JP6816717B2 - イメージセンサおよびその製造方法 - Google Patents

イメージセンサおよびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6816717B2
JP6816717B2 JP2017520683A JP2017520683A JP6816717B2 JP 6816717 B2 JP6816717 B2 JP 6816717B2 JP 2017520683 A JP2017520683 A JP 2017520683A JP 2017520683 A JP2017520683 A JP 2017520683A JP 6816717 B2 JP6816717 B2 JP 6816717B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microlens
resin
layer
lower layer
image sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017520683A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016190246A1 (ja
Inventor
熊井 晃一
晃一 熊井
康剛 明野
康剛 明野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Publication of JPWO2016190246A1 publication Critical patent/JPWO2016190246A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6816717B2 publication Critical patent/JP6816717B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14601Structural or functional details thereof
    • H01L27/1462Coatings
    • H01L27/14621Colour filter arrangements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14601Structural or functional details thereof
    • H01L27/14625Optical elements or arrangements associated with the device
    • H01L27/14627Microlenses
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/10Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof for generating image signals from different wavelengths
    • H04N23/12Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof for generating image signals from different wavelengths with one sensor only

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Description

本発明は、イメージセンサに関する技術であり、C−MOSやCCD等の光電変換素子上に形成されるマイクロレンズに特徴を有する技術である。
昨今では、カメラモジュールの小型・薄型化を目的に、ウェハプロセスにて作製できるモジュール構造が提案されている(特許文献1〜5参照)。イメージセンサが形成された半導体基板(シリコンウェハ)には、その上面の光電変換素子面に、色分解用の色分解フィルタ(カラーフィルタ)や集光用のマイクロレンズを各画素に作りこんでいる。
光電変換素子にて得られる画像情報の電気信号は、半導体基板に形成される貫通孔内に充填もしくはその内壁を被覆する導電物質により半導体基板の裏面に導かれ、パターン化された絶縁層と導電層によって、例えばボールグリッドアレイ(BGA)方式による接続端子にて外部回路基板との接続が可能となっている。
カメラモジュールは、直径20〜30cmの半導体基板の加工プロセスに、同じく直径20〜30cmのガラス板の加工プロセスを組み合わせて、ウェハプロセスにて作製され、位置合わせをして積層された後、最終的にダイシング工程にて個々に断裁されて1個のカメラモジュールとなる。
一般に携帯電話に装着されるカメラである場合、カメラモジュールにおける半導体基板の大きさは、0.3mm角程度であるから、直径20cmの一枚のウェハから3,500〜4,300個程度形成することが可能である。
マイクロレンズは、光電変換素子への集光効率を向上させるため、レンズ間ギャップを0に近づける必要がある。またマイクロレンズの表面を平滑とすることで、集光効率を向上させることができる。
特開2006−5211号公報 特開昭60−53073号公報 特開平6−112459号公報 特開2003−229550号公報 特開2000−269474号公報
マイクロレンズをエッチング転写法により形成する場合、レンズ表面が荒れてしまい、集光効率が落ちやすい問題がある。一方、マイクロレンズをフォトリソグラフィ法により形成する場合、マイクロレンズ表面は滑らかになるが、隣り合うマイクロレンズ間の隙間が埋まってしまい、集光効率が落ちやすい問題がある。
本発明は、マイクロレンズの表面の平滑性と、隣り合うマイクロレンズ間の隙間保持を両立したイメージセンサの提供を目的とする。
課題を解決するため、本発明の一態様のイメージセンサは、半導体基板に形成された光電変換素子上に、色分解フィルタとマイクロレンズとをこの順に積層したイメージセンサであって、上記マイクロレンズは、上記積層方向に沿って、色分解フィルタ側のマイクロレンズ下層と、そのマイクロレンズ下層の上に形成されたマイクロレンズ上層の2層構造となっており、上記マイクロレンズ下層は、柱状若しくは錐台状の形状であり、上記マイクロレンズ上層は、半球状の形状であることを特徴とする。
また、本発明の一態様のイメージセンサの製造方法は、半導体基板に形成された光電変換素子上に、色分解フィルタとマイクロレンズとをこの順に積層したイメージセンサの製造方法であって、上記マイクロレンズは、上記積層方向に沿って上下2層で形成され、上記マイクロレンズの下層であるマイクロレンズ下層をエッチング転写法で形成した後に、上記マイクロレンズの上層であるマイクロレンズ上層をフォトリソグラフィ法により形成することを特徴とする。
本発明の態様のイメージセンサによれば、マイクロレンズについて、レンズ間において、レンズ下部に谷間が形成されると共に、レンズ上部に平滑曲面が形成し易くなる。例えば、エッチング転写法でレンズ下部の谷間を形成し、フォトリソグラフィ法でレンズ上部の平滑曲面を形成する。
