JP6830087B2 - Cpv2a、2b及び2cを検出する方法及び野生型をワクチン型から識別する方法 - Google Patents
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Description
(a)CPV2a、2b及び2c型のVP2の標的核酸を含有していると疑われる試料を提供するステップと、
(b)順方向プライマー及び逆方向プライマーを含むプライマーの対を提供するステップであり、順方向プライマーが、VP2遺伝子の核酸配列の配列番号2から選択された核酸配列の少なくとも連続している12のヌクレオチドを含み、さらに、逆方向プライマーが、相補的な核酸配列の配列番号3から選択された少なくとも連続している12のヌクレオチドを含む、ステップと、
(c)鋳型依存性ポリメラーゼを用いて標的核酸を増幅させるステップと、
(d)ステップ(c)の間に標的核酸に対してプローブをアニールして、ハイブリダイズされた生成物を形成するステップであり、プローブの配列は、配列番号4乃至6を含む群から選択される、ステップと、
(e)CPV2a、2b及び2c型の標的核酸の存在の指標として、ハイブリダイズされた生成物から生じる信号を検出するステップと、
を含む。
(a)CPV2a、2b及び2c型のVP2の標的核酸を含有していると疑われる試料を提供するステップと、
(b)順方向プライマー及び逆方向プライマーを含むプライマーの対を提供するステップであり、順方向プライマーが、VP2遺伝子の核酸配列の配列番号7から選択された核酸配列の少なくとも連続している12のヌクレオチドを含み、さらに、逆方向プライマーが、相補的な核酸配列の配列番号11、12又は13から選択された少なくとも連続している12のヌクレオチドを含む、ステップと、
(c)鋳型依存性ポリメラーゼを用いて標的核酸を増幅させるステップと、
(d)ステップ(c)の間に標的核酸に対してプローブをアニールして、ハイブリダイズされた生成物を形成するステップであり、プローブの配列は、配列番号14及び15を含む群から選択される、ステップと、
(e)標的核酸の存在の指標として、ハイブリダイズされた生成物から生じる信号を検出するステップと、
を含む。
(a)順方向プライマー:VP2遺伝子の核酸配列の配列番号16から選択された核酸配列の少なくとも連続している12のヌクレオチドを含む。
(b)逆方向プライマー:相補的な核酸配列の配列番号22又は23から選択された少なくとも連続している12のヌクレオチドを含む。
(c)プローブ:第1のプローブはVP2遺伝子のSNP899に特異的であり、さらに、第2のプローブはVP2遺伝子のSNP963に特異的である。第1のプローブは、配列番号24乃至28を含む群から選択され、さらに、第2のプローブは、配列番号29乃至33を含む群から選択される。
(a)CPV2a、2b及び2c型のVP2の標的核酸を含有していると疑われる試料を提供するステップと、
(b)順方向プライマー及び逆方向プライマーを含むプライマーの対を提供するステップであり、順方向プライマーが、VP2遺伝子の核酸配列の配列番号2から選択された少なくとも連続している12のヌクレオチドを含み、さらに、逆方向プライマーが、相補的な核酸配列の配列番号3から選択された少なくとも連続している12のヌクレオチドを含む、ステップと、
(c)鋳型依存性ポリメラーゼを用いて標的核酸を増幅させるステップと、
(d)ステップ(c)の間に標的核酸に対してプローブをアニールして、ハイブリダイズされた生成物を形成するステップであり、プローブの配列が、配列番号4乃至6を含む群から選択される、ステップと、
(e)CPV2a、2b及び2c型の標的核酸の存在の指標として、ハイブリダイズされた生成物から生じる信号を検出するステップと、
を含む。
(a)標的核酸を含有していると疑われる試料を提供するステップと、
(b)順方向プライマー及び逆方向プライマーを含むプライマーの対を提供するステップであり、順方向プライマーが、核酸配列の配列番号7から選択された少なくとも連続している12のヌクレオチドを含み、さらに、逆方向プライマーが、相補的な核酸配列の配列番号11、12又は13から選択された少なくとも連続している12のヌクレオチドを含む、ステップと、
(c)鋳型依存性ポリメラーゼを用いて対象を増幅させるステップと、
(d)ステップ(c)の間に標的核酸に対してSNPプローブをアニールして、ハイブリダイズされた生成物を形成するステップであり、SNPプローブは、VP2遺伝子のSNP36に特異的であり、さらに、SNP36プローブの配列は、配列番号14又は15である、ステップと、
(e)標的核酸の存在の指標として、ハイブリダイズされた生成物から生じる信号を検出するステップと、
を含む。
(f)VP2を含有していると疑われる対象を提供するステップと、
(g)順方向プライマー及び逆方向プライマーを含むプライマーの対を提供するステップであり、順方向プライマーが、核酸配列の配列番号16から選択された少なくとも連続している12のヌクレオチドを含み、さらに、逆方向プライマーが、相補的な核酸配列の配列番号22又は23から選択された少なくとも連続している12のヌクレオチドを含む、ステップと、
(h)鋳型依存性ポリメラーゼを用いて対象を増幅させるステップと、
