JP6547500B2 - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents
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Description
しかし、従来技術では、患者を識別し得る患者識別情報を用いることを前提としているため、患者識別情報を用いることができない場合に対応できない。
そこで、本発明は、患者識別情報を用いることができない場合に、紙で作成された診療記録にアクセスできる情報を生成するようにした画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することを目的としている。
請求項1の発明は、患者を識別し得る患者識別情報を用いることができない場合に、該患者の診療記録である文書を識別し得る識別情報と診療に関する情報とを対応付ける、対応付手段と、少なくとも前記識別情報を含む情報画像を生成する、生成手段と、前記情報画像が合成された文書を印刷する、印刷手段と、前記印刷手段によって印刷された文書を読み取る、読取手段と、読み取った画像内の情報画像から識別情報を抽出する、抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された識別情報から、読み取った画像と前記対応付手段によって対応付けられた情報群とを対応付けて記憶する、記憶手段と、診療における請求書データ又は薬の処方データ内の診療に関する情報と前記記憶手段によって記憶されている診療に関する情報とを比較することによって、前記文書における患者の患者識別情報の候補を抽出する、第2の抽出手段と、を有する、画像処理装置である。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
情報処理装置100は、患者を識別し得る患者識別情報を用いることができない場合に利用される。例えば、情報処理装置100が、電子カルテシステムに対して、患者識別情報を利用できるか否かを確認する処理を行って、患者識別情報を利用できないと検知した場合に、以下に説明するモジュールの処理を行うようにしてもよい。「患者識別情報を利用できない」場合として、例えば、電子カルテシステムが破損(物理的な破損以外に、電源供給が不足している場合、立ち上がっていない状態等を含む)している場合、電子カルテシステムとの通信ができない場合等がある。
医師マスター管理モジュール120は、情報生成・付与モジュール130と接続されている。医師マスター管理モジュール120は、診療施設に派遣された医師の受入れ時に、その医師を、本実施の形態で一意に識別し得る医師情報(医師コード)を生成(採番)する。そして、その他の付帯情報(例えば、氏名、生年月日、派遣元の医療施設、電話番号、住所等)を医師マスターとして登録し、管理する。
そして、情報生成・付与モジュール130は、少なくとも前記識別情報を含む情報画像を生成する。ここで情報画像とは、機械可読な態様で電子データを表すために体系的に作られた画像コードをいい、具体的には、1次元バーコード、2次元コード等がある。例えば、2次元コードとして、QRコード(Quick Response code:登録商標)を用いる。
具体的には、情報生成・付与モジュール130は、印刷指定された帳票のフォームを帳票データ管理モジュール110から取り出して、指示をした医師のマスター情報等から情報画像を生成し、その情報画像をフォームに合成する。
印刷結果管理モジュール150は、印刷モジュール140、登録記録管理モジュール160と接続されている。印刷結果管理モジュール150は、印刷モジュール140で印刷した結果をリスト管理する。このリストで管理される情報として、情報生成・付与モジュール130で帳票に付与された情報や印刷日時の情報等がある。具体例については、図8の例に示す基本属性テーブル800を用いて後述する。
そして、スキャンモジュール170は、読み取った帳票の画像を、通信モジュール180を介して、情報処理装置200に送信する。
登録記録管理モジュール160は、印刷結果管理モジュール150、スキャンモジュール170、通信モジュール180と接続されている。登録記録管理モジュール160は、スキャンモジュール170によって読み取られた画像を情報処理装置200に送信すると、印刷結果管理モジュール150内のリストに、読み取った画像の識別情報を付加する。これにより登録記録管理モジュール160では、一連の処理結果をリスト管理情報として、一旦取り出して編集することができるようになる。生成する情報の具体例については、図9の例に示す基本属性テーブル900を用いて後述する。
そして、登録記録管理モジュール160は、生成した情報を、通信モジュール180を介して、情報処理装置200に送信する。
通信モジュール180は、登録記録管理モジュール160、スキャンモジュール170と接続されている。通信モジュール180は、情報処理装置100と情報処理装置200を連携させるための通信を行う。
情報処理装置200は、印刷情報受付モジュール210、イメージ解析モジュール220、属性データ構成モジュール230、記録保管モジュール240を有している。
印刷情報受付モジュール210は、属性データ構成モジュール230と接続されている。印刷情報受付モジュール210は、情報処理装置100から送信されてきた情報(情報処理装置100の印刷結果管理モジュール150、登録記録管理モジュール160が生成した情報)を受信して、その情報を属性データ構成モジュール230に渡す。
