JP6821253B2 - 警告・警報システム - Google Patents
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Description
この従来のシステムでは、ドライバーに対して、霧や降雪等による視程障害地域の情報を提供でき、視程障害地域での走行注意を喚起して交通事故の危険率を低下させることができる。また、視程障害地域にいる車両のドライバーに対しても、自発光道路施設の発光輝度が適切に制御され、視認性のよい表示形態あるいは標識形態によって情報を提供でき、安全走行に寄与できる。
本発明の警報・警告システム1の説明をするに当たり、住宅などが水に浸かることを「浸水」、田畑や道路などが水に浸ることを「冠水」と一般的に云われているが、本明細書においては、「浸水」と「冠水」とを住宅などや田畑や道路などが水に浸ることを意味する同義語として扱い、以下の説明においては特に断らない限り「冠水」というものとする。
図1に示す警報・警告システム1は、警告情報提供群10と情報提供部12と複数の閉域通信網14a,14b,・・・,14mとを備えており、各部の間は通信網で接続されている。すなわち、情報提供部12と警告情報提供群10とは不特定多数の利用者によって共有して利用される拠点間を結ぶ通信網やインターネット通信網で接続され、閉域通信網14a〜14mと情報提供部12とは、インターネット通信網や公衆通信網からなる広域通信網13で接続される。
閉域通信網14a〜14mは、警報・警告システム1が扱う地域をm分割して、m分割した地域毎に設置されている。すなわち、警報・警告システム1が扱う全地域をカバーする閉域通信網14a〜14mが設置される。閉域通信網は、専用の通信回線を利用する通信網であり、データを途中で傍受されたり改ざんされるおそれを防止できる通信網である。
図2は、子機20が現実に設置された位置を示す地図であり、少なくともエリアAの範囲を管轄する親機30がエリアAの中央のブロックA−5に設置されており、エリアAのブロックA−1〜A−9に16台の子機20−1〜20−16が設置されている。この場合、冠水が予見される区域に重点的に子機20を配置するようにしてもよい。すなわち、ブロックA−1〜A−9におけるブロック間の道路に子機20−1〜子機20−7、子機20−9〜子機20−13,子機20−15が配置され、ブロックA−6に子機20−8が、ブロックA−8に子機20−14が、ブロックA−9に子機20−16が配置されている。
子機20を視線誘導標で実現した場合の警告表示器における警告表示の態様の一例を図4に示す。なお、視線誘導標は、路側や道路に設置される道路付属物であるが、設置する理由は次の通りである。自動車のドライバーは、区画線や防護柵などを走行する際の目印として運転をしているが、夜間や霧、降雨、降雪時にはその視認性が著しく低下することが知られている。そこで、視線誘導標により、視程不良時にも自動車のヘッドライトを反射し、路側や道路線形の視認性を高め、ドライバーの視線を正しく誘導するようにしている。
なお、子機20は視線誘導標に限らず、上記した道路付属物のいずれでも実現することができる。
本発明の第1実施例の警報・警告システム1は、図1に示す構成とされ、本発明の警報・警告システム1の第1実施例では、図5に示すように警告情報提供群10が監視情報配信サーバー10aを備えた構成とされる。この場合の警告情報提供群10の構成を示す機能ブロック図を図6に示す。
図6に示す本発明の警報・警告システム1の第1実施例にかかる警告情報提供群10において、監視情報配信サーバー10aは監視装置130に接続されており、監視装置130には複数の中継装置120,121,122,123,124が有線あるいはワイヤレスで接続されている。中継装置120〜124は複数の観測装置110,111,112,113,114とワイヤレスで接続されており、中継装置120〜124を介して、観測装置110〜114と監視装置130とが接続される。これにより、観測装置110〜114で観測した気象の計測データ等が中継装置120〜124を介して監視装置130に伝送される。監視装置130では、所定時間間隔で観測装置110〜114の各々で観測された複数の計測データを受信して計測データの収集を行う。収集された計測データは、監視情報配信サーバー10aに送出される。この場合、監視装置130は、所定時間間隔で収集した計測データを監視情報配信サーバー10aに送出するようにしてもよい。図6では、警告情報提供群10は5台の観測装置110〜114を備える構成とされているが、5台以上あるいは5台未満の観測装置を備える構成とすることができる。
