JP6826912B2 - 給湯システム - Google Patents

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本明細書に開示する技術は、給湯システムに関する。
特許文献1に開示されている給湯システムは、湯を沸き上げるヒートポンプと、ヒートポンプによって沸き上げられた湯を貯湯するタンクと、タンクに貯湯されている湯をタンクから出湯する出湯経路と、タンクから出湯された湯を湯はりのために浴槽に供給する湯はり経路と、タンクから出湯された湯を湯はり以外(シャワー)のために浴槽以外(シャワー用の給湯栓)に供給する湯はり以外経路(給湯経路)と、制御装置を備えている。特許文献1の給湯システムでは、制御装置が、所定のタイミングでヒートポンプによる沸き上げ運転を開始する。
特開2016−125800号公報
給湯システムでは、状況によって必要とする湯量が異なる。例えば、浴槽の湯はりを行う場合は、多くの湯量を必要とする。一方、浴槽の湯はりを行わない場合は、少ない湯量で十分である。そこで本明細書は、必要とする湯量に応じて沸き上げ湯量を変えることができる技術を提供する。
本明細書に開示する給湯システムは、湯を沸き上げるヒートポンプと、前記ヒートポンプによって沸き上げられた湯を貯湯するタンクと、前記タンクに貯湯されている湯を前記タンクから出湯する出湯経路と、前記タンクから出湯された湯を湯はりのために浴槽に供給する湯はり経路と、前記タンクから出湯された湯を湯はり以外のために浴槽以外に供給する湯はり以外経路と、記憶装置と、制御装置を備えている。前記記憶装置が、浴槽の湯はりのために過去に前記タンクから出湯された湯量である湯はり出湯量と、浴槽の湯はり以外のために過去に前記タンクから出湯された湯量である湯はり以外出湯量を記憶している。また、前記記憶装置が、前記湯はり出湯量と前記湯はり以外出湯量の合計である第1目標湯量と、前記第1目標湯量から前記湯はり出湯量を差し引いた値である第2目標湯量を記憶している。前記制御装置は、本日の湯はりを開始する湯はり開始予定時刻より所定時間前の第1時刻に、前記ヒートポンプによって沸き上げる湯量が前記第1目標湯量となるように前記ヒートポンプによる第1沸き上げ運転を開始し、前記湯はり開始予定時刻より所定時間後の第2時刻が経過するまでに湯はりの開始を示す湯はり開始信号を受信しない場合は、前記ヒートポンプによって沸き上げる湯量が前記第2目標湯量となるように前記ヒートポンプによる第2沸き上げ運転を開始する。
このような構成によれば、第1時刻になると、最初は、浴槽の湯はりが行われることを想定してヒートポンプによる第1沸き上げ運転を実行する。第1沸き上げ運転では、浴槽の湯はりが行われることを想定して、湯はり出湯量と湯はり以外出湯量の合計である第1目標湯量を目標値とする。これによって、浴槽の湯はりのために十分な湯量を沸き上げることができる。その後、第2時刻が経過するまでにコントローラーが湯はり開始信号を受信しない場合は、浴槽の湯はりが行われないと想定することができる。この場合は、湯はりが行われないので、その分だけ今後に必要となる湯量が少なくてすむ。そのため、浴槽の湯はりが行われないことを想定してヒートポンプによる第2沸き上げ運転を実行する。第2沸き上げ運転では、浴槽の湯はりが行われないことを想定して、第1目標湯量より少ない第2目標湯量を目標値とする。第2目標湯量は、第1目標湯量から湯はり出湯量を差し引いた値である。これによって、湯はりが行われない場合には、その分を差し引いた必要な湯量だけを沸き上げることができる。以上より、上記の構成によれば、必要とする湯量に応じて沸き上げ湯量を変えることができる。
上記の給湯システムでは、前記制御装置が、前記ヒートポンプによる第2沸き上げ運転を開始した後に、前記湯はり開始信号を受信した場合は、前記ヒートポンプによって沸き上げる湯量が前記第1目標湯量となるように前記ヒートポンプによる第1沸き上げ運転を再び開始してもよい。
このような構成によれば、浴槽の湯はりが行われないことを想定してヒートポンプによる第2沸き上げ運転を実行した場合であっても、状況が変わってその後に湯はりが行われる場合には、再びヒートポンプによる第1沸き上げ運転を実行する。これによって、浴槽の湯はりのために十分な湯量を沸き上げることができる。
また、上記の給湯システムでは、前記制御装置が、前記ヒートポンプによる第2沸き上げ運転を開始した後に、前記第1時刻から現在までに前記タンクから出湯された湯量が前記第2目標湯量より多くなった場合は、前記ヒートポンプによって沸き上げる湯量が前記第1目標湯量となるように前記ヒートポンプによる第1沸き上げ運転を再び開始してもよい。
浴槽の湯はりが行われないことを想定してヒートポンプによる第2沸き上げ運転を実行した場合であっても、現在までにタンクから出湯された湯量が第2目標湯量を超えた場合には、第2目標湯量よりも多くの湯量が必要となる。そのため、この場合には再びヒートポンプによる第1沸き上げ運転を実行する。これによって、タンクから多くの湯量が出湯された場合であっても、十分な湯量を沸き上げることができる。
