JP2021130096A - 洗米機 - Google Patents
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Abstract
【課題】米のとぎ汁を流すフィルタの目詰まり清掃を少なくすることが出来る洗米機を提供することを目的とする。【解決手段】洗米タンク2の下部に排水部10bと給水部10aを備えたジャケット10を設け、ジャケット10内に水は通すが米は通さない小孔22aを多数形成した円錐形のフィルタ22を設け、前記給水部10aから給水すると水流によりフィルタ22を回転する構成とした。フィルタ22を樹脂製で構成し、フィルタ22の上端部が洗米タンク2の下端部に隙間を呈してラップし、ジャケット10底部にはフィルタ22の下端部外周側に位置して位置決め突起23を配置している。【選択図】 図8
Description
本発明は洗米機に関するものであり、とくに、業務用の大型炊飯器に適した洗米機に関するものである。
従来、業務用の大型炊飯器における洗米機は、米を受けて洗浄する洗米タンクを備え、洗米タンクの下方の排水ジャケット内に、洗米タンク本体の下端に形成する開口と排米口との間の空間を取り囲むように截頭円錐筒状の分離板が設けられており、この分離板は水は通すが米は通さない小孔が多数形成されて所謂フィルタとされ、米のとぎ汁(洗米水)が小さな不純物と共に流れるようになっている(特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に開示された洗米機においては、フィルタは排水ジャケット内に固定されていて、砕米や不純物が堆積し易く清掃のために分解を余儀なくされる。
本発明は、フィルタの目詰まり清掃を少なくすることが出来る洗米機を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するために、請求項1記載の発明は、洗米タンク2の下部に排水部10bと給水部10aを備えたジャケット10を設け、ジャケット10内に水は通すが米は通さない小孔22aを多数形成した円錐形のフィルタ22を設け、前記給水部10aから給水すると水流によりフィルタ22を回転する構成とした。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、フィルタ22を樹脂製で構成した。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、フィルタ22の上端部が洗米タンク2の下端部に隙間を呈してラップし、ジャケット10底部にはフィルタ22の下端部外周側に位置して位置決め突起23を配置する。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一に記載の発明において、給水による水流はフィルタ22の接線方向に噴出するよう構成した。
請求項1に記載の発明によれば、フィルタ22の小孔22aに砕米や糠等不純物が挟まっても水流によってフィルタ22を回転するものであるからフィルタ22は満遍なく水流による圧力を受け得て目詰まりを解消できる。
請求項2から請求項4に記載の発明によれば、請求項1に記載の効果に加え、フィルタ22の回転を促進できる。
図1および図2に示されるように、炊飯器用の洗米機は、米を貯蔵する貯米庫1と、米を洗米する洗米タンク2とを備えた洗米機3を備え、洗米機3の貯米庫1は、支持機枠5の上部に矢印Aで示される横方向に移動可能に取り付けられ、洗米機3の洗米タンク2は貯米庫1の下部に配置されている。
2つの炊飯装置4は、洗米タンク2の下方に間隔をおいて左右に配置され、夫々炊飯釜6、釜加熱用バーナ7と引出式の架台8から構成されている。
貯米庫1は下部に図示しない開口部が形成され、洗米タンク2は貯米庫1の開口部の直下に配置され、洗米タンク2は、その内部に設けられ、鉛直軸まわりに回転する攪拌部材9を備えている。
洗米タンク2の下端部には、給排水用のジャケット10が設けられ、ジャケット10には、洗米タンク2に水を供給する下部給水管11と、洗米タンク2にエアを供給する給気管12が設けられている。
給水管13は、洗米タンク2の上部と同じ高さ位置に設けられ、図4に示されるように、切換えバルブ14によって、下部給水管11と上部給水管35に、選択的に給水されるように構成されている。給水管13の切換えバルブ14の上流側には、給水管13から洗米タンク2への給水量を計量する流量センサ50が設けられている。下部給水管11および上部給水管35には、それぞれ、開閉バルブ11a、開閉バルブ35aが設けられている。ここに、切換えバルブ14は、第一の位置に位置しているときに、給水管13が下部給水管11に連通され、第二の位置に位置しているときに、給水管13が上部給水管35に連通されるように構成されている。
