JP6822352B2 - 洗米装置 - Google Patents
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Description
また、特許文献1には、水で湿った米粒が計量ドラム内に進入することを防止しつつ、洗米タンク(3)内の乾燥によってカビが発生することを抑制するために、洗米炊飯器の運転中、または、電源「入」の状態で一定の時間間隔で、送風機(62)を作動させて、洗米タンク(3)に臨む計量ドラムの下面に風を当てる技術も記載されている。
また、洗米用の水の給水時や排水時には上方に配置された計量器に水が付着することや湿った米が跳ねて付着することはほとんどなく、無駄な送風になっている問題がある。
すなわち、請求項1に記載の発明は、米が収容される貯米庫(2)と、洗浄水で米を洗米する洗米タンク(3)と、前記貯米庫(2)の米を計量して、前記洗米タンク(3)に繰り出す計量器(12)と、前記洗米タンク(3)内の水を排出する排水弁(44)と、水切り状態で米に水を供給するざる上げ浸漬時に、前記洗米タンク(3)の上部から水を散水する上給水手段(29)と、前記計量器(12)の下部に送風する送風体(62)であって、ざる上げ浸漬時に送風する前記送風体(62)と、洗米時に前記洗米タンク(3)内に空気を注入して米を気泡状態で洗米する気泡供給体(27a)と、前記送風体(62)と前記気泡供給体(27a)とに空気を供給する共通のポンプ(61)と、前記ポンプ(61)からの空気を、前記送風体(62)および前記気泡供給体(27a)のいずれか一方または両方に供給するように切り替える切り替え手段(66,67)と、を備えたことを特徴とする洗米装置である。
図1は、洗米機を有する炊飯機の全体正面図(a)、全体側面図(b)である。
この洗米炊飯機1は、貯米庫の一例としての貯米タンク2と、洗米タンク3を備える洗米機Sを上部に支持し、その下方に炊飯装置5を配置して構成される。洗米機Sは支持機枠の上方に貯米タンク2を設け、この貯米タンク2の下部に給排水部を付帯した洗米タンク3を一体に接続して構成する。
炊飯装置5は、洗米タンク3の下方に間隔をおいて配置され、炊飯釜6、釜加熱用バーナ7と引出式の架台10等から構成する。洗米炊飯機1は、炊飯設定に従い貯米タンク2による計量処理から、洗米タンク3による洗米、浸漬、水加減、投下の各処理を経て、炊飯装置5による炊飯処理までを一連に行う。
図2において、貯米タンク2は、その上面に米投入口18を開口し、この米投入口18を投入蓋19で開閉し、外装正面には操作パネル11を備える。貯米タンク2の下半分はホッパ状に構成されていて、このホッパ下端部に計量器12が取り付けられている。計量器12はモータ12a駆動の定量繰出弁によって構成され、貯米タンク2から一定量ずつ流下した米が充填された計量器12を炊飯計画量に必要な回転数だけ回転させることで、炊飯計画量の米を貯米タンク2から洗米タンク3に供給する。
図3において、攪拌棒17は、左回り動作で洗米中の米を持ち上げるように屈曲して形成することにより、洗米時間の短縮と使用水量の削減を可能とし、また、加減した米を投下するときには下に押さえるように右回り動作に制御することにより、洗米タンク3の側壁に付着した残米をできるだけ少なくして投下することができる。
図4は洗米タンクの給水系の説明図である。
図2、図4において、洗米タンク3には、下端のジャケット部31に下部給水管27と気泡供給体の一例としての送気管27aとを近接して配置して、水と空気を供給可能に構成されている。また、図4において、洗米タンク3の上部に配水管26が配置されている。配水管26から下降して下給水手段の一例としての下部給水管27が設けられるとともに、配水管26から上給水手段の一例としての上部給水管29を分岐して複数のシャワーノズル29a,29bから上部給水可能に設けられている。
配水管26には、流量を計測する流量センサ25を設け、この流量センサ25の計測値に応じて動作する電磁弁(下給水バルブ)28を下部給水管27に、同様の電磁弁(上給水バルブ)35を上部給水管29に設ける。
したがって、洗米処理した米に水加減の給水を行う際に、流量センサ25に基づいて計量対応制御される電磁弁28によって供給された水の全量が下部給水管27を下降して洗米タンク3下部に供給されるので、高精度の水量管理が可能な水加減によって所要の炊飯条件を確保することができる。
