JP6817132B2 - ポイント運用システムおよびポイント運用プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ポイントサービスの技術に関し、特に、金融指標に基づいたポイントの運用サービスを提供するポイント運用システムおよびポイント運用プログラムに適用して有効な技術に関するものである。
商品やサービスの購入額等に応じて購入者である顧客にポイントが付与されるポイントサービスが広く普及している。顧客が獲得・蓄積したポイントは、例えば、ポイントを付与した企業の商品等と交換できたり、支払いの際に利用できたり等、金銭類似の財産的価値を有する。商品等との交換(もしくはこれらの購入)に限らず、株式等の金融商品と交換して運用することも検討されている。例えば、特開2002−169963号公報(特許文献1)には、利用者が蓄積するポイントを株式、債権、投資信託や、株式を購入する権利等の金融商品と相互に交換して運用することができるポイントシステムが記載されている。
特開2002−169963号公報
従来技術によれば、顧客はポイントを金融商品と相互に交換して運用し、増やすことが可能である。
一方で、多くのポイントサービスでは、顧客が蓄積したポイントを商品等と交換する際の交換単位が段階的に設定されており、実現可能な利益(すなわち交換可能な商品等)に対して端数のポイントが生じ得る。代表的なものとして、例えば、航空会社のマイレージサービスでは、蓄積したポイント(マイル)を航空券に交換することができるが、航空券の種類や行き先に応じて、10,000マイル→12,000マイル→15,000マイル→…のように段階的に交換単位が設定されている。この場合、例えば、顧客が12,000マイル以上貯めていたとしても、15,000マイルに達するまでは、交換可能な航空券は12,000マイルに対応したものまでであり、残りのポイントは端数となってしまう。
また、ポイントには有効期限が設定されている場合も多い。したがって、従来技術のように、単にポイントを金融商品と相互に交換して運用可能とするだけでは、たとえ運用によってポイントが増えても、次の段階の交換単位に届かなかったり、有効期限が切れてポイントが失効したり等、目標の利益を実現することができなくなる場合が多く生じ得る。
そこで本発明の目的は、ポイントサービスに特有の段階的な交換単位や、ポイントの有効期限を考慮して、ポイントの運用により目標の利益の実現を支援するポイント運用システムおよびポイント運用プログラムを提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
本発明の代表的な実施の形態によるポイント運用システムは、蓄積したポイントを商品等に交換可能なポイントサービスにおいてユーザが保有するポイントを金融商品に係る指標に基づいて運用するポイント運用システムであって、ポイントを商品等に交換する際の段階的な交換単位に基づいて設定された、運用におけるポイント残高の目標値および/または撤退値に基づいて、期限までにポイント残高が前記目標値および/または前記撤退値にそれぞれ到達するか否かの予測に係る情報を算出する、もしくは、前記目標値に到達する確率が高い金融商品を選択するポイント運用管理部を有するものである。
また、本発明は、コンピュータを上記のようなポイント運用システムとして動作させるプログラムにも適用することができる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、本発明の代表的な実施の形態によれば、ポイントサービスに特有の段階的な交換単位や、ポイントの有効期限を考慮して、ポイントの運用により目標の利益の実現を支援することが可能となる。
本発明の一実施の形態であるポイント運用システムの構成例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態におけるポイントの運用例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態におけるポイント運用の処理の流れの例を示したフローチャートである。 本発明の一実施の形態におけるポイント運用を行う際のユーザ端末に表示される画面例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態におけるポイント管理システムのポイント残高DBのデータ構成と具体的なデータの例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における運用高DBのデータ構成と具体的なデータの例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における運用指示DBのデータ構成と具体的なデータの例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における金融商品運用DBのデータ構成と具体的なデータの例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態におけるポイントの財産的価値と認知価格および原価との関係の例について概要を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。一方で、ある図において符号を付して説明した部位について、他の図の説明の際に再度の図示はしないが同一の符号を付して言及する場合がある。
