JP2020053082A - トークン取引支援システム、トークン取引支援方法及びトークン取引支援プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】トークンの取引を、円滑かつ効率的に行なうためのトークン取引支援システム、トークン取引支援方法及びトークン取引支援プログラムを提供する。【解決手段】トークン取引支援システムにおいて、取引支援サーバ20の制御部21は、アクセスしたユーザ端末からユーザ認証情報を取得して、ユーザ情報記憶部22を用いてユーザ認証を行ない、ユーザ認証を完了した場合、ユーザ情報記憶部22を用いて、ユーザが保有するすべてのウォレットを特定し、各ウォレットにおける各仮想通貨及び各トークンの残高情報を取得し、各取引所サーバ30から、各仮想通貨及び各トークンの取引価格情報を取得し、ユーザ端末10に、残高情報及び取引価格情報を出力する。【選択図】図1
Description
本発明は、トークンの取引を行なうためのトークン取引支援システム、トークン取引支援方法及びトークン取引支援プログラムに関する。
未上場企業が、新規に株式を証券取引所に上場する場合、証券会社を通じて新規公開株(IPO:Initial Public Offering)を投資家に配分することにより、投資家に株式を取得させることがある。企業は上場することにより、直接金融市場から広く資金調達することが可能となる。また、上場することで知名度が上がり、企業は、社会的な信用を高めることもできる。
また、決済において仮想通貨を利用することもある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された技術においては、市場サーバは、顧客端末に入力された送金元の顧客から受金先の顧客への送金指示を取得するとともに、送金元の顧客のフィアット通貨で送金指示の送金額に応じた仮想通貨の成り行き買いを行なう。そして、送金元の顧客の残高情報に出金情報を反映する。更に、仮想通貨でフィアット通貨の成り行き売りを行ない、受金先の顧客の残高情報に入金情報を反映する。
また、独自トークンを発行し、投資者に付与することで、資金調達を行なうICO(Initial Coin Offering)も注目されている。このICOでは、オファー者が、投資家から、仮想通貨により資金調達を行ない、投資家に対して、取引対象となるトークンを提供する。
しかしながら、ICOでは、IPOと異なり、上場前の準備や上場時の株式の引き受け等を行なう主幹事・幹事(証券会社)が存在しない。そして、取引所を介して、トークンを取得することができる。このようなトークンが複数の取引所において取り扱われる場合、取引所によって、トークンの取引価格が異なる。また、ICOでは、オファー者により指定された仮想通貨による資金調達が行なわれる。仮想通貨の種類は多様であり、取引所によって取り扱う仮想通貨の種類も異なる。そして、投資家が複数種類の仮想通貨を保有している場合もあり、仮想通貨やトークンの統合的な管理が困難である。
上記課題を解決するトークン取引支援システムは、各ユーザのユーザ認証情報と、各ユーザが保有する仮想通貨及びトークンのウォレットに関する情報とを記憶するユーザ情報記憶部と、ユーザ端末及び複数の取引所サーバに接続される制御部とを備える。そして、前記制御部が、アクセスしたユーザ端末からユーザ認証情報を取得して、前記ユーザ情報記憶部を用いてユーザ認証を行ない、前記ユーザ認証を完了した場合、前記ユーザ情報記憶部を用いて、前記ユーザが保有するすべてのウォレットを特定し、各ウォレットにおける各仮想通貨及び各トークンの残高情報を取得し、前記各取引所サーバから、各仮想通貨及び各トークンの取引価格情報を取得し、前記ユーザ端末に、前記残高情報及び前記取引価格情報を出力する。
本発明によれば、トークンの取引を、円滑かつ効率的に行なうことができる。
以下、図1〜図7に従って、トークン取引支援システム、トークン取引支援方法及びトークン取引支援プログラムを具体化した一実施形態を説明する。本実施形態では、投資家(個人や投資機関等)が保有するウォレットを統合的に管理するとともに、このウォレットで管理される仮想通貨を用いて、ICOにより提供されるトークンを、投資家が購入する場合を想定する。
複数の取引所で、ICOによるトークンを取り扱う場合、取引所によってトークン取引に要する費用は異なる。更に、複数の取引所において仮想通貨を取り扱っている場合、取引所によって価格は異なる。ここで、トークンを取得するために、新たに仮想通貨を入手する場合には、各取引所における仮想通貨の取得価格を考慮する。
図1に示すように、ネットワークを介して接続されたユーザ端末10、取引支援サーバ20、取引所サーバ30を用いる。取引支援サーバ20、取引所サーバ30は、仮想通貨やトークンの取引に用いられるブロックチェーンネットワークに接続される。
(ハードウェア構成)
図2を用いて、ユーザ端末10〜取引所サーバ30を構成する情報処理装置H10のハードウェア構成を説明する。情報処理装置H10は、通信インタフェースH11、入力装置H12、表示装置H13、記憶部H14、プロセッサH15を備える。なお、このハードウェア構成は一例であり、他のハードウェアにより実現することも可能である。
図2を用いて、ユーザ端末10〜取引所サーバ30を構成する情報処理装置H10のハードウェア構成を説明する。情報処理装置H10は、通信インタフェースH11、入力装置H12、表示装置H13、記憶部H14、プロセッサH15を備える。なお、このハードウェア構成は一例であり、他のハードウェアにより実現することも可能である。
通信インタフェースH11は、他の装置との間で通信経路を確立して、データの送受信を実行するインタフェースであり、例えばネットワークインタフェースカードや無線インタフェース等である。
