JP5697696B2 - 情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法 - Google Patents

情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法に関する。
近年、通信ネットワークを介して配信される情報を表示するデジタルサイネージと呼ばれる電子広告媒体が、店舗、街頭、駅、空港、ホテルなどの様々な場所に設置されている。例えば、広告主は、通信ネットワークを介して広告を出稿することでデジタルサイネージでの広告コンテンツの表示を行うことができる。
かかるデジタルサイネージに対し、カメラで撮像した顔データに基づいて性別層や年齢層を判別し、その判別結果に応じた広告コンテンツを表示する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−252613号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、通行人の性別層や年齢層に応じた情報を表示することができるに留まり、通行人の移動先を考慮するものではないことから、通行人の移動に対してタイムリーに情報を表示することができない場合がある。このことは、デジタルサイネージへの情報の表示に限らず、通行人の所持する無線端末への情報の通知でも同じである。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、通行人に対してタイムリーに情報を提供することができる情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法を提供することを目的とする。
本願に係る情報提供システムは、互いに異なる位置に設置された複数の無線LAN通信手段と、前記複数の無線LAN通信手段の通信エリア内にそれぞれ進入した無線端末の情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得した前記無線端末の情報に基づき、前記無線端末のユーザの移動ルートを判定する判定手段と、前記判定手段によって判定された移動ルートの情報を移動履歴として記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記移動履歴に基づき、前記無線LAN通信手段の通信エリア内に進入した無線端末のユーザの移動ルートを予測する予測手段と、前記予測手段によって予測された移動ルートに基づいて前記無線LAN通信手段の通信エリア内に進入した無線端末のユーザへ所定の情報を通知する通知手段とを備える。前記予測手段は、前記記憶手段に記憶された前記移動履歴に基づき、最も移動する確率が高い移動ルートを予測する。前記通知手段は、前記予測手段によって最も移動する確率が高いと予測された移動ルートに対応する情報を前記所定の情報として前記無線端末のユーザへ通知する。
実施形態の一態様によれば、通行人に対してタイムリーに情報を提供することができる情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法を提供できる。
図1Aは、実施形態に係る情報提供システムの構成例を示す図である。 図1Bは、実施形態に係る情報提供方法の説明図(その1)である。 図1Cは、実施形態に係る情報提供方法の説明図(その2)である。 図2は、無線LANアクセスポイントの具体的構成の一例を示す図である。 図3Aは、無線LANアクセスポイントと無線端末との間のセッション確立のシーケンスを示す図(その1)である。 図3Bは、無線LANアクセスポイントと無線端末との間のセッション確立のシーケンスを示す図(その2)である。 図4は、情報提供装置の具体的構成の一例を示す図である。 図5は、AP情報DBに記憶される検出情報データの一例を示す図である。 図6は、移動情報DBに記憶される移動履歴情報テーブルの一例を示す図である。 図7は、移動ルート検出エリアにおいて検出される移動ルートを示す図である。 図8は、通知情報DBに記憶される通知情報テーブルの一例を示す図である。 図9は、通知情報DBに記憶されるルート情報テーブルの一例を示す図である。 図10は、無線LANアクセスポイントにおける情報処理のフローチャートである。 図11は、情報提供装置における情報処理のフローチャートである。
以下に、本願に係る情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法が限定されるものではない。
〔1.情報提供システムの構成〕
まず、実施形態に係る情報提供システムの構成について説明する。図1Aは、実施形態に係る情報提供システムの構成を示す図である。
図1Aに示すように、実施形態に係る情報提供システム1は、複数の無線LAN(Local Area Network)アクセスポイント21〜210(以下、無線LANアクセスポイント2と総称する場合がある)と、デジタルサイネージ41〜43(以下、デジタルサイネージ4と総称する場合がある)と、情報提供装置5とを備える。なお、無線LANアクセスポイント2およびデジタルサイネージ4の数は、図1Aに示す例に限られない。
無線LANアクセスポイント21〜210は、例えば、小売店、飲食店、美容院・理容院、病院、ホテル、映画館、複合レジャー施設などの商業空間の他、駅、商店街、コンサートやスポーツなどが行われるイベント会場などを通信エリア61〜610(以下、AP通信エリア61〜610と記載する)とする。
無線LANアクセスポイント2は、無線LAN通信部を備えており、かかる無線LAN通信部によって、無線端末3と相互に無線通信可能である。無線LANアクセスポイント21〜210は、AP通信エリア61〜610(以下、AP通信エリア6と総称する場合がある)に進入した無線端末31、32(以下、無線端末3と総称する場合がある)を検出し、無線端末31、32の情報を情報提供装置5へ送信する。
無線端末31、32は、例えば、無線LAN通信機能を搭載した端末装置であり、例えば、スマートフォン、タブレットPC(Personal computer)、ゲーム機、モバイルPCなどであり、例えば、情報提供装置5やサーバ装置8(例えば、ウェブサーバ)などと通信可能である。なお、図1Aに示す例では、ユーザU1〜Un(以下、ユーザUと総称する場合がある)が所有する無線端末31〜3nのうち、ユーザU1、U2が所有する無線端末31、32が示されている。
デジタルサイネージ4は、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイなどのディスプレイやプロジェクタを有する。かかるデジタルサイネージ4は、無線/有線LAN通信機能を有しており、例えば、無線LAN経由の場合には、それぞれ無線LANアクセスポイント2を介して情報提供装置5から通知情報を受信して表示する。また、デジタルサイネージ4は、有線LAN経由で無線LANアクセスポイント2や他のネットワークを介して情報提供装置5から通知情報を受信して表示することもできる。
