JP6822707B2 - 基板組立装置、その装置を用いた基板組立システム、及び、そのシステムを用いた基板組立方法 - Google Patents

基板組立装置、その装置を用いた基板組立システム、及び、そのシステムを用いた基板組立方法 Download PDF

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本発明は、基板組立装置、その装置を用いた基板組立システム、及び、そのシステムを用いた基板組立方法に関する。
従来、上基板(ガラス基板)と下基板(ガラス基板)とを真空中で貼り合わせて、液晶パネル等の基板を組み立てる基板組立システムがあった(例えば特許文献1参照)。基板組立システムは、真空チャンバ内で上基板と下基板とを貼り合わせて基板を組み立てる基板組立装置と、基板組立装置の動作を制御する制御装置と、上基板や下基板を基板組立装置の真空チャンバの中に搬入したり、基板組立装置によって組み立てられた基板を真空チャンバの外に搬出したりする搬送装置とを有する構成になっている。
基板組立装置は、上チャンバと下チャンバとが接合及び分離自在に構成された真空チャンバと、真空チャンバ内から気体を排除する真空ポンプ機構とを有するとともに、真空チャンバ内に上テーブルと下テーブルとを有している。基板組立装置は、上基板を下テーブルに対向させて上テーブルで保持するとともに、液晶が滴下された下基板を下テーブル上に保持する。なお、上基板及び下基板のいずれか一方の基板には接着剤が塗布されている。基板組立装置は、上チャンバと下チャンバとを接合させた状態で真空ポンプ機構を作動させることによって、真空チャンバ内を真空にし、真空中で、上テーブルで上基板と下基板とを加圧することによって、いずれか一方の基板に塗布された接着剤で上基板と下基板とを貼り合わせる。以下、真空チャンバ内を真空にする動作を「真空引き」と称する。
この後、基板組立装置は、真空チャンバ内を大気に開放して、大気圧で上基板と下基板とを加圧することによって、上基板と下基板とを最終的に所定のセルギャップに到達するまで貼り合わせる。これによって、基板組立システムは、液晶パネル等の基板を組み立てる。
特許第4379435号公報
しかしながら、従来の基板組立装置は、以下に説明するように、上基板と下基板との間から気体を良好に排除することについて、更なる改善の余地があった。
一般に上基板と下基板とを貼り合わせるときに、上基板と下基板との間に気体が残留していると、その気体(残留気体)によって上基板と下基板との良好な貼り合わせが阻害される。そこで、基板組立装置は、上基板と下基板とを貼り合わせる前に、真空引きを実行している。
しかしながら、真空引きの実行中であっても、上基板や下基板等に付着している水分が気化したり、上基板や下基板、接着剤等に含まれている揮発性有機化合物(Volatile Organic Compound:VOC)が気化したり、液晶やシール材、接着剤等に含まれている水分が気化したりする。したがって、基板組立装置では、真空引きを実行しているにもかかわらず、その実行中に、真空チャンバ内で気体が発生する。
そして、従来の基板組立装置は、いくら真空ポンプ機構の吸引力を高めても、このような気体を真空ポンプ機構で十分に吸引することができず、その結果、依然として上基板と下基板との間に気体が残留することがあった。したがって、従来の基板組立装置は、上基板と下基板との良好な貼り合わせが阻害されるときがあった。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、上基板と下基板との間から気体を効率よく排除する基板組立装置、その装置を用いた基板組立システム、及び、そのシステムを用いた基板組立方法を提供することを主な目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、上チャンバと下チャンバとが接合及び分離自在に構成された真空チャンバと、当該真空チャンバ内から気体を排除する真空ポンプ機構と、前記真空チャンバ内に上テーブルと下テーブルと、を有し、上基板を前記下テーブルに対向させて前記上テーブルで保持し、液晶が滴下された下基板を前記下テーブル上に保持し、前記上チャンバと前記下チャンバとを接合させた状態で前記真空ポンプ機構を作動させることによって前記真空チャンバ内を真空にし、当該真空中で、前記上基板と前記下基板とを加圧することによって、いずれか一方の基板に塗布された接着剤で前記上基板と前記下基板とを貼り合わせる基板組立装置において、前記上基板と前記下基板とを貼り合わせる前で、かつ、前記真空ポンプ機構による真空引きの実行中に、前記上基板と前記下基板との離間距離を広げる動作及び当該離間距離を狭くする動作により離間距離の変更を交互に行う離間距離変更手段を備えてなる基板組立装置、その装置を用いた基板組立システム、及び、そのシステムを用いた基板組立方法とする。
本発明の基板組立装置は、真空引きの実行中に、上基板と下基板との間の離間距離を変更することにより、上基板と下基板との間を流れる気体の流速や流れ方等を変えることができる。そのため、この基板組立装置は、上基板と下基板との間から気体を効率よく排除することができる。
その他の手段は、後記する。
本発明によれば、上基板と下基板との間から気体を効率よく排除することができる。
実施形態に係る基板組立システムの構成を示す図である。 実施形態で用いる基板組立装置の吊下げ機構の構成を示す図である。 実施形態で用いる基板組立装置の吸上げ機構の構成を示す図である。 実施形態で用いる基板組立装置の粘着保持機構の構成を示す図である。 実施形態で用いる真空ポンプ機構の構成を模式的に示す図である。 実施形態で用いる制御装置の構成を示す図である。 基板組立システムの動作を示すフローチャートである。 基板組立システムの動作を示す図(1)である。 基板組立システムの動作を示す図(2)である。 基板組立システムの動作を示す図(3)である。 基板組立システムの動作を示す図(4)である。 基板組立システムの動作を示す図(5)である。 基板組立システムの動作を示す図(6)である。 基板組立システムの動作を示す図(7)である。 基板組立システムの動作を示す図(8)である。 基板組立システムの動作を示す図(9)である。 基板組立システムの動作を示す図(10)である。 基板組立システムの動作を示す図(11)である。 基板組立システムの動作を示す図(12)である。 基板組立システムの動作を示す図(13)である。 真空チャンバの内部の気体の状態を示すグラフ図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[実施形態]
