JP6819423B2 - 無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信装置に関する。
特許文献1には、通信装置の接続先の選択を支援する技術が記載されている。特許文献1に記載された通信装置は、他の通信装置と接続する処理の開始指示に応じて、既存のネットワークに参加するか、新たにネットワークを構築するかをユーザに選択させ、ユーザによって既存のネットワークに参加することが選択された場合、既存のネットワークを構築している他の通信装置を検索し、ユーザによって新たにネットワークを構築することが選択された場合、既存のネットワークを構築していない他の通信装置を検索し、検索された他の通信装置と接続するように構成されている。
特開2014−131145号公報
無線LANのネットワークには、識別子(例えば、SSID(Service Set Identifier))が予め付与されている。端末は、ネットワークのアクセスポイントから識別子を取得し、取得した識別子を用いて接続の手続を行う。ところが、端末が複数のアクセスポイントから識別子を受信する場合がある。この場合、端末には複数の識別子が表示され、複数の識別子のいずれかをユーザが選択することが必要となる。接続すべきアクセスポイントの識別子をユーザが憶えている場合には、その識別子を選択すればよいが、接続すべきアクセスポイントの識別子をユーザが憶えていない場合や、そもそもアクセスポイントの識別子を知らされていない場合には、識別子の選択が困難になってしまう。
また、接続先のアクセスポイントの設置場所を知っている場合には、設置場所に移動してアクセスポイントを直接操作することで識別子を表示させるという方法もあるが、設置場所がユーザから遠く離れている場合には移動の手間がかかる。また、天井付近など、操作が困難な場所にアクセスポイントが設置されている場合もある。
上記の事情に鑑み、本発明は、複数の接続先の候補が端末に表示される場合に、接続先の無線通信装置を操作しなくても選択すべき無線通信装置が端末で特定されるようにすることを目的とする。
請求項1に係る発明は、自装置が所属するネットワークの識別子を送信先を指定せずに送信する送信手段と、自装置の周囲で検出された人の動作が予め定められた動作である場合に、前記識別子を受信した端末における前記識別子の提示の態様を変化させるように前記送信手段を制御する送信制御手段と、前記端末からの前記識別子を用いた接続要求を受け付ける受付手段とを備える無線通信装置を提供する。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の無線通信装置において、前記人と自装置との距離を他の無線通信装置に通知する通知手段と、前記人と前記他の無線通信装置との距離を取得する取得手段とを備え、前記送信制御手段は、前記人と自装置との距離が前記人と前記他の無線通信装置との距離と比べて最短である場合に、前記端末における前記識別子の提示の態様を変化させるように前記送信手段を制御する。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の無線通信装置において、前記送信制御手段は、前記端末に表示される前記識別子の外観を変化させることで前記態様を変化させるように前記送信手段を制御する。
請求項4に係る発明は、請求項1又は2に記載の無線通信装置において、前記送信制御手段は、前記識別子が表示されない状態から前記識別子が表示される状態に変化させることで前記態様を変化させるように前記送信手段を制御する。
請求項5に係る発明は、請求項1に記載の無線通信装置において、前記人の動作が予め定められた複数の種類の動作のいずれかである場合に、前記人の動作の種類に応じて、自装置が備える複数の機能のいずれかを選択する選択手段を備え、前記送信制御手段は、選択された前記機能に応じた前記識別子を送信することで前記態様を変化させるように前記送信手段を制御する。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の無線通信装置において、前記選択手段は、2人以上の人の動作が検出された場合に、自装置との距離が最短の人の動作の種類に関連付けられた機能を選択する。
請求項7に係る発明は、請求項5に記載の無線通信装置において、前記選択手段は、2人以上の人の動作、且つ、複数の種類の動作が検出された場合に、当該複数の種類の各々に関連付けられた機能のうち予め定められた優先度が最高の機能を選択する。
請求項8に係る発明は、請求項5に記載の無線通信装置において、前記選択手段は、3人以上の人の動作、且つ、複数の種類の動作が検出された場合に、当該複数の種類のうち検出された人数が最多の種類に関連付けられた機能を選択する。
請求項9に係る発明は、請求項5に記載の無線通信装置において、前記選択手段は、2人以上の人の動作が自装置と他の無線通信装置とで検出され、且つ、自装置との距離が最短の人との距離が閾値以下である場合に、当該人の動作の種類に関連付けられた機能を選択する。
請求項10に係る発明は、請求項5に記載の無線通信装置において、前記選択手段は、2人以上の人の動作が自装置と他の無線通信装置とで検出された場合に、予め定められた複数の手順のうち自装置との距離が最短の人との距離に対応する手順で機能を選択する。
請求項11に係る発明は、請求項10に記載の無線通信装置において、前記選択手段は、自装置との距離が最短の人との距離に応じて、機能を選択する条件を異ならせる。
請求項12に係る発明は、請求項11に記載の無線通信装置において、前記選択手段は、自装置との距離が最短の人との距離が第1閾値未満である場合に、自装置との距離が最短の人の動作の種類に関連付けられた機能を選択する。
