JP6826015B2 - 電流センサ - Google Patents

電流センサ Download PDF

Info

Publication number
JP6826015B2
JP6826015B2 JP2017183770A JP2017183770A JP6826015B2 JP 6826015 B2 JP6826015 B2 JP 6826015B2 JP 2017183770 A JP2017183770 A JP 2017183770A JP 2017183770 A JP2017183770 A JP 2017183770A JP 6826015 B2 JP6826015 B2 JP 6826015B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
current path
main current
magnetic field
magnetic detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017183770A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019060646A (ja
Inventor
泰典 川口
泰典 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2017183770A priority Critical patent/JP6826015B2/ja
Priority to US16/137,276 priority patent/US10634703B2/en
Priority to CN201811116926.1A priority patent/CN109581026B/zh
Priority to DE102018216319.7A priority patent/DE102018216319A1/de
Publication of JP2019060646A publication Critical patent/JP2019060646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6826015B2 publication Critical patent/JP6826015B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/02Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux
    • G01R33/06Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux using galvano-magnetic devices
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/18Screening arrangements against electric or magnetic fields, e.g. against earth's field
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R15/00Details of measuring arrangements of the types provided for in groups G01R17/00 - G01R29/00, G01R33/00 - G01R33/26 or G01R35/00
    • G01R15/14Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks
    • G01R15/20Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using galvano-magnetic devices, e.g. Hall-effect devices, i.e. measuring a magnetic field via the interaction between a current and a magnetic field, e.g. magneto resistive or Hall effect devices
    • G01R15/202Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using galvano-magnetic devices, e.g. Hall-effect devices, i.e. measuring a magnetic field via the interaction between a current and a magnetic field, e.g. magneto resistive or Hall effect devices using Hall-effect devices
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R15/00Details of measuring arrangements of the types provided for in groups G01R17/00 - G01R29/00, G01R33/00 - G01R33/26 or G01R35/00
    • G01R15/14Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks
    • G01R15/20Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using galvano-magnetic devices, e.g. Hall-effect devices, i.e. measuring a magnetic field via the interaction between a current and a magnetic field, e.g. magneto resistive or Hall effect devices
    • G01R15/207Constructional details independent of the type of device used
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R19/00Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof
    • G01R19/0092Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof measuring current only
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/007Environmental aspects, e.g. temperature variations, radiation, stray fields
    • G01R33/0076Protection, e.g. with housings against stray fields

Description

本発明は、電流センサに関する。
従来から、電流路と、電流路の周囲に配置された磁気検出素子と、電流路及び磁気検出素子を囲うように配置された磁気シールド部材と、を備え、磁気検出素子によって検出された磁界の強さに基づいて電流路を流れる電流の大きさを測定する電流センサが知られている(例えば、特許文献1,2を参照。)。
特許第5993966号公報 特許第5960403号公報
この種の電流センサでは、断面積の大きい電流路を流れる大電流の大きさを測定する場合、電流路の断面積が大きいことに起因して、電流路を囲う磁気シールド部材が大型化する。このため、電流センサ全体として大型化すると共に製造コストが増加する、という問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、断面積の大きい電流路を流れる大電流の大きさを測定する場合であっても、大型化を抑制し且つ製造コストの増大を抑制可能な電流センサを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る電流センサは、下記(1)〜()を特徴としている。
(1)
主電流が流れる主電流路と、
前記主電流路から分岐すると共に前記主電流路より断面積が小さく、副電流が流れる副電流路と、
前記副電流路の一部である被検出部の周囲に配置され、磁界の強さを検出する磁気検出素子と、
前記被検出部及び前記磁気検出素子を囲うように配置された磁気シールド部材と、
を備え、前記磁気検出素子によって検出された磁界の強さに基づいて前記被検出部を流れる副電流の大きさを測定する電流センサであって、
前記主電流路の延在方向をy方向とするxyz直交座標系において、
前記被検出部は、前記主電流路から所定距離だけ前記z方向の一側に離れたxy平面内にてx方向に複数回往復しながらy方向に延びる部分であって、前記x方向に沿って延在し前記x方向の第1の向きに副電流が流れる第1部分と、前記第1部分より前記y方向の一側に位置し前記x方向に沿って延在し前記x方向の前記第1の向きと反対の第2の向きに副電流が流れる第2部分と、前記第2部分より前記y方向の一側に位置し前記x方向に沿って延在し前記x方向の前記第1の向きに副電流が流れる第3部分と、を含み、
前記磁気検出素子は、yz平面に沿う1方向である磁気検出方向のみの磁界の強さを検出し、
前記磁気検出素子として、前記磁気検出方向を有する2つの磁気検出素子を備え、
2つの前記磁気検出素子は、2つの前記磁気検出素子の出力値のをとることで、それぞれの前記出力値に含まれる前記主電流に起因する磁界とは異なる外部磁界分が相殺されるような位置に配置され
2つの前記磁気検出素子は、それぞれの前記磁気検出方向が前記y方向となるように、前記y方向における前記第1部分及び前記第3部分に対応する位置にそれぞれ配置された、
電流センサであること。
(2)
主電流が流れる主電流路と、
前記主電流路から分岐すると共に前記主電流路より断面積が小さく、副電流が流れる副電流路と、
前記副電流路の一部である被検出部の周囲に配置され、磁界の強さを検出する磁気検出素子と、
前記被検出部及び前記磁気検出素子を囲うように配置された磁気シールド部材と、
を備え、前記磁気検出素子によって検出された磁界の強さに基づいて前記被検出部を流れる副電流の大きさを測定する電流センサであって、
前記主電流路の延在方向をy方向とするxyz直交座標系において、
前記被検出部は、前記主電流路から所定距離だけ前記z方向の一側に離れたxy平面内にてx方向に複数回往復しながらy方向に延びる部分であって、前記x方向に沿って延在し前記x方向の第1の向きに副電流が流れる第1部分と、前記第1部分より前記y方向の一側に位置し前記x方向に沿って延在し前記x方向の前記第1の向きと反対の第2の向きに副電流が流れる第2部分と、前記第2部分より前記y方向の一側に位置し前記x方向に沿って延在し前記x方向の前記第1の向きに副電流が流れる第3部分と、を含み、
前記磁気検出素子は、yz平面に沿う1方向である磁気検出方向のみの磁界の強さを検出し、
前記磁気検出素子として、前記磁気検出方向を有する2つの磁気検出素子を備え、
2つの前記磁気検出素子は、2つの前記磁気検出素子の出力値のをとることで、それぞれの前記出力値に含まれる前記主電流に起因する磁界とは異なる外部磁界分が相殺されるような位置に配置され
2つの前記磁気検出素子は、それぞれの前記磁気検出方向が前記z方向となるように、前記y方向における、前記第1部分と前記第2部分との間の中央位置、及び、前記第2部分と前記第3部分との間の中央位置にそれぞれ配置された、
電流センサであること。

