JP6818065B2 - エンジン - Google Patents

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Description

本発明は、回転自在にカムシャフトを支持する支持壁を有し、支持壁に向き合わせられる側壁と支持壁との間に、カムシャフトに連結されるカムチェーンを収容するカムチェーン室を区画するシリンダーヘッドを備え、シリンダーヘッドの側壁には、外気にカムチェーン室を開放する開口が形成され、開口には外側から開口を閉塞する蓋部材が嵌め込まれるエンジンに関する。
特許文献1は、シリンダーブロックに結合されて、カムチェーン室を区画する側壁を有するシリンダーヘッドを開示する。シリンダーヘッドの側壁には、外気にカムチェーン室を開放して、カムシャフトの取り付け作業にあたって用いられる第1開口と、外気にカムチェーン室を開放して、ロッカーアームの取り付け作業にあたって用いられる第2開口とが形成される。カムシャフトの取り付け作業後、第1開口は第1蓋部材で閉じられる。ロッカーアームの取り付け作業後、第2開口は第2蓋部材で閉じられる。
特許第3966778号公報
ところで、エンジンには軽量化が要求されることから、シリンダーヘッドの側壁は薄肉化される傾向がある。薄肉化に応じて側壁の剛性は低下し、振動は生じやすくなり、振動音の発生の原因となる場合がある。前述の第1開口や第2開口はさらに側壁の剛性を低下させる原因となる。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、簡易な構造で、シリンダーヘッドで生じる振動音を低減することができるエンジンを提供することを目的とする。
本発明の第1側面によれば、回転自在にカムシャフトを支持する支持壁を有し、前記支持壁に向き合わせられる側壁と前記支持壁との間に、カムシャフトに連結されるカムチェーンを収容するカムチェーン室を区画するシリンダーヘッドを備え、前記シリンダーヘッドの前記側壁には、外気に前記カムチェーン室を開放する開口が形成され、前記開口には、外側から前記開口を閉塞する蓋部材が嵌め込まれるエンジンにおいて、前記蓋部材は、前記開口を塞ぐ蓋体から前記支持壁に向かって延びる当接ボスを備え、前記当接ボスは、前記支持壁に接触した状態で前記支持壁に締結部材によって締結され、前記支持壁に、前記カムシャフトの回転に応じて揺動するロッカーアームを揺動自在に支持するロッカーアームシャフトが外側から挿入され、前記蓋部材は、前記蓋体から前記支持壁に向かって延びて外側から前記ロッカーアームシャフトの端面に接触する抜け止めを有する。
側面によれば、第2側面の構成に加えて、前記ロッカーアームシャフトは、吸気弁に連結されて前記カムシャフトの回転に応じて前記吸気弁の開閉動作を引き起こすロッカーアームを揺動自在に支持する吸気側ロッカーアームシャフトと、排気弁に連結されて前記カムシャフトの回転に応じて前記排気弁の開閉動作を引き起こすロッカーアームを揺動自在に支持する排気側ロッカーアームシャフトとを含み、前記抜け止めは前記吸気側ロッカーアームシャフトおよび前記排気側ロッカーアームシャフトそれぞれに接触する。
側面によれば、第1または面の構成に加えて、前記当接ボスは、前記支持壁の壁面に当たる突き当て面から第1高さで突出して、前記支持壁に軸心回りに回転自在に差し込まれる支軸ピンと、前記支軸ピンから径方向にずれた位置に配置されて、前記第1高さよりも小さい第2高さで前記突き当て面から突出して、前記壁面に形成される位置決め穴に差し込まれるノックピンとを備える。