入力装置H12は、利用者等からの入力を受け付ける装置であり、例えばマウスやキーボード等である。表示装置H13は、各種情報を表示するディスプレイ等である。タッチパネルディスプレイ等は、入力装置H12、表示装置H13として機能する。
記憶部H14は、ユーザ端末10〜取引所サーバ30の各種機能を実行するためのデータや各種プログラムを格納する記憶装置である。記憶部H14の一例としては、ROM、RAM、ハードディスク等がある。
プロセッサH15は、記憶部H14に記憶されるプログラムやデータを用いて、ユーザ端末10〜取引所サーバ30における各処理を制御する。プロセッサH15の一例としては、例えばCPUやMPU等がある。このプロセッサH15は、ROM等に記憶されるプログラムをRAMに展開して、各サービスのための各種プロセスを実行する。
(システム構成)
次に、図1を用いて、ユーザ端末10〜取引所サーバ30の機能を説明する。
ユーザ端末10は、投資家が用いるコンピュータ端末である。本実施形態では、このユーザ端末10は、ICOについてのオファー情報を取得したり、トークンを購入したりする場合に用いる。
次に、図1を用いて、ユーザ端末10〜取引所サーバ30の機能を説明する。
ユーザ端末10は、投資家が用いるコンピュータ端末である。本実施形態では、このユーザ端末10は、ICOについてのオファー情報を取得したり、トークンを購入したりする場合に用いる。
取引支援サーバ20は、ICOによるトークンの取引を支援するコンピュータシステムである。この取引支援サーバ20は、制御部21、ユーザ情報記憶部22、取引所情報記憶部23、取引履歴記憶部24、トークン情報記憶部25を備える。
制御部21は、後述する処理(アクセス認証段階、情報集約段階、アグリゲーション段階、取引支援段階、サービス管理段階等の各処理等)を行なう。そのため、トークン取引支援プログラムを実行することにより、制御部21は、アクセス認証部210、情報集約部211、アグリゲーション部212、取引支援部213、サービス管理部214として機能する。
アクセス認証部210は、ユーザ端末10におけるアクセス者を認証する処理を実行する。
情報集約部211は、各取引所から提供される情報を集約する処理を実行する。例えば、各取引所において取り扱うトークンや仮想通貨の取引価格を取得する処理を実行する。
情報集約部211は、各取引所から提供される情報を集約する処理を実行する。例えば、各取引所において取り扱うトークンや仮想通貨の取引価格を取得する処理を実行する。
アグリゲーション部212は、投資家が保留するウォレットを集約して管理する処理を実行する。
取引支援部213は、ICOによる取引を支援する処理を実行する。
サービス管理部214は、投資家、取引所、ICOのオファー者のために本サービスを管理する処理を実行する。このサービス管理部214は、各種費用(オーダー手数料、プラットフォーム利用料、情報提供手数料等)を算出するための算出方法情報を保持する。
取引支援部213は、ICOによる取引を支援する処理を実行する。
サービス管理部214は、投資家、取引所、ICOのオファー者のために本サービスを管理する処理を実行する。このサービス管理部214は、各種費用(オーダー手数料、プラットフォーム利用料、情報提供手数料等)を算出するための算出方法情報を保持する。
図3(a)に示すように、ユーザ情報記憶部22には、本サービスを利用する投資家等のユーザについてのユーザ管理レコード220が記録される。このユーザ管理レコード220は、投資家のユーザ登録を行なった場合に記録される。このユーザ管理レコード220は、基本管理レコード、ウォレット管理レコードから構成される。
基本管理レコードには、ユーザID、ログインPW、連絡先に関するデータが記録される。
ユーザIDデータ領域には、各ユーザ(投資家)を特定するための識別子に関するデータが記録される。
ユーザIDデータ領域には、各ユーザ(投資家)を特定するための識別子に関するデータが記録される。
ログインPWデータ領域には、取引支援サーバ20へのログイン時に、このユーザを認証するためのパスワードに関するデータが記録される。
連絡先データ領域には、このユーザの連絡先(例えば、メールアドレス)に関するデータが記録される。
連絡先データ領域には、このユーザの連絡先(例えば、メールアドレス)に関するデータが記録される。
ウォレット管理レコードには、ウォレットID、ウォレットPWに関するデータが記録される。
ウォレットIDデータ領域には、このユーザが、各取引所サーバ30において保有しているウォレットを特定するための識別子に関するデータが記録される。ウォレットIDには、各取引所を特定するための識別子が含まれる。なお、ウォレットは、取引所サーバ30で管理されるウォレットに限定されるものではない。例えば、インターネットに接続されたサーバにおいてウォレットを管理するウェブウォレット、ユーザ端末10でウォレット管理アプリケーションにより機能させたソフトウェアウォレット、秘密鍵を格納したデバイスを用いるハードウェアウォレット等を用いることが可能である。いずれのウォレットを用いる場合も、ウォレットの所在を特定し、ユーザが保有する仮想通貨の残高を特定することができる。
ウォレットPWデータ領域には、ウォレットの利用時に、本人を認証するためのパスワードに関するデータが記録される。
ウォレットIDデータ領域には、このユーザが、各取引所サーバ30において保有しているウォレットを特定するための識別子に関するデータが記録される。ウォレットIDには、各取引所を特定するための識別子が含まれる。なお、ウォレットは、取引所サーバ30で管理されるウォレットに限定されるものではない。例えば、インターネットに接続されたサーバにおいてウォレットを管理するウェブウォレット、ユーザ端末10でウォレット管理アプリケーションにより機能させたソフトウェアウォレット、秘密鍵を格納したデバイスを用いるハードウェアウォレット等を用いることが可能である。いずれのウォレットを用いる場合も、ウォレットの所在を特定し、ユーザが保有する仮想通貨の残高を特定することができる。
