JP6824925B2 - カバー - Google Patents

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本発明は、カバーに関し、詳しくは、挿入片を第1相手部材の挿入孔に挿し込んだ状態で取付部を第1相手部材または第2相手部材の被取付部に取り付けると、カバー本体を第1相手部材または第1相手部材と第2相手部材とを橋渡すように組み付け可能となっているカバーに関する。
従来、フロントガラス103の内面103aにカメラ105を取り付けておき、この取り付けたカメラ105が撮影した映像をコンピュータで処理することでブレーキを自動で作動させる自動ブレーキシステム(いずれも図示しない)を備えた自動車101が知られている(図11参照)。このようにフロントガラス103の内面103aに取り付けられているカメラ105は、車室101a側からの保護や意匠性を高める観点から、その車室101a側の表面がカメラカバー120によって覆われている。このカメラカバー120は、カメラ105を覆い可能なカメラカバー本体121と、オーバーヘッドコンソール110に形成されている挿入孔111dに挿し込んで挿入孔111dの縁に係合させる係合爪122aを有する挿入片122と、フロントガラス103の内面103aに貼りつけられたブラケット104に形成されている被取付部104aに取り付け可能な取付部123aとを備えた構成となっている(図12参照)。そのため、挿入片122をオーバーヘッドコンソール110の挿入孔111dに挿し込んで挿入孔111dの縁に係合爪122aを係合させた状態で取付部123aをブラケット104の被取付部104aに取り付けると、カメラカバー120をオーバーヘッドコンソール110とブラケット104とを橋渡すように組み付けることができる。
特開2013−184662号公報
しかしながら、上述した技術では、自動車101にバラつき(例えば、車両ボデー102のバラつきやフロントガラス103のバラつき)が生じていると、組み付けたカメラカバー120に位置ズレが生じることがあった。その場合、カメラカバー本体121が挿入片122の挿入部位122cを回転中心cとして後ろ起こし方向に回転した状態(以降、「浮き上がった状態」と記す)で組み付けられてしまうことがあった(図13参照)。このように浮き上がった状態で組み付けられてしまうと、オーバーヘッドコンソール110に対する意匠隙sの隙長が広がってしまい、組み付けたカメラカバー120の見栄えが悪いものとなっていた。
詳しくは、図13の1点鎖線で示す状態のカメラカバー120は、自動車101にバラつきが生じていない状態の正規な組み付け状態を示している。この正規な組み付け状態において、オーバーヘッドコンソール110に対する意匠隙s(オーバーヘッドコンソール本体111とカメラカバー本体121との隙)の隙長は、例えば、「L」となっている。また、図13の実線で示す状態のカメラカバー120は、自動車101にバラつきが生じた状態の浮き上がった組み付け状態を示している。この浮き上がった組み付け状態において、オーバーヘッドコンソール110に対する意匠隙sの隙長は、例えば、「L1」となっている。このとき、これら「L」と「L1」との間には、図13からも明らかなように、「L」<「L1」の関係が成立することとなっていた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、組み付ける相手物にバラつきが生じていても、この組み付ける相手物に対する意匠隙の隙長の広がりを抑えることができるカバーを提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、収納物を覆い可能なカバー本体と、第1相手部材に形成されている挿入孔に挿し込み可能な挿入片と、第1相手部材または第2相手部材に形成されている被取付部に取り付け可能な取付部とを備えているカバーである。このカバーは、挿入片を第1相手部材の挿入孔に挿し込んだ状態で取付部を第1相手部材または第2相手部材の被取付部に取り付けると、カバー本体を第1相手部材または第1相手部材と第2相手部材とを橋渡すように組み付け可能となっている。挿入片には、カバー本体側に向けて張り出す屈曲部が形成されている。
