JP2007302413A - エレベータ巻上機のシーブ溝測定装置 - Google Patents

エレベータ巻上機のシーブ溝測定装置 Download PDF

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Takahiro Onoki
貴浩 小野木
Satoshi Tanakadate
聡 田中舘
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Abstract

【課題】シーブの設置位置が、保守員の点検できる位置からかなり上方に高い位置に有る場合など、その点検が厳しい条件下においても容易にシーブ溝の測定点検を行うことが出来るエレベータ巻上機のシーブ溝測定装置を提供する。
【解決手段】本発明によれば、複数のシーブ溝の凸部であるシーブ4外周部に当接するとともにこの外周部からシーブ4より離れるようその直径方向に沿って延設されるガイド筒部6と、その先端部が前記シーブ溝凹部7に当接する方向に前記ガイド筒部6内を変位するゲージ棒5と、前記ガイド筒部6の中間部に一部切り欠いて設けられる指標窓部8と、前記ゲージ棒5に設けられ正常な形状の前記シーブ溝にゲージ棒5先端部が当接した際に前記指標窓部8内に位置するよう設けた指標部9を構成したことで、課題を達成することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、主ロープが巻掛けられ、この主ロープを介して乗かごおよびつり合いおもりに駆動力を伝達して釣瓶式に昇降路内を昇降させるエレベータ巻上機のシーブ溝測定装置に関する。
一般的に主ロープに駆動力を伝達する巻上機のシーブは、そのシーブ溝で主ロープを挟圧するよう構成されているため、シーブ溝が経年的に主ロープとの間で摩耗すると前記挟圧力が低下しスリップを起こす為、定期的にその摩耗状況の点検を行っている。
従来におけるシーブ溝の摩耗を測定する測定装置としては、シーブの外周面に当接するよう配置したガイド筒内に挿入したゲージ棒がシーブ溝に当接した際に、どの位置であるかを測定し、シーブ溝の摩耗測定を行っていた(特許文献1参照。)。
特開2002−338157公報
上記特許文献1の従来技術は、上述した通り、ゲージ棒に設けられた指標部が、ガイド筒部の上端面位置に有るか否かで溝の深さを点検していたため、シーブの設置位置が、保守員の点検できる位置からかなり上方に高い位置に有る場合、前記上端面に有るか否かを目視で確認することが出来ず、シーブ溝の測定点検を行うことが出来ないという不都合があった。
さらに上記従来技術では、点検は各シーブ溝ごとに複数回行われていたため、その作業に長時間を要し煩雑であること、また各シーブ溝間の偏摩耗を検出し難いことなどといった不都合があった。
本発明は、上記不都合を解消する為になされたものであり、その主目的は、シーブの設置位置が、保守員の点検できる位置からかなり上方に高い位置に有る場合など、その点検が厳しい条件下においても容易にシーブ溝の測定点検を行うことが出来るエレベータ巻上機のシーブ溝測定装置を提供するにある。
また本発明のその他の目的としては、上記主目的に加えて複数のシーブ溝の点検測定が一度に迅速に行えるエレベータ巻上機のシーブ測定装置を提供するにある。
さらに本発明の第三の目的としては、上記主目的に加えて各シーブ溝間の偏摩耗を容易に検出できるエレベータ巻上機のシーブ溝測定装置を提供するにある。
本発明は上記目的を達成する為に、主ロープが巻掛けられ、この主ロープを介して乗かごおよびつり合いおもりに駆動力を伝達して釣瓶式に昇降路内を昇降させるエレベータ巻上機のシーブ溝測定装置において、複数のシーブ溝の凸部であるシーブ外周部に当接するとともにこの外周部からシーブより離れるようその直径方向に沿って延設されるガイド筒部と、その先端部が前記シーブ溝凹部に当接する方向に前記ガイド筒部内を変位するゲージ棒と、前記ガイド筒部の中間部に一部切り欠いて設けられる指標窓部と、前記ゲージ棒に設けられ正常な形状の前記シーブ溝にゲージ棒先端部が当接した際に前記指標窓部内に位置するよう設けた指標部とを有して構成したことを特徴とする。
本発明によれば、ガイド筒部の中間部に一部切り欠いて設けられる指標窓部における、前記ゲージ棒の指標窓部内の位置を目視点検すればシーブ溝の測定点検を行うことが出来る為、保守員の点検できる位置からかなり上方に高い位置に有る場合など、その点検が厳しい条件下においても、容易にシーブ溝の測定点検を目視にて行うことが出来る。
さらに、本発明によれば上記その他の目的を達成する為、請求項1の発明において、前記ガイド筒部および前記ゲージ棒はシーブ溝の数に応じて複数設けてエレベータ巻上機のシーブ溝測定装置を構成した。