本発明の一実施の形態であるポイント運用システムは、利用者が獲得・蓄積したポイントを、金融指標に基づいて金融商品のように運用し、増やすことが可能な情報処理システムである。その際、ポイントサービスに特有の段階的な交換単位に基づいて目標値を設定するとともに、目標達成までの期日(すなわち運用期間)を設定する。そして、期日に対するポイントの有効期限(失効日)を考慮した上で、期日までに蓄積ポイント数が目標値に達する可能性が高くなるような運用の実現を支援する。
なお、以下の説明では、ポイントサービスの例として、航空会社のマイレージサービスにおいて、蓄積したポイント(マイル)を航空券に交換する場合を例として説明する。すなわち、ポイントの交換単位は、10,000マイル→12,000マイル→…というように段階的に設定されており、それぞれの段階で価格(価値)が異なる航空券と交換することができる。
<ポイント運用の概要>
図2は、本実施の形態におけるポイントの運用例について概要を示した図である。図2の例では、時間の経過に伴うユーザのポイント(マイル)の残高の推移を曲線により示している。当初からJ点までの間は、ポイントの残高は最初の交換単位である10,000マイルを下回っている。すなわち、この間は交換できる航空券がなく、実現可能利益はゼロであることを図中の太線の直線により示している。そして、J点においてポイント残高が10,000マイルを超えると、その時点で実現可能利益が10,000マイルで交換可能な航空券の価値に段階的に上昇することを太線の直線により示している。
その後、例えば、K点において、次の交換単位である12,000マイルを目標値としてポイントの運用を開始し、現在のL点まで増減はあるものの、目標値の12,000マイルまでは到達していない状態を示している。この場合、その間の実現可能利益は10,000マイルで交換可能な価値に固定される。すなわち、10,000マイルを超えて保有している部分は、10,000マイルの航空券と交換した場合には端数となってしまう。
そして、現在のL点以降、例えば、運用が成功し、M点においてポイント残高が12,000マイルに到達した場合は、その時点で実現可能利益が12,000マイルで交換可能な航空券の価値に段階的に上昇する。そして、目標値に到達したことによってポイントの運用を終了し、所望の航空券を交換により取得する。運用期間の満期前であっても、目標値への到達により運用を終了することで、その後の運用の失敗によるポイント残高の下落のリスクを回避することができる。
一方、現在のL点以降、例えば、運用が成功せず、M点においてポイント残高が前の交換単位である10,000マイルまで減少した場合は、ポイントの運用を終了し、10,000マイルの航空券と交換することで、運用開始時と同じ実現可能利益を確定させる。この場合、撤退値である10,000マイルを超えて保有していたポイントは消滅したことになるが、次の交換単位である12,000マイルに到達しない限り、その部分は残存していても端数となってしまうものである。また、運用開始時と同じ実現可能利益を最低限得ることができることから、消滅したとしても実質的な損失はない。
このように、運用開始時のポイント残高に対して、段階的な交換単位における目標値と撤退値を設定し、ポイント残高がいずれかに達した場合に対応する商品等と交換して運用を終了する。これにより、ユーザの実質的な損失を回避しつつ、目標値に向けた運用の機会を拡大するとともに、端数のポイントの発生を可能な限り排除し、効率的な運用を行うことが可能となる。
<システム構成>
図1は、本発明の一実施の形態であるポイント運用システムの構成例について概要を示した図である。ポイント運用システム10は、例えば、サーバ機器やクラウドコンピューティングサービス上に構築された仮想サーバ等のサーバシステムからなり、これに対してインターネット等のネットワーク40を介してユーザ(利用者)が使用する情報処理端末であるユーザ端末50が接続される構成を有する。また、ポイント運用システム10は、ネットワーク40や図示しないLAN(Local Area Network)等のネットワークを介して、ポイントサービスを提供する企業等(以下では「ポイント発行主体」と記載する場合がある)が運用管理する情報処理システムであるポイント管理システム20や、金融商品を売買する金融機関等が運用管理する情報処理システムである金融商品売買システム30と接続されていてもよい。