図7に示すように、観測装置110は、基本機能部200と計測機能部210と通信制御機能部220と電源部230とを備えている。基本機能部200は、観測装置110に実装されている全機能部に対して時刻データ(内部処理用タイマを含む)を提供する時刻制御機能部201と、計測機能部210の各センサにより検出された計測データを、最大10回分記憶するとともに、所定の時間間隔で蓄積した計測データを無線制御機能部203に受け渡すデータ記憶機能部202を備えている。時刻制御機能部201には、必要な精度を確保するため、GPS( Global Positioning System)装置201aが接続されている。GPS装置201aは、衛星からの時刻校正信号を受信し、時刻制御機能部201に対して内部クロックの校正のための時刻校正情報を与えている。無線制御機能部203は、データ記憶機能部202より受け取った計測データの蓄積データを通信制御機能部220へ受け渡す。また、各センサにより検出された計測データから異常な気象や事象が計測機能部210において観測された際に、その旨を示すイベント信号が無線制御機能部203に送られる。無線制御機能部203は、計測機能部210より受け取ったイベント信号を通信制御機能部220へ受け渡す。イベント信号には、イベントの内容を示すイベント情報とイベントの計測データが含まれている。
また、電源部230は、観測装置110の各部へ必要な電源を供給している。
観測装置110において実行される観測装置処理のフローチャートを図8に示す。観測装置110の電源が投入されると図8に示す観測装置処理が開始され、ステップS10で基本機能部200の時刻制御機能部201はGPS装置201aから内部クロックの校正のための時刻校正の時刻データを取得し、時刻を校正する。次いで、ステップS11でデータ記憶機能部202は前回の計測データの取得から10分経過したか否かを判断する。ここで、データ記憶機能部202が10分経過したと判断した場合(YES)は、ステップS12に進んでデータ記憶機能部202は計測機能部210の各センサ211〜217から計測データを取得する。また、10分経過していないと判断した場合(NO)は、ステップS10に戻りステップS10,S11の処理が繰り返し行われる。ステップS12の処理が終了すると、ステップS13に進みデータ記憶機能部202はセンサ211〜217から取得した計測データを記憶する。これにより、計測データがデータ記憶機能部202にデータ蓄積されていくようになる。
中継装置120および監視装置130において実行される中継・監視装置処理のフローチャートを図9に示す。中継装置120および監視装置130の電源が投入されると図9に示す中継・監視装置処理が開始され、ステップS20で中継装置120は、観測装置110から送信されたデータを受け取ったか否かを判断する。データは、計測データあるいはイベント信号である。ここで、中継装置120がデータを受け取ったと判断(YES)した場合は、ステップS21へ進み中継装置120は監視装置130に受け取ったデータを送出する。また、中継装置120がデータを受け取っていないと判断(NO)した場合は、データを受け取るまで待機される。次いで、ステップS22へ進み監視装置130は、中継装置120から受け取ったデータを監視情報配信サーバー10aへ送出する。この場合、監視装置130は、中継装置120から送出されたイベント信号を受信すると共に、計測データを所定の時間間隔で受信して受信したデータを監視情報配信サーバー10aへ送出する。ステップS22の処理が終了した場合は、ステップS20に戻りステップS20ないしステップS22の処理が繰り返し行われる。中継・監視装置処理は、中継装置120〜124および監視装置130の電源がオフされた際に終了する。
監視情報配信サーバー10aにおいて実行される監視情報配信サーバー処理のフローチャートを図10に示す。監視情報配信サーバー10aの電源が投入されると図10に示す監視情報配信サーバー処理が開始され、ステップS30で監視情報配信サーバー10aは、監視装置130から送信されたデータを受け取ったか否かを判断する。データは、計測データあるいはイベント信号である。ここで、監視情報配信サーバー10aがデータを受け取ったと判断(YES)した場合は、ステップS31へ進み監視情報配信サーバー10aは内部の記憶装置へ受け取ったデータを記憶する。これにより、データが記憶装置に蓄積されていくようになる。そして、蓄積された計測データおよびイベント信号に基づいて配信データを作成する。次いで、ステップS32へ進み監視情報配信サーバー10aは、作成した配信データをデータ処理サーバー12bに配信する。ステップS32の処理が終了した場合は、ステップS30に戻りステップS30ないしステップS32の処理が繰り返し行われる。監視情報配信サーバー処理は、監視情報配信サーバー10aの電源がオフされた際に終了する。
なお、観測装置110〜114からの蓄積された計測データは、所定の時間間隔で監視装置130に送信されて、監視情報配信サーバー10aからデータ処理サーバー12bに配信されるが、イベント信号は緊急性があることから、イベントがあった際にイベント信号は監視装置130に送信されて、監視情報配信サーバー10aからデータ処理サーバー12bに配信されるようになる。
