JP2009043007A - ポイント管理装置、投資金額算定装置、運用管理装置、及び、ポイント管理プログラム - Google Patents

ポイント管理装置、投資金額算定装置、運用管理装置、及び、ポイント管理プログラム Download PDF

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元宏 高野
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佐藤  淳
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武彦 赤坂
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洋平 小野
Yoshio Sutani
良夫 須谷
Shintaro Kobayashi
信太郎 小林
Hiromoto Suzuki
太基 鈴木
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Abstract

【課題】ポイント発生に伴って取得される利用者の属性や購買行動に関する情報を、ポイント充当金額の運用情報に連動させることのできるポイント管理装置を提供すること。
【解決手段】決済実績に応じて付与されるポイントを管理するポイント管理装置1において、利用者ID情報と、各利用者のポイント数を特定するポイント情報とを格納する顧客情報DB11と、ポイントから購入金額への換算率を格納する保険換算テーブル151と、指定されたポイント数のポイントを金融商品の購入に充当する場合の充当金額を保険換算テーブル151にて格納された換算率を参照して特定し、特定された金融商品の購入に充当したポイント数を特定された利用者に付与されているポイント数から減算するように顧客情報DB11のポイント情報を更新する充当処理部161とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、端末装置とネットワークを介して通信可能に接続された装置であって、所定の決済手段を用いた決済実績に応じて付与されるポイントを管理するポイント管理装置、投資金額算定装置、運用管理装置、及び、そのためのポイント管理プログラムに関する。
従来、商品の購入やサービスの提供に基づいて顧客にポイントを発行し、発行されたポイントに基づいて顧客が景品や値引きを受けるポイントプログラムが利用されている。このポイントプログラムにおいては、顧客は商品の購入金額やサービスの利用金額に応じたポイントを取得し、取得したポイントの量に応じて当該ポイントと景品や値引き等のサービスとを交換することが出来る。また、ポイント交換の対象となる景品等の原資を負担する販売・サービス提供会社にとっては、ポイント取得を動機とする顧客の継続的な商品購入・サービス利用を期待できるほか、顧客の属性を把握できる等の利点がある。
また、単なる景品や値引きだけでなく、株式、債券、投資信託や、株式を購入する権利等の金融商品をポイント交換の対象とするポイントシステムも提案されている。このポイントシステムは、商品やサービスの購入額に基づいてポイントを発生するポイント発生手段と、このポイント発生手段で発生したポイントを当該ポイント数に対応した金融商品に交換する交換手段とを備えたものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−169963号公報
しかしながら、上記従来のポイントシステムでは、ポイント交換の対象として金融商品が含まれる場合であっても、ポイントは当該金融商品の購入代金の一部又は全部として充当されるのみであった。従って、ポイント発生の対象となっている商品の売り上げやポイントプログラム加盟店の売り上げなど、ポイント発生に伴って取得される利用者の属性や購買行動に関する情報を、ポイント充当金額の運用と連動させることができなかった。このため、ポイント充当金額の運用によって発生する利益を利用者に還元する際に参照すべき各利用者の権利割合を決定することもできず、権利割合に対する選択性を利用者に対して付与することもできなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ポイント発生に伴って取得される利用者の属性や購買行動に関する情報を、ポイント充当金額の運用情報に連動させることのできるポイント管理装置、投資金額算定装置、運用管理装置、及び、そのためのポイント管理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1、6に記載の本発明は、利用者に付与されているポイントを金融商品の購入に充当する場合の充当金額を換算率を参照して特定し、金融商品の購入に充当したポイント数を利用者のポイント数から減算することを特徴とする。
また、請求項2に記載の本発明は、全体負担割合情報にて特定される各原資負担企業の負担割合に合致するように、ポイント充当分の金額を用いて原資負担企業に投資する場合の各原資負担企業への投資金額を算定することを特徴とする。
また、請求項3に記載の本発明は、各利用者に付与されたポイントに対する各原資負担企業の原資負担額の割合に合致するように、当該各利用者に個別に付与されている株式権利の割合を算出することを特徴とする。
また、請求項4に記載の本発明は、利用者が選択した比率情報を取得すると共に、原資負担企業の各々に対して設定された評価を取得し、当該比率情報及び評価に基づいて、当該取得した評価を基準とした場合における当該取得した比率情報にて特定される割合になるように、各利用者の株式権利の割合を設定することを特徴とする。
また、請求項5に記載の本発明は、各利用者に付与されたポイントに対する各原資負担企業の原資負担額の割合に合致するように、各原資負担企業への投資金額の割合を算定する。
請求項1、6に記載の本発明によれば、ポイントプログラムの利用者が所定の決済手段を用いて決済を行った場合、当該決済に伴って発生したポイントが利用者特定情報と対応付けて利用者情報格納手段に格納されているので、格納されているポイントを、ポイント管理装置を介して金融商品購入に充当することができる。
また、請求項2、5に記載の本発明によれば、利用者に付与したポイントの原資全体に対する各原資負担企業の負担割合を特定し、特定した負担割合を、利用者が金融商品の購入に充当したポイント充当分の金額に乗ずることにより、該当する原資負担企業に対する投資金額として算定するので、ポイント発生の対象となっている商品の売り上げやポイントプログラム加盟店の売り上げと連動して、対応するポイント原資を負担している原資負担企業に対する投資金額を算定することができる。このため、利用者へ付与するポイントの原資を負担している原資負担企業の株式の株価を上げることができる等、利用者、原資負担企業、及び、ポイント管理会社の3者のいずれにに対しても利益を提供できるポイント管理形態を構築することができる。
また、請求項3に記載の本発明によれば、各原資負担企業の株式について各利用者に付与される株式権利の割合を、各利用者に付与されたポイントに対する各原資負担企業の個別の原資負担額に基づいて算定しているので、各利用者の特定の商品購入金額や加盟店利用額に対応して、当該利用者に付与される原資負担企業の株式権利の割合を設定することができる。このため、各原資負担企業の株式の株価を、各利用者の商品購入やサービス利用の実態に連動させることができる。
また、請求項4に記載の本発明によれば、利用者が自己のリスク許容度に応じて選択した比率情報及び各原資負担企業に対して設定された評価情報に基づいて、各利用者に付与されている株式権利の割合を調整するので、各利用者に付与される株式権利の割合に対する利用者による選択性を拡大することができる。
以下に添付図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。まず実施の形態を説明した後、実施の形態に対する変形例について説明する。
〔実施の形態〕