ポイント運用システム10は、例えば、図示しないCPU(Central Processing Unit)により、HDD(Hard Disk Drive)等の記録装置からメモリ上に展開したOS(Operating System)やDBMS(DataBase Management System)、Webサーバプログラム等のミドルウェアや、その上で稼働するソフトウェアを実行することで、ポイント運用サービスの提供に係る後述する各種機能を実現する。
ポイント運用システム10は、例えば、ソフトウェアとして実装されたユーザインタフェース部11、ポイント運用管理部12、および金融商品連携部13等の各部を有する。また、データベースやファイルテーブル等により実装された運用高データベース(DB)14、運用指示DB15、および金融商品運用DB16等の各記録部を有する。
ユーザインタフェース部11は、ポイントの運用に係る内容や条件等の指示をユーザから受け付けるための画面や、運用状況等の情報をユーザに提示するための画面等をユーザ端末50上の図示しないWebブラウザや専用のアプリケーションの画面に表示させるユーザインタフェースを提供する。ユーザから受け付けた運用の指示に係る情報は、運用指示DB15に記録する。また、運用状況等の情報は、運用高DB14から取得して表示する。さらに、各ユーザについてのアカウント情報やユーザ毎の設定情報等を保持する図示しないユーザDBを参照して、ユーザ認証やユーザ毎のカスタマイズ等の処理を行うようにしてもよい。
ポイント運用管理部12は、運用指示DB15に設定された各ユーザの運用内容や条件の情報に基づいて、金融商品(例えば、株式や為替、原油等、ボラティリティの高い商品)に係る金融指標に基づいてポイント(本実施の形態ではマイル)の運用を行う。金融指標の値については、例えば、後述する金融商品連携部13を介して金融商品売買システム30から取得したり、ネットワーク40を介して外部サイトや情報提供サービス等から取得したりすることができる。
また、ユーザが運用指示を行うにあたり、目標値に到達する可能性が高くなるよう、金融指標の選択に資する情報(例えば、選択した金融指標に連動させて運用した場合の期日におけるポイント残高の予測値や、目標値に到達する確率等)を公知の手法により算出してユーザインタフェース部11を介してユーザに提示するようにしてもよい。もしくは、ユーザは、自ら運用指示を行うのに代えて、ポイントの運用を投資顧問業的な機関等に委託し、当該機関等が運用指示を行うようにしてもよい。
運用の原資となるポイントは、例えば、ポイント管理システム20のポイント残高DB21にユーザ毎に記録されている内容を参照することで把握することができる。現在保有しているポイントに限らず、担保価値を有する一定の財産や情報等を担保的に設定して、運用の原資となるポイントをユーザが先に借り入れて運用する信用取引も可能である。例えば、過去数年継続的に毎年一定以上のポイント獲得の実績がある場合は、将来的にこれと同等のポイントを獲得するであろうことを前提に、これを担保的に設定してポイントを借り入れることができるようにしてもよい。
また、借り入れたポイントにより、もしくはこれを運用して得たポイントによりポイント数が目標値に到達して、交換により所望の商品等(本実施の形態では特典航空券)を入手した場合は、当該商品を担保的に用いてもよい。例えば、ポイント(マイル)が目標値に到達して将来便の特典航空券を入手した場合、搭乗日までにポイントの借り入れを解消できなかった場合は当該航空券を没収するようにしてもよい。将来の利用者の行動履歴(例えば、商品等の購買履歴や移動履歴等、マーケティング上有用な情報)の提供(もしくはこれに対する許諾)のような、財産的価値を有する個人情報等を対象とすることも考えられる。
ポイントの借入先は、例えば、ポイント運用システム10(の運営主体)としてもよいし、ポイント管理システム20(ポイント発行主体)としてもよい。また、可能な場合には他のユーザから借り入れてもよい。
ポイントの運用により増減した結果は、例えば、運用の終了(目標達成、撤退、もしくは運用期間満了)時に商品等との交換と併せて清算し、ポイント管理システム20のポイント残高DB21に実際に反映させるようにしてもよいし、随時、もしくは定期的に反映させるようにしてもよい。
なお、例えば、ユーザが目標値を高く設定した上で、運用が成功して大きくリターンを得たような場合(例えば、10,000マイルが100,000マイルになったような場合)、これを他のポイント発行主体のポイントに交換されてしまうと、元のポイント発行主体のキャッシュアウトの負担が過大になってしまうリスクがある。したがって、本実施の形態では、運用に供したポイントおよび運用によって得たポイントは、元のポイント発行主体におけるポイント交換サービスでしか利用することができない(本実施の形態では特典航空券にしか交換できない)ように制限するようにしてもよい。例えば、ポイント管理システム20において、対象のポイントについては通常のポイントと区別して管理し、特典航空券との交換に利用を限定するよう制御する。
