JP2015201676A - 無線通信システムおよびその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

無線通信システムおよびその制御方法、並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015201676A
JP2015201676A JP2014077607A JP2014077607A JP2015201676A JP 2015201676 A JP2015201676 A JP 2015201676A JP 2014077607 A JP2014077607 A JP 2014077607A JP 2014077607 A JP2014077607 A JP 2014077607A JP 2015201676 A JP2015201676 A JP 2015201676A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
forming apparatus
portable terminal
communication
wireless communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014077607A
Other languages
English (en)
Inventor
祐輔 堀下
Yusuke Horishita
祐輔 堀下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2014077607A priority Critical patent/JP2015201676A/ja
Publication of JP2015201676A publication Critical patent/JP2015201676A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、ユーザがタッチ操作をすることなく、携帯端末とユーザが登録した機器との間の無線接続を可能にする無線通信システムを提供する。
【解決手段】携帯端末は、GPSモジュールにより測位された位置情報に基づいて自装置と画像形成装置との距離が無線LAN通信の確立が可能となる距離になったときは、画像形成装置に無線LANによる接続要求を送信する。一方、画像形成装置は、人の接近を検知する人感センサを備え、人感センサによって人の接近を検知したときは、無線LANによる接続待ちを行い、携帯端末から接続要求を受信したときは携帯端末との間で無線LANによる無線通信を確立する。
【選択図】図4

Description

本発明は、無線通信システムおよびその制御方法、並びにプログラムに関し、特に、無線通信手段を有する画像形成装置と携帯端末との間の無線通信技術に関する。
近年、スマートフォンやタブレットPC等の携帯端末とパソコンやデジタルカメラ、プリンタ等の機器との間の通信を無線通信で行うのが一般的となっている。こうした機器間での無線通信確立の容易化を図るために、Wi−Fi AllianceによってWi−Fi Directが策定されている(非特許文献1参照)。このWi−Fi Directにより、従来のように、ユーザがネットワークへの接続操作をした後に他の機器に接続するという手間をかけることなく、機器間での直接無線通信が可能となる。
また、近距離無線通信手段の一つであるNFC(Near Field Communication)と呼ばれる技術がスマートフォンやタブレットPC等の携帯端末に実装され始めている。NFCでは通信可能な距離が数cm程度であることから、NFC搭載機器を接続先の機器に近接させる、いわゆるタッチ操作と呼ばれる直観的な操作によりNFC搭載機器間でデータの送受信を実行することができる。
しかしながら、NFCでは小容量のデータ転送しか想定していないことから、大容量のデータを転送する際は他の通信方式に比べ不利になる。そこで、ユーザにとって面倒なWi−Fi Directのペアリング作業を低速のNFCで行い、その後のデータ転送を高速のWi−Fi Directで行うことにより、スムーズな高速通信を行う技術が提案されている。例えば、特許文献1では、NFCとWi−Fiを連携し、ユーザにとって面倒な携帯端末と複合機の無線接続設定をNFCで行い、Wi−Fi経由で複合機の印刷設定が行われている。
特開2010−98717号公報
Wi−Fi Peer−to−Peer (P2P) Technical Specification version 1.1,Wi−Fi Alliance, 04 April 2010.
上記特許文献1に記載の技術では、Wi−FiとNFCを組み合わせることにより機器間の無線接続を簡単に行うことができるが、ユーザはタッチ操作を行う必要があり、このタッチ操作さえも簡略化することが求められている。
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、ユーザがタッチ操作をすることなく、携帯端末とユーザが登録した機器との間の無線接続を可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、携帯端末を画像形成装置に近接させることにより第1の通信方法で無線通信を確立し、前記第1の通信方法とは異なる第2の通信方法で前記携帯端末と前記画像形成装置の無線通信を確立することができる無線通信システムにおいて、前記携帯端末は、自装置の位置を測位する測位手段と、前記測位手段により測位された位置情報に基づいて前記携帯端末と前記画像形成装置との距離が前記第2の通信方法による無線通信の確立が可能となる距離になったときは、前記画像形成装置に前記第2の通信方法による接続要求を送信する第1の通信手段とを備え、前記画像形成装置は、人の接近を検知する人感センサと、前記人感センサによって人の接近を検知したときは、前記第2の通信方法による接続待ちを行う第2の通信手段とを備え、前記第2の通信手段は、前記携帯端末から接続要求を受信したときは、前記携帯端末との間で前記第2の通信方法による無線通信を確立することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザがタッチ操作をすることなく、携帯端末とユーザが登録した機器との間の無線接続を可能にする。
本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムの概略構成の一例を示す図である。 図1における画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 図1における携帯端末の概略構成を示すブロック図である。 携帯端末に画像形成装置の位置情報データを登録する際の画像形成装置と携帯端末の連携動作を示すシーケンス図である。 図4の携帯端末にて実行される位置情報データ登録処理の流れを示すフローチャートである。 図5のS1103で携帯端末の操作部に表示される登録確認画面の一例を示す図である。 タッチ操作を行うことなく自動的に無線接続が行われる画像形成装置と携帯端末の連携動作を示すシーケンス図である。 携帯端末にて実行される位置情報データ照合処理の流れを示すフローチャートである。 図8の携帯端末にて実行される位置情報データ算出処理の流れを示すフローチャートである。 画像形成装置にて実行される無線LAN接続処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における画像形成装置、PC及び携帯端末の連携動作を示すシーケンス図である。 図11のS1708で携帯端末の操作部に表示される通知画面の一例を示す図である。 図12に示す「表示」ボタンが押下されたときに携帯端末の操作部に表示される通知画面の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態における画像形成装置、PC、携帯端末及びサーバの連携動作を示すシーケンス図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムの概略構成の一例を示す図である。
