JP6823834B2 - エレベータ - Google Patents

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Description

本発明は、昇降工程の長いエレベータに関する。
従来、高層ビル等の建物に設置された昇降工程の長いエレベータとして、かごの昇降時におけるかご内の急激な気圧変化を抑制することによって利用者の耳への不快感を抑えたエレベータが知られている。このようなエレベータには、かご内の空気をかご外へ排気する排気ブロアと、かご外の空気をかご内に吸気する吸気ブロアと、を備えるものがある(特許文献1参照)。このエレベータでは、かごの昇降時に排気ブロアや吸気ブロアを適切に制御してかご内の気圧を調整することで、かご内の急激な気圧変化を抑えることができる。さらに、かご内の気圧調整を維持するために、気密部材を備えたエレベータも知られている(特許文献2参照)。このエレベータは、かごの出入口を規定する枠部に設けられた差込部材と、かごの出入口を開閉するかご側のドアパネルに取り付けられる密接部材と、で構成される気密部材を備える。このエレベータでは、かご側のドアパネルがかご出入口を閉じているとき、差込部材が密接部材と密接することで、かご内の気密性が確保される。
特開平10−182039号公報 特開2016−124645号公報
しかしながら、昇降工程が非常に長い場合、上層階と下層階とでかご内外の気圧差が大きくなり、しかもかごの昇降速度の速いタイプが採用される場合が多いことにより、かご内の気圧調整が十分に実現できないおそれがあった。
本発明は、かご内の気密性の低下を抑えたエレベータを提供することを目的とする。
本発明のエレベータは、かご出入口が設けられたかご本体と、前記かご出入口を開閉可能なかごドアと、前記かご本体および前記かごドアに係合し前記かごドアの変形を規制する変形防止機構とを備える。
かかる構成のエレベータによれば、変形防止機構によってかごドアの変形が防止されるため、かご本体とかごドアとの間の隙間が広がることを抑制し、かご内の気密性の低下を抑制することができる。
前記エレベータにおいては、前記変形防止機構が、進出および後退可能な進退部材を有する進退手段と、前記進退部材の進出又は後退により該進退部材と当接可能である被当接部材と、を備え、前記進退部材が前記被当接部材に当接することで、前記かごドアの変形を規制するように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、進退部材の被当接部材への当接によりかごドアの変形が規制されるため、かご本体とかごドアとの間の隙間が広がることを抑えて、かご内の気密性の低下を抑えることができる。
また、前記エレベータにおいては、前記進退部材が、前記かごドアの開閉方向外側端縁に沿って複数配置されている、又は前記かご本体における前記かごドアの前記端縁と対向する領域に複数配置されていてもよい。
かかる構成によれば、かごドアの開閉方向外側端縁におけるかごドアの変形が抑制されることで、より効果的にかご内の気密性の低下を抑制しうる。
また、前記エレベータでは、前記進退部材の進退方向は、前記かごドアの開閉方向と平行な方向であってもよい。
かかる構成によれば、進退部材の進出方向が、かごドアの変形方向に対して直交しているため、進退部材が進出又は後退した状態においてかごドアが変形しようとしても、進退部材が後退又は進出する方向には力が作用せず、進退部材により発生し得る軸力に影響されることなく、かご内の気密性の低下を確実に抑えることができる。
また、前記エレベータでは、前記進退部材の進退方向は、前記かごドアのドア面に対する法線方向であってもよい。
かかる構成によれば、進退部材の進出方向が、かごドアの変形方向と一致しているため、進退部材において生じさせる進退方向の軸力をかごドアの変形の規制に直接的に作用させることができる。
また、前記エレベータでは、前記進退手段は、電磁ソレノイドを備えていてもよい。
かかる構成によれば、電磁ソレノイドによりかごドアの変形を規制しうるため、この規制を行うか否かの切り替えの制御が容易である。
また、前記エレベータでは、前記変形防止機構が、所定の軸線回りに回動するカムを備えていてもよい。
かかる構成によれば、カムを回動させるという簡単な構成によりかごドアの変形の規制を実現できる。
以上より、本発明によれば、かご内の気密性の低下を抑えたエレベータを提供することができる。
