JP6815215B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明の一実施形態は、表示装置の封止構造に関する。
有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode)と呼ばれる発光素子を用いた表示装置が開発されている。この表示装置は、画素を形成する発光素子が水分等により劣化するため、画素領域を覆う封止層が必要とされている。例えば、表示装置の封止構造として、画素領域を覆うように封止膜を設け、さらにガラスやプラスチック等の絶縁材料で形成される封止基板を貼り合わせる構造が開示されている(特許文献1参照)。また、他の形態として、第1樹脂基板に対向して第2樹脂基板を貼り合わせ、各画素に配置される有機発光ダイオードを封止する構造が開示されている(特許文献2参照)。
特開2016−018758号公報 特開2014−160603号公報
本発明の一実施形態は、表示装置の封止構造を提供することにある。本発明の一実施形態は、可撓性を有するフィルムの面内に気泡等の空隙、隙間が含まれないようにすることを目的の一つとしている。
本発明の一実施形態に係る表示装置は、第1面に、複数の画素が配置された表示部と、前記表示部の外側の領域に配置された駆動回路部及び端子部と、を有する第1基材と、前記第1基材の第1面に対向して配置された第2基材と、を有し、前記第1基材と前記第2基材との間に設けられた第1封止層と、前記第1封止層に隣接して配置されたバッファ層と、が設けられ、前記第1封止層の端部の少なくとも一部は、前記第1基材の端部よりも内側の領域に配置され、前記第1封止層の上面と前記少なくとも一部とは、第1段差部を成し、前記バッファ層は、前記第1段差部に位置すると共に、前記第1段差部から遠ざかるに従って厚みが減少し、前記第2基材は、前記第1封止層の前記上面及び前記バッファ層の上面に沿って設けられている。
本発明の一実施形態に係る表示装置は、第1面に、複数の画素が配置された表示部と、前記表示部の外側の領域に配置された駆動回路部及び端子部と、を有する第1基材と、前記第1基材の第1面に対向して配置された第2基材と、を有し、前記第1基材と前記第2基材との間に設けられた第1封止層と、前記駆動回路部及び前記配線部の少なくとも一部を覆う有機膜と、が設けられ、前記第1封止層の端部の少なくとも一部は、前記第1基材の端部よりも内側の領域に配置され、前記第1封止層の上面と前記少なくとも一部とは、第1段差部を成し、前記有機膜は、前記第1段差部まで伸長され、前記第2基材は、前記第1封止層の前記上面及び前記有機膜の上面に沿って設けられている。
本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置におけるバッファ層の態様を例示する断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置におけるバッファ層の態様を例示する断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の製造工程を説明する断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面等を参照しながら説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に例示する実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号(又は数字の後にa、bなどを付した符号)を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。さらに各要素に対する「第1」、「第2」と付記された文字は、各要素を区別するために用いられる便宜的な標識であり、特段の説明がない限りそれ以上の意味を有さない。
本明細書において、ある部材又は領域が他の部材又は領域の「上に(又は下に)」あるとする場合、特段の限定がない限りこれは他の部材又は領域の直上(又は直下)にある場合のみでなく他の部材又は領域の上方(又は下方)にある場合を含み、すなわち、他の部材又は領域の上方(又は下方)において間に別の構成要素が含まれている場合も含む。なお、以下の説明では、特に断りのない限り、断面視においては、基板の一主面に対して画素領域、タッチセンサが配置される側を「上方」に該当するとして説明する。
第1実施形態:
本実施形態に係る表示装置の構成を図1及び図2を参照して説明する。図1は、表示装置100の構成を平面図で示す。図2は、図1において示すA−B線に沿った断面構造を示す。以下の説明において、図1で示すように表示装置100の表示部106を正視するように見る場合を「平面視」と呼び、図2で示すように、表示装置100のある切断面に対して垂直方向から見る場合を「断面視」と呼ぶこととする。
図1で示すように、平面視において表示装置100は、第1基材102の第1面に表示部106が設けられている。表示部106には複数の画素107が配列される。複数の画素107は、例えば、行方向及び列方向にマトリクスを形成するように配列される。このような表示部106の外端は、第1基材102の端部に至らない内側の領域に配置される。表示部106を覆うように、第2基材104が設けられる。第2基材104は、第1基材102と対向して配置される。第2基材104の外端部は、表示部106の外側に配置される。表示部106は、第1基材102及び第2基材104に内側に配置され、両者に挟まれるように配置される。
また、図1では明示されないが、表示部106と第2基材104との間には封止層が配置される。封止層の少なくとも一端は、第2基材104の外端より内側に配置される。図1は、封止層の一辺が、端子部110及び第1駆動回路109aが設けられる領域より内側に配置される態様を示す。
図1で示すように、第1基材102の第1面において、表示部106の外側の領域には、駆動回路部108が設けられる。駆動回路部108は、表示部106に設けられる画素107を駆動する信号を出力する回路を含む。図1は、駆動回路部108として、第1駆動回路109a、第2駆動回路109b、第3駆動回路109cが設けられる一態様を示す。この場合、第1駆動回路109aは表示部106の画素107に映像信号を出力する回路であり、第2駆動回路109b及び第3駆動回路109cは表示部106の画素107に走査信号を出力する回路である。
