JP2018078264A - イメージセンサおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】各画素の受光感度を向上させ得るイメージセンサおよびその製造方法を提供する。【解決手段】このイメージセンサは、シリコンウエハ4上に、少なくとも、光電変換素子3およびマイクロレンズ1がこの順に積層され、グリーン、ブルーおよびレッドの各画素が形成されており、グリーン画素上のマイクロレンズ1の高さを100%として、ブルー画素上のマイクロレンズ1の高さが105%から150%の範囲であり、かつ、レッド画素上のマイクロレンズ1の高さが95%から70%の範囲である。【選択図】図1

Description

本発明は、C−MOSやCCD等の光電変換素子に代表されるイメージセンサおよびその製造方法に関する。
昨今、この種のイメージセンサでは、カメラモジュールの小型・薄型化を目的に、ウエハプロセスにて作製できるモジュール構造が提案されている(例えば特許文献1ないし2参照)。
カメラモジュールの場合は、直径20〜30cmのシリコンウエハの加工プロセスに、同じく直径20〜30cmのガラス板の加工プロセスを組み合わせて、ウエハプロセスにて作製され、位置合わせをして積層された後、最終的にダイシング工程にて個々に断裁されて1個のカメラモジュールとなる。一般に、携帯電話に装備されるカメラであれば、カメラモジュールにおけるシリコンウエハの大きさは0.3mm角程度である。そのため、直径20cmの一枚のウエハから、3,500〜4,300個程度のカメラモジュールを作製できる。
この種のイメージセンサは、例えば図16に示すように、シリコンウエハ104に、光電変換素子103、色分解用カラーフィルタ102および集光用マイクロレンズ101が積層され、単位となる光電変換素子毎に、グリーン、ブルーおよびレッドの各画素が作り込まれる。この種のイメージセンサにて得られる画像情報の電気信号は、詳細は図示していないが、シリコンウエハ104に形成される貫通孔内に充填もしくはその内壁を被覆する導電物質によりシリコンウエハ104の裏面に導かれ、パターン化された絶縁層と導電層によって、ボールグリッドアレイ(BGA)方式による接続端子にて外部回路基板との接続が可能である。
ここで、この種のイメージセンサには、上記のように、レッド、グリーン、ブルーの画素が形成されるところ、各画素によってイメージセンサの感度が異なるという問題がある。感度差は、色分離を行うカラーフィルタの光透過率の差により発生する。また、波長の透過性によっても感度差が発生する。つまり、色の波長ごとに、イメージセンサ内部への透過率が異なるため、例えば、ブルーはイメージセンサ表面付近で吸収されるが、レッドはイメージセンサ内部まで透過するからである。
こうした問題を解決するために、例えば特許文献1ないし2に記載の技術では、マイクロレンズの高さや大きさを変更することで、感度差に対応する検討が行われている。特許文献1記載の技術では、イメージセンサの感度に合わせて、マイクロレンズの高さを変更した構造が提案されている。また、特許文献2記載の技術では、イメージセンサの感度に合わせて、マイクロレンズの高さや座標を変更した構造が提案されている。
特開平9−148549号公報 特開2012−64924号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術では、感度差に対し、どのマイクロレンズをどのような構造に形成すれば感度が改善するのか具体的な指針が示されていない。また、同文献記載の技術では、マイクロレンズの高さごとに製造工程を繰り返すため、コストが上昇し、製造歩留まりが低下するという問題がある。
また、特許文献2記載の技術においても、感度差に対し、どのマイクロレンズをどのような構造に形成すれば感度が改善するのか具体的な指針が示されていない。よって、これら文献記載の技術では、各画素によって異なるイメージセンサの感度を向上させる上で検討の余地がある。
そこで、本発明は、各画素の受光感度を向上させ得るイメージセンサおよびその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るイメージセンサは、シリコンウエハ上に、少なくとも、光電変換素子およびマイクロレンズがこの順に積層され、単位となる光電変換素子毎に、グリーン、ブルーおよびレッドの各画素が形成されており、グリーン画素上のマイクロレンズ高さを100%として、ブルー画素上のマイクロレンズ高さが105%から150%の範囲であり、かつ、レッド画素上のマイクロレンズ高さが95%から70%の範囲であることを特徴とする。
