JP6763187B2 - イメージセンサの製造方法 - Google Patents
イメージセンサの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6763187B2 JP6763187B2 JP2016080665A JP2016080665A JP6763187B2 JP 6763187 B2 JP6763187 B2 JP 6763187B2 JP 2016080665 A JP2016080665 A JP 2016080665A JP 2016080665 A JP2016080665 A JP 2016080665A JP 6763187 B2 JP6763187 B2 JP 6763187B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microlenses
- microlens
- forming step
- photoelectric conversion
- image sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Description
光電変換素子から得られる画像情報の電気信号は、シリコンウエハに形成される貫通孔内に充填もしくはその内壁を被覆する導電物質によりシリコンウエハの裏面に導かれ、パターン化された絶縁層と導電層とによって、ボールグリッドアレイ(BGA)方式による接続端子にて接続された外部回路基板に出力される。
一般に携帯電話に装着されるカメラの場合、カメラモジュールにおけるシリコンウエハの大きさは、0.3mm角程度であるから、直径20cmの一枚のウエハから3,500〜4,300個程度形成することが可能である。
またレンズ間ギャップを設けた場合、レンズ間ギャップから入射光が入り込み、画素間のクロストークが増加する問題がある。
また、グレイトーンマスクを用いてマイクロレンズ形成することにより、マイクロレンズの形状自由度を向上する開発が行われている(特許文献1〜3)。
[イメージセンサ]
図1を参照して、本発明の第1実施形態に係るイメージセンサ1の構成について説明する。図1に示すように、イメージセンサ1は、シリコンウエハ2と、複数の光電変換素子3と、カラーフィルタ4と、複数のマイクロレンズ5と、導電物質6と、接続バンプ7とを備える。
複数の光電変換素子3は、マイクロレンズ5を経由して入射する光を電化に変換する。複数の光電変換素子3は、シリコンウエハ2上に、図1の紙面に対する左右方向及び前後方向に並んだ、マトリクス状に等間隔に離間して配列される。
接続バンプ7は、BGA方式の電極であり、シリコンウエハの下面(図1の紙面に対する下側の面)となる裏面に導かれた導電物質6に接続される。接続バンプ7は、画像情報である、導電物質6を介して得られる光電変換素子3からの出力信号を、接続される外部回路へと出力する。
次に、本発明の第1実施形態に係るイメージセンサ1の製造方法について説明する。まず、シリコンウエハ2に、光電変換素子3や遮光膜(不図示)、パッシベーション膜(不図示)を形成し、最上層に、熱硬化タイプのアクリル樹脂塗布液を用いてスピンコートにて平坦化層を形成する(素子形成工程)。
その後、図3(C)に示すように、感光性マイクロレンズ材8を、グレイトーンマスク9を使用する紫外i線によるフォトリソグラフィのプロセスにより、第1マイクロレンズ5aのみをパターン化する。グレイトーンマスク9は、第1マイクロレンズ5aのレンズ要素の薄膜の部分に対応する部分については光透過率を高くした遮光膜を、石英基板上に形成したものであり、遮光膜に濃淡のグラデュエーション(階調)が付いたマスクである。この諧調の濃淡は、露光に用いる光では解像しない小さな径のドットの単位面積当たりの個数の部分的な差(粗密)によって達成される。第1実施形態では、特殊な露光用マスクであるグレイトーンマスク9を用いることで、マイクロレンズ5間のギャップ形状を露光法で制御することができる。
さらに、図4(A)に示すように、シリコンウエハ2、カラーフィルタ4及び第1マイクロレンズ5a上に、アルカリ可溶性、感光性及び熱リフロー性を有するスチレン樹脂を塗布することで、感光性マイクロレンズ材8を形成する。感光性マイクロレンズ材8は、図3(B)で説明したものと同じ光性透明樹脂である。
次いで、図4(C)に示すように、TMAH 3%現像液にて現像を行い、第2マイクロレンズ5bを形成する。なお、上述の図4(A)〜図4(C)で示す工程を、第2マイクロレンズ形成工程という。
その後、シリコンウエハ2の裏面にフォトレジストを塗布し、定法のフォトリソグラフィ法により貫通孔2aが形成されるべき部位に開口部を形成する。開口部を形成した後、フォトレジスト膜をマスクとして反応性イオンエッチングを行うことで、シリコンウエハ2を所定の深さまでエッチングし、貫通孔2aを形成する。