第1基材102には端子部110が設けられる。端子部110は複数の端子電極111を含む。複数の端子電極111は、第1基材102の端部に配設される。端子部110には、表示装置100を駆動する信号が与えられる。端子部110は、配線基板(図示せず)と接続するため、第2基材104の外側に配置される。別言すれば、第2基材104の一辺は、第1基材102の端子部が設けられる一辺より内側に配置される。図1は、第2基材104から露出して、第1駆動回路部108a及び端子部110が配置される一態様を示す。
端子部110と駆動回路部108との間には第1配線部112aが設けられ、駆動回路部108と表示部106との間は第2配線部112b、第3配線部112cによって接続される。図1では省略されているが、配線部112は複数の配線を含む。複数の配線は、層間絶縁膜を挟んで多層化されていてもよい。
図2に示すように、断面視において、表示装置100は表示部106の上面(第1基材102とは反対側の面)には、封止層114が設けられる。封止層114の外端は、表示部106の外端より外側に配置される。封止層114は、一層の膜、又は複数の膜が積層された層構造を有する。例えば、封止層114は、無機絶縁膜で形成される。また、封止層114は、無機絶縁膜と有機絶縁膜(又は有機樹脂膜)とが積層された構造を有する。一例として、封止層114は、有機絶縁膜の下層側及び上層側に無機絶縁膜が設けられた積層構造を有する。封止層114は厚みを有する。
封止層114は絶縁膜で形成されるため、封止層114における端子部110側の一辺は、第1基材102の端部に至らない内側の領域に配置される。したがって、封止層114は、第1基材102の第1面側において、少なくとも一つの段差部116を形成する。封止層114によって形成される段差部116の高さは実質的に封止層114の厚みであり、5μm以上、好ましくは10μm以上の高さを有する。上述したように、封止層114の外端は表示部106の外側に配置されるので、段差部116は、表示部106と端子部110との間の領域、または表示部106と駆動回路部108(第1駆動回路109a)との間の領域に形成される。
第2基材104は、第1基材102の第1面側に配置される。第2基材104は表示部106及び封止層114を覆うように設けられる。図2で示すように、第2基材104は段差部116を埋設し、封止層114の一端より外側の領域にまで延伸している。
本実施形態において、第1基材102及び第2基材104は、樹脂材料で形成されるフィルム状の基材が適用される。例えば、第1基材102は、10μmから200μm程度の厚みを有するポリイミドフィルムが適用され、第2基材104としては、同様の厚みを有するポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートで形成されるフィルムが適用される。第1基材102、第2基材104は、10μmから200μmの厚みを有する樹脂フィルムで形成されることにより可撓性を有する。
図2に示すように、第2基材104は、封止層114により形成される段差部116を含んで第1基材102と貼り合わされる。第2基材104は樹脂フィルムで形成されることにより可撓性を有する。樹脂フィルムは、第1基材102と貼り合わせる面に粘着層又は接着層が付設され、それにより下地面に貼り合わされる。しかし、第2基材104は、下地面に段差部116が存在することにより、段差を上手く被覆することができず、この部分に空隙(隙間)が形成されることが問題となる。
本実施形態に係る表示装置100は、段差部116において封止層114の側壁面に接してバッファ層118が設けられている。バッファ層118は、封止層114により形成される段差部116の段差面に接して形成される。図2で示すように、断面視において、バッファ層118は当該段差部116の段差面側から端子部110が設けられている方向に向かうにつれて厚みが低下する形状を有する。別言すれば、バッファ層118は、封止層114と接する面において段差部116と略同じ高さを有し、段差部116から離れるに従って厚みが減少する形態を有する。バッファ層118は、上面にテーパ面又は傾斜面が形成されているともいえる。
図3は、駆動回路部108(第1駆動回路109a)及び端子部110が設けられる領域を第1基材102の第1面とは反対側の第2面側に配置されるように、可撓性を有する第1基材102を折り曲げた状態を示す。第1基材102が折り曲げられる領域に配線部112が含まれている。駆動回路部108(第1駆動回路109a)及び端子部110が設けられる領域を、表示部106の背面側に配置することで、平面視において、表示装置100における表示領域以外の領域を見かけ上狭くすることができる。別言すれば、表示装置100の狭額縁化を実現することができる。第2基材104は、バッファ層118が設けられることにより、第1基材102の側に密着して設けられる。したがって、第1基材102を折り曲げた場合でも、第2基材104の端部が剥離してしまうことを防止することができる。また、第2基材104が第1基材102の側に密着していることにより、第1基材102の折り曲げ部をより内側に設けることができる。別言すれば、第1基材102の折り曲げ部を、第2基材104の端部により近接させて設けることができる。これにより、表示装置100において、より狭額縁化を図ることができる。
なお、バッファ層118は、図4に示すように表示部106の外郭を囲むように配置されていてもよい。バッファ層118は、表示部106と、駆動回路部108(第1駆動回路109a、第2駆動回路109b、第3駆動回路109c)との間の領域に配置されている。このように、バッファ層118を、第1基材102の端子部110が配置される側の一辺のみならず他の辺に沿って設けることで、第2基材104を封止層114の上面のみならず側面を覆うように設けることができる。それにより封止性能を高めることができる。
図5(A)及び(B)、並びに図6(A)及び(B)は、バッファ層118のいくつかの形態を断面図で示す。図5(A)は、バッファ層118が封止層114の側面に接し、段差部116から離れるに従って直線的に厚みが減少する形態を示す。このバッファ層118は、断面視において、テーパ形状を有している。図5(A)に示すバッファ層118によれば段差部116から徐々に厚みが減少するので、段差部116における急激な高さの変動を緩和することができる。