洗米タンク2の下部側方には、図3に示すように排水口15を有する排水箱16が設けられ、排水箱16は、上部が洗米タンク2の上部側面に開口するオーバーフロー管17に、連結管17aを介して接続されている。排水口15は排水管(図示せず)に接続され、排水管には排水バルブ(図示せず)が設けられている。
図3に示されるように、貯米庫1の上部には、米投入口18が開口し、米投入口18は蓋部材19によって開閉されるように構成されている。貯米庫1の下部はホッパ状に形成され、ホッパ状をなした貯米庫1の底部には、計量供給部20が設けられている。計量供給部20は、モータ20aによって駆動される定量繰出弁によって構成される計量部20bによって、貯米庫1から洗米タンク2に供給される米の量が計量され、所定量の米が貯米庫1から洗米タンク2内に落下供給される。
洗米タンク2には、貯米庫1から供給される米を受ける漏斗状に形成され、円筒状部2aと、円筒状部2aの下部にホッパ状部2bが接続された形状を有している。
洗米タンク2の下端部に設けられたジャケット10の下端部には、洗米タンク2から炊飯装置4に米を投下する投下口24が形成されている。そしてこの投下口24には、上下動することによって、投下口24を開閉する投下バルブ25が挿通されている。
さらに、ジャケット10内部には米を通過させない程度の小孔22aを形成したフィルタ22を備え、下部給水管11からの水は給水部10aからジャケット10内に入りフィルタ22を通過して洗米タンク2本体内に流入できる構成である。また、小孔22aから流出する洗米水は、ジャケット10に形成された排水部10bから前記排水箱16に排水される構成である。
図2および図3に示されるように、洗米タンク2の中央部には、鉛直方向に延び、撹拌部材9が取り付けられた中空軸26が設けられている。この中空軸26は支持機枠5に取り付けられたモータ27によって、ベベルギアなどを介して、正逆方向に回転可能に構成され、同時に、下方湾曲の棒状によって形成された撹拌部材9も回転するように構成されている。
また、投下バルブ25の支持軸30は、中空軸26内に挿通されており、支持軸30の上端部はカム31を介して、モータ32に接続され、モータ32を駆動させることによって、支持軸30に支持された投下バルブ25を下方又は上方に往復移動させ、投下口24を開き又は閉じるように構成されている。
上部給水管35は、漏斗状部2bの上部と同じ高さ位置に延び、上部給水管35には、洗米タンク2内に給水する複数のノズル35bが開口している。
図5に示されるように、洗米機3の制御系は、洗米機3全体の動作を制御するコントローラ40と、制御プログラムなどが格納されたROM41と、種々のデータが格納されるRAM42を備えている。本実施態様にかかる炊飯器の洗米機3の検出系としては、給水管13に設けられ、洗米タンク2への給水量を計量する流量センサ50と、計量供給部20に設けられ、貯米庫2から洗米タンク4に供給される米の量を計量する計量部20bと、洗米タンク2内に収容された水の水位を検出する水位センサ51を備えている。本実施態様にかかる洗米機3の駆動系としては、給水管13を介して供給される水を、下部給水管11と上部給水管35に選択的に給水する切換えバルブ14と、下部給水管11を開閉する開閉バルブ11aと、上部給水管35を開閉する開閉バルブ35aと、給気管12から洗米タンク2にエアを供給する給気モータ61と、貯米庫1から洗米タンク2に米を供給する計量供給部20の定量繰出弁を駆動するモータ20aと、中空軸26および撹拌部材9を回転させるモータ27と、カム31を介して、投下バルブ25の支持軸30を上下動させるモータ32と、排水口13に接続された排水管(図示せず)を開閉する排水バルブ63とを備えている。
また、洗米機1の入力系は、洗米タンク2に供給する米と水の量などを設定可能なタッチパネル65を備え、表示系は、種々のメッセージを表示可能なディスプレイ68を備えている。
図6は、洗米機3で実行される動作を示す工程図であり、図7は、タイミングチャートである。
オペレータがタッチパネル65を操作して、運転開始信号を入力すると、運転開始信号がコントローラ40に出力され、洗米炊飯動作が開始される(S1)。
コントローラ40は運転開始信号を受けると、切換えバルブ14を水が下部給水管11に供給されるように、第一の位置に位置させ、開閉バルブ11aを開く。その結果、下部給水管11から、洗米タンク2への給水が開始される(S2)。
洗米タンク2への給水量は給水管13に設けられた流量センサ50によって検出され、流量センサ50が検出した給水量はコントローラ40に出力される。こうして、所定量の水が洗米タンク2に供給されたと判定すると、コントローラ40は、開閉バルブ11aを閉じて、洗米タンク2への給水を停止させ、給水工程を終了させる(S3)。
