JP6817794B2 - エレベーターロープ引掛り点検装置およびエレベーターロープ引掛り点検方法 - Google Patents

エレベーターロープ引掛り点検装置およびエレベーターロープ引掛り点検方法 Download PDF

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Description

この発明は、エレベーターロープの引掛りを点検するエレベーターロープ引掛り点検装置およびエレベーターロープ引掛り点検方法に関する。
従来、地震の発生によってかごが非常停止し、調速機ロープがレールブラケットなどの昇降路内固定物に引っ掛かっている場合に、調速機ロープに取り付けられるテストピースを備え、テストピースが調速機ロープに対してスライドしながら自由落下することによって、昇降路内固定物への調速機ロープの引掛りの有無が点検されるエレベーターロープ引掛り点検装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−86822号公報
しかしながら、昇降路内固定物に引っ掛かっているエレベーターロープの部分である引掛り部分にテストピースが止まっている場合に、点検作業者は乗場から昇降路内を覗き込んで引掛り部分の位置を特定するので、昇降路の高さ方向の寸法が大きい場合には、点検作業者は複数の乗場から昇降路内を覗き込まなければならず、点検作業の効率が悪いという問題点があった。
この発明は、点検作業の効率を向上させることができるエレベーターロープ引掛り点検装置およびエレベーターロープ引掛り点検方法を提供するものである。
この発明に係るエレベーターロープ引掛り点検装置は、昇降路に設けられ高さ方向に延びるエレベーターロープに取り付けられ、エレベーターロープに対して高さ方向にスライド可能なテストピースと、昇降路におけるテストピースの高さ方向の位置を測定する位置測定装置と、テストピースに設けられる発光装置と、エレベーターロープが引っ掛かっている昇降路内固定物に接触することを検出する接触検出装置とを備え、発光装置は、昇降路内固定物に接触したことを接触検出装置が検出した場合に、点灯する。
この発明に係るエレベーターロープ引掛り点検装置は、昇降路に設けられ高さ方向に延びるエレベーターロープに取り付けられ、エレベーターロープに対して高さ方向にスライド可能なテストピースと、昇降路におけるテストピースの高さ方向の位置を測定する位置測定装置と、テストピースに設けられ、操作されることによってエレベーターロープにおけるテストピースが配置されている部分にマーキングを行うマーキング装置とを備えている。
この発明に係るエレベーターロープ引掛り点検装置は、昇降路に設けられ高さ方向に延びるエレベーターロープに取り付けられ、エレベーターロープに対して高さ方向にスライド可能なテストピースと、昇降路におけるテストピースの高さ方向の位置を測定する位置測定装置とを備え、テストピースは、内側にエレベーターロープが通る筒部を有し、筒部の外周面には、周方向に延びた溝部が形成されている。
この発明に係るエレベーターロープ引掛り点検装置によれば、昇降路に設けられ高さ方向に延びるエレベーターロープに取り付けられ、エレベーターロープに対して前記高さ方向にスライド可能なテストピースと、昇降路におけるテストピースの高さ方向の位置を測定する位置測定装置とを備えているので、測定されたテストピースの高さ方向の位置に対応する乗場から点検作業者が昇降路内を覗き込むことによってエレベーターロープにおける引掛り部分の位置を容易に特定することができる。その結果、点検作業の効率を向上させることができる。
この発明の実施の形態1に係るエレベーターロープ引掛り点検装置を示す斜視図である。 図1のテストピースを示す縦断面図である。 図2のIII−III線に沿った矢視断面図である。 図2のIV−IV線に沿った矢視断面図である。 図4のテストピースを側面から押した状態を示す断面図である。 図1のエレベーターロープ引掛り点検装置を示すブロック図である。 図1のエレベーターロープ引掛り点検装置を用いてエレベーターロープの引掛りを点検する様子を示す図である。 図7のエレベーターロープがレールブラケットに引っ掛かっている状態を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るエレベーターロープ引掛り点検装置のテストピースを示す正面図である。 この発明の実施の形態3に係るエレベーターロープ引掛り点検装置のテストピースを示す正面図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベーターロープ引掛り点検装置を示す斜視図である。図において、エレベーターロープ引掛り点検装置は、テストピース1Aを備えている。テストピース1Aは、エレベーターロープ2に対して高さ方向にスライド可能となっている。