その後、図5(C)に示すように、レジンブレードを用いたダイシング装置により、マトリックス状に多面付けされたイメージセンサ1の中間部を断裁線として、表面より断裁溝を入れる。そして、図5(D)に示すように、断裁溝で個々のイメージセンサ1に分離することで、イメージセンサ1が製造される。
次に、図6及び図7を参照して、本発明の第2実施形態に係るイメージセンサ1の製造方法について説明する。第2実施形態におけるイメージセンサ1は、第1実施形態と同様なものであり、その製造方法に違いがあるため、イメージセンサ1の構成についての説明については省略する。
まず、第1実施形態と同様に、シリコンウエハ2に、光電変換素子3や遮光膜、パッシベーション膜を形成し、最上層に、熱硬化タイプのアクリル樹脂塗布液を用いてスピンコートにて平坦化層を形成する(素子形成工程)。
次いで、図6(A)に示すように、平坦化膜が形成されたシリコンウエハ2の上に、カラーフィルタ4を、赤色、緑色及び青色の3色にて3回のフォトリソグラフィの手法で、それぞれ形成する(フィルタ形成工程)。カラーフィルタ4の形成方法については、第1実施形態において図3(A)を用いて説明した方法と同様である。
その後、図6(C)に示すように、感光性マイクロレンズ材8を、グレイトーンマスク9を使用する紫外i線によるフォトリソグラフィのプロセスにより、第1マイクロレンズ5aのみをパターン化する。フォトリソグラフィのプロセスは、第1実施形態において図3(C)を用いて説明した方法と同様である。
さらに、図6(E)に示すように、第1マイクロレンズ5aを、加熱することで、硬化させる(第1硬化工程)。第1マイクロレンズ5aの加熱は、第1実施形態において図4(D)を用いて説明した方法と同様に行われる。
さらに、図7(C)に示すように、TMAH 3%現像液にて現像を行い、第2マイクロレンズ5bを形成する。第2マイクロレンズ5bの形成方法は、第1実施形態において図4(C)を用いて説明した方法と同様である。なお、上述の図7(A)〜図7(C)で示す工程を、第2マイクロレンズ形成工程という。
次いで、第1実施形態と同様に、貫通孔2a、絶縁膜、導電膜、配線層、接続バンプ7が形成され、個々のイメージセンサ1に分離されることで、イメージセンサ1が製造される。つまり、第1実施形態において、図5を用いて説明した工程を経ることで、イメージセンサ1が製造される。
以上で、特定の実施形態を参照して本発明を説明したが、これら説明によって発明を限定することを意図するものではない。本発明の説明を参照することにより、当業者には、開示された実施形態の種々の変形例とともに本発明の別の実施形態も明らかである。従って、特許請求の範囲は、本発明の範囲及び要旨に含まれるこれらの変形例または実施形態も網羅すると解すべきである。
また、上記実施形態では、フォトリソグラフィのプロセスにて、紫外i線を用いるとしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、フォトリソグラフィのプロセスでは、紫外i線の代わりにKrFレーザが用いられてもよい。
(1)本発明の一態様に係るイメージセンサ1の製造方法は、シリコンウエハ2上にマトリクス状に配される複数の光電変換素子3と、複数の光電変換素子3を形成する素子形成工程と、素子形成工程の後、複数の光電変換素子3に対応してマトリクス状に配される凸型形状の複数のマイクロレンズ5を形成するレンズ形成工程とを含み、レンズ形成工程が、複数のマイクロレンズ5のうち、千鳥状に配された複数の第1マイクロレンズ5aを、グレイトーンマスクを用いるフォトリソグラフィ法により形成する第1レンズ形成工程と、第1レンズ形成工程の後、複数のマイクロレンズ5のうち、第1マイクロレンズ5a以外となる、千鳥状に配された複数の第2マイクロレンズ5bを、グレイトーンを用いるフォトリソグラフィ法により形成する第2レンズ形成工程とを含む。
上記(4)の構成によれば、フォトリソグラフィ法に紫外i線を使用することにより、対角レンズ間ギャップを120nmから365nmに制御する事が可能となり、画素サイズ1100nm程度のマイクロレンズの集光効率向上に効果的である。またKrFレーザを使用することにより、対角レンズ間ギャップを80nmから248nmに制御する事が可能となり、画素サイズ900nm以下のマイクロレンズの集光効率向上に効果的である。
