JP6820221B2 - 巻取り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、長尺な媒体をロール状に巻取る巻取り装置に関する。
例えば長尺な媒体に画像を印刷する印刷装置には、一般に、印刷後の媒体をロール状に巻取る巻取り装置が備わっている。特許文献1には、媒体の幅方向の巻きずれを抑え、ロール状に巻取られた媒体の端部が揃うように、媒体を所定量弛ませてから巻取る技術が開示されている。
特開2014−76900号公報
但し、特許文献1の装置では、媒体の搬送方向に対して交差する方向に配置された発光部と受光部の間に媒体があるか否かに基づいて巻取りの制御が行われている。このように媒体が所定量弛んだことをセンサーが直接検出する場合、発光部と受光部の距離が離れるため、高価なセンサーが必要となる。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ロール状に巻き取られた媒体の端部の凹凸を軽減しつつ低コスト化を図った巻取り装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、媒体をロール状に巻取る巻取りローラーと、前記巻取りローラーに巻取られる前記媒体に張力を付与するダンサーローラーと、前記ダンサーローラーにおける前記媒体に張力を付与する方向への移動を規制するストッパーと、前記ダンサーローラーが所定の距離を移動した時間に応じた所定期間に亘って前記媒体を供給させることにより、前記ストッパーによる前記ダンサーローラーの移動停止後も前記媒体を供給させて、前記ダンサーローラーから前記巻取りローラーまでの前記媒体を弛ませた状態で、前記巻取りローラーに前記媒体を巻取らせる制御部と、を有することを特徴とする巻取り装置である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、ロール状に巻き取られた媒体の端部の凹凸を軽減しつつ低コスト化を図った巻取り装置を提供できる。
印刷装置1の斜視図である。 印刷装置1を側方から見た概略断面図である。 印刷装置1の構成を説明するブロック図である。 巻取り装置20の斜視図である。 媒体2の巻取り動作を説明する図である。 媒体2の巻取り動作を説明する図である。 媒体2の巻取り動作を説明する図である。 媒体2の巻取り動作を説明する図である。 媒体2の巻取り動作を説明する図である。 印刷装置1における巻取り装置20の動作を説明する図である。
〔1.印刷装置の基本構成〕
図1は印刷装置1の斜視図である。図2は印刷装置1を側方から見た概略断面図である。図3は印刷装置1の構成を説明するブロック図である。
図2に示すように、印刷装置1には、紙やフィルム等の長尺な媒体2がロール状に巻回された原反ロール3がセットされる。そして、印刷装置1は、原反ロール3から繰り出された媒体2に画像を印刷する本体装置10と、画像が印刷された媒体2をロール状に巻取る巻取り装置20とを有する。また、印刷装置1は、X方向、Y方向、及び鉛直方向を有し、媒体3の幅方向が印刷装置1のX方向に対応する。
本体装置10は、原反ロール3を支持する支持ローラー11と、原反ロール3から媒体2を繰り出して媒体2をY方向に搬送する搬送部12と、印刷部13と、本体装置10の全体を制御する制御部14とを有する。
搬送部12は、搬送ローラー121と、搬送ローラー121の上方に配されたピンチローラー122と、搬送ローラー121を駆動回転させる搬送モーター123と、搬送モーター123の回転を制御するモータードライバー124とを有する。搬送ローラー121及びピンチローラー122はX方向を軸方向として回転する。媒体2は、両ローラー121,122に挟持されつつ、両ローラー121,122の回転により搬送される。
印刷部13は、印刷ヘッド131と、キャリッジ132と、プラテン133とを有する。プラテン133は、印刷ヘッド131に対向配置され、下方から媒体2を支持する。キャリッジ132は、印刷ヘッド131を搭載し、不図示のモーターによりX方向に往復移動する。印刷ヘッド131は、インクジェットヘッドであり、キャリッジ132と共にX方向に移動しながら媒体2に向けてインクを吐出する。なお、搬送ローラー121は、印刷ヘッド131よりも上流側に配され、その周面の一部がプラテン133の上面から露出している。