テストピース1Aは、内側にエレベーターロープ2が通る筒部11を有している。筒部11には、筒部11の軸方向に延びた溝部111が形成されている。エレベーターロープ2が溝部111を通ることによって、エレベーターロープ2が筒部11の内側と外側との間で移動可能となる。筒部11は、弾性変形可能となっている。したがって、エレベーターロープ2が筒部11の内側と外側との間で移動する場合に、溝部111の幅方向の寸法が広げられる。筒部11を構成する材料としては、例えば、シリコン樹脂が挙げられる。
また、エレベーターロープ引掛り点検装置は、筒部11の外周面に設けられた発光装置3と、筒部11の長手方向一端部に設けられた接触検出装置4とを有している。この例では、接触検出装置4は、筒部11の下端部に設けられている。
エレベーターロープ2が昇降路内固定物に引っ掛かっている場合に、エレベーターロープ2に対してスライドするテストピース1Aは、昇降路内固定物に接触して停止する。接触検出装置4は、テストピース1Aが昇降路内固定物に接触することを検出する。発光装置3は、接触検出装置4がテストピース1Aの昇降路内固定物への接触を検出した場合に点灯する。なお、テストピース1Aは、接触検出装置4を有していなくてもよい。この場合、発光装置3は、点灯したままとなる。
図2は図1のテストピース1Aを示す縦断面図である。テストピース1Aは、筒部11の長手方向一端部であって内側に設けられた4個のローラ12と、それぞれのローラ12をエレベーターロープ2に向かって押しつける4個の弾性体13と、筒部11の長手方向他端部であって内側に設けられた4個のローラ14と、それぞれのローラ14をエレベーターロープ2に向かって押しつける4個の弾性体15とを有している。図3は図2のIII−III線に沿った矢視断面図である。4個のローラ12は、周方向に並べて配置されている。図示していないが、4個のローラ14も、周方向に並べて配置されている。
4個のローラ12および4個のローラ14がエレベーターロープ2を転動することによって、テストピース1Aがエレベーターロープ2に対して高さ方向にスライドする。4個のローラ12および4個のローラ14がエレベーターロープ2に転動しながらテストピース1Aがエレベーターロープ2に対してスライドするので、テストピース1Aは、自由落下する場合と比較して、緩やかにエレベーターロープ2に対してスライドする。
また、図2に示すように、エレベーターロープ引掛り点検装置は、テストピース1Aに設けられた複数のマーキング装置5をさらに備えている。それぞれのマーキング装置5は、筒部11の長手方向中間部であって内側に設けられている。図4は図2のIV−IV線に沿った矢視断面図である。この例では、4個のマーキング装置5が周方向に並べて配置されている。
図5は図4のテストピース1Aを側面から押した状態を示す断面図である。エレベーターロープ2が昇降路内固定物に引っ掛かった場合に、点検作業者は、引掛り解除装置6を用いて、エレベーターロープ2の昇降路内固定物への引掛りを解除する。点検作業者は、引掛り解除装置6を所持して、乗場からテストピース1Aを側面から押す。
引掛り解除装置6は、柄部61と、柄部61の先端部に設けられY字形状に形成された係合部62とを有している。この例では、引掛り解除装置6は、刺又から構成されている。係合部62にテストピース1Aが嵌められた状態で係合部62がテストピース1Aに近づく方向に移動することによって、テストピース1Aが昇降路内固定物から離れながら、テストピース1Aが幅方向に押しつぶされる。これにより、マーキング装置5がエレベーターロープ2に接触する。その結果、エレベーターロープ2がマーキングされる。言い換えれば、マーキング装置5は、操作されることによって、エレベーターロープ2におけるテストピース1Aが配置されている部分にマーキングを行う。なお、マーキング装置5は、接触検出装置4がテストピース1Aの昇降路内固定物への接触を検出した場合に、エレベーターロープ2におけるテストピース1Aが配置されている部分に自動的にマーキングを行う構成であってもよい。
