JP2020029027A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷画質の低下を軽減できる印刷装置を提供する。【解決手段】印刷装置制御部25は、マークをマークセンサ24Aが検出してからマークセンサ24Bが検出するまでの間におけるエンコーダ22Aの出力パルス数に基づき、印刷動作時における各エンコーダ22の出力パルス信号に基づく各印刷部23の各インクジェットヘッド間のインク吐出タイミングの間隔を調整する。【選択図】図1
Description
本発明は、ウェブに印刷する印刷装置に関する。
長尺状のウェブを印刷媒体として搬送しつつ、ウェブの搬送方向に並列して配置された複数のインクジェットヘッドからウェブにインクを吐出して画像を印刷する印刷装置が知られている。
このような印刷装置において、搬送されるウェブに従動回転するローラに設置されたエンコーダの出力パルス信号に基づき、各インクジェットヘッドにおけるインク吐出タイミングを制御することが行われている。
しかし、ウェブに従動回転するローラの角速度とウェブの搬送速度との関係は、ウェブの厚さによって変化する。すなわち、ウェブの厚さによって、エンコーダの出力パルス信号の1パルスあたりのウェブの搬送距離が変化する。このことから、複数のインクジェットヘッド間のインクの着弾位置のずれが生じ、印刷画質が低下することがある。
ここで、特許文献1には、連続紙(ウェブ)の用紙厚をセンサにより検出し、用紙厚が原因の用紙送り速度の変化を補正する技術が開示されている。
上述した印刷装置においても、ウェブの厚さをセンサで検出し、その検出結果を用いて各インクジェットヘッド間のインク吐出タイミングの間隔を調整することで、上述のような複数のインクジェットヘッド間のインクの着弾位置のずれを抑えることが可能である。
しかしながら、高精度で高価なセンサでなければ、ウェブの厚さの検出精度が低くなる。このため、センサによるウェブの厚さの検出精度が十分でなく、複数のインクジェットヘッド間のインクの着弾位置のずれが生じ、印刷画質が低下するおそれがある。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、印刷画質の低下を軽減できる印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の印刷装置は、ウェブの搬送方向に並列して配置された複数の印刷機構と、搬送されるウェブに従動回転するローラと、前記ローラの回転角度に応じてパルス信号を出力するエンコーダと、前記搬送方向において互いに離間して配置され、ウェブに設けられた被検出部を検出する2つの検出部と、前記エンコーダの出力パルス信号に基づき、前記各印刷機構における印刷タイミングを制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記搬送方向における上流側の前記検出部が前記被検出部を検出してから下流側の前記検出部が前記被検出部を検出するまでの間における前記エンコーダの出力パルス数に基づき、印刷動作時における前記出力パルス信号に基づく前記各印刷機構間の印刷タイミングの間隔を調整することを特徴とする。
本発明の印刷装置によれば、印刷画質の低下を軽減できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。
以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る印刷装置を備えた印刷システムの概略構成図である。図2は、図1に示す印刷システムの制御ブロック図である。図3は、図1に示す印刷システムの印刷装置におけるマークセンサの配置を示す図である。以下の説明において、図1の紙面に直交する方向を前後方向とし、紙面表方向を前方とする。また、図1における紙面の上下左右を上下左右方向とする。
図1は、本発明の第1実施形態に係る印刷装置を備えた印刷システムの概略構成図である。図2は、図1に示す印刷システムの制御ブロック図である。図3は、図1に示す印刷システムの印刷装置におけるマークセンサの配置を示す図である。以下の説明において、図1の紙面に直交する方向を前後方向とし、紙面表方向を前方とする。また、図1における紙面の上下左右を上下左右方向とする。
図1、図2に示すように、第1実施形態に係る印刷システム1は、巻出装置2と、印刷装置3と、巻取装置4とを備える。
巻出装置2は、フィルム、紙等からなる長尺状の印刷媒体であるウェブWを印刷装置3へ巻き出す。巻出装置2は、ウェブロール支持軸11と、ブレーキ12と、巻出装置制御部13とを備える。
ウェブロール支持軸11は、ウェブロール16を回転可能に支持する。ウェブロール16は、ウェブWがロール状に巻かれたものである。
ブレーキ12は、ウェブロール支持軸11にブレーキをかける。これにより、ウェブロール16と後述する印刷装置3の搬送ローラ42との間のウェブWに張力が付与される。