<基板組立システムの全体の構成>
以下、図1を参照して、本実施形態に係る基板組立システム1000の構成につき説明する。図1は基板組立システム1000の構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る基板組立システム1000は、基板組立装置1と制御装置100と搬送装置200とを有する。
基板組立装置1は、上基板K1(ガラス基板)と下基板K2(ガラス基板)とを真空中で貼り合わせて、液晶パネル等の基板を組み立てる装置である。
制御装置100は、基板組立装置1及び搬送装置200の動作を制御する装置である。
搬送装置200は、上基板K1(ガラス基板)や下基板K2(ガラス基板)を基板組立装置1の真空チャンバ5の中に搬入したり、基板組立装置1によって組み立てられた液晶パネル等の基板を真空チャンバ5の外に搬出したりする装置である。搬送装置200は、上基板K1や下基板K2を保持する保持部を備えている。
<基板組立装置の構成>
基板組立装置1は、架台1aと上フレーム2とを有する。架台1aは設置面(床面等)に載置される。上フレーム2は架台1aの上方において上下動(上方向への移動及び下方向への移動)可能に備わっている。
上フレーム2は、架台1aに取り付けられる上下動機構(Z軸駆動機構20)にロードセル20dを介して取り付けられている。本実施形態では、基板組立装置1が4つのZ軸駆動機構20と4つのロードセル20dとを有しているものとして説明する。
基板組立装置1には、上テーブル3と下テーブル4とが備わっている。下テーブル4は、XYθ移動ユニット40を介して架台1aに取り付けられている。XYθ移動ユニット40は、架台1aに対して、互いに直交する2軸(X軸,Y軸)方向に独立して可動に構成されている。また、XYθ移動ユニット40は、架台1aに対してZ軸周りに回転可能に構成されている。XYθ移動ユニット40として、Z軸方向には固定されてXY軸方向に自由に移動可能なボールベア等を使用したものが利用できる。
なお、本実施形態の基板組立装置1において、架台1aに対する上フレーム2の方向をZ軸方向(上下方向)とする。また、Z軸に対して直交する1軸の方向をX軸方向(横方向)とし、Z軸及びX軸に直交する1軸の方向をY軸方向(縦方向)とする。
また、上テーブル3及び下テーブル4は、Y軸方向及びX軸方向を縦横方向とする矩形となっている。そして、上テーブル3の下側平面(上部基板面3a)と下テーブル4の上側平面(下部基板面4a)とが対向している。
上フレーム2は、4つのZ軸駆動機構20を介して架台1aに取り付けられている。各Z軸駆動機構20は、Z軸方向(上下方向)に延設されるボールねじ軸20aを上下動させるボールねじ機構20bを有する。ボールねじ軸20aは、電動モータ20cで回転し、ボールねじ機構20bによって上下動する。電動モータ20cは制御装置100で制御される。また、上フレーム2は制御装置100の演算に基づいて変位(上下動)する。
上テーブル3は、複数の上シャフト2aを介して上フレーム2に固定されている。上フレーム2と上テーブル3とは一体に上下動する。上テーブル3の周囲には上チャンバ5aが配置されている。上チャンバ5aは、下方(架台1aの側)が開口した構成になっており、上テーブル3の上方及び側方を覆うように配置されている。
上チャンバ5aは、吊下げ機構6を介して上フレーム2に取り付けられている。
図2は、側面方向から見た吊下げ機構6の構成を示す図である。図2に示すように、吊下げ機構6は、上フレーム2から下方に延設される支持軸6aと、支持軸6aの下端部がフランジ状に広がって形成される係止部6bとを有する。
また、上チャンバ5aにはフック6cが備わる。フック6cは、支持軸6aの周囲において自在に上下動する。また、フック6cは、支持軸6aの下端において係止部6bと係合する。
図1に戻り、上シャフト2aは上チャンバ5aを貫通している。上シャフト2aと上チャンバ5aとの間は真空シール(図示せず)で密封されている。
上フレーム2が上方に移動(上動)すると、フック6cが支持軸6aの係止部6bと係合し、それに伴って上チャンバ5aが上フレーム2とともに上動する。また、上フレーム2が下方に移動(下動)すると、フック6cが自重で下動し、それに伴って上チャンバ5aが下動する。
下テーブル4の下部基板面4aには、図示せぬ複数の吸引孔が開口している。下テーブル4の各吸引孔は真空ポンプP3とつながっている。真空ポンプP3が駆動すると、下部基板面4aに載置された下基板K2が吸着されて下テーブル4(下部基板面4a)で保持される。真空ポンプP3は制御装置100で制御される。
また、下テーブル4の周囲には下チャンバ5bが配置されている。下チャンバ5bは、架台1aに取り付けられている複数の下シャフト1bで支持されている。下シャフト1bは下チャンバ5b内に突出している。下チャンバ5bと下シャフト1bとの間は真空シール(図示せず)で密封されている。
下チャンバ5bは、上方(上フレーム2の側)が開口した構成になっており、下テーブル4の下方及び側方を覆うように配置されている。
XYθ移動ユニット40は、下チャンバ5b内に突出している下シャフト1bに取り付けられて下テーブル4を支持する。
上チャンバ5aと下チャンバ5bとは、互いの開口した部分が合わさって真空チャンバ5を形成する。つまり、下動した上チャンバ5aが下チャンバ5bに上方から係合して、下チャンバ5bの開口が上チャンバ5aで塞がれるように構成されている。なお、上チャンバ5aと下チャンバ5bとの接続部はシールリング(図示せず)で密封され、真空チャンバ5の気密性が確保されている。
また、上フレーム2は、上チャンバ5aが下チャンバ5bに接する状態よりもさらに下動可能となっている。これによって、上チャンバ5aの下動が下チャンバ5bによって規制された状態から上フレーム2が下動し、吊下げ機構6における係止部6bとフック6cの係合が解消する。上チャンバ5aは自重で下チャンバ5bに載置した状態になる。そして、真空チャンバ5の内側に上テーブル3と下テーブル4とが配設される。
基板組立装置1には真空ポンプ機構P0が備わっている。真空ポンプ機構P0は、真空チャンバ5に接続され、真空チャンバ5内の気体を外部に排出して、真空チャンバ5の内部の状態を真空状態にする。つまり、真空ポンプ機構P0が駆動すると、真空チャンバ5の内部が真空環境になる。真空ポンプ機構P0は制御装置100で制御される。