図1において、無線通信システムは、画像形成装置100、パーソナルコンピュータ(PC)200、携帯端末300、サーバ400、ローカルエリアネットワーク(LAN)600により構成される。なお、無線通信システムの機器構成は図示例に限定されるものではない。
画像形成装置100は、例えば、コピー機能やプリント機能、有線通信および無線通信機能等の複数の機能を有する複合機である。画像形成装置100は、無線通信機能により、上述したNFC(Near Field Communication)700またはWi−Fi Directを含む無線LAN800を介して、携帯端末300との間で無線接続することができる。また、画像形成装置100は、有線通信機能により、イーサネット(登録商標)等のLAN600を介してPC200やサーバ400と接続することができる。なお、画像形成装置100と携帯端末300との間の近距離無線通信をNFCで実現しているが、これに限定されずBluetooth(登録商標)等で実現してもよい。また、無線LAN800は、IEEE802.11シリーズで実現してもよいし、他の通信方法で実現してもよい。
また、画像形成装置100は、携帯端末300、PC200やサーバ400のそれぞれからプリントジョブを受信して印刷処理を実行することができる。
PC200は、LAN600を介して画像形成装置100やサーバ400に接続し、作成したプリントジョブをサーバ400や画像形成装置100に送信したり、画像形成装置100に印刷を実行させる機能を備える。
携帯端末300は、スマートフォンやタブレットPC等の携帯情報端末であり、NFC700または無線LAN800を介して画像形成装置100と無線接続し、プリントジョブを画像形成装置100に送信して印刷を実行させる機能を備える。
サーバ400は、携帯端末300やPC200から複数のプリントジョブを受信して蓄積することができ、ユーザからの要求に応じてプリントジョブを画像形成装置100に送信する機能を備える。
図2は、図1における画像形成装置100の概略構成を示すブロック図である。
CPU101は、画像形成装置100全体を制御する中央演算ユニットである。RAM102は、CPU101で実行されるプログラムが格納されるメモリであり、CPU101が演算に用いるデータを一時的に格納するためのワークメモリでもある。ROM103は、画像形成装置100の起動に用いるプログラムが格納されている。HDD104は、画像形成装置100の制御に関するソフトウェアや各種設定、保存された文書データ等を格納するハードディスクドライブ(HDD)である。
操作部120は、ユーザが画像形成装置100を操作するためのユーザインタフェースであり、画像形成装置100とユーザとの間での情報の入出力を行う。また、操作部120は、タッチパネル式LCD(図示せず)やハードウェアキー(図示せず)にて構成される。ユーザが操作部上に表示されるボタンを選択する場合は、ユーザが表示されているボタンに触れればよい。
操作部I/F105は、操作部120を制御し、操作部120上に各種操作画面を表示させ、操作画面を介して入力されるキー情報やタッチパネル上の座標情報をCPU101に伝達する。CPU101は、操作部I/F105を介して受信したキー情報やタッチパネル上の座標情報に基づいて画像形成装置100を制御する。
NFCモジュール106は、NFC700を介してデータの送受信を行うためのネットワークインタフェースモジュールである。NFCモジュール106は、NFC用の電波を送受信するアンテナ(図示せず)とNFCで取り扱われるデータの一時保持に使用するフラッシュROM(図示せず)を内蔵している。
有線LANモジュール107は、LAN600を介して外部機器とのデータの送受信を行うためのネットワークインタフェースモジュールである。
無線LANモジュール108は、無線LAN800を介してデータの送受信を行うためのネットワークインタフェースモジュールである。無線LANモジュール108は、無線LAN用の電波を送受信するアンテナ(図示せず)を内蔵している。
タイマ121は、CPU101で実行されるプログラムの指示によりカウンタのクリア、カウント開始、カウント停止、現在のカウント値の確認等の制御が可能な32bitのタイマ/カウンタで実現される。
電源制御部122は、CPU101からの指示またはユーザによる電源スイッチ(図示せず)の操作に応じて、画像形成装置100の電源である電源部123の制御を行う。CPU101は、ユーザからの操作を一定期間受け付けていない状態、あるいは、LAN600を介してプリントジョブを一定期間受信していない状態を検出すると、電源制御部122を介して不要な部分への電源供給を停止させる。
また、電源制御部122は、電源スイッチ(図示せず)による電源オフの操作を検出することが可能であり、検出した結果を電源オフ要求としてCPU101に通知することができる。CPU101は、電源オフ要求を受信することで画像形成装置100を電源オフできる状態へと移行させ、電源制御部122に対して電源停止の指示を行う。
電源部123は、画像形成装置100に対して交流電源を直流電源に変換する電源であり、電源制御部122の指示により変換動作をオフ/オンする。
人感センサ130は、センサ131と判断部132で構成される。センサ131には、熱源を検出する素子を縦横に二次元状に複数配列した二次元配列型熱源検出手段(赤外アレイセンサ)が利用されている。センサ131が、赤外アレイセンサから得られる温度分布を解析することで、検出エリア内にいる人や熱源の温度変化を非接触で検知し、人等の移動や滞在を検知することができる。なお、センサ131としては、焦電センサや反射センサ、カメラ等を単体もしくは複数組み合わせて使用することもできる。なお、人感センサ130は、装置内に設置する必要はなく、装置に近づく人を検出することが可能であれば、装置外に設置されていてもよい。
判断部132は、センサ131の検出結果に基づいて人が近づいたかを判断し、人検知信号をシステムバス114へ出力する。CPU101は、人検知信号を受け取ると無線LANモジュール108の制御を行う。
システムバス114は、上述した各部を互いに接続するためのシステムバスである。
イメージバスI/F109は、システムバス114と画像処理を担当する各ブロックを接続している画像バス115との中継、データ構造の変換を担う。画像バス115には、RIP110、デバイスI/F111、プリンタ画像処理部112、スキャナ画像処理部113が接続されている。
RIP110は、ラスタイメージプロセッサ(RIP)であり、ページ記述言語(PDL)コードやディスプレイリストをビットマップイメージに変換する。
