JP6817722B2 - 配線シート付き裏面電極型太陽電池セル - Google Patents

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Description

配線シート付き裏面電極型太陽電池セルに関するものである。
近年、地球環境問題への関心が高まりつつある中、自然エネルギーを利用した新しいエネルギー技術が大いに注目されている。そのひとつとして、太陽エネルギーを利用したシステムの関心が高く、特に光電変換効果を利用して光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽光発電は、クリーンなエネルギーを得る手段として広く行われている。
太陽電池セルには、化合物半導体を用いたものや有機材料を用いたものなど様々なものがあるが、現在、シリコン結晶を用いた太陽電池セルが主流となっている。
現在、最も多く製造および販売されている太陽電池セルは、太陽光が入射する側の面(受光面)にn電極が形成されており、受光面と反対側の面(裏面)にp電極が形成された構成の両面電極型太陽電池セルである。また、太陽電池セルの受光面には電極を形成せず、太陽電池セルの裏面のみにn電極およびp電極を形成した裏面電極型太陽電池セルの開発も進められている。
例えば特許文献1には、裏面電極型太陽電池セルと隣接する裏面電極型太陽電池セルとを接続する第1の接続配線、裏面電極型太陽電池セルと逆側の隣接する裏面電極型太陽電池セルとを接続する第2の接続配線を有する配線シート付き裏面電極型太陽電池セルが開示されている。配線シートのn型用配線の第1の接続用配線側とは反対側の端と第2の接続用配線との間、p型用配線の第2の接続用配線側とは反対側の端と第1の接続用配線との間の間隙が、裏面電極型太陽電池セルの周縁から露出する構造が示されている。このような構造とすることで、長期間にわたり接続不良が発生しにくい信頼性が高い裏面電極型太陽電池セルとできる旨が開示されている。
WO2011−001883A1
しかしながら、特許文献1には配線シート付き裏面電極型太陽電池セルの変換効率の向上についての詳細な開示はない。
裏面電極型太陽電池セルと配線シートとの長期にわたる安定した接続を確保しなが
ら、変換効率を向上させる構造が求められていた。
本発明の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルは、配線シートは絶縁性基材と前記絶縁性基材の受光面側に設けられた配線とを有し、また配線シートは、裏面電極型太陽電池セルが配置される領域と、裏面電極型太陽電池セルに隣接する裏面電極型太陽電池セルが配置される対向する領域とを有し、配線の矩形部は直線状根元部と曲線状根元部とを有し、少なくとも1組の曲線状根元部の間に直線状根元部が複数個配置され、領域の曲線状根元部の矩形部の長手方向の延長線は、対向する領域の2つの直線状根元部の中間に位置するように配置されたことを特徴としている。
本発明によれば、裏面電極型太陽電池セルと配線シートとの間の長期にわたる安定した接続を確保しながら、変換効率を向上させる構造を提供することができる。
本発明の実施形態1を示すものであって、配線シート付き裏面電極型太陽電池セルを示す模式図である。 本発明の実施形態1を示すものであって、裏面電極型太陽電池セルの模式図である。 本発明の実施形態1を示すものであって、配線シートの模式図である。 本発明の実施形態1を示すものであって、配線シート付き裏面電極型太陽電池セルの断面を示す模式図である。 本発明の実施形態1を示すものであって、配線シートの配線を示す模式図である。 本発明の実施形態1を示すものであって、配線シートの配線と固定部材との位置関係を示す模式図である。 本発明の実施形態1を示すものであって、配線シートと固定部材と裏面電極型太陽電池セルとの位置関係をしめす模式図である。 本発明の実施形態1を示すものであって、裏面電極型太陽電池セルの製造方法を示す模式図である。 本発明の実施形態1を示すものであって、裏面電極型太陽電池セルと配線シートの接合方法を示す模式図である。 本発明の実施形態2を示すものであって、配線シートの配線と固定部材と裏面電極型太陽電池セルとの位置関係を示す模式図である。 本発明の実施形態2の別の例を示すものであって、配線シートの配線と固定部材と裏面電極型太陽電池セルとの位置関係を示す模式図である。 本発明の実施形態3を示すものであって、配線シートの配線と固定部材の位置関係を示す模式図である。 本発明の実施形態4を示すものであって、配線シートの配線と固定部材の位置関係を示す模式図である。 本発明の実施形態5を示すものであって、配線シートの配線と固定部材の位置関係を示す模式図である。 本発明の実施形態6を示すものであって、配線シートの配線を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