巻出装置制御部13は、ブレーキ12を制御する。巻出装置制御部13は、CPU、メモリ、ハードディスク等を備えて構成される。
印刷装置3は、ウェブロール16から巻き出されたウェブWを搬送しつつ、ウェブWに画像を印刷する。印刷装置3は、搬送部21と、エンコーダ22A,22Bと、印刷部23A,23Bと、マークセンサ(検出部に相当)24A,24Bと、印刷装置制御部(制御部に相当)26とを備える。なお、エンコーダ22A,22B等の符号におけるアルファベットの添え字を省略して総括的に表記することがある。
搬送部21は、ウェブWをウェブロール16から引き出しつつ巻取装置4へ向けて搬送する。搬送部21は、エンコーダローラ31A,31Bと、ガイドローラ32〜39と、20本のヘッド下ローラ40と、蛇行制御部41と、一対の搬送ローラ42と、搬送モータ43とを備える。
ここで、エンコーダローラ31A,31B、ガイドローラ32〜39、ヘッド下ローラ40、搬送ローラ42、および後述する蛇行制御部41の蛇行制御ローラ46,47により、搬送部21におけるウェブWの搬送経路が形成される。
エンコーダローラ31A,31Bは、それぞれウェブWの搬送方向における印刷部23A,23Bの上流側近傍においてウェブWをガイドするローラであって、それぞれエンコーダ22A,22Bが設置されたローラである。エンコーダローラ31A,31Bは、搬送されるウェブWに従動回転(同期して回転)する。
ガイドローラ32〜39は、印刷装置3内で搬送されるウェブWをガイドするローラである。ガイドローラ32〜39は、搬送されるウェブWに従動回転する。
ガイドローラ32は、印刷装置3の下部の左端部に配置されている。ガイドローラ33は、ガイドローラ32と後述する蛇行制御部41の蛇行制御ローラ46との間に配置されている。ガイドローラ34は、後述する蛇行制御部41の蛇行制御ローラ47の左方のやや上方であって、エンコーダローラ31Aの下方の位置に配置されている。ガイドローラ35は、エンコーダローラ31A,31B間において、エンコーダローラ31Aとほぼ同じ高さで、印刷部23Aの下流側近傍に配置されている。
ガイドローラ36は、エンコーダローラ31Bとほぼ同じ高さで、印刷部23Bの下流側近傍に配置されている。ガイドローラ37は、ガイドローラ36の右下方に配置されている。ガイドローラ38は、ガイドローラ37のやや右側の下方に配置されている。ガイドローラ39は、ガイドローラ38の右方において、印刷装置3の下部の右端部に配置されている。
ヘッド下ローラ40は、エンコーダローラ31Aとガイドローラ35との間、およびエンコーダローラ31Bとガイドローラ36との間において、後述するヘッドユニット51の下でウェブWを支持する。エンコーダローラ31Aとガイドローラ35との間、およびエンコーダローラ31Bとガイドローラ36との間に、それぞれ10本ずつのヘッド下ローラ40が配置されている。そして、ヘッド下ローラ40は、各ヘッドユニット51の直下に2本ずつ配置されている。ヘッド下ローラ40は、搬送されるウェブWに従動回転する。
蛇行制御部41は、ウェブWの幅方向(前後方向)における位置の変動である蛇行を補正する。具体的には、蛇行制御部41は、エッジセンサ(図示せず)により検出されるウェブWの幅方向におけるエッジの位置を所定位置に維持するように、ウェブWの幅方向における位置を調整する。蛇行制御部41は、蛇行制御ローラ46,47を備える。
蛇行制御ローラ46,47は、ウェブWをガイドするとともに、ウェブWの蛇行を補正するためのローラである。蛇行制御ローラ46,47は、搬送されるウェブWに従動回転する。蛇行制御ローラ46,47は、図示しないモータにより、左右方向から見てウェブWの幅方向に対して傾くように回動することで、ウェブWを幅方向に移動させて蛇行を補正する。蛇行制御ローラ46は、ガイドローラ33の右方に配置されている。蛇行制御ローラ47は、蛇行制御ローラ46の上方に配置されている。
一対の搬送ローラ42は、巻取装置4へ向けてウェブWを搬送する。一対の搬送ローラ42は、搬送モータ43により回転駆動される一方の搬送ローラ42と、一方の搬送ローラ42に従動回転する他方の搬送ローラ42とにより、ウェブWをニップしつつ搬送する。一対の搬送ローラ42は、ガイドローラ38,39間に配置されている。
搬送モータ43は、一方の搬送ローラ42を回転駆動させる。
エンコーダ22A,22Bは、それぞれエンコーダローラ31A,31Bに設置され、エンコーダローラ31A,31Bの回転角度に応じて、所定の回転角度ごとにパルス信号を出力する。
印刷部23Aは、ウェブWの表面に画像を印刷する。印刷部23Aは、エンコーダローラ31Aとガイドローラ35との間のウェブWの上方近傍に配置されている。印刷部23Aは、ヘッドユニット51K,51C,51M,51Y,51Pを備える。