デバイスI/F111は、スキャナ部118やプリンタ部119と画像バス115を接続するインタフェースであり、スキャナ部118とはスキャナバス116を介して接続され、プリンタ部119とはプリンタバス117を介して接続される。
また、デバイスI/F111は、スキャナ部118からスキャナバス116を介して受信した画像データを画像バス115に送信するためのタイミング調整を行う。また、デバイスI/F111は、画像バス115からプリンタバス117を介してプリンタ部119への画像データ送信のためのタイミング調整を行う。
スキャナ部118は、原稿から読み取った画像データに対して、画像形成装置100に応じた補正、解像度変換等の処理を行う。
プリンタ部119は、プリント出力する画像データに対して、画像形成装置100の仕様に応じた補正、解像度変換等の処理を行う。
画像形成装置100は省電力モード機能を備え、省電力モード時には、CPU101で実行されるプログラムの指示により、電源制御部122と連携して装置内の各部の消費電力が抑制される。
図3は、図1における携帯端末300の概略構成を示すブロック図である。
CPU301は、携帯端末300全体を制御する中央演算ユニットである。RAM302は、CPU301で実行されるプログラムが格納されるメモリであり、また、CPU301が演算に用いるデータを一時的に格納するためのワークメモリである。フラッシュROM303は、CPU301が使用するプログラムや各種データを格納するフラッシュROMである。
操作部304は、ユーザが携帯端末300を操作するためのユーザインタフェースであり、タッチパネル式LCD(図示せず)にて構成される。
カメラ305は、静止画や動画を撮影するための撮像部である。
無線LANモジュール306は、無線LAN800を介してデータの送受信を行うためのネットワークインタフェースモジュールである。無線LANモジュール306は、無線LAN用の電波を送受信するアンテナ(図示せず)を内蔵している。
NFCモジュール307は、NFCを介してデータの送受信を行うためのネットワークインタフェースモジュールである。NFCモジュール307は、NFC用の電波を送受信するアンテナ(図示せず)とNFCで取り扱われるデータの一時保持に使用するフラッシュROM(図示せず)を内蔵している。
タイマ308は、CPU301で実行されるプログラムの指示によりカウンタのクリア、カウント開始、カウント停止、現在のカウント値の確認等の制御が可能な32bitのタイマ/カウンタで実現される。
電源制御部309は、携帯端末300に電源を供給するものであり、主にバッテリーで実現される。
GPS(Global Positioning System)モジュール311は、GPS衛星からの信号を受信するアンテナ部(図示せず)と、受信した信号からGPS衛星との距離を算出する処理部(図示せず)を備える測位手段である。
振動センサ312は、ユーザが携帯端末300を持って移動する際の振動を検出するためのものである。ユーザが歩行している間に検出される振動は、周波数及び振幅が共に小さく、かつ、所定時間継続するという特徴を持つ。
システムバス310は、上述した各部を互いに接続するためのシステムバスである。
携帯端末300は省電力モード機能を備える。省電力モード時には、CPU301の指示により電源制御部309と連携してCPU301、RAM302、操作部304、カメラ305、無線LANモジュール306、NFCモジュール307、タイマ308及びGPSモジュール311の消費電力が抑制される。なお、CPU301は、振動センサ312の検出結果に基づいて、ユーザが携帯端末300を所持して移動しているか否かを判断し、この判断結果によって電源制御部309と連携して各部の消費電力を抑制してもよい。
次に、携帯端末300を携帯したユーザが画像形成装置100に接近したときの携帯端末300と画像形成装置100との間の無線接続処理について説明する。
まず、携帯端末300に画像形成装置100の位置情報を登録する動作処理について説明する。
図4は、携帯端末300に画像形成装置100の位置情報データを登録する際の画像形成装置100と携帯端末300の連携動作を示すシーケンス図である。
図4において、画像形成装置100では、ユーザが接近すると人感センサ130によってユーザの存在が検知され、人検知信号がシステムバス114を介してCPU101に送信される(S1000)。
次に、画像形成装置100では、CPU101が人検知信号を受け取ると無線LANモジュール108の制御を行い、無線LANモジュール108を無線LAN接続待ち状態へ移行させる(S1001)。
次に、ユーザが、いわゆるタッチ操作を行って携帯端末300を画像形成装置100に近接させることにより、画像形成装置100と携帯端末300との間でNFC通信が確立される(S1002)。
NFC通信が確立した際に、携帯端末300は、NFC700を介して画像形成装置100からIPアドレス等の装置固有のID情報を受け取る(S1003)。なお、ID情報を受け取るタイミングは、NFC通信確立後であればよく、必ずしもNFC通信確立直後に限定されない。また、ID情報の送受信方式は必ずしもNFC通信に限定されず、後に通信が確立するWi−Fi Directであってもよい。
NFC通信が確立した後、携帯端末300は、位置情報データ登録処理を実行する(S1004)。ここでは、CPU301がGPSモジュール311により測位された位置情報を取得し、画像形成装置100の位置情報データとして携帯端末300のフラッシュROM303もしくはRAM302に保存する。なお、画像形成装置100の位置情報をフラッシュROM303に保存した場合は、携帯端末300で実行される処理の高速化の観点からフラッシュROM303に保存されたデータを一時的にRAM302へ退避させておく。そして、通常動作時にはRAM302に一時保存されたデータを参照するようにしてもよい。
次に、NFC通信の確立をトリガーとして、携帯端末300は、画像形成装置100へ無線LAN接続要求を行ってもよい(S1005)。
無線LAN接続要求が行われると、携帯端末300と画像形成装置100との間で無線LAN接続処理が行われ(S1006)、無線LAN通信が確立される(S1007)。なお、無線LAN通信が確立した場合、携帯端末300は、ユーザの操作に基づいて無線LAN800を介して画像形成装置100にプリントジョブを送信し、画像形成装置100は受信したプリントジョブに従い印刷を実行してもよい。
上述した連携動作により、ユーザは、携帯する携帯端末300に画像形成装置100の位置情報データを登録することができる。なお、本実施形態では、画像形成装置の位置情報を携帯端末のGPSモジュールを利用して取得しているが、画像形成装置がGPSモジュールを備え、該GPSモジュールで取得して画像形成装置の位置情報を携帯端末に送信する構成であってもよい。また、画像形成装置に自装置の位置情報を予め保存しておき、携帯端末とのNFC通信が確立した際に、自装置の位置情報を携帯端末に送信する構成であってもよい。
図5は、図4の携帯端末300にて実行される位置情報データ登録処理の流れを示すフローチャートである。図5に記載のフローは、携帯端末300の電源がオンされた後にフラッシュROM303に格納されたプログラムに基づいて、CPU301が実行するものである。
まず、CPU301は、NFCモジュール307内の状態を示すレジスタ(図示せず)からNFC通信が確立しているか判定し、NFC通信が確立するまで待機する(S1100 No)。