請求項13に係る発明は、請求項12に記載の無線通信装置において、前記選択手段は、自装置との距離が最短の人との距離が前記第1閾値以上第2閾値未満である場合に、検出された動作の種類に関連付けられた機能のうち予め定められた優先度が最高の機能を選択する。
請求項14に係る発明は、請求項13に記載の無線通信装置において、前記選択手段は、自装置との距離が最短の人との距離が前記第2閾値以上第3閾値未満である場合に、検出された動作の種類のうち検出された人数が最多の種類に関連付けられた機能を選択する。
請求項15に係る発明は、請求項9乃至14のいずれか1項に記載の無線通信装置において、前記送信制御手段は、前記選択手段による機能の選択後に電波強度を低下させる。
請求項16に係る発明は、請求項5乃至15のいずれか1項に記載の無線通信装置において、他の無線通信装置から受信した識別子を用いて当該他の無線通信装置に接続を要求する要求手段を備え、前記選択手段は、前記受付手段を動作させ且つ前記要求手段を動作させない第1機能と、前記要求手段を動作させ且つ前記受付手段を動作させない第2機能とのいずれかを選択する。
請求項1に係る発明によれば、複数の接続先の候補が端末に表示される場合に、接続先の無線通信装置を操作しなくても選択すべき無線通信装置が端末で特定される。
請求項2に係る発明によれば、人との距離が最短の接続先が選択される。
請求項3、4に係る発明によれば、接続先が視覚により認識される。
請求項5に係る発明によれば、人が動作を使い分けることで接続先の機能が選択される。
請求項6に係る発明によれば、自装置との距離が最短の人に識別子が提示される。
請求項7に係る発明によれば、接続先の複数の機能のうち優先度の最も高い機能が提供される。
請求項8に係る発明によれば、接続先の複数の機能のうち最も需要の多い機能が提供される。
請求項9に係る発明によれば、自装置との距離が最短且つ閾値以下の人に、その動作の種類に応じた機能が提供される。
請求項10に係る発明によれば、自装置と人との距離によって異なる手順で接続先の機能が選択される。
請求項11、12、13、14に係る発明によれば、自装置との距離が最短の人との距離に応じた条件で機能が選択される。
請求項15に係る発明によれば、機能の選択後に消費電力が抑制される。
請求項16に係る発明によれば、アドホックモードの無線通信機能が提供される。
無線通信装置1のハードウェア構成を示す図。 端末2のハードウェア構成を示す図。 制御処理の流れ図。 端末2における表示例を示す図。 端末2における別の表示例を示す図。 制御処理の流れ図。 制御処理の流れ図。 判定テーブルを示す図。 端末2における表示例を示す図。 制御処理の流れ図。 制御処理の流れ図。 制御処理の流れ図。 制御処理の流れ図。 制御処理の流れ図。 端末2における表示例を示す図。
[実施形態]
本発明を実施するための形態の一例について説明する。
図1は、無線通信装置1のハードウェア構成を示す図である。無線通信装置1は、制御部11、記憶部12、有線通信部13、無線通信部14、入出力IF部15(IF:interface)を備える。記憶部12は、メモリなどの記憶装置であり、プログラムやデータを記憶する。制御部11は、プロセッサと、演算のワークエリアとして用いられるメモリを備え、記憶部12に記憶されたプログラムに従う処理を実行する。
有線通信部13は、有線LANに接続される通信IFである。無線通信装置1は、有線LANに接続された電子機器と有線通信部13を介して通信する。電子機器とは、例えば、ルータ、無線通信装置1と同様の機能を備えた別の無線通信装置、パーソナルコンピュータ、プリンタ、複写機などである。
無線通信部14は、無線LANに接続される通信IFである。無線通信装置1は、無線LANに接続された端末2と無線通信部14を介して通信する。無線LAN通信機能の詳細については、後述する。
入出力IF部15は、周辺機器が接続される通信IFである。本実施形態に係る周辺機器は、測距機能を備えた撮影装置16である。撮影装置16は、例えばデジタルビデオカメラである。測距機能としては、例えばオートフォーカス撮影においてカメラと被写体との距離を計測する公知の測距機能が用いられる。本実施形態における被写体は、端末を所持した人であり、測距機能は、端末2を所持した人と無線通信装置1との距離を計測するために備えられている。そのため、無線通信装置1の設置された空間において不特定の場所に位置する人との間に物体が存在すると撮影と測距の障害物になってしまうため、無線通信装置1の上方に撮影装置16が設置されてもよい。例えば、無線通信装置1の上方の天井や、無線通信装置1に隣接する壁面や支柱などに撮影装置16が設置されてもよい。無線通信装置1の近傍に適当な場所がない場合には、三脚などを用いて撮影装置16が設置されてもよい。
なお、無線通信装置1は、複写機やプリンタなどの電子機器に内蔵又は外付けされてもよい。その場合、電子機器の筐体の上端又は上端付近に撮影装置16が設けられてもよい。また、撮影装置16は、無線通信装置1と一体に構成されてもよい。また、撮影装置16に代えて、測距機能を備えない撮影装置と測距装置が備えられてもよい。