印刷装置1は、シリアルタイプの印刷装置であり、印刷ヘッド131がX方向に移動しながらインクを吐出する吐出動作(パス)と、媒体2がY方向に搬送される搬送動作とが、交互に繰り返される。その結果、媒体2に画像が印刷される。
〔2.巻取り装置の構成〕
図4は巻取り装置20の斜視図である。
巻取り装置20は、搬送ローラー121の駆動により本体装置10から供給された印刷済みの媒体2をロール状に巻取る装置であり、巻取り部30と、媒体2に張力を付与するダンサーローラー40と、ダンサーローラー40の移動を規制するストッパー21と、ダンサーローラー40の移動軌跡上に所定の間隔をあけて配置される第1センサー22及び第2センサー23と、巻取り装置20の全体を制御する制御部24とを有する。
巻取り部30は、図2に示すように印刷部13よりも下流側且つ鉛直方向の下方に配されており、媒体2をロール状に巻取る巻取りローラー31と、巻取りローラー31を駆動回転させる巻取りモーター32と、巻取りローラー31の回転を制御するモータードライバー33と、巻取りモーター32を収容するケース34とを有する。巻取りローラー31がX方向を軸方向として回転することで、巻取りローラー31にセットされた紙管等に媒体2が巻き付けられる。また、図1や図4に示すように、巻取りモーター32及びそのケース34は、巻取りローラー31よりもX方向の側方に配されている。
ダンサーローラー40は、巻取りローラー31に巻取られる媒体2に張力を付与するもの、つまり、搬送ローラー121と巻取りローラー31の間の媒体2に張力を付与するものであり、X方向に延びたローラー部41と、ローラー部41の両端部に取り付けられた一対のアーム部42と、一対のアーム部42の端部に取り付けられた一対の揺動軸43と、検出片44とを有する。
揺動軸43は、X方向(媒体2の幅方向)を軸方向とし、印刷装置1の側板4や巻取りモーター32のケース34に揺動可能に取り付けられている。よって、ローラー部41及びアーム部42は、揺動軸43を中心に揺動可能である。また、ローラー部41及びアーム部42は前傾姿勢が保持されている、つまり、鉛直方向に対して、媒体2の供給により媒体2が搬送される下流側(Y方向の下流側)に傾斜する姿勢が保持されている。よって、ローラー部41の周面に媒体2が巻き掛けられて、上流側から媒体2が供給されるのに伴って、ローラー部41及びアーム部42は下方へ揺動し、媒体2に所定の張力が付与される。それにより、媒体2は適切に搬送され、また、緩みなくロール状に巻き取られる。
なお、アーム部42に当接する一対のストッパー21により、ローラー部41及びアーム部42の揺動範囲は制限される。詳しくは、一対のストッパー21のうちの下方のストッパー21aにより、ダンサーローラー40における媒体2に張力を付与する方向、つまり本実施形態の鉛直方向下方へのダンサーローラー40の移動が規制される。また、上方のストッパー21bにより、巻取りローラー31が媒体2を巻取る際にダンサーローラー40が移動する方向、つまり本実施形態の鉛直方向の上方、及び、Y方向の上流側へのダンサーローラー40の移動が規制される。
検出片44は、第1センサー22及び第2センサー23に検出される部材である。図4に示すように、検出片44、第1センサー22、及び、第2センサー23は、巻取りモーター32のケース34内に収容されている。
第1センサー22は、X方向に対向配置された第1発光部221及び第1受光部222を有する。第2センサー23も、X方向に対向配置された第2発光部231及び第2受光部232を有する。具体的には、第1発光部221及び第2発光部231は、巻取りモーター32のケース34内の仕切り板341に取り付けられ、第1受光部222及び第2受光部232は、ケース34の側板342に取り付けられている。
