JP6815849B2 - 入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、入力装置に関する。
車両には、車室内に吹き出す空調風を制御して、車室温を快適にする車両空調制御装置が搭載されている。この車両空調制御装置には、複数のアクチュエータを使用して、空調風の吹出し口の切替制御、温かい空気と冷たい空気の割合制御、および外気と内気との割合調節制御を行うものがある。これらの制御に加えて、車両によっては、運転席と助手席の各座席で温度調整制御を行うものや、大型車両の後部座席の空調制御を行うものがあり、アクチュエータの数は増加傾向にある。
アクチュエータ内のモータの駆動には、マイクロコンピュータ(以下、マイコン)からの制御信号に基づいてモータに電流を流すモータドライバIC(以下、ドライバIC)が使用されている。ドライバICはモータの駆動だけではなく、自身に流れる電流値を検出し、所定値以上の大きさの過電流が検出された場合には、モータの駆動を停止するとともに、その旨を外部に通知する異常検出回路を備えているものがある。
例えば、異常検出回路が過電流を検出していない正常時には、その異常検出回路に対応する出力端子がハイインピーダンスに設定されたオープン状態となり、過電流を検出している異常時には、出力端子がローレベル信号を出力する。
例えば、図9は、1つのドライバICで2つのモータを駆動する回路であり、モータの数と同じ2系統の異常検出回路を備えている。そして、それぞれの回路の異常状態を示す信号を異なる出力端子(D1、D2)から出力する。
図9の例では、ドライバICの一方の異常検出回路に流れる電流が正常な場合には、ドライバICの出力端子D1がOPENとなり、マイコンの入力端子I1には、プルアップ抵抗R21により、5V(High信号)が入力される。
一方、過電流が流れる異常時には、ドライバICの出力端子D1からLow信号が出力され、マイコンの入力端子I1には、0V(Low信号)が入力される。そして、マイコンは、入力端子I1から入力される信号の電圧レベルに応じて、異常検出回路が正常であるのか、異常であるのかを判定する。具体的には、図10に示すように、入力される電圧レベルがHighの場合には正常、Lowレベルの場合には、異常と判定する。なお、もう一方の異常検出回路も同様の構成であり、ドライバICの出力端子D2の出力信号とマイコンの入力端子I2への入力信号により、異常判定が行われる。
また、特許文献1には、ドライバIC内部の温度上昇を検知する温度上昇検知回路(TSD)の出力端子と、ドライバIC内部のリセット回路用入力端子とを共用することにより、ドライバICの増加に伴うマイコンの必要端子数の増加を抑制する技術が開示されている。
図11に示すように、複数のドライバICの各出力端子を単一のA/D変換用の入力端子および単一のプルアップ抵抗R31に接続し、そのプルアップ抵抗R31と各ドライバICの内部抵抗R32−1、R32−2、・・・、R32−nとにより分圧された電源電圧がアナログ信号としてマイコン入力端子に入力される。入力されたアナログ信号はA/D変換されてデジタル信号に変換され、マイコンは、このデジタル信号により、どのドライバICが異常状態であるかを判定する。
特許2644403号公報
しかしながら、図9に示すような構成では、ドライバICからデジタル信号がマイコンに入力される場合に、ドライバICの異常検出回路の出力端子と同じ数の入力端子がマイコンに必要となる。そのため、上述した車両空調制御装置のように、より多くのアクチュエータが必要となる場合には、それに比例してドライバICも必要となり、マイコンの入力端子数が足りなくなるおそれがある。
また、特許文献1に記載の技術では、複数のドライバICが同時に異常状態となった場合、これらのドライバICの内部抵抗R32−1、R32−2、・・・、R32−nの少なくとも2つ以上が並列接続となり、その合成抵抗とプルアップ抵抗R31により分圧された電圧がマイコンに入力されるため、各ドライバICの出力状態における電圧値の差が小さくなる。そのため、抵抗値のバラツキや、ノイズが生じることによって、各出力端子の出力状態に対するマイコンの入力電圧値の範囲が重なってしまい、どのドライバICが異常状態であるかを正しく判定できないことが懸念される。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、ドライバICのように自身の状態に応じた出力信号を出力する信号出力部と、マイコンのように各出力信号が入力される制御部とを備える入力装置において、制御部の入力端子数を削減し、且つ、信号出力部の状態を正確に判定することができる入力装置を提供する。