図5Aにおいて、計量器12は、回転軸12bを中心として回転する計量ドラム12cを有する。計量ドラム12cの側方は、囲い部材の一例としての囲い板60で覆われている。囲い板60は、貯米タンク2の下端部に支持されている。本実施形態の囲い板60は、洗米タンク3の上面3aよりも上方に突出している。
計量器12の上方には、ポンプ61が支持されている。ポンプ61からは、計量器12の下部に向けて、送風体の一例としての計量送風管62が延びている。計量送風管62の下端には、送風案内体の一例としての送風ノズル63が連結されている。
案内部63bの長手方向の両端部には、装着部の一例としてのフランジ部63dが支持されている。したがって、本実施例の送風ノズル63は、案内部63bの吹付口63c側の端部が囲い板60に形成された開口を貫通した状態で、フランジ部63dで、締結部材の一例としての蝶ボルト(蝶ねじ)64で、囲い板60に着脱可能に支持される。
また、本実施例のポンプ61には、気泡供給体の一例としての前記送気管27aが接続されている。したがって、送気管27aと計量送風管62とは、ポンプ61が共通化されている。
計量送風管62および送気管27aには、それぞれ、切り替え手段の一例としての電磁弁66,67が接続されている。電磁弁66,67は、計量送風管62および送気管27aで送風が必要な場合に「開」となり、不要な場合に「閉」となる。したがって、電磁弁66,67の作動に伴って、共通のポンプ61からの送風が制御される。
図6において、実施例1の計量器12は、軸方向の端部に端部プレート71が支持されている。端部プレート71には、ハンドル部72が支持されている。そして、端部プレート71は、貯米タンク2の下部のホッパ部2aに、締結部材の一例としての蝶ボルト73で固定されている。したがって、蝶ボルト73を緩めることで、計量器12は、貯米タンク2の下部のホッパ部2aに対して、ハンドル部72を持って軸方向に引き出して着脱可能に構成されている。したがって、計量器12の計量ドラム12cの隙間に米を噛み込んで計量ドラム12cが動かなくなった場合でも、蝶ボルト73を緩めて、ハンドル部72を持って揺らすことで、米の噛み込みを解消することができる。
本実施形態に係る洗米炊飯機の制御システムは、制御部Cを有する。制御部Cは、外部との信号の入出力等を行う入出力インターフェースI/Oを有する。また、制御部Cは、必要な処理を行うためのプログラムおよび情報等が記憶されたROM:リードオンリーメモリを有する。また、制御部Cは、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM:ランダムアクセスメモリを有する。また、制御部Cは、ROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU:中央演算処理装置を有する。したがって、実施例1の制御部Cは、小型の情報処理装置、いわゆるマイクロコンピュータにより構成されている。よって、制御部Cは、ROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
制御部Cは、炊飯米量を計量する計量器12のモータ12aや米や水を投下する排出弁22の駆動モータ23、攪拌棒17を駆動する洗米モータ20、洗米タンク3に連通する電磁弁35や電磁弁28、洗米タンク3の排水弁44及び水位弁54のソレノイド、炊飯装置5の蓋の開閉、ポンプ61、ポンプ61の電磁弁66,67、炊飯装置5のバーナ7、設定内容と運転状況を表示する操作パネル11の表示画面等の制御要素へ制御信号を出力する。
本実施形態の制御部Cは、信号出力要素からの入力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を有している。すなわち、制御部Cは次の機能(プログラムモジュール)を有している。
図7、図8において、計量制御手段C1は、計量器12のモータ12aを制御して、貯米タンク2の米を計量して洗米タンク3に供給する。
また、本実施形態の送風制御手段C8は、図8の期間T2に示すように、洗米工程において、糠抜きや研米、荒ゆすぎ、ゆすぎの際に、送気管27aを通じて洗米タンク3に送風を行って、気泡状態で研米等を行う。
また、本実施形態の送風制御手段C8は、図8の期間T4に示すように、米と計量された水の炊飯装置5への投下時に、送気管27aを通じて送風を行って、洗米タンク3に残米が付きにくくする。
