JP6814538B2 - 浴槽装置 - Google Patents

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Description

本発明は、浴槽本体と風呂蓋を備える浴槽装置に関する。
従来から、浴槽本体と、その浴槽本体に施蓋する風呂蓋とを備える浴槽装置が知られている。例えば特許文献1には浴槽本体と風呂蓋を備える浴槽装置が記載されている。
特許5416344号公報
ところで、特許文献1に記載の浴槽装置は、浴槽本体の上端部の浴槽フランジの上面が非平面形状に形成されており、風呂蓋が浴槽本体の開口部周辺の内面に接するように落とし込まれた状態で、風呂蓋が着脱自在に施蓋される。そして施蓋状態にある風呂蓋の上面が非平面形状の浴槽フランジの最も低い上面位置よりも上方に突出しないようにされている。
このような浴槽装置では、風呂蓋が浴槽本体の段落ち部にしっかり納まっており、風呂蓋の上面が上方に突出しないため、風呂蓋を外す際に風呂蓋の外周面に手指を掛け難く、風呂蓋を外す作業に困難を伴うことが考えられる。また、逆に風呂蓋を施蓋する際に風呂蓋と浴槽フランジの間に指を挟む恐れがあり、使用者に慎重を強いる余計な負担を掛ける懸念がある。
また、風呂蓋上面をえぐって取手を形成することも考えられるが、この場合は、取手を形成するための余計な手間が掛かり、また取手の部分に汚れがたまる懸念もある。このように従来の浴槽装置には、施蓋した風呂蓋が外し易く、施蓋の際に風呂蓋と浴槽本体の間に手指を挟み難くする観点から改善の余地があった。
本発明の目的は、このような課題に鑑みてなされたもので、風呂蓋を備える浴槽装置において、施蓋した風呂蓋が外し易く、施蓋の際に風呂蓋と浴槽本体の間に手指を挟み難い浴槽装置の技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の浴槽装置は、風呂蓋が施蓋された浴槽本体を備える。浴槽本体は、風呂蓋の少なくとも一部を囲む側壁部と、側壁部の下側に棚状にせり出して風呂蓋が載せられたフランジ段部と、を有する。側壁部の上端部は、風呂蓋の外周面に手指の先を置くことができる程度に風呂蓋の外周面の上端部から離れて設けられ、側壁部の風呂蓋の外周面と対向して本浴槽装置の長手方向に延びる部分は、平面視で風呂蓋の外周面に沿った形状を有し、側壁部の風呂蓋を挟んで対向する部分の少なくとも一方の下端部は、風呂蓋の外周面から離れており、フランジ段部のせり出した先端は、下向きに延在する壁状の部分に連続的につながっている。
この態様によると、浴槽装置において、施蓋した状態で、側壁部の上端部は、風呂蓋の外周面に手指の先を置くことができる程度に風呂蓋の外周面の上端部から離れて設けられるから、風呂蓋の外周面に手指の先を置いて支持することが可能になり、浴槽本体から風呂蓋を容易に外すことができ、また施蓋する際に手指を挟む可能性を小さくできる。
本発明の別の態様は、風呂蓋である。この風呂蓋は、上部周縁部と、上部周縁部の内周端から下側に延在する側壁部と、側壁部の下側に棚状にせり出すフランジ段部と、を有する浴槽本体のフランジ段部に載せられるべき風呂蓋であって、当該風呂蓋の外周面は、平面視にて、フランジ段部の外周側の形状に沿った形状を有する。
この態様によると、風呂蓋の外周面が浴槽本体のフランジ段部の外側の形状に沿った形状に形成されるから、風呂蓋と側壁部との隙間の周方向の偏りを小さくすることができる。
本発明によれば、風呂蓋を備える浴槽装置において、施蓋した風呂蓋が外し易く、施蓋の際に風呂蓋と浴槽本体の間に手指を挟み難い浴槽装置の技術を提供することができる。
実施形態に係る浴槽装置を示す斜視図である。 図1のA−A線に沿った縦断面図である。 図2の一部を拡大して示す縦断面図である。 実施形態に係る浴槽装置の平面図である。 比較例に係る浴槽装置の縦断面図である。 図5の一部を拡大して示す縦断面図である。 第1変形例に係る浴槽装置の縦断面図である。 図7の一部を拡大して示す縦断面図である。 第2変形例に係る浴槽装置の縦断面図である。 図9の一部を拡大して示す縦断面図である。 第3変形例に係る浴槽装置の縦断面図である。 図11の一部を拡大して示す縦断面図である。 