JP6751496B2 - 駆動装置 - Google Patents

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本発明は、駆動装置に関し、詳しくは、モータとインバータとを備える駆動装置に関する。
従来、この種の駆動装置としては、電動機と、電源からの直流電力を三相交流電力に変換して電動機に供給するインバータ装置とを備え、変調波と搬送波とに従ってPWMパルスを生成してインバータ装置を制御するものにおいて、搬送波の周波数として、基本のキャリア周波数と平均値が略値0となる拡散周波数との和を用いるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この駆動装置では、このようにして搬送波の周波数を拡散させることにより、電磁音による騒音を低減している。
特開2006−174645号公報
こうした駆動装置では、搬送波の周波数を拡散させる手法以外の新たな手法により、電磁音による騒音を低減することが要請されている。例えば、同期PWM制御を行なう場合には、搬送波の周波数を不規則に拡散させることができないことから、新たな手法の構築が必要とされる。
本発明の駆動装置は、電磁音による騒音を低減することを主目的とする。
本発明の駆動装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の駆動装置は、
モータと、
複数のスイッチング素子のスイッチングによって前記モータを駆動するインバータと、
を備える駆動装置であって、
前記モータのトルク指令に基づく各相の電圧指令と搬送波電圧とを用いて前記複数のスイッチング素子のPWM信号を生成して前記複数のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう制御装置を備え、
前記制御装置は、前記電圧指令と前記搬送反電圧との比較によって前記PWM信号を生成する第1手法と、前記電圧指令の符号を反転させたものと前記搬送波電圧との比較によって前記PWM信号を生成する第2手法と、を不規則な周期で切り替える、
ことを要旨とする。
この本発明の駆動装置では、電圧指令と搬送反電圧との比較によってPWM信号を生成する第1手法と、電圧指令の符号を反転させたものと搬送波電圧との比較によってPWM信号を生成する第2手法と、を不規則な周期で切り替える。第1手法と第2手法とを切り替えることにより、複数のスイッチング素子をオンオフするタイミングを変化させることができるから、含有高調波を変化させることができる。したがって、第1手法と第2手法とを不規則な周期で切り替えることにより、含有高調波を不規則な周期で変化させる(拡散させる)ことができ、電磁音による騒音を低減することができる。なお、このPWM信号の生成手法の第1手法と第2手法との間での切替は、同期PWM制御でも非同期PWM制御でも行なうことができる。
こうした本発明の駆動装置において、前記インバータは、前記複数のスイッチング素子のうち上アームおよび下アームを有し、前記第1手法は、前記上アームについて、前記電圧指令が前記搬送波電圧よりも大きくなるときにオンとすると共に前記電圧指令が前記搬送波電圧がよりも小さくなるときにオフとする前記PWM信号を生成する手法であり、前記第2手法は、前記上アームについて、前記電圧指令の符号を反転させたものが前記搬送波電圧よりも小さくなるときにオンとすると共に前記電圧指令の符号を反転させたものが前記搬送波電圧がよりも大きくなるときにオフとする前記PWM信号を生成する手法である、ものとしてもよい。
駆動装置を搭載する電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。 PWM信号生成ルーチンの一例を示すフローチャートである。 PWM信号生成処理の一例を示すフローチャートである。 第1手法および第2手法を用いてPWM信号を生成する様子の一例を示す説明図である。 継続時間閾値テーブルの一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての駆動装置を搭載する電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例の電気自動車20は、図示するように、モータ32と、インバータ34と、バッテリ36と、昇圧コンバータ40と、電子制御ユニット50と、を備える。