図1は、本実施形態に係るエレベータのかごの構成を示す斜視図である。 図2は、前記エレベータのかご室の出入口およびその周辺を説明するための図である。 図3は、前記エレベータにおける乗場およびその周辺と、かごの出入口およびその周辺とを説明するための図である。 図4は、進退手段および被当接部材が取り付けられたかご本体およびかご側ドアパネルの平面図であって、進退部材の進出時の構成を説明するための図である。 図5は、前記進退手段およびその周辺の部分拡大図であって、進退部材の進出時の構成を説明するための図である。 図6は、前記進退手段およびその周辺の部分拡大図であって、進退部材の後退時の構成を説明するための図である。 図7は、前記進退手段の上下方向における配置を示す図であって、図7(a)は進退手段が上下方向において略均一な間隔をあけて配置される構成を説明するための図であり、図7(b)は進退手段が上下方向において不均一な間隔をあけて配置される構成を説明するための図である。 図8は、変形例に係る進退手段およびその周辺の部分拡大図であって、進退部材の後退時の構成を説明するための図である。 図9は、変形例に係る進退手段およびその周辺の部分拡大図であって、進退部材の進出時の構成を説明するための図である。 図10は、変形例に係る進退手段およびその周辺の部分拡大図であって、進退部材の進出時の構成を説明するための図である。 図11は、変形例に係る進退手段およびその周辺の部分拡大図であって、進退部材の進出時の構成を説明するための図である。 図12は、変形例に係る進退手段およびその周辺の部分拡大図であって、進退部材の進出時の構成を説明するための図である。 図13は、変形例に係る変形防止機構が取り付けられたかご本体およびかご側ドアパネルの平面図であって、カムの非当接時の構成を説明するための図である。 図14は、変形例に係る変形防止機構およびその周辺の部分拡大図であって、カムの非当接時の構成を説明するための図である。 図15は、変形例に係る変形防止機構およびその周辺の部分拡大図であって、カムの当接時の構成を説明するための図である。 図16は、変形例に係る変形防止機構の構成を説明するための正面図である。 図17は、変形例に係る変形防止機構およびその周辺の部分拡大図であって、カムの非当接時の構成を説明するための図である。 図18は、変形例に係る変形防止機構およびその周辺の部分拡大図であって、カムの当接時の構成を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図7を参照しつつ説明する。本実施形態のエレベータは、かごドアの変形を規制する変形防止機構を備えている。以下では、エレベータの概略構成について説明した後に、該変形防止機構について説明する。
エレベータは、図1に示すように、昇降(上下動)可能なかご2を備える。かご2は、昇降路を昇降し、建物の各階に設けられる乗場に停止できる。また、かご2は、図2および図3に示すように、出入口(かご出入口)201が設けられたかご本体20と、かご出入口201を開閉するかご側ドアパネル(以下、単に「かごドア」とも称する。)21と、かごドア21を吊り下げるかご側ドア装置14と、を備える。本実施形態のかご2は、一対のかごドア21を有する、いわゆるセンターオープンタイプである。また、乗場70は、乗場側ドアパネル71と、乗場側ドアパネル71を吊り下げる乗場側ドア装置72を有する(図3参照)。以下、かご2への出入方向を直交座標系におけるX軸方向とし、X軸方向と直交し且つ水平面に沿った方向を直交座標系におけるY軸方向とし、垂直方向(上下方向)を直交座標系におけるZ軸方向とする。
かご本体20には、内部空間が形成されている。また、かご本体20には、人や物が乗降するかご出入口201が設けられている(図2参照)。かご本体20内の気圧は、かご本体20の昇降に応じて、例えば、排気ブロアや吸気ブロアにより調整される。かご本体20は、出入口(開口)201を規定する枠部材202と敷居205とを含む。
枠部材202は、上下方向(Z軸方向)に延び且つかご出入口201の側部を規定(画定)する一対の縦枠部材(縦枠部)203と、水平方向(Y軸方向)に延びて一対の縦枠部材203の上端同士を接続し、且つかご出入口201の上部を規定する横枠部材204と、を有する。
本実施形態の縦枠部材203は、図4、図5に示すように、水平方向の断面において、かご本体20への出入方向(X軸方向)に延びる第一部位206と、X軸方向における第一部位206のかごドア21側の端部から該かごドア21に沿ってかごドア21を閉める方向(閉方向)に延びる第二部位207と、第二部位207の閉方向側の端部からX軸方向に沿ってかごドア21から離れる方向に延びる第三部位208と、第三部位208のX軸方向におけるかごドア21側の端部と反対側の端部からかごドア21に沿ってかごドア21を開く方向(開方向)に延びる第四部位209と、を有する。各部位206、207、208、209のそれぞれは、かご出入口201の上端位置から下端位置まで上下方向に延びる平板状の部位である。
敷居205は、水平方向に延び且つかご出入口201の下部を規定する(図3参照)。このように枠部材202と敷居205とによって囲まれることで、本実施形態のかご本体20において矩形の出入口(開口)201が規定される。
かごドア21は、かご出入口201を開閉可能な矩形若しくは略矩形の板状部材である。このかごドア21は、吊り下げられた状態でかご側ドア装置14によって駆動されることにより、かご出入口201を開閉する。
