JP6828946B2 - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
金融機関等において、相続に関する相続事務が行われている。相続事務では、相続関係情報を漏れなく把握するため、例えば、相続関係者の戸籍を収集し、収集した戸籍の入籍日および除籍日の時系列的な連続性を確認することで、戸籍書類や相続人自体の漏れの有無を確認することが行われる。
特開2015−90657号公報
戸籍の連続性の確認は相続関係者毎に行われるため、相続関係者毎に戸籍書類を時系列に並べたり、ある相続関係者の戸籍を確認するために、既に確認済みの他の相続関係者の戸籍書類を再度確認したりすることがある。また、戸籍書類は時代によって様式が異なっていたり、情報が手書きで記入されていたりするため、文字認識等の機械的な手法によってコンピュータに読み取らせることは容易ではない。そのため、相続事務において、戸籍書類の漏れの有無を確認することは負担となっていた。なお、このような負担は相続事務に限らず、戸籍書類を用いて親族関係を確認する事務作業一般で生じ得る。
開示の技術の1つの側面は、戸籍書類を用いて親族関係を確認する事務作業における戸籍書類の漏れの有無の確認に係る作業負担を軽減できる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
開示の技術の1つの側面は、次のような情報処理装置によって例示される。本情報処理装置は、1以上の戸籍書類を読み取った戸籍画像の各々について、各個人の戸籍情報が記載される個人情報領域の各々を示す個人区分情報の指定を受け付ける受付手段と、前記戸籍画像のうち、前記個人区分情報によって示される前記個人情報領域を切り出した個人情報画像の各々に対して各個人を識別する識別符号の指定を受け付け、受け付けた識別符号と個人情報画像の対応を管理する対応管理手段と、前記個人情報画像を前記識別符号ごとに出力する出力手段と、出力された前記個人情報画像のうち、前記識別符号が同一であって、戸籍に入籍した入籍日と戸籍から除籍された除籍日とが連続する個人情報画像の組み合わせについて、前記組み合わせを識別する組情報の設定を受け付ける設定手段と、前記組情報に基づいて、収集した前記戸籍書類が時系列的に連続しているか否かを前記識別符号ごとに判定する判定手段と、を備える。
開示の技術によれば、個人区分情報を指定することで、各相続関係者の情報が記載される個人画像領域を含む画像である個人情報画像を戸籍画像から切り出すことができる。個人情報画像の各々に対して識別符号との対応が管理されるため、識別符号ごとに個人情報画像が出力されるため、戸籍に入籍した入籍日と戸籍から除籍された除籍日とが連続する個人情報画像に対して組情報を容易に設定する事ができる。開示の技術では、設定された組情報に基づいて、収集した前記戸籍書類が時系列的に連続しているか否かを前記識別符号ごとに判定されるため、各個人毎に戸籍書類の漏れの有無が容易に判定できる。そのた
め、開示の技術によれば、戸籍書類を用いて親族関係を確認する事務作業における戸籍書類の漏れの有無の確認に係る作業負担が軽減される。
開示の技術は、さらに次の特徴を有してもよい。前記判定手段は、さらに、前記戸籍書類が時系列的に連続していないと判定された識別符号を出力する。このような技術によれば、いずれの相続関係者の戸籍書類が不足しているかを容易に把握できる。
開示の技術は、さらに次の特徴を有してもよい。前記判定手段は、さらに、前記識別符号と前記判定の結果とを対応付けて出力する。このような技術によれば、各相続関係者について、戸籍書類の漏れがあるか否かを容易に把握できる。
開示の技術は、さらに次の特徴を有してもよい。前記設定手段は、前記個人情報画像の各々に対して前記入籍日が記載された入籍日領域および前記除籍日が記載された除籍日領域の指定を受け付けるとともに、同一の前記識別符号に対応付けられる前記個人情報画像間において、連続する入籍日と除籍日に対応する入籍日領域と除籍日領域とが接続されるようにするように描画した画像を出力する。このような技術によれば、同一の識別符号に対応付けられる個人情報画像間、換言すれば、同一の相続関係者に対応付けられる個人情報画像間における、入籍日と除籍日の対応を視覚的に把握できる。
開示の技術は、次のような情報処理装置であってもよい。本情報処理装置は、1以上の戸籍書類を読み取った戸籍画像の各々について、各個人の戸籍情報が記載される個人情報領域の各々を示す個人区分情報の指定を受け付ける受付手段と、前記戸籍画像のうち、前記個人区分情報によって示される前記個人情報領域を切り出した個人情報画像の各々に対して各個人を識別する識別符号の指定を受け付け、受け付けた識別符号と個人情報画像の対応を管理する対応管理手段と、前記個人情報画像を前記識別符号ごとに出力する第1出力手段と、出力された前記個人情報画像のうち、前記識別符号が同一であって、戸籍に入籍した入籍日と戸籍から除籍された除籍日とが連続する個人情報画像の組み合わせについて、前記組み合わせを識別する組情報の設定を受け付ける設定手段と、前記組情報によって組み合わせられる前記個人情報画像が互いに隣り合うように、前記個人情報画像を出力する第2出力手段と、を備える。
このような技術によれば、組情報によって組み合わせられる個人情報画像が互いに隣り合うように、個人情報が出力される。ここで、隣り合うように、とは、個人情報画像が横方向に並んで出力されることに限定されず、縦方向に並んで出力されてもよい。組情報によって組み合わせられる個人情報画像が互いに隣り合うため、個人情報画像は時系列に沿って並んで出力されることになる。そのため、このような技術によれば、出力された個人情報画像の確認が容易になる。
上記した開示の技術は、情報処理方法および情報処理プログラムとして把握することも可能である。
開示の技術は、戸籍書類を用いて親族関係を確認する事務作業における戸籍書類の漏れの有無の確認に係る作業負担を軽減できる。
