JP6829000B2 - パネル体 - Google Patents

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本発明は、気温を下げる効果のあるパネル体に関する。
近年、太陽光発電や屋上緑化等を採用し、CO2削減や省エネが可能なスマートハウス、スマートタウンへの関心が高まりつつある。ここでは、ヒートアイランド現象を緩和するため、街並み全体を涼しくできる技術が求められている。従来、暑さをしのぐためには打ち水等をするのが一般的であるが、その効果は一時的で、且つ局所的なものでしかなかった。また、バルコニーのパネルや面格子など、敷地境界だけでなくいろいろなところで用いることのできるものが求められた。
本発明は以上に述べた実情に鑑み、いろいろなところで使用でき、持続的に広い範囲で温度を下げる効果が期待できるパネル体の提供を目的とする。
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明によるパネル体は、上下に間隔をおいて配置した複数のルーバーを備え、ルーバーは、アルミ製のものと保水性材料からなるものとがあり、見込方向の一方側に向かって上り勾配で傾斜したものと、見込方向の一方側に向かって下り勾配で傾斜したものとが隣接して配置した部分を有し、隣接するルーバーの端部同士の間に上下方向の隙間が形成してあり、隣接するルーバーの少なくとも一方が保水性材料からなるものであり、表裏面のいずれからも水を吸収し、端面から水を排出できることを特徴とする。
請求項2記載の発明によるパネル体は、左右に間隔をおいて配置した複数のルーバーを備え、ルーバーは、アルミ製のものと保水性材料からなるものとがあり、見込方向の一方側に向かって左向きに傾斜したものと、見込方向の一方側に向かって右向きに傾斜したものとが隣接して配置した部分を有し、隣接するルーバーの端部同士の間に左右方向の隙間が形成してあり、隣接するルーバーの少なくとも一方が保水性材料からなるものであり、表裏面のいずれからも水を吸収し、端面から水を排出できることを特徴とする。
請求項1記載の発明によるパネル体は、上下に間隔をおいて配置した複数のルーバーを備え、ルーバーは、見込方向の一方側に向かって上り勾配で傾斜したものと、見込方向の一方側に向かって下り勾配で傾斜したものとが隣接して配置した部分を有し、隣接するルーバーの少なくとも一方が保水性材料からなるので、バルコニーのパネルや面格子など、敷地境界だけでなくいろいろなところで用いることができ、打ち水や降雨により各保水性材料よりなるルーバーに保持された水が少しずつ蒸発し、ルーバー間の隙間を風が通ることで、持続的に広い範囲で温度を下げる効果が期待できる。ルーバーは、上り勾配で傾斜したものと下り勾配で傾斜したものとが隣接して配置してあることで、同じ向きに傾けて並べたものと比べて、ルーバーの枚数を少なくしても一定の冷却効果が得られ、コストダウンが図れる。また、ルーバーを同じ向きに傾けて並べた場合には、ルーバーを風が通過するときに風向きが変わるが、上り勾配で傾斜したものと下り勾配で傾斜したものを隣接して配置したことで、風向きを変えない。
請求項2記載の発明によるパネル体は、左右に間隔をおいて配置した複数のルーバーを備え、ルーバーは、見込方向の一方側に向かって左向きに傾斜したものと、見込方向の一方側に向かって右向きに傾斜したものとが隣接して配置した部分を有し、隣接するルーバーの少なくとも一方が保水性材料からなるので、バルコニーのパネルや面格子など、敷地境界だけでなくいろいろなところで用いることができ、打ち水や降雨により各保水性材料からなるルーバーに保持された水が少しずつ蒸発し、ルーバー間の隙間を風が通ることで、持続的に広い範囲で温度を下げる効果が期待できる。ルーバーは、左向きに傾斜したものと右向きに傾斜したものとが隣接して配置してあることで、同じ向きに傾けて並べたものと比べて、ルーバーの枚数を少なくしても一定の冷却効果が得られ、コストダウンが図れる。また、ルーバーを同じ向きに傾けて並べた場合には、ルーバーを風が通過するときに風向きが変わるが、左向きに傾斜したものと右向きに傾斜したものを隣接して配置したことで、風向きを変えない。