本発明の一態様に係るイメージセンサによれば、マイクロレンズ高さがレッド、グリーン、ブルーの画素毎にイメージセンサの感度が設定されるので、画素毎にマイクロレンズの集光深さを最適な深さにし、イメージセンサ層内の最適な深さに光を集光させ、各画素の受光感度を向上させることができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るイメージセンサの製造方法は、本発明の一態様に係るイメージセンサを製造する方法であって、グレイトーンマスクを用いるフォトリソグラフィ法により、画素ごとにマイクロレンズ高さの異なるマイクロレンズ形状を一括形成することを特徴とする。
ここで、本発明の一態様に係るイメージセンサの製造方法において、シリコンウエハ上に光電変換素子を形成する工程と、前記光電変換素子上に感光性マイクロレンズ材を塗布する工程と、グレイトーンマスクを使用したフォトリソグラフィ法により、前記感光性マイクロレンズ材をパターニングする工程と、を少なくとも含むことは好ましい。
また、本発明の一態様に係るイメージセンサの製造方法において、シリコンウエハ上に光電変換素子を形成する工程と、前記光電変換素子上の全面に透明樹脂層を塗布する工程と、前記透明樹脂層上に感光性犠牲層を塗布する工程と、グレイトーンマスクを使用したフォトリソグラフィ法により、前記感光性犠牲層をパターニングしてレンズ母型を形成する工程と、前記レンズ母型上から当該レンズ母型と前記透明樹脂層をエッチングしてマイクロレンズを形成するエッチング転写工程と、を少なくとも含むことは好ましい。
また、本発明の一態様に係るイメージセンサの製造方法において、第1のグレイトーンマスクを用いて、前記グリーン画素上のマイクロレンズを形成する工程と、第2のグレイトーンマスクを用いて、前記ブルー画素上のマイクロレンズ及び前記レッド画素上のマイクロレンズを形成する工程と、を含み、前記第2のグレイトーンマスクは、前記ブルー画素に対応したパターン中央部の透過率が、前記第1のグレイトーンマスクの前記グリーン画素に対応したパターン中央部の透過率よりも小さく、さらに、前記第2のグレイトーンマスクは、前記レッド画素に対応したパターン中央部の透過率が、前記第1のグレイトーンマスクの前記グリーン画素に対応したパターン中央部の透過率よりも大きいことは好ましい。
また、本発明のいずれか一の態様に係るイメージセンサの製造方法において、フォトリソグラフィ法に紫外i線もしくはKrFレーザーを使用することは好ましい。
本発明の一態様に係るイメージセンサの製造方法によれば、グレイトーンマスクを用いるフォトリソグラフィ法により、画素毎に高さの異なるマイクロレンズを同時に一括形成できる。そのため、本発明の一態様に係るイメージセンサ用として好適なマイクロレンズを製造できる。また、画素毎に高さの異なるマイクロレンズを精度良く形成できる。そのため、本発明の一態様に係るイメージセンサ用として好適なマイクロレンズを製造できる。
上述したように、本発明に係るイメージセンサよれば、各画素の受光感度を向上させることができる。また、本発明に係るイメージセンサの製造方法よれば、各画素の受光感度を向上させ得るマイクロレンズ形状を形成できるので、本発明に係るイメージセンサを製造する方法として優れている。
本発明の一態様に係るイメージセンサの一実施形態の構造を説明する模式的断面図である。 図1のイメージセンサにおける、レッド、グリーン、ブルーの各画素配置を説明する模式的な部分平面図である。 一般的なイメージセンサにおける、レッド、グリーン、ブルーの各画素の受光感度を説明する受光感度カーブの一例を示すグラフである。 本発明に係るフォトリソグラフィ法に用いるグレイトーンマスクの一実施形態を説明する図である。 一般的なイメージセンサにおける、レッド、グリーン、ブルーの受光深さを説明する、イメージセンサの模式的断面図である。 図1のイメージセンサの、レッド、グリーンの各画素上に配置されるマイクロレンズを説明する模式的な部分断面図(図2でのX−X断面図)である。 図1のイメージセンサの、グリーン、ブルーの各画素上に配置されるマイクロレンズを説明する模式的な部分断面図(図2でのY−Y断面図)である。 本発明の一態様に係るイメージセンサの製造方法の一実施形態(実施例1)を説明する模式的な部分断面図((a)〜(d))である。 本発明の一態様に係るイメージセンサの製造方法の一実施形態(実施例1)を説明する模式的な部分断面図((a)〜(e))である。 本発明の一態様に係るイメージセンサの製造方法の一実施形態(実施例2)を説明する模式的な部分断面図((a)〜(d))である。 本発明の一態様に係るイメージセンサの製造方法の一実施形態(実施例2)を説明する模式的な部分断面図((a)〜(e))である。 本実施形態に係るイメージセンサの製造方法により作成されたマイクロレンズのAFM観察像の一例である。 本実施形態に係るイメージセンサの製造方法により作成されたマイクロレンズのマイクロレンズ高さと受光感度を対比する表1の内容をグラフ化した図((a)、(b))である。 第二の実施形態に係る第1のグレイトーンマスクおよび第2のグレイトーンマスクを説明する図である。 第二の実施形態に係るマイクロレンズの製造方法を説明する図((1)〜(5))である。 一般的なイメージセンサの構造の一例を説明する模式的断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。なお、図面は模式的なものである。そのため、厚みと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記の実施形態に特定するものではない。