なお、図5(A)では、バッファ層118の封止層114に接する側の高さが、封止層114の高さと略一致する形態を示す。しかしながら、バッファ層118はこのような形態に限定されず、バッファ層118と接する部位の厚みが、封止層114の厚みより小さくてもよい。すなわち、図5(B)に示すように、段差部116に接するバッファ層118の高さが、段差部116の高さ(別言すれば封止層114の高さ)より低くてもよい。すなわち、第2基材104が密接し、被覆できる程度の高さであれば、段差部116よりバッファ層118の最大高さ(厚み)が小さくてもよい。例えば、バッファ層118の段差面に接する部位の高さ(厚み)は、段差部116の高さの80%〜100%の高さであってもよい。
一方、バッファ層118の高さ(厚み)が段差部116の高さより高い場合は、封止層114からバッファ層118が突出することとなる。この場合、バッファ層118の突出することにより、封止層114の上面において第2基材104が密接できない部位が出来ると、その部分に空隙が形成されるので好ましくない。したがって、仮にバッファ層118が封止層114から突出するとしても、その突出する高さはバッファ層の高さ(厚み)の10%以内とすることが好ましい。このような観点から、バッファ層118の高さは、段差部116の高さの80%〜110%の範囲内であることが好ましい。
図6(A)は、バッファ層118の傾斜面が、断面視において、二次曲線となっている場合を示す。また、図6(B)は、バッファ層Pの傾斜面が、断面視において、傾斜面の途中に変曲点を含む曲面形状を有する場合を示す。図6(A)及び(B)のいずれの場合でも、バッファ層118の傾斜面が連続するなだらかな曲面を有することにより、第2基材104を密接して設けることができる。別言すれば、封止層114を設けたことにより生じる段差部において、空隙部(隙間)が形成されないように第2基材104を密接して設けることができる。
バッファ層118は、断面形状が直線的なテーパ形状又は曲面を有するなだらかな傾斜面を有するようにするために、樹脂材料で形成することが好ましい。樹脂材料としては、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂等を用いることができる。よってバッファ層118は、樹脂層や樹脂膜と呼ぶこともある。バッファ層118は、絶縁性を有することで、下層側(第1基材側)に配設される表示部106、配線部112、駆動回路部108との間で寄生容量が生成されることを防止することができる。このようなバッファ層118の構成は、後述される第2実施形態及び第3実施形態に係る表示装置においても適用され得る。
図7(A)及び(B)は、バッファ層118の作製工程を示す。図7(A)は、段差部116の近傍に(別言すれば、封止層114の端部に隣接して)、樹脂材料119を設ける段階を示す。樹脂材料119は、ディスペンサー(分注器)、インクジェット印刷機等の塗布装置120を用いて塗布される。樹脂材料119は、液滴の粘度、下地面との濡れ性、放置時間を制御して、滴下された樹材料が横方向(図7(A)に示すX1方向)に広がり、膜厚が徐々に小さくなるテーパ形状又は傾斜面形状が形成されるようにする。この場合、X1方向とは反対の方向には封止層114の側壁面が存在するため、滴下された樹脂材料119の広がりは、X1方向及び段差部116に沿った横方向(図7(A)の紙面に垂直な方向)に制限される。そして、樹脂材料119の滴下量を制御することにより、テーパ形状又は傾斜面の広がり幅を制御し、また、封止層114の上面に樹脂材料119が広がらないようにすることができる。その後、加熱処理をして樹脂材料119を硬化することで、図7(B)に示すように、バッファ層118を形成することができる。
図7(B)に示すように、バッファ層118が形成された後、第2基材104を貼り合わせる。バッファ層118は封止層114による急峻な段差を緩和することができるので、第2基材104を下地面に密接して設けることができる。すなわち、第2基材104を貼り合わせる際に、気泡を抱き込むことを防止することができる。
なお、第2基材104は、表示部106を覆う保護フィルムであってもよい。すなわち、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等の透光性を有する樹脂フィルムであってもよい。また、第2基材104は、偏光子が設けられた偏光フィルム(偏光板)であってもよい。より具体的には円偏光フィルム(円偏光板)であってもよい。第2基材104は表示部106の視認側に設けられる光学フィルムとして用いられる。別の形態として、タッチセンサが設けられたフィルム基材であってもよい。いずれの場合においても、第2基材104を貼り合わせても段差部116に空隙が形成され、また気泡が入り込まないようにすることができるので、外観上の不良を防止することができる。
第2基材104の他の形態としては、表示パネルの製造工程中における保護フィルムであってもよい。例えば、第2基材104は、表示パネルをハンドリングする際に、表示部106に傷が付かないようにするための保護フィルムであってもよい。この場合、第2基材104を貼り合わせたときに、段差部116に気泡が含まれないようにすることができるので、製造工程における不良の発生を防止することができる。
このように、本実施形態によれば、表示部106を保護する封止層114を設けた場合において、当該封止層114の端部に段差部116が形成されたとしても、段差部116に隣接してバッファ層118を設けることで、第1基材102と第2基材104との間に空隙が形成され、あるいは気泡を抱き込んでしまうことを防止することができる。それにより、第2基材104の下地面への密着性を高めることができる。また、外観上の不良を防止することができる。
第2実施形態:
本実施形態に係る表示装置の構成を図8に示す。図8は、第1基材102、表示部106、第1封止層142、第1段差部116a、バッファ層118、及び第2基材104の詳細を、断面図で示す。
