになる。
上扉36の前開きで扉裏面に保持されている泡ノズル62が現れる位置は、道路15に立った利用者の腰から肩までの範囲に相当し、目の前に泡ノズル62が出現することから、泡ノズル62の取出しが容易にできる。
また、上扉36を後開きした場合にも、扉裏面に保持されている泡ノズル62は監視員通路14に体をかがめて後開きハンドル38を操作している利用者の目の前に出現し、利用者は監視員通路14側からノズル62を容易に取り出すことができる。
ホース収納部50に内巻きされたホース60は、図3(B)の平面に示すように、2つの平行線と2つの半円からなる角丸長方形(長円形)となり、更に、ガイドパイプ56が位置する前面側の平行線ホース部分で内側に湾曲した状態で巻かれている。
筐体31内に重ねて内巻きされたホース60は、角丸長円形の平行線ホース部分がガイドパイプ56により内側に変形されることで、外側に広がろうとする反発力がホース60に発生し、これがホース60を筐体内壁側に押し付ける力となり、重ねて内巻きしたホース60の平行線ホース部分が内側に崩れてしまうことを確実に防止可能とする。
また、ホースを外部に引き出す場合には、半円ホース部分の変形によるホースを押し出そうとする力に加え、平行線ホース部分についても、ガイドパイプ56による変形力によるホースを押し出そうとする力が発生し、ホースの引き出し力を低減可能とする。
[扉開放付勢機構の第1実施形態]
図4は上扉に設けられた扉開放付勢機構の第1実施形態を、消火栓収納箱の上扉を前開きして前扉をスライド落下して開放させた状態で示した説明図、図5は図4の扉開放付勢機構による上扉の開放を消火栓収納箱の横から見た断面で示した説明図であり、図5(A)に上扉の閉鎖状態を示し、図5(B)に上扉を前開きした状態を示し、図5(C)に上扉を後開きした状態を示す。
図4に示すように、上扉36の裏面両側と扉開口内となる筐体31との間には、上扉36を前開き及び後開きする開放力をアシストする付勢部材として機能するガススプリング72を備えた2組の扉開放付勢機構70Aが設けられている。
ガススプリング72はシリンダ74の内部にピストンを摺動自在に備え、ピストンに連結されたロッド76を上部に取出しており、ピストンで仕切られたシリンダ室には窒素ガス等の不活性ガスが加圧充填され、充填されたガス圧によりピストンを介してロッド76に押し出す力を加えている。
ガススプリング72におけるシリンダ74の下端には連結軸部78が設けられ、筐体31の内部に固定された軸受部80に回動自在に軸支されている。また、ロッド76の先端には連結軸部82が設けられ、上扉36の裏面に固定された軸受部84に回動自在に軸支されている。
図5(A)に示すように、本実施形態の扉開放付勢機構70Aは、上扉36の後縁側となる筐体31の背面内側の位置にガススプリング72におけるシリンダ74の連結軸部78が筐体連結中心Pとして回動自在に連結され、ガススプリング72におけるロッド76の連結軸部82が上扉36の前縁側の裏面に扉連結中心Qとして回動自在に連結されている。
(扉開放付勢機構の上扉開放による連結距離の変化)
図5(A)に示すように、上扉36が閉鎖された状態では、ガススプリング72の筐体連結中心Pと上扉36の扉連結中心Qは最も短い距離L0となっており、ガススプリング72は最も縮んだ状態にあり、このときガススプリング72のガス圧は最大となっており、ロッド76は閉鎖状態にある上扉36の前縁側に開放力を加えた状態としている。
図5(B)に示すように、上扉36が前開きされる場合(前扉32はスライド開放)には、筐体連結中心Pを回転中心としてガススプリング72は上向き右回りに回動し、閉鎖状態での扉連結中心Qまでの距離を半径とする円による中心軸線との交点Q1に対し、前開きされた上扉36の扉連結中心は、扉連結中心Rとなり、距離ΔL1だけ増加した距離L1に伸びる。
このため上扉36を前開きする場合には、ガススプリング72のロッド76がガス圧により押し出され、上扉36を開放させる力が加わり、上扉36を前開きしながらロッド76が伸展し、道路利用者はガススプリング72の開放力によるアシストを受けることで、軽い力で上扉36を前開きすることができる。
上扉36の前開きが完了すると、ガススプリング72は開放された上扉36の裏面側に略起立した位置となり、筐体31の上面扉開口からホースを引き出す場合にガススプリング72が邪魔になることはない。
図5(C)に示すように、上扉36が後開きされる場合には、上扉36の開放に伴いガススプリング72は筐体連結中心Pを回転中心として上向き左回りに回動し、閉鎖状態での扉連結中心Qまでの距離を半径とする円によるガススプリング72の中心軸線との交点Q2に対し、後開きされた上扉36の扉連結中心は、扉連結中心Sとなり、距離ΔL2だけ増加した距離L2に伸びる。