(第一の実施形態)
まず、本発明の第一の実施形態について説明する。
本実施形態のイメージセンサは、図1に示すように、シリコンウエハ4上に、多数の光電変換素子3、色分解フィルタ2およびマイクロレンズ1がこの順に積層され、グリーン、ブルーおよびレッドの各画素は、単位となる光電変換素子毎に形成される。同図の例では、色分解フィルタ2およびその下部の光電変換素子3を示すが、本明細書では、シリコンウエハ4、光電変換素子3、色分解フィルタ2、マイクロレンズ1までをイメージセンサと称する。本実施形態での画素の配列は、図2に示すように、一画素おきにG(緑)フィルタ2bが設けられ、Gフィルタ2bの間に一行おきにR(赤)フィルタ2aとB(青)フィルタ2cが設けられた、いわゆるベイヤー配列とされている。
イメージセンサにて得られる画像情報の電気信号は、電極(図示せず)を経由して貫通孔内に充填もしくは内壁を被覆する導電物質によりシリコンウエハ4の裏面に導かれ、パターン化された絶縁層と導電層によって、BGA方式により、外部接続パッド5から接続バンプ6を介して外部回路に接続される。
その他、レンズモジュールの側壁に、フレア防止用で遮光性のある無電解めっき層を施しても良い。その材質は、ニッケル、クロム、コバルト、鉄、銅、金等から選択される金属の単一めっき層のほか、ニッケル−鉄、コバルト−鉄、銅−鉄等の組合せから選択される合金の無電解めっき層があげられる。そのほかに、銅等の金属を無電解めっきし、しかる後に、その表面を化学処理や酸化処理して金属化合物とし、表面の光反射率の低い金属遮光層とすることも可能である。
ここで、本実施形態のイメージセンサは、グリーン画素上のマイクロレンズ1の高さを100%としたとき、ブルー画素上のマイクロレンズ1の高さが105%から150%の範囲であり、さらに、レッド画素上のマイクロレンズ1の高さが95%から70%の範囲に設定されている。本実施形態のイメージセンサによれば、画素ごとのマイクロレンズ高さを調整することにより、イメージセンサの最適な深さで集光させることができる。これにより、受光感度が向上する。
図3に、一般的なイメージセンサにおける、レッド、グリーン、ブルーの各画素の受光感度カーブの一例を示し、また、図5に、一般的なイメージセンサにおける、イメージセンサ内層へのブルー、グリーン、レッド入射光の透過と受光イメージを示す。
図5に示すように、レッドは、光透過率等の差により、イメージセンサの比較的深い層3cまで透過する。そこで、本実施形態のイメージセンサは、これに合わせて、図6に示すように、グリーン画素上のマイクロレンズ1bの高さを基準とし、レッド画素のマイクロレンズ1cの高さを相対的に相対高さ1dだけ低くしており、これにより、集光位置をイメージセンサの層内部3cとしている。
ここで、グリーンおよびブルーのマイクロレンズ高さを580nmに固定して、レッドのマイクロレンズ高さを551nmから348nmまで変化させたときの受光感度を、表1の例7から例11に示す。また、同結果のグラフを図13(a)に示す。
Figure 2018078264
表1、および、図13(a)に示すように、グリーン画素上のマイクロレンズ1bの高さを100%として、レッド画素上のマイクロレンズ1cの高さが100%(580nm)から95%(551nm)の間では、受光感度への影響が見られなかった(表1の例7)。
一方、図13(a)に示すように、レッド画素上のマイクロレンズ1cの高さが70%(406nm)以下では、レッド画素の受光感度が低下することが確認された(表1の例11)。このため、レッド画素上のマイクロレンズ1cの高さは、グリーン画素上のマイクロレンズ高さを100%としたとき、70%から95%の範囲が望ましいことがわかる(図13(a))。
また、図5に示すように、ブルーは、光透過率等の差により、イメージセンサ表面近傍3aで受光される。そこで、本実施形態のイメージセンサは、これに合わせて、図7に示すように、グリーン画素上のマイクロレンズ1bの高さを基準とし、ブルー画素のマイクロレンズ1aの高さを相対的に相対高さ1eだけ高くして、集光位置をイメージセンサ表面近傍3aとしている。
ここで、グリーンおよびレッドのマイクロレンズ高さを580nmに固定して、ブルーのマイクロレンズ高さを609nmから928nmまで変化させたときの受光感度を、表1の例2から例6に示す。また、同結果のグラフを図13(b)に示す。