第1基材102の第1面に、第1絶縁層122、第2絶縁層126及び第3絶縁層130が積層される。第1絶縁層122は、例えば、酸化シリコン膜及び窒化シリコン膜の一方又は双方で形成される。第1絶縁層122は、下地絶縁層又はベースコート層とも呼ばれる。第2絶縁層126及び第3絶縁層130は層間絶縁膜として設けられる。第2絶縁層126は、酸化シリコン膜及び窒化シリコン膜等の無機絶縁膜で形成され、第3絶縁層130はアクリル樹脂、エポキシ樹脂及びポリイミド樹脂等の有機絶縁材料を用いて形成される。第3絶縁層130は下地面の凹凸を埋設し表面が平坦化されるので、平坦化膜とも呼ばれる。第3絶縁層130の上層側には、第4絶縁層132が設けられる。第4絶縁層132はパッシベーション膜であり、窒化シリコン膜等の無機絶縁膜で形成される。
第1絶縁層122と第2絶縁層126との間には第1配線層124が設けられる。第2絶縁層126の上には第2配線層128(第2配線層128a、第2配線層128b、第2配線層128c)が設けられる。第1配線部112aに設けられる第2配線層128cは、第2配線部112bに設けられる第1配線層124と、端子部110の端子電極111とを電気的に接続する配線として用いられる態様を示す。第1配線層124、第2配線層128は、アルミニウム、モリブデン、タングステン、チタンなどの金属材料を用いて形成される。例えば、第1配線層124は、モリブデン−タングステン合金で形成され、第2配線層128は、アルミニウム膜の上層側及び下層側にチタン膜を設けた積層構造で形成される。
図8は、表示部106に設けられる画素107を示す。画素107には発光素子140が形成される。発光素子140は、画素電極136、発光材料を含む有機エレクトロルミネセンス層(以下、「有機EL層137」ともいう。)、共通電極138が積層された構造を有する。第5絶縁層134は、画素電極136の上層側に設けられ、画素電極136の上面を露出させる開口部が形成されている。画素107は、画素電極136、有機EL層137及び共通電極138が重畳する領域が発光領域となる。すなわち、第5絶縁層134の開口部が発光領域として画定される。また、第5絶縁層134は、画素107と、これに隣接する画素とを区画する。このような第5絶縁層134は、バンク又はリブとも呼ばれる。第5絶縁層134は、ポリイミド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等の有機絶縁材料で形成される。
図8では図示されないが、有機EL層137は、発光材料を含む複数の層で形成される。例えば、有機EL層137は、発光材料を含む発光層に加え、当該発光層を挟むように正孔注入層、正孔輸送層、電子ブロック層、正孔ブロック層、電子輸送層、電子注入層等が適宜積層された構造を有する。また、発光素子140が共通電極138側から光を出射する、所謂トップエミッション型である場合、画素電極136は、アルミニウム(Al)、銀(Ag)等の光反射性の金属膜と、正孔注入性に優れる酸化インジウムスズ(ITO)、酸化インジウム亜鉛(IZO)等の透明導電膜とが積層された構造を有する。共通電極138は、有機EL層137で発光した光を透過させるため、酸化インジウムスズ、酸化インジウム亜鉛等の透明導電膜が用いられる。また、共通電極138は、透光性を有するアルミニウム−リチウム膜、銀−マグネシウム膜で形成される。
なお、図8では図示されていないが、画素107は、発光素子140の他に、少なくとも一つのトランジスタを含む。トランジスタは画素電極136より下層に形成される。画素電極136は第3絶縁層130より下層に形成されるトランジスタと電気的に接続される。発光素子140は、画素電極136と共通電極138の電位差が、発光閾値電圧以上になると発光する。発光素子140は、共通電極138が一定電位に保持され、画素電極136の電位がトランジスタにより制御される。発光素子140の発光及び非発光の状態は、トランジスタにより制御される。
共通電極138は表示部106の略全面に亘って設けられる。共通電極138は第5絶縁層134の上面に広がって設けられ、一部が第2配線部112bに延伸して第2配線層128bと電気的に接続される。共通電極138と第2配線層128bとの電気的な接続部はコモンコンタクトとも呼ばれる。共通電極138と第2配線層128bとの間には、画素電極136と同じ層で形成される第3配線層151、及び酸化物導電層150が介在していてもよい。酸化物導電層150は、酸化インジウムスズ、酸化インジウム亜鉛等の導電性材料で形成される。
第2配線層128bが共通電極138と電気的に接続する領域は、第3絶縁層130及び第5絶縁層134が除去されて開口部が設けられた領域である。本実施形態では便宜上、この領域を第1開口部146と呼ぶ。第1開口部146は、有機樹脂材料で形成される第3絶縁層130及び第5絶縁層134が除去された領域である。第1開口部146は、第3絶縁層130及び第5絶縁層134が除去された結果、第1基材102側から、無機絶縁膜で形成される第1絶縁層122及び第2絶縁層126が積層された構造を有する。また、第1絶縁層122と第2絶縁層126との間には第1配線層124が設けられ、第2絶縁層126上には第2配線層128b、酸化物導電層150、画素電極136と同じ層で形成される第3配線層151、及び共通電極138が積層された構造を有する。
第1開口部146は、図8に示すように表示部106の外側に配置され、表示部106を囲むように設けられる。第1開口部146において、第3絶縁層の開口端部(開口部の側壁部)は酸化物導電層150で覆われ、第5絶縁層134は、開口端部(開口部の側壁部)が共通電極138で覆われている。また、図8では図示されないが、第3絶縁層130の開口端部は、酸化物導電層150が設けられない領域では第4絶縁層132で覆われ、第5絶縁層134の開口端部は、共通電極138で覆われない領域では、第1封止層142によって覆われている。第1封止層142は、第1無機絶縁層143、有機絶縁層144、第2無機絶縁層145が積層された構造を有する。
有機樹脂材料で形成される絶縁層は、一般に誘電率が低く、厚膜化が容易であり、平坦化膜として利用できる等の利点がある一方、無機絶縁膜と比べて水蒸気透過率が高いという特質を有する。そのため、有機樹脂材料で形成される第3絶縁層130及び第5絶縁層134の側端面が大気に露出していると、当該側端面から水蒸気が浸入して発光素子140を劣化させるおそれがある。しかしながら、図8で示すように、表示部106の外側を囲む第1開口部146を設け、第1開口部146において無機絶縁層、無機導電材料で形成される導電層が積層される構造とすることにより、第3絶縁層130及び第5絶縁層134の側端面から浸入する水蒸気が、表示部106に浸入することを防止することができる。第1開口部146は、表示部106に水蒸気(水分)が浸入するのを防止する機能を有することから、水分遮断領域と呼ぶこともできる。