図6は図1のエレベーターロープ引掛り点検装置を示すブロック図である。エレベーターロープ引掛り点検装置は、ローラ12の回転数を用いて昇降路におけるテストピース1Aの高さ方向の位置を測定する位置測定装置7と、位置測定装置7により測定されたテストピース1Aの高さ方向の位置の情報を無線通信によって送信する送信装置8とをさらに備えている。この例では、位置測定装置7および送信装置8は、テストピース1Aに取り付けられている。位置測定装置7は、ローラ14の回転数を用いて昇降路におけるテストピース1Aの高さ方向の位置を測定してもよく、また、ローラ12およびローラ14の両方の回転数を用いて昇降路におけるテストピース1Aの高さ方向の位置を測定してもよい。
また、エレベーターロープ引掛り点検装置は、点検作業者に保持される携帯端末装置9をさらに備えている。携帯端末装置9は、送信装置8から送信されたテストピース1Aの高さ方向の位置の情報を受信する受信装置91と、受信装置91が受信したテストピース1Aの高さ方向の位置の情報を表示する表示装置92とを有している。表示装置92にテストピース1Aの高さ方向の位置の情報が表示されることによって、携帯端末装置9を保持する点検作業者は、テストピース1Aの高さ方向の位置を知ることができる。
次に、エレベーターロープ引掛り点検装置を用いてエレベーターロープ2の引掛りの有無を点検するエレベーターロープ引掛り点検方法について説明する。図7は図1のエレベーターロープ引掛り点検装置を用いてエレベーターロープの引掛りを点検する様子を示す図、図8は図7のエレベーターロープがレールブラケットに引っ掛かっている状態を示す図である。図7および図8では、昇降路内固定物としてレールブラケット100を例に説明し、エレベーターロープ2として調速機ロープ2Aを例に説明する。なお、昇降路内固定物は、レールブラケット100に限らず、その他の昇降路内固定物であってもよく、また、エレベーターロープ2は、調速機ロープ2Aに限らず、例えば、主ロープ2Bであってもよい。
地震が発生してかご101が非常停止する場合に、点検作業者200は機械室102に入り、テストピース1Aを調速機ロープ2Aに取り付ける。その後、テストピーススライド工程を行う。テストピーススライド工程では、昇降路103の天井104に形成されたロープ用貫通孔105を通ってテストピース1Aを昇降路103に送る。これにより、テストピース1Aは、ローラ12およびローラ14が調速機ロープ2Aを転動することによって、緩やかに降下する。言い換えれば、調速機ロープ2Aに対して高さ方向にテストピース1Aがスライドする。
調速機ロープ2Aがレールブラケット100に引っ掛かっている場合には、テストピーススライド工程において、テストピース1Aがレールブラケット100に接触し、テストピース1Aが停止する。この場合に、テストピース位置測定工程が行われる。テストピース位置測定工程では、昇降路103におけるテストピース1Aの高さ方向の位置を位置測定装置7が測定され、携帯端末装置9の表示装置92には、昇降路103におけるテストピース1Aの高さ方向の位置の情報が表示される。点検作業者200は、携帯端末装置9の表示装置92を見ることによって、テストピース1Aの高さ方向の位置を知り、テストピース1Aの高さ方向の位置に対応する乗場106から引掛り解除装置6を用いて、調速機ロープ2Aのレールブラケット100への引掛りを解除する。
一方、調速機ロープ2Aがレールブラケット100に引っ掛かっていない場合には、テストピース1Aは、昇降路103の最下部まで到達する。以上により、エレベーターロープ引掛り点検装置を用いたエレベーターロープ引掛り点検方法が終了する。
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係るエレベーターロープ引掛り点検装置によれば、昇降路103に設けられ高さ方向に延びるエレベーターロープ2に取り付けられ、エレベーターロープ2に対して高さ方向にスライド可能なテストピース1Aと、昇降路103におけるテストピース1Aの高さ方向の位置を測定する位置測定装置7とを備えているので、測定されたテストピース1Aの高さ方向の位置に対応する乗場106から点検作業者200が昇降路103内を覗き込むことによってエレベーターロープ2における昇降路内固定物に引っ掛かっている部分の位置を容易に特定することができる。その結果、点検作業の効率を向上させることができる。