図2は、端末2のハードウェア構成を示す図である。端末は、例えば、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータなどである。端末2は、制御部21、記憶部22、無線通信部23、表示部24、操作部25を備える。記憶部22は、メモリなどの記憶装置であり、プログラムやデータを記憶する。制御部21は、プロセッサと、演算のワークエリアとして用いられるメモリを備え、記憶部22に記憶されたプログラムに従う処理を実行する。無線通信部23は、無線LANに接続される通信IFである。表示部24には、端末2を操作するためのGUI(Graphical User Interface)の画面が表示される。操作部25は、タッチパネルやマウスなどのポインティングデバイスであり、表示部24に表示された画面に対する操作を受け付ける。
次に、無線通信装置1の無線LAN通信機能について説明する。無線通信装置1は、無線LAN通信機能として、アクセスポイント機能とステーション機能とを備え、両機能のいずれか選択され、選択された機能を用いて動作する。以下、アクセスポイントをAP、ステーションをSTAと略記する。AP機能とSTA機能のいずれかを選択して動作する無線通信装置1は、STA機能のみを備える端末、又は、AP機能とSTA機能のいずれかを選択して動作する他の無線通信装置との間でアドホックモードの無線LAN通信を行う。AP機能とSTA機能の両方を備える無線通信装置の規格としては、例えばWi−Fi Allianceが定めたWi−Fi directが知られている。なお、AP機能とSTA機能に加えて、無線LANのルータとしての機能が無線通信装置1に備えられてもよい。
AP機能(第1機能の一例)が選択された場合、無線通信装置1は、自装置が所属するネットワークの識別子を送信先を指定せずに送信する(送信手段の一例)。具体的には、無線通信装置1は、自装置が所属するネットワークに対して定められたSSIDを含むビーコンを定められた周期で送信する。
端末2は、STA機能を備える。端末2は、無線通信装置1から受信した識別子を用いて無線通信装置1に接続を要求する。具体的には、ビーコンを受信した端末2は、ビーコンに含まれる識別子を表示する。端末2のユーザ(端末2を所持する人)は、表示された識別子のいずれかを選択する。端末2は、選択された識別子を含む接続要求を無線通信装置1に送信する。無線通信装置1は、端末2からの接続要求を受け付け(受付手段の一例)、公知の暗号などを用いた認証を経て、接続が完了する。
一方、STA機能(第2機能の一例)が選択された場合、無線通信装置1は、他の無線通信装置から受信した識別子を用いて当該他の無線通信装置に接続を要求する(要求手段の一例)。つまり、STA機能が選択された無線通信装置1は、STA機能を備えた端末と同様に機能する。
無線通信装置1は、識別子を秘匿するステルス機能を備える。ステルス機能が有効化された無線通信装置1は、例えば、識別子を含まないビーコンを送信するなどの手段により、端末2に識別子が送信されないようにする。この場合、端末2には無線通信装置1の識別子は表示されないため、ユーザはその識別子を選択することができないが、端末2からプローブ要求を送信すると、プローブ要求を受信した無線通信装置1は識別子を含むプローブ応答を返信し、プローブ応答に含まれる識別子が端末2に表示される。この識別子をユーザが選択することにより、この識別子を用いた接続要求が無線通信装置1に送信される。
無線通信装置1は、撮影装置16から受信した画像データを用いた処理を行う。無線通信装置1の制御部11は、公知の画像処理技術により画像データを解析して人を検出し、検出された人の動作を検出し、検出された動作の種類、検出された人数を判定する。動作の種類としては、人が体を使って行う動作ならばいかなる動作でもよいが、例えば、挙手、手振り、拍手など、手や腕の動作が望ましい。
[第1実施形態]
制御部11は、自装置が所属するネットワークの識別子を送信先を指定せずに送信する(送信手段の一例)。制御部11は、自装置の周囲で検出された人の動作が予め定められた動作である場合に、識別子を受信した端末2における識別子の提示の態様を変化させるように送信手段を制御する(送信制御手段の一例)。
図3は、制御処理の流れ図である。無線通信装置1にインストールされたプログラムに従って制御部11が制御処理を実行する。制御処理は常時実行されてもよく、サーバなどからの指示を契機として実行開始されてもよい。
以下に示す例では、3台の無線通信装置1が設置されており、それぞれWireless A、Wireless B、Wireless Cの識別子が定められている。以下では、Wireless Aの無線通信装置における制御処理について説明する。
最初に、制御部11は、ステルス機能を有効化する(ステップS101)。
図4は、端末2における表示例を示す図である。(a)に示すように、Wireless B、Wireless Cが表示されるが、ステルス機能が有効化されたWireless Aは表示されない。
次に、制御部11は、制御処理を終了するか否かを判定する(ステップS102)。例えば、サーバなどから終了指示を受信した場合や、無線通信装置1がシャットダウンされた場合などに、制御部11は制御処理を終了すると判定する。終了すると判定したならば(ステップS102:YES)、制御部11は制御処理を終了する。終了しないと判定したならば(ステップS102:NO)、制御部11は、撮影装置16から受信した画像データを解析し、挙手を検出したか否かを判定する(ステップS103)。挙手を検出しなかったならば(ステップS103:NO)、制御部11の処理はステップS102に戻る。挙手を検出したならば(ステップS103:YES)、制御部11は、ステルス機能を無効化する(ステップS104)。これにより、図4(b)に示すように、Wireless Aが端末2に表示される。端末2を所持する人がWireless Aを選択すると、端末2から無線通信装置1に接続要求が送信され、無線通信装置1が接続要求を受け付けて接続手続が行われる(受付手段の一例)。