第1開口部146の外側の領域には、第3絶縁層130及び第5絶縁層134が除去された第2開口部148がさらに設けられていてもよい。第2開口部148は、第1開口部146に隣接して配置される。第2開口部148の開口領域では、第1開口部146と同様に、第1絶縁層122、第2絶縁層126、第4絶縁層132が積層された構造を有する。そして、第3絶縁層130の開口端部(開口部の側壁部)は第5絶縁層134によって覆われ、第5絶縁層134の開口端部(開口部の側壁部)は第1封止層142によって覆われる。このように、開口部を二重に設けることにより、表示部106への水蒸気(水分)の浸入を防止することができる。
共通電極138の上層側には第1封止層142が設けられる。第1封止層142は、複数の絶縁層が積層された構造を有する。図8は、第1封止層142として、第1無機絶縁層143、有機絶縁層144、第2無機絶縁層145が積層された構造を有する。このような構造を有することにより、例えば、第1無機絶縁層143に欠陥が含まれても、有機絶縁層144がその欠陥部分を埋め込み、さらに第2無機絶縁層145を設けることで当該欠陥部分を覆うことが可能となる。このように水蒸気(水分)に対してバリア性のある無機絶縁膜の間に有機絶縁膜を設けることで、封止膜としての機能を高めることができる。
第1封止層142は、有機絶縁層144の端部が第1開口部146の内側に配置されている。別言すれば、有機絶縁層144の端部が、第1開口部146を越えない位置に配置されている。製造工程の観点から見れば、第1開口部146による凹溝があることにより、有機絶縁層144を印刷法で塗布しても、当該凹溝により塗布された有機絶縁層が第1開口部より外側に流出することが防止されている。
第1封止層142は、有機絶縁層144の端部が第1開口部146に配置され、第1無機絶縁層143及び第2無機絶縁層145の端部は第1開口部146より外側に配置されている。有機絶縁層144は下層側が第1無機絶縁層143と接し、上層側及び側端部が第2無機絶縁層145で覆われている。第1封止層142は、このような積層構造を有することにより、有機絶縁層144が第1無機絶縁層143及び第2無機絶縁層145に覆われて外部に露出しない構造となる。第1封止層142は、有機絶縁層144が露出しない構造を有することで、水蒸気(水分)に対するバリア性を高めることができる。
第1封止層142は、第1無機絶縁層143及び第2無機絶縁層145の膜厚が1μm〜5μmであるのに対し、有機絶縁層144は10μm〜20μmの厚みを有する。そうすると、第1封止層142は、有機絶縁層144の端部において、少なくとも10μmの高さで第1段差部116aが形成されることとなる。
第1封止層142の上層には、第2基材104が配置される。第2基材104には接着層152が設けられている。第2基材104は、接着層152が設けられた面を第1基材102と対向させ、貼り合わされる。接着層152は10μm〜30μmの厚みを有する。しかしながら、第1段差部116aの高さが10μm〜20μmであるので、接着層152が上記のような厚みを有していたとしても第1段差部116aを十分に覆うことができず、気泡が混入したり、空隙が形成されたりするおそれがある。しかしながら、本実施形態では、第1段差部116aに接してバッファ層118aを設けることにより、第1封止層142によって形成される第1段差部116aの急峻な段差を緩和している。
バッファ層118aは、第1封止層142により形成される第1段差部116a(又は段差面)に沿って設けられる。バッファ層118aは、樹脂材料で形成されることにより、第1封止層142の第1段差部116a(又は段差面)に凹凸が含まれているとしても、そのような凹凸表面を埋設してなだらかな表面が形成される。バッファ層118aの形状は、第1実施形態で例示されるように、断面形状において、第1封止層142と接しない外側表面が、テーパ形状、傾斜面が二次曲線のよう厚みが減少する形状、傾斜面の途中に変曲点を含む形状のいずれかの形状を有していてもよい。バッファ層118aは、第1封止層142と接する面において、頂部が第1段差部116aと略同じ高さを有し、第1段差部116aから離れるに従って厚みが減少する形態を有する。例えば、バッファ層118aの段差面に接する部位の高さ(厚み)は、第1段差部116aの高さの80%〜100%の高さであってもよい。バッファ層118aは、上面にテーパ面又は傾斜面が形成されているともいえる。
第2基材104は、第1封止層142によって形成される第1段差部116aにバッファ層118aを設けることにより、下地面に密接して設けることが可能となる。なお、この場合の下地面とは、第1基材102に設けられる、第1封止層142、第1開口部146を含む知領域、第1開口部146に第1封止層142の有機絶縁層144の端部が配置されることにより形成される第1段差部116a(又は段差面)、第1開口部146、第1開口部146より外側の配線部112aを含む領域が該当する。
本実施形態によれば、表示部106、表示部106を覆う第1封止層142が設けられた第1基材102に対向して第2基材104を設ける際に、第1封止層142により形成される第1段差部116aにバッファ層118aを設けることで、当該第1段差部116aに空隙又は気泡が混在することなく第2基材104を貼り合わせることができる。それにより、第2基材104とそして、透明樹脂フィルムや偏光フィルムのような光学フィルムを用いる場合に、外観不良や、視認性を低下させる不良の発生を低減することが出来る。また、第2基材104を表示パネルの製造工程中における保護フィルムとして用いる場合には、第1段差部116aに気泡が含まれないようにすることができるので、製造工程における不良の発生を防止することができる。
第3実施形態:
本実施形態に係る表示装置の構成を図9に示す。図9は、第1封止層142の上層側に第2封止層154をさらに設けた形態を示す。第2封止層154は、第1封止層142の上面及び端部を覆い、端部は第2開口部148の外端より内側に配置される。第2封止層154は、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等の透光性を有する樹脂材料で形成される。即ち、第2封止層154は有機絶縁材料で形成された有機絶縁層である。第2封止層154は5μm〜30μm、例えば、10μmの厚みを有する。また、第2封止層154は、有機絶縁層144よりも硬度が高いことが好ましい。このような第2封止層154を設けることで、表示部106をより確実に保護することができる。