第4側面によれば、回転自在にカムシャフトを支持する支持壁を有し、前記支持壁に向き合わせられる側壁と前記支持壁との間に、カムシャフトに連結されるカムチェーンを収容するカムチェーン室を区画するシリンダーヘッドを備え、前記シリンダーヘッドの前記側壁には、外気に前記カムチェーン室を開放する開口が形成され、前記開口には、外側から前記開口を閉塞する蓋部材が嵌め込まれるエンジンにおいて、前記蓋部材は、前記開口を塞ぐ蓋体から前記支持壁に向かって延びる当接ボスを備え、前記当接ボスは、前記支持壁に接触した状態で前記支持壁に締結部材によって締結され、前記当接ボスは、前記支持壁の壁面に当たる突き当て面から第1高さで突出して、前記支持壁に軸心回りに回転自在に差し込まれる支軸ピンと、前記支軸ピンから径方向にずれた位置に配置されて、前記第1高さよりも小さい第2高さで前記突き当て面から突出して、前記壁面に形成される位置決め穴に差し込まれるノックピンとを備える。
第5側面によれば、第3または第4側面の構成に加えて、前記締結部材は前記支軸ピンに同軸に配置されて、前記蓋体の外面は外縁に比べて中心側で前記支持壁に向かって窪む。
第6側面によれば、第5側面の構成に加えて、前記締結部材は前記側壁の外面よりも前記支持壁側に位置する。
第7側面によれば、第6側面の構成に加えて、前記蓋体の外縁には、前記支軸ピンに同軸の円筒面上で前記側壁に接触するOリングが装着され、前記支軸ピンの軸方向に、前記Oリングと前記ノックピンの先端との距離は、前記支持壁の壁面と前記側壁の外面との距離よりも大きく設定される。
第8側面によれば、第1〜第6側面のいずれか1の構成に加えて、エンジンは、前記支軸ピンの軸方向に前記蓋体の外縁と前記側壁との間に挟まれるシール部材を備える。
第1側面によれば、側壁に比べて高い剛性を有する支持壁に蓋部材が固定されることから、蓋部材を介して側壁の振動は抑制される。したがって、簡易な構造で、シリンダーヘッドで生じる振動音は低減される。
また、蓋部材にロッカーアームシャフトの抜け止めが設けられることから、部品点数を増やすことなくロッカーアームシャフトの抜け止めは実現されることができる。
側面によれば、蓋部材に複数のロッカーアームシャフトの抜け止めが設けられることから、さらに部品点数を増やすことなくロッカーアームシャフトの抜け止めは実現されることができる。
3,第4側面によれば、支持壁の壁面と当接ボスの突き当て面との間に第2高さよりも大きい間隔を確保しながら支軸ピンが支持壁に差し込まれると、蓋部材は支軸ピンの軸心回りに回転することができる。蓋部材の回転に応じてノックピンは位置決め穴に対して位置決めされることができる。支軸ピンがさらに差し込まれると、ノックピンは位置決め穴に差し込まれることができる。こうして支軸ピンの軸心回りに指定された回転位置で蓋部材は支持壁に固定されることができる。簡単に位置決めは実現される。
第5側面によれば、締結部材は蓋体の外面の窪みに配置されるので、蓋部材の締結にあたって側壁の外面から締結部材の突出は縮小される(回避される)ことができる。
第6側面によれば、蓋部材の締結にあたって側壁の外面から締結部材の突出は回避されることができる。
第7側面によれば、ノックピンが位置決め穴から外れた状態で蓋部材が支軸ピンの軸心回りに回転する際にはOリングは側壁の開口から離脱する。したがって、蓋部材の回転にあたってOリングの接触摩擦は影響しない。支軸ピンの軸心回りに蓋部材の位置決めは良好に実現されることができる。ノックピンが位置決め穴に差し込まれると、Oリングは側壁の開口に進入して蓋体の外縁と側壁との間をシールする。側壁の開口は液密に閉塞される。
第8側面によれば、シール部材は支軸ピンの軸方向に側壁を拘束することから、振動の抑制効果はさらに向上し、振動音はさらに効果的に低減されることができる。
一実施形態に係る自動二輪車の全体構成を概略的に示す側面図である。 車体カバーが外された状態で自動二輪車の全体構成を概略的に示す側面図である。 シリンダーヘッドの拡大右側面図である。 シリンダーヘッドの拡大斜視図である。 側壁を破断したシリンダーヘッドの拡大右側面図である。 動弁機構の構造を概略的に示すエンジンの拡大断面図である。 図3の7−7線に沿った断面図である。 蓋部材の拡大斜視図である。 図7に対応し、ノックピンの位置決めの動作を概略的に示す概念図である。 図7に対応し、他の具体例に係る蓋部材を示す断面図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。ここで、車体の上下前後左右は自動二輪車に乗車した乗員の目線に基づき規定されるものとする。