請求項1の発明によれば、第1相手部材や第2相手部材のバラつきにともなって、カバー本体が浮き上がった状態で組み付けられてしまうことにより、第1相手部材に対する意匠隙の隙長が広がってしまうことがあっても、挿入片の屈曲部の屈曲部位が回転中心となるため、従来技術と比較すると、この回転中心が意匠隙に近づく格好となる。そのため、この回転中心を中心とするカバー本体の回転軌跡の径が従来技術のそれ(回転軌跡)より狭くなる。したがって、この浮き上がった組み付け状態における意匠隙の隙長は、従来技術のそれ(浮き上がった組み付け状態における意匠隙の隙長)より短くなる。結果として、この意匠隙の隙長の広がりを抑えることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のカバーであって、取付部は、案内ピンから構成されている。被取付部は、案内ピンを受け入れ可能な案内溝から構成されている。案内溝の受け入れ方向と挿入片の挿し込む方向とは、略一致するように設定されている。
請求項2の発明によれば、カバーの挿入片の挿し込みと同時に、例えば、第2相手部材の案内溝にカバーの案内ピンを挿し込むことができる。そのため、この挿入片が第1相手部材の挿入孔に挿し込まれると同時に、挿し込んだ案内ピンを案内溝に保持できる。したがって、カバーの組み付けを簡便に実施できる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1〜2のいずれかに記載のカバーであって、挿入片には、挿入孔の縁に係合可能な係合爪が形成されている。
請求項3の発明によれば、カバーの挿入片を第1相手部材の挿入孔に係合させることができる。したがって、カバー本体の組み付けを強固なものにできる。
実施形態に係る車室内の斜視図である。 図1を見上げた平面図である。 図2の縦断面図である。 図1におけるカメラカバーの拡大図である。 図4を見下ろした斜視図である。 オーバーヘッドコンソールの組み付けを説明する縦断面図である。 カメラカバーの組み付けを説明する縦断面図である。 図7の主要部を説明する拡大図である。 図8において、自動車にバラつきが生じている状態を説明する図である。 図8において、カメラカバーより先にオーバーヘッドコンソールを取り外している途中の状態を示す図である。 従来技術に係る車室内の縦断面図である。 図11の主要部を説明する拡大図である。 図12において、自動車にバラつきが生じている状態を説明する図である。 図12において、カメラカバーより先にオーバーヘッドコンソールを取り外している途中の状態を示す図である。
以下、本発明を実施するための実施形態を、図1〜10を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、自動車1を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。なお、以下の説明にあたって、「収納物」、「第1相手部材」、「第2相手部材」、「カバー」の例として、「カメラ5」、「オーバーヘッドコンソール10」、「ブラケット4」、「カメラカバー20」を説明することとする。まず、図1〜5を参照して、実施形態に係る自動車1の車室1aのフロント部Fと、オーバーヘッドコンソール10と、カメラカバー20とを個別に説明する。
はじめに、自動車1の車室1aのフロント部Fから説明する(図1〜3参照)。このフロント部Fには、車両ボデー2と、フロントガラス3とが設けられている。この車両ボデー2には、その幅方向を橋渡すようにリーンフォース2aが溶接によって接合されている。このリーンフォース2aには、ブラケット2cが溶接によって接合されている。これらリーンフォース2aとブラケット2cとには、後述するクリップ13を取り付け可能なクリップ取付孔2bが形成されている。なお、ブラケット2cのクリップ取付孔2bは、図示していない。
また、このフロントガラス3の内面3aには、ブラケット4が貼り付けられている。このブラケット4には、後述するカメラカバー20の左右に対を成す案内ピン23aを受け入れ可能な案内溝4aが左右に対を成すように形成されている。この案内溝4aの溝幅は、案内ピン23aの外径より僅かに狭く設定されている。そのため、この案内溝4aに案内ピン23aを挿し込むと、この挿し込んだ案内ピン23aを案内溝4aに保持できる。
なお、この案内溝4aの受け入れ方向と、後述するオーバーヘッドコンソール10の挿入壁11cの挿入孔11dにカメラカバー20の挿入片22を挿し込む方向とは、略一致するように設定されている。また、このフロントガラス3の内面3aには、ブラケット4の上側にカメラ5が貼り付けられている。また、このフロントガラス3の内面3aには、カメラ5の上側にフロントミラー6が貼り付けられている。自動車1の車室1aのフロント部Fは、このように構成されている。
