JP6828257B2 - 画像形成システム - Google Patents

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本発明は、シート処理装置、画像形成システムに関する。
例えば特許文献1には、シートを挟むことでシートに第1の折り曲げ部を形成し、第1の折り曲げ部が形成されたシートをさらに挟むことでシートに第2の折り曲げ部を形成するシート折り装置が開示されている。そして、特許文献1では、このシート折り装置を用いて、シートを内側に三つ折り(内三つ折り:C折り)することが記載されている。
特開2004−284742号公報
ここで、折り処理の対象となるシートには、反り(カール)が生じていることがある。そして、反りが生じているシートに対して内三つ折り処理を施した場合、折り処理後のシートの内側に位置するシートの端部が、カールによって折り曲げられ、例えば犬の耳のようにシートの角が折れる、所謂ドッグイヤーと呼ばれる折り不良が発生することがあった。
本発明は、内三つ折り処理が施されたシートにおける折り不良を抑制することを目的とする。
請求項記載の発明は、シートに画像を形成する画像形成手段と、画像が形成されたシートを加熱する加熱手段と、湾曲した形状を有し且つ前記加熱手段を通過したシートが搬送される湾曲搬送路と、前記湾曲搬送路を介して搬送されてくるシートに対し、当該湾曲搬送路におけるカーブの内側と対向する第1対向面が凸面となり、当該カーブの外側と対向する第2対向面が凹面となるようにシートの形状を調整する調整手段と、前記調整手段を通過したシートの第1対向面側を山折りしてシートに第1の折り目を形成する第1折り手段と、第1の折り目が形成されたシートの第1対向面側を山折りしてシートに第2の折り目を形成する内三つ折り処理、または、第1の折り目が形成されたシートの第2対向面側を山折りしてシートに第2の折り目を形成する外三つ折り処理を選択的に実行する第2折り手段とを含む画像形成システムである。
請求項記載の発明によれば、第1の折り目および第2の折り目を形成する際に、一方の面が凹面となったシートに形成したループを一方の面側から巻き込む場合と比較して、内三つ折り処理が施されたシートにおける折り不良を抑制することができ、また、シートに外三つ折り処理を施すことができる。
実施の形態1が適用される画像形成システムの全体構成を示す図である。 画像形成装置に設けられた画像形成部の構成を示す図である。 折りユニットに設けられた折り機能部が実行する折り処理の種類を説明するための図である。 (a)、(b)は、封筒C折りの種類を説明するための図である。 折りユニットにおける折り機能部の構成を示す図である。 折り機能部のレイアウトを説明するための図である。 画像形成システムの制御に関するブロック図である。 (a)〜(c)は、封筒Z折りの処理過程を説明するための図である。 (a)〜(c)は、封筒C折りの処理過程を説明するための図である。 (a)〜(c)は、Z折りの処理過程を説明するための図である。 (a)、(b)は、画像形成装置が実行する画像出力モードを説明するための図である。 実施の形態1における折り処理モードと、画像出力モードおよびデカーラの設定との関係を示す図である。 (a)〜(c)は、封筒Z折りモードにおける、折り処理される用紙と用紙のカール状態との関係を説明するための図である。 (a)〜(c)は、外画像C折りモードにおける、折り処理される用紙と用紙のカール状態との関係を説明するための図である。 (a)〜(c)は、内画像C折りモードにおける、折り処理される用紙と用紙のカール状態との関係を説明するための図である。 (a)〜(c)は、Z折りモードにおける、折り処理される用紙と用紙のカール状態との関係を説明するための図である。 (a)、(b)は、用紙のカール状態と封筒C折り処理後の用紙との関係を説明するための図である。 実施の形態2が適用される画像形成システムの全体構成を示す図である。 実施の形態2における折り処理モードと、画像出力モードおよびインバータの設定との関係を示す図である。 実施の形態1における折り処理モードと用紙の状態との関係を示す図である。 実施の形態2における折り処理モードと用紙の状態との関係を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<実施の形態1>
[画像形成システムの構成]
図1は、本実施の形態が適用される画像形成システム500の全体構成を示す図である。
この画像形成システム500は、用紙Pに画像を形成する画像形成装置1と、画像形成装置1によって画像が形成された用紙Pに対して後処理を施す後処理装置2とを備えている。
まず、画像形成装置1は、画像データに基づいて画像を形成する画像形成部10と、原稿から画像を読み取って読取画像データを生成する画像読取部11と、画像形成部10にシートの一例としての用紙Pを供給する用紙供給部12と、ユーザからの操作を受け付けるとともにユーザへの情報の提示を行うユーザインタフェース部13と、画像形成システム500全体の動作を制御する主制御部14とを備えている。また、画像形成装置1は、画像形成部10から排出されてくる画像形成済みの用紙Pを、後処理装置2へと受け渡す用紙受渡部15をさらに備えている。
一方、シート処理装置の一例としての後処理装置2は、画像形成装置1から画像形成済みの用紙Pを受け入れて搬送するトランスポートユニット3と、トランスポートユニット3から搬入されてきた用紙Pに対し、必要に応じて折り処理を施す折りユニット4と、折りユニット4から搬入されてきた用紙Pに対し、他の後処理を施す後処理ユニット5とを備えている。また、後処理装置2は、トランスポートユニット3に対し、冊子の表紙等として用いられる合紙を供給する合紙供給ユニット(インタポーザ)6を有している。さらに、後処理装置2は、後処理装置2の各機能部の動作を制御する用紙処理制御部7を備えている。
これらのうち、トランスポートユニット3は、画像形成装置1から搬入されてくる用紙Pに生じたカール(反り)を矯正する、出力する手段、調整手段および反転手段の一例としてのデカーラ3aを備えている。
また、折りユニット4は、トランスポートユニット3から搬入されてくる用紙Pに対し、内三つ折り処理(所謂「C折り」)や外三つ折り処理(所謂「Z折り」)等の折り処理を施す折り機能部4aを備えている。
また、後処理ユニット5は、折りユニット4から搬入されてくる用紙Pに対し、必要に応じて2穴や4穴等の穴開け(パンチ)処理を施す穴開け機能部5aを備えている。さらに、後処理ユニット5は、穴開け機能部5aを通過した用紙Pを、必要な枚数だけ集積させることで用紙束を形成させ、形成された用紙束の端部にステープルによる綴じ(端綴じ)処理を施す端綴じ機能部5bを備えている。さらにまた、後処理ユニット5は、穴開け機能部5aを通過した用紙Pを、必要な枚数だけ集積させることで用紙束を形成させ、形成された用紙束の中央部にステープルによる綴じ(中綴じ)処理を施した後、この用紙束の中央部(中綴じ部)に折り処理を施すことで、冊子を作成する(簡易的な製本作業を行う)中綴じ製本機能部5cを備えている。
なお、この例では、用紙処理制御部7を、後処理装置2における後処理ユニット5内に設けた構成を例示しているが、後処理装置2を構成する他のユニット(トランスポートユニット3、折りユニット4、合紙供給ユニット6)内に設けてもよい。また、この例では、用紙処理制御部7を後処理装置2内に設けた構成を例示しているが、画像形成装置1内に設けてもよい。また、主制御部14と用紙処理制御部7とを別々に設けるのではなく、主制御部14が用紙処理制御部7を兼ねるようにしてもかまわない。
[画像形成部の構成]
図2は、画像形成装置1に設けられた画像形成部10の構成を示す図である。
画像形成手段および供給手段の一例としての画像形成部10は、電子写真方式によってトナー像を形成するトナー像形成部10Aと、トナー像形成部10Aに対向して回転可能に配置される中間転写ベルト10Bと、トナー像形成部10Aによって形成されたトナー像を中間転写ベルト10Bに一次転写する一次転写部10Cとを備える。また、画像形成部10は、中間転写ベルト10Bに一次転写されたトナー像を用紙P(図1参照)に二次転写する二次転写部10Dと、二次転写されたトナー像を用紙Pに定着する、加熱手段の一例としての定着部10Eとを備える。
ここで、画像形成部10は、用紙供給部12(図1参照)から送られてきた用紙Pを二次転写部10Dへと供給する供給経路Raと、二次転写部10Dから送られてきた用紙Pを、定着部10Eを介して用紙受渡部15(図1参照)へと排出する排出経路Rbと、排出経路Rbにおける定着部10Eの下流側と供給経路Raとに接続され、定着部10Eを通過した用紙Pの搬送方向前後を反転させることで、その表裏を反転させた状態で再度二次転写部10Dへと供給する反転経路Rcとを有している。