図1は本発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両である自動二輪車の全体像を概略的に示す。自動二輪車11は、車体フレーム12と、車体フレーム12に装着された車体カバー13とを備える。車体カバー13は、前方から車体フレーム12を覆うフロントカウル14と、燃料タンク15の外面から前方に連続し、燃料タンク15の後方の乗員シート16に接続されるタンクカバー17とを有する。燃料タンク15に燃料は貯留される。自動二輪車11の運転にあたって乗員は乗員シート16を跨ぐ。
車体フレーム12は、ヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18から後ろ下がりに延びて、後下端にピボットフレーム19を有する左右1対のメインフレーム21と、メインフレーム21の下方の位置でヘッドパイプ18から下方に延び、メインフレーム21に一体化されるダウンフレーム22と、メインフレーム21の湾曲域21aから後上がりに延びトラス構造を構成する左右のシートフレーム23とを有する。シートフレーム23に乗員シート16は支持される。
ヘッドパイプ18には操向自在にフロントフォーク24が支持される。フロントフォーク24には車軸25回りで回転自在に前輪WFが支持される。フロントフォーク24の上端には操向ハンドル26が結合される。運転者は自動二輪車11の運転にあたって操向ハンドル26の左右端のグリップを握る。
車両の後方で車体フレーム12にはピボット27回りで上下に揺動自在にスイングアーム28が連結される。スイングアーム28の後端に車軸29回りで回転自在に後輪WRが支持される。前輪WFと後輪WRとの間で車体フレーム12には後輪WRに伝達される駆動力を生成するエンジン31が搭載される。エンジン31はダウンフレーム22およびメインフレーム21に連結されて支持される。エンジン31の動力は伝動装置を経て後輪WRに伝達される。
図2に示されるように、エンジン31のエンジン本体は、後壁の上端および下端にメインフレーム21に連結されるエンジンハンガー32a、32bを有し、回転軸線Rx回りでクランクシャフトを回転させ動力を出力するクランクケース33と、クランクケース33の前部に上方から結合されて、回転軸線Rxに直交する鉛直面内に位置して水平面に対して起立するシリンダー軸線Cを有するシリンダーブロック34と、シリンダーブロック34の上端に結合されて、前壁にダウンフレーム22に連結されるエンジンハンガー32cを有し、動弁機構を支持するシリンダーヘッド35と、シリンダーヘッド35の上端に結合されて、シリンダーヘッド35上の動弁機構を覆うヘッドカバー36とを備える。
シリンダーヘッド35には、エアクリーナー37で浄化される空気に燃料を噴霧して混合気を生成し、シリンダーヘッド35で覆われる燃焼室に混合気を供給する吸気装置38と、燃焼室から排出される燃焼後の排ガスを触媒39で浄化し、排ガスの温度を降下させながら車体後方に排出する排気装置41とが接続される。排気装置41は、クランクケース33の下方をくぐって後輪WRの側方に沿って延び、クランクケース33の下方で触媒39を支持する排気管42を備える。
図3に示されるように、シリンダーヘッド35の外壁を構成する側壁45(右側)には開口46を閉塞する蓋部材47が外側から嵌め込まれる。開口46は円形の輪郭を有する。図4に示されるように、側壁45は、回転自在に吸気側カムシャフト48および排気側カムシャフト49を支持する支持壁51に向き合わせられる。吸気側カムシャフト48および排気側カムシャフト49はクランクシャフトの回転軸線に平行な軸心回りで回転する。ここでは、支持壁51は吸気側カムシャフト48および排気側カムシャフト49を支持することから、支持壁51は側壁45に比べて壁厚に形成されて高い剛性を有する。