この結果、本発明の一態様によれば、マイクロレンズの表面の平滑性と、隣り合うマイクロレンズ間の隙間保持を両立したイメージセンサを提供することが出来る。
このため、本発明の態様によれば、高精細なマイクロレンズであっても、集光効率の向上を効果的に行うことが出来る。
本発明に基づく実施形態に係るイメージセンサの構造を模式的に説明する断面視の図である。 本発明に基づく実施形態に係るイメージセンサの製造工程を模式的に説明する断面視工程図の一部である。 本発明に基づく実施形態に係るイメージセンサの製造工程を模式的に説明する断面視工程図の一部である。 本発明に基づく実施形態に係るイメージセンサの製造工程を模式的に説明する断面視工程図の一部である。 本発明に基づく第2の実施形態に係るマイクロレンズの製造方法を工程順に示す模式的断面図である。また図5は、図6のa−a線での断面図である。 本発明に基づく第2の実施形態に係るマイクロレンズの平面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
ここで、図面は模式的なものであり、厚さと平面寸法との関係、各層の厚さの比率等は現実のものとは異なる。
また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造等が下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
本実施形態のイメージセンサは、図1の模式図に示すように、半導体基板3に、複数の光電変換素子(不図示)が配置されると共に、色分解用のカラーフィルタである色分解フィルタ2や集光用マイクロレンズ1が単位となる光電変換素子毎に形成されている。
ここで、本明細書では、半導体基板3、光電変換素子、色分解フィルタ2、マイクロレンズ1までをイメージセンサと指称する。
イメージセンサの光電変換素子にて得られる画像情報の電気信号は、電極(図示せず)を経由して貫通孔内に充填もしくは内壁を被覆して貫通孔電極4を形成する導電物質により半導体基板3の裏面に導かれ、パターン化された絶縁層と導電層によって、BGA方式による接続バンプ5にて外部回路との接続が図られる。
その他、レンズモジュールの側壁にフレア防止用で遮光性のある無電解めっき層を施しても良い。その材質は、ニッケル、クロム、コバルト、鉄、銅、金等から選択される金属の単一めっき層のほか、ニッケル−鉄、コバルト−鉄、銅−鉄等の組合せから選択される合金の無電解めっき層があげられる。そのほかに、銅等の金属を無電解めっきし、しかる後、その表面を化学処理や酸化処理して金属化合物とし、表面の光反射率の低い金属遮光層とすることも可能である。
本実施形態の各マイクロレンズ1は、図1に示すように、上記積層方向に沿って、色分解フィルタ側のマイクロレンズ下層1bと、そのマイクロレンズ下層1bの上に形成されたマイクロレンズ上層1aの2層構造となっている。マイクロレンズ下層1bの形状は、円柱、角柱その他の柱状若しくは円錐台、角錐台その他の錐台状の形状であり、マイクロレンズ上層1aの形状は、半球状の形状であることが好ましい。半球状の断面プロフィールは、例えば円や楕円などの一部からなる。
マイクロレンズ上層1aは、マイクロレンズ下層1bの屈折率と同じもしくはマイクロレンズ下層1bの屈折率よりも高い屈折率が高いことが好ましい。また、マイクロレンズ上層1aの屈折率が1.5以上1.7以下であることが好ましい。そのマイクロレンズ上層1aを構成する樹脂は、質量平均分子量が1,000以上20,000以下であることが好ましい。
またマイクロレンズ下層1bを構成する樹脂は、例えば、アクリル樹脂である。
本実施形態のマイクロレンズ1は、例えばマイクロレンズ下層1bがエッチング転写法で形成され、マイクロレンズ上層1aがフォトリソグラフィ法で形成されている。
次に、その製造方法について説明する。
<第1の実施形態>
本実施形態のイメージセンサの製造は、少なくとも次のa〜hの工程を備える。
a:半導体基板上に光電変換素子を形成する工程
b:光電変換素子の上に色分解フィルタを形成する工程
c:色分解フィルタ上にマイクロレンズ材料を全面塗布する工程
d:マイクロレンズ材料上に犠牲層を塗布する工程
e:犠牲層をフォトリソグラフィ法によりパターニングする工程
f:犠牲層とマイクロレンズ材料をエッチングして、マイクロレンズ下層1bを形成するエッチング転写工程
g:マイクロレンズ下層1b上に感光性レンズ材料を塗布する工程
h:感光性レンズ材料をフォトグラフィー法によりパターニングしてマイクロレンズ上層1aを形成する工程
ここで、マイクロレンズ上層1aは、グレイトーンマスクを使用したフォトリソグラフィ法により形成することが好ましい。
また、マイクロレンズ上層1aを形成する工程の後に、熱フローによりマイクロレンズ上層を流動させてマイクロレンズ下層1bの表面を覆う工程を有していても良い。
イメージセンサの製造工程の概略は以上であるが、本実施形態の特徴は、光電変換素子の上部に形成される色分解フィルタ2とマイクロレンズ1の製造方法に関する。したがって、以下この点について、後述の第1の実施例における、実施例1及び実施例2にて詳しく説明する。
(第1の実施形態の効果)
第1の実施形態では、次の効果を奏する。
(1)各マイクロレンズ1は上下2層で形成され、マイクロレンズ1の下層1bをエッチング転写法で形成した後に、マイクロレンズ1の上層1aをフォトリソグラフィ法により形成する。
これによって、例えば、マイクロレンズ下層1aを柱状若しくは錐台状の形状とし、マイクロレンズ上層1aを半球状の形状とすることができる。
この構成によれば、エッチング転写工程でレンズ下部の谷間を形成し、グレイトーンマスクを使用したフォトリソ工程でレンズ上部の平滑曲面を形成できる。この結果、マイクロレンズの表面の平滑性と、隣り合うマイクロレンズ間の隙間保持を両立したイメージセンサを提供することが出来る。
特に、レンズピッチ1.1ミクロン以下の高精細なマイクロレンズであっても集光効率向上に効果的である。
(2)マイクロレンズ上層は、グレイトーンマスクを使用したフォトリソグラフィ法により形成する。
この構成によれば、レンズの凸形状を露光法で制御して高精度で形成可能となる。
(3)マイクロレンズ上層1aを形成する工程の後に、熱フローによりマイクロレンズ上層1aを流動させてマイクロレンズ下層1bの表面を覆う工程を有しても良い。
この構成によれば、熱フローによりマイクロレンズ上層1aが流動化し、エッチング転写法で形成されたマイクロレンズ下層1bの荒れた表面を覆うため、マイクロレンズ表面全体が平滑な曲面となる効果がある。
(4)マイクロレンズ上層1aは、マイクロレンズ下層1bの屈折率と同じもしくはマイクロレンズ下層1bの屈折率よりも高い屈折率が高いことが好ましい。
この構成によれば、マイクロレンズ1の集光効率を更に向上させることが可能となる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態について図面を参照して説明する。