図3のA−A断面図である。 図3に示すパネル体の平面図である。 本発明に係るパネル体の第1実施形態を示す敷地側から見た正面図である。 第1実施形態のパネル体の使用状態を示す縦断面図である。 第1実施形態のパネル体の変形例を示す縦断面図である。 第1実施形態のパネル体の他の変形例を示す縦断面図である。 本発明に係るパネル体の第2実施形態を示す敷地側から見た正面図である。 図7のB−B断面図である。 第2実施形態のパネル体の変形例を示す縦断面図である。 第2実施形態のパネル体の他の変形例を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜3は、本発明に係るパネル体の第1実施形態であって、道路と敷地の境界に設けられるフェンスに適用した場合を示している。本パネル体は、図3に示すように、地面より支柱2,2,…を間隔をおいて立設し、各支柱2,2間に横長長方形の帯板状のルーバー1,1,…を上下に間隔をおいて配置して構成してある。本パネル体は、上下に間隔をおいて配置された複数のルーバー1,1,…よりなるユニット3a,3b,3cを、ルーバー1の長手方向に3つ備えている。ルーバー1,1,…は、大部分が保水性材料からなるものであり、所々にアルミ製のルーバー4がランダムに配置されている(図3中、ハッチングしたものがアルミ製ルーバーである。)。
中央のユニット3bにおいてルーバー1,1,…は、図1に示すように、道路側に向かって上り勾配で傾斜したもの1aと、道路側に向かって下り勾配で傾斜したもの1bとが交互に配置されている。上り勾配で傾斜したルーバー1aの傾斜角度αは一定であり、下り勾配で傾斜したルーバー1bの傾斜角度βも一定である。また、上り勾配で傾斜したルーバー1aの傾斜角度αと、下り勾配で傾斜したルーバー1bの傾斜角度βは、逆向きの同じ角度となっている。例えば傾斜角度αが20°とすると、傾斜角度βは−20°としてある。また、ルーバー1a,1b間の隙間寸法dは、一定の寸法としてある。
保水性材料からなるルーバー1は、粘土や珪藻土等を焼成した多孔質構造の発泡セラミックで形成され、図4(a)に示すように、ホース等で水をかけたり雨が降ったりすると、図中の矢印5に示すように、表裏面から水を吸収し、内部に水を保持できる。ルーバー1内に吸収された水は、図4(b)に示すように、図中の矢印6に示すようにルーバー1の面内方向によく浸透し、図中の矢印7に示すように、ルーバー1の端面から水がしみ出す。本パネル体は、上り勾配で傾斜したルーバー1aと下り勾配で傾斜したルーバー1bとが交互に配置されていることで、上段のルーバー1の端面から排出された水が下段のルーバー1へと順次供給されるため、パネル体内の保水性材料よりなるルーバー1,1,…全体にむらなく水を保持することができる。水を保持したルーバー1が太陽熱で暖められると、図4(c)に示すように、図中の矢印8に示すように、ルーバー1から水が少しずつ蒸発し、ルーバー1,1間の隙間を風9が通ることで、気化冷却効果により気温が低下する。現物を使用した実験によれば、パネル体の風上側と風下側とで気温が約2℃低下した。
アルミ製のルーバー4は、図1に示すように、略櫛型断面のアルミ形材2つを組み合わせ、ねじ止めして構成してある。アルミ製のルーバー4も、保水性材料よりなるルーバー1と同様に傾斜して配置してある。
図1,2に示すように、支柱2の側面にはルーバー1を取付けるための取付具10が設けてある。取付具10は、支柱取付片11とルーバー支持片12とを有するL形の金具であり、支柱取付片11は回り止め用の突起13を支柱2の孔に係合させた上、1本のネジ14で支柱2に取付けてある。保水性材料よりなるルーバー1は、左右両端部にインサートナット15が裏面側から埋め込んで設けてあり、ルーバー1の左右両端部を取付具10のルーバー支持片12上に支持し、裏面側から挿入したネジ16をインサートナット15に螺入することで、ルーバー1が支柱2,2間に取付けられている。アルミ製のルーバー4も、保水性材料よりなるルーバー1と同様に取付けてある。