ヘッドユニット51K,51C,51M,51Y,51Pは、それぞれインクジェットヘッド(印刷機構に相当)56K,56C,56M,56Y,56Pを有する。ヘッドユニット51K,51C,51M,51Y,51Pは、ウェブWの搬送方向(左右方向)に並列して等間隔で配置されている。このため、インクジェットヘッド56K,56C,56M,56Y,56Pは、ウェブWの搬送方向(左右方向)に並列して等間隔で配置されている。
インクジェットヘッド56K,56C,56M,56Y,56Pは、それぞれブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、予備インク色のインクをウェブWに吐出して画像を印刷する。予備インク色としては、グレー等が用いられる。
印刷部23Bは、ウェブWの裏面に画像を印刷する。印刷部23Bは、印刷部23Aの下方において、エンコーダローラ31Bとガイドローラ36との間のウェブWの上方近傍に配置されている。印刷部23Bは、印刷部23Aと同様に、ヘッドユニット51K,51C,51M,51Y,51Pを備える。
印刷部23Bは、印刷部23Aを左右反転した構成である。印刷部23Bは、左右反転されている以外は、印刷部23Aと同様の構成である。
マークセンサ24A,24Bは、ウェブW上に印刷されたマーク(被検出部に相当)71を検出する。マークセンサ24A,24Bは、エンコーダローラ31Aとガイドローラ35との間のウェブWの上方近傍に配置されている。また、マークセンサ24A,24Bは、ウェブWの搬送方向(左右方向)おいて互いに離間して配置されている。上流側のマークセンサ24Aは、図3に示すように、印刷部23Aのヘッドユニット51Kのインクジェットヘッド56Kの下流側近傍に配置されている。マークセンサ24Bは、ガイドローラ35の上流側において、所定のセンサ間距離Sだけマークセンサ24Aの下流側(右側)に配置されている。
印刷装置制御部25は、印刷装置3の各部の動作を制御する。印刷装置制御部25は、CPU、メモリ、ハードディスク等を備えて構成される。
印刷装置制御部25は、印刷動作において、搬送ローラ42を駆動させてウェブWを搬送させつつ、印刷部23A,23Bの各インクジェットヘッド56からインクを吐出させてウェブWに画像を印刷させる。
この印刷動作時において、印刷装置制御部25は、エンコーダ22Aの出力パルス信号に基づき、印刷部23Aの各インクジェットヘッド56におけるインク吐出タイミング(印刷タイミング)を制御する。また、印刷装置制御部25は、エンコーダ22Bの出力パルス信号に基づき、印刷部23Bの各インクジェットヘッド56におけるインク吐出タイミングを制御する。
また、印刷装置制御部25は、マーク71をマークセンサ24Aが検出してからマークセンサ24Bが検出するまでの間におけるエンコーダ22Aの出力パルス数に基づき、印刷動作時における各エンコーダ22の出力パルス信号に基づく各印刷部23の各インクジェットヘッド56間のインク吐出タイミングの間隔を調整する。具体的には、印刷装置制御部25は、後述するヘッド間パルス数調整値取得処理により事前に算出したヘッド間パルス数調整値ΔPを用いて、印刷動作時におけるエンコーダ22の出力パルス信号に基づく各印刷部23の各インクジェットヘッド56間のインク吐出タイミングの間隔を調整する。
巻取装置4は、印刷装置3で印刷されたウェブWを巻き取る。巻取装置4は、巻取軸61と、巻取モータ62と、巻取装置制御部63とを備える。
巻取軸61は、ウェブWを巻き取って保持する。
巻取モータ62は、巻取軸61を図1における時計回り方向に回転させる。巻取軸61の回転により、ウェブWが巻取軸61に巻き取られる。
巻取装置制御部63は、巻取モータ62の駆動を制御する。巻取装置制御部63は、CPU、メモリ、ハードディスク等を備えて構成される。
次に、ウェブWの厚さと搬送距離との関係について説明する。
エンコーダローラ31には、図4のようにウェブWが巻き掛けられている。ウェブWがエンコーダローラ31に巻き掛けられて屈曲している屈曲部Eにおける内側(エンコーダローラ31にウェブWが接している側)では、ウェブWに圧縮応力が働き、ウェブWが縮む。屈曲部Eにおける外側では、ウェブWに引張応力が働き、ウェブWが伸びる。ウェブWのヤング率が厚さ方向で均一であるとすると、ウェブWの伸縮がないのは、厚さ方向における中央部である。
よって、ウェブWの厚さをt、エンコーダローラ31の外径をR、角速度をω、ウェブWの搬送速度をVとすると、下記の式(1)が成り立つ。
V=(R+t)×ω/2 …(1)
また、エンコーダローラ31の1回転あたりのウェブWの搬送距離をAとすると、搬送距離Aは下記の式(2)で表される。
また、エンコーダローラ31の1回転あたりのウェブWの搬送距離をAとすると、搬送距離Aは下記の式(2)で表される。
A=(R+t)×π …(2)