上記(1)又は上記(2)に記載の電流センサにおいて、
前記主電流路は、前記x方向の幅寸法が前記z方向の厚さ寸法より大きい平板状のバスバーで構成された、
電流センサであること。

上記(1)乃至上記()の何れか1つに記載の電流センサにおいて、
前記副電流路は、回路基板に形成されたリードフレームであり、前記回路基板に対して、前記磁気検出素子及び前記磁気シールド部材が固定配置された、
電流センサであること。
上記(1)の構成の電流センサによれば、磁気シールド部材が囲う副電流路は、主電流路から分岐する主電流路より断面積が小さい電流路である。従って、磁気シールド部材が主電流路を囲う態様と比べて、磁気シールド部材を小型化できる。また、副電流路には、主電流路と副電流路との断面積の比率分に相当する分だけ主電流より小さい副電流が流れる。従って、磁気検出素子の出力値に基づいて副電流路を流れる副電流の大きさを測定することで、測定された副電流の大きさと前記断面積の比率分とから、主電流路を流れる主電流の大きさを測定することができる。
ただし、本構成の電流センサのように、副電流路を流れる副電流を測定する際、主電流路を流れる主電流に起因する磁界が外乱として磁気検出素子の出力値に影響を与える可能性がある。この点、本構成の電流センサでは、主電流路は方向に延在するので、主電流に起因する磁界は、主電流路の周方向に沿う方向(即ち、方向)に発生する。一方、磁気検出素子の磁気検出方向は、(被検出部の周方向に沿うと共に)方向と直交する方向に設定されている。従って、主電流路を流れる主電流に起因する磁界が外乱として磁気検出素子の出力値に影響を与えることはない。
更に、本構成の電流センサでは、副電流路のうち磁気シールド部材によって囲まれる被検出部は、少なくとも方向の成分を有する方向に延在している。このため、被検出部を流れる副電流に起因して被検出部の周方向に沿う方向に発生する磁界は、方向と直交し且つ被検出部の周方向に沿う任意の方向(即ち、磁気検出方向)の成分であって副電流の大きさに比例する成分を必ず含む。従って、磁気検出素子が磁気検出方向の磁界の強さを検出することによって、副電流の大きさを測定することができる。
更に、複数の磁気検出素子の出力値の和又は差の値は、主電流に起因する磁界とは別に外乱として作用し得る外部磁界による影響も受けない。換言すれば、複数の磁気検出素子の出力値の和又は差の値は、外乱として作用し得る主電流路を流れる主電流に起因する磁界、及び、外乱として作用し得る外部磁界の双方の影響を受けない。この結果、副電流路を流れる副電流の大きさ(従って、主電流の大きさ)を極めて精度良く測定することができる。
更に、2つの磁気検出素子の出力値の和をとることで、それぞれの出力値に含まれる外部磁界分が確実に相殺され、且つ、出力値の和の絶対値が、各出力値の絶対値の2倍となる(後述する図5を参照)。このため、2つの磁気検出素子の出力値の和に基づいて、副電流路を流れる副電流の大きさ(従って、主電流の大きさ)を極めて精度良く測定することができる。
加えて、被検出部の第1、第3部分を流れる副電流の向きと、被検出部の第1、第3部分の間に配置された第2部分を流れる副電流の向きとが逆になっている。このため、磁気シールド部材が受ける、第1、第3部分を流れる副電流に起因する磁界の向きと、第2部分を流れる副電流に起因する磁界の向きとも、逆になる。この結果、磁気シールド部材に
発生する磁気ヒステリシスが低減されるので、磁気ヒステリシスの存在に起因する電流センサの測定精度の低下も抑制され得る。
以上より、本構成の電流センサによれば、大型化を抑制し且つ製造コストの増大を抑制可能であり、且つ、副電流路を流れる副電流の大きさを精度良く測定することで主電流路を流れる主電流の大きさを精度良く測定可能な電流センサを提供することができる。
上記(2)の構成の電流センサによれば、2つの磁気検出素子の出力値の差をとることで、それぞれの出力値に含まれる外部磁界分が確実に相殺され、且つ、出力値の差の絶対値が、各出力値の絶対値の2倍となる(後述する図9を参照)。このため、2つの磁気検出素子の出力値の差に基づいて、副電流路を流れる副電流の大きさ(従って、主電流の大きさ)を極めて精度良く測定することができる。加えて、上記(1)の構成と同様、磁気シールド部材に発生する磁気ヒステリシスが低減されるので、磁気ヒステリシスの存在に起因する電流センサの測定精度の低下も抑制され得る。
上記()の構成の電流センサによれば、主電流路の断面形状が円形等の場合と比べて、主電流路のz方向の寸法を小さくできる。このため、主電流路の2つの主面の何れか一方の近傍に副電流路(被検出部)を配置することで、電流センサ全体としての大型化を更に一層抑制することができる。
上記()の構成の電流センサによれば、主電流路を除く電流センサを構成する全ての部材を、回路基板を含めてパッケージ化することができる。従って、パッケージ化された電流センサのリードフレームを、主電流の大きさを測定したい主電流路に接続し、リードフレームを流れる副電流の大きさを測定することで、主電流の大きさを測定することができる。