子機20は図11に示すように、マイクロコントローラ21、位置測位装置23、警告表示器24、閉域通信網通信I/F25とを備え、これらをバスにより接続している。また、各部へ電源を供給する電源装置26を備えている。マイクロコントローラ21は、子機20の動作を統括制御する制御手段であり、時計機能を有している。具体的には、マイクロコントローラ21は、子機20が設置された地点の位置情報をテンポラリメモリに書き込む。この場合、子機20の位置情報は、子機20における位置測位装置23がGPS等を使用して測位した位置情報、あるいは、直接入力した子機20の位置情報とされる。また、図示しないスイッチがオンされて電源装置26から電源が投入された際には、子機20を初期化する。そして、位置情報の取得が終了した際に、テンポラリメモリに書き込まれている当該子機20の位置情報に、当該子機20に割り当てられている一意の子機IDを付加して、閉域通信網通信I/F25から親機へ送信する。また、マイクロコントローラ21の制御の基で、閉域通信網通信I/F25を介して親機から警告情報を受信した場合は、受信した警告情報に応じた警告表示を警告表示器24を点灯させることにより行う。これにより、子機20を観察することで、災害の起きている現場に災害の情報を確実に通知することができるようになる。警告表示器24は、発光ダイオード(LED)などの発光デバイスによって構成できる。なお、電源装置26は大容量キャパシタあるいは2次電池と、充電用の太陽光パネルとから構成することができる。
親機30は図12に示すように、マイクロコントローラ31、広域通信網通信I/F32、閉域通信網通信I/F33とを備え、これらをバスにより接続している。また、各部へ電源を供給する電源装置34を備えている。マイクロコントローラ31は、前述した図13に示す構成と同様とされ、CPU41、ROM42、RAM43、I/O44を備え、これらをバス45で接続して構成されているが、ROM42には親機30用の制御プログラムが記憶されている。マイクロコントローラ31では、ROM42に記憶されている親機30用の制御プログラムをCPU41が実行することにより、親機30の動作を統括制御している。すなわち、マイクロコントローラ31におけるCPU41は、閉域通信網通信I/F33を介して子機20から送信された子機ID付きの位置情報を受信してRAM43の領域に設定したテンポラリメモリに書き込む。そして、CPU41は、子機20から受信した子機ID付きの位置情報を、広域通信網通信I/F32を介して情報提供部12へ送信する。また、情報提供部12から受信した警告情報を、自機の閉域通信網に属する子機20に送信する。なお、電源装置34は、商用電源を所定電圧の直流電圧に降圧する電源装置とされている。また、電源装置34は、商用電源に替えて使用電力容量に合わせた大容量キャパシタあるいは2次電池と、充電用の太陽光パネルとから構成するようにしてもよい。
図14(a)に示す構成の情報提供部12では、親機30から広域通信網13を介して送られてきたデータが広域通信網通信I/F12dを介して受信されて、情報配信サーバー12aに渡される。情報配信サーバー12aは、受信したデータが子機ID付きの位置情報であった場合は、その位置情報を子機IDと関連付けてデータベース部12cの親機・子機登録情報DB(DB:データベース)52に書き込む。この位置情報は、地図上の座標を示している。
図24に示す視線誘導標400には、図11に示す子機20の構成を備える端末装置が一体化されることにより、視線誘導標400が子機20として機能するようになる。この場合、子機20の電源装置26を電池もしくは2次電池または大容量キャパシタと充電用の太陽光パネルとから構成すると共に、閉域通信網をワイヤレスとすると、外部電源が確保できない道路以外の地面などに直接おいて設置可能となり、公園や避難所、広場、田んぼの中や畦、住宅の庭、河川敷内などの地面にも子機20として機能する視線誘導標400を設置可能となる。
図25(a)〜(j)に示す警告表示の例は文字表示により警告を行う例であり、冠水情報DB51および降水量DB53に格納されている計測データを参照して、データ処理装置50が冠水しているエリアを検出した時に作成された警告表示変更指示に基づく警告表示とされている。図25(a)は、警告表示変更指示が水防団待機水位に達したことを示す警告表示であり、警告表示器424に「水防団待機水位」と表示される。図25(b)は、警告表示変更指示が氾濫注意水位に達したことを示す警告表示であり、警告表示器424に「氾濫注意水位」と表示される。図25(c)は、警告表示変更指示が避難判断水位に達したことを示す警告表示であり、警告表示器424に「避難判断水位」と表示される。図25(d)は、警告表示変更指示が氾濫危険水位に達したことを示す警告表示であり、警告表示器424に「氾濫危険水位」と表示される。図25(e)は、警告表示変更指示が氾濫が発生したことを示す警告表示であり、警告表示器424に「氾濫発生」と表示される。図25(f)は、警告表示変更指示が洪水レベルの1/5まで水位が達したことを示す警告表示であり、警告表示器424に「洪水レベル1/5」と表示される。図25(g)は、警告表示変更指示が洪水レベルの2/5まで水位が達したことを示す警告表示であり、警告表示器424に「洪水レベル2/5」と表示される。図25(h)は、警告表示変更指示が洪水レベルの3/5まで水位が達したことを示す警告表示であり、警告表示器424に「洪水レベル3/5」と表示される。図25(i)は、警告表示変更指示が洪水レベルの4/5まで水位が達したことを示す警告表示であり、警告表示器424に「洪水レベル4/5」と表示される。図25(j)は、警告表示変更指示が洪水レベルまで水位が達したことを示す警告表示であり、警告表示器424に「洪水レベル5/5」と表示される。
また、円筒状とされた警告表示器424により、図4に示すような4段のリング状発光部の発光パターンで水位の警告表示を行うこともできる。