イメージ解析モジュール220は、属性データ構成モジュール230と接続されている。イメージ解析モジュール220は、情報処理装置100から送信されてきた画像を受信して、その画像内の情報画像から識別情報を抽出する。
また、属性データ構成モジュール230は、診療における請求書データ又は薬の処方データ内の診療に関する情報と記録保管モジュール240によって記憶されている診療に関する情報とを比較することによって、文書における患者の患者識別情報の候補を抽出するようにしてもよい。
診療施設310Aには、情報処理装置100Aが設置されている。診療施設310Bには、情報処理装置100B、情報処理装置100Cが設置されている。つまり、診療施設310では、帳票印刷機能と帳票をスキャン登録する機能を有している情報処理装置100がある。ここでのスキャン登録は、診療記録管理センター320内の情報処理装置200にスキャンイメージ(画像)を登録することである。診療記録管理センター320には、情報処理装置200が設置されている。診療記録管理センター320内の情報処理装置200は、複数の診療施設310の情報処理装置100からスキャンイメージを受け付ける。情報処理装置100A、情報処理装置100B、情報処理装置100C、情報処理装置200は、通信回線390を介してそれぞれ接続されている。通信回線390は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、情報処理装置200による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
図4(A)に示す例のように、情報処理装置100の印刷モジュール140が文書400を印刷する。診療施設310内で、医師が患者を診療する前に行われる。そして、文書400には、情報画像410が合成されている。情報画像410には、少なくとも文書400を識別し得る識別情報が含まれている。
図4(B)に示す例のように、診療中又は診療後に、医師によって、文書400内の手書き記載領域420に診療結果が記載される。
図4(C)に示す例のように、手書き記載領域420に診療結果が記載された文書400を、情報処理装置100のスキャンモジュール170が読み取る。そして、印刷時に生成された情報とスキャンモジュール170によって読み取られた画像を情報処理装置200に送信する。
ステップS502では、ユーザー(例えば、医師等)の操作によって、医師コードの入力を受け付ける。
ステップS504では、医師コードによる検索を行い、該当するデータがあった場合(その医師は既に登録済みの状態である場合)はステップS508へ進み、該当するデータがなかった場合(その医師は未だ登録されていない状態である場合)はステップS506へ進む。
ステップS506では、その医師の新規登録を行う。
ステップS508では、帳票リストを表示する。複数種類の帳票があるので、それらの帳票群から、使用する帳票を選択させるために、帳票リストを表示する。
ステップS512では、ユーザーの操作によって、印刷が指示される。
ステップS514では、患者の診療が行われた日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を取得する。ユーザーの操作によって、診療が行われた日時を取得してもよいし、印刷が行われた日時を、診療が行われた日時として自動的に取得してもよい。
ステップS516では、診療を行う施設の施設コードを情報画像に埋め込むようにセットする。
ステップS518では、情報画像を生成する。例えば、印刷された文書の印刷ID(IDentification)を用いて情報画像を生成する。ここで印刷IDとは、ステップS510で選択された帳票の印刷(ステップS512での印刷処理)を、本実施の形態において一意に識別するための情報である。
ステップS520では、帳票フォームに情報画像を付与する。つまり、情報画像が合成された帳票データが生成される。
ステップS524では、帳票を印刷する。
ステップS526では、帳票を印刷する。
なお、ステップS524、ステップS526で印刷される帳票は複数枚であってもよい。ただし、その帳票には、同じ印刷IDが埋め込まれている情報画像が合成されている。
ステップS528では、診療が行われた日時、施設コード、医師コード等によって構成される印刷結果を情報処理装置200に登録する。なお、通信可能ではない場合は、図6の例に示すフローチャートによる処理によって、情報処理装置200に登録するようにしてもよい。また、ステップS528でも登録処理を行わずに、図6の例に示すフローチャートによる処理によって、情報処理装置200に登録するようにしてもよい。
ステップS602では、帳票を読み込んで、帳票の画像内にある情報画像を解析するイメージ処理を行う。
ステップS604では、情報画像内に埋め込まれている帳票データ(具体的には、印刷された文書の印刷ID)を生成する。
ステップS606では、ステップS604で生成した帳票データから、診療が行われた日時、施設コード、医師コードである印刷データを取得する。
ステップS608では、印刷データから文書管理属性を生成する。
ステップS610では、診療記録管理センター320との回線を確保する。