実施例に係る給湯システムの概略構成を模式的に示す図である。 メモリに記憶されている情報を説明するための図である。 給湯システムで実行される第1実施例の処理を示すフローチャートである。 給湯システムで実行される第2実施例の処理を示すフローチャートである。
(第1実施例)
実施例に係る給湯システム2について図面を参照して説明する。図1は、実施例に係る給湯システム2の概略構成を模式的に示す図である。図1に示すように、給湯システム2は、HP(ヒートポンプ)ユニット4と、タンクユニット6と、バーナユニット8を備えている。
HPユニット4は、外気から吸熱して水を加熱する熱源である。HPユニット4は、圧縮機10と、凝縮器12と、膨張弁14と、蒸発器16を備えている。HPユニット4は、冷媒(例えばフロン系冷媒)を、圧縮機10、凝縮器12、膨張弁14、蒸発器16の順に循環させることで、外気から吸熱して水を加熱する。圧縮機10は、冷媒を加圧して高温高圧にする。凝縮器12は、水との熱交換により冷媒を冷却する。凝縮器12の水流路の両端部には、それぞれ、HP往き経路19とHP戻り経路21が接続されている。膨張弁14は、冷媒を減圧して低温低圧にする。蒸発器16は、外気との熱交換により冷媒を加熱する。HPユニット4はさらに、凝縮器12に水を循環させる循環ポンプ18と、凝縮器12に流れ込む水の温度を検出する往きサーミスタ20と、凝縮器12から流れ出る水(湯)の温度を検出する戻りサーミスタ22と、外気温度を検出するHP外気温度サーミスタ23と、HPユニット4の各構成要素の動作を制御するHPコントローラー24を備えている。HPユニット4は、沸き上げ運転によって後述するタンク30内の水を沸き上げて再びタンク30内に貯湯する。
タンクユニット6は、タンク30と、混合弁32と、バイパス制御弁34と、を備えている。タンク30は、外側が断熱材で覆われており、内部に水を蓄える密閉型の容器である。本実施例のタンク30の容量は、例えば100リットルである。HPユニット4の循環ポンプ18が駆動すると、タンク30の底部の水が、タンク往き経路31およびHP往き経路19を介して、凝縮器12へ送られる。凝縮器12で加熱されて高温となった水(湯)は、HP戻り経路21およびタンク戻り経路33を介して、タンク30の頂部からタンク30内に戻される。HPユニット4によって加熱された水(湯)がタンク30に流れ込むと、タンク30の内部には、低温の水の層の上に高温の水(湯)の層が積み重なった温度成層が形成される。
タンクユニット6は、貯湯量センサ35を備えている。貯湯量センサ35は、タンク30に取り付けられている複数のサーミスタ36,37,38を備えている。例えば、貯湯量センサ35は、タンク30の側面に取り付けられている上部サーミスタ36と中間部サーミスタ37と下部サーミスタ38を備えている。本実施例では、上部サーミスタ36と中間部サーミスタ37と下部サーミスタ38を代表的に示しているが、貯湯量センサ35の検出精度に応じて、更に複数のサーミスタがタンク30に取り付けられている。上部サーミスタ36がタンク30内の上部の水の温度を検出し、中間部サーミスタ37がタンク30内の中間部の水の温度を検出し、下部サーミスタ38がタンク30内の下部の水の温度を検出する。上部サーミスタ36は例えばタンク30の頂部から30リットルの位置に配置されており、中間部サーミスタ37はタンク30の頂部から50リットルの位置に配置されており、下部サーミスタ38はタンク30の頂部から70リットルの位置に配置されている。貯湯量センサ35は、サーミスタ36,37,38を含む複数のサーミスタの検出温度に基づいて、タンク30内に貯湯されている湯量を検出する。貯湯量センサ35は、タンク30内に貯湯されている湯量を例えば20リットル刻みで検出することができる。本実施例では貯湯量センサ35が3つのサーミスタ36,37,38を備えているが、サーミスタの数は特に限定されるものではない。タンク30の容量および貯湯量センサ35の検出精度に応じてサーミスタの数を増減することができる。
タンクユニット6には、給水経路40を介して水道水が供給される。給水経路40には、給水圧力を減圧する減圧弁42と、給水温度を検出する入水サーミスタ44が取り付けられている。給水経路40は、タンク30の底部に連通するタンク給水経路46と、混合弁32に連通するタンクバイパス経路48に分岐している。タンク給水経路46とタンクバイパス経路48には、それぞれ逆止弁50、52が取り付けられている。また、タンクバイパス経路48には、混合弁32に流入する水道水の流量を検出する水量センサ54が取り付けられている。タンク30の頂部と混合弁32は、タンク出湯経路56を介して連通している。タンク出湯経路56には、逆止弁58と、混合弁32に流入するタンク30からの水の流量を検出する出湯量センサ60が取り付けられている。出湯量センサ60は、タンク30から出湯される湯量を検出する。