本発明によれば、断面積の大きい電流路を流れる大電流の大きさを測定する場合であっても、大型化を抑制し且つ製造コストの増大を抑制可能な電流センサを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る電流センサを模式的に示した斜視図である。 図2は、図1に示した電流センサをz方向から視た平面図である。 図3は、図1に示した電流センサをx方向から視た側面図である。 図4は、図1に示した電流センサをy方向から視た側面図である。 図5は、z座標が図3に示すz=z1の位置における、副電流に起因する磁界によるy方向の磁束密度のy座標に対する推移の一例を示すグラフである。 図6は、z座標が図3に示すz=z1の位置における、外部磁界によるy方向の磁束密度のy座標に対する推移の一例を示すグラフである。 図7は、本発明の実施形態の変形例に係る電流センサについての図2に対応する平面図である。 図8は、図7に示す電流センサについての図3に対応する側面図である。 図9は、図7に示す電流センサについての、z座標が図8に示すz=z1の位置における、副電流に起因する磁界によるz方向の磁束密度のy座標に対する推移の一例を示すグラフである。 図10は、図7に示す電流センサについての、z座標が図8に示すz=z1の位置における、外部磁界によるz方向の磁束密度のy座標に対する推移の一例を示すグラフである。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る電流センサ(以下、「本電流センサ」とも呼ぶ)について説明する。
(本電流センサの構成)
図1〜図4に示すように、本電流センサは、主電流路10と、主電流路10から分岐する副電流路20と、副電流路20の周囲に配置される磁気検出素子30と、副電流路20及び磁気検出素子30を囲うように配置された磁気シールド部材40と、を備える。なお、図1では、磁気検出素子30の記載が省略されている。実際には、これらの部材は、樹脂ケース(図示省略)等に配置され、所定の相対位置関係が維持されるように樹脂ケース等に固定されている。本電流センサは、副電流路20を流れる副電流の大きさを測定することで、主電流路10を流れる主電流の大きさを測定する電流センサである。
以下、説明の便宜上、図1等に示すように、「x方向」、「y方向」及び「z方向」を定義する。x方向、y方向、及びz方向は、互いに直交している。また、z方向正の向きを「上」、z方向負の向きを「下」と呼ぶこともある。x方向、y方向、及びz方向は、それぞれ、本発明の「第2方向」、「第1方向」及び「第3方向」に対応している。以下、本電流センサを構成する各部材について順に説明していく。
主電流路10は、y方向に直線状に延び、x方向の幅寸法がz方向の厚さ寸法より大きい平板状のバスバー(金属プレート)である。主電流路10には、図2及び図3にて矢印で示すように、y方向正の向きに主電流が流れるものとする。
副電流路20は、主電流路10から分岐する断面矩形状の電流路(バスバー)である。副電流路20は、主電流路10と同じ金属材料で構成されている。副電流路20は、本例では、一端21が、主電流路10のx方向負の向き側の所定位置に接続し、他端22が、一端21より主電流路10の下流側(y方向正の向き側)のx方向正の向き側の所定位置に接続している。即ち、主電流路10におけるy方向についての副電流路20の一端21及び他端22の間の部分と、副電流路20とは、並列回路を構成している。
副電流路20は、主電流路10より断面積が小さい。従って、副電流路20には、主電流路10と副電流路20との断面積の比率分に相当する分だけ主電流より小さい副電流が、図2及び図3にて矢印で示すように、一端21から他端22に向けて流れる。
図1〜図3に示すように、副電流路20には、主電流路10から所定距離だけ上方に離れた位置(x−y平面内)にて、x方向に複数回往復しながらy方向に延びる部分(以下、「被検出部23」と呼ぶ。)が設けられている。具体的には、図2に示すように、被検出部23は、x方向に沿って延在しx方向正の向きに副電流が流れる第1部分24と、第1部分24よりy方向正の向き側に位置しx方向に沿って延在しx方向負の向きに副電流が流れる第2部分25と、第2部分25よりy方向正の向き側に位置しx方向に沿って延在しx方向正の向きに副電流が流れる第3部分26と、を含んでいる。
磁気検出素子30は、本例では、1方向(磁気検出方向)のみの磁界の強さを検出するホール素子であり、図2〜図4に示すように、副電流路20の被検出部23から所定距離だけ上方に離れた2か所にそれぞれ配置されている。2つの磁気検出素子30の具体的な配置については後述される。
磁気シールド部材40は、副電流路20の被検出部23、及び、2つの磁気検出素子30を囲うように配置されている。具体的には、磁気シールド部材40は、副電流路20の被検出部23の上方をy方向に沿って横断するようにy方向に延びる平板状の上壁部41と、上壁部41のy方向両端部から下方に向けて突出する一対の平板状の側壁部42と、からなり、略U字状に形成されている。このように、磁気シールド部材40は、主電流路10から分岐する主電流路10より断面積が小さい副電流路20を囲っている。このため、磁気シールド部材40が主電流路10を囲う態様と比べて、磁気シールド部材40を小型化できる。
磁気シールド部材40は、本電流センサの周囲の磁界に起因する本電流センサの測定精度の低下を抑制するために設けられている。磁気シールド部材40は、例えば、パーマロイやケイ素銅などの残留磁束密度が小さい軟磁性材料で構成される。磁気シールド部材40が軟磁性材料で構成されることで、磁気シールド部材40の残留磁化に起因する本電流センサの測定精度の低下を抑制することができる。
本電流センサでは、実際には、2つの磁気検出素子30が固定された回路基板(図示省略)が設けられている。この回路基板には、2つの磁気検出素子30の出力値に基づいて被検出部23(従って、副電流路20)を流れる副電流の大きさを算出する制御装置(図示省略)が設けられている。この制御装置は、このように算出した副電流の大きさと、上述した断面積の比率分とから、主電流路10を流れる主電流の大きさを算出するようになっている。以上、本電流センサの構成について説明した。
(2つの磁気検出素子30の配置)