次に、CPU301は、NFCモジュール307によりNFC通信が確立すると(S1100 Yes)、画像形成装置100からIPアドレス等の装置固有のID情報を受け取る(S1101)。なお、ID情報を受け取るタイミングは、NFC通信確立後であればよく、必ずしもNFC通信確立直後に限定されない。また、ID情報の送受信方式は必ずしもNFC通信に限定されず、後に通信が確立するWi−Fi Directであってもよい。
次に、CPU301は、受信したID情報が携帯端末300内のRAM302もしくはフラッシュROM303に存在しているか否かを判定する(S1102)。ID情報が既に存在した場合(S1102 Yes)、CPU301は新たに位置情報データを取得せず、そのまま無線LAN接続要求を行う(S1106)。
一方、ID情報が存在しない場合(S1102 No)、CPU301は、図6に示す登録確認画面1200を操作部304に表示して、ユーザに画像形成装置100の位置情報を登録するか否か選択させる(S1103)。ユーザが「キャンセル」ボタン1203を押下した場合(S1103 No)、CPU301は新たに位置情報データを取得せず、そのまま無線LAN接続要求を行う(S1106)。
一方、ユーザが「登録」ボタン1202を押下した場合(S1103 Yes)、CPU301は、GPSモジュール311から位置情報を取得する(S1104)。そして、画像形成装置100の位置情報データとして携帯端末300のフラッシュROM303もしくはRAM302に保存する(S1105)。なお、画像形成装置100の位置情報をフラッシュROM303に保存した場合は、携帯端末300で実行される処理の高速化の観点からフラッシュROM303に保存されたデータを一時的にRAM302へ退避させておく。そして、通常動作時にはRAM302に一時保存されたデータを参照するようにしてもよい。
また、CPU301は、必ずしも画像形成装置100の位置情報を登録するか否かユーザに選択させる必要はなく、NFC通信が確立した際に必ず位置情報データを取得するようにしてもよい。その際、CPU301は、画像形成装置100のID情報を受信する必要はなく、そのID情報が携帯端末300内のRAM302もしくはフラッシュROM303に存在しているか否か判定する必要もない。
位置情報データを保存した後、携帯端末300は、画像形成装置100へ無線LAN接続要求を行う(S1106)。
無線LAN接続要求が行われると、携帯端末300と画像形成装置100との間で無線LAN接続処理が行われ、無線LAN通信が確立される(S1107 Yes)。
なお、無線LAN通信が確立した後、携帯端末300は、ユーザの操作に応じて、無線LAN800を介して画像形成装置100にプリントジョブを送信してもよい。画像形成装置100は、携帯端末300から受信したプリントジョブに従って印刷を実行する。
また、携帯端末300は、画像形成装置100の位置情報を保存後(S1105)、必ずしも無線LAN接続要求(S1106)を行う必要はない。すなわち、携帯端末300は、位置情報の登録のみ行い、無線LAN接続を行わなくてもよい。
上記処理により、ユーザは、携帯する携帯端末300に画像形成装置100の位置情報データを登録することができる。
図6は、図5のS1103で携帯端末300の操作部304に表示される登録確認画面の一例を示す図である。
登録確認画面1200は、ユーザに対して画像形成装置100の位置情報データを登録するか否かを選択させるための表示画面である。
ID情報表示欄1201は、位置情報データ登録の可否の選択対象となる装置をユーザに伝えるための欄である。「登録」ボタン1202をユーザが押した場合、携帯端末300は、GPSモジュール311から位置情報を取得する(図5のS1103 Yes)。一方、「キャンセル」ボタン1203をユーザが押した場合、携帯端末300は、GPSモジュール311から位置情報を取得せず、そのまま無線LAN接続要求を行う(図5のS1103 No)。
次に、タッチ操作を行うことなく、自動的に行われる携帯端末300と画像形成装置100との間の無線接続の動作処理について説明する。
図7は、タッチ操作を行うことなく、自動的に無線接続が行われる画像形成装置100と携帯端末300の連携動作を示すシーケンス図である。
図7において、画像形成装置100では、ユーザが接近すると人感センサ130によってユーザの存在が検知され、人検知信号がシステムバス114を介してCPU101に送信される(S1300)。
次に、画像形成装置100では、CPU101が人検知信号を受け取ると無線LANモジュール108の制御を行い、無線LANモジュール108を無線LAN接続待ち状態へ移行させる(S1301)。
次に、携帯端末300は、一定間隔で位置情報データ照合処理(図8)を実行する(S1302)。位置情報データ照合処理において所定の条件を満たした場合(図8のS1405 Yes)、携帯端末300は、画像形成装置100に対して画像形成装置100のID情報を含む無線LAN接続要求をブロードキャストする(S1303)。その後、無線LAN接続要求を受けた複数の画像形成装置のうち、接続要求に含まれるID情報と一致する画像形成装置100が接続要求に応えることで、携帯端末300と画像形成装置100間で無線LAN接続処理が行われる(S1304)。そして、無線LAN通信が確立される(S1305)。なお、無線LAN接続処理が実行される前に、携帯端末300では、操作部304を介してユーザに画像形成装置100と無線接続するか否か選択させてもよい(図示せず)。また、無線LAN通信が確立した場合、携帯端末300は、ユーザの操作に応じて無線LAN800を介して画像形成装置100にプリントジョブを送信してもよい。画像形成装置100は、携帯端末300から受信したプリントジョブに従って印刷を実行する。
上述した連携動作により、位置情報データ登録処理(図5)が行われた画像形成装置100に対して、携帯端末300は、ユーザ操作及びNFC通信を介さずに無線LAN接続要求を行い、無線LAN通信の確立を行うことができる。
図8は、図7の携帯端末300にて実行される位置情報データ照合処理の流れを示すフローチャートである。図8に記載のフローは、携帯端末300の電源がオンされた後にフラッシュROM303に格納されたプログラムに基づいて、CPU301が実行するものである。
まず、CPU301は、振動検出手段である振動センサ312の検出結果に基づいて、ユーザが携帯端末300を持って移動したと判断すると(S1400 Yes)、GPSモジュール311を省電力モードから通常電力モードへ復帰させる(S1401)。
次に、CPU301は、携帯端末300と画像形成装置100間の距離を判断するための距離閾値(Th)をフラッシュROM303から読み出し、RAM302上に保持する(S1402)。
次に、CPU301は、GPS位置情報を取得するタイミングを生成するタイマ閾値(Th)をフラッシュROM303から読み出し、RAM302上に保持する(S1403)。なお、本実施形態では、距離閾値(Th)およびタイマ閾値(Th)を固定値としているが、プログラマブルに変更可能な値としてもよい。
次に、CPU301は、位置情報データ算出処理(図9)を実行し、画像形成装置100と携帯端末300(内のGPSモジュール311)間の距離を取得する(S1404)。