次に、制御部11は、ステップS104の処理後の経過時間を計測し、規定時間が経過したか否かを判定する(ステップS105)。規定時間が経過したならば(ステップS105:YES)、制御部11の処理はステップS101に戻る。つまり、規定時間が経過すると、Wireless Aは表示されなくなる。
図5は、端末2における別の表示例を示す図である。この例は、Wireless B、Wireless Cがステルス機能により表示されない場合、あるいは、Wireless B、Wireless Cが稼働していない場合などである。ステルス機能が有効化されると、(a)に示すようにどの識別子も表示されないが、ステルス機能が無効化されると、(b)に示すようにWireless Aが表示される。
[第2実施形態]
制御部11は、人と自装置との距離を他の無線通信装置に通知する(通知手段の一例)。制御部11は、人と他の無線通信装置との距離を取得する(取得手段の一例)。制御部11は、人と自装置との距離が人と他の無線通信装置との距離と比べて最短である場合に、端末における識別子の提示の態様を変化させるように送信手段を制御する(送信制御手段の一例)。
図6は、制御処理の流れ図である。最初に、制御部11は、ステルス機能を有効化する(ステップS201)。図4(a)に示すように、Wireless B、Wireless Cが表示されるが、Wireless Aは表示されない。
次に、制御部11は、制御処理を終了するか否かを判定する(ステップS202)。終了すると判定したならば(ステップS202:YES)、制御部11は制御処理を終了する。終了しないと判定したならば(ステップS202:NO)、制御部11は、撮影装置16から受信した画像データを解析し、挙手を検出したか否かを判定する(ステップS203)。挙手を検出しなかったならば(ステップS203:NO)、制御部11の処理はステップS202に戻る。挙手を検出したならば(ステップS203:YES)、挙手をした人と自装置との距離を撮影装置16の測距機能により計測する(ステップS204)。
次に、制御部11は、人と他の無線通信装置との距離を示す距離情報を取得する。具体的には、他の無線通信装置も自装置と同様に人との距離を計測する機能を備えるから、制御部11は、他の無線通信装置に距離情報を要求し、距離情報を取得する。また、制御部11は、人と自装置との距離を他の無線通信装置に通知する(通知手段の一例)(ステップS205)。なお、自装置と他の無線通信装置との通信は、有線LAN経由でも無線LAN経由でもよい。
次に、制御部11は、人と自装置との距離を人と他の無線通信装置との距離と比較し(ステップS206)、人と自装置との距離が人と他の無線通信装置との距離と比べて最短であるか否かを判定する(ステップS207)。人と自装置との距離が最短でない場合には(ステップS207:NO)、制御部11の処理はステップS202に戻る。人と自装置との距離が最短である場合には(ステップS207:YES)、制御部11は、機能変更(この例では、ステルス機能の無効化)を他の無線通信装置に通知し(ステップS208)、ステルス機能を無効化する(ステップS209)。これにより、図4(b)に示すように、Wireless Aが端末2に表示される。端末2を所持する人がWireless Aを選択すると、無線通信装置1に接続要求が送信され、無線通信装置1が接続要求を受け付けて接続手続が行われる。
次に、制御部11は、ステップS209の処理後の経過時間を計測し、規定時間が経過したか否かを判定する(ステップS210)。規定時間が経過したならば(ステップS210:YES)、制御部11は、機能変更(ステルス機能の無効化)を終了することを他の無線通信装置に通知(ステップS211)、ステップS201に戻る。つまり、規定時間が経過すると、Wireless Aは表示されなくなる。
[第3実施形態]
制御部11は、人の動作が予め定められた複数の種類の動作のいずれかである場合に、人の動作の種類に応じて、自装置が備える複数の機能のいずれかを選択する(選択手段の一例)。制御部11は、選択された機能に応じた識別子を送信することで端末2における識別子の提示の態様を変化させるように送信手段を制御する(送信制御手段の一例)。
図7は、制御処理の流れ図である。最初に、制御部11は、制御処理を終了するか否かを判定する(ステップS301)。終了すると判定したならば(ステップS301:YES)、制御部11は制御処理を終了する。終了しないと判定したならば(ステップS301:NO)、制御部11は、撮影装置16から受信した画像データを解析し、人の動作を検出したか否かを判定する(ステップS302)。人の動作を検出しなかったならば(ステップS301:NO)、制御部11の処理はステップS301に戻る。人の動作を検出したならば(ステップS302:YES)、制御部11は、動作の種類を判定する(ステップS303)。
図8は、判定テーブルを示す図である。判定テーブルは、人の動作の種類と無線通信装置が選択する機能とを対応付けたテーブルであり、記憶部に記憶されている。図示した例では、選択する機能として、挙手に対してAP機能、手振りに対してSTA機能が対応付けられている。動作の種類が挙手ならば(ステップS304:YES)、制御部11は、AP機能を選択してアドホックモードを起動する(ステップS305)。そして、制御部11は、選択した機能に応じた識別子を含むビーコンの送信を開始する。