式(1)から分かるように、エンコーダローラ31の角速度ωとウェブWの搬送速度Vとの関係は、ウェブWの厚さtによって変化する。また、式(2)から分かるように、エンコーダローラ31の1回転あたりのウェブWの搬送距離Aは、ウェブWの厚さtによって変化する。
式(1)から分かるように、エンコーダローラ31の角速度ωとウェブWの搬送速度Vとの関係は、ウェブWの厚さtによって変化する。また、式(2)から分かるように、エンコーダローラ31の1回転あたりのウェブWの搬送距離Aは、ウェブWの厚さtによって変化する。
そして、エンコーダローラ31の1回転あたりのエンコーダ22の出力パルス数は固定値であるため、ウェブWの厚さtによって、エンコーダ22の出力パルス信号の1パルスあたりのウェブWの搬送距離が変化する。
ここで、印刷装置3では、印刷部23の各インクジェットヘッド56で各画素にインクを重ねて吐出するために、エンコーダ22の出力パルス信号を用いる。例えば、インクジェットヘッド56Kが、あるラインの各画素にインクを吐出してからのエンコーダ22の出力パルス数がヘッド間距離Lに対応するパルス数になると、インクジェットヘッド56Cが当該ラインの各画素に対応するインク吐出を行う。
このように、各インクジェットヘッド56における同一画素に対するインク吐出タイミングを、ヘッド間距離Lに対応するパルス数分ずつずらすことで、同一画素に各色のインクが重ねて吐出される。ここで、ヘッド間距離Lは、互いに隣接する2つのインクジェットヘッド56間の、ウェブWの搬送経路上における距離である。
これに対し、前述のように、エンコーダ22の出力パルス信号の1パルスあたりのウェブWの搬送距離は、ウェブWの厚さtによって変化する。このため、ヘッド間距離Lに対応するパルス数を固定値とすると、ウェブWの厚さtの影響により、インクジェットヘッド56間のインクの着弾位置のずれが生じ、印刷画質が低下することがある。
そこで、印刷装置3では、印刷動作時において、ウェブWの厚さtに応じたヘッド間パルス数調整値ΔPにより、ヘッド間距離Lに対応するパルス数を調整する。
このヘッド間パルス数調整値ΔPを取得するためのヘッド間パルス数調整値取得処理について説明する。
ヘッド間パルス数調整値取得処理は、新たなウェブロール16が巻出装置2にセットされると行われる。図5は、第1実施形態におけるヘッド間パルス数調整値取得処理のフローチャートである。
図5のステップS1において、印刷装置制御部25は、ウェブWの搬送を開始させる。ウェブWの搬送を開始させるために、印刷装置制御部25は、搬送モータ43により搬送ローラ42の駆動を開始させるとともに、巻出装置制御部13および巻取装置制御部63にウェブWの搬送開始を指示する。ウェブWの搬送開始が指示されると、巻出装置制御部13はブレーキ12にブレーキ力の出力を開始させ、巻取装置制御部63は巻取モータ62により巻取軸61の駆動を開始させる。
これにより、ウェブWのウェブロール16からの巻き出しおよび搬送が開始される。ブレーキ12によりウェブロール支持軸11にブレーキがかけられることで、ウェブロール16と搬送ローラ42との間においてウェブWに張力が付与されつつ、ウェブWが搬送される。ウェブWの搬送が開始されると、エンコーダローラ31が回転し始めるのに応じて、エンコーダ22からのパルス信号の出力が開始される。
次いで、ステップS2において、印刷装置制御部25は、印刷部23Aのインクジェットヘッド56Kによりマーク71を印刷させる。マーク71は、前後方向において、マークセンサ24A,24Bの検出対象範囲内に印刷される。
次いで、ステップS3において、印刷装置制御部25は、上流側のマークセンサ24Aでマーク71が検出されたか否かを判断する。マークセンサ24Aでマーク71が検出されていないと判断した場合(ステップS3:NO)、印刷装置制御部25は、ステップS3を繰り返す。
マークセンサ24Aでマーク71が検出されたと判断した場合(ステップS3:YES)、ステップS4において、印刷装置制御部25は、エンコーダ22Aの出力パルス数のカウントを開始する。
次いで、ステップS5において、印刷装置制御部25は、下流側のマークセンサ24Bでマーク71が検出されたか否かを判断する。マークセンサ24Bでマーク71が検出されていないと判断した場合(ステップS5:NO)、印刷装置制御部25は、ステップS5を繰り返す。
マークセンサ24Bでマーク71が検出されたと判断した場合(ステップS5:YES)、ステップS6において、印刷装置制御部25は、エンコーダ22Aの出力パルス数のカウントを終了する。
これにより、センサ間パルスカウント数Pmが得られる。センサ間パルスカウント数Pmは、マーク71が上流側のマークセンサ24Aで検出されてから下流側のマークセンサ24Bで検出されるまでの間におけるエンコーダ22Aの出力パルス数である。換言すれば、センサ間パルスカウント数Pmは、ウェブWがセンサ間距離Sだけ搬送される間におけるエンコーダ22Aの出力パルス数である。