また、テストピース1Aは、内側にエレベーターロープ2が通る筒部11と、筒部11の内側に径方向に並べて設けられ、エレベーターロープ2を転動する複数のローラ12と、それぞれのローラ12をエレベーターロープ2に向かって押しつける弾性体13とを有し、ローラ12がエレベーターロープ2を転動することによって、エレベーターロープ2に対してスライドするので、テストピース1Aは、自由落下する場合と比較して、緩やかに降下することができる。
また、エレベーターロープ引掛り点検装置は、テストピース1Aに設けられる発光装置3と、エレベーターロープ2が引っ掛かっている昇降路内固定物に接触することを検出する接触検出装置4とを備え、発光装置3は、昇降路内固定物に接触したことを接触検出装置4が検出した場合に、点灯するので、点検作業者200は、発光装置3を目視することによってエレベーターロープ2が昇降路内固定物に引っ掛かっているか否かを確認することができる。その結果、エレベーターロープ2が昇降路内固定物に引っ掛かっているか否かを点検作業者200は容易に確認することができる。
また、エレベーターロープ引掛り点検装置は、テストピース1Aに設けられ、操作されることによってエレベーターロープ2におけるテストピース1Aが配置されている部分にマーキングを行うマーキング装置5を備えているので、点検作業者200は、エレベーターロープ2の引掛りを解除した後に、エレベーターロープ2における昇降路内固定物に引っ掛かっていた部分を容易に特定することができる。その結果、エレベーターロープ2の引掛りを解除した後に、エレベーターロープ2における昇降路内固定物に引っ掛かっていた部分の損傷を容易に確認することができる。
また、この発明の実施の形態1に係るエレベーターロープ引掛り点検方法によれば、エレベーターロープ2に対して高さ方向にテストピース1Aをスライドさせるテストピーススライド工程と、テストピーススライド工程においてエレベーターロープ2が引っ掛かっている昇降路内固定物にテストピース1Aが接触して停止した場合に、昇降路103におけるテストピース1Aの高さ方向の位置を位置測定装置7が測定するテストピース位置測定工程とを備えているので、測定されたテストピース1Aの高さ方向の位置に対応する乗場106から点検作業者200が昇降路103内を覗き込むことによってエレベーターロープ2における昇降路内固定物に引っ掛かっている部分の位置を容易に特定することができる。その結果、点検作業の効率を向上させることができる。
実施の形態2.
図9はこの発明の実施の形態2に係るエレベーターロープ引掛り点検装置のテストピースを示す正面図である。テストピース1Bの筒部11の外周面には、周方向の延びた溝部112が形成されている。溝部は、引掛り解除装置6の係合部62が嵌められる形状となっている。係合部62が溝部112に嵌められた状態で係合部62を高さ方向に移動すると、テストピース1Bも連動して高さ方向に移動する。テストピース1Bにおける長手方向についてのマーキング装置5の位置は、テストピース1Bにおける長手方向についての溝部112の位置と一致している。言い換えれば、マーキング装置5は、溝部112に対して径方向内側に配置されている。したがって、引掛り解除装置6の係合部62を溝部112に嵌めた状態で係合部62がテストピース1Bに近づく方向に移動することによって、テストピース1Bが幅方向に押しつぶされて、マーキング装置5がエレベーターロープ2に確実に接触する。その結果、エレベーターロープ2が確実にマーキングされる。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
以上説明したように、この発明の実施の形態2に係るエレベーターロープ引掛り点検装置によれば、筒部11の外周面には、周方向の延びた溝部112が形成されているので、引掛り解除装置6を用いてテストピース1Bを容易に高さ方向に移動させることができる。その結果、エレベーターロープ2の昇降路内固定物への引掛りを容易に解除することができる。
実施の形態3.