ここで、本実施の形態では、単体で使用可能な画像形成装置1を、画像形成システム500に組み込んで使用している。そして、この画像形成装置1を単体で使用する際には、用紙受渡部15の取り付け位置に用紙排出部が設けられ、画像形成済みの用紙Pが、画像形成装置1の上方にフェイスダウンにて排出されるようになっている。このため、画像形成部10では、排出経路Rbが、定着部10Eまでは図中上方に向かうとともに、定着部10Eを通過した後に図中右側に湾曲(カーブ)するように設けられている。
なお、湾曲搬送路の一例としての排出経路Rbにおいては、定着部10Eの出口側すなわち排出経路Rbの最上流側となる部位における用紙Pの搬送方向と、そこから200mm〜250mmだけ搬送方向下流側となる部位における用紙Pの搬送方向との角度差が、45度以上となるように設定されている。
そして、供給経路Raにおける供給経路Raと反転経路Rcとの合流部位よりも搬送方向上流側には、用紙供給部12(図1参照)から送られてきた用紙Pを搬送する搬送ロール10Fが設けられている。また、供給経路Raにおける供給経路Raと反転経路Rcとの合流部位よりも搬送方向下流側には、二次転写部10Dに供給する用紙Pの位置合わせを行うレジストロール10Gが配置されている。さらに、排出経路Rbのうち排出経路Rbと反転経路Rcとの分岐部位付近には、正逆回転可能に設けられ、定着部10Eを通過した用紙Pを、正転することで用紙受渡部15(図1参照)へと導き、また、逆転することで反転経路Rcへと導く排出ロール10Hが設けられている。さらにまた、反転経路Rcには、排出経路Rbから搬入されてきた用紙Pを供給経路Raへと導く複数の反転搬送ロール10Jが設けられている。
[折り処理の種類]
図3は、折りユニット4に設けられた折り機能部4aが実行する折り処理の種類を説明するための図である。
本実施の形態の折り機能部4aは、例えば封筒の内部に収容するために用紙Pを三等分(1:1:1)に近い状態で三つ折りする封筒折りと、二つ折りした用紙Pの片側をさらに二つ折りすることで、用紙Pを2:1:1に近い状態で三つ折りし、折り形状をZ字状とするZ折りとを実行する。また、本実施の形態の折り機能部4aは、上記封筒折りとして、用紙Pを外側に三つ折りすることで折り形状をZ字状とする封筒Z折りと、用紙Pを内側に三つ折りすることで折り形状をC字状とする封筒C折りとを実行する。そして、本実施の形態では、これら封筒折り(封筒Z折りおよび封筒C折り)とZ折りとを実行するに際して、用紙Pに1回目の折り処理を施して第1の折り目F1を形成し、第1の折り目F1が形成された用紙Pに2回目の折り処理を施して第2の折り目F2を形成する。したがって、これら封筒折り(封筒Z折りおよび封筒C折り)とZ折りとでは、2度に渡る折り処理が必要となる。
図4は、封筒C折りの種類を説明するための図である。ここで、図4(a)は外画像C折りを、図4(b)は内画像C折りを、それぞれ示している。
図4(a)に示す外画像C折りは、図3に示す封筒C折りのうち、用紙Pの一方の面に形成される画像Im(トナー像)を、折り処理後の用紙Pの外側に位置させるようにしたものである。これに対し、図4(b)に示す内画像C折りは、図3に示す封筒C折りのうち、用紙Pの一方の面に形成される画像Im(トナー像)を、折り処理後の用紙Pの内側に位置させるようにしたものである。なお、封筒C折り以外の封筒Z折りおよびZ折りにおいては、用紙Pの一方の面に形成される画像Im(トナー像)が、折り処理後の用紙Pの外側と内側とに位置することとなる。
なお、本実施の形態では、封筒Z折り処理とZ折り処理とが外三つ折り処理に含まれ、また、封筒C折り処理(外画像C折り処理および内画像C折り処理)が内三つ折り処理に含まれる。
[折り機能部の構成]
図5は、折りユニット4における折り機能部4aの構成を示す図である。
本実施の形態の折り機能部4aは、トランスポートユニット3(図1参照)から用紙Pが搬入される用紙入口(IN)と後処理ユニット5(図1参照)に用紙Pが搬出される用紙出口(OUT)とを直線的に結ぶ直線搬送路R1と、この直線搬送路R1の途中から分岐して下方側に迂回して配置される迂回搬送路R2とを有する。また、折り機能部4aは、迂回搬送路R2に設けられた、用紙Pに1回目の折り処理を施す第1折り機構41と、用紙Pに2回目の折り処理を施す第2折り機構42とを備える。
また、折り機能部4aにおいて、直線搬送路R1の入口部分には取込ロール(搬送ロール)43が設けられると共に、直線搬送路R1の途中には送出ロール(搬送ロール)44が設けられており、直線搬送路R1と迂回搬送路R2との分岐部位には、用紙Pの搬送路を切り替えるための第1切替ゲート45が設けられている。さらに、迂回搬送路R2は、直線搬送路R1との分岐部位から下方に延びる入口迂回搬送路R21と、この入口迂回搬送路R21の途中からC字状に分岐する中間迂回搬送路R22と、この中間迂回搬送路R22の途中から分岐して直線搬送路R1へと戻る戻り迂回搬送路R23とを備えている。
ここで、第1折り機構41は、入口迂回搬送路R21の途中に設けられ且つ第1の折り位置の直前に配置されるニップリリース可能なスキュー補正ロール(搬送ロールを兼用)41Aと、入口迂回搬送路R21の終端側に設けられる上下動可能な第1エンドガイド41Bと、中間迂回搬送路R22における入口迂回搬送路R21側に配置される第1折りロール41Cとで構成されている。
一方、第2折り機構42は、中間迂回搬送路R22の途中に設けられ且つ第2の折り位置の直前に配置される押込ロール(搬送ロールを兼用)42Aと、この中間迂回搬送路R22の終端側に設けられる上下動可能な第2エンドガイド42Bと、戻り迂回搬送路R23における中間迂回搬送路R22側に配置される第2折りロール42Cとを備えている。なお、迂回搬送路R2には、上述したスキュー補正ロール41Aや押込ロール42A以外に、複数の搬送ロール47が設けられている。
さらに、第2折りロール42Cの直後には、戻り迂回搬送路R23への通過を許容するか否かを切り替える第2切替ゲート46が設けられ、この第2切替ゲート46の下方には、封筒折り(封筒Z折りあるいは封筒C折り)された用紙Pを収容する用紙収容装置48が配置されている。なお、本実施の形態では、第1折りロール41Cが第1折り手段の一例として、また、第2折りロール42Cが第2折り手段の一例として、それぞれ機能している。さらに、第1折りロール41Cおよび第2折りロール42Cが、内三つ折り手段および外三つ折り手段の一例として、それぞれ機能している。
[折り機能部のレイアウト]
図6は、折り機能部4aのレイアウトを説明するための図である。
ここで、本実施の形態における封筒折りの対象用紙は、JISA4判を最大サイズとする一方、8.5×11[inches]を最小サイズとしている。また、本実施の形態におけるZ折りの対象用紙は、11×17[inches]を最大サイズとする一方、JISB4判を最小サイズとしている。
図6において、Lは、取込ロール43から第1エンドガイド41Bまでの用紙パス長であり、Z折りの対象用紙のうち、最大サイズ(本例では、11×17[inches])以上に設定されている。
また、L1は、取込ロール43からスキュー補正ロール41Aまでの用紙パス長であり、封筒折りの対象用紙のうち、最小サイズ(本例では8.5×11[inches])以下に設定されている。
さらに、L2は、スキュー補正ロール41Aから第1折りロール41Cの第1ニップ位置Aまでの用紙パス長であり、封筒折りの対象用紙のうち、最小サイズ(本例では8.5×11[inches])の1/3以下に設定されている。
さらにまた、L3は、第1折りロール41Cの第1ニップ位置Aから第1エンドガイド41Bまでの用紙パス長であり、封筒Z折りの対象用紙サイズの1/3になるように、封筒C折りの対象用紙サイズの2/3になるように、あるいは、Z折りの対象用紙サイズの1/4になるように設定される。
また、L4は、第1折りロール41Cの第1ニップ位置Aから押込ロール42Aまでの用紙パス長であり、Z折りの対象用紙のうち、最小サイズ(本例ではJISB4判)における1/2以下に設定されている。
さらに、L5は、押込ロール42Aから第2折りロール42Cの第2ニップ位置Bまでの用紙パス長であり、封筒折りの対象用紙のうち、最小サイズ(本例では8.5×11[inches])の1/3以下に設定されている。
さらにまた、L6は、第2折りロール42Cの第2ニップ位置Bから第2エンドガイド42Bまでの用紙パス長であり、封筒折りの対象用紙サイズの2/3になるように、あるいは、Z折りの対象用紙サイズの1/4になるように設定される。