モータ32は、同期発電電動機として構成されており、永久磁石が埋め込まれた回転子と、三相コイルが巻回された固定子と、を備える。このモータ32の回転子は、駆動輪22a,22bにデファレンシャルギヤ24を介して連結された駆動軸26に接続されている。
インバータ34は、モータ32に接続されると共に高電圧系電力ライン42を介して昇圧コンバータ40に接続されている。このインバータ34は、6つのトランジスタT11〜T16と、6つのダイオードD11〜D16と、を有する。トランジスタT11〜T16は、それぞれ、高電圧系電力ライン42の正極母線と負極母線とに対して、ソース側とシンク側になるように、2個ずつペアで配置されている。6つのダイオードD11〜D16は、それぞれ、トランジスタT11〜T16に逆方向に並列接続されている。トランジスタT11〜T16の対となるトランジスタ同士の接続点の各々には、モータ32の三相コイル(U相,V相,W相)の各々が接続されている。したがって、インバータ34に電圧が作用しているときに、電子制御ユニット50によって、対となるトランジスタT11〜T16のオン時間の割合が調節されることにより、三相コイルに回転磁界が形成され、モータ32が回転駆動される。以下、トランジスタT11〜T13を「上アーム」,トランジスタT14〜T16を「下アーム」ということがある。高電圧系電力ライン42の正極母線と負極母線とには、平滑用のコンデンサ46が取り付けられている。
バッテリ36は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、低電圧系電力ライン44を介して昇圧コンバータ40に接続されている。低電圧系電力ライン44の正極母線と負極母線とには、平滑用のコンデンサ48が取り付けられている。
昇圧コンバータ40は、高電圧系電力ライン42と低電圧系電力ライン44とに接続されている。この昇圧コンバータ40は、2つのトランジスタT31,T32と、2つのダイオードD31,D32と、リアクトルLと、を有する。トランジスタT31は、高電圧系電力ライン42の正極母線に接続されている。トランジスタT32は、トランジスタT31と、高電圧系電力ライン42および低電圧系電力ライン44の負極母線と、に接続されている。2つのダイオードD31,D32は、それぞれ、トランジスタT31,T32に逆方向に並列接続されている。リアクトルLは、トランジスタT31,T32同士の接続点と、低電圧系電力ライン44の正極母線と、に接続されている。昇圧コンバータ40は、電子制御ユニット50によって、トランジスタT31,T32のオン時間の割合が調節されることにより、低電圧系電力ライン44の電力を電圧の昇圧を伴って高電圧系電力ライン42に供給したり、高電圧系電力ライン42の電力を電圧の降圧を伴って低電圧系電力ライン44に供給したりする。
電子制御ユニット50は、CPU52を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU52の他に、処理プログラムを記憶するROM54やデータを一時的に記憶するRAM56,入出力ポートを備える。電子制御ユニット50には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。電子制御ユニット50に入力される信号としては、例えば、モータ32の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ(例えばレゾルバ)32aからの回転位置θmや、モータ32の各相に流れる電流を検出する電流センサ32u,32vからの相電流Iu,Ivを挙げることができる。また、バッテリ36の端子間に取り付けられた電圧センサ36aからの電圧Vbや、バッテリ36の出力端子に取り付けられた電流センサ36bからの電流Ibも挙げることができる。さらに、コンデンサ46の端子間に取り付けられた電圧センサ46aからのコンデンサ46(高電圧系電力ライン42)の電圧VHや、コンデンサ48の端子間に取り付けられた電圧センサ48aからのコンデンサ48(低電圧系電力ライン44)の電圧VLも挙げることができる。加えて、イグニッションスイッチ60からのイグニッション信号や、シフトレバー61の操作位置を検出するシフトポジションセンサ62からのシフトポジションSPも挙げることができる。また、アクセルペダル63の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ64からのアクセル開度Accや、ブレーキペダル65の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ66からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ68からの車速Vも挙げることができる。