第3変形例の浴槽装置に別の風呂蓋を使用する例を示す模式図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図1から図12を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る浴槽装置100を示す斜視図であり、図2は、浴槽装置100のA−A線に沿って切断した縦断面図であり、図3は図2の一部を拡大して示す縦断面図である。図2及び図3の縦断面図において、後述する浴槽本体110の断面は内側または上側の表面部分を図示しており、その他の図5から図12の縦断面図における浴槽の断面についても同様である。以下、XYZ直交座標系をもとに、浴槽本体110を風呂蓋80で施蓋した状態の浴槽装置100の姿勢における方向に基づいて説明する。方向Xは水平な左右方向であって浴槽装置100の長手方向に対応する。方向Yは水平な前後方向であって浴槽装置100の短手方向に対応する。方向Zは鉛直な上下方向であって風呂蓋80の厚み方向に対応する。方向Yおよび方向Zはそれぞれ方向Xに直交に直交する。方向Xは左方向あるいは右方向と、方向Yは前方向あるいは後方向と、方向Zは上方向あるいは下方向と表記することがある。図1において浴槽装置100を矢印Qの方向から視て向かって右側を右と、左側を左という。
浴槽装置100は、図1に示すように、風呂蓋80が施蓋された浴槽本体110を備える。浴槽本体110は、図2に示すように、フランジ部112と、側壁部116と、フランジ段部114と、中側面部104と、中段部105と、下側面部106と、底面部108と、を有する。フランジ部112は、浴槽本体110の上部に周設される上部周縁部である。側壁部116は、フランジ部112の内側からフランジ段部114の外側にかけて延在する。側壁部116は、風呂蓋80の少なくとも一部を囲むように周状に設けられる。フランジ段部114は、フランジ部112の内側にフランジ部112より下方に設けられる。フランジ段部114は、側壁部116の下側に棚状にせり出して風呂蓋80が載せられている。フランジ段部114は、周状に連続してまたは断続的に設けられてもよい。中側面部104は、フランジ段部114の下側に下向に延在する壁状の部分である。中段部105は、中側面部104の下側に棚状にせり出す部分である。下側面部106は、中段部105の下側に下向に延在する壁状の部分である。中側面部104と下側面部106は周状に設けられる。底面部108は、下側面部106の下側に略水平方向に延在して、浴槽本体110の下部を塞ぐ部分である。
浴槽本体110は、2枚の風呂蓋80がフランジ段部114に載せられることで、施蓋されるように構成されている。図1の例では、浴槽本体110のフランジ段部114には、風呂蓋80の横に入浴者が腰掛けるためのバスボード90が置かれている。このように異なった機能を備えるバスボード90が置かれてもよいし、全て同じ種類の風呂蓋であってもよい。また、フランジ部112の一つには入浴者が頭を置くための枕部材92が取り付けられている。
図4は浴槽装置100の一部を示す平面図である。図4は、理解を容易にするため、枕部材92の記載を省略している。風呂蓋80は、略矩形の上下方向の両側の端面80a、80bと端面80a、80bの縁を厚み方向に繋ぐ外周面82とを有する(図2も参照)。風呂蓋80は、芯部材の厚み方向の両面に設けられる表面部材を有する本体部40と、本体部40の外周面を覆うカバー部材10と、を有する。風呂蓋80については後述する。
(比較例)
ここで、先に比較例に係る浴槽装置500について説明する。図5は浴槽装置500の縦断面図であり、図6は図5の一部を拡大する縦断面図である。図5は図2に対応し、図6は図3に対応している。浴槽装置500は、本発明の実施の形態の浴槽装置100に対して、側壁部516の形状が異なる他は同様であり、重複する説明は省略する。
浴槽装置500は、フランジ段部114に風呂蓋80が載せられて施蓋されている状態で、風呂蓋80の外周面82の上端は側壁部516の上端と同じ高さに位置している。つまり風呂蓋80の外周面82はすべて側壁部516に囲まれている。また、側壁部516の内周面は、風呂蓋80の外周面82との隙間S5は手指118の先を差し込むことができない程度の形状に形成されている。