情報提供装置5は、通信ネットワーク7に接続された無線LANアクセスポイント2経由で無線端末3の情報を取得し、取得した無線端末3の情報に基づき、無線端末3のユーザUの移動ルートを判定する。そして、情報提供装置5は、判定した移動ルートの情報を移動履歴として記憶部に記憶する。
情報提供装置5は、記憶部に記憶された移動履歴に基づき、無線LANアクセスポイント2のAP通信エリア6内に進入した無線端末3のユーザUへ通知情報を通知する。無線端末3のユーザUへの情報通知は、例えば、無線端末3のユーザUが移動しているルート上に設けられたデジタルサイネージ4へ通知情報を表示し、または、無線端末3の表示部へ通知情報を表示することによって行われる。これにより、通行人である無線端末3のユーザUの移動に対してタイムリーに情報を提供することができる。
図1Bは、実施形態に係る情報提供方法の説明図である。図1Aに示すように、無線LANアクセスポイント2が設置されているエリア9(以下、移動ルート検出エリア9と記載する)を無線端末3のユーザUが移動すると、無線LANアクセスポイント2により無線端末3の情報が検出され、情報提供装置5へ送信される。
例えば、無線端末31のユーザU1がルートXを移動すると、無線LANアクセスポイント21〜26によって無線端末31からの無線信号が検出され(ステップS11〜S16)、検出された無線端末31の情報が検出情報として無線LANアクセスポイント21〜26から情報提供装置5へ送信される(ステップS21〜S26)。
情報提供装置5は、無線LANアクセスポイント21〜26から取得した検出情報に基づき、無線端末31のユーザU1の移動ルートを判定する(ステップS3)。検出情報には、例えば、電波強度、端末IDおよび検出時刻の情報が含まれている。電波強度は、無線LANアクセスポイント21〜26で検出される無線端末31の無線信号の電波強度であり、端末IDは、無線端末31の識別情報である。また、検出時刻は、無線LANアクセスポイント21〜26で無線端末31を検出した時間である。
情報提供装置5は、例えば、無線端末31の無線IDにより無線端末31を識別し、無線端末31の電波強度および検出時刻に基づいて、無線端末31のユーザU1の移動ルートを判定する。図1Cは、無線端末31のユーザU1がルートXを移動した場合の、各無線LANアクセスポイント21〜26における無線端末31の電波強度と検出時刻との関係を示す図である。
情報提供装置5は、例えば、事前に学習したルートXの基準情報を有しており、かかる基準情報と、無線LANアクセスポイント21〜26から取得した情報とを照合することで、無線端末31のユーザU1がルートXを移動したか否かを判定する。ルートXの基準情報は、例えば、事前に無線LAN機能を有する基準端末をルートXに沿って移動させることによって事前に取得した各無線LANアクセスポイント21〜26における基準端末の電波強度と検出時刻との関係を示す情報である。
情報提供装置5は、ユーザU1の移動ルートを判定すると、かかる判定結果を移動履歴の情報として、内部の記憶部に記憶する(ステップS4)。情報提供装置5は、同様に、移動ルート検出エリア9に進入した他の無線端末3のユーザUの移動ルートを判定し、かかる判定結果を移動履歴の情報として、内部の記憶部に記憶する。
その後、無線端末31のユーザU1が再度移動ルート検出エリア9に進入して無線LANアクセスポイント21により無線端末31の無線信号が検出された場合(ステップS5)、無線LANアクセスポイント21から無線端末31の情報が検出情報として情報提供装置5へ送信される(ステップS6)。
情報提供装置5は、検出情報として無線端末31の情報を取得すると、内部の記憶部に記憶した移動履歴の情報に基づき、通知情報を選択する(ステップS7)。情報提供装置5は、選択した通知情報を無線LANアクセスポイント21へ送信し(ステップS8)、無線LANアクセスポイント21経由で通知情報を無線端末31へ送信する(ステップS9)。また、情報提供装置5は、選択した通知情報をデジタルサイネージ41へ送信する(ステップS10)。これにより、無線端末31の表示部に通知情報が表示され(ステップS11)、また、デジタルサイネージ41に通知情報が表示される(ステップS12)。
ステップS7において、情報提供装置5は、例えば、内部の記憶部に記憶したユーザU1の移動履歴に基づき、無線LANアクセスポイント2のAP通信エリア6内に進入したユーザU1の移動ルートを予測し、この移動ルート上の店舗に関連する情報を通知情報として無線端末31やデジタルサイネージ41へ送信する。
ここでは、ユーザU1の移動履歴として、ルートX(図1A参照)が記憶されており、情報提供装置5は、ユーザU1の移動ルートがルートXであると予測する。そして、情報提供装置5は、ルートX上の店舗(例えば、図1Aに示すB店82)の情報を通知情報として無線端末31やデジタルサイネージ41へ送信する。これにより、ユーザU1が移動すると予測されるルートの情報をユーザU1に対してタイムリーに通知することができる。
また、情報提供装置5は、ルートXとは異なるルート上の店舗(例えば、図1Aに示すA店81)に関連する情報を通知情報として無線端末31やデジタルサイネージ41へ送信することもできる。これにより、ユーザU1が移動すると予測されるルートとは異なるルートの情報をユーザU1に対して通知することができ、ユーザU1をルートXとは異なるルートの店舗に誘導することができる。
以下、情報提供システム1を構成する無線LANアクセスポイント2および情報提供装置5について、さらに詳細に説明する。
〔2.無線LANアクセスポイント2の構成〕
まず、無線LANアクセスポイント2の構成について具体的に説明する。図2に示すように、無線LANアクセスポイント2は、無線LAN通信部21と、通信部22と、制御部23とを有する。
無線LAN通信部21は、対象となる場所を含む領域がそのAP通信エリア6となるように設置される。かかる無線LAN通信部21は、無線LAN通信を行う通信インタフェースであり、無線LAN通信機能を搭載した無線端末3との間で無線信号により情報の送受信を行う。なお、無線LANとして、例えば、IEEE802.11によって規定される無線LANなどがあるが、かかる規格の無線LANに限定されるものではない。
通信部22は、通信ネットワーク7に接続され、通信ネットワーク7を介して通信ネットワーク側装置との間で情報の送受信を行う。かかる通信部22は、通信ネットワーク7との接続を有線または無線で行う。通信ネットワーク側装置は、例えば、情報提供装置5やサーバ装置8である。
制御部23は、情報中継処理を行う中継部25と、無線端末3の検出処理を行う端末検出部26を備えており、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部23の内部構成は、かかる構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
中継部25は、例えば、無線端末3から無線LAN通信部21を介して取得した情報を通信部22から通信ネットワーク側装置へ送信し、また、通信ネットワーク側装置から通信部22を介して取得した情報を無線LAN通信部21から無線端末3へ送信する。