形態1;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、所定のアナログ電圧値が入力される入力端子と、前記所定のアナログ電圧値を所定のデジタル電圧値に変換するA/D変換器とを有し、前記所定のデジタル電圧値に基づいた制御を行う制御部と、オープン状態またはローレベル信号を出力する2つの出力モードを備えた複数の出力端子を有する信号出力部と、一端が前記入力端子に接続され、他端が前記複数の異なる出力端子にそれぞれ接続される複数の直列抵抗器と、前記複数の異なる出力端子をそれぞれ電源にプルアップする複数のプルアップ抵抗器と、を備えることを特徴とする入力装置を提案している。
形態2;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記信号出力部は、前記制御部からの制御信号に基づいて負荷を駆動する駆動回路を含み、前記制御部は、前記所定のデジタル電圧値に基づいて、前記駆動回路に異常があるか否かを判定する異常判定部を備えることを特徴とする入力装置を提案している。
形態3;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記複数の異なる出力端子は、第1の出力端子と第2の出力端子とから構成され、前記複数の直列抵抗器は、一端が前記入力端子に接続され、他端が前記第1の出力端子に接続される第1の直列抵抗器と、一端が前記入力端子に接続され、他端が前記第2の出力端子に接続される第2の直列抵抗器とから構成され、前記複数のプルアップ抵抗器は、前記第1の出力端子を前記電源にプルアップする第1のプルアップ抵抗器と前記第2の出力端子を前記電源にプルアップする第2のプルアップ抵抗器とから構成され、前記第1の出力端子および前記第2の出力端子が備える2つの出力モードによる4つの状態遷移時に前記入力端子へ入力される4つの前記所定のアナログ電圧値が前記制御部において、電気的に識別可能な電位差となるように、前記第1の直列抵抗器、前記第2の直列抵抗器、前記第1のプルアップ抵抗器、前記第2のプルアップ抵抗器の抵抗値が設定されていることを特徴とする入力装置を提案している。
形態4;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記信号出力部は、前記第1の出力端子を有する第1の信号出力部と、前記第2の出力端子を有する第2の信号出力部と、で構成されることを特徴とする入力装置を提案している。
形態5;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記信号出力部は、可動接点と固定接点とを有する複数のスイッチで構成されることを特徴とする入力装置を提案している。
本発明の1またはそれ以上の実施形態によれば、ドライバICのように自身の状態に応じた出力信号を出力する信号出力部と、マイコンのように各出力信号が入力される制御部とを備える入力装置において、制御部の入力端子数を削減し、且つ、信号出力部の状態を正確に判定することができるという効果がある。
本発明の第1の実施形態に係る回路構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る信号出力部の出力と制御部への入力電圧、異常判定結果との関係を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る信号出力部の出力と制御部への入力電圧(具体的数値)、異常判定結果との関係を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る回路構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る回路構成を示す図である。 従来の回路構成を示す図である。 従来の回路構成における信号出力部の出力とマイコンへの入力電圧、異常判定結果との関係を示す図である。 従来の回路構成における信号出力部の出力とマイコンへの入力電圧(具体的数値)、異常判定結果との関係を示す図である。 従来の回路構成を示す図である。 従来の回路構成におけるモータドライバICの出力とマイコンへの入力電圧、異常判定結果との関係を示す図である。 従来の回路構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図1から図8を用いて説明する。