金融商品連携部13は、各ユーザから運用に供されたポイントを原資として、実際の金融商品の運用を行う。この部分は、ユーザによるポイントの運用からは隠蔽され、例えば、ポイントの発行主体が、対象のポイントに対する引当金を原資として独自に金融商品の運用を行うことを可能とする。後述するように、例えば、各ユーザから運用に供されたポイントを、運用先の金融商品(例えば、株式や為替、原油等)毎に集計してまとめ、規模が大きくなったポイントを、ポイントの発行コスト等を勘案して、各金融商品における最適な種別(例えば、現物や先物、オプション等)を自動もしくは手動により選択・配分して運用する。このように、ユーザから運用に供されたポイントをユーザ毎に金融商品と交換するのではなく、合算した上でポイント発行主体が一括して金融商品と交換することで、金融商品の売買に係る手数料を低減させることができる。
また、ユーザが指示した運用先とは異なる金融商品により運用してもよい。例えば、ユーザには株式や為替、原油等についての現物指標を提示しておきつつ、ポイントの発行コストや失効日等を考慮して、必要最小限の先物やオプションを購入するのみとして、ポイント発行主体が損失を負わないようにすることができる。なお、ポイントの運用に際しては、金融商品売買システム30と連携して実際の金融商品の売買を自動的に行うようにしてもよい。
<処理の流れ>
図3は、本実施の形態におけるポイント運用の処理の流れの例を示したフローチャートである。まず、ユーザがユーザ端末50を利用してポイント運用システム10のユーザインタフェース部11にアクセスし、表示される画面を介して運用の指示に係る一部もしくは全部の情報を入力する(S01)。ポイント運用管理部12では、入力された運用指示の内容に基づいて、ポイント残高が目標値や撤退値に到達するか否かに係る確率等の予測情報を算出して、ユーザインタフェース部11を介してユーザ端末50に表示する(S02)。運用指示の内容に基づいて、運用内容に係る推奨情報を取得して提示するようにしてもよい。
その後、ユーザがユーザ端末50を介して運用開始を指示したか否かを判定する(S03)。例えば、ユーザが、ステップS02においてユーザ端末50に表示されたポイント残高に係る予測情報の内容や推奨された運用内容等について承諾し、当該内容に基づいて運用開始の指示を行った場合には(S03:Yes)、ポイントの運用を開始する(S04)。このとき、承諾された運用指示の情報は運用指示DB15に記録され、これに基づく運用内容の情報は運用高DB14に記録される。一方、ユーザがポイント残高に係る予測情報の内容について承諾しない場合は(S03:No)、ステップS01に戻って、運用指示の内容を変更・修正等し、予測情報の再計算や推奨情報の再取得等を行う処理を繰り返す。
ステップS04の運用に際しては、運用指示の内容に基づいて、運用対象の金融商品に係る金融指標(原油価格等)の実際の変動状況に応じて、ポイントの残高を増減させる。上述したように、ポイント残高の増減の結果は、例えば、運用の終了時に清算してポイント管理システム20のポイント残高DB21に実際に反映させるようにしてもよいし、随時、もしくは定期的に反映させるようにしてもよい。
また、ユーザは、運用期間中、随時ユーザ端末50を利用してユーザインタフェース部11にアクセスし、運用高DB14に記録された運用状況を参照することができる。運用状況に基づいて運用指示の内容に対する見直しを行い、運用指示の内容をステップS01〜S03と同様の処理によって随時変更できるようにしてもよい。また、上述したように、運用期間中、例えばポイント発行主体の企業等は、各ユーザから運用に供されたポイント(もしくはこれに対する引当金)を原資として、金融商品連携部13を介して実際の金融商品の運用を行うことができる。
運用期間中は随時、ポイント残高が目標値に到達したか否かを判定する(S05)。到達した場合は(S05:Yes)、到達した目標値を交換単位としてポイントを交換することで実現可能利益を確定し(S06)、運用を終了する。一方、ポイント残高が目標値に到達していない場合は(S05:No)、ポイント残高が撤退値に到達したか否か(すなわち撤退値まで減少したか否か)を判定する(S07)。到達した場合は(S07:Yes)、到達した撤退値を交換単位としてポイントを交換することで最低限の実現可能利益を確保し(S08)、運用を終了する。
ポイントの交換に際しては、例えば、ポイント運用管理部12がポイント管理システム20に対してポイント交換の指示を行い、これに対して、ポイント管理システム20がポイント残高DB21からのポイントの減算と、交換対象の商品等の発送の指示等からなる所定の交換処理を行う。なお、自動的にポイントを交換して運用を終了するのに代えて、目標値もしくは撤退値に到達した旨をユーザに電子メールその他の手段で通知し、実際にポイントを交換するか否かの判断をユーザに行わせるようにしてもよい。