シリンダーヘッド35は、図4および図5に示されるように、支持壁51と側壁45との間に、2つのカムシャフト48、49に連結されるカムチェーン52を収容するカムチェーン室53を区画する。カムチェーン52は、カムチェーン室53内で吸気側カムシャフト48に固定されるギア54aと、カムチェーン室53内で排気側カムシャフト49に固定されるギア54bと、カムチェーン室53内でクランクシャフト(図示されず)に固定されるギア(図示されず)とに巻き掛けられる。
シリンダーヘッド35の支持壁51には、外側から吸気側ロッカーアームシャフト55および排気側ロッカーアームシャフト56が挿入される。吸気側ロッカーアームシャフト55には、図6に示されるように、吸気側ローカーアームシャフト55の軸心回りで揺動自在にロッカーアーム57が支持される。ロッカーアーム57の先端は、吸気側ロッカーアームシャフト55の軸心から離れた位置で吸気弁58の上端に接触する。排気側ロッカーアームシャフト56には、排気側ローカーアームシャフト56の軸心回りで揺動自在にロッカーアーム59が支持される。ロッカーアーム59の先端は、排気側ロッカーアームシャフト56の軸心から離れた位置で排気弁61の上端に接触する。
シリンダーブロック34にはピストン62を収容するシリンダー63が区画される。シリンダー63はシリンダー軸線Cに沿ってピストン62の線形往復運動を案内する。シリンダーヘッド35とピストン62との間には燃焼室64が区画される。燃焼室64には、シリンダーヘッド35に形成されて、吸気装置38の気路に接続される吸気路65と、シリンダーヘッド35に形成されて、排気管42に接続される排気路66とが開口する。ピストン62はコネクティングロッド(図示されず)でクランクシャフトに連結される。ピストン62の線形往復運動に応じてクランクシャフトは回転軸線Rx回りで回転する。
吸気弁58は、燃焼室64に臨んで吸気路65の開口を開閉するバルブヘッド58aと、下端でバルブヘッド58aに結合されて、上端でロッカーアーム57に連結されるバルブステム58bとを備える。バルブステム58bは軸方向に変位自在にシリンダーヘッド35に支持される。バルブステム58bの上端にはコッター67の働きでリテーナー68が取り付けられる。シリンダーヘッド35とリテーナー68との間には圧縮状態で弦巻ばね69が挟まれる。弦巻ばね69は閉じ位置にバルブヘッド58aを保持する弾性力を発揮する。
ロッカーアーム57の先端には吸気側カムシャフト48のカム48aを受け止めるスリッパー57aが形成される。吸気側カムシャフト48の回転時、カム48aはスリッパー57a上をスライドする。カム48aはバルブステム58bの上端にロッカーアーム57の先端を押し付ける。吸気側カムシャフト48の回転に応じてロッカーアーム57は吸気側ロッカーアームシャフト55の軸心回りで揺動する。ロッカーアーム57は吸気側カムシャフト48の回転に応じて吸気弁58の開閉動作を引き起こす。
排気弁61は、燃焼室64に臨んで排気路66の開口を開閉するバルブヘッド61aと、下端でバルブヘッド61aに結合されて、上端でロッカーアーム59に連結されるバルブステム61bとを備える。バルブステム61bは軸方向に変位自在にシリンダーヘッド35に支持される。バルブステム61bの上端にはコッター71の働きでリテーナー72が取り付けられる。シリンダーヘッド35とリテーナー72との間には圧縮状態で弦巻ばね73が挟まれる。弦巻ばね73は閉じ位置にバルブヘッド61aを保持する弾性力を発揮する。
