JP6829702B2 - 冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷却後の冷却液の流量が低下したときに冷却液の供給を絶つ冷却装置に関する。
従来の冷却装置としては、例えば特許文献1に記載されているものがある。特許文献1に開示された冷却装置は、スポット溶接ロボットの溶接ガンを冷却するためのもので、溶接ガンを通る冷却水通路に冷却水を供給するポンプを有している。冷却水通路におけるポンプと溶接ガンとの間となる冷却水供給通路には弁が設けられている。また、冷却水通路における溶接ガンより下流側となる冷却水戻り通路には、冷却水の流量を検出する流量センサが設けられている。ポンプは、流量センサによって検出された流量が少なくなると停止する。
従来の一般的なスポット溶接ロボットの溶接ガンは、電極となる溶接チップを有しており、この溶接チップにも冷却水が通るように構成されている。溶接チップは、溶接時にワークに溶着することがある。このように溶接チップがワークに溶着された状態で溶接ガンがワークから離れると、溶接チップが溶接ガンから抜けて脱落する。溶接チップが溶接ガンから抜けると、冷却水が漏洩することになる。
特許文献1に示す冷却装置においては、冷却水の漏洩を流量センサが検出することにより、ポンプが停止する。
特開平10−263843号公報
しかしながら、特許文献1に示す冷却装置では、溶接ガンから冷却水が漏洩したときにポンプが停止し、ポンプと溶接ガンとの間に位置する弁が閉じたとしても、溶接ガンが低い位置にあると冷却水が大量に漏洩する。この冷却水は、弁と溶接ガンとの間の冷却水供給通路に残っていた冷却水と、溶接ガンの下流側の冷却水戻り通路に残っていた冷却水である。
溶接ガンから大量の冷却水が漏洩すると、スポット溶接ロボットの周囲が冷却水によって濡れるために、ロボットが故障したり、ロボットの周囲が汚染されたり、作業者がロボットの近くを歩いたときに滑り易くなるという問題が生じる。
冷却水の漏洩量は、冷却水供給通路を開閉する開閉弁を溶接ガンの近傍に配置し、冷却水戻り通路における溶接ガンの近傍に冷却水の逆流を阻止する逆止弁を配置することによって、可及的少なく抑えることができる。
このため、このような開閉弁や逆止弁を有する冷却装置を溶接ガンの近傍に搭載できるように小型化することが要請されている。なお、冷却装置の小型化を図るにあたっては、コストアップとなるような構造は避けなければならない。
冷却水が漏洩するという問題は、スポット溶接ロボットの冷却装置に限らず、ロボットアームの先端部に冷却液を供給する構成の冷却装置であれば、どのような冷却装置でも同様に生じる。
本発明の目的は、供給通路の開閉弁と戻り通路の流量センサおよび逆止弁とを有する小型の冷却装置を低いコストで実現することである。
この目的を達成するために、本発明に係る冷却装置は、被冷却部に冷却液を供給する供給通路の一部となる供給側通路孔および前記被冷却部で熱交換した後の冷却液が通る戻り通路の一部となる戻り側通路孔を有する第1の通路部材と、前記戻り側通路孔に連通する貫通孔を有し、前記第1の通路部材に結合された第2の通路部材と、前記第1の通路部材に設けられ、前記第1の通路部材が前記第2の通路部材に結合されることにより前記第1の通路部材と前記第2の通路部材とに挟持される逆止弁組立体と、前記第2の通路部材に設けられ、前記貫通孔内を流れる冷却液の流量を検出する流量センサと、前記第1の通路部材と第2の通路部材とからなる通路部材組立体に支持され、前記流量センサの検出結果に基づいて前記供給通路を開閉する開閉弁とを備え、前記逆止弁組立体は、前記戻り側通路孔内を流れる冷却液の逆流を阻止する逆止弁と、前記逆止弁と前記第2の通路部材との間に挟まれ、前記戻り側通路孔と前記貫通孔とにそれぞれ嵌合するとともに前記第2の通路部材との間に前記戻り側通路孔と協働して環状空間を形成する環状の戻り側ジョイントと、前記環状空間に設けられて前記戻り側ジョイントによって第1および第2の通路部材に押し付けられた環状のシール部材とを備えているものである。
本発明は、前記冷却装置において、前記戻り側ジョイントの内周部には、前記逆止弁に接続される一端から他端に向かうにしたがって次第に内径が小さくなる断面円弧状の曲面が形成されていてもよい。
本発明は、前記冷却装置において、前記第1の通路部材における前記供給側通路孔が形成されている部位には、前記供給側通路孔に連通する連通孔を有する第3の通路部材が結合され、前記供給側通路孔には、前記第3の通路部材が前記第1の通路部材に結合されることにより前記第1の通路部材と前記第3の通路部材とに挟持される逆止弁組立体が設けられ、前記逆止弁組立体は、前記供給側通路孔内を流れる冷却液の逆流を阻止する逆止弁と、前記逆止弁と前記第3の通路部材との間に挟まれ、前記供給側通路孔と前記連通孔とにそれぞれ嵌合するとともに前記第3の通路部材との間に前記供給側通路孔と協働して環状空間を形成する環状の供給側ジョイントと、前記環状空間に設けられて前記供給側ジョイントによって第1の通路部材および第3の通路部材に押し付けられた環状のシール部材とを備え、前記開閉弁は、前記第3の通路部材に接続されていてもよい。