検出片44は、ダンサーローラー40の揺動軸43に取り付けられている。詳しくは、一対のアーム部42のうち巻取りモーター32が配された側のアーム部42の揺動軸43に、検出片44が取り付けられている。よって、検出片44は揺動軸43とともに揺動する。その際に、検出片44は、第1発光部221と第1受光部222の間に存在したり、第2発光部231と第2受光部232の間に存在したりする。
巻取り装置20の制御部24は、図3に示すように、巻取りモーター32のモータードライバー33、第1センサー22、第2センサー23、及び、本体装置10が有する搬送モーター123のモータードライバー124と通信可能に接続されている。
〔3.媒体2の巻取り動作〕
図5から図9は媒体2の巻取り動作を説明する図であり、巻取り装置20を側方から見た概略断面図である。図10は印刷装置1における巻取り装置20の動作を説明する図である。図10では、印刷装置1(本体装置10)における吐出動作を「パス」と表し、搬送動作を「搬送」と表し、パスや搬送を表すマスの中の数字で時間を表している。
巻取り装置20の制御部24は、ストッパー21によるダンサーローラー40の揺動(移動)停止後も媒体2を供給させることにより、ダンサーローラー40から媒体2を弛ませた状態で、巻取りローラー31に媒体2を巻き取らせる。そうすることで、ロール状に巻き取られた媒体2の端部の凹凸を軽減できる。
そのために、制御部24は、ダンサーローラー40が所定の角度(図7の角度θ)を揺動し、鉛直方向における所定の距離(図7のL)を移動した時間に応じて、下方のストッパー21aによるダンサーローラー40の下方への移動停止後も媒体2を供給させる。
以下、具体的な媒体2の巻取り動作について説明する。
先ず、図5に示すように、第1センサー22がダンサーローラー40の一部である検出片44を検出する。詳しくは第1発光部221と第1受光部222の間に検出片44が存在し、第1発光部221から照射された光が検出片44に遮られる。そうすると、巻取り装置20の制御部24は、本体装置10が有する搬送ローラー121用のモータードライバー124と通信し、搬送ローラー121が駆動しているか、或いは搬送ローラー121の駆動が開始すると、カウント(時間計測)を開始する。このように、制御部24は、媒体2の搬送中、すなわち搬送ローラー121の駆動中に時間をカウントし、搬送ローラー121の停止中に時間をカウントしないものとする。
図10を参照すると、印刷ジョブ1のパス1の途中に第1センサー22が検出片44を検出している。そのため、パス1後の搬送1の開始時に、制御部24はカウントを開始している。
そして、搬送ローラー121の駆動により本体装置10から媒体2が供給されるのに伴って、図6に示すように、ダンサーローラー40は揺動軸43を中心に揺動し下方へ移動する。第1センサー22は検出片44の非検出状態となる。
その後、図7に示すように、第2センサー23が検出片44を検出する。詳しくは第2発光部231と第2受光部232の間に検出片44が存在し、第2発光部231から照射された光が検出片44に遮られる。そうすると、制御部24はカウントを開始してからの時間を取得する。つまり、制御部24は、第1センサー22が検出片44を検出してから第2センサー23が検出片44を検出するまでの時間T(以下「基準時間」ともいう)を取得する。
さらに、制御部24は、基準時間Tの所定倍、ここでは4倍の時間4T(以下「所定倍時間」ともいう)を算出する。また、制御部24は、第2センサー23が検出片44を検出した後もカウントを継続したままとする。
図10を参照すると、印刷ジョブ1の搬送2の終了後に(カウント2の時に)、第2センサー23が検出片44を検出している。そのため、制御部24は、基準時間Tを「2」と取得し、所定倍時間4Tを「8」と算出する。
その後も、本体装置10から媒体2が供給されるのに伴い、ダンサーローラー40は下方へ揺動し、図8に示すように、ダンサーローラー40のアーム部42が下方のストッパー21aに当接すると、ダンサーローラー40の下方への揺動が停止する。図10では印刷ジョブ1の搬送3の途中でダンサーローラー40の揺動が停止している。