洗米タンク4への給水が停止されると、コントローラ40は、計量供給部20に米供給信号を出力し、計量供給工程を開始させる(S4)。
米供給信号を受けると、計量供給部20は貯米庫1から洗米タンク2に、米を供給するとともに、計量部20bによって、貯米庫1から洗米タンク2に供給された米の量を計量して、計量信号をコントローラ40に出力する。
このように、コントローラ40は、所定量の水が下部給水管11から洗米タンク2に供給されたと判定した後に、貯米庫1から洗米タンク2に、米を供給するように構成されているから、冬場の過乾燥状態にある米のうち、貯米庫1から洗米タンク2に、最初に投下される米が洗米タンク2の底面に衝突することにより、米が割れたり、米に傷が付くことを効果的に防止することができ、米の品質の安定化を図ることが可能になるとともに、計量された米が洗米タンク2に投下される際に、洗米タンク2内の水に投下されるので、米が特定の位置に集中することが防止され、米を洗米タンク2内に均一に分散させることができる。
コントローラ40は計量供給部20から入力された計量信号を米計量データとして、RAM42に格納する。こうして、計量供給部20からの計量信号に基づいて、所定量の米が洗米タンク2に供給された判定すると、コントローラ40は、計量供給工程を終了させる(S5)。
次いで、コントローラ40は、切換えバルブ14を第一の位置に位置させ、開閉バルブ11aを開いて、下部給水管11から水を洗米タンク2に供給させるとともに、給気モータ61に駆動信号を出力して、給気管12からエアを洗米タンク2に供給させて、気泡が含まれた水を洗米タンク2に供給させつつ、攪拌部材9を回転させて、洗米工程を実行する(S6)。
図7に示されるように、コントローラ40は、水位センサ51から検出信号が入力されると、給気モータ61に駆動停止信号を出力して、給気管12から洗米タンク2へのエアの供給を停止させる。一方、水は下部給水管11から洗米タンク2に供給されているから、洗米タンク2に収容されている水は、オーバーフローする。
図7に示されるように、コントローラ40は、水位センサ51から検出信号が入力されると、給気モータ61に駆動停止信号を出力して、給気管12から洗米タンク2へのエアの供給を停止させる。一方、水は下部給水管11から洗米タンク2に供給されているから、洗米タンク2に収容されている水は、オーバーフローする。
コントローラ40は、水位センサ51から検出信号が入力されてから、第一の所定時間経過後に、開閉バルブ11aを閉じて、下部給水管11から洗米タンク2への水の供給を停止させるとともに、モータ27に駆動停止信号を出力して、撹拌部材9の回転を停止させる。同時に、コントローラ40は、排水バルブ63を開いて、洗米タンク2内に収容されている水の排水を開始する。
こうして、洗米工程が終了すると、コントローラ40は、切換えバルブ14を第二の位置に切り換え、開閉バルブ35aを開いて、給水管13と上部給水管35とを連通させ、その状態で、開閉バルブ35aを間欠的に開閉させて、上部給水管35の噴射ノズル35bから、水を供給しては、排水バルブ63を開いて、排水口15から水を排出するざる上げ浸漬工程を実行する(S7)。
こうして、第二の所定時間にわたって、ざる上げ浸漬工程を実行すると、コントローラ40は、開閉バルブ35aを閉じて、上部給水管35の噴射ノズル35bから洗米タンクへの給水を停止させる。
次いで、コントローラ40は、排水バルブ63を閉じて、洗米タンク2からの排水を停止させるとともに、開閉バルブ11aを開いて、下部給水管11から水を洗米タンク2内に供給する。
その結果、水位センサ51が洗米タンク2内に収容された水面を検出すると、コントローラ40は、開閉バルブ11aを閉じて、下部給水管11からの給水を停止させるとともに、モータ27に駆動信号を出力して、攪拌部材9を回転させ、洗米タンク2内の水を攪拌して、撹拌工程を実行する(S8)。
こうして、洗米タンク2の上端部に配置された水位センサ51が洗米タンク2内に含まれた水の水位を検出した状態で、第三の所定時間にわたって、撹拌部材9を回転させると、コントローラ40は、モータ27に駆動停止信号を出力して、攪拌部材9の回転を停止させて、撹拌工程を終了する。
撹拌工程の終了後、コントローラ40は、排水バルブ63を開いて、洗米タンク2内の水を排水する(S9)。
洗米タンク2内の水の排水が完了すると、洗米された米とともに、炊飯釜6に投下すべき水の量を加減する水加減工程が実行される(S10)。