次いで、ステップS7において、印刷装置制御部25は、ウェブWの搬送を終了させる。
次いで、ステップS8において、印刷装置制御部25は、センサ間パルスカウント数Pmを用いて、ヘッド間パルス数調整値ΔPを算出する。
ヘッド間パルス数調整値ΔPは、下記の式(3)により算出される。
ΔP=Ph−Ph0 …(3)
ここで、Phは、ヘッド間パルスカウント数である。ヘッド間パルスカウント数Phは、ヘッド間パルス数調整値取得処理でのウェブWの搬送時において、ウェブWがヘッド間距離Lだけ搬送される間のエンコーダ22Aの出力パルス数である。
ここで、Phは、ヘッド間パルスカウント数である。ヘッド間パルスカウント数Phは、ヘッド間パルス数調整値取得処理でのウェブWの搬送時において、ウェブWがヘッド間距離Lだけ搬送される間のエンコーダ22Aの出力パルス数である。
ヘッド間パルスカウント数Phは、下記の式(4)で表される。
Ph=Pm×(L/S) …(4)
また、式(3)におけるPh0は、ヘッド間パルス数基準値である。ヘッド間パルス数基準値Ph0は、ヘッド間距離Lに対応するパルス数の基準値であり、ウェブWの厚さtを0と仮定した場合における、ウェブWがヘッド間距離Lだけ搬送される間のエンコーダ22Aの出力パルス数である。ヘッド間パルス数基準値Ph0は、下記の式(5)で表される。
また、式(3)におけるPh0は、ヘッド間パルス数基準値である。ヘッド間パルス数基準値Ph0は、ヘッド間距離Lに対応するパルス数の基準値であり、ウェブWの厚さtを0と仮定した場合における、ウェブWがヘッド間距離Lだけ搬送される間のエンコーダ22Aの出力パルス数である。ヘッド間パルス数基準値Ph0は、下記の式(5)で表される。
Ph0=P×(L/(R×π)) …(5)
ここで、Pは、エンコーダローラ31の1回転あたりのエンコーダ22の出力パルス数である。
ここで、Pは、エンコーダローラ31の1回転あたりのエンコーダ22の出力パルス数である。
次いで、ステップS9において、印刷装置制御部25は、ステップS8で算出したヘッド間パルス数調整値ΔPを、巻出装置2に現在セットされているウェブロール16に対応するヘッド間パルス数調整値ΔPとして記憶する。これにより、ヘッド間パルス数調整値取得処理が終了となる。
次に、印刷システム1における印刷動作について説明する。
印刷を行う際、印刷装置制御部25は、ウェブWを搬送させる。そして、印刷装置制御部25は、印刷ジョブに基づき、印刷部23A,23Bの各インクジェットヘッド56からインクを吐出させてウェブWに画像を印刷させる。
この際、印刷装置制御部25は、エンコーダ22Aの出力パルス信号に基づき、印刷部23Aの各インクジェットヘッド56におけるインク吐出タイミングを制御する。また、印刷装置制御部25は、エンコーダ22Bの出力パルス信号に基づき、印刷部23Bの各インクジェットヘッド56におけるインク吐出タイミングを制御する。
この際、印刷装置制御部25は、現在セットされているウェブロール16に対応するヘッド間パルス数調整値ΔPを用いて、エンコーダ22の出力パルス信号に基づく各印刷部23の各インクジェットヘッド56間のインク吐出タイミングの間隔を調整する。
具体的には、印刷装置制御部25は、各印刷部23において、インクジェットヘッド56C,56M,56Y,56Pにおける各画素に対するインク吐出タイミングを、それぞれインクジェットヘッド56K,56C,56M,56Yで対応する各画素に対してインクを吐出したタイミングに対して、(Ph0+ΔP)パルス分だけ後のタイミングとする。
印刷ジョブに基づく印刷が終了すると、印刷装置制御部25は、ウェブWの搬送を終了させる。これにより、印刷動作が終了となる。
以上説明したように、第1実施形態では、印刷装置制御部25は、マーク71をマークセンサ24Aが検出してからマークセンサ24Bが検出するまでの間におけるエンコーダ22Aの出力パルス数に基づき、印刷動作時における各エンコーダ22の出力パルス信号に基づく各印刷部23の各インクジェットヘッド56間のインク吐出タイミングの間隔を調整する。これにより、ウェブWの厚さに応じて、エンコーダ22の出力パルス信号に基づく各インクジェットヘッド56間のインク吐出タイミングの間隔が調整されるので、各インクジェットヘッド56間のインクの着弾位置のずれが低減する。この結果、印刷画質の低下を軽減できる。
また、第1実施形態では、マーク71を印刷部23Aで印刷するので、センサによる被検出部となり得るマーク等が予め設けられていないウェブWにも対応できる。
[第2実施形態]
次に、上述した第1実施形態の一部を変更した第2実施形態について説明する。
次に、上述した第1実施形態の一部を変更した第2実施形態について説明する。
図6は、第2実施形態に係る印刷システムの概略構成図である。図7は、図6に示す印刷システムの印刷装置における切り欠きセンサの配置を示す図である。