表1、および、図13(b)に示すように、グリーン画素上のマイクロレンズ1bの高さを100%として、ブルー画素上のマイクロレンズ1aの高さが100%(580nm)から105%(609nm)の間では、受光感度への影響が見られなかった(表1の例1と例2)。
一方、図13(b)に示すように、ブルー画素上のマイクロレンズ1aの高さが150%(928nm)以上では、ブルー画素周辺にあるグリーン画素の受光感度が低下することが確認された(表1の例6)。このため、ブルー画素上のマイクロレンズ1aの高さは、105%から150%の範囲が望ましいことがわかる(図13(b))。
次に、上述した光電変換素子3の上部に形成されるマイクロレンズ1の製造方法について、実施例に基づき詳しく説明する。
[実施例1]
実施例1について、図4、図8および図9を参照しつつ説明する。
実施例1では、マイクロレンズ1を組成する感光性マイクロレンズ材11(図8(b)参照)は、感光性透明樹脂であり、ポジ方の感光性樹脂を用いた例である。本実施例では、マイクロレンズ1の画素毎に異なるマイクロレンズ高さを露光法で制御する。そのため、図4に示す、グレイトーンマスク50という特殊な露光用マスクを使用する。
図4に示すグレイトーンマスク50は、作成したいマイクロレンズ形状のレンズボトムに対して光透過率を高くした、遮光膜に濃淡のグラデュエーション(階調)が付いたマスクである。この階調の濃淡は、露光に用いる光では解像しない小径ドットの単位面積当たりの個数(粗密)差によって達成される。グレイトーンマスク50は、グリーン、ブルー、レッドの各画素に応じて、マスクの透過光分布を異ならせてある。
同図の例では、符号50aが、レッド画素上マイクロレンズのグレイトーンマスク透過光分布を示し、符号50bが、グリーン画素上マイクロレンズのグレイトーンマスク透過光分布を示し、符号50cが、ブルー画素上マイクロレンズのグレイトーンマスク透過光分布を示しており、図中、明るいところは透過光が少なく、暗いところは透過光が多い。
実施例1では、厚さ0.75mm、直径20cmのシリコンウエハ4に、光電変換素子3や遮光膜、パッシベーション膜を形成し、最上層に、熱硬化タイプのアクリル樹脂塗布液を用いてスピンコートにて平坦化層を形成した。次いで、平坦化膜の上に、色分解フィルタ2を、グリーン、ブルー、レッドの3色にて3回のフォトリソグラフィの手法で、それぞれ形成した(図8(a)を参照のこと。但し、光電変換膜と平坦化層は図示せず。)。
グリーンレジストは、色材としてC.I.ピグメントイエロー139、C.I.ピグメントグリーン36、C.I.ピグメントブルー15:6を用い、さらにシクロヘキサノン、PGMEAなどの有機溶剤、ポリマーワニス、モノマー、開始剤を添加した構成のカラーレジストを用いた。
ブルーレジストは、色材としてC.I.ピグメントブルー15:6、C.I.ピグメントバイオレット23を用い、さらにシクロヘキサノン、PGMAなどの有機溶剤、ポリマーワニス、モノマー、開始剤を添加した構成のカラーレジストを用いた。
レッドレジストの色材は、C.I.ピグメントレッド117、C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメントイエロー139とした。色材以外の組成は、グリーンレジストと同様とした。
着色画素の配列は、一画素おきにG(緑)フィルタが設けられ、Gフィルタの間に一行おきにR(赤)フィルタとB(青)フィルタが設けられた、いわゆるベイヤー配列とした。
次に、図8(b)に示すように、各色カラーフィルタ2上に、1μmの膜厚のアルカリ可溶性・感光性・熱リフロー性を有するスチレン樹脂を塗布して感光性マイクロレンズ材11を形成した。その後、同図(c)に示すように、感光性マイクロレンズ材11を、グレイトーンマスク50を使用する紫外i線によるフォトリソグラフィのプロセスによりパターン化し、その後に、250℃で熱処理し、同図(d)に示すように、マイクロレンズ11aを形成した。
マイクロレンズ11aのグリーン画素は、高さ約0.62μmのスムースな半放物形状であり、レッド画素は高さ0.53μm、ブルー画素は高さ0.74μmのスムースな半放物形状であった。このようにしてシリコンウエハ4上に多面付けされたイメージセンサが完成した(図8(d))。
次に、上記のシリコンウエハ4の裏面にフォトレジストを塗布し、定法のフォトリソグラフィ法により貫通孔が形成されるべき部位に開口部を形成し、次いで、フォトレジスト膜をマスクとして反応性イオンエッチングを行い、シリコンウエハ4を所定の深さまでエッチングして貫通孔を形成した。次に、シリコンウエハ4と後に形成する配線層とを絶縁するために、CVD法により貫通孔の内壁、底部及び裏面全体にSiO絶縁膜を形成した。
ここで、絶縁膜は、その膜厚が貫通孔の底部(アルミニウムなど導電性の高い金属からなるパッドである)上の方がシリコンウエハ4の裏面上より薄くなるように形成した。こうした上で、反応性イオンエッチングを再度行い貫通孔底部の絶縁膜を除去した。引き続き、スパッタ法により、導電膜を形成し、貫通孔の埋設及びウエハ裏面の配線層を形成した。