水加減工程にあたって、コントローラ40は、切換えバルブ14を第一の位置に位置させて、開閉バルブ11aを開いて、下部給水管11から水を洗米タンク2内に水を供給する。同時に、コントローラ40は、RAM42に記憶された米計量データに基づいて、洗米された米とともに、炊飯釜6に投下すべき水の量を算出し、流量センサ50によって検出された水の供給量が、炊飯釜6に投下すべき水の量に等しくなった時点で、開閉バルブ11aを閉じて、水加減工程を終了させる。
こうして、水加減工程が完了すると、コントローラ40は、モータ32に駆動信号を出力して、支持軸30およびそれぞれに取り付けられた投下バルブ25を下方に移動させ、投下口24を開いて、洗米された米と水を炊飯装置4の炊飯釜6内に投下させる(S11)。
炊飯釜6内に投下された米は、炊飯釜6によって、炊き上げられる。
本実施態様によれば、ざる上げ浸漬工程と水加減工程との間に、洗米タンク2内の水の水面を水位センサ51が検出している状態で、攪拌部材9を駆動させて、洗米タンク2内の水と米を攪拌する攪拌工程を実行しているから、洗米タンク2の内壁に付着している米が除去され、洗米タンク2に収容されている米を炊飯釜6に投下するときに、洗米タンク2の内壁に付着して残存する米の量を最小限にすることができる。
次いで、前記S11における米・水投下工程後に実施される洗浄工程について説明する。オペレータがタッチパネル65を操作して、洗浄開始信号を入力すると、コントローラ40に出力され、洗浄工程動作が開始される。すなわち、この洗浄開始信号によってコントローラ40は、投下バルブ25を閉じ、開閉バルブ11aを開くように作動し、水は下部給水管11からジャケット10内に入り、ジャケット10内に設けたフィルタ22を通過して洗米タンク2へ給水される。
ここで、フィルタ22の構成について詳述すると、樹脂製で多数の小孔22aを形成するとともに截頭円錐筒状に形成されたフィルタ22は、ジャケット10及び洗米タンク2に対して独立して設けられる。すなわち、ジャケット10に載置された状態で配置されるが、ジャケット10底部には所定円周に沿いフィルタ22の外周側に位置してフィルタ22のずれを防止する位置決め突起23を所定複数個所(図例では4か所)に配置する。フィルタ22の上部側は洗米タンク2の前記ホッパ状部2bの下端部に外側から一部ラップする状態に形成される。したがって、フィルタ22は下部給水管11から水流を受けて自在に仮想縦軸芯周りに回転しうる構成となっている。
また、水流はフィルタ22の接線方向に噴出できるように下部給水管11をジャケット10に接続している。この際、フィルタ22の小孔22aに砕米や糠等不純物が挟まっても水流によってフィルタ22を回転するものであるからフィルタ22は満遍なく水流による圧力を受け得て目詰まりを解消できる。なお、下部給水管11のジャケット10への接続位置について、高さはなるべく低い位置にするとフィルタ22回転を助長する。また、下部給水管11の接続孔の口径はなるべく小さく設定することにより水流を強くできるので清掃性を向上する。
また、フィルタ22は、その上端部がジャケット10の天井部とは所定の距離を隔てて配置され、また該上端部が洗米タンク2のホッパ状部2bの下端部に若干の隙間を呈してラップする構成とすると、フィルタ22が回転する際に浮き作用を生じ、かつフィルタ22下端側にジャケット10底部との間に隙間を生じるから、この隙間から砕米・不純物等を排出させることができる。また、フィルタ22材質を軽い樹脂製に構成することにより上記浮き作用に効果的である。なお、フィルタ22が浮き上がってもジャケット22底部には位置決め突起23を有するので水流が弱くなると元の状態に復帰できる。位置決め突起23は非連続に設けるものであるから、隙間から砕米・不純物等を排出することができる。
なお、上記実施態様ではフィルタ22を樹脂製で構成したが、金網で構成してもよい。またフィルタ22に水流を受け易く構成するため、フィルタ22外周又は内周にフィン22b等の抵抗部材を形成すると効率的に回転及び浮上させることができる。さらに、前記実施態様においては洗浄工程を米・水投下工程後に実行することとしたが、洗米炊飯動作開始前に実行してもよい。
図9において、71は洗米槽で、上半部は円筒形に下半部は逆円錐形に形成されており、上面を円形に開放した機枠72内に装着されている。この洗米槽71の下半部側にはケーシング73,74を設けている。一方のケーシング73は、軸承部に形成されて洗米槽71底部に固定されるボス部分75と、このボス部分75から洗浄水等を導入する空間76を隔てて筒状に形成されその延長上部は碗型に成形されたケーシング部分77とからなり,他方のケーシング74は、内部空洞の円錐形状に或型され,上記ケーシング部分77に嵌合固定されている.尚、ケーシング74内周には環凸条78を形戒して上記ケーシング部分77の碗型部分とよりドーナツ状の空間79を形或している.