ウォレットPWデータ領域には、ウォレットの利用時に、本人を認証するためのパスワードに関するデータが記録される。
図3(b)に示すように、取引所情報記憶部23には、仮想通貨やトークンの取引を行なう取引所についての取引所管理レコード230が記録される。この取引所管理レコード230は、取引所が登録された場合に記録され、取り扱う仮想通貨やトークンが変更された場合に更新される。この取引所管理レコード230には、取引所ID、取扱仮想通貨、取扱トークン種別、連絡先に関するデータが記録される。
取引所IDデータ領域には、各取引所を特定するための識別子に関するデータが記録される。
取扱仮想通貨データ領域には、この取引所において取り扱っている仮想通貨を特定するための識別子に関するデータが記録される。
取扱仮想通貨データ領域には、この取引所において取り扱っている仮想通貨を特定するための識別子に関するデータが記録される。
取扱トークン種別データ領域には、この取引所において取り扱っているトークンを特定するための識別子に関するデータが記録される。
連絡先データ領域には、この取引所の連絡先(例えば、メールアドレス)に関するデータが記録される。
連絡先データ領域には、この取引所の連絡先(例えば、メールアドレス)に関するデータが記録される。
図3(c)に示すように、取引履歴記憶部24には、投資家と取引所との間で仲介した取引履歴についての取引履歴管理レコード240が記録される。この取引履歴管理レコード240は、トークンについての取引が行なわれた場合に記録される。この取引履歴管理レコード240には、取引ID、取引日時、ユーザID、取引所ID、トークン種別、取引量、仮想通貨補充量に関するデータが記録される。
取引IDデータ領域には、各取引を特定するための識別子に関するデータが記録される。
取引日時データ領域には、この取引が行なわれた年月日及び時刻に関するデータが記録される。
取引日時データ領域には、この取引が行なわれた年月日及び時刻に関するデータが記録される。
ユーザIDデータ領域には、この取引を行なったユーザ(投資家)を特定するための識別子に関するデータが記録される。
取引所IDデータ領域には、この取引を行なった取引所を特定するための識別子に関するデータが記録される。
取引所IDデータ領域には、この取引を行なった取引所を特定するための識別子に関するデータが記録される。
トークン種別データ領域には、ユーザが購入したトークンを特定するための識別子に関するデータが記録される。
取引量データ領域には、購入したトークン量に関するデータが記録される。
仮想通貨補充量データ領域には、トークン取引のために、購入した仮想通貨の補充量に関するデータが記録される。
取引量データ領域には、購入したトークン量に関するデータが記録される。
仮想通貨補充量データ領域には、トークン取引のために、購入した仮想通貨の補充量に関するデータが記録される。
図3(d)に示すように、トークン情報記憶部25には、ICOに用いるトークンについての発行管理レコード250、トークン管理レコード251が記録される。この発行管理レコード250は、トークン発行のアナウンス情報を取得した場合に記録される。トークン管理レコード251は、各取引所サーバ30から、取り扱うトークン情報を取得した場合に記録される。
発行管理レコード250には、トークン種別、仮想通貨種別、オファー者、連絡先に関するデータが記録される。
トークン種別データ領域には、各トークンを特定するための識別子に関するデータが記録される。
トークン種別データ領域には、各トークンを特定するための識別子に関するデータが記録される。
仮想通貨種別データ領域には、このトークンを購入可能な仮想通貨の種類を特定するための識別子に関するデータが記録される。
オファー者データ領域には、このトークンの発行者(ベンチャー企業、ベンチャーキャピタル等)を特定するための識別子に関するデータが記録される。
連絡先データ領域には、このトークンの発行者の連絡先に関するデータが記録される。
オファー者データ領域には、このトークンの発行者(ベンチャー企業、ベンチャーキャピタル等)を特定するための識別子に関するデータが記録される。
連絡先データ領域には、このトークンの発行者の連絡先に関するデータが記録される。
トークン管理レコード251には、取引所ID、取引価格、取引可能量に関するデータが記録される。
取引所IDデータ領域には、このトークンを取り扱う取引所を特定するための識別子に関するデータが記録される。
取引所IDデータ領域には、このトークンを取り扱う取引所を特定するための識別子に関するデータが記録される。
取引価格データ領域には、この取引所におけるトークンの取引価格に関するデータが記録される。
取引可能量データ領域には、この取引所におけるトークンの取引可能量に関するデータが記録される。
取引可能量データ領域には、この取引所におけるトークンの取引可能量に関するデータが記録される。
図1に示す取引所サーバ30は、仮想通貨やトークンを取り扱う取引所のコンピュータシステムである。この取引所サーバ30は、ウォレット情報記憶部32、仮想通貨情報記憶部33、トークン情報記憶部34を備える。
図4(a)に示すように、ウォレット情報記憶部32には、ユーザのウォレットを管理するためのウォレット管理レコード320が記録される。このウォレット管理レコード320は、投資家の登録を行なった場合に記録される。このウォレット管理レコード320には、ウォレットID、ウォレットPW、仮想通貨種別、残高、トークン種別、残高に関するデータが記録される。
ウォレットIDデータ領域には、各ウォレットを特定するための識別子に関するデータが記録される。
ウォレットPWデータ領域には、このウォレットを所有するユーザを認証するためのパスワードに関するデータが記録される。
ウォレットPWデータ領域には、このウォレットを所有するユーザを認証するためのパスワードに関するデータが記録される。