(i)ステップ(c)の間に標的核酸に対して2つのプローブをアニールして、ハイブリダイズされた生成物を形成するステップであり、2つのプローブのうち1つはVP2遺伝子のSNP899に特異的であり、さらに、もう1つのプローブはVP2遺伝子のSNP963に特異的であり、1つのプローブは、配列番号24乃至27を含む群から選択され、さらに、もう1つのプローブは、配列番号29乃至33を含む群から選択される、ステップと、
(j)ハイブリダイズされた生成物から生じる2つの異なる蛍光信号を検出するステップと、
を含む。
好ましくは、本発明は、試料調製のステップを含まない。疑わしい試料からの標的核酸を含む核酸の精製又は単離の後で、標的核酸が異なる条件で検出されてもよい。
95℃ 1秒→65℃ 1秒
A.特異性及び感受性のテスト
SNP36を使用することによって野生型をワクチン型から識別するための特異性及び感受性を検証するために、既知のコピー数を有する配列が、テストを行うために必要とされる。配列は、以下のステップ、すなわち:1.SNP36の対応する領域の野生型及びワクチン型を、それぞれ指定されたベクトル内にクローン化するステップ、2.これら2つの要素を大腸菌に形質転換するステップ、3.プラスミドDNAを抽出するステップ、4.PCR又は配列決定を用いて配列が正しいということを明らかにするステップによって調製される。
4つの基準試料及び2つのワクチンバルク(Duramune及びVanguard)が、この実施形態において使用される。4つの基準試料のウイルスDNAも、AXYGEN(登録商標)AxyPrep Body Fluid Viral DNA/RNAを使用することによって単離される。ワクチンバルクがこの実施形態及び以下の実施形態において使用される理由は、ワクチン接種されたイヌの配列型をシミュレートするためである。
それぞれCPV2a、2b及び2cによって感染された20の基準試料及び2つの異なるワクチンバルク(Duramune及びVanguard)が、この実施形態において使用される。20の基準試料のウイルスDNAも、AXYGEN(登録商標)AxyPrep Body Fluid Viral DNA/RNAを使用することによって単離される。
1つのCPV2a感染試料、1つのCPV2b感染試料、1つのCPV2c感染試料及び1つの健康な試料が実施形態4において使用される。AXYGEN(登録商標)AxyPrep Body Fluid Viral DNA/RNAを使用することによってDNAを単離した。配列番号34及び配列番号3を有するプライマーを使用して、VP2 2a、2b及び2cの配列を増幅させた。プライマー及びプローブの配列が表2において示されている。プローブは、配列番号5又は配列番号6と交換されてもよい。この実施形態において使用されるプライマー及びプローブの標識は、実施形態1とは異なる。順方向プライマーの5´末端がDIGを保有し、さらに、プローブの3´末端がFITCを保有している。着色された粒子はコロイド金である。
95℃ 1秒→65℃ 1秒
3つの野生型試料及び3つのワクチンバルクが、この実施形態において使用される。3つの基準試料のウイルスDNAも、AXYGEN(登録商標)AxyPrep Body Fluid Viral DNA/RNAを使用することによって単離される。ワクチンバルクがこの実施形態及び以下の実施形態において使用される理由は、ワクチン接種されたイヌの配列型をシミュレートするためである。この実施形態において使用されるプライマー及びプローブの標識は、実施形態2とは異なる。順方向プライマーの5´末端がDIGを保有し、さらに、プローブの3´末端がFITCを保有している。着色された粒子はコロイド金である。プライマーの配列、プローブの配列及び増幅条件は以下に列挙されたものである。
2B CPV2b
2C CPV2c
H 健康な試料
Claims (17)
- 試料内の野生型の標的核酸をワクチン型から識別する方法であって、
(a)前記標的核酸を含有していると疑われる試料を提供するステップであり、前記標的核酸は、CPV2a、2b又は2cのVP2遺伝子の核酸である、ステップと、
(b)第1のプライマー及び第2のプライマーを含むプライマーの対を提供するステップであり、前記第1のプライマーが、核酸配列の配列番号8から選択された核酸配列の連続している少なくとも12のヌクレオチドを含み、さらに、前記第2のプライマーが、別の核酸配列の配列番号11から選択された連続している少なくとも12のヌクレオチドを含む、ステップと、
(c)鋳型依存性ポリメラーゼを用いて前記標的核酸を増幅させるステップと、
(d)ステップ(c)の間に前記標的核酸に対してSNPのプローブをアニールして、ハイブリダイズされた生成物を形成するステップであり、前記SNPのプローブは、CPV2a、2b又は2cのVP2遺伝子のSNP36に特異的であり、さらに、配列番号14の配列を有する、ステップと、
(e)前記標的核酸の存在の指標として、前記ハイブリダイズされた生成物から生じる信号を検出するステップと、
を含む方法。 - 前記第1のプライマー及び第2のプライマー、及び/又は、前記SNPのプローブは、修飾されたヌクレオチド又は非ヌクレオチドの化合物を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記ハイブリダイズされた生成物から生じる信号は蛍光信号である、請求項2に記載の方法。