図1は、実施形態に係る相続事務支援装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る相続事務支援装置の処理ブロックの一例を示す図である。 図3は、戸籍管理データベースに格納される相続関係者管理テーブルの一例を示す図である。 図4は、戸籍管理データベースに格納される戸籍画像管理テーブルの一例を示す図である。 図5は、戸籍管理データベースに格納される区分枠管理テーブルの一例を示す図である。 図6は、戸籍管理データベースに格納される区分枠位置管理テーブルの一例を示す図である。 図7は、戸籍管理データベースに格納される対応管理テーブルの一例を示す図である。 図8は、戸籍管理データベースに格納される個人情報画像管理テーブルの一例を示す図である。 図9は、戸籍管理データベースに格納される連続性管理テーブルの一例を示す図である。 図10は、取得部が取得した戸籍画像の一例を示す図である。 図11は、受付部によって区分枠の設定が受け付けられた戸籍画像の一例を示す図である。 図12は、個人別出力部が出力した個人情報画像の一例を示す図である。 図13は、入籍日および除籍日に対してマーキングが行われた個人情報画像の一例を示す図である。 図14は、判定部が出力する判定結果の一例を示す図である。 図15は、相続事務支援装置の処理フローの一例を示す図である。 図16は、連続する入籍日と除籍日とを線で結んだ画像の一例を示す第1の図である。 図17は、連続する入籍日と除籍日とを線で結んだ画像の一例を示す第2の図である。 図18は、連続する入籍日と除籍日とを線で結んだ画像の一例を示す第3の図である。 図19は、連続する入籍日と除籍日とを線で結んだ画像の一例を示す第4の図である。 図20は、戸籍管理データベースに格納されるマーキング位置管理テーブルの一例を示す図である。
以下、図面を参照して、一実施形態に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムについて説明する。以下に示す実施形態の構成は例示であり、開示の技術は実施形態の構成に限定されない。
<実施形態>
実施形態では、相続事務における戸籍の連続性の確認を容易にする情報処理装置が例示される。図1は、実施形態に係る相続事務支援装置1の一例を示す図である。相続事務支援装置1は、Central Processing Unit(CPU)101、主記憶部102、補助記憶部
103、通信部104、表示部105、外部インターフェース106および接続バスB1を含む情報処理装置である。CPU101、主記憶部102、補助記憶部103、通信部104、表示部105および外部インターフェース106は、接続バスB1によって相互に接続されている。なお、図中では、インターフェースは、「IF」と記載されている。
CPU101は、マイクロプロセッサユニット(MPU)、演算処理装置、プロセッサとも呼ばれる。相続事務支援装置1では、CPU101が補助記憶部103に記憶されたプログラムを主記憶部102の作業領域に展開し、プログラムの実行を通じて周辺装置の
制御を行う。これにより、相続事務支援装置1は、所定の目的に合致した処理を実行することができる。主記憶部102および補助記憶部103は、相続事務支援装置1が読み取り可能な記録媒体である。
主記憶部102は、CPU101から直接アクセスされる記憶部として例示される。主記憶部102は、Random Access Memory(RAM)およびRead Only Memory(ROM)を含む。
補助記憶部103は、各種のプログラムおよび各種のデータを読み書き自在に記録媒体に格納する。補助記憶部103は外部記憶装置とも呼ばれる。補助記憶部103は、例えば、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive、HDD)によって例示される磁気記憶
装置や、Compact Disc(CD)ドライブによって例示される光学記憶装置である。補助記憶部103には、オペレーティングシステム(Operating System、OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納される。OSは、通信部104を介して接続される外部装置等とのデータの受け渡しを行う通信インターフェースプログラムを含む。
通信部104は、例えば、コンピュータネットワークとのインターフェースである。通信部104は、コンピュータネットワークを介して外部の装置と通信を行う。コンピュータネットワークは、例えば、Local Area Network(LAN)やインターネットである。
表示部105は、CPU101による演算処理結果を出力する。表示部105は、例えば、ディスプレイである。外部インターフェース106は、外部の機器との接続インターフェースである。外部インターフェース106には、キーボード13、マウス14および画像取得装置15が接続される。キーボード13およびマウス14は、ユーザからの操作を受け付けるユーザインターフェースである。画像取得装置15は、戸籍書類を読み込んでディジタル画像化した戸籍画像を生成する。画像取得装置15は、例えば、イメージスキャナやデジタルカメラである。
<相続事務支援装置1の処理ブロック>
図2は、実施形態に係る相続事務支援装置1の処理ブロックの一例を示す図である。相続事務支援装置1は、登録部201、取得部202、受付部203、個人別出力部204、設定部205、判定部206および戸籍管理データベース207を備える。相続事務支援装置1は、主記憶部102に実行可能に展開されたコンピュータプログラムをCPU101が実行することで、上記相続事務支援装置1の、登録部201、取得部202、受付部203、個人別出力部204、設定部205、判定部206および戸籍管理データベース207等の各部としての処理を実行する。なお、図中において、データベースは「DB」と記載される。