ポイント残高が目標値にも撤退値にも到達していない場合は(S07:No)、運用期間が満了したか否かを判定する(S09)。運用期間が満了していない場合は(S09:No)、ステップS04に戻って運用を継続する。運用期間が満了した場合は(S09:Yes)、運用を終了する。このとき、目標値に到達しなかったことから運用が成功しなかったとして、撤退値に相当するポイントのみをステップS08と同様の処理により交換して、最低限の実現可能利益を確保するようにしてもよい。
<画面例>
図4は、本実施の形態におけるポイント運用を行う際のユーザ端末50に表示される画面例について概要を示した図である。上段の図は、運用条件等の指示を入力するとき(図3のステップS01、S02)の画面例を示しており、下段の図は、指示の入力を完了して運用開始を指示したとき(図3のステップS03:Yes、S04)の画面例を示している。
上段の画面例では、上段の「ポイント残高」の表にてユーザが現在保有するポイントの残高の情報を示している。この残高の範囲内で、ユーザは、中段の「運用タイプ設定」の表にて運用タイプ(金融指標)と、運用するポイント数を指定する。また、下段の「運用目標設定」の表にて運用の期限(運用期間)とポイント残高の目標値および撤退値を指定する。なお、一方の表に値が入力されると、これに連動してポイント運用管理部12が他方の表の関連する値を算出して自動的に設定・更新するようにしてもよい。
例えば、中段の「運用タイプ設定」の表において運用ポイント数(図中の例では10,000)が指定された場合、ポイントサービスにおける段階的な交換単位の値において、指定されたポイント数の直近の上下の段階に係る交換単位の値(図中の例では12,000と10,000)を取得する。そして、下段の「運用目標設定」の表において、取得した交換単位のうち高い段階の方を目標値とし、低い段階の方を撤退値として設定する。なお、ユーザは、設定された目標値および撤退値の交換単位を他の段階の交換単位に変更してもよい。
また、中段の「運用タイプ設定」の表において運用タイプ(図中の例では「原油」)が指定された場合、公知の手法により、例えば、対象の金融指標に係る期待リターンrとボラティリティσから、期限までに目標値や撤退値に達する確率(すなわち、目標値への到達期待度、および撤退値への下落リスク)を算出し、下段の「運用目標設定」の表において発生確率として設定することができる。確率に代えて将来予測に係る他の指標を適宜用いるようにしてもよい。また、目標値および撤退値への到達予測の状況を画面右下に示すようなグラフにより提示するようにしてもよい。
また、下段の「運用目標設定」の表において期限(図中の例では2017/7/31)、目標値、撤退値、およびこれらの値に到達する確率(期待確率、許容確率)がユーザにより指定された場合、指定された期限までに、指定された値に指定された確率で到達するような運用タイプおよび運用ポイント数を公知の手法により算出し、中段の「運用タイプ設定」の表において推奨値として設定することができる。
中段の「運用タイプ設定」の表、および下段の「運用目標設定」の表に値が指定もしくは設定され、ユーザがその内容に対して承諾する場合は、ユーザは、画面中の「運用開始」ボタンを押下する(図示しないマウスによるクリックやタッチパネルによるタップ等の各種操作による場合も含む)等により、当該内容でのポイントの運用の開始を指示する。
運用開始時およびその後の運用期間中は、ユーザ端末50には下段の画面例のような画面が表示される。このような画面を参照することにより、ユーザは、運用内容や現在のポイント残高、運用結果の予測に係る情報等を把握することができる。図中の例では、上段の運用指示の画面例において指定された、10,000マイルを「原油」により運用する旨の指示に対して、最終的に、失効日が早い「2017/7/31」の8,000マイルを優先的に全て「原油」に割り当てたことを示している。また、不足の2,000マイルを、失効日が遅い「2018/4/30」の3,000マイルのうちの2,000マイルによって充当し、残りの1,000マイルが運用されずに残っていることも示している。このように、失効日が早いポイントを優先的に運用に割り当てることで、失効日が近付いているポイントを有効に活用することができる。
<データ構成>
図5は、本実施の形態におけるポイント管理システム20のポイント残高DB21のデータ構成と具体的なデータの例について概要を示した図である。ポイント残高DB21は、ポイント発行主体等が運用管理するポイント管理システム20において、ユーザ毎にポイントの実際の残高に係る情報を保持するテーブルであり、例えば、「顧客ID」、「取得日」、「失効日」、「ポイント数」、および「残高」等の各項目を有する。