- 前記SNPのプローブの5´末端は、FAM、HEX、VIC、CY5又はTETを含む群から選択された蛍光レポーターを保有し、さらに、前記SNPのプローブの3´末端は、TMARA、MGB又はBHQを含む群から選択されたクエンチャーを保有している、請求項3に記載の方法。
- 蛍光信号の存在は野生型を示し、さらに、蛍光信号の欠如はワクチン型を示す、請求項4に記載の方法。
- 前記ハイブリダイズされた生成物から生じる蛍光信号は、DNA依存性ポリメラーゼのエキソヌクレアーゼの加水分解によって前記標的核酸にハイブリダイズされた前記SNPのプローブから切断された前記蛍光レポーターの断片の量によって検出される、請求項5に記載の方法。
- 前記ワクチン型の定義は、Duramune MX5、Canivac 5、Vanguarad plus 5 L4 CV、Nobivac Puppy DP、Canine 6II−SL、Eurican5、又はVirbagen DA2Parvoを含むワクチン群のうちの1つでワクチン接種された試料である、請求項1に記載の方法。
- 前記ハイブリダイズされた生成物から生じる信号は、ラテラルフローイムノクロマトグラフィーアッセイの後で着色された粒子によって視覚的に観察される分析物である、請求項1に記載の方法。
- 前記第1のプライマー又は第2のプライマーの5´末端が、FITC、DIG、ビオチン、Texas−red及びTAMRAを含む群から選択された抗原を保有し、さらに、前記SNPのプローブの3´末端が、FITC、DIG、ビオチン、Texas−red及びTAMRAを含む群から選択された前記第1のプライマー又は第2のプライマーとは異なる抗原を保有している、請求項8に記載の方法。
- 前記着色された粒子は、コロイド金、ラテックス及びカーボンナノ粒子を含む群から選択される、請求項9に記載の方法。
- 前記ラテラルフローイムノクロマトグラフィーアッセイのテストラインにおける分析物信号の存在は、前記試料内の前記標的核酸の存在を示し、さらに、前記テストラインにおける前記分析物信号の欠如は、前記標的核酸の欠如を示す、請求項10に記載の方法。
- 試料内の野生型の標的核酸をワクチン型から識別する方法であって、
(a)VP2を含有していると疑われる試料を提供するステップと、
(b)第1のプライマー及び第2のプライマーを含むプライマーの対を提供するステップであり、前記第1のプライマーが、核酸配列の配列番号17から選択された核酸配列の連続している少なくとも12のヌクレオチドを含み、さらに、前記第2のプライマーが、別の核酸配列の配列番号22から選択された連続している少なくとも12のヌクレオチドを含む、ステップと、
(c)鋳型依存性ポリメラーゼを用いて前記標的核酸を増幅させるステップと、
(d)ステップ(c)の間に前記標的核酸に対してP1のプローブもP2のプローブもアニールして、ハイブリダイズされた生成物を形成するステップであり、前記P1のプローブは、CPV2a、2b又は2cのVP2遺伝子のSNP899に特異的であり、さらに、前記P2のプローブは、CPV2a、2b又は2cのVP2遺伝子のSNP963に特異的であり、前記P1のプローブのヌクレオチド配列は、配列番号24であり、さらに、前記P2のプローブのヌクレオチド配列は、配列番号29である、ステップと、
(e)前記ハイブリダイズされた生成物から生じる2つの異なる蛍光信号を検出するステップと、
を含み、
前記標的核酸は、CPV2a、2b又は2cのVP2遺伝子の核酸である、方法。 - 前記P1のプローブの5´末端も前記P2のプローブの5´末端も、FAM、HEX、VIC、CY5又はTETを含む群から別に選択された蛍光レポーターを保有し、さらに、前記P1のプローブ及び前記P2のプローブの両方の3´末端が、TMARA、MGB又はBHQを含む群から選択されたクエンチャーを保有し、前記P1のプローブ及び前記P2のプローブの蛍光レポーターは別である、請求項12に記載の方法。
- 異なる蛍光信号両方の存在が野生型を示し、前記異なる蛍光信号のうちいずれか1つの存在がワクチン型を示す、請求項13に記載の方法。
- 前記ハイブリダイズされた生成物から生じる2つの異なる蛍光信号は、DNA依存性ポリメラーゼのエキソヌクレアーゼの加水分解によって前記標的核酸にハイブリダイズされた前記P1のプローブ及び前記P2のプローブから切断された前記蛍光レポーターの断片の量によって検出される、請求項14に記載の方法。
- 前記第1のプライマー及び第2のプライマー、及び/又は、前記P1のプローブ及びP2のプローブは、修飾されたヌクレオチド又は非ヌクレオチドの化合物を含む、請求項15に記載の方法。
- 前記ワクチン型は、試料が、Duramune MX5、Canivac 5、Vanguarad plus 5 L4 CV、Nobivac Puppy DP、Canine 6II−SL、Eurican5、又はVirbagen DA2Parvoを含むワクチン群のうちの1つでワクチン接種されたということである、請求項16に記載の方法。
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