この浴槽装置500では、風呂蓋80が浴槽本体110の側壁部516に全体が収容されているから、風呂蓋80の外周面82の上端が側壁部516の上端から上方に突出してないため、風呂蓋80を外す際に風呂蓋80の外周面に手指118を置くことができず、風呂蓋80を外す作業に困難を伴う。また、外していた風呂蓋80を浴槽本体110に施蓋する際に、風呂蓋80と側壁部516の間に指を挟む恐れがあり、使用者に慎重な操作を強いる恐れがある。
以上の比較例に係る浴槽装置500の考察を踏まえて、実施形態に係る浴槽装置100を説明する。浴槽装置は、浴槽本体の側壁部に嵌め込まれた状態で、風呂蓋の外周面に手指を置いて風呂蓋の一端を支えながら持ち上げできることが望ましい。そこで、浴槽装置100では、図3に示すように、側壁部116の上端部116bが、風呂蓋80の外周面82に手指118の先を置くことができる程度に風呂蓋80の外周面82の上端部82bから離れて設けられている。つまり、浴槽装置100では、風呂蓋80の外周面82を囲む空間126に手指118の先を挿入できるように構成されている。空間126に挿入した状態の手指118の先によって風呂蓋80の外周面82に触れて押しつけることで、外周面82に手指118の先を置くことができる(特に図3を参照)。
浴槽本体の側壁部に嵌め込まれた風呂蓋の外周面に手指を添えることができるように、風呂蓋の外周面は側壁部から上方に突出している部分を有することが望ましい。そこで、浴槽装置100では、側壁部116の上端部116bは、風呂蓋80の外周面82の上端部82bより下側に位置している。つまり、風呂蓋80の外周面82の上端部82bは側壁部116の上端部116bから上方に突出している。
上端部82bの上端部116bからの上下方向の突出寸法は、例えば5mm以上に形成されてもよい。この場合、手指118の先を外周面82に添えることができる。上端部82bの上端部116bからの上下方向の突出寸法は、例えば8mm以上に形成されてもよい。この場合、手指118の内側の中程の領域を外周面82に添えることができる。また、当該突出寸法は手指118の先の幅より大きく形成されてもよい。この場合、手指118と接触可能な範囲が広くなり、より確りと風呂蓋80の外周面82に手指118を押しつけることができる。側壁部116の上端部116bは、風呂蓋80の重心の高さ位置より下側に位置するように形成されてもよい。特に、上端部116bは、風呂蓋80の方向Zの中央より下側に形成されてもよい。方向Zにおいて、当該重心が風呂蓋80の方向Zの中央の近傍に位置する場合に、当該重心より下側の位置で風呂蓋80の外周面82に手指118の先を添えることが可能になる。
浴槽本体の側壁部に嵌め込まれた風呂蓋の外周面に、より奥まで手指を挿入できるように、側壁部は外周面から水平方向で外側に離れていることが望ましい。そこで、浴槽装置100では、側壁部116の上端部116bは、平面視にて、風呂蓋80の外周面82の上端部82bから、手指118の先が入る程度の隙間124を介して離れている。
隙間124は、その間に手指118が挿入できる程度の間隔に形成されることが望ましい。隙間124の間隔を8mm以上に形成することで、隙間124に手指118を挿入できる。隙間124の間隔を10mm以上に形成することで、隙間124に手指118を容易に挿入できる。隙間124の間隔を12mm以上に形成することで、隙間124に手指118を一層容易に挿入できる。隙間124の間隔が過度に大きいと風呂蓋が一方側に寄った場合に、風呂蓋端面から熱が逃げやすくなり、保温性が低下する恐れがある。このため隙間124は、風呂蓋が一方側に寄った場合に浴槽面に少なくとも5mmかかるように、形成されていてもよい。
(風呂蓋)
次に、図3および図4を参照して浴槽装置100の風呂蓋80について説明する。
風呂蓋80の本体部40の芯部材は保温性を有する発泡ポリスチレンなどの発泡樹脂の板材から機械的な加工によって形成される。本体部40の表面部材は、耐湿性を有するポリプロピレンなどの樹脂の薄板材から機械的な加工によって形成される。カバー部材10は、熱可塑性を有するオレフィン系エラストマーなどのゴム様の樹脂から形成される。