以下では、本実施の形態に係るポイント管理装置の構成を説明した後、当該ポイント管理装置で実行される処理について説明する。
(ポイント管理装置の概要)
まず、ポイント管理装置について概説する。図1は本実施の形態に係るポイント管理装置の構成を機能概念的に示すブロック図である。本実施の形態に係るポイント管理装置1は、ポイントプログラムに加盟している加盟店の販売端末2、ポイントプログラムの利用者が使用する利用者端末3、利用者が商品購入の決済にカードを利用した際に経由するネットワーク企業のネットワーク企業サーバ4、及び、利用者と保険会社の窓口となる保険代理店の保険代理店サーバ5と、ネットワーク6を介して接続されている。なお、保険代理店サーバ5は、保険代理店に限られず、保険会社若しくは保険会社が指定する会社(保険代理店を含む)のサーバを含んでいる。また、図1では図示の便宜上、ポイント管理装置1は二つのネットワーク6を介して販売端末2等と接続されているが、ネットワーク6の数は任意であり、例えば一つのネットワーク6を介して相互に接続されるようにしてもよい。また、図1では販売端末2、利用者端末3、ネットワーク企業サーバ4、及び、保険代理店サーバ5が同一のネットワーク6に接続されているが、相互に異なる複数のネットワークに接続されていてもよい。
(ポイントプログラムの概要)
ここで、本実施の形態に係るポイント管理装置1によるポイント管理の対象となるポイントプログラムの概要を説明する。本ポイントプログラムに登録している利用者が、ポイント付与対象となる商品を購入したりポイントプログラムの加盟店で決済を行ったりした場合、決済金額に応じたポイントが利用者に発行される。実際には、決済を処理した販売端末2やネットワーク企業サーバ4に記録された販売履歴に基づいて各利用者に対するポイント付与が行われる。
ここで、販売端末2は、例えば、いわゆるPOS(Point Of Sales System)端末であり、販売履歴を記憶すると共に所定期間毎に記憶した販売履歴をポイント管理装置1に送信することができる。また、ネットワーク企業サーバ4は、中継を行う事業者サーバ若しくはカード会社におけるサーバに相当するものであり、ポイント管理装置1からの要求に基づいて、ポイント加盟店での決済に関するデータをポイント管理装置1に送信することができる。これらの販売端末2やネットワーク企業サーバ4からポイント管理装置1への販売履歴の送信は、任意の処理タイミング(例えば毎月末)に、バッチ処理で行われる。
ポイントを所有している利用者は、そのポイントを金融商品の購入に充当することができる。金融商品の具体的内容は任意であり、保険(学資保険、介護保険、医療保険、年金保険等)、株式、国債等の債券を対象とすることができる。以下では、ポイントを保険の購入に充当する場合について説明する。
利用者がポイントを金融商品の購入に充当しようとする場合には、利用者端末3からポイント管理装置1及び保険代理店サーバ5にアクセスすることにより必要な処理が行われる。利用者が利用者端末3から保険代理店サーバ5に送信した情報に基づいて、当該利用者の保有するポイントが金融商品の購入に充当された場合、この充当分の金額はポイントプログラムのポイント原資を負担する原資負担企業によって負担される。各原資負担企業の負担額については、ポイント管理装置1によって管理されていると共に金融商品を提供元である保険会社にも提供される。保険会社は、ポイント管理装置1から提供された情報に基づいて、販売した金融商品の販売額におけるポイント充当分の金額の運用については、原資負担企業の株式で運用を行う。ポイント管理装置1は、保険会社が運用を行っている株式の権利割合を利用者情報に基づいて設定する。さらに、利用者には権利割合の設定に対して一定の選択性が付与されており、利用者の選択に応じて、当該利用者に付与される権利割合が調整される。
(ポイント管理装置の構成)
次に、ポイント管理装置1の構成について説明する。図1に示すように、ポイント管理装置1はポイントサーバ10と保険会社サーバ20とを備えている。保険会社サーバ20は、特許請求の範囲における投資金額算定装置及び運用管理装置に対応している。これらのサーバは相互にネットワーク6を介して接続されており、それぞれ別個に設置することができるが、相互に一体として設置してもよい。また、これらのサーバを別個に設置した場合、ポイントサーバ10と保険会社サーバ20とのそれぞれに含まれている機能構成要素を、いずれか一方のサーバから他方のサーバに置き換えてもよい。
(ポイント管理装置の構成−ポイントサーバ10)
ポイントサーバ10は、主としてポイントプログラムを利用する利用者のポイントに関する情報や、ポイントプログラムの加盟店や協力企業によるポイント原資の負担に関する情報を管理するためのものである。具体的には、ポイントサーバ10は、顧客情報データベース(以下顧客情報DB)11、販売履歴DB12、原資負担DB13、ネットワークインターフェース(以下「ネットワークIF」)14、記憶部15、及び、制御部16をバスにて通信可能に接続して構成されている。
顧客情報DB11は、ポイントプログラムを利用する利用者に関する情報を格納するためのものであり、特許請求の範囲における利用者情報格納手段に対応している。
販売履歴DB12は、ポイントプログラム加盟店における利用者の購買履歴や発行ポイント数等の情報を格納する販売履歴情報格納手段である。
原資負担DB13は、ポイントプログラムに加盟している加盟店やポイントプログラムの対象となる商品を提供するメーカにおける、利用者に発行されたポイントに対する原資負担額等の情報を格納するためのものであり、特許請求の範囲における原資負担情報格納手段に対応している。
これら顧客情報DB11、販売履歴DB12、及び、原資負担DB13は、具体的には、HD(Hard Disk)の如き不揮発的な記憶装置により構成されている(記憶部15、及び、後述する運用データDB21、記憶部23において同じ)。これら各データベースに格納される情報の具体的構成については後述する。
ネットワークIF14は、データ配信装置がネットワーク6を介した通信を行うための通信制御インターフェースであり、例えばネットワークボードとして構成される。
記憶部15は、ポイントサーバ10における各処理を実行するために必要なデータを記憶するための記憶手段である。この記憶部15には、後述するポイント換算テーブル150及び保険換算テーブル151が格納されている。
制御部16は、ポイントサーバ10の各部を制御する制御手段であり、機能概念的に、受信処理部160、及び、充当処理部161を備えている。受信処理部160は、利用者端末3からの利用者登録要求あるいはポイント充当要求の受信処理や販売端末2からの販売履歴情報の受信処理を制御するもので、特許請求の範囲における受信手段に対応する。充当処理部161は、利用者端末3からのポイント充当要求に基づいて当該利用者が保有するポイントを金融商品の購入に充当する充当処理を制御するもので、特許請求の範囲における充当処理手段に対応する。この制御部16は、具体的には、CPU(Central Processing Unit)や、このCPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの制御プログラムや、各種の処理手順などを規定したプログラム)、及び、所要プログラムや所要データを格納するための内部メモリを備えて構成される(後述する制御部24において同じ)。
(ポイント管理装置の構成−保険会社サーバ20)
保険会社サーバ20は、主としてポイントプログラムを利用する利用者が購入した金融商品に関する情報や、ポイントプログラムのポイント原資を負担する原資負担企業への投資金額等の運用情報を管理するためのものである。保険会社サーバ20は、顧客情報DB25、運用データDB21、ネットワークIF22、記憶部23、及び、制御部24をバスにて通信可能に接続して構成されている。