上テーブル3は、真空チャンバ5の内側において下動する上フレーム2とともに下動する。このような上テーブル3の下動によって、真空中で、上テーブル3に保持される上基板K1と下テーブル4に保持される下基板K2とが加圧される。上基板K1及び下基板K2のいずれか一方の基板には接着剤が塗布されている。そのため、一方の基板に塗布された接着剤によって、上基板K1と下基板K2とが貼り合わせされる。
また、前記したように、上テーブル3は、複数の上シャフト2aを介して上フレーム2に固定される。このため、上テーブル3によって上基板K1と下基板K2とが加圧されるときの荷重がロードセル20dで検出される。ロードセル20dの検出信号は制御装置100に入力される。制御装置100は、ロードセル20dで検出された検出値に基づいて、上テーブル3から基板に加わる荷重を特定する。本実施形態では、基板組立装置1は4つのロードセル20dを有しているため、4つのロードセル20dで検出された検出値の合計値が装置全体の合計荷重値となる。つまり、4つのロードセル20dで検出された検出値の合計値が上テーブル3から基板に加わっている全ての荷重の値となる。
なお、基板組立システム1000は制御装置100によってZ軸駆動機構20で上下動される上テーブル3のZ軸高さ(Z軸座標)を管理している。ここで、「Z軸高さ」とは、下テーブル4の下部基板面4aから上テーブル3の上部基板面3aまでの高さ(上フレーム2の上下軸の高さ)を表している。Z軸駆動機構20によって上フレーム2が上動すると、Z軸高さの値が大きくなり、Z軸駆動機構20によって上フレーム2が下動すると、Z軸高さの値が小さくなる。
(吸上げ機構の構成)
図3は吸上げ機構7の構成を示す図である。吸上げ機構7は、吸上げピン7aで上基板K1を吸上げたり、吸上げピン7aを上下動させたりするための機構である。吸上げ機構7は上フレーム2に取り付けられている。
図3に示すように、吸上げ機構7は、複数の吸上げピン7a、1乃至複数の吸上げピンパッド7b、及び、ピン上下動機構70を備えている。吸上げピン7aは、上下方向に延設される管状部材であって、上テーブル3とは独立して上下動可能に備わっている。各吸上げピン7aは、1乃至複数の吸上げピンパッド7bに取り付けられている。各吸上げピンパッド7bには1つ以上の複数の吸上げピン7aが取り付けられている。各吸上げピン7aは、吸上げピンパッド7bが上下動することにより、同時に上下動する。吸上げピンパッド7bは、上チャンバ5aと上テーブル3との間に配置される。吸上げピンパッド7bはピン上下動機構70で上下動する。
本実施形態では、ピン上下動機構70がボールねじ機構によって構成されている場合を想定して説明する。ピン上下動機構70は、後記するピン上下動機構80(図4参照)と同様に、取付部80aに回転自在に支持されてZ軸方向に延設されるボールねじ軸71と、ボールねじ軸71を回転させる電動モータ73と、回転するボールねじ軸71によって上下動するボールねじ機構72と、を有する。取付部80aは、上フレーム2に固定されており、後記するピン上下動機構80のボールねじ軸81(図4参照)とともに、ピン上下動機構70のボールねじ軸71を支持している。ボールねじ軸71は、電動モータ73で回転し、ボールねじ機構72を上下動させる。そして、ボールねじ機構72は吸上げピンパッド7bに取り付けられる。ボールねじ軸71の回転で上下動するボールねじ機構72と一体に吸上げピンパッド7bが上下動する。ピン上下動機構70は、制御装置100で制御され、制御装置100の指令に応じて吸上げピンパッド7bと吸上げピン7aとを上下動させる。
吸上げピン7aは上テーブル3の上部基板面3aよりも上方に配置され、上テーブル3に対して下動した時に上部基板面3aから下方に突出する。なお、上部基板面3aは下テーブル4の下部基板面4a(図1参照)に対向する平面となる。
また、吸上げピン7aは中空の管状を呈し、その中空部7a1は吸上げピンパッド7bの中空部7b1と連通する。吸上げピンパッド7bの中空部7b1には真空ポンプP1が接続される。真空ポンプP1が駆動すると中空部7a1,7b1が真空になり、上基板K1が吸上げピン7aに真空吸着される。真空ポンプP1は制御装置100で制御される。つまり、制御装置100の指令に応じて真空ポンプP1が駆動して吸上げピン7aに上基板K1が真空吸着される。
(粘着保持機構の構成)
図4は粘着保持機構8の構成を示す図である。粘着保持機構8は、粘着ピン8aで上基板K1を粘着吸引したり、粘着ピン8aを上下動させたりするための機構である。粘着保持機構8は上フレーム2に取り付けられている。
図4に示すように、粘着保持機構8は、複数の粘着ピン8a、1乃至複数の粘着ピンプレート8b、及び、ピン上下動機構80を備えている。粘着ピン8aは、上下方向に延設される管状部材であって、上テーブル3及び吸上げピン7aとは独立して上下動可能に備わっている。粘着ピン8aの上下動は、上テーブル3の上部基板面3aに対する垂直動作になる。粘着ピン8aは、上テーブル3の上部基板面3aよりも上方に配置され、上テーブル3に対して下動した時に上部基板面3aから下方に突出する。また、粘着ピン8aは上動して上部基板面3aから引き込まれる。本実施形態では、上部基板面3aから粘着ピン8aが突出していない状態、つまり、粘着ピン8aの突出量がゼロ(又はそれ以下)の状態を、粘着ピン8aが上部基板面3aから引き込まれた状態とする。そして、粘着ピン8aは、下動して上部基板面3aから突出する。なお、粘着ピン8aの突出量は、上部基板面3aからの粘着ピン8aの突出量を意味している(以下、同じ)。
各粘着ピン8aは、1乃至複数の粘着ピンプレート8b(ベース部)に取り付けられている。各粘着ピンプレート8bには1つ以上の粘着ピン8aが取り付けられる。各粘着ピンプレート8bは独立して上下動(上部基板面3aに対する垂直動作)可能になっている。
粘着ピン8aは、先端に、弾性材によって構成され、かつ、粘着性を有する粘着部8cを有する。また、粘着ピン8aは中空の管状を呈し、中心に真空吸着孔8dが開口している。真空吸着孔8dは粘着ピンプレート8bの中空部として形成される負圧室8b1と連通する。粘着ピンプレート8bの負圧室8b1には真空ポンプP2が接続される。したがって、粘着ピン8aの真空吸着孔8dには負圧室8b1を介して真空ポンプP2が接続される。