[実施形態1]
実施形態1に係る配線シート付き裏面電極型太陽電池セルについて、図面を参照し説明すれば以下のとおりである。図1は、本実施形態の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルを受光面側から見た図である。配線シート付き裏面電極型太陽電池セル100は、裏面電極型太陽電池セル2を配線シート1に載置して形成される。裏面電極型太陽電池セル2は、配線シート1上の略櫛形のn型用配線、p型用配線に対応する位置に、それぞれn型用電極、p型用電極が対応するように載置され、n型用配線はn型用電極と、p型用配線はp型用電極と、それぞれ電気的に接続される構造を有している。本実施形態においては、配線と電極とは接合部材を介して接続されている。
図2は、本実施形態の裏面電極型太陽電池セルを模式的に示す図である。図2(a)は
、図1における裏面電極型太陽電池セル2のA−A´断面を示す図であり、図2(b)は裏面電極型太陽電池セルを裏面側から見た場合の模式図である。本願における裏面とは、裏面電極型太陽電池セルの受光面の逆の面である。
図2(a)に示すように、裏面電極型太陽電池セル2の凹凸形状を有するシリコン基板21の受光側に、反射防止膜22が形成され、シリコン基板21の裏面側にパッシベーション膜25が形成されている。シリコン基板21としては、たとえば、n型またはp型のいずれかの導電型を有する多結晶シリコンまたは単結晶シリコンなどからなる基板を用いることができる。シリコン基板21の厚さとしては、50μm以上400μm以下程度が望ましい。反射防止膜22として、窒化シリコンからなる膜を用い、パッシベーション膜25としては、酸化シリコンからなる膜を用いた。いずれもこれらに限定されるものではない。パッシベーション膜25として、例えば、窒化シリコン膜、または酸化シリコン膜と窒化シリコン膜との積層体などを用いることもできる。
また、シリコン基板21の内部の裏面側に、リンなどのn型不純物が拡散されたn型不純物拡散領域23と、ボロンなどのp型不純物が拡散されたp型不純物拡散領域24とが形成されている。n型不純物拡散領域23はリンなどのn型不純物を含む領域である。p型不純物拡散領域24はボロンあるいはアルミニウムなどのp型不純物を含む領域である。
n型またはp型の導電型を有するシリコン基板21の内部では、n型不純物拡散領域23またはp型不純物拡散領域24とシリコン基板21との界面において、複数のpn接合が形成されている。よって、パッシベーション膜25に設けられたコンタクトホールを介してn型不純物拡散領域23に接続されたn型用電極26、およびp型不純物拡散領域24に接続されたp型用電極27の各々は、シリコン基板21の内部の裏面側に形成された複数のpn接合にそれぞれ対応した電極となる。n型用電極26およびp型用電極27として、たとえば、銀などの金属からなる電極を用いることができる。
図2(b)に示すように、n型用電極26、及びp型用電極27は、それぞれ所定の間隔を開けて形成された長手方向を有する複数の矩形部を有している。n型用電極26の矩形部とp型用電極27の矩形部とは、矩形部の長手方向に直交する方向において、所定の間隔を開けて、1本ずつ交互に配置されている。n型用電極26およびp型用電極27のいずれも矩形部の幅およびピッチはほぼ一定である。矩形部の幅とは、電極の長手方向に直交する方向、すなわち短手方向の長さを示す。矩形部のピッチとは、電極の短手方向の中点と隣接する電極の短手方向の中点の間の距離を示す。
また、n型用電極、p型用電極は、長手方向に複数に分断された形状でも良い。
図3は、本実施形態の配線シートの模式図である。図3(a)は、受光面側から見た図であり、図3(b)は、図3(a)のB−B’断面を示す図である。
配線シート1は、絶縁性基材11と、絶縁性基材11の一方の表面上に形成された配線16とから構成されている。絶縁性基材11として例えばPETが用いられる。また配線16としては、例えば銅などの導電性を有する材料が用いられる。本実施形態においては、配線シートの絶縁性基材として厚さ75μm程度のPETを主成分とする樹脂シートを用い、配線として厚さ約35μmの銅配線を用いた。樹脂シートの主成分はPETに限定されるものではなく、PEN等を用いてもよい。
図3の配線シート1上に、4行4列の計16個の裏面電極型太陽電池セルを配置し、配線シート付き裏面電極型太陽電池セルを構成する。配線シート1上の配線によって、16