これにより、複数のシーブ溝の測定点検を一度に行うことができることから、シーブ溝の点検測定が一度に迅速に行うことができる。
さらにまた本発明によれば上記第三の目的を達成する為、請求項2の発明において、前記複数のゲージ棒の指標部にはそれぞれ同一の高さ位置に相互に対向する貫通孔を穿設し、前記指標窓部にも前記貫通孔と対向する位置に開口部を設けて構成し、これら貫通孔及び開口部とを貫通させる偏摩耗ゲージ棒とを設けてエレベータ巻上機のシーブ溝測定装置を構成したことを特徴とする。
本発明によれば、偏摩耗ゲージ棒を、前記貫通孔及び開口部とに貫通させることができれば、各シーブ溝間の偏摩耗は発生していないと判定することが出来、迅速且つ容易に各シーブ溝間の偏摩耗の測定点検を行うことが出来る。
本発明のエレベータ巻上機のシーブ溝測定装置によれば、シーブの設置位置が、保守員の点検できる位置からかなり上方に高い位置に有る場合など、その点検が厳しい条件下においても容易にシーブ溝の測定点検を行うことが出来る。
以下、本発明の一実施の形態を図1、2、3、4、5に基づいて説明する。
図1は本発明であるエレベータ巻上機のシーブ溝測定装置の測定結果が正常な時の正面図。図2は本発明であるエレベータ巻上機のシーブ溝測定装置の測定結果が正常な時の平面図。図3は本発明であるエレベータ巻上機のシーブ溝測定装置の測定結果が異常な時の正面図。図4は本発明であるエレベータ巻上機のシーブ溝測定装置の測定結果が異常な時の平面図。図5は機械室がない一般的なタイプのエレベータの構造図である。
機械室が無い一般的なタイプのエレベータは、主ロープ1を乗りかご2とつり合いおもり3とシーブ4を図5に示すように介し、昇降路内を昇降させている。一般的に主ロープ1に駆動力を伝達するシーブ4は、そのシーブ溝で主ロープ1を狭圧するよう構成している為、シーブ溝が経年的に主ロープ1との間で摩擦すると、前記挟圧力が低下しスリップを起こす為、定期的にその摩耗状況の点検を行っている。
シーブ溝の摩耗状態測定手順を、図1、2、3、4を用いて説明する。
シーブ4の凸部である外周部に、シーブ溝測定用のゲージ棒5をガイドするガイド筒部6の下端に形成された基準面を接し、ゲージ棒5の先端部をシーブ溝凹部7に当接させる。シーブ溝摩耗量が規定値内に収まっている場合は、ガイド筒部6の中間部に一部切り欠いて設けられている指標窓部8内に、摩耗がない正常な状態で指標窓部8の位置になるよう設けたゲージ棒5の指標部9を指標窓部8内に確認出来る。しかし、シーブ溝摩耗量が規定値を超えて摩耗している場合は、ゲージ棒5が摩耗分だけ下降する為、指標窓部8にゲージ棒5の指標部9が確認出来ない。このように、一度に指標窓部8からゲージ棒5の指標部9を確認出来ることにより、複数のシーブ溝摩耗量の確認が出来る。
一方、シーブ4にかかる主ロープ1のテンションの違い等により、シーブ4の1つの溝が極端に摩耗する偏摩耗が発生する事がある。この偏摩耗の確認を行う際は、各々のゲージ棒5の指標部9の同一の高さ位置に設けた貫通孔10と、指標窓部8に貫通孔10と対抗する位置に設けた開口部11とを偏摩耗ゲージ棒12で貫通させる。
偏摩耗が発生していない場合は図1のように、偏摩耗ゲージ棒12は貫通孔10と開口部11を全て貫通することが出来るが、偏摩耗が発生している場合は図3のように、偏摩耗しているシーブ溝凹部7のところで偏摩耗ゲージ棒12が止まってしまう為、偏摩耗ゲージ棒12は貫通孔10と開口部11を全て貫通することが出来ない。この時、偏摩耗ゲージ棒12に印をつけておくことで、偏摩耗しているシーブ溝凹部7を特定できることはいうまでもない。
本発明によれば、全てのシーブ溝摩耗を、ゲージ棒5の指標部9を指標窓部8によって目視点検行うことにより、一度に複数のシーブ溝測定が出来るだけでなく、併せて偏摩耗の測定も偏摩耗ゲージ棒12を、貫通孔10及び開口部11とに貫通させることにより行うことが出来、一度に迅速且つ容易に複数のシーブ溝の測定点検を行うことが出来る為、点検時間の低減が図れる。
また、保守員の点検できる位置からかなり上方に高い位置にシーブ4が有る場合など、その点検が厳しい条件下においても、容易にシーブ溝の測定点検を目視にて行うことが出来る。
本発明であるエレベータ巻上機のシーブ溝測定装置の測定結果が正常な時の正面図。 本発明であるエレベータ巻上機のシーブ溝測定装置の測定結果が正常な時の平面図。 本発明であるエレベータ巻上機のシーブ溝測定装置の測定結果が異常な時の正面図。 本発明であるエレベータ巻上機のシーブ溝測定装置の測定結果が異常な時の平面図。 機械室がない一般的なタイプのエレベータの構造図。
符号の説明
1 主ロープ
2 乗りかご
3 つり合いおもり
4 シーブ
5 ゲージ棒
6 ガイド筒部
7 シーブ溝凹部
8 指標窓部
9 指標部
10 貫通孔
11 開口部
12 偏摩耗ゲージ棒