次に、磁気シールド部材40に囲われるように副電流路20の被検出部23の周囲に配置された2つの磁気検出素子30の配置について、図2〜図6を参照しながら説明する。以下、説明の便宜上、図2〜図4に示すように、被検出部23の第2部分25のx方向中央位置を原点Oとするx,y,z座標軸をとる。
本電流センサにおいて、被検出部23を流れる副電流の大きさを精度良く算出するためには、以下の3つの観点が重要となる。
<観点1>
磁気検出素子30が配置された箇所における、被検出部23を流れる副電流に起因する磁界の向きが、磁気検出素子30の磁気検出方向に近い(より好ましくは一致する)こと。
<観点2>
磁気検出素子30の出力値が、外乱として作用し得る「主電流路10を流れる主電流に起因する磁界」の影響を受けないこと。
<観点3>
磁気検出素子30の出力値が、外乱として作用し得る「主電流に起因する磁界とは異なる外部磁界」(以下、単に「外部磁界」と呼ぶ。)の影響を受けないこと。
以上の3つの観点を全て満足させるため、本例では、図2〜図4に示すように、2つの磁気検出素子30は、(x座標が0、且つ、z座標がz1であり)y方向における第1部分24及び第3部分26に対応する位置(y座標がy1とy2)にそれぞれ配置されている。また、2つの磁気検出素子30は、それぞれの磁気検出方向がy方向と一致するように配置されている。以下、このように2つの磁気検出素子30を配置したことによって上記3つの観点が満足される理由について、順に述べる。
<観点1>について:
副電流路20に副電流が流れると、図3に磁力線で示すように磁界が発生する。図3に示す磁力線は、副電流に起因する磁界のみによる磁力線を示す。図3から理解できるように、2つの磁気検出素子30が配置された箇所では、副電流に起因する磁界の向きは、y方向と一致している。即ち、副電流に起因する磁界の向きが、2つの磁気検出素子30それぞれの磁気検出方向に一致している。これにより、副電流に起因する磁界の向きが磁気検出素子30の磁気検出方向と交差する場合と比べて、磁気検出素子30の出力値の大きさが大きくなり、副電流の大きさを精度良く測定できる。
<観点2>について:
主電流路10に主電流が流れると、図4に磁力線で示すように磁界が発生する。図4に示す磁力線は、主電流に起因する磁界のみによる磁力線を示す。図4から理解できるように、2つの磁気検出素子30が配置された箇所では、主電流に起因する磁界の向きは、x方向と一致している。即ち、主電流に起因する磁界の向きが、2つの磁気検出素子30それぞれの磁気検出方向(=y方向)と直交している。従って、2つの磁気検出素子30のそれぞれの出力値は、外乱として作用し得る「主電流路10を流れる主電流に起因する磁界」の影響を受けない。これにより、「主電流路10を流れる主電流に起因する磁界」による副電流の大きさの測定精度の低下を防止できる。
<観点3>について:
図5は、副電流路20に副電流が流れる場合における、副電流に起因する磁界のみによる(x座標が0、且つ、z座標がz1である場合における)y方向の磁束密度Byのy座標に対する推移の一例を示す。図5から理解できるように、2つの磁気検出素子30が配置されている2箇所(y座標がy1とy2)では、共に、y方向の磁束密度Byの絶対値が最大となり、且つ、極性が一致している。
図6は、外部磁界による(x座標が0、且つ、z座標がz1である場合における)y方向の磁束密度Byのy座標に対する推移の一例を示し、曲線Hxはx方向の外部磁界のみが作用した場合の推移を示し、曲線Hyはy方向の外部磁界のみが作用した場合の推移を示し、曲線Hzはz方向の外部磁界のみが作用した場合の推移を示す。図6から理解できるように、2つの磁気検出素子30が配置されている2箇所(y座標がy1とy2)では、x方向及びy方向の外部磁界によるy方向の磁束密度Byは略ゼロとなる一方で、z方向の外部磁界によるy方向の磁束密度Byは、極性が異なり且つ絶対値が略同一の大きい値となる。
以上より、2つの磁気検出素子30のそれぞれの出力値は、z方向の外部磁界の影響を受ける。しかしながら、2つの磁気検出素子30の出力値の和をとることで、それぞれの出力値に含まれるz方向の外部磁界分が確実に相殺され、且つ、出力値の和の絶対値が、各出力値の絶対値の2倍となる。換言すれば、2つの磁気検出素子30のそれぞれの出力値の和は、外乱として作用し得る外部磁界の影響を受けず、且つ、絶対値が大きい値となる。このため、本例では、2つの磁気検出素子30の出力値の和に基づいて、副電流路20を流れる副電流の大きさを算出することで、外部磁界による副電流の大きさの測定精度の低下を防止できる。
以上説明したように、図2〜図4に示す本電流センサ(即ち、2つの磁気検出素子30が、y方向における第1部分24及び第3部分26に対応する位置にて、それぞれの磁気検出方向がy方向と一致するように配置される)では、2つの磁気検出素子30の出力値の和に基づいて被検出部23を流れる副電流の大きさを算出することで、上記3つの観点が満足される。この結果、被検出部23を流れる副電流の大きさ(従って、主電流路10を流れる主電流の大きさ)を精度良く算出することができる。
(作用・効果)
以上より、本電流センサによれば、磁気シールド部材40が囲う副電流路20は、主電流路10から分岐する主電流路10より断面積が小さい電流路である。従って、磁気シールド部材40が主電流路10を囲う態様と比べて、磁気シールド部材40を小型化できる。また、副電流路20には、主電流路10と副電流路20との断面積の比率分に相当する分だけ主電流より小さい副電流が流れる。従って、磁気検出素子30の出力値に基づいて副電流路20を流れる副電流の大きさを測定することで、測定された副電流の大きさと前記断面積の比率分とから、主電流路10を流れる主電流の大きさを測定することができる。