実施例1では、シリコンウエハ2として、厚さ0.75mm、直径20cmのものを用いた。また、第1マイクロレンズ形成工程及び第2マイクロレンズ形成工程において、図3(B)及び図4(A)に示す、感光性マイクロレンズ材8を形成する際には、1μmのスチレン樹脂を塗布した。さらに、硬化工程では、マイクロレンズ5を250℃で、5分間加熱することで、マイクロレンズ5の硬化を行った。
実施例2では、シリコンウエハ2として、厚さ0.75mm、直径20cmのものを用いた。また、第1マイクロレンズ形成工程及び第2マイクロレンズ形成工程において、図3(B)及び図4(A)に示す、感光性マイクロレンズ材8を形成する際には、1μmのスチレン樹脂を塗布した。さらに、第1硬化工程及び第2硬化工程では、第1マイクロレンズ5a及び第2マイクロレンズ5bを250℃で、5分間それぞれ加熱することで、第1マイクロレンズ5a及び第2マイクロレンズ5bの硬化を行った。
2 シリコンウエハ
2a 貫通孔
3 光電変換素子
4,4a〜4c カラーフィルタ
5 マイクロレンズ
5a 第1マイクロレンズ
5b 第2マイクロレンズ
51
52
6 導電物質
7 接続バンプ
8 感光性マイクロレンズ材
9a,9b グレイトーンマスク
Claims (2)
- シリコンウエハ上にマトリクス状に配される複数の光電変換素子を形成する素子形成工程と、
該素子形成工程の後、前記複数の光電変換素子に対応してマトリクス状に配される凸型形状の複数のマイクロレンズを形成するレンズ形成工程と
を含み、
前記レンズ形成工程が、
前記複数のマイクロレンズのうち、千鳥状に配された複数の第1マイクロレンズを、グレイトーンマスクを用いるフォトリソグラフィ法により形成する第1レンズ形成工程と、
該第1レンズ形成工程の後、複数の前記マイクロレンズのうち、前記第1マイクロレンズ以外となる、千鳥状に配された複数の第2マイクロレンズを、グレイトーンを用いるフォトリソグラフィ法により形成する第2レンズ形成工程と、
前記第2レンズ形成工程の後、前記複数の第1マイクロレンズ及び前記複数の第2マイクロレンズを硬化させる硬化工程と、を含み、
前記第1レンズ形成工程では、前記複数の光電変換素子上に感光性マイクロレンズ材を塗布し、塗布された該感光性マイクロレンズ材を、前記フォトリソグラフィ法により千鳥状に露光することで、前記複数の第1マイクロレンズを形成し、
前記第2レンズ形成工程では、前記複数の光電変換素子上に感光性マイクロレンズ材を塗布し、塗布された該感光性マイクロレンズ材を、前記フォトリソグラフィ法により千鳥状に露光することで、前記複数の第2マイクロレンズを形成することを特徴とするイメージセンサの製造方法。 - 前記第1レンズ形成工程及び前記第2レンズ形成工程では、前記フォトリソグラフィ法にて前記複数の第1マイクロレンズ及び前記複数の第2マイクロレンズを形成する際に、紫外i線またはKrFレーザを用いることを特徴とする請求項1に記載のイメージセンサの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016080665A JP6763187B2 (ja) | 2016-04-13 | 2016-04-13 | イメージセンサの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016080665A JP6763187B2 (ja) | 2016-04-13 | 2016-04-13 | イメージセンサの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017191215A JP2017191215A (ja) | 2017-10-19 |
JP6763187B2 true JP6763187B2 (ja) | 2020-09-30 |
Family
ID=60084753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016080665A Active JP6763187B2 (ja) | 2016-04-13 | 2016-04-13 | イメージセンサの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6763187B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003129238A (ja) * | 2001-10-22 | 2003-05-08 | Seiko Epson Corp | パターン形成方法並びにその方法により製造されたカラーフィルタ、液晶表示装置、電気回路、電子素子、自発光素子及び半導体装置 |
US8766158B2 (en) * | 2010-01-25 | 2014-07-01 | Nissan Chemical Industries, Ltd. | Production method of microlens |