仮想通貨種別データ領域には、このウォレットで管理する仮想通貨の種類を特定するための識別子に関するデータが記録される。
残高データ領域には、この仮想通貨の残高に関するデータが記録される。
トークン種別データ領域には、このウォレットで管理するトークンの種類を特定するための識別子に関するデータが記録される。
残高データ領域には、このトークンの残高に関するデータが記録される。
残高データ領域には、この仮想通貨の残高に関するデータが記録される。
トークン種別データ領域には、このウォレットで管理するトークンの種類を特定するための識別子に関するデータが記録される。
残高データ領域には、このトークンの残高に関するデータが記録される。
図4(b)に示すように、仮想通貨情報記憶部33には、取引所で提供可能な仮想通貨についての仮想通貨管理レコード330が記録される。この仮想通貨管理レコード330は、取引所で取り扱う仮想通貨が登録された場合に記録される。この仮想通貨管理レコード330には、仮想通貨種別、取引価格に関するデータが記録される。
仮想通貨種別データ領域には、この取引所で提供可能な仮想通貨を特定するための識別子に関するデータが記録される。
取引価格データ領域には、取引所における仮想通貨の提供価格に関するデータが記録される。
取引価格データ領域には、取引所における仮想通貨の提供価格に関するデータが記録される。
図4(c)に示すように、トークン情報記憶部34には、取引所で提供可能なトークンについてのトークン管理レコード340が記録される。このトークン管理レコード340は、取引所で取り扱うトークンが登録された場合に記録される。このトークン管理レコード340には、トークン種別、取引価格、取引可能量に関するデータが記録される。
トークン種別データ領域には、この取引所で提供可能なトークンを特定するための識別子に関するデータが記録される。
取引価格データ領域には、取引所におけるトークンの提供価格に関するデータが記録される。
取引可能量データ領域には、取引所において提供可能なトークンの取扱量に関するデータが記録される。
取引価格データ領域には、取引所におけるトークンの提供価格に関するデータが記録される。
取引可能量データ領域には、取引所において提供可能なトークンの取扱量に関するデータが記録される。
(価格表示処理)
図5を用いて、価格表示処理を説明する。この処理は、投資家に対して、ICOにより提供されるトークンに関する情報を提供する場合に実行される。トークンの取引を希望する投資家は、ユーザ端末10を用いて取引支援サーバ20にアクセスする。
図5を用いて、価格表示処理を説明する。この処理は、投資家に対して、ICOにより提供されるトークンに関する情報を提供する場合に実行される。トークンの取引を希望する投資家は、ユーザ端末10を用いて取引支援サーバ20にアクセスする。
まず、取引支援サーバ20の制御部21は、ユーザ認証処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、制御部21のアクセス認証部210は、アクセスしたユーザ端末10からユーザID、ログインPWを取得する。そして、アクセス認証部210は、ユーザID、ログインPWがユーザ管理レコード220の基本管理レコードに記録されている場合には、ユーザ認証を完了する。なお、ユーザID、ログインPWがユーザ管理レコード220の基本管理レコードに記録されていない場合には、アクセス認証部210は、ログインを拒否する。
次に、取引支援サーバ20の制御部21は、ウォレットのアグリゲーション処理を実行する(ステップS1−2)。具体的には、制御部21のアグリゲーション部212は、ユーザ情報記憶部22に記録されているウォレット管理レコードを用いて、ウォレットを保有している取引所サーバ30を特定する。次に、アグリゲーション部212は、ウォレット管理レコードに記録されているウォレットID、ウォレットPWを用いて、順次、取引所サーバ30にアクセスする。そして、アグリゲーション部212は、各取引所サーバ30のウォレット情報記憶部32に記録されている仮想通貨やトークンの残高情報を取得する。更に、アグリゲーション部212は、取引所サーバ30の仮想通貨情報記憶部33、トークン情報記憶部34から、仮想通貨やトークンの取引価格を取得する。そして、アグリゲーション部212は、ユーザ端末10のディスプレイに、アグリゲーション画面を出力する。このアグリゲーション画面には、投資家が保有する仮想通貨やトークンの残高、取引価格に関する情報を表示する。
次に、取引支援サーバ20の制御部21は、取引所毎に以下の処理を繰り返す。
取引支援サーバ20の制御部21は、トークン情報の取得処理を実行する(ステップS1−3)。具体的には、制御部21の情報集約部211は、取引所サーバ30に対して、取引可能なトークン情報の要求を送信する。そして、情報集約部211は、取引所サーバ30のトークン情報記憶部34から、トークンのオファーがあったアナウンス情報を取得する。このアナウンス情報には、提供されるトークン情報、トークンを取得するための仮想通貨情報、この取引所における取引価格に関する情報が含まれる。
取引支援サーバ20の制御部21は、トークン情報の取得処理を実行する(ステップS1−3)。具体的には、制御部21の情報集約部211は、取引所サーバ30に対して、取引可能なトークン情報の要求を送信する。そして、情報集約部211は、取引所サーバ30のトークン情報記憶部34から、トークンのオファーがあったアナウンス情報を取得する。このアナウンス情報には、提供されるトークン情報、トークンを取得するための仮想通貨情報、この取引所における取引価格に関する情報が含まれる。
次に、取引支援サーバ20の制御部21は、トークン情報の登録処理を実行する(ステップS1−4)。具体的には、制御部21の情報集約部211は、取引所サーバ30から取得したアナウンス情報を記録した発行管理レコード250を生成し、トークン情報記憶部25に記録する。