中央のユニット3bの側方に隣接する左右のユニット3a,3cは、図1に示すように、中央のユニット3bと同じように、ルーバー1,1,…が道路側に向かって上り勾配で傾斜したもの1aと、道路側に向かって下り勾配で傾斜したもの1bとが交互に配置してあり、各ルーバー1a,1bの傾斜角度α,β及び各ルーバー1a,1b間の隙間寸法dを一定にしてある。中央のユニット3bでルーバー1aが上り勾配で傾斜して取付けられた高さ位置では、左右のユニット3a,3cではルーバー1bが下り勾配で傾斜して取付けられ、中央のユニット3bでルーバー1bが下り勾配で傾斜して取付けられた高さ位置では、左右のユニット3a,3cではルーバー1aが上り勾配で傾斜して取付けられている。すなわち、中央のユニット3bと左右のユニット3a,3cとでは、同じ高さ位置に取付けられるルーバー1の傾斜が逆になっている。
以上に述べたように本パネル体は、上下に間隔をおいて配置した複数のルーバー1,1,…を備え、ルーバー1,1,…は、道路側に向かって上り勾配で傾斜したもの1aと、道路側に向かって下り勾配で傾斜したもの1bとが隣接して配置した部分を有し、隣接するルーバー1a,1bの少なくとも一方が保水性材料からなるので、打ち水や降雨により各保水性材料よりなるルーバー1a,1bに保持された水が少しずつ蒸発し、ルーバー1a,1b間の隙間を風が通ることで、持続的に広い範囲で温度を下げる効果が期待できる。ルーバー1,1,…は、上り勾配で傾斜したもの1aと下り勾配で傾斜したもの1bとが隣接して配置してあることで、同じ向きに傾けて並べたものと比べて、ルーバー1の枚数を少なくしても一定の冷却効果が得られ、コストダウンが図れる。また、ルーバー1,1,…を同じ向きに傾けて並べた場合には、ルーバー1,1,…を風が通過するときに風向きが変わるが、上り勾配で傾斜したもの1aと下り勾配で傾斜したもの1bを隣接して配置したことで、風向きを変えない。
保水性材料からなるルーバー1は、表裏面から水を吸収し、端面から水を排出するため、降雨などで上方から水がかかったとき、順に下のルーバー1まで水を行きわたらせることができる。さらに、道路側に向かって上り勾配で傾斜したルーバー1aと、道路側に向かって下り勾配で傾斜したルーバー1bを交互に配置することで、水が上段のルーバー1から下段のルーバー1に順次流れ落ちると共に、水が各ルーバー1,1,…内を幅方向の全長に流れるので、ルーバー1,1,…全体に水を行きわたらせる効果が高い。
大部分の保水性材料からなるルーバー1,1,…の中に少しのアルミ製のルーバー4をランダムに混ぜて配置したことで、意匠に変化を持たせられる。
図5は、第1実施形態のパネル体の変形例を示している。このパネル体は、上下方向に間隔をおいて配置した複数のルーバー1,1,…よりなる一つのユニット3a中に、ルーバー1a,1bの傾斜角度α,β又はルーバー1同士の間隔寸法dの異なる部分を有する。図示のものでは、上段部と中断部と下段部とで、ルーバー1a,1bの傾斜角度α,β及びルーバー1同士の間隔寸法dをそれぞれ異ならせている。
このように、一つのユニット3a中にルーバー1a,1bの傾斜角度α,β又はルーバー1同士の間隔寸法dの異なる部分を有することで、打ち水による冷却効果や目隠し効果を適宜調節でき、パネル体全体で効率の良い効果を演出できる。
図6は、第1実施形態のパネル体の他の変形例を示している。このパネル体は、上下方向に間隔をおいて配置した複数のルーバー1,1,…よりなるユニット3a,3bをルーバー1の長手方向に複数有し、隣り合うユニット3a,3bのうちに、ルーバー1a,1bの傾斜角度α,β又はルーバー1同士の間隔寸法dの異なる部分を有する。図示の例では、例えば図中手前側のユニット3aのA部と、図中奥側のユニット3bのB部とでは、ルーバーの傾斜角度α,β及びルーバー同士の間隔寸法dをそれぞれ異ならせている。また、隣り合うユニット3a,3bでルーバー1,1,…を逆向きに取付けている。