[制御系の構成]
図7は、本実施の形態の画像形成システム500の制御に関するブロック図である。
画像形成装置1に設けられた主制御部14には、ユーザインタフェース部13からユーザより受け付けた指示に対応する指示信号が入力される。また、主制御部14は、画像形成装置1に設けられた画像形成部10、画像読取部11、用紙供給部12および用紙受渡部15に、それぞれ制御信号を出力する。さらに、主制御部14は、後処理装置2に設けられた用紙処理制御部7にも、制御信号を出力する。
一方、後処理装置2に設けられた用紙処理制御部7には、画像形成装置1に設けられた主制御部14から制御信号が入力される。また、用紙処理制御部7は、後処理装置2に設けられたトランスポートユニット3、折りユニット4、後処理ユニット5および合紙供給ユニット6に、それぞれ制御信号を出力する。さらに、用紙処理制御部7は、画像形成装置1に設けられた主制御部14にも、制御信号を出力する。
[折り処理動作の説明]
次に、折りユニット4(折り機能部4a)が実行する折り処理動作について説明を行う。ここで、本実施の形態の折りユニット4は、上述したように、折り処理として、3つの処理(封筒Z折り処理、封筒C折り処理、Z折り処理)を選択的に実行することができるため、以下、順に説明を行う。
(封筒Z折り処理)
図8(a)〜(c)は、封筒Z折りの処理過程を説明するための図である。
なお、ここでは、封筒に入れる小サイズの用紙P(例えばJISA4判SEF[Short Edge Feed])に対し、画像形成装置1で画像Imを作成した後、折りユニット4で封筒Z折り処理を施し、その後用紙収容装置48に排出するジョブを実行する場合を想定する。
まず、画像形成装置1では、用紙Pにトナー像(画像Im)を転写および定着した後、後処理装置2側に受け渡す。そして、画像形成装置1から排出された画像形成済みの用紙Pは、トランスポートユニット3を経由し、必要に応じてデカーラ3aにてカールが矯正された後、折りユニット4に受け渡される。
折りユニット4(折り機能部4a)では、ユーザインタフェース部13を介して受け付けた「封筒Z折りモード」のジョブ指定により、図5に示すように、第1切替ゲート45が迂回搬送路R2への用紙Pの移動を許容する位置に配置され、また、第1エンドガイド41Bおよび第2エンドガイド42Bのそれぞれが目的とする位置に移動し、さらに、第2切替ゲート46が戻り迂回搬送路R23への用紙Pの移動を阻止する位置に配置される。特に、第1エンドガイド41Bおよび第2エンドガイド42Bの位置は、図6に示すL3、L6がいずれも対象用紙サイズ(本例ではJISA4判SEF)の1/3となるように調整される。
この状態において、用紙Pは、図8(a)に示すように、直線搬送路R1から入口迂回搬送路R21側に搬送されて第1折り機構41に導かれ、スキュー補正ロール41Aを経由して、その先端が第1エンドガイド41Bに突き当たって停止する。このとき、用紙Pが画像形成装置1やトランスポートユニット3の搬送路中でスキューして入ってきた場合、用紙Pの姿勢が曲がったまま第1折りロール41Cへ送り込まれると、折り位置の精度が低下してしまう。そこで、本実施の形態では、スキュー補正ロール41Aを用いて用紙Pのスキュー補正を行うようにしている。
このスキュー補正方法は、スキュー補正ロール41Aにて用紙Pをニップ搬送させながら、第1エンドガイド41Bに用紙Pの先端を突き当てさせ、そこからさらに数mm(例えば5mm程度)用紙Pを送り込み、用紙Pの先端側にループを形成した後、スキュー補正ロール41Aのニップを解除するものである。この場合、スキュー補正ロール41Aによるニップを解除すると、用紙Pに形成されたループが真っ直ぐに戻ろうとするため、用紙Pの先端が第1エンドガイド41Bに沿って水平になろうとするとともに、用紙Pの後端も用紙Pの先端にならい、水平になろうとする。これにより、用紙Pに生じていたスキューが補正されることになる。
次に、スキュー補正が終わった用紙Pをスキュー補正ロール41Aで再びニップし、第1折りロール41Cよりもわずかに速い速度で搬送することにより、第1折りロール41Cの手前の空間で用紙Pを座屈させてループを作り、第1折りロール41Cに送り込み、第1ニップ位置A(図6参照)にて1回目の折り処理(図3に示す封筒Z折りの第1折り目F1の形成)を行う。
続いて、図8(b)に示すように、1回目の折り処理が終わった用紙Pを第2折り機構42に導く。そして、用紙Pを、押込ロール42Aを通じて搬送した後、1回目の折り処理で折った第1の折り目F1の先端を第2エンドガイド42Bに突き当てさせ、用紙Pの後端側にループを形成した後、第2折りロール42Cへと送り込み、第2ニップ位置B(図6参照)にて2回目の折り処理(図3に示す封筒Z折りの第2折り目F2の形成)を行う。このとき、第1折りロール41Cの手前で既にスキュー補正をしているので、ここでのスキュー補正は不要である。
それから、2回目の折り処理が終了することで封筒Z折りが施された用紙Pは、図8(c)に示すように、第2切替ゲート46によって案内され、用紙収容装置48(図5参照)へと排出される。
以上により、1枚の用紙Pに対する封筒Z折り処理動作が完了する。
(封筒C折り処理)
図9(a)〜(c)は、封筒C折りの処理過程を説明するための図である。
なお、ここでは、封筒に入れる小サイズの用紙P(例えばJISA4判SEF)に対し、画像形成装置1で画像Imを作成した後、折りユニット4で封筒C折り処理を施し、その後用紙収容装置48に排出するジョブを実行する場合を想定する。
上述した封筒Z折り処理の場合と同じく、まず、画像形成装置1では、用紙Pにトナー像(画像Im)を転写および定着した後、画像形成済みの用紙Pを後処理装置2側に受け渡す。そして、画像形成装置1から排出された画像形成済みの用紙Pは、トランスポートユニット3を経由し、必要に応じてデカーラ3aにてカールが矯正された後、折りユニット4に受け渡される。
折りユニット4(折り機能部4a)では、ユーザインタフェース部13を介して受け付けた「封筒C折りモード」のジョブ指定により、図5に示すように、第1切替ゲート45が迂回搬送路R2への用紙Pの移動を許容する位置に配置され、また、第1エンドガイド41Bおよび第2エンドガイド42Bのそれぞれが目的とする位置に移動し、さらに、第2切替ゲート46が戻り迂回搬送路R23への用紙Pの移動を阻止する位置に配置される。特に、第1エンドガイド41Bの位置は、封筒Z折りモードと異なり、図6に示すL3が対象用紙サイズ(本例ではJISA4判SEF)の2/3となるように調整される。なお、このときの第2エンドガイド42Bの位置は、上記封筒Z折りモードと同じである。
この状態において、用紙Pは、図9(a)に示すように、直線搬送路R1から入口迂回搬送路R21側に搬送されて第1折り機構41に導かれ、スキュー補正ロール41Aを経由して、その先端が第1エンドガイド41Bに突き当たって停止する。次に、スキュー補正ロール41Aを用いて用紙Pのスキュー補正を行った後、第1折りロール41Cにより第1ニップ位置A(図6参照)にて1回目の折り処理(図3に示す封筒C折りの第1折り目F1の形成)を行う。
続いて、図9(b)に示すように、1回目の折り処理が終わった用紙Pを第2折り機構42に導く。そして、用紙Pを、押込ロール42Aを通じて搬送した後、1回目の折り処理で折った第1の折り目F1の先端を第2エンドガイド42Bに突き当てさせ、用紙Pの後端側にループを形成した後、第2折りロール42Cへと送り込み、第2ニップ位置B(図6参照)にて2回目の折り処理(図3に示す封筒C折りの第2折り目F2の形成)を行う。
それから、2回目の折り処理が終了することで封筒C折りが施された用紙Pは、図9(c)に示すように、第2切替ゲート46によって案内され、用紙収容装置48(図5参照)へと排出される。
以上により、1枚の用紙Pに対する封筒C折り処理動作が完了する。
(Z折り処理)
図10(a)〜(c)は、Z折りの処理過程を説明するための図である。
なお、ここでは、上述した封筒Z折り処理や封筒C折り処理の場合よりも大サイズの用紙P(例えばJISA3判SEF)に対し、画像形成装置1で画像Imを作成した後、折りユニット4でZ折り処理を施し、その後、後処理ユニット5(図1参照)に排出するジョブを実行する場合を想定する。
上述した封筒Z折り処理や封筒C折り処理の場合と同じく、まず、画像形成装置1では、用紙Pにトナー像(画像Im)を転写および定着した後、画像形成済みの用紙Pを後処理装置2側に受け渡す。そして、画像形成装置1から排出された画像形成済みの用紙Pは、トランスポートユニット3を経由し、必要に応じてデカーラ3aにてカールが矯正された後、折りユニット4に受け渡される。