顧客情報DB25は、保険契約者でありポイントプログラムを利用する利用者に関する情報を格納するためのものであり、特許請求の範囲における利用者情報格納手段に対応している。この顧客情報DB25は、ポイントサーバ10における顧客情報DB11と同様の情報を格納することができるものであり、例えば、ポイントサーバ10との間でバッチ処理にて相互に情報を共有させることができる。ただし、必要に応じて顧客情報DB11を参照することで顧客情報を取得するようにしてもよく、この場合には顧客情報DB25を省略してもよい。
運用データDB21は、ポイントプログラムのポイント原資を負担する原資負担企業への投資金額等の運用に関する情報や、利用者に販売した金融商品の総売り上げのうちポイントが充当されたポイント充当分の金額を特定する情報を格納するためのものであり、特許請求の範囲における運用情報格納手段に対応している。これら各データベースに格納される情報の具体的な構成については後述する。
ネットワークIF22は、ポイントサーバ10におけるネットワークIF14と同様に、データ配信装置がネットワーク6を介した通信を行うための通信制御インターフェースであり、例えばネットワークボードとして構成される。
記憶部23は、保険会社サーバ20における各処理を実行するために必要なデータを記憶するための記憶手段であり、具体的には、HDの如き不揮発的な記憶装置により構成されている。この記憶部23には、後述する比率調整値テーブル230が格納されている。
制御部24は、保険会社サーバ20の各部を制御する制御手段であり、機能概念的に、権利割合設定部240、及び、運用処理部241を備えている。権利割合設定部240は、利用者に付与されている株式権利の割合を調整する処理を制御するもので、特許請求の範囲における権利割合設定手段に対応する。運用処理部241は、ポイント原資を負担している原資負担企業への投資金額を算定する投資金額算定処理や、利用者に個別に付与する株式権利の割合を算出する処理を制御するもので、特許請求の範囲における投資金額算定処理手段に対応する。
(ポイント管理装置が処理するデータの構造)
次に、本実施の形態におけるポイント管理装置1が処理するデータの構造について説明する。ただし、これらデータはあくまで例示であり、以下に示す情報以外の情報を含むことができ、あるいは、以下に示す情報の一部を除外することもできる。
(顧客情報DB11)
顧客情報DB11は、ポイントプログラムを利用する利用者に関する顧客情報を格納するためのものである。具体的には、図2に例示するように、データ項目として、「利用者ID」、「属性」、「個人ID」、「ポイント」、「振分口座」、「株式権利割合」、「リスク許容度」、及び、「商品名」を含んで構成されている。
データ項目「利用者ID」のデータとしては、ポイントプログラムに登録された利用者毎に割り当てられたID番号(図2においては、「1」、「2」、「3」等)が格納されている。利用者IDは、後述する利用者登録処理においてポイントサーバ10の制御部16によって発行され、当該顧客情報DB11に格納されるものであり、特許請求の範囲における利用者特定情報に対応する。
データ項目「属性」のデータとしては、個々の利用者の属性情報として、例えば、氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、職業、年収等が格納されている。
データ項目「個人ID」のデータとしては、ポイントプログラムの加盟店にて利用者が精算を行う際に当該利用者を特定するために用いられる情報として、ポイントカードの会員ID、クレジットカードのカード番号、デビットカードのキャッシュカード番号、電子マネーの個人IDなどが格納されている。この「個人ID」に格納される情報は一種類に限られず、利用者が使用する複数種類のカード番号等を含めることができる。例えば、カードの種別を示す種別情報と、各カードの会員IDやカード番号の如き情報とが相互に関連付けて格納されている。
データ項目「ポイント蓄積口座」のデータとしては、利用者が取得したポイントを蓄積する一又は二以上の蓄積先、及び、各蓄積先へのポイントの振分比率が格納されている。ポイントを取得した利用者は、取得したポイントの全てを自己の口座に蓄積することができ、あるいは、「ポイント蓄積口座」に登録した他の任意の利用者(例えば当該利用者の家族)の口座に振り分けて蓄積することもできる。例えば、図2では、利用者ID1の利用者が取得したポイントは、その50%が利用者ID1の利用者の口座に蓄積され、残りのポイントは利用者ID3及び7の利用者の口座に25%ずつ振り分けて蓄積される。
なお、上述のデータ項目「属性」、「個人ID」、及び、「ポイント蓄積口座」に格納されるデータは、後述する利用者登録処理において利用者端末3からポイントサーバ10に送信され、受信処理部160によって顧客情報DB11に格納される。また、利用者端末3からの所定の入力処理に基づいて、随時更新することも可能である。
データ項目「ポイント」のデータとしては、利用者が保有しているポイント数が格納されている。例えば、図2に示した例では、利用者ID1の利用者は10000ポイント、利用者ID2の利用者は35000ポイント、利用者ID3の利用者は8000ポイント保有している。この「ポイント」の内容は、特許請求の範囲におけるポイント情報に対応するものであり、後述する販売履歴情報の収集処理、及び、ポイント充当処理においてポイントサーバ10の制御部16によって更新される。
「株式権利割合」には、保険会社が運用している原資負担企業の株式について、各利用者に個別に付与されている各原資負担企業毎の当該株式権利の割合が格納されている。例えば、図2では、利用者ID1の利用者には、保険会社が運用する原資負担企業A社の株式については0.000175%、B社の株式については0%、C社の株式については0.00024%の権利が付与されている。この株式権利割合は、後述する株式権利割合設定処理、及び、株式権利割合調整処理において、保険会社サーバ20の運用処理部241又は権利割合設定部240によって設定され、設定された値を受信したポイントサーバ10の受信処理部160によって更新される。
「商品」には、利用者が保有あるいは契約している金融商品に関する情報が格納されている。この「商品」は、特許請求の範囲における金融商品情報に対応する。「商品」に含まれる情報の内容は任意であるが、例えば、金融商品の商品名を含めることができる。また、当該商品が保険商品である場合には、直近の保険料支払日等を含めてもよい。「商品」項目に含まれるこれらの情報は、後述するポイント充当処理において、ポイントサーバ10の充当処理部161によって入力あるいは更新される。
「リスク許容度」には、利用者が購入した金融商品の運用に関して、各々の利用者が許容しうるリスクとして選択したリスク許容度が格納されている(図2では、「高」、「中」、「低」)。この「リスク許容度」は、後述する比率調整値テーブル230に格納されている複数通りの調整値の組み合わせの中から、各々の利用者がいずれを選択しているかを示す情報であり、後述する株式権利割合調整処理において、権利割合設定部240によって参照されるものである。「リスク許容度」に格納される情報は、利用者端末3からの所定の入力処理に基づいて、随時格納及び更新される。
(販売履歴DB12)
販売履歴DB12は、ポイントプログラム加盟店における利用者の商品購入及びポイント発行の履歴情報を格納するためのものである。具体的には、図3に示すように、「取引日時」、「取引対象」、「価格」、「ポイント」、「個人ID」、及び、「原資負担企業」の項目が含まれている。これらの項目に含まれる情報は、後述する販売履歴情報の収集処理において、販売端末2やネットワーク企業サーバ4から収集した情報に基づいて、受信処理部160によって格納される。
「取引日時」には、利用者が商品購入等の決済を行い、それに伴ってポイント発行を受けた日時が格納されている。