下方のストッパー21aによるダンサーローラー40の揺動停止後も、制御部24は、巻取りローラー31に媒体2を巻き取らせず、本体装置10に媒体2を供給させる。そうすると、図9に示すように、ダンサーローラー40から媒体2が弛んだ状態となる。なお、ダンサーローラー40から媒体2が弛んだ後は、プラテン133から下がる媒体2の量が多くなるため、媒体2の自重により媒体2に張力が付与される。
そして、制御部24は、カウントを開始してから所定倍時間4Tが経過すると、巻取りローラー31に媒体2を巻き取らせる。但し、媒体2の搬送誤差防止のために、媒体2の巻取り動作を、媒体2の搬送動作と同時に行わないようにするとよい。
図10を参照すると、印刷ジョブ2の搬送3の途中に、カウント開始から所定倍時間4Tが経過している(カウント8となっている)。そのため、制御部24は、搬送3の後のパス4が開始すると、巻取りローラー31を駆動させて、媒体2を巻取りローラー31に巻き取らせる。
そうすると、巻取りローラー31が媒体2を巻き取るにしたがって、ダンサーローラー40からの媒体2の弛みが減り、さらに媒体2の弛みがなくなるとダンサーローラー40は上方へ揺動する、つまり媒体2の供給側へ揺動する。
そして、制御部24は、図5に示すように、第1センサー22が検出片44を検出する位置にダンサーローラー40が戻ると、巻取りローラー31の駆動を停止させる。この時、ダンサーローラー40は、鉛直方向に対して、媒体2の供給により媒体2が搬送される下流側(Y方向の下流側)に傾斜している。その後、制御部24は、再び、媒体2の搬送中に時間のカウントを行う。
なお、上記の巻取り動作は一例であり、上記のものに限定されない。例えば、基準時間Tの取得後に(第2センサー23による検出片44の検出後に)カウントをリセットし、新たにカウントを開始してもよい。また、ダンサーローラー40のアーム部42が上方のストッパー21bに当接するまで媒体2を巻取るようにしてもよい。
また、印刷装置1の設計工程等において、基準時間Tの間に搬送される媒体2の量、及び、巻取り時にダンサーローラー40から弛ませたい媒体2の所望量に基づき、所定倍時間(ここでは基準時間Tの4倍)を決定するとよい。ダンサーローラー40から弛ませたい媒体2の所望量は、設計値として予め持っている値であり、例えば、媒体2が床に着かず、また、媒体2の幅方向の位置ずれを戻すことのできる量である。このように、ダンサーローラー40から弛ませたい媒体2の所望量は、設計値として予め持っている値であり、ダンサーローラー40の速度や媒体2の弛み量の算出を行うことなく、ダンサーローラー40の移動時間のみから算出できるため、簡易に弛みを設定できる。
好ましくは、所定倍時間を基準時間Tの2倍よりも長い時間に設定するとよい。そうすることで、より確実にダンサーローラー40から媒体2を弛ませた状態で、媒体2を巻き取らせることができる。
また、ダンサーローラー40が媒体2に張力を付与している状態と、ダンサーローラー40から媒体2が弛んでいる状態とでは、媒体2の搬送動作に若干の特性差が生じる場合がある。そのため、所定倍時間を基準時間Tの3〜4倍の時間に設定し、ダンサーローラー40が媒体に張力を付与する時間をより短くし、ダンサーローラー40から媒体2が弛んでいる時間をより長くすることで、媒体2の搬送動作の差による画質の違いを目立ち難くすることができ、画質を向上させることができる。
また、巻取り装置20が、上記のようにダンサーローラー40から媒体2を弛ませた状態で、媒体2が巻き取られる「弛み巻取りモード」のみを有する構成としてもよいし、巻取り装置20が、弛み巻取りモードに加えて、ダンサーローラー40から巻取りローラー31までの媒体2を緊張させた状態で媒体2が巻取られる「通常巻取りモード」を有し、両モードを例えば手動のスイッチで切り替え可能に構成してもよい。通常巻取りモードが設定された場合、印刷に伴い媒体2が供給され、それに連動してダンサーローラー40が下方に動き、ダンサーローラー40が第1センサー22又は第2センサー23にヒットするタイミングで、制御部24が巻取りローラー31に媒体2を巻取らせるとよい。そうすることで、弛み巻取りモードで使用する第1センサー22,第2センサー23を使用して、通常巻取りモードを実施でき、簡易な構成で実現できる。