図26(a)〜(e)に示す警告表示の例はマークおよび文字により警告表示を行う例であり、情報配信サーバー12aがイベント信号を受け取った際に作成された警告表示変更指示に基づく警告表示とされている。図26(a)は、警告表示変更指示が大雪特別警報のイベントを表す警告表示であり、警告表示器424に「特別警報」の文字と雪の天気記号であるマークが表示される。図26(b)は、警告表示変更指示が洪水警報のイベントを表す警告表示であり、警告表示器424に「警報」の文字と津波のマークが表示される。図26(c)は、警告表示変更指示が暴風警報のイベントを表す警告表示であり、警告表示器424に「暴風」の文字と風力の天気記号であるマークが表示される。図26(d)は、警告表示変更指示が霧注意報のイベントを表す警告表示であり、警告表示器424に「注意報」の文字と霧の天気記号であるマークが表示される。図26(e)は、警告表示変更指示が暴風雨注意のイベントを表す警告表示であり、警告表示器424に暴風雨を示すマークが表示される。マーク・文字表示部430における文字・マークの色および背景色の色調およびコントラストを、警告表示される内容に応じて変更するようにしてもよい。
図17に示すデータ処理サーバー処理は、データ処理サーバー12bの電源が投入されたときに起動する。起動されるとステップS60でCPU71は、監視情報配信サーバー10aから送信された観測装置で検出された計測データやイベント信号などのデータを受信したか否かを判断する。ここで、監視情報配信サーバー10aからデータを受信していない場合(NO)はステップS60で受信されるまで待機される。また、監視情報配信サーバー10aからデータを受信した場合(YES)はステップS61へ進む。ステップS61にてCPU71は、受信したデータを情報配信サーバー12aに転送する。ステップS61の処理が終了するとステップS60に戻り、ステップS60およびステップS61の処理が繰り返し行われる。データ処理サーバー処理は、データ処理サーバー12bの電源がオフされた際に終了する。
図18に示すデータ処理装置処理は、データ処理装置50の電源が投入されたときに起動する。起動されるとステップS70でCPU71は、監視情報配信サーバー10aから配信された計測データやイベント信号のデータをデータ処理サーバー12bから受信したか否かを判断する。ここで、データ処理サーバー12bからデータを受信していない場合(NO)はステップS70で受信されるまで待機される。また、データ処理サーバー12bからデータを受信した場合(YES)はステップS71へ進む。ステップS71にてCPU71は、受信したデータがイベントを表す警告あるいは警報を子機20の警告表示器24に表示させるイベント信号か否かを判断する。ここで、CPU71が受信したデータがイベント信号と判断した場合(YES)は、ステップS72に進みCPU71は、イベントを表す警告あるいは警報を子機20の警告表示器24に警告表示させる警告表示変更指示を作成する。この警告表示変更指示は、図26(a)〜(e)に示すイベントを表す警告あるいは警報を子機20の警告表示器24に警告表示させる警告表示変更指示とされる。次いで、ステップS73にてCPU71は、イベント信号に含まれているイベントを観測した観測装置110〜114の位置情報を含む所定範囲のエリアを決定し、当該エリアに位置する子機20が属する閉域通信網の親機30を配信先として決定する。
また、ステップS75で警告表示を解除しないと判断した場合(NO)、あるいは、ステップS73の処理が終了した場合は、ステップS70に戻りステップS70ないしステップS76の処理が繰り返し行われる。データ処理装置処理は、データ処理装置50の電源がオフされた時に終了する。
図19に示す情報配信サーバー処理は、情報配信サーバー12aの電源が投入されたときに起動する。起動されるとステップS80でCPU61は、データ処理装置50において、親機30への配信データが作成されたか否かを判断する。ここで、親機30への配信データが作成されていないとCPU61が判断した場合(NO)は、配信データが作成されるまでステップS80で待機される。また、親機30への配信データが作成されたとCPU61が判断した場合(YES)は、ステップS81に進む。ステップS81でCPU61は、配信データとされる警告表示変更指示を配信する親機30へ、データ処理装置50が作成した配信データとされる警告表示変更指示を送信する。ステップS81の処理が終了すると、ステップS80に戻りステップS80,ステップS81の処理が繰り返し行われる。情報配信サーバー処理は、情報配信サーバー12aの電源がオフされた時に終了する。
図20に示す端末装置300は、マイクロコントローラ301、位置測位装置303、警告表示器304、閉域通信網通信I/F305、広域通信網通信I/F306とを備え、これらをバスにより接続している。また、各部へ電源を供給する電源装置308を備えている。マイクロコントローラ301は、端末装置300の動作を統括制御する制御手段であり、時計機能を有している。具体的には、マイクロコントローラ301は、マイクロコントローラ301に記憶されている端末装置300用の制御プログラムを実行することにより、子機20の機能を備える端末装置300として動作する。すなわち、端末装置300が設置された地点の位置情報をテンポラリメモリに書き込む。この場合、端末装置300の位置情報は、位置測位装置303がGPS等を使用して測位した位置情報、あるいは、直接入力した端末装置300の位置情報とされる。また、図示しないスイッチがオンされて電源装置308から電源が投入された際には、端末装置300を初期化する。そして、位置情報の取得が終了した際に、テンポラリメモリに書き込まれている当該端末装置300の位置情報に、当該端末装置300に割り当てられている一意の子機IDを付加して、閉域通信網通信I/F305を介して送信する。