図10はこの発明の実施の形態3に係るエレベーターロープ引掛り点検装置のテストピースを示す正面図である。テストピース1Cに設けられた発光装置3は、筒部11よりも径方向外側に配置されている。発光装置3が筒部11よりも径方向外側に配置されているので、点灯した発光装置3は、高さ方向から容易に目視されるその他の構成は、実施の形態1または実施の形態2と同様である。
以上説明したように、この発明の実施の形態3に係るエレベーターロープ引掛り点検装置によれば、発光装置3が筒部11よりも径方向外側に配置されているので、例えば、点検作業者がピット内から点灯した発光装置3を目視することができる。
なお、各上記実施の形態では、位置測定装置がローラの回転数を用いて昇降路におけるテストピースの高さ方向の位置を測定する構成について説明したが、これに限らず、例えば、一端部がテストピースに接続された紐状部材と、機械室または昇降路に支持され、この紐状部材の他端部が巻き掛けられた巻取部とを有し、巻取部から送り出された紐状部材の部分の寸法を用いて昇降路におけるテストピースの高さ方向の位置を測定してもよい。
また、各上記実施の形態では、位置測定装置により測定されたテストピースの高さ方向の位置の情報を無線通信によって送信装置が送信する構成について説明したが、これに限らず、位置測定装置により測定されたテストピースの高さ方向の位置の情報を有線通信によって送信装置が送信する構成であってもよい。
また、各上記実施の形態では、テストピースがエレベーターロープに対してスライドしながら降下する構成について説明したが、これに限らず、テストピースがエレベーターロープに対してスライドしながら上昇する構成であってもよい。この場合、テストピースは、エレベーターロープに対してスライドしながら上昇するための動力装置を有する。
1A、1B、1C テストピース、2 エレベーターロープ、3 発光装置、4 接触検出装置、5 マーキング装置、6 引掛り解除装置、7 位置測定装置、8 送信装置、9 携帯端末装置、11 筒部、12 ローラ、13 弾性体、14 ローラ、15 弾性体、61 柄部、62 係合部、91 受信装置、92 表示装置、100 レールブラケット、101 かご、102 機械室、103 昇降路、104 天井、105 ロープ用貫通孔、106 乗場、111 溝部、112 溝部、200 点検作業者。

Claims (7)

  1. 昇降路に設けられ高さ方向に延びるエレベーターロープに取り付けられ、前記エレベーターロープに対して前記高さ方向にスライド可能なテストピースと、
    前記昇降路における前記テストピースの高さ方向の位置を測定する位置測定装置と、
    前記テストピースに設けられる発光装置と、
    前記エレベーターロープが引っ掛かっている昇降路内固定物に接触することを検出する接触検出装置と
    を備え、
    前記発光装置は、前記昇降路内固定物に接触したことを前記接触検出装置が検出した場合に、点灯するエレベーターロープ引掛り点検装置。
  2. 昇降路に設けられ高さ方向に延びるエレベーターロープに取り付けられ、前記エレベーターロープに対して前記高さ方向にスライド可能なテストピースと、
    前記昇降路における前記テストピースの高さ方向の位置を測定する位置測定装置と、
    前記テストピースに設けられ、操作されることによって前記エレベーターロープにおける前記テストピースが配置されている部分にマーキングを行うマーキング装置と
    を備えているエレベーターロープ引掛り点検装置。
  3. 昇降路に設けられ高さ方向に延びるエレベーターロープに取り付けられ、前記エレベーターロープに対して前記高さ方向にスライド可能なテストピースと、
    前記昇降路における前記テストピースの高さ方向の位置を測定する位置測定装置と
    を備え、