<第1の実施形態>
図1から図3を用いて、本実施形態に係る入力装置100について説明する。
<入力装置の構成>
本実施形態に係る入力装置100は、図1に示すように、制御部10と、信号出力部20と、信号出力部20の出力端子D1を電源にプルアップする抵抗器R1と、信号出力部20の出力端子D2を電源にプルアップする抵抗器R2と、信号出力部20の出力端子D1と制御部10の入力端子Ipの間に設けられた直列抵抗器R3と、信号出力部20の出力端子D2と制御部10の入力端子Ipの間に設けられた直列抵抗器R4とから構成されている。
また、制御部10は、A/D変換器11と異常判定部12とをさらに備えている。A/D変換器11は、制御部10の入力端子に入力された所定のアナログ電圧値を所定のデジタル電圧値に変換する。異常判定部12は、A/D変換器11により変換された所定のデジタル電圧値に基づいて、信号出力部20の異常状態を判定する。
なお、本実施形態において信号出力部20は、図1に示すように、負荷として、2つのモータM1、M2を駆動する駆動部を備えたものである。駆動部は、2つのモータM1、M2を個別に駆動する2つのドライバを備えている。
信号出力部20は、2つのドライバの出力電流をモニタし、過電流の有無を判定する機能を有しており、過電流を検出していない場合は、出力端子D1、D2をオープン状態とし、過電流を検出した場合には、ローレベル信号を出力する2つの出力モードを備えている。
図1に示すように、信号出力部20の出力端子D1あるいはD2と制御部10の入力端子Ipの間には、信号出力部20の出力端子D1を電源にプルアップする抵抗器R1と、信号出力部20の出力端子D2を電源にプルアップする抵抗器R2と、信号出力部20の出力端子D1と制御部10の入力端子Ipとの間に設けられた直列抵抗器R3と、信号出力部20の出力端子D2と制御部10の入力端子Ipとの間に設けられた直列抵抗器R4が備えられている。
そのため、図2に示すように、信号出力部20の出力端子D1の出力が「OPEN」、信号出力部20の出力端子D2の出力が「OPEN」である場合には、プルアップ抵抗器R1、R2の作用により、制御部10の入力端子Ipには、「5V」(Highレベル信号)が入力される。
信号出力部20の出力端子D1の出力が「Low」、信号出力部20の出力端子D2の出力が「Low」である場合には、制御部10の入力端子Ipには、「0V」(Lowレベル信号)が入力される。
信号出力部20の出力端子D1の出力が「OPEN」、信号出力部20の出力端子D2の出力が「Low」である場合には、R4/((R1+R3)+R4)*5.00に相当する電圧レベルの信号が入力される。
信号出力部20の出力端子D1の出力が「Low」、信号出力部20の出力端子D2の出力が「OPEN」である場合には、R3/((R2+R4)+R3)*5.00に相当する電圧レベルの信号が入力される。
一方で、制御部10は、A/D変換器11を備えているため、信号出力部20の出力端子D1の出力が「OPEN」、信号出力部20の出力端子D2の出力が「Low」である場合、信号出力部20の出力端子D1の出力が「Low」、信号出力部20の出力端子D2の出力が「OPEN」である場合の入力信号を識別することができる。つまり、制御部10は、上記4つの電圧レベルを有する入力信号を識別することができる。そのため、図2に示すように、識別した入力信号に基づいて、信号出力部20の2つのドライバの状態を異常判定部12により判定することができる。
図6のような構成であっても、理論的には、信号出力部の2つのドライバの状態をマイコン200が判定することができる。この場合、図7に示すように、信号出力部の出力端子D1の出力が「OPEN」、信号出力部の出力端子D2の出力が「OPEN」である場合には、プルアップ抵抗器R11の作用により、マイコン200の入力端子Ipには、「5V」(Highレベル信号)が入力される。