KR101248806B1 (ko) * | 2010-12-01 | 2013-03-29 | 주식회사 동부하이텍 | 마이크로 렌즈 제조 방법 및 마이크로 렌즈 어레이 |
JP2012134261A (ja) * | 2010-12-20 | 2012-07-12 | Sharp Corp | レンズおよびその製造方法、固体撮像素子およびその製造方法、電子情報機器 |
JP2012256782A (ja) * | 2011-06-10 | 2012-12-27 | Toppan Printing Co Ltd | カラー固体撮像素子およびそれに用いるカラーマイクロレンズの製造方法 |
-
2016
- 2016-04-13 JP JP2016080665A patent/JP6763187B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017191215A (ja) | 2017-10-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7678604B2 (en) | Method for manufacturing CMOS image sensor | |
WO2017082429A1 (ja) | 固体撮像素子及びその製造方法 | |
KR100835439B1 (ko) | 이미지 센서 및 그의 제조방법 | |
US7166489B2 (en) | Complementary metal oxide semiconductor image sensor and method for fabricating the same | |
KR100649031B1 (ko) | 씨모스 이미지 센서의 제조방법 | |
JP6035744B2 (ja) | 固体撮像素子 | |
KR100720509B1 (ko) | 이미지 센서 및 이의 제조 방법 | |
JP2011171328A (ja) | 固体撮像素子およびその製造方法 | |
JP2006003869A (ja) | イメージセンサのマイクロレンズ形成方法 | |
JP4905760B2 (ja) | カラーフィルタの製造方法、カラーフィルタ、固体撮像素子の製造方法およびこれを用いた固体撮像素子 | |
JP2005079344A (ja) | 固体撮像装置及びその製造方法 | |
JP2006186203A (ja) | 固体撮像装置とその製造方法およびカメラ | |
JP5564751B2 (ja) | イメージセンサーの製造方法 | |
WO2018193986A1 (ja) | 固体撮像素子及びその製造方法 | |
JP6763187B2 (ja) | イメージセンサの製造方法 | |
JP6311771B2 (ja) | 固体撮像素子 | |
JP6816717B2 (ja) | イメージセンサおよびその製造方法 | |
JP2012099639A (ja) | イメージセンサ及びイメージセンサの製造方法 | |
JP2018078268A (ja) | イメージセンサおよびその製造方法 | |
JP2011165791A (ja) | 固体撮像素子およびその製造方法 | |
KR100698092B1 (ko) | 씨모스 이미지 센서의 제조방법 | |
JP5874209B2 (ja) | カラー固体撮像素子用オンチップカラーフィルタ | |
KR20060136076A (ko) | 씨모스 이미지 센서의 제조방법 | |
JP2011049203A (ja) | 固体撮像素子の製造方法 | |
JP6536005B2 (ja) | カラーフィルタの製造方法およびカラーフィルタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190314 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200121 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200311 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200811 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200824 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6763187 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |