JP5592280B2 - 冷却壁 - Google Patents
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Description
このように、上下の板材の屋内側と屋外側の間をジグザグ状に水が流れるため、水から板材への熱伝導によって、板材を効果的に冷却することができる。
また、板材の上面を流れる水の蒸発に伴う気化熱によって、冷却壁の屋内側および屋外側の周辺の空気を冷却することができる。さらに、上下の板材の間に空気が流通することで、板材の上面を流れる水の蒸発が促進されるため、冷却壁周辺の冷却効果を高めることができる。
そして、壁体の屋外側に配置された冷却壁およびその周辺の空気が冷却されることによって、壁体の温度を低下させることができる。
このように、樋部材に溜まった水が屋内側および屋外側に流れるため、水から樋部材への熱伝導によって、樋部材を効果的に冷却することができる。
また、樋部材の外面を流れる水の蒸発に伴う気化熱によって、冷却壁の屋内側および屋外側の周辺の空気を冷却することができる。さらに、上下の樋部材の間に空気が流通することで、樋部材の外面を流れる水の蒸発が促進されるため、冷却壁周辺の冷却効果を高めることができる。
そして、壁体の屋外側に配置された冷却壁およびその周辺の空気が冷却されることによって、壁体の温度を低下させることができる。
なお、各実施形態および参考例の説明において、同一の構成要素に関しては同一の符号を付し、重複した説明は省略するものとする。
第一実施形態の冷却壁10は、図1(a)に示すように、上下方向に並設された複数の板材20と、各板材20を支持している複数の支柱30と、を備えている。
第一実施形態では、最上部の板材20は、図1(b)の左側の縁部が上側で、右側の縁部が下側となるように、水平面に対して鋭角に傾斜している。また、最上部の板材20の下側に配置された板材20は、最上部の板材20の傾斜方向に対して反対向きに同じ角度で傾斜している。同様にして、全ての板材20が互い違いに同じ角度で傾斜している。
なお、第一実施形態では、二本の支柱30,30が設けられているが、支柱30の本数や太さは限定されるものではなく、必要な支持力に応じて設定される。
図1(b)に示すように、図示しない給水手段から最上部の板材20の上面22に供給された水は、板材20の上面22を屋外側10Bから屋内側10Aに向けて流れ、屋内側10Aにおいて板材20の下端縁から下側の板材20の上面22に流下する。さらに、その水は下側の板材20の上面22を屋内側10Aから屋外側10Bに向けて流れた後に、更に下側の板材20の上面22に流下する。
また、板材20の上面22を流れる水の蒸発に伴う気化熱によって、冷却壁10の屋内側10Aおよび屋外側10Bの周辺の空気を冷却することができる。
さらに、上下の板材20,20の間を空気が流通することで、板材20の上面22を流れる水の蒸発が促進されるため、冷却壁10周辺の冷却効果を高めることができる。
そして、冷却壁10および空気層4が冷却されることによって、壁体3aの温度を低下させることができる。
また、上側の板材20の下端縁よりも、下側の板材20の上端縁が上方に配置されているため、上側の板材20から斜め下方に向けて流下した水を、下側の板材20の上面22によって確実に受け止めることができ、水の飛散を確実に防ぐことができる。
また、既存建物3に対して簡単に施工することができ、既存建物3内の冷房効率を大幅に高めることができる。
例えば、第一実施形態では、図1(a)に示すように、板材20全体を傾斜させているが、上面のみを傾斜させた板材を用いてもよい。
また、第一実施形態では、全ての板材20が同じ角度で傾斜しているが、上下の板材20,20の傾斜角度が異なっていてもよい。
次に、参考例の冷却壁について説明する。
参考例の冷却壁50は、図2(a)に示すように、上下方向に並設された複数の樋部材60と、各樋部材60を支持している複数の支柱30と、を備えている。
図2(b)に示すように、図示しない給水手段から最上部の樋部材60の溝部61内に水が供給されると、溝部61内に溜まった水が開口縁部から屋内側50Aおよび屋外側50Bに流出し、樋部材60の外面を流れた後に、外面の下端部から下側の樋部材60の溝部61内に流下する。
また、樋部材60の外面を流れる水の蒸発に伴う気化熱によって、冷却壁50の屋内側50Aおよび屋外側50Bの周辺の空気を冷却することができる。
さらに、上下の樋部材60,60の間を空気が流通することで、樋部材60の外面を流れる水の蒸発が促進されるため、冷却壁50周辺の冷却効果を高めることができる。
そして、冷却壁50と既存建物3との間に形成された空気層4が冷却されることによって、壁体3aの温度を低下させることができる。
このように、冷却壁50では、屋外の環境に与える影響を大幅に低減しつつ、壁体3aの温度を効果的に低下させることができる。
また、全ての樋部材の形状を同じに形成する必要はなく、異なる断面形状の樋部材を組み合わせてもよい。
なお、溝部61内に供給される単位時間当たりの水量W1よりも、底部の開口部から単位時間当たりに流出する水量W2が少なくなるとともに、溝部61内に供給された水の余剰水W3(=W1−W2)が、上側の開口縁部から流出するように、底部の開口部の開口面積を設定する。
この構成では、冷却壁50を流れる水の流量が増えるため、壁体3aの冷却効果を高めることができる。
なお、冷却壁10,50の屋外側に配置される日除け用の部材は、前記した格子70に限定されるものではなく、網状の部材や複数の孔が形成された板材など、通気性が確保された部材を用いることができる。
3a 壁体
4 空気層
10 冷却壁(第一実施形態)
20 板材
22 上面
30 支柱
50 冷却壁(参考例)
60 樋部材
61 溝部
Claims (2)
- 壁体の屋外側に配置される冷却壁であって、
上下方向に間隔を空けて並設された複数の板材によって構成され、
上下の前記板材の上面は互い違いに傾斜しており、
上側の前記板材の下端縁の直下に、下側の前記板材の上面が配置されていることを特徴とする冷却壁。 - 壁体の屋外側に配置される冷却壁であって、
上下方向に間隔を空けて並設された複数の樋部材によって構成され、
前記樋部材の底部に開口部が貫通しており、
上側の前記樋部材の直下に、下側の前記樋部材の溝部が配置され、
上側の前記樋部材の底部の前記開口部および上側の開口縁部から流出した水が、下側の前記樋部材に流下することを特徴とする冷却壁。
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