以上の処理を、すべての取引所について繰り返す。
以上の処理を、すべての取引所について繰り返す。
次に、取引支援サーバ20の制御部21は、トークン情報記憶部25に記録されたトークン種別毎に処理対象を順次、特定し、以下の処理を繰り返す。
ここでは、取引支援サーバ20の制御部21は、統計値の算出処理を実行する(ステップS1−5)。具体的には、制御部21の情報集約部211は、処理対象のトークン種別を取り扱う各取引所の取引価格をトークン情報記憶部25から取得し、取引価格の統計値(例えば、平均値)を算出する。
次に、取引支援サーバ20の制御部21は、ベストプライスの特定処理を実行する(ステップS1−6)。具体的には、制御部21の情報集約部211は、処理対象のトークン種別について、最も安い取引価格をベストプライスとして特定する。
以上の処理を、すべてのトークン種別について繰り返す。
以上の処理を、すべてのトークン種別について繰り返す。
次に、取引支援サーバ20の制御部21は、集約情報の表示処理を実行する(ステップS1−7)。具体的には、制御部21のアグリゲーション部212は、ユーザ端末10のディスプレイに、価格表示画面を出力する。この価格表示画面には、平均値テーブル及びベストプライステーブルを含める。平均値テーブルには、トークン種別毎の平均値が表示される。ベストプライステーブルには、トークン種別毎に、ベストプライス及び、このベストプライスの取引所に関する情報を含める。更に、アグリゲーション部212は、各トークンを購入するための仮想通貨について、この投資家のウォレットで保有する仮想通貨の残高に関する情報を表示する。
(取引支援処理)
図6を用いて、取引支援処理を説明する。この処理は、上述した価格表示処理の後で、ユーザ端末10から取引要求を取得した場合に行なわれる。
図6を用いて、取引支援処理を説明する。この処理は、上述した価格表示処理の後で、ユーザ端末10から取引要求を取得した場合に行なわれる。
まず、取引支援サーバ20の制御部21は、希望トークンの特定処理を実行する(ステップS2−1)。具体的には、制御部21の取引支援部213は、ユーザ端末10のディスプレイに、取引支援画面を出力する。この取引支援画面には、購入を希望するトークン種別、購入希望量の入力欄が表示される。投資家は、価格表示画面における価格を参照し、購入を希望するトークン種別、購入希望量を取引支援画面に入力する。取引支援部213は、取引支援画面において入力されたトークン種別(希望トークン)、購入希望量を、ユーザ端末10から取得する。
次に、取引支援サーバ20の制御部21は、価格情報の収集処理を実行する(ステップS2−2)。具体的には、制御部21の取引支援部213は、希望トークンを取り扱う取引所を、トークン情報記憶部25のトークン管理レコード251を用いて特定する。そして、取引支援部213は、トークン情報記憶部25のトークン管理レコード251を用いて、希望トークンについて、安い順番に取引価格を特定する。
次に、取引支援サーバ20の制御部21は、保有仮想通貨の特定処理を実行する(ステップS2−3)。具体的には、制御部21の取引支援部213は、トークン情報記憶部25のトークン管理レコード251を用いて、希望トークンを取得するために必要な仮想通貨種別を特定する。そして、取引支援部213は、ユーザ情報記憶部22に記録されたウォレット管理レコードを用いて、特定した仮想通貨種別のウォレットを特定する。
次に、取引支援サーバ20の制御部21は、オプションの特定処理を実行する(ステップS2−4)。具体的には、制御部21の取引支援部213は、ユーザ端末10のディスプレイに、オプション設定画面を出力する。このオプション設定画面には、購入方法についてのオプション入力欄が表示される。ここでは、オプションとして、投資家が希望する購入方法(取引所優先、プライス優先、分散)を選択することができる。
「取引所優先」では、投資家が指定した取引所を発注先として特定する。
「プライス優先」では、トークン取引において有利な価格の取引所を発注先として特定する。
「分散」では、予め定められた所定数の取引所を発注先として特定する。
「プライス優先」では、トークン取引において有利な価格の取引所を発注先として特定する。
「分散」では、予め定められた所定数の取引所を発注先として特定する。
投資家は、オプション設定画面において、所望の購入方法を指定する。取引支援部213は、オプション設定画面において入力されたオプションを、ユーザ端末10から取得する。
次に、取引支援サーバ20の制御部21は、取引所のアロケーション処理を実行する(ステップS2−5)。具体的には、制御部21の取引支援部213は、投資家が指定したオプションに基づいて、トークンを購入する取引所を選択する。
「取引所優先」が指定された場合、取引支援部213は、投資家によって指定された取引所を発注先として選択する。
「プライス優先」が指定された場合、取引支援部213は、取引価格が安い取引所を特定する。ここで、購入希望量が、この取引所の取引可能量よりも多い場合には、次に取引価格が安い取引所を特定する。そして、取引支援部213は、購入希望量を満たすまで、順次、取引所を発注先として選択し、各発注先の取引所に分配した注文量を算出する。
「プライス優先」が指定された場合、取引支援部213は、取引価格が安い取引所を特定する。ここで、購入希望量が、この取引所の取引可能量よりも多い場合には、次に取引価格が安い取引所を特定する。そして、取引支援部213は、購入希望量を満たすまで、順次、取引所を発注先として選択し、各発注先の取引所に分配した注文量を算出する。
「分散」が指定された場合、取引支援部213は、取引価格が安い順番に、指定数の取引所を発注先として選択する。この場合、購入希望量を指定数で除算して、各発注先の取引所に分配した注文量を算出する。
次に、取引支援サーバ20の制御部21は、仮想通貨の必要量の判定処理を実行する(ステップS2−6)。具体的には、制御部21の取引支援部213は、保有仮想通貨の保有量と、トークン取得に必要な仮想通貨量(必要量)とを比較する。保有仮想通貨の保有量が必要量に満たない場合、不足量を算出する。