「取引対象」には、利用者が取引を行った(購入した)商品名(図3の先頭レコードにおける「PC」)が格納されている。なお、POS端末を有していない加盟店で決済が行われた場合には、当該加盟店における販売端末2から決済対象となった個別の商品を特定するための情報を受け取れない場合がある。この場合、当該加盟店から受け取る情報は決済毎の情報となるため、「取引対象」の項目には、加盟店で利用したことを示す所定の情報(図3の2行目のレコードにおける「「利用有り」)が格納される。
「価格」には、取引が行われた商品の価格が格納されている。上述のように個別の商品が特定できない場合には、各商品毎の価格ではなく、一回の取引全体での精算金額が格納される。
「ポイント」には、取引に応じて、加盟店毎あるいは商品毎に設定された換算率によって計算されるポイントが格納される。
「個人ID」には、決済を行った利用者を特定するための情報として、利用者が決済時に用いたポイントカードやクレジットカード等の種別情報、会員ID、及びカード番号等が格納されている。
「原資負担企業」には、各決済に応じて発生したポイントに対して、当該ポイントの原資を負担する原資負担企業の企業名、あるいは、各原資負担企業を特定可能なように付与された企業番号等が格納されている。
(原資負担DB13)
原資負担DB13は、利用者に発行されたポイントの原資を負担する原資負担企業の原資負担額に関する情報を格納するためのものであり、特許請求の範囲における原資負担情報格納手段に対応している。具体的には、図4に示すように、「企業名」、「負担額」、「負担割合」、「個別負担額」、及び、「評価」をデータ項目として含んでいる。
「企業名」には、ポイントの原資を負担する原資負担企業の企業名、あるいは、各原資負担企業を特定可能なように付与された企業番号等が格納されている。この「企業名」に格納される情報は、所定の入力手段によって格納され、更新される。
「負担額」には、各原資負担企業が負担しているポイント原資の負担額が格納されている。当該負担額に格納される情報は、後述する投資金額算定処理において、販売履歴DB12に格納されている情報および保険換算テーブル151に基づいてポイントサーバ10の制御部16によって算出され、格納される。
「負担割合」には、ポイントプログラムを利用する全ての利用者に発行されたポイントの原資のうち、各原資負担企業が負担している負担額の割合が格納されている。負担割合は、特許請求の範囲における全体負担割合情報に対応するものであり、後述する投資金額算定処理において、上述の「負担額」に格納されている情報に基づいてポイントサーバ10の制御部16によって算出され、格納される。
「個別負担額」には、上述の「負担額」に格納されている原資負担額の内訳として、各利用者に付与されたポイントに対する個別の原資負担額が格納されている。個別負担額は、特許請求の範囲における個別負担額情報に対応するものであり、後述する株式権利割合決定処理において、販売履歴DB12に格納されている情報およびポイント換算テーブル150に基づいてポイントサーバ10の制御部16によって算出され、格納される。
「評価」には、各原資負担企業について設定されている評価情報が格納されている。格納される評価情報の具体的内容は任意であるが、例えば、金融資産のリスクスコアに基づく収益性の評価が、所定の入力手段によって随時格納及び更新されている。
(運用データDB21)
運用データDB21は、利用者に販売した金融商品の総額のうちポイントが充当されたポイント充当分の金額を特定する情報や、各原資負担企業に対する保険会社による投資金額に関する情報を格納するためのものである。具体的には、図5に示すように、「ポイント充当金額」及び「投資金額」を項目として含んでいる。
「ポイント充当金額」には、金融商品の総売上のうちポイントが充当されたポイント充当分の金額が格納されている。ポイント充当金額は、特許請求の範囲におけるポイント充当情報に対応するものであり、後述するポイント充当処理において、保険会社サーバ20の運用処理部241によって更新される。
「投資金額」には、保険会社が原資負担企業に投資する場合の各原資負担企業への投資金額が格納されている。この投資金額は、後述する投資金額算定処理において、運用処理部241によって算定され格納される。
ポイントサーバ10の記憶部15に記憶されているポイント換算テーブル150には、ポイントプログラムに加盟しているメーカがポイント付与対象品として提供している商品について、商品価格からポイントへの換算率が格納されている。また、ポイントプログラムの加盟店にて決済が行われた場合における、決済金額のポイントへの換算率についても、各加盟店毎に格納されている。例えば、図6に例示したように、商品aの購入に伴って発行されるポイントは、1円あたり0.01ポイントである。
また、保険換算テーブル151には、利用者が保有するポイントを金融商品の購入に充当する場合における、ポイントから充当金額への換算率が格納されている。保険換算テーブル151は、特許請求の範囲における換算情報格納手段に対応する。例えば、図7に例示したように、保険α又は保険βを購入する場合には、1ポイント当たり1円としてポイントを購入金額に充当することができ、保険γを購入する場合には、1ポイント当たり2円としてポイントを購入金額に充当することができる。なお、以下の説明では、ポイントから充当金額への換算率は異なる保険商品の間でも同一であること(例えば、一律1ポイント当たり1円)を前提とするが、保険商品毎に異なる換算率を適用してもよく、この場合には当該換算率を格納する換算テーブルを別途設定しておく。
また、保険会社サーバ20の記憶部23に記憶されている比率調整値テーブル230には、各原資負担企業に対して設定されている評価情報に基づいて株式権利割合を調整するための調整値が格納されている。この調整値は、特許請求の範囲における比率情報に対応し、比率調整値テーブル230は特許請求の範囲における比率情報格納手段に対応する。評価情報を基準として特定される調整値は複数通り格納されており、当該調整値による株式権利割合の調整幅を、リスクに対する許容度に応じて利用者が選択することができる。具体的には、図8に示すように、利用者のリスク許容度が高い場合には、収益性の高い企業の株式についての調整値が大きく設定され、収益性の低い企業の株式については調整値が小さく設定されている。一方、利用者のリスク許容度が低い場合には、収益性の高い企業及び収益性の低い企業のどちらについても、調整値が同一となるように設定されている。利用者のリスク許容度については、顧客情報DB11の「リスク許容度」を参照することにより特定される。この比率調整値テーブル230に基づく株式権利割合の調整処理の詳細については後述する。
(ポイント管理装置の処理動作)
次に、ポイント管理装置1の処理動作を、図面を参照しながら説明する。まず、ポイントプログラムに対する利用者の登録処理について、図9を参照して説明する。
(ポイント管理装置の処理動作−利用者の登録処理)
利用者登録を行おうとする者は、ネットワーク6を介してポイントサーバ10と接続可能な任意の利用者端末3(PC、モバイル端末等)から利用者登録を行うことができる。まず、所定の入力操作によって利用者端末3からポイントサーバ10に対して利用者登録要求が送信される(ステップSA−1)。ポイントサーバ10が利用者登録要求を受信すると(ステップSA−2、Yes)、ポイントサーバ10の受信処理部160は、利用者登録に必要となる登録項目を利用者端末3に対して送信する(ステップSA−3)。登録項目としては、顧客情報DB11に格納されるべき属性、個人ID、及び、ポイント蓄積口座が含まれる。利用者端末3は、受信した登録項目をディスプレイ等の所定の表示手段によって表示し、利用者に対して情報の入力を促す(ステップSA−4)。表示した項目についての入力が完了すると(ステップSA−5、Yes)、利用者端末3は入力された情報を登録情報としてポイントサーバ10に送信する(ステップSA−6)。ポイントサーバ10が登録情報を受信すると、受信処理部160は、顧客情報DB11を参照し、受信した登録情報と重複する情報が既に顧客情報DB11に存在しているか否かを確認し、存在していなかった場合には(ステップSA−7、No)、利用者登録要求を行った利用者に対して新たな利用者IDを発行すると共に、当該利用者IDと対応付けて、受信した登録情報を顧客データDBに格納する(ステップSA−8)。同時に、利用者登録要求を受付けた旨及び発行された利用者IDを利用者端末3に送信する。受信した登録情報と重複する情報が既に顧客情報DB11に存在していた場合には(ステップSA−7、Yes)、受信処理部160はエラーである旨を示す情報を利用者端末3に送信する(ステップSA−9)。利用者端末3は、利用者登録要求を受付けた旨及び発行された利用者IDを受信した場合には(ステップSA−10、Yes)、利用者登録が完了した旨及び利用者IDを表示する(ステップSA−11)。一方、エラー情報を受信した場合には(ステップSA−10、No)、エラー表示を行う(ステップSA−12)。以上の処理により、利用者の登録処理が完了する。