次に、定法のフォトリソグラフィ法により、配線層の一部で外部と接続させる部分を露出させた。当該露出部位に、スクリーン印刷によりはんだペーストを塗布し、はんだボールを搭載した。リフロー処理を施し、残留フラックスを除去すると、外部接続パッド5および接続バンプ6を有するイメージセンサ基板が得られた(図9(b))。
最後に、450メッシユのレジンブレードを用いたダイシング装置により、マトリックス状に多面付けされたイメージセンサの中間部を断裁線として、表面より断裁溝を入れた(図9(c))。その後に、同図(d)に示すように個々のイメージセンサに分離し、図9(e)の状態とした完成品を得た。
各画素の受光感度を測定した結果、レッドの受光感度は64.2%、グリーンの受光感度は60.0%、ブルーの受光感度は43.9%となり(表1の実施例1)、全画素同一レンズ高さの標準例(表1の例1)に対して改善が確認された。なお、必要に応じてブリーチングなどの工程を実施して、マイクロレンズの形状と光透過性を制御することもできる。
実施例1によって得られたマイクロレンズの、AFM観察形状を図12に示す。従来のマイクロレンズの製造方法では、画素毎のマイクロレンズは同一形状であったが、本実施例1では、画素毎に高さの異なるマイクロレンズが同一ピッチで形成されている。
[実施例2]
実施例2について、図10および図11を参照しつつ説明する。
実施例2では、厚さ0.75mm、直径20cmのシリコンウエハ4に、光電変換素子3や遮光膜、パッシベーション膜を形成し、最上層に、熱硬化タイプのアクリル樹脂塗布液を用いてスピンコートにて平坦化層を形成した。次いで、平坦化膜の上に、色分解フィルタ2を、グリーン、ブルー、レッドの3色にて3回のフォトリソグラフィの手法で、それぞれ形成した(図10(a)を参照のこと。但し、光電変換膜と平坦化層は図示せず。)。
グリーンレジストは、色材としてC.I.ピグメントイエロー139、C.I.ピグメントグリーン36、C.I.ピグメントブルー15:6を用い、さらにシクロヘキサノン、PGMEAなどの有機溶剤、ポリマーワニス、モノマー、開始剤を添加した構成のカラーレジストを用いた。
ブルーレジストは、色材としてC.I.ピグメントブルー15:6、C.I.ピグメントバイオレット23を用い、さらにシクロヘキサノン、PGMAなどの有機溶剤、ポリマーワニス、モノマー、開始剤を添加した構成のカラーレジストを用いた。
レッドレジストの色材は、C.I.ピグメントレッド117、C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメントイエロー139とした。色材以外の組成は、グリーンレジストと同様とした。
着色画素の配列は、一画素おきにG(緑)フィルタが設けられ、Gフィルタの間に一行おきにR(赤)フィルタとB(青)フィルタが設けられた、いわゆるベイヤー配列とした。
次に、図10(b)に示すように、各色カラーフィルタ2上に、ベンゼン環を樹脂骨格に導入したアクリル樹脂の塗布液を塗布して、1μmの膜厚の透明樹脂層12を形成し、180℃で3分間加熱して硬膜化処理を行った。
更に、アルカリ可溶性・感光性・熱リフロー性を有するスチレン樹脂を塗布して感光性犠牲層13を形成した(同図(c))。その後、同図(c)に示すように、感光性犠牲層13を、上記グレイトーンマスク50を使用し、KrFレーザーによるフォトリソグラフィのプロセスによりパターン化した。グレイトーンマスク50は、作成したいマイクロレンズ形状のレンズボトムに対して光透過率を高くした、遮光膜に濃淡のグラデュエーション(階調)が付いたマスクである。この階調の濃淡は、露光に用いる光では解像しない小径ドットの単位面積当たりの個数(粗密)差によって達成される。
その後に、250℃で熱処理して、片側0.1μmのほぼ適正なフロー量で、レンズ母型13aを形成した(図10(d))。レンズ母型13aは、厚さ約0.7μmのスムースな半放物形状であり、隣り合うレンズ母型13a間の凹レンズ曲率直径は0.2μmであった。
次に、同図(d)に示すように、フロン系ガスであるCFとCの混合系ガスを用いてドライエッチングを施し、レンズ母型13aのパターンをアクリル樹脂からなる透明樹脂層12に転写して、図11(a)に示すように、マイクロレンズ12aを形成した。ドライエッチング時間は5分とした。マイクロレンズ12aのグリーン画素は、高さ約0.58μmのスムースな半放物形状であり、レッド画素は高さ0.49μm、ブルー画素は高さ0.70μmのスムースな半放物形状であった。このようにしてシリコンウエハ4上に多面付けされたイメージセンサが完成した(図11(a))。