次に、取引支援サーバ20の制御部21は、仮想通貨の補充処理を実行する(ステップS2−7)。具体的には、制御部21の取引支援部213は、各取引所サーバ30から、仮想通貨の取引価格を取得し、最も安い取引価格の取引所サーバ30を特定する。次に、取引支援部213は、この取引所サーバ30に対して、不足量の購入を指示する。そして、取引支援部213は、補充した不足量の購入費用をメモリに仮記憶する。なお、保有仮想通貨の保有量が必要量を満たす場合、取引支援部213は、仮想通貨の補充処理(ステップS2−7)をスキップする。
次に、取引支援サーバ20の制御部21は、発注先の取引所毎に発注処理を実行する(ステップS2−8)。具体的には、制御部21の取引支援部213は、トークン取引の発注先として特定した取引所サーバ30に対して、希望トークンについて、購入希望量(注文量)の取引依頼を送信する。ここで、複数の取引所サーバ30を発注先として選択した場合には、取引支援部213は、分配した注文量毎の注文を送信する。
次に、取引支援サーバ20の制御部21は、ブロックチェーン上で取引確認処理を実行する(ステップS2−9)。具体的には、制御部21の取引支援部213は、ブロックチェーンネットワーク上で、注文を行なったトークン取引の確定状況を確認する。ここで、トークン取引のブロックチェーンが形成された場合には、取引支援部213は、取引確定と判定する。
次に、取引支援サーバ20の制御部21は、投資家のウォレット管理処理を実行する(ステップS2−10)。具体的には、制御部21の取引支援部213は、ブロックチェーンネットワーク上で取引確定の確認ができた場合には、ユーザ情報記憶部22に、取得したトークンを、ユーザのウォレットに登録する。更に、取引支援部213は、取引IDを付与し、取引日時、ユーザID、取引所ID、トークン種別、取引量を記録した取引履歴管理レコード240を生成する。トークン取引に必要な仮想通貨を補充した場合には、仮想通貨補充量を取引履歴管理レコード240に記録する。そして、取引支援部213は、生成した取引履歴管理レコード240を取引履歴記憶部24に記録する。
次に、取引支援サーバ20の制御部21は、ポートフォリオ管理処理を実行する(ステップS2−11)。具体的には、制御部21のアグリゲーション部212は、ユーザ端末10のディスプレイに、アグリゲーション画面を出力する。このアグリゲーション画面には、投資家が保有するウォレットが一覧表示される。投資家は、このアグリゲーション画面を用いることにより、仮想通貨やトークンについてのポートフォリオ管理を行なう。
(サービス管理処理)
図7を用いて、定期的に実行されるサービス管理処理を説明する。この処理は、例えば、月次(1ヶ月毎)で実行される。この処理では、前回のサービス管理処理の実行後の管理対象期間内のサービスについての費用を、サービス利用者(投資家、取引所、オファー者)に請求する。
図7を用いて、定期的に実行されるサービス管理処理を説明する。この処理は、例えば、月次(1ヶ月毎)で実行される。この処理では、前回のサービス管理処理の実行後の管理対象期間内のサービスについての費用を、サービス利用者(投資家、取引所、オファー者)に請求する。
まず、取引支援サーバ20の制御部21は、ユーザ毎に、オーダー手数料の徴収処理を実行する(ステップS3−1)。具体的には、制御部21のサービス管理部214は、取引履歴記憶部24から、管理対象期間内に各ユーザが購入したトークン種別及び取引量を特定する。次に、サービス管理部214は、トークン種別及び取引量に基づいて、算出方法情報を用いて、オーダー手数料を算出する。更に、サービス管理部214は、仮想通貨の不足量を購入した場合には、この費用をオーダー手数料に含める。そして、サービス管理部214は、ユーザ情報記憶部22から、このユーザの連絡先を取得し、この連絡先にオーダー手数料の請求情報を送信する。
次に、取引支援サーバ20の制御部21は、取引所毎に、プラットフォーム利用料の徴収処理を実行する(ステップS3−2)。具体的には、制御部21のサービス管理部214は、取引履歴記憶部24から、管理対象期間内に、トークンの取引を行なった取引所を特定する。次に、サービス管理部214は、取引所について、算出方法情報を用いて、プラットフォーム利用料を算出する。そして、サービス管理部214は、取引所情報記憶部23から、この取引所の連絡先を取得し、この連絡先にプラットフォーム利用料の請求情報を送信する。
次に、取引支援サーバ20の制御部21は、オファー者毎に、情報提供手数料の徴収処理を実行する(ステップS3−3)。具体的には、制御部21のサービス管理部214は、トークン情報記憶部25から、管理対象期間内に、トークンの取引を行なったオファー者を特定する。次に、サービス管理部214は、オファー者について、調達金額に手数料割合を乗算して、情報提供手数料を算出する。そして、サービス管理部214は、トークン情報記憶部25から、このオファー者の連絡先を取得し、この連絡先に情報提供手数料の請求情報を送信する。
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、取引支援サーバ20の制御部21は、ウォレットのアグリゲーション処理を実行する(ステップS1−2)。更に、取引支援サーバ20の制御部21は、ポートフォリオ管理処理を実行する(ステップS2−11)。これにより、ユーザは、保有する仮想通貨やトークンを集約して管理することができる。
(1)本実施形態では、取引支援サーバ20の制御部21は、ウォレットのアグリゲーション処理を実行する(ステップS1−2)。更に、取引支援サーバ20の制御部21は、ポートフォリオ管理処理を実行する(ステップS2−11)。これにより、ユーザは、保有する仮想通貨やトークンを集約して管理することができる。