「顧客ID」の項目は、各顧客(ユーザ)を一意に識別するID情報を保持する。「取得日」および「失効日」の各項目は、それぞれ、対象のポイントを取得した日付、および失効する日付(有効期限)の情報を保持する。各ポイントは、それぞれの「失効日」(もしくは「取得日」と「失効日」の組み合わせ)によって特定される。「ポイント数」の項目は、対象の「失効日」等によって特定される単位毎のポイントの総数の情報を保持する。「残高」の項目は、ユーザ毎の有効なポイントの総数の情報を保持する。
図5の例では、「顧客ID」が「000001」のユーザについて、「失効日」が「2017/7/31」の8,000マイルと、「2018/4/30」の3,000マイルのポイントを保有している旨が示されている。また、当該ユーザの「残高」が11,000マイルである旨も示されている。なお、本実施の形態では、このように合計の「残高」の値を保持するための特殊なレコードをユーザ毎に1レコード設けるものとしているが、ポイント残高の保持方法はこれに限定されるものではない。
図6は、本実施の形態における運用高DB14のデータ構成と具体的なデータの例について概要を示した図である。運用高DB14は、ユーザ毎にポイントの運用高を含む運用状況の情報を保持するテーブルであり、例えば、「顧客ID」、「取得日」、「失効日」、「ポイント数」、「運用タイプ」、および「運用開始日」等の各項目を有する。
「顧客ID」、「取得日」、「失効日」、「ポイント数」の各項目は、基本的には図5に示したポイント残高DB21において対応する各項目と同内容であるため、再度の説明は省略する。ただし、「ポイント数」については、図5のポイント残高DB21では、「失効日」(もしくは「取得日」と「失効日」の組み合わせ)によって特定される単位毎のポイントの総数の情報を保持していたのに対し、運用高DB14では、「取得日」および「失効日」に加えてさらに後述する「運用タイプ」の項目によって特定される単位毎のポイントの総数の情報を保持する点が異なる。なお、ここでの「ポイントの総数」は、運用結果が反映された現在の残高である。したがって、参照情報として、運用の元本としたポイント数の情報を別途保持するようにしてもよい。
「運用タイプ」の項目は、対象のポイントを運用する金融指標を特定する名称やコード値等の情報を保持する。「運用開始日」の項目は、対象のポイントについて運用を開始した日付の情報を保持する。図6の例では、例えば、「顧客ID」が「000001」のユーザについて、「失効日」が「2017/7/31」の8,000マイルのポイントを、「2017/4/1」から「原油」で運用し、「失効日」が「2018/4/30」の3,000マイルのポイントを、「2017/4/10」から「ドル円」で運用していることを示している。
図7は、本実施の形態における運用指示DB15のデータ構成と具体的なデータの例について概要を示した図である。運用指示DB15は、ユーザ毎にポイントの運用の内容や指示に係る情報を保持するテーブルであり、例えば、「顧客ID」、「目標値」、および「撤退値」等の各項目を有する。「目標値」および「撤退値」の各項目は、それぞれ、ポイントを運用する際の残高の目標値および撤退値である交換単位の値を保持する。図7の例では、例えば、「顧客ID」が「000001」のユーザについて、「目標値」として15,000マイル、「撤退値」として10,000マイルが設定されていることを示している。
図8は、本実施の形態における金融商品運用DB16のデータ構成と具体的なデータの例について概要を示した図である。下段の図に示した金融商品運用DB16は、ポイント発行主体等が、ユーザから運用に供されたポイントを原資として金融商品の運用を行う場合の運用内容や運用状況に係る情報を保持するテーブルであり、例えば、「運用タイプ」、「金融商品種別」、および「総残高」等の各項目を有する。「運用タイプ」の項目は、実際に運用する金融商品を特定する名称やコード値等の情報を保持する。「金融商品種別」の項目は、対象の金融商品における商品種別を特定する名称やコード値等の情報を保持する。「総残高」の項目は、対象の金融商品(および商品種別)についての運用ポイントの残高の合計値を保持する。
上述したように、金融商品連携部13は、各ユーザから運用に供されたポイントを原資として、実際の金融商品の運用を行う。このとき、各ユーザから運用に供されたポイントを、運用先の金融商品毎に集計してまとめ、規模が大きくなったポイントを、ポイントの発行コスト等を勘案して、各金融商品における最適な種別に配分して運用することが可能である。
図8の例では、上段の図の運用高DB14において、「顧客ID」が「000001」、「000012」、「000014」等の複数のユーザが、それぞれ金融商品として「原油」を指示してポイントを運用していることを示している。本実施の形態では、「原油」で運用を行っているこれらのユーザの運用ポイントの残高を合計し、このポイントを原資として「原油」(もしくは他の金融商品)による実際の運用を行う。下段の図の金融商品運用DB16では、「原油」について、「現物」、「先物 2017/6」、および「オプション PUT50 2017/6」の各商品種別に分けて実際の運用を行っていることを示している。