ここで、第2の実施形態におけるイメージセンサの基本構造は、第1の実施形態と同様な構造となっている。
次に、第2の実施形態のイメージセンサにおける、マイクロレンズの製造方法について図5を参照しつつ説明する。
先ず、図5(A)に示すように、半導体基板21上に平坦化層22を形成する。これによって、半導体基板21表面の凸凹を低減し平滑性を改善する。
次に、カラーレジストを用い、複数回のフォトリソグラフィプロセスによって、ベイヤー配列に基づく予め設定した所定の位置に色分解フィルタ23を平坦化層22の上に形成する。色分解フィルタ23は、緑色(G)、赤色(R)、青色(B)からなる原色系フィルタ、或いは黄色、シアン色、マゼンタ色からなる補色系フィルタとすることができる。色分解フィルタ23の平面視での縦横の寸法は、例えば1μm以上10μm以下の範囲内にあり、典型的には1.5μm以上2.5μm以下の範囲内にある。図2に色分解フィルタ23の配列の例を示す。
次に、図5(B)に示すように、色分解フィルタ23上にマイクロレンズの母材となる透明樹脂層24を形成する。この透明樹脂層24は、本例ではアクリル系樹脂をスピンコート法にて塗布し、ホットプレート上で熱硬化して形成する。ここで、本実施形態では転写法によりマイクロレンズを形成する。そのため、透明樹脂層24を厚く塗布して形成することができる。そのことから、透明樹脂層24は、色分解フィルタ23の表面の凹凸を吸収して表面が実質的に平坦に形成される。
ここで、透明樹脂層24の形成に採用可能な透明樹脂としては、アクリル樹脂、フッ素系アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、スチレン樹脂、フェノール樹脂あるいはこれらの共重合体などがある。その中でも特に、耐熱性の高いアクリル樹脂がより好ましい。上記したアクリル樹脂、スチレン樹脂などが一般的であり、その屈折率は、おおよそ1.5〜1.6の範囲である。また、上記の透明樹脂は、単独で用いても、或いは複数種類を混合して用いてもよい。
次に、図5(C)に示すように、透明樹脂層24上に、各画素に対応した状態で、レンズ母型25を形成する。すなわち、透明樹脂層24上に、熱フロー性を有しない感光性樹脂を用いてフォトリソグラフィ法にてパターニングして、各画素に対応した位置に断面台形状、つまり錐台状のレンズ母型25を形成する。
次に各レンズ母型25を加熱処理することで硬化させる。レンズ母型25は、熱フロー性を有しないため、パターニング後の形状を維持したままの形状となり、エッチングマスク層となる。透明樹脂層24には熱フロー性を有しない感光性樹脂を用いる。そのようにすることで、感光性樹脂パターンが溶融し、体積が膨張し隣接するレンズ同士が接触することを回避できる。その結果、隣り合うレンズ同士の境界部分で形状崩れの発生を防ぐことが可能となる。
ここで、レンズ母型25の形成に採用可能な熱フローしない感光性樹脂としては、ガラス転移温度が高く、100〜220℃の条件の熱処理によって硬化前に形状が崩れることがない熱可塑性の樹脂材料が好適である。このような熱フローしない感光性樹脂としては、質量平均分子量(Mw:ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)のスチレン換算による測定値)が10,000以上30,000以下のベース樹脂を含有していることが好ましい。より好ましくは、質量平均分子量が20,000以上30,000以下である。ベース樹脂の質量平均分子量が、10,000以上であることにより耐熱性、熱フロー耐性が向上する。また、ベース樹脂の質量平均分子量が、30,000以下にすることにより、現像時の溶解性が低下しないため、残渣の発生を抑えることができる。
次に、図5(D)に示すように、ドライエッチング装置により、転写処理を施しレンズ母型25のレンズ形状を透明樹脂層24に転写して、各画素に対応した位置にマイクロレンズ下層26を形成する。このようにすることで、上記レンズ母型のパターン形状を維持したまま上記透明樹脂層24に転写することができる。この転写処理を制御することで、隣り合うマイクロレンズ下層26は、そのレンズ端が接触し、マイクロレンズ間の境界に非レンズ領域が存在しない状態となり、且つマイクロレンズ間でV字形状を備えた凹部27が形成される。
転写のためのドライエッチングには、ECR、平行平板マグネトロン、DRM、ICP、あるいは2周波タイプのRIEなどのドライエッチングの手法、装置を適宜選択して使用することが出来る。
ドライエッチングに用いるガスは、酸化性又はエッチング性を有するガスであれば、特に制限する必要はない。一例として、フッ素、塩素、臭素などのハロゲン元素をその構成に有するガス、同様に酸素やイオウの元素をその構成に有するガスなどを用いることが出来るが、これらに限定されない。しかしながら、可燃性がなく、人体への影響の観点から、毒性の低いフロン系ガスを使用することが実用的に好ましい。
次に、図5(E)に示すように、マイクロレンズ下層26上にレジストパターン28を形成する。このレジストパターン28に用いる感光性樹脂は、マイクロレンズ下層26の屈折率と比べて、同じもしくは高い屈折率を有すると共に熱フロー性を有するものである。
次に、図5(F)に示すように、レジストパターン28をその熱軟化点より高い温度で加熱処理を行い、半球面のレンズ形状層28Aを形成する。このレンズ形状層28Aは、マイクロレンズ上層となる。このマイクロレンズ上層を形成することで、レンズの表面粗さ(Ra;算術平均粗さ)が50nm以下の滑らかなマイクロレンズ表面を得ることが可能となる。
これによって、本実施形態では、マイクロレンズ下層26と、レンズ形状層28Aからなるマイクロレンズ上層とによって、マイクロレンズ38が構成されることになる。
ここで、本実施形態のレジストパターン28の形成に採用可能な感光性樹脂材料について説明する。
適用する感光性樹脂材料は、まず、マイクロレンズ下層26の屈折率と比べて、同じもしくは高い屈折率を有する。感光性樹脂材料の屈折率は1.5以上1.7以下であることが好ましい。さらに好ましくは1.5以上1.6以下である。
感光性樹脂材料は、マイクロレンズ下層26と比べて、同じもしくは高い屈折率を備えていれば、屈折率が異なるマイクロレンズの形成が可能となる。そのため、入射した光をより大きく屈折させて、受光素子に入射するようにすることができるだけでなく、マイクロレンズの集光効果をより強め、延いては感度の向上を図ることができる。前述のように、上記マイクロレンズ下層26に用いる透明樹脂において、屈折率は1.5以上1.6以下が一般的である。よって屈折率が1.5未満であれば、入射した光を屈折させることができず、集光効果を高めることが出来ない。また、感光性樹脂の屈折率が1.7を超える材料は見つかっていないため、この屈折率が上限となる。
また、実施形態におけるレジストパターン28の形成に採用可能な感光性樹脂材料は熱フロー性を有する感光性樹脂である。