更に、本電流センサでは、2つの磁気検出素子30の出力値の和に基づいて被検出部23を流れる副電流の大きさを算出することで、上記3つの観点が満足される。この結果、被検出部23を流れる副電流の大きさ(従って、主電流路10を流れる主電流の大きさ)を精度良く算出することができる。
更に、本電流センサでは、図3から理解できるように、被検出部23の第1、第3部分24,26を流れる副電流の向きと、被検出部23の第1、第3部分24,26の間に配置された第2部分25を流れる副電流の向きとが逆になっている。このため、磁気シールド部材40が受ける、第1、第3部分24,26を流れる副電流に起因する磁界の向きと、第2部分25を流れる副電流に起因する磁界の向きとも、逆になる。この結果、磁気シールド部材40に発生する磁気ヒステリシスが低減されるので、磁気ヒステリシスの存在に起因する電流センサの測定精度の低下も抑制され得る。
(他の態様)
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用できる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、図2〜図4に示すように、2つの磁気検出素子30が、y方向における第1部分24及び第3部分26に対応する位置(y座標がy1とy2)にて、それぞれの磁気検出方向がy方向と一致するように配置されている。これに対し、図7及び図8に示すように、2つの磁気検出素子30が、y方向における第1部分24及び第2部分25の間の中央位置(y座標がy3)、及び、y方向における第2部分25及び第3部分26の間の中央位置(y座標がy4)にて、それぞれの磁気検出方向がz方向と一致するように配置されていてもよい。この図7及び図8に示す態様によっても、上記3つの観点が満足される。以下、この点について説明する。
<観点1>について:
副電流路20に副電流が流れると、図8に磁力線で示すように磁界が発生する。図8に示す磁力線は、副電流に起因する磁界のみによる磁力線を示す。図8から理解できるように、2つの磁気検出素子30が配置された箇所では、副電流に起因する磁界の向きは、z方向と一致している。即ち、副電流に起因する磁界の向きが、2つの磁気検出素子30それぞれの磁気検出方向に一致している。これにより、副電流に起因する磁界の向きが磁気検出素子30の磁気検出方向と交差する場合と比べて、磁気検出素子30の出力値の大きさが大きくなり、副電流の大きさを精度良く測定できる。
<観点2>について:
主電流路10に主電流が流れると、図4に磁力線で示すように磁界が発生する。図4に示す磁力線は、主電流に起因する磁界のみによる磁力線を示す。図4から理解できるように、2つの磁気検出素子30が配置された箇所では、主電流に起因する磁界の向きは、x方向と一致している。即ち、主電流に起因する磁界の向きが、2つの磁気検出素子30それぞれの磁気検出方向(=z方向)と直交している。従って、2つの磁気検出素子30のそれぞれの出力値は、外乱として作用し得る「主電流路10を流れる主電流に起因する磁界」の影響を受けない。これにより、「主電流路10を流れる主電流に起因する磁界」による副電流の大きさの測定精度の低下を防止できる。
<観点3>について:
図9は、副電流路20に副電流が流れる場合における、副電流に起因する磁界のみによる(x座標が0、且つ、z座標がz1である場合における)z方向の磁束密度Bzのy座標に対する推移の一例を示す。図9から理解できるように、2つの磁気検出素子30が配置されている2箇所(y座標がy3とy4)では、共に、z方向の磁束密度Bzの絶対値が最大となり、且つ、極性が逆になっている。
図10は、外部磁界による(x座標が0、且つ、z座標がz1である場合における)z方向の磁束密度Bzのy座標に対する推移の一例を示し、曲線Hxはx方向の外部磁界のみが作用した場合の推移を示し、曲線Hyはy方向の外部磁界のみが作用した場合の推移を示し、曲線Hzはz方向の外部磁界のみが作用した場合の推移を示す。図10から理解できるように、2つの磁気検出素子30が配置されている2箇所(y座標がy3とy4)では、x方向及びy方向の外部磁界によるz方向の磁束密度Bzは略ゼロとなる一方で、z方向の外部磁界によるz方向の磁束密度Bzは、極性が一致し且つ絶対値が略同一の大きい値となる。
以上より、2つの磁気検出素子30のそれぞれの出力値は、z方向の外部磁界の影響を受ける。しかしながら、2つの磁気検出素子30の出力値の差をとることで、それぞれの出力値に含まれるz方向の外部磁界分が確実に相殺され、且つ、出力値の差の絶対値が、各出力値の絶対値の2倍となる。換言すれば、2つの磁気検出素子30のそれぞれの出力値の差は、外乱として作用し得る外部磁界の影響を受けず、且つ、絶対値が大きい値となる。このため、図7及び図8に示す例では、2つの磁気検出素子30の出力値の差に基づいて、副電流路20を流れる副電流の大きさを算出することで、外部磁界による副電流の大きさの測定精度の低下を防止できる。
以上説明したように、図7及び図8に示す例(即ち、2つの磁気検出素子30が、y方向における第1部分24及び第2部分25の間の中央位置、及び、y方向における第2部分25及び第3部分26の間の中央位置にて、それぞれの磁気検出方向がz方向と一致するように配置される)では、2つの磁気検出素子30の出力値の差に基づいて被検出部23を流れる副電流の大きさを算出することで、上記3つの観点が満足される。この結果、被検出部23を流れる副電流の大きさ(従って、主電流路10を流れる主電流の大きさ)を精度良く算出することができる。
更に、上記実施形態では、副電流路20の被検出部23(第1〜第3部分24〜26)がx方向に沿って延在している。これに対し、副電流路20の被検出部23(第1〜第3部分24〜26)がx方向に交差する(少なくともx方向の成分を有する)方向に延在していてもよい。