(2)本実施形態では、取引支援サーバ20の制御部21は、トークン情報の取得処理(ステップS1−3)、トークン情報の登録処理(ステップS1−4)を実行する。これにより、各取引所で提供されるトークンに関する情報を収集することができる。
(3)本実施形態では、取引支援サーバ20の制御部21は、統計値の算出処理(ステップS1−5)、ベストプライスの特定処理(ステップS1−6)、集約情報の表示処理(ステップS1−7)を実行する。これにより、各取引所で取り扱われるトークンの価格を集約して確認することができる。更に、各トークンを購入するための仮想通貨について、この投資家の残高状況を把握することができる。
(4)本実施形態では、取引支援サーバ20の制御部21は、希望トークンの特定処理(ステップS2−1)、価格情報の収集処理(ステップS2−2)を実行する。これにより、購入希望のトークンを提供可能な取引所に関する情報を集約することができる。
(5)本実施形態では、取引支援サーバ20の制御部21は、保有仮想通貨の特定処理を実行する(ステップS2−3)。これにより、トークンの取得に必要な仮想通貨の保有状況を確認することができる。
(6)本実施形態では、取引支援サーバ20の制御部21は、オプションの特定処理(ステップS2−4)、取引所のアロケーション処理(ステップS2−5)を実行する。これにより、投資家が希望する購入方法により、トークンを取得する取引所候補を特定することができる。「取引所優先」においては、投資家が指定した取引所を選択することができる。「プライス優先」においては、価格的に有利な取引所を選択することができる。「分散」においては、取引所のリスク分散を図ることができる。
(7)本実施形態では、取引支援サーバ20の制御部21は、仮想通貨の必要量の判定処理(ステップS2−6)、仮想通貨の補充処理(ステップS2−7)を実行する。これにより、ユーザが保有する仮想通貨を考慮して、トークンの注文に必要な仮想通貨を確保することができる。
(8)本実施形態では、取引支援サーバ20の制御部21は、発注先の取引所毎に発注処理を実行する(ステップS2−8)。これにより、1又は複数の取引所を利用して、購入希望量のトークンの注文を効率的に行なうことができる。更に、取引支援サーバ20の制御部21は、ブロックチェーン上で取引確認処理(ステップS2−9)、投資家のウォレット管理処理(ステップS2−10)を実行する。これにより、注文が確定して、取得したトークンの管理を的確に行なうことができる。
(9)本実施形態では、取引支援サーバ20の制御部21は、サービス管理処理を実行する。これにより、投資家、取引所、オファー者に対して、トークン取引のプラットフォームを提供し、このプラットフォームの管理、維持を行なうことができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、投資家が保有するウォレットを統合的に管理する。管理対象のウォレットは、仮想通貨やトークンに限定されるものではない。所謂、アカウントアグリゲーションにより管理される銀行口座や証券口座を含めるようにしてもよい。
・上記実施形態では、投資家が保有するウォレットを統合的に管理する。管理対象のウォレットは、仮想通貨やトークンに限定されるものではない。所謂、アカウントアグリゲーションにより管理される銀行口座や証券口座を含めるようにしてもよい。
・上記実施形態では、このウォレットで管理される仮想通貨を用いて、ICOにより提供されるトークンを、投資家が購入する場合を想定する。取引支援はトークンの購入に限定されるものではない。投資家が保有するトークンの売買を取引所サーバ30で行なう取引を支援するようにしてもよい。この場合も、取引支援サーバ20の制御部21は、各取引所サーバ30から、取引価格情報を取得する。そして、取引支援サーバ20の制御部21は、投資家の希望に応じて、取引を行なう取引所サーバ30を特定する。
・上記実施形態では、取引支援サーバ20の制御部21は、統計値の算出処理(ステップS1−5)、ベストプライスの特定処理(ステップS1−6)を実行する。価格情報の分析は、統計値の算出やベストプライスに限定されるものではない。例えば、取引所の格付や取引量等の属性情報を取得して、この属性情報を含めて価格情報を分析するようにしてもよい。この属性情報は、外部の評価機関サーバから、インターネットを介して取得する場合や、取引履歴記憶部24に記録された取引量に基づいて算出するようにしてもよい。
また、統計値やベストプライスの算出は、取引支援処理(図6)とは別に定期的に実行してもよい。この場合には、算出した統計値やベストプライスを参考価格情報記憶部に記録し、取引支援処理において、参考価格情報記憶部から取得する。
・上記実施形態では、取引支援サーバ20の制御部21は、オプションの特定処理を実行する(ステップS2−4)。ここでは、取引所優先、プライス優先、分散を用いたが、購入方法は、これらに限定されるものではない。例えば、投資家がウォレット保有する取引所サーバ30を優先するようにしてもよい。
・上記実施形態では、取引支援サーバ20の制御部21は、ユーザ毎に、オーダー手数料の徴収処理を実行する(ステップS3−1)。ここでは、トークン種別及び取引量に基づいて、オーダー手数料を算出する。また、取引支援サーバ20の制御部21は、取引所毎に、プラットフォーム利用料の徴収処理を実行する(ステップS3−2)。取引所について、プラットフォーム利用料を算出する。また、取引支援サーバ20の制御部21は、オファー者毎に、情報提供手数料の徴収処理を実行する(ステップS3−3)。オファー者について、調達金額に手数料割合を乗算して、情報提供料を算出する。オーダー手数料、プラットフォーム利用料、情報提供料の算出方法は、これらに限定されるものではない。