このため上扉36を後開きする場合には、ガススプリング72のロッド76がガス圧により押し出され、上扉36を開放させる力が加わり、上扉36を後開きしながらロッド76が伸展し、道路利用者はガススプリング72の開放力によるアシストを受けることで、軽い力で上扉36を後開きすることができる。
上扉36の後開きが完了すると、ガススプリング72の先端側のロッド76が上扉36の上面扉開口の後縁側に斜めに位置しており、上面扉開口からホースを引き出す場合にガススプリング72が邪魔になることはない。
[ホースガイドを設けた扉開放付勢機構の実施形態]
図6はホースガイドを備えた第1実施形態の扉開放付勢機構を示した説明図であり、図6(A)に上扉を前開きした状態を示し、図6(B)に上扉を後開きした状態を示す。
図6に示すように、本実施形態の扉開放付勢機構70Aは、図4及び図5の実施形態に、更に、ホースガイド86を設けたことを特徴とする。ホースガイド86は円筒状のパイプ部材であり、シリンダ74から伸縮自在に取り出されたロッド76の先端にホースガイド86が固定されて、ロッド76の外側をホースガイド86により覆っており、ホースガイド86の下端はシリンダ74の外側に摺動自在に嵌め込まれている。
図6(A)のように上扉36をアシストして前開きした場合、又は、図6(B)のように上扉36をアシストして後開きした場合、シリンダ74に対するロッド76の伸展に伴いホースガイド86も移動し、伸展したロッド76の外側に覆うように位置する。
このため開放した上扉36の扉開口からホースを引き出す場合、径の小さいロッド76にホースが摺接せず、ホースは径の大きなホースガイド86に摺接して引き出されることから、ホースの損耗を抑制防止することを可能とする。
[扉開放付勢機構の第2実施形態]
図7は上扉に設けられた扉開放付勢機構の第2実施形態を、消火栓収納箱の上扉を前開きして前扉をスライド落下して開放させた状態で示した説明図、図8は図7の扉開放付勢機構による上扉の開放を消火栓収納箱の横から見た断面で示した説明図であり、図8(A)に上扉の閉鎖状態を示し、図8(B)に上扉を前開きした状態を示し、図8(C)に上扉を後開きした状態を示す。
図7に示すように、上扉36の裏面両側と扉開口内となる筐体31との間には、上扉36を前開き及び後開きする開放力をアシストする付勢部材として機能するガススプリング72を備えた扉開放付勢機構70Bが設けられている。
ガススプリング72におけるシリンダ74の下端には連結軸部78が設けられ、筐体31の内部に固定された軸受部80に回動自在に軸支されている。また、ロッド76の先端には連結軸部82が設けられ、上扉36の裏面に固定された軸受部84に回動自在に軸支されている。
図8(A)に示すように、本実施形態の扉開放付勢機構70Bは、図4及び図5に示した第1実施形態の扉開放付勢機構70Aとは逆に、上扉36の前縁側となる筐体31の前面側の内部にガススプリング72におけるシリンダ74の連結軸部78が筐体連結中心Pとして回動自在に連結され、ガススプリング72におけるロッド76の連結軸部82が上扉36の後縁側の裏面に扉連結中心Qとして回動自在に連結されている。
(扉開放付勢機構の上扉開放による連結距離の変化)
図8(A)に示すように、上扉36が閉鎖された状態では、ガススプリング72の筐体連結中心Pと上扉36の扉連結中心Qは最も短い距離L0となっており、ガススプリング72は最も縮んだ状態にあり、このときガススプリング72のガス圧は最大となっており、ロッド76は閉鎖状態にある上扉36の前縁側に開放力を加えた状態としている。
図8(B)に示すように、上扉36が前開きされる場合(前扉32はスライド開放)には、上扉36の開放に伴いガススプリング72は筐体連結中心Pを回転中心として上向き右回りに回動し、閉鎖状態での扉連結中心Qまでの距離を半径とする円によるガススプリング72の中心軸線との交点Q2に対し、開きされた上扉36の扉連結中心は、扉連結中心Sとなり、距離ΔL2だけ増加した距離L2に伸びる。
このため上扉36を前開きする場合には、ガススプリング72のロッド76がガス圧により押し出され、上扉36を開放させる力が加わり、上扉36を前開きしながらロッド76が伸展し、道路利用者はガススプリング72の開放力によるアシストを受けることで、軽い力で上扉36を前開きすることができる。
上扉36の前開きが完了すると、ガススプリング72の先端側のロッド76が上扉36の上面扉開口の後縁側に斜めに位置しており、上面扉開口からホースを引き出す場合にガススプリング72が邪魔になることはない。
また、図8(C)に示すように、上扉36が後開きされる場合には、筐体連結中心Pを回転中心としてガススプリング72は上向き左回りに回動し、閉鎖状態での扉連結中心Qまでの距離を半径とする円による中心軸線との交点Q1に対し、開きされた上扉36の扉連結中心は、扉連結中心Rとなり、距離ΔL1だけ増加した距離L1に伸びる。