熱フロー性を有する感光性樹脂とは、加熱によって溶融し自身の表面張力によって曲面を形成することの出来る熱可塑性の樹脂材料である。このような熱フロー樹脂材料としては、アクリル樹脂やフェノール樹脂、ポリスチレン樹脂などを挙げることができる。特に、感光性を有し、アルカリ現像によってパターン形成を行うことの出来る樹脂が好ましい。また、質量平均分子量が1,000以上20,000以下、好ましくは1,500以上15,000以下、より好ましくは2,000以上10,000以下であるベース樹脂を含有していることが好ましい。質量平均分子量が1,000以上とすることによって容易に膜状に形成することができるとともに、パターン形状を良好にすることができる。20,000値以下にすることによって、適度なアルカリ溶解性が得られるので好ましい。
上記マイクロレンズ下層26と比べて、同じ、若しくは高い屈折率と熱フロー性を有する感光性樹脂には、必要に応じて他の添加剤を本発明が目的とする特性を損なわない程度に含有させてもよい。他の添加剤としては、基板との密着性向上のための密着助剤、塗布性向上のための界面活性剤、レベリング剤、分散剤が挙げられる。
以上のように、第2の実施形態においては、まず熱フロー性を有しない感光性樹脂をレンズ母型としてドライエッチング法によってマイクロレンズ下層を形成することにより、隣接する各レンズ面が互いに融着することなくレンズ間ギャップが小さい状態で配置される。
さらに、マイクロレンズ下層26上にマイクロレンズ下層26と同じもしくは高い屈折率を有すると共に熱フロー性を有する感光性材料を用いて、熱リフロー法にてマイクロレンズ上層28Aを形成することによって、マイクロレンズ表面荒れを抑制し、レンズ表面の光散乱が少なく、集光効率が向上したマイクロレンズを得ることが出来る。
この結果、本実施形態によれば、例えば2μm以下の画素の高精細であっても表面荒れが抑制され、又マイクロレンズ同士の融着が起こることがなく、隣接レンズ間ギャップが小さいマイクロレンズを提供可能となる。
<第1の実施例>
第1の実施例について説明する。
実施例1及び2を図2〜図4を参照して説明する。なお、図3(e)の処理は実施例2のみの処理工程である。
(実施例1)
実施例1では、マイクロレンズ下層1bを組成する透明樹脂は熱硬化型樹脂である。一方でマイクロレンズ上層1aを組成する透明樹脂は感光性樹脂であり、ポジ型の感光性樹脂を用いた例である。
本実施例では、レンズ1の凸形状を露光法で制御するため、グレイトーンマスクという特殊な露光用マスクを用いた。
半導体基板3に、光電変換素子や遮光膜、パッシベーション膜を形成し、最上層に、熱硬化タイプのアクリル樹脂塗布液を用いてスピンコートにて平坦化層を形成した。半導体基板3の寸法は、厚さ0.75mm、直径20cmとした。
次いで、平坦化膜の上に、色分解フィルタ2を、グリーン、ブルー、レッドの3色にて3回のフォトリソグラフィの手法で、それぞれ形成した(図2(a)を参照のこと。但し、光電変換膜と平坦化層は図示せず)。
グリーンレジストは、色材としてC.I.ピグメントイエロー139、C.I.ピグメントグリーン36、C.I.ピグメントブルー15:6を用い、さらにシクロヘキサノン、PGMEAなどの有機溶剤、ポリマーワニス、モノマー、開始剤を添加した構成のカラーレジストを用いた。
ブルーレジストは、色材としてC.I.ピグメントブルー15:6、C.I.ピグメントバイオレット23を用い、さらにシクロヘキサノン、PGMAなどの有機溶剤、ポリマーワニス、モノマー、開始剤を添加した構成のカラーレジストを用いた。
レッドレジストの色材は、C.I.ピグメントレッド117、C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメントイエロー139とした。色材以外の組成は、グリーンレジストと同様とした。
着色画素の配列は、一画素おきにG(緑)フィルタが設けられ、Gフィルタの間に一行おきにR(赤)フィルタとB(青)フィルタが設けられた、いわゆるベイヤー配列とした。
つぎに、各色分解フィルタ2上に、ベンゼン環を樹脂骨格に導入したアクリル樹脂の塗布液を塗布して、1μmの膜厚の透明樹脂層11を形成し、180℃で3分間加熱して、硬膜化処理を行った(図2(b))。
更に、アルカリ可溶性、感光性、熱リフロー性を有するスチレン樹脂を塗布して感光性樹脂層12を形成した(図2(c))。
その後、感光性樹脂層12を、グレイトーンマスク50を使用する定法のフォトリソグラフィのプロセスによりパターン形成する。
その後、200℃で熱処理して熱リフローし、片側0.1μmのほぼ適正なフロー量で、レンズ母型12aを形成した(図2(d))。レンズ母型12aは、レンズ母型12a間のギャップ0.3μmのスムースな円柱状であった。
次に、フロン系ガスであるCFとCの混合系ガスを用いてドライエッチングを施し、レンズ母型12aのパターンをアクリル樹脂からなる透明樹脂層11に転写し、レンズ間ギャップ0.035μmのマイクロレンズ下層11aを形成した(図3(a))。このマイクロレンズ下層11aの高さは、レンズ母型12aの高さより低く、約0.25μmであった。なお、ドライエッチング時間は5分とした。
続いて、マイクロレンズ下層11aの上に、アルカリ可溶性、感光性、熱リフロー性を有するスチレン樹脂を塗布して感光性樹脂層13を形成した(図3(b))。
その後、感光性樹脂層13を、グレイトーンマスク51を使用する定法のフォトリソグラフィのプロセスによりパターン化しマイクロレンズ上層13aを形成した(図3(c)(d))。なお、マイクロレンズ上層13aは、レンズ高さ0.3μmのスムースな半球状レンズであった。
グレイトーンマスク51は、作成したいレンズ要素の薄膜の部分に対応する部分については光透過率を高くした遮光膜を、石英基板上に形成したものである。遮光膜に濃淡のグラデュエーション(階調)が付いたマスクということができる。この階調の濃淡は、露光に用いる光では解像しない小さな径のドットの単位面積当たりの個数(粗密)の部分的な差によって達成される。
このようにして半導体基板3上に多面付けされたイメージセンサが完成した(図3(d))。
次に、上記の半導体基板3の裏面にフォトレジストを塗布し、定法のフォトリソグラフィ法により貫通孔が形成されるべき部位に開口部を形成した。
次いで、フォトレジスト膜をマスクとして反応性イオンエッチングを行い、半導体基板3を所定の深さまでエッチングして貫通孔を形成した(図4(a))。
次に、半導体基板3と後に形成する配線層とを絶縁するために、CVD法により貫通孔の内壁、底部及び裏面全体にSiO絶縁膜を形成した。ここで、絶縁膜は、その膜厚が貫通孔の底部(アルミニウムなど導電性の高い金属からなるパッドである)上の方が半導体基板3の裏面上より薄くなるように形成した。こうした上で、反応性イオンエッチングを再度行い、貫通孔底部の絶縁膜を除去した。引き続き、スパッタ法により、導電膜を形成し、貫通孔の埋設及びウェハ裏面の貫通孔電極4を形成する配線層を形成した(図4(a))。
次に、定法のフォトリソグラフィ法により、配線層の一部で外部と接続させる部分を露出させた。当該露出部位に、スクリーン印刷によりはんだペーストを塗布し、はんだボールを搭載した。リフロー処理を施し、残留フラックスを除去すると、外部接続バンプ5を有するイメージセンサ基板が得られた。