80は上記ドーナツ状空間79の接線方向に治わせて連通すべく延長状態に設ける循環用案内筒、81はこの循環用排出筒80と同形態であって上記ドーナツ状空間79の接線方向に沿うよう形成する排出用案内筒であり、両者は平行となるようケーシング74上部に一体成型されている。このうち循環用案内筒80はドーナツ状空間79の矢印イ方向の旋回流の一部を取り込み得るものであり、他方の排出用案内筒81は逆矢印イ方向の旋回流の一部を取り込み得る構成である。
80は上記ドーナツ状空間79の接線方向に治わせて連通すべく延長状態に設ける循環用案内筒、81はこの循環用排出筒80と同形態であって上記ドーナツ状空間79の接線方向に沿うよう形成する排出用案内筒であり、両者は平行となるようケーシング74上部に一体成型されている。このうち循環用案内筒80はドーナツ状空間79の矢印イ方向の旋回流の一部を取り込み得るものであり、他方の排出用案内筒81は逆矢印イ方向の旋回流の一部を取り込み得る構成である。
82は上記の正逆の旋回流を発生するための同転体で、ケーシング73のボス部分75に回転自在に支架された軸83の上端に、前記ケーシング部分77の碗型部内に位置すべく固着支持されている。
この回転体82には逆円錐形のボス部材の外周放射方向に複数枚(例えば8枚)の翼板84,84…が一体的に成型され、正回転によって矢印イ方向の旋回流を起こし、逆回転によって逆矢印イ方向の旋回流を起こすものである。尚,軸83下端部には連動プーり85を設け、機枠72下部に設置した正逆転駆動モータ86のプーリ87とベルト掛け連動させてある。
上記循環用案内筒80と排出用案内筒81とには夫々可撓性のパイプ88,89が接続され、このうちパイプ88の先端側には洗米槽71の上半部内壁に固着された吐出筒90に接続される.一方、排出用案内筒81側のパイプ89には,機枠72上壁91に固定された補助接続筒を介して逆J型の洗米排出筒92に接続されている。
93は上記機体上壁91部に設けられ水道用ホース98端部を接続できる接続筒,94,94は洗米槽71上部に設けるオーバフローロで排水筒95,95に連通し洗米槽7l内水量を所定量以下に維持させる。洗米槽71の底部には排水孔96と排水弁97を設け、図外ハンドル操作によって該排水弁97を開き洗米槽71内の洗浄水排出を行なう構成である。
99は機外に配設する制御盤で,正逆転駆動モータ86の起動及び非常時の停止を行なう起動スイッチ、洗米運転中任意の時間でモータ停止するための洗米停止スイッチ、正転運転時間を任意に設定するタイマ等を備える。
100は機枠工の上面の円形開口部に対応して載せる洗米回収用ザルである。
したがって、所望量の米を洗米槽71に投入し,それに見合う洗米時間をタイマによって設定し、水道水等を供給状態としながらこの洗浄水が所定以上に達すると起動スイッチをONする。駆動モータ86は先ず正転を開始し、回転体82は回転しドーナツ状空間79内において矢印イ方向の旋回水流を生じさせる。この旋回水流の一部は循環案内筒80内に入る一方、ケーシング73の筒状下方から洗浄水が洗米を連れて導入され、結局回転体82の回転によってドーナツ状空間79内にポンプ作用が生じ,洗米と洗浄水とを次々に循環案内筒90側へ送り出す。つまり、川の流れに逆らう方向に筒先端をのぞませてその一部を導入する要領である。このとき川の流れに沿って筒を沿わせると水は導入しないから、排出案内筒81側にはほとんど洗浄水等は導入されない。このように送り出された洗米と洗浄水とはパイプ88,吐出筒90をへて洗米槽7l内に戻り、この吐出圧力によって洗米槽71内において旋回流が生じて、米を洗浄できるものである。ドーナツ状空間79内において,回転体82の翼板84,84…は主として洗浄水の旋回上昇(第10図点線)に寄与し,米は重量の関係から遠心力が大であって主として該空間79一部を形成するケーシング73の碗型部分に偏って旋回しつつ上昇する(同図実線)から、翼板84,84…と当該ケーシング73との間隙を所定に確保することにより翼板84との衝突に伴う米の損傷を少なくできる。尚、同図中一点鎖線は過剰水流の移行状態を示す。