次に、上記シリコンウエハ4の裏面にフォトレジストを塗布し、定法のフォトリソグラフィ法により貫通孔が形成されるべき部位に開口部を形成した。次いで、フォトレジスト膜をマスクとして反応性イオンエッチングを行い、シリコンウエハ4を所定の深さまでエッチングして貫通孔を形成した。次に、シリコンウエハ4と後に形成する配線層とを絶縁するために、CVD法により貫通孔の内壁、底部及び裏面全体にSiO絶縁膜を形成した。
ここで、絶縁膜は、その膜厚が貫通孔の底部(アルミニウムなど導電性の高い金属からなるパッドである)上の方がシリコンウエハ4の裏面上より薄くなるように形成した。こうした上で、反応性イオンエッチングを再度行い貫通孔底部の絶縁膜を除去した。引き続き、スパッタ法により導電膜を形成し、貫通孔の埋設及びウエハ裏面の配線層を形成した。
次に、定法のフォトリソグラフィ法により、配線層の一部で外部と接続させる部分を露出させた。当該露出部位に、スクリーン印刷によりはんだペーストを塗布し、はんだボールを搭載した。リフロー処理を施し、残留フラックスを除去すると、外部接続パッド5および接続バンプ6を有するイメージセンサ基板が得られた(図11(b))。
最後に、450メッシュのレジンブレードを用いたダイシング装置により、マトリックス状に多面付けされたイメージセンサの中間部を断裁線として、表面より断裁溝を入れた(図11(c))。その後に、同図(d)に示すように個々のイメージセンサに分離し、図11(e)の状態とした完成品を得た。
各画素の受光感度を測定した結果、レッドの受光感度は65.1%、グリーンの受光感度は55.9%、ブルーの受光感度は43.8%となり(表1の実施例2)、全画素同一レンズ高さの標準例(表1の例1)に対して改善が確認された。なお、必要に応じて熱フローやブリーチングなどの工程を実施して、マイクロレンズの形状と光透過性を制御することもできる。
また、本実施例のグレイトーンマスク50を使用したフォトリソグラフィ法において、KrFレーザーを用いると、KrFレーザーの波長限界分解能により、マイクロレンズの曲面形状を、曲率直径120nmから248nmに制御する事が可能となる。
以上説明したように、本実施形態のイメージセンサによれば、画素ごとのマイクロレンズ高さを調整することにより、イメージセンサの最適な深さで集光させることができる。これにより、受光感度が向上する。
また、本実施形態のイメージセンサの製造方法によれば、グレイトーンマスクを使用したフォトリソ工程で、画素毎に高さの異なるマイクロレンズ形状を簡便に一括形成できる。そのため、従来の複数回のエッチング工法や、複数回のレジストパターニング工法に対し、製造コストを削減できる。
また、本実施形態のイメージセンサの製造方法において、フォトリソグラフィ法に紫外i線を使用することにより、マイクロレンズの曲面形状を曲率直径180nmから365nmに制御する事が可能となり、画素サイズ1100nm程度のマイクロレンズの集光効率向上に効果的である。また、KrFレーザーを使用することにより、マイクロレンズの曲面形状を曲率直径120nmから248nmに制御する事が可能となり、画素サイズ1000nm以下のマイクロレンズの集光効率向上に効果的である。
(第二の実施形態)
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。
第二の実施形態では、高さの異なるマイクロレンズ1の製造方法について、上述した第一の実施形態での製造方法との相違点を中心に説明し、マイクロレンズ1と同様の構成については同じ符号を付してその説明を省略する。
第二の実施形態では、高さの異なるマイクロレンズ1を形成するために2種類のマスクを使い、2段階の工程を経て製造するものである。具体的には、第1のグレイトーンマスクを用いて、グリーン画素用のマイクロレンズを形成し、第2のグレイトーンマスクを用いて、ブルー画素用及びレッド画素用のマイクロレンズを形成するものである。この製造方法により、隣接するマイクロレンズの境界部分における解像性を高めることができる。その結果、隣接するマイクロレンズの境界部分における形状を、より設計形状に近づけることができ、入射光の集光特性の劣化を抑制することが可能となる。
以下、第二の実施形態の詳細について説明する。
第二の実施形態では、図14に示すように、第1のグレイトーンマスク20と、第2のグレイトーンマスク30とを用いる。第1のグレイトーンマスク20は、同図の符号Aに示すように、グリーン画素に対応した濃度階調パターン21が市松模様状に形成されており、それ以外の部分は、パターンが形成されていない透過面からなるフォトマスクである。
また、第2のグレイトーンマスク30は、同図の符号Bに示すように、ブルー画素に対応した濃度階調パターン31と、レッド画素に対応した濃度階調パターン32とが市松模様状に形成されており、それ以外の部分は、パターンが形成されていない透過面からなるフォトマスクである。