    前記テストピースは、内側に前記エレベーターロープが通る筒部を有し、
    前記筒部の外周面には、周方向に延びた溝部が形成されているエレベーターロープ引掛り点検装置。
  4. 前記テストピースは、内側に前記エレベーターロープが通る筒部と、前記筒部の内側に周方向に並べて設けられ、前記エレベーターロープを転動する複数のローラと、それぞれの前記ローラを前記エレベーターロープに向かって押しつける弾性体とを有し、前記ローラが前記エレベーターロープを転動することによって、前記エレベーターロープに対してスライドする請求項1から請求項3までの何れか一項に記載のエレベーターロープ引掛り点検装置。
  5. 昇降路に設けられ高さ方向に延びるエレベーターロープに取り付けられるテストピースと、前記昇降路における前記テストピースの前記高さ方向の位置を測定する位置測定装置と、前記テストピースに設けられる発光装置と、前記エレベーターロープが引っ掛かっている昇降路内固定物に接触することを検出する接触検出装置とを備え、前記発光装置は、前記昇降路内固定物に接触したことを前記接触検出装置が検出した場合に、点灯するエレベーターロープ引掛り点検装置を用いて前記エレベーターロープの引掛りの有無を点検するエレベーターロープ引掛り点検方法であって、
    前記エレベーターロープに対して前記高さ方向に前記テストピースをスライドさせるテストピーススライド工程と、
    前記テストピーススライド工程において前記エレベーターロープが引っ掛かっている前記昇降路内固定物に前記テストピースが接触して停止した場合に、前記昇降路における前記テストピースの前記高さ方向の位置を前記位置測定装置が測定するテストピース位置測定工程と
    を備えているエレベーターロープ引掛り点検方法。
  6. 昇降路に設けられ高さ方向に延びるエレベーターロープに取り付けられるテストピースと、前記昇降路における前記テストピースの前記高さ方向の位置を測定する位置測定装置と、前記テストピースに設けられ、操作されることによって前記エレベーターロープにおける前記テストピースが配置されている部分にマーキングを行うマーキング装置とを備えたエレベーターロープ引掛り点検装置を用いて前記エレベーターロープの引掛りの有無を点検するエレベーターロープ引掛り点検方法であって、
    前記エレベーターロープに対して前記高さ方向に前記テストピースをスライドさせるテストピーススライド工程と、
    前記テストピーススライド工程において前記エレベーターロープが引っ掛かっている昇降路内固定物に前記テストピースが接触して停止した場合に、前記昇降路における前記テストピースの前記高さ方向の位置を前記位置測定装置が測定するテストピース位置測定工程と
    を備えているエレベーターロープ引掛り点検方法。
  7. 昇降路に設けられ高さ方向に延びるエレベーターロープに取り付けられるテストピースと、前記昇降路における前記テストピースの前記高さ方向の位置を測定する位置測定装置とを備え、前記テストピースは、内側に前記エレベーターロープが通る筒部を有し、前記筒部の外周面には、周方向に延びた溝部が形成されたエレベーターロープ引掛り点検装置を用いて前記エレベーターロープの引掛りの有無を点検するエレベーターロープ引掛り点検方法であって、
    前記エレベーターロープに対して前記高さ方向に前記テストピースをスライドさせるテストピーススライド工程と、
    前記テストピーススライド工程において前記エレベーターロープが引っ掛かっている昇降路内固定物に前記テストピースが接触して停止した場合に、前記昇降路における前記テストピースの前記高さ方向の位置を前記位置測定装置が測定するテストピース位置測定工程と
    を備えているエレベーターロープ引掛り点検方法。
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