かご側ドア装置14は、かご本体20の上部からかご本体20の側壁に沿って下方に延びる上部フレーム16と、かごドア21を案内するためのドアレール17であって、かご出入口201の上部で水平方向に延び且つ上部フレーム16に取り付けられるドアレール17と、ドアレール17上を水平方向に移動可能に該ドアレール17に支持され且つかごドア21の上部に接続されるドアハンガ18と、かごドア21を開閉方向に移動させる駆動装置(図示省略)と、を備える。ドアハンガ18は、ドアレール17に係合する複数のローラ19を有する。また、駆動装置は、駆動モータ、駆動モータのトルクを検出可能なセンサ等を備える。
以上のように構成されるかご側ドア装置14は、かごドア21の上部に接続されたドアハンガ18(各ローラ19)をドアレール17に係合させた状態、すなわち、かごドア21がドアハンガ18を介してドアレール17に吊り下げられた状態で、該かごドア21を駆動装置によって開閉方向(ドアレール17の延びる方向)に移動させる。
また、かごドア21の下端にはガイドシュー(図示せず)が設けられている。該ガイドシューが前記敷居205に形成されたドア開閉方向に延びる案内溝(図示せず)と係合しており、該ガイドシューが案内溝によって案内されることで、該かごドア21の下端部は前記敷居205に沿って移動するように構成されている。言い換えると、かごドア21の下端は、かご本体20への出入方向(X軸方向)への移動が規制されている。
かご2は、かご本体20およびかごドア21に係合し、かごドア21の変形を規制する変形防止機構3を備える。尚、変形防止機構3は、かごドア21の変形をある程度規制していればよく、例えば、かご本体20とかごドア21との間の隙間が5mm程度以下となるまで、かごドア21の変形を規制していればよい。本実施形態のかご2は、変形防止機構3の一例としての進退手段30および被当接部材40を備える(図4、図5、図6参照)。
本実施形態の進退手段30および被当接部材40は、かご出入口201の両側部、すなわち右側側部および左側側部にそれぞれ一組ずつ設けられる。両側部にそれぞれ設けられた進退手段30は同じ構成である。同様に、両側部に設けられた被当接部材40も同じ構成である。そのため、以下では、両側部の何れか一方に設けられた進退手段30および被当接部材40について説明する。
本実施形態における進退手段30は、進退手段本体としてのフレーム33と、該フレーム33を基準として進出および後退可能な進退部材31とを有する。本実施形態の進退手段30は、例えば、電磁ソレノイドである。具体的に、進退手段30は、進退部材31であるプランジャー(可動鉄芯)と、フレーム33と、該プランジャーを前記フレーム33から進出させる駆動力を生じさせるコイル32と、を含むプッシュソレノイドである(図5、図6参照)。コイル32の形状は、例えば、円筒状である。フレーム33の形状は、例えば、有底筒状である。
本実施形態の進退手段30は、かご本体20における前記第二部位207に取り付けられている。具体的に、進退手段30は、プランジャーの進出方向における先端部310を被当接部材40に対向させた状態で、フレーム33の底部が前記第二部位207に取り付けられることにより、第二部位207に固定されている。これにより、進退手段30の第二部位207に対する相対位置は固定されている。
本実施形態の進退部材31は、コイル32の通電の切り替えにより進出および後退可能なプランジャーである。進退部材31の形状は、例えば、円柱状である。本実施形態の進退部材31は、コイル32に通電されているときに該コイル32により生じた駆動力により進出し(図5参照)、コイル32の通電が遮断されているときに例えば付勢部材によって後退する(図6参照)。進退部材31の進退方向は、かごドア21のドア面に対する法線方向(X軸方向)である。この進退部材31の進退により、進退部材31の進出方向側に位置する端部である先端部310の位置は、X軸方向において変化する。すなわち、この進退により、先端部310の進出方向側に位置する端面である先端面311の位置が、X軸方向において変化する。
また、本実施形態のエレベータでは、図7(a)に示すように、複数の進退手段30が設けられ、Z軸方向、すなわち上下方向において複数配置されている。具体的に、進退部材31が、かごドア21の開閉方向外側端縁と対向する領域に(例えば、縦枠部材203の第二部位207に)、複数配置されている。複数の進退手段30は、Z軸方向において互いに略等間隔をあけて第二部位207に配置されている。Z軸方向において配置された複数の進退手段30の構成は同じである。従って、本実施形態における進退部材31の進出量は、Z軸方向に配置された複数の進退手段30において同一である。尚、進退部材31の進出量とは、進出状態にあるときの進退部材31の進退方向(X軸方向)におけるフレーム33から進退部材31の先端までの距離(図5における寸法L1)と、後退状態にあるときの進退部材31の進退方向におけるフレーム33から進退部材31の先端までの距離(図6における寸法L2)との差である。
尚、複数の進退手段30は、図7(b)に示すように、Z軸方向において不均一な間隔をあけて配置されてもよい。具体的に、Z軸方向の中央付近において小さな間隔をあけて複数の進退手段30が配置され、Z軸方向の両端側、すなわち上方領域と下方領域においてそれぞれ大きな間隔をあけて複数の進退手段30が配置されてもよい。また、Z軸方向における中央付近に多数の進退手段30が配置され、Z軸方向における両端側に少数の進退手段30が配置されてもよい。尚、Z軸方向の中央付近にのみ、一又は二以上の進退手段30が配置されてもよい。
被当接部材40は、かごドア21の閉状態において、進退部材31の進出又は後退により、進退部材31と当接可能に構成される。本実施形態の被当接部材40は、かごドア21の閉状態において、進退部材31の進出により、進退部材31と当接可能となるようにかごドア21に固定される。具体的には、本実施形態の被当接部材40は、かごドア21と平行に延びる(開閉方向に沿って延びる)第一部位41を有し、該第一部位41は、かごドア21の閉状態においてその一部が進退部材31と対向するようにかごドア21に固定される。例えば、被当接部材40は、かごドア21の閉状態において、第一部位41の閉方向側の端部が、進退部材31と対向するようにかごドア21に固定される。より具体的には、被当接部材40は、第一部位41に加えて、かごドア21の開方向における第一部位41の端部からX軸方向においてかごドア21の開方向における端部210と対向する位置まで延びる第二部位42を有する。本実施形態の第一部位41は、進退部材31と直接に当接可能である。被当接部材40の第一部位41および第二部位42のそれぞれは、かごドア21の上端位置から下端位置まで上下方向に延びる平板状の部位である。
尚、被当接部材40は、かごドア21の上端位置から下端位置までの全体に亘って延びるものでなくてもよく、前記進退手段30と対向する位置にのみ設けるようにしてもよい。例えば、前記進退手段30がZ軸方向の中央付近にのみ配置される場合には、被当接部材40もそれに応じてZ軸方向の中央付近にのみ配置してもよい。
本実施形態の被当接部材40は、取付部材43により、かごドア21に取り付けられる。具体的に、被当接部材40は、第二部位42における第一部位41と反対側の端部(かごドア21の端部210と対向する端部)が、取付部材43に取り付けられることにより、かごドア21の端部210に固定されている。尚、取付部材43は、Y軸方向に延びるボルト430と、ボルト430に取り付けられるナット431と、かごドア21の端部210と被当接部材40との距離を保持するスペーサ432と、を含む。スペーサ432は、例えば、筒状であり、内部にボルト430の頭部を除く部位を収容する。
以上の構成により、本実施形態のエレベータでは、被当接部材40は、かごドア21が閉状態にあり且つ進退部材31が後退状態にあるとき、進退部材31から離間した状態で進退部材31と対向する(図6参照)。具体的には、被当接部材40の第一部位41のかごドア21側の面は、かごドア21が閉状態にあり且つ進退部材31が後退状態にあるとき、進退部材31の先端部310に対して離間した状態で対向する。
そして、かごドア21が閉状態にあり且つ進退部材31が進出状態にあるとき、被当接部材40は、進退部材31に当接する(図5参照)。具体的には、被当接部材40の第一部位41は、かごドア21が閉状態にあり且つ進退部材31が進出状態にあるとき、進退部材31の先端部310に対して当接する。より具体的に、第一部位41のかごドア21側の面は、かごドア21が閉状態にあり且つ進退部材31が進出状態にあるとき、進退部材31の進出方向側に位置する面、すなわち、先端部310の先端面311に対して面接触する。
被当接部材40が、かご本体20(例えば、縦枠部材203の第二部位207)に固定された進退手段30におけるX軸方向に進出および後退する進退部材31と、X軸方向において当接することで、X軸方向においてかごドア21がかご本体20(例えば、縦枠部203)から離れる方向への被当接部材40の移動は規制される。そのため、かごドア21に対して、X軸方向においてかご本体20から離れる方向、すなわち、かご出入口201の外側方向に力がかかったとしても、かごドア21の開方向における端部210に、X軸方向においてかごドア21がかご本体20から離れる方向への移動が規制された被当接部材40が取り付けられているため、かごドア21のX軸方向におけるかごドア21のかご本体20から離れる方向への移動、すなわち、かごドア21の変形が規制される。具体的には、かご2が下層階から上層階へ上昇する際、吸気ブロアによって与圧されることによりかご本体20の内外において気圧差が大きくなり、上端および下端の移動が規制されたかごドア21は、かご出入口201の外側方向へ湾曲するように変形しようとするが、本実施形態のエレベータによれば、上記構成によってその変形を防止することができる。
本実施形態のエレベータは、さらに、かご本体20内を密閉する部材である弾性部材50を備える。本実施形態の弾性部材50は、かごドア21の端部210に取り付けられたホルダ部52と、ホルダ部52に接続されX軸方向においてかご本体20側に延びる密閉部51と、を有する。
ホルダ部52の材質は、例えば、金属である。ホルダ部52は、取付部材43によりかごドア21の端部210に取り付けられている。密閉部51の材質は、弾性を有する材質、例えば、ゴムである。密閉部51のかご本体20に対する相対位置は、かごドア21の開閉により変化する。また、本実施形態の密閉部51は、かごドア21が閉じると、開方向からかご本体20の一部に当接して、かご本体20内を密閉する。具体的に、密接部51は、かごドア21が閉じると、縦枠部材203の第一部位206のかごドア21側の端部に対して、開方向から当接して弾性変形する。これにより、密閉部51は、かごドア21の閉状態において、弾性変形によって生じた弾発力によって第一部位206と密接する。
本実施形態のエレベータは、さらに、かご本体20内の気密性を維持する気密部材60を備える。気密部材60は、かごドア21に取り付け可能な差込部材61と、縦枠部材203に取り付け可能な密接部材62と、を備える。この気密部材60は、かごドア21が閉じたときに、縦枠部材203に取り付けられた差込部材61と、かごドア21に取り付けられた密接部材62とが密接し、これにより、かごドア21と縦枠部材203との間を塞いで気密性を高める。
本実施形態の差込部材61は、水平方向の断面がL字状となり且つ上下方向に長尺な部材である。具体的に、差込部材61は、板状の長片部610と、長片部610とかごドア21とを接続する接続部611と、を有する。また、接続部611は、取付部材43により、かごドア21に取り付けられる。また、接続部611は、かごドア21に取り付けられた部位からX軸方向においてかご出入口201の内側に向けて延びる。長片部610は、接続部611のかご出入口201の内側における端部から、かごドア21の閉方向において延びる。
密接部材62は、縦枠部材203の第一部位206に取り付けられるかごドア21の開方向に開口する凹部623を有する本体620と、本体620から延びて差込部材61のX軸方向における一方側の面に密接可能な第一の密接部621と、本体620から延びて差込部材61のY軸方向における他方側の面に密接可能な第二の密接部622と、を有する。
具体的に、第一の密接部621は、凹部623内の対向する一対の側壁面のうちの一方(本実施形態の例ではかごドア21側)の側壁面から他方(一方の側壁面と反対側)の側壁面に向けて延び且つ上下方向に延びる。第二の密接部622は、凹部623内の対向する一対の側壁面のうちの他方の側壁面から一方の側壁面に向けて延び且つ上下方向に延びる。本実施形態の第一及び第二の密接部621、622は、開閉方向及び上下方向を含む平面であって凹部623の中央を通る平面を中心にして対称な形状を有する。
本実施形態の第一および第二の密接部621、622のそれぞれは、開閉方向において差込部材61を該第一および第二の密接部621、622間に抜き差し可能に弾性変形する。また、第一および第二の密接部621、622のそれぞれは、差込部材61が第一および第二の密接部621、622間に差し込まれた状態で弾性変形によって生じた弾発力によって差込部材61と密接する。
本実施形態のエレベータは、かごドア21の変形を規制する変形防止機構3を備えているため、本実施形態の差込部材61の密接部材62に対するX軸方向における相対位置が規制される。そのため、差込部材61は、第一および第二の密接部621、622のそれぞれに均等な弾発力がかかる状態で維持される。これにより、気密部材60の本来の機能(かごドア21と縦枠部材203との間を塞いで気密性を高めるといった機能)が確実に実現される。
以下、かご2の昇降時におけるエレベータの動作について説明する。利用者がかご出入口201からかご2に乗ると、かごドア21が閉まる。次に、乗り込んだ利用者がかご2を上昇させる旨の操作を行うと、進退手段30のコイル32が通電されることで、進退部材31が進出して被当接部材40に当接される。
その後、かご2が上昇する間、かご本体20内の気圧調整が実施される。例えば、かご2の上昇中において、かご本体20内の気圧は、この気圧が急激に変化しないように、加圧、減圧される。このとき(かご2の上昇中において)、進退部材31が被当接部材40に当接することで、かごドア21の端部210のかご本体20(例えば、縦枠部材203)に対するX軸方向におけるかご本体20から離れる方向への相対移動が規制される。そのため、かご本体20内外で気圧差が生じても(例えば、かご本体20内の気圧がかご本体20外の気圧よりも高くても)、かごドア21の変形が規制される。従って、かごドア21とかご本体20(例えば、縦枠部材203)との間の隙間が広がることを抑制できる。
かご2が目的の階まで上昇して停止し、かご本体20内の気圧調整が完了したとき、コイル32の通電は遮断され、進退部材31の被当接部材40への当接状態は解消される。これにより、かご本体20とかごドア21との係合が解消され、かごドア21の開動作が行われる。
尚、変形防止機構3によるかごドア21の変形防止動作は、かご2が上昇する場合に特に有効であるが、かご2が下降する場合に実施してもよい。
以上のエレベータによれば、変形防止機構3によってかごドア21の変形が防止されるため、具体的には、進退部材31の被当接部材40への当接によりかごドア21の変形が規制されるため、かご本体20(例えば、縦枠部材203)とかごドア21との間の隙間が広がることを抑えて、かご本体20内の気密性の低下を抑えることができる。しかも、本実施形態のエレベータによれば、かご本体20とかごドア21の間に、かご本体20内を密閉する弾性部材50が設けられているため、かご本体20、かごドア21、及び、弾性部材50で囲まれた空間に隙間が生じることを抑えることができる。