戸籍管理データベース207は、相続事務に当たって収集した戸籍書類を管理するデータベースである。図3は、戸籍管理データベース207に格納される相続関係者管理テーブル2071の一例を示す図である。相続関係者管理テーブル2071は、相続関係者各々の情報を管理するテーブルである。相続関係者管理テーブル2071は、個人ID、氏名、相続関係、被相続人との関係、必要範囲の各項目を含む。個人IDとは、各個人を識別するIDであり、同一人物であれば異なる戸籍書類においても共通して使用されるIDである。氏名には、相続関係者の氏名が格納される。相続関係には、相続人、被相続人、被代襲相続人のいずれであるかを示す情報が格納される。被相続人との関係には、被相続人との親族関係(配偶者、子、孫等)を示す情報が格納される。必要範囲には、相続事務にあたり必要とされる戸籍書類の範囲を示す情報が格納される。例えば、図3では、「生〜亡」は出生から死亡までの戸籍書類が必要であることを示し、「現在」は現在の戸籍書類が必要であることを示す。
図4は、戸籍管理データベース207に格納される戸籍画像管理テーブル2072の一例を示す図である。戸籍画像管理テーブル2072は、戸籍画像IDおよびパス名の各項目を含む。戸籍画像IDには、戸籍画像各々を一意に識別するIDが格納される。パス名には、補助記憶部103に記憶された戸籍画像の所在を示すファイルパス名が格納される。戸籍画像管理テーブル2072によって、戸籍画像の各々と戸籍画像IDとの対応付けが管理される。
図5は、戸籍管理データベース207に格納される区分枠管理テーブル2073の一例を示す図である。区分枠は、戸籍画像において各個人の情報が記載された領域を示すように設定される矩形の枠である。区分枠管理テーブル2073は、戸籍画像と戸籍画像において個人毎の領域を示す区分枠との対応関係を管理する。区分枠管理テーブル2073は、戸籍画像IDと区分枠IDの各項目を含む。戸籍画像IDは、戸籍画像管理テーブル2072と同一であるため、説明を省略する。
区分枠IDは、戸籍画像に設定された区分枠を一意に識別するIDである。戸籍画像は、戸籍に入籍している各個人に共通する情報が記載される共通情報領域と入籍している各個人の情報が記載される個人情報領域を含む。区分枠は共通情報領域および個人情報領域のそれぞれに設定されるため、戸籍画像には複数の区分枠が設定される。そのため、戸籍画像IDに対応付けられる区分枠IDは、図5に例示されるように、複数列挙される。以下、本明細書において、共通情報領域を示す区分枠を共通区分枠、個人情報領域を示す区分枠を個人区分枠と称する。また、共通区分枠と個人区分枠とを区別しない場合は、単に区分枠と称する。なお、図5に例示される区分枠管理テーブル2073では、列挙された区分枠IDのうち先頭に記載された区分枠ID(例えば、W001)が共通区分枠の区分枠IDを示す。
図6は、戸籍管理データベース207に格納される区分枠位置管理テーブル2074の一例を示す図である。区分枠位置管理テーブル2074は、戸籍画像上における区分枠の範囲を管理する。区分枠位置管理テーブル2074は、区分枠ID、第1座標および第2座標の各項目を含む。区分枠IDは区分枠管理テーブル2073と同一であるため、説明を省略する。第1座標および第2座標の各々は、矩形で示される区分枠の互いに対角に位置する角の座標を示す。第1座標および第2座標は、例えば、戸籍画像の所定位置(例えば、左上端)の座標を(0、0)とする相対的な座標によって示される。
図7は、戸籍管理データベース207に格納される対応管理テーブル2075の一例を示す図である。対応管理テーブル2075は、区分枠と区分枠によって示される領域に記載される個人の情報との対応関係を管理する。対応管理テーブル2075は、区分枠IDおよび個人IDの各項目を含む。区分枠IDは区分枠管理テーブル2073と同一であるため、説明を省略する。個人IDは、相続関係者管理テーブル2071と同一であるため、説明を省略する。区分枠IDと個人IDとの対応関係が管理されることで、複数の戸籍画像から指定した個人の情報が記載された区分枠を抽出することができる。
図8は、戸籍管理データベース207に格納される個人情報画像管理テーブル2076の一例を示す図である。個人情報画像は、戸籍画像において個人IDで示される個人の情報が記載された領域を含む画像であり、個人別出力部204が生成する。個人情報画像管理テーブル2076は、個人IDと、個人IDで特定される個人の個人情報を含む個人情報画像と、個人情報画像の格納場所との対応を管理する。個人情報画像管理テーブル2076は、個人ID、個人情報画像ID、パス名の各項目を含む。個人IDは、相続関係者管理テーブル2071と同一であるため、説明を省略する。個人情報画像IDには、個人情報画像を一意に識別するIDが格納される。パス名には、補助記憶部103に記憶され
た個人情報画像の所在を示すファイルパス名が格納される。個人情報画像管理テーブル2076は、「対応管理手段」の一例である。
図9は、戸籍管理データベース207に格納される連続性管理テーブル2077の一例を示す図である。連続性管理テーブル2077では、戸籍画像において個人IDで示される個人の情報が記載された領域を含む個人情報画像と、個人情報画像上に記載された個人の入籍日および除籍日との対応を管理する。連続性管理テーブル2077は、個人情報画像ID、パス名、入籍フラグ、出生フラグ、除籍フラグおよび死亡フラグの各項目を含む。個人情報画像IDは、個人情報画像管理テーブル2076と同一であるため、説明を省略する。入籍フラグと除籍フラグには、入籍日と除籍日とが連続する個人情報画像の組を示す情報が格納される。出生フラグには、入籍した理由が出生である場合にオンにされる出生フラグが格納される。死亡フラグには、除籍した理由が死亡である場合にオンにされる死亡フラグが格納される。