このため上扉36を後開きする場合には、ガススプリング72のロッド76がガス圧により押し出され、上扉36を開放させる力が加わり、上扉36を後開きしながらロッド76が伸展し、道路利用者はガススプリング72の開放力によるアシストを受けることで、軽い力で上扉36を後開きすることができる。
上扉36の後開きが完了すると、ガススプリング72は開放された上扉36の裏面側に略起立した位置となり、筐体31の上面扉開口からホースを引き出す場合にガススプリング72が邪魔になることはない。
なお、図7及び図8の第2実施形態についても、図6に示したと同様に、ホースガイド86を設けることで、扉開口から引き出されるホースの損耗を抑制防止が可能となる。
[扉開放付勢機構の第3実施形態]
図9は上扉に設けられた扉開放付勢機構の第3実施形態を、消火栓収納箱の上扉を前開きして前扉をスライド落下して開放させた状態で示した説明図である。
図9に示すように、本実施形態は、上扉36の左側に、図4及び図5に示した第1実施形態の扉開放付勢機構70Aを設け、上扉36の反対側となる右側に、図7及び図8に示した第2実施形態の扉開放付勢機構70Bを設けたことを特徴とする。
図4及び図5の扉開放付勢機構70Aと図7及び図8の扉開放付勢機構70Bは、前開きと後開きでガススプリング72のシリンダ74から押し出されるロッド76のストロークが異なるために押上力が相違する。
これに対し図9の第3実施形態にあっては、扉開放付勢機構70Aを上扉36の片側に設け、扉開放付勢機構70Bを上扉36の反対側に設けたことで、前開きと後開きで上扉36に加われ開放力を同じにすることができ、より滑らかな上扉36の開放アシストが可能となる。
[本発明の変形例]
(付勢部材)
上記の実施形態は、扉開放付勢機構の付勢部材としてガススプリングを使用しているが、加圧ガスに代えてコイルばねを組み込んだ構造のものを使用しても良い。
(泡消火栓設備)
上記の実施形態は、消火泡を放出させる泡消火栓設備を例にとっているが、これに限定されず、消火用水を放水させる消火栓設備としても良い。
(その他)
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に、上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:トンネル
12:トンネル壁面
14:監視員通路
15:道路
16:消火栓設備
18:床版
20:管理用通路
22:ダクト
24:給水本管
24a:分岐管
25:給水配管
30:消火栓収納箱
31:筐体
32:前扉
33:固定扉
34:前開きハンドル
36:上扉
38:後開きハンドル
42:通報装置パネル
50:ホース収納部
52:ホースガイド
54,56:ガイドパイプ
60:ホース
62:泡ノズル
64:ノズルホルダ−
66:操作箱
68:消火栓弁開閉レバー
70A,70B:扉開放付勢機構
72:ガススプリング
74:シリンダ
76:ロッド
78,82:連結軸部
80,84:軸受部
86:ホースガイド

Claims (16)

  1. トンネル壁面に沿った監視員通路に埋込み設置され、内部にノズル付きのホースが収納された筐体と、
    前記監視員通路の路面側となる前記筐体の上面に設けられた上面開口を前開き及び後開き自在に配置された上扉と、
    が設けられた消火栓装置と前記筐体が埋込み設置された消火栓埋込部とを備えた消火栓設備に於いて、
    前記上扉と前記筐体との間に、前記上扉を開放させる力をアシストする付勢部材を備えた扉開放付勢機構が設けられたことを特徴とする消火栓設備。
  2. 請求項1記載の消火栓設備に於いて、
    前記扉開放付勢機構は、前記筐体内の前記トンネル壁面側となる所定位置に前記付勢部材の一端が回動自在に連結され、前記上扉の道路側となる前縁側で前記筐体内側となる裏面の所定位置に前記付勢部材の他端が回動自在に連結されたことを特徴とする消火栓設備
  3. 請求項1記載の消火栓設備に於いて、
    前記扉開放付勢機構は、前記筐体内の道路側となる所定位置に前記付勢部材の一端が回動自在に連結され、前記上扉の前記トンネル壁面側となる後縁側で前記筐体内側となる裏面の所定位置に前記付勢部材の他端が回動自在に連結されたことを特徴とする消火栓設備
  4. 請求項2又は3記載の消火栓設備に於いて、
    前記道路側から前記筐体を見た場合の前記上扉及び前記筐体左右両側に前記扉開放付勢機構が設けられたことを特徴とする消火栓設備
  5. 請求項1記載の消火栓設備に於いて、