混合弁32は、タンクバイパス経路48から流れ込む水道水と、タンク出湯経路56から流れ込むタンク30からの水を混合して、第1給湯経路62に送り出す。混合弁32は、ステッピングモータによって弁を駆動し、タンクバイパス経路48側の開度(水側の開度)と、タンク出湯経路56側の開度(湯側の開度)を調整する。第1給湯経路62には、混合弁32から送り出される水の温度を検出する混合サーミスタ64が取り付けられている。
タンクユニット6からは、第2給湯経路66(湯はり以外経路の一例)を介して、給湯箇所(シャワーS)への給湯が行われる。第2給湯経路66には、給湯箇所(シャワーS)へ供給される水の温度を検出する給湯出口サーミスタ68と、逆止弁70が取り付けられている。第1給湯経路62と第2給湯経路66の間は、給湯バイパス経路72によって連通している。給湯バイパス経路72には、バイパス制御弁34が取り付けられている。
タンクユニット6はさらに、タンクコントローラー74を備えている。タンクコントローラー74は、タンクユニット6の各構成要素の動作を制御する。また、タンクコントローラー74は、メモリ75を備えている。メモリ75には各種の情報が記憶されている。メモリ75に記憶されている情報については後述する。
バーナユニット8は、バーナ80と、熱交換器82と、バイパスサーボ84と、水量サーボ86と、湯はり弁88と、を備えている。バーナ80は、燃料ガスの燃焼によって熱交換器82を流れる水を加熱する補助熱源機である。バーナ80には、ガス供給管81を介して燃料ガスが供給される。熱交換器82には、バーナ往路90を介して、タンクユニット6の第1給湯経路62からの水が流れ込む。熱交換器82を通過した水は、バーナ復路92を介して、タンクユニット6の第2給湯経路66へ流れ出る。バーナ往路90には、バーナ往路90を流れる水の流量を調整する水量サーボ86と、バーナ往路90を流れる水の流量を検出する水量センサ91が取り付けられている。バーナ往路90とバーナ復路92の間は、バーナバイパス経路94を介して連通している。バーナ往路90とバーナバイパス経路94の接続部に、バイパスサーボ84が取り付けられている。バイパスサーボ84は、バーナ往路90からバーナバイパス経路94へ流れる水の流量を調整する。バーナ復路92には、熱交換器82から流れ出る水の温度を検出するバーナ給湯サーミスタ96が取り付けられている。バーナ復路92からは、湯はり経路98が分岐している。バーナ復路92において、湯はり経路98には、湯はり弁88が取り付けられている。バーナユニット8からは、湯はり経路98を介して、給湯箇所である浴槽Bへの湯はりが行われる。
バーナユニット8はさらに、バーナユニット8の各構成要素の動作を制御するバーナコントローラー100と、リモコン102を備えている。リモコン102は、バーナコントローラー100と通信可能である。また、リモコン102は、バーナコントローラー100を介して、タンクコントローラー74と通信可能である。リモコン102は、スイッチやボタンなどを介して、ユーザーからの各種の操作入力を受け入れる。各種の入力とは、例えば、後述する沸き上げ運転の実行指示や、給湯運転の実行指示などである。また、リモコン102は、表示や音声によってユーザーに給湯システム2の設定や動作に関する各種の情報を通知する。
HPコントローラー24とタンクコントローラー74は、互いに通信可能である。タンクコントローラー74とバーナコントローラー100は、互いに通信可能である。従って、HPコントローラー24と、タンクコントローラー74と、バーナコントローラー100が協調して制御を行うことで、給湯システム2は沸き上げ運転、給湯運転等の各種の動作を行うことができる。以下では、HPコントローラー24と、タンクコントローラー74と、バーナコントローラー100を総称して、単にコントローラーとも呼ぶ。
次いで、給湯システム2の動作について説明する。給湯システム2は、沸き上げ運転と給湯運転を実行することができる。
(沸き上げ運転)
沸き上げ運転では、給湯システム2は、HPユニット4を駆動して、タンク30内の水を加熱する。沸き上げ運転が開始されると、HPコントローラー24は、圧縮機10を駆動して、圧縮機10、凝縮器12、膨張弁14、蒸発器16の順に冷媒を循環させるとともに、循環ポンプ18を駆動して、タンク30と凝縮器12の間で水を循環させる。これによって、タンク30の底部から吸い出された水は、凝縮器12において沸き上げ温度(例えば45℃)まで加熱されて、タンク30の頂部に戻される。所定の湯量が沸き上げられると、HPコントローラー24は沸き上げ運転を終了する。
上記の給湯システム2では、第1沸き上げ運転と第2沸き上げ運転を実行することができる。第1沸き上げ運転では、後述する第1目標湯量を目標値としてタンク30内の水を沸き上げる。第2沸き上げ運転では、後述する第2目標湯量を目標値としてタンク30内の水を沸き上げる。第1沸き上げ運転と第2沸き上げ運転の詳細については後述する。
(給湯運転)
給湯運転では、給湯設定温度の水を給湯箇所(浴槽B又はシャワーS)へ供給する。コントローラーは、水量センサ54で検出される流量と、出湯量センサ60で検出される流量を合算した流量(給湯流量ともいう)が最低動作流量(例えば2.4L/分)以上となると給湯が開始されたものと判断する。そして、コントローラーは、上部サーミスタ36で検出される温度に応じて、以下の非燃焼給湯運転または燃焼給湯運転を実行する。