これらの図に示すように、本発明の警報・警告システム1の第1実施例にかかる子機20を実現する視線誘導標400は、円筒状の縦に細長い樹脂製の円筒状ケース410と、円筒状ケース410の下端に装着される樹脂製あるいは金属製の基部413とから構成され、円筒状ケース410と基部413からなるケース内に端末装置401が内蔵されている。視線誘導標400は、道路付属物とされる視線誘導標として機能し、基部413は、接着やボルトによって道路等に固定することができる。また、基部413の内部に水や砂をつめて設置することもでき、この場合は、視線誘導標400を道路上等に置くだけで子機20として利用することができる。また、図20に示す構成の端末装置300を端末装置401とすることにより、親機30としても利用することができる。これにより、視線誘導標400は必要な時だけ(例えば、大雨警報時)設置して、その後は撤去する等柔軟に対応できるようになる。視線誘導標400の縦方向の長さL1は約300mm〜1200mmとされ、基部413の外径R1は約200mmとされる。
さらに図23に示すように、基部413の底面に嵌め込まれる厚さの薄い円盤状の基部底板413bの上面には、マイクロコントローラー418a、位置測位装置418b、広域通信網通信I/F418c、閉域通信網通信I/F418d、二次電池418eからなる回路部418が接着やネジ止め等で固定されている。回路部418の各部間はバスで接続されている。なお、広域通信網用アンテナ部415aと広域通信網通信I/F418cとが通線417aで接続され、閉域通信網用アンテナ部415bと閉域通信網通信I/F418dとが通線417bで接続され、GPSアンテナ412と位置測位装置418bとが通線で接続されている。なお、広域通信網通信I/F418cは、インターネット通信や公衆通信に対応しており、閉域通信網通信I/F418dは、無線LANなどのワイヤレスの閉域通信網に対応している。
本発明の第2実施例の警報・警告システム1は、図1に示す構成とされ、情報提供部12、複数の閉域通信網14a,14b,・・・,14mの構成は、第1実施例の警報・警告システム1の構成と同じとされている。また、閉域通信網14a,14b,・・・,14mを構成する子機20および親機30の構成も第1実施例の警報・警告システム1の子機20および親機30の構成と同様とされている。本発明の警報・警告システム1の第2実施例では、図27に示すように警告情報提供群10が避難訓練データのサーバー10cを備えた構成とされ、避難訓練データのサーバー10cには、どのような避難訓練を行うかの避難訓練データが格納されているが、避難訓練データには訓練エリアのデータD1と訓練日時のデータD2とが含まれている。以下の第2実施例の警報・警告システム1の説明では、第1実施例の警報・警告システム1と異なる構成に関する説明を主に行い、同じ構成に関する機能や動作の説明は省略するものとする。
図28に示す第2実施例にかかるデータ処理サーバー処理は、データ処理サーバー12bの電源が投入されたときに起動する。起動されるとステップS100でCPU71は、避難訓練データのサーバー10cから配信された避難エリアのデータD1と訓練日時のデータD2とを含む避難訓練データが入力されたか否かを判断する。ここで、避難訓練データのサーバー10cから避難訓練データが入力されていない場合(NO)はステップS100で入力されるまで待機される。また、避難訓練データのサーバー10cから避難訓練データが入力された場合(YES)はステップS101へ進む。ステップS101にてCPU71は、入力された避難訓練データを情報配信サーバー12aに転送する。ステップS101の処理が終了するとステップS100に戻り、ステップS100およびステップS101の処理が繰り返し行われる。データ処理サーバー処理は、データ処理サーバー12bの電源がオフされた際に終了する。
本発明の警報・警告システム1の第2実施例にかかる子機20の警告表示器24に表示される警告表示の例を図31(a)〜(e)に示す。
図31(a)〜(e)に示す警告表示の例はマークあるいは文字またはその組み合わせにより警告を行う例であり、避難訓練データに基づき作成された警告表示変更指示に応じた警告表示とされている。図31(a)は、洪水・内水氾濫が発生した時の避難訓練の警告表示であり、警告表示器24に避難記号のマークと、洪水・内水氾濫の記号のマークとが表示される。図31(b)は、土石流が発生した時の避難訓練の警告表示であり、警告表示器24に避難所のマークと、土石流の記号のマークとが表示される。図31(c)は、津波・高潮が発生した時の避難訓練の警告表示であり、警告表示器24に津波・高潮の避難記号のマークと、津波・高潮の記号のマークとが表示される。図31(d)は、津波・高潮が発生した時の避難訓練の他の警告表示であり、警告表示器24に「逃げろ!」の文字と、津波・高潮の記号のマークとが表示される。図31(e)は、避難訓練の警告表示であり、警告表示器24に「避難訓練」の文字が表示される。