電子制御ユニット50からは、各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。電子制御ユニット50から出力される信号としては、例えば、インバータ34のトランジスタT11〜T16へのスイッチング制御信号や、昇圧コンバータ40のトランジスタT31,T32へのスイッチング制御信号を挙げることができる。電子制御ユニット50は、回転位置検出センサ32aからのモータ32の回転子の回転位置θmに基づいてモータ32の電気角θeや回転数Nmを演算している。また、電子制御ユニット50は、電流センサ36bからのバッテリ36の電流IBの積算値に基づいてバッテリ36の蓄電割合SOCを演算している。ここで、蓄電割合SOCは、バッテリ36の全容量に対するバッテリ36から放電可能な電力の容量の割合である。
こうして構成された実施例の電気自動車20では、電子制御ユニット50は、以下の走行制御を行なう。走行制御では、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸26に要求される要求トルクTd*を設定し、設定した要求トルクTd*をモータ32のトルク指令Tm*に設定し、モータ32がトルク指令Tm*で駆動されるようにインバータ34のトランジスタT11〜T16のスイッチング制御を行なう。実施例では、インバータ34のトランジスタT11〜T16をパルス幅変調制御(PWM制御)によってスイッチング制御するものとした。PWM制御は、モータ32の各相の電圧指令Vu*,Vv*,Vw*と搬送波電圧(周波数が3kHz〜5kHz程度の三角波電圧)とを用いてトランジスタT11〜T16のPWM信号を生成してトランジスタT11〜T16のスイッチングを行なう制御である。また、走行制御では、モータ32をトルク指令Tm*で駆動できるように高電圧系電力ライン42の目標電圧VH*を設定し、高電圧系電力ライン42の電圧VHが目標電圧VH*となるように昇圧コンバータ40のトランジスタT31,T32のスイッチング制御を行なう。
次に、こうして構成された実施例の電気自動車20の動作、特に、インバータ34の制御に用いるPWM信号を生成する際の動作について説明する。図2は、実施例の電子制御ユニット50により実行されるPWM信号生成ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、繰り返し実行される。
PWM信号生成ルーチンが実行されると、電子制御ユニット50のCPU52は、まず、モータ32の電流Iu,Ivや電気角θe,トルク指令Tm*などのデータを入力する(ステップS100)。ここで、モータ32の相電流Iu,Ivは、電流センサ32u,32vによって検出された値を入力するものとした。モータ32の電気角θeは、回転位置検出センサ32aによって検出されたモータ32の回転子の回転位置θmに基づいて演算された値を入力するものとした。モータ32のトルク指令Tm*は、上述の走行制御によって設定された値を入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、モータ32の各相(U相,V相,W相)に流れる電流の総和が値0であるとして、モータ32の電気角θeを用いて、U相,V相の相電流Iu,Ivをd軸,q軸の電流Id,Iqに座標変換(3相−2相変換)する(ステップS110)。続いて、モータ32のトルク指令Tm*に基づいてd軸,q軸の電流指令Id*,Iq*を設定し(ステップS120)、設定したd軸,q軸の電流指令Id*,Iq*とd軸,q軸の電流Id,Iqとを用いて式(1)および式(2)によりd軸,q軸の電圧指令Vd*,Vq*を設定する(ステップS130)。ここで、式(1)および式(2)中、「kd1」,「kq1」は,フィードバック制御における比例項のゲインであり、「kd2」,「kq2」は、フィードバック制御における積分項のゲインである。
Vd*=kd1・(Id*-Id)+kd2∫(Id*-Id)dt (1)
Vq*=kq1・(Iq*-Iq)+kq2∫(Iq*-Iq)dt (2)