信号出力部の出力端子D1の出力が「Low」、信号出力部の出力端子D2の出力が「Low」である場合には、制御部10の入力端子Ipには、(R12//R13)/(R11+(R12//R13))*5.00に相当する電圧レベルの信号が入力される。なお、「//」は並列接続の合成抵抗を示し、(R12//R13)は、(R12*R13)/(R12+R13)である。
信号出力部の出力端子D1の出力が「OPEN」、信号出力部の出力端子D2の出力が「Low」である場合には、R13/(R11+R13)*5.00に相当する電圧レベルの信号が入力される。
信号出力部の出力端子D1の出力が「Low」、信号出力部の出力端子D2の出力が「OPEN」である場合には、R12/(R11+R12)*5.00に相当する電圧レベルの信号が入力される。
なお、一般に、抵抗器の抵抗値には、バラツキが存在し、さらに、温度依存性を有する。また、本実施形態のように、負荷に大きな電流を流す回路や複数の回路が集積された基板では、ノイズの影響も考慮しなければ、A/D変換を行ったとしても、例えば、信号出力部の出力端子D1の出力が「OPEN」、信号出力部の出力端子D2の出力が「Low」である場合の信号の電圧レベルと、信号出力部の出力端子D1の出力が「Low」、信号出力部の出力端子D2の出力が「OPEN」である場合の信号の電圧レベルと、信号出力部の出力端子D1の出力が「Low」、信号出力部の出力端子D2の出力が「Low」である場合の信号の電圧レベルと、を識別できない場合も想定される。
図6のような構成であっても、例えば、マイコン200への入力電圧値の差が大きくなるように、R11=2KΩ、R12=3.6KΩ、R13=2.2KΩとした場合には、図8に示すように、理論的には、信号出力部の2つのドライバの状態をマイコン200が判定することができる。しかしながら、図8の場合は、マイコンへの入力電圧値の差の最小値が、信号出力部の出力端子D1の出力が「OPEN」、信号出力部の出力端子D2の出力が「Low」である場合と信号出力部の出力端子D1の出力が「Low」、信号出力部の出力端子D2の出力が「Low」である場合とで、0.59Vとなり、抵抗器の抵抗値のバラツキや温度依存性、周辺のノイズの影響を考慮すると、最悪の場合、入力電圧値の範囲(A/D変換器の分解能)が重なる可能性が大きい。
一方、本実施形態の構成では、例えば、制御部10への入力電圧値の差が大きくなるように、電圧R1=3.9KΩ、R2=3.9KΩ、R3=20KΩ、R4=10KΩとすれば、図3のようになる。つまり、制御部10への入力電圧値の差の最小値が、信号出力部20の出力端子D1の出力が「OPEN」、信号出力部20の出力端子D2の出力が「Low」である場合と信号出力部20の出力端子D1の出力が「Low」、信号出力部20の出力端子D2の出力が「Low」である場合とで、1.47Vとなる。
本実施形態の構成では、2つのドライバのいずれもが異常状態である場合に、制御部10への入力電圧値を0.00Vに設定できるため、図6の構成とは異なり、制御部10への入力電圧値の差の最小値を大きくすることができる。そのため、抵抗器の抵抗値のバラツキや温度依存性、周辺のノイズの影響を考慮しても制御部10の入力電圧値の範囲(A/D変換器の分解能)が重ならないようにすることができる。
したがって、本実施形態によれば、信号出力部20の複数の出力端子の各出力状態において、制御部10に入力される電圧値の差を大きくすることができるため、制御部10の入力端子数を削減し、且つ、信号出力部20の状態を正確に判定することができる。また、制御部10が、駆動回路の異常を判定する異常判定部を備えることにより、安全に負荷を駆動することができる。なお、本実施形態においては、信号出力部20の出力端子が2つの場合を例示して説明したが、これに限るものではない。
<第2の実施形態>
図4を用いて、本実施形態に係る入力装置110について説明する。本実施形態に係る入力装置110は、第1の実施形態に係る入力装置100に対して、負荷であるモータM1、M2を駆動する駆動部を含む信号出力部20をそれぞれの負荷に対して、個別に設けたものである。
<入力装置の構成>