図9は、端末2における表示例を示す図である。(a)は、人の動作が検出される前の表示例である。この例におけるWireless A(B、C)は、AP機能とSTA機能のどちらも選択されていない状態を示す識別子である。動作の種類が挙手の場合、制御部11は、識別子をAccess Point Aに変更したビーコンを送信する。すると、(b)に示すようにWireless Aに代えてAccess Point Aが端末に表示される。端末を所持する人がAccess Point Aを選択すると、無線通信装置に接続要求が送信され、無線通信装置が接続要求を受け付けて接続手続が行われる。
一方、動作の種類が挙手でなく手振りならば(ステップS304:NO、ステップS306:YES)、制御部11は、STA機能を選択してアドホックモードを起動する(ステップS307)。この場合、制御部11は、識別子をStation Aに変更したビーコンを送信する。すると、Wireless Aに代えてStation Aが端末2に表示される。端末2を所持する人がStation Aを選択すると、無線通信装置1に接続要求が送信され、無線通信装置1が接続要求を受け付けて接続手続が行われる。動作の種類が挙手でなく手振りでもないならば(ステップS304:NO、ステップS306:NO)、制御部11の処理はステップS301に戻る。
次に、制御部11は、制御処理を終了するか否かを判定する(ステップS308)。終了すると判定したならば(ステップS308:YES)、制御部11は制御処理を終了する。終了しないと判定したならば(ステップS308:NO)、制御部11は、アドホックモードを終了するか否かを判定する(ステップS309)。端末2から通信の終了が通知されたならば、制御部11はアドホックモードを終了すると判定し(ステップS309:YES)、アドホックモードを終了して(ステップS310)、ステップS301に戻る。端末2から通信の終了が通知されなかったならば、制御部11はアドホックモードを終了しないと判定し(ステップS309:NO)、制御部11の処理はステップS308に戻る。
[第4実施形態]
制御部11は、2人以上の人の動作が検出された場合に、自装置との距離が最短の人の動作の種類に関連付けられた機能を選択する(選択手段の一例)。
図10は、制御処理の流れ図である。最初に、制御部11は、制御処理を終了するか否かを判定する(ステップS401)。終了すると判定したならば(ステップS401:YES)、制御部11は制御処理を終了する。終了しないと判定したならば(ステップS401:NO)、制御部11は、撮影装置16から受信した画像データを解析し、人の動作を検出したか否かを判定する(ステップS402)。人の動作を検出しなかったならば(ステップS402:NO)、制御部11の処理はステップS401に戻る。人の動作を検出したならば(ステップS402:YES)、制御部11は、検出された人数が2人以上であるか否かを判定する(ステップS403)。人数が2人以上ならば(ステップS403:YES)、制御部11は、検出された人との距離を計測し、距離が最短の人の動作の種類を判定する(ステップS404)。次に、制御部11は、動作の種類に関連付けられた機能(AP又はSTA)を判定テーブルを参照して選択し、アドホックモードを起動する(ステップS405)。そして、第3実施形態と同様の手順で接続手続が行われる。
次に、制御部11は、制御処理を終了するか否かを判定する(ステップS406)。終了すると判定したならば(ステップS406:YES)、制御部11は制御処理を終了する。終了しないと判定したならば(ステップS406:NO)、制御部11は、アドホックモードを終了するか否かを判定する(ステップS407)。端末2から通信の終了が通知されたならば、制御部11はアドホックモードを終了すると判定し(ステップS407:YES)、アドホックモードを終了して(ステップS408)、ステップS401に戻る。端末2から通信の終了が通知されなかったならば、制御部11はアドホックモードを終了しないと判定し(ステップS407:NO)、制御部11の処理はステップS406に戻る。検出された人数が2人以上でないならば(ステップS403:NO)、第3実施形態と同様に、検出された動作の種類に応じた機能を選択してアドホックモードを起動する(ステップS409)。
[第5実施形態]
制御部11は、2人以上の人の動作、且つ、複数の種類の動作が検出された場合に、当該複数の種類の各々に関連付けられた機能のうち予め定められた優先度が最高の機能を選択する(選択手段の一例)。
図11は、制御処理の流れ図である。最初に、制御部11は、制御処理を終了するか否かを判定する(ステップS501)。終了すると判定したならば(ステップS501:YES)、制御部11は制御処理を終了する。終了しないと判定したならば(ステップS501:NO)、制御部11は、撮影装置16から受信した画像データを解析し、人の動作を検出したか否かを判定する(ステップS502)。人の動作を検出しなかったならば(ステップS502:NO)、制御部11の処理はステップS501に戻る。人の動作を検出したならば(ステップS502:YES)、制御部11は、検出された人数が2人以上であるか否かを判定する(ステップS503)。人数が2人以上ならば(ステップS503:YES)、制御部11は、検出された動作の種類が複数であるか否かを判定する(ステップS504)。
動作の種類が複数であるならば(ステップS504:YES)、制御部11は、これらの動作の各々に対応する機能のうち、優先度が最高である機能を判定テーブルを参照して選択し、アドホックモードを起動する(ステップS505)。例えば、挙手と手振りが検出された場合は、挙手に対応するAP機能の優先度が最高であるから、AP機能が選択される。端末には、選択された機能に対応する識別子が表示される。