なお、無線LANアクセスポイント2から通信ネットワーク側装置への情報送信は、例えば、無線LANアクセスポイント2に割り当てられる通信ネットワーク7のアドレスを送信元アドレスとし、通信ネットワーク側装置に割り当てられる通信ネットワーク7のアドレスを送信先アドレスとしたパケット通信により行われる。通信ネットワーク7のアドレスは、例えば、通信部22に割り当てられるアドレスであり、例えば、IPアドレスである。
端末検出部26は、無線端末3から送信される無線パケットを無線LAN通信部21を介して取得することで、無線端末3の存在を検出する。図3Aおよび図3Bは、無線LANアクセスポイント2と無線端末3との間のセッション確立のシーケンスを示す図である。
図3Aに示す例では、無線端末3から周期的にプローブ要求と呼ばれる無線パケットがブロードキャストなどによって送信されており、端末検出部26は、かかる無線パケットを無線LAN通信部21経由で取得することで、無線端末3の存在を検出する。
プローブ要求にはBSSID(Basic Service Set Identifier)が含まれており、端末検出部26は、無線LAN通信部21のBSSIDと一致する場合に、プローブ応答を無線端末3へ送信する。プローブ応答を受信した無線端末3は、自動通信の設定がされている場合、通信中状態へ移行する。
通信中状態への移行は、図3Aに示すように、アソシエーション要求とアソシエーション応答によりセッションを確立することによって行われ、その後、無線端末3と無線LAN通信部21との間で、データフレームやコントロールフレームの送受信が行われて通信中状態になる。
また、端末検出部26は、周期的に無線パケットが送信されない無線端末3に対して、例えば、図3Bに示すように、ビーコンと呼ばれる無線パケットを無線LAN通信部21を介してブロードキャストし、かかるビーコンに対するアソシエーション要求を受信することで、無線端末3の存在を検出する。アソシエーション要求を受信した端末検出部26は、アソシエーション応答を無線端末3へ送信することによってセッションを確立し、無線端末3と無線LAN通信部21との間を通信中状態にする。
端末検出部26は、通信中状態へ移行すると、その後、通信中状態が解除されるまで繰り返し無線パケットを受信しており、無線端末3の存在を検出している状態である。なお、無線端末3から切断要求があった場合や、無線端末3と無線LAN通信部21との間で無線パケットを送受信できなくなった場合に、通信中状態が解除される。
端末検出部26は、例えば無線端末3を検出したと判定すると、無線端末3の端末情報を含む検出情報を通信部22から情報提供装置5へ送信する。具体的には、端末検出部26は、無線端末3から送信される無線パケットに含まれる端末IDを抽出し、さらに電波強度を検出する。
端末IDは、例えば、無線端末3の無線LAN通信部のMACアドレスであり、無線パケットに付加されて無線端末3から送信される。電波強度は、無線LANアクセスポイント2で受信される無線信号の電波強度である。なお、電波強度は、無線端末3において取得された電波受信強度(RSSI:Received Signal Strength Indication)であってもよい。この場合、電波強度の情報を含む無線信号が無線端末3から無線LANアクセスポイント2へ送信される。
端末検出部26は、無線端末3の端末IDおよび電波強度の情報に加え、AP−IDおよび通信中状態であるか否かの情報を検出情報として、周期的(例えば、1秒毎)に情報提供装置5へ送信する。AP−IDとしては、例えば、通信部22に割り当てられる通信ネットワーク7のネットワークアドレスを用いることができる。
〔3.情報提供装置5の構成〕
次に、実施形態に係る情報提供装置5の具体的構成について説明する。図4は、実施形態に係る情報提供装置5の具体的構成の一例を示す図である。図4に示すように、情報提供装置5は、通信部30と、記憶部31と、制御部32とを有する。さらに、記憶部31は、AP情報DB41と、移動情報DB42と、通知情報DB43とを有し、制御部32は、取得部51と、判定部52と、予測部53と、通知部54と、決済処理部55とを有する。
通信部30は、NIC(Network Interface Card)等のインタフェースである。制御部32は、通信部30および通信ネットワーク7を介して、無線LANアクセスポイント2や、無線LANアクセスポイント2を介した無線端末3との間で各種の情報を送受信する。
AP情報DB41、移動情報DB42および通知情報DB43は、例えば、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、光ディスク等の記憶装置である。なお、AP情報DB41、移動情報DB42および通知情報DB43を一つのDBとしてもよい。また、AP情報DB41や移動情報DB42に記憶される各種のIDは、「A1」や「T1」などの符号を用いて説明するが、説明の便宜上区別するために付した符号であり、かかる符号に限定される趣旨ではない。
制御部32は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。また、制御部32は、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)によって内部の記憶装置に記憶されたプログラムがRAMを作業領域として実行されることで、取得部51、判定部52、予測部53、通知部54および決済処理部55として機能する。なお、制御部32の構成は、かかる構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
〔3.1.取得部51〕
取得部51は、無線LANアクセスポイント2から送信される検出情報を取得し、検出情報に含まれる端末ID、電波強度、AP−IDおよび通信中状態であるか否かの情報に基づき、AP情報DB41の検出情報データを更新する。
図5は、検出情報データの一例を示す図である。図5に示すように、検出情報データは、「AP−ID」毎に、「端末ID」、「検出時刻」、「電波強度」および「通話中状態」が関連付けられた情報である。
「AP−ID」は、無線LANアクセスポイント2の識別情報であり、無線LANアクセスポイント2毎に割り当てられる情報であり、例えば、無線LANアクセスポイント2の通信部22に割り当てられる通信ネットワーク7のネットワークアドレスである。
「端末ID」は、無線LANアクセスポイント2のAP通信エリア6内に存在する無線端末3の識別情報である。例えば、図5に示す例では、AP−ID「A1」の無線LANアクセスポイント21のAP通信エリア61内に、端末ID「T1」、「T2」の無線端末31、32などが存在していることを示している。
「検出時刻」は、無線LANアクセスポイント2で無線端末3が検出された時刻の情報である。例えば、無線LANアクセスポイント2から検出情報が1秒周期で送信されている場合、図5に示すように、検出時刻は1秒毎に設定される。
「電波強度」は、AP通信エリア6内に存在する無線端末3の電波強度の情報である。図5に示す例では、電波強度を0〜10の範囲で強度が高いほど値が大きくなる強度レベルで表しているが、その他の単位(例えば、dBm)で設定することもできる。
「通信中状態」は、無線端末3が無線LANアクセスポイント2との間でセッションが確立しているか否かを示す情報であり、セッションが確立している場合には「1」が設定され、セッションが確立していない場合には「0」が設定される。
〔3.2.判定部52〕
判定部52は、AP情報DB41に記憶された検出情報データに基づいて、無線端末3のユーザUの移動ルートを判定し、かかる判定結果を移動履歴情報テーブルに設定する。
図6は、移動情報DB42に記憶される移動履歴情報テーブルの一例を示す図である。図6に示すように、移動履歴情報テーブルは、「端末ID」毎に「移動ルート」および「移動回数」の情報を関連付けた情報である。
「端末ID」は、無線端末3の識別情報であり、図5に示す「端末ID」と同一の情報である。「移動ルート」は、判定部52によって判定された移動ルートを示す情報であり、図6に示す例では、ルートXとルートYとが設定される。なお、移動ルート検出エリア9内での移動ルートが判定されていない端末ID「T5」に対しては、移動ルートが未設定であり、移動回数は0に設定される。なお、移動ルート検出エリア9内での移動ルートが判定されていない無線端末3は、例えば、移動ルート検出エリア9内に未進入または進入したが移動ルートが判定できなかった無線端末3である。
図7は、移動ルート検出エリア9において検出されるルートX、Yを示す図である。図7に示すように、ルートXは、デジタルサイネージ41、42、B店82の前方を通行するルートであり、ルートYは、デジタルサイネージ41、A店81、デジタルサイネージ43の前方を通行するルートである。
図6に示す移動履歴情報テーブルでは、例えば、端末ID「T1」の無線端末31のユーザU1が移動ルート検出エリア9おいてルートXを「4回」、ルートYを「45回」移動したことを示し、端末ID「T2」の無線端末32のユーザU2がルートXを「23回」移動したことが示される。
判定部52は、AP情報DB41に記憶された検出情報データに基づいて、無線端末3のユーザUの移動ルートを判定して、移動履歴情報テーブルを更新するが、第1判定モードと第2判定モードのいずれかにより移動ルートを判定する。いずれの判定モードを用いるかは、例えば、情報提供システム1の運営者によって設定される。
移動情報DB42には予めルートX、Y毎に基準情報が記憶されており、判定部52は、第1判定モードに設定されている場合、移動情報DB42に記憶された基準情報と、無線LANアクセスポイント2から取得した検出情報とを照合することで、ユーザUの移動ルートを判定する。
基準情報は、例えば、各無線LANアクセスポイント2で受信する無線端末3の電波強度の情報が、移動ルートの各位置に設定された情報であり、判定部52は、無線端末3単位で、無線LANアクセスポイント2から取得した検出情報に含まれる電波強度およびAP−IDと各移動ルートの基準情報とを比較し、類似度が所定値以上となるルートをユーザUの移動ルートとして判定する。
判定部52は、第2判定モードに設定されている場合、複数の無線LANアクセスポイント2で受信する無線端末3の電波強度の情報に基づき、かかる推定結果を仮想の地図上にプロットしていくことで、無線端末3の位置を推定することで移動ルートを判定する。
なお、同一タイミングで複数の無線LANアクセスポイント2で無線端末3の電波強度を受信できる場合には、無線端末3の位置を推定できるが、一つの無線LANアクセスポイント2でのみ無線端末3の電波強度が受信される場合には、電波強度のみからは無線端末3の位置を推定できない。そのため、判定部52は、電波強度により推定できた無線端末3の位置に基づき、電波強度により推定できない位置を推定できた位置で補間することによって、移動ルートを判定する。
判定部52は、移動ルートを判定すると、移動履歴情報テーブルを更新する。例えば、移動履歴情報テーブルが図6に示す状態の場合に、端末ID「T1」の無線端末31がルートYを通行したと判定するとルートYに対応する移動回数をカウントアップして「46」にする。
なお、判定部52による移動ルートの判定は、無線LANアクセスポイント2からの検出情報に基づいて行われればよく、他の方法によって判定してもよい。
〔3.3.予測部53〕
予測部53は、無線端末3のユーザUが移動ルート検出エリア9に進入した場合に、移動情報DB42に記憶されている移動履歴情報テーブルに基づき、移動ルート検出エリア9に進入したユーザUの移動ルートを予測する。
予測部53は、移動ルート検出エリア9に進入した無線端末3(以下、エリア進入端末と記載する場合がある)の履歴情報が移動履歴情報テーブルに設定されている場合、最も移動した回数が多い移動ルートを、移動ルート検出エリア9に進入したユーザUの移動ルートとして予測する。例えば、端末ID「T1」の無線端末31のユーザU1は、ルートX「4回」であり、ルートYが「45回」であるため、予測部53は、ユーザUの移動ルートがルートYであると予測する。
また、予測部53は、エリア進入端末の履歴情報が移動履歴情報テーブルに設定されていない場合、最も移動する確率が高い移動ルートを、移動ルート検出エリア9に進入したユーザUの移動ルートとして予測する。
例えば、図6に示す移動履歴情報テーブルで設定された端末IDが「T1」〜「T5」のみであり、エリア進入端末の端末IDが「T5」であるとする。この場合、ルートXの総移動回数は「85(=4+23+52+6)回」であり、ルートYの総移動回数は「45回」である。したがって、ルートXを移動する確率は約70%(=85/130)であり、ルートYを移動する確率は約30%(=45/130)であり、予測部53は、最も移動する確率が高いルートXを、履歴情報が移動履歴情報テーブルに設定されていないユーザUの移動ルートとして予測する。
〔3.4.通知部54〕
通知部54は、予測部53によって予測された移動ルートに基づき、エリア進入端末のユーザUに対して通知情報を通知する。
通知部54は、通知情報を通知情報DB43に記憶された通知情報テーブルから選択してユーザUに対して通知情報を通知する。図8は、通知情報テーブルの一例を示す図である。図8に示すように、通知情報テーブルは、通知ID毎に、「通知期間」、「通知情報」、「通知態様」、「通知対象ルート」および「通知料金条件」を関連付けた情報である。
「通知ID」は、通知情報の識別情報である。「通知期間」は、通知情報を通知する期間である。例えば、通知ID「O1」の通知情報は、2月1日の12時から2月10日の20時までの間に、通知条件を満たすエリア進入端末に対して通知情報が通知される。
「通知情報」は、例えば、無線端末3やデジタルサイネージ4に表示するための広告コンテンツの情報であり、かかる広告コンテンツとして、静止画データ、動画データ、アニメーションデータなどがある。なお、通知情報テーブルに設定される通知情報は、コンテンツのデータそのものであるが、通知情報DB43における広告コンテンツの格納位置を示す情報であってもよい。
「通知態様」は、通知情報の通知態様を規定する情報であり、第1通知態様の場合には「1」が設定され、第2通知態様の場合には「2」が設定される。第1通知態様は、エリア進入端末単位で通知情報を通知する方法であり、第2通知態様は、移動ルート単位で通知情報を通知する方法である。
「通知対象ルート」は、通知情報の通知対象となる移動ルートである。例えば、通知ID「O1」の通知情報は、エリア進入端末の移動ルートが予測部53でルートXと予測された場合に、エリア進入端末のユーザUへの通知情報として「B店情報Ya」を通知する。
通知情報としては、端末用通知情報とサイネージ用通知情報がある。通知部54は、端末用通知情報をエリア進入端末が存在するAP通信エリア6の無線LANアクセスポイント2へ送信して無線LANアクセスポイント2経由で端末用通知情報をエリア進入端末へ通知する。また、通知部54は、サイネージ用通知情報をデジタルサイネージ4へ送信してデジタルサイネージ4に表示する。
通知部54は、サイネージ用通知情報の送信先となるデジタルサイネージ4をルート情報テーブルに基づいて判定する。図9は、通知情報DB43に記憶されるルート情報テーブルの一例を示す図である。
図9に示すように、ルート情報テーブルは、通知対象ルート毎に「通知対象DS」および「対応AP−ID」が関連付けられた情報であり、「通知対象DS」および「対応AP−ID」は、通知態様毎に設定される。通知情報テーブルにおいて通知情報の広告IDに対応する通知態様が「1」である場合に、ルート情報テーブルの「第1通知態様」に対応する「通知対象DS」および「対応AP−ID」が選択される。また、通知情報テーブルにおいて通知情報の広告IDに対応する通知態様が「2」である場合に、ルート情報テーブルの「第2通知態様」に対応する「通知対象DS」および「対応AP−ID」が選択される。
「通知対象ルート」は、図8に示す通知情報テーブルの通知対象ルートと同じ情報であり、図9に示す例では、ルートX(図7参照)やルートY(図7参照)などが設定されている。
「通知対象DS」は、サイネージ用通知情報の送信先となるデジタルサイネージ4の識別情報である。「D1」は、デジタルサイネージ41(図7参照)の識別情報であり、「D2」はデジタルサイネージ42(図7参照)の識別情報であり、「D3」はデジタルサイネージ43(図7参照)の識別情報である。
「対応AP−ID」は、「通知対象DS」にDS−IDが設定されたデジタルサイネージ4にサイネージ用通知情報を送信するタイミングを示す。通知部54は、「対応AP−ID」にAP−IDが設定された無線LANアクセスポイント2のAP通信エリア6にエリア進入端末が進入したタイミングで「通知対象DS」にDS−IDが設定されたデジタルサイネージ4へサイネージ用通知情報を送信する。
ここで、通知態様として「1」が設定された通知ID「O1」の通知情報「B店情報Ya」を通知する処理について説明する。図8の通知情報テーブルでは、通知ID「O1」に対する通知対象ルートとしてルートXが設定され、通知態様として「1」が設定されている。したがって、通知部54は、予測部53によってルートXを移動すると推定された無線端末3がある場合、通知情報DB43のルート情報テーブルからルートXに対応する「第1通知態様」の「通知対象DS」および「対応AP−ID」の情報を取得する。
そして、通知部54は、「通知対象DS」および「対応AP−ID」の情報に基づき、「B店情報Ya」に含まれるサイネージ用通知情報を、DS−ID「D1」のデジタルサイネージ41に対し、AP−ID「A1」の無線LANアクセスポイント21のAP通信エリア61に進入したタイミングで送信する。また、通知部54は、「B店情報Ya」に含まれるサイネージ用通知情報を、DS−ID「D2」のデジタルサイネージ42に対し、AP−ID「A4」の無線LANアクセスポイント24のAP通信エリア64に進入したタイミングで送信する。
このように、通知態様が「1」に設定されている通知情報は、エリア進入端末が接近したデジタルサイネージ4に対して送信されて表示される。これにより、エリア進入端末のユーザUが視認する可能性のあるタイミングで効率的にデジタルサイネージ4に通知情報を表示することができ、エリア進入端末毎にタイムリーに情報を通知することができる。
なお、通知部54は、対応AP−IDに対応する無線LANアクセスポイント2の進入したタイミングでこの無線LANアクセスポイント2経由でエリア進入端末に対して端末用通知情報を送信することもできる。このようにすることで、端末用通知情報とサイネージ用通知情報の2つの通知情報でエリア進入端末のユーザUに通知することができ、通知効果を向上させることができる。
なお、端末用通知情報として、通知対象DSのデジタルサイネージ4で詳細が表示される旨の情報や、通知対象DSのデジタルサイネージ4の位置を示す情報を用いることもできる。また、通知部54は、無線LANアクセスポイント2と通信中状態であるエリア進入端末に対して無線LANアクセスポイント2経由で端末用通知情報を送信するが、無線LANアクセスポイント2と通信中状態でないエリア進入端末に対して、他の通信ルートを介して通知情報を送信してもよい。
例えば、無線端末3が電話通信網やデータ通信網などの公衆網と通信可能な通信部を有している場合、通知部54は、公衆網を介して無線端末3へ通知情報を送信することで、無線LANアクセスポイント2と通信中状態でないエリア進入端末に対して、通知情報を提供することができる。
次に、通知態様として「2」が設定された通知ID「O2」の通知情報「A店情報Yb」を通知する処理について説明する。図8の通知情報テーブルでは、通知ID「O2」に対する通知対象ルートとしてルートXが設定され、通知態様として「2」が設定されている。そのため、通知部54は、通知情報DB43のルート情報テーブルからルートXに対応する「第2通知態様」の「通知対象DS」および「対応AP−ID」の情報を取得する。
そして、通知部54は、「通知対象DS」および「対応AP−ID」の情報に基づき、「A店情報Yb」に含まれるサイネージ用通知情報を、DS−ID「D1」のデジタルサイネージ41に対して送信する。DS−ID「D1」のデジタルサイネージ41に「A店情報Yb」が通知期間に表示される。なお、通知期間は、例えば、図8に示すように、2月1日12時から2月10日20時までの期間である。
また、通知部54は、対応AP−ID「A1」に対応する無線LANアクセスポイント21の進入したタイミングでこの無線LANアクセスポイント21経由でエリア進入端末に対して端末用通知情報を送信する。このようにすることで、端末用通知情報とサイネージ用通知情報の2つの通知情報でエリア進入端末のユーザUに通知することができ、通知効果を向上させることができる。なお、端末用通知情報として、通知対象DSのデジタルサイネージ4で詳細が表示される旨の情報や、通知対象DSのデジタルサイネージ4の位置を示す情報を用いることもできる。
なお、通知部54は、対応AP−IDが設定された無線LANアクセスポイント2のAP通信エリア6にエリア進入端末が進入したタイミングではなく、異なるタイミングでサイネージ用通知情報や端末用通知情報を送信することもできる。
例えば、通知部54は、対応AP−IDが設定された無線LANアクセスポイント2のAP通信エリア6において、エリア進入端末の電波強度や滞在時間が所定閾値以上になったタイミングで、サイネージ用通知情報や端末用通知情報を送信することもできる。また、通知部54は、判定部52によって判定されたエリア進入端末の位置が無線LANアクセスポイント2のAP通信エリア6内の所定位置に進入したタイミングで、サイネージ用通知情報や端末用通知情報を送信することもできる。
このように、通知部54は、予測部53によって予測された移動ルートに応じた通知タイミングでサイネージ用通知情報や端末用通知情報を送信することができるため、無線端末のユーザに対してタイムリーかつ適切に情報を提供することができる。
図8に戻って通知情報テーブルの説明を続ける。通知情報テーブルに設定される「通知料金条件」は、通知情報の通知に対する対価の条件であり、かかる条件に応じた料金が、通知情報の提供を要求する広告主に対して情報提供システム1の運営者側から請求される。
「通知料金条件」には、「条件1」〜「条件3」のいずれかが設定される。「条件1」は、通知情報を通知した無線端末3のユーザUの数に応じて料金が設定される条件であり、インプレッション型の課金条件である。「条件1」が「通知料金条件」に設定され、また、1回当たりの通知料金(以下、通知単価と記載する)が10円に設定されている場合、通知情報を通知した無線端末3のユーザUの数が1万であれば、10万円が広告主に対して請求される通知料金になる。
「条件2」は、通知情報を通知した無線端末3のユーザUのうち通知情報の対象となる店舗(以下、通知対象店舗と記載する)への入店したユーザUの数に応じて料金が設定される条件であり、誘導成功型の課金条件である。例えば、図8に示す通知情報テーブルにおいて通知ID「O2」の通知対象店舗は、A店81であり、通知情報を通知後にA店81に入店したユーザUの数に応じて料金が設定される。
「条件3」は、通知情報を通知することによって、移動ルートを変更したと推定されるユーザUの数に応じて料金が設定される条件であり、誘導成功型の課金条件である。例えば、ルートXを通行するユーザUの割合が70%で、ルートYを通行するユーザUの割合が30%であるとする。この場合に、通知ID「O2」に対応する通知情報を通知することによって、ルートXを通行するユーザUの割合が64%になり、ルートYを通行するユーザUの割合が36%になった場合には、ルートYを通行するユーザUの割合が1.2倍になっているため、例えば、増加分のユーザ数に応じた料金が設定される。
〔3.5.決済処理部55〕
決済処理部55は、通知期間が満了した通知情報の通知を要望した注文主に対する通知料金の請求を行う。具体的には、決済処理部55は、通知情報テーブルに設定された「通知料金条件」に基づいて通知料金の算出を行い、かかる通知料金を決済処理するための情報を決済サーバ(図示せず)に送信することで、注文主に対する通知料金の請求を行う。
例えば、決済処理部55は、通知料金条件として「条件1」が設定されている通知情報の通知料金の算出を、通知情報を通知した無線端末3のユーザUの数に所定の通知単価を乗算することにより、通知料金を算出する。
また、決済処理部55は、通知料金条件として「条件2」が設定されている通知情報の通知料金の算出を、通知情報を通知した後に通知対象店舗へ入店した無線端末3のユーザUの数に所定の通知単価を乗算することにより、通知料金を算出する。なお、決済処理部55は、無線端末3のユーザUが通知対象店舗へ入店したか否かの判断を検出情報データに基づいて行う。例えば、決済処理部55は、通知情報を通知した無線端末3が、通知対象店舗に対応する無線LANアクセスポイント2のAP通信エリア6内で所定時間以上滞在している場合に、無線端末3のユーザUが通知対象店舗へ入店したと判定する。
また、決済処理部55は、通知料金条件として「条件3」が設定されている通知情報の通知料金の算出を、移動ルートを変更したと推定される無線端末3のユーザUの数に所定の通知単価を乗算することにより、通知料金を算出する。
なお、上述では、「通知料金条件」として、「条件1」〜「条件3」を設定可能としては、その他の条件を設定することもでき、また、「条件1」〜「条件3」を組み合わせて設定することもできる。
〔4.情報提供システム1の処理フロー〕
次に、実施形態に係る情報提供システム1による情報提供処理の手順について説明する。図10および図11は、情報提供システム1による情報提供処理フローを説明するための図である。以下においては、図10を参照して無線LANアクセスポイント2の処理を説明し、図11を参照し、情報提供装置5の処理を説明する。
〔4.1.無線LANアクセスポイント2の処理フロー〕
まず、実施形態に係る無線LANアクセスポイント2の情報処理の一例について、図10を参照して説明する。図10は、無線LANアクセスポイント2における情報処理のフローチャートである。かかる動作は、無線LANアクセスポイント2の制御部23によって繰り返し実行される処理である。
図10に示すように、無線LANアクセスポイント2の制御部23は、無線LAN通信部21を介して無線端末3を検出したか否かを判定する(ステップS20)。かかる処理において、無線端末3を検出したと判定すると(ステップS20;Yes)、通信部22を介して検出情報を情報提供装置5へ送信する(ステップS21)。
ステップS20の処理において、無線端末3を検出していないと判定した場合(ステップS20;No)、または、ステップS21の処理が終了した場合、制御部23は、通信ネットワーク7に接続された通信ネットワーク側装置から通信部22を介して情報を受信したか否かを判定する(ステップS22)。通信ネットワーク側装置から情報を受信したと判定すると(ステップS22;Yes)、制御部23は、受信した情報をこの情報の宛先となる無線端末3へ転送する(ステップS23)。
ステップS22において、情報を受信していないと判定した場合(ステップS22;No)、または、ステップS23の処理が終了した場合、制御部23は、無線端末3から通信ネットワーク側装置に対する要求があるか否かを判定する(ステップS24)。無線端末3から通信ネットワーク側装置に対する要求があると判定すると(ステップS24;Yes)、制御部23は、無線端末3から通信ネットワーク側装置に対する要求を、通信部22を介して通信ネットワーク側装置に転送する(ステップS25)。
ステップS25の処理が終了した場合、または、ステップS24において、無線端末3から通信ネットワーク側装置に対する要求がないと判定された場合(ステップS24;No)、制御部23は処理を終了する。
〔4.2.情報提供装置5の処理フロー〕
次に、実施形態に係る情報提供装置5の情報処理の一例について、図11を参照して説明する。図11は、情報提供装置5における情報処理のフローチャートである。かかる動作は、情報提供装置5の制御部32によって繰り返し実行される処理である。
図11に示すように、情報提供装置5の制御部32は、無線LANアクセスポイント2から通信部30を介して検出情報を取得したか否かを判定する(ステップS30)。かかる処理において、検出情報を取得したと判定すると(ステップS30;Yes)、制御部32は、取得した検出情報を検出情報データに追加することにより検出情報データの更新を行う(ステップS31)。
検出情報を取得していないと判定した場合(ステップS30;No)、または、ステップS31の処理が終了した場合、制御部32は、通知情報の通知対象があるか否かを判定する(ステップS32)。通知情報の通知対象があると判定した場合には(ステップS32;Yes)、通知対象に対して通知情報を送信する通知処理を行う(ステップS33)。例えば、無線端末3が通知対象である場合、通知対象の無線端末3がAP通信エリア6に存在する無線LANアクセスポイント2経由で無線端末3へ通知情報を送信する。また、デジタルサイネージ4が通知対象である場合、通知対象のデジタルサイネージ4へ通知情報を送信する。
通知情報の通知対象がないと判定した場合(ステップS32;No)、または、ステップS33の処理が終了した場合、制御部32は、移動ルートの判定対象があるか否かを判定する(ステップS34)。制御部32は、移動ルート検出エリア9に進入した無線端末3が移動ルート検出エリア9から退出した場合に、移動ルートの判定対象があると判定し(ステップS34;Yes)、移動ルート検出エリア9に進入後退出した無線端末3を移動ルートの判定対象として移動ルートを判定し、判定結果を移動履歴情報テーブルに設定することで移動履歴情報テーブルを更新する(ステップS35)。
移動ルートの判定対象がないと判定した場合(ステップS34;No)、または、ステップS35の処理が終了した場合、制御部32は、決済処理対象があるか否かを判定する(ステップS36)。かかる処理において、決済処理対象があると判定した場合(ステップS36;Yes)、制御部32は、決済処理を行う(ステップS37)。決済処理対象がないと判定した場合(ステップS36;No)、または、ステップS37の処理が終了した場合、制御部32は、情報処理を終了する。
〔5.変形例〕
上述した実施形態では、移動ルートに応じた通知情報を無線端末3のユーザUへ通知するものであるが、さらに、ユーザUのユーザ属性(例えば、ユーザUの年齢、性別、住所、嗜好など)に応じて異なる通知情報を無線端末3のユーザUへ通知することもできる。例えば、通知情報DB43において移動ルートに対してユーザ属性毎に通知情報を記憶しておき、通知部54が移動ルートおよびユーザ属性に応じた通知情報を通知情報DB43から取得して無線端末3のユーザUへ通知する。このようにすることで、ユーザUに適した通知情報を通知することができる。
また、予測部53は移動ルート検出エリア9に進入したユーザUの移動ルートを予測するが、予測の確からしさに応じて異なる通知情報を無線端末3のユーザUへ通知することもできる。例えば、通知情報DB43において移動予測の確からしさの度合い毎に通知情報を記憶しておき、通知部54が予測部53による予測の確からしさの度合いに応じた通知情報を通知情報DB43から取得して無線端末3のユーザUへ通知する。このようにすることで、ユーザUに適した通知情報を通知することができる。
また、通知部54は、複数の無線端末3が同時に同様の位置を移動している場合に、デジタルサイネージ4に異なる通知情報を通知する場合がある。この場合、通知部54は、複数の通知情報を合成した合成通知情報をデジタルサイネージ4へ送信する。合成通知情報は、例えば、デジタルサイネージ4の表示画面に同時に複数の通知情報を表示するための情報であり、例えば、デジタルサイネージ4の表示画面の右半分と左半分とにそれぞれ別々の通知情報を表示するための情報である。また、合成通知情報を所定時間間隔で複数の通知情報を切り替えながらデジタルサイネージ4の表示画面に表示するための情報とすることもできる。
〔6.効果〕
実施形態にかかる情報提供システム1において、取得部51(取得手段の一例)が、互いに異なる位置に設置された複数の無線LANアクセスポイント2(無線LAN通信手段の一例)のAP通信エリア6内にそれぞれ進入した無線端末3の情報を取得し、判定部52(判定手段の一例)が、取得部51により取得した無線端末3の情報に基づき、無線端末3のユーザUの移動ルートを判定し、移動情報DB42(記憶手段の一例)が、判定部52によって判定された移動ルートの情報を移動履歴として記憶し、通知部54(通知手段の一例)が、移動情報DB42に記憶された移動履歴に基づき、無線LANアクセスポイント2のAP通信エリア6内に進入した無線端末3のユーザUへ通知情報(所定の情報の一例)を通知する。
かかる構成により、無線LANアクセスポイント2のAP通信エリア6内に進入した無線端末3のユーザUへ通知情報を行うことから、情報をタイムリーに通知することができ、しかも、無線端末3のユーザUの移動履歴を考慮した情報提供により、効果的な情報提供を行うことができる。
また、予測部53(予測手段の一例)が、移動情報DB42に記憶された移動履歴に基づき、無線LANアクセスポイント2のAP通信エリア6内に進入した無線端末3のユーザUの移動ルートを予測し、通知部54が、予測部53によって予測された移動ルートに基づいて無線端末3のユーザUへ通知情報を通知する。
かかる構成により、無線端末3のユーザUが移動すると予測されるルートから無線端末3のユーザUに対して情報提供が行われることから、ユーザUの移動に即して情報をタイムリーに通知することができる。
また、通知部54が、予測部53によって予測された移動ルートに応じた情報を通知情報として無線端末3のユーザUへ通知する。
かかる構成により、無線端末3のユーザUに対し無線端末3のユーザUが移動すると予測されるルートの情報をタイムリーに通知することができる。
また、通知部54が、予測部53によって予測された移動ルート上の店舗に関連する情報を通知情報として無線端末3のユーザUへ通知する。
かかる構成により、無線端末3のユーザUの店舗への誘導を効果的に行うことができる。
また、通知部54が、予測部53によって予測された移動ルートとは異なるルート上の店舗に関連する情報を通知情報として無線端末3のユーザUへ通知する。
かかる構成により、例えば、本来であれば立ち寄る可能性がない店舗へ無線端末3のユーザUを誘導することができ、集客範囲を拡大することが可能となる。
また、予測部53が、移動情報DB42に記憶された移動履歴に基づき、最も移動する確率が高い移動ルートを予測し、通知部54が、予測部53によって最も移動する確率が高いと予測された移動ルートに対応する情報を通知情報として無線端末3のユーザUへ通知する。
かかる構成により、例えば、無線端末3のユーザUが初めて進入した地域であっても、他のユーザUが移動することが多いルートの情報を通知することで、人通りが多いルートに誘導することができる。
また、通知部54が、予測部53によって予測された移動ルートに応じた通知タイミングで所定の情報を無線端末3のユーザUへ通知する。
かかる構成により、無線端末3のユーザUに対してタイムリーかつ適切に通知情報を提供することができる。
また、通知部54が、無線端末3のユーザUへの通知情報の通知を、無線LANアクセスポイント2のAP通信エリア6内に進入した無線端末3のユーザUの移動ルート上のデジタルサイネージ4に通知情報を送信し表示させることによって行う。
かかる構成により、デジタルサイネージ4への情報の表示を無線端末3のユーザUの移動に即して行うことができることから、デジタルサイネージ4を効率的に活用することができる。