粘着ピン8aは、真空ポンプP2が駆動して真空吸着孔8dが真空状態となったときに上基板K1を真空吸引し、さらに、真空吸引された上基板K1を粘着部8cに貼りつけて保持(粘着保持)する。粘着ピン8aは上部基板面3aから突出した状態のときに上基板K1を保持する。真空ポンプP2は制御装置100で制御される。上基板K1は、制御装置100の指令に応じて粘着ピン8aに真空吸引されて粘着部8cに貼りつけられる。
粘着ピンプレート8bの負圧室8b1にはガス供給手段8eが接続される。ガス供給手段8eは制御装置100で制御される。ガス供給手段8eは制御装置100の指令に応じて駆動し負圧室8b1に所定のガス(空気や窒素ガスなど)を供給する。ガス供給手段8eから供給されるガスによって負圧室8b1と真空吸着孔8dが昇圧し、粘着部8cに貼りついている上基板K1が粘着部8cから剥離する。
各粘着ピンプレート8bには、ピン上下動機構80が備わっている。ピン上下動機構80は、取付部80aに回転自在に支持されてZ軸方向に延設されるボールねじ軸81と、ボールねじ軸81を回転させる電動モータ83と、回転するボールねじ軸81によって上下動するボールねじ機構82と、を有する。取付部80aは上フレーム2に固定されている。ボールねじ軸81は、電動モータ83で回転し、ボールねじ機構82を上下動させる。そして、ボールねじ機構82は粘着ピンプレート8bに取り付けられる。ボールねじ軸81の回転で上下動するボールねじ機構82と一体に粘着ピンプレート8bが上下動する。ピン上下動機構80は、制御装置100で制御され、制御装置100の指令に応じて粘着ピンプレート8bと粘着ピン8aとを上下動させる。
取付部80aは、上フレーム2に取り付けられ、上フレーム2と一体に上下動する。また、上テーブル3は、Z軸駆動機構20(図1参照)により上フレーム2と一体に上下動する。上フレーム2が下動すると、上テーブル3と取付部80aとが下動する。その結果、上テーブル3と取付部80aとが下テーブル4(図1参照)に向かって進行する。ピン上下動機構80は取付部80aに取り付けられており、取付部80aの上下動に応じて粘着ピンプレート8b(粘着ピン8a)が上下動する。したがって、Z軸駆動機構20(上下動機構)は、粘着ピン8aと上テーブル3とを下テーブル4に向かって進行させる機能を有する。
なお、本実施形態では、上テーブル3は、バックプレート30とクッションシート31とを有する。バックプレート30は、クッションシート31を支持する板材であり、剛性材によって構成されている。バックプレート30は、上シャフト2aに取り付けられ、上フレーム2と一体に上下動する。クッションシート31は弾性材によって構成されたシート材である。
<真空ポンプ機構の構成>
以下、図5を参照して、真空ポンプ機構P0の構成につき説明する。図5は、真空ポンプ機構P0の構成を示す図である。
図5に示すように、真空ポンプ機構P0は、低真空ポンプ(Low Vacuum Pump)P0L、高真空ポンプ(High Vacuum Pump)P0H、第1バルブVL、第2バルブVH、及び、パイプPiL,PiHを有している。
低真空ポンプP0Lは、低真空状態を実現するポンプである。ここでは、「低真空状態」とは、例えば真空チャンバ5の内圧が10〜10(Pa)になっている状態を意味しているものとして説明する。低真空ポンプP0Lは、真空チャンバ5の内部の気体を外部に排出して、真空チャンバ5の内部の状態を大気圧状態(101,300(Pa)≒10(Pa))から低真空状態に変えることができる。本実施形態では、ドライポンプが低真空ポンプP0Lとして用いられる場合を想定して説明する。
高真空ポンプP0Hは、高真空状態(超高真空状態及び極高真空状態を含む)を実現するポンプである。ここで、「超真空状態」とは、例えば真空チャンバ5の内圧が10−8Pa〜10−5(Pa)になっている状態を意味しているものとして説明する。また、「極高真空状態」とは、例えば真空チャンバ5の内圧が10−8(Pa)以下になっている状態を意味しているものとして説明する。高真空ポンプP0Hは、真空チャンバ5の内部の気体を外部に排出して、真空チャンバ5の内部の状態を低真空状態から極高真空状態に変えることができる。本実施形態では、ターボ分子ポンプが高真空ポンプP0Hとして用いられる場合を想定して説明する。
第1バルブVLは、真空チャンバ5と低真空ポンプP0Lとの間に設けられたバルブである。本実施形態では、L型バルブが第1バルブVLとして用いられる場合を想定して説明する。
第2バルブVHは、真空チャンバ5と高真空ポンプP0Hとの間に設けられたバルブである。本実施形態では、仕切弁(ゲートバルブ)が第2バルブVHとして用いられる場合を想定して説明する。
パイプPiLは、第1バルブVLを経由して、真空チャンバ5と低真空ポンプP0Lとをつなぐパイプである。真空チャンバ5の内部の気体は、第1バルブVLが開放されているときに、第1バルブVL及びパイプPiLの内部を流れて、低真空ポンプP0Lに到達し、低真空ポンプP0Lから外部に排出される。
パイプPiHは、第2バルブVH及び高真空ポンプP0Hを経由して、真空チャンバ5と低真空ポンプP0Lとをつなぐパイプである。真空チャンバ5の内部の気体は、第2バルブVHが開放され、また、第1バルブVLが閉鎖されているときに、第2バルブVH、高真空ポンプP0H、及びパイプPiHの内部を流れて、低真空ポンプP0Lに到達し、低真空ポンプP0Lから外部に排出される。ただし、パイプPiHは、低真空ポンプP0Lを経由せずに、高真空ポンプP0Hから外部に気体を直接排出する構造にしてもよい。
<制御装置の構成>
以下、図6を参照して、制御装置100の構成につき説明する。図6は、制御装置100の構成を示す図である。
図6に示すように、制御装置100は、制御部110、ROMやRAM、HDD等の記憶部160、液晶ディスプレイ等の表示部180、及び、タッチパネルやテンキー、キーボード等の入力部190を有している。
制御部110は、CPUによって構成され、記憶部160に予め格納された制御プログラムPr1を実行することによって、ピン高さ制御部111、移動制御部112、及び、真空プロセス制御部113として機能する。
ピン高さ制御部111は、ピン上下動機構70,80の動作を制御する機能手段である。ピン高さ制御部111は、ピン上下動機構70,80を駆動して、吸上げピンパッド7bの高さ調整動作や粘着ピンプレート8bの高さ調整動作を制御する。