次に、CPU301は、RAM302上に保持された距離閾値(Th)と取得した距離を比較する(S1405)。この比較結果から、CPU301は、算出した距離が距離閾値(Th)より大きいと判断した場合(S1405 No)、再度位置情報データ算出処理(図9)を行う。一方、算出した距離が距離閾値(Th)以下と判断した場合(S1405 Yes)、CPU301は、携帯端末300が画像形成装置100に近いと判断し、画像形成装置100に無線LAN接続要求を行う(S1406)。
次に、CPU301は、再度、位置情報データ算出処理(図9)を実行し、画像形成装置100と携帯端末300(内のGPSモジュール311)間の距離を取得する(S1407)。
次に、CPU301は、RAM302上に保持された距離閾値(Th)と取得した距離を比較する(S1405)。この比較結果から、CPU301は、算出した距離が距離閾値(Th)より大きいと判断した場合(S1408 No)、携帯端末300が画像形成装置100から離れたと判断し、無線LAN接続要求を停止する(S1409)。一方、算出した距離が距離閾値(Th)以下と判断した場合(S1408 Yes)、CPU301は、携帯端末300が画像形成装置100に近いと判断し、無線LAN接続要求を継続する。その後、携帯端末300と画像形成装置100間で無線LAN接続処理が行われ、無線LAN通信が確立される。なお、無線LAN接続処理が実行される前に、CPU301が操作部304を介してユーザに画像形成装置100と無線接続するか否か選択させてもよい(図示せず)。
無線LAN通信が確立した場合(S1410 Yes)、携帯端末300は、ユーザの操作に応じて無線LAN800を介して画像形成装置100にプリントジョブを送信してもよい。画像形成装置100は、携帯端末300から受信したプリントジョブに従って印刷を実行する。
一方、無線LAN通信が確立しない場合(S1410 No)、CPU301は、再度位置情報データ算出処理(図9)を実行し、携帯端末300が画像形成装置100から離れていないか確認を行う。
上記処理により、位置情報データ登録処理(図5)が行われた画像形成装置100に対して、携帯端末300は、ユーザ操作及びNFC通信を介さずに無線LAN接続要求を行い、無線LAN通信の確立を行うことができる。
図9は、図8の携帯端末300にて実行される位置情報データ算出処理の流れを示すフローチャートである。図9に記載のフローは、携帯端末300の電源がオンされた後にフラッシュROM303に格納されたプログラムに基づいて、CPU301が実行するものである。
図9において、CPU301は、システムバス310を介してタイマ308の現在値をクリアした後(S1500)、タイマ308のカウントを開始させる(S1501)。
次に、CPU301は、システムバス310を介してタイマ308の現在値を読み出し、RAM302上に保持されたタイマ閾値(Th)と比較する(S1502)。CPU301は、タイマ308の現在値がタイマ閾値(Th)を超える場合(S1502 Yes)、GPSモジュール311からGPS位置情報を取得する(S1503)。
次に、CPU301は、RAM302上に保持された画像形成装置100の位置情報データとGPSモジュール311より取得したGPS位置情報から、画像形成装置100とGPSモジュール311間の距離を算出する(S1504)。
上記処理により、位置情報データ登録処理(図5)が行われた画像形成装置100と携帯端末300間の距離を算出することができる。
次に、画像形成装置100にて実行される無線LAN接続処理について説明する。
図10は、画像形成装置100にて実行される無線LAN接続処理の流れを示すフローチャートである。図10に記載のフローは、HDD104等に格納されたプログラムに基づいて、CPU101が実行するものである。
図10において、ユーザが画像形成装置100に接近すると、人感センサ130によってユーザの存在が検知され、人検知信号がシステムバス114を介してCPU101に送信される(S1600 Yes)。
次に、CPU101は、人感センサ130から人検知信号を受け取ると、無線LANモジュール108を省電力モードから通常電力モードへ復帰させる(S1601)。
次に、CPU101は、人感センサ130の検知結果から、ユーザが既に画像形成装置100から離れたと判断した場合(S1602 No)、無線LANモジュール108を再び省電力モードへ変更し、不必要な電力消費を削減する(S1603)。
一方、ユーザが画像形成装置100から離れていないと判断した場合(S1602 Yes)、CPU101は、無線LANモジュール108を無線LAN接続待ち状態へ移行させる(S1604)。そして、無線LANモジュール108は無線LAN接続要求の受信を行い(S1605)、無線LAN接続要求を受信しない場合や、接続要求に含まれるID情報が画像形成装置自身のID情報と異なる場合(S1605 No)、ステップS1602に戻る。
一方、無線LAN接続要求を受信し、接続要求に含まれるID情報が画像形成装置100自身のID情報と一致する場合(S1605 Yes)、CPU101は無線LAN接続処理を行う。その後、携帯端末300と画像形成装置100間で無線LAN通信が確立される(S1605 Yes)。一方、無線LAN通信が確立されない場合(S1605 No)、ステップS1602に戻る。
上記処理により、画像形成装置100は、ユーザがタッチ操作を行うことなく、当該ユーザの接近に応じて無線LAN通信を確立することができる。
本実施形態によれば、ユーザは画像形成装置100の位置情報を携帯端末300に登録した後、携帯端末300を携帯して画像形成装置100に近づくだけで、タッチ操作を行うことなく自動的に無線LAN通信を確立することができる。その結果、ユーザが操作を行うことなく、携帯端末とユーザが登録した機器との間の無線接続を可能にする。
[第2の実施形態]
画像形成装置100へプリントジョブを送る手段として、プッシュプリントとプルプリントという2つの手段が存在する。
プッシュプリントは、ユーザがPC200や携帯端末300から直接画像形成装置100にプリントジョブを送信する。画像形成装置100は、そのプリントジョブをためおき、ユーザが当該画像形成装置100に出向いて印刷指示を行う。一方、プルプリントは、ユーザがPC200や携帯端末300からサーバ400にプリントジョブを送信し、サーバ400に蓄積されたプリントジョブを画像形成装置100から指示することにより印刷を行う。
本発明の第2の実施形態は、上記プッシュプリントを行ったユーザが画像形成装置100に接近した際に、当該ユーザが画像形成装置100に送信したプリントジョブを特別な操作を介さずに通知する機能を実現するものである。なお、本通知機能は必ずしもすべてのユーザに対して実施する必要はなく、画像形成装置100から、またはPC200や携帯端末300上のアプリケーションから本通知機能を実行するか否か選択することが可能な構成であってもよい。
本第2の実施形態において、上記第1の実施の形態と同様の部分については、同一の符号を用いてその説明を省略する。以下に、上記第1の実施の形態と異なる点のみを説明する。
図11は、本発明の第2の実施形態における画像形成装置100、PC200及び携帯端末300の連携動作を示すシーケンス図である。
ユーザはPC200や携帯端末300上で実行されるアプリケーションを使用し、画像形成装置100を指定して印刷の指示を行う(S1700)。なお、図11では、PC200が画像形成装置100を指定して印刷の指示を行った場合の例を示している。
印刷の指示が行われると、アプリケーションは印刷指示を行ったユーザ情報を取得し(S1701)、そのユーザ情報を付加したプリントジョブを生成する(S1702)。その後、PC200は、LAN600を介して画像形成装置100にプリントジョブを送信する(S1703)。
画像形成装置100は、プリントジョブを受信すると、そのデータをHDD104に記録する(S1704)。その後、上記第1の実施形態と同様の方法で(図7)、ユーザが携帯端末300を携帯して画像形成装置100に接近した際に、自動的に無線LAN接続処理が行われる(S1300〜S1305)。
無線LAN通信の確立後に、画像形成装置100は、携帯端末300からユーザ情報を受け取る(S1705)。そして、受け取ったユーザ情報から、そのユーザが投入したプリントジョブのリストの探索を行い、結果をRAM102に保持する(S1706)。RAM102に保持されたプリントジョブが存在する場合、画像形成装置100では、CPU101が無線LANモジュール108を制御して携帯端末300にプリントジョブを送信する(S1707)。
携帯端末300では、CPU301が、受信したプリントジョブの件数や内容を解析し、図12に示す通知画面を操作部304に表示して、ユーザに通知を行う(S1708)。ユーザは操作部304を介して印刷指示を行いたいプリントジョブの選択を行い(S1709)、携帯端末300は選択されたプリントジョブの印刷指示を画像形成装置100へ送信する(S1710)。なお、ユーザは必ずしもプリントジョブの選択や印刷指示を携帯端末300で行う必要はなく、従来の操作方法と同じく直接画像形成装置100の操作部120を介して行ってもよい。
図12は、図11のS1708で携帯端末300の操作部304に表示される通知画面の一例を示す図である。
通知画面1800は、画像形成装置100にプリントジョブが存在している旨をユーザに通知するための表示画面である。
装置情報表示欄1801は、通知の対象がどの装置かユーザに伝えるための欄である。件数表示欄1802は、プリントジョブが何件存在しているかユーザに伝えるための欄である。「表示」ボタン1803をユーザが押した場合、携帯端末300はプリントジョブのより詳細な内容を表示することができる(図13)。一方、「キャンセル」ボタン1803をユーザが押した場合、携帯端末300は、プリントジョブのより詳細な内容を表示せず、そのまま無線LAN接続状態を継続する。
図13は、図12に示す「表示」ボタン1803が押下されたときに携帯端末300の操作部304に表示される通知画面の一例を示す図である。
通知画面1900は、画像形成装置100に存在するプリントジョブの詳細情報をユーザに通知するための表示画面である。装置情報表示欄1901は、通知の対象がどの装置かユーザに伝えるための欄である。
プリントジョブリスト1902は、プリントジョブのファイル名や画像形成装置100への保存日時等をユーザに伝えるためのリストである。
チェックボックス1903は、ユーザが印刷もしくは削除したい対象を選択するためのボックスである。「削除」ボタン1904をユーザが押した場合、CPU301は対象のプリントジョブを削除するコマンドを、無線LANモジュール306を介して画像形成装置100へ送信する。一方、「印刷」ボタン1905をユーザが押した場合、CPU301は対象のプリントジョブを印刷するコマンドを、無線LANモジュール306を介して画像形成装置100へ送信する。
本実施形態によれば、携帯端末300を携帯したユーザが画像形成装置100に接近した際に、そのユーザがプッシュプリントを指示したプリントジョブのうち、未処理のプリントジョブを特別な操作を介さずに通知することができる。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態は、上述したプルプリントを行ったユーザが画像形成装置100に接近した際に、当該ユーザが画像形成装置100に送信したプリントジョブを特別な操作を介さずに通知する機能を実現するものである。なお、本通知機能は必ずしもすべてのユーザに対して実施する必要はなく、画像形成装置100から、またはPC200や携帯端末300上のアプリケーションから本通知機能を実行するか否か選択することが可能な構成であってもよい。
本第3の実施形態において、上記第1の実施の形態と同様の部分については、同一の符号を用いてその説明を省略する。以下に、上記第1の実施の形態と異なる点のみを説明する。
図14は、本発明の第3の実施形態における画像形成装置100、PC200、携帯端末300及びサーバ400の連携動作を示すシーケンス図である。
ユーザはPC200や携帯端末300上で実行されるアプリケーションを使用し、画像形成装置100を指定して印刷の指示を行う(S2000)。なお、図14では、PC200が画像形成装置100を指定して印刷の指示を行った場合の例を示している。
印刷の指示が行われると、アプリケーションは印刷指示を行ったユーザ情報を取得し(S2001)、そのユーザ情報を付加したプリントジョブを生成する(S2002)。その後、PC200は、LAN600を介してサーバ400にプリントジョブを送信する(S2003)。
サーバ400は、プリントジョブを受信すると、そのデータを保存する(S2004)。その後、上記第1の実施形態と同様の方法で(図7)、ユーザが携帯端末300を携帯して画像形成装置100に接近した際、自動的に無線LAN接続処理が行われる(S1300〜S1305)。
無線LAN通信の確立後に、画像形成装置100は、携帯端末300からユーザ情報を受け取る(S2005)。そして、受け取ったユーザ情報を、有線LANモジュール107を介してサーバ400へ転送する(S2006)。
サーバ400は、受け取ったユーザ情報から、そのユーザが投入したプリントジョブのリストの探索を行い(S2007)、プリントジョブが存在した場合には、そのプリントジョブを画像形成装置100へ送信する(S2008)。
画像形成装置100は、サーバ400から受信したプリントジョブを、無線LANモジュール108を介して携帯端末300に転送する(S2009)。
携帯端末300では、CPU301が、受信したプリントジョブの件数や内容を解析し、図12に示すような通知画面を操作部304に表示してユーザに通知を行う(S2010)。その後、ユーザは、上記第2の実施形態と同様の方法でプリントジョブを選択し(S2011)、印刷指示を行う(S2012)。
なお、ユーザに通知を行う際に表示される画面は上記第2の実施形態と同様な方法でもよい。また、第2の実施形態と同様に、ユーザは直接画像形成装置100の操作部120を介して印刷指示等を行ってもよい。
本実施形態によれば、携帯端末300を携帯したユーザが画像形成装置100に接近した際に、そのユーザがプルプリントを指示したプリントジョブのうち、未処理のプリントジョブを特別な操作を介さずに通知することができる。
[第4の実施形態]
上記第2及び第3の実施形態では、ユーザが予め印刷指示を行ったプリントジョブを通知対象として扱ったが、通知の対象はこれだけに限定されない。例えば、反射センサ等の原稿検知センサが画像形成装置100のスキャナ部118に搭載されていた場合、画像形成装置100に接近したユーザに対して、載置した原稿の有無を通知することができる。これにより、原稿の取り忘れを防止できる。
また、画像形成装置100の原稿切れ、トナー切れ等の装置の状態異常や、サーバ400の管理者がサーバ400上に設定したメッセージ等も通知の対象である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 画像形成装置