個の裏面電極型太陽電池セルが電気的に直列接続される。例えば、配線シート1上の領域Cに配置される裏面電極型太陽電池セルのn型用電極、p型用電極は、領域Cのn型用配線12、p型用配線13にそれぞれ電気的及び物理的に接続される。また、配線シート1上の領域Dに配置される裏面電極型太陽電池セルのn型用電極、p型用電極は、領域Dのn型用配線12、p型用配線13にそれぞれ電気的及び物理的に接続される。
n型用配線12およびp型用配線13のそれぞれは略櫛形の形状(以下、矩形部と記す)を有している。n型用配線12の矩形部とp型用配線13の矩形部とは、矩形部の長手方向に直交する方向において、所定の間隔を開けて、1本ずつ交互に配置されている。
接続用配線14aおよび14bは、n型用配線12およびp型用配線13の矩形部の長手方向に直交する方向に延在し、配線の矩形部に接続されている。矩形部の接続用配線と接続される部分を矩形部の根元部とし、根元部の逆の端を矩形部の先端部とする。
配線シート1の領域Cのp型用配線13は、P型取出し用配線13aに接続されている。また、領域Cのn型用配線12は、領域Dのp型用配線と接続用配線14aを介し接続されている。言い換えると、列方向に配置された隣接する裏面電極型太陽電池セル同士(ここでは、領域Cに配置される裏面電極型太陽電池セルと、領域Dに配置される裏面電極型太陽電池セル)は、配線シート1上の接続用配線14aを介して電気的および物理的に接続される。また、行方向に配置された裏面電極型太陽電池セル同士は、接続用配線14bを介して電気的に接続される。このように、16個の裏面電極型太陽電池セルが電気的に直列接続され、光電変換により発生した電流は、p型取出し用配線13a、n型取出し用配線12aからそれぞれ取出されることとなる。
また、配線シート1の終端にそれぞれ位置しているn型用配線12aおよびp型用配線13a以外の隣り合うn型用配線12とp型用配線13とは、接続用配線14aまたは14bによって電気的に接続されている。接続用配線14bは、裏面電極型太陽電池セルが対置される部分の外側に設けられている。
図4は、図1における配線シート付き裏面電極型太陽電池セル100のA−A´断面を示す図である。シリコン基板21からなる裏面電極型太陽電池セル2の内部にn型不純物拡散領域23とp型不純物拡散領域24とが形成されている。n型、P型それぞれの不純物拡散領域と接続されたn型用電極、p型用電極を有している。絶縁性基材11上に形成されたn型用配線12及びp型用配線13は、n型用電極26及びp型用電極27と接合部材32を介して接続されている。接合部材32としては、たとえば半田などの導電性物質を含む材料を用いることができる。隣り合う配線間には固定部材31が配置されている。
図5は、図3における配線シート1のEの部分の拡大図である。C領域にあるn型用配線12の矩形部の根元部と、隣接するD領域のp型用配線13の矩形部の根元部とが接続用配線14aで接続されている。図3を用いて説明したように、裏面電極型太陽電池セルは、Cの領域、Dの領域それぞれに配置され、接続用配線14aで電気的に接続される。
Cの領域にあるn型用配線12の矩形部の根元部は、直線状根元部12aと曲線状根元部12bとがある。少なくとも1組の曲線状根元部の間に2つの直線状根元部が配置された構造である。曲線状根元部12bのもっとも根元となる部分は、直線状根元部12aのもっとも根元となる部分よりも、Dの領域に近くなっている。ここで、もっとも根元となる部分とは、n型用配線12の矩形部の根元部のもっともDの領域に近い部分である。
Dの領域にあるP型用配線13の矩形部の根元部は、直線状根元部13aと曲線状根元
部13bとがある。曲線状根元部の間に2つの直線状根元部が配置された構造である。曲線状根元部13bのもっとも根元となる部分は、直線状根元部13aのもっとも根元となる部分よりも、Cの領域に近くなっている。
Cの領域にあるn型配線12の矩形部の曲線状根元部12bの矩形部の長手方向の延長線は、対向するDの領域のp型用配線13の矩形部の2つの直線状根元部13aの中間に位置するように配置されている。同様に、Dの領域にあるp型配線13の矩形部の曲線状根元部13bは、対向するCの領域のn型用配線12の矩形部の2つの直線状根元部12aの中間に位置するように配置されている。このような配線設計とすることにより、配線にクラックが入ることを防ぎ、太陽電池モジュールの高い変換効率を長期間にわたって維持することが可能となった。理由を以下に詳しく述べる。