本発明は、前記冷却装置において、前記第1の通路部材は、冷却液の流れる方向から見てL字状に形成され、前記第1の通路部材における前記L字の一方の辺となる部位に複数の前記戻り側通路孔が前記供給側通路孔と平行になるように形成され、前記第1の通路部材における前記L字の他方の辺となる部位に複数の前記供給側通路孔が前記複数の戻り側通路孔の並ぶ方向とは直交する方向に並ぶように形成され、前記第2の通路部材は、前記複数の戻り側通路孔と対応する複数の前記貫通孔を備え、前記第3の通路部材は、前記第1の通路部材における前記供給通路の上流側の端部に接続され、前記連通孔は、前記第3の通路部材の上流端に開口して前記開閉弁に接続される一つの入口と、前記第3の通路部材の下流端に開口して前記複数の供給側通路孔に接続される複数の出口とを連通する形状に形成されていてもよい。
本発明は、前記冷却装置において、前記複数の供給側通路孔は、スポット溶接ロボットの溶接チップ用冷却液供給通路とトランス用冷却液供給通路とに個別に接続され、前記複数の戻り側通路孔は、前記スポット溶接ロボットの溶接チップ用冷却液戻り通路と前記トランス用冷却液戻り通路とに個別に接続されていてもよい。
本発明においては、第1の通路部材と第2の通路部材とからなる通路部材組立体に開閉弁が支持されているから、戻り通路の逆止弁および流量センサと、供給通路の開閉弁とが一つの組立体になる。この逆止弁と流量センサとを互いに接続するにあたっては、配管や継手などの介在物は不要である。このため、逆止弁と、流量センサと、開閉弁とを有する一つのコンパクトな組立体が実現され、この組立体を例えばロボットの先端側のアームなどに搭載することにより、冷却液が漏洩したときの漏洩量を可及的少なく抑えることができる。
第1の通路部材と第2の通路部材との結合部に設けられた戻り側ジョイントは、逆止弁を第1の通路部材に固定する機能と、第1の通路部材に対する第2の通路部材の位置を決める機能と、シール部材を押圧してシールを実現する機能とを有している。このため、第1および第2の通路部材に逆止弁を固定するための構造や、第1の通路部材と第2の通路部材との位置決めのための構造や、第1の通路部材と第2の通路部材との結合部でシール部材を保持するための構造などが不要である。このことは、第1および第2の通路部材の構造が簡素化されて製造コストを低く抑えることができることを意味する。
したがって、本発明によれば、戻り通路の流量センサおよび逆止弁と、供給通路の開閉弁とを有する小型の冷却装置を低いコストで実現することができる。
冷却水放出防止ユニットの平面図である。 冷却水放出防止ユニットの側面図である。 図1におけるIII−III線断面図である。 戻り側通路孔内の逆止弁組立体を拡大して示す断面図である。 図1におけるV−V線断面図である。 供給側通路孔内の逆止弁組立体を拡大して示す断面図である。 第2の通路部材と第4の通路部材との結合部を拡大して示す断面図である。 本発明に係る冷却装置を備えたスポット溶接ロボットの側面図である。 冷却水通路の構成を示す系統図である。
以下、本発明に係る冷却装置の一実施の形態を図1〜図9を参照して詳細に説明する。この実施の形態においては、本発明をスポット溶接ロボットに適用する場合の一例を示す。
図1に示す冷却装置1は、図1において右側の端部に描かれている溶接ガン2に冷却液としての冷却水を送り、溶接ガン2に設けられている溶接チップ3とトランス4とを冷却するものである。この実施の形態においては、これらの溶接チップ3とトランス4とが本発明でいう「被冷却部」に相当する。
溶接チップ3とトランス4は、図8に示すように、スポット溶接ロボット11の先端アーム12に設けられている。図8に示すスポット溶接ロボット11は、基台13に支持された第1のアーム14と、第1のアーム14に揺動自在に支持された第2のアーム15と、第2のアーム15に揺動自在に支持された先端アーム12などを備えている。先端アーム12には後述する冷却水放出防止ユニット16が取付けられている。
冷却水は、図1において左側の端部に描かれている供給源21から供給通路22に供給され、冷却水放出防止ユニット16を通って溶接チップ3とトランス4とに供給される。
溶接チップ3とトランス4とを通って熱交換が行われた冷却水は、戻り通路23に流入され、冷却水放出防止ユニット16を通って排水部24に排出される。供給通路22と戻り通路23は、詳細には図示してはいないが、図8に示すスポット溶接ロボット11の基台13、第1および第2のアーム14,15、先端アーム12などに沿うように設けられている。
冷却水放出防止ユニット16は、図1に示すように、溶接チップ3やトランス4に供給通路22および戻り通路23を介して接続された第1の通路部材25を有している。第1の通路部材25は、図2に示すように、冷却水の流れる方向から見てL字状に形成されている。この実施の形態による第1の通路部材25は、耐食性を有する金属材料によって形成されている。耐食性を有する金属材料としては、例えばステンレス鋼がある。
第1の通路部材25における、図2において左右方向に延びる部位であって、上述したL字の一方の辺となる第1の通路形成部25aには、二つの戻り側通路孔26が形成されている。これらの戻り側通路孔26の開口形状は円形である。