130 人感センサ
131 センサ
200 パーソナルコンピュータ(PC)
300 携帯端末
311 GPSモジュール
400 サーバ
600 ローカルエリアネットワーク(LAN)
700 NFC
800 無線LAN

Claims (9)

  1. 携帯端末を画像形成装置に近接させることにより第1の通信方法で無線通信を確立し、前記第1の通信方法とは異なる第2の通信方法で前記携帯端末と前記画像形成装置の無線通信を確立することができる無線通信システムにおいて、
    前記携帯端末は、
    自装置の位置を測位する測位手段と、
    前記測位手段により測位された位置情報に基づいて前記携帯端末と前記画像形成装置との距離が前記第2の通信方法による無線通信の確立が可能となる距離になったときは、前記画像形成装置に前記第2の通信方法による接続要求を送信する第1の通信手段とを備え、
    前記画像形成装置は、
    人の接近を検知する人感センサと、
    前記人感センサによって人の接近を検知したときは、前記第2の通信方法による接続待ちを行う第2の通信手段とを備え、
    前記第2の通信手段は、前記携帯端末から接続要求を受信したときは、前記携帯端末との間で前記第2の通信方法による無線通信を確立することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記携帯端末は、
    前記画像形成装置との間で前記第1の通信方法により無線通信が確立した場合には、前記測位手段によって測位した位置情報を前記画像形成装置の位置情報として保存する登録手段と、
    前記測位手段により測位された現在の位置情報と前記登録手段により保存された前記画像形成装置の位置情報から前記画像形成装置と自装置との間の距離を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された距離に基づいて、前記第2の通信方法により前記画像形成装置との無線通信を確立するか否か判断する判断手段とをさらに備え、
    前記第1の通信手段は、前記算出された距離が予め設定された閾値より小さいと判断された場合には、前記第2の通信方法により前記画像形成装置との無線通信を確立することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記携帯端末は、
    前記画像形成装置との間で前記第2の通信方法による無線通信が確立したときは、前記画像形成装置にユーザ情報を送信する送信手段と、
    前記画像形成装置から受信した未処理のジョブを表示する表示手段をさらに備え、
    前記画像形成装置は、
    前記携帯端末からユーザ情報を受信したときは、当該ユーザが指示したジョブのうち未処理のジョブを送信することを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信システム。
  4. 前記画像形成装置は、
    前記携帯端末からユーザ情報を受信したときは、さらに、自装置に載置された原稿の有無、自装置の状態、管理者が設定したメッセージの少なくとも1つを含む情報を送信することを特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 前記携帯端末は、
    前記画像形成装置との間で前記第2の通信方法による無線通信が確立したときは、前記画像形成装置にユーザ情報を送信する送信手段と、
    前記画像形成装置から受信した未処理のジョブを表示する表示手段をさらに備え、
    前記画像形成装置は、
    ジョブを保存するサーバと接続されており、
    前記携帯端末から受信したユーザ情報を前記サーバに転送し、当該ユーザが指示したジョブのうち未処理のジョブを前記サーバから受信して前記携帯端末に転送することを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信システム。
  6. 前記携帯端末は、
    自装置の振動を検出するための振動検出手段をさらに備え、
    前記振動検出手段が振動を検出したときは、前記測位手段を省電力モードから復帰させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  7. 前記第1の通信方法には、NFC(Near Field Communication)を含む近距離無線通信が含まれ、前記第2の通信方法には、Wi−Fi Directを含む無線通信が含まれることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  8. 携帯端末を画像形成装置に近接させることにより第1の通信方法で無線通信を確立し、前記第1の通信方法とは異なる第2の通信方法で前記携帯端末と前記画像形成装置の無線通信を確立することができる無線通信システムの制御方法において、
    前記携帯端末の測位手段が、自装置の位置を測位する測位工程と、
    前記携帯端末の第1の通信手段が、前記測位工程にて測位された位置情報に基づいて前記携帯端末と前記画像形成装置との距離が前記第2の通信方法による無線通信の確立が可能となる距離になったときは、前記画像形成装置に前記第2の通信方法による接続要求を送信する第1の通信工程と、
    前記画像形成装置の人感センサが、人の接近を検知する検知工程と、
    前記画像形成装置の第2の通信手段が、前記検知工程にて人の接近を検知したときは、前記第2の通信方法による接続待ちを行う第2の通信工程と、
    前記画像形成装置の第2の通信手段が、前記携帯端末から接続要求を受信したときは、前記携帯端末との間で前記第2の通信方法による無線通信を確立する確立工程とを備えることを特徴とする無線通信システムの制御方法。
  9. 請求項8に記載の制御方法を画像形成装置および携帯端末に実行させるためのコンピュータに読み取り可能なプログラム。
JP2014077607A 2014-04-04 2014-04-04 無線通信システムおよびその制御方法、並びにプログラム Pending JP2015201676A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014077607A JP2015201676A (ja) 2014-04-04 2014-04-04 無線通信システムおよびその制御方法、並びにプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014077607A JP2015201676A (ja) 2014-04-04 2014-04-04 無線通信システムおよびその制御方法、並びにプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015201676A true JP2015201676A (ja) 2015-11-12

Family

ID=54552630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014077607A Pending JP2015201676A (ja) 2014-04-04 2014-04-04 無線通信システムおよびその制御方法、並びにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015201676A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016163249A (ja) * 2015-03-04 2016-09-05 株式会社リコー 電子機器、通信モード制御方法および通信モード制御プログラム