なお、本実施形態の送風制御手段C8は、各期間T1〜T6において、送風する時間は、予め設定された所定の時間とすることも可能であるが、洗米タンク3に供給された米の量に応じて、米の量が多いほど長い時間送風することが好ましい。米の量が多いと、洗米タンク3内で洗米時の水の水位が高くなって計量器12に水が付着しやすく、また、ざる上げ浸漬時には米の最上面の高さ(嵩)が高くなり、散水時にはねた水が計量器12に付着しやすくなる。したがって、米量が多いほど送風時間を長くすることが望ましい。
炊飯制御手段C9は、炊飯装置5のバーナ7を制御して、炊飯を行う。
本実施形態における洗米タンク3における基本的な処理工程を、図9のフローチャートに示す。計量工程の第1ステップ(以下において、「S1」の如く略記する。)により貯米タンク2から設定量の米を洗米タンク3に供給し、これを受けた洗米タンク3において、洗米工程(S2)、浸漬工程(S3)、水加減工程(S4)の各処理ステップによって炊飯準備した上で米・水投下工程(S5)により炊飯装置5に米を供給し、洗米タンク3の洗浄工程(S6)を行う。なお、連続して洗米を行う場合は、米・水投下工程(S5)の後、計量工程(S1)に戻り、工程S1〜S5を繰り返すこととなる。
浸漬工程(S3)時に、撹拌棒17を設定時間毎(例えば、10分毎)に設定時間(例えば、10秒)作動させるようにしてもよい。これにより、洗米タンク3の内壁に米が付着するのを防止することができる。
また、特許文献1に記載の構成のように常時送風しておらず、特に計量工程や洗米工程では送風が行われていない。したがって、無駄な送風も停止されているとともに、計量した米の洗米タンク3への投下時に風で米が舞い上げられたりしないので、計量の精度低下の問題も抑制されている。
特に、本実施形態では、米及び水の投下後であって、洗浄工程の終了した後(期間T6)にも計量送風管62から送風が行われる。また、洗浄工程の終了後であるので、炊飯工程の邪魔にもならない。
なお、洗浄工程の終了後の送風は、利用者の操作パネル11への入力に応じて、実行/非実行を切り替えられるように構成することも可能である。例えば、洗米炊飯機1が通気性の良い場所に設置されているような場合には、非実行に設定する等にすれば、送風が行われないので電気代の節約にもつながる。
3…洗米タンク、
12…計量器、
12b…回転軸、
12c…計量ドラム、
22…排出弁、
27a…気泡供給体、
29…上給水手段、
44…排水弁、
60…囲い部材、
61…ポンプ、
62…送風体、
63…送風案内体、
66,67…切り替え手段。
Claims (3)
- 米が収容される貯米庫(2)と、
洗浄水で米を洗米する洗米タンク(3)と、
前記貯米庫(2)の米を計量して、前記洗米タンク(3)に繰り出す計量器(12)と、
前記洗米タンク(3)内の水を排出する排水弁(44)と、
水切り状態で米に水を供給するざる上げ浸漬時に、前記洗米タンク(3)の上部から水を散水する上給水手段(29)と、
前記計量器(12)の下部に送風する送風体(62)であって、ざる上げ浸漬時に送風する前記送風体(62)と、
洗米時に前記洗米タンク(3)内に空気を注入して米を気泡状態で洗米する気泡供給体(27a)と、
前記送風体(62)と前記気泡供給体(27a)とに空気を供給する共通のポンプ(61)と、
前記ポンプ(61)からの空気を、前記送風体(62)および前記気泡供給体(27a)のいずれか一方または両方に供給するように切り替える切り替え手段(66,67)と、
を備えたことを特徴とする洗米装置。 - 回転軸(12b)を中心として回転する計量ドラム(12c)を有する前記計量器(12)と、
前記送風体(62)からの空気を案内する送風案内体(63)であって、前記計量器(12)の回転軸(12b)の軸方向に沿って延びる前記送風案内体(63)と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の洗米装置。 - 前記洗米タンク(3)に供給された米の量に基づいて、米の量が多いほど、長期間送風する前記送風体(62)と、
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の洗米装置。
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