これらの戻り側通路孔26のうち、一方の戻り側通路孔26は、溶接チップ3の冷却水戻り通路23aに接続され、他方の戻り側通路孔26は、トランス4の冷却水戻り通路23bに接続されている。すなわち、複数の戻り側通路孔26,26は、溶接チップ用冷却水戻り通路23aとトランス用冷却水戻り通路23bとに個別に接続されている。
戻り側通路孔26の上流側端部は、図4に示すように、配管(図示せず)を接続するためにねじ孔26aとして形成されている。
第1の通路部材25における、図2において上下方向に延びる部位であって、上述したL字の他方の辺となる第2の通路形成部25bには、二つの供給側通路孔31が形成されている。これらの供給側通路孔31の開口形状も円形である。これらの二つずつの戻り側通路孔26と供給側通路孔31は、互いに平行になるとともに、それぞれ第1の通路部材25を冷却水の流れる方向に貫通するように形成されている。
二つの供給側通路孔31は、二つの戻り側通路孔26が並ぶ方向(図2においては左右方向)とは直交する方向であって、かつ冷却水が流れる方向とも直交する方向(図2においては上下方向)に並ぶように形成されている。二つの供給側通路孔31のうち、一方の供給側通路孔31は、第2の通路形成部25bの一端部であって、二つの戻り側通路孔26と隣接する位置に形成されている。この一方の供給側通路孔31は、溶接チップ3の冷却水供給通路22aに接続されている。
他方の供給側通路孔31は、第2の通路形成部25bの他端部に形成されており、トランス4の冷却水供給通路22bに接続されている。すなわち、複数の供給側通路孔31は、溶接チップ用冷却水供給通路22aとトランス用冷却水供給通路22bとに個別に接続されている。これらの供給側通路孔31の下流側端部は、図6に示すように、配管(図示せず)を接続するためにねじ孔31aとして形成されている。
これらの戻り側通路孔26と供給側通路孔31とには、図3および図5に示すように、それぞれ逆止弁組立体32が設けられている。この逆止弁組立体32の説明は後述する。第1の通路部材25における、第2の通路形成部25bが第1の通路形成部25aに対して突出する方向とは反対方向に位置する底面25cには、上述した先端アーム12に取付けられる取付けプレート33が設けられている。
二つの戻り側通路孔26は、図3に示すように、第1の通路部材25の第1の通路形成部25aに結合された第2の通路部材34の貫通孔35(図3参照)に連通されている。 二つの供給側通路孔31は、図5に示すように、第1の通路部材25の第2の通路形成部25bに結合された第3の通路部材36の連通孔37に連通されている。
第2の通路部材34は、耐食性を有する金属材料によって角柱状に形成されており、図3に示すように、第1の通路部材25の第1の通路形成部25aに密着した状態で複数の結合用ボルト38によって結合されている。結合用ボルト38は、第1の通路部材25を冷却水の流れる方向(図3においては左右方向)と平行に延びる状態で貫通して第2の通路部材34のねじ孔39に螺着されている。
この第2の通路部材34は、二つの戻り側通路孔26に連通する二つの貫通孔35を有しているとともに、二つのカルマン渦式の流量センサ41を備えている。貫通孔35は、流量センサ41の検出部41aが臨む直線部35aと、この直線部35aの上流端に接続された縮径部35bと、直線部35aの下流端に接続された拡径部35cとを有している。
縮径部35bの上流端と拡径部35cの下流端とにはそれぞれ孔径が一定の円形孔35dが形成されている。この円形孔35dは、第2の通路部材34の両端部に開口している。縮径部35bは、円形孔35dから下流側に向かうにしたがって孔径が漸次小さくなる形状に形成されている。拡径部35cは、円形孔35dから上流側に向かうにしたがって孔径が漸次小さくなる形状に形成されている。この実施の形態による貫通孔35は、一端の開口部分から内部に工具を挿入して機械加工によって形成されている。
流量センサ41は、貫通孔35の中を流れる冷却水の流量を検出し、検出結果を制御装置42(図1参照)に検出データとして送る。この実施の形態による流量センサ41は、第2の通路部材34から第1の通路部材25の第2の通路形成部25bと同方向に突出している。この方向は、冷却水が流れる方向と直交する方向であって、かつ二つの貫通孔35が並ぶ方向とも直交する方向である。
第2の通路部材34の下流側端部(図3においては左側の端部)には、第4の通路部材43が複数の結合用ボルト44によって結合されている。結合用ボルト44は、第2の通路部材34のねじ孔44aに螺着されている。第4の通路部材43は、戻り通路23の一部となる配管(図示せず)を接続するためのもので、第2の通路部材34の二つの貫通孔35に連通するねじ孔45を有している。第4の通路部材43は、耐食性を有する金属材料によって形成されている。
ねじ孔45の上流側端部は、図7に示すように、相対的に孔径が大きい円形孔45aとして形成されている。第2の通路部材34と第4の通路部材43との結合部には、リング状のジョイント51とOリング52とが組付けられている。第2の通路部材34と第4の通路部材43との結合部に設けられているジョイント51は、第2の通路部材34に対する第4の通路部材43の位置決めを行うとともに、第2の通路部材34と第4の通路部材43との間にOリング52を収容する環状空間53を形成するためのものである。このジョイント51の詳細な説明は後述する。