折りユニット4(折り機能部4a)では、ユーザインタフェース部13を介して受け付けた「Z折りモード」のジョブ指定により、図5に示すように、第1切替ゲート45が迂回搬送路R2への用紙Pの移動を許容する位置に配置され、また、第1エンドガイド41Bおよび第2エンドガイド42Bのそれぞれが目的とする位置に移動し、さらに、上記封筒折り処理(封筒Z折り処理および封筒C折り処理)とは異なり、第2切替ゲート46が戻り迂回搬送路R23への用紙Pの移動を許容する位置に配置される。特に、第1エンドガイド41Bおよび第2エンドガイド42Bの位置は、上記封筒折り処理と異なり、図6に示すL3、L6が対象用紙サイズ(本例ではJISA3判SEF)の1/4となるように調整される。
この状態において、用紙Pは、図10(a)に示すように、直線搬送路R1から迂回搬送路R2側に搬送されて第1折り機構41に導かれ、スキュー補正ロール41Aを経由して、その先端が第1エンドガイド41Bに突き当たって停止する。次に、スキュー補正ロール41Aを用いて用紙Pのスキュー補正を行った後、第1折りロール41Cにより第1ニップ位置A(図6参照)にて1回目の折り処理(図3に示すZ折りの第1折り目F1の形成)を行う。
続いて、図10(b)に示すように、1回目の折り処理が終わった用紙Pを第2折り機構42に導く。そして、用紙Pを、押込ロール42Aを通じて搬送した後、1回目の折り処理で折った第1の折り目F1の先端を第2エンドガイド42Bに突き当てさせ、用紙Pの中央側にループを形成した後、第2折りロール42Cへと送り込み、第2ニップ位置B(図6参照)にて2回目の折り処理(図3に示すZ折りの第2折り目F2の形成)を行う。
それから、2回目の折り処理が終了することでZ折りが施された用紙Pは、図10(c)に示すように、第2切替ゲート46によって戻り迂回搬送路R23に搬送され、その後、後処理ユニット5(図1参照)へと送られる。
以上により、1枚の用紙Pに対するZ折り処理動作が完了する。
[画像出力モード]
図11は、画像形成装置1が実行する画像出力モードを説明するための図である。ここで、図11(a)は、「通常出力モード」で画像形成装置1から排出される用紙Pを、図11(b)は、「反転出力モード」で画像形成装置1から排出される用紙Pを、それぞれ示している。なお、ここでは、図1および図2も参照しながら説明を行う。
(通常出力モード)
まず、通常出力モードでは、用紙供給部12から供給されることで供給経路Ra内を搬送される用紙Pの表面Paに、二次転写部10Dにて画像Imを転写する。そして、二次転写部10Dおよび定着部10Eを通過することで加熱(定着)された用紙Pを、排出経路Rbから用紙受渡部15へと受け渡す。ここで、通常出力モードでは、図11(a)に示すように、用紙Pの表面Paに画像Imを形成する一方、用紙Pの裏面Pbには画像Imを形成しない。この場合、用紙受渡部15から搬送方向Xに沿って排出される用紙Pの上面Tsは裏面Pb(画像Imなし)となり、この用紙Pの下面Usは表面Pa(画像Imあり)となる。そして、通常出力モードでは、1回目の定着部10Eの通過後(加熱後)に排出経路Rbにおける湾曲部位を通過することにより、画像形成部10から用紙受渡部15を介して排出される用紙Pには、図11(a)に示すように、「上に凸」となるダウンカールが発生することになる。その結果、画像形成装置1からトランスポートユニット3に供給される用紙Pでは、上面Tsとなる裏面Pb(画像Imなし)が凸面となり、下面Usとなる表面Pa(画像Imあり)が凹面となる。
(反転出力モード)
一方、反転出力モードでも、上記通常出力モードと同じく、用紙供給部12から供給されることで供給経路Ra内を搬送される用紙Pの表面Paに、二次転写部10Dにて画像Imを転写する。ただし、反転出力モードでは、上記通常出力モードとは異なり、二次転写部10Dおよび定着部10Eを通過することで画像Imが加熱(定着)された用紙Pを排出経路Rbに導いた後、搬送方向の前後を反転させることで排出経路Rbから反転経路Rcへと導き、さらに反転経路Rcから再度供給経路Raへと導く。これにより、再度供給経路Ra内に搬入された用紙Pは、搬送方向に加えて、その表裏も反転した状態となる。次に、再度供給経路Ra内を搬送される用紙Pの裏面Pbに、二次転写部10Dで画像Imを転写することなく、用紙Pを通過させる。そして、二次転写部10Dおよび定着部10Eを通過することで再度加熱された用紙Pを、排出経路Rbから用紙受渡部15へと受け渡す。ここで、反転出力モードでも、上記通常出力モードと同じく、用紙Pの表面Paに画像Imを形成する一方、用紙Pの裏面Pbには画像Imを形成しない。この場合、用紙受渡部15から搬送方向Xに沿って排出される用紙Pの上面Tsは表面Pa(画像Imあり)となり、この用紙Pの下面Usは裏面Pb(画像Imなし)となる。そして、反転出力モードでは、2回目の定着部10Eの通過後(加熱後)に排出経路Rbにおける湾曲部位を通過することにより、画像形成部10から用紙受渡部15を介して排出される排出される用紙Pには、「上に凸」となるダウンカールが発生することとなる。その結果、画像形成装置1からトランスポートユニット3に供給される用紙Pでは、上面Tsとなる表面Pa(画像Imあり)が凸面となり、下面Usとなる裏面Pb(画像Imなし)が凹面となる。
ここで、本実施の形態では、用紙Pの下面Usがシートの一方の面に対応し、用紙Pの上面Tsがシートの他方の面に対応している。また、本実施の形態では、用紙Pの下面Usが第1対向面に対応し、用紙Pの上面Tsが第2対向面に対応している。
[折り処理モードと、画像出力モードおよびデカーラの設定との関係]
本実施の形態の画像形成システム500では、ユーザインタフェース部13を介して受け付けたジョブ指定に基づき、画像形成システム500に設定された折り処理モードに応じて、画像形成装置1における画像出力モードおよびトランスポートユニット3におけるデカーラ3aの設定を切り替えるようになっている。
図12は、本実施の形態における折り処理モードと、画像出力モードおよびデカーラ3aの設定との関係を示す図である。
まず、折りユニット4にて用紙Pに『折り処理を施さない』場合(折り処理モード:なし)、画像形成装置1における画像出力モードは「通常出力モード」に設定され、トランスポートユニット3におけるデカーラ3aは「カール方向不変(上に凸)」に設定される。
また、折りユニット4にて用紙Pに『封筒Z折り処理』を施す場合(折り処理モード:封筒Z折り)、画像形成装置1における画像出力モードは「通常出力モード」に設定され、トランスポートユニット3におけるデカーラ3aは「カール方向不変(上に凸)」に設定される。
さらに、折りユニット4にて用紙Pに『外画像C折り処理』を施す場合(折り処理モード:外画像C折り(封筒C折り))、画像形成装置1における画像出力モードは「通常出力モード」に設定され、トランスポートユニット3におけるデカーラ3aは「カール方向変更(下に凸)」に設定される。
さらにまた、折りユニット4にて用紙Pに『内画像C折り処理』を施す場合(折り処理モード:内画像C折り(封筒C折り))、画像形成装置1における画像出力モードは「反転出力モード」に設定され、トランスポートユニット3におけるデカーラ3aは「カール方向変更(下に凸)」に設定される。
そして、折りユニット4にて用紙Pに『Z折り処理』を施す場合(折り処理モード:Z折り)、画像形成装置1における画像出力モードは「通常出力モード」に設定され、トランスポートユニット3におけるデカーラ3aは「カール方向不変(上に凸)」に設定される。
[折り処理モードと用紙のカール状態との関係]
では、本実施の形態の画像形成システム500における、折り処理モードと用紙Pのカール状態との関係について説明を行う。ここで、本実施の形態の画像形成システム500では、4つの折り処理モード(封筒Z折りモード、外画像C折りモード(封筒C折り)、内画像C折りモード(封筒C折り)、Z折りモード)を選択的に実行することができるため、以下、順に説明を行う。
(封筒Z折りモード)
図13(a)〜(c)は、封筒Z折りモードにおける、折り処理される用紙Pと用紙Pのカール状態との関係を説明するための図である。ここで、図13(a)は、搬送方向Xに沿って搬送され、折り機能部4aの直線搬送路R1に設けられた取込ロール43を通過する取込時の用紙Pを示している。また、図13(b)は、折り機能部4aの迂回搬送路R2に設けられた第1折り機構41を通過することで、第1の折り目F1が形成された第1の折り目形成後の用紙Pを示している。そして、図13(c)は、折り機能部4aの迂回搬送路R2に設けられた第2折り機構42を通過することで、さらに第2の折り目F2が形成された第2の折り目形成後の用紙Pを示している。なお、図13(a)〜(c)に示す関係については、以下に説明する図14〜図16においても同様である。