ロッカーアーム59の先端には排気側カムシャフト49のカム49aを受け止めるスリッパー59aが形成される。排気側カムシャフト49の回転時、カム49aはスリッパー59a上をスライドする。カム49aはバルブステム61bの上端にロッカーアーム59の先端を押し付ける。排気側カムシャフト49の回転に応じてロッカーアーム59は排気側ロッカーアームシャフト56の軸心回りで揺動する。ロッカーアーム59は排気側カムシャフト49の回転に応じて排気弁61の開閉動作を引き起こす。
図7に示されるように、シリンダーヘッド36の側壁45に形成される開口46は外気の空間にカムチェーン室53を開放する。蓋部材47は、開口46を塞ぐ蓋体47aから支持壁51に向かって延びる当接ボス47bを備える。当接ボス47bは、先端の突き当て面74で支持壁51の壁面に当たる。突き当て面74は支持壁51の壁面に面で接触する平面に形成される。蓋体47aの輪郭は開口46の輪郭に合わせて円形に形作られる。
当接ボス47bは、支持壁51に接触した状態で支持壁51にボルト(締結部材)75によって締結される。支持壁51には開口46の輪郭に同軸に取り付け穴76が穿たれる。取り付け穴76は、壁面から内方に第1深さで形成されて円筒面で囲まれる差し込み孔76aと、差し込み穴76aの内端から第2深さで形成されて、差し込み穴76aよりも小径で内周面に刻まれる雌ねじ77を有するねじ孔76bとを備える。ボルト75の軸75aにはねじ孔76bの雌ねじ77にねじ込まれる雄ねじ78が刻まれる。蓋体47aの外面は外縁に比べて中心側で支持壁51に向かって窪む。ボルト75の頭75bは側壁45の外面を含む基準平面PLよりも支持壁51側に位置する。
図8に示されるように、当接ボス47bは、突き当て面74から第1高さHfで突出する支軸ピン79と、支軸ピン79から径方向にずれた位置に配置されて、第1高さHfよりも小さい第2高さHsで突き当て面74から突出するノックピン81とを備える。支軸ピン79は蓋体47aの輪郭に同軸の軸心を有する。ノックピン81は支軸ピン79の軸心に平行な軸心を有する。
図7に示されるように、支軸ピン79は支持壁51の差し込み孔76aに軸心回りに回転自在に差し込まれる。ボルト75は支軸ピン79に同軸に配置されて支軸ピン79を貫通する。支軸ピン79は当接ボス47bの先端に蓋体47aの輪郭に同軸に嵌め込まれるスリーブで構成されることができる。スリーブは当接ボス47bの先端に圧入されればよい。
図5に示されるように、支持壁51の壁面には、取り付け穴76の中心軸に平行な中心軸を有する位置決め穴82が形成される。位置決め穴82は、吸気側ロッカーアームシャフト55および排気側ロッカーアームシャフト56とともに、取り付け穴76に同軸に設定される仮想円筒面83の内側に配置される。仮想円筒面83の大きさは最大で開口46の輪郭に重なる。
位置決め穴82は、ノックピン81を受け入れる円筒空間を区画する。位置決め穴82の中心軸と取り付け穴76の中心軸との距離Dfは支軸ピン79の軸心とノックピン81の軸心との距離Dsに等しい。ノックピン81は位置決め穴82に差し込まれる。
図8に示されるように、蓋体47の外縁にはOリング84が装着される。Oリング84は蓋体47の外周を途切れなく連続して囲む。Oリング84は例えば樹脂製の弾性体から成形される。図7に示されるように、Oリング84は支軸ピン79に同軸の円筒面上で側壁45に接触する。こうして開口46は気密に蓋体47aで閉鎖される。図9に示されるように、支軸ピン79の軸方向に、Oリング84とノックピン81の先端との距離Lfは、支持壁51の壁面と側壁45の外面との距離Lsよりも大きく設定される。