最後に、450メッシュのレジンブレードを用いたダイシング装置により、マトリックス状に多面付けされたイメージセンサの中間部を断裁線として、表面より断裁溝を入れた(図4(b))。その後、個々のイメージセンサに分離し(図4(c))、図4(d)の状態とした完成品を得た。
(実施例2)
実施例2は、マイクロレンズ下層1bを組成する透明樹脂は熱硬化型樹脂である。一方でマイクロレンズ上層1aを組成する透明樹脂は感光性樹脂であり、ポジ型の感光性樹脂を用いた例である。本実施例では、レンズの凸形状を露光法で制御するため、グレイトーンマスクという特殊な露光用マスクを使用する。
厚さ0.75mm、直径20cmの半導体基板3に、光電変換素子や遮光膜、パッシベーション膜を形成し、最上層に、熱硬化タイプのアクリル樹脂塗布液を用いてスピンコートにて平坦化層を形成した。次いで、平坦化膜の上に、色分解フィルタ2を、グリーン、ブルー、レッドの3色にて3回のフォトリソグラフィの手法で、それぞれ形成した(図2(a)を参照のこと。但し、光電変換膜と平坦化層は図示せず。)。
グリーンレジストは、色材としてC.I.ピグメントイエロー139、C.I.ピグメントグリーン36、C.I.ピグメントブルー15:6を用い、さらにシクロヘキサノン、PGMEAなどの有機溶剤、ポリマーワニス、モノマー、開始剤を添加した構成のカラーレジストを用いた。
ブルーレジストは、色材としてC.I.ピグメントブルー15:6、C.I.ピグメントバイオレット23を用い、さらにシクロヘキサノン、PGMAなどの有機溶剤、ポリマーワニス、モノマー、開始剤を添加した構成のカラーレジストを用いた。
レッドレジストの色材は、C.I.ピグメントレッド117、C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメントイエロー139とした。色材以外の組成は、グリーンレジストと同様とした。
着色画素の配列は、一画素おきにG(緑)フィルタが設けられ、Gフィルタの間に一行おきにR(赤)フィルタとB(青)フィルタが設けられた、いわゆるベイヤー配列とした。
つぎに、各色分解フィルタ2上に、ベンゼン環を樹脂骨格に導入したアクリル樹脂の塗布液を塗布して、1μmの膜厚の透明樹脂層11を形成し、180℃で3分間加熱して、硬膜化処理を行った(図2(b))。
更に、アルカリ可溶性、感光性、熱リフロー性を有するスチレン樹脂を塗布して感光性樹脂層12を形成した(図2(c))。
その後、感光性樹脂層12を、グレイトーンマスク50を使用する定法のフォトリソグラフィのプロセスによりパターン化した後、200℃で熱処理して熱リフローし、片側0.1μmのほぼ適正なフロー量で、レンズ母型12aを形成した(図2(d))。レンズ母型12aは、レンズ母型12a間のギャップ0.3μmの平滑な円柱状であった。
次に、フロン系ガスであるCFとCの混合系ガスを用いてドライエッチングを施し、レンズ母型12aのパターンをアクリル樹脂からなる透明樹脂層11に転写し、レンズ間ギャップ0.035μmのマイクロレンズ下層11aを形成した(図3(a))。このマイクロレンズ下層11aの高さは、レンズ母型12aの高さより低く、約0.25μmであった。なお、ドライエッチング時間は5分とした。
続いて、マイクロレンズ下層11aの上に、アルカリ可溶性、感光性、熱リフロー性を有するスチレン樹脂を塗布して感光性樹脂層13を形成した(図3(b))。
その後、感光性樹脂層13を、グレイトーンマスク51を使用する定法のフォトリソグラフィのプロセスによりパターン化した後(図3(c)(d))、200℃で熱処理して熱リフローし(図3(e))、片側0.1μmのほぼ適正なフロー量で、マイクロレンズ上層13aを形成した。なお、マイクロレンズ上層13aは、レンズ高さ0.3μmのスムースな半球状レンズであった。
マイクロレンズ上層13aを熱リフローすることで、自己凝集により、マイクロレンズ上層13aとマイクロレンズ下層11aのxy中心位置を合わせることができた。
さらに、熱リフローされたマイクロレンズ上層13aがマイクロレンズ下層11aの表面の一部を覆うことで、マイクロレンズ下層11aの表面を平滑にすることができた。
グレイトーンマスク51は、作成したいレンズ要素の薄膜の部分に対応する部分については光透過率を高くした遮光膜を、石英基板上に形成したものである。遮光膜に濃淡のグラデェーション(階調)が付いたマスクということができる。この階調の濃淡は、露光に用いる光では解像しない小さな径のドットの単位面積当たりの個数(粗密)の部分的な差によって達成される。
このようにして半導体基板3上に多面付けされたイメージセンサが完成した。
次に、上記の半導体基板3の裏面にフォトレジストを塗布し、定法のフォトリソグラフィ法により貫通孔が形成されるべき部位に開口部を形成した。次いで、フォトレジスト膜をマスクとして反応性イオンエッチングを行い、半導体基板3を所定の深さまでエッチングして貫通孔を形成した(図4(a))。
次に、半導体基板3と後に形成する配線層とを絶縁するために、CVD法により貫通孔の内壁、底部及び裏面全体にSiO絶縁膜を形成した。ここで、絶縁膜は、その膜厚が貫通孔の底部(アルミニウムなど導電性の高い金属からなるパッドである)上の方が半導体基板3の裏面上より薄くなるように形成した。こうした上で、反応性イオンエッチングを再度行い貫通孔底部の絶縁膜を除去した。引き続き、スパッタ法により、導電膜を形成し、貫通孔の埋設及びウェハ裏面の貫通孔電極4を形成する配線層を形成した(図4(a))。
次に、定法のフォトリソグラフィ法により、配線層の一部で外部と接続させる部分を露出させた。当該露出部位に、スクリーン印刷によりはんだペーストを塗布し、はんだボールを搭載した。リフロー処理を施し、残留フラックスを除去すると、外部接続バンプ5を有するイメージセンサ基板が得られた。
最後に、450メッシュのレジンブレードを用いたダイシング装置により、マトリックス状に多面付けされたイメージセンサの中間部を断裁線として、表面より断裁溝を入れた(図4(b))。その後、個々のイメージセンサに分離し(図4(c))、図4(d)の状態とした完成品を得た。
<第2の実施例>
以下に、本発明によるイメージセンサにおけるマイクロレンズの製造方法についての第2の実施例を説明する。
(実施例1)
図5に示すように、半導体基板21上に平坦化層22、色分解フィルタ23と透明樹脂層24およびマイクロレンズ38が形成されたものである。図5は、図6におけるa−a線での断面図である。
色分解フィルタ23のR(赤)、G(緑)、B(青)の形成には、それぞれ赤色用顔料:C.I.Pigment Red 254(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製「イルガーフォーレッド B−CF」)およびC.I.Pigment Red 177(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製「クロモフタールレッド A2B」)、緑色用顔料:C.I.Pigment Green 36(東洋インキ社製「リオノールグリーン 6YK」)およびC.I.Pigment Yellow 150(バイエル社製「ファンチョンファーストイエロー Y−5688」)、青色用顔料:C.I.Pigment Blue 15(東洋インキ社製「リオノールブルーES」)C.I.Pigment Violet 23(BASF社製「パリオゲンバイオレット 5890」)を、アクリル系樹脂、シクロヘキサノン溶剤とともに調製したアクリル系の感光性着色レジストを用いた。色材の添加量は、それぞれレジスト中の固形分比にて約50%とした。