移動制御部112は、Z軸駆動機構20及びXYθ移動ユニット40の動作を制御する機能手段である。移動制御部112は、Z軸駆動機構20の電動モータ20c(図1参照)を駆動して、上フレーム2を上下動させることによって、上テーブル3を上下動させる。また移動制御部112は、XYθ移動ユニット40の移動機構41を駆動して、下テーブル4を変位させることによって、上基板K1と下基板K2との貼り合せ位置を決める。
真空プロセス制御部113は、上チャンバ5a、真空ポンプ機構P0、真空ポンプP1,P2,P3の動作を制御する機能手段である。
記憶部160は、例えば、制御プログラムPr1、設定データD1等を記憶する。
制御プログラムPr1は、基板組立装置1や搬送装置200の動作を規定するプログラムである。
設定データD1は、基板組立装置1や搬送装置200の動作の設定値を表すデータである。
<基板組立システムの動作>
以下、図7を参照して、基板組立システム1000の動作につき説明する。図7は、基板組立システム1000の動作を示すフローチャートである。
なお、基板組立システム1000は図示せぬタイマによって計測された時間に基づいて動作する。また、基板組立システム1000の一連の動作は制御装置100の記憶部160に読み出し自在に予め格納された制御プログラムPr1によって規定されている。また、各情報は、記憶部160に読み出し自在に一旦格納されてから、その後の処理を行う所定の構成要素に出力される。以下、これらの点については、情報処理では常套手段であるので、その詳細な説明を省略する。
図7に示すように、基板組立システム1000を操作するオペレータは、制御装置100を操作して、基板組立システム1000に基板を組み立てさせる指示を入力する。これにより、基板組立システム1000は動作を開始する。
オペレータが指示を入力すると、基板組立システム1000は、以下のようにして上基板搬入工程を実行する(S110)。
具体的には、制御装置100は、搬送装置200を駆動して、基板組立装置1の真空チャンバ5の中に上基板K1を搬入させる。このとき、搬送装置200は、真空チャンバ5の外部で保持部によって上基板K1を保持し、その状態で保持部を真空チャンバ5の中に入れて(図8Aの矢印A1参照)、上基板K1を上テーブル3の下方に配置する。
搬送装置200が上基板K1を上テーブル3の下方に配置すると、制御装置100は、基板組立装置1を駆動して吸上げピン7aを下動させる(図8Bの矢印A2参照)とともに、真空ポンプP1(図3参照)を駆動する。これによって、吸上げピン7aが、上基板K1を真空吸着して、上基板K1を保持する。
吸上げピン7aが上基板K1を保持すると、搬送装置200の保持部は上基板K1を放す。そして、搬送装置200は、保持部を上動させて、上基板K1から保持部を離す。その後、搬送装置200は、保持部を真空チャンバ5の外に出す(図8Cの矢印A3参照)。
搬送装置200の保持部が真空チャンバ5の外に出ると、制御装置100は、基板組立装置1を駆動して吸上げピン7aを上動させる(図8Dの矢印A4参照)。これによって、上基板K1が上テーブル3の上部基板面3aに当接する。
上基板K1が上テーブル3の上部基板面3aに当接すると、制御装置100は、基板組立装置1を駆動して粘着ピン8aを下動させる(図8Eの矢印A5参照)とともに、真空ポンプP2(図4参照)を駆動する。これによって、粘着ピン8aが、上基板K1を真空吸着して、上基板K1を保持する。
これにより、図7のS110の上基板搬入工程が終了する。
S110の上基板搬入工程が終了すると、基板組立システム1000は、以下のようにして下基板搬入工程を実行する(S120)。
具体的には、制御装置100は、搬送装置200を駆動して、基板組立装置1の真空チャンバ5の中に下基板K2を搬入させる。このとき、搬送装置200は、真空チャンバ5の外部で保持部によって下基板K2を保持し、その状態で保持部を真空チャンバ5の中に入れ(図8Fの矢印A6a参照)、下基板K2を下テーブル4の上方に配置する。そして、搬送装置200は、保持部を下動させて(図8FのA6b参照)、下基板K2を下テーブル4の下部基板面4aに載置する。この後、制御装置100は、真空ポンプP3(図1参照)を駆動する。これによって、下テーブル4が、下基板K2を真空吸着して、下基板K2を保持する。
下テーブル4が下基板K2を保持すると、搬送装置200の保持部は下基板K2を放す。そして搬送装置200は、保持部を上動させて(図8Fの矢印A6c参照)、下基板K2から保持部を離す。その後、搬送装置200は、保持部を真空チャンバ5の外に出す(図8Fの矢印A6d参照)。
これにより、図7のS120の下基板搬入工程が終了する。
S120の下基板搬入工程が終了すると、基板組立システム1000は、真空引き工程を実行する(S130)。S130の「真空引き工程」は、「真空チャンバ閉鎖工程(S131)」、「低真空ポンプによる真空引き工程(S132)」、及び、「高真空ポンプによる真空引き工程(S133)」を含んでいる。また、S133の「高真空ポンプによる真空引き工程」は、「上基板上下動(離間距離変更)工程(S134)」を含んでいる。
具体的には、まず、「真空チャンバ閉鎖工程(S131)」で、制御装置100は、基板組立装置1を駆動して、Z軸駆動機構20(上下動機構)で上チャンバ5aを下動させて(図8Gの矢印A7参照)、真空チャンバ5を閉鎖させる。この後、制御装置100は、第1バルブVLと第2バルブとを閉鎖させた状態で、低真空ポンプP0Lと高真空ポンプP0Hとを駆動させる(図5参照)。
次に、「低真空ポンプによる真空引き工程(S132)」で、制御装置100は、第1バルブVLを開放させる。このとき、低真空ポンプP0Lが、真空チャンバ5内の気体を外部に排除する(図8Hの矢印AiL参照)。
この後、真空チャンバ5の内部の状態が低真空状態(例えば10〜10(Pa)の内圧状態)になったときに(又は、第1バルブVLを開放させてから、真空チャンバ5の内部の状態が低真空状態になったと見なすことが可能な時間が経過したときに)、「高真空ポンプによる真空引き工程(S133)」が実行される。
「高真空ポンプによる真空引き工程(S133)」では、制御装置100は、第2バルブVHを開放させるとともに、第1バルブVLを閉鎖させる。つまり、制御装置100は、気体の流路をパイプPiL側(低真空ポンプP0L側)からパイプPiH側(高真空ポンプP0H側)に切り替える。このとき、高真空ポンプP0Hが、真空チャンバ5内の気体を外部に排除する(図8Iの矢印AiH参照)。
本実施形態では、その「高真空ポンプによる真空引き工程(S133)」で、「上基板上下動(離間距離変更)工程(S134)」も実行される。