上部サーミスタ36で検出される温度が給湯設定温度以上である場合、コントローラーは、非燃焼給湯運転を実行する。非燃焼給湯運転では、コントローラーは、バーナ80の燃焼運転を禁止するとともに、混合サーミスタ64で検出される温度が給湯設定温度となるように、混合弁32の開度を調整する。これによって、給湯箇所(浴槽B又はシャワーS)に給湯設定温度に温度調整された水が供給される。
上部サーミスタ36で検出される温度が給湯設定温度未満の場合、コントローラーは、燃焼給湯運転を実行する。燃焼給湯運転では、コントローラーは、バーナ80の燃焼運転を許可するとともに、混合サーミスタ64で検出される温度が、給湯設定温度よりもバーナ80の最小加熱能力の分だけ低い温度となるように、混合弁32の開度を調整する。この場合、タンク30の上部から供給される高温の水(湯)と、給水経路40から供給される低温の水が、混合弁32において混合された後、バーナ80によって給湯設定温度まで加熱されて、給湯箇所へ供給される。
上記の非燃焼給湯運転または燃焼給湯運転を実行中に、給湯流量が最低動作流量を下回ると、コントローラーは、給湯が終了したものと判断して、給湯運転を終了する。
上記の給湯運転では、湯はりモードとシャワーモードで給湯を行うことができる。湯はりモードは、浴槽Bの湯はりを行うモードである。湯はりモードでは、タンク30から出湯された湯が、湯はり経路98を通じて浴槽Bに供給される。タンク30に貯湯されている湯が浴槽Bの湯はりのために使用される。一方、シャワーモードは、シャワーSによって給湯を行うモードである。シャワーモードでは、タンク30から出湯された湯が、第2給湯経路66を通じてシャワーSに供給される。タンク30に貯湯されている湯がシャワーSで使用される。
次に、メモリ75に記憶されている情報について説明する。図2に示すように、メモリ75は、湯はり出湯量、湯はり以外出湯量、第1目標湯量、第2目標湯量、湯はり開始予定時刻等を記憶している。
湯はり出湯量は、浴槽Bの湯はりのために過去にタンク30から出湯された湯量である。過去に湯はりモードによってタンク30から出湯された湯量が湯はり出湯量となる。湯はり出湯量は、過去に浴槽Bの湯はりに使用された湯量である。例えば、昨日の所定時間帯(例えば19:00〜19:30)において、湯はりモードによってタンク30から100リットルの湯が出湯されたとする。この場合は、湯はり出湯量は100リットルとなる。この湯はり出湯量は、過去の複数の日における出湯量の平均値であってもよい。例えば、過去一週間の所定時間帯(例えば19:00〜19:30)において、湯はりモードによってタンク30から平均で110リットルの湯が出湯されたとする。この場合は、湯はり出湯量は110リットルとなる。
湯はり以外出湯量は、浴槽Bの湯はり以外(例えばシャワーS)のために過去にタンク30から出湯された湯量である。過去に湯はりモード以外のモード(例えばシャワーモード)によってタンク30から出湯された湯量が湯はり以外出湯量となる。湯はり以外出湯量は、過去に浴槽Bの湯はり以外(例えばシャワーS)に使用された湯量である。例えば、昨日の所定時間帯(例えば19:00〜19:30)において、湯はりモード以外のモード(例えばシャワーモード)によってタンク30から40リットルの湯が出湯されたとする。この場合は、湯はり以外出湯量は40リットルとなる。この湯はり以外出湯量は、過去の複数の日における出湯量の平均値であってもよい。例えば、過去一週間の所定時間帯(例えば19:00〜19:30)において、湯はりモード以外のモード(例えばシャワーモード)によってタンク30から平均で45リットルの湯が出湯されたとする。この場合は、湯はり以外出湯量は45リットルとなる。
第1目標湯量は、湯はり出湯量(例えば100リットル)と湯はり以外出湯量(例えば40リットル)の合計の湯量(例えば140リットル)である。第1目標湯量=湯はり出湯量+湯はり以外出湯量である。
第2目標湯量は、第1目標湯量(例えば140リットル)から湯はり出湯量(例えば100リットル)を差し引いた湯量(例えば40リットル)である。すなわち、第2目標湯量(40リットル)は、湯はり以外出湯量(40リットル)である。第2目標湯量=第1目標湯量−湯はり出湯量=湯はり以外出湯量である。
湯はり開始予定時刻は、過去に浴槽Bの湯はりが開始された時刻に基づいて予め設定されている。例えば、昨日の19:00に浴槽Bの湯はりが開始された場合は、本日の湯はり開始予定時刻を19:00にすることができる。この湯はり開始予定時刻は、過去の複数の日における湯はり開始時刻の平均値であってもよい。例えば、過去一週間の平均の湯はり開始時刻19:10である場合は、本日の湯はり開始予定時刻を19:10とする。