また、本実施形態のエレベータによれば、進退部材31が、かごドア21の開閉方向外側端縁と対向する領域に複数配置されているため、かごドア21の開閉方向外側端縁におけるかごドア21の変形が抑制されることで、より効果的にかご本体20内の気密性の低下を抑制しうる。
本実施形態のエレベータによれば、電磁ソレノイドによりかごドア21の変形の規制を実現できる、すなわち、コイル32の通電を切り替えることによりこの規制を実現できるため、この規制を行うか否かの切り替えの制御が容易である。
また、本実施形態のエレベータによれば、進退部材31の進出方向が、かごドア21のドア面に対する法線方向(X軸方向)であり、かごドア21の変形方向と一致していることから、進退部材31において生じさせる進退方向の軸力をかごドア21の変形の規制に直接的に作用させることができる。
本実施形態のエレベータによれば、複数の進退部材31がZ軸方向において等間隔を空けて配置されるため、かごドア21の端部210が変形することをバランスよく規制することができる。さらに、進退部材31の進出量は、Z軸方向に配置された複数の進退手段30において一定であることによっても、かごドア21の端部210が変形することをバランスよく規制することができる。
進退手段30のZ軸方向における配置に関しては、Z軸方向の中央において小さな間隔をあけて進退手段30が配置され、Z軸方向の両端において大きな間隔をあけて進退手段30が配置されてもよく、Z軸方向における中央に多数の進退手段30が配置され、Z軸方向における両端に少数の進退手段30が配置されてもよく、又はZ軸方向の中央付近にのみ、一又は二以上の進退手段30が配置されてもよい。このような場合には、かごドア21のZ軸方向において最も変形量が大きい、即ち、かご本体との隙間が大きくなりやすい中央の位置において、かごドア21の変形を確実に規制することができる。
尚、本発明のエレベータは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
例えば、進退部材31は、図8、図9に示すように、進退部材31の後退により、被当接部材40と当接可能であってもよい。この進退部材31の先端部310は、水平方向の断面がU字状となり且つ上下方向に長尺な部位を有していてもよい。この場合においても、進退部材31の被当接部材40への当接によりかごドア21の変形が規制されるため、かご本体20(例えば、縦枠部材203)とかごドア21との間の隙間が広がることを抑えて、かご本体20内の気密性の低下を抑えることができる。
また、複数の進退手段30は、被当接部材40に対して間接的に当接してもよい。例えば、進退手段30が、板状部材を介して被当接部材40に当接してもよい。この板状部材は、かご出入口201の上端位置から下端位置までZ軸方向に延びる平板状の部材であってもよい。また、この板状部材は、Z軸方向に並ぶ複数の進退手段30の全てと重なるものであってもよい。この場合、複数の進退手段30は、一つの板状部材を介して、被当接部材40の第一部位41をZ軸方向における全域で略均一な力で押圧することができる。尚、進退手段30は、かご2に対して1つのみ設けられていてもよく、例えば、かご2のかご出入口201の両側部の一方、すなわち、右側側部或いは左側側部のみに設けられていてもよい。
また、進退部材31の進退方向は、かごドア21の開閉方向と平行な方向(Y軸方向)であってもよい。具体的には、図10に示すように、進退部材31の進出により、進退部材31の側面312が、被当接部材40の第一部位41に当接してもよい。この場合、フレーム33の底が、縦枠部材203の第三部位208に取り付けられていてもよい。進退部材31の進退方向(Y軸方向)が、かごドア21の変形方向(X軸方向)に対して直交していると、進退部材31が進出又は後退した状態(例えば、進出した状態)においてかごドア21が変形しようとしても、進退部材31が後退又は進出する方向(例えば、後退する方向、Y軸方向)には力が作用せず、進退部材31が発生し得る軸力に影響されることなく、かご本体20内の気密性の低下を確実に抑えることができる。
尚、進退部材31の進退方向は、上下方向(Z軸方向)であってもよい。具体的には、進退部材31が上方から下方へと進出可能な構成とすると共に、進退部材31が進出状態において被当接部材40に当接可能としてもよい。
進退手段30は、図11に示すように、かごドア21に取り付けられていてもよい。具体的に、進退手段30は、かごドア21の端部210に取付部材43を介して接続された接続部材34に固定されていてもよい。この接続部材34は、かごドア21の開方向における端部210とY軸方向において並ぶ位置からX軸方向において延びていてもよい。この場合、接続部材34は、かご出入口201の上端位置から下端位置までZ軸方向に延びる平板状の部材であってもよい。被当接部材40は、かご本体20(例えば、縦枠部材203の第一部位206のかごドア21側と反対側に位置する端部)に取り付けられ、且つ、Y軸方向において開方向に延びる板状の部材であってもよい。被当接部材40は、かごドア21の閉状態であり、且つ、進退部材31が後退状態にあるとき、X軸方向において進退部材31と重ならない位置に配置されてもよい。また、被当接部材40は、かごドア21の閉状態であり、且つ、進退部材31が進出状態にあるとき、進退部材31の側面312に当接されてもよい。