〔4.変形例〕
上記の実施形態では、ダンサーローラー40の揺動範囲に第1センサー22及び第2センサー23が配されている。但しこれに限らず、例えば、ダンサーローラー40の揺動軸43にロータリーエンコーダーを設け、ロータリーエンコーダーに基づきアーム部42が所定の角度を揺動する時間、つまりダンサーローラー40が所定の距離を移動する時間を取得するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、ダンサーローラー40がX方向(紙幅方向)を軸方向に揺動する。但しこれに限らず、例えば、ピニオンラック式等によりダンサーローラーが上下方向に移動し、ダンサーローラーが鉛直方向における所定の距離を移動する時間に応じて、媒体2を弛ませるようにしてもよい。
〔5.効果〕
以上のような本発明の実施形態によれば、次のような効果が得られる。
(1)巻取り装置20の制御部24は、ダンサーローラー40が所定の距離を移動した時間に応じた所定期間(前述の所定倍時間、例えば4T)に亘って媒体2を供給させることにより、ストッパー21(下方のストッパー21a)によるダンサーローラー40の媒体2に張力を付与する方向への移動停止後も媒体2を供給させて、ダンサーローラー40から巻取りローラー31までの媒体2を弛ませた状態で、巻取りローラー31に媒体2を巻取らせる。なお、所定期間に亘って媒体2を供給させるとは、継続的に媒体2を供給させる場合だけでなく、媒体2の供給と停止とを繰り返す場合であってもよく、媒体2の供給時間の合計が所定期間になればよい。
ダンサーローラー40は媒体2の供給に伴い移動する。そのため、例えばダンサーローラー40が所定の距離を移動した時間が長ければ(すなわちダンサーローラー40の速度が遅ければ)、所定量の媒体2が搬送される時間も長く、所定量の媒体2がダンサーローラー40から弛む時間も長くなる。よって、制御部24は、ダンサーローラー40が所定の距離を移動した時間(すなわち所定の距離を移動するダンサーローラー40の速度)に応じて、ダンサーローラー40から媒体2がどの程度弛んでいる状態であるのかを推測できる。ゆえに、制御部24が前記時間に応じて巻取りのタイミングを決定することで、ダンサーローラー40から媒体2を弛ませた状態で、巻取りローラー31に媒体2を巻取らせることができる。
このように媒体2をロール状に巻き取る前に媒体2を弛ませることによって、媒体2の幅方向の位置ずれを戻すことができ、ロール状に巻き取られた媒体2の端部の凹凸を軽減できる。なお、媒体2の巻取りが完了した状態では、媒体2の弛みは解消された状態となっている。
また、本発明では、ダンサーローラー40が所定の距離を移動したことをセンサーが検出する。そのため、例えば、ダンサーローラー40から所定量弛んでいる媒体2をセンサーが直接検出する場合に比べて、発光部と受光部の距離を近付けることができ、センサーの低コスト化を図れる。
また、例えば、媒体2の搬送動作ごとの搬送量を積算することによって、ダンサーローラー40から媒体2が所定量弛んでいることを算出する場合、巻取り装置20の制御部24は、本体装置10の制御部14と、印刷ジョブに関する情報を詳しく通信する必要がある。本発明ではその必要がないため、制御部24の構成を簡素化でき、制御部24の低コスト化を図れる。
また、本発明では、巻取り時にダンサーローラー40から弛む媒体2の量に多少のばらつきが生じる場合がある。しかし、ダンサーローラー40から媒体2が弛んでいる状態で巻き取れば、ロール状に巻き取られた媒体2の端部の凹凸を軽減できる。よって、上記のように、ダンサーローラー40から所定量の媒体2が弛んでいることをセンサーが直接検出する等しなくとも問題がない。即ち、巻取り時における媒体2の幅方向の位置ずれを戻すためには、弛み量の精密な管理は必要ではなく、一定以上の弛み量があれば足りる。そこで、ダンサーローラー40の速度(媒体2の搬送速度、媒体2の巻取り速度)が速くなれば必要な弛み量(弛みを発生させる時間)は少なくなり、ダンサーローラー40の速度(媒体2の搬送速度、媒体2の巻取り速度)が遅くなれば必要な弛み量(弛みを発生させる時間)は多くなることから、所定距離を移動する媒体の移動時間から必要な弛み量を推測している。