図30に示すデータ処理装置処理は、データ処理装置50の電源が投入されたときに起動する。起動されるとステップS110でCPU71は、データ処理サーバー12bから避難訓練データを受信したか否かを判断する。ここで、データ処理サーバー12bから避難訓練データを受信していない場合(NO)はステップS110で受信されるまで待機される。また、データ処理サーバー12bから避難訓練データを受信した場合(YES)はステップS111へ進む。ステップS111にてCPU71は、避難訓練データの避難訓練の内容を表す警告あるいは警報を子機20の警告表示器24に警告表示させる警告表示変更指示を作成する。この警告表示変更指示は、図30(a)〜(e)に示すイベントを表す警告あるいは警報を子機20の警告表示器24に警告表示させる警告表示変更指示とされる。次いで、ステップS112にてCPU71は、避難訓練データにおける訓練日時のデータD2で示される日時に基づいて避難訓練の警告表示を行う時間を設定する。さらに、ステップS113にてCPU71は、避難訓練データにおける避難エリアのデータD1で示される避難エリアに位置する子機20が属する閉域通信網の親機30を、親機・子機登録情報DB52にアクセスして特定し、特定した親機30を配信先として決定する。
図29に示す情報配信サーバー処理は、情報配信サーバー12aの電源が投入されたときに起動する。起動されるとステップS105でCPU61は、配信先に警告表示変更指示を配信する条件が満たされたか否かを判断する。ここで、警告表示変更指示が作成され、配信先が決定され、避難訓練の警告表示を行う時間に達した際に、配信する条件が満たされたことになる。そして、配信条件が満たされていないとCPU61が判断した場合(NO)は、配信条件が満たされるまでステップS105で待機される。また、配信条件が満たされたとCPU61が判断した場合(YES)は、ステップS106に進む。ステップS106でCPU61は、配信先として決定された親機30へ警告表示変更指示を送信する。ステップS106の処理が終了すると、ステップS105に戻りステップS105,ステップS106の処理が繰り返し行われる。情報配信サーバー処理は、情報配信サーバー12aの電源がオフされた時に終了する。
本発明の警報・警告システム1の第2実施例にかかる子機20を上述した図21ないし図24に示す視線誘導標400で実現することができる。この場合、円筒状の警告表示器424に図31(a)〜(e)に示す警告表示が表示されるようになる。視線誘導標400は自立可能とされ、閉域通信網をワイヤレスとすると、外部電源が確保できない道路以外の地面などに直接おいて設置可能となり、公園や避難所、広場、田んぼの中や畦、住宅の庭、河川敷内などの地面にも設置可能となる。
以上説明した本発明の警報・警告システム1の第2実施例においては、避難訓練を行うエリアの子機20の警告表示器24において、避難訓練を行う時間に警告表示を行うことにより、何の災害を想定して訓練を行っているかが避難路に設置された子機20で情報提供されるようになる。また、水害を想定した避難訓練の場合は水害が想定される地域に設置された子機20の警告表示器24において警告表示を行うことにより、何処で災害が発生しやすいか避難訓練の時に認識することが可能となる。これにより、避難訓練を行っている地点で、何の災害が起きたかを想定しての避難訓練が可能となり、発災時に回避すべきルートかそうでないかを確認することが可能となる。また、想定する発災の種別に応じた「避難訓練データ」に入れ替えることで種々の避難訓練が可能となる。また、本発明の警報・警告システム1の第2実施例においては、夜間などの避難訓練も可能となる。
本発明の第3実施例の警報・警告システム1は、図1に示す構成とされ、情報提供部12、複数の閉域通信網14a,14b,・・・,14mの構成は、第1実施例の警報・警告システム1の構成と同じとされている。また、閉域通信網14a,14b,・・・,14mを構成する子機20および親機30の構成も第1実施例の警報・警告システム1の子機20および親機30の構成と同様とされている。本発明の警報・警告システム1の第3実施例では、図32に示すように警告情報提供群10が通信衛星受信装置10bを備えた構成とされている。通信衛星受信装置10bは、通信衛星から送信された例えば、気象庁防災情報(気象)を受信する。以下の第3実施例の警報・警告システム1の説明では、第1実施例の警報・警告システム1と異なる構成に関する説明を主に行い、同じ構成に関する機能や動作の説明は省略するものとする。
図33に示す第3実施例にかかるデータ処理サーバー処理は、データ処理サーバー12bの電源が投入されたときに起動する。起動されるとステップS120でCPU71は、通信衛星から通信衛星受信装置10bが受信した気象庁防災情報(気象)のデータが入力されたか否かを判断する。ここで、通信衛星受信装置10bからデータが入力されていない場合(NO)はステップS120で入力されるまで待機される。また、通信衛星受信装置10bからデータが入力された場合(YES)はステップS121へ進む。ステップS121にてCPU71は、入力されたデータを情報配信サーバー12aに転送する。ステップS121の処理が終了するとステップS120に戻り、ステップS120およびステップS121の処理が繰り返し行われる。データ処理サーバー処理は、データ処理サーバー12bの電源がオフされた際に終了する。