図6に示すように、第2実施形態に係る印刷システム1Aは、第1実施形態の印刷システム1の印刷装置3を印刷装置3Aに置き換えた構成である。
印刷装置3Aは、第1実施形態の印刷装置3のマークセンサ24A,24Bを、切り欠きセンサ(検出部に相当)81A,81Bに置き換えた構成である。
切り欠きセンサ81A,81Bは、ウェブWに形成された切り欠き(被検出部に相当)86を検出する。
切り欠きセンサ81A,81Bは、ウェブWの搬送方向(左右方向)おいて互いに離間して配置されている。上流側の切り欠きセンサ81Aは、蛇行制御ローラ47の下流側近傍に配置されている。切り欠きセンサ81Aとしては、蛇行制御部41によるウェブWの蛇行制御のために設けられるエッジセンサを使用してもよい。下流側の切り欠きセンサ81Bは、ガイドローラ34の上流側において、所定のセンサ間距離Sだけ切り欠きセンサ81Aの下流側(右側)に配置されている。第2実施形態におけるセンサ間距離Sは、第1実施形態におけるセンサ間距離Sと異なる値でもよい。
切り欠き86は、ウェブWの前後方向における端部の一部を切り欠いたものである。切り欠き86は、例えば、ユーザにより手動で形成される。図7では、切り欠き86は、ウェブWの前側の端部に形成されているが、ウェブWの後側の端部に形成されていてもよい。
第2実施形態では、印刷装置制御部25は、切り欠き86を切り欠きセンサ81Aが検出してから切り欠きセンサ81Bが検出するまでの間におけるエンコーダ22Aの出力パルス数に基づき、印刷動作時におけるエンコーダ22の出力パルス信号に基づく各印刷部23の各インクジェットヘッド56間のインク吐出タイミングの間隔を調整する。具体的には、印刷装置制御部25は、後述するヘッド間パルス数調整値取得処理により事前に算出したヘッド間パルス数調整値ΔPに基づき、印刷動作時におけるエンコーダ22の出力パルス信号に基づく各印刷部23の各インクジェットヘッド56間のインク吐出タイミングの間隔を調整する。
次に、第2実施形態におけるヘッド間パルス数調整値取得処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。
図8のステップS11において、印刷装置制御部25は、ウェブWの搬送を開始させる。
ここで、ウェブWの搬送開始に先立って、上流側の切り欠きセンサ81Aより上流側において、ウェブWに切り欠き86が形成されている。
次いで、ステップS12において、印刷装置制御部25は、上流側の切り欠きセンサ81Aで切り欠き86が検出されたか否かを判断する。切り欠きセンサ81Aで切り欠き86が検出されていないと判断した場合(ステップS12:NO)、印刷装置制御部25は、ステップS12を繰り返す。
切り欠きセンサ81Aで切り欠き86が検出されたと判断した場合(ステップS12:YES)、ステップS13において、印刷装置制御部25は、エンコーダ22Aの出力パルス数のカウントを開始する。
次いで、ステップS14において、印刷装置制御部25は、下流側の切り欠きセンサ81Bで切り欠き86が検出されたか否かを判断する。切り欠きセンサ81Bで切り欠き86が検出されていないと判断した場合(ステップS14:NO)、印刷装置制御部25は、ステップS14を繰り返す。
切り欠きセンサ81Bで切り欠き86が検出されたと判断した場合(ステップS14:YES)、ステップS15において、印刷装置制御部25は、エンコーダ22Aの出力パルス数のカウントを終了する。
これにより、センサ間パルスカウント数Pmが得られる。第2実施形態におけるセンサ間パルスカウント数Pmは、切り欠き86が上流側の切り欠きセンサ81Aで検出されてから下流側の切り欠きセンサ81Bで検出されるまでの間におけるエンコーダ22Aの出力パルス数である。
次いで、ステップS16において、印刷装置制御部25は、ウェブWの搬送を終了させる。
次いで、ステップS17において、印刷装置制御部25は、センサ間パルスカウント数Pmを用いて、ヘッド間パルス数調整値ΔPを算出する。ヘッド間パルス数調整値ΔPを算出する方法は第1実施形態と同様である。
ステップS18において、印刷装置制御部25は、ステップS17で算出したヘッド間パルス数調整値ΔPを、巻出装置2に現在セットされているウェブロール16に対応するヘッド間パルス数調整値ΔPとして記憶する。これにより、ヘッド間パルス数調整値取得処理が終了となる。
印刷動作では、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、印刷装置制御部25は、現在セットされているウェブロール16に対応するヘッド間パルス数調整値ΔPを用いて、エンコーダ22の出力パルス信号に基づく各印刷部23の各インクジェットヘッド56間のインク吐出タイミングの間隔を調整する。