図5(A)に示すように、まず、半導体基板21上にスピンコート法によって熱硬化型のアクリル樹脂溶液を塗布し、次いでホットプレート上で200℃、5分の熱処理を施し、0.1μmの厚さの平坦化層22を形成した。
平坦化層22上にスピンコート法により、アクリル系の感光性緑色着色レジストを塗布した後、ホットプート上で80℃、1分のプリベーク処理を行った。
次に、i線ステッパー(ニコン社製 i12)を使用してパターン露光した後、有機アルカリ現像液(TMAH濃度0.05%)で1分間の現像処理を行い、さらに十分に純水でリンスし、水切り乾燥を行った。その後、220℃、6分間のポストベークを行い、G(緑)画素パターンを形成した。R(赤)画素、B(青)画素についてもG(緑)画素と同様にフォトリソグラフィ法を用いてベイヤー配列にもとづく所定の位置に形成し、画素サイズが2.0μmの色分解フィルタ23を得た。R(赤)、G(緑)、B(青)のパターンを測定したところ、膜厚は各々1.0μmであった。
次に、図5(B)に示すように、色分解フィルタ23のR(赤)、G(緑)、B(青)の上に、マイクロレンズ下層26の母材となるアクリル系樹脂(屈折率:1.50)を塗布乾燥し、厚さ0.7μmの透明樹脂層24を形成した。
次に、図5(C)に示すように、透明樹脂層24上に質量平均分子量30,000のベース樹脂を含有するポジ型フォトレジストをスピンコートにて塗布、露光、現像し、ホットプレートを用いて160℃、5分間加熱した後、さらに220℃、5分間の条件で焼成し、膜厚1.0μmのレンズ母型25を形成した。
次に、図5(D)に示すように、ドライエッチング装置にて、フロン系ガスであるCFとCの混合ガスを用い、基板温度を常温、圧力5Pa、RFパワー500W、バイアス50Wにてエッチング処理を行った。レンズ母型25をマスクとしてエッチング処理し、画素サイズが2.0μmのマイクロレンズ下層26を形成した。その後、230℃で20分加熱を処理した。処理後のマイクロレンズ下層26の高さは、0.4μmであった。
次に、図5(E)に示すように、マイクロレンズ下層26上に屈折率1.67、質量平均分子量2,000のベース樹脂を含有するポジ型フォトレジストをスピンコートにて塗布、露光、現像し、露光装置を用いて300mJ/cmの条件でブリーチングを行い、その後、レジストパターン28を形成した。
次に、図1Fに示すように、レジストパターン28をホットプレートにて130℃で5分間の加熱処理を行い、表面張力により半球面レンズ形状層を形成させた。さらに、200℃で5分間加熱硬化させた結果、マイクロレンズ上層となるレンズ形状層28Aが得られた。レンズ形状層28Aは、画素サイズ1.5μmであった。レンズ形状層28Aの高さは、0.2μmであった。
これによって、マイクロレンズ下層26及びレンズ形状層28Aからなるマイクロレンズ38を形成した。
(実施例2)
実施例1におけるマイクロレンズ上層に用いたポジ型フォトレジストのベース樹脂の屈折率を1.55に変更した点以外は、実施例1と同様にしてマイクロレンズを形成した。
(実施例3)
実施例1におけるマイクロレンズ上層に用いたポジ型フォトレジストのベース樹脂の質量平均分子量を10,000に変更した点以外は、実施例1と同様にしてマイクロレンズを形成した。
(実施例4)
実施例1におけるマイクロレンズ上層に用いたポジ型フォトレジストのベース樹脂の質量平均分子量が18,000に変更した点以外は、実施例1と同様にしてマイクロレンズを形成した。
(実施例5)
実施例1における透明樹脂層に用いた材料が屈折率1.45であるフッ素系アクリル樹脂に変更した点以外は、実施例1と同様にしてマイクロレンズを形成した。
(比較例1)
実施例1におけるマイクロレンズ上層の高さを0.6μmとし、マイクロレンズ下層を形成する工程(いわゆる熱リフロー法)を省略した点以外は、実施例1と同様にしてマイクロレンズを形成した。
(比較例2)
実施例1におけるマイクロレンズ下層の高さを0.6μmとし、マイクロレンズ上層を形成する工程(いわゆる転写法)を省略した点以外は、実施例1と同様にしてマイクロレンズを形成した。
(比較例3)
実施例1におけるマイクロレンズ上層に用いたポジ型フォトレジストのベース樹脂の屈折率が1.40に変更した点以外は、実施例1と同様にしてマイクロレンズを形成した。
(比較例4)
実施例1におけるマイクロレンズ上層に用いたポジ型フォトレジストのベース樹脂の質量平均分子量が900に変更した点以外は、実施例1と同様にしてマイクロレンズを形成した。
(比較例5)
実施例1におけるマイクロレンズ上層に用いたポジ型フォトレジストのベース樹脂の質量平均分子量が40,000に変更した点以外は、実施例1と同様にしてマイクロレンズを形成した。
ここで、形成されたマイクロレンズの形状観察、寸法測定、及びレンズ高さ、表面粗さの測定方法および感度評価は、以下の通りである。
〔形成されたマイクロレンズ形状と寸法測定〕
形成されたマイクロレンズ形状については測長SEM(KLA−Tencor社製eCD2−XP)で観察評価した。マイクロレンズの形状が半球面となったものを「○」、半球面とならなかったものを「×」として評価した。また隣接するレンズ間の辺同士のギャップについて測定した。ただし、装置測定限界は0.035μmであった。
〔マイクロレンズ高さと表面粗さの測定〕
マイクロレンズ高さと表面粗さはAFM(原子間力顕微鏡、東陽テクニカ社製(i-n ano))にて測定した。マイクロレンズの高さはマイクロレンズ下層とマイクロレンズ上層を含めたものとした。
〔感度評価〕
上記の方法で形成したマイクロレンズを備えた固体撮像素子の感度を測定した。比較例1に示された熱リフローによるものと感度比較を行った。評価結果を表1に示す。
Figure 0006816717
表1から明らかなように、実施例1〜5では、隣接レンズ間ギャップが小さく、表面が滑らかな半球面上のマイクロレンズが得られた。結果、従来の熱リフロー法と比較して集光感度の向上が可能となった。
比較例2〜3においては、所望の集光感度の向上が得られなかった。また比較例4においては、マイクロレンズ形状が形成出来ず、比較例5においては半球状のマイクロレンズ形状が得られなかった。
ここで、実施例1において、熱リフロー性を有する感光性樹脂の屈折率を1.5、及び1.7として行った場合も、実施例1と同様な評価を得ることが出来たことを確認している。また、実施例1において、熱リフロー性を有する感光性樹脂の質量平均分子量を1,000として行った場合も実施例1と同様な評価を得ることが出来たことを確認している。