第2封止層154を第1封止層142に重ねて設けることで、第2段差部116bの高さは図8で示す構造における第1段差部116aよりも高くなる。上述のように第1段差部116aの高さが少なくとも10μmの高さを有するとすると、第2段差部116bは少なくとも10μm以上の高さを有することとなる。バッファ層118bは、第2封止層154が形成されたことにより形成される第2段差部116bの段差を緩和するように設けられる。バッファ層118bは、第2封止層154と第2段差部116bが形成される領域で接し、第1基材102の端部の側に向かうにつれて厚みが減少するように傾斜面を有する。すなわち、バッファ層118bは、第2封止層154と接する面において第2段差部116bの高さと略同じ高さを有し、第2段差部116bから離れるに従って厚みが減少する形態を有する。例えば、バッファ層118bの段差面に接する部位の高さ(厚み)は、第2段差部116bの高さの80%〜100%の高さであってもよい。バッファ層118aは、上面にテーパ面又は傾斜面が形成されているともいえる。
第2基材104は、接着層152を介して第2封止層154の上面及びバッファ層118bの表面に沿って設けられる。第2基材104は、第2封止層154によって形成される第2段差部116bにバッファ層118bが設けられることにより、下地面に密接して設けることが可能となる。なお、この場合の下地面とは、第1基材102に設けられる、第2封止層154、第2段差部116b、第2開口部148より外側の配線部112を含む領域が該当する。
本実施形態によれば、表示部106、表示部106を覆う第1封止層142及び第2封止層154が設けられた第1基材102に対向して第2基材104を設ける際に、第1封止層142及び第2封止層154により形成される第2段差部116bにバッファ層118bを設けることで、当該第2段差部116bに空隙又は気泡が混在することなく第2基材104を貼り合わせることができる。それにより、第2基材104とそして、透明樹脂フィルムや偏光フィルムのような光学フィルムを用いる場合に、外観不良や、視認性を低下させる不良の発生を低減することが出来る。また、第2基材104を表示パネルの製造工程中における保護フィルムとして用いる場合には、第2段差部116bに気泡が含まれないようにすることができるので、製造工程における不良の発生を防止することができる。
第4実施形態:
本実施形態に係る表示装置の構成を図10に示す。図10は、表示装置100の断面構造を示す。図10で示す表示装置100は、第2基材104の外側に配置される配線部112、駆動回路部108(第1駆動回路109a)を覆う有機膜156が設けられている。表示装置100bにおいて、その他の構成は、第1実施形態における表示装置100と同様である。
図10に示すように、断面視において、表示装置100は表示部106の上面(第1基材102とは反対側の面)には、封止層114が設けられる。封止層114の外端は、表示部106の外端より外側に配置される。封止層114の構成は第1実施形態におけるものと同様である。封止層114は絶縁膜で形成されるため、封止層114における端子部110側の一辺は、第1基材102の端部に至らない内側の領域に配置される。したがって、封止層114は、第1基材102の第1面側において、少なくとも一つの段差部116を形成する。封止層114によって形成される段差部116の高さは実質的に封止層114の厚みであり、5μm以上、好ましくは10μm以上の高さを有する。上述したように、封止層114の外端は表示部106の外側に配置されるので、段差部116は、表示部106と端子部110との間の領域、または表示部106と駆動回路部108(第1駆動回路109a)との間の領域に形成される。
有機膜156は第1基材102に設けられ、保護膜として配線部112(第1配線部a、第2配線部112b)及び駆動回路部108(第1駆動回路109a)を覆っている。有機膜156は段差部116において封止層114と接するように設けられる。有機膜156の高さ(厚み)は、封止層114の高さと略同一か、それより低くてもよい。例えば、有機膜156の高さ(厚み)は、段差部116の高さの80%〜100%の高さであってもよい。また、有機膜156は、第2基材104の一部と重なるように設けられる。これにより、封止層114の段差部116は、有機膜156によって高さが緩和される。そのため、第2基材104を第1基材102の側に貼り合わせても、段差部116において空隙が形成されたり、気泡を抱き込んだりすることが防止される。
有機膜156は可撓性を有する第1基材102と同様に柔軟性を有することが好ましく、曲げに対する耐性が高く、クラック等の欠陥が生じにくいという特性を有することが好ましい。このような有機膜156は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂等の樹脂材料を用いて形成される。また、有機膜156としてポリクロロパラキシリレンを用いることができる。ポリクロロパラキシリレンは、パリレンC、パリレンN、パリレンDといった分子構造が異なる複数種が知られている。有機膜156として、パリレンC、パリレンN及びパリレンDのいずれかを用いることができ、これらの中でも耐湿性が高いパリレンCを用いることが好ましい。
図11は、駆動回路部108(第1駆動回路109a)及び端子部110が設けられる領域を第1基材102の第1面とは反対側の第2面側に配置されるように、可撓性を有する第1基材102を折り曲げた状態を示す。第2基材104は、有機膜156が第1実施形態乃至第3実施形態におけるバッファ層118としての機能を兼ねることにより、第1基材102の側に密着して設けられる。したがって、第1基材102を折り曲げた場合でも、第2基材104の端部が剥離してしまうことを防止することができる。これにより、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、図12で示すように、有機膜156に加え、バッファ層118をさらに設けてもよい。このような構成により、より確実に段差部116のよる段差を緩和することができる。そして、第2基材104を第1基材102の側に貼り合わせても、段差部116に空隙ができたり、気泡を抱き込んだりするのを防止することができる。