矩形部の根元部であるが、直線状根元部よりも曲線状根元部の方が、配線にクラックが発生しにくい傾向があった。しかしながら、すべで曲線状根元部とした場合、C領域にあるn型用配線の矩形部の根元部と、隣接するD領域のp型用配線の矩形部の根元部とが近くなることになる。矩形部の根元部同士が近くなる部分がある、言い換えると接続用配線の幅が局所的に狭くなると、太陽電池モジュールの温度を上げた場合に、接続用配線にクラックが発生しやすくなる傾向があった。これは、配線シートの絶縁性基材であるPETと配線材として用いた銅との熱応力差に起因するものと考えられる。配線にクラックが入ったり、さらに進んで断線すると配線の電気抵抗が大きくなるため、太陽電池モジュールの変換効率が低下する。図5に示したような配線設計とすることにより、接続用配線14aの幅が局所的に狭くなることを防ぐことが可能となり、接続用配線14aにクラックが入りにくくなった。
直線状根元部は、直角で構成されるのではなく、角部がRを有していてもよい。根元部の角部にRを設けることにより、配線の角部がクラックの起点となることを防ぐことが可能となる。
図6は、図5の配線シート上の配線と固定部材との位置関係を示す概略図である。固定部材31は、n型用配線12とp型用配線13の矩形部との境界部分、及び接続用配線の周辺に配置される。
図7は、図5に示した配線シート1上に、裏面電極型太陽電池セル2を載置した状態を模式的に示した図である。配線シートと固定部材と裏面電極型太陽電池セルとの位置関係を示した模式図であり、裏面電極型太陽電池セル2の裏面側に形成された電極を斜線で示している。
裏面電極型太陽電池セル2に形成されたp型用電極27、n型用電極26の周辺に固定部材31が配置される。本実施形態の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルにおいては、配線シートに形成された配線の矩形部の根元部及び先端部、固定部材31が、裏面電極型太陽電池セルに完全に覆われる構造としている。裏面電極型太陽電池セルに完全に覆われる構造とすることにより、固定部材に受光面側からの光が、直接あたらないこととなる。このような構造とすることにより、固定部材の光劣化を防ぐことが可能となり、長期信頼性が向上した。
また、配線シート上の固定部材31が、配線の矩形部の根元部の少なくとも変曲点を覆う構造とすることにより、長期間にわたり配線の断線を防ぐことが可能となった。理由を以下に詳しく述べる。
変曲点とは、曲線が上に凸の状態から上に凹の状態に変わる点(または、上に凹の状態から上に凸の状態に変わる点)、直線から曲線に変わる点(または、曲線から直線に変わる点)を示す。言い換えると、変曲点とは、変形面内で応力ベクトルの変化量が非常に大きい箇所(小さな領域で大きく変化している箇所)である。よって、変曲点では応力が集中
するため、配線のクラックや断線の起点になりやすいと考えられる。太陽電池モジュールに熱が加わった場合、配線シートを構成する絶縁性基材は膨張するが、裏面電極型太陽電池セルを構成するシリコン基板はほとんど膨張しないため、熱膨張の差により、応力が発生する。応力が集中する配線の変曲点周辺を固定部材で接着固定することで、配線シート面内の変形を抑制することが可能となったため、長期間にわたり配線の断線を防ぐことが可能となったと考えられる。
以下に、本実施形態の配線シート付き裏面電極太陽電池セルの製造方法を示す。
図8は、図1、図2に示す本実施形態の裏面電極型太陽電池セルの製造方法の一例を示す模式的断面図である。製造方法の一例を、図8を用いて説明する。
まず、図8(a)に示すように、シリコン基板21を用意する。インゴットからスライスしたものであるため、シリコン基板21の表面にはスライスダメージ21aが形成されている。
次に、図8(b)に示すように、シリコン基板21の表面のスライスダメージ21aを除去する。スライスダメージ21aの除去は、たとえば上記のスライス後のシリコン基板21の表面をフッ化水素水溶液と硝酸との混酸または水酸化ナトリウムなどのアルカリ水溶液などでエッチングすることなどによって行なうことができる。
次に、図8(c)に示すように、シリコン基板21の裏面に、n型不純物拡散領域23およびp型不純物拡散領域24をそれぞれ形成する。n型不純物拡散領域23は、たとえば、POCl3のようなn型不純物であるリンを含むガスを用いた気相拡散により形成す
ることができる。p型不純物拡散領域24は、たとえば、BBr3のようなp型不純物で
あるボロンを含むガスを用いた気相拡散などの方法により形成することができる。
次に、図8(d)に示すように、シリコン基板21の裏面にパッシベーション膜25を形成する。パッシベーション膜25は、たとえば、熱酸化法またはプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法などの方法により形成することができる。