以上、本願が優先権を主張する、日本国特許出願2015−105636号(2015年5月25日出願)および日本国特許出願2015−119290号(2015年6月12日出願)の全内容は、参照により本開示の一部をなす。
ここでは、限られた数の実施形態を参照しながら説明したが、権利範囲はそれらに限定されるものではなく、上記の開示に基づく各実施形態の改変は当業者にとって自明なことである。すなわち、本発明は、以上に記載した各実施形態に限定されうるものではない。当業者の知識に基づいて各実施形態に設計の変更等を加えることが可能であり、そのような変更等を加えた態様も本発明の範囲に含まれる。
1 マイクロレンズ
1a マイクロレンズ上層
1b マイクロレンズ下層
2 色分解フィルタ
3 半導体基板
4 貫通孔電極
5 接続バンプ
11 透明樹脂層
11a マイクロレンズ下層
12 感光性樹脂層
12a レンズ母型
13 感光性樹脂層
13a マイクロレンズ上層
21 半導体基板
22 平坦化層
23 色分解フィルタ
24 透明樹脂層
25 レンズ母型
26 マイクロレンズ下層
27 凹部
28 レジストパターン
28A レンズ形状層(マイクロレンズ上層)
38 マイクロレンズ

Claims (12)

  1. 半導体基板に形成された光電変換素子上に、色分解フィルタとマイクロレンズとをこの順に積層したイメージセンサであって、
    上記マイクロレンズは、上記積層方向に沿って、色分解フィルタ側のマイクロレンズ下層と、そのマイクロレンズ下層の上に形成されたマイクロレンズ上層の2層構造となっており、
    上記マイクロレンズ下層は、柱状若しくは錐台状の形状であり、上記マイクロレンズ上層は、半球状の形状であり、
    上記マイクロレンズ上層を構成する樹脂は、熱リフロー性を有する感光性樹脂であり、
    上記マイクロレンズ下層を構成する樹脂は、フッ素系アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、スチレン樹脂、フェノール樹脂あるいはこれらの共重合体であり、且つ、熱リフロー性を有しない感光性樹脂であり、
    隣り合う上記マイクロレンズ下層間に位置する凹部の形状は、V字形状であり、
    上記マイクロレンズ上層は、上記マイクロレンズ下層の屈折率と同じもしくは上記マイクロレンズ下層の屈折率よりも高い屈折率を有し、
    上記マイクロレンズ上層の屈折率は、1.5以上1.7以下であることを特徴とするイメージセンサ。
  2. 上記マイクロレンズ上層を構成する樹脂は、質量平均分子量が1,000以上20,000以下であることを特徴とする請求項1に記載したイメージセンサ。
  3. 上記マイクロレンズ上層を構成する樹脂は、アクリル樹脂、フェノール樹脂あるいはポリスチレン樹脂であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載したイメージセンサ。
  4. 半導体基板に形成された光電変換素子上に、色分解フィルタとマイクロレンズとをこの順に積層したイメージセンサの製造方法であって、
    上記マイクロレンズは、上記積層方向に沿って上下2層で形成され、上記マイクロレンズの下層であるマイクロレンズ下層をエッチング転写法で形成した後に、上記マイクロレンズの上層であるマイクロレンズ上層をフォトリソグラフィ法により形成し、
    上記マイクロレンズ下層を構成する樹脂は、フッ素系アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、スチレン樹脂、フェノール樹脂あるいはこれらの共重合体であり、且つ、熱リフロー性を有しない感光性樹脂であり、
    隣り合う上記マイクロレンズ下層間に位置する凹部の形状は、V字形状であり、
    上記マイクロレンズ上層は、上記マイクロレンズ下層の屈折率と同じもしくは上記マイクロレンズ下層の屈折率よりも高い屈折率を有し、
    上記マイクロレンズ上層の屈折率は、1.5以上1.7以下であることを特徴とするイメージセンサの製造方法。
  5. 上記マイクロレンズの形成は、
    上記色分解フィルタ上にマイクロレンズ材料を塗布する工程と、
    上記マイクロレンズ材料上に犠牲層を塗布する工程と、
    上記犠牲層をフォトリソグラフィ法によりパターニングする工程と、
    上記犠牲層とマイクロレンズ材料をエッチングして、上記マイクロレンズ下層を形成するエッチング転写工程と、
    上記マイクロレンズ下層上に感光性レンズ材料を塗布する工程と、
    上記感光性レンズ材料をフォトグラフィー法によりパターニングして上記マイクロレンズ上層を形成する工程と、
    を有することを特徴とする請求項に記載したイメージセンサの製造方法。
  6. 上記マイクロレンズ上層を形成する工程の後に、熱フローにより上記マイクロレンズ上層を流動させてマイクロレンズ下層の表面を覆う工程を有することを特徴とする請求項に記載したイメージセンサの製造方法。
  7. 上記感光性レンズ材料をフォトグラフィー法によりパターニングして上記マイクロレンズ上層を形成する工程では、上記マイクロレンズ下層の上面の一部が露出するように、上記感光性レンズ材料をパターニングすることを特徴とする請求項に記載したイメージセンサの製造方法。
  8. 上記マイクロレンズ上層は、グレイトーンマスクを使用したフォトリソグラフィ法により形成することを特徴とする請求項〜請求項のいずれか1項に記載のイメージセンサの製造方法。
  9. 上記マイクロレンズの形成は、
    上記色分解フィルタ上に透明樹脂層を形成する工程と、
    上記透明樹脂層上に、熱リフロー性を有しない感光性樹脂を用いてレンズ母型を形成する工程と、
    上記レンズ母型に熱処理を施すことにより、上記レンズ母型を熱硬化させる工程と、
    上記熱硬化させたレンズ母型をドライエッチング法により透明樹脂層に転写して、マイクロレンズ下層を形成する工程と、
    上記マイクロレンズ下層の屈折率と同じもしくは上記マイクロレンズ下層の屈折率よりも高い屈折率を有すると共に熱リフロー性を有する感光性樹脂を用いて、上記マイクロレンズ下層上にレジストパターンを形成する工程と、
    上記レジストパターンに熱リフローを施すことにより、上記レジストパターンを変形させてマイクロレンズ上層を上記マイクロレンズ下層上に形成する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項に記載したイメージセンサの製造方法。
  10. 上記マイクロレンズ下層上にレジストパターンを形成する工程では、上記マイクロレンズ下層の上面の一部が露出するように、上記レジストパターンを形成することを特徴とする請求項に記載したイメージセンサの製造方法。
  11. 上記熱リフロー性を有する感光性樹脂の質量平均分子量が1,000以上20,000以下であることを特徴とする請求項9または請求項10に記載したイメージセンサの製造方法。
  12. 上記マイクロレンズ上層を構成する樹脂は、アクリル樹脂、フェノール樹脂あるいはポリスチレン樹脂であることを特徴とする請求項〜請求項1のいずれか1項に記載したイメージセンサの製造方法。