以上説明したように、第2実施形態では、印刷装置制御部25は、切り欠き86を切り欠きセンサ81Aが検出してから切り欠きセンサ81Bが検出するまでの間におけるエンコーダ22Aの出力パルス数に基づき、各エンコーダ22の出力パルス信号に基づく各印刷部23の各インクジェットヘッド56間のインク吐出タイミングの間隔を調整する。
これにより、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、ウェブWの厚さに応じて、エンコーダ22の出力パルス信号に基づく各インクジェットヘッド56間のインク吐出タイミングの間隔が調整されるので、各インクジェットヘッド56間のインクの着弾位置のずれが低減する。この結果、印刷画質の低下を軽減できる。
また、第2実施形態では、切り欠き86を切り欠きセンサ81で検出するので、第1実施形態のようなマーク71を印刷する必要がなく、また、センサによる被検出部となり得るマーク等が予め設けられていないウェブWにも対応できる。
[その他の実施形態]
上述のように、本発明は第1および第2実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
上述のように、本発明は第1および第2実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
上述した第1実施形態では、マークセンサ24Aが印刷部23Aのインクジェットヘッド56Kの下流側近傍に位置するようにマークセンサ24A,24Bを配置し、印刷部23Aのインクジェットヘッド56Kでマーク71を印刷した。しかし、マークセンサ24A,24Bの配置は上述の配置に限らず、また、マーク71を印刷するのは印刷部23Aのインクジェットヘッド56Kに限らない。例えば、マークセンサ24A,24Bをガイドローラ35とエンコーダローラ31Bとの間に配置し、印刷部23Aの各インクジェットヘッド56の少なくとも1つによりマーク71を印刷するようにしてもよい。ただし、マークセンサ24A,24B間には、エンコーダローラ31A,31B、ガイドローラ32〜39、および搬送ローラ42がいずれも存在しないことが好ましい。
また、上述した第2実施形態では、切り欠きセンサ81Aが蛇行制御ローラ47の下流側近傍に位置するように切り欠きセンサ81A,81Bを配置したが、切り欠きセンサ81A,81Bの配置は、この配置に限らない。切り欠きセンサ81A,81Bは、蛇行制御ローラ46より上流側に配置されていてもよいし、ガイドローラ34より下流側に配置されていてもよい。ただし、切り欠きセンサ81A,81B間には、エンコーダローラ31A,31B、ガイドローラ32〜39、および搬送ローラ42がいずれも存在しないことが好ましい。
また、上述した第1実施形態では、印刷部23AでウェブWに印刷したマーク71をマークセンサ24A,24Bで検出し、第2実施形態では、ウェブWに形成した切り86を欠き切り欠きセンサ81A,81Bで検出した。しかし、ウェブWに予め設けられた他の用途のためのマークや罫線等を被検出部として、ウェブWの搬送方向において互いに離間して配置された2つのセンサで検出するようにしてもよい。
また、上述した第1および第2実施形態では、ヘッド間パルス数調整値ΔPを、ウェブWの厚さt=0に対応するヘッド間パルス数基準値Ph0を基準とする調整値とした。しかし、ヘッド間パルス数調整値ΔPを、所定の種類(厚さ)のウェブにおけるヘッド間距離Lに対応するパルス数を基準とする調整値としてもよい。
また、上述した第1および第2実施形態では、印刷機構としてインクジェットヘッドを備える印刷装置について説明したが、印刷機構が電子写真方式等の他の方式のものでもよい。
また、上述した第1および第2実施形態では、巻出装置および巻取装置が別装置として印刷装置に接続された構成を示したが、印刷装置に巻出部および巻取部が組み込まれた構成でもよい。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
[付記]
本出願は、以下の発明を開示する。
本出願は、以下の発明を開示する。
(付記1)
ウェブの搬送方向に並列して配置された複数の印刷機構と、
搬送されるウェブに従動回転するローラと、
前記ローラの回転角度に応じてパルス信号を出力するエンコーダと、
前記搬送方向において互いに離間して配置され、ウェブに設けられた被検出部を検出する2つの検出部と、
前記エンコーダの出力パルス信号に基づき、前記各印刷機構における印刷タイミングを制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記搬送方向における上流側の前記検出部が前記被検出部を検出してから下流側の前記検出部が前記被検出部を検出するまでの間における前記エンコーダの出力パルス数に基づき、印刷動作時における前記出力パルス信号に基づく前記各印刷機構間の印刷タイミングの間隔を調整することを特徴とする印刷装置。
ウェブの搬送方向に並列して配置された複数の印刷機構と、