また、通知部54が、無線端末3のユーザUへの通知情報の通知を、無線LANアクセスポイント2のAP通信エリア6内に進入した無線端末3に通知情報を送信し表示させることによって行う。
かかる構成により、無線端末3のユーザUへ直接情報提供を行うことができることから、通知情報による通知効果を高めることができる。
〔7.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
上述した情報提供装置5は、それぞれ複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
1 情報提供システム
2、21〜210 無線LANアクセスポイント
4、41〜43 デジタルサイネージ
3、31、32 無線端末
5 情報提供装置
6、61〜610 AP通信エリア
7 通信ネットワーク
21 無線LAN通信部
22 通信部
23、32 制御部
31 記憶部
25 中継部
26 端末検出部
30 通信部
41 AP情報DB
42 移動情報DB
43 通知情報DB
51 取得部
52 判定部
53 予測部
54 通知部
55 決済処理部

Claims (9)

  1. 互いに異なる位置に設置された複数の無線LAN通信手段と、
    前記複数の無線LAN通信手段の通信エリア内にそれぞれ進入した無線端末の情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した前記無線端末の情報に基づき、前記無線端末のユーザの移動ルートを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって判定された移動ルートの情報を移動履歴として記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記移動履歴に基づき、前記無線LAN通信手段の通信エリア内に進入した無線端末のユーザの移動ルートを予測する予測手段と、
    前記予測手段によって予測された移動ルートに基づいて前記無線LAN通信手段の通信エリア内に進入した無線端末のユーザへ所定の情報を通知する通知手段と、
    を備え
    前記予測手段は、
    前記記憶手段に記憶された前記移動履歴に基づき、最も移動する確率が高い移動ルートを予測し、
    前記通知手段は、
    前記予測手段によって最も移動する確率が高いと予測された移動ルートに対応する情報を前記所定の情報として前記無線端末のユーザへ通知する
    ことを特徴とする情報提供システム。
  2. 前記通知手段は、
    前記予測手段によって予測された移動ルートに応じた情報を前記所定の情報として前記無線端末のユーザへ通知する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報提供システム。
  3. 前記通知手段は、
    前記予測手段によって予測された移動ルート上の店舗に関連する情報を前記所定の情報として前記無線端末のユーザへ通知する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報提供システム。
  4. 前記通知手段は、
    前記予測手段によって予測された移動ルートとは異なるルート上の店舗に関連する情報を前記所定の情報として前記無線端末のユーザへ通知する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報提供システム。
  5. 前記通知手段は、
    前記予測手段によって予測された移動ルートに応じた通知タイミングで前記所定の情報を前記無線端末のユーザへ通知する
    ことを特徴とする請求項のいずれか1つに記載の情報提供システム。
  6. 前記通知手段は、
    前記無線端末のユーザへの前記所定の情報の通知を、前記無線LAN通信手段の通信エリア内に進入した無線端末のユーザの移動ルート上のデジタルサイネージに前記所定の情報を送信し表示させることによって行う
    ことを特徴とする請求項のいずれか1つに記載の情報提供システム。
  7. 前記通知手段は、
    前記無線端末のユーザへの前記所定の情報の通知を、前記無線LAN通信手段の通信エリア内に進入した無線端末に前記所定の情報を送信し表示させることによって行う
    ことを特徴とする請求項のいずれか1つに記載の情報提供システム。
  8. 互いに異なる位置に設置された複数の無線LAN通信手段の通信エリア内にそれぞれ進入した無線端末の情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した前記無線端末の情報に基づき、前記無線端末のユーザの移動ルートを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって判定された移動ルートの情報を移動履歴として記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記移動履歴に基づき、前記無線LAN通信手段の通信エリア内に進入した無線端末のユーザの移動ルートを予測する予測手段と、
    前記予測手段によって予測された移動ルートに基づいて前記無線LAN通信手段の通信エリア内に進入した無線端末のユーザへ所定の情報を通知する通知手段と、
    を備え
    前記予測手段は、
    前記記憶手段に記憶された前記移動履歴に基づき、最も移動する確率が高い移動ルートを予測し、
    前記通知手段は、
    前記予測手段によって最も移動する確率が高いと予測された移動ルートに対応する情報を前記所定の情報として前記無線端末のユーザへ通知する
    ことを特徴とする情報提供装置。
  9. コンピュータが実行する情報提供方法であって、
    互いに異なる位置に設置された複数の無線LAN通信手段の通信エリア内にそれぞれ進入した無線端末の情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得した前記無線端末の情報に基づき、前記無線端末のユーザの移動ルートを判定する判定工程と、
    前記判定工程によって判定された移動ルートの情報を移動履歴として記憶手段に記憶する記憶処理記憶工程と、
    前記記憶手段に記憶された前記移動履歴に基づき、前記無線LAN通信手段の通信エリア内に進入した無線端末のユーザの移動ルートを予測する予測工程と、
    前記予測工程によって予測された移動ルートに基づいて前記無線LAN通信手段の通信エリア内に進入した無線端末のユーザへ所定の情報を通知する通知工程と、
    を含み、
    前記予測工程は、
    前記記憶手段に記憶された前記移動履歴に基づき、最も移動する確率が高い移動ルートを予測し、
    前記通知工程は、
    前記予測工程によって最も移動する確率が高いと予測された移動ルートに対応する情報を前記所定の情報として前記無線端末のユーザへ通知する
    ことを特徴とする情報提供方法。
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