JP2017117281A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 ザ コカ・コーラ カンパニーThe Coca‐Cola Company 自動販売機、及び携帯端末
JP2017184004A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 Necプラットフォームズ株式会社 無線ネットワーク装置及びその制御方法、並びに無線ネットワークシステム
JP2017184005A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 Necプラットフォームズ株式会社 無線ネットワーク装置及びその制御方法
JP2020120353A (ja) * 2019-01-28 2020-08-06 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置及び画像形成装置
US20240015257A1 (en) * 2021-03-25 2024-01-11 Fujifilm Business Innovation Corp. Printing system, terminal device, and non-transitory computer readable medium

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016163249A (ja) * 2015-03-04 2016-09-05 株式会社リコー 電子機器、通信モード制御方法および通信モード制御プログラム
JP2017117281A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 ザ コカ・コーラ カンパニーThe Coca‐Cola Company 自動販売機、及び携帯端末
US11995676B2 (en) 2015-12-25 2024-05-28 The Coca-Cola Company Machine and portable terminal
JP2017184004A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 Necプラットフォームズ株式会社 無線ネットワーク装置及びその制御方法、並びに無線ネットワークシステム
JP2017184005A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 Necプラットフォームズ株式会社 無線ネットワーク装置及びその制御方法
JP2020120353A (ja) * 2019-01-28 2020-08-06 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置及び画像形成装置
JP7196637B2 (ja) 2019-01-28 2022-12-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置及び画像形成装置
US20240015257A1 (en) * 2021-03-25 2024-01-11 Fujifilm Business Innovation Corp. Printing system, terminal device, and non-transitory computer readable medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6184580B1 (ja) 情報処理装置、制御方法およびプログラム
JP2015201676A (ja) 無線通信システムおよびその制御方法、並びにプログラム
JP6514437B2 (ja) 携帯端末及びその制御方法とプログラム
US9191525B2 (en) Image forming system performing communication through visible light communication and communication mode different from visible light communication
US9348551B2 (en) Mobile terminal device, and method and computer readable medium for the same
JP6079060B2 (ja) 携帯端末、画像形成方法及び画像形成システム
JP5257437B2 (ja) 携帯端末及び処理装置の操作方法
JP6216149B2 (ja) 通信装置、通信方法およびプログラム
JP5926550B2 (ja) 印刷システム、情報処理端末、サーバ、制御方法、及びプログラム
US9344590B2 (en) Network system, mobile terminal, information processing apparatus, and control method
JP2012029164A (ja) 携帯端末及び装置管理方法
JP2013162313A (ja) 画像形成装置、その制御方法及びプログラム
JP2015106305A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2016164776A (ja) 情報処理装置、情報処理プログラム、および情報処理システム
JP2017016373A (ja) 情報処理装置、制御方法、およびプログラム
EP3413599B1 (en) Information processing apparatus, communication system, and communication method
JP5854643B2 (ja) 情報処理装置、制御方法およびプログラム
JP6282364B2 (ja) 通信装置、プログラム及びおよび通信システム
JP2016127570A (ja) 通信装置、通信装置の制御方法及びプログラム
US9201620B2 (en) Device management terminal for managing electronic device
JP2013254244A (ja) 情報端末及びその制御方法、並びにプログラム
JP2016057829A (ja) 印刷システム、および印刷方法
US20170223216A1 (en) System and method for proximity-based discovery of multifunction devices
JP2011120178A (ja) 撮影装置、その制御方法、プログラム
US9235369B2 (en) Mobile information processing terminal and method therefor, and non-transitory computer-readable storage medium for charging payment of unprinted portion of a print job