側壁部の下側に棚状にせり出すフランジ段部に載せられる風呂蓋について、風呂蓋の外周面の形状が、フランジ段部の外側の形状と大きく異なると、側壁部と風呂蓋の外周面との隙間が周方向に偏ることがある。このような隙間の偏りが大きいと、浴槽装置の美観の低下を招く恐れがあり、デザイン上の観点で好ましいとはいえない。このため、側壁部と風呂蓋の外周面との隙間の偏りを小さくすることが望まれる。そこで、浴槽装置100の風呂蓋80では、図4に示すように、外周面82が、平面視にて、フランジ段部114の外周側の形状に沿った形状を有する。この場合、側壁部116と風呂蓋80の外周面82との隙間の偏りを小さくすることができる。この結果、浴槽装置100の美観の低下を緩和できる。
また、風呂蓋80では、風呂蓋80の外周面82の上端部82bは、側壁部116の上端部116bより上側に位置している。このため、図3に示すように、側壁部116から上方に突出している領域に手指118を置いて、風呂蓋80の一端を支持することができる。また、風呂蓋80では、風呂蓋80の外周面82の上端部82bが、平面視にて、側壁部116の上端部116bから、手指118の先が入る程度の隙間124を介して離れている。このため、図3に示すように、隙間124に手指118の先を挿入して外周面82の奥まで指を置くことができる。
次に、本発明の実施形態の浴槽装置100の特徴を説明する。
浴槽装置100では、側壁部116の上端部116bは、風呂蓋80の外周面82に手指118の先を置くことができる程度に風呂蓋80の外周面82の上端部82bから離れて設けられているから、施蓋した状態でも風呂蓋80の外周面82に手指118を置いて風呂蓋80の一端を支えながら持ち上げることが可能になる。この結果、風呂蓋80は容易に外すことができ、施蓋する際に手指118を挟む可能性も小さくできる。
浴槽装置100では、側壁部116の上端部116bが、風呂蓋80の外周面82の上端部82bより下側に位置するから、風呂蓋80の外周面82の側壁部116から上方に突出している領域に手指118を置いて、風呂蓋80の一端を支持することができる。
浴槽装置100では、側壁部116の上端部116bは、平面視にて、風呂蓋80の外周面82の上端部82bから、手指118の先が入る程度の隙間124を介して離れているから、隙間124に手指118を挿入して外周面82の奥まで指を置くことができる。
(第1変形例)
次に、第1変形例に係る浴槽装置200について説明する。図7は浴槽装置200の縦断面図であり、図8は図7の一部を拡大して示す縦断面図である。図7は図2に対応し、図8は図3に対応している。浴槽装置200は、本発明の実施の形態の浴槽装置100に対して、側壁部216の形状が異なる他は同様であり、重複する説明は省略する。
浴槽装置200は、フランジ段部114に風呂蓋80が載せられて施蓋されている状態で、側壁部216は、風呂蓋80の外周面82との隙間は手指118の幅より狭く形成されている。また、浴槽装置200では、側壁部216の上端部216bは、風呂蓋80の外周面82の上端部82bより下側に位置している。このように構成することにより、風呂蓋80の外周面82は、側壁部216の上端部216bより上側に突出しているから、その突出している領域に手指118の先を置くことができる。浴槽装置200は、浴槽装置100と同様の構成を備えることで、その構成について浴槽装置100で説明した内容の同様の特徴を有することは明らかである。
(第2変形例)
次に、第2変形例に係る浴槽装置300について説明する。図9は浴槽装置300の縦断面図であり、図10は図9の一部を拡大して示す縦断面図である。図9は図2に対応し、図10は図3に対応している。浴槽装置300は、本発明の実施の形態の浴槽装置100に対して、側壁部316の形状が異なる他は同様であり、重複する説明は省略する。
浴槽装置300は、フランジ段部114に風呂蓋80が載せられて施蓋されている状態で、側壁部316の上端は風呂蓋80の外周面82の上端と同じ高さに位置している。また、側壁部316の上端部316bは、平面視にて、風呂蓋80の外周面82の上端部82bから、手指118の先が入る程度の隙間124を介して離れて外側に位置している。このように構成することにより、隙間124に手指118を挿入して外周面82に指を置くことができる。浴槽装置300は、浴槽装置100と同様の構成を備えることで、その構成について浴槽装置100で説明した内容の同様の特徴を有することは明らかである。
(第3変形例)