(2)巻取り装置20の制御部24は、第1センサー22がダンサーローラー40を検出してから、媒体2の供給により第2センサー23側へ移動したダンサーローラー40を第2センサー23が検出するまでの時間(前述の基準時間T)を計測し、その時間に応じた所定期間(前述の所定倍時間、例えば4T)に亘って媒体2を供給させることにより、ダンサーローラー40から巻取りローラー31までの媒体2を弛ませる。
このようにダンサーローラー40が移動(揺動)する範囲に第1センサー22及び第2センサー23を配することで、制御部24はダンサーローラー40が所定の距離を移動した時間を取得できる。
(3)上記に限らず、巻取り装置20の制御部24は、第1センサー22がダンサーローラー40を検出してから第2センサー23がダンサーローラー40を検出するまでの時間(前述の基準時間T)と、その時間(T)の間に搬送される媒体2の長さ(L)とにより、媒体2の搬送速度(L/T)を算出し、そして、巻取りローラー31に媒体2を巻取らせる時にダンサーローラー40から弛ませたい媒体2の所望量(S)を、媒体2の搬送速度(L/T)で除した時間(Tn)、つまり弛みの形成に必要な時間(Tn=S×T/L)に応じて、ダンサーローラー40から巻取りローラー31までの媒体2を弛ませてもよい。
なお、第1センサー22から第2センサー23へダンサーローラー40が移動する間に搬送される媒体2の長さL、及び、弛ませたい媒体2の所望量Sは、巻取り装置20が設計値として予め持っている値とする。
具体的には、制御部24は、第2センサー23がダンサーローラー40を検出してから、弛みの形成に必要な時間Tnの経過後に、巻取りローラー31に媒体2を巻取らせるとよい。
但し厳密には、第2センサー23がダンサーローラー40を検出してから下方のストッパー21aによりダンサーローラー40が停止するまでの微小な時間Tmは、媒体2の弛みが生成されない。そこで、制御部24は、第2センサー23がダンサーローラー40を検出してから、微小な時間Tmと弛みの形成に必要な時間Tnとの経過後に、巻取りローラー31に媒体2を巻取らせてもよい。なお、微小な時間Tmは、第2センサー23から下方のストッパー21aへダンサーローラー40が移動する間に搬送される媒体2の長さと、媒体2の搬送速度(L/T)とから算出できる。
これらの場合にも、ダンサーローラー40から所望量或いはそれに近い量の媒体2を弛ませた状態で、巻取りローラー31に媒体2を巻取らせることができる。よって、ロール状に巻き取られた媒体2の端部の凹凸を軽減できる。
(4)図4に示すように、ダンサーローラー40が有する検出片44、第1センサー22、及び、第2センサー23は、巻取りローラー31を駆動する巻取りモーター32を収容するケース34内に収容されている。
そうすることで、検出片44等が着用者に触れる等して、破損したり汚れたりしてしまうことを防ぎ、検出精度の低下を防止できる。また、巻取りモーター32を収容するケース34とは別に、検出片44等を覆うケースを設ける場合に比べて、部材点数を削減でき、低コスト化を図れる。
(5)また、検出片44は、ダンサーローラー40の揺動軸43と同軸上に設けられ、揺動軸43とともに揺動する。
そうすることで、例えば、ギアを介して揺動軸43に検出片44が取り付けられる場合に比べて、制御部24は、ダンサーローラー40が所定の距離を移動した時間、つまり所定量の媒体2が搬送された時間を精度よく測定できる。よって、制御部24は、ダンサーローラー40から媒体2が弛んでいる状態であることを精度よく推測できる。
(6)巻取り装置20の制御部24は、巻取りローラー31の駆動により第1センサー22側へ揺動したダンサーローラー40(検出片44)を第1センサー22が検出すると、巻取りローラー31の駆動を停止する。