本実施形態に係る入力装置110は、図4に示すように、制御部10と、第1の信号出力部21と、第2の信号出力部22と、第1の信号出力部21の出力端子D1を電源にプルアップする抵抗器R1と、第2の信号出力部22の出力端子D2を電源にプルアップする抵抗器R2と、第1の信号出力部21の出力端子D1と制御部10の入力端子Ipの間に設けられた直列抵抗器R3と、第2の信号出力部22の出力端子D2と制御部10の入力端子Ipの間に設けられた直列抵抗器R4とから構成されている。なお、第1の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同様の機能を有することからその詳細な説明は、省略する。
第1の信号出力部21は、モータM1を駆動する駆動部としてのドライバを備え、このドライバの出力電流をモニタし、過電流の有無を判定する機能を有している。第2の信号出力部22は、モータM2を駆動する駆動部としてのドライバを備え、このドライバの出力電流をモニタし、過電流の有無を判定する機能を有している。そして、第1の信号出力部21、第2の信号出力部22は、ともに、過電流を検出していない場合は、その出力端子D1、D2をオープン状態とし、過電流を検出した場合には、ローレベル信号を出力する2つの出力モードを備えている。
図4に示すように、第1の信号出力部21の出力端子D1と制御部10の入力端子Ipの間には、第1の信号出力部21の出力端子D1を電源にプルアップする抵抗器R1と、第1の信号出力部21の出力端子D1と制御部10の入力端子Ipとの間に設けられた直列抵抗器R3とが備えられている。また、第2の信号出力部22の出力端子D2と制御部10の入力端子Ipとの間には、第2の信号出力部22の出力端子D2を電源にプルアップする抵抗器R2と、第2の信号出力部22の出力端子D2と制御部10の入力端子Ipとの間に設けられた直列抵抗器R4とが備えられている。
そのため、第1の信号出力部21の出力端子D1の出力が「OPEN」、第2の信号出力部22の出力端子D2の出力が「OPEN」である場合には、プルアップ抵抗器R1、R2の作用により、制御部10の入力端子Ipには、「5V」(Highレベル信号)が入力される。
第1の信号出力部21の出力端子D1の出力が「Low」、第2の信号出力部22の出力端子D2の出力が「Low」である場合には、制御部10の入力端子Ipには、「0V」(Lowレベル信号)が入力される。
第1の信号出力部21の出力端子D1の出力が「OPEN」、第2の信号出力部22の出力端子D2の出力が「Low」である場合には、R4/((R1+R3)+R4)*5.00に相当する電圧レベルの信号が入力される。
第1の信号出力部21の出力端子D1の出力が「Low」、第2の信号出力部22の出力端子D2の出力が「OPEN」である場合には、R3/((R2+R4)+R3)*5.00に相当する電圧レベルの信号が入力される。
本実施形態の構成では、例えば、制御部10への入力電圧値の差が大きくなるように、R1=3.9KΩ、R2=3.9KΩ、R3=20KΩ、R4=10KΩとすれば、制御部10への入力電圧値の差の最小値が、第1の信号出力部21の出力端子D1の出力が「OPEN」、第2の信号出力部22の出力端子D2の出力が「Low」である場合と第1の信号出力部21の出力端子D1の出力が「Low」、第2の信号出力部22の出力端子D2の出力が「Low」である場合とで、1.47Vとなる。
本実施形態の構成では、2つのドライバのいずれもが異常状態である場合に、制御部10への入力電圧値を0.00Vに設定できるため、図6の構成とは異なり、制御部10への入力電圧値の差の最小値を大きくすることができる。そのため、抵抗器の抵抗値のバラツキや温度依存性、周辺のノイズの影響を考慮しても信号出力部20の入力電圧値の範囲(A/D変換器の分解能)が重ならないようにすることができる。
したがって、本実施形態によれば、第1の信号出力部21および第2の信号出力部22に対応する複数の出力端子の各出力状態において、制御部10に入力される電圧値の差を大きくすることができるため、制御部10の入力端子数を削減し、且つ、第1の信号出力部21および第2の信号出力部22の状態を正確に判定することができる。また、制御部10が、駆動回路の異常を判定する異常判定部を備えることにより、安全に負荷を駆動することができる。なお、本実施形態においては、信号出力部が2つの場合を例示して説明したが、これに限るものではない。
<第3の実施形態>
図5を用いて、本実施形態に係る入力装置120について説明する。本実施形態に係る入力装置120は、第1の実施形態に係る入力装置100に対して、信号出力部20が、可動接点と固定接点とからなる2つのスイッチで構成されたものである。