この場合、進退部材31が、かごドア21の開閉方向外側端縁に沿って複数配置されていてもよい。これにより、かごドア21のこの端縁におけるかごドア21の変形が抑制されることで、より効果的にかご本体20内の気密性の低下を抑制しうる。
進退部材31における被当接部材40と当接する部位は、プランジャーの一部でなくてもよい。具体的に、図12に示すように、進退部材31の先端にローラ313が設けられ、このローラ313が被当接部材40と当接してもよい。ローラ313の軸は、この軸の両端を挟む一対の接続部位314を介して、プランジャーに取り付けられていてもよい。具体的に、一対の接続部位314は、それぞれ、プランジャーの先端からY軸方向においてローラ313の軸まで延びていてもよい。被当接部材40の第一部位41はくさび形状であってもよい。この第一部位41は、Y軸方向においてローラ313と対向し、且つ、進退方向(例えば、Y軸方向)に対して傾斜する傾斜面410を有してもよい。この傾斜面410は、閉方向に位置する部位ほど、かごドア21から遠ざかるように傾斜していてもよい。ローラ313は、かごドア21の閉状態であり、且つ、進退部材31が後退状態にあるとき、Y軸方向において被当接部材40に対して離間した状態で並んでもよい。また、ローラ313は、かごドア21の閉状態であり、且つ、進退部材31が進出状態にあるとき、被当接部材40の傾斜面410に当接してもよい。
この場合、進退部材31が進出すると、ローラ313が転がりながら被当接部材40の傾斜面410に安定的に当接する。しかも、かごドア21の閉状態において、傾斜面410がローラ313からの力を受けてX軸方向においてかご出入口201の内側に向かって移動すると、被当接部材40と一体となったかごドア21もX軸方向においてかご出入口201の内側に向かって移動する。そのため、かご本体20(例えば、縦枠部材203)とかごドア21との間の隙間が広がることをさらに抑えて、かご本体20内の気密性の低下をさらに抑えることができる。
進退手段30は、流体により作動する構成(例えば、エアシリンダや油圧シリンダ)であってもよい。
Z軸方向に配置された複数の進退手段30の構成は異なっていてもよい。さらに、X軸方向において並ぶ一対の進退手段30の進出量が異なっていたり、この一対の進退手段30の進出力が異なっていたりしてもよい。
変形防止機構3は、所定の軸線回りに回動するカムを有してもよい。具体的に、図13〜図16に示すように、変形防止機構3は、Z軸方向に延びる軸線回りに回動するカムを有してもよい。本実施形態の変形防止機構3は、カム35を回動させる駆動手段として、例えば、カム35に取り付けられた回転ソレノイド36を有してもよい。また、カム35を回動させる駆動手段としては、回転ソレノイド36の代わりに、回転モータおよび減速器等を用いてもよい。
カム35は、水平方向の断面がL字状となり且つ上下方向に長尺な部材であってもよい。この場合、カム35は、全体が被当接部材40の第一部位41よりもかごドア21側に位置する第一部位351と、第一部位351と直交する方向に延びる第二部位352と、を有する断面L字状の部材であってもよい(図14〜図16参照)。カム35のZ軸方向における端部(例えば、カム35の上端部)には、前記駆動手段が取り付けられていてもよい(図16参照)。具体的に、カム35の上端部の角部に、回転ソレノイド36が取り付けられていてもよい。
本実施形態の変形防止機構3では、第一部位351の端部3510がかごドア21側に位置する状態(例えば、第一部位351がY軸方向に沿って延びる状態、図14参照)と、この端部3510がX軸方向においてかごドア21から遠ざかった状態と(図15参照)を取り得る。より具体的に、変形防止機構3では、回転ソレノイド36がX−Y平面(X軸およびY軸を含む平面)において時計回りに回動することで、カム35が時計回りに回動してもよい。これにより、第一部位351の端部3510が、被当接部材40の第一部位41に当接する。
また、カム35は、水平方向の断面がL字状となり且つ上下方向に長尺な部材に限らず、例えば、回転ソレノイド36に接続され且つX−Y平面に延びる平面形状を有する部材であってもよい。具体的に、カム35は、軸線からのカム面の径方向における位置が変化するような形状を有してもよい。より具体的に、カム35は、図17、図18に示すように、楕円状であってもよい。この場合、カム35は、Z軸方向において複数配置されていてもよい。
本実施形態の変形防止機構3では、カム35の先端部353がかごドア21側に位置する状態(例えば、カム35がY軸方向に沿って延びる状態、図17参照)と、この先端部353がY軸方向においてかごドア21から遠ざかった状態(例えば、カム35がX軸方向に沿って延びる状態、図18参照)とを取り得る。具体的に、この変形防止機構3では、回転ソレノイド36がX−Y平面において反時計回りに回動することで、カム35が反時計回りに回動してもよい。