一方、動作の種類が複数でないならば(ステップS504:NO)、制御部11は、この動作に対応する機能を判定テーブルを参照して選択し、アドホックモードを起動する(ステップS506)。
次に、制御部11は、制御処理を終了するか否かを判定する(ステップS507)。終了すると判定したならば(ステップS507:YES)、制御部11は制御処理を終了する。終了しないと判定したならば(ステップS507:NO)、制御部11は、アドホックモードを終了するか否かを判定する(ステップS508)。端末2から通信の終了が通知されたならば、制御部11はアドホックモードを終了すると判定し(ステップS508:YES)、アドホックモードを終了して(ステップS509)、ステップS501に戻る。端末2から通信の終了が通知されなかったならば、制御部11はアドホックモードを終了しないと判定し(ステップS508:NO)、制御部11の処理はステップS507に戻る。
検出された人数が2人以上でないならば(ステップS503:NO)、第3実施形態と同様に、検出された動作の種類に応じた機能を選択してアドホックモードを起動する(ステップS510)。
[第6実施形態]
制御部11は、3人以上の人の動作、且つ、複数の種類の動作が検出された場合に、当該複数の種類のうち検出された人数が最多の種類に関連付けられた機能を選択する(選択手段の一例)。
図12は、制御処理の流れ図である。最初に、制御部11は、制御処理を終了するか否かを判定する(ステップS601)。終了すると判定したならば(ステップS601:YES)、制御部11は制御処理を終了する。終了しないと判定したならば(ステップS601:NO)、制御部11は、撮影装置16から受信した画像データを解析し、人の動作を検出したか否かを判定する(ステップS602)。人の動作を検出しなかったならば(ステップS602:NO)、制御部11の処理はステップS601に戻る。人の動作を検出したならば(ステップS602:YES)、制御部11は、検出された人数が3人以上であるか否かを判定する(ステップS603)。人数が3人以上ならば(ステップS603:YES)、制御部11は、検出された動作の種類が複数であるか否かを判定する(ステップS604)。
動作の種類が複数であるならば(ステップS604:YES)、制御部11は、検出された人数が最多の種類に関連付けられた機能を判定テーブルを参照して選択し、アドホックモードを起動する(ステップS605)。端末には、選択された機能に対応する識別子が表示される。
一方、動作の種類が複数でないならば(ステップS604:NO)、制御部11は、この動作に対応する機能を判定テーブルを参照して選択し、アドホックモードを起動する(ステップS606)。
次に、制御部11は、制御処理を終了するか否かを判定する(ステップS607)。終了すると判定したならば(ステップS607:YES)、制御部11は制御処理を終了する。終了しないと判定したならば(ステップS607:NO)、制御部11は、アドホックモードを終了するか否かを判定する(ステップS608)。端末2から通信の終了が通知されたならば、制御部11はアドホックモードを終了すると判定し(ステップS608:YES)、アドホックモードを終了して(ステップS609)、ステップS601に戻る。端末2から通信の終了が通知されなかったならば、制御部11はアドホックモードを終了しないと判定し(ステップS608:NO)、制御部11の処理はステップS607に戻る。
検出された人数が3人以上でないならば(ステップS603:NO)、第4実施形態又は第5実施形態と同様の処理により、動作の種類に応じた機能を選択してアドホックモードを起動する(ステップS610)。
[第7実施形態]
制御部11は、2人以上の人の動作が自装置と他の無線通信装置とで検出され、且つ、自装置との距離が最短の人との距離が閾値以下である場合に、当該人の動作の種類に関連付けられた機能を選択する(選択手段の一例)。
図13は、制御処理の流れ図である。最初に、制御部11は、制御処理を終了するか否かを判定する(ステップS701)。終了すると判定したならば(ステップS701:YES)、制御部11は制御処理を終了する。終了しないと判定したならば(ステップS701:NO)、制御部11は、撮影装置16から受信した画像データを解析し、人の動作を検出したか否かを判定する(ステップS702)。人の動作を検出しなかったならば(ステップS702:NO)、制御部11の処理はステップS701に戻る。人の動作を検出したならば(ステップS702:YES)、制御部11は、検出された人数が2人以上であるか否かを判定する(ステップS703)。
人数が2人以上ならば(ステップS703:YES)、制御部11は、2人以上の人の動作を検出したか否かを他の無線通信装置に問い合わせる(ステップS704)。他の無線通信装置でも2人以上の人の動作が検出されたならば(ステップS704:YES)、制御部11は、検出された人と自装置との距離を計測し、距離が最短の人を特定する(ステップS705)。
次に、制御部11は、距離が最短の人との距離が閾値以下であるならば(ステップS706:YES)、この人の動作に対応する機能を判定テーブルを参照して選択し、電波強度を定められた強度に低下させてアドホックモードを起動する(ステップS707)。距離が最短の人との距離が閾値以下でないならば(ステップS706:NO)、制御部11の処理はステップS701に戻る。