(ポイント管理装置の処理動作−販売履歴情報の収集処理)
次に、販売端末2又はネットワーク企業サーバ4からの販売履歴情報の収集処理について、図10を参照しつつ説明する。
上述したように、販売端末2又はネットワーク企業サーバ4からの販売履歴情報の収集は所定期間毎にバッチ処理にて実行される。所定期間が経過したものとポイントサーバ10の制御部16において判断されると(ステップSB−1、Yes)、当該制御部16は顧客情報DB11を参照して格納されている全ての個人ID(カードの種別やカード番号等)を取得し、販売端末2及びネットワーク企業サーバ4に対して、取得した個人IDを送信すると共に販売履歴情報の送信要求を行う(ステップSB−2)。販売端末2及びネットワーク企業サーバ4は、販売履歴情報の送信要求を受信すると、当該販売端末2又はネットワーク企業サーバ4において販売履歴を記憶している図示しない所定の記憶手段を参照し、受信した個人IDと同一の個人IDに対応付けられて記憶されている販売履歴情報を抽出し(ステップSB−3)、抽出した販売履歴情報をポイントサーバ10に送信する(ステップSB−4)。ポイントサーバ10の受信処理部160は、販売端末2及びネットワーク企業サーバ4から販売履歴情報を受信すると、これを販売履歴DB12に格納する(ステップSB−5)。続いて、ポイントサーバ10の制御部16は販売履歴DB12を参照し、所定期間中に行われた取引についての個人ID及びポイントを相互に対応付けて取得する。次に、顧客情報DB11を参照し、取得した個人IDと同一の個人IDを登録している利用者の保有ポイントに対して、当該個人IDに対応付けて取得したポイントを加算して、当該顧客情報DB11を更新する(ステップSB−6)。以上の処理により、販売履歴情報の収集処理が完了する。
(ポイント管理装置の処理動作−ポイント充当処理)
次に、利用者が金融商品を購入する場合のポイント充当処理について、図11を参照しつつ説明する。金融商品の購入の態様として、事前の保険契約に基づく保険料の定期的な入金や、株式や債券等の購入を挙げることができるが、本説明においては保険料の入金を例として説明を行う。但し、以下の説明で示すポイント充当処理の適用対象は、保険料の入金に限られず、株式や債券等の購入に適用することも可能である。
まず、利用者による所定の入力操作によって利用者端末3からポイントサーバ10に対して利用者IDと共に入金処理の要求が送信される(ステップSC−1)。ここで、当該入金処理の要求は、特許請求の範囲における充当要求情報に対応している。受信処理部160が利用者端末3から利用者ID及び入金処理要求を受信すると、充当処理部161は受信処理部160が受信した利用者IDに基づいて顧客情報DB11を参照し、当該利用者IDに対応づけて格納されている「属性」、「商品」項目の内容である当該利用者が契約している保険商品名等、及び、「ポイント」項目の内容である当該利用者の保有ポイント残高を取得する(ステップSC−2)。
次に充当処理部161は、保険代理店サーバ5に対して、取得した当該利用者の属性情報及び保険商品名を送信すると共に、必要な入金額の確認要求を送信する(ステップSC−3)。保険代理店サーバ5は、利用者の属性情報、保険商品名、及び、入金額確認要求を受信すると、当該利用者の属性情報及び保険商品名に基づいて該当商品についての必要入金額を所定方法により取得し(ステップSC−4)、利用者端末3に対して送信する(ステップSC−5)。利用者端末3は、受信した必要入金額を所定の表示手段によって表示する(ステップSC−6)。また、ポイントサーバ10の充当処理部161は、ステップSC−2で取得した当該利用者の保有ポイント残高を利用者端末3に対して送信する(ステップSC−7)。利用者端末3は、受信したポイント残高を所定の表示手段によって表示する(ステップSC−8)。
利用者端末3は、必要入金額の入金に対して充当するポイント数の指定の要求を表示手段に表示させ、利用者に対して充当ポイント数の指定を促す。所定の入力手段によって、充当するポイントの指定が利用者端末3に対して入力されると、当該利用者端末3は入力された充当ポイント数をポイントサーバ10に送信する(ステップSC−9)。受信処理部160が充当ポイント数を受信すると、充当処理部161は受信処理部160が受信した充当ポイント数を当該保険商品の保険料入金に充当した場合の充当金額を、保険換算テーブル151に基づいて算出し(ステップSC−10)、算出した充当金額を保険代理店サーバ5に送信する(ステップSC−11)。充当金額を受信した保険代理店サーバ5は、必要入金額に対して充当金額が不足しているか否かを判断し(ステップSC−12)、不足している場合は(ステップSC−12、Yes)、不足額を利用者端末3に対して送信する(ステップSC−13)。また、不足していなかった場合は(ステップSC−12、No)、その旨を示す信号を利用者端末3に対して送信する(ステップSC−14)。利用者端末3は、保険代理店サーバ5から充当金額が不足していなかった旨を示す信号を受信した場合には(ステップSC−15、No)、ポイント充当のみで保険料入金が行われる旨の表示を表示手段に表示させる(ステップSC−16)。
また、不足額を受信した場合には(ステップSC−15、Yes)、受信した不足額を表示手段に表示させ、利用者に対して不足額の決済を促し(ステップSC−17)、所定入力手段によって不足額の決済指示が入力されると、保険代理店サーバ5に対してクレジットカード等の所定の決済手段を指定する情報と共に不足額決済指示を送信する(ステップSC−18)。不足額決済指示を受信した保険代理店サーバ5は、指定された決済手段についての図示しない取扱業者サーバに対して決済金額の入金要求を送信する(ステップSC−19)。送信された入金要求に基づいて、取扱業者サーバから保険代理店サーバ5に対して不足額の入金処理が行われる(ステップSC−20)。
また、ポイント管理装置1は、保険代理店サーバ5に対するポイント充当金額の入金処理を実行する(ステップSC−21)。保険代理店サーバ5は、ポイントサーバ10からのポイント充当金額の入金処理、及び、必要入金額に対する充当金額の不足時には取扱業者サーバからの不足額の入金処理が実行されると、必要入金額を保険会社サーバ20に対して入金する入金処理を行う(ステップSC−22)。このとき、保険代理店サーバ5は、必要入金額に含まれているポイント充当金額の情報を保険会社サーバ20に送信する。保険会社サーバ20の運用処理部241は、入金を受付ける所定の処理を実行すると共に、運用データDB21の「ポイント充当金額」を参照し、その内容に受信したポイント充当金額を加算することにより、「ポイント充当金額」の内容を更新する(ステップSC−23)。また、ポイントサーバ10の充当処理部161は、顧客情報DB11を参照し、当該利用者の保有する金融商品に関する情報が格納されている「商品」項目の内容のうちポイント充当処理の対象となった商品に関する情報を更新する(ステップSC−24)。具体的には、ポイント充当処理によって保険料の入金を行った日時や次回入金予定日等の情報を更新することができる。さらに、当該ポイント充当処理において保険料入金に充当したポイント数を、当該利用者の「ポイント」項目に格納されているポイント数から減算して、当該「ポイント」項目の内容を更新する(ステップSC−25)。以上の処理により、ポイント充当処理が完了する。