第3の通路部材36は、図5に示すように、第1の通路部材25の第2の通路形成部25bに沿う下流部36aと、この下流部36aの一端部から上流側(図5においては左側)に延びる上流部36bとを有するL字状に形成されている。第3の通路部材36の下流部36aは、第1の通路部材25の第2の通路形成部25bにおける上流側の端部(図5においては左側の端部)に、密着した状態で複数の結合用ボルト54によって結合されている。
これらの結合用ボルト54は、第1の通路部材25を冷却水の流れる方向(図5においては左右方向)と平行に延びる状態で貫通して第3の通路部材36のねじ孔55に螺着されている。また、第3の通路部材36は、図1に示すように、上述した第2の通路部材34と隣接する位置に配置されており、この第2の通路部材34に結合用ボルト56によって結合されている。この結合用ボルト56は、第3の通路部材36を上述した複数の戻り側通路孔26が並ぶ方向に貫通し、第2の通路部材34のねじ孔57に螺着されている。
この実施の形態による第3の通路部材36と第2の通路部材34とは、結合用ボルト56の他に、第3の通路部材36の底面36c(図5参照)と、第2の通路部材34の底面34a(図3参照)とに取付けられた取付けプレート58によっても互いに結合されている。取付けプレート58は、上述した取付けプレート33とともに先端アーム12に取付けられるものである。この取付けプレート58は、第2、第3の通路部材34,36を跨がるように延びて底面34a,36cに図示していないボルトによってそれぞれ固定されている。
第3の通路部材36に設けられた連通孔37は、図5に示すように、第3の通路部材36の上流端に開口する一つの冷却水入口37aと、第3の通路部材36の下流端に開口する二つの冷却水出口37b,37cとを連通する形状に形成されている。冷却水入口37aと一方の冷却水出口37bは、第1の通路部材25の一方の供給側通路孔31を上流側に延長した位置に開口している。ここでいう一方の供給側通路孔31とは、戻り側通路孔26と隣接する供給側通路孔31である。他方の冷却水出口37cは、他方の供給側通路孔31と対向する位置に開口している。
冷却水入口37aには、ニップル59を介して開閉弁61が接続されている。この実施の形態による開閉弁61は、第1の通路部材25と第2の通路部材34とからなる通路部材組立体62(図1参照)に第3の通路部材36を介して支持されることになる。
開閉弁61は、駆動源としてソレノイド63を備え、図示していない弁体によって供給通路22を開閉する。この開閉弁61の動作は、制御装置42によって制御される。制御装置42は、流量センサ41によって検出された流量が予め定めた流量を下回ったときに開閉弁61を閉じ、それ以外の場合には開閉弁61を開く。すなわち、開閉弁61は、流量センサ41の検出結果に基づいて供給通路22を開閉する。開閉弁61が閉じることにより、溶接チップ3およびトランス4に冷却水が供給されることがなくなる。
次に第1の通路部材25の戻り側通路孔26と供給側通路孔31とに設けられた逆止弁組立体32の構成について説明する。
戻り側通路孔26に設けられた逆止弁組立体32と、供給側通路孔31に設けられた逆止弁組立体32は、冷却水の流れる方向が逆方向になるだけで、使用している部品は同一である。このため、ここでは、戻り側通路孔26に設けられている逆止弁組立体32について、図4を参照して詳細に説明する。供給側通路孔31に設けられている逆止弁組立体32については、戻り側通路孔26の逆止弁組立体32と同一の符号を付し、戻り側通路孔26の逆止弁組立体32とは異なる構成のみを説明する。
図4に示す逆止弁組立体32は、戻り側通路孔26の中央部に位置する逆止弁71と、この逆止弁71と第2の通路部材34との間に位置するジョイント51およびOリング72とによって構成されている。この実施の形態による戻り側通路孔26は、第1の通路部材25の上流側端部に開口するねじ孔26aと、第1の通路部材25の下流側端部に開口する大径孔26bと、これらのねじ孔26aと大径孔26bとに挟まされた小径孔26cとから構成されている。逆止弁71は、大径孔26bに収容されている。
逆止弁71は、両端部に位置する上流側プレート73および下流側プレート74と、これらのプレート73,74によって挟まれたシート部材75および筒体76と、上流側プレート73および下流側プレート74にそれぞれ円筒状のガイド部材77を介して移動自在に支持されたポペット78と、このポペット78を冷却水が流れる方向の上流側(図4においては右側)に向けて付勢する圧縮コイルばね79などを備えている。
上流側プレート73と下流側プレート74は、それぞれ円板状に形成され、大径孔26bに嵌合している。これらのプレート73,74の径方向の中間部には、冷却水を流すために複数の連通孔73a,74aが設けられている。上流側プレート73の外周部は、戻り側通路孔26の大径孔26bと小径孔26cとの境界になる端面26dに下流側から当接している。下流側プレート74の外周部は、後述するジョイント51に上流側から当接している。これらのプレート73,74の軸心部にはそれぞれ円筒状のガイド部材77が嵌合状態で装着されている。