次に、図8(e)に示すように、シリコン基板21の受光面の全面にテクスチャ構造などの凹凸構造を形成した後に、その凹凸構造上に反射防止膜22を形成する。テクスチャ構造は、たとえば水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムなどのアルカリ水溶液にイソプロピルアルコールを添加した液をたとえば70℃以上80℃以下に加熱したエッチング液を用いてシリコン基板21の受光面をエッチングすることによって形成することができる。反射防止膜22は、たとえばプラズマCVD法などにより形成することができる。
次に、図8(f)に示すように、シリコン基板21の裏面のパッシベーション膜25の一部を除去することによってコンタクトホール25aおよびコンタクトホール25bを形成する。ここで、コンタクトホール25aは、n型不純物拡散領域23の表面の少なくとも一部を露出させるように形成され、コンタクトホール25bは、p型不純物拡散領域24の表面の少なくとも一部を露出させるように形成される。
なお、コンタクトホール25aおよびコンタクトホール25bはそれぞれ、たとえば、フォトリソグラフィ技術を用いてコンタクトホールの形成箇所に対応する部分に開口を有するレジストパターンをパッシベーション膜25上に形成した後に、レジストパターンの開口からパッシベーション膜25をエッチングなどにより除去する方法で形成することができる。
次に、図8(g)に示すように、銀をスクリーン印刷することにより、n型用電極26とp型用電極27とを形成する。n型用電極26はコンタクトホール25aを通してn型不純物拡散領域23に接し、p型用電極27はコンタクトホール25bを通してp型不純物拡散領域24に接する。電極を略矩形とすることで、スクリーン印刷のかすれ等がおこりにくく、電極形成プロセスをより安定させることができる。
さらに、本実施形態の裏面電極型太陽電池セルと配線シートの貼り付けについて図9を用いて説明する。
まず、図9(a)に示すように、シリコン基板21の裏面上に所定の間隔を空けて設けられたn型用電極26とp型用電極27とを含む裏面電極型太陽電池セル2を用意する。ここではn型用電極26およびp型用電極27は説明の便宜のためそれぞれ1つずつしか図示していないが、それぞれ複数あってもよいことは言うまでもない。
次に、図9(b)に示すように、裏面電極型太陽電池セル2のシリコン基板21の裏面のn型用電極26とp型用電極27との間に、それぞれ未硬化の固定部材31aを設置する。固定樹脂は、裏面電極型太陽電池セルと配線シートとを固定するものである。
固定樹脂31aの設置方法としては、たとえば、スクリーン印刷、ディスペンサ塗布またはインクジェット塗布などの方法を挙げることができる。なかでも、スクリーン印刷を用いることが好ましい。簡易に、低コストで、かつ短時間で固定樹脂31aを設置することができる。
裏面電極型太陽電池セル2のシリコン基板21側における固定樹脂31aの幅は、n型用電極26およびp型用電極27と接触しないような幅であることが好ましい。裏面電極型太陽電池セル2の電極と配線シート1の配線との間の電気的な接続の安定性の向上が期待できるからである。
なお、本実施の形態においては、裏面電極型太陽電池セル2の電極間に固定樹脂31aを設置する場合について説明するが、配線シート1の配線間に固定樹脂31aを設置してもよく、裏面電極型太陽電池セル2の電極間および配線シート1の配線間のそれぞれに固定樹脂31aを設置してもよい。
固定樹脂31aの形状は、裏面電極型太陽電池セル2のn型用電極26およびp型用電極27のそれぞれに沿うライン状とすることが好ましいが、後述する封止材中への封止工程において、第1硬化状態の固定樹脂が軟化して十分に拡がることできる程度の隙間が電極との間に設けられていれば、断続的に配置するような形状でも構わない。
固定樹脂31aとしては、Bステージ化可能な樹脂が用いられることが好ましい。Bステージ化可能な樹脂とは、液体状態の未硬化の固定樹脂31aを加熱したときに、粘度が上昇して硬化状態(第1の硬化状態)となった後に粘度が低下して軟化し、その後に再度粘度が上昇して硬化状態(第2の硬化状態)となる樹脂のことである。
次に、図9(c)の模式的断面図に示すように、未硬化の固定部材31aを硬化して第1の硬化状態の固定部材31bとする。未硬化の固定部材31aは、たとえば、加熱および/または紫外線などの光の照射などによって硬化して第1の硬化状態となる。これにより、未硬化の固定部材31aの状態と比べて、粘着力および流動性が低下した第1の硬化状態の固定部材31bを得ることができる。
また、第1の硬化状態の固定部材31bは、常温(約25℃)における未硬化状態と比