「上基板上下動(離間距離変更)工程(S134)」では、制御装置100は、基板組立装置1を駆動して、Z軸駆動機構20(上下動機構)で上テーブル3とともに上基板K1を上下動させて(図8Iの矢印A8参照)、上基板K1と下基板K2との間の離間距離GP(図8I参照)を変更させる。
ただし、S134の「上基板上下動(離間距離変更)工程」は、S133の「高真空ポンプによる真空引き工程」だけでなく、S132の「低真空ポンプによる真空引き工程」でも実行されるようにしてもよい。
なお、S134の「上基板上下動(離間距離変更)工程」における「上下動」とは、以下の動作パターンを含んでいる。
(1)上基板K1を上下方向に交互に揺動させる動作パターン。
(2)上基板K1を上下の一方向に任意の距離だけ移動させた後に停止させる動作パターン。
(3)上基板K1を上下の一方向に任意の距離だけ移動させた後に停止させる動作を同じ方向に複数回行う動作パターン。
(4)前記(2)又は(3)の動作パターンを逆方向に対しても行う動作パターン。
前記(1)〜(4)の動作パターンのうち、いずれの動作パターンをZ軸駆動機構20(上下動機構)に実行させるのかは、オペレータ等によって予め設定されている。Z軸駆動機構20(上下動機構)は、予め設定された前記(1)〜(4)の動作パターンで離間距離GPを変更する。その際に、Z軸駆動機構20(上下動機構)は、例えば真空チャンバ5の内圧に応じて、離間距離GPを変更するようにしてもよい。なお、前記(1)、(3)、(4)の動作パターンは、離間距離GP(図8I参照)の変更を複数段階で行うことを意味している。
制御装置100は、真空チャンバ5の内部の状態が極真空状態(例えば10−8(Pa)以下の内圧状態)になったときに(又は、第2バルブVHを開放させてから、真空チャンバ5の内部の状態が極真空状態になったと見なすことが可能な時間が経過したときに)、第2バルブVHを閉鎖させる。
これにより、図7のS130の真空引き工程が終了する。
S130の真空引き工程が終了すると、基板組立システム1000は、以下のようにして位置決め工程を実行する(S140)。
具体的には、制御装置100は、基板組立装置1を駆動して、XYθ移動ユニット40で下テーブル4を変位させる。これによって、基板組立装置1は、上基板K1と下基板K2との貼り合せ位置を決める。
上基板K1と下基板K2との貼り合せ位置が決まると、図7のS140の位置決め工程が終了する。
S140の位置決め工程が終了すると、基板組立システム1000は、以下のようにして押付(加圧)工程を実行する(S150)。
具体的には、制御装置100は、基板組立装置1を駆動して、Z軸駆動機構20(上下動機構)で上テーブル3とともに上基板K1を下動させる(図8Jの矢印A9参照)。このとき、粘着ピン8aの粘着部8cが潰れて、上基板K1の上部基板面3aと上基板K1とが当接する。基板組立装置1は、その状態からさらに上基板K1を下動させることによって、上基板K1を下基板K2に押し付けて、上テーブル3で上基板K1と下基板K2とを加圧する。このとき、上基板K1及び下基板K2のいずれか一方の基板に塗布された接着剤によって、上基板K1と下基板K2とが貼り合わせされる。
これにより、図7のS150の押付(加圧)工程が終了する。
S150の押付(加圧)工程が終了すると、基板組立システム1000は、以下のようにして大気開放(貼り合わせ)工程を実行する(S160)。
具体的には、制御装置100は、基板組立装置1を駆動して、まず、ピン上下動機構80で粘着ピン8aを上動させ(図8Kの矢印A10参照)、次に、Z軸駆動機構20(上下動機構)で上テーブル3を上動させる(図8Lの矢印A11参照)。この後、基板組立装置1は、Z軸駆動機構20(上下動機構)で上テーブル3とともに上チャンバ5aを上動させる(図8Mの矢印A12参照)。このとき、真空チャンバ5の内部が大気に開放される。その結果、大気圧が上基板K1と下基板K2とにかかる。その結果、基板組立装置1は、大気圧で上基板K1と下基板K2とを加圧することができ、上基板K1と下基板K2とを所定のセルギャップに到達するまで貼り合わせることができる。したがって、基板組立システム1000は、液晶パネル等の基板を組み立てることができる。
これにより、図7のS160の大気開放(貼り合わせ)工程が終了する。
S160の大気開放(貼り合わせ)工程が終了すると、基板組立システム1000は、以下のようにして基板搬出工程を実行する(S170)。
具体的には、制御装置100は、搬送装置200を駆動して、保持部を真空チャンバ5の中に入れさせる。搬送装置200は、保持部を下動させて、上基板K1と下基板K2とが貼り合わされた基板を保持部で保持し、保持部を上動させて、保持部を真空チャンバ5の外に出させる。これによって、上基板K1と下基板K2とが貼り合わされた基板が基板組立装置1の外に搬出される。
これにより、図7のS170の基板搬出工程が終了する。
S170の基板搬出工程が終了すると、一連のルーチンの処理が終了する。
<上基板と下基板との間から気体を効率よく排除する仕組み>
ここで、上基板K1と下基板K2との間から気体を効率よく排除する仕組みにつき説明する。ここでは、まず、上基板K1と下基板K2との間に気体が残留し易い理由について説明し、その後に、気体を排除する仕組みについて説明する。
(気体が残留し易い理由)
まず、気体が残留し易い理由について説明する。
上基板K1及び下基板K2は、電子部品を搭載しているため、帯電させないことが好ましい。そこで、基板を組み立てるクリーンルーム(図示せず)内は、上基板K1及び下基板K2の帯電を抑制するために、比較的高い湿度に保たれている。しかしながら、これにより、大気中の水分が上基板K1及び下基板K2に付着する。その水分は、基板を組み立てる最中に気化する。
また、上基板K1及び下基板K2に使用されている揮発性有機化合物(Volatile Organic Compound:VOC)等が気化する可能性がある。特に、上基板K1や下基板K2がカラーフィルタや高機能フィルタを使用している場合に、VOC等が気化する可能性が高くなる。
また、上基板K1や下基板K2に使用されている液晶やシール材、接着剤等に含まれている水分が気化する可能性がある。
これらの水分やVOC等は、例えば、真空引きの実行中であっても、気化する。そのため、真空引きを実行しているにもかかわらず、その実行中に、真空チャンバ5内で気体が発生する。なお、水分やVOC等の気化は、後記する分子流領域(図9参照)で特に発生し易い。