図12に示したように、封筒Z折りモードにおいて、画像形成装置1における画像出力モードは「通常出力モード」に設定され、トランスポートユニット3におけるデカーラ3aは「カール方向不変(上に凸)」に設定される。このため、図13(a)に示すように、取込時の用紙Pでは、「通常出力モード」であることに伴い、用紙Pの上面Tsは裏面Pb(画像Imなし)となり、この用紙Pの下面Usは表面Pa(画像Imあり)となる(図11(a)も参照)。また、図13(a)に示すように、取込時の用紙Pでは、デカーラ3aの設定が「カール方向不変」であることに伴い、「上に凸」、すなわち、上面Tsとなる裏面Pb(画像Imなし)が凸面となり、下面Usとなる表面Pa(画像Imあり)が凹面となる。
続いて、用紙Pは、凹面となる表面Paが、第1折り機構41に設けられた第1折りロール41Cと接触するように、第1ニップ位置Aに突入する。その結果、第1ニップ位置Aを通過した用紙Pには、図13(b)に示すように、中央よりも先端側となる部位に、表面Pa側からみて山折り(裏面Pb側からみて谷折り)となるように、第1の折り目F1が形成される。このとき、用紙Pの表面Paに画像Imが形成されていることから、第1の折り目F1形成後の用紙Pでは、画像Imが、折られた用紙Pの外側に位置することになる。
それから、第1の折り目F1が形成された用紙Pは、凸面となる裏面Pbが、第2折り機構42に設けられた第2折りロール42Cと接触するように、第2ニップ位置Bに突入する。その結果、第2ニップ位置Bを通過した用紙Pには、図13(c)に示すように、中央よりも後端側となる部位に、裏面Pb側からみて山折り(表面Pa側からみて谷折り)となるように、第2の折り目F2が形成される。このとき、用紙Pの表面Paに画像Imが形成されていることから、第2の折り目F2形成後の用紙Pでは、画像Imが、折られた用紙Pの外側(第1の折り目F1周辺)と内側(第2の折り目F2周辺)とに位置することになる。
(外画像C折りモード)
図14(a)〜(c)は、外画像C折りモードにおける、折り処理される用紙Pと用紙Pのカール状態との関係を説明するための図である。
図12に示したように、外画像C折りモードにおいて、画像形成装置1における画像出力モードは「通常出力モード」に設定され、トランスポートユニット3におけるデカーラ3aは「カール方向変更(下に凸)」に設定される。このため、図14(a)に示すように、取込時の用紙Pでは、「通常出力モード」であることに伴い、用紙Pの上面Tsは裏面Pb(画像Imなし)となり、この用紙Pの下面Usは表面Pa(画像Imあり)となる(図11(a)も参照)。また、図14(a)に示すように、取込時の用紙Pでは、デカーラ3aの設定が「カール方向変更」であることに伴い、「下に凸」、すなわち、上面Tsとなる裏面Pb(画像Imなし)が凹面となり、下面Usとなる表面Pa(画像Imあり)が凸面となる。
ここで、外画像C折りモードおよび上記封筒Z折りモード(図13参照)は、取込時の用紙Pの表面Paが下面Usとなっている点で共通する。また、外画像C折りモードでは、取込時の用紙Pのカール状態が「下に凸」となっているのに対し、上記封筒Z折りモードでは、取込時の用紙Pのカール状態が「上に凸」となっている点で相違する。
続いて、用紙Pは、凸面となる表面Paが、第1折り機構41に設けられた第1折りロール41Cと接触するように、第1ニップ位置Aに突入する。その結果、第1ニップ位置Aを通過した用紙Pには、図14(b)に示すように、中央よりも後端側となる部位に、表面Pa側からみて山折り(裏面Pb側からみて谷折り)となるように、第1の折り目F1が形成される。このとき、用紙Pの表面Paに画像Imが形成されていることから、第1の折り目F1形成後の用紙Pでは、画像Imが、折られた用紙Pの外側に位置することになる。
それから、第1の折り目F1が形成された用紙Pは、凸面となる表面Paが、第2折り機構42に設けられた第2折りロール42Cと接触するように、第2ニップ位置Bに突入する。その結果、第2ニップ位置Bを通過した用紙Pには、図14(c)に示すように、中央よりも先端側となる部位に、表面Pa側からみて山折り(裏面Pb側からみて谷折り)となるように、第2の折り目F2が形成される。このとき、用紙Pの表面Paに画像Imが形成されていることから、第2の折り目F2形成後の用紙Pでは、画像Imが、2箇所で折られた用紙Pの外側(山折り側)に位置することになる。
(内画像C折りモード)
図15(a)〜(c)は、内画像C折りモードにおける、折り処理される用紙Pと用紙Pのカール状態との関係を説明するための図である。
図12に示したように、内画像C折りモードにおいて、画像形成装置1における画像出力モードは「反転出力モード」に設定され、トランスポートユニット3におけるデカーラ3aは「カール方向変更(下に凸)」に設定される。このため、図15(a)に示すように、取込時の用紙Pでは、「反転出力モード」であることに伴い、用紙Pの上面Tsは表面Pa(画像Imあり)となり、この用紙Pの下面Usは裏面Pb(画像Imなし)となる(図11(b)も参照)。また、図15(a)に示すように、取込時の用紙Pでは、デカーラ3aの設定が「カール方向変更」であることに伴い、「下に凸」、すなわち、上面Tsとなる表面Pa(画像Imあり)が凹面となり、下面Usとなる裏面Pb(画像Imなし)が凸面となる。
ここで、内画像C折りモードでは、取込時の用紙Pの表面Paが上面Tsとなっているのに対し、上記封筒Z折りモード(図13参照)では、取込時の用紙Pの表面Paが下面Usとなっている点で相違する。また、内画像C折りモードでは、取込時の用紙Pのカール状態が「下に凸」となっているのに対し、上記封筒Z折りモードでは、取込時の用紙Pのカール状態が「上に凸」となっている点で相違する。
一方、内画像C折りモードでは、取込時の用紙Pの表面Paが上面Tsとなっているのに対し、上記外画像C折りモード(図14参照)では、取込時の用紙Pの表面Paが下面Usとなっている点で相違する。また、内画像C折りモードおよび上記外画像C折りモードは、取込時の用紙Pのカール状態が「下に凸」となっている点で共通する。
続いて、用紙Pは、凸面となる裏面Pbが、第1折り機構41に設けられた第1折りロール41Cと接触するように、第1ニップ位置Aに突入する。その結果、第1ニップ位置Aを通過した用紙Pには、図15(b)に示すように、中央よりも後端側となる部位に、裏面Pb側からみて山折り(表面Pa側からみて谷折り)となるように、第1の折り目F1が形成される。このとき、用紙Pの表面Paに画像Imが形成されていることから、第1の折り目F1形成後の用紙Pでは、画像Imが、折られた用紙Pの内側に位置することになる。
それから、第1の折り目F1が形成された用紙Pは、凸面となる裏面Pbが、第2折り機構42に設けられた第2折りロール42Cと接触するように、第2ニップ位置Bに突入する。その結果、第2ニップ位置Bを通過した用紙Pには、図15(c)に示すように、中央よりも先端側となる部位に、裏面Pb側からみて山折り(表面Pa側からみて谷折り)となるように、第2の折り目F2が形成される。このとき、用紙Pの表面Paに画像Imが形成されていることから、第2の折り目F2形成後の用紙Pでは、画像Imが、2箇所で折られた用紙Pの内側(谷折り側)に位置することになる。
(Z折りモード)
図16(a)〜(c)は、Z折りモードにおける、折り処理される用紙Pと用紙Pのカール状態との関係を説明するための図である。
図12に示したように、Z折りモードにおいて、画像形成装置1における画像出力モードは「通常出力モード」に設定され、トランスポートユニット3におけるデカーラ3aは「カール方向不変(上に凸)」に設定される。このため、図16(a)に示すように、取込時の用紙Pでは、「通常出力モード」であることに伴い、用紙Pの上面Tsは裏面Pb(画像Imなし)となり、この用紙Pの下面Usは表面Pa(画像Imあり)となる(図11(a)も参照)。また、図16(a)に示すように、取込時の用紙Pでは、デカーラ3aの設定が「カール方向不変」であることに伴い、「上に凸」、すなわち、上面Tsとなる裏面Pb(画像Imなし)が凸面となり、下面Usとなる表面Pa(画像Imあり)が凹面となる。
ここで、Z折りモードおよび上記封筒Z折りモード(図13参照)は、取込時の用紙Pの表面Paが下面Usとなっている点で共通する。また、Z折りモードおよび上記封筒Z折りモードは、取込時の用紙Pのカール状態が「上に凸」となっている点で共通する。