(ポイント管理装置の処理動作−投資金額算定処理)
次に、保険会社による原資負担企業への投資金額を算定する投資金額算定処理について、図12を参照しつつ説明する。本処理においては、各原資負担企業によるポイント原資負担額及びその割合に基づいて、それぞれの原資負担企業に対する投資金額が算定される。
保険会社サーバ20の運用処理部241は、所定期間が経過したと判断すると(ステップSD−1、Yes)、ポイントサーバ10に対して、原資負担企業によるポイント原資の負担割合情報の送信要求を行う(ステップSD−2)。ポイントサーバ10の制御部16は、負担割合情報要求を受信すると、各原資負担企業におけるポイント原資の負担割合を算出する。具体的には、まず、販売履歴DB12における「ポイント」及び「原資負担企業」を参照し、「原資負担企業」によって特定される各企業がその原資を負担すべきポイント数の合計値を求める(ステップSD−3)。次に、保険換算テーブル151に基づき、求めたポイント数を金融商品購入に充当する場合における充当金額を算出し、これを各原資負担企業の原資負担額として、原資負担DB13の「負担額」に格納する(ステップSD−4)。
続いて、制御部16は原資負担DB13の「負担額」に格納された原資負担企業による負担額を合計し、合計額に対する各原資負担企業毎の負担額の割合を算出し、算出した値を「負担割合」に格納する(ステップSD−5)。例えば、原資負担企業による負担額の合計が2000000000円であった場合に、図4に示すように企業Aの負担額は200000000円であるので、企業Aの負担割合は200000000/2000000000=10.0%となる。制御部16は、このように算出した各原資負担企業におけるポイント原資の負担割合を保険会社サーバ20に送信する(ステップSD−6)。
保険会社サーバ20の運用処理部241は、負担割合を受信した後、運用データDB21における「ポイント充当額」を参照し、所定期間中に金融商品の購入についてポイントが充当されたポイント充当分の金額を取得する(ステップSD−7)。続いて、受信した負担割合を取得したポイント充当金額に乗じた金額を、各原資負担企業に対する投資金額として算定し、運用データDB21の「投資金額」項目に格納する(ステップSD−8)。例えば、図5に示したようにポイント充当金額が1000000000円であった場合には、企業Aの負担割合が10.0%であるので、企業Aに対する投資金額は1000000000×10.0%=100000000円となる。以上の処理により、投資金額算定処理が終了する。
(ポイント管理装置の処理動作−権利割合設定処理)
次に、上述の投資金額算定処理にて算定された投資金額に基づいて保険会社が運用を行っている株式における、各利用者の権利割合を設定する権利割合設定処理について、図13を参照しつつ説明する。本処理においては、各利用者に対して付与されたポイントに対する各原資負担企業による個別の原資負担額に基づいて、各利用者の株式権利割合が設定される。
まず、保険会社サーバ20の運用処理部241は、所定期間が経過したと判断すると(ステップSE−1、Yes)、ポイントサーバ10に対して、各利用者に付与されたポイントに対する各原資負担企業による個別負担額情報の送信要求を行う(ステップSE−2)。ポイントサーバ10の制御部16は、個別負担額情報の要求を受信すると、各原資負担企業の個別負担額の算出を行う。具体的には、まず、制御部16は販売履歴DB12を参照し、「ポイント」、「個人ID」、及び、「原資負担企業」の内容を取得する(ステップSE−3)。続いて、顧客情報DB11を参照し、「利用者ID」及び「個人ID」の内容を取得し(ステップSE−4)、取得した「利用者ID」と「個人ID」との対応関係に基づいて、「原資負担企業」によって特定される各原資負担企業が原資を負担すべきポイント数を、「利用者ID」によって特定される各利用者毎に求める(ステップSE−5)。次に、保険換算テーブル151に基づき、求めたポイント数を金融商品購入に充当する場合における充当金額を算出し、これを各利用者に付与されたポイントに対する各原資負担企業の原資負担額として、原資負担DB13の「個別負担額」に格納する(ステップSE−6)。制御部16は、このように算出した個別負担額情報を保険会社サーバ20に送信する(ステップSE−7)。
保険会社サーバ20の運用処理部241は、個別負担額情報を受信した後、各利用者の株式権利割合を算出する。具体的には、運用処理部241は、ポイントサーバ10に対して、先の投資金額算定処理において原資負担DB13の「負担額」に格納された情報の送信を要求する(ステップSE−8)。ポイントサーバ10から負担額情報が送信されると(ステップSE−9)、運用処理部241は、受信した負担額情報と個別負担額情報とに基づき、各原資負担企業の負担額における各利用者に対する個別負担額の割合を求める。ここで求めた割合が、保険会社が運用する各原資負担企業の株式について、各利用者に付与された株式権利割合として設定される(ステップSE−10)。例えば、図4に示した原資負担DB13においては、企業Aの全体の負担額が200000000円であり、利用者ID1の利用者についての個別負担額が350円であるので、企業Aの株式について当該利用者に付与される株式権利割合は、350/200000000=0.000175%となり、この値が図2に示した顧客情報DB11の株式権利割合の項目に格納されている。
運用処理部241は、各利用者毎に各原資負担企業の株式について設定した株式権利割合情報を顧客情報DB11の「株式権利割合」項目に格納する(ステップSE−11)。ここで、更新された顧客情報DB11の内容はバッチ処理にてポイントサーバ10に送信され、ポイントサーバ10における顧客情報DB11の内容に反映される。以上の処理により、権利割合設定処理が終了する。利用者個別の株式権利を算出する場合には、「株式権利割合」に格納されている値に、保険会社が保有している各原資負担企業の株式購入額を乗じることにより、当該原資負担企業の株式について各利用者が保有する権利に相当する額を算出することが出来る。
(ポイント管理装置の処理動作−権利割合調整処理)
次に、原資負担企業の株式について各利用者に付与されている権利割合を調整する権利割合調整処理について、図14を参照しつつ説明する。本処理においては、原資負担企業の各々に対して設定された評価と、利用者が選択したリスク許容度とに基づいて、各利用者の株式権利割合が調整される。
まず、保険会社サーバ20の権利割合設定部240は、所定期間が経過したと判断すると(ステップSF−1、Yes)、顧客情報DB11を参照し、「リスク許容度」に格納されている情報を利用者IDと対応付けて取得する(ステップSF−2)。権利割合設定部240は、リスク許容度を取得した後、各原資負担企業に設定されている評価情報の送信をポイントサーバ10に対して要求する(ステップSF−3)。評価情報送信要求を受信した受信処理部160は、原資負担DB13を参照し、「評価」に格納されている情報を企業名と対応付けて保険会社サーバ20に送信する(ステップSF−4)。評価情報を受信した権利割合設定部240は、記憶部23に記憶されている比率調整値テーブル230を参照し、先に取得したリスク許容度に基づいて、各々の利用者が選択した調整値を特定する(ステップSF−5)。続いて、取得した各原資負担企業に対する評価を基準として、各々の利用者に付与されている当該原資負担企業の株式権利の割合に対する調整を行う(ステップSF−6)。