このような場合においても、カム35を回動させるという簡単な構成によりかごドア21の変形の規制を実現できる。
変形防止機構3は、かご出入口201を閉じた状態にある該かごドア21の、前記かご出入口201外側方向への湾曲といったかごドア21の変形以外に、例えば、かごドア21が捻じれるような変形や、かごドア21の反りなど、かごドア21の一部からかご本体20内の空気が漏れるような変形を防止しうるものであってもよい。
2…かご、20…かご本体、201…かご出入口、202…枠部材、203…縦枠部材、204…横枠部材、205…敷居、206…第一部位、207…第二部位、208…第三部位、209…第四部位、21…かごドア、210…端部、14…かご側ドア装置、16…上部フレーム、17…ドアレール、18…ドアハンガ、19…ローラ、3…変形防止機構、30…進退手段、31…進退部材、310…先端部、311…先端面、312…側面、313…ローラ、314…接続部位、3170…端部、32…コイル、33…フレーム、34…接続部材、35…カム、351…第一部位、3510…端部、352…第二部位、353…先端部、36…回転ソレノイド、40…被当接部材、41…第一部位、410…傾斜面、42…第二部位、43…取付部材、430…ボルト、431…ナット、432…スペーサ、50…弾性部材、51…密閉部、52…ホルダ部、60…気密部材、61…差込部材、62…密接部材、620…本体、621…第一の密接部、622…第二の密接部、70…乗場、71…乗場側ドアパネル、72…乗場側ドア装置

Claims (9)

  1. かご出入口が設けられるとともに、該かご出入口を規定する枠部材であって前記かご出入口の側部を規定し且つ上下方向に延びる一対の縦枠部材を有する枠部材を含むかご本体と、
    前記かご出入口を開閉可能なかごドアと、
    前記縦枠部材および前記かごドアに係合し前記かごドアの変形を規制する変形防止機構と
    を備えたことを特徴とするエレベータ。
  2. 前記かごドアの変形が、前記かご出入口を閉じた状態にある該かごドアの、前記かご出入口外側方向への湾曲である、請求項1記載のエレベータ。
  3. かご出入口が設けられたかご本体と、
    前記かご出入口を開閉可能なかごドアと、
    水平方向に延び且つ前記かご出入口の下部を規定する敷居と、
    前記かごドアを案内するためのドアレールであって、前記かご出入口の上部で前記敷居の延びる方向と同じ方向に延びるドアレールと、
    前記かご本体および前記かごドアに係合し前記かごドアの変形を規制する変形防止機構と、を備え、
    前記かごドアの変形が、前記かご出入口を閉じた状態にある該かごドアの、前記かご出入口外側方向への湾曲であり、
    前記変形防止機構が、
    進出および後退可能な進退部材を有する進退手段と、
    前記進退部材の進出又は後退により該進退部材と当接可能な被当接部材と、
    を備え、
    前記かごドアの上端部は、前記ドアレールに沿って移動し、
    前記かごドアの下端部は、前記敷居に沿って移動し、
    前記進退手段が、上下方向における少なくとも中央に配置され、前記被当接部材が少なくとも前記進退部材と対向する位置に配置されている、ことを特徴とするエレベータ。
  4. かご出入口が設けられたかご本体と、
    前記かご出入口を開閉可能なかごドアと、
    前記かご本体および前記かごドアに係合し前記かごドアの変形を規制する変形防止機構と、を備え、
    前記変形防止機構が、
    進出および後退可能な進退部材を有する進退手段と、
    前記進退部材の進出又は後退により該進退部材と当接可能な被当接部材と、
    を備え、
    前記進退部材が前記被当接部材に当接することで、前記かごドアの変形を規制するように構成されている、ことを特徴とするエレベータ。
  5. 前記進退部材が、前記かごドアの開閉方向外側端縁に沿って複数配置されている、又は前記かご本体における前記かごドアの前記端縁と対向する領域に複数配置されている、請求項4に記載のエレベータ。
  6. 前記進退部材の進退方向は、前記かごドアの開閉方向と平行な方向である、請求項4又は5に記載のエレベータ。
  7. 前記進退部材の進退方向は、前記かごドアのドア面に対する法線方向である、請求項4又は5に記載のエレベータ。
  8. 前記進退手段が、電磁ソレノイドを備える、請求項4〜7の何れかに記載のエレベータ。
  9. かご出入口が設けられたかご本体と、
    前記かご出入口を開閉可能なかごドアと、
    前記かご本体および前記かごドアに係合し前記かごドアの変形を規制する変形防止機構と、を備え、
    前記変形防止機構が、所定の軸線回りに回動するカムを備える、ことを特徴とするエレベータ。
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