べて粘度が高く、形状保持性(外力を加えない限り変形しない性質)を有しており、かつ接着性の低い状態(固定部材31bの表面に裏面電極型太陽電池セル2や配線シート1を接触させても裏面電極型太陽電池セル2や配線シートに固定部材31bが付着しない程度の接着性を有する状態)であることが好ましい。この場合には、後述する接合部材を設置する工程において、生産性の高い印刷工程を採用することが可能となる。さらには、後述する裏面電極型太陽電池セル2と配線シート1とを重ね合わせる工程において、裏面電極型太陽電池セル2と配線シート1とを重ね合わせた後においても、裏面電極型太陽電池セル2と配線シート1とを容易に取り外しできる傾向にある。そのため、裏面電極型太陽電池セル2の電極と配線シート1の配線との位置合わせを容易かつ高精度に行なうことができる傾向にある。
加熱により、未硬化状態の固定部材31aを第1の硬化状態の第1の固定部材31bとする場合は、第1の硬化状態の第1の固定部材31bとなる温度は、後述する第1の硬化状態の第1の固定部材31bが軟化する温度および軟化状態の第1の固定部材31cが第2の硬化状態となる温度よりも低いことが好ましい。これにより、加熱温度を制御することで、未硬化状態の固定部材31aが軟化状態や第2の硬化状態まで進行してしまうことを防止することができる。
次に、図9(d)の模式的断面図に示すように、裏面電極型太陽電池セル2のn型用電極26およびp型用電極27のそれぞれの表面に接合部材32を設置する。接合部材32としては、たとえば半田などの導電性物質を含む材料を用いることができる。接合部材32は、たとえば、スクリーン印刷、ディスペンサ塗布またはインクジェット塗布などの方法により設置することができる。なかでも、スクリーン印刷を用いることが好ましい。簡易に、低コストで、かつ短時間で接合部材32を設置することができるためである。
なお、本実施の形態においては、裏面電極型太陽電池セル2の電極上に接合部材32を設置する場合について説明するが、配線シートの配線上に接合部材32を設置してもよく、裏面電極型太陽電池セル2の電極上および配線シートの配線上のそれぞれに接合部材32を設置してもよい。また、固定部材31aと接合部材32との両方を裏面電極型太陽電池セル2若しくは配線シート1に設置するようにしなくてもよく、たとえば、裏面電極型太陽電池セル2の電極間に固定部材31aを設置して、配線シートの配線上に接合部材32を設置してもよい。
次に、図9(e)に示すように、裏面電極型太陽電池セル2と配線シート1とを重ね合わせる。裏面電極型太陽電池セル2と配線シート1との重ね合わせは、裏面電極型太陽電池セル2のn型用電極26およびp型用電極27が、それぞれ配線シート1の絶縁性基材11上に設けられたn型用配線12およびp型用配線13と接合部材32を介して対向するようにして行なわれる。
次に、上記のようにして重ね合わせた裏面電極型太陽電池セル2と配線シート1とを加圧しながら加熱および/または光を照射することによって、配線シート付き裏面電極型太陽電池セルを作製する。
ここで、図9(f)の模式的断面図に示すように、第1の硬化状態の固定部材31bは、加熱および/または紫外線などの光の照射によって粘度が低下して軟化し、軟化状態の固定部材32cになる。
そして、図9(g)の模式的断面図に示すように、裏面電極型太陽電池セル2の電極間に位置する軟化状態の固定部材31cは、裏面電極型太陽電池セル2と配線シート1との間の加圧によって変形して、配線シート1の配線間に入り込む。また、接合部材32中の
導電性物質も加熱されることによって溶融し、裏面電極型太陽電池セル2と配線シート1との間の加圧によって裏面電極型太陽電池セル2の電極と配線シート1の配線との間で変形する。
その後、図9(h)の模式的断面図に示すように、軟化状態の固定部材31cがさらに加熱および/または紫外線などの光の照射によって粘度が上昇して再度硬化し、第2の硬化状態の固定部材31dになる。第2の硬化状態は樹脂の架橋反応による硬化であるため、第2の硬化状態の固定部材31dは再度軟化することなく状態が安定する。すなわち、裏面電極型太陽電池セル2と配線シート1とを強固に接合することができる。
その後、受光面側から、透光性基材、封止樹脂、配線シート付き裏面電極型太陽電池セル、封止樹脂、裏面側保護材となるように配置し、加熱及び加圧を行うことで封止した。透光性基材としてはガラスを用いた。また、封止樹脂としてEVA(エチレンビニルアセテート樹脂)を用いた。EVAに限定する必然性はなく、例えばオレフィン系の樹脂を用いても良い。
配線シート付き裏面電極型太陽電池セルは、p型取出し用配線とn型取出し用配線とを有しており、それぞれ端子ボックスに電気的に接続した。さらに、封止した配線シート付き付き裏面電極型太陽電池セルの側部にフレームを嵌め込み高い強度を得る構造とした。
[実施形態2]
実施形態2に係る配線シート付き裏面電極型太陽電池セルについて、図面を参照し説明すれば以下のとおりである。実施形態1と異なる点は、配線と固定部材と裏面電極型太陽電池セルとの位置関係である。