このように、隣り合うユニット3a,3bのうちに、ルーバー1a,1bの傾斜角度α,β又はルーバー1同士の間隔寸法dの異なる部分を有することで、打ち水による冷却効果や目隠し効果を適宜調節でき、パネル体全体で効率の良い効果を演出できる。特に、隣り合うユニット3a,3bでルーバー1,1,…を逆向きに取付けたときには、風の出口側で風の流れが均一になり、効果の均一化が図れる。
図7,8は、本発明に係るパネル体の第2実施形態を示している。本パネル体も、道路と敷地の境界に設けられるフェンスに適用したものである。
本パネル体は、図7に示すように、上下方向に間隔をおいて横桟17,17,17が設けてあり、各横桟17,17間に縦長長方形の帯板状のルーバー1,1,…を左右に間隔をおいて配置して構成してある。本パネル体は、左右に間隔をおいて配置された複数のルーバー1,1,…よりなるユニット3a,3bを、ルーバー1の長手方向に2つ備えている。ルーバー1は、保水性材料からなるものである。
上側のユニット3aにおいてルーバー1は、図8に示すように、道路側に向かって左向きに傾斜したもの1cと、道路側に向かって右向きに傾斜したもの1dとが交互に配置されている。左向きに傾斜したルーバー1cの傾斜角度αは一定であり、右向きに傾斜したルーバー1dの傾斜角度βも一定である。また、左向きに傾斜したルーバー1cの傾斜角度αと、右向きに傾斜したルーバー1dの傾斜角度βは、逆向きの同じ角度となっている。例えば傾斜角度αが20°とすると、傾斜角度βは−20°としてある。また、ルーバー1c,1d間の隙間寸法dは、一定の寸法としてある。
下側のユニット3bは、上側のユニット3aと同じように、ルーバー1,1,…が道路側に向かって左向きに傾斜したもの1cと、道路側に向かって右向きに傾斜したもの1dとが交互に配置してあり、各ルーバー1c,1dの傾斜角度α,β及び各ルーバー1c,1d間の隙間寸法dを一定にしてある。上側のユニット3aでルーバー1cが左向きに傾斜して取付けられた左右方向位置では、下側のユニット3bではルーバー1dが右向きに傾斜して取付けられ、上側のユニット3aでルーバー1dが右向きに傾斜して取付けられた左右方向位置では、下側のユニット3bではルーバー1cが左向きに傾斜して取付けられている。すなわち、上側のユニット3aと下側のユニット3bとでは、同じ左右方向位置に取付けられるルーバー1の傾斜が逆になっている。
以上に述べたように本パネル体は、左右に間隔をおいて配置した複数のルーバー1,1,…を備え、ルーバー1,1,…は、道路側に向かって左向きに傾斜したもの1cと、道路側に向かって右向きに傾斜したもの1dとが隣接して配置した部分を有し、隣接するルーバー1c,1dの少なくとも一方が保水性材料からなるので、打ち水や降雨により各保水性材料よりなるルーバー1c,1dに保持された水が少しずつ蒸発し、ルーバー1c,1d間の隙間を風が通ることで、持続的に広い範囲で温度を下げる効果が期待できる。ルーバー1,1,…は、左向きに傾斜したもの1cと右向きに傾斜したもの1dとが隣接して配置してあることで、同じ向きに傾けて並べたものと比べて、ルーバー1の枚数を少なくしても一定の冷却効果が得られ、コストダウンが図れる。また、ルーバー1,1,…を同じ向きに傾けて並べた場合には、ルーバー1,1,…を風が通過するときに風向きが変わるが、左向きに傾斜したもの1cと右向きに傾斜したもの1dを隣接して配置したことで、風向きを変えない。
保水性材料からなるルーバー1は、表裏面から水を吸収し、端面から水を排出するため、降雨などで上方から水がかかったとき、順に下のルーバーまで水を行きわたらせることができる。
図9は、第2実施形態のパネル体の変形例を示している。このパネル体は、左右方向に間隔をおいて配置した複数のルーバー1,1,…よりなる一つのユニット3a中に、ルーバー1c,1dの傾斜角度α,β又はルーバー1同士の間隔寸法dの異なる部分を有する。図示のものでは、ルーバー1c,1dの傾斜角度α,β及びルーバー1同士の間隔寸法dをそれぞれ異ならせている。