入籍フラグと除籍フラグについて、詳細には、2つの個人情報画像において、一方の入籍日と他方の除籍日とが連続しているとユーザが判断すると、一方の個人情報画像に対応する入籍フラグと他方の個人情報画像に対応する除籍フラグに同じ符号が格納される。入籍日と除籍日とが連続するとは、例えば、一方の個人情報画像における除籍日と他方の個人情報画像における入籍日とが一致する場合や、一方の個人情報画像における除籍日と他方の個人情報画像における入籍日との間が所定日数以内である場合を挙げることができる。入籍日と除籍日とが連続していることで、一方の個人情報画像に対応する戸籍書類と他方の個人情報画像に対応する戸籍書類とが時系列的に連続していることが確認できる。換言すれば、一方の個人情報画像に対応する戸籍書類と他方の個人情報画像に対応する戸籍書類との間において、戸籍書類の漏れが無いことが確認できる。入籍フラグと除籍フラグの組は、「組情報」の一例である。
登録部201は、相続関係者に係る情報の登録を受け付ける。登録部201は、相続関係者の氏名、相続関係および必要となる戸籍書類の範囲を含む相続関係者情報の入力を受け付けると、受け付けた相続関係者情報と、相続関係者の各々を識別する個人IDとを対応付けて、相続関係者管理テーブル2071に格納する。相続関係者情報は、例えば、相続事務を申請した申請者によって記入される相続手続請求書に記載され、登録部201は、相続手続請求書に記載された相続関係者情報を光学的文字認識(Optical Character Recognition/Reader、OCR)によって読み込んで、相続関係者管理テーブル2071に格納してもよい。個人IDは、「識別符号」の一例である。
取得部202は、戸籍書類を画像データ化した戸籍画像を取得する。取得部202は、例えば、画像取得装置15が戸籍書類を読み取ってディジタル化した戸籍画像を画像取得装置15から取得することができる。取得部202は、取得した戸籍画像を補助記憶部103に記憶させる。取得部202は、補助記憶部103に戸籍画像を記憶させると、当該戸籍画像を一意に識別する戸籍画像IDを生成する。取得部202は、補助記憶部103に記憶させた戸籍画像のパス名と生成した戸籍画像IDとを対応付けて、戸籍画像管理テーブル2072に記憶させる。
図10は、取得部202が取得した戸籍画像の一例を示す図である。図10に例示される戸籍画像は、大正4年に改製された様式の戸籍を読み取った戸籍画像の一例である。図10に例示されるように、戸籍画像には、戸主とその家族の情報が区分されて記載される。
受付部203は、戸籍画像管理テーブル2072を参照して戸籍画像のパス名を取得し、取得したパス名を基に戸籍画像を補助記憶部103から取得する。受付部203は、取
得した戸籍画像を表示部105に出力する。受付部203は、出力した戸籍画像において各個人の情報が記載された領域を示す区分枠の設定を受け付ける。区分枠は、例えば、マウス14によって矩形選択されることで、設定される。受付部203は、「受付手段」の一例である。
図11は、受付部203によって区分枠の設定が受け付けられた戸籍画像の一例を示す図である。図11において、点線で示される区分枠2031−1〜2031−3は、個人毎の情報が記載された個人情報領域に設定された区分枠を示す。例えば、区分枠2031−2には、「郵貯始」の妻である「郵貯ハナ」の情報が記載されている。また、一点鎖線で示される区分枠2031−Bは、戸籍に入籍している各個人に共通する情報が記載される共通情報領域に設定された区分枠を示す。受付部203は、マウス14等の操作によってこのような区分枠の設定を受け付ける。受付部203は、区分枠を一意に識別する区分枠IDを生成し、戸籍画像IDと区分枠IDとを対応付けて、区分枠管理テーブル2073に記憶させる。さらに、受付部203は、設定された区分枠の位置を示す座標情報を区分枠IDと対応付けて、区分枠位置管理テーブル2074に記憶させる。以下、本明細書において、個人情報領域に設定された区分枠を個人区分枠、共通情報領域に設定された区分枠を共通区分枠と称する。また、個人区分枠と共通区分枠とを区別しないときは単に区分枠と称する。なお、戸籍の書式によっては、共通情報領域に戸主個人に係る情報と戸籍に入籍している各個人に共通する情報の双方が含まれることがある。区分枠は、「個人区分情報」の一例である。
受付部203は、さらに、設定された各個人区分枠2031−1〜2031−3に対して、各個人を識別する個人IDの設定を受け付ける。個人IDの設定は、例えば、マウス14等によって個人区分枠2031−1〜2031−3の何れかが選択された状態において、キーボード13によって個人IDが入力されることで行われる。受付部203は、選択された区分枠の区分枠IDと入力された個人IDとを対応付けて、対応管理テーブル2075に記憶させる。
個人別出力部204は、個人IDが指定されると、複数の戸籍画像から当該個人IDで示される個人の情報が記載された領域を含む個人情報画像を出力する。個人別出力部204は、対応管理テーブル2075を参照して、指定された個人IDに対応付けられた個人区分枠の区分枠IDを取得する。個人別出力部204は、区分枠位置管理テーブル2074を参照して、取得した区分枠IDで示される各区分枠の範囲を取得する。個人別出力部204は、区分枠管理テーブル2073を参照して、各区分枠が設定された戸籍画像IDと共通区分枠の区分枠IDを特定する。個人別出力部204は、区分枠位置管理テーブル2074を参照して、特定した共通区分枠の区分枠IDで示される共通区分枠の範囲を取得する。
個人別出力部204は、戸籍画像管理テーブル2072を参照して、特定した戸籍画像IDに対応付けられたパス名を基に戸籍画像を取得する。個人別出力部204は、取得した戸籍画像において、指定された個人IDに対応付けられた区分枠で示される領域を個人画像として切り出す。また、個人別出力部204は、取得した戸籍画像において、共通区分枠で示される領域を共通画像として切り出す。個人別出力部204は、共通画像と個人別画像を結合した個人情報画像を生成し、補助記憶部103に記憶させる。個人別出力部204は、個人IDと、個人情報画像を一意に識別する個人情報画像IDと、補助記憶部103に記憶させた個人情報画像のパス名とを対応付けて、個人情報画像管理テーブル2076に記憶させる。さらに、個人別出力部204は、生成した個人情報画像を表示部105に出力する。個人別出力部204は、「出力手段」および「第1出力手段」の一例である。