次に、制御部11は、制御処理を終了するか否かを判定する(ステップS708)。終了すると判定したならば(ステップS708:YES)、制御部11は制御処理を終了する。終了しないと判定したならば(ステップS708:NO)、制御部11は、アドホックモードを終了するか否かを判定する(ステップS709)。端末2から通信の終了が通知されたならば、制御部11はアドホックモードを終了すると判定し(ステップS709:YES)、アドホックモードを終了して(ステップS710)、ステップS701に戻る。端末2から通信の終了が通知されなかったならば、制御部11はアドホックモードを終了しないと判定し(ステップS709:NO)、制御部11の処理はステップS708に戻る。
検出された人数が2人以上でない(ステップS703:NO)、又は、他の無線通信装置では2人以上の人の動作が検出されなかった(ステップS704:NO)ならば、第4実施形態又は第5実施形態と同様の処理により、動作の種類に応じた機能を選択してアドホックモードを起動する(ステップS711)。
[第8実施形態]
制御部11は、2人以上の人の動作が自装置と他の無線通信装置とで検出された場合に、予め定められた複数の手順のうち自装置との距離が最短の人との距離に対応する手順で機能を選択する(選択手段の一例)。具体的には、制御部11は、自装置との距離が最短の人との距離に応じて、機能を選択する条件を異ならせる。例えば、制御部11は、自装置との距離が最短の人との距離が第1閾値未満である場合に、自装置との距離が最短の人の動作の種類に関連付けられた機能を選択し、自装置との距離が最短の人との距離が第1閾値以上第2閾値未満である場合に、検出された動作の種類に関連付けられた機能のうち予め定められた優先度が最高の機能を選択し、自装置との距離が最短の人との距離が第2閾値以上第3閾値未満である場合に、検出された動作の種類のうち検出された人数が最多の種類に関連付けられた機能を選択する。
図14は、制御処理の流れ図である。最初に、制御部11は、制御処理を終了するか否かを判定する(ステップS801)。終了すると判定したならば(ステップS801:YES)、制御部11は制御処理を終了する。終了しないと判定したならば(ステップS801:NO)、制御部11は、撮影装置16から受信した画像データを解析し、人の動作を検出したか否かを判定する(ステップS802)。人の動作を検出しなかったならば(ステップS802:NO)、制御部11の処理はステップS801に戻る。人の動作を検出したならば(ステップS802:YES)、制御部11は、検出された人数が2人以上であるか否かを判定する(ステップS803)。
人数が2人以上ならば(ステップS803:YES)、制御部11は、2人以上の人の動作を検出したか否かを他の無線通信装置に問い合わせる(ステップS804)。他の無線通信装置でも2人以上の人の動作が検出されたならば(ステップS804:YES)、制御部11は、検出された人と自装置との距離を計測し、距離が最短の人を特定する(ステップS805)。
次に、制御部11は、距離が最短の人との距離が3m(第1閾値の一例)未満であるならば(ステップS806:YES)、この人の動作に対応する機能を判定テーブルを参照して選択する(ステップS807、条件1による機能選択)。距離が最短の人との距離が3m以上5m(第2閾値の一例)未満ならば(ステップS806:NO、ステップS808:YES)、制御部11は、検出された動作の種類に関連付けられた機能のうち予め定められた優先度が最高の機能を選択する(ステップS809、条件2による機能選択)。距離が最短の人との距離が5m以上10m(第3閾値の一例)未満ならば(ステップS808:NO、ステップS810:YES)、制御部11は、検出された動作の種類のうち検出された人数が最多の種類に関連付けられた機能を選択する(ステップS811、条件3による機能選択)。距離が最短の人との距離が10m以上ならば(ステップS810:NO)、制御部11は、この人の動作に対応する機能を判定テーブルを参照して選択する(ステップS812、条件1による機能選択)。
以上の処理により機能が選択されたならば、制御部11は、電波強度を定められた強度に低下させてアドホックモードを起動する(ステップS813)。次に、制御部11は、アドホックモードを終了するか否かを判定する(ステップS814)。端末から通信の終了が通知されたならば、制御部11はアドホックモードを終了すると判定し(ステップS814:YES)、アドホックモードを終了して(ステップS815)、ステップS801に戻る。
検出された人数が2人以上でない(ステップS803:NO)、又は、他の無線通信装置では2人以上の人の動作が検出されなかった(ステップS804:NO)ならば、第4実施形態又は第5実施形態と同様の処理により、動作の種類に応じた機能を選択してアドホックモードを起動する(ステップS816)。
[変形例]
図15は、端末2における表示例を示す図である。この例では、制御部11が、端末2に表示される識別子の外観を変化させることで端末2における識別子の提示の態様を変化させるように送信手段を制御する(送信制御手段の一例)。
(a)は、Wireless Aの背景を着色した例である。制御部11は、識別子の背景の色を示す情報を含むビーコンを送信し、端末2は、この情報に従って背景の色を表示する。
(b−1)、(b−2)は、Wireless Aを点滅させる例である。制御部11は、識別子を含むビーコンと識別子を含まないビーコンをそれぞれ決められた期間だけ交互に送信する。あるいは、識別子を含むビーコンを送信する期間とビーコンを送信しない期間が繰り返されるようにしてもよい。
(c)は、Wireless AをWireless A Thisに変更した例である。制御部11は、Wireless Aに代えてWireless A Thisを含むビーコンを送信する。