次に、上記の給湯システム2で実行される第1実施例に係る処理について説明する。図3は、給湯システム2で実行される第1実施例の処理を示すフローチャートである。上記の給湯システム2では、図3に示すように、ステップS11でコントローラーが、HPユニット4によって沸き上げる目標湯量を第1目標湯量に設定する。
続いて、ステップS12では、コントローラーが、現在時刻が第1時刻であるか否かを判断する。現在時刻が第1時刻である場合は、ステップS12でコントローラーがYesと判断してステップS13に進む。第1時刻は、メモリ75に記憶されている湯はり開始予定時刻(例えば19:00)より所定時間(例えば20分)前の時刻(例えば18:40)である。コントローラーは、現在時刻が第1時刻(例えば18:40)になるとステップ13に進む。一方、現在時刻が第1時刻でない場合は、ステップS12でコントローラーがNoと判断して待機する。
続いて、ステップS13では、コントローラーが、HPユニット4による第1沸き上げ運転を開始する。第1沸き上げ運転では、HPユニット4によって沸き上げる湯量が第1目標湯量になるように沸き上げ運転を実行する。第1沸き上げ運転では第1目標湯量が目標値になる。ステップS13では、浴槽Bの湯はりが行われることを想定して第1沸き上げ運転を実行する。
続いて、ステップS14では、コントローラーが、湯はり開始信号を受信したか否かを判断する。湯はり開始信号を受信した場合は、ステップS14でコントローラーがYesと判断してステップS15に進む。一方、湯はり開始信号を受信しない場合は、ステップS14でコントローラーがNoと判断してステップS21に進む。
湯はり開始信号は、浴槽Bの湯はりを開始することを示す信号である。例えば、給湯システム2のユーザーが、本日、浴槽Bの湯はりを開始する湯はり開始時刻を19:15に設定したとする。ユーザーがリモコン102によって湯はり開始時刻(19:15)を設定したとする。この場合、ユーザーが設定した湯はり開始時刻(19:15)になると、湯はり開始信号がリモコン102からコントローラーに送信される。そして、コントローラーが湯はり開始信号を受信する。ステップS14では、浴槽Bの湯はりが開始される場合にコントローラーがYesと判断する。なお、ユーザーは、過去の湯はり開始予定時刻(例えば19:00)に近い時刻を、本日の湯はり開始時刻(19:15)として設定すると推測される。
ステップS14でYesと判断した後のステップS15では、コントローラーが、HPユニット4による第1沸き上げ運転を継続する。すなわち、浴槽Bの湯はりが開始される場合は、コントローラーが第1沸き上げ運転を継続する。第1沸き上げ運転が継続されると、HPユニット4による沸き上げ湯量が増加してゆく。
続いて、ステップS16では、コントローラーが、HPユニット4による沸き上げ湯量が第1目標湯量に達したか否かを判断する。沸き上げ湯量が第1目標湯量に達した場合は、ステップS16でコントローラーがYesと判断してステップS17に進む。沸き上げ湯量が第1目標湯量に達しない場合は、ステップS16でコントローラーがNoと判断して待機する。
HPユニット4による沸き上げ湯量は、タンク30の貯湯量とタンク30からの出湯量に基づいて算出される。より詳細には、HPユニット4による沸き上げ湯量=現在の貯湯量+第1時刻から現在までの出湯量−第1時刻の貯湯量である。現在の貯湯量は、タンク30に貯湯されている現在の湯量である。第1時刻から現在までの出湯量は、コントローラーがステップS12でYesと判断し、ステップS13で第1沸き上げ運転を開始してから現在までにタンク30から出湯された湯量である。第1時刻の貯湯量は、第1時刻においてタンク30に貯湯されていた湯量である。タンク30の貯湯量は、貯湯量センサ35によって検出される。タンク30からの出湯量は、出湯量センサ60によって検出される。
続いて、ステップS17では、コントローラーが、HPユニット4による第1沸き上げ運転を終了する。HPユニット4による沸き上げ湯量が第1目標湯量(湯はり出湯量+湯はり以外出湯量)に達すると第1沸き上げ運転が終了する。その後、コントローラーが処理を終了する。
上記のステップS14でコントローラーがYesと判断した場合は、以上のような処理が実行される。一方、上記のステップS14でコントローラーがNoと判断した場合は、以下のような処理が実行される。ステップS14では、浴槽Bの湯はりが開始されない場合にコントローラーがNoと判断する。
ステップS14でコントローラーがNoと判断した後のステップS21では、コントローラーが、現在時刻が第2時刻であるか否かを判断する。現在時刻が第2時刻である場合は、ステップS21でコントローラーがYesと判断してステップS22に進む。第2時刻は、メモリ75に記憶されている湯はり開始予定時刻(例えば19:00)より所定時間(例えば20分)後の時刻(例えば19:20)である。コントローラーは、現在時刻が第2時刻(例えば19:20)になるとステップS22に進む。一方、現在時刻が第2時刻でない場合は、ステップS21でコントローラーがNoと判断してステップS14に戻る。
続いて、ステップS22では、コントローラーが、HPユニット4によって沸き上げる目標湯量を第2目標湯量に設定する。コントローラーが、目標湯量をステップS11で設定した第1目標湯量から第2目標湯量に切り換える。
続いて、ステップS23では、コントローラーが、HPユニット4による第2沸き上げ運転を開始する。第2沸き上げ運転では、HPユニット4によって沸き上げる湯量が第2目標湯量になるように沸き上げ運転を実行する。第2沸き上げ運転では第2目標湯量が目標値になる。第2目標湯量は第1目標湯量より少ない湯量である。第2目標湯量(例えば40リットル)は、第1目標湯量(例えば140リットル)から湯はり出湯量(例えば100リットル)を差し引いた湯量(例えば40リットル)である。ステップS23では、浴槽Bの湯はりが行われないことを想定して第2沸き上げ運転を実行する。HPユニット4による今後の沸き上げ湯量は、第2目標湯量−第1時刻から現在までの沸き上げ湯量となる。
続いて、ステップS24では、コントローラーが、湯はり開始信号を受信したか否かを判断する。湯はり開始信号を受信した場合は、ステップS24でコントローラーがYesと判断してステップS25に進む。一方、湯はり開始信号を受信しない場合は、ステップS24でコントローラーがNoと判断してステップS31に進む。
湯はり開始信号は、浴槽Bの湯はりを開始することを示す信号である。例えば、給湯システム2のユーザーが、本日の第2時刻(例えば19:20)が経過した後に、浴槽Bの湯はり開始を指示したとする。リモコン102によってユーザーが浴槽Bの湯はり開始を指示したとする。この場合、第2時刻が経過した後のユーザーの指示によって、湯はり開始信号がリモコン102からコントローラーに送信される。コントローラーが湯はり開始信号を受信する。湯はり開始予定時刻(例えば19:00)には浴槽Bの湯はりが開始されないものの、それより後の第2時刻(例えば19:20)が経過した後に浴槽Bの湯はりが開始される。上記のステップS24では、浴槽Bの湯はりが開始される場合にコントローラーがYesと判断する。
ステップS24でYesと判断した後のステップS25では、コントローラーが、HPユニット4によって沸き上げる目標湯量を第1目標湯量に設定する。コントローラーが、目標湯量をステップS22で設定した第2目標湯量から再び第1目標湯量に切り換える。第1目標湯量は第2目標湯量より多い湯量である。第1目標湯量は、湯はり出湯量(例えば100リットル)と湯はり以外出湯量(例えば40リットル)の合計の湯量(例えば140リットル)である。すなわち、第1目標湯量は、第2目標湯量(例えば40リットル)に湯はり出湯量を足し合わせた湯量である。
続いて、ステップS26では、コントローラーが、HPユニット4による第1沸き上げ運転を再び開始する。第1沸き上げ運転では、HPユニット4によって沸き上げる湯量が第1目標湯量になるように沸き上げ運転を実行する。第1沸き上げ運転では第1目標湯量が目標値になる。HPユニット4による今後の沸き上げ湯量は、第1目標湯量−第1時刻から現在までの沸き上げ湯量である。
続いて、ステップS27では、コントローラーが、HPユニット4による沸き上げ湯量が第1目標湯量に達したか否かを判断する。沸き上げ湯量が第1目標湯量に達した場合は、ステップS27でコントローラーがYesと判断してステップS28に進む。沸き上げ湯量が第1目標湯量に達しない場合は、ステップS27でコントローラーがNoと判断して待機する。
続いて、ステップS28では、コントローラーが、HPユニット4による第1沸き上げ運転を終了する。HPユニット4による沸き上げ湯量が第1目標湯量(湯はり出湯量+湯はり以外出湯量)に達すると第1沸き上げ運転が終了する。その後、コントローラーが処理を終了する。
上記のステップS24でコントローラーがYesと判断した場合は、以上のような処理が実行される。一方、上記のステップS24でコントローラーがNoと判断した場合は、以下のような処理が実行される。ステップS24では、浴槽Bの湯はりが開始されない場合にコントローラーがNoと判断する。
ステップS24でコントローラーがNoと判断した後のステップS31では、コントローラーが、HPユニット4による第2沸き上げ運転を継続する。第2沸き上げ運転が継続されると、HPユニット4による沸き上げ湯量が増加してゆく。
続いて、ステップS32では、コントローラーが、HPユニット4による沸き上げ湯量が第2目標湯量に達したか否かを判断する。沸き上げ湯量が第2目標湯量に達した場合は、ステップS32でコントローラーがYesと判断してステップS33に進む。沸き上げ湯量が第2目標湯量に達しない場合は、ステップS32でコントローラーがNoと判断してステップS24に戻る。
続いて、ステップS33では、コントローラーが、HPユニット4による第2沸き上げ運転を終了する。HPユニット4による沸き上げ湯量が第2目標湯量(=湯はり以外出湯量)に達すると第2沸き上げ運転が終了する。その後、コントローラーが処理を終了する。