図12は、個人別出力部204が出力した個人情報画像2041の一例を示す図である。図12に例示される個人情報画像2041は、共通区分枠2031−Bによって示される共通情報領域と個人区分枠2031−1によって示される個人情報領域とが結合された画像として出力されている。
設定部205は、個人別出力部204が出力した個人情報画像2041に対して、入籍フラグおよび除籍フラグを設定する。設定部205は、入籍フラグおよび除籍フラグが指定されると、個人情報画像ID、入籍フラグおよび除籍フラグを対応付けて連続性管理テーブル2077に記憶させる。さらに、設定部205は、出生による入籍であることを指示されると、連続性管理テーブル2077において出生フラグをオンにする。また、設定部205は、死亡による除籍であることを指示されると、連続性管理テーブル2077において死亡フラグをオンにする。
設定部205は、例えば、個人別出力部204が出力した個人情報画像2041における入籍日および除籍日に対するマーキングを行ってもよい。マーキングは、例えば、キーボード13やマウス14による入籍日および除籍日に該当する箇所の指定を受け付け、指定された箇所を枠で囲ったり、他の箇所とは異なる色を付したりすることで行われる。設定部205は、「設定手段」の一例である。
図13は、入籍日および除籍日に対してマーキングが行われた個人情報画像2041の一例を示す図である。図13では、2点鎖線で示される枠によってマーキング2051−4、2051−5が示される。図13では、マーキングとして枠が例示されているが、マーキングが枠に限定されるわけではなく、カッコ(「」)で囲ったり、色を付したりすることでマーキングが行われてもよい。
判定部206は、各個人の戸籍書類が時系列的に連続しているか否かを判定する。判定部206は、収集した複数の戸籍書類間における入籍フラグと除籍フラグとが組になっているか否かを、相続関係者各々について判定する。判定部206は、対応管理テーブル2075に格納されている個人IDの各々について、個人情報画像管理テーブル2076を参照して、当該個人IDに対応する個人情報画像IDを取得する。判定部206は、取得した個人情報画像IDに対応付けられた入籍フラグおよび除籍フラグの組を、連続性管理テーブル2077から取得する。
判定部206は、例えば、個人情報画像管理テーブル2076と連続性管理テーブル2077を参照して、戸籍書類が連続しているか否かを各個人について判定する。判定部206は、各個人情報画像IDで示される個人情報画像のそれぞれについて、当該個人情報画像に対応する入籍フラグ(または除籍フラグ)と、組になる除籍フラグ(または入籍フラグ)が設定された個人情報画像があるか否かを判定する。ここで、判定部206は、当該個人情報画像に対応する入籍フラグ(または除籍フラグ)と組になる除籍フラグ(または入籍フラグ)が設定された個人情報画像がある場合に、これら2つの個人情報画像に対応する戸籍書類は連続していると判定する。判定部206は、例えば、当該個人情報画像に対応する入籍フラグ(または除籍フラグ)に対応する除籍フラグ(または入籍フラグ)が設定された個人情報画像が無い場合には、当該個人情報画像に対応する戸籍書類に連続する戸籍書類は無いと判定する。さらに、判定部206は、出生フラグおよび死亡フラグに基づいて、入籍または除籍の理由が出生であるか死亡であるかを判定する。
例えば、個人情報画像管理テーブル2076が図8に例示される状態であり、連続性管理テーブル2077が図9に例示される状態である場合を考える。この場合、判定部206は、個人情報画像管理テーブル2076を参照して、個人ID「k0001121」に対応する個人情報画像IDとして、「P001」、「P002」、「P003」および「
P004」を抽出する。判定部206は、抽出した各個人情報画像IDについて、連続性管理テーブル2077を参照して、戸籍の連続性を判定する。連続性管理テーブル2077では、個人情報画像ID「P001」の除籍フラグには「A」が格納されており、個人情報画像ID「P002」の入籍フラグにも「A」が格納されていることから、判定部206は、個人情報画像ID「P001」の個人情報画像と個人情報画像ID「P002」の個人情報画像とが連続していると判定する。判定部206は、同様に、個人情報ID「P002」の個人情報画像と個人情報ID「P003」の個人情報画像とが連続し、個人情報ID「P003」の個人情報画像と個人情報ID「P004」の個人情報画像とが連続すると判定する。その結果、判定部206は、個人情報ID「P001」、「P002」、「P003」および「P004」において、戸籍書類は連続していると判定する。さらに、判定部206は、個人情報ID「P001」において出生フラグがオンであり、個人情報ID「P004」において死亡フラグがオンであることから、個人情報ID「P001」に対応する戸籍書類において個人ID「k0001121」の個人が出生し、個人情報ID「P004」に対応する戸籍書類において個人ID「k0001121」の個人が死亡したと判定する。すなわち、この例では、個人ID「k0001121」について、出生から死亡までの戸籍書類に漏れが無いと判定部206は判定する。
判定部206は、判定結果を表示部105に出力する。図14は、判定部206が出力する判定結果2061の一例を示す図である。図14に例示される判定結果2061は、個人ID、氏名、相続関係、被相続人との関係、必要範囲、取得状況、戸籍1〜6の各項目を含む。個人ID、氏名、相続関係、被相続人との関係、必要範囲の各項目には、判定部206が相続関係者管理テーブル2071から読み出した情報が出力される。取得状況には、各個人についての戸籍書類が必要範囲において連続していると判定した場合には「取得済」、連続していないと判定部206が判定した場合には「要確認」が出力される。戸籍1〜6は、収集した各戸籍書類を古いものから順に採番した名称であり、相続関係者各々が記載されている戸籍書類について丸印(○)が付される。判定部206は、連続性管理テーブル2077において出生フラグが設定されている戸籍書類については「生」、死亡フラグが設定されている戸籍書類については「亡」との記載を付す。判定部206は、収集した戸籍書類において連続していない箇所については、バツ印「×」を付す。判定部206は、「判定手段」の一例である。