更に、上記実施形態では、磁気検出素子30の磁気検出方向がy方向又はz方向と一致しているが、x方向と直交し且つ被検出部23の周方向に沿う任意の1方向であればよい。これによっても、磁気検出素子30の出力値は、外乱として作用し得る「主電流路10を流れる主電流に起因する磁界」の影響を受けない。
更に、上記実施形態では、磁気検出素子として2つの磁気検出素子30が配置されているが、3つ以上の磁気検出素子を配置して上記実施形態と同様の作用・効果が得られるように構成することも可能である。一方、単一の磁気検出素子30が配置されていてもよい。ただし、この場合、単一の磁気検出素子30の出力値は、外乱として作用し得る外部磁界の影響を受けるので、副電流の大きさの測定精度が低下する。
更に、副電流路20は、回路基板に形成されたリードフレームであり、その回路基板に対して、磁気検出素子30及び磁気シールド部材40が固定配置されていてもよい。この場合、主電流路10を除く電流センサを構成する全ての部材を回路基板を含めて、樹脂ケース等を用いてパッケージ化することができる。従って、パッケージ化された電流センサのリードフレームを、主電流の大きさを測定したい主電流路に接続し、リードフレームを流れる副電流の大きさを測定することで、主電流の大きさを測定することができる。
更に、上記実施形態では、主電流路10がバスバー(平板状の金属プレート)で構成されている。これに対し、主電流路10が断面円形の太い電線(単線、及び、複線の別を問わない)であってもよい。また、主電流路10における副電流路20の端部が接続される箇所(分岐及び合流する箇所)は、主電流路10における任意の位置であってよい。
ここで、上述した本発明の実施形態に係る電流センサの特徴をそれぞれ以下(1)〜(7)に簡潔に纏めて列記する。
(1)
主電流が流れる主電流路(10)と、
前記主電流路(10)から分岐すると共に前記主電流路(10)より断面積が小さく、副電流が流れる副電流路(20)と、
前記副電流路(20)の一部である被検出部(23)の周囲に配置され、磁界の強さを検出する磁気検出素子(30)と、
前記被検出部(23)及び前記磁気検出素子(30)を囲うように配置された磁気シールド部材(40)と、
を備え、前記磁気検出素子(30)によって検出された磁界の強さに基づいて前記被検出部(23)を流れる副電流の大きさを測定する電流センサであって、
前記主電流路(10)の延在方向を第1方向とし、前記第1方向と直交し且つ前記主電流路(10)の周方向に沿う方向を第2方向とし、前記第1方向及び前記第2方向と直交する方向を第3方向としたとき、
前記被検出部(23)は、少なくとも前記第2方向の成分を有する方向に延在し、
前記磁気検出素子(30)は、前記第2方向と直交し且つ前記被検出部(23)の周方向に沿う1方向である磁気検出方向のみの磁界の強さを検出する、
電流センサ。
(2)
上記(1)に記載の電流センサにおいて、
前記被検出部(23)は、前記第2方向に沿って延在している、
電流センサ。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載の電流センサにおいて、
前記磁気検出素子として、前記磁気検出方向を有する複数の磁気検出素子(30)を備え、
複数の前記磁気検出素子(30)は、複数の前記磁気検出素子(30)の出力値の和又は差をとることで、それぞれの前記出力値に含まれる前記主電流に起因する磁界とは異なる外部磁界分が相殺されるような位置に配置された、
電流センサ。
(4)
上記(3)に記載の電流センサにおいて、
前記被検出部(23)は、前記第2方向に沿って延在し前記第2方向の第1の向きに副電流が流れる第1部分(24)と、前記第1部分(24)より前記第1方向の一側に位置し前記第2方向に沿って延在し前記第2方向の前記第1の向きと反対の第2の向きに副電流が流れる第2部分(25)と、前記第2部分(25)より前記第1方向の一側に位置し前記第2方向に沿って延在し前記第2方向の前記第1の向きに副電流が流れる第3部分(26)と、を含み、
2つの前記磁気検出素子(30)は、それぞれの前記磁気検出方向が前記第1方向となるように、前記第1方向における前記第1部分(24)及び前記第3部分(26)に対応する位置にそれぞれ配置された、
電流センサ。
(5)
上記(3)に記載の電流センサにおいて、
前記被検出部(23)は、前記第2方向に沿って延在し前記第2方向の第1の向きに副電流が流れる第1部分(24)と、前記第1部分(24)より前記第1方向の一側に位置し前記第2方向に沿って延在し前記第2方向の前記第1の向きと反対の第2の向きに副電流が流れる第2部分(25)と、前記第2部分(25)より前記第1方向の一側に位置し前記第2方向に沿って延在し前記第2方向の前記第1の向きに副電流が流れる第3部分(26)と、を含み、
2つの前記磁気検出素子(30)は、それぞれの前記磁気検出方向が前記第3方向となるように、前記第1方向における、前記第1部分(24)と前記第2部分(25)との間の中央位置、及び、前記第2部分(25)と前記第3部分(26)との間の中央位置にそれぞれ配置された、
電流センサ。
(6)
上記(1)乃至(5)の何れか1つに記載の電流センサにおいて、
前記主電流路(10)は、前記第2方向の幅寸法が前記第3方向の厚さ寸法より大きい平板状のバスバーで構成された、
電流センサ。
(7)
上記(1)乃至上記(6)の何れか1つに記載の電流センサにおいて、
前記副電流路(20)は、回路基板に形成されたリードフレームであり、前記回路基板に対して、前記磁気検出素子(30)及び前記磁気シールド部材(40)が固定配置された、
電流センサ。
10 主電流路
20 副電流路
23 被検出部
24 第1部分
25 第2部分
26 第3部分
30 磁気検出素子
40 磁気シールド部材