第1のグレイトーンマスク20および第2のグレイトーンマスク30は、露光光に対して透明性の良好な石英やガラス等の基板上に、金属クロム等の遮光性膜による遮光部パターンが光透過部と区別して形成された構成からなる。濃度階調パターン21、31、32は、遮光性の金属膜等の膜厚を漸次変化させて領域内に濃度傾斜を設ける方法や、ドット(網点)配列やライン・アンド・スペース(線/空隙が繰り返されているパターン)のような遮光膜の微細パターン配置を変化させて、各パターン領域の平均的な遮光濃度を傾斜させるグレイトーンタイプの手法などで形成される。つまり、図14に示されている各色に対応した濃度階調パターン21、31、32は、それぞれ図4の50b、50c、50aに対応している。
図15は、カラーフィルタ2のパターン形成後に行われる、マイクロレンズ1の製造方法を説明する図((1)〜(5))である。なお、図15の符号Aに示す各図は、それぞれ図2のY−Y'断面に対応し、図15の符号Bに示す各図は、それぞれ図2のX−X'断面に対応する図である。
まず、図15(1)に示すカラーフィルタ2上に、ポジ型のフォトレジストであるマイクロレンズ材料を塗布し、熱処理を行う。これにより、同図(2)に示すように、カラーフィルタ2上に、第1のフォトレジスト層40が形成される。その後、ステッパを用いて、第1のグレイトーンマスク20をフォトマスクとして、露光を行う。露光後、現像液による現像を行い、加熱硬化処理することで、同図(3)に示すように、グリーン画素のカラーフィルタ2b上にグリーン画素のマイクロレンズ1bが形成される(第一形成工程)。
次に、カラーフィルタ2上、および、グリーン画素のマイクロレンズ1b上に、マイクロレンズ材料を塗布し、熱処理を行う。これにより、同図(4)に示すように、カラーフィルタ2、およびグリーン画素のマイクロレンズ1b上に、第2のフォトレジスト層41が形成される。その後、ステッパを用いて、第2のグレイトーンマスク30をフォトマスクとして、露光を行う。
露光後、現像液による現像を行い、加熱硬化処理することで、同図(5)に示すように、ブルー画素のカラーフィルタ2c上にブルー画素のマイクロレンズ1a、レッド画素のカラーフィルタ2a上にレッド画素のマイクロレンズ1cがそれぞれ形成される(第二形成工程)。
ここで、ポジ型のフォトレジスト材料を用いる場合、露光時にフォトレジスト層40、41に入射する光量が多いほど、深くまで感光されるため、現像後の残膜が薄くなる。このため、フォトマスクにおいて光の透過率が大きいほど残膜が薄くなる。よって、前述した透過率分布からなる濃度階調パターン21、31、32を有するグレイトーンマスク20、30をフォトリソグラフィ工程で用いることで、ブルー画素のマイクロレンズ1aの高さは、グリーン画素のマイクロレンズ1bの高さよりも高くなり、レッド画素のマイクロレンズ1cの高さは、グリーン画素のマイクロレンズ1bの高さよりも低く形成することができる。
[実施例3]
次に、第二の実施形態に対応する実施例3について説明する。
実施例3では、シリコン材料からなる厚さ0.75mmの半導体基板14に、光電変換素子15や遮光膜、パッシベーション膜を形成し、最上層に、熱硬化タイプのアクリル樹脂塗布液を用いてスピンコートにて平坦化膜を形成した。
次いで、平坦化膜の上に、グリーン画素のカラーフィルタ2b、ブルー画素のカラーフィルタ2c、レッド画素のカラーフィルタ2a、をそれぞれフォトリソグラフィ法により形成した。これらの工程により、図1におけるマイクロレンズ1より下の構成が作製された(遮光膜、パッシベーション膜、平坦化膜は図示せず)。
グリーン画素のカラーフィルタ2b、ブルー画素のカラーフィルタ2c、レッド画素のカラーフィルタ2aにおいて、実施例1と同様の材料を用いて、フォトレジストを作成した。また、着色画素の配列は、図2に示す例同様に、いわゆるベイヤー配列とした。
次に、カラーフィルタ2上に、アルカリ可溶性・感光性・熱リフロー性を有するスチレン樹脂を塗布して形成した感光性マイクロレンズ材11に対して加熱処理を行い、第1のフォトレジスト層40を形成した。ここで、第1のフォトレジスト層40の膜厚は、約0.80μmであった。
その後、第1のグレイトーンマスク20を用いて、紫外i線によるフォトリソグラフィのプロセスによりパターン化した。そして、250℃で熱処理することでグリーン画素のマイクロレンズ1bを形成した。なお、第1のグレイトーンマスク20において、グリーン画素に対応した濃度階調パターン21は、複数の微細な遮光膜部分が網点状に配列されたグレイトーンタイプの構成を使用している。
次に、第1のフォトレジスト層40と同一の感光性マイクロレンズ材11をカラーフィルタ2上に塗布し、加熱処理を行うことで第2のフォトレジスト層41を形成した。第2のフォトレジスト層41の膜厚は、約0.80μmであった。