図4に示されるように、蓋部材47は、蓋体47aから支持壁51に向かって延びて外側から吸気側ロッカーアームシャフト55の端面に接触する第1抜け止め85aと、蓋体47aから支持壁51に向かって延びて外側から排気側ロッカーアームシャフト56の端面に接触する第2抜け止め85bとを有する。図8に示されるように、第1抜け止め85aには、吸気側カムシャフト48のギア54aの軌道を逃げる切り欠き86が形成される。したがって、図5に示されるように、吸気側ロッカーアームシャフト55はできるだけ吸気側カムシャフト48に近い位置に配置されながら、吸気側ロッカーアームシャフト55の延長上に部分的に吸気側カムシャフト48のギア54aが干渉しても、カムチェーン室53を横断する第1抜け止め85aで抜け止めは確保されることができる。同様に、第2抜け止め85bには、排気側カムシャフト49のギア54bの軌道を逃げる切り欠き87が形成される。したがって、図5に示されるように、排気側ロッカーアームシャフト56はできるだけ排気側カムシャフト49に近い位置に配置されながら、排気側ロッカーアームシャフト56の延長上に部分的に排気側カムシャフト49のギア54bが干渉しても、カムチェーン室53を横断する第2抜け止め85bで抜け止めは確保されることができる。
次に本実施形態の作用を説明する。エンジン31は、支持壁51と、支持壁51に向き合わせられる側壁45との間にカムチェーン室53を区画するシリンダーヘッド35を備える。シリンダーヘッド35の側壁45には外気の空間にカムチェーン室53を開放する開口46が形成される。開口46には外側から蓋部材47が嵌め込まれる。蓋部材47は、開口46を塞ぐ蓋体47aから支持壁51に向かって延びる当接ボス47bを備える。当接ボス47bは、支持壁51に接触した状態で支持壁51にボルト75によって締結される。側壁45に比べて高い剛性を有する支持壁51に蓋部材47が固定されることから、蓋部材47を介して側壁45の振動は抑制される。したがって、簡易な構造で、シリンダーヘッド35で生じる振動音は低減される。
本実施形態に係るエンジン31では、支持壁51に、揺動自在にロッカーアーム57を支持する吸気側ロッカーアームシャフト55が外側から挿入され、揺動自在にロッカーアーム59を支持する排気側ロッカーアームシャフト56が外側から挿入される。蓋部材47は、蓋体47aから支持壁51に向かって延びて外側から吸気側ロッカーアームシャフト55の端面に接触する第1抜け止め85aと、蓋体47aから支持壁51に向かって延びて外側から排気側ロッカーアームシャフト56の端面に接触する第2抜け止め85bとを有する。こうして蓋部材47に吸気側ロッカーアームシャフト55および排気側ロッカーアームシャフト56それぞれの抜け止め85a、85bが設けられることから、部品点数を増やすことなくロッカーアームシャフト55、56の抜け止めは実現される。特に、蓋部材47に複数のロッカーアームシャフト55、56の抜け止め85a、85bが設けられることから、さらに部品点数を増やすことなくロッカーアームシャフト55、56の抜け止めは実現される。
本実施形態に係るエンジン31では蓋体47aの外面は外縁に比べて中心側で支持壁51に向かって窪む。そして、ボルト75は支軸ピン79に同軸に配置される。ボルト75は蓋体47aの外面の窪みに配置されるので、蓋部材47の締結にあたって側壁45の外面からボルト75の突出は回避される。しかも、蓋体47aの窪みの形成にあたって蓋体47aはカムチェーン室53内の空きスペースに進入するだけなので、側壁45と支持壁51との間隔を増大させることはなく、エンジン31の大型化は回避される。ボルト75は側壁45の外面を含む基準平面PLよりも支持壁51側に位置するので、蓋部材47の締結にあたって側壁45の外面からボルト75の突出は回避される。
支持壁51の壁面と当接ボス47bの突き当て面74との間にノックピン81の第2高さよりも大きい間隔を確保しながら支軸ピン79が支持壁51の差し込み孔76aに差し込まれると、蓋部材47は支軸ピン79の軸心回りに回転することができる。ノックピン81は支持壁51に接触しない。蓋部材47の回転に応じてノックピン81は位置決め穴82に対して位置決めされることができる。ノックピン81が位置決めされてから支軸ピン79がさらに差し込まれると、ノックピン81は位置決め穴82に差し込まれることができる。こうして支軸ピン79の軸心回りに指定された回転位置で蓋部材47は支持壁51に固定されることができる。簡単に位置決めは実現される。位置決めに応じて第1抜け止め85aおよび第2抜け止め85bはそれぞれ吸気側ロッカーアームシャフト55および排気側ロッカーアームシャフト56にそれぞれ突き当てられることができる。