なお、上述の図5〜図8で示した各テーブルのデータ構成(項目)はあくまで一例であり、同様のデータを保持・管理することが可能な構成であれば、他のテーブル構成やデータ構成であってもよい。
<変形例>
上述の図2等に示したように、本実施の形態では、ポイント運用の際の目標値および撤退値を設定し、運用によるポイント残高がそのいずれかに到達した時点でポイントを交換して運用を終了する。ここで、撤退値については、例えば、運用開始時のポイント残高における実現可能利益に対応する交換単位(図2の例では10,000マイル)とする。これにより、少なくとも運用開始時に確保できていた実現可能利益を下回らないようにすることができるが、一方で、その後に運用状況が好転してポイント残高が増加し、目標値まで到達する可能性についても放棄することになる。
これに対し、ユーザには少なくとも撤退値のポイント残高に対応する実現可能利益を確保させる一方で、実際にポイントの交換を行って確定させる時期をより後ろ倒しにすることで、ポイント運用の機会を拡大し、上述した目標値まで到達する可能性をより長く維持する構成とすることが考えられる。
例えば、ユーザが保有するポイントは、財産的価値を有するといえるものの、この価値を実際の利益として実現する手段は、商品等(本実施の形態では特典航空券)との交換に限定される。この場合、商品等との交換に供したポイントのユーザにとっての価値は、交換した商品等を市場等において実際に購入する際に必要となる金額(例えば、商品等の表示価格)として把握される(以下ではこの金額を「認知価格」と記載する場合がある)。
一方で、交換対象が商品等であることから、これらには「原価」があり、ユーザの認知価格との間に一定のギャップが存在する。したがって、例えば、上述したようなポイントの運用において、ポイント残高が撤退値をさらに下回った場合(「元本割れ」した場合)であっても、言い換えると、ポイント残高の財産的価値が、撤退値において交換可能な商品等(本実施の形態では特典航空券)の認知価格を下回った場合であっても、対象の商品等の原価を下回らない限りは、ユーザに対象の商品等との交換を許容してもよいといえる。
図9は、本実施の形態におけるポイントの財産的価値と認知価格および原価との関係の例について概要を示した図である。図9の例では、時間の経過に伴うユーザのポイントの残高の推移を、財産的価値の推移に変換して曲線により示している。当初からP点までの間、およびQ点からR点までの間は、ポイントの財産的価値が撤退値において交換可能な商品等の認知価格を上回っている(すなわち、ポイントの残高が撤退値を上回っている)状態を示している。
一方で、途中のP点からQ点の間は、ポイントの財産的価値が認知価格を下回っている(すなわち、ポイントの残高が撤退値を下回っている)が、原価よりは大きい状態であることを示している。図2の例に示したような運用手法をとった場合は、P点においてポイントを認知価格によって商品等と交換してしまうため、例えば、その後のQ点からR点までの間のように、運用の好転による財産的価値(ポイント残高)の増加の可能性を放棄してしまうことになる。
本実施の形態では、運用が成功せずポイント残高が減少し、最終的にS点においてポイントの財産的価値が撤退値において交換可能な商品等の原価まで減少した時点で、ポイントの運用を終了し、撤退値において交換可能な商品等と交換するものとする。この場合、ユーザとしては、ポイント残高(ポイントの財産的価値)が減ったとしても、最終的には撤退値において交換可能な商品等を得ることができるため損失を被らない。一方で、ポイント発行主体も、撤退値において交換可能な商品等の認知価格と原価との間のギャップに相当するユーザの損失を肩代わりする形となるため利益は減るものの、少なくとも「原価割れ」の赤字となることは回避することができる。
なお、図9の例では、運用を終了して撤退する基準となるポイントの財産的価値を、ポイント残高の撤退値において交換可能な商品等の原価としているが、これに限られない。原価より高い値(すなわち、ポイント発行主体が赤字を被らない値)であり、対象の商品等の認知価格より低い値であれば、ユーザのポイント運用の機会の拡大を実現することができる。また、ユーザは、最終的には撤退値において交換可能な商品等を得ることができるため、ポイントの財産的価値が対象の商品等の認知価格を下回っている状態(例えば、図中のP点からQ点までの間や、R点からS点までの間)について、あえてその旨をユーザに意識させないようにしてもよい。例えば、ポイントの財産的価値をユーザに提示する場合、対象の商品等の認知価格を下回っている場合に、代替として当該認知価格を提示する。