図10で示す表示装置100の詳細な構造を図13に示す。図13は、表示装置100の断面構造を示す。図13において、有機膜156以外の各層の構成は、第2実施形態におけるものと同様である。なお、図13、表示部が省略されている。
有機膜156は、第1配線部112aの領域から第1封止層142に達する領域まで設けられている。有機膜156の一端は、第1封止層142と接している。第1封止層142の端部は傾斜面を有しているが、有機膜156はこの傾斜面を埋設するように設けられる。有機膜156の高さは、第1封止層142と接する領域において、第1段差部116aの高さと同じ高さであるか、第2段差部116bの高さより低くてもよい。別言すれば、有機膜156の高さ(厚み)は、第1封止層142の高さと略同一か、それより低くてもよい。例えば、有機膜156の高さ(厚み)は、第1段差部116aの高さ(又は第2封止層154の高さ)の80%〜100%の高さであってもよい。
図14は、表示装置100において、第1封止層142に加え、第2封止層154が設けられた態様を示す。図14において、第1封止層142は、少なくとも一端が第1基材102の端部に至らない内側の領域に配置され、第2封止層154は、少なくとも一端が第1封止層142の端部と第1基材102の端部との間の領域に配置される。これにより、第2封止層152の一端に沿って第2段差部116bが形成される。有機膜156は、第1配線部112aの領域から第2封止層154に達する領域まで設けられている。有機膜156の一端は、第2封止層154と第2段差部116bで接している。第2封止層154の端部は傾斜面となるが、有機膜156はこの傾斜面を埋設するように設けられる。有機膜156の高さは、第2封止層154と接する領域において、第2段差部116bの高さと同じ高さであるか、第2段差部116bの高さより低くてもよい。別言すれば、有機膜156の高さ(厚み)は、第2封止層154の高さと略同一か、それより低くてもよい。例えば、有機膜156の高さ(厚み)は、第2段差部116bの高さ(又は第2封止層154の高さ)の80%〜100%の高さであってもよい。
このような有機膜156を設けることで、接着層152を介して第2基材104を第1基材102に貼り合わせたとき、第2段差部116bの領域に空隙が形成されたり、気泡を抱き込んだりすることを防止することができる。また、本実施形態では、配線部112や駆動回路部108の保護膜として用いる有機膜156によって第2段差部116bの段差を緩和することで、第1実施形態乃至第3実施形態におけるようなバッファ層を省略することが可能となる。
<付記>
第1実施形態乃至第4実施形態で示されるように、本発明の一実施形態に係る表示装置は、以下の構成を含む。
[構成1] 第1面に、第1の無機絶縁層(第1絶縁層)と、前記第1の無機絶縁層上の第2の無機絶縁層(第2絶縁層)と、前記第2の無機絶縁層上の第1の有機絶縁層(第3絶縁層)と、前記第1の有機絶縁層上の第3の無機絶縁層(第4絶縁層)と、前記第2の無機絶縁層(第2絶縁層)に接する配線層と、前記第3の無機絶縁層(第4絶縁層)上の画素電極、有機EL層、共通電極が積層された発光素子と、前記画素電極の端部を覆い内側領域を露出させる開口部が設けられた第2の有機絶縁層(第5絶縁層)と、前記発光素子及び前記第5絶縁層の上層に設けられた第1封止層と、を有し、前記発光素子が設けられる領域を囲む、前記第1の有機絶縁層(第3絶縁層)及び前記第2の有機絶縁層(第5絶縁層)が除去された第1開口部と、前記第1開口部の外側領域で、前記第1開口部を囲む、前記第1の有機絶縁層(第3絶縁層)及び前記第2の有機絶縁層(第5絶縁層)が除去された第2開口部と、が設けられ、前記第1封止層は、有機絶縁層と、前記有機絶縁層の下層側の下層無機絶縁層(第1無機絶縁層)と上層側の上層無機絶縁層(第2無機絶縁層)と、を含み、前記第1封止層は、前記有機絶縁層の端部が前記第1開口部の内側に配置され、前記下層無機絶縁層(第1無機絶縁層)及び前記上層無機絶縁層(第2無機絶縁層)の端部は前記第1開口部より外側に配置され、前記有機絶縁層が前記下層無機絶縁層(第1無機絶縁層)及び前記上層無機絶縁層(第2無機絶縁層)の端部より内側に配置されることにより、第1段差部が形成され、前記第1段差部に隣接してバッファ層が配置され、前記バッファ層は、前記第1段差部から遠ざかるに従って厚みが減少し、第2基材が前記第1基材の第1面に対向して配置され、前記第1封止層の上面及び前記バッファ層の上面に沿って設けられている表示装置。
[構成2] 前記バッファ層は、前記第1封止層と前記第1段差部で接している。
[構成3] 前記バッファ層が前記第1封止層と接する領域の高さは、前記第1段差部の高さと略一致する。
[構成4] 前記バッファ層が前記第1封止層と接する領域の高さは、前記第1段差部の高さの80%〜100%の高さである。
[構成5] 前記第1封止層と前記第2基材との間に第2封止層をさらに有し、前記第2封止層は、少なくとも一端が前記第1封止層の前記有機絶縁膜の端部と前記第1基材の端部との間の領域に配置され、前記第2封止層の一端に沿って第2段差部を形成し、前記バッファ層は、前記第2段差部に配置され、前記第2段差部から遠ざかるに従って厚みが減少し、前記第2基材は、前記第2封止層の上面及び前記バッファ層の上面に沿って設けられている。
[構成6] 前記バッファ層は、前記第2封止層と前記第2段差部で接している。
[構成7] 前記バッファ層が前記第2封止層と接する領域の高さは、前記第2段差部の高さと略一致する。
[構成8] 前記バッファ層が前記第2封止層と接する領域の高さは、前記第2段差部の高さの80%〜100%の高さである。
[構成9] 前記バッファ層は、前記表示部を囲んでいる。
[構成10] 前記第1基材及び前記第2基材が可撓性を有する。