搬送されるウェブに従動回転するローラと、
前記ローラの回転角度に応じてパルス信号を出力するエンコーダと、
前記搬送方向において互いに離間して配置され、ウェブに設けられた被検出部を検出する2つの検出部と、
前記エンコーダの出力パルス信号に基づき、前記各印刷機構における印刷タイミングを制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記搬送方向における上流側の前記検出部が前記被検出部を検出してから下流側の前記検出部が前記被検出部を検出するまでの間における前記エンコーダの出力パルス数に基づき、印刷動作時における前記出力パルス信号に基づく前記各印刷機構間の印刷タイミングの間隔を調整することを特徴とする印刷装置。
(付記2)
前記被検出部は、少なくとも1つの前記印刷機構がウェブに印刷したマークであることを特徴とする付記1に記載の印刷装置。
前記被検出部は、少なくとも1つの前記印刷機構がウェブに印刷したマークであることを特徴とする付記1に記載の印刷装置。
(付記3)
前記被検出部は、ウェブに形成された切り欠きであることを特徴とする付記1に記載の印刷装置。
前記被検出部は、ウェブに形成された切り欠きであることを特徴とする付記1に記載の印刷装置。
1,1A 印刷システム
2 巻出装置
3,3A 印刷装置
4 巻取装置
21 搬送部
22,22A,22B エンコーダ
23,23A,23B 印刷部
24,24A,24B マークセンサ
25 印刷装置制御部
31,31A,31B エンコーダローラ
51,51K,51C,51M,51Y,51P ヘッドユニット
56,56K,56C,56M,56Y,56P インクジェットヘッド
71 マーク
81,81A,81B 切り欠きセンサ
86 切り欠き
2 巻出装置
3,3A 印刷装置
4 巻取装置
21 搬送部
22,22A,22B エンコーダ
23,23A,23B 印刷部
24,24A,24B マークセンサ
25 印刷装置制御部
31,31A,31B エンコーダローラ
51,51K,51C,51M,51Y,51P ヘッドユニット
56,56K,56C,56M,56Y,56P インクジェットヘッド
71 マーク
81,81A,81B 切り欠きセンサ
86 切り欠き
Claims (3)
- ウェブの搬送方向に並列して配置された複数の印刷機構と、
搬送されるウェブに従動回転するローラと、
前記ローラの回転角度に応じてパルス信号を出力するエンコーダと、
前記搬送方向において互いに離間して配置され、ウェブに設けられた被検出部を検出する2つの検出部と、
前記エンコーダの出力パルス信号に基づき、前記各印刷機構における印刷タイミングを制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記搬送方向における上流側の前記検出部が前記被検出部を検出してから下流側の前記検出部が前記被検出部を検出するまでの間における前記エンコーダの出力パルス数に基づき、印刷動作時における前記出力パルス信号に基づく前記各印刷機構間の印刷タイミングの間隔を調整することを特徴とする印刷装置。 - 前記被検出部は、少なくとも1つの前記印刷機構がウェブに印刷したマークであることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記被検出部は、ウェブに形成された切り欠きであることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018155549A JP2020029027A (ja) | 2018-08-22 | 2018-08-22 | 印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018155549A JP2020029027A (ja) | 2018-08-22 | 2018-08-22 | 印刷装置 |
Publications (1)
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Family
ID=69623487
Family Applications (1)
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JP2018155549A Pending JP2020029027A (ja) | 2018-08-22 | 2018-08-22 | 印刷装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2020029027A (ja) |
-
2018
- 2018-08-22 JP JP2018155549A patent/JP2020029027A/ja active Pending
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