そうすることで、巻取りローラー31による媒体2の巻取り後、第1センサー22が再びダンサーローラー40(検出片44)を検出できるため、ダンサーローラー40が所定の距離を移動した時間を繰り返し測定できる。また、例えば、ダンサーローラー40が上方へ揺動したことを検出するセンサー、つまり巻取りローラー31の駆動を停止するタイミングを知らせるセンサーを、第1センサー22とは別に設ける場合に比べて、低コスト化を図れる。
(7)また、図5に示すように、第1センサー22がダンサーローラー40を検出した時に、ダンサーローラー40(アーム部42)は、前傾姿勢であり、鉛直方向(図5中の点線)に対して、媒体2の供給により媒体2が搬送される下流側(Y方向の下流側)に傾斜しているものとする。
そうすることで、巻取りローラー31による媒体2の巻取り後に、ダンサーローラー40は媒体2の供給に伴って再び下方へ揺動でき、媒体2に張力を付与できる。
(8)巻取り装置20の制御部24は、巻取り装置20に媒体2を供給する搬送ローラー121の停止中は、ダンサーローラー40が所定の距離を移動する時間をカウントしない。
そうすることで、ダンサーローラー40が所定の距離を移動する時間(基準時間T)の測定中や、ダンサーローラー40から媒体2を弛ませている間(所定倍時間4Tの測定中)に、印刷ジョブが切り替わって吐出動作(パス)の時間が変わったり、メンテナンス等により印刷が停止したりしても、制御部24は、それらの影響を受けずに、ダンサーローラー40から媒体2が弛んでいる状態を推測できる。
例えば図10において、搬送ローラー121の停止中も時間をカウントしたとすると、基準時間Tが4となり、所定倍時間4Tが16となる。この場合、途中で印刷ジョブが切り替わり、パスの時間が長くなる。そのため、印刷ジョブ2のパス2で所定倍時間4Tに達する。この場合にも、ダンサーローラー40から媒体2を弛ませた状態で、媒体2が巻き取られるが、前述の実施形態よりも早いタイミングで巻き取られてしまう。
そのため、搬送ローラー121の停止中は時間をカウントしないことで、ダンサーローラー40から所望の量又はそれに近い量の媒体2が弛んでいる状態で、媒体2を巻き取ることができる。よって、ロール状に巻き取られた媒体2の端部の凹凸をより確実に軽減できる。
また、前述のように、媒体2の搬送誤差防止のために、媒体2の搬送動作と巻取り動作を同時に行わないことが好ましい。そのために、巻取り装置20の制御部24は、搬送ローラー121の駆動の有無について本体装置10と通信する必要がある。この情報を利用して、搬送ローラー121の停止中は時間をカウントしないようにできるので、制御部24の構成を複雑化せずに実現できる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
上記実施形態では、印刷装置1として、シリアルタイプのインクジェット式印刷装置を例示しているが、これに限らない。例えば、媒体2の幅方向に長尺なヘッドを用いたフルラインタイプや、感光式、熱転写式の印刷装置であってもよい。
上記実施形態では、印刷装置1に巻取り装置20が備えられているが、これに限らない。例えば、媒体を所望の形状にカットするカッティング装置や、媒体に画像を印刷し、その画像の周囲をカットするプリント・カッティング装置等、長尺な媒体に加工を施す種々の装置に、巻取り装置20は備えられたり接続されたりできる。
1…印刷装置,2…媒体,3…原反ロール,
10…本体装置,11…支持ローラー,
12…搬送部,121…搬送ローラー,122…ピンチローラー,
123…搬送モーター,124…モータードライバー,
13…印刷部,131…印刷ヘッド,132…キャリッジ,
133…プラテン,14…制御部,
20…巻取り装置,21…ストッパー,
21a…下方のストッパー(ストッパー),21b…上方のストッパー,
22…第1センサー,221…第1発光部,222…第1受光部,
23…第2センサー,231…第2発光部,232…第2受光部,
24…制御部,