以上に説明したように、本発明の一実施の形態であるポイント運用システム10によれば、ユーザが獲得・蓄積したポイントを、金融指標に基づいて金融商品のように運用し、増やすことが可能である。その際、ポイントサービスに特有の段階的な交換単位に基づいて目標値を設定するとともに、目標達成までの期日を設定し、期日に対するポイントの有効期限(失効日)を考慮した上で、期日までに蓄積ポイント数が目標値に達する可能性が高くなるような運用を実現することが可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記の実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記の実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば、集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、またはICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、上記の各図において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、必ずしも実装上の全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
本発明は、金融指標に基づいたポイントの運用サービスを提供するポイント運用システムおよびポイント運用プログラムに利用可能である。
10…ポイント運用システム、11…ユーザインタフェース部、12…ポイント運用管理部、13…金融商品連携部、14…運用高DB、15…運用指示DB、16…金融商品運用DB、
20…ポイント管理システム、21…ポイント残高DB、
30…金融商品売買システム、
40…ネットワーク、
50…ユーザ端末

Claims (7)

  1. 蓄積したポイントを商品等に交換可能なポイントサービスにおいてユーザが保有するポイントを金融商品に係る指標に基づいて運用するポイント運用システムであって、
    ポイントを商品等に交換する際の段階的な交換単位に基づいて設定された、運用におけるポイント残高の目標値および/または撤退値に基づいて、期限までにポイント残高が前記目標値および/または前記撤退値にそれぞれ到達するか否かの予測に係る情報を算出する、もしくは、前記目標値に到達する確率が高い金融商品を選択するポイント運用管理部を有する、ポイント運用システム。
  2. 請求項1に記載のポイント運用システムにおいて、
    前記ポイント運用管理部は、ポイント残高が前記目標値もしくは前記撤退値に到達した場合、ユーザにその旨を通知する、もしくは、ポイントを、到達した前記目標値もしくは前記撤退値に対応する交換単位に係る商品等に交換する、ポイント運用システム。
  3. 請求項1に記載のポイント運用システムにおいて、
    さらに、ユーザが運用に供したポイントを、金融商品の売買を行う情報処理システムを介して金融商品と交換して運用する金融商品連携部を有し、
    前記金融商品連携部は、ユーザが運用に供したポイントを、ユーザがポイントの運用の対象として指示した金融商品とは異なる金融商品と交換する、ポイント運用システム。
  4. 請求項3に記載のポイント運用システムにおいて、
    前記金融商品連携部は、複数のユーザが運用に供したポイントを合算し、合算されたポイントを所定の金融商品と交換して運用する金融商品連携部を有する、ポイント運用システム。
  5. 請求項1に記載のポイント運用システムにおいて、
    前記ポイント運用管理部は、ユーザが運用に供するポイントに、当該ユーザが借り入れたポイントを含めることが可能である、ポイント運用システム。
  6. 請求項2に記載のポイント運用システムにおいて、
    前記ポイント運用管理部は、ユーザのポイント残高が前記撤退値に到達した後さらに減少した場合であってもポイントの運用を継続し、ポイント残高に対応する金銭的価値が所定の額に到達した場合に、ユーザにその旨を通知する、もしくは、ポイントを所定の商品等に交換する、ポイント運用システム。
  7. 蓄積したポイントを商品等に交換可能なポイントサービスにおいてユーザが保有するポイントを金融商品に係る指標に基づいて運用するポイント運用システムとして機能するよう、コンピュータに処理を実行させるポイント運用プログラムであって、
    ポイントを商品等に交換する際の段階的な交換単位に基づいて設定された、運用におけるポイント残高の目標値および/または撤退値に基づいて、期限までにポイント残高が前記目標値および/または前記撤退値にそれぞれ到達するか否かの予測に係る情報を算出する、もしくは、前記目標値に到達する確率が高い金融商品を選択するポイント運用管理処理を前記コンピュータに実行させる、ポイント運用プログラム。
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