次に、第3変形例に係る浴槽装置400について説明する。図11は浴槽装置400の縦断面図であり、図12は図11の一部を拡大して示す縦断面図である。図11は図2に対応し、図12は図3に対応している。浴槽装置400は、本発明の実施の形態の浴槽装置100に対して、側壁部416の形状が異なる他は同様であり、重複する説明は省略する。また、浴槽装置400では、側壁部416が浴槽装置300の側壁部316より上下方向(方向Z)に対する傾斜が大きく形成されている。浴槽装置400は、側壁部416の傾斜が大きいことによって、施蓋の際に風呂蓋80の位置がずれて、その一端が側壁部416の途中に掛かった場合でも、側壁部416の傾斜をスライドすることで所定の位置に精度よく納めることができる。側壁部416は、例えば方向Zに対する傾斜が30度から60度の範囲に形成されてもよい。側壁部416の方向Zに対する傾斜は実質的に45度に形成されてもよい。
浴槽装置400は、フランジ段部114に風呂蓋80が載せられて施蓋されている状態で、側壁部416の上端は風呂蓋80の外周面82の上端と同じ高さに位置している。しかし、側壁部416の上端部416bは、平面視にて、風呂蓋80の外周面82の上端部82bから手指118の先が入る程度の隙間124を介して離れている。このため、隙間124に手指118を挿入して外周面82に指を置くことができる。なお、風呂蓋80の外周の上面は、略平坦な形状であってもよく、手かけできる程度の窪みを有する形状であってもよい。浴槽装置400は、浴槽装置100と同様の構成を備えることで、その構成について浴槽装置100で説明した内容と同様の特徴を有することは明らかである。
なお、浴槽装置400の説明では、風呂蓋の外周面は平坦である場合について説明したが、これに限られない。例えば、風呂蓋の外周面は、手指が掛けられる程度のくぼみ形状を有してもよい。図13は、外周面482に手指118が掛けられる程度のくぼみ484と突起485,486を有し、上面480aがフランジ部112より高い位置に設けられる風呂蓋480を浴槽装置400に使用する例を示している。このような風呂蓋480を使用することによって、手指118の先を突起485の下側に掛けて、フランジ部112の端を支点として、手指118を梃子のように利用して風呂蓋480を持ち上げることができる。この場合、梃子の原理が働くことで手指118への負担が軽くなるから、風呂蓋480を容易に持ち上げることができる。
以上、本発明の実施の形態およびその変形例をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求の範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
10 カバー部材、 40 本体部、 80 風呂蓋、 82 外周面、
82b 上端部、 100 浴槽装置、 110 浴槽本体、
112 フランジ部、 114 フランジ段部、 116 側壁部、
116b 上端部、 118 手指、 124 隙間、 126 空間、
200 浴槽装置、 216 側壁部、 216b 上端部、
300 浴槽装置、 316 側壁部、 316b 上端部、
400 浴槽装置、 416 側壁部、 416b 上端部。

Claims (3)

  1. 風呂蓋が施蓋された浴槽本体を備え、
    前記浴槽本体は、前記風呂蓋の少なくとも一部を囲む側壁部と、前記側壁部の下側に棚状にせり出して前記風呂蓋が載せられたフランジ段部と、を有し、
    前記側壁部の上端部は、前記風呂蓋の外周面に手指の先を置くことができる程度に前記風呂蓋の外周面の上端部から離れて設けられ、
    前記側壁部の前記風呂蓋の外周面と対向して本浴槽装置の長手方向に延びる部分は、平面視で前記風呂蓋の外周面に沿った形状を有し、
    前記側壁部の前記風呂蓋を挟んで対向する部分の少なくとも一方の下端部は、前記風呂蓋の外周面から離れており、
    前記フランジ段部のせり出した先端は、下向きに延在する壁状の部分に連続的につながっていることを特徴とする浴槽装置。
  2. 前記側壁部の上端部は、前記風呂蓋の外周面の上端部より下側に位置することを特徴とする請求項1に記載の浴槽装置。
  3. 前記側壁部の上端部は、平面視にて、前記風呂蓋の外周面の上端部から、手指の先が入る程度の隙間を介して離れていることを特徴とする請求項1または2に記載の浴槽装置。
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