タイマによる設定時間が経過すると,駆動モータ86は自動的に停止し、逆回転に切り替わる。回転体82がドーナツ状空間79内において矢印イ方向とは逆の旋回水流を生じさせる。この旋回水流の一部は排出案内筒81側に導入される。予め機枠7l上部の開放部にザル100を受けておくと、洗米と洗浄水とがバイプ89,洗米排出筒92を介して排出され、ザル100に受けられ水切りされる。洗浄水は洗米槽7l内に戻される。このような排出工程は制御装置に予め設定した時間行なわれる。
洗米槽71内に残る洗浄水は、図外ハンドル操作によって排水弁97が開き排水孔96を経て除去される。
次いで、洗米槽71の洗浄水を排出する排水筒95,95及び排水孔96等の排水部の洗浄について説明する。洗米と洗浄水を洗米槽71内に戻すために設ける吐出筒90にジョイント101を介して洗浄用ボース102の一端を接続し、該ホース102の他端を排水孔96にジョイント(図示せず)を介して連結する。
洗米運転終了後、洗米槽71内に所望の洗浄水を溜め、上記洗浄用ホース102を連結しておく。そして起動スイッチをONし、駆動モータ86を正転する。これによって洗浄水は吐出筒90、洗浄用ホース102を経て排水孔96から勢いよく排水筒95,95内に噴出し、これら排水筒95,95内、ひいてはケーシング74内を洗浄できる。
前記制御盤99内制御部には清掃運転モードを設けておき、洗浄用ホース102の接続を認識する手段を備えておき、図外清掃運転スイッチのON操作に基づき、駆動モータ86正転出力によって清掃運転モードを認識する構成としている。この清掃運転モード認識中、接続筒93からの給水を行う給水操作を不可に構成する。具体的には、清掃運転モード中給水スイッチをONしても給水を行わず警報する、等である。これによって無闇に水量を増加させることを防止してオーバーフローを来さない。
清掃運転中、駆動モータ86は正転駆動によってのみならず、逆転駆動を繰り返す構成としてもよい。すなわち、逆転させることによってケーシング74内水流が逆転し、ケーシング74内の洗浄効果が向上する。
2 洗米タンク
10 ジャケット
10a 給水部
10b 排水部
22 フィルタ
22a 小孔
23 位置決め突起
10 ジャケット
10a 給水部
10b 排水部
22 フィルタ
22a 小孔
23 位置決め突起
Claims (4)
- 洗米タンク(2)の下部に排水部(10b)と給水部(10a)を備えたジャケット(10)を設け、前記ジャケット(10)内に水は通すが米は通さない小孔(22a)を多数形成した円錐形のフィルタ(22)を設け、前記給水部(10a)から給水すると水流により前記フィルタ(22)を回転する構成としたことを特徴とする洗米機。
- 前記フィルタ(22)を樹脂製で構成した請求項1に記載の洗米機。
- 前記フィルタ(22)の上端部が前記洗米タンク(2)の下端部に隙間を呈してラップし、前記ジャケット(10)底部には前記フィルタ(22)の下端部外周側に位置して位置決め突起(23)を配置する構成とした請求項1又は請求項2に記載の洗米機。
- 給水による水流は前記フィルタ(22)の接線方向に噴出するよう構成した請求項1から請求項3のいずれか一に記載の洗米機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020027144A JP2021130096A (ja) | 2020-02-20 | 2020-02-20 | 洗米機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020027144A JP2021130096A (ja) | 2020-02-20 | 2020-02-20 | 洗米機 |
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2020
- 2020-02-20 JP JP2020027144A patent/JP2021130096A/ja active Pending
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