30…巻取り部,31…巻取りローラー,32…巻取りモーター(モーター),
33…モータードライバー,34…ケース,
40…ダンサーローラー,41…ローラー部,
42…アーム部,43…揺動軸,44…検出片

Claims (8)

  1. 媒体をロール状に巻取る巻取りローラーと、
    前記巻取りローラーに巻取られる前記媒体に張力を付与するダンサーローラーと、
    前記ダンサーローラーにおける前記媒体に張力を付与する方向への移動を規制するストッパーと、
    前記ダンサーローラーが所定の距離を移動した時間に応じた所定期間に亘って前記媒体を供給させることにより、前記ストッパーによる前記ダンサーローラーの移動停止後も前記媒体を供給させて、前記ダンサーローラーから前記巻取りローラーまでの前記媒体を弛ませた状態で、前記巻取りローラーに前記媒体を巻取らせる制御部と、を有することを特徴とする巻取り装置。
  2. 請求項1に記載の巻取り装置であって、
    前記ダンサーローラーの移動軌跡上に所定の間隔をあけて配置される第1センサー及び第2センサーを有し、
    前記制御部は、前記第1センサーが前記ダンサーローラーを検出してから、前記媒体の供給により前記第2センサー側へ移動した前記ダンサーローラーを前記第2センサーが検出するまでの時間を計測し、その時間に応じた前記所定期間に亘って前記媒体を供給させることにより、前記ダンサーローラーから前記巻取りローラーまでの前記媒体を弛ませることを特徴とする巻取り装置。
  3. 請求項1に記載の巻取り装置であって、
    前記ダンサーローラーの移動軌跡上に所定の間隔をあけて配置される第1センサー及び第2センサーを有し、
    前記制御部は、
    前記第1センサーが前記ダンサーローラーを検出してから、前記媒体の供給により前記第2センサー側へ移動した前記ダンサーローラーを前記第2センサーが検出するまでの時間と、その時間の間に搬送される前記媒体の長さとにより、前記媒体の搬送速度を算出し、
    前記ダンサーローラーから弛ませたい前記媒体の所望量を、前記搬送速度で除した時間に応じて、前記ダンサーローラーから前記巻取りローラーまでの前記媒体を弛ませることを特徴とする巻取り装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の巻取り装置であって、
    前記巻取りローラーを駆動するモーター、及び、前記モーターを収容するケースを有し、
    前記ダンサーローラーは、前記第1センサー及び前記第2センサーに検出される検出片を有し、
    前記検出片、前記第1センサー、及び、前記第2センサーは、前記ケース内に収容されていることを特徴とする巻取り装置。
  5. 請求項4に記載の巻取り装置であって、
    前記ダンサーローラーは前記媒体の幅方向に沿う揺動軸を中心に揺動し、
    前記検出片は、前記ダンサーローラーの前記揺動軸と同軸上に設けられ、前記揺動軸とともに揺動することを特徴とする巻取り装置。
  6. 請求項2から請求項5の何れか1項に記載の巻取り装置であって、
    前記ダンサーローラーは前記媒体の幅方向に沿う揺動軸を中心に揺動し、
    前記制御部は、前記巻取りローラーの駆動により前記第1センサー側へ揺動した前記ダンサーローラーを前記第1センサーが検出すると、前記巻取りローラーの駆動を停止することを特徴とする巻取り装置。
  7. 請求項6に記載の巻取り装置であって、
    前記第1センサーが前記ダンサーローラーを検出した時に、前記ダンサーローラーは、鉛直方向に対して、前記媒体の供給により前記媒体が搬送される下流側に傾斜していることを特徴とする巻取り装置。
  8. 請求項1から請求項7の何れか1項に記載の巻取り装置であって、
    前記制御部は、前記巻取り装置に前記媒体を供給する搬送ローラーの停止中は、前記ダンサーローラーが前記所定の距離を移動する時間をカウントしないことを特徴とする巻取り装置。
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