(気体を排除する仕組み)
次に、気体を排除する仕組みについて説明する。
従来の基板組立装置は、本実施形態に係る基板組立装置1と異なり、真空引きの実行中に、上テーブル及び上基板の高さを固定する構成になっていた。このような従来の基板組立装置は、いくら真空ポンプ機構の吸引力を高めても、真空引きの実行中に発生する気体を真空ポンプ機構で十分に吸引することができず、その結果、依然として上基板と下基板との間に気体が残留することがあった。
これに対し、本実施形態に係る基板組立装置1は、図7のS130の「真空引き工程」の実行中(特に、図7のS133の「高真空ポンプによる真空引き工程」の実行中)に、「上基板上下動(離間距離変更)工程(S134)」も実行する。すなわち、基板組立装置1は、真空引きの実行中に、Z軸駆動機構20(上下動機構)で上テーブル3とともに上基板K1を上下動させて(図8Iの矢印A8参照)、上基板K1と下基板K2との間の離間距離GP(図8I参照)を変更させる。
これにより、基板組立装置1は、真空引きの実行中に、上基板K1と下基板K2との間を流れる気体の流速や流れ方を変えることができる。その結果、基板組立装置1は、上基板K1と下基板K2との間から気体を効率よく排除することができる。
なお、前記した「気体を排除する仕組み」の効果について、実験によって確認することができた。図9は、実験時における真空チャンバ5の内部の気体の状態を示すグラフ図である。図9の横軸は時間(秒)を示しており、縦軸は真空チャンバ5の内圧(Pa)を常用対数で示している。
図9に示す例では、時刻「0」秒時、時刻「TH」秒時、時刻「TM」秒時、時刻「TT」秒時に、真空チャンバ5の内圧がそれぞれ「IPL」、「IPH」、「IPM」、「IPT」となっている。時刻「0」秒は、図7のS132の「低真空ポンプによる真空引き工程」を開始した時刻である。時刻「TH」秒は、図7のS133の「高真空ポンプによる真空引き工程」を開始した時刻である。時刻「TM」秒は、真空チャンバ5の内部の気体の状態が粘性流領域から分子流領域に変わったと見なされる時刻である。時刻「TT」秒は、真空チャンバ5の内圧が予め設定された目標圧力IPT以下になった時刻(又は、目標圧力IPT以下になったと見なされる時刻)である。なお、時刻「TT」秒は、図7のS140の「位置決め工程」を開始することが可能な時刻(すなわち、図7のS133の「高真空ポンプによる真空引き工程」を終了することが可能な時刻)を意味している。
ここで、「粘性流領域」とは、気体の流れが流体として観測される程度に、気体の分子が存在している領域である。粘性流領域では、気体の分子同士の衝突が比較的多く発生する。一方、「分子流領域」とは、気体の流れが流体として観測されない程度に、ごく微量の気体の分子しか存在していない領域である。分離流領域では、気体の分子同士の衝突がほとんど発生しない。本実施形態では、粘性流領域から分子流領域に変わる内圧IPMの値が例えば10(Pa)であるものとして説明する。
実験によれば、真空引きの実行中に、上基板K1を上下動させること(離間距離GPを変更させること)により、上基板K1と下基板K2との間から気体を効率よく排除できることが確認された。その効果は、少なくとも分離流領域(図9に示す斜線を付した領域)で、上基板K1を上下動させれば(離間距離GPを変更させれば)、得られることが確認された。ただし、基板組立装置1は、分離流領域だけでなく粘性流領域でも離間距離GPを変更する(すなわち、上基板K1を上下動させる)ようにした場合にも、気体を効率よく排除することができる。
<基板組立装置の主な特徴>
(1)基板組立装置1の上下動機構(Z軸駆動機構20)は、真空ポンプ機構P0による真空引きの実行中に、上基板K1を上下方向に移動させることによって、上基板K1と下基板K2との間の離間距離GP(図8I参照)を変更する構成になっている。
このような基板組立装置1は、真空引きの実行中に、上基板K1と下基板k2との間の離間距離GP(つまり、気体を流動させる流路の口径)を変更するため、気体の流速や流れ方を変えることができる。そのため、基板組立装置1は、上基板K1と下基板K2との間から気体を効率よく排除することができる。また、例えば、意図せぬ組立プロセス上の問題が発生した場合に、基板組立装置1は、離間距離GPを変更することによって、解決できる可能性がある。
(2)真空ポンプ機構P0は、大気圧から作動する低真空ポンプP0Lと、高真空で作動する高真空ポンプP0Hと、を備えている。そして、上下動機構(Z軸駆動機構20)は、少なくとも高真空ポンプP0Hによる真空引きの実行中に、離間距離GP(図8I参照)を変更する構成になっている。つまり、真空ポンプ機構P0は、真空引きの実行により、真空チャンバ5の内部の気体の流れの状態を、粘性流領域から分子流領域に変化させる。そして、上下動機構(Z軸駆動機構20)は、少なくとも分子流領域で離間距離GPを変更する構成になっている(図9参照)。
水分やVOC等の気化は、分子流領域(図9参照)で特に発生し易い。しかしながら、な基板組立装置1は、少なくとも分子流領域で離間距離GPを変更するため、上基板K1と下基板K2との間から気体を効率よく排除することができる。
(3)上下動機構(Z軸駆動機構20)は、真空チャンバ5の開閉動作とは独立して上基板K1の上下方向の移動動作を実行する構成になっている。つまり、基板組立装置1は、真空チャンバ5を閉鎖した後であっても、上テーブル3及び上基板K1を上下動させることができる構成になっている。前記した「気体を排除する仕組み」は、このような構成によって実現することができる。
(4)上下動機構(Z軸駆動機構20)は、離間距離GP(図8I参照)の変更後に、真空チャンバ5の内圧が予め設定された目標圧力IPT(図8I参照)以下になったとき(又は、目標圧力IPT以下になったと見なされるとき)に、上基板K1を下方向に移動させて、上基板K1を下基板K2に押し付ける構成になっている。
このような基板組立装置1は、良好な貼り合わせを実現することができるレベルまで、上基板K1と下基板K2との間から気体を排除した後に、上基板K1と下基板K2とを貼り合わせる。そのため、基板組立装置1は、上基板K1と下基板K2との貼合性能を向上させることができる。
以上の通り、本実施形態に係る基板組立装置1によれば、上基板K1と下基板K2との間から気体を効率よく排除することができる。