<入力装置の構成>
本実施形態に係る入力装置120は、図5に示すように、制御部10と、信号出力部20と、信号出力部20の出力端子D1を電源にプルアップする抵抗器R1と、信号出力部20の出力端子D2を電源にプルアップする抵抗器R2と、信号出力部20の出力端子D1と制御部10の入力端子Ipとの間に設けられた直列抵抗器R3と、信号出力部20の出力端子D2と制御部10の入力端子Ipとの間に設けられた直列抵抗器R4とから構成されている。また、信号出力部20は、可動接点と固定接点とからなる2つのスイッチで構成されており、各スイッチの可動接点の端子は出力端子D1、D2として直列抵抗器R3、R4に接続され、各スイッチの固定接点の端子はグランドに接続されている。なお、第1の実施形態、第2の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同様の機能を有することからその詳細な説明は、省略する。
信号出力部20は、スイッチの可動接点が開状態の場合は、出力端子D1、D2をオープン状態とし、スイッチの可動接点が閉状態の場合には、ローレベル信号を出力する。
図5に示すように、信号出力部20の出力端子D1あるいはD2と制御部10の入力端子Ipの間には、信号出力部20の出力端子D1を電源にプルアップする抵抗器R1と、信号出力部20の出力端子D2を電源にプルアップする抵抗器R2と、信号出力部20の出力端子D1と制御部10の入力端子Ipとの間に設けられた直列抵抗器R3と、信号出力部20の出力端子D2と制御部10の入力端子Ipとの間に設けられた直列抵抗器R4が備えられている。
そのため、信号出力部20の出力端子D1の出力が「OPEN(可動接点が開状態)」、信号出力部20の出力端子D2の出力が「OPEN(可動接点が開状態)」である場合には、プルアップ抵抗器R1、R2の作用により、制御部10の入力端子Ipには、「5V」(Highレベル信号)が入力される。
信号出力部20の出力端子D1の出力が「Low(可動接点が閉状態)」、信号出力部20の出力端子D2の出力が「Low(可動接点が閉状態)」である場合には、制御部10の入力端子Ipには、「0V」(Lowレベル信号)が入力される。
信号出力部20の出力端子D1の出力が「OPEN(可動接点が開状態)」、信号出力部20の出力端子D2の出力が「Low(可動接点が閉状態)」である場合には、R4/((R1+R3)+R4)*5.00に相当する電圧レベルの信号が入力される。
信号出力部20の出力端子D1の出力が「Low(可動接点が閉状態)」、信号出力部20の出力端子D2の出力が「OPEN(可動接点が開状態)」である場合には、R3/((R2+R4)+R3)*5.00に相当する電圧レベルの信号が入力される。
一方で、制御部10は、A/D変換器11を備えているため、信号出力部20の出力端子D1の出力が「OPEN(可動接点が開状態)」、信号出力部20の出力端子D2の出力が「Low(可動接点が閉状態)」である場合、信号出力部20の出力端子D1の出力が「Low(可動接点が閉状態)」、信号出力部20の出力端子D2の出力が「OPEN(可動接点が開状態)」である場合の入力信号を識別することができる。つまり、制御部10は、上記4つの電圧レベルを有する入力信号を識別することができる。そのため、図2に示すように、識別した入力信号に基づいて、信号出力部20の2つのドライバの状態を異常判定部12により判定することができる。
なお、一般に、抵抗器の抵抗値には、バラツキが存在し、さらに、温度依存性を有する。また、本実施形態のように、負荷に大きな電流を流す回路や複数の回路が集積された基板では、ノイズの影響も考慮しなければ、A/D変換を行ったとしても、例えば、信号出力部の出力端子D1の出力が「OPEN(可動接点が開状態)」、信号出力部の出力端子D2の出力が「Low(可動接点が閉状態)」である場合の信号の電圧レベルと、信号出力部の出力端子D1の出力が「Low(可動接点が閉状態)」、信号出力部の出力端子D2の出力が「OPEN(可動接点が開状態)」である場合の信号の電圧レベルと、信号出力部の出力端子D1の出力が「Low(可動接点が閉状態)」、信号出力部の出力端子D2の出力が「Low(可動接点が閉状態)」である場合の信号の電圧レベルと、を識別できない場合も想定される。