具体的には、図2に示したように、顧客情報DB11に格納されている利用者ID1の利用者のリスク許容度が「高」である場合、図8に示した比率調整値テーブル230により、当該利用者が選択した調整値は、評価が「高」の企業の株式に対しては1.5、「中」の企業の株式に対しては1.0、「低」の企業の株式に対しては0.5であると特定される。また、原資負担DB13に格納されている企業Aの評価が「高」、企業Bの評価が「中」、企業Cの評価が「低」であるので、企業Aの株式に対しては1.5、企業Bの株式に対しては1.0、企業Cの株式に対しては0.5の調整値がそれぞれ適用されることになる。
権利割合設定部240は、上述した権利割合設定処理においてポイントサーバ10から取得した個別負担額情報に基づいて、各々の利用者に発行されたポイントに対する、原資負担企業毎の原資負担額の割合を算出し、算出した割合を株式組込比率テーブルとして記憶部23に記憶させる。利用者ID1の利用者についての株式組込比率テーブルの例を図15に示す。例えば、企業Aの負担額は350円であり、当該利用者に発行されたポイントの原資は10000円であるので、企業Aの株式組込比率は3.5%となっている。
各企業についての株式組込比率に対して、上記で各企業について求めた調整値を乗ずることにより、株式組込比率の調整を行う。例えば、企業Aの調整値は1.5であり、元の株式組込比率は3.5%であるので、調整後の株式組込比率は3.5%×1.5=5.25%となる。また、各企業についてこのような調整を行った後に、調整後の各企業の株式組込比率の合計が100%となるように、各企業の株式組込比率に所定の係数を乗じて調整を行う。
このようにして求められた調整後の株式組込比率を、各利用者に発行されたポイントの原資に乗ずることにより、各原資負担企業による個別負担額を調整し、当該調整後の個別負担額に基づいて、上述した権利割合設定処理において各利用者の株式権利割合を設定することができる。なお、この場合、全ての利用者の選択したリスク許容度が「低」であって、全ての調整値が1.0である場合を除いて、上述の投資金額算定処理において算定された投資金額における各原資負担企業の間の比率と、調整後の個別負担額を合計した場合における各原資負担企業の間の負担割合の比率とは異なるものになるが、権利割合調整処理を行なう場合には利用者の意図を優先して、後者の比率を用いて保険商品の運用を行う。
(実施の形態の効果)
このように本実施の形態によれば、ポイントプログラムの利用者が、ポイント管理装置1に対して予め登録したポイントカードやクレジットカードを利用して決済を行った場合、当該決済に伴って発生したポイントが当該利用者を特定する情報と対応付けて当該ポイント管理装置1に格納されているので、格納されているポイントを、ポイント管理装置1を介して保険料の入金等の金融商品購入に充当することができる。
また、保険会社サーバ20の運用処理部241が、利用者に付与したポイントの原資全体に対する各原資負担企業の負担割合を特定し、特定した負担割合を利用者が金融商品の購入に充当したポイント充当金額に乗ずることにより、該当する原資負担企業に対する投資金額として算定するので、ポイント発生の対象となっている商品の売り上げやポイントプログラム加盟店の売り上げと連動して、対応するポイント原資を負担している当該商品メーカや当該加盟店に対する投資金額を算定することができる。
また、保険会社サーバ20の運用処理部241は、各原資負担企業の株式について各利用者に付与される株式権利の割合を、各利用者に付与されたポイントに対する各原資負担企業の個別の原資負担額に基づいて設定しているので、各利用者の特定の商品購入金額や加盟店利用額に対応して、当該利用者に付与される当該商品メーカや加盟店の株式権利の割合を決定することができる。
また、各原資負担企業に対する評価情報を基準として株式権利の割合を決定するための比率調整値を、利用者が自己のリスク許容度に応じて選択した場合に、これを保険会社サーバ20の権利割合設定部240が顧客情報DB11から取得し、取得した比率調整値及び各原資負担企業に対して設定された評価情報に基づいて各利用者に付与されている株式権利の割合を調整するので、各利用者に付与される株式権利の割合に対する利用者による選択性を拡大することができる。
〔III〕各実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(構成及び制御について)
また、上記各実施の形態で自動的に行われるものとして説明した制御の全部または任意の一部を手動で行っても良く、逆に、手動で行われるものとして説明した制御の全部または任意の一部を公知技術または上述した思想に基づいて自動化しても良い。また、上記実施の形態において示した各構成要素の各機能ブロックの一部又は全部を、ハードワイヤードロジックにて構成しても良い。
(分散や統合について)
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成できる。例えば、ポイントサーバ10の機能と保険会社サーバ20の機能を統合して1台のサーバとして構成したり、保険会社サーバ20の機能の一部を保険代理店サーバ5に持たせたり、あるいは、保険代理店サーバ5の機能の一部を保険会社サーバ20に持たせてもよい。また、実施の形態では、投資金額算定の機能を保険会社サーバ20に持たせた例を説明したが、当該機能をポイントサーバ10に持たせたり、独立した投資金額算定装置に当該機能を持たせてもよい。
(販売履歴情報の収集処理について)
上述の実施の形態では、ポイントサーバ10から販売端末2又はネットワーク企業サーバ4に個人IDを送信し、販売端末2又はネットワーク企業サーバ4において該当する販売履歴情報を抽出しているが、販売端末2又はネットワーク企業サーバ4は自己が蓄積する全ての販売履歴情報(カード種類やカード番号等の個人IDを含むもの)をバッチ処理でポイントサーバ10に送信し、このポイントサーバ10側において、個人IDとの照合を行って、該当する販売履歴情報を抽出してもよい。
(投資金額算定処理について)
上述の実施の形態では、運用処理部241は主として投資金額算定処理や権利割合設定処理を実行すると説明したが、さらに、保険会社が保有する株式に対応して付与される株主優待をポイントプログラムの利用者に還元することを目的として、株主優待の対象となる利用者を選択する抽選処理を実行させることも出来る。すなわち、利用者の株式を保険会社が一括して運用する場合において、各利用者に割り当てられた株式の比率が単位数に満たない場合には、株式会社が株主に提供する株主優待の特典については、これを利用者の各々に直接的に振り分けることができない。このため、株主優待を提供している株式を保有している利用者間での抽選を行い、その結果に応じて、一部の利用者のみに株主優待の特典を提供する。この抽選時には、例えば、各利用者が当該株式を保有している割合と、抽選の当選確率を連動させてもよい。
(ポイント充当処理について)
上述の実施の形態では、利用者による所定の入力操作によって利用者端末3からポイントサーバ10に対して利用者IDと共に入金処理の要求が送信された場合において、充当処理部161は、利用者端末3に入力された充当ポイント数に対応する充当金額を保険代理店サーバ5に送信しているが、通常、保険料等は所定期間毎(例えば月毎)に支払いが発生するため、この所定期間毎の支払いを自動的に行うようにしてもよい。例えば、ポイントサーバ10に対して保険料支払いのタイミングや支払い方法等を登録しておき、充当処理部161は、支払いタイミングが到来する毎に、予め定められたポイント数に対応する充当金額を自動的に保険代理店サーバ5に送信し、決済に関する処理を実行させると共に、充当されたポイント数を当該利用者の保有ポイント残高から減算させてもよい。この場合、必要となる保険料入金額のうちの一部をポイントで充当させてもよく、あるいは、全額をポイントで充当させてもよい。また、保険料入金額のうちの一部をポイントで充当させる場合には、保険代理店サーバ5に対してクレジットカード等の所定の決済手段を指定する情報及び不足額決済指示を送信させることができる。
この発明は、所定の決済手段を用いた決済実績に応じて付与されるポイントの管理に適用でき、ポイント発生に伴って取得される利用者の属性や購買行動に関する情報を、ポイント充当金額の運用情報に連動させることのできるポイント管理装置、投資金額算定装置、運用管理装置、及び、そのためのポイント管理プログラムに有用である。