気象庁防災情報(気象)のデータでは、警報および地域がコード化されている。コードに対する警報の内容を挙げると、以下の通りとなる。
・コード 内容
1 暴風雪特別警報
2 大雨特別警報
3 暴風特別警報
4 大雪特別警報
5 波浪特別警報
6 高潮特別警報
21 記録的短時間大雨情報
22 竜巻注意情報
23 土砂災害警戒情報
31 その他の警報等情報要素
また、地域コードに対する地点名(地域)は以下の通りとなる。
・コード 地点名
11000 宗谷地方 70000 福島県 290000 奈良県
12000 上川・留萌地方 80000 茨城県 300000 和歌山県
12010 上川地方 90000 栃木県 310000 鳥取県
12020 留萌地方 100000 群馬県 320000 島根県
13000 網走・北見・紋別地方 110000 埼玉県 330000 岡山県
14010 根室地方 120000 千葉県 340000 広島県
14020 釧路地方 130000 東京都 350000 山口県
14030 十勝地方 130010 東京地方 360000 徳島県
14100 釧路・根室地方 130020 伊豆諸島北部 370000 香川県
15000 胆振・日高地方 130030 伊豆諸島南部 380000 愛媛県
15010 胆振地方 140000 神奈川県 390000 高知県
15020 日高地方 150000 新潟県 400000 福岡県
16000 石狩・空知・後志地方 160000 富山県 410000 佐賀県
16010 石狩地方 170000 石川県 420000 長崎県
16020 空知地方 180000 福井県 430000 熊本県
16030 後志地方 190000 山梨県 440000 大分県
16100 石狩・空知地方 200000 長野県 450000 宮崎県
17000 渡島・檜山地方 210000 岐阜県 460000 鹿児島県
17010 渡島地方 220000 静岡県 460040 奄美地方
17020 檜山地方 230000 愛知県 460100 鹿児島県(奄美地方除く)
20000 青森県 240000 三重県 471000 沖縄本島地方
30000 岩手県 250000 滋賀県 472000 大東島地方
40000 宮城県 260000 京都府 473000 宮古島地方
50000 秋田県 270000 大阪府 474000 八重山地方
60000 山形県 280000 兵庫県 500000 その他の府県予報区
なお、通信衛星受信装置10bでは、受信したデータにおけるコードから警報の内容および地域を解析して取得している。例えば、コード「1」を受信した場合は「暴風雪特別警報」の警報と解析され、コード「6」を受信した場合は「高潮特別警報」の警報と解析される。また、コード「130000」を受信した場合は「東京都」の地域と解析され、コード「460000」を受信した場合は「鹿児島県」の地域と解析される。
図34に示すデータ処理装置処理は、データ処理装置50の電源が投入されたときに起動する。起動されるとステップS130でCPU71は、データ処理サーバー12bから気象庁防災情報(気象)のデータを受信したか否かを判断する。ここで、データ処理サーバー12bからデータを受信していない場合(NO)はステップS130で受信されるまで待機される。また、データ処理サーバー12bからデータを受信した場合(YES)はステップS131へ進む。ステップS131にてCPU71は、気象庁防災情報(気象)のデータは警報の発表あるいは解除のデータか否かを判断する。ここで、CPU71が、警報の発表/解除のデータと判断した場合(YES)は、ステップS132に進み、警報の発表/解除のデータではないと判断した場合(NO)は、ステップS130に戻り、ステップS130とステップS131の処理を再度行う。ステップS132でCPU71は、気象庁防災情報(気象)のデータが子機20の警告表示器24に警告表示させる警報の発表のデータか否かを判断する。ここで、CPU71が、警報の発表のデータと判断した場合(YES)は、ステップS133に進み、ステップS133でCPU71は、データに応じた警告表示を子機20の警告表示器24に行わせる警告表示変更指示を作成する。また、警報の発表ではなく警報の解除のデータと判断した場合(NO)は、ステップS134に分岐する。この場合のデータは警報を解除するデータであることから、ステップS134でCPU71は、警報を解除する警告表示を行っている子機20に、警告表示の解除を行わせる警告表示変更指示を作成する。ステップS133あるいはステップS134の処理が終了すると、ステップS135にてCPU71は、データの地域コードを解析して、解析された地域のエリアに位置する子機20が属する閉域通信網の親機30を、親機・子機登録情報DB52にアクセスして特定し、特定した親機30を配信先として決定する。