本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施形態の構成の一部を他の構成に置き換えることが可能であり、また、実施形態の構成に他の構成を加えることも可能である。また、各構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、前記した実施形態では、ドライポンプが低真空ポンプP0Lとして用いられ、また、ターボ分子ポンプが高真空ポンプP0Hとして用いられる場合を想定して説明している。しかしながら、これら以外の任意のポンプを低真空ポンプP0Lや高真空ポンプP0Hとして用いてもよい。例えば、油回転真空ポンプを低真空ポンプP0Lとして用いることができる。また、例えば、スパッタイオンポンプやチタンサブリメーションポンプ等を高真空ポンプP0Hとして用いることができる。
また、例えば、低真空ポンプP0Lや高真空ポンプP0Hの台数は、それぞれ、1台に限らず、複数台にすることができる。
また、離間距離GPの間隔と気体の排除効率との関係は、離間距離GPを広げた方が良い場合もあれば、離間距離GPを狭くした方が良い場合もあり、ケースによって様々である。
そのため、基板組立装置1は、例えば、真空引きの実行中に、上テーブル3及び上基板K1を連続して上下動させて、離間距離GPの変更を連続して行うようにしてもよい。
又は、基板組立装置1は、例えば、真空引きの実行中に、離間距離GPの変更を複数段階で行う構成にしてもよい。この場合に、上下動機構(Z軸駆動機構20)は、真空チャンバ5の内圧に応じて、離間距離GPを変更する構成にしてもよい。具体的には、上下動機構(Z軸駆動機構20)は、例えば真空チャンバ5の内圧がNa〜Nb(Pa)のときに離間距離GPを任意の値GP1(図示せず)に設定し、真空チャンバ5の内圧がNc〜Nd(Pa)のときに離間距離GPを任意の値GP2(図示せず)に設定するように、離間距離GPを変更してもよい。また、例えば、3段階や4段階等のように、離間距離GPの変更のステップ数を適宜変更してもよい。
1 基板組立装置
1a 架台
1b 下シャフト
2 上フレーム
2a 上シャフト
3 上テーブル
3a 上部基板面
4 下テーブル
4a 下部基板面
5 真空チャンバ
5a 上チャンバ
5b 下チャンバ
6 吊下げ機構
6a 支持軸
6b 係止部
6c フック
7 吸上げ機構
7a 吸上げピン
7b 吸上げピンパッド
7a1,7b1 中空部
8 粘着保持機構
8a 粘着ピン
8b 粘着ピンプレート(ベース部)
8b1 負圧室
8c 粘着部
8d 真空吸着孔
8e ガス供給手段
20 Z軸駆動機構(上下動機構)
20a ボールねじ軸
20b ボールねじ機構
20c 電動モータ
20d ロードセル
30 バックプレート
31 クッションシート
40 XYθ移動ユニット
70,80 ピン上下動機構
71,81 ボールねじ軸
72,82 ボールねじ機構
73,83 電動モータ
80a 取付部
110 制御部
111 ピン高さ制御部
112 移動制御部
113 真空プロセス制御部
160 記憶部
180 表示部
190 入力部
200 搬送装置
1000 基板組立システム
D1 設定データ
IPT 目標圧力
K1 上基板
K2 下基板
GP 離間距離
P0 真空ポンプ機構
P0L 低真空ポンプ(ドライポンプ)
P0H 高真空ポンプ(ターボ分子ポンプ)
P1,P2,P3 真空ポンプ
Pr1 制御プログラム
PiL,PiH パイプ
VL 第1バルブ(L型バルブ)
VH 第2バルブ(仕切弁)

Claims (6)

  1. 上チャンバと下チャンバとが接合及び分離自在に構成された真空チャンバと、当該真空チャンバ内から気体を排除する真空ポンプ機構と、前記真空チャンバ内に上テーブルと下テーブルと、を有し、
    上基板を前記下テーブルに対向させて前記上テーブルで保持し、液晶が滴下された下基板を前記下テーブル上に保持し、前記上チャンバと前記下チャンバとを接合させた状態で前記真空ポンプ機構を作動させることによって前記真空チャンバ内を真空にし、当該真空中で、前記上基板と前記下基板とを加圧することによって、いずれか一方の基板に塗布された接着剤で前記上基板と前記下基板とを貼り合わせる基板組立装置において、
    前記上基板と前記下基板とを貼り合わせる前で、かつ、前記真空ポンプ機構による真空引きの実行中に、前記上基板と前記下基板との離間距離を広げる動作及び当該離間距離を狭くする動作により離間距離の変更を交互に行う離間距離変更手段を備えてなる基板組立装置。
  2. 前記上基板と前記下基板との離間距離変更は、前記上基板を上下方向に交互に揺動させる上下動機構によることを特徴とする請求項1に記載の基板組立装置。
  3. 前記離間距離変更手段は、前記上基板を上下の一方向に任意の距離だけ移動させた後に停止させ、当該上基板を逆方向に任意の距離だけ移動させた後に停止させることを特徴とする請求項1に記載の基板組立装置。
  4. 前記真空ポンプ機構を作動させることによって、前記真空チャンバ内を真空にし、当該真空中で、前記上テーブルによる前記上基板の保持は粘着ピンで行うことを特徴とする請求項1に記載の基板組立装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の基板組立装置と、
    前記基板組立装置の動作を制御する制御装置と、を備える基板組立システム。
  6. 上チャンバと下チャンバとが接合及び分離自在に構成された真空チャンバと、当該真空チャンバ内から気体を排除する真空ポンプ機構と、前記真空チャンバ内に上テーブルと下テーブルと、前記上テーブルに保持された上基板と前記下テーブルに保持された下基板との離間距離を変更する離間距離変更手段と、を有する基板組立装置に、上基板を前記下テーブルに対向させて前記上テーブルで保持し、液晶が滴下された下基板を前記下テーブル上に保持し、前記上チャンバと前記下チャンバとを接合させた状態で前記真空ポンプ機構を作動させることによって前記真空チャンバ内を真空にする工程と、
    当該真空中で、前記上基板と前記下基板とを加圧することによって、いずれか一方の基板に塗布された接着剤で前記上基板と前記下基板とを貼り合わせる工程と、を有し、
    さらに、前記上基板と前記下基板とを貼り合わせる前で、かつ、前記真空ポンプ機構による真空引きの実行中に、前記上基板と前記下基板との離間距離を広げる動作及び当該離間距離を狭くする動作により離間距離の変更を交互に行う工程を含むことを特徴とする基板組立方法。
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