Claims (4)

  1. 主電流が流れる主電流路と、
    前記主電流路から分岐すると共に前記主電流路より断面積が小さく、副電流が流れる副電流路と、
    前記副電流路の一部である被検出部の周囲に配置され、磁界の強さを検出する磁気検出素子と、
    前記被検出部及び前記磁気検出素子を囲うように配置された磁気シールド部材と、
    を備え、前記磁気検出素子によって検出された磁界の強さに基づいて前記被検出部を流れる副電流の大きさを測定する電流センサであって、
    前記主電流路の延在方向をy方向とするxyz直交座標系において、
    前記被検出部は、前記主電流路から所定距離だけ前記z方向の一側に離れたxy平面内にてx方向に複数回往復しながらy方向に延びる部分であって、前記x方向に沿って延在し前記x方向の第1の向きに副電流が流れる第1部分と、前記第1部分より前記y方向の一側に位置し前記x方向に沿って延在し前記x方向の前記第1の向きと反対の第2の向きに副電流が流れる第2部分と、前記第2部分より前記y方向の一側に位置し前記x方向に沿って延在し前記x方向の前記第1の向きに副電流が流れる第3部分と、を含み、
    前記磁気検出素子は、yz平面に沿う1方向である磁気検出方向のみの磁界の強さを検出し、
    前記磁気検出素子として、前記磁気検出方向を有する2つの磁気検出素子を備え、
    2つの前記磁気検出素子は、2つの前記磁気検出素子の出力値のをとることで、それぞれの前記出力値に含まれる前記主電流に起因する磁界とは異なる外部磁界分が相殺されるような位置に配置され
    2つの前記磁気検出素子は、それぞれの前記磁気検出方向が前記y方向となるように、前記y方向における前記第1部分及び前記第3部分に対応する位置にそれぞれ配置された、
    電流センサ。
  2. 主電流が流れる主電流路と、
    前記主電流路から分岐すると共に前記主電流路より断面積が小さく、副電流が流れる副電流路と、
    前記副電流路の一部である被検出部の周囲に配置され、磁界の強さを検出する磁気検出素子と、
    前記被検出部及び前記磁気検出素子を囲うように配置された磁気シールド部材と、
    を備え、前記磁気検出素子によって検出された磁界の強さに基づいて前記被検出部を流れる副電流の大きさを測定する電流センサであって、
    前記主電流路の延在方向をy方向とするxyz直交座標系において、
    前記被検出部は、前記主電流路から所定距離だけ前記z方向の一側に離れたxy平面内にてx方向に複数回往復しながらy方向に延びる部分であって、前記x方向に沿って延在し前記x方向の第1の向きに副電流が流れる第1部分と、前記第1部分より前記y方向の一側に位置し前記x方向に沿って延在し前記x方向の前記第1の向きと反対の第2の向きに副電流が流れる第2部分と、前記第2部分より前記y方向の一側に位置し前記x方向に沿って延在し前記x方向の前記第1の向きに副電流が流れる第3部分と、を含み、
    前記磁気検出素子は、yz平面に沿う1方向である磁気検出方向のみの磁界の強さを検出し、
    前記磁気検出素子として、前記磁気検出方向を有する2つの磁気検出素子を備え、
    2つの前記磁気検出素子は、2つの前記磁気検出素子の出力値のをとることで、それぞれの前記出力値に含まれる前記主電流に起因する磁界とは異なる外部磁界分が相殺されるような位置に配置され
    2つの前記磁気検出素子は、それぞれの前記磁気検出方向が前記z方向となるように、前記y方向における、前記第1部分と前記第2部分との間の中央位置、及び、前記第2部分と前記第3部分との間の中央位置にそれぞれ配置された、
    電流センサ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電流センサにおいて、
    前記主電流路は、前記x方向の幅寸法が前記z方向の厚さ寸法より大きい平板状のバスバーで構成された、
    電流センサ。
  4. 請求項1乃至請求項の何れか1つに記載の電流センサにおいて、
    前記副電流路は、回路基板に形成されたリードフレームであり、前記回路基板に対して、前記磁気検出素子及び前記磁気シールド部材が固定配置された、
    電流センサ。
JP2017183770A 2017-09-25 2017-09-25 電流センサ Active JP6826015B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017183770A JP6826015B2 (ja) 2017-09-25 2017-09-25 電流センサ
US16/137,276 US10634703B2 (en) 2017-09-25 2018-09-20 Current sensor
CN201811116926.1A CN109581026B (zh) 2017-09-25 2018-09-25 电流传感器
DE102018216319.7A DE102018216319A1 (de) 2017-09-25 2018-09-25 Stromsensor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017183770A JP6826015B2 (ja) 2017-09-25 2017-09-25 電流センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019060646A JP2019060646A (ja) 2019-04-18
JP6826015B2 true JP6826015B2 (ja) 2021-02-03