本実施の形態に係るポイント装置の構成を機能概念的に示すブロック図図である。 顧客情報DBに格納されているデータ構造を示す図である。 販売履歴DBに格納されているデータ構造を示す図である。 原資負担DBに格納されているデータ構造を示す図である。 運用データDBに格納されているデータ構造を示す図である。 ポイント換算テーブルに格納されているデータを示す図である。 保険換算テーブルに格納されているデータを示す図である。 比率調整値テーブルに格納されているデータを示す図である。 ポイントプログラムに対する利用者の登録処理の流れを示すフローチャートである。 販売履歴情報の収集処理の流れを示すフローチャートである。 ポイント充当処理の流れを示すフローチャートである。 投資金額算定処理の流れを示すフローチャートである。 権利割合設定処理の流れを示すフローチャートである。 権利割合調整処理の流れを示すフローチャートである。 株式組込比率テーブルの例を示す図である。
符号の説明
1 ポイント管理装置
2 販売端末
3 利用者端末
4 ネットワーク企業サーバ
5 保険代理店サーバ
6 ネットワーク
10 ポイントサーバ
11、25 顧客情報DB
12 販売履歴DB
13 原資負担DB
14、22 ネットワークIF
15、23 記憶部
16、24 制御部
20 保険会社サーバ
21 運用データDB
150 ポイント換算テーブル
151 保険換算テーブル
160 受信処理部
161 充当処理部
230 比率調整テーブル
240 権利割合設定部
241 運用処理部

Claims (6)

  1. 端末装置とネットワークを介して通信可能に接続された装置であって、所定の決済手段を用いた決済実績に応じて付与されるポイントを管理するポイント管理装置において、
    各利用者を特定する利用者特定情報と、各利用者に付与されたポイントのポイント数を特定するポイント情報とを、相互に関連付けて格納する利用者情報格納手段と、
    前記ポイントを金融商品の購入に充当する際の当該ポイントから購入金額への換算率を格納する換算情報格納手段と、
    指定したポイント数の前記ポイントを前記金融商品の購入に充当することを要求する充当要求情報と、当該充当要求を行なっている前記利用者を特定する利用者特定情報とを、前記端末装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段にて前記充当要求情報及び前記利用者特定情報が受信された場合に、当該利用者特定情報にて特定された利用者に付与されているポイント数を前記利用者情報格納手段から取得し、指定されたポイント数の前記ポイントを前記金融商品の購入に充当する場合の充当金額を前記換算情報格納手段にて格納された換算率を参照して特定し、当該特定された金融商品の購入に充当したポイント数を当該特定された利用者に付与されているポイント数から減算するように前記利用者情報格納手段の前記ポイント情報を更新する充当処理手段と、
    を備えたことを特徴とするポイント管理装置。
  2. 全ての利用者に付与されたポイントの原資全体に対する各原資負担企業の負担割合を特定する全体負担割合情報を格納する原資負担情報格納手段と、
    前記利用者に販売した金融商品の総額のうちポイントが充当されたポイント充当分の金額を特定するポイント充当情報を格納する運用情報格納手段と、
    所定期間毎に、前記原資負担情報格納手段から前記全体負担割合情報を取得すると共に、前記運用情報格納手段から前記ポイント充当情報を取得することにより前記ポイント充当分の金額を特定し、当該取得した全体負担割合情報にて特定される各原資負担企業の負担割合に合致するように、当該特定したポイント充当分の金額を用いて前記原資負担企業に投資する場合の各原資負担企業への投資金額を算定する投資金額算定処理手段と、
    を備えたことを特徴とする投資金額算定装置。
  3. 前記原資負担情報格納手段は、各利用者に付与されたポイントに対する前記原資負担企業の原資負担額を特定する個別負担額情報を格納し、
    前記投資金額算定処理手段は、所定期間毎に、前記原資負担情報格納手段から前記個別負担額情報を取得し、当該取得した個別負担額情報に基づいて、各利用者に付与されたポイントに対する各原資負担企業の原資負担額の割合に合致するように、当該各利用者に個別に付与されている株式権利の割合を算出すること、
    を特徴とする請求項2に記載の投資金額算定装置。
  4. 前記株式権利の割合を、前記原資負担企業の各々に対して設定された評価を基準として特定するための比率情報を格納する比率情報格納手段と、
    所定期間毎に、前記利用者が選択した前記比率情報を所定方法で取得すると共に、前記原資負担企業の各々に対して設定された評価を所定方法で取得し、当該取得した比率情報及び前記評価に基づいて、当該取得した評価を基準とした場合における当該取得した比率情報にて特定される割合になるように、各利用者の前記株式権利の割合を設定する権利割合設定手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の投資金額算定装置。
  5. 所定の決済手段を用いた決済実績に応じて付与されるポイントを管理するポイント管理装置とネットワークを介して通信可能に接続された装置であって、金融商品の運用を管理する運用管理装置において、
    利用者に販売した前記金融商品の総額のうち前記ポイントを用いて充当されたポイント充当分の金額を特定するポイント充当情報と、全ての前記利用者に付与されたポイントの原資全体に対する各原資負担企業の負担割合を特定する全体負担割合情報とを前記ポイント管理装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段にて受信された前記全体負担割合情報にて特定される各原資負担企業の負担割合と、前記受信手段にて受信された前記ポイント充当情報にて特定される前記ポイント充当分の金額とに基づいて、各利用者に付与されたポイントに対する各原資負担企業の原資負担額の割合に合致するように、各原資負担企業への投資金額の割合を算定する投資金額算定処理手段と、
    を備えたことを特徴とする運用管理装置。
  6. 端末装置とネットワークを介して通信可能に接続されたポイント管理装置に、所定の決済手段を用いた決済実績に応じて付与されるポイントを管理するポイント管理方法を実行させるためのポイント管理プログラムであって、
    前記ポイント管理装置が、
    各利用者を特定する利用者特定情報と、各利用者に付与されたポイントのポイント数を特定するポイント情報とを、相互に関連付けて格納する利用者情報格納手段と、
    前記ポイントを金融商品の購入に充当する際の当該ポイントから購入金額への換算率を格納する換算情報格納手段とを備えている場合において、
    指定したポイント数の前記ポイントを前記金融商品の購入に充当することを要求する充当要求情報と、当該充当要求を行なっている前記利用者を特定する利用者特定情報とを、前記端末装置から受信する受信ステップと、
    前記ポイント管理装置に、
    前記受信ステップにおいて前記充当要求情報及び前記利用者特定情報が受信された場合に、当該利用者特定情報にて特定された利用者に付与されているポイント数を前記利用者情報格納手段から取得し、指定されたポイント数の前記ポイントを前記金融商品の購入に充当する場合の充当金額を前記換算情報格納手段にて格納された換算率を参照して特定し、当該特定された金融商品の購入に充当したポイント数を当該特定された利用者に付与されているポイント数から減算するように前記利用者情報格納手段の前記ポイント情報を更新する充当処理ステップと、
    を実行させることを特徴とするポイント管理プログラム。
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