ステップS612では、情報処理装置200に対して、帳票の画像と文書管理属性の登録処理を行う。
ステップS614では、登録結果を登録する。情報処理装置200に対して送信した情報である登録結果を情報処理装置100内に登録し、診療記録管理センター320の情報処理装置200と登録した情報を共通で持つようにすることができる。つまり、スキャンした画像は印刷データとともに保管されることとなる。
ステップS702では、情報処理装置100から情報であるファイルを受け付ける。
ステップS704では、ファイル種別を判断し、イメージ(帳票の画像)の場合はステップS706へ進み、印刷データの場合はステップS712へ進む。
ステップS706では、文書を分割する。帳票の画像は、文書単位で送られてくるとは限らないため、帳票の画像内の情報画像を解析し、文書単位(つまり、印刷ID毎)に文書を分類する。
ステップS708では、印刷データを用いて文書管理属性を生成する。なお、印刷ID毎に文書管理属性が生成される。
ステップS710では、帳票の画像と文書管理属性を対応付けた登録処理を行う。
ステップS712では、印刷IDを用いて、印刷データの更新対象を検索する。
ステップS714では、文書管理属性の更新処理を行う。つまり、新たに受信した印刷データを用いて文書管理属性を生成して、その新しい文書管理属性を帳票の画像と対応付けて登録処理を行う。
情報処理装置100の印刷結果管理モジュール150が生成する情報(情報処理装置200の印刷情報受付モジュール210が受け付ける情報)として、例えば、基本属性テーブル800がある。図8は、基本属性テーブル800のデータ構造例を示す説明図である。基本属性テーブル800は、日付欄810、施設ID欄820、医師コード欄830、帳票ID欄840、印刷ID欄850を有している。日付欄810は、患者の診療が行われた日付を記憶している。施設ID欄820は、医療施設を、本実施の形態において一意に識別するための情報(施設ID)を記憶している。医師コード欄830は、医師コードを記憶している。帳票ID欄840は、帳票フォーム(帳票の種類)を、本実施の形態において一意に識別するための情報(帳票ID)を記憶している。印刷ID欄850は、その帳票の印刷を、本実施の形態において一意に識別するための情報(印刷ID)を記憶している。
20140102,aaaa,12345,00556,234567000
20140102,aaaa,12345,00126,234567001
20140102,aaaa,12345,00534,234567002
20140102,aaaa,12345,00556,234567000,患者ID:000123
このように、属性の追加として、基本属性以外は、リザーブ領域を随時拡張することになる。
基本属性以外は、追加したい情報を「項目」:「値」の形で付与したCSVを作成すると、文書管理システムのリザーブ領域に項目を作成して、その文書の属性値を増やしていくことができる。
基本属性テーブル900に、患者IDを付加した場合は、属性テーブル1000のようになる。図10は、属性テーブル1000のデータ構造例を示す説明図である。属性テーブル1000は、日付欄1010、施設ID欄1020、医師コード欄1030、帳票ID欄1040、印刷ID欄1050、登録文書ID欄1060、患者ID欄1070を有している。日付欄1010は、日付を記憶している。施設ID欄1020は、施設IDを記憶している。医師コード欄1030は、医師コードを記憶している。帳票ID欄1040は、帳票IDを記憶している。印刷ID欄1050は、印刷IDを記憶している。登録文書ID欄1060は、登録文書IDを記憶している。患者ID欄1070は、患者を、本実施の形態において一意に識別するための情報(患者ID)を記憶している。
属性テーブル1000の例に示すように、基本属性に対して、後で付加される情報(拡張属性)は、印刷ID又は登録文書IDに関連付けて管理されるようにする。これにより、基本属性に対して、必要となった項目を随時管理項目に足して管理する。
前述したようにCSVファイルを編集して、情報処理装置100から情報処理装置200へのファイル送信でCSVファイルから情報処理装置200の記録保管モジュール240内のデータベースを更新する。
以下に自動取得する例を説明する。
<自動取得例1>
レセプトデータ、薬局の処方データを用いて患者IDを追加する。電子カルテシステムは動作していないが、レセプト管理システム又は薬局の処方管理システムは動作している場合がある。レセプト管理システム等は、電子カルテシステムよりも先に使用可能となる場合が多いからである。
処方データ又はレセプトデータは、情報処理装置200と通信可能なデータセンターに存在する場合に、図11の例に示すフローチャートによる処理によって患者IDを特定する。処方データ等には、医療施設、受診日、担当科を特定することが可能である。
ステップS1102では、対象となる日付、医療施設を設定する。
ステップS1104では、レセプトデータ又は処方データから、ステップS1102で設定された日付、医療施設に該当するデータを抽出する。
ステップS1106では、記録保管モジュール240から、ステップS1102で設定された日付、医療施設に該当するデータを抽出する。
ステップS1108では、ステップS1106で抽出されたデータ内の医師コードから担当科を抽出する。