そして、モータ32の電気角θeを用いてd軸,q軸の電圧指令Vd*,Vq*を各相の電圧指令Vu*,Vv*,Vw*に座標変換(2相−3相変換)する(ステップS140)。続いて、この電圧指令Vu*,Vv*,Vwと搬送波電圧とを用いて、図3のPWM信号生成処理により、トランジスタT11〜T16のPWM信号を生成して(ステップS150)、本ルーチンを終了する。こうしてトランジスタT11〜T16のPWM信号を生成すると、このPWM信号を用いてトランジスタT11〜T16のスイッチング制御を行なう。
次に、図3のPWM信号生成処理について説明する。このPWM信号生成処理では、電子制御ユニット50のCPU52は、まず、今回のトリップ(イグニッションオンからイグニッションオフまで)における初回か否かを判定し(ステップS200)、今回のトリップにおける初回であると判定されたときには、PWM信号の生成手法を設定する(ステップS210)。ここで、PWM信号の生成手法としては、実施例では、各相の電圧指令Vu*,Vv*,Vw*と搬送波電圧(三角波電圧)との比較によってPWM信号を生成する第1手法、および、各相の電圧指令Vu*,Vv*,Vw*の符号を反転させたものと搬送波電圧(三角波電圧)との比較によってPWM信号を生成する第2手法を用いるものとした。第1手法および第2手法を用いてPWM信号を生成する様子の一例を図4示す。図4では、U相の電圧指令Vu*に基づいてトランジスタT11(上アーム)およびトランジスタT14(下アーム)のPWM信号を生成する様子を示す。図示するように、第1手法では、電圧指令Vu*が搬送波電圧よりも大きくなるときに、トランジスタT11をオンとすると共にトランジスタT14をオフとし、電圧指令Vu*が搬送波電圧よりも小さくなるときに、トランジスタT11をオフとすると共にトランジスタT14をオンとする。また、第2手法では、電圧指令Vu*の符号を反転させたもの(−Vu*)が搬送波電圧よりも小さくなるときに、トランジスタT11をオンとすると共にトランジスタT14をオフとし、電圧指令Vu*の符号を反転させたもの(−Vu*)が搬送波電圧よりも大きくなるときに、トランジスタT11をオフとすると共にトランジスタT14をオンとする。したがって、第1手法と第2手法とでは、トランジスタT11,T14をオンオフするタイミングが異なる。実施例では、ステップS210の処理で、PWM信号の生成手法に第1手法を設定するものとした。
続いて、番号kに初期値としての値1を設定し(ステップS220)、この番号kと継続時間閾値テーブルとを用いて継続時間閾値Crefを設定し(ステップS230)、継続時間カウンタCを値0にリセットする(ステップS240)。ここで、継続時間閾値Crefは、PWM信号の生成手法を第1手法または第2手法で継続する時間に相当するカウンタ値である。また、継続時間テーブルは、番号kと継続時間閾値Crefとの関係を示すテーブルである。継続時間閾値テーブルの一例を図5に示す。図5に示すように、継続時間閾値Crefは、番号kが値1だけインクリメントされる毎に、不規則に変化するように設定されている。継続時間閾値Crefは、番号kを継続時間閾値テーブルに適用して設定することができる。継続時間カウンタCは、PWM信号の生成手法を初回に設定してからまたは切り替えてからの時間に相当するカウンタ値である。ステップS200で今回のトリップにおける初回でないと判定されたときには、ステップS210〜S240の処理を実行しない。
次に、継続時間カウンタCを値1だけインクリメントし(ステップS250)、この継続時間カウンタCを継続時間閾値Crefと比較し(ステップS260)、継続時間カウンタCが継続時間閾値Cref未満のときには、PWM信号の生成手法を現在の手法(第1手法または第2手法)で保持し(ステップS280)、各相の電圧指令Vu*,Vv*,Vwと搬送波電圧とPWM信号の生成手法(図4参照)とを用いてPWM信号を生成して(ステップS340)、PWM信号生成処理を終了する。
ステップS260で継続時間カウンタCが継続時間閾値Cref以上のときには、現在のPWM信号の生成手法を調べ(ステップS270)、現在のPWM信号の生成手法が第1手法のときには、第2手法に切り替え(ステップS290)、現在のPWM信号の生成手法が第2手法のときには、第1手法に切り替える(ステップS300)。
次に、番号kを値1だけインクリメントして更新し(ステップS310)、上述のステップS230,S240の処理と同様に、番号kと継続時間閾値テーブルとを用いて継続時間閾値Crefを設定し(ステップS320)、継続時間カウンタCを値0にリセットする(ステップS330)。そして、各相の電圧指令Vu*,Vv*,Vwと搬送波電圧とPWM信号の生成手法とを用いてPWM信号を生成して(ステップS340)、PWM信号生成処理を終了する。