一方、Z折りモードおよび上記外画像C折りモード(図14参照)は、取込時の用紙Pの表面Paが下面Usとなっている点で共通する。また、Z折りモードでは、取込時の用紙Pのカール状態が「上に凸」となっているのに対し、上記外画像C折りモードでは、取込時の用紙Pのカール状態が「下に凸」となっている点で相違する。
他方、Z折りモードでは、取込時の用紙Pの表面Paが下面Usとなっているのに対し、上記内画像C折りモード(図15参照)では、取込時の用紙Pの表面Paが上面Tsとなっている点で相違する。また、Z折りモードでは、取込時の用紙Pのカール状態が「上に凸」となっているのに対し、上記内画像C折りモードでは、取込時の用紙Pのカール状態が「下に凸」となっている点で相違する。
続いて、用紙Pは、凹面となる表面Paが、第1折り機構41に設けられた第1折りロール41Cと接触するように、第1ニップ位置Aに突入する。その結果、第1ニップ位置Aを通過した用紙Pには、図16(b)に示すように、中央よりも先端側となる部位に、表面Pa側からみて山折り(裏面Pb側からみて谷折り)となるように、第1の折り目F1が形成される。このとき、用紙Pの表面Paに画像Imが形成されていることから、第1の折り目F1形成後の用紙Pでは、画像Imが、折られた用紙Pの外側に位置することになる。
それから、第1の折り目F1が形成された用紙Pは、凸面となる裏面Pbが、第2折り機構42に設けられた第2折りロール42Cと接触するように、第2ニップ位置Bに突入する。その結果、第2ニップ位置Bを通過した用紙Pには、図16(c)に示すように、中央となる部位に、裏面Pb側からみて山折り(表面Pa側からみて谷折り)となるように、第2の折り目F2が形成される。このとき、用紙Pの表面Paに画像Imが形成されていることから、第2の折り目F2形成後の用紙Pでは、画像Imが、2箇所で折られた用紙Pの外側(第1の折り目F1周辺)と谷折りされた用紙Pの内側(第2の折り目F2周辺)とに位置することになる。
[用紙のカール状態と封筒C折り後の用紙との関係]
ここで、本実施の形態において、用紙Pに封筒C折り処理(外画像C折り処理および内画像C折り処理)を施す前に、用紙Pのカール方向を、『上に凸』から『下に凸』へと変更している理由について説明を行う。
図17は、用紙Pのカール状態と封筒C折り処理後の用紙Pとの関係を説明するための図である。ここで、図17(a)は、折りユニット4への搬入時(取込ロール43への取込時)に「下に凸」のカール形状を呈している用紙Pに対して、封筒C折り処理を施した場合を、図17(b)は、折りユニット4への搬入時に「上に凸」のカール形状を呈している用紙Pに対して、封筒C折り処理を施した場合を、それぞれ示している。
まず、図17(a)に示すように、搬入時に下面Usが凸面となる用紙Pに対し、折り機能部4aで封筒C折り処理を施すと、封筒C折り処理後の用紙Pでは、第2の折り目F2側の端部(先端側)に対しより内側に位置する第1の折り目F1側の端部(後端側)が、第2の折り目F2に近づく方向にカールした状態となる。したがって、このような構成を採用した場合には、折り機能部4aによって用紙Pに第1の折り目F1および第2の折り目F2を形成する場合に、第1の折り目F1側の端部に、ドッグイヤーと呼ばれる折り不良が生じ難い。また、このような構成を採用することにより、折り機能部4aで用紙Pに第1の折り目F1および第2の折り目F2を形成する場合に、用紙Pのジャムも生じ難い。
これに対し、図17(b)に示すように、搬入時に下面Usが凹面となる用紙Pに対し、折り機能部4aで封筒C折り処理を施すと、封筒C折り処理後の用紙Pでは、第2の折り目F2側の端部に対しより内側に位置する第1の折り目F1側の端部が、第2の折り目F2から遠ざかる方向にカールした状態となる。したがって、このような構成を採用した場合には、折り機能部4aによって用紙Pに第1の折り目F1および第2の折り目F2を形成する場合に、第1の折り目F1側の端部に、ドッグイヤーと呼ばれる折り不良が生じ易い。また、このような構成を採用することにより、折り機能部4aによって用紙Pに第1の折り目F1および第2の折り目F2を形成する場合に、用紙Pのジャムも生じ易い。
このため、本実施の形態では、用紙Pに封筒C折り処理を施すに際して、図17(a)に示す手法を採用することとした。
[その他]
なお、本実施の形態では、デカーラ3aをトランスポートユニット3に設けていたが、これに限られるものではなく、折りユニット4に内蔵させてもよい。
また、本実施の形態では、カール状態が「上に凸」となっている用紙Pに対し、デカーラ3aを用いてそのカール状態が「下に凸」となるように矯正した後に、封筒C折り処理を施すようにしていたが、これに限られるものではない。例えばカールしていない用紙Pに対し、デカーラ3aを用いてそのカール状態が「下に凸」となるように矯正した後に、封筒C折り処理を施すようにしてもよい。また例えばカール状態がすでに「下に凸」となっている用紙Pに対し、デカーラ3aを用いてそのカール状態がさらに「下に凸」となるように矯正した後に、封筒C折り処理を施すようにしてもかまわない。
さらに、本実施の形態では、カール状態が「上に凸」となっている用紙Pに対し、デカーラ3aによるカール状態の矯正を行うことなく、封筒Z折り処理あるいはZ折り処理を施すようにしていたが、これに限られるものではない。例えばカール状態が「上に凸」となっている用紙Pに対し、デカーラ3aを用いてそのカール状態が「下に凸」となるように矯正した後に、封筒Z折り処理あるいはZ折り処理を施すようにしてもよい。
<実施の形態2>
実施の形態1では、デカーラ3aを用いて、用紙Pのカール方向を変更していた。これに対し、本実施の形態では、用紙Pの表裏を反転させるインバータ3b(後述する図18参照)を用いて、用紙Pのカール方向を変更するようにしたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
[画像形成システムの構成]
図18は、本実施の形態が適用される画像形成システム500の全体構成を示す図である。
この画像形成システム500は、トランスポートユニット3に、デカーラ3aに代えてインバータ3bを設けている点が、実施の形態1とは異なる。そして、出力する手段、調整手段および反転手段の一例としてのインバータ3bは、画像形成装置1から搬入されてくる用紙Pの搬送方向の前後を反転させることで、この用紙Pの表裏を反転し、折りユニット4に搬出する。
[折り処理モードと、画像出力モードおよびデカーラの設定との関係]
本実施の形態の画像形成システム500では、ユーザインタフェース部13を介して受け付けたジョブ指定に基づき、画像形成システム500に設定された折り処理モードに応じて、画像形成装置1における画像出力モードおよびトランスポートユニット3におけるインバータ3bの設定を切り替えるようになっている。
図19は、本実施の形態における折り処理モードと、画像出力モードおよびインバータ3bの設定との関係を示す図である。
まず、折りユニット4にて用紙Pに『折り処理を施さない』場合(折り処理モード:なし)、画像形成装置1における画像出力モードは「通常出力モード」に設定され、トランスポートユニット3におけるインバータ3bは「不使用」に設定される。
また、折りユニット4にて用紙Pに『封筒Z折り処理』を施す場合(折り処理モード:封筒Z折り)、画像形成装置1における画像出力モードは「通常出力モード」に設定され、トランスポートユニット3におけるインバータ3bは「不使用」に設定される。
さらに、折りユニット4にて用紙Pに『外画像C折り処理』を施す場合(折り処理モード:外画像C折り(封筒C折り))、画像形成装置1における画像出力モードは「反転出力モード」に設定され、トランスポートユニット3におけるインバータ3bは「使用」に設定される。
さらにまた、折りユニット4にて用紙Pに『内画像C折り処理』を施す場合(折り処理モード:内画像C折り(封筒C折り))、画像形成装置1における画像出力モードは「通常出力モード」に設定され、トランスポートユニット3におけるインバータ3bは「使用」に設定される。
そして、折りユニット4にて用紙Pに『Z折り処理』を施す場合(折り処理モード:Z折り)、画像形成装置1における画像出力モードは「通常出力モード」に設定され、トランスポートユニット3におけるインバータ3bは「不使用」に設定される。
このように、本実施の形態では、折り処理モードが『外画像C折り処理』である場合に、画像出力モードが「反転出力」となっている点で、実施の形態1とは異なる(図12参照)。また、本実施の形態では、折り処理モードが『内画像C折り処理』である場合に、画像出力モードが「通常出力」となっている点で、実施の形態1とは異なる(図12参照)。
