JP6828297B2 - 自動車 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車に関し、詳しくは、モータとインバータとバッテリと昇圧コンバータとを備える自動車に関する。
従来、この種の自動車としては、電動機と、複数のスイッチング素子のスイッチングによって電動機を駆動するインバータ回路を有する電力変換装置と、を備えるものにおいて、電動機のトルク指令に基づく電圧の変調率および電圧位相と、電動機の電気1周期のパルス数と、に基づいて複数のスイッチング素子のパルス信号を生成して複数のスイッチング素子のスイッチング制御を行なうものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この自動車では、変調率と電圧位相とパルス数とに基づいて電力変換装置および電動機の電力損失が最小となるようにパルス信号を生成することにより、電力変換装置および電動機を有する駆動システム全体の損失の低減を図っている。
特開2013−162660号公報
こうした自動車では、比較的高い静粛性が実現されることから、歩行者等が車両の接近に気づきにくい。このため、モータのトルク指令に基づく各相の電圧指令と搬送波電圧との比較によって複数のスイッチング素子のパルス信号を生成して複数のスイッチング素子のスイッチング制御を行なうものにおいて、複数のスイッチング素子のスイッチングに起因して生じる電磁音によって歩行者等に車両の接近を報知することが考えられている。この場合、搬送波電圧の周波数(キャリア周波数)を変化させることによって、電動機に供給される電流のリプル成分(リプル電流)を調節して、電磁音を調節している。しかしながら、上述の制御を行なうもの、即ち、電圧の変調率と電圧位相とパルス数とパルスタイプ(例えば、電力変換装置および電動機の電力損失が最小となるようにパルス信号を生成するタイプ)とに基づいて複数のスイッチング素子のパルス信号を生成して複数のスイッチング素子のスイッチング制御を行なうものにおいて、どのように電磁音を調節する(所望のものとする)かについては未だ課題とされている。
本発明の自動車は、電圧の変調率と電圧位相とパルスタイプとパルス数とを用いてインバータの複数のスイッチング素子のPWM信号を生成して複数のスイッチング素子のスイッチングを行なうものにおいて、インバータの駆動に伴って生じる電磁音を調節する(所望のものとする)ことを主目的とする。
本発明の自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の自動車は、
走行用のモータと、
複数のスイッチング素子のスイッチングによって前記モータを駆動するインバータと、
バッテリと、
前記バッテリが接続された低電圧側電力ラインと前記インバータが接続された高電圧側電力ラインとの間で電圧の変換を伴って電力のやりとりを行なう昇圧コンバータと、
前記インバータと前記昇圧コンバータとを制御する制御装置と、
を備える自動車であって、
前記制御装置は、電圧の変調率と電圧位相とパルスタイプと前記モータの電気角の所定周期のパルス数とを用いて前記複数のスイッチング素子のPWM信号を生成して前記複数のスイッチング素子のスイッチングを行なうと共に、前記高電圧側電力ラインの目標電圧を用いて前記昇圧コンバータを制御し、
更に、前記制御装置は、前記複数のスイッチング素子のスイッチングに起因して生じる電磁音の音程が要求音程となるように前記パルスタイプと前記パルス数と要求変調率とを設定し、前記変調率が前記要求変調率となるように前記目標電圧を設定する、
ことを要旨とする。
この本発明の自動車では、電圧の変調率と電圧位相とパルスタイプとモータの電気角の所定周期のパルス数とを用いて複数のスイッチング素子のPWM信号を生成して複数のスイッチング素子のスイッチングを行なうと共に、高電圧側電力ラインの目標電圧を用いて昇圧コンバータを制御する。そして、この際において、複数のスイッチング素子のスイッチングに起因して生じる電磁音の音程が要求音程となるようにパルスタイプとパルス数と要求変調率とを設定し、変調率が要求変調率となるように目標電圧を設定する。このようにして設定した目標電圧を用いて昇圧コンバータを制御することにより、要求音程に応じたパルスタイプおよびパルス数および要求変調率(変調率)に基づいて複数のスイッチング素子のPWM信号を生成して複数のスイッチング素子のスイッチングを行なうことになるから、要求音程の電磁音を発生させて、歩行者等に車両の接近を報知することができる。ここで、パルスタイプは、モータの鉄損を低減するようにPWM信号を生成するタイプと高調波を低減するようにPWM信号を生成するタイプとを含む、ものとしてもよい。