こうした制御により、不規則に変化する継続時間閾値Crefの周期で、PWM信号の生成手法が第1手法と第2手法との間で切り替わる。上述したように、第1手法と第2手法とでは、トランジスタT11,T14をオンオフするタイミングが異なることから、含有高調波が異なる。したがって、不規則に変化する継続時間閾値Crefの周期で第1手法と第2手法とを切り替えることにより、含有高調波を不規則な周期で変化させる(拡散させる)ことができ、電磁音による騒音を低減することができる。
以上説明した実施例の電気自動車20に搭載される駆動装置では、各相の電圧指令Vu*,Vv*,Vwと搬送波電圧とPWM信号の生成手法とを用いてPWM信号を生成するものにおいて、PWM信号の生成手法を、第1手法と第2手法との間で、不規則に変化する継続時間閾値Crefの周期で切り替える。これにより、含有高調波を不規則な周期で変化させる(拡散させる)ことができ、電磁音による騒音を低減することができる。なお、このPWM信号の生成手法の第1手法と第2手法との間での切替は、同期PWM制御でも非同期PWM制御でも行なうことができる。
実施例の電気自動車20に搭載される駆動装置では、継続時間カウンタCが継続時間閾値Cref以上に至ると、番号kを値1だけインクリメントして更新すると共に更新後の番号kと継続時間閾値テーブルとを用いて継続時間閾値Crefを設定(更新)するものとした。しかし、継続時間カウンタCが継続時間閾値Cref以上に至ると、番号kや継続時間閾値テーブルを用いずに、ランダムに(リアルタイムで乱数を発生する乱数発生器などを用いて)継続時間閾値Crefを設定(更新)するものとしてもよい。
実施例の電気自動車20に搭載される駆動装置では、バッテリ36とインバータ34との間に昇圧コンバータ40を設けるものとしたが、この昇圧コンバータ40を設けないものとしてもよい。
実施例では、走行用のモータ32を備える電気自動車20に搭載される駆動装置の構成としたが、走行用のモータの他にエンジンも備えるハイブリッド自動車に搭載される駆動装置の構成としてもよいし、建設設備などの移動しない設備に搭載される駆動装置の構成としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータ32が「モータ」に相当し、インバータ34が「インバータ」に相当し、電子制御ユニット50が「制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、駆動装置の製造産業などに利用可能である。
20 電気自動車、22a,22b 駆動輪、24 デファレンシャルギヤ、26 駆動軸、32,132 モータ、32a 回転位置検出センサ、32u,32v,36b 電流センサ、34,134 インバータ、36 バッテリ、36a,46a,48a 電圧センサ、40 昇圧コンバータ、42 高電圧系電力ライン、44 低電圧系電力ライン、46,48 コンデンサ、50 電子制御ユニット、52 CPU、54 ROM、56 RAM、60 イグニッションスイッチ、61 シフトレバー、62 シフトポジションセンサ、63 アクセルペダル、64 アクセルペダルポジションセンサ、65 ブレーキペダル、66 ブレーキペダルポジションセンサ、68 車速センサ、120 ハイブリッド自動車、122 エンジン、124 プラネタリギヤ、D11〜D16,D31,D32 ダイオード、L リアクトル、T11〜T16,T31,T32 トランジスタ。

Claims (1)

  1. モータと、
    複数のスイッチング素子のスイッチングによって前記モータを駆動するインバータと、
    を備える駆動装置であって、
    前記モータのトルク指令に基づく各相の電圧指令と搬送波電圧とを用いて前記複数のスイッチング素子のPWM信号を生成して前記複数のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう制御装置を備え、
    前記制御装置は、前記電圧指令と前記搬送電圧との比較によって前記PWM信号を生成する第1手法と、前記電圧指令の符号を反転させたものと前記搬送波電圧との比較によって前記PWM信号を生成する第2手法と、を不規則な周期で切り替える、
    駆動装置。
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