    道路側から前記筐体を見た場合の前記上扉及び前記筐体左右両側に前記扉開放付勢機構が設けられ、
    側に設けられた前記扉開放付勢機構は、前記筐体内の前記道路側となる所定位置に前記付勢部材の一端が回動自在に連結され、前記上扉の前記トンネル壁面側となる後縁側で前記筐体内側となる裏面の所定位置に前記付勢部材の他端が回動自在に連結され
    側に設けられた前記扉開放付勢機構は、前記筐体内の前記トンネル壁面側となる所定位置に前記付勢部材の一端が回動自在に連結され、前記上扉の前記道路側となる前縁側で前記筐体内側となる裏面の所定位置に前記付勢部材の他端が回動自在に連結されたことを特徴とする消火栓設備
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の消火栓設備に於いて、前記付勢部材をガススプリングとしたことを特徴とする消火栓設備
  7. 請求項6記載の消火栓設備に於いて、
    前記ガススプリングが備えるシリンダの一端側が前記筐体内の所定位置に回動自在に連結され、前記シリンダの他端側から伸縮自在に取り出されたロッドの前記シリンダの他端側ではない一端側が前記上扉の裏面の所定位置に回動自在に連結されたことを特徴とする消火栓設備
  8. 請求項記載の消火栓設備に於いて、
    記ロッドの外側を覆い、前記シリンダ外側に摺動自在に嵌め込まれホースガイドが設けられたことを特徴とする消火栓設備
  9. トンネル壁面に沿った監視員通路に埋込み設置され、内部にノズル付きのホースが収納された筐体と、
    前記筐体が前記監視員通路に埋込み設置された場合に前記監視員通路の路面側となる前記筐体の上面に設けられた上面開口を前開き及び後開き自在に配置された上扉と、
    が設けられた消火栓装置に於いて、
    前記上扉と前記筐体との間に、前記上扉を開放させる力をアシストする付勢部材を備えた扉開放付勢機構が設けられたことを特徴とする消火栓装置。
  10. 請求項9記載の消火栓装置に於いて、
    前記扉開放付勢機構は、前記筐体内の前記トンネル壁面側となる所定位置に前記付勢部材の一端が回動自在に連結され、前記上扉の前記筐体が前記監視員通路に埋込み設置された場合の道路側となる前縁側で前記筐体内側となる裏面の所定位置に前記付勢部材の他端が回動自在に連結されたことを特徴とする消火栓装置。
  11. 請求項9記載の消火栓装置に於いて、
    前記扉開放付勢機構は、前記筐体内の前記筐体が前記監視員通路に埋込み設置された場合の道路側となる所定位置に前記付勢部材の一端が回動自在に連結され、前記上扉の前記トンネル壁面側となる後縁側で前記筐体内側となる裏面の所定位置に前記付勢部材の他端が回動自在に連結されたことを特徴とする消火栓装置。
  12. 請求項10又は11記載の消火栓装置に於いて、
    前記道路側から前記筐体を見た場合の前記上扉及び前記筐体の左右両側に前記扉開放付勢機構が設けられたことを特徴とする消火栓装置。
  13. 請求項9記載の消火栓装置に於いて、
    前記筐体が前記監視員通路に埋込み設置された場合の道路側から前記筐体を見た場合の前記上扉及び前記筐体の左右両側に前記扉開放付勢機構が設けられ、
    一側に設けられた前記扉開放付勢機構は、前記筐体内の前記道路側となる所定位置に前記付勢部材の一端が回動自在に連結され、前記上扉の前記トンネル壁面側となる後縁側で前記筐体内側となる裏面の所定位置に前記付勢部材の他端が回動自在に連結され、
    他側に設けられた前記扉開放付勢機構は、前記筐体内の前記トンネル壁面側となる所定位置に前記付勢部材の一端が回動自在に連結され、前記上扉の前記道路側となる前縁側で前記筐体内側となる裏面の所定位置に前記付勢部材の他端が回動自在に連結されたことを特徴とする消火栓装置。
  14. 請求項9乃至13の何れかに記載の消火栓装置に於いて、前記付勢部材をガススプリングとしたことを特徴とする消火栓装置。
  15. 請求項14記載の消火栓装置に於いて、
    前記ガススプリングが備えるシリンダの一端側が前記筐体内の所定位置に回動自在に連結され、前記シリンダの他端側から伸縮自在に取り出されたロッドの前記シリンダの他端側ではない一端側が前記上扉の裏面の所定位置に回動自在に連結されたことを特徴とする消火栓装置。
  16. 請求項15記載の消火栓装置に於いて、
    前記ロッドの外側を覆い、前記シリンダの外側に摺動自在に嵌め込まれたホースガイドが設けられたことを特徴とする消火栓装置。