図15は、相続事務支援装置1の処理フローの一例を示す図である。以下、図15を参照して、相続事務支援装置1の処理フローの一例について説明する。
ステップS1では、登録部201は、相続関係者情報の登録を受け付ける。登録部201は、相続関係者の氏名、相続関係、必要範囲を含む相続関係情報の入力を受け付けると、相続関係情報と個人IDとを対応付けて、相続関係者管理テーブル2071に格納する。
ステップS2では、取得部202は、収集された非相続人の戸籍書類の各々を画像取得装置15が読み取ってディジタル化した複数の戸籍画像を取得する。取得部202は、取得した戸籍画像の各々を補助記憶部103に格納するとともに、戸籍画像のパス名と戸籍画像IDとを対応付けて、戸籍画像管理テーブル2072に記憶させる。
ステップS3では、受付部203は、戸籍画像管理テーブル2072を参照して補助記憶部103から戸籍画像を読み出して、表示部105に出力する。受付部203は、出力した戸籍画像に対して共通区分枠と個人区分枠の設定を受け付ける。受付部203は、戸籍画像IDと区分枠IDとを対応付けて、区分枠管理テーブル2073に記憶させる。さらに、受付部203は、区分枠それぞれの位置を示す情報を区分枠IDと対応付けて、区分枠位置管理テーブル2074に記憶させる。区分枠が設定された戸籍画像は、図11に
例示される。ステップS3の処理は、「受付ステップ」の一例である。
ステップS4では、受付部203は、ステップS3で設定された個人区分枠のそれぞれに対する個人IDの指定を受け付ける。受付部203は、指定された個人IDと個人区分枠の区分枠IDとを対応付けて、対応管理テーブル2075に記憶させる。ステップS4の処理は、「対応管理ステップ」の一例である。
ステップS5では、個人別出力部204は、個人IDの指定を受け付ける。個人別出力部204は、個人IDに対応付けられた区分枠IDを特定し、区分枠IDが示す区分枠によって戸籍画像を切り出した個人画像を生成する。さらに、個人別出力部204は、戸籍画像において、共通区分枠が示す領域を切り出して共通画像を生成する。個人別出力部204は、共通画像と個人画像とを結合して個人情報画像を生成し、個人IDと、個人情報画像IDと、個人情報画像のパス名とを対応付けて、個人情報画像管理テーブル2076に記憶させる。さらに、個人別出力部204は、生成した個人情報画像を表示部105に出力する。ステップS5の処理は、「出力ステップ」および「第1出力ステップ」の一例である。
ステップS6では、設定部205は、表示部105に出力された個人情報画像に対して、入籍フラグおよび除籍フラグの設定を受け付ける。設定部205は、個人情報画像IDと、入籍フラグと、除籍フラグとを対応付けて、連続性管理テーブル2077に記憶させる。ステップS6の処理は、「設定ステップ」の一例である。
ステップS7では、判定部206は、戸籍書類の連続性を判定する。判定部206は、上記の通り、個人情報画像に対応する入籍フラグと除籍フラグの組に基づいて、戸籍書類が連続しているか否かを判定する。ステップS7の処理は、「判定ステップ」の一例である。
ステップS8では、判定部206は、ステップS7において実行した判定の判定結果を表示部105等に出力する。
<実施形態の作用効果>
実施形態では、相続事務支援装置1は、収集された相続関係者の戸籍書類が読み込まれてディジタル化された戸籍画像を取得する。相続事務支援装置1は、戸籍画像に含まれる各個人の情報が記載された個人情報領域を指定する区分枠の指定を受け付ける。相続事務支援装置1は、指定された区分枠と相続関係者各々を識別する個人IDとを対応付けて対応管理テーブル2075に記憶させるとともに、各区分枠の範囲を区分枠位置管理テーブル2074で管理する。戸籍書類は時代によって様式が変更されるため、機械的な読み取りは困難であるが、本実施形態によれば、相続事務支援装置1は、各個人の情報が記載された領域を容易に管理できる。
実施形態では、相続事務支援装置1は、個人情報画像に設定された入籍フラグおよび除籍フラグを基に、相続関係者の各々について戸籍書類が連続しているか否かを判定した。そのため、本実施形態によれば、機械的な読み取りが困難な戸籍書類に対しても、戸籍書類が連続しているか否かを容易に判定することができる。また、相続事務支援装置1は、戸籍書類が連続していないことで、戸籍書類の不足を判定することができる。
実施形態では、相続事務支援装置1は、相続関係者それぞれについての戸籍書類が連続しているか否かの判定結果を一覧表として出力した。そのため、本実施形態によれば、相続関係者のうち戸籍書類が不足している人物の特定が容易になる。
<第1変形例>
実施形態では、設定部205は個人別出力部204が出力した個人情報画像2041における入籍日や除籍日にマーキングを行った。設定部205は、連続する入籍日と除籍日とを線で結んだ画像を表示部105に出力してもよい。図16から図19は、連続する入籍日と除籍日とを線で結んだ画像の一例を示す図である。図16から図19の各々は戸籍画像を示す。図16が最も古い時期の戸籍画像であり、以後、図17、図18、とだんだん新しい時期の戸籍画像となり、図19が最も新しい時期の戸籍画像を示す。図16の「B」は図17の「B」に接続し、図17の「C」は図18の「C」に接続し、図18の「D」は図19の「D」に接続する。