本実施形態の構成では、例えば、制御部10への入力電圧値の差が大きくなるように、R1=3.9KΩ、R2=3.9KΩ、R3=20KΩ、R4=10KΩとすれば、図3のようになる。つまり、制御部10への入力電圧値の差の最小値が、信号出力部20の出力端子D1の出力が「OPEN(可動接点が開状態)」、信号出力部20の出力端子D2の出力が「Low(可動接点が閉状態)」である場合と信号出力部20の出力端子D1の出力が「Low(可動接点が閉状態)」、信号出力部20の出力端子D2の出力が「Low(可動接点が閉状態)」である場合とで、1.47Vとなる。
本実施形態の構成では、2つのドライバのいずれもが異常状態である場合に、制御部10への入力電圧値を0.00Vに設定できるため、制御部10への入力電圧値の差の最小値を大きくすることができる。そのため、抵抗器の抵抗値のバラツキや温度依存性、周辺のノイズの影響を考慮しても制御部10の入力電圧値の範囲(A/D変換器の分解能)が重ならないようにすることができる。
したがって、本実施形態によれば、可動接点と固定接点とを有する複数のスイッチで信号出力部を構成した場合も、制御部の入力端子数を削減し、且つ、複数のスイッチの開閉状態を正確に判定することができる。なお、本実施形態においては、信号出力部20の出力端子が2つの場合を例示して説明したが、これに限るものではない。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
10;制御部
11;A/D変換部
12;異常判定部
20;信号出力部
21;第1の信号出力部
22;第2の信号出力部
100;入力装置
R1;抵抗器
R2;抵抗器
R3;抵抗器
R4;抵抗器
M1;モータ
M2;モータ

Claims (4)

  1. 所定のアナログ電圧値が入力される入力端子と、前記所定のアナログ電圧値を所定のデジタル電圧値に変換するA/D変換器とを有し、前記所定のデジタル電圧値に基づいた制御を行う制御部と、
    オープン状態またはローレベル信号を出力する2つの出力モードを備えた複数の出力端子を有する信号出力部と、
    一端が前記入力端子に接続され、他端が前記複数の異なる出力端子にそれぞれ接続される複数の直列抵抗器と、
    前記複数の異なる出力端子をそれぞれ電源にプルアップする複数のプルアップ抵抗器と、
    を備え
    前記複数の異なる出力端子は、第1の出力端子と第2の出力端子とから構成され、
    前記複数の直列抵抗器は、一端が前記入力端子に接続され、他端が前記第1の出力端子に接続される第1の直列抵抗器と、一端が前記入力端子に接続され、他端が前記第2の出力端子に接続される第2の直列抵抗器とから構成され、
    前記複数のプルアップ抵抗器は、前記第1の出力端子を前記電源にプルアップする第1のプルアップ抵抗器と前記第2の出力端子を前記電源にプルアップする第2のプルアップ抵抗器とから構成され、
    前記第1の出力端子および前記第2の出力端子が備える2つの出力モードによる4つの状態遷移時に前記入力端子へ入力される4つの前記所定のアナログ電圧値が前記制御部において、電気的に識別可能な電位差となるように、前記第1の直列抵抗器、前記第2の直列抵抗器、前記第1のプルアップ抵抗器、前記第2のプルアップ抵抗器の抵抗値が設定されていることを特徴とする入力装置。
  2. 前記信号出力部は、前記制御部からの制御信号に基づいて負荷を駆動する駆動回路を含み、
    前記制御部は、前記所定のデジタル電圧値に基づいて、前記駆動回路に異常があるか否かを判定する異常判定部を備えることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記信号出力部は、前記第1の出力端子を有する第1の信号出力部と、前記第2の出力端子を有する第2の信号出力部と、で構成されることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の入力装置。
  4. 前記信号出力部は、可動接点と固定接点とを有する複数のスイッチで構成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の入力装置。
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