シート部材75は、円環状に形成されており、筒体76より上流側で大径孔26bに嵌合し、上流側プレート73に当接している。このシート部材75は、外周部のシール部75aと、下流側端部のバルブシート部75bとを有している。これらのシール部75aとバルブシート部75bは、ゴム材料によって一体に形成されている。シール部75aは、シート部材75の外周面の全域を覆っており、大径孔26bの孔壁面との間を液密にシールする。バルブシート部75bは、円板状に形成されている。このバルブシート部75bには、後述するポペット78の弁体部78aが着座する。
筒体76は、プラスチック材料によって円筒状に形成され、シート部材75と下流側プレート74とに挟まれている。
ポペット78は、円板状の弁体部78aと、この弁体部78aから上流側に突出した上流側軸部78bおよび下流側に突出した下流側軸部78cとによって構成されている。弁体部78aと、上流側軸部78bと、下流側軸部78cとは、プラスチック材料によって一体に形成されており、同一軸線上に位置付けられている。
弁体部78aの外周部には、シート部材75のバルブシート部75bに着座する環状の突条78dが設けられている。上流側軸部78bと下流側軸部78cは、ガイド部材77にそれぞれ移動自在に嵌合しており、このガイド部材77によってシート部材75と同一軸線上に位置決めされている。
圧縮コイルばね79は、ポペット78の弁体部78aと下流側プレート74との間に圧縮された状態で装着されている。また、この圧縮コイルばね79は、上流側に向かうにしたがって径が漸次大きくなる形状に形成されている。すなわち、圧縮コイルばね79の上流側端部は、相対的に大径な弁体部78aに接触し、下流側端部は、下流側プレート74の相対的に小径な軸心部に接触している。
この逆止弁71は、下流側プレート74がジョイント51に当接し、ジョイント51が逆止弁71と第2の通路部材34とによって挟まれるように構成されている。逆止弁71がこのように戻り側通路孔26に組付けられた状態においては、冷却水の圧力が上流側から加えられることによって、ポペット78の弁体部78aが圧縮コイルばね79のばね力に抗して下流側に移動し、弁体部78aの突条78dがバルブシート部75bから離れる。この結果、逆止弁71が開き、冷却水が逆止弁71を通って第2の通路部材34側に流れる。
一方、逆止弁71に上流側から流入する冷却水の圧力が低下したり、下流側から冷却水が流入した場合は、弁体部78aが圧縮コイルばね79のばね力によってバルブシート部75bに押し付けられて逆止弁71が閉じる。すなわち、逆止弁71は、戻り側通路孔26内を流れる冷却水の逆流を阻止する。
戻り側通路孔26に設けられた二つの逆止弁71と、供給側通路孔31に設けられた二つの逆止弁71とは、図9に示すように、それぞれ上流側から下流側へのみ冷却水が流れるように、第1の通路部材25に設置方向を違えて組付けられている。このため、供給側通路孔31内の二つの逆止弁71は、図5に示すように、上流側プレート73がジョイント51に当接している。このジョイント51は、逆止弁71と第3の通路部材36とによって挟まれている。
ジョイント51は、複数の機能部を有するリング状に形成されている。この実施の形態においては、戻り側通路孔26内に組み込まれたジョイント51が本発明でいう「戻り側ジョイント」に相当する。このジョイント51を形成する材料は、耐食性を有する金属材料である。ジョイント51の複数の機能部は六つある。
第1の機能部は、図4に示すように、戻り側通路孔26の大径孔26bに嵌合した外周面51aである。
第2の機能部は、軸線方向の一端(図4においては右端)において径方向に延びる第1の端面51bである。
第3の機能部は、ジョイント51の内周部に設けられて第1の端面51bから軸線方向の他端に向かうにしたがって次第に内径が小さくなる断面円弧状の曲面51cである。
第4の機能部は、ジョイント51の内周部に設けられて軸線方向の他方に向けて突設された円筒51dである。
第5の機能部は、円筒51dから径方向の外側に延びる第2の端面51eである。
第6の機能部は、第2の端面51eの外周縁から軸線方向の一方および径方向の外側に向けて延びて第2の端面51eと外周面51aとを接続するテーパー面51fである。
第1の端面51bは、逆止弁71の下流側プレート74に接触している。
第2の端面51eは、第2の通路部材34の上流側端面81に接触している。
円筒51dは、第2の通路部材34の上流側端部に位置する円形孔35dに嵌合している。
テーパー面51fは、第2の通路部材34との間に戻り側通路孔26と協働して環状空間82を形成している。
この環状空間82にOリング72が設けられている。このOリング72は、本発明でいう「シール部材」に相当するもので、ジョイント51のテーパー面51fによって押されて、第1および第2の通路部材25,34に押し付けられている。詳述すると、Oリング72は、テーパー面51fと、大径孔26bの孔壁面と、第2の通路部材34の上流側端面81とに押し付けられている。このようにOリング72が環状空間82に設けられることにより、第1の通路部材25と第2の通路部材34との間が液密にシールされる。