本実施形態では、支軸ピン79の軸方向に、Oリング84とノックピン81の先端との距離Lfは、支持壁51の壁面と側壁45の外面との距離よりも大きく設定される。したがって、ノックピン81が位置決め穴82から外れた状態で蓋部材47が支軸ピン79の軸心回りに回転する際にはOリング84は側壁45の開口46から離脱する。蓋部材47の回転にあたってOリング84の接触摩擦は影響しない。支軸ピン79の軸心回りに蓋部材47の位置決めは良好に実現される。ノックピン81が位置決め穴82に差し込まれると、Oリング84は側壁45の開口46に進入して蓋体47aの外縁と側壁45との間をシールする。側壁45の開口46は気密に閉塞される。
図10に示されるように、蓋部材47には、支軸ピン79の軸方向に蓋体47aの外縁と側壁45との間に挟まれるシール部材88が装着されてもよい。ここでは、蓋体47aは、側壁45の開口46から外側に広がって側壁45の外面に重なるフランジ89を備える。フランジ89は蓋体47aの外周を途切れなく連続する。シール部材88は例えば樹脂製の弾性体から成形される。フランジ89と側壁45の外面との間にシール部材88は挟まれる。シール部材88は支軸ピン79の軸方向に側壁45を拘束することから、振動の抑制効果はさらに向上し、振動音はさらに効果的に低減されることができる。その他、蓋部材47は前述の蓋部材47と同様に構成される。
31…エンジン、35…シリンダーヘッド、45…(シリンダーヘッドの)側壁、46…開口、47…蓋部材、47a…蓋体、47b…当接ボス、48…カムシャフト(吸気側カムシャフト)、49…カムシャフト(排気側カムシャフト)、51…支持壁、52…カムチェーン、53…カムチェーン室、55…ロッカーアームシャフト(吸気側ロッカーアームシャフト)、56…ロッカーアームシャフト(排気側ロッカーアームシャフト)、57…(吸気側)ロッカーアーム、58…吸気弁、59…(排気側)ロッカーアーム、61…排気弁、74…(当接ボスの)突き当て面、75…締結部材(ボルト)、79…支軸ピン、81…ノックピン、82…位置決め穴、84…Oリング、85a…抜け止め(第1抜け止め)、85b…抜け止め(第2抜け止め)、88…シール部材、Hf…(支軸ピンの)第1高さ、Hs…(ノックピンの)第2高さ。

Claims (8)

  1. 回転自在にカムシャフト(48、49)を支持する支持壁(51)を有し、前記支持壁(51)に向き合わせられる側壁(45)と前記支持壁(51)との間に、カムシャフト(48、49)に連結されるカムチェーン(52)を収容するカムチェーン室(53)を区画するシリンダーヘッド(35)を備え、
    前記シリンダーヘッド(35)の前記側壁(45)には、外気に前記カムチェーン室(53)を開放する開口(46)が形成され、
    前記開口(46)には、外側から前記開口(46)を閉塞する蓋部材(47)が嵌め込まれるエンジン(31)において、
    前記蓋部材(47)は、前記開口(46)を塞ぐ蓋体(47a)から前記支持壁(51)に向かって延びる当接ボス(47b)を備え、前記当接ボス(47b)は、前記支持壁(51)に接触した状態で前記支持壁(51)に締結部材(75)によって締結され、前記支持壁(51)に、前記カムシャフト(48、49)の回転に応じて揺動するロッカーアーム(57、59)を揺動自在に支持するロッカーアームシャフト(55、56)が外側から挿入され、前記蓋部材(47)は、前記蓋体(47a)から前記支持壁(51)に向かって延びて外側から前記ロッカーアームシャフト(55、56)の端面に接触する抜け止め(85a、85b)を有することを特徴とするエンジン。
  2. 請求項に記載のエンジンにおいて、前記ロッカーアームシャフト(55、56)は、