その後、第2のグレイトーンマスク30を用いて、紫外i線によるフォトリソグラフィのプロセスによりパターン化した。そして、250℃で熱処理することでブルー画素のマイクロレンズ1aおよびレッド画素のマイクロレンズ1cを形成した。なお、第2のグレイトーンマスク30において、ブルー画素に対応した濃度階調パターン31およびレッド画素に対応した濃度階調パターン32は、複数の微細な遮光膜部分が網点状に配列されたグレイトーンタイプの構成を使用している。
グリーン画素のマイクロレンズ1bは高さ0.60μmのスムースな半放物形状であり、ブルー画素のマイクロレンズ1aの高さは0.69μm、レッド画素のマイクロレンズ1cの高さは0.52μmのスムースな半放物形状であった。このようにしてシリコンウエハ4上に多面付けされたイメージセンサ10を形成した。
各画素の受光感度を測定した結果、レッド画素の受光感度は65.5%、グリーン画素の受光感度は56.2%、ブルー画素の受光感度は44.6%となり、全画素同一レンズ高さの標準例(表1の例1)に対して改善が確認された。なお、必要に応じてブリーチングなどの工程を実施して、マイクロレンズの形状と光透過性を制御することもできる。
1 マイクロレンズ
1a ブルー画素のマイクロレンズ
1b グリーン画素のマイクロレンズ
1c レッド画素のマイクロレンズ
1d グリーン画素とレッド画素の高さの差
1e ブルー画素とグリーン画素の高さの差
2 色分解フィルタ(カラーフィルタ)
2a レッド画素の色分解フィルタ
2b グリーン画素の色分解フィルタ
2c ブルー画素の色分解フィルタ
3 光電変換素子
3a ブルーの透過光到達域
3b グリーンの透過光到達域
3c レッドの透過光到達域
4 シリコンウエハ
5 外部接続パッド(電極パット)
6 接続バンプ(はんだバンプ)
11 感光性マイクロレンズ材
11a マイクロレンズ
12 透明樹脂層
12a マイクロレンズ
13 感光性犠牲層
13a レンズ母型
20 第1のグレイトーンマスク
21 グリーン画素に対応した濃度階調パターン
30 第2のグレイトーンマスク
31 ブルー画素に対応した濃度階調パターン
32 レッド画素に対応した濃度階調パターン
40 第1のフォトレジスト層
41 第2のフォトレジスト層
50 グレイトーンマスク

Claims (6)

  1. シリコンウエハ上に、少なくとも、光電変換素子およびマイクロレンズがこの順に積層され、単位となる光電変換素子毎に、グリーン、ブルーおよびレッドの各画素が形成されており、
    グリーン画素上のマイクロレンズ高さを100%として、ブルー画素上のマイクロレンズ高さが105%から150%の範囲であり、かつ、レッド画素上のマイクロレンズ高さが95%から70%の範囲であることを特徴とするイメージセンサ。
  2. 請求項1に記載のイメージセンサを製造する方法であって、
    グレイトーンマスクを用いるフォトリソグラフィ法により、画素ごとにマイクロレンズ高さの異なるマイクロレンズ形状を一括形成することを特徴とするイメージセンサの製造方法。
  3. シリコンウエハ上に光電変換素子を形成する工程と、
    前記光電変換素子上に感光性マイクロレンズ材を塗布する工程と、
    グレイトーンマスクを使用したフォトリソグラフィ法により、前記感光性マイクロレンズ材をパターニングする工程と、
    を少なくとも含む請求項2に記載のイメージセンサの製造方法。
  4. シリコンウエハ上に光電変換素子を形成する工程と、
    前記光電変換素子上の全面に透明樹脂層を塗布する工程と、
    前記透明樹脂層上に感光性犠牲層を塗布する工程と、
    グレイトーンマスクを使用したフォトリソグラフィ法により、前記感光性犠牲層をパターニングしてレンズ母型を形成する工程と、
    前記レンズ母型上から当該レンズ母型と前記透明樹脂層をエッチングしてマイクロレンズを形成するエッチング転写工程と、
    を少なくとも含む請求項2に記載のイメージセンサの製造方法。
  5. 請求項1に記載のイメージセンサを製造する方法であって、
    第1のグレイトーンマスクを用いて、前記グリーン画素上のマイクロレンズを形成する工程と、
    第2のグレイトーンマスクを用いて、前記ブルー画素上のマイクロレンズ及び前記レッド画素上のマイクロレンズを形成する工程と、を含み、
    前記第2のグレイトーンマスクは、前記ブルー画素に対応したパターン中央部の透過率が、前記第1のグレイトーンマスクの前記グリーン画素に対応したパターン中央部の透過率よりも小さく、
    さらに、前記第2のグレイトーンマスクは、前記レッド画素に対応したパターン中央部の透過率が、前記第1のグレイトーンマスクの前記グリーン画素に対応したパターン中央部の透過率よりも大きいことを特徴とするイメージセンサの製造方法。
  6. フォトリソグラフィ法に紫外i線もしくはKrFレーザーを使用する請求項2から5のいずれか一項に記載のイメージセンサの製造方法。
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