JP2016210240A 2016-10-27 2016-10-27 消火栓設備及び消火栓装置 Active JP6830299B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016210240A JP6830299B2 (ja) 2016-10-27 2016-10-27 消火栓設備及び消火栓装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016210240A JP6830299B2 (ja) 2016-10-27 2016-10-27 消火栓設備及び消火栓装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018068540A JP2018068540A (ja) 2018-05-10
JP6830299B2 true JP6830299B2 (ja) 2021-02-17

Family

ID=62111789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016210240A Active JP6830299B2 (ja) 2016-10-27 2016-10-27 消火栓設備及び消火栓装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6830299B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7375608B2 (ja) * 2020-02-25 2023-11-08 沖電気工業株式会社 道路用消火栓
CN115944864B (zh) * 2022-10-10 2024-02-02 江西齐美科教设备有限公司 一种化学实验原料用避光安全储放柜
CN116036530B (zh) * 2023-03-27 2023-06-27 查普曼科技开发有限公司 一种装甲门

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3844205B2 (ja) * 2001-12-27 2006-11-08 ホーチキ株式会社 消火栓装置
JP3803061B2 (ja) * 2001-12-27 2006-08-02 ホーチキ株式会社 消火栓装置
JP2004083026A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Shin Meiwa Ind Co Ltd 天蓋開閉装置
JP4727223B2 (ja) * 2004-12-27 2011-07-20 能美防災株式会社 消火栓装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018068540A (ja) 2018-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6830299B2 (ja) 消火栓設備及び消火栓装置
JP6718645B2 (ja) トンネル内消火栓設備及び消火器箱
JP7238039B2 (ja) 消火栓収納箱
JP6681120B2 (ja) 消火栓収納箱
JP7097473B2 (ja) 消火栓収納箱及び消火栓装置
JP2021130054A (ja) 消火栓装置、消火栓設備、及び消火栓装置の配管方法又は配線方法
JP6920516B2 (ja) トンネル内消火栓設備及び消火栓装置
JP2018078915A (ja) 消火栓収納箱
JP6723878B2 (ja) 消火栓収納箱
JP6955600B2 (ja) 消火栓装置
JP7057395B2 (ja) トンネル内消火栓設備及び消火栓装置
JP6902888B2 (ja) 消火栓収納箱
JP7241838B2 (ja) 消火栓装置
JP6689017B2 (ja) 消火栓装置
JP7165243B2 (ja) 消火栓収納箱
JP6730768B2 (ja) トンネル内消火栓設備及び消火栓装置
JP7299396B2 (ja) 消火栓装置
JP7299366B2 (ja) トンネル内消火栓設備及び消火栓装置
JP2018175523A (ja) 消火栓収納箱
JP7257575B2 (ja) トンネル内消火栓装置
JP2018029679A (ja) トンネル内消火栓設備
JP2021098066A (ja) トンネル内消火栓設備及び消火栓装置
JP2021041188A (ja) 消火栓装置及び消火栓設備
JP2020110684A (ja) 消火栓設備、消火栓装置及び消火器箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200826

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6830299

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150