Claims (3)

  1. 主ロープが巻掛けられ、この主ロープを介して乗かごおよびつり合いおもりに駆動力を伝達して釣瓶式に昇降路内を昇降させるエレベータ巻上機のシーブ溝測定装置において、
    複数のシーブ溝の凸部であるシーブ外周部に当接するとともにこの外周部からシーブより離れるようその直径方向に沿って延設されるガイド筒部と、その先端部が前記シーブ溝凹部に当接する方向に前記ガイド筒部内を変位するゲージ棒と、前記ガイド筒部の中間部に一部切り欠いて設けられる指標窓部と、前記ゲージ棒に設けられ正常な形状の前記シーブ溝にゲージ棒先端部が当接した際に前記指標窓部内に位置するよう設けた指標部とを有して構成したことを特徴とするエレベータ巻上機のシーブ溝測定装置。
  2. 請求項1において、前記ガイド筒部および前記ゲージ棒はシーブ溝の数に応じて複数設けて構成したことを特徴とするエレベータ巻上機のシーブ溝測定装置。
  3. 請求項2において、前記複数のケージ棒の指標部にはそれぞれ同一の高さ位置に相互に対向する貫通孔を穿設し、前記指標窓部にも前記貫通孔と対向する位置に開口部を設けて構成し、これら貫通孔及び開口部とを貫通させる偏摩耗ゲージ棒とを設けて構成したことを特徴とするエレベータ巻上機のシーブ溝測定装置。
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