以上、第1実施例に係る給湯システム2について説明した。上記の説明から明らかなように、給湯システム2は、湯を沸き上げるHPユニット4と、HPユニット4によって沸き上げられた湯を貯湯するタンク30と、タンク30に貯湯されている湯をタンク30から出湯するタンク出湯経路56と、タンク30から出湯された湯を湯はりのために浴槽Bに供給する湯はり経路98と、タンク30から出湯された湯を湯はり以外のために浴槽B以外(シャワーS)に供給する湯はり以外経路(第2給湯経路66)と、メモリ75と、コントローラーを備えている。メモリ75は、浴槽Bの湯はりのために過去にタンク30から出湯された湯量である湯はり出湯量と、浴槽Bの湯はり以外のために過去にタンク30から出湯された湯量である湯はり以外出湯量と、湯はり出湯量と湯はり以外出湯量の合計である第1目標湯量と、第1目標湯量から湯はり出湯量を差し引いた値である第2目標湯量を記憶している。コントローラーは、本日の湯はりを開始する予定の湯はり開始予定時刻より所定時間前の第1時刻に、HPユニット4によって沸き上げる湯量が第1目標湯量となるようにHPユニット4による第1沸き上げ運転を開始する。また、コントローラーは、湯はり開始予定時刻より所定時間後の第2時刻が経過するまでに湯はりの開始を示す湯はり開始信号を受信しない場合は、目標湯量を第1目標湯量から第2目標湯量に変更し、HPユニット4によって沸き上げる湯量が第2目標湯量となるようにHPユニット4による第2沸き上げ運転を開始する。
このような構成によれば、湯はり開始予定時刻より前の第1時刻では、浴槽Bの湯はりが行われることを想定してHPユニット4による第1沸き上げ運転を実行する。第1沸き上げ運転では、湯はり出湯量と湯はり以外出湯量の合計である第1目標湯量を目標値とする。浴槽Bの湯はりが行われることを想定して、多めの湯量を沸き上げる。これによって、浴槽Bの湯はりのために十分な湯量を沸き上げることができる。その後、第2時刻が経過するまでにコントローラーが湯はり開始信号を受信しない場合は、HPユニット4による第2沸き上げ運転を実行する。コントローラーが湯はり開始信号を受信しない場合は、浴槽Bの湯はりが行われないと想定することができる。そのため、湯はりが行われない分だけ、今後に必要とされる湯量が少なくなる。したがって、第2沸き上げ運転では、浴槽Bの湯はりが行われないことを想定して、第1目標湯量より少ない第2目標湯量を目標値とする。第2目標湯量は、第1目標湯量から湯はり出湯量を差し引いた値である。すなわち、浴槽Bの湯はり分を差し引いた湯量である。これによって、浴槽Bの湯はりが行われない場合は、その分を差し引いた湯量だけを沸き上げる。よって、必要とする湯量に応じて沸き上げ湯量を変えることができる。
また、上記の給湯システム2では、コントローラーが、HPユニット4による第2沸き上げ運転を開始した後に、湯はり開始信号を受信した場合は、目標湯量を第2目標湯量から第1目標湯量に変更し、HPユニット4によって沸き上げる湯量が第1目標湯量となるようにHPユニット4による第1沸き上げ運転を開始する。
浴槽Bの湯はりが行われないことを想定してHPユニット4による第2沸き上げ運転を実行していた場合であっても、その後に状況が変わって浴槽Bの湯はりが行われることがある。例えば、給湯システム2のユーザーがリモコン102から湯はりの開始を指示することによって、浴槽Bの湯はりが開始されることがある。このような場合には、目標湯量を第2目標湯量から第1目標湯量に切り換えて、HPユニット4による第1沸き上げ運転を再び実行する。これによって、浴槽Bの湯はりのために十分な湯量を沸き上げることができる。
以上、一実施例について説明したが、具体的な態様は上記実施例に限定されるものではない。以下の説明において、上述の説明における構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
(第2実施例)
上記の実施例では、ステップS24でコントローラーが、湯はり開始信号を受信したか否かを判断し、湯はり開始信号を受信した場合にはステップS25に進み、湯はり開始信号を受信しない場合にはステップS31に進んでいたが、この構成に限定されるものではない。第2実施例では、図4に示すように、コントローラーが、ステップS24に代えてステップS41の処理を実行してもよい。
ステップS41では、コントローラーが、第1時刻から現在までの出湯量が第2目標湯量より多いか否かを判断する。第1時刻から現在までの出湯量が第2目標湯量より多い場合は、ステップS41でコントローラーがYesと判断してステップS25に進む。一方、第1時刻から現在までの出湯量が第2目標湯量より多くない場合(第2目標湯量が第1時刻から現在までの出湯量未満である場合)は、ステップS41でコントローラーがNoと判断してステップS31に進む。第1時刻から現在までの出湯量は、上記のステップS12でYesと判断し、ステップS13で第1沸き上げ運転を開始してから現在までにタンク30から出湯された湯量である。タンク30から出湯される湯量は、出湯量センサ60によって検出される。