[構成11] 第1基材の第1面に、第1の無機絶縁層(第1絶縁層)と、前記第1の無機絶縁層上の第2の無機絶縁層(第2絶縁層)と、前記第2の無機絶縁層上の第1の有機絶縁層(第3絶縁層)と、前記第1の有機絶縁層上の第3の無機絶縁層(第4絶縁層)と、前記第2の無機絶縁層(第2絶縁層)に接する配線層と、前記第3の無機絶縁層(第4絶縁層)上の画素電極、有機EL層、共通電極が積層された発光素子と、前記画素電極の端部を覆い内側領域を露出させる開口部が設けられた第2の有機絶縁層(第5絶縁層)と、前記発光素子及び前記第5絶縁層の上層に設けられた第1封止層と、を有し、前記発光素子が設けられる領域を囲む、前記第1の有機絶縁層(第3絶縁層)及び前記第2の有機絶縁層(第5絶縁層)が除去された第1開口部と、前記第1開口部の外側領域で、前記第1開口部を囲む、前記第1の有機絶縁層(第3絶縁層)及び前記第2の有機絶縁層(第5絶縁層)が除去された第2開口部と、が設けられ、前記第1封止層は、有機絶縁層と、前記有機絶縁層の下層側の下層無機絶縁層(第1無機絶縁層)と上層側の上層無機絶縁層(第2無機絶縁層)と、を含み、前記第1封止層は、前記有機絶縁層の端部が前記第1開口部の内側に配置され、前記下層無機絶縁層(第1無機絶縁層)及び前記上層無機絶縁層(第2無機絶縁層)の端部は前記第1開口部より外側に配置され、前記有機絶縁層が前記下層無機絶縁層(第1無機絶縁層)及び前記上層無機絶縁層(第2無機絶縁層)の端部より内側に配置されることにより、第1段差部が形成され、前記第1段差部に隣接して有機膜が設けられ、第2基材が前記第1基材の第1面に対向して配置され、前記第1封止層の上面及び前記有機膜の上面に沿って設けられている表示装置。
[構成12] 前記有機膜は、前記第1封止層と前記第1段差部で接している。
[構成13] 前記有機膜が前記第1封止層と接する領域の高さは、前記第1段差部の高さと略一致する。
[構成14] 前記有機膜が前記第1封止層と接する領域の高さは、前記第1段差部の高さの80%〜100%の高さである。
[構成15] 前記第1封止層と前記第2基材との間に第2封止層をさらに有し、前記第1封止層は、少なくとも一端が前記第1基材の端部に至らない内側の領域に配置され、前記第2封止層は、少なくとも一端が前記第1封止層の端部と前記第1基材の端部との間の領域に配置され、前記第2封止層の一端に沿って第2段差部を形成し、前記有機膜は、前記第2段差部まで伸長され、前記第2基材は、前記第2封止層の上面及び前記有機膜の上面に沿って設けられている。
[構成16] 前記有機膜は、前記第2封止層と前記第2段差部で接している。
[構成17] 前記有機膜が前記第2封止層と接する領域の高さは、前記第2段差部の高さと略一致する。
[構成18] 前記有機膜が前記第2封止層と接する領域の高さは、前記第2段差部の高さの80%〜100%の高さである。
[構成19] 前記有機膜が可撓性を有する。
[構成20] 前記第1基材及び前記第2基材が可撓性を有する。
100・・・表示装置、102・・・第1基材、104・・・第2基材、106・・・表示部、107・・・画素、108・・・駆動回路部、109・・・駆動回路、110・・・端子部、111・・・端子電極、112・・・配線部、114・・・封止層、116・・・段差部、118・・・バッファ層、119・・・樹脂材料、120・・・塗布装置、122・・・第1絶縁層、124・・・第1配線層、126・・・第2絶縁層、128・・・第2配線層、130・・・第3絶縁層、132・・・第4絶縁層、134・・・第5絶縁層、136・・・画素電極、137・・・有機EL層、138・・・共通電極、140・・・発光素子、142・・・第1封止層、143・・・第1無機絶縁層、144・・・有機絶縁層、145・・・第2無機絶縁層、146・・・第1開口部、148・・・第2開口部、150・・・酸化物導電層、151・・・第3配線層、152・・・接着層、154・・・第2封止層、156・・・有機膜

Claims (8)

  1. 第1面に、複数の画素が配置された表示部と、前記表示部の外側の領域に配置された駆動回路部及び端子部と、を有する第1基材と、
    前記第1基材の第1面に対向して配置された第2基材と、
    を有し、
    前記第1基材と前記第2基材との間に設けられた第1封止層と、
    前記第1封止層と前記第2基材との間に設けられた第2封止層と、
    前記第封止層に隣接して配置されたバッファ層と、
    が設けられ、
    前記第1封止層の端部の少なくとも一部は、前記第1基材の端部よりも内側の領域に配置され、
    前記第1封止層の上面と前記少なくとも一部とは、第1段差部を成し、
    前記第2封止層の端部の少なくとも一部は、前記第1封止層の前記少なくとも一部と前記第1基材の前記端部との間に位置し、
    前記第2封止層の上面と前記第2封止層の前記少なくとも一部とは、第2段差部を成し、
    前記バッファ層は、前記第2段差部に配置され、前記第2段差部から遠ざかるに従って厚みが減少し、
    前記第2基材は、前記第2封止層の前記上面及び前記バッファ層の前記上面に沿って設けられている、ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記複数の画素の各々は、発光素子を備え、
    前記第1封止層は、前記発光素子を覆っている、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第1封止層は、無機絶縁層と有機絶縁層とを含み、
    前記第2封止層は、有機絶縁層であり、且つ前記無機絶縁層と接している、請求項に記載の表示装置。
  4. 前記バッファ層は、前記第2封止層と前記第2段差部で接しており、
    前記バッファ層が前記第2封止層と接する領域の高さは、前記第2段差部の高さと略一致する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 前記バッファ層は、前記第2封止層と前記第2段差部で接しており、
    前記バッファ層が前記第2封止層と接する領域の高さは、前記第2段差部の高さの80%〜100%の高さである、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の表示装置。
  6. 前記バッファ層は、前記表示部を囲んでいる、請求項1に記載の表示装置。
  7. 前記バッファ層は、前記第1基材と接する第1端部と、前記第2封止層と接する第2端部と、を有し
    前記第2基材は、前記第2封止層の上面を覆い、前記第2端部から前記バッファ層の表面に沿って設けられている、請求項1に記載の表示装置。
  8. 前記第1基材及び前記第2基材が可撓性を有する、請求項1から請求項の何れか1項に記載の表示装置。
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