このように、一つのユニット3a中にルーバー1c,1dの傾斜角度α,β又はルーバー1同士の間隔寸法dの異なる部分を有することで、打ち水による冷却効果や目隠し効果を適宜調節でき、パネル体全体で効率の良い効果を演出できる。
図10は、第2実施形態のパネル体の他の変形例を示している。このパネル体は、左右方向に間隔をおいて配置した複数のルーバー1,1,…よりなるユニット3a,3bをルーバー1の長手方向に複数有し、隣り合うユニット3a,3bのうちに、ルーバー1c,1dの傾斜角度α,β又はルーバー1同士の間隔寸法dの異なる部分を有する。図示の例では、例えば図中手前側のユニット3aのC部と、図中奥側のユニット3bのD部とでは、ルーバー1c,1dの傾斜角度α,β及びルーバー1同士の間隔寸法dをそれぞれ異ならせている。また、隣り合うユニット3a,3bでルーバー1を逆向きに取付けている。
このように、隣り合うユニット3a,3bのうちに、ルーバー1c,1dの傾斜角度α,β又はルーバー1同士の間隔寸法dの異なる部分を有することで、打ち水による冷却効果や目隠し効果を適宜調節でき、パネル体全体で効率の良い効果を演出できる。特に、隣り合うユニット3a,3bでルーバー1を逆向きに取付けたときには、風の出口側で風の流れが均一になり、効果の均一化が図れる。
本発明は以上に述べた実施形態に限定されない。ルーバーを支持する支柱等の支持部材の構成、支持部材へのルーバーの取付け方は、任意である。保水性材料からなるルーバーは、発泡セラミックに限らず、保水性を有する材料を適宜選択して用いることができる。第1実施形態のパネル体は、ルーバーが見込方向の一方側に向かって上り勾配で傾斜したものと、見込方向の一方側に向かって下り勾配で傾斜したものとが隣接して配置した部分を一箇所でも有していればよく、そのように逆向きに傾斜したルーバー2枚だけで構成されたものであってもよい。また、すべてのルーバーが傾斜している必要はない。第2実施形態のパネル体は、ルーバーが見込方向の一方側に向かって左向きに傾斜したものと、見込方向の一方側に向かって右向きに傾斜したものとが隣接して配置した部分を一箇所でも有していればよく、そのように逆向きに傾斜したルーバー2枚だけで構成されたものであってもよい。また、すべてのルーバーが傾斜している必要はない。第1実施形態のパネル体と第2実施形態のパネル体を組み合せて用いてもよい。各ルーバーは、支柱2に対して回動自在とし、取付角度を変更自在としてもよい。本発明のパネル体は、道路と敷地の境界に設けられるフェンスに限らず、ベランダやバルコニー等の柵等に設けられるパネル、窓の屋外側に設置される面格子等、いろいろなところに用いることができる。
1,1a,1b,1c,1d ルーバー
2 支柱
3a,3b,3c ユニット

Claims (2)

  1. 上下に間隔をおいて配置した複数のルーバーを備え、ルーバーは、アルミ製のものと保水性材料からなるものとがあり、見込方向の一方側に向かって上り勾配で傾斜したものと、見込方向の一方側に向かって下り勾配で傾斜したものとが隣接して配置した部分を有し、隣接するルーバーの端部同士の間に上下方向の隙間が形成してあり、隣接するルーバーの少なくとも一方が保水性材料からなるものであり、表裏面のいずれからも水を吸収し、端面から水を排出できることを特徴とするパネル体。
  2. 左右に間隔をおいて配置した複数のルーバーを備え、ルーバーは、アルミ製のものと保水性材料からなるものとがあり、見込方向の一方側に向かって左向きに傾斜したものと、見込方向の一方側に向かって右向きに傾斜したものとが隣接して配置した部分を有し、隣接するルーバーの端部同士の間に左右方向の隙間が形成してあり、隣接するルーバーの少なくとも一方が保水性材料からなるものであり、表裏面のいずれからも水を吸収し、端面から水を排出できることを特徴とするパネル体。
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