こうした本発明の自動車において、前記制御装置は、前記モータのトルク指令および回転数に基づいて前記高電圧側電力ラインの許容電圧範囲を設定し、前記許容範囲に基づいて前記変調率として選択可能な変調率範囲を設定し、前記変調率範囲に基づいて前記音程として選択可能な音程グループを設定し、前記音程グループ内で前記要求音程を設定する、ものとしてもよい。こうすれば、高電圧側電力ラインの許容電圧範囲を考慮して要求音程を設定することができる。
本発明の一実施例としての駆動装置を搭載する電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。 実施例の電子制御ユニット50により実行される制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 モータ32の回転数Nmが或る値のときの電磁音の各周波数成分の一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての駆動装置を搭載する電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例の電気自動車20は、図示するように、モータ32と、インバータ34と、バッテリ36と、昇圧コンバータ40と、電子制御ユニット50と、を備える。
モータ32は、同期発電電動機として構成されており、永久磁石が埋め込まれた回転子と、三相コイルが巻回された固定子と、を備える。このモータ32の回転子は、駆動輪22a,22bにデファレンシャルギヤ24を介して連結された駆動軸26に接続されている。
インバータ34は、モータ32に接続されると共に高電圧側電力ライン42を介して昇圧コンバータ40に接続されている。このインバータ34は、6つのトランジスタT11〜T16と、6つのダイオードD11〜D16と、を有する。トランジスタT11〜T16は、それぞれ、高電圧側電力ライン42の正極母線と負極母線とに対して、ソース側とシンク側になるように、2個ずつペアで配置されている。6つのダイオードD11〜D16は、それぞれ、トランジスタT11〜T16に逆方向に並列接続されている。トランジスタT11〜T16の対となるトランジスタ同士の接続点の各々には、モータ32の三相コイル(U相,V相,W相)の各々が接続されている。したがって、インバータ34に電圧が作用しているときに、電子制御ユニット50によって、対となるトランジスタT11〜T16のオン時間の割合が調節されることにより、三相コイルに回転磁界が形成され、モータ32が回転駆動される。以下、トランジスタT11〜T13を「上アーム」,トランジスタT14〜T16を「下アーム」ということがある。高電圧側電力ライン42の正極母線と負極母線とには、平滑用のコンデンサ46が取り付けられている。
バッテリ36は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、低電圧側電力ライン44を介して昇圧コンバータ40に接続されている。低電圧側電力ライン44の正極母線と負極母線とには、平滑用のコンデンサ48が取り付けられている。
昇圧コンバータ40は、高電圧側電力ライン42と低電圧側電力ライン44とに接続されている。この昇圧コンバータ40は、2つのトランジスタT31,T32と、2つのダイオードD31,D32と、リアクトルLと、を有する。トランジスタT31は、高電圧側電力ライン42の正極母線に接続されている。トランジスタT32は、トランジスタT31と、高電圧側電力ライン42および低電圧側電力ライン44の負極母線と、に接続されている。2つのダイオードD31,D32は、それぞれ、トランジスタT31,T32に逆方向に並列接続されている。リアクトルLは、トランジスタT31,T32同士の接続点と、低電圧側電力ライン44の正極母線と、に接続されている。昇圧コンバータ40は、電子制御ユニット50によって、トランジスタT31,T32のオン時間の割合が調節されることにより、低電圧側電力ライン44の電力を電圧の昇圧を伴って高電圧側電力ライン42に供給したり、高電圧側電力ライン42の電力を電圧の降圧を伴って低電圧側電力ライン44に供給したりする。
電子制御ユニット50は、CPU52を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU52の他に、処理プログラムを記憶するROM54やデータを一時的に記憶するRAM56,入出力ポートを備える。
電子制御ユニット50には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。電子制御ユニット50に入力される信号としては、例えば、モータ32の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ(例えばレゾルバ)32aからの回転位置θm,モータ32の各相に流れる電流を検出する電流センサ32u,32vからの相電流Iu,Ivを挙げることができる。また、バッテリ36の端子間に取り付けられた電圧センサ36aからの電圧VB,バッテリ36の出力端子に取り付けられた電流センサ36bからの電流IBも挙げることができる。さらに、コンデンサ46の端子間に取り付けられた電圧センサ46aからのコンデンサ46(高電圧側電力ライン42)の電圧VH,コンデンサ48の端子間に取り付けられた電圧センサ48aからのコンデンサ48(低電圧側電力ライン44)の電圧VLも挙げることができる。加えて、イグニッションスイッチ60からのイグニッション信号,シフトレバー61の操作位置を検出するシフトポジションセンサ62からのシフトポジションSP,アクセルペダル63の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ64からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル65の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ66からのブレーキペダルポジションBPも挙げることができる。また、車速センサ68からの車速VSも挙げることができる。
電子制御ユニット50からは、各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。電子制御ユニット50から出力される信号としては、例えば、インバータ34のトランジスタT11〜T16へのスイッチング制御信号,昇圧コンバータ40のトランジスタT31,T32へのスイッチング制御信号を挙げることができる。
電子制御ユニット50は、回転位置検出センサ32aからのモータ32の回転子の回転位置θmに基づいてモータ32の電気角θeや角速度ωm,回転数Nmを演算している。また、電子制御ユニット50は、電流センサ36bからのバッテリ36の電流IBの積算値に基づいてバッテリ36の蓄電割合SOCを演算している。ここで、蓄電割合SOCは、バッテリ36の全容量に対するバッテリ36から放電可能な電力の容量の割合である。
こうして構成された実施例の電気自動車20では、電子制御ユニット50は、以下の走行制御を行なう。走行制御では、アクセル開度Accと車速VSとに基づいて駆動軸26に要求される要求トルクTd*を設定し、設定した要求トルクTd*をモータ32のトルク指令Tm*に設定し、モータ32がトルク指令Tm*で駆動されるようにインバータ34のトランジスタT11〜T16のスイッチング制御を行なう。また、モータ32をトルク指令Tm*に基づいて高電圧側電力ライン42の目標電圧VH*を設定し、高電圧側電力ライン42の電圧VHが目標電圧VH*となるように昇圧コンバータ40のトランジスタT31,T32のスイッチング制御を行なう。
ここで、インバータ34の制御について説明する。実施例では、インバータ34の制御として、正弦波PWM(パルス幅変調)制御,過変調PWM制御,矩形波制御の何れかを実行する。正弦波PWM制御は、擬似的な三相交流電圧がモータ32に印加(供給)されるようにインバータ34を制御する制御であり、過変調PWM制御は、過変調電圧がモータ32に印加されるようにインバータ34を制御する制御であり、矩形波制御は、矩形波電圧がモータ32に印加されるようにインバータ34を制御する制御である。正弦波PWM制御を実行する場合、正弦波電圧に基づくパルス幅変調電圧を擬似的な三相交流電圧とするときには、変調率Rmは値0〜略0.61となり、正弦波電圧に3n次(例えば3次)高調波電圧を重畳して得られる重畳後電圧に基づくパルス幅変調電圧を擬似的な三相交流電圧とするときには、変調率Rmは値0〜略0.71となる。変調率Rmは、インバータ34の入力電圧(高電圧側電力ライン42の電圧VH)に対する出力電圧(モータ32の印加電圧)の実効値の割合である。実施例では、正弦波PWM制御を実行できる変調率Rmの領域を大きくするために、重畳後電圧に基づくパルス幅変調電圧を擬似的な三相交流電圧とするものとした。また、矩形波制御を実行する場合、変調率Rmは略0.78となる。実施例では、これらを踏まえて、変調率Rmに基づいて、正弦波PWM制御,過変調PWM制御,矩形波制御の何れかを実行するものとした。以下、正弦波PWM制御について説明する。過変調PWM制御や矩形波制御については本発明の中核をなさないことから、詳細な説明は省略する。
正弦波PWM制御として、実施例では、電圧の変調率Rmおよび電圧位相θpとパルスパターンPPとに基づいてトランジスタT11〜T16のPWM信号を生成してトランジスタT11〜T16のスイッチング制御を行なうものとした。ここで、パルスパターンPPは、パルスタイプPTと所定周期(例えば、モータ32の電気角θeの半周期や1周期など)のパルス数Npとの組み合わせである。パルスタイプPTとしては、モータ32の鉄損を低減する(例えば最小にする)ようにPWM信号を生成するタイプPTaと、電圧や電流の高調波(特に、モータ32の回転6次や回転12次などの低次高調波)を低減する(例えば最小にする)ようにPWM信号を生成するタイプPTbと、を用いるものとした。これにより、モータ32の鉄損を低減したり高調波を低減したりすることができる。
次に、こうして構成された実施例の電気自動車20の動作について説明する。図2は、実施例の電子制御ユニット50により実行される制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、繰り返し実行される。
制御ルーチンが実行されると、電子制御ユニット50のCPU52は、まず、モータ32のIu,Ivや電気角θe,回転数Nm,トルク指令Tm*,高電圧側電力ライン42の電圧VHなどのデータを入力する(ステップS100)。ここで、モータ32の相電流Iu,Ivは、電流センサ32u,32vによって検出された値を入力するものとした。モータ32の電気角θeや回転数Nmは、回転位置検出センサ32aによって検出されたモータ32の回転子の回転位置θmに基づいて演算された値を入力するものとした。モータ32のトルク指令Tm*は、上述の走行制御によって設定された値を入力するものとした。高電圧側電力ライン42の電圧VHは、電圧センサ46aによって検出されたものを入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、モータ32のトルク指令Tm*に基づいてd軸,q軸の電流指令Id*,Iq*を設定する(ステップS110)。続いて、モータ32の各相(U相,V相,W相)に流れる電流の総和が値0であるとして、モータ32の電気角θeを用いて、U相,V相の相電流Iu,Ivをd軸,q軸の電流Id,Iqに座標変換(3相−2相変換)する(ステップS112)。そして、d軸,q軸の電流指令Id*,Iq*とd軸,q軸の電流Id,Iqとの差分ΔId,ΔIqに基づくフィードバック項と、d軸,q軸の各軸相互に干渉する項をキャンセルするためのフィードフォワード項と、の和によって、d軸,q軸の電圧指令Vd*,Vq*を設定する(ステップS114)。
次に、モータ32のトルク指令Tm*および回転数Nmに基づいて、高電圧側電力ライン42の許容下限電圧VHminを設定する(ステップS120)。ここで、高電圧側電力ライン42の許容下限電圧VHminは、実施例では、モータ32のトルク指令Tm*および回転数Nmと高電圧側電力ライン42の許容下限電圧VHminとの予め定められた関係に、モータ32のトルク指令Tm*および回転数Nmを適用して設定するものとした。
続いて、高電圧側電力ライン42の許容下限電圧VHminおよび許容上限電圧VHmaxとモータ32のトルク指令Tm*および回転数Nmとに基づいて、変調率Rmとして選択可能な変調率範囲を設定する(ステップS130)。ここで、変調率範囲は、高電圧側電力ライン42の許容下限電圧VHminおよび許容上限電圧VHmaxとモータ32のトルク指令Tm*および回転数Nmと変調率範囲との予め定められた関係に、高電圧側電力ライン42の許容下限電圧VHminおよび許容上限電圧VHmaxとモータ32のトルク指令Tm*および回転数Nmとを適用して設定するものとした。なお、高電圧側電力ライン42の許容上限電圧VHmaxは、高電圧側電力ライン42の仕様などに基づいて定められる。
そして、設定した変調率範囲に基づいて、インバータ34のスイッチングに起因して生じる電磁音の音程として選択可能な音程グループを設定する(ステップS140)。ここで、音程グループは、変調率範囲と音程グループとの予め定められた関係に変調率範囲を適用して設定するものとした。図3は、モータ32の回転数Nmが或る値のときの電磁音の各周波数成分の一例を示す説明図である。なお、電磁音の音程は、電磁音の各周波数成分のうち比較的音レベルの大きい周波数成分や各周波数の積算値などに応じて定まり、各周波数成分は、パルスパターンPP(パルスタイプPTおよびパルス数Np)と変調率Rmと応じて定まる。図3の例では、音程Aについてはパルス数Npが11でパルスタイプPTがタイプPTaで変調率Rmが0.30のときの音程を示し、音程Bについてはパルス数Npが11でパルスタイプPTがタイプPTbで変調率Rmが0.30のときの音程を示し、音程Cについてはパルス数Npが11でパルスタイプPTがタイプPTaで変調率Rmが0.40のときの音程を示し、音程Dについてはパルス数Npが11でパルスタイプPTがタイプPTbで変調率Rmが0.40のときの音程を示す。なお、電磁音の音程は、パルス数NpとパルスタイプPTと変調率Rmとの組み合わせの数だけ設定することができる。音程グループとしては、例えば、音程A,C,・・・などの変調率Rmが0.30のグループを選択したり、音程B,D,・・・などの変調率Rmが0.40のグループを選択したりすることができる。
こうして音程グループを設定すると、設定した音程グループ内で要求音程を設定し(ステップS150)、設定した要求音程に基づいて要求変調率RmtagおよびパルスパターンPP(パルスタイプPTおよびパルス数Np)を設定する(ステップS160)。ここで、要求変調率RmtagおよびパルスパターンPPは、要求音程の変調率RmおよびパルスパターンPPを設定すればよい。
続いて、d軸,q軸の電圧指令Vd*,Vq*および要求変調率Rmtagに基づいて、変調率Rmが要求変調率Rmtagとなるように高電圧側電力ライン42の目標電圧VH*を設定し(ステップS170)、高電圧側電力ライン42の電圧VHが目標電圧VH*となるように昇圧コンバータ40のトランジスタT31,T32のスイッチング制御を行なう(ステップS180)。ここで、高電圧側電力ライン42の目標電圧VH*は、d軸,q軸の電圧指令Vd*,Vq*および要求変調率Rmtagと高電圧側電力ライン42の目標電圧VH*との予め定められた関係に、d軸,q軸の電圧指令Vd*,Vq*および要求変調率Rmtagを適用して設定するものとした。
次に、高電圧側電力ライン42の電圧VHを入力し(ステップS190)、d軸,q軸の電圧指令Vd*,Vq*と高電圧側電力ライン42の電圧VHとに基づいて電圧の変調率Rmおよび電圧位相θpを設定する(ステップS200)。ここで、変調率Rmは、d軸の電圧指令Vd*の二乗とq軸の電圧指令Vq*の二乗との和の平方根として計算される電圧指令絶対値Vdqを高電圧側電力ライン42の電圧VHで除して得ることができる。実施例では、上述したように、変調率Rmが要求変調率Rmtagとなるように高電圧側電力ライン42の目標電圧VH*を設定すると共に高電圧側電力ライン42の電圧VHが目標電圧VH*となるように昇圧コンバータ40を制御するから、ステップS200の処理では、高電圧側電力ライン42の電圧VHに基づいて、要求変調率Rmtagと略同一の値を変調率Rmとして設定することになる。電圧位相θpは、d軸,q軸の電圧指令Vd*,Vq*を成分とする電圧ベクトルのq軸に対する角度として得ることができる。
続いて、パルスパターンPPと変調率Rmと電圧位相θpとに基づいてスイッチング角θsとスイッチングパターンVとを設定し(ステップS210)、設定したスイッチング角θsとスイッチングパターンVとに基づいてインバータ34のトランジスタT11〜T16のPWM信号を生成し(ステップS220)、生成したPWM信号を用いてトランジスタT11〜T16のスイッチング制御を行なって(ステップS230)、本ルーチンを終了する。
ここで、スイッチング角θsは、モータ32の各相の相電圧(トランジスタT11〜T16のうち対応する相のトランジスタのオンオフ、例えばU相についてはトランジスタT11,T14のオンオフ)を切り替える角度である。
また、スイッチングパターンVは、トランジスタT11〜T13のオンオフの組み合わせを示すパターンであり、パターンV0〜V7を用いるものとした。なお、トランジスタT11〜T16のオンオフの組み合わせでなくトランジスタT11〜T13のオンオフの組み合わせを用いるのは、通常、トランジスタT11〜T16のうち対応する上アームと下アームとを同時にオンとすることはなく、トランジスタT14〜T16のオンオフの組み合わせを省略しても差し支えないためである。パターンV0〜V7は以下の通りである。
パターンV0:トランジスタT11〜T13の全てがオフ
パターンV1:トランジスタT11,T12がオフでトランジスタT13がオン
パターンV2:トランジスタT11,T13がオフでトランジスタT12がオン
パターンV3:トランジスタT11がオフでトランジスタT12,T13がオン
パターンV4:トランジスタT11がオンでトランジスタT12,T13がオフ
パターンV5:トランジスタT11,T13がオンでトランジスタT12がオフ
パターンV6:トランジスタT11,T12がオンでトランジスタT13がオフ
パターンV7:トランジスタT11〜T13が全てオン
こうしてPWM信号を生成すると、生成したPWM信号を用いてインバータ34のトランジスタT11〜T16のスイッチングを行なう。即ち、モータ32のスイッチング角θsで、スイッチング角θsに対応するスイッチングパターンVとなるようにトランジスタT11〜T16のスイッチングを行なう。こうしたインバータ34の制御により、パルスタイプPT(タイプPTaまたはタイプPTb)およびパルス数NpからなるパルスパターンPPに応じて、モータ32の鉄損を低減したり電圧や電流の高調波を低減したりすることができる。
電気自動車20では、比較的高い静粛性が実現されることから、歩行者等が車両の接近に気づきにくい。このため、モータ32のトルク指令Tm*に基づく各相の電圧指令と搬送波電圧(三角波電圧)との比較によってトランジスタT11〜T16のPWM信号を生成してトランジスタT11〜T16のスイッチング制御を行なうものにおいて、トランジスタT11〜T16のスイッチングに起因して生じる電磁音によって歩行者等に車両の接近を報知することが考えられている。この場合、搬送波電圧の周波数(キャリア周波数)を変化させることによって、モータ32に供給される電流のリプル成分(リプル電流)を調節して、電磁音を調節している。しかしながら、実施例のように変調率Rmと電圧位相θpとパルスパターンPPとパルス数Npとに基づいてトランジスタT11〜T16のPWM信号を生成してトランジスタT11〜T16のスイッチング制御を行なうものにおいて、どのように電磁音を調節するかについては未だ課題とされていた。このことを踏まえて、実施例では、高電圧側電力ライン42の電圧VHが要求音程に応じた変調率Rmとなるように高電圧側電力ライン42の目標電圧VH*を設定して昇圧コンバータ40を制御するものとした。これにより、要求音程に応じた要求変調率Rmtag(変調率Rm)およびパルスタイプPTおよびパルス数Npに基づいてインバータ34のトランジスタT11〜T16のPWM信号を生成してトランジスタT11〜T16のスイッチング制御を行なうことになるから、要求音程(所望の音程)の電磁音を発生させて、歩行者等に車両の接近を報知することができる。しかも、モータ32のトルク指令Tm*および回転数Nmに基づく高電圧側電力ライン42の許容下限電圧VHminと、許容上限電圧VHmaxと、に基づいて変調率範囲を設定すると共に変調率Rmが変調率範囲内となる音程グループから要求音程を設定する。これにより、高電圧側電力ライン42の許容下限電圧VHminおよび許容上限電圧VHmaxを考慮して(高電圧側電力ライン42の電圧VHが許容下限電圧VHminおよび許容上限電圧VHmaxの範囲内となるように)要求音程を設定することができる。
以上説明した実施例の電気自動車20では、変調率Rmと電圧位相θpとパルスタイプPTおよびパルス数Npとを用いてインバータ34のトランジスタT11〜T16のPWM信号を設定してトランジスタT11〜T16のスイッチング制御を行なうと共に、高電圧側電力ライン42の電圧VHが目標電圧VH*となるように昇圧コンバータ40のトランジスタT31,T32のスイッチング制御を行なう。そして、この際において、トランジスタT11〜T16のスイッチングに起因して生じる電磁音の音程が要求音程となるようにパルスタイプPTとパルス数Npと要求変調率Rmtagとを設定し、この変調率Rmに基づいて目標電圧VH*を設定する。これにより、要求音程に応じた要求変調率Rmtag(変調率Rm)およびパルスタイプPTおよびパルス数Npに基づいてインバータ34のトランジスタT11〜T16のPWM信号を生成してトランジスタT11〜T16のスイッチング制御を行なうことになるから、要求音程(所望の音程)の電磁音を発生させて、歩行者等に車両の接近を報知することができる。