[折り処理モードと用紙のカール状態との関係]
では、本実施の形態の画像形成システム500における、折り処理モードと用紙Pのカール状態との関係について説明を行う。ここで、本実施の形態の画像形成システム500では、実施の形態1と同じく、4つの折り処理モード(封筒Z折りモード、外画像C折りモード(封筒C折り)、内画像C折りモード(封筒C折り)、Z折りモード)を選択的に実行することができるため、以下、順に説明を行う。
(封筒Z折りモード)
図19に示したように、封筒Z折りモードにおいて、画像形成装置1における画像出力モードは「通常出力モード」に設定され、トランスポートユニット3におけるインバータ3bは「不使用」に設定される。このため、折りユニット4への取込時の用紙Pでは、「通常出力モード」であるとともに、インバータ3bの設定が「不使用」であることに伴い、用紙Pの上面Tsは裏面Pb(画像Imなし)となり、この用紙Pの下面Usは表面Pa(画像Imあり)となる(図11(a)も参照)。また、取込時の用紙Pでは、インバータ3bの設定が「不使用」であることに伴い、「上に凸」、すなわち、上面Tsとなる裏面Pb(画像Imなし)が凸面となり、下面Usとなる表面Pa(画像Imあり)が凹面となる。
このように、封筒Z折りモードにおける取込時の用紙Pの状態は、実施の形態1と同じになる(図13(a)参照)。したがって、封筒Z折りモードでは、実施の形態1と同じく、図13(a)に示す用紙Pに、図13(b)に示す第1の折り目F1が形成された後、図13(c)に示す第2の折り目F2が形成されることとなる。
(外画像C折りモード)
図19に示したように、外画像C折りモードにおいて、画像形成装置1における画像出力モードは「反転出力モード」に設定され、トランスポートユニット3におけるインバータ3bは「使用」に設定される。このため、折りユニット4への取込時の用紙Pでは、「反転出力モード」であるとともに、インバータ3bの設定が「使用」であることに伴い、用紙Pの上面Tsは裏面Pb(画像Imなし)となり、この用紙Pの下面Usは表面Pa(画像Imあり)となる(図11(a)も参照)。また、取込時の用紙Pでは、インバータ3bの設定が「使用」であることに伴い、「下に凸」、すなわち、上面Tsとなる裏面Pb(画像Imなし)が凹面となり、下面Usとなる表面Pa(画像Imあり)が凸面となる。
このように、外画像C折りモードにおける取込時の用紙Pの状態も、実施の形態1と同じになる(図14(a)参照)。したがって、外画像C折りモードでは、実施の形態1と同じく、図14(a)に示す用紙Pに、図14(b)に示す第1の折り目F1が形成された後、図14(c)に示す第2の折り目F2が形成されることとなる。
(内画像C折りモード)
図19に示したように、内画像C折りモードにおいて、画像形成装置1における画像出力モードは「通常出力モード」に設定され、トランスポートユニット3におけるインバータ3bは「使用」に設定される。このため、折りユニット4への取込時の用紙Pでは、「通常出力モード」であるとともに、インバータ3bの設定が「使用」であることに伴い、用紙Pの上面Tsは表面Pa(画像Imあり)となり、この用紙Pの下面Usは裏面Pb(画像Imなし)となる(図11(b)も参照)。また、取込時の用紙Pでは、インバータ3bの設定が「使用」であることに伴い、「下に凸」、すなわち、上面Tsとなる表面Pa(画像Imあり)が凹面となり、下面Usとなる裏面Pb(画像Imなし)が凸面となる。
このように、内画像C折りモードにおける取込時の用紙Pの状態も、実施の形態1と同じになる(図15(a)参照)。したがって、内画像C折りモードでは、実施の形態1と同じく、図15(a)に示す用紙Pに、図15(b)に示す第1の折り目F1が形成された後、図15(c)に示す第2の折り目F2が形成されることとなる。
(Z折りモード)
図19に示したように、Z折りモードにおいて、画像形成装置1における画像出力モードは「通常出力モード」に設定され、トランスポートユニット3におけるインバータ3bは「不使用」に設定される。このため、折りユニット4への取込時の用紙Pでは、「通常出力モード」であるとともに、インバータ3bの設定が「不使用」であることに伴い、用紙Pの上面Tsは裏面Pb(画像Imなし)となり、この用紙Pの下面Usは表面Pa(画像Imあり)となる(図11(a)も参照)。また、取込時の用紙Pでは、インバータ3bの設定が「不使用」であることに伴い、「上に凸」、すなわち、上面Tsとなる裏面Pb(画像Imなし)が凸面となり、下面Usとなる表面Pa(画像Imあり)が凹面となる。
このように、Z折りモードにおける取込時の用紙Pの状態も、実施の形態1と同じになる(図16(a)参照)。したがって、Z折りモードでは、実施の形態1と同じく、図16(a)に示す用紙Pに、図16(b)に示す第1の折り目F1が形成された後、図16(c)に示す第2の折り目F2が形成されることとなる。
[その他]
なお、本実施の形態では、用紙Pの搬送方向の前後を反転させることで、この用紙Pの表裏を反転させるようにしていたが、これに限られるものではない。例えば、用紙Pの搬送方向を軸として用紙Pを回転させることで、用紙Pの搬送方向の前後を反転させることなく、この用紙Pの表裏を反転させる手法を用いてもかまわない。
また、本実施の形態では、カール状態が「上に凸」となっている用紙Pに対し、インバータ3bによるカール状態の変更(表裏反転)を行わないまま、封筒Z折り処理あるいはZ折り処理を施すようにしていたが、これに限られるものではない。例えばカール状態が「上に凸」となっている用紙Pに対し、インバータ3bを用いてそのカール状態が「下に凸」となるように変更した後に、封筒Z折り処理あるいはZ折り処理を施すようにしてもよい。ただし、この場合は、そのときの画像出力モードを、通常出力モードではなく、反転出力モードとする必要がある。
<実施の形態1、2における折り処理モードと用紙の状態との関係>
ここで、上述した実施の形態1、2における折り処理モードと用紙Pの状態との関係について説明しておく。
図20は、実施の形態1における折り処理モードと用紙Pの状態との関係を示す図である。また、図21は、実施の形態2における折り処理モードと用紙Pの状態との関係を示す図である。より具体的に説明すると、図20および図21は、それぞれ、画像形成システム500に設定される折り処理モードと、各折り処理モードにおいて、画像形成システム500を構成する各部における用紙Pの状態との関係を示している。ただし、図20および図21は、折り処理モードが設定されない場合(「なし」の場合)の記載を省略している。
ここでは、各折り処理モードに対応付けて、画像形成装置1による用紙Pへの画像Imの形成面(「画像形成面」と表記)と、画像形成装置1からトランスポートユニット3に搬入されたときの用紙Pの状態(「トランスポートユニット搬入時」と表記)と、トランスポートユニット3から折りユニット4に搬入されたときの用紙Pの状態(「折りユニット搬入時」と表記)と、第1折り機構41による1回目の折り処理後の用紙Pの状態(「1回目の折り処理」と表記)と、第2折り機構42による2回目の折り処理後の用紙Pの状態(「2回目の折り処理」と表記)とを記載している。また、「トランスポートユニット搬入時」における用紙Pの状態は、用紙Pの「下面」と「凸面」とを含んでいる。さらに、「折りユニット搬入時」における用紙Pの状態は、用紙Pの「下面」と「凸面」とを含んでいる。さらにまた、「1回目の折り処理」における用紙Pの状態は、第1の折り目F1が山折りで形成される面(「第1の折り目形成面(山折り)」と表記)と、折りユニット4への搬入時の用紙Pの搬送方向を基準としたときの、第2の折り目F2に対する第1の折り目F1の形成位置(「第1の折り目形成位置」と表記)とを含んでいる。そして、「2回目の折り処理」における用紙Pの状態は、第2の折り目F2が山折りで形成される面(「第2の折り目形成面(山折り)」と表記)と、折りユニット4への搬入時の用紙Pの搬送方向を基準としたときの、第1の折り目F1に対する第2の折り目F2の形成位置(「第2の折り目形成位置」と表記)とを含んでいる。
なお、用紙Pの「面」は、「表面Pa」または「裏面Pb」で表現され、用紙Pにおける「折り目の形成位置」は、「先端側」または「後端側」で表現される。ここで、図20および図21に示す用紙Pの「先端側」とは、トランスポートユニット3から折りユニット4に搬入されてくる用紙P(直線搬送路R1に設けられた取込ロール43を通過する用紙P)における搬送方向の先端側をいう。また、図20および図21に示す用紙Pの「後端側」とは、トランスポートユニット3から折りユニット4に搬入されてくる用紙P(取込ロール43を通過する用紙P)における搬送方向の先端側をいう。したがって、この用紙Pの先端側が、迂回搬送路R2においてその搬送方向の前後が入れ替わる(後端側となる)ことがあり得る。