図35に示す情報配信サーバー処理は、情報配信サーバー12aの電源が投入されたときに起動する。起動されるとステップS140でCPU61は、配信先として特定された親機30への配信データとされる警告表示変更指示が作成されたか否かを判断する。ここで、警告表示変更指示がデータ処理装置50において作成されいないとCPU61が判断した場合(NO)は、警告表示変更指示が作成されるまでステップS140で待機される。また、警告表示変更指示が作成されたとCPU61が判断した場合(YES)は、ステップS141に進む。ステップS141でCPU61は、配信先として決定された親機30へ作成された警告表示変更指示を送信する。ステップS141の処理が終了すると、ステップS140に戻りステップS140,ステップS141の処理が繰り返し行われる。情報配信サーバー処理は、情報配信サーバー12aの電源がオフされた時に終了する。
本発明の警報・警告システム1の第3実施例にかかる子機20を上述した図21ないし図24に示す視線誘導標400で実現することができる。この場合、円筒状の警告表示器424に警告表示が表示されるようになる。視線誘導標400は自立可能とされ、閉域通信網をワイヤレスとすると、外部電源が確保できない道路以外の地面などに直接おいて設置可能となり、公園や避難所、広場、田んぼの中や畦、住宅の庭、河川敷内などの地面にも設置可能となる。
また、以上説明した本発明の実施例にかかる警報・警告システムにおいて、所定のエリアに設置された子機に警告表示を行わせる際に、当該子機が属する閉域通信網が複数ある場合は、それぞれの閉域通信網の親機に警告表示変更指示を送信する。
また、以上説明した本発明の実施例の警報・警告システムにおける位置測位装置を備える子機においては、GPSに限らず、設置された位置の座標を位置測位装置が、GLONASS、Galileo、準天頂衛星(QZSS)等の衛星測位システムを使用して測位するようにしてもよい。
Claims (4)
- 警告情報を受信可能なワイヤレスの通信部と、該通信部において受信した警告情報に応じた警告表示を行う警告表示器と、電池もしくは2次電池または大容量キャパシタと充電用の太陽光パネルとから構成される電源装置と、位置測位装置とを少なくとも有し、設置された所定の地点の前記位置測位装置で検出された位置情報を送出する視線誘導標とされる複数の子機と、
所定の地域内に設置された複数の前記子機が属し、属する複数の前記子機から送出された前記位置情報を受信して、情報提供部に送信すると共に該情報提供部から受信した警告情報を属する複数の前記子機に送信する親機と、
該親機から送信された前記位置情報を受信してデータベース部に記憶し、警告情報提供群から警告関連情報を取得し、該警告関連情報に基づく警告情報を作成する前記情報提供部とを備え、
前記警告関連情報は、前記警告情報提供群において、1時間以下の所定時間間隔で収集され、気象情報を検出するセンサで観測された複数の気象の計測データと、異常な気象や事象が観測された際に送信される、その旨を示すイベント信号とされて、観測された地点の位置情報が含まれており、
前記情報提供部では、前記データベース部を参照して、前記警告関連情報における地域を特定する地域特定情報に対応する地域に設置されている前記子機を特定し、作成した警告情報を特定した前記子機が属する前記親機へ送信するようにされ、
前記子機とされる前記視線誘導標は、円筒状のポール部と円盤状の基部とを備えて自立可能とされ、前記ポール部とされる円筒状ケースの内側に前記警告表示部が嵌挿されて、該警告表示部が位置する前記円筒状ケースの部分が透明とされていることを特徴とする警報・警告システム。 - 前記警告情報提供群は、複数の観測装置で観測された所定の地点における気象データを統括する監視情報配信サーバーとされ、前記警告関連情報は、所定の地点の位置情報を含む前記気象データおよび異常な気象や事象が観測された際に出されるイベント信号とされており、前記警告関連情報を取得した前記情報提供部は、前記気象データに応じた警告情報を作成すると共に、前記イベント信号に応じた警告情報を作成し、作成した警告情報を前記位置情報に対応する地域に設置されている前記子機が属する前記親機へ送信するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の警報・警告システム。
- 前記警告情報提供群は、避難訓練データを提供するサーバーとされ、前記警告関連情報は、訓練エリアと訓練日時を少なくとも含む前記避難訓練データとされており、前記警告関連情報を取得した前記情報提供部は、前記避難訓練データに応じた警告情報を作成し、作成した警告情報を前記訓練エリアに対応する地域に設置されている前記子機が属する前記親機へ送信するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の警報・警告システム。
- 前記警告情報提供群は、通信衛星とされ、前記警告関連情報は、異常事象の警報情報と地域情報とを含む気象の防災情報とされており、前記警告関連情報を取得した前記情報提供部は、前記気象の防災情報に応じた警告情報を作成し、作成した警告情報を前記地域情報に対応する地域に設置されている前記子機が属する前記親機へ送信するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の警報・警告システム。
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