次に、オーバーヘッドコンソール10を説明する。このオーバーヘッドコンソール10は、自動車1の車室1aのフロント部Fの天井における運転席と助手席(いずれも図示しない)との間に備えられている剛性を有する樹脂製の内装部材である。このオーバーヘッドコンソール10は、主として、略矩形状のオーバーヘッドコンソール本体11と、その前側に向けて張り出す意匠片12とから構成されている。このオーバーヘッドコンソール本体11には、その内部に物品(例えば、サングラス等)を収納可能な収納ケースと、車室1aを照らすことができるルームランプと、運転席と助手席とに対応する左右のマップランプ(いずれも図示しない)とが備えられている。
また、このオーバーヘッドコンソール本体11の内面11aの前側には、ガイド11bを有する挿入壁11cが左右に対を成すように形成されている。この各挿入壁11cには、後述するカメラカバー20の挿入片22を挿し込み可能な挿入孔11dが形成されている。また、このオーバーヘッドコンソール本体11の内面11aの四隅には、クリップ取付座11eを介してクリップ13が装着されている。オーバーヘッドコンソール10は、このように構成されている。
最後に、カメラカバー20を説明する(図4〜5参照)。このカメラカバー20は、自動車1のフロントガラス3における運転席と助手席(いずれも図示しない)との間に備えられる剛性を有する樹脂製の内装部材である。このカメラカバー20は、主として、カメラ5の車室1a側の表面を覆い可能な略矩形状のカメラカバー本体21と、左右に対を成す挿入片22と、左右に対を成すリブ23にそれぞれ形成された案内ピン23aとから構成されている。この挿入片22は、カメラカバー本体21の後側の縁から後方に向けて張り出すように形成されている。また、この挿入片22の先端部(後端部)には、略コ字状の切り欠きを介して撓み可能な係合爪22aが形成されている。
また、この挿入片22には、下側に向けて直交するように張り出す屈曲部22bが形成されている。この屈曲部22bの屈曲部位22cは、その厚みが薄くなるように形成されている。これにより、この屈曲部22bの屈曲部位22cを撓み易くできる。また、この左右に対を成すリブ23は、カメラカバー本体21の内面21aの前側から突出するように形成されている。なお、これらカメラカバー本体21と左右の挿入片22と左右の案内ピン23aとは、一体を成すように形成されている。カメラカバー20は、このように構成されている。
続いて、図6〜9を参照して、上述したオーバーヘッドコンソール10とカメラカバー20との組み付けの手順と、この組み付けたカメラカバー20の作用とを説明する。
まず、オーバーヘッドコンソール10とカメラカバー20との組み付けの手順から説明する(図6〜8参照)。はじめに、オーバーヘッドコンソール10の意匠片12をフロントガラス3の内面3aに押し当てつつ、この押し当てられた部位が回転中心を成すようにオーバーヘッドコンソール本体11を車両ボデー2に向けて回転させていく作業を行う(図6参照)。
次に、この回転させたオーバーヘッドコンソール本体11に装着されている4個のクリップ13を車両ボデー2のリーンフォース2aとブラケット2cとに形成されているクリップ取付孔2bに取り付ける作業を行う。これにより、オーバーヘッドコンソール10を車両ボデー2のリーンフォース2aとブラケット2cとに組み付けることができる。次に、この組み付け状態におけるオーバーヘッドコンソール10の左右に対を成す挿入壁11cの挿入孔11dにカメラカバー20の左右に対を成す挿入片22を挿し込む作業を行う(図7参照)。
すると、この各挿入片22の係合爪22aがオーバーヘッドコンソール10の各挿入壁11cの挿入孔11dの上縁に係合する(図8参照)。なお、既に説明したように、ブラケット4の案内溝4aの受け入れ方向と、このカメラカバー20の挿入片22を挿し込む方向とは、略一致するように設定されている。そのため、このカメラカバー20の挿入片22の挿し込みと同時に、ブラケット4の左右に対を成す案内溝4aにカメラカバー20の左右に対を成す案内ピン23aを挿し込むことができる。