続いて、ステップS25では、コントローラーが、HPユニット4によって沸き上げる目標湯量を第1目標湯量に設定する。すなわち、第1時刻から現在までの出湯量が第2目標湯量を超えた場合は、コントローラーが、目標湯量をステップS22で設定した第2目標湯量から再び第1目標湯量に切り換える。
以上、第2実施例に係る給湯システム2について説明した。上記の説明から明らかなように、第2実施例に係る給湯システム2では、コントローラーが、HPユニット4による第2沸き上げ運転を開始した後に、第1時刻から現在までにタンク30から出湯された湯量が第2目標湯量より多くなった場合は、目標湯量を第2目標湯量から第1目標湯量に変更し、HPユニット4によって沸き上げる湯量が第1目標湯量となるようにHPユニット4による第1沸き上げ運転を開始する。
浴槽Bの湯はりが行われないことを想定してHPユニット4による第2沸き上げ運転を実行していた場合であっても、タンク30から出湯される湯量が多い場合は、より多くの湯量を沸き上げる必要がある。すなわち、第1時刻から現在までにタンク30から出湯された湯量が第2目標湯量を超えた場合には、第2目標湯量よりも多くの湯量を沸き上げる必要がある。そこで、この場合には、目標湯量を第2目標湯量から第1目標湯量に切り換えて、HPユニット4による第1沸き上げ運転を再び実行する。これによって、タンク30から出湯される湯量が多い場合であっても、十分な湯量を沸き上げることができる。
(その他の実施例)
上記の実施例では、浴槽B以外の給湯箇所としてシャワーSを例示していたが、この構成に限定されるものではない。浴槽B以外の給湯箇所は、例えば浴室や台所のカランであってもよい。また、湯はり以外出湯量は、例えば浴室や台所のカランに湯を供給するために過去にタンク30から出湯された湯量であってもよい。
上記の実施例では、タンク30から出湯される湯量を出湯量センサ60で直接的に検出していたが、この構成に限定されるものではない。タンク出湯経路56に取り付けられている出湯量センサ60は出湯量検出装置の一例である。他の実施例では、例えば、カランやシャワーSから出湯される湯量を検出し、その検出値と給水温度等に基づいてタンク30から出湯される湯量を算出してもよい。すなわち、タンク30から出湯される湯量を間接的に検出してもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 :給湯システム
4 :HPユニット
6 :タンクユニット
8 :バーナユニット
24 :HPコントローラー
30 :タンク
31 :タンク往き経路
33 :タンク戻り経路
35 :貯湯量センサ
36 :上部サーミスタ
37 :中間部サーミスタ
38 :下部サーミスタ
46 :タンク給水経路
56 :タンク出湯経路
60 :出湯量センサ
62 :第1給湯経路
66 :第2給湯経路
74 :タンクコントローラー
75 :メモリ
80 :バーナ
98 :湯はり経路
100 :バーナコントローラー
102 :リモコン

Claims (3)

  1. 湯を沸き上げるヒートポンプと、
    前記ヒートポンプによって沸き上げられた湯を貯湯するタンクと、
    前記タンクに貯湯されている湯を前記タンクから出湯する出湯経路と、
    前記タンクから出湯された湯を湯はりのために浴槽に供給する湯はり経路と、
    前記タンクから出湯された湯を湯はり以外のために浴槽以外に供給する湯はり以外経路と、
    記憶装置と、
    制御装置を備えており、
    前記記憶装置が、浴槽の湯はりのために過去に前記タンクから出湯された湯量である湯はり出湯量と、浴槽の湯はり以外のために過去に前記タンクから出湯された湯量である湯はり以外出湯量と、前記湯はり出湯量と前記湯はり以外出湯量の合計である第1目標湯量と、前記第1目標湯量から前記湯はり出湯量を差し引いた値である第2目標湯量を記憶しており、
    前記制御装置が、本日の湯はりを開始する予定の湯はり開始予定時刻より所定時間前の第1時刻に、前記ヒートポンプによって沸き上げる湯量が前記第1目標湯量となるように前記ヒートポンプによる第1沸き上げ運転を開始し、前記湯はり開始予定時刻より所定時間後の第2時刻が経過するまでに湯はりの開始を示す湯はり開始信号を受信しない場合は、前記ヒートポンプによって沸き上げる湯量が前記第2目標湯量となるように前記ヒートポンプによる第2沸き上げ運転を開始する、給湯システム。
  2. 前記制御装置が、前記ヒートポンプによる第2沸き上げ運転を開始した後に、前記湯はり開始信号を受信した場合は、前記ヒートポンプによって沸き上げる湯量が前記第1目標湯量となるように前記ヒートポンプによる第1沸き上げ運転を再び開始する、請求項1に記載の給湯システム。
  3. 前記制御装置が、前記ヒートポンプによる第2沸き上げ運転を開始した後に、前記第1時刻から現在までに前記タンクから出湯された湯量が前記第2目標湯量より多くなった場合は、前記ヒートポンプによって沸き上げる湯量が前記第1目標湯量となるように前記ヒートポンプによる第1沸き上げ運転を再び開始する、請求項1に記載の給湯システム。
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