このように戻り側通路孔26内に組み込まれたジョイント51は、後述する四つの機能を有するようになる。
第1の機能は、逆止弁71を第1の通路部材25に固定する機能である。
第2の機能は、第1の通路部材25に対する第2の通路部材34の位置を決める機能である。
第3の機能は、Oリング72を押圧して第1の通路部材25と第2の通路部材34との間のシールを実現する機能である。
第4の機能は、内周部の曲面51cによって実現され、冷却水を逆止弁71から第2の通路部材34の貫通孔35に円滑に導く機能である。この第4の機能を有することにより、流量センサ41の流量測定に悪影響を及ぼす縮流の発生を防ぐことができる。
供給側通路孔31に設けられた逆止弁組立体32は、図6に示すように、供給側通路孔31の中央部に位置する逆止弁71と、この逆止弁71と第3の通路部材36との間に位置するジョイント51およびOリング72とによって構成されている。この実施の形態による供給側通路孔31は、第1の通路部材25の上流側端部に開口するねじ孔31aと、第1の通路部材25の下流側端部に開口する大径孔31bと、これらのねじ孔31aと大径孔31bとに挟まされた小径孔31cとから構成されている。大径孔31bと小径孔31cとの境界には端面31dが形成されている。逆止弁71は、大径孔31bに収容されている。
供給側通路孔31内の逆止弁71は、下流側プレート73が端面31dに当接し、上流側プレート74がジョイント51に当接しており、戻り側通路孔26内の逆止弁71とは冷却水の流れる方向が反対方向になるように供給側通路孔31に組み込まれている。
供給側通路孔31に組み込まれたジョイント51は、外周面51aが供給側通路孔31の大径孔31bに嵌合するとともに、第1の端面51bが逆止弁71の上流側プレート73に接触している。
円筒51dは、第3の通路部材36の連通孔37に嵌合し、第2の端面51eは、第3の通路部材36の下流側端面83に接触し、テーパー面51fは、第3の通路部材36との間に供給側通路孔31と協働して環状空間84を形成している。Oリング72がこの環状空間84に設けられ、ジョイント51によって押されて第3の通路部材36と第1の通路部材25とに押し付けられている。供給側通路孔31に組み込まれたジョイント51が請求項3記載の発明でいう「供給側ジョイント」に相当する。
第4の通路部材43のねじ孔45に組み込まれたジョイント51は、図7に示すように、外周面51aがねじ孔45の円形孔45aに嵌合するとともに、第1の端面51bが円形孔45aの端面45bに接触している。円筒51dは、第2の通路部材34の下流側端部に位置する円形孔35dに嵌合している。第2の端面51eは、第2の通路部材34の下流側端面85に接触し、テーパー面51fは、第2の通路部材34との間に円形孔45aと協働して環状空間53を形成している。Oリング52がこの環状空間53に設けられ、ジョイント51によって押されて第2の通路部材34と第4の通路部材43とに押し付けられている。
このように構成された冷却水放出防止ユニット16を有する冷却装置1においては、冷却水が開閉弁61と第3の通路部材36の連通孔37および第1の通路部材25の供給側通路孔31とを通ってスポット溶接ロボット11の溶接チップ3とトランス4とに供給される。溶接チップ3とトランス4とを冷却した冷却水は、第1の通路部材25の戻り側通路孔26と、第2の通路部材34の貫通孔35および第4の通路部材43のねじ孔とを通って冷却水放出防止ユニット16から排出される。
スポット溶接ロボット11の溶接チップ3は、ワーク(図示せず)に溶着されて溶接ガン2から外れてしまうことがある。このような場合は、溶接チップ3に接続された冷却水通路(冷却水供給通路22aおよび冷却水戻り通路23a)から冷却水が漏洩する。このように冷却水が漏洩すると、冷却水戻り通路23aに接続された一方の貫通孔35を流れる冷却水の流量低下を一方の流量センサ41が検出し、開閉弁61が制御装置42によって制御されて閉じる。開閉弁61が閉じることにより冷却水の供給が停止する。このため、漏洩する冷却水の最大量は、溶接チップ3と供給側通路孔31内の逆止弁71との間の冷却水供給通路22a内に残存した冷却水の残量と、溶接チップ3と戻り側通路孔26内の逆止弁71との間の冷却水戻り通路23a内に残存した冷却水の残量との総和に相当する量になる。
冷却水放出防止ユニット16は、第1の通路部材25と第2の通路部材34とからなる通路部材組立体62に開閉弁61が支持されているから、戻り通路23(戻り側通路孔26)の逆止弁71および流量センサ41と、供給通路22の開閉弁61とを一つの組立体として備えたものとなる。この逆止弁71と流量センサ41とを互いに接続するにあたっては、配管や継手などの介在物は不要である。このため、逆止弁71と、流量センサ41と、開閉弁61とを有する一つのコンパクトな冷却水放出防止ユニット16が得られる。この実施の形態においては、この小型の冷却水放出防止ユニット16がスポット溶接ロボット11の先端アーム12に搭載されている。
冷却水放出防止ユニット16を先端アーム12に搭載できたことにより、開閉弁61と溶接チップ3との間の冷却水供給通路22aの長さと、溶接チップ3と逆止弁71との間の冷却水戻り通路23aの長さがそれぞれ短縮された。この結果、上述したように冷却水が漏洩したときの冷却水の漏洩量を可及的少なく抑えることが可能になった。