[実施の形態1における関係]
最初に、図20を参照しつつ、実施の形態1における折り処理モードと用紙Pの状態との関係について説明を行う。
封筒Z折りモードにおいては、画像形成面が「表面Pa」となる。また、トランスポートユニット搬入時における下面は「表面Pa」となり、凸面は「裏面Pb」となる。さらに、折りユニット搬入時における下面は「表面Pa」となり、凸面は「裏面Pb」となる。さらにまた、1回目の折り処理における第1の折り目形成面は「表面Pa」となり、第1の折り目形成位置は「先端側」となる。そして、2回目の折り処理における第2の折り目形成面は「裏面Pb」となり、第2の折り目形成位置は「後端側」となる。
外画像C折りモードにおいては、画像形成面が「表面Pa」となる。また、トランスポートユニット搬入時における下面は「表面Pa」となり、凸面は「裏面Pb」となる。さらに、折りユニット搬入時における下面は「表面Pa」となり、凸面は「表面Pa」となる。さらにまた、1回目の折り処理における第1の折り目形成面は「表面Pa」となり、第1の折り目形成位置は「後端側」となる。そして、2回目の折り処理における第2の折り目形成面は「表面Pa」となり、第2の折り目形成位置は「先端側」となる。
内画像C折りモードにおいては、画像形成面が「表面Pa」となる。また、トランスポートユニット搬入時における下面は「裏面Pb」となり、凸面は「表面Pa」となる。さらに、折りユニット搬入時における下面は「裏面Pb」となり、凸面は「裏面Pb」となる。さらにまた、1回目の折り処理における第1の折り目形成面は「裏面Pb」となり、第1の折り目形成位置は「後端側」となる。そして、2回目の折り処理における第2の折り目形成面は「裏面Pb」となり、第2の折り目形成位置は「先端側」となる。
Z折りモードにおいては、画像形成面が「表面Pa」となる。また、トランスポートユニット搬入時における下面は「表面Pa」となり、凸面は「表面Pa」となる。さらに、折りユニット搬入時における下面は「表面Pa」となり、凸面は「裏面Pb」となる。さらにまた、1回目の折り処理における第1の折り目形成面は「表面Pa」となり、第1の折り目形成位置は「先端側」となる。そして、2回目の折り処理における第2の折り目形成面は「裏面Pb」となり、第2の折り目形成位置は「後端側」となる。
[実施の形態2における関係]
次に、図21を参照しつつ、実施の形態2における折り処理モードと用紙の状態との関係について説明を行う。
封筒Z折りモードにおいては、画像形成面が「表面Pa」となる。また、トランスポートユニット搬入時における下面は「表面Pa」となり、凸面は「裏面Pb」となる。さらに、折りユニット搬入時における下面は「表面Pa」となり、凸面は「裏面Pb」となる。さらにまた、1回目の折り処理における第1の折り目形成面は「表面Pa」となり、第1の折り目形成位置は「先端側」となる。そして、2回目の折り処理における第2の折り目形成面は「裏面Pb」となり、第2の折り目形成位置は「後端側」となる。
外画像C折りモードにおいては、画像形成面が「表面Pa」となる。また、トランスポートユニット搬入時における下面は「裏面Pb」となり、凸面は「表面Pa」となる。さらに、折りユニット搬入時における下面は「表面Pa」となり、凸面は「表面Pa」となる。さらにまた、1回目の折り処理における第1の折り目形成面は「表面Pa」となり、第1の折り目形成位置は「後端側」となる。そして、2回目の折り処理における第2の折り目形成面は「表面Pa」となり、第2の折り目形成位置は「先端側」となる。
内画像C折りモードにおいては、画像形成面が「表面Pa」となる。また、トランスポートユニット搬入時における下面は「表面Pa」となり、凸面は「裏面Pb」となる。さらに、折りユニット搬入時における下面は「裏面Pb」となり、凸面は「裏面Pb」となる。さらにまた、1回目の折り処理における第1の折り目形成面は「裏面Pb」となり、第1の折り目形成位置は「後端側」となる。そして、2回目の折り処理における第2の折り目形成面は「裏面Pb」となり、第2の折り目形成位置は「先端側」となる。
Z折りモードにおいては、画像形成面が「表面Pa」となる。また、トランスポートユニット搬入時における下面は「表面Pa」となり、凸面は「裏面Pb」となる。さらに、折りユニット搬入時における下面は「表面Pa」となり、凸面は「裏面Pb」となる。さらにまた、1回目の折り処理における第1の折り目形成面は「表面Pa」となり、第1の折り目形成位置は「先端側」となる。そして、2回目の折り処理における第2の折り目形成面は「裏面Pb」となり、第2の折り目形成位置は「後端側」となる。
[実施の形態1と実施の形態2との比較]
続いて、図20および図21を参照しつつ、実施の形態1と実施の形態2とについて比較を行う。
まず、封筒Z折りモードにおける各部の用紙Pの状態は、実施の形態1と実施の形態2とで共通する。また、Z折りモードにおける各部の用紙Pの状態も、実施の形態1と実施の形態2とで共通する。
これに対し、外画像C折りモードにおける各部の用紙Pの状態は、トランスポートユニット搬入時を除き、実施の形態1と実施の形態2とで共通する。また、内画像C折りモードにおける各部の用紙Pの状態も、トランスポートユニット搬入時を除き、実施の形態1と実施の形態2とで共通する。
ここで、外画像C折りモードおよび内画像C折りモードのそれぞれにおける用紙Pの状態が、実施の形態1と実施の形態2とで異なるのは、次の理由による。まず、実施の形態1の外画像C折りモードおよび内画像C折りモードでは、トランスポートユニット3に設けられたデカーラ3aを用い、用紙Pの表裏を反転させることなく用紙Pのカール方向を変更している。これに対し、実施の形態2の外画像C折りモードおよび内画像C折りモードでは、トランスポートユニット3に設けられたインバータ3bを用い、用紙Pの表裏を反転させることによって用紙Pのカール方向を変更している。このため、実施の形態1の画像形成装置1は、トランスポートユニット3に対し、カール方向の変更が必要な外画像三つ折りモードでは通常出力モードで用紙Pを供給するとともに、同じくカール方向の変更が必要な内画像三つ折りモードでは反転出力モードで用紙Pを供給するようにしている。一方、実施の形態2の画像形成装置1は、トランスポートユニット3に対し、カール方向の変更が必要な外画像三つ折りモードでは実施の形態1とは逆の反転出力モードで用紙Pを供給するとともに、同じくカール方向の変更が必要な内画像三つ折りモードでは実施の形態1とは逆の通常出力モードで用紙Pを供給するようにしている。
1…画像形成装置、2…後処理装置、3…トランスポートユニット、3a…デカーラ、3b…インバータ、4…折りユニット、4a…折り機能部、5…後処理ユニット、6…合紙供給ユニット、7…用紙処理制御部、10…画像形成部、11…画像読取部、12…用紙供給部、13…ユーザインタフェース部、14…主制御部、15…用紙受渡部、41…第1折り機構、42…第2折り機構、43…取込ロール、44…送出ロール、45…第1切替ゲート、46…第2切替ゲート、47…搬送ロール、48…用紙収容装置、500…画像形成システム、P…用紙、R1…直線搬送路、R2…迂回搬送路、R21…入口迂回搬送路、R22…中間迂回搬送路、R23…戻り迂回搬送路、Ra…供給経路、Rb…排出経路、Rc…反転経路

Claims (1)

  1. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    画像が形成されたシートを加熱する加熱手段と、
    湾曲した形状を有し且つ前記加熱手段を通過したシートが搬送される湾曲搬送路と、
    前記湾曲搬送路を介して搬送されてくるシートに対し、当該湾曲搬送路におけるカーブの内側と対向する第1対向面が凸面となり、当該カーブの外側と対向する第2対向面が凹面となるようにシートの形状を調整する調整手段と、
    前記調整手段を通過したシートの第1対向面側を山折りしてシートに第1の折り目を形成する第1折り手段と、
    第1の折り目が形成されたシートの第1対向面側を山折りしてシートに第2の折り目を形成する内三つ折り処理、または、第1の折り目が形成されたシートの第2対向面側を山折りしてシートに第2の折り目を形成する外三つ折り処理を選択的に実行する第2折り手段と
    を含む画像形成システム。
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