したがって、この各挿入片22の係合爪22aがオーバーヘッドコンソール10の各挿入壁11cの挿入孔11dの上縁に係合すると同時に、挿し込んだ案内ピン23aを案内溝4aに保持できる。このようにして、カメラカバー本体21をオーバーヘッドコンソール10とブラケット4とを橋渡すように組み付けることができる。すなわち、カメラカバー20をオーバーヘッドコンソール10とブラケット4とを橋渡すように組み付けることができる。
次に、組み付けたカメラカバー20の作用を説明する(図9参照)。自動車1にバラつき(例えば、車両ボデー2のバラつきやフロントガラス3のバラつき)が生じていると、従来技術と同様に、組み付けたカメラカバー20に位置ズレが生じることとなる。その場合、挿入片22の屈曲部22bの屈曲部位22cが撓みの起点となり、この撓みの起点を回転中心Cとしてカメラカバー本体21が後ろ起こし方向に回転した状態(以降、「浮き上がった状態」と記す)で組み付けられてしまうこととなる(図9参照)。このように浮き上がった状態で組み付けられてしまうと、オーバーヘッドコンソール10に対する意匠隙Sの隙長が広がってしまうこととなる。
詳しくは、図9の1点鎖線で示す状態のカメラカバー20は、自動車1にバラつきが生じていない状態の正規な組み付け状態を示している。この正規な組み付け状態において、オーバーヘッドコンソール10に対する意匠隙S(オーバーヘッドコンソール本体11とカメラカバー本体21との隙)の隙長は、従来技術と同様に、例えば、「L」となっている。
また、図9の実線で示す状態のカメラカバー20は、自動車1にバラつきが生じた状態の浮き上がった組み付け状態を示している。この浮き上がった組み付け状態において、オーバーヘッドコンソール10に対する意匠隙Sの隙長は、例えば、「L2」となっている。このとき、これら「L」と「L2」との間には、図9からも明らかなように、「L」<「L2」の関係が成立することとなっている。
このとき、図9の想像線で示す状態のカメラカバー20から明らかなように、挿入片22の屈曲部22bの屈曲部位22cが回転中心Cとなるため、従来技術と比較すると、この回転中心Cが意匠隙Sに近づく格好となる。そのため、この回転中心Cを中心とするカメラカバー本体21の回転軌跡の径が従来技術のそれ(回転軌跡)より狭くなる。したがって、この浮き上がった組み付け状態における意匠隙Sの隙長「L2」は、従来技術のそれ(浮き上がった組み付け状態における意匠隙sの隙長「L1」)より短くなる(「L2」<「L1」)。結果として、この意匠隙Sの隙長の広がりを抑えることができる。
一方、組み付けたオーバーヘッドコンソール10とカメラカバー20とを取り外すには、上述した組み付けの手順(オーバーヘッドコンソール10とカメラカバー20との組み付けの手順)と逆の手順を行えばよい。すなわち、カメラカバー20を取り外した後に、オーバーヘッドコンソール10を取り外せばよい。このとき、逆の手順を誤って、先に、オーバーヘッドコンソール10を取り外してしまっても、カメラカバー20の挿入片22は、屈曲部22bの屈曲部位22cを起点に撓むこととなる(図10参照)。
そのため、カメラカバー20の挿入片22が折れ曲がってしまうことを防止できる。なお、図10の実線で示す状態のオーバーヘッドコンソール10とカメラカバー20とは、先に、オーバーヘッドコンソール10を取り外している状態を示している。また、図10の想像線で示す状態のオーバーヘッドコンソール10とカメラカバー20とは、オーバーヘッドコンソール10を取り外す前の状態を示している。
これに対し、従来技術の場合、逆の手順を誤って、先に、オーバーヘッドコンソール110を取り外してしまうと、カメラカバー120の挿入片122は、屈曲部22bの屈曲部位22cを起点に折れ曲がることとなる(図14参照)。なお、図14の実線で示す状態のオーバーヘッドコンソール110とカメラカバー120とは、先に、オーバーヘッドコンソール110を取り外している状態を示している。また、図14の想像線で示す状態のオーバーヘッドコンソール110とカメラカバー120とは、オーバーヘッドコンソール110を取り外す前の状態を示している。