第1の通路部材25と第2の通路部材34との結合部に設けられたジョイント51は、逆止弁71を第1の通路部材25に固定する機能と、第1の通路部材25に対する第2の通路部材34の位置を決める機能と、Oリング72を押圧してシールを実現する機能とを有している。このため、第1および第2の通路部材25,34に逆止弁71を固定するための構造や、第1の通路部材25と第2の通路部材34との位置決めのための構造や、第1の通路部材25と第2の通路部材34との結合部でOリング72を保持するための構造などが不要である。このことは、第1および第2の通路部材25,34の構造が簡素化されて製造コストを低く抑えることができることを意味する。
したがって、この実施の形態によれば、戻り通路23の流量センサ41および逆止弁71と、供給通路22の開閉弁61とを有する小型の冷却装置1を低いコストで実現することができる。
この実施の形態による戻り側通路孔26に組み込まれたジョイント51の内周部には、逆止弁71に接続される一端から他端に向かうにしたがって次第に内径が小さくなる断面円弧状の曲面51cが形成されている。
このため、この曲面51cに沿って冷却水が流れることにより、冷却水が逆止弁71から第2の通路部材34の貫通孔35に円滑に導かれるようになる。このため、流量センサ41の流量測定に悪影響を及ぼす縮流の発生を防ぐことができるから、流量検出の精度が高くなり、冷却水が漏洩したときに漏洩が速やかに検出されて開閉弁61を早く閉じることが可能になる。
この実施の形態において、第1の通路部材25の供給側通路孔31が形成されている第2の通路形成部25bには、供給側通路孔31に連通する連通孔37を有する第3の通路部材36が結合されている。供給側通路孔31には、第3の通路部材36が第1の通路部材25に結合されることにより第1の通路部材25と第3の通路部材36とに挟持される逆止弁組立体32が設けられている。逆止弁組立体32は、供給側通路孔31内を流れる冷却水の逆流を阻止する逆止弁71と、ジョイント51と、Oリング72とを備えている。
このジョイント51は、逆止弁71と第3の通路部材36との間に挟まれ、供給側通路孔31と連通孔37とにそれぞれ嵌合するとともに第3の通路部材36との間に供給側通路孔31と協働して環状空間84を形成している。Oリング72は、この環状空間84に設けられてジョイント51によって第1の通路部材25および第3の通路部材36に押し付けられている。開閉弁61は、第3の通路部材36に接続されている。
このため、この実施の形態によれば、第1の通路部材25と第3の通路部材36との結合部にジョイント51が設けられているから、第1および第3の通路部材25,36に逆止弁71を固定するための構造や、第1の通路部材25と第3の通路部材36との位置決めのための構造や、第1の通路部材25と第3の通路部材36との結合部でOリング72を保持するための構造などが不要である。この結果、供給通路22に逆止弁71が設けられているにもかかわらず、第1および第3の通路部材25,36の構造が簡素化されるから、コストアップを可及的少なく抑えることができる。
この実施の形態による第1の通路部材25は、冷却水の流れる方向から見てL字状に形成されている。第1の通路部材25におけるL字の一方の辺となる第1の通路形成部25aに複数の戻り側通路孔26が供給側通路孔31と平行になるように形成されている。第1の通路部材25におけるL字の他方の辺となる第2の通路形成部25bに複数の供給側通路孔31が複数の戻り側通路孔26の並ぶ方向とは直交する方向に並ぶように形成されている。第2の通路部材34は、複数の戻り側通路孔26と対応する複数の貫通孔35を備え、第3の通路部材36は、第1の通路部材25における供給通路22の上流側の端部に接続されている。
第3の通路部材36の連通孔37は、第3の通路部材36の上流端に開口して開閉弁61に接続される一つの冷却水入口37aと、第3の通路部材36の下流端に開口して複数の供給側通路孔31に接続される複数の冷却水出口37b,37cとを連通する形状に形成されている。
このため、複数の系統の供給通路22と複数の系統の戻り通路23とをコンパクトにまとめて一つの組立体を構成することができるから、より一層小型化された冷却水放出防止ユニット16が実現される。
この実施の形態による複数の供給側通路孔31は、スポット溶接ロボット11の溶接チップ用冷却水供給通路22aとトランス用冷却水供給通路22bとに個別に接続されている。複数の戻り側通路孔26は、スポット溶接ロボット11の溶接チップ用冷却水戻り通路23aとトランス用冷却水戻り通路23bとに個別に接続されている。
このため、溶接チップ3の冷却水通路がトランス4の冷却水通路とは分けて形成されるから、溶接チップ3が脱落したときに溶接チップ3の冷却水通路内の冷却水のみが漏洩し、トランス4の冷却水通路の冷却水は漏洩することがない。したがって、冷却水の漏洩量を更に低減可能な冷却装置を提供することができる。