    吸気弁(58)に連結されて前記カムシャフト(48)の回転に応じて前記吸気弁(58)の開閉動作を引き起こすロッカーアーム(57)を揺動自在に支持する吸気側ロッカーアームシャフト(55)と、
    排気弁(61)に連結されて前記カムシャフト(49)の回転に応じて前記排気弁(61)の開閉動作を引き起こすロッカーアーム(59)を揺動自在に支持する排気側ロッカーアームシャフト(56)とを含み、
    前記抜け止め(85a、85b)は前記吸気側ロッカーアームシャフト(55)および前記排気側ロッカーアームシャフト(56)それぞれに接触する
    ことを特徴とするエンジン。
  3. 請求項1または2に記載のエンジンにおいて、前記当接ボス(47b)は、前記支持壁(51)の壁面に当たる突き当て面(74)から第1高さ(Hf)で突出して、前記支持壁(51)に軸心回りに回転自在に差し込まれる支軸ピン(79)と、前記支軸ピン(79)から径方向にずれた位置に配置されて、前記第1高さ(Hf)よりも小さい第2高さ(Hs)で前記突き当て面(74)から突出して、前記壁面に形成される位置決め穴(82)に差し込まれるノックピン(81)とを備えることを特徴とするエンジン。
  4. 回転自在にカムシャフト(48、49)を支持する支持壁(51)を有し、前記支持壁(51)に向き合わせられる側壁(45)と前記支持壁(51)との間に、カムシャフト(48、49)に連結されるカムチェーン(52)を収容するカムチェーン室(53)を区画するシリンダーヘッド(35)を備え、
    前記シリンダーヘッド(35)の前記側壁(45)には、外気に前記カムチェーン室(53)を開放する開口(46)が形成され、
    前記開口(46)には、外側から前記開口(46)を閉塞する蓋部材(47)が嵌め込まれるエンジン(31)において、
    前記蓋部材(47)は、前記開口(46)を塞ぐ蓋体(47a)から前記支持壁(51)に向かって延びる当接ボス(47b)を備え、前記当接ボス(47b)は、前記支持壁(51)に接触した状態で前記支持壁(51)に締結部材(75)によって締結され、前記当接ボス(47b)は、前記支持壁(51)の壁面に当たる突き当て面(74)から第1高さ(Hf)で突出して、前記支持壁(51)に軸心回りに回転自在に差し込まれる支軸ピン(79)と、前記支軸ピン(79)から径方向にずれた位置に配置されて、前記第1高さ(Hf)よりも小さい第2高さ(Hs)で前記突き当て面(74)から突出して、前記壁面に形成される位置決め穴(82)に差し込まれるノックピン(81)とを備えることを特徴とするエンジン。
  5. 請求項3または4に記載のエンジンにおいて、前記締結部材(75)は前記支軸ピン(79)に同軸に配置されて、前記蓋体(47a)の外面は外縁に比べて中心側で前記支持壁(51)に向かって窪むことを特徴とするエンジン。
  6. 請求項5に記載のエンジンにおいて、前記締結部材(75)は前記側壁(45)の外面よりも前記支持壁(51)側に位置することを特徴とするエンジン。
  7. 請求項6に記載のエンジンにおいて、前記蓋体(47a)の外縁には、前記支軸ピン(79)に同軸の円筒面上で前記側壁(45)に接触するOリング(84)が装着され、前記支軸ピン(79)の軸方向に、前記Oリング(84)と前記ノックピン(81)の先端との距離(Lf)は、前記支持壁(51)の壁面と前記側壁(45)の外面との距離(Ls)よりも大きく設定されることを特徴とするエンジン。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のエンジンにおいて、前記支軸ピン(79)の軸方向に前記蓋体(47a)の外縁と前記側壁45との間に挟まれるシール部材(88)を備えることを特徴とするエンジン。
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