JP2017520683A 2015-05-25 2016-05-20 イメージセンサおよびその製造方法 Active JP6816717B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015105636 2015-05-25
JP2015105636 2015-05-25
JP2015119290 2015-06-12
JP2015119290 2015-06-12
PCT/JP2016/065036 WO2016190246A1 (ja) 2015-05-25 2016-05-20 イメージセンサおよびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016190246A1 JPWO2016190246A1 (ja) 2018-03-15
JP6816717B2 true JP6816717B2 (ja) 2021-01-20

Family

ID=57392844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017520683A Active JP6816717B2 (ja) 2015-05-25 2016-05-20 イメージセンサおよびその製造方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6816717B2 (ja)
TW (1) TW201703243A (ja)
WO (1) WO2016190246A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6911353B2 (ja) * 2016-12-28 2021-07-28 凸版印刷株式会社 固体撮像素子の製造方法
US20220302182A1 (en) * 2021-03-18 2022-09-22 Visera Technologies Company Limited Optical devices

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08288482A (ja) * 1995-04-14 1996-11-01 Matsushita Electron Corp 固体撮像装置及びその製造方法
JP2000307090A (ja) * 1999-04-16 2000-11-02 Toppan Printing Co Ltd 固体撮像素子用マイクロレンズアレイ及びそれを用いた固体撮像素子並びにそれらの製造方法
JP2001085651A (ja) * 1999-09-17 2001-03-30 Toshiba Corp 固体撮像素子及びその製造方法
US6979588B2 (en) * 2003-01-29 2005-12-27 Hynix Semiconductor Inc. Method for manufacturing CMOS image sensor having microlens therein with high photosensitivity
JP2006165162A (ja) * 2004-12-06 2006-06-22 Nikon Corp 固体撮像素子
JP4510613B2 (ja) * 2004-12-28 2010-07-28 パナソニック株式会社 固体撮像装置の製造方法
JP2009059959A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd 固体撮像装置のマイクロレンズ形成方法
JP2012099639A (ja) * 2010-11-02 2012-05-24 Toppan Printing Co Ltd イメージセンサ及びイメージセンサの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2016190246A1 (ja) 2018-03-15
WO2016190246A1 (ja) 2016-12-01
TW201703243A (zh) 2017-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI278991B (en) Solid image-pickup device and method of manufacturing the same
JP4830306B2 (ja) 固体撮像素子の製造方法
TWI734716B (zh) 固態攝影元件及其製造方法
KR960016178B1 (ko) 고체촬상장치 및 그 제조방법
KR100835439B1 (ko) 이미지 센서 및 그의 제조방법
US20080135897A1 (en) method and system for image sensor and lens on a silicon back plane wafer
JP6816717B2 (ja) イメージセンサおよびその製造方法
JP2009198547A (ja) 固体撮像素子用マイクロレンズの製造方法及び固体撮像素子用マイクロレンズ
JP5564751B2 (ja) イメージセンサーの製造方法
WO2018193986A1 (ja) 固体撮像素子及びその製造方法
JP2007067384A (ja) 固体撮像装置
JP4725106B2 (ja) 固体撮像素子の製造方法
JP2012099639A (ja) イメージセンサ及びイメージセンサの製造方法
JP2009152315A (ja) イメージセンサーおよびその製造方法
JP2016219703A (ja) 固体撮像素子及び固体撮像素子の製造方法
JP2018078264A (ja) イメージセンサおよびその製造方法
JP4483294B2 (ja) 固体撮像素子及びその製造方法
JP4935118B2 (ja) 撮像素子の製造方法及び撮像素子
JP2017112180A (ja) 固体撮像素子用マイクロレンズの製造方法
JP2006190904A (ja) 固体撮像素子
JP6763187B2 (ja) イメージセンサの製造方法
KR100835525B1 (ko) 이미지 센서 및 그 제조방법
TW511150B (en) Method of manufacturing phase grating image sensor
JP2011165791A (ja) 固体撮像素子およびその製造方法
JP2016225338A (ja) 固体撮像素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200428

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200626

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6816717

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250