この実施の形態による冷却水放出防止ユニット16においては、冷却水戻り用の配管(図示せず)を接続するための第4の通路部材43が第2の通路部材25に結合されている。これらの第4の通路部材43と第2の通路部材25との結合部にもジョイント51を有する結合構造が採用されている。このため、冷却水戻り用の配管を接続する部分の構造が簡素化されるから、コストアップを更に少なく抑えることができる。
1…冷却装置、3…溶接チップ(被冷却部)、4…トランス(被冷却部)、11…スポット溶接ロボット、16…冷却水放出防止ユニット、22…供給通路、22a…溶接チップ用冷却水供給通路、22b…トランス用冷却水供給通路、23…戻り通路、23a…溶接チップ用冷却水戻り通路、23b…トランス用冷却水戻り通路、25…第1の通路部材、25a…第1の通路形成部、25b…第2の通路形成部、26…戻り側通路孔、31…供給側通路孔、32…逆止弁組立体、35…貫通孔、34…第2の通路部材、36…第3の通路部材、37…連通孔、37a…冷却水入口、37b,37c…冷却水出口、41…流量センサ、51…ジョイント、51c…曲面、61…開閉弁、62…通路部材組立体、71…逆止弁、52,72…Oリング(シール部材)、82,84…環状空間。

Claims (5)

  1. 被冷却部に冷却液を供給する供給通路の一部となる供給側通路孔および前記被冷却部で熱交換した後の冷却液が通る戻り通路の一部となる戻り側通路孔を有する第1の通路部材と、
    前記戻り側通路孔に連通する貫通孔を有し、前記第1の通路部材に結合された第2の通路部材と、
    前記第1の通路部材に設けられ、前記第1の通路部材が前記第2の通路部材に結合されることにより前記第1の通路部材と前記第2の通路部材とに挟持される逆止弁組立体と、
    前記第2の通路部材に設けられ、前記貫通孔内を流れる冷却液の流量を検出する流量センサと、
    前記第1の通路部材と第2の通路部材とからなる通路部材組立体に支持され、前記流量センサの検出結果に基づいて前記供給通路を開閉する開閉弁とを備え、
    前記逆止弁組立体は、
    前記戻り側通路孔内を流れる冷却液の逆流を阻止する逆止弁と、
    前記逆止弁と前記第2の通路部材との間に挟まれ、前記戻り側通路孔と前記貫通孔とにそれぞれ嵌合するとともに前記第2の通路部材との間に前記戻り側通路孔と協働して環状空間を形成する環状の戻り側ジョイントと、
    前記環状空間に設けられて前記戻り側ジョイントによって第1および第2の通路部材に押し付けられた環状のシール部材とを備えていることを特徴とする冷却装置。
  2. 請求項1記載の冷却装置において、
    前記戻り側ジョイントの内周部には、前記逆止弁に接続される一端から他端に向かうにしたがって次第に内径が小さくなる断面円弧状の曲面が形成されていることを特徴とする冷却装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の冷却装置において、前記第1の通路部材における前記供給側通路孔が形成されている部位には、前記供給側通路孔に連通する連通孔を有する第3の通路部材が結合され、
    前記供給側通路孔には、前記第3の通路部材が前記第1の通路部材に結合されることにより前記第1の通路部材と前記第3の通路部材とに挟持される逆止弁組立体が設けられ、
    前記逆止弁組立体は、
    前記供給側通路孔内を流れる冷却液の逆流を阻止する逆止弁と、
    前記逆止弁と前記第3の通路部材との間に挟まれ、前記供給側通路孔と前記連通孔とにそれぞれ嵌合するとともに前記第3の通路部材との間に前記供給側通路孔と協働して環状空間を形成する環状の供給側ジョイントと、
    前記環状空間に設けられて前記供給側ジョイントによって第1の通路部材および第3の通路部材に押し付けられた環状のシール部材とを備え、
    前記開閉弁は、前記第3の通路部材に接続されていることを特徴とする冷却装置。
  4. 請求項3記載の冷却装置において、
    前記第1の通路部材は、冷却液の流れる方向から見てL字状に形成され、
    前記第1の通路部材における前記L字の一方の辺となる部位に複数の前記戻り側通路孔が前記供給側通路孔と平行になるように形成され、
    前記第1の通路部材における前記L字の他方の辺となる部位に複数の前記供給側通路孔が前記複数の戻り側通路孔の並ぶ方向とは直交する方向に並ぶように形成され、
    前記第2の通路部材は、前記複数の戻り側通路孔と対応する複数の前記貫通孔を備え、
    前記第3の通路部材は、前記第1の通路部材における前記供給通路の上流側の端部に接続され、
    前記連通孔は、前記第3の通路部材の上流端に開口して前記開閉弁に接続される一つの入口と、前記第3の通路部材の下流端に開口して前記複数の供給側通路孔に接続される複数の出口とを連通する形状に形成されていることを特徴とする冷却装置。
  5. 請求項4記載の冷却装置において、
    前記複数の供給側通路孔は、スポット溶接ロボットの溶接チップ用冷却液供給通路とトランス用冷却液供給通路とに個別に接続され、
    前記複数の戻り側通路孔は、前記スポット溶接ロボットの溶接チップ用冷却液戻り通路と前記トランス用冷却液戻り通路とに個別に接続されていることを特徴とする冷却装置。
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