Family

ID=65638859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017183770A Active JP6826015B2 (ja) 2017-09-25 2017-09-25 電流センサ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10634703B2 (ja)
JP (1) JP6826015B2 (ja)
CN (1) CN109581026B (ja)
DE (1) DE102018216319A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7003608B2 (ja) * 2017-12-05 2022-01-20 日立金属株式会社 電流センサ
DE102020002366A1 (de) 2020-04-20 2021-10-21 Tdk-Micronas Gmbh Stromsensoreinheit
DE102022121177A1 (de) 2022-08-22 2024-02-22 Tdk-Micronas Gmbh Sensorvorrichtung und sensoranordnung zur ermittlung eines elektrisch induzierten magnetfeldes
KR102560318B1 (ko) * 2023-04-25 2023-07-27 주식회사 이지코리아 노이즈 실드형 전류센서

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4492919A (en) * 1982-04-12 1985-01-08 General Electric Company Current sensors
US5107204A (en) * 1986-12-22 1992-04-21 General Electric Company Low temperature coefficient shunt for current measurement
US5223790A (en) * 1991-05-10 1993-06-29 Metricom, Inc. Current sensor using current transformer with sintered primary
JP3010422B2 (ja) * 1995-09-20 2000-02-21 矢崎総業株式会社 電気接続箱のバスバー構造
US5841272A (en) * 1995-12-20 1998-11-24 Sundstrand Corporation Frequency-insensitive current sensor
JP3301526B2 (ja) * 1996-08-30 2002-07-15 矢崎総業株式会社 電流検出装置及び車両用電気接続箱
DE19731813A1 (de) * 1997-07-21 1999-01-28 Siemens Ag Stromwandleranordnung mit einer Nebenstrombahn sowie deren Verwendung
JP2000258464A (ja) * 1999-03-09 2000-09-22 Mitsubishi Materials Corp 電流センサ
JP2000266785A (ja) * 1999-03-15 2000-09-29 Matsushita Electric Works Ltd 電流計測装置
JP2002243766A (ja) * 2001-02-16 2002-08-28 Fuji Electric Co Ltd 電流センサ
CN100520417C (zh) * 2004-11-05 2009-07-29 旦菲斯克Acp公司 测量电流的检测器电路
JP5067574B2 (ja) * 2008-09-30 2012-11-07 Tdk株式会社 電流センサ
US9222992B2 (en) * 2008-12-18 2015-12-29 Infineon Technologies Ag Magnetic field current sensors
JP5207085B2 (ja) * 2010-03-09 2013-06-12 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 電流検出装置
WO2011111648A1 (ja) * 2010-03-12 2011-09-15 アルプス電気株式会社 磁気センサ及びそれを用いた磁気平衡式電流センサ
JP5872758B2 (ja) * 2010-04-28 2016-03-01 矢崎総業株式会社 電流検出装置
JP5544502B2 (ja) * 2011-03-07 2014-07-09 アルプス・グリーンデバイス株式会社 電流センサ
JP5482736B2 (ja) * 2011-06-28 2014-05-07 株式会社デンソー 電流センサ
JP5732679B2 (ja) * 2011-07-04 2015-06-10 アルプス・グリーンデバイス株式会社 電流センサ
JP5960403B2 (ja) 2011-09-26 2016-08-02 矢崎総業株式会社 電流センサ
CN104303066B (zh) * 2013-03-26 2016-12-21 旭化成微电子株式会社 磁传感器及其磁检测方法
EP2851702A1 (en) * 2013-09-11 2015-03-25 Seiko Epson Corporation Magnetic shielding apparatus and magnetic shielding method
DE102013112760A1 (de) * 2013-11-19 2015-05-21 Danfoss Silicon Power Gmbh Leistungsmodul mit integrierter Strommessung
JP2015137892A (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 日立金属株式会社 電流検出構造
EP2996121A1 (en) * 2014-09-09 2016-03-16 Core Elektronik Ticaret ve Sanayi Ltd. Sti. Improved current transformer shield for an electronic watt-hour meter
JP5993966B2 (ja) 2015-01-30 2016-09-21 矢崎総業株式会社 電流検出装置
EP3133405A1 (de) * 2015-08-19 2017-02-22 Siemens Aktiengesellschaft Vorrichtung und verfahren zur messung einer stromstärke in einem elektrischen leiter
CN205594058U (zh) * 2016-03-24 2016-09-21 山东科技大学 一种新型功率电感饱和电流测试电路

Also Published As

Publication number Publication date
DE102018216319A1 (de) 2019-03-28
US10634703B2 (en) 2020-04-28
US20190094272A1 (en) 2019-03-28
JP2019060646A (ja) 2019-04-18
CN109581026B (zh) 2021-03-12
CN109581026A (zh) 2019-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6826015B2 (ja) 電流センサ
US9435829B2 (en) Current sensor
US8878520B2 (en) Current sensor
US9417269B2 (en) Current sensor
US10215780B2 (en) Current sensor
JP2013238580A (ja) 電流センサ
US20060028195A1 (en) Current measuring device
WO2006090769A1 (ja) 電流測定装置
JPWO2016080470A1 (ja) 磁気センサ及びその製造方法並びにそれを用いた電流量検出器
WO2017018306A1 (ja) 電流センサ
JP2015135288A (ja) 電流センサ
WO2016056135A1 (ja) 電流検出装置、及び電流検出方法
JP6540802B2 (ja) 電流センサ
JP2015036636A (ja) 電流センサ
JP2018165699A (ja) 電流センサ
US20140232386A1 (en) Current detection device
EP3611519B1 (en) Electric current sensor
WO2016035606A1 (ja) 電流センサ
JP6671986B2 (ja) 電流センサおよびその製造方法
JP6671985B2 (ja) 電流センサ
JP5678285B2 (ja) 電流センサ
JP2013068577A (ja) 電流センサ
JP6144597B2 (ja) 電流センサ
JP2014098634A (ja) 電流センサ
JP2014077683A (ja) 磁気センサic

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200623

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200807

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6826015

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250