設定部205は、個人情報画像2041においてマーキングが設定されると、マーキング位置管理テーブル2078によって設定されたマーキングの位置を管理する。図20は、戸籍管理データベース207に格納されるマーキング位置管理テーブル2078の一例を示す図である。マーキング位置管理テーブル2078は、マーキングID、個人情報画像ID、入籍/除籍フラグ、第1座標および第2座標の各項目を含む。マーキングIDには、マーキングを一意に識別するマーキングIDが格納される。個人情報画像IDには、マーキングが設定された個人情報画像の個人情報画像IDが格納される。入籍/除籍フラグには、入籍日と除籍日とが連続することを示すフラグが格納される。第1座標および第2座標の各々は、略矩形で示されるマーキングの互いに対角に位置する角の座標を示す。第1座標および第2座標は、例えば、個人情報画像の所定位置(例えば、左上端)の座標を(0、0)とする相対的な座標によって示される。
設定部205は、マーキング位置管理テーブル2078を参照して、入籍/除籍フラグが同一であるマーキングを特定し、特定したマーキングを結ぶように直線を描画する。このように直線が描画された結果、図16において除籍日を示すマーキング2051−1と図17において入籍日を示すマーキング2051−2とが線2052−1で結ばれ、図17において除籍日を示すマーキング2051−3と図18において入籍日を示すマーキング2051−4とが線2052−2で結ばれ、図18において除籍日を示すマーキング2051−5と図19において入籍日を示すマーキング2051−6とが線2052−3で結ばれる。第1変形例のように、マーキングした日付を線で結ぶことにより、入籍日と除籍日のつながりが視覚的に理解しやすくなる。各個人情報画像において、マーキング2051−2、2051−4、2051−6によって示される領域は「入籍日領域」の一例である。各個人情報画像において、マーキング2051−1、2051−3、2051−5によって示される領域は、「除籍日領域」の一例である。
<その他の変形>
実施形態では、相続事務支援装置1は、相続関係者各々について、個人情報画像を生成し、生成した個人情報画像に対応付けて入籍フラグおよび除籍フラグとして設定された符号を管理し、入籍フラグと除籍フラグに設定された符号を基に戸籍の連続性が確認された。しかしながら、入籍フラグと除籍フラグは符号に限定されるわけではない。入籍フラグとして入籍日を設定し、除籍フラグとして除籍日を設定してもよい。このような場合、判定部206は、入籍日と除籍日が同じ場合、または、入籍日と除籍日との間が所定日数以内である場合に、戸籍が連続すると判定すればよい。また、入籍フラグおよび除籍フラグとして入籍日と除籍日とが連続性管理テーブルに格納されることで、各戸籍書類における各相続関係者の入籍日および除籍日を容易に管理できる。
また、実施形態では、マーキング位置管理テーブル2078の入籍/除籍フラグにおいて、入籍日と除籍日とが連続することを示すフラグが格納される。しかしながら、マーキング位置管理テーブル2078の入籍/除籍フラグには、例えば、入籍日と除籍日が格納されてもよい。このような場合、設定部205は、入籍日と除籍日が同じ場合、または入
籍日と除籍日との間が所定日数以内であるマーキングを特定し、特定したマーキングを結ぶように直線を描画すればよい。
実施形態では、判定部206は、入籍フラグおよび除籍フラグを基に、戸籍の連続性を判定したが、判定部206は、戸籍の連続性の判定までは実施せずに、戸籍の連続性の判定を支援する処理を実行してもよい。判定部206は、例えば、入籍フラグと除籍フラグとで組になっている個人情報画像が隣り合うように、個人情報画像を表示部105に出力してもよい。このような処理により、連続する個人情報画像が隣り合って出力されるため、戸籍書類の連続性を目視で確認することが容易になる。
入籍フラグと除籍フラグとで組になっている個人情報画像が隣り合うように、個人情報画像を表示部105に出力する判定部206は、「第2出力手段」の一例である。また、入籍フラグと除籍フラグとで組になっている個人情報画像が隣り合うように、個人情報画像を表示部105に出力する処理は、「第2出力ステップ」の一例である。また、上記の通り入籍フラグとして入籍日が設定され、除籍フラグとして除籍日が設定されている場合には、判定部206は、個人情報画像を時系列に沿って表示部105に出力してもよい。
以上で開示した実施形態や変形例はそれぞれ組み合わせる事ができる。
<<コンピュータが読み取り可能な記録媒体>>
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させる情報処理プログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、Compact Disc Read Only Memory(CD−ROM)、Compact Disc - Recordable(CD−R)、Compact Disc - ReWriterable(CD−RW)、Digital Versatile Disc(DVD)、ブ
ルーレイディスク(BD)、Digital Audio Tape(DAT)、8mmテープ、フラッシュメモリなどのメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM等がある。
1・・・相続事務支援装置
13・・・キーボード
14・・・マウス
15・・・画像取得装置
100・・・情報処理装置
101・・・CPU
102・・・主記憶部
103・・・補助記憶部
104・・・通信部
105・・・表示部
106・・・外部インターフェース
201・・・登録部
202・・・取得部
203・・・受付部
204・・・個人別出力部
2041・・・個人情報画像
205・・・設定部
206・・・判定部
207・・・戸籍管理データベース
2071・・・相続関係者管理テーブル
2072・・・戸籍画像管理テーブル
2073・・・区分枠管理テーブル
2074・・・区分枠位置管理テーブル
2075・・・対応管理テーブル
2076・・・個人情報画像管理テーブル
2077・・・連続性管理テーブル
2078・・・マーキング位置管理テーブル