10…ユーザ端末、20…取引支援サーバ、21…制御部、210…アクセス認証部、211…情報集約部、212…アグリゲーション部、213…取引支援部、214…サービス管理部、22…ユーザ情報記憶部、23…取引所情報記憶部、24…取引履歴記憶部、25…トークン情報記憶部、30…取引所サーバ、32…ウォレット情報記憶部、33…仮想通貨情報記憶部、34…トークン情報記憶部。
Claims (10)
- 各ユーザのユーザ認証情報と、各ユーザが保有する仮想通貨及びトークンのウォレットに関する情報とを記憶するユーザ情報記憶部と、
ユーザ端末及び複数の取引所サーバに接続される制御部とを備えるトークン取引支援システムであって、
前記制御部が、
アクセスしたユーザ端末からユーザ認証情報を取得して、前記ユーザ情報記憶部を用いてユーザ認証を行ない、
前記ユーザ認証を完了した場合、前記ユーザ情報記憶部を用いて、前記ユーザが保有するすべてのウォレットを特定し、各ウォレットにおける各仮想通貨及び各トークンの残高情報を取得し、
前記各取引所サーバから、各仮想通貨及び各トークンの取引価格情報を取得し、
前記ユーザ端末に、前記残高情報及び前記取引価格情報を出力することを特徴とするトークン取引支援システム。 - 前記制御部が、
取引可能なトークンを取り扱う取引所サーバを特定し、
前記取引所サーバから前記取引価格情報を取得し、
前記取得した前記取引価格情報をまとめた画面を前記ユーザ端末に出力することを特徴とする請求項1に記載のトークン取引支援システム。 - 前記制御部が、
前記ユーザ端末から、トークンの取引注文を取得し、
前記トークンを取引可能な取引所を特定し、
前記各取引所におけるトークンの取引価格情報を取得し、
前記取引価格情報に基づいて、トークンの発注先の取引所サーバを特定し、
前記特定した取引所サーバに対して、トークンの取引依頼を送信することを特徴とする請求項1又は2に記載のトークン取引支援システム。 - 前記制御部が、
前記取引注文において、前記トークンの取引希望量を取得し、
前記各取引所サーバから取得した取引価格情報に基づいて、前記取引注文の取引希望量を前記発注先に応じて分配した注文量を決定し、
前記注文量に基づいて、前記取引所サーバに対して取引依頼を送信することを特徴とする請求項3に記載のトークン取引支援システム。 - 前記制御部が、
前記取引所の属性情報を取得し、
前記各取引所における取引価格情報及び各取引所の属性情報を用いて、トークンの発注先の取引所サーバを決定し、前記発注先への取引希望量の分配を決定することを特徴とする請求項4に記載のトークン取引支援システム。 - 前記制御部が、
前記トークンを取得するために用いる仮想通貨を特定し、
前記トークンの前記取引注文を取得したユーザの仮想通貨の前記ウォレットを用いて、前記トークンの発注先の取引所サーバに対して前記取引依頼を送信することを特徴とする請求項3〜5の何れか一項に記載のトークン取引支援システム。 - 前記制御部が、
前記取引所サーバから、前記仮想通貨の取引価格を取得し、
前記仮想通貨の取引価格に基づいて、前記トークンの発注先の取引所サーバを決定することを特徴とする請求項3〜6の何れか一項に記載のトークン取引支援システム。 - 前記制御部が、
ブロックチェーンネットワークにおいて取引注文の確定情報を確認し、
前記確定情報の確認に基づいて、前記ユーザ情報記憶部のウォレットに前記トークンを登録することを特徴とする請求項3〜7の何れか一項に記載のトークン取引支援システム。 - 各ユーザのユーザ認証情報と、各ユーザが保有する仮想通貨及びトークンのウォレットに関する情報とを記憶するユーザ情報記憶部と、
ユーザ端末及び複数の取引所サーバに接続される制御部とを備えるトークン取引支援システムを用いて、トークン取引の支援を行なうための方法であって、
前記制御部が、
アクセスしたユーザ端末からユーザ認証情報を取得して、前記ユーザ情報記憶部を用いてユーザ認証を行ない、
前記ユーザ認証を完了した場合、前記ユーザ情報記憶部を用いて、前記ユーザが保有するすべてのウォレットを特定し、各ウォレットにおける各仮想通貨及び各トークンの残高情報を取得し、
前記各取引所サーバから、各仮想通貨及び各トークンの取引価格情報を取得し、
前記ユーザ端末に、前記残高情報及び前記取引価格情報を出力することを特徴とするトークン取引支援方法。 - 各ユーザのユーザ認証情報と、各ユーザが保有する仮想通貨及びトークンのウォレットに関する情報とを記憶するユーザ情報記憶部と、
ユーザ端末及び複数の取引所サーバに接続される制御部とを備えるトークン取引支援システムを用いて、トークン取引の支援を行なうためのプログラムであって、
前記制御部を、
アクセスしたユーザ端末からユーザ認証情報を取得して、前記ユーザ情報記憶部を用いてユーザ認証を行ない、
前記ユーザ認証を完了した場合、前記ユーザ情報記憶部を用いて、前記ユーザが保有するすべてのウォレットを特定し、各ウォレットにおける各仮想通貨及び各トークンの残高情報を取得し、
前記各取引所サーバから、各仮想通貨及び各トークンの取引価格情報を取得し、
前記ユーザ端末に、前記残高情報及び前記取引価格情報を出力する手段として機能させることを特徴とするトークン取引支援プログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2019220065A JP2020053082A (ja) | 2019-12-05 | 2019-12-05 | トークン取引支援システム、トークン取引支援方法及びトークン取引支援プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019220065A JP2020053082A (ja) | 2019-12-05 | 2019-12-05 | トークン取引支援システム、トークン取引支援方法及びトークン取引支援プログラム |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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