(d−2)は、Wireless Aが表示される位置を変更した例である。制御部11は、識別子が表示される位置の座標を示す情報を含むビーコンを送信し、端末2は、この情報に従う位置に識別子を表示させる。位置の変更前には(d−1)に示す位置に表示されていたWireless Aが、変更後には(d−2)に示す位置に表示される。
上記の例では、識別子の提示の態様を変化させる手段として識別子の表示の態様を変化させる例を示したが、識別子を示す音声を出力するように構成されてもよい。
1…無線通信装置、1…制御部、12…記憶部、13…有線通信部、14…無線通信部、15…入出力IF部、16…撮影装置、2…端末、21…制御部、22…記憶部、23…無線通信部、24…表示部、25…操作部

Claims (16)

  1. 自装置が所属するネットワークの識別子を送信先を指定せずに送信する送信手段と、
    自装置の周囲で検出された人の動作が予め定められた動作である場合に、前記識別子を受信した端末における前記識別子の提示の態様を変化させるように前記送信手段を制御する送信制御手段と、
    前記端末からの前記識別子を用いた接続要求を受け付ける受付手段と
    を備える無線通信装置。
  2. 前記人と自装置との距離を他の無線通信装置に通知する通知手段と、
    前記人と前記他の無線通信装置との距離を取得する取得手段と
    を備え、
    前記送信制御手段は、前記人と自装置との距離が前記人と前記他の無線通信装置との距離と比べて最短である場合に、前記端末における前記識別子の提示の態様を変化させるように前記送信手段を制御する
    請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記送信制御手段は、前記端末に表示される前記識別子の外観を変化させることで前記態様を変化させるように前記送信手段を制御する
    請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 前記送信制御手段は、前記識別子が表示されない状態から前記識別子が表示される状態に変化させることで前記態様を変化させるように前記送信手段を制御する
    請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  5. 前記人の動作が予め定められた複数の種類の動作のいずれかである場合に、前記人の動作の種類に応じて、自装置が備える複数の機能のいずれかを選択する選択手段を備え、
    前記送信制御手段は、選択された前記機能に応じた前記識別子を送信することで前記態様を変化させるように前記送信手段を制御する
    請求項1に記載の無線通信装置。
  6. 前記選択手段は、2人以上の人の動作が検出された場合に、自装置との距離が最短の人の動作の種類に関連付けられた機能を選択する
    請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 前記選択手段は、2人以上の人の動作、且つ、複数の種類の動作が検出された場合に、当該複数の種類の各々に関連付けられた機能のうち予め定められた優先度が最高の機能を選択する
    請求項5に記載の無線通信装置。
  8. 前記選択手段は、3人以上の人の動作、且つ、複数の種類の動作が検出された場合に、当該複数の種類のうち検出された人数が最多の種類に関連付けられた機能を選択する
    請求項5に記載の無線通信装置。
  9. 前記選択手段は、2人以上の人の動作が自装置と他の無線通信装置とで検出され、且つ、自装置との距離が最短の人との距離が閾値以下である場合に、当該人の動作の種類に関連付けられた機能を選択する
    請求項5に記載の無線通信装置。
  10. 前記選択手段は、2人以上の人の動作が自装置と他の無線通信装置とで検出された場合に、予め定められた複数の手順のうち自装置との距離が最短の人との距離に対応する手順で機能を選択する
    請求項5に記載の無線通信装置。
  11. 前記選択手段は、自装置との距離が最短の人との距離に応じて、機能を選択する条件を異ならせる
    請求項10に記載の無線通信装置。
  12. 前記選択手段は、自装置との距離が最短の人との距離が第1閾値未満である場合に、自装置との距離が最短の人の動作の種類に関連付けられた機能を選択する
    請求項11に記載の無線通信装置。
  13. 前記選択手段は、自装置との距離が最短の人との距離が前記第1閾値以上第2閾値未満である場合に、検出された動作の種類に関連付けられた機能のうち予め定められた優先度が最高の機能を選択する
    請求項12に記載の無線通信装置。
  14. 前記選択手段は、自装置との距離が最短の人との距離が前記第2閾値以上第3閾値未満である場合に、検出された動作の種類のうち検出された人数が最多の種類に関連付けられた機能を選択する
    請求項13に記載の無線通信装置。
  15. 前記送信制御手段は、前記選択手段による機能の選択後に電波強度を低下させる
    請求項9乃至14のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  16. 他の無線通信装置から受信した識別子を用いて当該他の無線通信装置に接続を要求する要求手段を備え、
    前記選択手段は、前記受付手段を動作させ且つ前記要求手段を動作させない第1機能と、前記要求手段を動作させ且つ前記受付手段を動作させない第2機能とのいずれかを選択する
    請求項5乃至15のいずれか1項に記載の無線通信装置。
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