ステップS1110では、ステップS1108で抽出した担当科と合致するデータをステップS1104で抽出したデータから抽出する。
ステップS1114では、担当者による確認の後、患者名、患者IDを設定する。
ステップS1116では、担当医師毎に候補リストを作成する。
ステップS1118では、担当医師に対して通知する。通知としては、電子メール、ソーシャルメディア等を用いた通知、プッシュ通知等であってもよい。
文字認識処理によって属性抽出を行い、患者ID等を含む管理属性を追加する。
追加したい情報の付与は、CSVファイルに直接記述する他に、スキャンモジュール170による読み込み時に画像を記憶しておき、ユーザーの操作による領域指定によって、文字認識処理で文字抽出をするようにしてもよい。
図12の例に示すように、スキャンモジュール170が読み込んだ検査レポート画像1200に対して、領域1210、領域1220等のように領域指定が行われる。そして、各領域の画像に対して、文字認識処理をする。「患者ID」という文字列が文字認識結果にある場合は、その領域内の文字認識結果を患者IDの候補として表示する。また、領域1220等のように、項目と値の組み合わせである画像に対しては、レイアウト解析等の技術を用いて、文字認識結果を項目と値に分離し、その組み合わせの情報を追加属性として取得するようにしてもよい。例えば、領域1220、領域1222、領域1224、領域1226の左欄は項目名で右欄は値として文字認識する。その文字認識結果から、「検査1:+0.1」、「検査2:−0.01」、「検査3:+2」、「検査4:300」と4項目を抽出する。
また、帳票フォーム別に予め患者IDが記載されている領域を、文字認識対象領域として設定しておくようにしてもよい。例えば、画像1200の帳票データの右上にある領域1210の座標を、文字認識対象領域として設定しておく。そして、該当する検査レポートを読み込んだ場合には、設定されている文字認識対象領域を文字認識処理して文字列を抽出する。図12の例では、抽出結果から、「患者ID:00123」を抽出し、これを患者IDの候補として表示することになる。なお、読み込んだ画像が、どの帳票フォームに該当するかについては、文書画像の解析処理(タイトル部分の文字認識処理、画像のレイアウト認識処理等)を用いて特定するようにしてもよいし、読み込み処理の指示を行ったユーザーが帳票フォームを指定するようにしてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
110…帳票データ管理モジュール
120…医師マスター管理モジュール
130…情報生成・付与モジュール
140…印刷モジュール
150…印刷結果管理モジュール
160…登録記録管理モジュール
170…スキャンモジュール
180…通信モジュール
200…情報処理装置
210…印刷情報受付モジュール
220…イメージ解析モジュール
230…属性データ構成モジュール
240…記録保管モジュール
310…診療施設
320…診療記録管理センター
390…通信回線
Claims (3)
- 患者を識別し得る患者識別情報を用いることができない場合に、該患者の診療記録である文書を識別し得る識別情報と診療に関する情報とを対応付ける、対応付手段と、
少なくとも前記識別情報を含む情報画像を生成する、生成手段と、
前記情報画像が合成された文書を印刷する、印刷手段と、
前記印刷手段によって印刷された文書を読み取る、読取手段と、
読み取った画像内の情報画像から識別情報を抽出する、抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出された識別情報から、読み取った画像と前記対応付手段によって対応付けられた情報群とを対応付けて記憶する、記憶手段と、
診療における請求書データ又は薬の処方データ内の診療に関する情報と前記記憶手段によって記憶されている診療に関する情報とを比較することによって、前記文書における患者の患者識別情報の候補を抽出する、第2の抽出手段と、
を有する、画像処理装置。 - 前記診療に関する情報として、前記患者の診療が行われた日付情報、該診療が行われた施設を識別し得る施設情報、該診療を行った医師を識別し得る医師情報、又はこれらの組み合わせを含む、
請求項1に記載の画像処理装置。 - コンピュータを、
患者を識別し得る患者識別情報を用いることができない場合に、該患者の診療記録である文書を識別し得る識別情報と診療に関する情報とを対応付ける、対応付手段と、
少なくとも前記識別情報を含む情報画像を生成する、生成手段と、
前記情報画像が合成された文書を印刷する、印刷手段と、
前記印刷手段によって印刷された文書を読み取る、読取手段と、
読み取った画像内の情報画像から識別情報を抽出する、抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出された識別情報から、読み取った画像と前記対応付手段によって対応付けられた情報群とを対応付けて記憶する、記憶手段と、
診療における請求書データ又は薬の処方データ内の診療に関する情報と前記記憶手段によって記憶されている診療に関する情報とを比較することによって、前記文書における患者の患者識別情報の候補を抽出する、第2の抽出手段
として機能させるための画像処理プログラム。
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