実施例の電気自動車20では、高電圧側電力ライン42の許容下限電圧VHminおよび許容上限電圧VHmaxとモータ32のトルク指令Tm*および回転数Nmとに基づいて変調率範囲を設定し、この変調率範囲に基づいて音程グループを設定し、この音程グループ内で要求音程を設定するものとした。しかし、高電圧側電力ライン42の許容下限電圧VHminおよび許容上限電圧VHmaxとモータ32のトルク指令Tm*および回転数Nmとに基づいて、変調率範囲や音程グループを設定することなく、要求音程を直接設定するものとしてもよい。
実施例の電気自動車20では、昇圧コンバータ40の目標電圧VH*は、d軸,q軸の電圧指令Vd*,Vq*および要求変調率Rmtagに基づいて設定するものとした。しかし、モータ32のトルク指令Tm*および回転数Nmと要求変調率Rmtagとに基づいて設定するものとしてもよい。
実施例の電気自動車20では、パルスパターンPPのパルスタイプPTとして、モータ32の鉄損を低減するようにPWM信号を生成するタイプPTaと、電圧や電流の高調波を低減するようにPWM信号を生成するタイプPTbと、の2つのタイプを用いるものとした。しかし、パルスタイプPTとして、3つ以上のパルスタイプPTを用いるものとしてもよい。この場合、例えば、モータ32の鉄損を低減するようにPWM信号を生成するタイプ,モータ32の銅損を低減するようにPWM信号を生成するタイプ,モータ32のトルクリプルを低減するようにPWM信号を生成するタイプ,インバータ34の損失を低減するようにPWM信号を生成するタイプ,モータ32およびインバータ34のトータル損失を低減するようにPWM信号を生成するタイプ,電圧の高調波を低減するようにPWM信号を生成するタイプ,電流の高調波を低減するようにPWM信号を生成するタイプなどを用いるものとしてもよい。
実施例では、走行用のモータ32を備える電気自動車20の構成とした。しかし、複数のモータを備える電気自動車の構成としてもよいし、モータの他にエンジンを備える、パラレルタイプやシリーズタイプのハイブリッド自動車の構成としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータ32が「モータ」に相当し、インバータ34が「インバータ」に相当し、バッテリ36が「バッテリ」に相当し、昇圧コンバータ40が「昇圧コンバータ」に相当し、図2の制御ルーチンを実行する電子制御ユニット50が「制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、電気自動車の製造産業などに利用可能である。
20 電気自動車、22a,22b 駆動輪、24 デファレンシャルギヤ、26 駆動軸、32 モータ、32a 回転位置検出センサ、32u,32v,36b 電流センサ、34 インバータ、36 バッテリ、36a,46a,48a 電圧センサ、40 昇圧コンバータ、42 高電圧側電力ライン、44 低電圧側電力ライン、46,48 コンデンサ、50 電子制御ユニット、52 CPU、54 ROM、56 RAM、60 イグニッションスイッチ、61 シフトレバー、62 シフトポジションセンサ、63 アクセルペダル、64 アクセルペダルポジションセンサ、65 ブレーキペダル、66 ブレーキペダルポジションセンサ、68 車速センサ、D11〜D16,D31,D32 ダイオード、L リアクトル、T11〜T16,T31,T32 トランジスタ。

Claims (1)

  1. 走行用のモータと、
    複数のスイッチング素子のスイッチングによって前記モータを駆動するインバータと、
    バッテリと、
    前記バッテリが接続された低電圧側電力ラインと前記インバータが接続された高電圧側電力ラインとの間で電圧の変換を伴って電力のやりとりを行なう昇圧コンバータと、
    前記インバータと前記昇圧コンバータとを制御する制御装置と、
    を備える自動車であって、
    前記制御装置は、電圧の変調率と電圧位相とパルスタイプと前記モータの電気角の所定周期のパルス数とを用いて前記複数のスイッチング素子のPWM信号を生成して前記複数のスイッチング素子のスイッチングを行なうと共に、前記高電圧側電力ラインの目標電圧を用いて前記昇圧コンバータを制御し、
    更に、前記制御装置は、前記複数のスイッチング素子のスイッチングに起因して生じる電磁音の音程が要求音程となるように前記パルスタイプと前記パルス数と要求変調率とを設定し、前記変調率が前記要求変調率となるように前記目標電圧を設定する、
    自動車。
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