B1・・・接続バス

Claims (8)

  1. 1以上の戸籍書類を読み取った戸籍画像の各々について、各個人の戸籍情報が記載される個人情報領域の各々を示す個人区分情報の指定を受け付ける受付手段と、
    前記戸籍画像のうち、前記個人区分情報によって示される前記個人情報領域を切り出した個人情報画像の各々に対して各個人を識別する識別符号の指定を受け付け、受け付けた識別符号と個人情報画像の対応を管理する対応管理手段と、
    前記個人情報画像を前記識別符号ごとに出力する出力手段と、
    出力された前記個人情報画像のうち、前記識別符号が同一であって、戸籍に入籍した入籍日と戸籍から除籍された除籍日とが連続する個人情報画像の組み合わせについて、前記組み合わせを識別する組情報の設定を受け付ける設定手段と、
    前記組情報に基づいて、収集した前記戸籍書類が時系列的に連続しているか否かを前記識別符号ごとに判定する判定手段と、を備える、
    情報処理装置。
  2. 前記判定手段は、さらに、前記戸籍書類が時系列的に連続していないと判定された識別符号を出力する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記判定手段は、さらに、前記識別符号と前記判定の結果とを対応付けて出力する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記設定手段は、前記個人情報画像の各々に対して前記入籍日が記載された入籍日領域および前記除籍日が記載された除籍日領域の指定を受け付けるとともに、同一の前記識別符号に対応付けられる前記個人情報画像間において、連続する入籍日と除籍日に対応する入籍日領域と除籍日領域とが接続されるように描画した画像を出力する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 1以上の戸籍書類を読み取った戸籍画像の各々について、各個人の戸籍情報が記載される個人情報領域の各々を示す個人区分情報の指定を受け付ける受付手段と、
    前記戸籍画像のうち、前記個人区分情報によって示される前記個人情報領域を切り出した個人情報画像の各々に対して各個人を識別する識別符号の指定を受け付け、受け付けた識別符号と個人情報画像の対応を管理する対応管理手段と、
    前記個人情報画像を前記識別符号ごとに出力する第1出力手段と、
    出力された前記個人情報画像のうち、前記識別符号が同一であって、戸籍に入籍した入籍日と戸籍から除籍された除籍日とが連続する個人情報画像の組み合わせについて、前記組み合わせを識別する組情報の設定を受け付ける設定手段と、
    前記組情報によって組み合わせられる前記個人情報画像が互いに隣り合うように、前記個人情報画像を出力する第2出力手段と、を備える、
    情報処理装置。
  6. コンピュータが、
    1以上の戸籍書類を読み取った戸籍画像の各々について、各個人の戸籍情報が記載される個人情報領域の各々を示す個人区分情報の指定を受け付ける受付ステップと、
    前記戸籍画像のうち、前記個人区分情報によって示される前記個人情報領域を切り出した個人情報画像の各々に対して、各個人を識別する識別符号の指定を受け付け、受け付けた識別符号と個人情報画像の対応を管理する対応管理ステップと、
    前記個人情報画像を前記識別符号ごとに出力する出力ステップと、
    出力された前記個人情報画像のうち、前記識別符号が同一であって、戸籍に入籍した入籍日と戸籍から除籍された除籍日とが連続する個人情報画像の組み合わせについて、前記
    組み合わせを識別する組情報の設定を受け付ける設定ステップと、
    前記組情報に基づいて、収集した前記戸籍書類が時系列的に連続しているか否かを前記識別符号ごとに判定する判定ステップと、を実行する、
    情報処理方法。
  7. コンピュータに、
    1以上の戸籍書類を読み取った戸籍画像の各々について、各個人の戸籍情報が記載される個人情報領域の各々を示す個人区分情報の指定を受け付ける受付ステップと、
    前記戸籍画像のうち、前記個人区分情報によって示される前記個人情報領域を切り出した個人情報画像の各々に対いて、各個人を識別する識別符号の指定を受け付け、受け付けた識別符号と個人情報画像の対応を管理する対応管理ステップと、
    前記個人情報画像を前記識別符号ごとに出力する出力ステップと、
    出力された前記個人情報画像のうち、前記識別符号が同一であって、戸籍に入籍した入籍日と戸籍から除籍された除籍日とが連続する個人情報画像の組み合わせについて、前記組み合わせを識別する組情報の設定を受け付ける設定ステップと、
    前記組情報に基づいて、収集した前記戸籍書類が時系列的に連続しているか否かを前記識別符号ごとに判定する判定ステップと、を実行させる、
    情報処理プログラム。
  8. コンピュータに、
    1以上の戸籍書類を読み取った戸籍画像の各々について、各個人の戸籍情報が記載される個人情報領域の各々を示す個人区分情報の指定を受け付ける受付ステップと、
    前記戸籍画像のうち、前記個人区分情報によって示される前記個人情報領域を切り出した個人情報画像の各々に対して各個人を識別する識別符号の指定を受け付け、受け付けた識別符号と個人情報画像の対応を管理する対応管理ステップと、
    前記個人情報画像を前記識別符号ごとに出力する第1出力ステップと、
    出力された前記個人情報画像のうち、前記識別符号が同一であって、戸籍に入籍した入籍日と戸籍から除籍された除籍日とが連続する個人情報画像の組み合わせについて、前記組み合わせを識別する組情報の設定を受け付ける設定ステップと、
    前記組情報によって組み合わせられる前記個人情報画像が互いに隣り合うように、前記個人情報画像を出力する第2出力ステップと、を実行させる、
    情報処理プログラム。
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