図10に本実施形態の配線シート付き裏面電極型太陽電池セルの一部を示す。実施形態1の説明で用いた図3におけるEの部分の拡大図にあたる。配線シート上にn型用配線122とp型用配線132が配置されており、接続用配線で接続されている。n型用配線122の曲線状根元部122bは、直線状根元部122aの根元部よりも対向する領域につきだした形状となっている。また、p型用配線132の曲線状根元部132bは、直線状根元部132aの根元部よりも対向する領域につきだした形状となっている。
固定部材312の配置場所を細かい点線で示した。本実施形態においては、配線の変曲点は固定部材312で覆われているが、配線を構成する複数の矩形部の根元部の一部には固定部材で覆われていない箇所がある。このように配線のすべての周辺部が固定部材で覆われていない場合でも、配線のクラックの発生を抑えることが可能である。固定部材の配置面積を減らすことにより、固定部材の材料費を削減することが可能となった。
図10中に、裏面電極型太陽電池セルの端を実線で記載した。それぞれの曲線状根元部122b、132bのもっとも根元にあたる部分は、固定部材312及び裏面電極型太陽電池セルで覆われていない。このような設計とすることにより、隣接する裏面電極型太陽電池セル同士をより近づけた配置が可能となる。太陽電池セル間の隙間を小さくすることにより、太陽電池モジュールにおける太陽電池セルの充填率を大きくすることができる。よって、単位面積あたりの太陽電池モジュール変換効率をあげることが可能となる。
図11は、本実施形態の配線シート付裏面電極型太陽電池セルの別の例を示した模式図である。配線シート上にn型用配線123とp型用配線133が配置されており、接続用配線で接続されている。図11中に、裏面電極型太陽電池セルの端を実線で示した。図10で示した実施例と異なる点は、各配線の曲線状根元部122b、132bのもっとも根元にあたる部分は、固定部材313では覆われてないが、裏面電極型太陽電池セルでは覆われている点である。このような配置としてもよい。
[実施形態3]
実施形態3に係る配線シート付き裏面電極型太陽電池セルについて、図面を参照し説明すれば以下のとおりである。実施形態2と異なる点は、配線シート上の固定部材の配置である。
図12に本実施形態の配線シートに固定部材314を配置した概略図を示す。本実施形態においては、接続用配線周縁の固定部材34を波形状に配置した。n型用配線124とp型用配線134の直線状根元部124a、134aと曲線状根元部124b、134bは固定部材34で覆われている。固定部材の配置を直線状ではなく、波型とすることで、より局所的な応力集中を緩和することが可能となった。
[実施形態4]
実施形態4に係る配線シート付き裏面電極型太陽電池セルについて、図面を参照し説明すれば以下のとおりである。実施形態2と異なる点は、配線シート上の固定部材の配置である。
図13に本実施形態の配線シートに配線部材315を配置した概略図を示す。本実施の形態においては、配線の矩形部の短辺に沿って、固定部材315を波形状に配置した。n型用配線125とp型用配線135の直線状根元部125a、135aと曲線状根元部125b、135bとは固定部材315で覆われている。実施形態3と異なる点は、波形をよりこまかくした点である。固定部材の直線状に配置した箇所を減らすことにより、より確実に、応力集中を緩和することが可能となった。
[実施形態5]
実施形態5に係る配線シート付裏面電極型太陽電池セルについて、図面を参照して説明すれば以下のとおりである。実施形態3と異なる点は、配線シート状の固定部材を接続用配線の周縁部だけでなく、逆側も波形状とした点である。
図14に本実施形態の配線シートに配線部材316を配置した概略図を示す。本実施の形態においては、配線の矩形部の短辺方向に、固定部材316を波形状に配置した。より詳しくは、固定部材316の波形の変曲点と、n型用配線126とp型用配線136の直線状根元部126a、136aの変曲点とが、配線の矩形部の長辺方向の延長線上に位置するような設計とした。このような固定部材316の配置により、配線へかかる応力が均一化され、局所的な応力集中によるクラックの発生をより確実に抑えることが可能となった。
また、n型用配線126とp型用配線136の直線状根元部126a、136aと曲線状根元部126b、136bとは固定部材316で覆われている。このような構造とすることにより、配線部材316が局所的に細くなる部分がなくなった。よって、配線のクラックの発生をより確実に抑えることが可能となった。
[実施形態6]
実施形態5に係る配線シートについて、図面を参照し説明すれば以下のとおりである。実施形態1と異なる点は、配線シートの配線の形状である。