本発明の実施形態に係るカメラカバー20は、上述したように構成されている。この構成によれば、カメラカバー20の挿入片22には、下側に向けて直交するように張り出す屈曲部22bが形成されている。このように形成されていると、自動車1のバラつきにともなって、カメラカバー本体21が浮き上がった状態で組み付けられてしまうことにより、オーバーヘッドコンソール10に対する意匠隙Sの隙長が広がってしまうことがあっても、挿入片22の屈曲部22bの屈曲部位22cが回転中心Cとなるため、従来技術と比較すると、この回転中心Cが意匠隙Sに近づく格好となる。そのため、この回転中心Cを中心とするカメラカバー本体21の回転軌跡の径が従来技術のそれ(回転軌跡)より狭くなる。したがって、この浮き上がった組み付け状態における意匠隙Sの隙長「L2」は、従来技術のそれ(浮き上がった組み付け状態における意匠隙sの隙長「L1」)より短くなる(「L2」<「L1」)。結果として、この意匠隙Sの隙長の広がりを抑えることができる。
また、この構成によれば、ブラケット4の案内溝4aの受け入れ方向と、このカメラカバー20の挿入片22を挿し込む方向とは、略一致するように設定されている。そのため、このカメラカバー20の挿入片22の挿し込みと同時に、ブラケット4の左右に対を成す案内溝4aにカメラカバー20の左右に対を成す案内ピン23aを挿し込むことができる。したがって、この各挿入片22の係合爪22aがオーバーヘッドコンソール10の各挿入壁11cの挿入孔11dの上縁に係合すると同時に、挿し込んだ案内ピン23aを案内溝4aに保持できる。結果として、カメラカバー20の組み付けを簡便に実施できる。
また、この構成によれば、カメラカバー20の挿入片22の先端部(後端部)には、略コ字状の切り欠きを介して撓み可能な係合爪22aが形成されている。そのため、カメラカバー20の挿入片22をオーバーヘッドコンソール10の挿入孔11dに係合させることができる。したがって、カメラカバー本体21の組み付けを強固なものにできる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施形態では、「収納物」、「第1相手部材」、「第2相手部材」、「カバー」の例として、「カメラ5」、「オーバーヘッドコンソール10」、「ブラケット4」、「カメラカバー20」を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、「自動車1に搭載される各種の収納物」、「自動車1の各種の内装部材」、「自動車1の各種の外装部材」、「自動車1に搭載される収納物の各種のカバー」等であっても構わない。
また、実施形態では、「取付部」、「被取付部」の例として、「案内ピン23a」、「案内溝4a」を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、「クリップ」、「クリップ取付孔」等、各種の取り付け構造であっても構わない。
また、実施形態では、カメラカバー本体21をオーバーヘッドコンソール10とブラケット4とを橋渡すように組み付ける例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、カメラカバー本体21をオーバーヘッドコンソール10に組み付ける形態でも構わない。
4 ブラケット(第2相手部材)
4a 案内溝(被取付部)
5 カメラ(収納物)
10 オーバーヘッドコンソール(第1相手部材)
20 カメラカバー(カバー)
21 カメラカバー本体(カバー本体)
22 挿入片
22b 屈曲部
23a 案内ピン(取付部)

Claims (3)

  1. 収納物を覆い可能なカバー本体と、
    第1相手部材に形成されている挿入孔に挿し込み可能な挿入片と、第1相手部材または第2相手部材に形成されている被取付部に取り付け可能な取付部と、を備えており、
    挿入片を第1相手部材の挿入孔に挿し込んだ状態で取付部を第1相手部材または第2相手部材の被取付部に取り付けると、カバー本体を第1相手部材または第1相手部材と第2相手部材とを橋渡すように組み付け可能となっているカバーであって、
    挿入片には、カバー本体側に向けて張り出す屈曲部が形成されているカバー。
  2. 請求項1に記載のカバーであって、
    取付部は、案内ピンから構成されており、
    被取付部は、案内ピンを受け入れ可能な案内溝から構成されており、
    案内溝の受け入れ方向と挿入片の挿し込む方向とは、略一致するように設定されているカバー。
  3. 請求項1〜2のいずれかに記載のカバーであって、
    挿入片には、挿入孔の縁に係合可能な係合爪が形成されているカバー。


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