図15に本実施形態の配線シートの配線の形状について示した模式図を示す。n型用配線127の矩形部の根元部は、直線状根元部127aと曲線状根元部127bとがある。少なくとも1組の曲線状根元部の間に4つの直線状根元部が配置された構造である。p型用配線137の矩形部の根元部は、直線状根元部137aと曲線状根元部137bとがある。曲線状根元部の間に4つの直線状根元部が配置された構造である。実施形態1において、曲線状根元部の間に2つの直線状根元部が配置された構造を示したが、本実施形態に示
したように4つでもよい。少なくとも1組の曲線状根元部の間に配置される直線状根元部は、偶数個が望ましい。曲線状根元部が対向する領域の直線状根元部の中央部に配置されるようにするためである。
以上、実施形態1から実施形態6について具体的に説明を行ったが、本発明はそれらに限定されるものではない。上述した6つの実施形態それぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
なお、今回開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 配線シート
2 裏面電極型太陽電池セル
11 絶縁性基材
12 n型用配線
12a 直線状根元部
12b 曲線状根元部
13 p型用配線
13a 直線状根元部
13b 曲線状根元部
14 接続用配線
16 配線
21 シリコン基板
22 反射防止膜
23 n型不純物拡散領域
24 p型不純物拡散領域
25 パッシベーション膜
26 n型用電極
27 p型用電極
31 固定部材
32 接合部材
100 配線シート付き裏面電極型太陽電池セル

Claims (5)

  1. 配線シートと裏面電極型太陽電池セルからなる配線シート付き裏面電極型太陽電池セルであって、
    前記配線シートは、絶縁性基材と前記絶縁性基材の受光面側に設けられた配線とを有し、
    前記配線シートは、裏面電極型太陽電池セルが配置される領域と、前記裏面電極型太陽電池セルに隣接する裏面電極型太陽電池セルが配置される対向する領域とを有し、
    前記配線の矩形部は直線状根元部と曲線状根元部とを有し、
    少なくとも1組の曲線状根元部の間に直線状根元部が複数個配置され、
    前記領域の前記曲線状根元部の矩形部の長手方向の延長線は、前記対向する領域の2つの前記直線状根元部の中間に位置するように配置された配線シート付き裏面電極型太陽電池セル。
  2. 前記配線は、少なくとも1組の前記曲線状根元部の間に偶数個の前記直線状根元部が配置されている請求項1記載の配線シート付裏面電極型太陽電池セル。
  3. 前記配線シートと前記裏面電極型太陽電池セルとが固定部材により接着されており、
    前記固定部材が少なくとも前記配線の変曲点を覆っている請求項1又は2に記載の配線シート付裏面電極型太陽電池セル。
  4. 配線シートと裏面電極型太陽電池セルからなる配線シート付き裏面電極型太陽電池セルであって、
    前記配線シートは、絶縁性基材と前記絶縁性基材の受光面側に設けられた配線とを有し、
    前記配線シートは、裏面電極型太陽電池セルである第1セルが配置される第1領域と、前記第1セルに隣接する裏面電極型太陽電池セルである第2セルが配置される第2領域とを有し、
    前記配線は、前記第1領域において前記第1セルの電極に接続される複数の第1矩形部と、前記第2領域において前記第2セルの電極に接続される複数の第2矩形部と、前記複数の第1矩形部と前記複数の第2矩形部とを接続する接続用配線とを有し、
    前記接続用配線は、前記第1領域と前記第2領域の間にあり、
    前記複数の第1矩形部は、前記接続用配線と接続される部分である複数の第1根元部を有し、
    前記複数の第2矩形部は、前記接続用配線と接続される部分である複数の第2根元部を有し、
    前記接続用配線は、前記複数の第1根元部の間に第1直線状根元部と第1曲線状根元部とを有し、
    前記接続用配線は、前記複数の第2根元部の間に第2直線状根元部と第2曲線状根元部とを有し、
    隣り合う少なくとも1組の第2曲線状根元部の間に第2直線状根元部が複数個配置され、前記第1曲線状根元部は、前記第2直線状根元部と前記第2曲線状根元部の配列方向において、2つの前記第2直線状根元部の中間に位置するように配置された配線シート付き裏面電極型太陽電池セル。
  5. 前記配線は、隣り合う少なくとも1組の前記第2曲線状根元部の間に偶数個の前記第2直線状根元部が配置されている請求項記載の配線シート付裏面電極型太陽電池セル。
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